JPWO2013038905A1 - 情報管理装置、ネットワークシステム、情報管理プログラム、および情報管理方法 - Google Patents

情報管理装置、ネットワークシステム、情報管理プログラム、および情報管理方法 Download PDF

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Abstract

情報利用装置(3)から情報の利用要求を受信すると、情報選択部(31)が、この情報利用装置(3)に送信する情報を選択する。情報選択部(31)は、提供者契約DB(13)に記憶している提供側情報、および利用者契約DB(14)に記憶している利用側情報に基づき、情報を選択する。通信部(12)が、情報選択部(31)が選択した情報を情報利用装置(3)に送信する。さらに、評価値算出部(33)が、情報提供装置(2)から提供された情報毎に、通信部(12)がその情報を情報利用装置(3)に送信した送信実績に基づいて評価値を算出する。

Description

この発明は、情報を提供する情報提供装置と、提供される情報を利用する情報利用装置との間で情報を中継するとともに、情報の価値を評価し、その大きさを算出する技術に関する。
従来、情報を提供する複数の情報提供装置と、提供される情報を選択的に利用する複数の情報利用装置と、これらの装置間での情報の中継を管理する情報管理装置と、をネットワークを介して接続したネットワークシステムがある。情報管理装置には、多種多様な情報が提供される。情報利用装置は、情報管理装置に対して情報の提供を要求する。情報管理装置は、この要求に応じて、情報を情報利用装置に提供する。
また、情報管理装置が、情報提供装置から提供された情報について、その価値(評価値)を判断し、その価値の大きさに応じた対価物を情報の提供者に支払うものもある(特許文献1参照)。すなわち、この特許文献1は、提供された情報と、その情報について判断した評価値の大きさに応じた対価物と、の交換を行っている。
また、ソフトウェアの使用者に対して、その使用状況に応じて設定したライセンス料を課金するものもある(特許文献2参照)。
特許第2956690号公報 特開2007−149017号公報
しかしながら、情報提供装置から提供される情報の評価値は、より多くの情報利用装置で利用されるものほど、有益度が高く、評価値も大きくなると考えられる。特許文献1は、情報に対する評価値の大きさを、その情報の利用実績を考慮して算出し、決定する構成ではなく、その情報の内容によって算出し、決定する構成である。このため、情報利用装置で、比較的利用されなかった情報の評価値が平均よりも大きく算出されていたり、比較的利用された情報の評価値が平均よりも小さく算出されていたりすることがあった。
このような場合、情報提供装置で情報を提供している者(提供者)が、提供した情報に対して決定された評価値の大きさ(支払われた対価物)に不満を持つと、情報の提供を中止することがある。また、情報の提供を中止する情報提供装置が増加すると、情報管理装置に提供される情報の総量が減少し、その結果、情報利用装置に対して受益度の高い情報の提供が行えなくなる。
この発明の目的は、提供された情報に対する評価値の大きさを、その情報の利用実績を考慮して決定することにより、情報提供者に不満を感じさせることがなく、且つ情報が有効に活用できる技術を提供することにある。
この発明の情報管理装置は、上記課題を解決し、その目的を達するために、以下ように構成している。
提供側情報記憶部が、ネットワークを介して通信可能に接続される情報提供装置から提供される情報について、その情報の利用制限を含む提供側情報を記憶する。提供側情報には、例えば、情報の利用を許可するアプリケーションプログラムの種別や、利用者の属性等が利用制限として含まれているとともに、その情報を取得した情報提供装置の種類、情報の種別、認識率等も含まれている。また、利用制限は、情報の利用を許可しないアプリケーションプログラムの種別や、利用者の属性等としてもよい。
また、利用側情報記憶部が、ネットワークを介して通信可能に接続される情報利用装置が利用を希望する情報について、その情報の利用形態を含む利用側情報を記憶する。利用側情報には、例えば、情報を利用するアプリケーションプログラムの種別や、利用者の属性等が情報の利用形態として含まれているとともに、利用を希望する情報の種別、認識率等も含まれている。
情報利用装置から情報の利用要求を受信すると、情報選択部が、この情報利用装置に送信する情報を選択する。選択する情報は、提供側情報記憶部に記憶している提供側情報、および利用側情報記憶部に記憶している利用側情報に基づき、利用形態において、その利用が制限されていない情報である。すなわち、情報利用装置に送信する情報の選択が、情報の提供者との間で交わした契約と、情報の利用者との間で交わした契約とに基づいて行える。
送信部が、情報選択部が選択した情報を情報利用装置に送信する。
また、評価値算出部が、情報提供装置から提供された情報について、送信部が情報利用装置に送信した送信実績に基づいて評価値を算出する。
このように、情報提供装置から提供された情報に対する評価値の大きさが、その情報の利用実績を考慮して決定される。例えば、報提供装置から提供された情報は、情報利用装置でのアプリケーションの実行に使用されたり、利用者に閲覧されたりした回数が多いほど、評価値を大きく算出する。また、この情報を利用することにより得られる利益の大きさ(受益度)や、情報の新しさ等も考慮して、評価値の大きさを算出してもよい。したがって、情報提供装置により情報を提供している提供者が、提供した情報の評価値に対して不満を感じるのを抑えることができる。これにより、情報提供装置から提供される情報の総量を十分に確保でき、情報利用装置に対して受益度の高い情報の提供が行える。
