JPWO2013061785A1 - 物理量センサ装置とその製造方法 - Google Patents

物理量センサ装置とその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、低コストであり、且つ高品質な物理量センサ装置を提供することを目的とする。【解決手段】圧力を検知する圧力センサ6と、圧力センサ6を収納するハウジング3と、ハウジング3に固定される蓋体2とを有し、ハウジング3が孔4を有してなると共に蓋体2が突起5を有しなり、孔4に突起5が圧入されてハウジング3と蓋体2とが固定されている物理量センサ装置1。【選択図】図2

Description

本発明は、物理量センサ装置に係り、特に、物理量センサを収納するハウジングの構造に関する。
外部から負荷される物理量を検知する物理量センサ装置、例えば、外部から負荷される物理量によってダイヤフラムが撓み、この撓みによって物理量、例えば、圧力や加速度等を検知する物理量センサ装置が、携帯電話、腕時計等の携帯機器や、自動車等に搭載されて用いられている。
特許文献1に開示される発明では、図9に示すように、半導体圧力センサ素子501と結合されたガラス台座502が、樹脂ケース503の内部中央に形成される凹部503aの底面に接着剤508によって接着され固定されている。そして、蓋506と接合される樹脂ケース503の端面の外周面域(リブ状突起503bの外周側)に接着剤509が塗布され、樹脂ケース503の上に蓋506を被せ、接着剤509により蓋506と樹脂ケース503とが固定されている。また、樹脂ケース503の底面側に導圧孔504が開口され設けられている。
また、半導体圧力センサ素子501の電極(図示していない)とリード端子510とがボンディングワイヤ505によって電気的に接続されている。そして、半導体圧力センサ素子501やボンディングワイヤ505を保護するためにシリコンゲル507が樹脂ケース503内に注入されている。
特許文献2に開示される発明では、図10に示すように、ケース部材620が機器筐体600の挿入孔601に挿入配置され、電子回路基板640がガスケット630を介してケース部材620に取り付けられ、圧力センサチップ650が電子回路基板640上に実装され、カバー部材660が圧力センサチップ650を被うようにケース部材620に取り付けられている。
その際、カバー部材660は、カバー部材660の各ツメ部661がケース部材620の各係止孔624に係止されることで、ケース部材620にワンタッチ式に取り付けられる。また、電子回路基板640は、ケース部材620の各ツメ部621で係止されることで、ケース部材620の配置面622にワンタッチ式に固定される。
このようにして、ケース部材620及び電子回路基板640に設けられる圧力導入孔623と貫通孔643とを介して被測定圧力(外部の圧力)が圧力センサチップ650のシリコンダイヤフラムからなる受圧面に作用する。
特開平6−186104号公報 特開平11−351994号公報
特許文献1に開示される発明においては、図9に示すように、樹脂ケース503と蓋506との間の固定は、樹脂ケース503の端面の外周域に接着剤509を塗布し、樹脂ケース503の上に蓋506を被せ、両者間に押圧力を加えながら接着剤509を硬化することでなされる。
しかしながら、接着剤509の塗布量、押圧力の管理が適正でないと、余剰の接着剤509が樹脂ケース503の内外周面にはみ出して、樹脂ケース503に注入したシリコンゲル507と混触したり、ボンディングワイヤ505に付着したりするほか、樹脂ケース503の外周面側にはみ出して外観を損なうといった不具合を引き起こすことがあった。
この不具合を解決するために、従来の半導体圧力センサ素子501には、樹脂ケース503の端面に周方向に沿ってリブ状突起503bが起立形成されている。また、蓋506にはリブ状突起503bより内周側で樹脂ケース503の端面に当接し合う突当段部506a、及びリブ状突起503bに対向した部位に接着剤溜り溝506bが形成されている。接着剤509の余剰分が蓋506の押し付けにより内周側に向かって押し出される分は、突当段部506aがリブ状突起503bの内周側に嵌合し当接すると共に、余分な接着剤509が接着剤溜り溝506bに逃げ込むことで、接着剤509が樹脂ケース503内にはみ出すことを防いでいる。
