JPWO2013051272A1 - 流量計測装置の設定方法 - Google Patents

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葵 渡辺
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Abstract

本発明に係る流量計測装置の設定方法は、矩形断面を有する主流路(2)と、主流路(2)内に複数の仕切板を層状に配置することにより形成された複数の流路と、複数の流路の内の一部の流路である計測流路(8)の上流部分と下流部分に配置された一対の超音波送受波器(11、12)と、一対の超音波送受波器(11、12)間での超音波の伝播時間を測定する伝搬時間測定手段(20)と、計測流量に補正係数を乗じて実際の流量を演算する流量演算手段(21)と、を備える、流量計測装置の設定方法であって、主流路(2)の入口部(32)の流速分布から測定流量域の全域の補正係数を予測するステップ(A)と、補正係数が測定流量域の全域で一定となるように、ステップ(A)で予測した補正係数を基に流路の仕切板の積層方向の長さを設定するステップ(B)と、を備える。

Description

本発明は、流量計測装置の設定方法に関するものである。
流量計測装置は、計測流路を通流する流体の流量を計測する装置である。このような流量計測装置として、計測流路を複数の隔壁を並行に配置して、多層流路とし、多層流路の一部の流路の流速を超音波センサで計測する装置が知られている。
ところで、多層流路を通流する流体は、各流路で流速が異なる。このため、流体の平均流速の計測精度を向上させることを目的として、計測流路を5枚の仕切板で分割して、6つの扁平流路を積層形成し、積層方向に沿った中心に対して偏芯した第5の扁平流路の流速を計測する超音波式流体計測装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図10は、特許文献1に開示されている超音波式流体計測装置の計測部を模式的に示す断面図である。
図10に示すように、特許文献1に開示されている超音波式流体計測装置100では、計測流路101が、第1〜第5の仕切板102〜106により、第1〜第6の扁平流路107〜112に分割されている。そして、第5の扁平流路111の上流側には、第1の送受波器113が配置されており、第5の扁平流路111の下流側には、第2の送受波器114が配置されている。
また、図10に示すように、特許文献1に開示されている超音波式流体計測装置100では、仕切板102〜106の積層方向の中心側に位置する扁平流路109、110を通流する流体の方が、計測流路101の端部に位置する扁平流路107、112を通流する流体よりも流速が大きくなっている(流速A〜F)。
このため、特許文献1に開示されている超音波式流体計測装置100では、最高速となりやすい中央寄りの扁平流路を外した扁平流路の流速を計測することで、平均流速に近い値を計測できるとしている。
特許第4579214号公報
しかしながら、計測流路101内の流速分布は、第1〜第6の扁平流路107〜112に入る前の流速分布に左右されるものであり、必ずしも特許文献1に記載されているように、中央寄りの扁平流路が最高速になるとは限らない。このため、特許文献1に開示されている超音波式流体計測装置100では、図10に示すような流速分布にならない場合は、平均流速を捉えられず、正しい流速、さらには、正しい流量値を得ることができないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、流路の構成を適切に設定することで、複数の流路のうち、測定対象となる流路の流速が平均流速にすることができる、流量計測装置の設定方法の提供を目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明に係る流量計測装置の設定方法は、矩形断面を有し、流体が通流する主流路と、前記主流路内に複数の仕切板を互いに間隔をあけて層状に配置することにより形成された複数の流路と、前記複数の流路の内の一部の流路である計測流路内の上流部分と下流部分に配置され、超音波を送受信する一対の超音波送受波器と、前記一対の超音波送受波器間での前記超音波の伝播時間を測定する伝搬時間測定手段と、前記伝搬時間測定手段で測定された伝播時間から求めた流速を基に演算された計測流量に補正係数を乗じて実際の流量を演算する流量演算手段と、を備える、流量計測装置の設定方法であって、前記主流路の入口部の流速分布を取得し、前記流速分布から測定流量域の全域にわたる前記補正係数を予測するステップ(A)と、前記補正係数が前記測定流量域の全域で一定となるように、前記ステップ(A)で予測した前記補正係数を基に前記流路の前記仕切板の積層方向の長さを設定するステップ(B)と、を備える。
これにより、計測流路における平均流速を、主流路全体の平均流速と一致させることができる。このため、計測流路の流速から主流路の流量を求める際に用いる補正係数を計測流量範囲全域にわたり、一定にすることができ、精度のよい流量計測をすることができる。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
