JP2010117201A - 流量計 - Google Patents
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Abstract
【課題】計測範囲の増大を図った流量計を提供する。
【解決手段】整流格子5が、一対の超音波振動子よりも上流側及び下流側の多層流路部3内を2つの層に仕切る一対の超音波振動子の対向方向及びガス流れ方向Y2の両方向に対して水平に配置された1枚の分流板51と、分流板51の両板面からガス流れ方向Y2に沿って立設された分流板51により仕切られた2つの層をそれぞれ格子状に仕切る複数の格子板52と、から構成されている。多層流路部3が、1枚の分流板51を中心とした面対称になるように整流格子5によって仕切られている。
【選択図】図3
【解決手段】整流格子5が、一対の超音波振動子よりも上流側及び下流側の多層流路部3内を2つの層に仕切る一対の超音波振動子の対向方向及びガス流れ方向Y2の両方向に対して水平に配置された1枚の分流板51と、分流板51の両板面からガス流れ方向Y2に沿って立設された分流板51により仕切られた2つの層をそれぞれ格子状に仕切る複数の格子板52と、から構成されている。多層流路部3が、1枚の分流板51を中心とした面対称になるように整流格子5によって仕切られている。
【選択図】図3
Description
本発明は、流量計に係り、特に、流体が流れる流路と、前記流路内に配置された四角筒流路と、前記四角筒流路の流体の流れ方向に対して斜めに交差する方向に対向して配置されると共に前記四角筒流路の互いに対向する一対の側壁の両者を挟むように配置された前記四角筒流路を流れる流体の流速を検出する一対の超音波振動子と、を有する流量計に関するものである。
上述した流量計として、ガス(流体)流量を計測する一対の超音波振動子を使用した超音波式ガスメータが提案されている(例えば、特許文献1)。上述した超音波式ガスメータは、ガス流路の流れ方向に離間して配置された所定の超音波周波数で作動する一対の超音波振動子を有している。
そして、上記超音波式ガスメータは、一方の超音波振動子が送信する超音波信号を他方の超音波振動子に受信させる動作を行わせて超音波信号が一対の超音波振動子間で伝播される伝播時間を計測し、この計測した伝播時間に基づいてガス流速を間欠的に求め、このガス流速にガス流路の断面積と間欠時間とを乗じてガス量を求めている。
このような超音波式ガスメータにおいては、ガス流速がガス流路の断面方向において均一であることが、測定したガス流速にガス流路の断面積を乗じることで換算されるガス流量を、ガス流路を通過した実際のガス流量に一致させる上で重要である。そのためには、回折渦等による乱流の発生でガス流路の断面方向における流速の分布にばらつきが生じないように、一対の超音波振動子の上流側のガス流路部分をできるだけ長く直線状にすることが望ましい。
しかし、ガス流路中に長い直線状の部分を確保するとなると、ガス流路を内部に納めたガスメータの筐体自体を大型化しなければならなくなり、旧来から要請されているガスメータの小型化に逆行せざるを得なくなる。このため、現実には、一対の超音波振動子に近い上流側のガス流路部分にカーブや曲がり角が生じるのは致し方ないものとされている。
そこで、一対の超音波振動子の上流側にハニカムやメッシュを配置して、ハニカムやメッシュの整流効果により、その一対の超音波振動子の配置されているガス流路箇所におけるガスの流速分布を流路の断面方向において均一にする方策を採ることが考えられる(特許文献1〜4)。
しかしながら、上述した従来のようにハニカムやメッシュを設けてもガス流路の断面積方向の流速分布を十分に均一にすることができない。特に、高流量をガス流路に流すと渦や乱流が発生しやすくなり、低流量に比べて流速の分布にばらつきが生じる。このため、高流量側の流量計測範囲を十分に増大させることができない、という問題があった。
特開平9−15012号公報
特開平9−243421号公報
特開平9−236462号公報
特開2003−307445号公報