また、樹脂ケース503と蓋506との外周端縁にはテーパ状に拡大する面取り部503c、506cが形成されている。接着剤509の外周側に向かって押し出される分は、面取り部503cと面取り部506cの間に囲まれた拡大スペース内に逃げ込ませて、接着剤509が樹脂ケース503の外周面にはみ出すことを防いでいる。
このように、接着剤509を用いて樹脂ケース503と蓋506とを固定する方法では、樹脂ケース503と蓋506とに接着剤509のはみ出し防止構造を形成するため、加工コストが余分に掛かり、製造コストアップになってしまう。
特許文献2に開示される発明においては、図10に示すように、接着剤を用いずにケース部材620(ハウジング)にカバー部材660(蓋体)を取り付ける。この取り付けは、カバー部材660に形成される各ツメ部661を、ケース部材620に形成される各係止孔624に係止することでワンタッチ式になされる。係止する前に各ツメ部661は弾性的に変形し、係止される際に前記変形が解放されることで、各ツメ部661は各係止孔624を強打し衝撃を与える。この衝撃が伝播されてダイヤフラムにクラックや、割れ等の損傷を生じさせることがある。
これらのクラックや割れ等の損傷が、出荷検査で不良と判断され製造コストアップになってしまう。ところが、ダイヤフラムの前記損傷が、製品が市場に出荷された後に経時的な劣化を加速する要因となる場合がある。この際には、市場不良率を増加させるという品質的問題を発生させてしまう。
本発明の目的は、このような課題を顧みてなされたものであり、低コストであり、且つ高品質な物理量センサ装置を提供することである。
本発明の物理量センサ装置は、物理量を検知する物理量センサと、前記物理量センサを収納するハウジングと、前記ハウジングに固定される蓋体とを有し、前記ハウジングが孔を有してなると共に前記蓋体が突起を有しなり、または、前記ハウジングが突起を有してなると共に前記蓋体が孔を有してなり、前記孔に前記突起が圧入されて、前記ハウジングと前記蓋体とが固定されていることを特徴とする。
このような態様であれば、前記孔に前記突起が圧入されて、前記蓋体と前記ハウジングとが接着剤を用いずに固定されている。そのため、接着剤の材料費を削減できる。また、接着剤のはみ出し不良が発生することはないと共に、ハウジングと蓋体とにはみ出し防止構造を形成する必要がない。
よって、接着剤の材料費の削減、接着剤のはみ出し不良の削減、及びはみ出し防止構造の加工費の削減によって、物理量センサ装置の製造コストを低減できる。
前記ハウジングと前記蓋体との固定は、前記孔に前記突起を圧入することでなされている。前記孔に前記突起を圧入する際の弾性変形は、圧入に伴い進行し、圧入の終了と共に終える。その後は、この圧入終了時の弾性変形のままに保持され短時間に解放されることはない。よって、前記突起やその周辺に衝撃が発生して、ダイヤフラムにクラックや、割れ等の損傷が生じることはない。
その結果、クラックや、割れ等の損傷に伴う不良率の上昇は避けられ製造コストは低減される。
よって、本発明によれば、低コストであり、且つ高品質な物理量センサ装置を提供することが可能である。
前記孔が貫通してなり、前記突起が前記孔に圧入され前記孔から突出してなり、前記突起の前記孔から突出した部分と前記孔内に収容される部分との間に段部が形成されてなり、前記段部が前記収容される部分の外径より前記突出した部分の外径が大きい段差を有することが好ましい。
このような態様であれば、前記突起が前記孔に圧入され突出することで前記蓋体と前記ハウジングとが固定されると共に、前記突起の前記孔から突出した部分と前記孔内に収容される部分との間に段部が形成されることにより前記突起が前記孔から抜けることが防止されるので、前記ハウジングと前記蓋体との固定が安定的に堅固となる。
物理量を検知する物理量センサと、前記物理量センサを収納するハウジングと、前記ハウジングに固定される蓋体と、を有する物理量センサ装置の製造方法において、前記ハウジングに孔または突起を形成する工程と、前記蓋体に突起または孔を形成する工程と、前記孔に前記突起を圧入することで前記ハウジングと前記蓋体とを固定する工程と、前記孔と前記突起とを加熱して変形させる工程と、を含むことを特徴とする。