本発明に係る流量計測装置の設定方法によれば、計測流路における平均流速を、主流路全体の平均流速と一致させることができ、主流路の流量の計測精度を向上させることが可能となる。
図1は、本実施の形態1に係る流量計測装置の概略構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示すAA´線で切断した流量計測装置の断面図である。 図3は、本実施の形態1に係る流量計測装置を組込んだガスメータの概略構成を示す断面図である。 図4Aは、図1に示す主流路のBB´断面を示す模式図である。 図4Bは、図1に示す主流路のBB´断面を示す模式図である。 図5は、本実施の形態1における流体の流量と補正係数の関係を模式的に示すグラフである。 図6Aは、図1に示す主流路のBB´断面を示す模式図である。 図6Bは、図1に示す主流路のBB´断面を示す模式図である。 図7は、本実施の形態2における流体の流量と補正係数の関係を模式的に示すグラフである。 図8Aは、図1に示す主流路のBB´断面を示す模式図である。 図8Bは、図1に示す主流路のBB´断面を示す模式図である。 図9は、本実施の形態3における流体の流量と補正係数の関係を模式的に示すグラフである 図10は、特許文献1に開示されている超音波式流体計測装置の計測部を模式的に示す断面図である。
本発明に係る流量計測装置の設定方法は、矩形断面を有し、流体が通流する主流路と、主流路内に複数の仕切板を互いに間隔をあけて層状に配置することにより形成された複数の流路と、複数の流路の内の一部の流路である計測流路内の上流部分と下流部分に配置され、超音波を送受信する一対の超音波送受波器と、一対の超音波送受波器間での超音波の伝播時間を測定する伝搬時間測定手段と、伝搬時間測定手段で測定された伝播時間から求めた流速を基に演算された計測流量に補正係数を乗じて実際の流量を演算する流量演算手段と、を備える、流量計測装置の設定方法であって、主流路の入口部の流速分布を取得し、流速分布から測定流量域の全域にわたる補正係数を予測するステップ(A)と、補正係数が測定流量域の全域で一定となるように、ステップ(A)で予測した補正係数を基に流路の仕切板の積層方向の長さを設定するステップ(B)と、を備える。
これにより、補正係数が一定となるため、計測した流量から実際の全体流量を算出するにあたり、計測流量域の全域にわたり、精度のよい値を得ることができる。
また、本発明に係る流量計測装置の設定方法では、ステップ(B)は、ステップ(A)で予測した補正係数が測定流量域の大流量域に比べ低流量域において小さくなる場合は、計測流路の仕切板の積層方向の長さが小さくなるように設定し、ステップ(A)で予測した補正係数が測定流量域の大流量域に比べ低流量域において大きくなる場合は、計測流路の仕切板の積層方向の長さが大きくなるように設定してもよい。
また、本発明に係る流量計測装置の設定方法は、矩形断面を有し、流体が通流する主流路と、主流路内に複数の仕切板を互いに間隔をあけて層状に配置することにより形成された複数の流路と、複数の流路の内の一部の流路である計測流路内の上流部分と下流部分に配置され、超音波を送受信する一対の超音波送受波器と、一対の超音波送受波器間での超音波の伝播時間を測定する伝搬時間測定手段と、伝搬時間測定手段で測定された伝播時間から求めた流速を基に演算された計測流量に補正係数を乗じて実際の流量を演算する流量演算手段と、を備える、流量計測装置の設定方法であって、主流路の入口部の流速分布を取得し、流速分布から計測流路の平均流速と流路全体の平均流速を予測するステップ(C)と、計測流路の平均流速と流路全体の平均流速が同一となるように、ステップ(C)で予測した計測流路の平均流速と流路全体の平均流速を基に流路の仕切板の積層方向の長さを設定するステップ(D)と、を備える。
また、本発明に係る流量計測装置の設定方法では、ステップ(D)は、ステップ(C)で予測した計測流路の平均流速がステップ(C)で予測した流路全体の平均流速に比べて大きい場合は、計測流路の仕切板の積層方向の長さが小さくなるように設定し、ステップ(C)で予測した計測流路の平均流速がステップ(C)で予測した流路全体の平均流速に比べて小さい場合は、計測流路の仕切板の積層方向の長さが大きくなるように設定してもよい。
また、本発明に係る流量計測装置の設定方法は、矩形断面を有し、流体が通流する主流路と、主流路内に複数の仕切板を互いに間隔をあけて層状に配置することにより形成された複数の流路と、複数の流路の内の一部の流路である計測流路内の上流部分と下流部分に配置され、超音波を送受信する一対の超音波送受波器と、一対の超音波送受波器間での超音波の伝播時間を測定する伝搬時間測定手段と、伝搬時間測定手段で測定された伝播時間から求めた流速を基に演算された計測流量に補正係数を乗じて実際の流量を演算する流量演算手段と、を備える、流量計測装置の設定方法であって、主流路の入口部の流速分布を取得し、流速分布から計測流路の平均流量と計測流路以外の流路の平均流量を予測するステップ(E)と、計測流路の平均流量と計測流路以外の流路の平均流量が同一となるように、ステップ(E)で予測した計測流路の平均流量と計測流路以外の流路の平均流量を基に流路の仕切板の積層方向の長さを設定するステップ(F)と、を備える。