そこで、本発明は、計測範囲の増大を図った流量計を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、流体が流れる流路と、前記流路内に配置された四角筒流路と、前記四角筒流路の流体の流れ方向に対して斜めに交差する方向に対向して配置されると共に前記四角筒流路の互いに対向する一対の側壁の両者を挟むように配置された前記四角筒流路を流れる流体の流速を検出する一対の超音波振動子と、を有する流量計において、前記一対の超音波振動子よりも上流側又は/及び下流側の前記四角筒流路内を2つの層に仕切る前記一対の超音波振動子の対向方向及び前記流れ方向の両方向に対して水平に配置された1枚の第1仕切板と、前記第1仕切板の両板面から前記流れ方向に沿って立設された前記第1仕切板により仕切られた2つの層をそれぞれ格子状に仕切る複数の第2仕切板と、から構成された整流格子をさらに有し、前記四角筒流路が、前記1枚の第1仕切板を中心とした面対称になるように前記整流格子によって仕切られていることを特徴とする流量計に存する。
請求項2記載の発明は、前記第1仕切板又は/及び前記第2仕切板の前記流れ方向の両端の角部にRが付けられていることを特徴とする請求項1に記載の流量計に存する。
請求項3記載の発明は、前記一対の超音波振動子間の前記四角筒流路を2つの層に仕切る前記第1仕切板と平行に配置された1枚の第3仕切板をさらに備え、前記四角筒流路が前記1枚の第3仕切板によって当該第3仕切板を中心とした互いに面対称形状の2つの層に仕切られており、前記一対の超音波振動子が、前記第3仕切板を中心とした線対称形状に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の流量計に存する。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、四角筒流路が1枚の第1仕切板を中心とした面対称になるように整流格子によって仕切られているので、第1仕切板により仕切られた2つの層が同じ流速分布となるため四角筒流路の断面方向の流速分布をフラットにすることができる。しかも、整流格子の整流効果により四角筒流路の上流側、下流側で発生する流れの乱れが整流されて四角筒流路部に流れるため、計測範囲の増大を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、第1仕切板又は/及び第2仕切板の流れ方向の両端の角部にRが付けられているので、第1仕切板又は/及び第2仕切板の流れ方向の両端の角部から渦の発生を防止でき、流れの乱れを防止できるため、より一層計測範囲の増大を図ることができる。
請求項3記載の発明によれば、四角筒流路が1枚の第3仕切板によってその第3仕切板を中心とした互いに面対称形状の2つの層に仕切られており、一対の超音波振動子が第3仕切板を中心とした線対称形状に設けられているので、第3仕切板により仕切られた2つの層が同じ流速分布となるため四角筒流路の断面方向の流速分布をフラットにすることができ、より一層、計測範囲の増大を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、流量計としてのガスメータ1は、流路としてのガス流路2と、四角筒流路としての多層流路部3と、流速センサ4(図4)と、整流格子5と、第3仕切板としての仕切板6と、を備えている。上記ガス流路2は、メータボディ(図示せず)に設けられたガス流入口71とガス流出口72との間を連通するように設けられている。ガス流路2は、入口流路部21と、出口流路部22と、計測流路部23と、から構成されていて、U字状に折れ曲がっている。
上記入口流路部21は、ガス流入口71と連通すると共に鉛直方向Y1に沿って設けられている。上記入口流路部21には、ガス流路2を流れるガスを遮断する遮断弁8が設けられている。また、上記入口流路部21の内壁には、後述する多層流路部3内でのガス流れ方向Y2(流れ方向)の出口流路部22側に向かって突出する整流板91が設けられている。出口流路部22は、ガス流出口72と連通すると共に鉛直方向Y1に沿って設けられている。また、出口流路部22は、鉛直方向Y1に互い違いに配置された整流板92が設けられている。計測流路部23は、入口流路部21及び出口流路部22の側壁間を連通するように水平に沿って設けられている。この計測流路部23内には、多層流路部3が配置されている。
上記多層流路部3は、図2及び図3に示すように、四角筒状の流路部である。多層流路部3は、一対の測定窓31、32が設けられている。一対の測定窓31、32は、多層流路部3の互いに対向する一対の側壁33、34にそれぞれ設けられている。また、一対の測定窓31、32は、多層流路部3のガス流れ方向Y2に対して斜めに交差する方向に対向する位置に設けられている。