また、情報の提供者に対して、算出した評価値の大きさに応じた対価物を決済する構成にすれば、提供者、および提供者から提供される情報を増加させることができる。また、これにともなって、利用者に対して提供する情報の信頼性が向上し、利用者が得る利益も大きくなる。対価物は、金銭であってもよいし、何らかのシステムで使用できるポイントや、クーポン券等であってもよい。
また、情報選択部は、情報利用装置から受信した利用要求に含まれている情報の利用形態に対して、その利用が制限されていない情報が複数あれば、これらの情報の概略を情報利用装置に送信し、この情報処理装置が指定した情報を送信する情報として選択する、構成にしてもよい。このように構成すれば、利用者に情報を選択させることができる。
この発明によれば、提供された情報に対する評価値の大きさを、その情報の利用実績を考慮して決定することにより、情報提供者に不満を感じさせることがなく、且つ情報が有効に活用できる。
実施形態にかかるネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。 情報管理装置の主要部の構成を示すブロック図である。 提供者契約DBの構成を示す概略図である。 利用者契約DBの構成を示す概略図である。 管理情報DBの構成を示す概略図である。 情報記録DBの構成を示す概略図である。 利用履歴DBの構成を示す概略図である。 情報管理装置の機能構成を示す概略図である。 提供契約処理における情報管理装置の動作を示すフローチャートである。 利用契約処理における情報管理装置の動作を示すフローチャートである。 情報利用装置等における種別選択にかかる入力画面の表示例である。 管理情報DB更新処理における情報管理装置の動作を示すフローチャートである。 情報利用処理における情報管理装置の動作を示すフローチャートである。 情報管理装置における決済処理を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態であるネットワークシステムについて説明する。
図1は、この発明の実施形態であるネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。このネットワークシステムは、情報管理装置1と、複数の情報提供装置2と、複数の情報利用装置3と、を備えている。情報管理装置1、情報提供装置2、および情報利用装置3は、ネットワーク5を介して通信可能に接続している。
情報提供装置2は、特定の種類の装置ではなく、例えば携帯電話、車載カメラ、監視カメラ、空調管理装置であり、画像、温度、湿度、照度等、何らかの情報を取得する構成を有する機器であればよい。また、情報提供装置2は、情報管理装置1に提供する情報(取得した情報)を用いて予め設定されている処理を実行してもよいし、その情報については自装置で用いなくてもよい。情報提供装置2は、取得した情報を情報管理装置1に提供(アップロード)する。また、情報提供装置2を運用/管理している者(以下、提供者と言う。)は、情報管理装置1に提供する情報について、利用可能なアプリケーションプログラム(以下、単にアプリと言う。)の種別や、利用者の属性(個人、法人等)等で、その利用を制限することができる。
情報利用装置3は、情報提供装置2が提供する情報を利用する利用者が保有するパソコンや携帯電話等の情報処理装置である。情報利用装置3は、情報提供装置2が情報管理装置1に提供した情報を、この情報管理装置1から受信する。情報利用装置3には、情報提供装置2が提供する情報を利用するアプリがインストールされている。
情報管理装置1は、提供者との間で交わした、情報提供装置2からの情報の提供にかかる契約に基づく提供者契約情報や、利用者との間で交わした、情報利用装置3における情報の利用にかかる契約に基づく利用者契約情報等を管理する。この提供者契約情報がこの発明で言う提供側情報に相当し、利用者契約情報がこの発明で言う利用側情報に相当する。また、情報管理装置1は、提供者契約情報や、利用者契約情報に基づいて、情報提供装置2からの情報の取得や、情報利用装置3への情報の送信(提供)を行う。情報管理装置1は、その情報の利用制限によって利用が許可されない情報利用装置3に対して当該情報を送信することはない。言い換えれば、情報管理装置1は、その情報の利用制限によって利用が許可される情報利用装置3に対して当該情報を送信する。このように、情報管理装置1は、情報を提供する情報提供装置2と、提供される情報を利用する情報利用装置3との間における、情報の管理や中継を行う。
また、情報管理装置1は、情報利用装置3毎に、その情報利用装置3に対して情報の送信を行う毎に、送信した情報に応じた価値を課金する課金処理を行う。さらに、情報管理装置1は、情報提供装置2毎に、その情報提供装置2から提供された情報の評価値を算出し、その評価値の大きさに応じた対価物による決済処理を行う。
次に、この情報管理装置1の構成について説明する。図2は、情報管理装置の主要部の構成を示すブロック図である。情報管理装置1は、制御部11と、通信部12と、提供者契約データベース13(提供者契約DB13)と、利用者契約データベース14(利用者契約DB14)と、管理情報データベース15(管理情報DB15)と、情報記録データベース16(情報記録DB16)と、利用履歴データベース17(利用履歴DB17)とを備えている。
制御部11は、情報管理装置1本体の動作を制御する。
通信部12は、ネットワーク5を介して情報提供装置2や情報利用装置3との間における通信を行う。
提供者契約DB13は、提供者との間で交わした情報の提供にかかる契約の内容を登録している。図3は、提供者契約DBの構成を示す概略図である。提供者契約DB13は、提供者との情報の提供にかかる契約毎に、契約番号(契約No)、提供者ID、装置種別、装置アドレス、装置URL、パスワード、保守要求通知アドレス、情報種別、情報保存場所アドレス、利用可能アプリ種別、利用可能ユーザ属性、認識率、および利用料金を対応付けたレコードを登録している。提供者は、提供する情報毎に、この契約を交わしている。
