JPWO2013061647A1 - 車両診断方法及び外部診断装置 - Google Patents
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Abstract
車両診断方法及び外部診断装置(14)では、車両(12)がアイドル中であるとき、ECU(20)と通信して取得したセンサ検出値が正常範囲内であるか否かを測定する。エンジン(26)の始動後、少なくともエンジン回転数(Ne)を含むセンサ検出値が、暖機運転の完了を示す閾値領域に至るまで、健康状態の測定を禁止する。前記センサ検出値が前記閾値領域に至るまで、前記センサ検出値の変動状態を操作画面(200)に表示する。
Description
この発明は、車両の健康状態の診断(劣化診断)を行う車両診断方法及び外部診断装置に関する。
車両において故障が発生した場合、当該車両は、ディーラーの修理拠点等に持ち込まれる。そして、修理を担当する作業者(テクニシャン)は、車両に搭載された電子制御装置(以下「ECU」という。)と外部診断装置とを接続し、ECUから故障に関するデータ(故障コード)を読み取って、不具合箇所又は故障原因を検討することによって必要な修理や調整を行うことが行われている。
一方、車両における各センサ等又はECU自体が正常に機能しているかどうかについては、生産工程での最終検査工程で、次々と搬送される各診断対象車両の運転状態(アイドリング)を安定した状態とした上で、一括した効率よい診断が行われている{特開平09−210870号公報(以下「JP 09−210870 A」という。)の図12のS603、[0044]及び[0045]等参照}。JP 09−210870 Aでは、次々と搬送される各診断対象車両に車両診断装置2のケーブル5が接続されるとメニュー画面を表示することなく自動的に車両診断を開始する([0035])。
上記のように、JP 09−210870 Aでは、各センサ等又はECU自体が正常に機能しているかどうかは、次々と搬送される各診断対象車両の運転状態(アイドリング)が安定した状態になるように、診断条件を整えておくことで、順次効率よく診断が行われる。
ところで、長年使用した車両について、故障の発生を予防する観点での診断、いわゆる健康状態の診断(健康診断)を行う場合、故障が発生した場合と同様に、ディーラーの修理拠点に持ち込まれて個別に診断が行われる。このため、診断対象車両が暖機運転後である等、運転が安定した状態で測定することが好ましい。
しかしながら、暖機運転が終了していること等の測定開始条件が整うまでの待ち時間が長くなる場合、例えば、測定開始可能となるまでの待ち時間の長さ、測定開始条件が整わない理由、及び測定開始条件に関連する部分において劣化が発生している可能性があること等について見分けがつきにくく、健康状態の診断を精度よく行うことが困難となるおそれがあった。
この発明は、上記のような事情を考慮したものであり、車両の健康状態の診断を高精度に実施することが可能な車両診断方法及び外部診断装置を提供することを目的する。
この発明に係る車両診断方法は、車両に搭載された電子制御装置と外部診断装置との間でデータ通信することにより、前記車両から前記外部診断装置に前記車両におけるセンサ検出値を取得して診断を行うものであって、前記センサ検出値には、エンジン回転数を含み、前記外部診断装置では、前記エンジン回転数が、前記車両がアイドル中であるときの正常範囲内であるか否かを測定するアイドル確認ステップと、前記車両がアイドル中であるとき、前記電子制御装置と通信して取得した前記センサ検出値が正常範囲内であるか否かを測定する健康状態測定ステップと、エンジンの始動後、少なくとも前記エンジン回転数を含むセンサ検出値が、暖機運転の完了を示す閾値領域に至るまで、前記健康状態測定ステップによる測定を禁止する測定禁止ステップと、前記センサ検出値が前記閾値領域に至るまで、前記センサ検出値の変動状態を操作画面に表示する変動状態表示ステップとを実行することを特徴とする。
この発明によれば、暖機運転が終了するまでセンサ検出値を用いた健康状態測定ステップによる測定(健康状態の測定)を禁止するので、当該健康状態の測定を精度よく行うことが可能となる。
また、前記健康状態の測定が禁止されている間、健康状態の測定の禁止条件を判定するセンサ検出値の変動状態を表示する。このため、ユーザは、健康状態の測定が禁止されている理由を、センサ検出値の変動状態として確認可能となり、健康状態の測定の禁止が解除されるまでの状況や推移の状況を目視確認することができる。加えて、健康状態の測定の禁止解除までに通常よりも長い時間がかかっている場合、ユーザは、いずれのセンサ検出値が解除条件を満たさないためであるかを認識することが可能となる。このため、ユーザは、解除条件を満たしていないセンサ検出値に関連して不具合が発生していることを知ることができる。
さらに、この発明では、センサ検出値が正常範囲内であるか否かの測定を、車両がアイドル中であるときのみ行う。このため、エンジンが安定的に作動している状態で健康状態の測定を行うことが可能となり、当該健康状態の測定を高精度に行うことが可能となる。
前記健康状態測定ステップによる測定の開始を指令するための第1開始ボタンを前記操作画面に表示し、前記測定禁止ステップ中における前記第1開始ボタンを、選択不可能な非アクティブ状態で表示し、前記測定禁止ステップ終了後における前記第1開始ボタンを、選択可能なアクティブ状態で表示し、前記センサ検出値の変動状態を、前記非アクティブ状態の前記第1開始ボタンと一緒に表示してもよい。
これにより、非アクティブ状態の第1開始ボタンがアクティブ状態となるまで、非アクティブ状態の第1開始ボタンと一緒にセンサ検出値(エンジン回転数等)の変動状態が表示される。従って、健康状態の測定が禁止されているか否かをユーザにわかり易く伝えることが可能になる。加えて、ユーザは、センサ検出値(エンジン回転数等)の変動状態を通じて、暖機運転の進行状況を知ることが可能となるため、待ち時間における誤操作を避けることが可能となる。
前記センサ検出値は、前記エンジン回転数に加え、さらに、前記エンジンの冷却水温を含み、前記変動状態表示ステップでは、前記エンジン回転数及び前記冷却水温の変動状態を前記操作画面にアニメーション表示してもよい。これにより、ユーザは、エンジン回転数及び冷却水温の変動状態を簡易に確認可能となり、健康状態の測定の禁止解除までの待ち時間を有効に利用することが可能となる。
前記外部診断装置は、電源が投入されると、前記エンジンの始動の有無にかかわらず、前記エンジン回転数及び前記冷却水温のセンサ検出値を取得してもよい。
