JPWO2013031706A1 - 農業機械用タイヤ - Google Patents

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Abstract

圃場でのトラクション性能を低下させることなく、舗装路での高速走行時のタイヤ振動を低減することを目的とする。トレッド部(16)に設けられ、タイヤ周方向においてタイヤ赤道面(CL)の両側に交互に形成されたラグブロック(12)と、トレッド部(16)のタイヤ幅方向中央部においてタイヤ周方向に延在し、ラグブロック(12)のタイヤ赤道面(CL)側の端部が一体的に連結され、該端部との連結部(18)からタイヤ赤道面(CL)までのタイヤ幅方向長さを第1リブ幅(w1)とし、該タイヤ赤道面(CL)を挟んで連結部(18)のタイヤ幅方向反対側に位置する端縁から該タイヤ赤道面(CL)までのタイヤ幅方向長さを第2リブ幅(w2)とすると、第1リブ幅(w1)が第2リブ幅(w2)よりも大きく構成された中央リブ(14)と、を有している。

Description

本発明は、農業機械用タイヤに関する。
タイヤの外側周囲中央に帯状体の嶺(リブ)を作り、その両脚に、タイヤ幅方向に対して斜めにラグを連結した構造が開示されている(特許文献1参照)。
実公昭35−17201
しかしながら、上記した従来例では、リブとラグとの連結部の構造について、特別な考慮はなされていない。
一方、これまでトラクター等の農業機械に用いられるタイヤに要求される性能は、圃場でのトラクション性能と、該圃場を傷めないための低コンパクション性能であった。
しかしながら、近年、農業用タイヤについて、公道(舗装路)走行における高速化が実施されている。具体的には、ETRTO規格及びTRA規格のスピードレーティングにおいて、適用されるスピードシンボルがB(50km/h)からD(65km/h)へと変わって来ている。
本発明は、上記事実を考慮して、圃場でのトラクション性能を低下させることなく、舗装路での高速走行時のタイヤ振動を低減することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る農業機械用タイヤは、トレッド部に設けられ、タイヤ周方向においてタイヤ赤道面の両側に交互に形成されたラグブロックと、前記トレッド部のタイヤ幅方向中央部においてタイヤ周方向に延在し、前記ラグブロックのタイヤ赤道面側の端部が一体的に連結され、該端部との連結部から前記タイヤ赤道面までのタイヤ幅方向長さを第1リブ幅とし、該タイヤ赤道面を挟んで前記連結部のタイヤ幅方向反対側に位置する端縁から該タイヤ赤道面までのタイヤ幅方向長さを第2リブ幅とすると、第1リブ幅が第2リブ幅よりも大きく構成された中央リブと、を有している。
第1の態様に係る農業機械用タイヤでは、トレッド部にラグブロックと中央リブとが一体的に連結されており、陸部が連続的に設けられているので、ラグブロックが独立しトレッド部の中央部に多くのエッジが存在する場合と比較して、該エッジの数が少なくなり、また加硫後の熱収縮に伴う各ラグブロック間のトレッドゲージのばらつきが少なくなっている。このため、舗装路での高速走行時のタイヤ振動を大幅に低減することができる。
また中央リブとラグブロックのタイヤ赤道面側の端部との連結部から該タイヤ赤道面までのタイヤ幅方向長さ(第1リブ幅)が、タイヤ赤道面を挟んで連結部のタイヤ幅方向反対側に位置する端縁から該タイヤ赤道面までのタイヤ幅方向長さ(第2リブ幅)よりも大きく構成されているので、中央リブとラグブロックとの連結部での該中央リブの陸部剛性を確保することができる。更に第2リブ幅を比較的小さくすることにより、ラグブロックから中央リブにかけてのエッジが長くなるので、そのエッジ効果によって、圃場でのトラクション性能を確保することができる。
このように、第1の態様に係る農業機械用タイヤでは、圃場でのトラクション性能を低下させることなく、舗装路での高速走行時のタイヤ振動を低減することができる。
第2の態様に係る農業機械用タイヤでは、中央リブとラグブロックとの連結部における該ラグブロックのタイヤ幅方向長さが、連結部リブ幅よりも大きく構成されているので、ラグブロックから中央リブにかけてのエッジが長くなり、エッジ効果が高まっている。このため、圃場でのトラクション性能をより向上させることができる。
第3の態様に係る農業機械用タイヤでは、中央リブが、連結部リブ幅を外延として、タイヤ周方向に対してタイヤ幅方向に交互に傾斜しているので、中央リブの端縁におけるエッジ効果を高めることができる。