契約番号は、提供者との情報の提供にかかる契約毎に、個別に付与されるユニークな番号である。提供者IDは、その提供者を識別するものである。装置種別は、提供する情報を取得する情報提供装置2の種別であり、例えば自動改札機、監視装置、空調制御装置、監視カメラ、音声センサ、携帯電話等である。装置アドレスは、この装置のIPアドレスである。装置URLは、この装置のURL(Uniform Resource Locator)である。
パスワードは、この契約の変更や更新を行うときに、操作者が提供者本人であるかの確認のために入力させる文字列である。このパスワードは、契約時に提供者が設定している。
保守要求通知アドレスは、提供者が指定したメールアドレスであり、情報提供装置2に対する保守要求にかかるメールの送信先(宛先)である。保守要求は、情報提供装置2から情報が提供されないとき等に行われる。
情報種別は、情報提供装置2から提供される情報の種別であり、映像データ、音声データ等、情報提供装置2が取得した情報(生データ)や、OD(Origin Destination)データ、人数データ、属性データ(大人、子供、女性、男性等を示す属性データ)等、情報提供装置2が取得した生データを処理して得た加工データ(メタデータ)を示す。
情報保存場所アドレスは、情報提供装置2から提供される情報を記録保存する記録媒体(後述する、情報記録DB16)上のアドレスを示す。
利用可能アプリ種別は、情報の利用を許可するアプリの種別を示す。また、利用可能ユーザ属性は、情報の利用を許可するユーザの属性(個人、法人等)を示す。この利用可能アプリ種別、および利用可能ユーザ属性が、提供者が契約の際に設けた情報の利用制限である。また、ここでは、利用制限として利用を許可するアプリの種別や、利用者の属性を登録するとしているが、利用を許可しないアプリの種別や、利用者の属性を登録する構成であってもよい。
認識率は、情報の精度を示し、情報提供装置2において取得される情報に含まれている誤差(情報提供装置2における情報の検出精度)等に基づいて、高、中、低の3段階で分類したものである。すなわち、認識率は、提供される情報の信頼度である。利用料金は、その情報を利用した利用者に課金する金額である。この利用料金が、この発明でいう情報の単価値に相当する。この情報の単価値は、情報管理装置1がその情報の有益度等を基にして決定する。単価値が高い情報ほど、有益度が高い情報である。また、有益度は、その情報の精度等に基づく信頼度、その情報の利用頻度、その情報の利用により得られた受益度等に基づいて決定する。受益度は、その情報の利用者等から情報管理装置1にフィードバックされる。ここでは、情報単価値を、その情報の1回の利用に対する料金としているが、情報量1MB当たりの料金としてもよいし、その他の形態で情報の単価値を設定してもよい。
また、利用者契約DB14は、利用者との間で交わされた情報の利用にかかる契約の内容を登録している。図4は、利用者契約DBの構成を示す概略図である。利用者契約DB14は、利用者との情報の提供にかかる契約毎に、契約番号(契約No)、利用者ID、利用アプリ種別、優先事項、利用認識率範囲、および利用料金範囲を対応付けたレコードを登録している。
契約番号は、利用者との情報の提供にかかる契約に対して、個別に付与されるユニークな番号である。利用者IDは、その利用者を識別するものである。利用アプリ種別は、利用者が提供された情報を利用するアプリの種別である。利用希望情報種別は、利用する情報の種別を示す。
優先事項は、情報を利用するにあたり、費用を優先するか、認識率を優先するかを示す。利用認識率範囲は、利用する情報の認識率の下限を規定する。利用料金範囲は、利用する情報の料金の上限を規定する。優先事項、利用認識率範囲、および利用料金範囲は、利用者が契約時に設定している。
管理情報DB15は、上述した提供者契約DB13、および利用者契約DB14の登録内容に基づいて生成される。図5は、管理情報DBの構成を示す概略図である。この管理情報DB15は、利用者毎に、契約No(利用者の契約番号)、利用者ID、利用アプリ種別、利用希望情報種別、優先事項、情報保存場所アドレス、装置URL、装置状態、認識率、保守要求通知アドレス、および利用料金を対応付けたレコードを登録している。制御部11は、所定のタイミング(例えば毎日午前0時)になると、上述した提供者契約DB13、および利用者契約DB14の登録内容に基づいて、この管理情報DB15を生成する。これにより、管理情報DB15は、提供者契約DB13や、利用者契約DB14の更新が、所定のタイミング(管理情報DB15を生成するタイミング)で反映される。
なお、管理情報DB15には、装置状態情報が含まれている。これは、該当する情報提供装置2との通信により確認している。
情報記録DB16は、情報提供装置2から提供される情報を記録し、管理するデータベースである。図6は、情報記録DBの管理情報の構成を示す概略図である。情報記録DB16は、ファイル名、パスワード、契約No(提供者の契約番号)、提供者ID、検知範囲、検知日時、および情報保存場所アドレスを対応付けたレコードを登録している。
ファイル名は、情報提供装置2から提供される情報に付与したファイル名である。パスワード、契約No(提供者の契約番号)、提供者ID、および情報保存場所アドレスは、提供者契約DB13に登録されている。制御部11は、この情報記録DB16についても、所定のタイミングで上述した提供者契約DB13を参照して生成する。情報記録DB16を生成するタイミングと、管理情報DB15を生成するタイミングとは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