前記第1開始ボタンが前記非アクティブ状態で表示されているとき、別の診断機能の開始を指令するための第2開始ボタンを、選択可能なアクティブ状態で前記操作画面に表示してもよい。これにより、健康状態の測定の準備が完了するまでの間であっても、別の診断機能を開始することが可能となる。このため、暖機運転が完了するまでの待ち時間を、別の診断機能の実行に利用することが可能になる。
この発明に係る外部診断装置は、車両に搭載された電子制御装置に対して前記車両の外部からデータ通信することにより、前記電子制御装置を介して前記車両におけるセンサ検出値を取得して診断を行うものであって、前記センサ検出値には、エンジン回転数を含み、前記外部診断装置は、前記エンジン回転数が、前記車両がアイドル中であるときの正常範囲内であるか否かを測定するアイドル確認手段と、前記車両がアイドル中であるとき、前記電子制御装置と通信して取得した前記センサ検出値が正常範囲内であるか否かを測定する健康状態測定手段と、少なくとも前記エンジン回転数を含むセンサ検出値が、暖機運転の完了を示す閾値領域に至るまで、前記健康状態測定手段による測定を禁止する測定禁止手段と、エンジンの始動後、前記センサ検出値が前記閾値領域に至るまで、前記センサ検出値の変動状態を操作画面に表示する変動状態表示手段とを有することを特徴とする。
A.一実施形態
[1.構成]
(1−1.全体構成)
図1は、この発明の一実施形態に係る外部診断装置14(以下「診断装置14」ともいう。)を有する故障診断システム10(以下「システム10」ともいう。)の概略的な構成を示すブロック図である。システム10は、診断対象としての車両12(本実施形態では自動二輪車)と、車両12外部から車両12の故障診断を行う診断装置14とを有する。
[1.構成]
(1−1.全体構成)
図1は、この発明の一実施形態に係る外部診断装置14(以下「診断装置14」ともいう。)を有する故障診断システム10(以下「システム10」ともいう。)の概略的な構成を示すブロック図である。システム10は、診断対象としての車両12(本実施形態では自動二輪車)と、車両12外部から車両12の故障診断を行う診断装置14とを有する。
(1−2.車両12)
車両12は、電子制御装置20(以下「ECU20」という。)と、ECU20のオンオフを制御するイグニションスイッチ22(以下「IGSW22」という。)と、各種センサ24とを有する。ECU20は、エンジン26、トランスミッション(図示せず)、ブレーキ(図示せず)等の制御を行うものであり、図1に示すように、入出力部30、演算部32及び記憶部34を有する。
車両12は、電子制御装置20(以下「ECU20」という。)と、ECU20のオンオフを制御するイグニションスイッチ22(以下「IGSW22」という。)と、各種センサ24とを有する。ECU20は、エンジン26、トランスミッション(図示せず)、ブレーキ(図示せず)等の制御を行うものであり、図1に示すように、入出力部30、演算部32及び記憶部34を有する。
各種センサ24には、エンジン26の回転数(以下「エンジン回転数Ne」という。)[rpm]を検出するエンジン回転数センサ36と、エンジン26の冷却水の温度(以下「冷却水温Tw」という。)[℃]を検出する水温センサ38とが含まれる。
本実施形態におけるエンジン26は、ガソリンエンジンであり、車両12は、いわゆるガソリン車である。後述するように、ディーゼルエンジン車、電気自動車、ハイブリッド車等の車両であってもよい。また、本実施形態における車両12は、自動二輪車であるが、三輪車、四輪車又は六輪車等であってもよい。
(1−3.外部診断装置14)
(1−3−1.全体)
外部診断装置14は、テスタ40及びパーソナルコンピュータ42(以下「PC42」という。)を備える。診断装置14により、車両12の各種診断(健康診断を含む。)を行うことができる。
(1−3−1.全体)
外部診断装置14は、テスタ40及びパーソナルコンピュータ42(以下「PC42」という。)を備える。診断装置14により、車両12の各種診断(健康診断を含む。)を行うことができる。
(1−3−2.テスタ40)
テスタ40は、販売店、整備工場等において車両12のECU20に接続して車両12のデータを読み出したりするための通信用インターフェースとして各種診断(検査)に用いるものである。PC42と比較して、テスタ40は、演算能力、記憶容量等で劣るが、小型であり携帯が容易である。テスタ40は、車両12から読み出した各種データ(センサ検出値)を用いてテスタ40自身が車両12の各種診断(又は検査)を行うことができると共に、読み出した各種データを保存しておき、その後PC42に送信することもできる。
テスタ40は、販売店、整備工場等において車両12のECU20に接続して車両12のデータを読み出したりするための通信用インターフェースとして各種診断(検査)に用いるものである。PC42と比較して、テスタ40は、演算能力、記憶容量等で劣るが、小型であり携帯が容易である。テスタ40は、車両12から読み出した各種データ(センサ検出値)を用いてテスタ40自身が車両12の各種診断(又は検査)を行うことができると共に、読み出した各種データを保存しておき、その後PC42に送信することもできる。
図1に示すように、テスタ40は、車両12のECU20に接続するための第1ケーブル60と、PC42に接続するための第2ケーブル62と、第1ケーブル60及び第2ケーブル62が連結されて信号の入出力を行う入出力部64と、PC42と無線通信を行う通信部66と、操作部68と、各部の制御を行う演算部70と、演算部70で用いる制御プログラム等の各種のプログラムやデータを記憶する記憶部72と、表示部74とを有する。
操作部68は、必要に応じて車両12のECU20又は各種センサ24に出力指令(擬似信号)を送信する操作を行うための操作ボタン等を有する。
演算部70は、データ収集・保存機能80及びデータ出力機能82を備える。データ収集・保存機能80は、ECU20を介して車両12から各種データ(センサ出力値)を収集し、記憶部72に保存する機能である。データ出力機能82は、記憶部72に保存した各種データを、PC42に対して出力する機能である。
表示部74は、ECU20から読み出したデータをモニタ表示する等の各種の表示を行う。
なお、第1ケーブル60は、無線通信機能で代替してもよい。また、テスタ40とPC42との間の通信は、第2ケーブル62を介した有線通信と、通信部66を介した無線通信が可能であるが、いずれか一方のみ可能としてもよい。
(1−3−3.PC42)
PC42は、第2ケーブル62が連結されて信号の入出力を行う入出力部90と、テスタ40と無線通信を行う通信部92と、図示しないキーボードやマウス、タッチパッド等からなる操作部94と、各部の制御及び各種診断を行う演算部96と、演算部96で用いる制御プログラムや診断プログラム等の各種プログラムやデータを記憶する記憶部98と、各種の表示を行う表示部100とを有する。PC42のハードウェア構成としては、例えば、市販のノート型パーソナルコンピュータを用いることができる。