このような態様であれば、前記孔に前記突起を圧入することで、前記蓋体と前記ハウジングとを接着剤を用いずに固定することが可能である。そのため、接着剤の材料費を削減できる。また、接着剤のはみ出し不良が発生することはなく、前記ハウジングと前記蓋体とにはみ出し防止構造を形成する必要がない。よって、物理量センサ装置の製造コストを低減できる。
また、前記孔と前記突起とを加熱して、前記孔と前記突起とを変形させることで、前記ハウジングと前記蓋体との固定が安定的に堅固となる。
前記ハウジングと前記蓋体との固定は、前記孔に前記突起を圧入することでなされる。前記孔に前記突起を圧入する際の弾性変形は、圧入に伴い進行し、圧入の終了と共に終える。その後は、この圧入終了時の弾性変形のままに保持され短時間に解放されることはない。よって、前記突起やその周辺に衝撃が発生して、ダイヤフラムにクラックや、割れ等の損傷が生じることはない。
その結果、クラックや、割れ等の損傷に伴う不良率の上昇は避けられ製造コストは低減される。
よって、本発明によれば、低コストであり、且つ高品質な物理量センサ装置を提供することが可能である。
前記孔を貫通孔に形成し、前記突起を前記孔の貫通方向の長さより長く形成し、所定の長さが突出するまで前記孔に前記突起を圧入し、前記孔と前記突起とを加熱して前記突起に該貫通孔の内周面の形状を転写するように変形させ、冷却過程において前記突起の該貫通孔から突出した部分と該貫通孔内に収容される部分との間に段部を形成させることが好ましい。
このような態様であれば、前記突起が前記孔に圧入され突出することで前記蓋体と前記ハウジングとが固定される。
また、前記孔と前記突起とが加熱され互いの熱膨張による応力により前記突起に前記孔の内周面の形状が転写され圧縮変形されることで、前記突起の前記孔から突出した部分と前記孔内に収容される部分との間に段部が形成されることにより前記突起が前記孔から抜けることが防止されるので、前記ハウジングと前記蓋体との固定が安定的に堅固となる。
前記突起が、ポリフェニレンスルファイド、ポリエチレン、ポリスチレン、ABS樹脂、塩化ビニール樹脂、メタクリル酸メチル樹脂、ナイロン、フッ素樹脂、ポリカーボネート、ポリエステル樹脂からなることが好ましい。
ポリフェニレンスルファイド、ポリエチレン、ポリスチレン、ABS樹脂、塩化ビニール樹脂、メタクリル酸メチル樹脂、ナイロン、フッ素樹脂、ポリカーボネート、ポリエステル樹脂は熱可塑性樹脂であるので、前記突起は熱可塑性樹脂からなる。
前記突起を前記孔に圧入して前記孔から突出させた後に、前記突起と前記孔とは加熱される。前記突起の前記孔内に収容される部分は前記孔の内面で圧縮された状態で加熱されるので、熱可塑性樹脂からなる前記突起は加熱により軟化して、前記孔の内面からの圧縮応力により前記突起は塑性変形し、その外径を縮める。その結果、前記突起の前記孔内に収容される部分と前記突起の前記孔から突出した部分との間に段部が形成される。そして、加熱された状態の高温から室温に戻る過程で前記突起と前記孔とは熱収縮するが、前記段部は保持されて硬化される。
本発明によれば、低コストであり、且つ高品質な物理量センサ装置を提供することが可能である。
第1の実施形態における物理量センサ装置の平面略図である。 図1に示す物理量センサ装置のA−A線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。 図1に示す物理量センサ装置のB−B線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。 第1の実施形態の製造方法を説明する概略図である。 突起と孔との結合部の拡大断面略図である。 第1の実施形態の変形例を説明する概略図である。 第2の実施形態の物理量センサ装置の断面略図である。 第3の実施形態の物理量センサ装置の断面略図である。 特許文献1に開示される物理量センサ装置の断面略図である。 特許文献2に開示される物理量センサ装置の断面略図である。
<第1の実施形態>
第1の実施形態における物理量センサ装置1は、外部の圧力によってダイヤフラムが撓み、この撓みによりダイヤフラムに備わるピエゾ抵抗素子の電気抵抗が変化することで、外部の圧力を検知する圧力センサ装置である。
この物理量センサ装置1は、自動車の座席に搭載されて、その着座負荷を検知するために用いられる。例えば、エアバックの事故を防ぐため子供が着座している際はエアバックを作動させないように、子供の着座を検知する要望がある。また、自動車に搭載されたマルチビュー表示装置の映像最適化のために、運転席以外の着座を検知する要望もある。