検知範囲は、情報提供装置2が提供する情報を取得している範囲を示す。また、検知日時は、情報提供装置2が提供する情報を取得した日時を示す。ここでは、検知範囲を緯度、経度で登録する場合を例にしている。例えば、情報が固定カメラによる撮像画像である場合、検知範囲は、その撮像画像の中心を示す緯度、経度である。固定カメラによる撮像画像であれば、予め検知範囲を情報提供装置2に設定しておけばよい。また、情報提供装置2は、携帯電話等のカメラ付携帯端末による撮像画像であれば、その携帯端末に付加されているGPS(Global Positioning System)機能で端末本体の位置を検知するとともに、この携帯端末に付加されているジャイロ機能により検知した端末本体の傾き、および撮像倍率(焦点距離)等を用いて、検知範囲を算出する構成とすればよい。
情報提供装置2は、情報を情報管理装置1に提供するときに、その情報の検知範囲、および検知時刻を通知する。情報管理装置1は、情報提供装置2から提供された情報を管理情報DB15に記録するときに、この情報の管理情報にかかるレコードを作成し、これを記憶する。
利用履歴DB17は、提供者から提供された情報の利用履歴を登録したデータベースである。図7は、利用履歴DBの構成を示す概略図である。利用履歴DB17は、提供者ID,ファイル名、情報保存場所アドレス、利用アプリ種別、アクセス日時、利用料金、および利用者IDを対応付けたレコードを登録している。
利用履歴DB17には、利用者が情報を利用する毎に、利用された情報に対して、利用アプリ種別、アクセス日時、および利用者IDが追加登録される。この利用履歴DB17は、提供者に対して、提供された情報の利用に応じた対価物の大きさの算出や、利用者に対して情報の利用に応じて請求する料金の計算等に利用する。
なお、図3〜図7において、「・・・・」で示した欄は、図示を省略しているだけである。
図8は、情報管理装置の機能構成を示す概略図である。図8では、図1、または図2で示した構成について同一の符合を付している。図8に示す、情報選択部31、単価値決定部32、評価値算出部33、および決済部34は、情報管理装置1の制御部11が有する機能である。
なお、図8に示す通信部12a、および12bは、上述した通信部12に相当する構成である。図8では、通信部12aが、情報提供装置2との通信を制御し、通信部12bが情報利用装置3との通信を制御する。また、図8に示す受益者は、情報利用装置3で情報を利用した利用者により、何らかの利益を受ける人である。例えば、利用者がレストランを探すのに情報を利用した利用者が来店したレストランや、利用者が駐車場を探すのに情報を利用した利用者が使用した駐車場等である。
情報選択部31は、利用者からの情報の利用要求に対して、この利用者に送信する情報を選択する。単価値決定部32は、情報提供者から提供された情報毎に、その情報の単価値を決定する。単価値決定部32は、上述したように、その情報の精度等に基づく信頼性、その情報の利用頻度、その情報の利用により得られた受益度等に基づいて情報の単価値を決定する。
評価値算出部33は、情報提供装置2から提供された情報について、その情報の評価値の大きさを算出する。決済部34は、評価値算出部33が算出した情報の評価値の大きさに応じた対価物を、この情報を提供した情報提供装置2に支払う決済処理を行う。
次に、このネットワークシステムの動作について説明する。
まず、提供者との間で、情報の提供にかかる契約を交わすときの処理(提供契約処理)について説明する。図9は、この提供契約処理における情報管理装置の動作を示すフローチャートである。
情報管理装置1は、ネットワーク5を介して提供者から情報の提供にかかる契約の締結要求が送信されてくるのを待っている(s1)。情報の提供にかかる契約を締結する提供者は、事前にユーザ登録を行っており、提供者IDを所有している。提供者は、実際に提供する情報を取得する情報提供装置2や、パーソナルコンピュータ等を操作して、情報の提供にかかる契約の締結要求を情報管理装置1に送信する。この締結要求には、提供者IDが含まれている。
情報管理装置1は、通信部12で情報の提供にかかる契約の締結要求を受信すると、この締結要求を送信してきた装置に対して、情報の提供契約にかかる入力画面を送信する(s2)。s2で送信する入力画面は、装置種別、装置アドレス、装置URL、パスワード、保守要求通知アドレス、情報種別(複数可)、利用可能アプリ種別、利用可能ユーザ属性、および認識率の入力欄を設けている。すなわち、この入力画面は、提供者契約DB13に登録する項目についての入力を要求する画面である。提供者は、各入力欄に対して入力を行い、これを情報管理装置1に返信する。ここでは、上述したように、情報管理装置1が、情報の利用料金を決定する構成としているので、提供者が利用料金を入力しない。
なお、提供者が情報の利用料金の基準額(希望額)を入力し、情報管理装置1がこの希望額を参考にして利用料金を決定するようにしてもよい。
情報管理装置1は、情報の提供にかかる契約の締結に必要な全ての項目について、その内容を受信すると(s3)、契約番号、今回契約を締結した情報を記録保存する記録媒体上のアドレス(情報保存場所アドレス)を決定し、提供者契約DB13に登録する(s4)。また、情報管理装置1は、今回情報の提供にかかる契約の締結要求を送信してきた装置に対して契約完了を通知する画面を送信し(s5)、s1に戻る。s5では、今回の情報の提供にかかる契約の内容を提供者に送信している。
このように、提供者は、情報の提供にかかる契約を締結するときに、その情報に対する利用制限として、利用可能アプリ種別、および利用可能ユーザ属性を設定することができる。