PC42は、第2ケーブル62が連結されて信号の入出力を行う入出力部90と、テスタ40と無線通信を行う通信部92と、図示しないキーボードやマウス、タッチパッド等からなる操作部94と、各部の制御及び各種診断を行う演算部96と、演算部96で用いる制御プログラムや診断プログラム等の各種プログラムやデータを記憶する記憶部98と、各種の表示を行う表示部100とを有する。PC42のハードウェア構成としては、例えば、市販のノート型パーソナルコンピュータを用いることができる。
演算部96は、データビュー機能110と、データリスト機能112と、DTC及びフリーズデータ機能114(以下「DTC機能114」ともいう。)と、ドライブレコーダ機能116と、劣化診断機能118と、機能選択機能120とを有する。
データビュー機能110は、PC42の記憶部98に記憶されているデータを読み出して表示及び編集する機能である。データリスト機能112は、車両12から取得可能なデータをリスト化して表示する機能である。
DTC機能114は、故障コード(DTC:Diagnostic Trouble Code)及びフリーズデータに関する表示及び編集する機能である。DTCは、車両12においてECU20が故障を検出した際、当該故障の内容を示す情報として記憶部34に保存するものである。PC42のDTC機能114は、今回の診断でECU20から読み出したDTCと、過去にECU20から読み出したDTCとを表示及び編集可能とする(図8参照)。また、フリーズデータは、故障発生時(DTC保存時)における当該故障に関連するセンサ検出値である。
ドライブレコーダ機能116は、車両12がドライブレコーダ(図示せず)を備えている場合、当該ドライブレコーダのデータを再生及び編集する機能である。
劣化診断機能118は、現時点における車両12の健康状態{動作状態(劣化状態を含む。)}を診断する機能である。すなわち、劣化診断機能118は、車両12におけるセンサ検出値に異常がないか否か(センサに過度の劣化が発生していないか否か)を診断する。ここにいうセンサ検出値は、車両12における各機器の動作状態を示すデータ(運転パラメータ)であり、各種センサ24に含まれる各センサ単体の出力値のみならず、各センサ単体の出力値に基づいてECU20又は図示しない演算装置において演算される値も含まれる。
劣化診断機能118による診断対象項目として、例えば、エンジン回転数Ne、水温センサ電圧、スロットルセンサ電圧、吸気温センサ電圧、吸気圧センサ電圧、大気圧センサ電圧、燃料噴射量、点火時期、アイドル・エア・コントロール・バルブ開度、バッテリ電圧及び油温センサ電圧を挙げることができる。
機能選択機能120は、ユーザの操作に応じて上記各機能110、112、114、116、118のいずれを実行するかを選択する機能である。
記憶部98は、車両データベース130(以下「車両DB130」という。)を備える。車両DB130が記憶している情報には、機種名、年式、仕向け地、型式、ECU20の識別情報(以下「ECU ID」という。)、DTC及びフリーズデータ等が含まれる。
PC42を用いて車両12の診断を行う際、テスタ40の第1ケーブル60を、車両12に設けられた図示しないコネクタ(データリンクコネクタ)に接続する。また、第2ケーブル62又は通信部66、92を用いて、ECU20及びPC42との間で通信可能な状態としておく。その後、PC42の操作部94に対するユーザからの操作に応じて、PC42は、車両12の診断(健康診断を含む。)を行う。
[2.PC42における表示画面]
上記のように、PC42は、データビュー機能110と、データリスト機能112と、DTC機能114と、ドライブレコーダ機能116と、劣化診断機能118とを有し、これらの機能110、112、114、116、118を用いて各種診断を実行可能とする。上記各診断機能110、112、114、116、118のいずれかを選択可能とするため、本実施形態のPC42(機能選択機能120)は、図2に示すような表示画面(以下「診断機能選択画面200」、「機能選択画面200」又は「画面200」という。)を表示部100に表示する。すなわち、図2は、本実施形態において、各診断機能110、112、114、116、118を選択するための表示画面200の一例を示す。
上記のように、PC42は、データビュー機能110と、データリスト機能112と、DTC機能114と、ドライブレコーダ機能116と、劣化診断機能118とを有し、これらの機能110、112、114、116、118を用いて各種診断を実行可能とする。上記各診断機能110、112、114、116、118のいずれかを選択可能とするため、本実施形態のPC42(機能選択機能120)は、図2に示すような表示画面(以下「診断機能選択画面200」、「機能選択画面200」又は「画面200」という。)を表示部100に表示する。すなわち、図2は、本実施形態において、各診断機能110、112、114、116、118を選択するための表示画面200の一例を示す。
図2に示すように、診断機能選択画面200は、ECU20からデータを読み出すための5つの診断機能選択ボタン、すなわち、データビュー機能実行ボタン210(以下「データビューボタン210」という。)と、データリスト機能実行ボタン212(以下「データリストボタン212」という。)と、DTC及びフリーズデータ機能実行ボタン機能214(以下「DTCボタン214」という。)と、ドライブレコーダ機能実行ボタン216(以下「ドライブレコーダボタン216」という。)と、劣化診断機能実行ボタン218(以下「劣化診断ボタン218」という。)とを含む。
操作部94を介してデータビューボタン210が選択されると、データビュー機能110が実行される。操作部94を介してデータリストボタン212が選択されると、データリスト機能112が実行される。操作部94を介してDTCボタン214が選択されると、DTC機能114が実行される。操作部94を介してドライブレコーダボタン216が選択されると、ドライブレコーダ機能116が実行される。操作部94を介して劣化診断ボタン218が選択されると、劣化診断機能118が実行される。
また、本実施形態では、その時点において実行が許可されている診断機能がある場合、機能選択機能120は、当該診断機能に対応する選択ボタンをアクティブな状態(選択可能な状態)で表示する。一方、その時点において実行を許可しない診断機能がある場合、機能選択機能120は、当該診断機能に対応する選択ボタンを非アクティブな状態(選択不可能な状態)で表示する。さらに本実施形態では、ユーザがアクティブな状態及び非アクティブな状態を見分けることが容易となるように、機能選択機能120は、アクティブな状態と比較して非アクティブな状態の選択ボタンを薄くぼやけた状態になるように表示する(図2及び図5〜図7参照)。