さらに、本発明に係る流量計測装置の設定方法では、ステップ(F)は、ステップ(E)で予測した計測流路の平均流量がステップ(E)で予測した計測流路以外の流路の平均流量より大きい場合は、計測流路の仕切板の積層方向の長さが小さくなるように設定し、ステップ(E)で予測した計測流路の平均流量がステップ(E)で予測した計測流路以外の流路の平均流量より小さい場合は計測流路の仕切板の積層方向の長さが大きくなるように設定してもよい。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、全ての図面において、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、全ての図面において、本発明を説明するために必要となる構成要素を抜粋して図示しており、その他の構成要素については図示を省略している場合がある。さらに、以下の実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
[ガスメータの構成]
以下では、本実施の形態1に係る流量計測装置をガスメータに組込んだ事例について、説明する。
図3は、本実施の形態1に係る流量計測装置を組込んだガスメータの概略構成を示す断面図である。なお、図3においては、ガスメータの上下方向を図における上下方向として表している。
図3に示すように、本実施の形態1に係る流量計測装置1が組み込まれたガスメータ22は、直方体形状の筐体23及び遮断機構28を備えている。筐体23の上部には、該筐体23内外を連通する流入部24及び流出部25が設けられている。遮断機構28は、流体(ガス)が通流する流路管35と流路管35内のガスの通流を遮断する遮断弁36を有している。
流入部24には、筐体23の外側から流入パイプ26が接続されており、流出部25には、筐体23の外側から流出パイプ27が接続されている。これにより、流入パイプ26からガスメータ22(筐体23)内にガスが流入し、ガスメータ22内のガスが流出パイプ27に流出する。
筐体23の内部において、流入部24には、遮断機構28が接続されている。具体的には、流路管35の入口端29が流入部24に接続され、流路管35の出口端30は、筐体23の内部に開放されている。遮断弁36は、流路管35を塞ぐための弁体と、該弁体を駆動するステッピングモータと、で構成されていてもよい。なお、このような遮断弁36は、周知であるため、その詳細な説明は省略する。
また、上述したように、筐体23の内部には、流量計測装置1が配置されている。流量計測装置1は、入口部32と出口部33を有しており、入口部32は筐体23の内部に開放されており、出口部33は接続管34を介して流出部25に接続されている。
具体的には、流量計測装置1は、筐体23の下部の中央に配置されている。流量計測装置1の入口部32は、筐体23の流入部24側の側面と対向するように配置されており、出口部33は、筐体23の流出部25側の側面と対向するように配置されている。また、接続管34は、L字状に形成されており、出口部33と流出部25を接続している。なお、流量計測装置1の具体的構成については、後述する。
[ガスメータの動作]
次に、このように構成されたガスメータ22の動作について、説明する。
まず、流入パイプ26を通流するガスが、流入部24を介して、流路管35の入口端29から流路管35内に流入する、流路管35内に流入したガスは、出口端30より筐体23の内部空間に放出される。
出口端30より筐体23内に放出されたガスは、概ね矢印F1、F2、及びF3の順に筐体内を流れ、流量計測装置1の入口部32から、流量計測装置1内に流入する。流量計測装置1内に流入したガスは、出口部33から接続管34を通流して、流出パイプ27に流出する。そして、流量計測装置1では、該流量計測装置1内を通流するガスの流量が計測される。
[流量計測装置の構成]
図1は、本実施の形態1に係る流量計測装置の概略構成を示す斜視図であり、図2は、図1に示すAA´線で切断した流量計測装置の断面図である。
図1に示すように、本実施の形態1に係る流量計測装置1は、流体が通流する矩形断面の筒状の主流路2、複数の流路6〜9、一対の超音波送受波器11、12(図2参照)、計測回路(伝播時間測定手段)20、及び演算回路(流量演算手段)21を備えている。
主流路2には、第1の仕切板3、第2の仕切板4、及び第3の仕切板5が、それぞれの主面が、流体の通流方向と平行するように(層状に)間隔をあけて配置されている。主流路2は、これらの仕切板3〜5により、第1の流路6、第2の流路7、第3の流路8、及び第4の流路9に分割されている。
また、第3の流路8の上部には、超音波送受波器保持部10が配設されている。なお、本実施の形態1においては、第3の流路8を計測流路と定め、ここを通流する流体の流量計測を行うように構成しているが、これに限定されない。他の流路を通流する流体の流量計測を行うように構成してもよい。さらに、1の流路のみを流量計測を行う対象とする必要はなく、複数の流路を流量計測を行う対象としてもよい。以下においては、第3の流路8を計測流路8と称する場合がある。
次に、図2を参照しながら、超音波送受波器保持部10について、説明する。