次に、利用者との間で、情報の利用にかかる契約を行うときの処理(利用契約処理)について説明する。図10は、この利用契約処理における情報管理装置の動作を示すフローチャートである。情報管理装置1は、ネットワーク5を介して利用者から情報の利用にかかる契約の締結要求が送信されてくるのを待っている(s11)。情報の利用にかかる契約を締結する利用者は、事前にユーザ登録を行っており、利用者IDを所有している。利用者は、実際に情報の提供を受ける情報利用装置3等を操作して、情報の利用にかかる契約の締結要求を情報管理装置1に送信する。この締結要求には、利用者IDが含まれている。
情報管理装置1は、通信部12で情報の利用にかかる契約の締結要求を受信すると、この締結要求を送信してきた情報利用装置3等に対して、情報を利用するアプリの種別選択にかかる入力画面を送信する(s12)。図11は、情報利用装置3等における、s12で情報管理装置1から送信されてきた種別選択にかかる入力画面の表示例である。
利用者は、この種別選択にかかる入力画面において、情報を利用するアプリの種別を選択し、情報管理装置1に送信する。
情報管理装置1は、情報利用装置3から送信されてきた情報を利用するアプリの種別に応じて、情報の利用において推奨する情報の種別等を提示し、利用契約において必要な事項の入力を要求する入力画面を送信する(s13、s14)。
利用者は、情報管理装置1がs14で送信してきた入力画面において、利用を希望する情報の種別、利用料金の上限、優先事項(費用、または認識率)等を入力する。
情報管理装置1は、情報の利用にかかる契約の締結に必要な全ての項目を受信すると(s15)、契約番号を決定し、利用者契約DB14に登録する(s16)。また、情報管理装置1は、今回情報の利用にかかる契約の締結要求を送信してきた装置に対して契約完了を通知する画面を送信し(s17)、s11に戻る。s17では、今回の情報の利用にかかる契約の内容を利用者に送信している。
このように、利用者は、情報の利用にかかる契約を締結するときに、利用する情報の種別、利用料金の上限、優先事項等を希望に応じて設定することができる。
次に、提供者契約DB13、および利用者契約DB14に基づいて、管理情報DB15を更新する処理について説明する。図12は、管理情報DB更新処理を示すフローチャートである。
情報管理装置1は、情報提供装置2から提供される情報毎に、その情報の利用料金を決定する(s21)。s21では、その情報の精度等に基づく信頼性、その情報の利用頻度、その情報の利用にともなう受益度等に基づく有益度を判断し、この有益度から利用料金を決定する。受益度は、情報管理装置1に利用者や受益者からフィードバックされる情報である。情報管理装置1は、情報毎に、s21で決定した利用料金を提供者契約DB13に記録する(s22)。s21、s22にかかる処理の実行により、情報提供装置2から提供される情報毎に、その利用料金が更新される。
なお、このs21、およびs22にかかる処理は、管理情報DB15の更新タイミングでなく、他のタイミングで行ってもよい。
情報管理装置1は、利用者契約DB14に登録されている利用者を1人選択する(s23)。情報管理装置1は、s23で選択した利用者について、この利用者が利用契約を締結している利用種別アプリを1つ選択する(s24)。情報管理装置1は、s24で選択した利用種別アプリに対して提供可能な情報を、提供者契約DB13から全て抽出する検索処理を行う(s25)。s25では、提供者が契約時に設定した提供を許可するアプリの種別や、利用者の属性に基づいて、提供可能な情報を検索する。すなわち、提供者は、契約時に設定した情報の利用制限によって、利用者への情報の提供を制限することができる。情報管理装置1は、s25で検索された提供可能な情報を、s24で選択した利用種別アプリに対応付けて管理情報DB15に登録する(s26)。
情報管理装置1は、s23で選択した利用者について、その利用者が利用契約を締結している全ての種別の利用アプリについて、上述したs24〜s26にかかる処理を実行したかどうかを判定する(s27)。情報管理装置1は、s27で、当該利用者について、s24〜s26にかかる処理が未処理である種別の利用アプリがあれば、s24に戻って上記処理を繰り返す。
また、情報管理装置1は、s27で、当該利用者について、s24〜s26にかかる処理が未処理である種別の利用アプリがなければ、利用者契約DB14に登録されている全ての利用者について、s24〜27にかかる処理を実行したかどうかを判定し(s28)する。情報管理装置1は、s28で、s24〜s27にかかる処理が未処理である利用者がいれば、s23に戻って上記処理を繰り返す。
上述したように、提供者との情報の提供にかかる契約(図9に示す提供契約処理)や、利用者との情報の利用にかかる契約(図10に示す利用契約処理)を実行すると、提供者契約DB13や、利用者契約DB14が更新される。情報管理装置1は、この図12に示す管理情報DB更新処理を所定のタイミングで繰り返し実行することにより、管理情報DB15の更新を、提供者DB13や利用者契約DB14の更新(新たな提供契約や利用契約)に対応して行う。
次に、利用者が情報提供装置2から提供される情報を、アプリで利用するときの処理(情報利用処理)について説明する。
図13は情報管理装置における、この情報利用処理を示すフローチャートである。情報管理装置1は、通信部12において、情報の利用要求が送信されてくるのを待っている(s31)。情報管理装置1は、情報の利用要求を受信すると、この利用要求に含まれている利用者ID、および利用アプリ種別を用いて、管理情報DB15を検索する(s32)。情報管理装置1は、s32で、今回情報の利用を要求してきた利用者IDの利用種別アプリについて、利用可能な情報を提供している情報提供装置2を検索している。