[3.外部診断装置14における処理]
図3及び図4は、外部診断装置14における処理の第1及び第2フローチャートである。図3及び図4の処理を始めるに際し、ユーザ(テクニシャン)は、PC42をオンにしておく。また、健康診断(劣化診断)を行う場合、車両12のIGSW22をオンにすることによって、ECU20とテスタ40との間、テスタ40とPC42との間を通信可能な状態に接続しておく。また、後述するように、遅くともステップS4(図3)の前には、IGSW22を用いて図示しないスタータモータを起動させてエンジン26を始動させておく。
図3及び図4は、外部診断装置14における処理の第1及び第2フローチャートである。図3及び図4の処理を始めるに際し、ユーザ(テクニシャン)は、PC42をオンにしておく。また、健康診断(劣化診断)を行う場合、車両12のIGSW22をオンにすることによって、ECU20とテスタ40との間、テスタ40とPC42との間を通信可能な状態に接続しておく。また、後述するように、遅くともステップS4(図3)の前には、IGSW22を用いて図示しないスタータモータを起動させてエンジン26を始動させておく。
ステップS1において、PC42(機能選択機能120)は、テスタ40を介して車両12との間で通信が確立しているか否かを判定する。通信が確立していない場合(S1:NO)、ステップS1を繰り返す。
なお、ステップS1の時点で通信が確立していない場合、PC42(機能選択機能120)は、5つの診断機能選択ボタンのうちデータビューボタン210のみをアクティブ状態とした機能選択画面200を表示部100に表示してもよい(図5参照)。その場合、その他の選択ボタン(すなわち、データリストボタン212、DTCボタン214、ドライブレコーダボタン216及び劣化診断ボタン218)は、非アクティブ状態で表示される。また、車両12との間で通信が確立するまで、データビュー機能110のみを許可する。
図5において、破線で示した箇所(すなわち、選択ボタン212、214、216、218)は、薄くぼやけた状態になるように表示されていることを示す。従って、ユーザは、選択ボタンの表示状態を見ることで、各選択ボタンがアクティブ状態であるか又は非アクティブ状態であるかを認識することができる。
車両12との間で通信が確立している場合(S1:YES)、ステップS2において、PC42(機能選択機能120)は、ユーザに対して車両情報の入力を要求する。具体的には、図6に示すような入力ボックス220を表示部100に表示する。
ステップS3において、PC42(機能選択機能120)は、車両情報の入力があったか否かを判定する。具体的には、入力ボックス220に車両情報が入力され、OKボタン222が押されたか否かを判定する。車両情報の入力がない場合(S3:NO)、ステップS3を繰り返す。
なお、ステップS3の時点で車両情報の入力を保留する旨のユーザの入力があった場合、具体的には、図6の入力ボックス220において、「あとで入力」と記載されたボタン224(以下「保留ボタン224」という。)が選択された場合、PC42(機能選択機能120)は、5つの診断機能選択ボタンのうち劣化診断ボタン218以外の選択ボタン(すなわち、データビューボタン210、データリストボタン212、DTCボタン214及びドライブレコーダボタン216)をアクティブ状態とした機能選択画面200を表示部100に表示してもよい。この場合、車両情報が入力されるまで健康診断(劣化診断)を許可しないが、その他の機能は許可する。
また、必要な車両情報の一部又は全部が入力されない状態でOKボタン222が押された場合、エラーメッセージの後、再度、入力ボックス220を表示するように構成してもよい。
ステップS3において車両情報の入力があった場合(S3:YES)、ステップS4において、PC42(機能選択機能120)は、テスタ40を介してECU20からエンジン回転数Ne[rpm]及びエンジン26の冷却水温Tw[℃]を取得する。具体的には、PC42(機能選択機能120)は、テスタ40を介してECU20に対してエンジン回転数Ne及び冷却水温Twの出力指令を送信する。当該出力指令を受けたECU20は、各種センサ24に含まれるエンジン回転数センサ36及び水温センサ38の検出値を取得してテスタ40を介してPC42に送信する。
ステップS5において、PC42(機能選択機能120)は、劣化診断機能118を実行可能であるか否かを判定する。具体的には、PC42は、ステップS4で取得したエンジン回転数Neが、第1エンジン回転数閾値THne1(以下「閾値THne1」ともいう。)以上且つ第2エンジン回転数閾値THne2(以下「閾値THne2」ともいう。)以下であるか否かを判定する。閾値THne1、THne2は、暖機運転を終えたエンジンがアイドリング状態において取るエンジン回転数Neの範囲であり、予め記憶部98に記憶されている。加えて、PC42は、ステップS4で取得した冷却水温Twが、水温閾値THtw(以下「閾値THtw」ともいう。)以上であるか否かを判定する。閾値THtwは、暖機運転を終えた冷却水が取る冷却水温Twであり、予め記憶部98に記憶されている。
劣化診断機能118を実行可能である場合(S5:YES)、ステップS6において、PC42(機能選択機能120)は、劣化診断ボタン218を含む5つの診断機能選択ボタン210、212、214、216、218全てをアクティブ状態として機能選択画面200を表示する(図2参照)。
劣化診断機能118を実行可能でない場合(S5:NO)、ステップS7において、PC42(機能選択機能120)は、劣化診断ボタン218を非アクティブ状態とし、その他の選択ボタン210、212、214、216をアクティブ状態として機能選択画面200を表示する(図7参照)。加えて、ステップS8において、PC42(機能選択機能120)は、機能選択画面200のうち劣化診断ボタン218の領域内にエンジン回転数Neのアニメーション表示230(以下「表示230」ともいう。)、冷却水温Twのアニメーション表示232(以下「表示232」ともいう。)及び劣化診断が実行可能となるまでまだ時間がかかる旨のメッセージ234を表示する(図7参照)。
表示230は、いわゆるタコメータをアニメーション化したものであり、ECU20から取得したエンジン回転数Neに応じて針236を変位させる。これにより、ユーザは、現在のエンジン回転数Neを知ることができる。なお、表示230において、閾値THne1以上閾値THne2以下の範囲を示すことで目標となるエンジン回転数Neの範囲を視覚的に認識可能としてもよい。