図2に示すように、超音波送受波器保持部10は、第1の超音波送受波器11及び第2の超音波送受波器12から構成される一対の超音波送受波器と、第1の保持部13と、第2の保持部14と、を備えている。超音波送受波器保持部10における流体の通流方向の上流側には、第1の保持部13が設けられており、その下流側には、第2の保持部14が設けられている。
第1の超音波送受波器11は、第1の保持部13に保持されていて、第2の超音波送受波器12は、第2の保持部14に保持されている。第1の超音波送受波器11及び第2の超音波送受波器12は、相互に超音波を送受信するように構成されている。
また、計測流路8は上面15及び下面16を有している。上面15には、第1の超音波透過窓17及び第2の超音波透過窓18が設けられている。また、下面16は、超音波の反射面として作用するように構成されている。
そして、図2の矢印P1及びP2で示すように、第1の超音波送受波器11から送信された超音波は、第1の超音波透過窓17を通過し、計測流路8を横切るように伝搬し、計測流路8の下面16で反射して、第2の超音波透過窓18を通過して、第2の超音波送受波器12で受信される。
一方、第2の超音波送受波器12から送信された超音波は、第2の超音波透過窓18を通過し、計測流路8を横切るように伝搬し、計測流路8の下面16で反射して、第1の超音波透過窓17を通過して、第1の超音波送受波器11で受信される。なお、超音波の伝搬経路の有効長さは、第1の超音波送受波器11から第2の超音波送受波器12へ超音波が伝搬する場合と、その逆向きに伝搬する場合と、で同一になっている。
第1の超音波送受波器11及び第2の超音波送受波器12は、超音波を受信したことを計測回路20に出力する。計測回路20では、第1の超音波送受波器11及び第2の超音波送受波器12が、それぞれ、超音波を出力してから、受信するまでの時間を計測し、計測した時間を演算回路21に出力する。演算回路21では、計測回路20で計測された時間から計測流路8を通流する流体の流速を算出する。
次に、超音波による流量計測に関して、図2を参照しながら、さらに詳細に説明する。
計測流路8を流れる流体の流速をV、流体中の音速をC、流体の流れる方向と超音波が下面16で反射するまでの超音波伝搬方向とのなす角度をθとする。また、第1の超音波送受波器11と第2の超音波送受波器12との間で伝搬する超音波の伝搬経路の有効長さをLとする。このとき、第1の超音波送受波器11から出た超音波が、第2の超音波送受波器12に到達するまでの伝搬時間t1は、式(1)で示される。
t1 = L /(C+Vcosθ)・・・(1)
一方、第2の超音波送受波器12から出た超音波が、第1の超音波送受波器11に到達するまでの伝搬時間t2は、式(2)で示される。
t2 = L /(C−Vcosθ)・・・(2)
式(1)と式(2)から流体の音速Cを消去すると、式(3)が得られる。
V = L /[2cosθ{(1/t1)−(1/t2)}]・・・(3)
式(3)にて分るように、Lとθが既知なら、計測回路20にて計測された伝搬時間t1及びt2を用いて、流速Vが求められる。
そして、式(4)に示すように、流速Vに主流路2の断面積Sを乗じて、主流路2全体の流量Qを算出することができる。
Q = V × S・・・(4)
しかしながら、一般的には、計測流路8の流速Vは主流路2全体の平均流速Vaveとは異なるため、実際の流量Qtは式(5)に示すように、流量Qに補正係数kを乗じて求める。
Qt = k × Q・・・(5)
ここで、計測流路8における流体の流速が、流量計測装置1全体の平均流速を示すような構成になっていれば、補正係数が1に近く一定となり、精度の良い流量計測を行うことができる。
しかしながら、実際には、図3に示すガスメータ22の構成から分かるように、流量計測装置1が、筐体23内において、どのように配置されるかにより、入口部32より流入する流体の流速分布が異なる。より詳細には、筐体23の形状及び容量、遮断機構28の出口端30の配置位置、流量計測装置1(入口部32)の配置位置、及び接続管34の形状により、流量計測装置1の入口部32に流入する流体の流速分布が変動する。
そこで、本実施の形態1に係る流量計測装置1では、計測流路8における流速が平均流速を示すように、以下のように流路における仕切板の積層方向の長さを設定する。なお、本実施の形態1においては、入口部32より流入する流体が、主流路2の端部(主流路2の横断面の外縁部分)に比して内部(主流路2の横断面の中央部分)の方が大きい場合に、流路における仕切板の積層方向の長さの設定方法について説明する。
[流量計測装置の設定方法]
図4A及び図4Bは、図1に示す主流路のBB´断面を示す模式図であり、入口部の流速分布が、主流路の端部側に比して内部側の方が大きい場合を示す。図4Aでは、流路における仕切板の積層方向の長さが均等である場合の流速分布を示している。また、図4Bでは、流路における仕切板の積層方向の長さを適切に設定した場合の流速分布を示している。さらに、図5は、本実施の形態1における流体の流量と補正係数の関係を模式的に示すグラフである。なお、図4A及び図4Bでは、第1の超音波送受波器11及び第2の超音波送受波器12の位置を仮想的に示している。