情報管理装置1は、利用可能な情報を提供している情報提供装置2が管理情報DB15に登録されていなければ(s33)、後述するs43に進む。
情報管理装置1は、利用可能な情報を提供している1または複数の情報提供装置2が管理情報DB15に登録されていれば、これらの情報提供装置2から提供されている情報であって、今回受信した情報の利用要求に含まれている検知範囲(緯度、経度)、および検知時刻に対応する情報が情報記録DB16に登録されているかどうかを判定する(s34)。
情報管理装置1は、s34で、今回受信した情報の利用要求に対応する情報が情報記録DB16に登録されていれば、登録されている利用可能な情報が1つであるか、複数であるかどうかを判定する(s35)。情報管理装置1は、利用可能な情報が1つであれば、その情報を利用する情報として選択する(s36)。一方、情報管理装置1は、利用可能な情報が複数であれば、複数の情報の中から、利用する情報を選択する(s37)。
s35では、例えば、この利用者の利用契約が費用優先であれば、利用料金が最も低い情報を選択し、認識率優先であれば認識率が最も高い情報を選択する構成としてもよい。また、各情報の認識率、利用料金、検知範囲、検知日時等を情報利用装置3に送信し、この情報利用装置3から選択する情報の指定を受け付ける構成としてもよい。
また、情報管理装置1は、s34で今回受信した情報の利用要求に対応する情報が情報記録DB16に登録されていないと判定すると、この情報を提供することを契約している情報提供装置2(s32で検索した情報提供装置2)に対して、情報の提供を要求する通知を送信する(s38)。情報管理装置1は、s38で情報の提供を要求したいずれかの情報提供装置2から情報を受信すると、その情報を情報記録DB16に登録する(s39、s40)。
情報管理装置1は、今回利用要求を送信してきた情報利用装置3に対して、提供する情報(s36、またはs37で選択した情報、またはs39で情報記録DB16に登録した情報)を送信するとともに、この情報の送信にともなう利用履歴を作成し、利用履歴DB17に登録する(s41、s42)。
なお、s33で、利用可能な情報を提供している情報提供装置2が管理情報DB15に登録されていないと判定した場合、または、s38で要求した情報がいずれの情報提供装置2からも送信されてこなかった場合、今回利用要求を送信してきた情報利用装置3に対して、情報の送信が行えない旨を通知し(s43)、本処理を終了する。この場合、利用履歴DB17に対して、情報の利用履歴を登録することはない。
このように、このネットワークシステムでは、情報の提供者は、情報提供装置2が提供する情報について、その利用制限を設けることができる。
また、情報の利用者は、情報の認識率や利用料金等で、利用する情報の指定が行える。
また、情報管理装置1は、提供者契約DB13、および利用者契約DB14の登録内容に基づき、事前に管理情報DB15を生成しているので、情報利用装置3からの情報の利用要求に対して、この情報利用装置3に対して提供できる情報を提供している情報提供装置2の選択に要する時間を短縮でき、その結果、情報利用装置3に提供する情報の選択に要する時間の短縮が図れる。
次に、情報提供装置2から提供された情報毎に、その情報の評価値を算出し、算出した評価値に応じた大きさの対価物を提供者に対して決済する決済処理について説明する。図14は、この決済処理を示すフローチャートである。この決済処理は、例えば毎月1日に、前月分の利用実績に基づいて行う。
情報管理装置1は、利用履歴DB17を参照し、前月分の情報の利用料金の総額(M)を算出する(s51)。s51では、評価値算出部33が、利用履歴DB17に登録されている前月分の情報の利用にかかるレコードを全て抽出し、各レコードの利用料金の和を算出する処理である。すなわち、前月における、各情報利用装置3での情報の利用にともなって生じた情報の利用料金の総額である。
なお、情報管理装置1は、利用者毎に、その利用者による情報の利用によって生じた利用料金の請求を行う。
情報管理装置1は、s51で算出した前月分の情報の利用料金の総額(M)に応じて、提供者に支払う配当金(この発明で言う対価物)の総額(配当総額(m))を算出する(s52)。s52では、s51で算出した、前月分の情報の利用金額の総額(M)に対して予め定めた比率αを乗じた金額(M×α)を配当総額(m)として算出してもよいし、前月分の情報の利用金額の総額(M)から予め定めている一定金額Nを差し引いた金額(M−N)を配当総額(m)として算出してもよい。
情報管理装置1は、利用履歴DB17を参照し、情報提供装置2から提供された情報毎に、その情報の利用料金の合計(Z)を算出する(s53)。上述したように、各情報は、その利用料金が適当なタイミング(上記の例では、管理情報DB15の更新タイミング)で受益度に応じて更新されるので、各情報の利用料金の合計(Z)は、情報利用装置3で利用された回数に比例しない。
情報管理装置1は、情報提供装置2から提供された情報毎に、s53で算出した前月分の利用料金の合計(Z)に応じて、配当金(z)を算出する(s54)。s54では、情報毎に、配当金(z)を、
配当金(z)=配当総額(m)×利用料金の合計(Z)/利用料金の総額(M)
により算出する。この配当金(z)が、この発明で言う情報の評価値の大きさに相当する。
情報管理装置1は、提供者毎に、その提供者が提供している情報について、s54で算出した配当金(z)の合計金額を算出する(s55)。s55では、提供者毎に、その提供者に対して支払う配当金を算出している。すなわち、1人の提供者が、複数の情報を提供している場合、この提供者に対して支払う配当金の合計を算出している。
情報管理装置1は、提供者毎に、その提供者についてs55で算出した配当金(z)の合計金額を決済する(s56)。s56では、予め提供者が指定している銀行口座等に対して、s55で算出した配当金(z)の合計金額を入金する入金処理を行う。