表示232は、感温液を用いたガラス温度計をアニメーション化したものであり、ECU20から取得した冷却水温Twに応じて液面を変位させる。これにより、ユーザは、現在の冷却水温Twを知ることができる。なお、表示232において、閾値THtw又はそれ以上の範囲を示すことで目標となる冷却水温Tw又はその範囲を視覚的に認識可能としてもよい。
メッセージ234は、具体的には、「しばらくお待ちください」及び「アイドル測定の条件が整うまでお待ちください」との記載を含む。
ステップS6又はS8の後、ステップS9において、PC42(機能選択機能120)は、5つの選択ボタン210、212、214、216、218のいずれかが選択されたか否かを判定する。いずれの選択ボタン210、212、214、216、218も選択されていない場合(S9:NO)、ステップS4に戻る。いずれかの選択ボタンが選択された場合(S9:YES)、図4のステップS10に進む。
図3のステップS4、S5:NO、S7、S8、S9:NOを繰り返す間は、アニメーション表示230、232が行われる。IGSW22がオンのままでさらにスタータモータにおける起動操作がなされずにエンジン26が始動していなければ、エンジン回転数Ne=0がアニメーション表示され、その時の冷却水温Twがアニメーション表示される。エンジン26が始動している場合、時間の経過と共にアニメーション表示230、232は徐々に変化していく。
図4のステップS10において、PC42(機能選択機能120)は、選択されたボタンが劣化診断ボタン218であるか否かを判定する。選択されたボタンが劣化診断ボタン218でない場合(S10:NO)、ステップS11において、PC42(機能選択機能120)は、選択されたボタンに対応する機能を実行させる。例えば、選択されたボタンがDTCボタン214である場合、PC42(機能選択機能120)は、DTCボタン214に対応するDTC機能114を実行させ、ECU20に記録されているDTCデータを読み出し、PC42(DTC機能114)は、例えば、図8のような画面240(以下「DTC及びフリーズデータ画面240」又は「DTC画面240」ともいう。)を表示部100に表示する。
図8は、DTC及びフリーズデータ画面240の表示例を示す図である。図8に示すように、画面240は、現在通信を行っているECU20から取得したDTCに関する情報を表示する領域242と、診断対象の車両12についてPC42の車両DB130に記憶されているDTCに関する情報を表示する領域244と、クリアボタン246とを含む。領域242、244には、それぞれフリーズデータを表示させるためのボタン248a、248b(以下「フリーズデータ表示ボタン248a、248b」ともいう。)を含む。操作部94を介してボタン248a又は248bが選択されると、対応するフリーズデータが表示される。クリアボタン246は、表示されているDTCに関する情報をクリアするためのボタンである。
図4に戻り、劣化診断ボタン218が選択された場合(S10:YES)、ステップS12〜S20において、PC42は、劣化診断機能118を実行する。
具体的には、ステップS12において、PC42(劣化診断機能118)は、診断対象項目(車両12のセンサ出力値)を特定するための初期画面を表示する。ここでの初期画面には、図9に示すように、各診断対象項目(名称)を枠で囲った画面(以下「ビジュアル表示画面250」という。)が用いられる。なお、後述するように、劣化診断機能118の実行中は、ビジュアル表示画面250、リスト表示画面260(図10)等の画面を切り替えることができる。
図9は、ビジュアル表示画面250の表示例を示す図である。図9に示すように、ビジュアル表示画面250は、各診断対象項目を枠で囲った複数の表示252(以下「枠表示252」ともいう。)を含む。操作部94を介して枠表示252のうちいずれかがワンクリックされて簡易的に選択されると、当該枠表示252は、太枠で表示される(図9では、診断対象項目を「バッテリ電圧」とする枠表示252が太枠で表示されている。)。そして、当該簡易的に選択された枠表示252に対応する枠表示256が、画面250下側の表示領域254に、当該項目の数値と共に表示される(図9では、診断対象項目を「バッテリ電圧」とする枠表示256が表示されている。)。また、操作部94を介して枠表示252のうちいずれかがダブルクリックされて選択されると、当該枠表示252の詳細を示す画面(図示せず)が表示される。
さらに、ビジュアル表示画面250は、表示切替ボタン258を含む。表示切替ボタン258は、ビジュアル表示画面250をリスト表示画面260に切り替えるためのボタンである。
図10は、リスト表示画面260の表示例を示す図である。リスト表示画面260は、診断対象項目毎に、システム名、項目名、センサ検出値、単位、DTCコード、DTCの詳細をリスト化して表示するリスト表示欄262(以下「表示欄262」ともいう。)を有する。表示欄262中の診断対象項目に対応する行を操作部94によりワンクリックされて簡易的に選択されると、当該行の色が変化(反転)して表示される。また、操作部94を介していずれかの行がダブルクリックされて選択されると、当該行に対応する診断対象項目の詳細を示す画面(図示せず)が表示される。
さらに、リスト表示画面260は、表示切替ボタン264を含む。表示切替ボタン264は、リスト表示画面260をビジュアル表示画面250に切り替えるためのボタンである。
図4に戻り、ステップS13において、PC42(劣化診断機能118)は、診断対象項目が選択されたか否かを判定する。診断対象項目が選択されたか否かは、例えば、ビジュアル表示画面250において、枠表示252のいずれかがワンクリック又はダブルクリックされた場合、診断対象項目が選択されたと判定する。また、リスト表示画面260において、リスト表示欄262におけるいずれかの行がワンクリック又はダブルクリックされた場合、診断対象項目が選択されたと判定する。
なお、上記のように、本実施形態における診断対象項目としては、例えば、エンジン回転数Ne、水温センサ電圧、スロットルセンサ電圧、吸気温センサ電圧、吸気圧センサ電圧、大気圧センサ電圧、燃料噴射量、点火時期、アイドル・エア・コントロール・バルブ開度、バッテリ電圧及び油温センサ電圧を挙げることができる。
診断対象項目が選択されていない場合(S13:NO)、ステップS14において、PC42(劣化診断機能118)は、表示切替えを行うか否かを判定する。具体的には、ビジュアル表示画面250が表示されている場合、表示切替ボタン258が選択されたか否かを判定し、リスト表示画面260が表示されている場合、表示切替ボタン264が選択されたか否かを判定する。