まず、流体の流れが、層流状態の場合(流量(流速)が小さい場合;流量計測装置1で測定される流体の流量が最小値である場合)について、説明する。
上述したように、図4Aに示す主流路2は、第1〜第4の流路6、7、8、及び9における仕切板の積層方向の長さが均等である。すなわち、h1=h2=h3=h4となるように、第1〜第4の流路6、7、8、及び9が形成されている。
そして、入口部32の流速分布は、主流路2の端部側に比して内部側の方が大きいため、主流路2内における流速分布も主流路2の端部に比して内部の方が大きくなる。このため、主流路2の端部側に位置する第1の流路6の平均流速V1及び第4の流路9の平均流速V4に比して、第2の流路7の平均流速V2及び計測流路(第3の流路)8の平均流速V3の方が、大きくなる。換言すると、計測流路8を通流する流体の流量は、計測流路8以外の流路(第1の流路6、第2の流路7、及び第4の流路9)を通流する流体の平均流量よりも大きくなる。
このときの主流路2全体の平均流速をVaveで表すと、計測流路8における平均流速V3と、主流路2全体の平均流速Vaveとの関係は、式(6)のようになる。
V3 > Vave・・・(6)
したがって、本実施の形態1においては、流体の流れが、層流状態の場合(流量(流速)が小さい場合)には、式(5)における補正係数kは、1より小さくなる。
次に、流体の流れが、乱流状態の場合(流量(流速)が大きい場合)について、説明する。
流体の流れが、乱流状態の場合(流量(流速)が大きい場合)には、流体が流れる際の流路抵抗が大きくなるため、第1〜第4の流路6、7、8、及び9内の流速分布は比較的均一になる。このため、計測流路8における平均流速V3と、主流路2全体の平均流速Vaveとの関係は、式(7)のようになる。
V3 ≒ Vave・・・(7)
したがって、本実施の形態1においては、流体の流れが、乱流状態の場合(流量(流速)が大きい場合)には、式(5)における補正係数kは、1に近くなる。
そして、図5の点線aに示すように、流体の流れが層流状態から乱流状態に推移する過程においては、補正係数kは、これらの値を結ぶように変化する。したがって、図5の点線aで示すように、補正係数kは測定流量域の全域(流量計測装置1で測定される流体の流量の最小値から最大値の間の領域)にわたり、一定にならない。
一方、上述したように、流体の流れが層流状態の場合には、補正係数kが1より小さいが、乱流状態の場合には、補正係数kが1に近くなる。このため、本発明者等は、流体の流れが、層流状態の場合であっても、計測流路8における仕切板の積層方向の長さを小さくすることで、補正係数kを1に近づけることができ、その結果、測定流量域の全域で、補正係数kを1に近くすることができることを見出した。
より詳細には、流体の流れが層流状態の場合には、計測流路8における仕切板の積層方向の長さを小さくすることで、計測流路8の流体抵抗を大きくし、計測流路8の平均流速V3(計測流路8を通流する流体の流量)を小さくすることができる。このため、計測流路8における平均流速V3と主流路2全体の平均流速Vaveを同一にすることができる。また、計測流路8を通流する流体の流量と、計測流路8以外の流路(第1の流路6、第2の流路7、及び第4の流路9)を通流する流体の平均流量と、を同一にすることができる。
一方、流体の流れが乱流状態の場合には、流路抵抗が大きいため、計測流路8における仕切板の積層方向の長さを小さくしても、第1〜第4の流路6、7、8、及び9内の流速分布の変動は少なく、補正係数kは、1に近い値となる。
具体的には、本実施の形態1においては、図4Bに示すように、流速の大きい流路(ここでは、第2の流路7及び計測流路8)における仕切板の積層方向の長さを小さくし、流速の小さい流路(ここでは、第1の流路6及び第4の流路9)における仕切板の積層方向の長さを大きくなるように設定している。
換言すれば、第1〜第4の流路6、7、8、及び9の平均流速が、主流路2全体の平均流速Vaveになるように、各流路における仕切板の積層方向の長さh1’、h2’、h3’、及びh4’を定めている。
これにより、計測流路8の平均流速V3を主流路2全体の平均流速Vaveと同じにすることができ、流量測定範囲の全域(Qmin〜Qmax)にわたり、補正係数kを一定(ここでは、1)にすることができる(図5の実線b参照)。また、計測流路8を通流する流体の流量と、計測流路8以外の流路(第1の流路6、第2の流路7、及び第4の流路9)を通流する流体の平均流量と、を同一にすることができる。
なお、本実施の形態1においては、計測流路8以外の流路における仕切板の積層方向の長さを異なるように設定したが、これに限定されない。補正係数kを測定流量域の全域で一定にすることができれば、計測流路8以外の各流路における仕切板の積層方向の長さを一定に設定してもよい。
このように、本実施の形態1に係る流量計測装置1では、入口部32に流入する流速分布を筐体23内における流量計測装置1(入口部32)の配置位置等により、実験又はシミュレーション等で予め予測(取得)し、内側にある計測流路8の平均流速が外側の流路より大きいと想定される場合には、内側にある計測流路8における仕切板の積層方向の長さを、外側の流路に比して相対的に小さくすることにより、計測流路8で、主流路2全体の平均流速を捉えることができるようになる。