このように、この決済処理を実行することにより、各提供者に対して、その提供者が提供した情報の評価値に応じた配当金(z)を決済することができる。
また、情報毎に、その情報の受益度等に応じて、当該情報の利用料金を決定しているので、各情報の利用料金の大きさを適正にできる。また、提供された情報に対する評価値の大きさを、その情報の利用実績を考慮して決定することができる。したがって、情報提供者に不満を感じさせることがない。
以下、上記システムにおいて、提供者が情報管理装置1に提供する情報の具体例。およびその情報の利用例について、いくつか説明する
(1)提供者は、携帯端末等の情報提供装置2で撮像したサービスエリアの撮像画像にかかる画像情報とともに、撮像場所(緯度、経度)、撮像時刻等をテキストデータで情報管理装置1に提供(送信)する。この情報は、そのサービスエリアの混雑度合を確認し、このサービスエリアを利用するかどうかを判断する利用者が、情報利用装置3を操作して情報管理装置1から情報(サービスエリアの撮像画像)を受信し、その混雑度合を確認するのに利用する。
(2)提供者は、携帯端末等の情報提供装置2で撮像した道路工事が行われている場所の撮像画像にかかる画像情報とともに、道路工事が行われている場所(緯度、経度)、撮像時刻の情報をテキストデータで情報管理装置1に提供(送信)する。この情報は、地図上に工事が行われている場所を示すのに利用できる。また、道路工事の状況を知りたい事業者の利用も考えられる。また、提供された情報の利用料金(単価値)は、例えば、道路工事の状況をナビゲーションに利用したい利用者の受益度や、道路工事の状況を把握したい事業者が知りえなかった(例えば未登録の工事)情報であった場合などに応じて、決めることができる。また、1つの道路工事について、複数の提供者から情報が提供された場合は、提供された時刻によって利用料金を決定すればよい。また、利用者側が、知りたい場所のデータを提供するよう、提供者に要求してもよい。この場合は、要求に迅速に答えた提供者の情報の利用料金を高く設定すればよい。
(3)提供者は、携帯端末等の情報提供装置2で撮像したガソリンスタンドの価格表示看板、位置情報、時刻を付加して提供する。情報管理装置1が、画像処理を行い、その価格情報を読み取る。この場合、新しい情報ほど利用料金を高く設定すればよい。また、画像処理しやすい画像ほど、利用料金を高く設定してもよい。
(4)提供者は、駐車場を撮影し、位置情報、時刻を付加して提供する。情報管理装置1が、画像処理を行い、その空車状況を判断する。情報の利用料金は、この場合、新しい情報ほど利用料金を高く設定してもよいし、画像処理しやすい画像ほど高く設定してもよい。また、駐車場所有者が提供者となって、駐車スペースを固定カメラで撮影し、システムに提供することもできる。空車状況の情報の案内による受益者(駐車場管理者)は、契約に従い、提供者への対価の一部を負担することも考えられる。
(5)提供者は、道路が陥没している、構造物にヒビが入っている、落下物があるなどの情報を画像もしくはテキストデータで、位置情報と時刻を付加して情報管理装置1に提供する。専門保守員の点検情報も併せて、情報管理装置1に提供するようにしてもよい。情報管理装置1は、情報の信頼度、新しさ、有益性をもとに価値判断を行い、情報の利用料金を決定する。
(6)提供者は、乗車した列車の混雑度を画像もしくはテキストデータで、位置情報と時刻を付加して情報管理装置1に提供する。列車に設置された混雑度計測センサ、例えば車内監視カメラ、人感センサなどの情報も併せて情報管理装置1に提供するようにしてもよい。情報管理装置1は、提供された多様な情報から、車内混雑度を推定し、その結果を情報として車内混雑度を提供するアプリケーション(情報利用装置3)に提供する。
なお、提供者は、携帯端末に限らず、車載カメラ等で撮像した撮像画像を情報管理装置1に提供してもよい。この場合、提供者は、車両を運転している間、車載カメラが撮像した撮像画像がナビゲーション装置等を利用して、自動的に情報管理装置1に提供するように設定しておけばよい。
1…情報管理装置
2…情報提供装置
3…情報利用装置
5…ネットワーク
11…制御部
12(12a、12b)…通信部
13…提供者契約データベース
14…利用者契約データベース
15…管理情報データベース
16…情報記録データベース
17…利用履歴データベース
31…情報選択部
32…単価値決定部
33…評価値算出部
34…決済部
通信部が、情報利用装置から情報の利用要求を受信すると、情報選択部が、この情報利用装置に送信する情報を選択する。情報選択部は、受信した情報の利用要求に対応する利用側情報に含まれる情報の利用形態と、提供側情報記憶部に記憶している提供側情報に含まれる情報の利用制限とを比較し、その利用が制限されていない情報を送信する情報として選択する。すなわち、情報利用装置に送信する情報の選択が、情報の提供者との間で交わした契約と、情報の利用者との間で交わした契約とに基づいて行える。
このように、情報提供装置から提供された情報に対する評価値の大きさが、その情報の利用実績を考慮して決定される。例えば、情報提供装置から提供された情報は、情報利用装置でのアプリケーションの実行に使用されたり、利用者に閲覧されたりした回数が多いほど、評価値を大きく算出する。また、この情報を利用することにより得られる利益の大きさ(受益度)や、情報の新しさ等も考慮して、評価値の大きさを算出してもよい。したがって、情報提供装置により情報を提供している提供者が、提供した情報の評価値に対して不満を感じるのを抑えることができる。これにより、情報提供装置から提供される情報の総量を十分に確保でき、情報利用装置に対して受益度の高い情報の提供が行える。

Claims (8)