表示切替えを行う場合(S14:YES)、ステップS15において、PC42(劣化診断機能118)は、画面の切替えを実行する。具体的には、ビジュアル表示画面250が表示されている場合、リスト表示画面260に切り替える。また、リスト表示画面260が表示されている場合、ビジュアル表示画面250に切り替える。表示切替えを行わない場合(S14:NO)又はステップS15の後、ステップS13に戻る。
ステップS13において、診断対象項目が選択された場合(S13:YES)、ステップS16において、PC42(劣化診断機能118)は、選択された診断対象項目の診断を行うためのデータ(以下「対象データ」という。)をECU20から取得する。具体的には、PC42(劣化診断機能118)は、テスタ40を介してECU20に対して対象データの出力指令を送信する。当該出力指令を受けたECU20は、各種センサ24に含まれる対象データを取得してテスタ40を介してPC42に送信する。
ステップS17において、PC42(劣化診断機能118)は、取得した対象データを劣化判定閾値と比較する。劣化判定閾値は、対象データ毎に設定され、診断対象項目の劣化状態を判定する閾値である。当該劣化判定閾値は、診断対象項目毎に設定され、上限値及び下限値の少なくとも一方として設定される。
ステップS18において、PC42(劣化診断機能118)は、対象データと劣化判定閾値との比較結果を表示部100に表示する。
ステップS19において、PC42(劣化診断機能118)は、別の劣化診断に移行するか否かを判定する。具体的には、比較結果の表示画面(図示せず)にそのためのボタンを設けておき、当該ボタンが選択されたか否かを判定する。別の劣化診断に移行する場合(S19:YES)、ステップS12に戻る。別の劣化診断に移行しない場合(S19:NO)、ステップS20に進む。
ステップS20において、PC42(劣化診断機能118)は、機能選択画面200(図2)に戻るか否かを判定する。具体的には、比較結果の表示画面(図示せず)にそのためのボタンを設けておき、当該ボタンが選択されたか否かを判定する。機能選択画面200に戻らない場合(S20:NO)、ステップS18に戻る。機能選択画面200に戻る場合(S20:YES)、図3のステップS4に戻る。
[4.本実施形態の効果]
以上のように、本実施形態によれば、車両12の暖機運転が終了するまでセンサ検出値を用いた劣化診断(健康診断)を禁止するので、劣化診断を精度よく行うことが可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、車両12の暖機運転が終了するまでセンサ検出値を用いた劣化診断(健康診断)を禁止するので、劣化診断を精度よく行うことが可能となる。
また、劣化診断が禁止されている間、劣化診断の禁止条件を判定するエンジン回転数Ne及び冷却水温Twの変動状態を表示する(図7)。このため、ユーザは、劣化診断が禁止されている理由を、エンジン回転数Ne及び冷却水温Twの変動状態として確認可能となり、劣化診断の禁止が解除されるまでの状況や推移の状況を目視確認することができる。加えて、劣化診断の禁止解除までに通常よりも長い時間がかかっている場合、ユーザは、エンジン回転数Ne及び冷却水温Twのいずれが解除条件を満たさないためであるかを認識することが可能となる。このため、ユーザは、解除条件を満たしていないエンジン回転数Ne又は冷却水温Twに関連して不具合が発生していることを知ることができる。
さらに、本実施形態では、センサ検出値が正常範囲内であるか否かの測定を、車両12がアイドル中であるときのみ(図3のS5:YESの場合のみ)行う。このため、エンジン26が安定的に作動している状態で劣化診断を行うことが可能となり、劣化診断を高精度に行うことが可能となる。
本実施形態では、PC42(劣化診断機能118)による劣化診断の開始を指令するための劣化診断ボタン218を、暖機の最中及び暖機の終了後において機能選択画面200に表示し、暖機の最中における劣化診断ボタン218を、非アクティブ状態で表示し(図3のS7)、暖機終了後における劣化診断ボタン218を、アクティブ状態で表示し(S6)、エンジン回転数Ne及び冷却水温Twの変動状態を、非アクティブ状態の劣化診断ボタン218と一緒に表示する(S8)。
これにより、非アクティブ状態の劣化診断ボタン218がアクティブ状態となるまで、非アクティブ状態の劣化診断ボタン218と一緒にエンジン回転数Ne及び冷却水温Twの変動状態が表示される。従って、劣化診断が禁止されているか否かをユーザにわかり易く伝えることが可能になる。加えて、ユーザは、エンジン回転数Ne及び冷却水温Twの変動状態を通じて、暖機運転の進行状況を知ることが可能となるため、待ち時間における誤操作を避けることが可能となる。
本実施形態において、暖機の最中は、エンジン回転数Ne及び冷却水温Twの変動状態を機能選択画面200にアニメーション表示する(図7)。これにより、ユーザは、エンジン回転数Ne及び冷却水温Twの変動状態を簡易に確認可能となり、劣化診断の禁止解除までの待ち時間を有効に利用することが可能となる。
本実施形態では、PC42は、電源が投入されると、エンジン26の始動の有無にかかわらず、エンジン回転数Ne及び冷却水温Twを取得する。例えば、エンジン26がオフであり、エンジン回転数Neがゼロである場合、エンジン回転数Neをゼロとするアニメーション表示230を行う(図3のS8)。これにより、ユーザは、エンジン26が始動していないことを知ることができる。
本実施形態では、劣化診断ボタン218が非アクティブ状態で表示されているとき、他の選択ボタン(データビューボタン210、データリストボタン212、DTCボタン214及びドライブレコーダボタン216)を、アクティブ状態で機能選択画面200に表示する(図7)。
これにより、劣化診断の準備が完了するまでの間であっても、別の機能を開始することが可能となる。このため、暖機が完了するまでの待ち時間を、別の機能の実行に利用することが可能になる。
B.変形例
なお、この発明は、上記実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下に示す構成を採ることができる。
なお、この発明は、上記実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下に示す構成を採ることができる。
[1.搭載対象]
上記実施形態では、自動二輪車としての車両12にPC42を用いたが、これに限らず、暖機を要するその他の装置(例えば、船舶、航空機等の移動体)に用いることもできる。
上記実施形態では、自動二輪車としての車両12にPC42を用いたが、これに限らず、暖機を要するその他の装置(例えば、船舶、航空機等の移動体)に用いることもできる。