本実施形態では、物理量センサ装置1は自動車の座席に搭載されて用いられるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、携帯電話、腕時計、ビデオカメラ等の携帯機器に搭載されて用いることも可能である。
本実施形態では、物理量センサ装置1は、ダイヤフラムを有する圧力センサ装置としたが、これに限定されるものではない。ダイヤフラムを有する加速度センサ装置や荷重センサ装置も可能である。また、ダイヤフラムを有しない物理量センサ装置も可能である。
各図に示す物理量センサ装置に関しては、Y方向が左右方向であり、Y1方向が左方向でY2方向が右方向、X方向が前後方向であり、X1方向が前方向でX2方向が後方向である。また、X方向とY方向の双方に直交する方向が上下方向(Z方向;高さ方向)であり、Z1方向が上方向でZ2方向が下方向である。なお、各図面は、見やすくするために寸法を適宜異ならせて図示されている。
第1の実施形態について、以下に添付図を参照して説明する。図1は、第1の実施形態における物理量センサ装置1の平面略図である。図2は、図1に示す物理量センサ装置1のA−A線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。図3は、図1に示す物理量センサ装置1のB−B線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。また、図5は、突起と孔との結合部の拡大断面略図である。
図2、図3に示すように、ハウジング3には、底壁3aの周縁に立設され、底壁3aを囲んで側壁3bが形成されている。そして、圧力センサ6を開口する開口部9が、ハウジング3の上部に側壁3bに囲まれて形成されている。そして、蓋体2が、開口部9に覆設されて、外部の圧力を導入する貫通孔になっている圧力導入孔10を有してなる。
そして、図2、図3に示すように、物理量センサ装置1は、圧力センサ6が凹型形状であるハウジング3の底壁3aの上面3cに固着されることで、ハウジング3に収納されて構成されている。
図2に示すように、蓋体2とハウジング3との固定は、ハウジング3に備わり貫通孔に形成される孔4に、蓋体2に備わり突起状に形成される突起5が圧入されて、孔4から突起5の先端部分が突出する様になされている。
そして、図5に示すように、孔4から突出する突起5の部分5aと孔4に収容される突起5の部分5bとの間に段部5cが設けられている。この段部5cは、孔4から突出する突起5の部分5aの外径が、孔4に収容される突起5の部分5bの外径、即ち貫通孔に形成される孔4の内径より大きく設けられている。よって、孔4から突出する突起5の部分5aは、突起5が孔4から抜けることを防止するので、ハウジング3と蓋体2との固定は安定的に堅固となる。
図2、図3に示すように、外部の圧力は、圧力導入孔10を介して、物理量センサ装置1内に空洞状に設けられるキャビティ11内に導入される。また、キャビティ11内に設けられる圧力センサ6の上面には感応部として、外部の圧力に応じて撓むダイヤフラム7が形成されている。よって、圧力導入孔10を介して導入される外部の圧力に応じてダイヤフラム7は撓み、この撓みに応じてダイヤフラム7に設けられるピエゾ抵抗素子(図示していない)の電気抵抗が変化する。そして、この電気抵抗の変化から外部の圧力が検知される。
本実施形態の圧力センサ6はピエゾ抵抗素子等の歪ゲージ方式であるが、これに限定されるものではない。ダイヤフラムからなる可動電極と固定電極とを対向させてコンデンサを形成し、外部の圧力を検知する静電容量方式も可能である。
図2に示すように、物理量センサ装置1には電気信号を外部に出力するリード端子21が設けられており、リード端子21の端部の一方がキャビティ11内のハウジング3の底壁3aの上面3cにハウジング電極21aを形成している。そして、圧力センサ6のパッド電極(図示していない)とハウジング電極21aとがボンディングワイヤ13を介して、電気的に接続されている。また、圧力センサ6、ボンディングワイヤ13、及びハウジング電極21aは、柔軟であり低弾性な樹脂のポッティング樹脂12に覆われて保護されている。よって、外部の圧力は、この柔軟であり低弾性な樹脂を介してダイヤフラム7に作用する。