  1. ネットワークを介して通信可能に接続される情報提供装置から提供される情報について、その情報の利用制限を含む提供側情報を記憶する提供側情報記憶部と、
    前記ネットワークを介して通信可能に接続される情報利用装置が利用を希望する情報について、その情報の利用形態を含む利用側情報を記憶する利用側情報記憶部と、
    前記情報利用装置から、前記情報提供装置から提供される情報の利用要求を受信すると、前記提供側情報記憶部に記憶している前記提供側情報、および前記利用側情報記憶部に記憶している利用側情報により、今回受信した利用要求に含まれている情報の利用形態に対して、その利用が制限されていない情報を、前記情報利用装置に送信する情報として選択する情報選択部と、
    前記情報選択部が選択した情報を前記情報利用装置に送信する送信部と、
    前記情報提供装置から提供された情報について、前記送信部が前記情報利用装置に送信した送信実績に基づいて評価値を算出する評価値算出部と、を備えている情報管理装置。
  2. 前記情報提供装置から提供された情報について、前記評価値算出部が算出した評価値の大きさに応じた決済を行う決済部を備えた請求項1に記載の情報管理装置。
  3. 前記情報選択部は、前記情報利用装置から受信した前記利用要求に含まれている情報の利用形態に対して、その利用が制限されていない情報が複数あれば、これらの情報の概略を前記情報利用装置に送信し、この情報処理装置が指定した情報を送信する情報として選択する、請求項1、または2に記載の情報管理装置。
  4. 前記情報提供装置から提供された情報、および前記送信部がこの情報を前記情報利用装置に送信した回数を対応付けて記憶する情報記憶部を備え、
    前記評価値算出部は、情報に対する評価値の大きさを、その情報の送信回数を用いて算出する、請求項1〜3のいずれかに記載の情報管理装置。
  5. 前記情報提供装置から提供された情報の単価値を決定する単価値決定部を備え、
    前記評価値算出部は、前記単価値決定部が決定した情報の単価値を用いて、その情報に対する評価値の大きさを算出する、請求項1〜4のいずれかに記載の情報管理装置。
  6. 情報を提供する複数の情報提供装置と、複数の前記情報提供装置から提供される情報を利用する複数の情報利用装置と、前記情報提供装置と前記情報利用装置との間で情報を管理し、中継する情報管理装置と、をネットワークを介して通信可能に接続したネットワークシステムにおいて、
    前記情報管理装置は、
    前記情報提供装置から提供される情報について、その情報の利用制限を含む提供側情報を記憶する提供側情報記憶部と、
    前記情報利用装置が利用を希望する情報について、その情報の利用形態を含む利用側情報を記憶する利用側情報記憶部と、
    前記情報利用装置から、前記情報提供装置から提供される情報の利用要求を受信すると、前記提供側情報記憶部に記憶している前記提供側情報、および前記利用側情報記憶部に記憶している利用側情報により、今回受信した利用要求に含まれている情報の利用形態に対して、その利用が制限されていない情報を、前記情報利用装置に送信する情報として選択する情報選択部と、
    前記情報選択部が選択した情報を前記情報利用装置に送信する送信部と、
    前記情報提供装置から提供された情報について、前記送信部が前記情報利用装置に送信した送信実績に基づいて評価値を算出する評価値算出部と、を備えている、
    ネットワークシステム。
  7. 提供側情報記憶部に、ネットワークを介して通信可能に接続される情報提供装置から提供される情報について、その情報の利用制限を含む提供側情報を記憶しておくとともに、
    利用側情報記憶部に、前記ネットワークを介して通信可能に接続される情報利用装置が利用を希望する情報について、その情報の利用形態を含む利用側情報を記憶しておき、
    前記情報利用装置から、前記情報提供装置から提供される情報の利用要求を受信すると、前記提供側情報記憶部に記憶している前記提供側情報、および前記利用側情報記憶部に記憶している利用側情報により、今回受信した利用要求に含まれている情報の利用形態に対して、その利用が制限されていない情報を、前記情報利用装置に送信する情報として選択する情報選択ステップと、
    前記情報選択ステップが選択した情報を前記情報利用装置に送信する送信ステップと、
    前記情報提供装置から提供された情報について、前記送信ステップが前記情報利用装置に送信した送信実績に基づいて評価値を算出する評価値算出ステップと、をコンピュータに実行させる情報管理プログラム。
  8. 提供側情報記憶部に、ネットワークを介して通信可能に接続される情報提供装置から提供される情報について、その情報の利用制限を含む提供側情報を記憶しておくとともに、
    利用側情報記憶部に、前記ネットワークを介して通信可能に接続される情報利用装置が利用を希望する情報について、その情報の利用形態を含む利用側情報を記憶しておき、
    前記情報利用装置から、前記情報提供装置から提供される情報の利用要求を受信すると、前記提供側情報記憶部に記憶している前記提供側情報、および前記利用側情報記憶部に記憶している利用側情報により、今回受信した利用要求に含まれている情報の利用形態に対して、その利用が制限されていない情報を、前記情報利用装置に送信する情報として選択する情報選択ステップと、
    前記情報選択ステップが選択した情報を前記情報利用装置に送信する送信ステップと、
    前記情報提供装置から提供された情報について、前記送信ステップが前記情報利用装置に送信した送信実績に基づいて評価値を算出する評価値算出ステップと、をコンピュータに実行させる情報管理方法。
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