[2.外部診断装置14の構成]
上記実施形態では、外部診断装置14をテスタ40及びPC42から構成したが、これに限らない。例えば、タブレット型コンピュータ又はスマートフォン等の高機能型携帯端末装置によりテスタ40を構成することにより、PC42とテスタ40を一体的に構成することも可能である。
上記実施形態では、外部診断装置14をテスタ40及びPC42から構成したが、これに限らない。例えば、タブレット型コンピュータ又はスマートフォン等の高機能型携帯端末装置によりテスタ40を構成することにより、PC42とテスタ40を一体的に構成することも可能である。
上記実施形態において、PC42は、テスタ40を介してECU20との通信を行ったが、これに限らず、PC42とECU20とで無線又は有線により直接通信を行ってもよい。また、例えば、PC42を構成するノート型パーソナルコンピュータにテスタ40の機能を備えることもできる。
上記実施形態では、テスタ40で用いる診断ソフトウェアは、テスタ40の記憶部72に予め記憶されていたが、これに限らず、PC42若しくは外部(例えば、公衆ネットワークを介して通信可能な外部サーバ)からダウンロードしたもの、又はダウンロードを伴わないいわゆるASP(Application Service Provider)型で実行するものであってもよい。また、PC42で用いる診断ソフトウェアは、PC42の記憶部98に予め記憶されていたが、これに限らず、外部(例えば、前記外部サーバ)からダウンロードしたもの、又はASP型で実行するものであってもよい。
[3.機能選択及び機能選択画面200]
上記実施形態では、複数の機能(データビュー機能110、データリスト機能112、DTC及びフリーズデータ機能114、ドライブレコーダ機能116及び劣化診断機能118)に対応させて診断機能選択ボタン(データビューボタン210、データリストボタン212、DTCボタン214、ドライブレコーダボタン216及び劣化診断ボタン218)を表示させた。しかしながら、劣化診断機能118に対応させて劣化診断ボタン218を表示するものであれば、これに限らない。例えば、劣化診断ボタン218のみを表示し、データビューボタン210、データリストボタン212、DTCボタン214及びドライブレコーダボタン216を表示しない構成も可能である。或いは、データビューボタン210、データリストボタン212、DTCボタン214及びドライブレコーダボタン216のいずれかを表示しない構成も可能である。或いは、データビューボタン210、データリストボタン212、DTCボタン214及びドライブレコーダボタン216に加え又はこれらのいずれかに代えて、別の選択ボタンを表示することもできる。
上記実施形態では、複数の機能(データビュー機能110、データリスト機能112、DTC及びフリーズデータ機能114、ドライブレコーダ機能116及び劣化診断機能118)に対応させて診断機能選択ボタン(データビューボタン210、データリストボタン212、DTCボタン214、ドライブレコーダボタン216及び劣化診断ボタン218)を表示させた。しかしながら、劣化診断機能118に対応させて劣化診断ボタン218を表示するものであれば、これに限らない。例えば、劣化診断ボタン218のみを表示し、データビューボタン210、データリストボタン212、DTCボタン214及びドライブレコーダボタン216を表示しない構成も可能である。或いは、データビューボタン210、データリストボタン212、DTCボタン214及びドライブレコーダボタン216のいずれかを表示しない構成も可能である。或いは、データビューボタン210、データリストボタン212、DTCボタン214及びドライブレコーダボタン216に加え又はこれらのいずれかに代えて、別の選択ボタンを表示することもできる。
[4.劣化診断機能118及び劣化診断ボタン218]
上記実施形態では、劣化診断機能118の実行の可否(暖機運転の状態)を判定するセンサ検出値として、エンジン回転数Neと冷却水温Twを用いたが(図3のS5)、劣化診断機能118の実行の可否を判定することができるセンサ検出値であれば、これに限らない。例えば、エンジン回転数Ne及び冷却水温Twの一方のみを用いてもよい。或いは、これらに加え又はこれらのいずれかに代えて、シフト位置を用いてもよい。例えば、シフト位置が「P」(パーキング)又は「N」(ニュートラル)のときのみ、劣化診断機能118の実行可と判定してもよい。或いは、これらに加え又はこれらのいずれかに代えて、フットブレーキ又はパーキングブレーキの作動状態を用いてもよい。例えば、フットブレーキ又はパーキングブレーキが作動しているときのみ、劣化診断機能118の実行可と判定してもよい。
上記実施形態では、劣化診断機能118の実行の可否(暖機運転の状態)を判定するセンサ検出値として、エンジン回転数Neと冷却水温Twを用いたが(図3のS5)、劣化診断機能118の実行の可否を判定することができるセンサ検出値であれば、これに限らない。例えば、エンジン回転数Ne及び冷却水温Twの一方のみを用いてもよい。或いは、これらに加え又はこれらのいずれかに代えて、シフト位置を用いてもよい。例えば、シフト位置が「P」(パーキング)又は「N」(ニュートラル)のときのみ、劣化診断機能118の実行可と判定してもよい。或いは、これらに加え又はこれらのいずれかに代えて、フットブレーキ又はパーキングブレーキの作動状態を用いてもよい。例えば、フットブレーキ又はパーキングブレーキが作動しているときのみ、劣化診断機能118の実行可と判定してもよい。
上記実施形態では、車両12がアイドル状態であることの確認(S5)を選択ボタンの選択(S9)の前に行ったが、アイドル状態であることの確認のタイミングは、これに限らない。例えば、劣化診断ボタン218が選択された後(図4のS10:YES)、対象データの取得(S16)までの間に、車両12がアイドル状態であることを確認し、アイドル状態でなければ、劣化診断を中止することもできる。
上記実施形態では、暖機中の劣化診断ボタン218を非アクティブ状態で表示し、暖機後の劣化診断ボタン218をアクティブ状態で表示したが、そのような区別をつけないような構成も可能である。
この発明に係る車両診断方法は、車両に搭載された電子制御装置と外部診断装置との間でデータ通信することにより、前記車両から前記外部診断装置に前記車両におけるセンサ検出値を取得して診断を行うものであって、前記センサ検出値には、エンジン回転数及びエンジンの冷却水温の検出値を含み、前記外部診断装置では、前記エンジン回転数が、前記車両がアイドル中であるときの正常範囲内であるか否かを測定するアイドル確認ステップと、前記車両がアイドル中であるとき、前記電子制御装置と通信して取得した前記センサ検出値が正常範囲内であるか否かを測定する健康状態測定ステップと、前記エンジンの始動後、前記エンジン回転数及び前記冷却水温の検出値の両方又は一方が、前記車両がアイドル中と判断できる暖機運転の完了を示す閾値領域に至るまでの間、前記健康状態測定ステップによる測定を禁止する測定禁止ステップと、前記エンジン回転数及び前記冷却水温の検出値の両方又は一方が前記閾値領域に至るまで、前記センサ検出値のうち前記エンジン回転数及び前記冷却水温の検出値の両方のみ又は一方のみの変動状態を操作画面に表示する変動状態表示ステップとを実行することを特徴とする。