このようにして、外部の圧力により生じる電気抵抗の変化である電気信号は、圧力センサ6のパッド電極からボンディングワイヤ13を介してリード端子21によって、自動車の電気回路に出力される。
本実施形態では、圧力センサ6、ボンディングワイヤ13、及びハウジング電極21aが、柔軟であり低弾性な樹脂に覆われて保護されているが、これに限定されるものではない。柔軟であり低弾性な樹脂に覆われていないことも可能である。
図4に第1の実施形態の製造方法を説明する概略図を示す。図5に突起と孔との結合部の拡大断面略図を示す。以下に、本実施形態の物理量センサ装置1の製造方法を、図4と図5に従って説明する。
図4(a)に示すように、インサート成形等によって、一定のピッチで配置される複数のハウジング3と複数のリード21とが一体に構成されるハウジング基板20が製作される。この際、各ハウジング3には複数の孔4が貫通孔に形成されて備わっている。そして、各リード端子21の一方の端部は、ハウジング3のキャビティ11内にあり、底壁3aの上面3cに各ハウジング電極21aを構成する。
次に、図4(b)に示すように、各ハウジング3の底壁3aの上面3cの所定の範囲に、塗布装置のディスペンサによって液状の熱硬化性樹脂23を塗布する。そして、この熱硬化性樹脂23を塗布した箇所に圧力センサ6を載置し、100℃〜250℃の温度で30分〜2時間程度の加熱を行い液状の熱硬化性樹脂23を硬化させて圧力センサ6を上面3cに固着する。
図4(b)に示すように、圧力センサ6の上面に設けられる各パッド電極(図示しない)とハウジング3の底壁3aの上面3cに設けられる各ハウジング電極21aとが、金ワイヤ等の各ボンディングワイヤ13によって電気的に接続される。
次に、ディスペンサによって、ハウジング3の上部に側壁3bに囲まれて形成される開口部9から、圧力センサ6、ボンディングワイヤ13等の上に、液状のポッティング樹脂12を滴下する。そして、100℃〜250℃の温度で30分〜2時間程度の加熱を行なう。その結果、液状のポッティング樹脂12は柔軟であり低弾性な樹脂に硬化し、図4(b)に示すように、圧力センサ6、ボンディングワイヤ13等は、柔軟であり低弾性な樹脂のポッティング樹脂12に覆われて保護される。
射出成形等によって突起状の突起5を有する蓋体2が形成される。この際、図5に示すように、ハウジング3に貫通孔に形成される孔4より蓋体2に突起状に形成される突起5は上下方向(Z1−Z2方向)に、即ち孔4の貫通方向に長く形成されている。また、孔4の内径より突起5の外径が大きく形成されている。次に、図4(c)、図5(b)に示すように、孔4に突起5を挿入し押圧することで圧入する。そして、孔4から突起5の所定の長さが突出するまで圧入する。このようにして、各ハウジング3に各蓋体2が固定される。
突起5の前記所定の長さは、突起5の上下方向(Z1−Z2方向)の全長の10%〜50%であることが好ましい。このような態様であれば、孔4から突出する突起5の部分5aを強固に形成することが可能である。
蓋体2及びハウジング3は、熱可塑性樹脂で形成されている。熱可塑性樹脂としては、ポリフェニレンスルファイド、ポリエチレン、ポリスチレン、ABS樹脂、塩化ビニール樹脂、メタクリル酸メチル樹脂、ナイロン、フッ素樹脂、ポリカーボネート、ポリエステル樹脂などから選ぶことができる。
突起状に形成される突起5の外径は、貫通孔に形成される孔4の内径より大きく設定されている。例えば、孔4の内径は0.3mm〜1.0mm程度であり、突起5の外径は0.32mm〜1.1mm程度である。そして、孔4の内径より突起5の外径は、0.02mm〜0.1mm程度に大きく形成されている。
このように、突起状に形成される突起5の外径が貫通孔に形成される孔4の内径より大きく形成されているので、突起5の孔4に収容される部分5bは、孔4の内周面4aから圧縮応力を受ける。逆に、突起5を収容する孔4は、突起5の外周面より引っ張り応力を受ける。
この際に、突起5の孔4内に収容される部分5bに作用する圧縮応力は、突起状に形成される突起5の外周面から軸中心に収束するように、その大きさを増す方向に作用する。逆に、突起5を収容する孔4の部分に作用する引っ張り応力は、貫通孔に形成される孔4の内周面から外方に向けて発散するように、その大きさを減少する方向に作用する。