上記流速センサ4は、多層流路部3内に流れるガス流速を検出するセンサである。流速センサ4は、図4に示すように、例えば一対の超音波振動子41、42から構成されている。一対の超音波振動子41、42は、計測流路部23に設けた一対の取付部24、25に取り付けられている。一対の取付部24、25は、ガス流れ方向Y2を斜めに交差する方向に計測流路部23の側壁から突出して設けられている。そして、取付部24は多層流路部3に設けた測定窓31に連通し、取付部25は多層流路部3に設けた測定窓32に連通している。
このような取付部24、25に超音波振動子41、42を取り付けると、一対の超音波振動子41、42は、多層流路部3のガス流れ方向Y2を斜めに交差する方向に対向して配置されることとなる。また、一対の超音波振動子41、42は、多層流路部3の互いに対向する一対の側壁33、34の両者を挟んで配置される。さらに、一対の超音波振動子41、42は、測定窓31、32を通じて多層流路部3内での超音波信号の送受信が可能となる。また、上記超音波振動子41、42は、図5に示すように、後述する仕切板6を中心とした線対称形状になるように設けられている。上記流速センサ4は、一対の測定窓31、32を通じて多層流路部3内での上記一対の超音波振動子41、42間の超音波信号の送受信を行って超音波信号の伝搬時間を求めることにより、ガス流速、流量を計測する。
この流量計測では、ガス流れ方向Y2と超音波伝搬経路との成す角度をθとし、一対の超音波振動子41、42間の距離をLsとすると、上流側への超音波信号の伝搬時間Td→u及び下流側への超音波信号の伝搬時間Tu→dに基づいて、平均流速u=Ls/2cosθ(1/Tu→d−1/Td→u)を求めることができる。ガス流量Qは、下記の式(1)に示すように平均流速uと多層流路部3の断面積Aの積となる。
Q=A×u …(1)
Q=A×u …(1)
上記整流格子5は、図2及び図3に示すように、多層流路部3の出口及び入口に設けられている。整流格子5は、多層流路部3の一対の超音波振動子41、42よりも上流側及び下流側を仕切るように設けられている。整流格子5は、1枚の第1仕切板としての分流板51と、3つの第2仕切板としての格子板52と、から構成されている。上記分流板51は、一対の超音波振動子41、42の出入口付近の多層流路部3内を鉛直方向Y1に2つの層に仕切るように、一対の超音波振動子41、42の対向方向及びガス流れ方向Y2の両方向に対して水平に配置された1枚の板である。そして、図6(a)に示すように、分流板51のガス流れ方向Y2の両端の角部には、Rが付けられている。本実施形態では、このRは分流板51の板厚の半分である。
3つの格子板52は、分流板51の両板面からガス流れ方向Y2に沿って立設されている。3つの格子板52は、分流板51により仕切られた2つの層をそれぞれ格子状に仕切る。整流格子5は、図6に示すように、分流板51を中心とした面対称形状に設けられている。そして、多層流路部3の出入口付近は、この整流格子5によって分流板51を中心とした面対称になるように仕切られている。3つの格子板52は、多層流路部3の一対の側壁33、34間に互いに等間隔に配置されている。また、図6(c)に示すように、格子板52のガス流れ方向Y2の両端の角部には、Rが付けられている。本実施形態では、このRは格子板52の板厚の半分である。そして、この整流格子5により、多層流路部3内のガスの流れがガス流れ方向Y2に整流される。上記整流格子5は、接着剤で多層流路部3に固定してもよいし、ネジで多層流路部3に固定してもよい。また、整流格子5としては、アルミの切削り、または大量生産する場合はプラスチック成型品であってもよい。
上記仕切板6は、一対の超音波振動子41、42間の多層流路部3を2つの層に仕切るように、分流板51と平行に配置された1枚の板である。仕切板6は、多層流路部3の中心軸P上に水平に配置されている。このことにより、一対の超音波振動子41、42間の多層流路部3が、仕切板6を中心とした互いに面対称形状の2つの層に仕切られた構造となっている。そして、この仕切板6により、多層流路部3、即ち計測流路部23内のガスの流れがガス流れ方向Y2に整流される。
次に、上述した構成のガスメータ1の整流格子5の効果を図7及び図8を参照して以下説明する。なお、図7及び図8中、矢印Dはガスの流れを示している。図7から明らかなように、本発明では、多層流路部3の出入口付近が分流板51を中心とした互いに面対称になるように整流格子5によって仕切られているので、分流板51によって仕切られた各層の流速分布が、分流板51を中心とした互いに面対称の流速分布となる。即ち、多層流路部3を2層に仕切ると全て(2つ)の層が、同じ流速分布となるため、多層流路部3内の流速分布を全体としてフラットにすることができ、計測範囲の増大を図ることができる。