前記変動状態表示ステップでは、前記エンジン回転数及び前記冷却水温の変動状態を前記操作画面にアニメーション表示してもよい。これにより、ユーザは、エンジン回転数及び冷却水温の変動状態を簡易に確認可能となり、健康状態の測定の禁止解除までの待ち時間を有効に利用することが可能となる。
この発明に係る外部診断装置は、車両に搭載された電子制御装置に対して前記車両の外部からデータ通信することにより、前記電子制御装置を介して前記車両におけるセンサ検出値を取得して診断を行うものであって、前記センサ検出値には、エンジン回転数及びエンジンの冷却水温の検出値を含み、前記外部診断装置は、前記エンジン回転数が、前記車両がアイドル中であるときの正常範囲内であるか否かを測定するアイドル確認手段と、前記車両がアイドル中であるとき、前記電子制御装置と通信して取得した前記センサ検出値が正常範囲内であるか否かを測定する健康状態測定手段と、前記エンジン回転数及び前記冷却水温の検出値の両方又は一方が、前記車両がアイドル中と判断できる暖機運転の完了を示す閾値領域に至るまでの間、前記健康状態測定手段による測定を禁止する測定禁止手段と、前記エンジンの始動後、前記エンジン回転数及び前記冷却水温の検出値の両方又は一方が前記閾値領域に至るまで、前記センサ検出値のうち前記エンジン回転数及び前記冷却水温の検出値の両方のみ又は一方のみの変動状態を操作画面に表示する変動状態表示手段とを有することを特徴とする。
Claims (8)
- 車両(12)に搭載された電子制御装置(20)と外部診断装置(14)との間でデータ通信することにより、前記車両(12)から前記外部診断装置(14)に前記車両(12)におけるセンサ検出値を取得して診断を行う車両診断方法であって、
前記センサ検出値には、エンジン回転数を含み、
前記外部診断装置(14)では、
前記エンジン回転数が、前記車両(12)がアイドル中であるときの正常範囲内であるか否かを測定するアイドル確認ステップと、
前記車両(12)がアイドル中であるとき、前記電子制御装置(20)と通信して取得した前記センサ検出値が正常範囲内であるか否かを測定する健康状態測定ステップと、
エンジン(26)の始動後、少なくとも前記エンジン回転数を含むセンサ検出値が、暖機運転の完了を示す閾値領域に至るまで、前記健康状態測定ステップによる測定を禁止する測定禁止ステップと、
前記センサ検出値が前記閾値領域に至るまで、前記センサ検出値の変動状態を操作画面(200)に表示する変動状態表示ステップと
を実行することを特徴とする車両診断方法。 - 請求項1記載の車両診断方法において、
前記健康状態測定ステップによる測定の開始を指令するための第1開始ボタン(218)を前記操作画面(200)に表示し、
前記測定禁止ステップ中における前記第1開始ボタン(218)を、選択不可能な非アクティブ状態で表示し、
前記測定禁止ステップ終了後における前記第1開始ボタン(218)を、選択可能なアクティブ状態で表示し、
前記センサ検出値の変動状態を、前記非アクティブ状態の前記第1開始ボタン(218)と一緒に表示する
ことを特徴とする車両診断方法。 - 請求項1又は2記載の車両診断方法において、
前記センサ検出値は、前記エンジン回転数に加え、さらに、前記エンジン(26)の冷却水温を含み、
前記変動状態表示ステップでは、前記エンジン回転数及び前記冷却水温の変動状態を前記操作画面(200)にアニメーション表示する
ことを特徴とする車両診断方法。 - 請求項3記載の車両診断方法において、
前記外部診断装置(14)は、電源が投入されると、前記エンジン(26)の始動の有無にかかわらず、前記エンジン回転数及び前記冷却水温のセンサ検出値を取得する
ことを特徴とする車両診断方法。 - 車両(12)に搭載された電子制御装置(20)に対して前記車両(12)の外部からデータ通信することにより、前記電子制御装置(20)を介して前記車両(12)におけるセンサ検出値を取得して診断を行う外部診断装置(14)であって、
前記センサ検出値には、エンジン回転数を含み、
前記外部診断装置(14)は、
前記エンジン回転数が、前記車両(12)がアイドル中であるときの正常範囲内であるか否かを測定するアイドル確認手段(120)と、
前記車両(12)がアイドル中であるとき、前記電子制御装置(20)と通信して取得した前記センサ検出値が正常範囲内であるか否かを測定する健康状態測定手段(118)と、
少なくとも前記エンジン回転数を含むセンサ検出値が、暖機運転の完了を示す閾値領域に至るまで、前記健康状態測定手段(118)による測定を禁止する測定禁止手段(120)と、
エンジン(26)の始動後、前記センサ検出値が前記閾値領域に至るまで、前記センサ検出値の変動状態を操作画面(200)に表示する変動状態表示手段(120)と
を有することを特徴とする外部診断装置(14)。 - 請求項5記載の外部診断装置(14)において、
前記健康状態測定手段(118)による測定の開始を指令するための第1開始ボタン(218)が、前記操作画面(200)に表示され、
前記健康状態測定手段(118)による測定を禁止する間、前記第1開始ボタン(218)は、選択不可能な非アクティブ状態で表示され、
前記健康状態測定手段(118)による測定の禁止が解除されたとき、前記第1開始ボタン(218)は、選択可能なアクティブ状態で表示され、
前記センサ検出値の変動状態は、前記非アクティブ状態の前記第1開始ボタン(218)と一緒に表示される
ことを特徴とする外部診断装置(14)。 - 請求項5又は6記載の外部診断装置(14)において、
前記センサ検出値は、前記エンジン回転数に加え、さらに、前記エンジン(26)の冷却水温を含み、
前記変動状態表示手段(120)は、前記エンジン回転数及び前記冷却水温の変動状態を前記操作画面(200)にアニメーション表示する
ことを特徴とする外部診断装置(14)。 - 請求項7記載の外部診断装置(14)において、
電源が投入されると、前記エンジン(26)の始動の有無にかかわらず、前記エンジン回転数及び前記冷却水温のセンサ検出値を取得する
ことを特徴とする外部診断装置(14)。
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