孔4と突起5との当接面での圧縮応力と引っ張り応力は同じであり、各々の内部に行くに従い応力は減少する。ところが、上述した理由により、突起5の方が孔4に比べて、その内部の領域において大きな応力が作用する。その結果、これらの応力によって、突起5の孔4内に収容される部分5bの外径が収縮するように弾性変形を生じる。
この際、貫通孔に形成される孔4から突出する突起5の部分5aには、その外周面から軸中心に収束する応力は作用していないので、この部分には弾性変形は生じない。そのため、図5に示すように、突起5の孔4内に収容される部分5bと孔4から突出する突起5の部分5aとの間には段部5cが形成される。そして、この段部5cは、孔4の内径(突起5の孔4内に収容される部分5bの外径)より突起5の孔4から突出する部分5aの外径が大きくなる段差を有して形成されている。
次に、200℃〜300℃の温度で30分〜2時間の加熱を行なう。この際に、熱可塑性樹脂からなる孔4と突起5とは、軟化し、孔4の内径(突起5の孔4内に収容される部分5bの外径)より突起5の孔4から突出する部分5aの外径が大きい段部5cを保持して塑性変形する。そして、室温に戻る冷却過程において、この段部5cを保持して硬化する。
このように、塑性変形することで、上下方向(Z1−Z2方向)等の位置ズレ等によって応力値が変化しても、この塑性変形は変化することはなく安定である。よって、蓋体2とハウジング3とは、安定的に強固に固定される。
印字印刷(図示しない)を行った後に、図4(d)に示すように、スライシング装置等によってリード端子21(ハウジング基板20)を切断することで、個片化されて複数の物理量センサ装置1が製作される。
孔4と突起5とを異なる材料から選択して形成する際には、孔4と突起5との熱膨張係数が異なることがある。よって、200℃〜300℃の加熱の際に、孔4の内径と突起5の外径とは共に熱膨張して大きくなるが、前記内径が前記外径より大きくなり、孔4による突起5の締め付けが不十分になることが懸念される。そのため、前記締め付けが不十分にならないように、孔4と突起5との熱膨張係数を考慮して、孔4の内径と突起5の外径との寸法差を設定することが好ましい。
図5に示すように、突起5の先端は先細りするように形成されている。このようにすることで、突起5を孔4に圧入し易くしている。
本実施形態では、孔4と突起5との断面は円であるが、これに限定されるものではない。導入孔に形成される孔4の断面を楕円や多角形に形成し、突起状に形成される突起5の断面を円や多角形に形成することも可能である。そして、孔4の内周面と突起5の外周面との当接する箇所の全部もしくは一部分において、突起5の外径が孔4の内径より大きく設ける。このようにすることで、孔4の内周面と突起5の外周面との間の一部分に隙間を形成し、突起5が孔4に挿入されて圧入され易くすることができる。また、突起5の外径が孔4の内径より大きく設けられる箇所があるので、突起5は孔4に十分に締め付けられる。
ポッティング樹脂12としては、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ポリイミド樹脂、シリコン樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素系樹脂のいずれかを主材料とする化合物であることが好ましい。
熱硬化性樹脂23としては、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、及びポリエステル樹脂のいずれかを主材料とする化合物を用いることが可能である。
本実施形態では、蓋体2及とハウジング3とを共に、熱可塑性樹脂としたが、これに限定されるものではない。少なくとも、突起状に形成される突起5が塑性変形すればよいので、突起状に形成される突起5を有する蓋体2は熱可塑性樹脂からなることが好ましいが、貫通孔に形成される孔4を有するハウジング3は必ずしも熱可塑性樹脂からなる必要はない。
本実施形態においては、各ハウジング3と各蓋体2とは、上述のように接着剤を用いずに固定される。よって、接着剤の材料費を削減できる。また、接着剤のはみ出し不良が発生することはないと共に、各ハウジング3と各蓋体2とにはみ出し防止構造を形成する必要がない。
よって、特許文献1に開示される従来技術に比べて、接着剤の材料費の削減、接着剤のはみ出し不良の削減、及びはみ出し防止構造の加工費の削減によって、物理量センサ装置1の製造コストを低減できる。