これにより、補正係数kの一定化が図られ、流量計測精度の確保を保証することができる。
(実施の形態2)
[流量計測装置の設定方法]
本実施の形態2は、実施の形態1に係る流量計測装置1の入口部32に流入する流速分布とは異なる流速分布である場合における、流量計測装置の設定方法について説明する。なお、本実施の形態2に係る流量計測装置1は、実施の形態1に係る流量計測装置1と基本的構成は同じであるため、構成の詳細な説明は省略する。
図6A及び図6Bは、図1に示す主流路のBB´断面を示す模式図であり、入口部の流速分布が、主流路の端部の方が内部に比して大きい場合を示す。図6Aでは、流路における仕切板の積層方向の長さが均等である場合の流速分布を示している。また、図6Bでは、流路における仕切板の積層方向の長さを適切に設定した場合の流速分布を示している。さらに、図7は、本実施の形態2における流体の流量と補正係数の関係を模式的に示すグラフである。なお、図6A及び図6Bでは、第1の超音波送受波器11及び第2の超音波送受波器12の位置を仮想的に示している。
まず、流体の流れが、層流状態の場合(流量(流速)が小さい場合;流量計測装置1で測定される流体の流量が最小値である場合)について、説明する。
上述したように、図6Aに示す主流路2は、第1〜第4の流路6、7、8、及び9における仕切板の積層方向の長さが均等である。すなわち、h1=h2=h3=h4となるように、第1〜第4の流路6、7、8、及び9が形成されている。
そして、入口部32の流速分布は、主流路2の内部側に比して端部側の方が大きいため、主流路2内における流速分布も主流路2の内部側に比して端部側の方が大きくなる。このため、主流路2の内部側に位置する第2の流路7の平均流速V2及び計測流路(第3の流路)8の平均流速V3に比して、第1の流路6の平均流速V1及び第4の流路9の平均流速V4の方が、大きくなる。換言すると、計測流路8を通流する流体の流量は、計測流路8以外の流路(第1の流路6、第2の流路7、及び第4の流路9)を通流する流体の平均流量よりも小さくなる。
このときの主流路2全体の平均流速をVaveで表すと、計測流路8における平均流速V3と、主流路2全体の平均流速Vaveとの関係は、式(8)のようになる。
V3 < Vave・・・(6)
したがって、本実施の形態2においては、流体の流れが、層流状態の場合(流量(流速)が小さい場合)には、式(5)における補正係数kは、1より大きくなる。
次に、流体の流れが、乱流状態の場合(流量(流速)が大きい場合)について、説明する。
流体の流れが、乱流状態の場合(流量(流速)が大きい場合)には、流路抵抗が大きくなるため、実施の形態1と同様に、第1〜第4の流路6、7、8、及び9内の流速分布は比較的均一になる。このため、本実施の形態2においても、流体の流れが、乱流状態の場合(流量(流速)が大きい場合)には、式(5)における補正係数kは、1に近くなる。
そして、図7の点線aに示すように、流体の流れが層流状態から乱流状態に推移する過程においては、補正係数kは、これらの値を結ぶように変化する。このため、図7の点線aで示すように、補正係数kは測定流量域の全域にわたり、一定にならない。
そこで、本実施の形態2においては、図6Bに示すように、流速の大きい流路(ここでは、第1の流路6及び第4の流路9)における仕切板の積層方向の長さを小さくし、流速の小さい流路(ここでは、第2の流路7及び計測流路8)における仕切板の積層方向の長さを大きくなるように設定している。
換言すれば、第1〜第4の流路6、7、8、及び9の平均流速が、主流路2全体の平均流速Vaveになるように、各流路における仕切板の積層方向の長さh1’、h2’、h3’、及びh4’を定めている。
これにより、計測流路8の平均流速V3を主流路2全体の平均流速Vaveと同じにすることができ、流量測定範囲の全域(Qmin〜Qmax)にわたり、補正係数kを一定(ここでは、1)にすることができる(図7の実線b参照)。また、計測流路8を通流する流体の流量と、計測流路8以外の流路(第1の流路6、第2の流路7、及び第4の流路9)を通流する流体の平均流量と、を同一にすることができる。
なお、本実施の形態2においては、計測流路8以外の流路における仕切板の積層方向の長さを異なるように設定したが、これに限定されない。補正係数kを測定流量域の全域で一定にすることができれば、計測流路8以外の各流路における仕切板の積層方向の長さを一定に設定してもよい。
このように、本実施の形態2に係る流量計測装置1では、入口部32に流入する流速分布を筐体23内における流量計測装置1(入口部32)の配置位置等により、実験又はシミュレーション等で予め予測し、内側にある計測流路8の平均流速が外側の流路より小さいと想定される場合には、内側にある計測流路8における仕切板の積層方向の長さを、外側の流路に比して相対的に大きくすることにより、計測流路8で、主流路2全体の平均流速を捉えることができるようになる。
これにより、補正係数kの一定化が図られ、流量計測精度の確保を保証することができる。
(実施の形態3)
[流量計測装置の設定方法]