一方、従来のガスメータのようにハニカムやメッシュなどで多層流路部3を3層以上に仕切ると全ての層を同じ流速分布にすることができない。この理由を3層に仕切られた図8に示すガスメータの流速分布を用いて説明する。図8に示すガスメータでは、多層流路部3内が2つの分流板51によって上段、中段、下段の3つの層に仕切られているので、上段と下段の流速分布が互いに同じ流速分布となるが、中段の流速分布が上段及び下段よりも突出する。即ち、中段の流速が上段及び下段よりも速くなり、分流板51により仕切られた全ての層を同じ流速分布にすることができない。このため、多層流路部3内の流速分布が、全体として、前述した2層に仕切られた本発明の多層流路部3内の流速分布よりも起伏を有するものとなり、計測範囲の増大を図ることができない。
また、上述した2層の整流格子5を有するガスメータ1は、構造が単純であるので、作成が容易である。また、2層の整流格子5は、層の数が少ないため、製造時に寸法の測定の工数を減らすことができ、分流板51の数が少ない(1枚である)ので、コストを低減することができる。
また、上述した構成のガスメータ1によれば、多層流路部3の出入口付近に整流格子5を設けることにより、整流格子5による整流効果を得ることができる。即ち、多層流路部3の入口より上流側や出口より下流側で発生するガスの流れの乱れが整流格子5により多層流路部3内に流れるガスの流れに及ぼす影響を低下できる。また、多層流路部3の入口より上流側、出口より下流側の流路形状、角、急激な曲がり、形状変化に起因するガスの流れの乱れが整流格子5により低下されて多層流路部3内に流れるため、計測精度が低下するのを防止できる。また、流速が高いとき、多層流路部3へ流入するガスの流れが剥離して乱流が発生しても、整流格子5の整流効果で乱れが増幅されるのを防止できる。
また、上述した構成のガスメータ1によれば、分流板51及び格子板52のガス流れ方向Y2の両端の角部にRが付けられている。これにより、分流板51及び格子板52のガス流れ方向Y2の両端の角部から渦の発生を防止でき、流れの乱れを防止できるため、より一層計測範囲の増大を図ることができる。
また、上述した構成のガスメータ1によれば、多層流路部3が1枚の仕切板6によってその仕切板6を中心とした互いに面対称形状の2つの層に仕切られており、一対の超音波振動子41、42が、仕切板6を中心とした線対称形状に設けられている。これにより、図7及び図8についての説明と同様の理由で、仕切板6により仕切られた2つの層が互いに同じ流速分布となるため多層流路部3の流速分布をフラットにすることができ、より一層、計測範囲の増大を図ることができる。
また、本発明者は、下記に示す比較品A〜Dと、本発明品A〜Dをそれぞれ作成して、各流量での流量係数及び器差について測定して、本発明の効果を確認した。結果を図9〜図14に示す。なお、比較品Aは、単層(仕切板6なし)で整流格子5のない多層流路部3を有するガスメータ1である。比較品Bは、2層(仕切板6=1枚)で整流格子5のない多層流路部3を有するガスメータ1である。比較品Cは、2層(仕切板6=1枚)で整流格子5の代わりに出入口付近にメッシュを設けたガスメータ1である。比較品Dは、3層(仕切板6=2枚)で整流格子5のない多層流路部3を有するガスメータ1である。本発明品Aは、単層(仕切板6なし)で出入口に整流格子5を設けた多層流路部3を有するガスメータ1である。本発明品Bは、2層(仕切板6=1枚)で出入口に整流格子5を設けた多層流路部3を有するガスメータ1である。本発明品Cは、2層(仕切板6=1枚)で出入口に整流格子5とメッシュとの両者を設けた多層流路部3を有するガスメータ1である。本発明品Dは、3層(仕切板6=2枚)で出入口に整流格子5を設けた多層流路部3を有するガスメータ1である。
比較品A及び本発明品A、比較品B及び本発明品B、比較品D及び本発明品D、をそれぞれ比較して明らかなように、整流格子5を設けた本発明品A、B、Dは、整流格子5を設けない比較品A、B、Dに比べて流量係数及び器差のばらつきがフラット(即ちプロット点の最大値と最小値との差が小さい)であり、空気とLPガスとの差も小さく、計測範囲が増大していることが分かった。また、比較品C及び本発明品Bを比較して明らかなように、整流格子5を設けた本発明品Bは、整流格子5の代わりにメッシュを設けた比較品Cに比べて流量係数及び器差のばらつきがフラットであり、空気とLPガスとの差も小さくなり、計測範囲が増大していることが分かった。