本実施形態においては、各ハウジング3と各蓋体2との固定は、各ハウジング3の貫通孔に形成される孔4に、各蓋体2の突起状に形成される突起5を挿入し押圧することで圧入する。そして、孔4から突起5の所定の長さを突出させる。その結果、弾性変形によって、突起5の孔4内に収容される部分5bと孔4から突出する突起5の部分5bとの間には段部5cが形成される。
このように段部5cが形成されている状態で熱処理を行って、孔4と突起5とを塑性変形させることで段部5cを安定的に維持させる。その結果、突起5が孔4から抜けることを防止すると共に、孔4と突起5とは強固に固定される。
本実施形態によれば、孔4に突起5を挿入し押圧しながら弾性変形させ、この弾性変形は塑性変形に変化させられる。また、段部5cが形成され孔4と突起5とは強固に固定される。よって、特許文献2に開示される従来技術のように、弾性変形が解放される等によって衝撃が生じることはない。そのため、衝撃が伝播されてダイヤフラムにクラックや、割れ等の損傷が生じることはない。
その結果、クラックや、割れ等の損傷に伴う不良率の上昇は避けられ製造コストは低減される。また、ダイヤフラムの損傷に起因する市場不良率の増加に伴う品質的問題は低減される。
よって、本実施形態によれば、低コストであり、且つ高品質な物理量センサ装置を提供することが可能である。
本実施形態の製造方法では、孔4から突起5の所定の長さが突出するまで圧入し、200℃〜300℃の温度で30分〜2時間程度の加熱を行なう。この変形例として、200℃〜300℃の温度で30分〜2時間程度の加熱を行わないことも可能である。この際にも、突起5の孔4内に収容される部分5bは孔4の内周面によって締め付けられると共に、突起5の孔4内に収容される部分5bと孔4から突出する突起5の部分5aとの間には段部5cが形成されて、孔4と突起5とは強固に固定される。
本実施形態では、図2〜図4に示すように、ハウジング3に圧力センサ6が収容されるとしたが、これに限定されるものではない。図6に示すように、ハウジング3が圧力センサ6と共に、圧力センサ6からの出力信号の増幅や圧力センサ6への電源供給等を行う制御回路チップ8を収容することも可能である。
本実施形態では、ハウジング3と蓋体2とを接着剤で固定しないので、ハウジング3と蓋体2との間に隙間を形成することができる。そして、この隙間を外部の圧力を導入する圧力導入孔として活用することができる。よって、蓋体2に圧力導入孔10を形成する必要がなく、圧力導入孔10の加工費を削減することができるので、このような態様であれば、物理量センサ装置1の製造コストを低減することができる。
また、ハウジング3と蓋体2とを接着剤で固定して、ハウジング3と蓋体2との間に隙間を形成し、この隙間を圧力導入孔として活用することができる。この方法に比べて、本実施形態によるハウジング3と蓋体2との間に形成される隙間を圧力導入孔として活用する方法は、ハウジング3と蓋体2との間を接着剤で塞がないので、より長い隙間を設けることが可能である。よって、より応答性の良い物理量センサ装置1を提供することができる。
部品を吸着ノズルによってピックアップし所定の位置に搬送し実装する部品実装法が知られている。この部品実装法で蓋体2に圧力導入孔10を有する物理量センサ装置1の搬送が安全になされるためには、ピックアップする吸着ノズルの吸着口が圧力導入孔10のない蓋体2の表面部分を完全に被うか、若しくは圧力導入孔10の全体を完全に被うことが好ましい。
ピックアップする吸着ノズルの吸着口が圧力導入孔10の一部分のみを被っている際は、吸着口が大気に開放されているので吸着力が弱く搬送中に物理量センサ装置1は落下し易い。
蓋体2の圧力導入孔10がない部分のみを吸着する場合には、吸着口と蓋体2との位置調整は精密に行う必要があり、部品実装法が複雑になる。
また、吸着口が圧力導入孔10を完全に被う場合は、十分な吸着力を得て搬送中の落下を防ぐためには物理量センサ装置1のキャビティ11内の気体を十分に排気することが必要であり、この排気に時間を要し搬送時間が長くなるという問題がある。
ところが、ハウジング3と蓋体2との間に形成される隙間を外部の圧力を導入する圧力導入孔として活用する場合には、蓋体2に圧力導入孔10を設ける必要がない。よって、蓋体2とピックアップする吸着ノズルの吸着口との位置関係を精密に調整する必要がない。また、吸着口で圧力導入孔10を完全に被い、物理量センサ装置1のキャビティ11内の気体を十分に排気する必要もないので、部品実装の搬送時間を短くすることができる。