本実施の形態3は、実施の形態1及び2に係る流量計測装置1の入口部32に流入する流速分布とは異なる流速分布である場合における、流量計測装置の設定方法について説明する。なお、本実施の形態3に係る流量計測装置1は、実施の形態1に係る流量計測装置1と基本的構成は同じであるため、構成の詳細な説明は省略する。
図8A及び図8Bは、図1に示す主流路のBB´断面を示す模式図であり、入口部の流速分布が、いびつな場合を示す。図8Aでは、流路における仕切板の積層方向の長さが均等である場合の流速分布を示している。また、図8Bでは、流路における仕切板の積層方向の長さを適切に設定した場合の流速分布を示している。さらに、図9は、本実施の形態3における流体の流量と補正係数の関係を模式的に示すグラフである。なお、図8A及び図8Bでは、第1の超音波送受波器11及び第2の超音波送受波器12の位置を仮想的に示している。
まず、流体の流れが、層流状態の場合(流量(流速)が小さい場合;流量計測装置1で測定される流体の流量が最小値である場合)について、説明する。
上述したように、図8Aに示す主流路2は、第1〜第4の流路6、7、8、及び9における仕切板の積層方向の長さが均等である。すなわち、h1=h2=h3=h4となるように、第1〜第4の流路6、7、8、及び9が形成されている。
そして、入口部32の流速分布がいびつなため、第1〜第4の流路6、7、8、及び9の流速分布は、図8に示すようになる。具体的には、第1の流路6の平均流速V1が最も小さく、計測流路(第3の流路)8の平均流速V3が最も大きい。また、第2の流路7の平均速度V2は、計測流路8の平均流速V3よりも小さく、第4の流路9の平均流速V4よりも大きい。さらに、第4の流路9の平均流速V4は、第1の流路6の平均流速V1よりも大きい。
このときの主流路2全体の平均流速をVaveで表すと、計測流路8における平均流速V3と、主流路2全体の平均流速Vaveとの関係は、式(9)のようになる。
V3 > Vave・・・(9)
したがって、本実施の形態3においては、流体の流れが、層流状態の場合(流量(流速)が小さい場合)には、式(5)における補正係数kは、1より小さくなる。
一方、流体の流れが、乱流状態の場合(流量(流速)が大きい場合)には、実施の形態1及び2と同様に、式(5)における補正係数kは、1に近くなる。
そして、図9の点線aに示すように、流体の流れが層流状態から乱流状態に推移する過程においては、補正係数kは、これらの値を結ぶように変化する。このため、図9の点線aで示すように、補正係数kは測定流量域の全域にわたり、一定にならない。
そこで、本実施の形態3においては、図8Bに示すように、流速の大きい流路(ここでは、第2の流路7及び計測流路8)における仕切板の積層方向の長さを小さくし、流速の小さい流路(ここでは、第1の流路6及び第4の流路9)における仕切板の積層方向の長さを大きくなるように設定している。
換言すれば、第1〜第4の流路6、7、8、及び9の平均流速が、主流路2全体の平均流速Vaveになるように、各流路における仕切板の積層方向の長さh1’、h2’、h3’、及びh4’を定めている。
これにより、計測流路8の平均流速V3を主流路2全体の平均流速Vaveと同じにすることができ、流量測定範囲の全域(Qmin〜Qmax)にわたり、補正係数kを一定(ここでは、1)にすることができる(図9の実線b参照)。また、計測流路8を通流する流体の流量と、計測流路8以外の流路(第1の流路6、第2の流路7、及び第4の流路9)を通流する流体の平均流量と、を同一にすることができる。
なお、本実施の形態3においては、計測流路8以外の流路における仕切板の積層方向の長さを異なるように設定したが、これに限定されない。補正係数kを測定流量域の全域で一定にすることができれば、計測流路8以外の各流路における仕切板の積層方向の長さを一定に設定してもよい。
このように、本実施の形態3に係る流量計測装置1では、入口部32に流入する流速分布を筐体23内における流量計測装置1(入口部32)の配置位置等により、実験又はシミュレーション等で予め予測し、予測した流速分布を基に補正係数k等を予測する。そして、予測した補正係数k等を基に、補正係数kが測定流量域の全域で一定になるように、計測流路8における仕切板の積層方向の長さを設定する。また、予測した補正係数k等を基に、計測流路8以外の流路における仕切板の積層方向の長さを設定する。
これにより、補正係数kの一定化が図られ、流量計測精度の確保を保証することができる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明に係る流量計測装置の設定方法は、計測流路における平均流速を、主流路全体の平均流速と一致させることができ、主流路の流量の計測精度を向上させることができるため、有用である。
1 流量計測装置
2 主流路
3 第1の仕切板
4 第2の仕切板
5 第3の仕切板
6 第1の流路
7 第2の流路
8 計測流路(第3の流路)
9 第4の流路
10 超音波送受波器保持部
11 第1の超音波送受波器
12 第2の超音波送受波器
13 第1の保持部
14 第2の保持部
15 上面
16 下面
17 第1の超音波透過窓
18 第2の超音波透過窓
20 計測回路(伝播時間測定手段)