また、本発明品A、B及びDを比較して明らかなように、1枚の仕切板6で2層に仕切られた本発明品Bは、単層、3層に仕切られた本発明品A及びDに比べて流量係数及び器差のばらつきがフラットであり、空気とLPガスとの差も小さく、計測範囲が増大していることが分かった。本発明品B及び本発明品Cを比較して明らかなように、整流格子5に加えてメッシュを設けた本発明品Cは、整流格子5のみの本発明品Bに比べて流量係数及び器差のばらつきがフラットであり、空気とLPガスとの差も小さく、計測範囲が増大していることが分かった。
なお、上述した実施形態によれば、仕切板6により一対の超音波振動子41、42間を2層に仕切られた多層流路部3に整流格子5を設けていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、本発明品A、本発明品Bで説明したように、仕切板6がない多層流路部3や2枚以上の仕切板6により3層以上に仕切られた多層流路部3に整流格子5を設けてもよい。
また、上述した実施形態によれば、分流板51及び格子板52の両方にRが付けられていたが、本発明はこれに限ったものではない。上記実施形態が最適であるが、例えば、分流板51及び格子板52の何れか一方にRを付けてもよい。
また、上述した実施形態によれば、整流格子5は、一対の超音波振動子41、42の上流側及び下流側の両方に設けられていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、一対の超音波振動子41、42の上流側のみに設けても良い。また、一対の超音波振動子41、42の下流側のみに設けてもよい。一対の超音波振動子41、42の下流側に設けたときは、ガスが逆流したときに整流格子5によって整流することができる。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 ガスメータ(流量計)
2 ガス流路(流路)
3 多層流路部(四角筒流路)
5 整流格子
6 仕切板(第3仕切板)
33、34 側壁
41、42 超音波振動子
51 分流板(第1仕切板)
52 格子板(第2仕切板)
2 ガス流路(流路)
3 多層流路部(四角筒流路)
5 整流格子
6 仕切板(第3仕切板)
33、34 側壁
41、42 超音波振動子
51 分流板(第1仕切板)
52 格子板(第2仕切板)
Claims (3)
- 流体が流れる流路と、前記流路内に配置された四角筒流路と、前記四角筒流路の流体の流れ方向に対して斜めに交差する方向に対向して配置されると共に前記四角筒流路の互いに対向する一対の側壁の両者を挟むように配置された前記四角筒流路を流れる流体の流速を検出する一対の超音波振動子と、を有する流量計において、
前記一対の超音波振動子よりも上流側又は/及び下流側の前記四角筒流路内を2つの層に仕切る前記一対の超音波振動子の対向方向及び前記流れ方向の両方向に対して水平に配置された1枚の第1仕切板と、前記第1仕切板の両板面から前記流れ方向に沿って立設された前記第1仕切板により仕切られた2つの層をそれぞれ格子状に仕切る複数の第2仕切板と、から構成された整流格子をさらに有し、
前記四角筒流路が、前記1枚の第1仕切板を中心とした面対称になるように前記整流格子によって仕切られている
ことを特徴とする流量計。 - 前記第1仕切板又は/及び前記第2仕切板の前記流れ方向の両端の角部にRが付けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の流量計。 - 前記一対の超音波振動子間の前記四角筒流路を2つの層に仕切る前記第1仕切板と平行に配置された1枚の第3仕切板をさらに備え、
前記四角筒流路が前記1枚の第3仕切板によって当該第3仕切板を中心とした互いに面対称形状の2つの層に仕切られており、
前記一対の超音波振動子が、前記第3仕切板を中心とした線対称形状に設けられている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の流量計。
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