本実施形態では、物理量センサ装置1は圧力センサ装置とした。そのため、図1〜図4に示す蓋体2には圧力導入孔10が形成されてなる。ところが、物理量センサ装置1が圧力センサ装置以外の圧力導入孔10が必ずしも必要でない物理量センサ装置の場合には、蓋体2に圧力導入孔10のような貫通孔が設けられてない場合もある。
<第2の実施形態>
図7は第2の実施形態の物理量センサ装置201の断面略図である。図7に示すように、本実施形態では、孔4は有底中空の穴を有して形成されている。また、突起5は突起状に形成されている。そして、突起状に形成される突起5の外径は有底中空の穴に形成される孔4の内径より大きく形成されている。
本実施形態は、孔4は有底中空の穴であること、及び突起5が孔4より突出していないこと以外において、基本的に第1の実施形態と同じである。よって、突起5が孔4に安定的に強固に締め付けられることで、蓋体2とハウジング3とが強固に固定される。
<第3の実施形態>
図8は第3の実施形態の物理量センサ装置301の断面略図である。図8に示すように、本実施形態では、ハウジング3に突起5が突起状に形成され、蓋体2に孔4が導通孔に形成されている。また、突起5の外径が孔4の内径より大きく形成されている。
本実施形態は、ハウジング3に突起5が形成されていること、及び蓋体2に孔4が形成されていること以外においては、基本的に第1の実施形態と同じである。よって、突起5が孔4に安定的に強固に締め付けられると共に、突起5の孔4内に収容される部分と孔4から突出する突起5の部分との間には段部5cが形成されて、孔4と突起5とは強固に固定される。
1 物理量センサ装置
2 蓋体
3 ハウジング
4 孔
5 突起
6 圧力センサ
7 ダイヤフラム
8 制御回路チップ
9 開口部
10 圧力導入孔
11 キャビティ
12 ポッティング樹脂
13 ボンディングワイヤ
20 ハウジング基板
21 リード端子

Claims (5)

  1. 物理量を検知する物理量センサと、
    前記物理量センサを収納するハウジングと、
    前記ハウジングに固定される蓋体と、
    を有し、
    前記ハウジングが孔を有してなると共に前記蓋体が突起を有しなり、または、前記ハウジングが突起を有してなると共に前記蓋体が孔を有してなり、前記孔に前記突起が圧入されて前記ハウジングと前記蓋体とが固定されていることを特徴とする物理量センサ装置。
  2. 前記孔が貫通してなり、前記突起が前記孔に圧入され前記孔から突出してなり、前記突起の前記孔から突出した部分と前記孔内に収容される部分との間に段部が形成されてなり、前記段部が前記収容される部分の外径より前記突出した部分の外径が大きい段差を有することを特徴とする請求項1に記載の物理量センサ装置。
  3. 物理量を検知する物理量センサと、
    前記物理量センサを収納するハウジングと、
    前記ハウジングに固定される蓋体と、
    を有する物理量センサ装置の製造方法において、
    前記ハウジングに孔または突起を形成する工程と、
    前記蓋体に突起または孔を形成する工程と、
    前記孔に前記突起を圧入することで前記ハウジングと前記蓋体とを固定する工程と、
    前記孔と前記突起とを加熱して変形させる工程と、
    を含むことを特徴とする物理量センサ装置の製造方法。
  4. 前記孔を貫通孔に形成し、前記突起を前記孔の貫通方向の長さより長く形成し、所定の長さが突出するまで前記孔に前記突起を圧入し、前記孔と前記突起とを加熱して前記突起に該貫通孔の内周面の形状を転写するように変形させ、冷却過程において前記突起の該貫通孔から突出した部分と該貫通孔内に収容される部分との間に段部を形成させることを特徴とする請求項3に記載の物理量センサ装置の製造方法。
  5. 前記突起が、ポリフェニレンスルファイド、ポリエチレン、ポリスチレン、ABS樹脂、塩化ビニール樹脂、メタクリル酸メチル樹脂、ナイロン、フッ素樹脂、ポリカーボネート、ポリエステル樹脂からなることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の物理量センサ装置の製造方法。
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