21 演算回路(流量演算手段)
22 ガスメータ
23 筐体
24 流入部
25 流出部
26 流入パイプ
27 流出パイプ
28 遮断機構
29 入口端
30 出口端
31 流量計測部
32 入口部
33 出口部
34 接続管
35 流路管
36 遮断弁

Claims (6)

  1. 矩形断面を有し、流体が通流する主流路と、
    前記主流路内に複数の仕切板を互いに間隔をあけて層状に配置することにより形成された複数の流路と、
    前記複数の流路の内の一部の流路である計測流路内の上流部分と下流部分に配置され、超音波を送受信する一対の超音波送受波器と、
    前記一対の超音波送受波器間での前記超音波の伝播時間を測定する伝搬時間測定手段と、
    前記伝搬時間測定手段で測定された伝播時間から求めた流速を基に演算された計測流量に補正係数を乗じて実際の流量を演算する流量演算手段と、を備える、流量計測装置の設定方法であって、
    前記主流路の入口部の流速分布を取得し、前記流速分布から測定流量域の全域にわたる前記補正係数を予測するステップ(A)と、
    前記補正係数が前記測定流量域の全域で一定となるように、前記ステップ(A)で予測した前記補正係数を基に前記流路の前記仕切板の積層方向の長さを設定するステップ(B)と、を備える、流量計測装置の設定方法。
  2. 前記ステップ(B)は、前記ステップ(A)で予測した前記補正係数が前記測定流量域の大流量域に比べ低流量域において小さくなる場合は、前記計測流路の前記仕切板の積層方向の長さが小さくなるように設定し、前記ステップ(A)で予測した補正係数が前記測定流量域の大流量域に比べ低流量域において大きくなる場合は、前記計測流路の前記仕切板の積層方向の長さが大きくなるように設定する、請求項1に記載の流量計測装置の設定方法。
  3. 矩形断面を有し、流体が通流する主流路と、
    前記主流路内に複数の仕切板を互いに間隔をあけて層状に配置することにより形成された複数の流路と、
    前記複数の流路の内の一部の流路である計測流路内の上流部分と下流部分に配置され、超音波を送受信する一対の超音波送受波器と、
    前記一対の超音波送受波器間での前記超音波の伝播時間を測定する伝搬時間測定手段と、
    前記伝搬時間測定手段で測定された伝播時間から求めた流速を基に演算された計測流量に補正係数を乗じて実際の流量を演算する流量演算手段と、を備える、流量計測装置の設定方法であって、
    前記主流路の入口部の流速分布を取得し、前記流速分布から前記計測流路の平均流速と前記流路全体の平均流速を予測するステップ(C)と、
    前記計測流路の平均流速と前記流路全体の平均流速が同一となるように、前記ステップ(C)で予測した前記計測流路の平均流速と前記流路全体の平均流速を基に前記流路の前記仕切板の積層方向の長さを設定するステップ(D)と、を備える、流量計測装置の設定方法。
  4. 前記ステップ(D)は、前記ステップ(C)で予測した前記計測流路の平均流速が前記ステップ(C)で予測した前記流路全体の平均流速に比べて大きい場合は、前記計測流路の前記仕切板の積層方向の長さが小さくなるように設定し、前記ステップ(C)で予測した前記計測流路の平均流速が前記ステップ(C)で予測した前記流路全体の平均流速に比べて小さい場合は、前記計測流路の前記仕切板の積層方向の長さが大きくなるように設定する、請求項3に記載の流量計測装置の設定方法。
  5. 矩形断面を有し、流体が通流する主流路と、
    前記主流路内に複数の仕切板を互いに間隔をあけて層状に配置することにより形成された複数の流路と、
    前記複数の流路の内の一部の流路である計測流路内の上流部分と下流部分に配置され、超音波を送受信する一対の超音波送受波器と、
    前記一対の超音波送受波器間での前記超音波の伝播時間を測定する伝搬時間測定手段と、
    前記伝搬時間測定手段で測定された伝播時間から求めた流速を基に演算された計測流量に補正係数を乗じて実際の流量を演算する流量演算手段と、を備える、流量計測装置の設定方法であって、
    前記主流路の入口部の流速分布を取得し、前記流速分布から前記計測流路の平均流量と前記計測流路以外の流路の平均流量を予測するステップ(E)と、
    前記計測流路の平均流量と前記計測流路以外の流路の平均流量が同一となるように、前記ステップ(E)で予測した前記計測流路の平均流量と前記計測流路以外の流路の平均流量を基に前記流路の前記仕切板の積層方向の長さを設定するステップ(F)と、を備える、流量計測装置の設定方法。
  6. 前記ステップ(F)は、前記ステップ(E)で予測した前記計測流路の平均流量が前記ステップ(E)で予測した前記計測流路以外の流路の平均流量より大きい場合は、前記計測流路の前記仕切板の積層方向の長さが小さくなるように設定し、前記ステップ(E)で予測した前記計測流路の平均流量が前記ステップ(E)で予測した前記計測流路以外の流路の平均流量より小さい場合は前記計測流路の前記仕切板の積層方向の長さが大きくなるように設定する、請求項5に記載の流量計測装置の設定方法。




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