第4の態様に係る農業機械用タイヤでは、中央リブに溝を設けることにより、必要に応じて中央リブの陸部剛性をコントロールすることができる。これによって、中央リブのタイヤ赤道面付近の接地性能や、操縦安定性能の制御が可能となる。
第5の態様に係る農業機械用タイヤでは、中央リブの最大リブ幅をトレッド幅の10〜30%としている。この割合が10%を下回ると中央リブがタイヤ振動を低減する効果が不十分となり、30%を上回ると、ラグブロックのエッジ効果が少なくなって、圃場でのトラクション性能が低下する。
第5の態様に係る農業機械用タイヤでは、トレッド幅に対する最大リブ幅の割合を適切に設定しているので、圃場でのトラクション性能の確保とタイヤ振動の低減とを両立させることができる。
第6の態様に係る農業機械用タイヤでは、中央リブの第1リブ幅をトレッド幅の10〜30%としている。この割合が10%を下回ると中央リブがタイヤ振動を低減する効果が不十分となり、また30%を上回ると、ラグブロックのエッジ効果が少なくなって圃場でのトラクション性能が低下する。
第6の態様に係る農業機械用タイヤでは、トレッド幅に対する第1リブ幅の割合を適切に設定しているので、圃場でのトラクション性能の確保とタイヤ振動の低減とを両立させることができる。
第7の態様に係る農業機械用タイヤでは、中央リブの第2リブ幅をトレッド幅の10〜30%としている。この割合が10%を下回ると中央リブがタイヤ振動を低減する効果が不十分となり、また30%を上回ると、ラグブロックのエッジ効果が少なくなって圃場でのトラクション性能が低下する。
第7の態様に係る農業機械用タイヤでは、トレッド幅に対する第2リブ幅の割合を適切に設定しているので、圃場でのトラクション性能の確保とタイヤ振動の低減とを両立させることができる。
第8の態様に係る農業機械用タイヤでは、ラグブロックが、タイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ行くに従ってタイヤ回転方向と反対側に傾斜しているので、該ラグブロックの陸部剛性が最適となる。このため、圃場でのトラクション性能を大幅に向上させることができる。
第9の態様に係る農業機械用タイヤでは、傾斜角度の範囲を20〜50°としている。この傾斜角度が50°を上回ると、ラグブロックにおけるエッジ効果が少なくなり、圃場でのトラクション性能が大幅に低下する。また、傾斜角度が20°を下回ると、圃場でのトラクション性能は十分に発揮されるが、転がり抵抗係数(RRC)が大幅に大きくなり、実用に耐えない。
第9の態様に係る農業機械用タイヤでは、ラグブロックの傾斜角度を適切に設定しているので、圃場でのトラクション性能の確保と、転がり抵抗の抑制とを両立させることができる。
以上説明したように、本発明の第1の態様に係る農業機械用タイヤによれば、圃場でのトラクション性能を低下させることなく、舗装路での高速走行時のタイヤ振動を低減することができる、という優れた効果が得られる。
第2の態様に係る農業機械用タイヤによれば、圃場でのトラクション性能をより向上させることができる、という優れた効果が得られる。
第3の態様に係る農業機械用タイヤによれば、中央リブの端縁におけるエッジ効果を高めることができる、という優れた効果が得られる。
第4の態様に係る農業機械用タイヤによれば、操縦安定性能を制御できる、という優れた効果が得られる。
第5の態様〜第7の態様に係る農業機械用タイヤによれば、圃場でのトラクション性能の確保とタイヤ振動の低減とを両立させることができる、という優れた効果が得られる。
第8の態様に係る農業機械用タイヤによれば、圃場でのトラクション性能を大幅に向上させることができる、という優れた効果が得られる。
第9の態様に係る農業機械用タイヤによれば、圃場でのトラクション性能の確保と、転がり抵抗の抑制とを両立させることができる、という優れた効果が得られる。
農業用タイヤのトレッドパターンを示す展開図である。 中央リブがジグザグ形とされた変形例に係る農業用タイヤのトレッドパターンを示す展開図である。 中央リブが湾曲した波形とされた変形例に係る農業用タイヤのトレッドパターンを示す展開図である。 中央リブが屈曲した波形とされた変形例に係る農業用タイヤのトレッドパターンを示す展開図である。 試験例の従来例に係る農業用タイヤのトレッドパターンを示す展開図である。 試験例の比較例1に係る農業用タイヤのトレッドパターンを示す展開図である。 試験例の実施例1に係る農業用タイヤのトレッドパターンを示す展開図である。 試験例の実施例2に係る農業用タイヤのトレッドパターンを示す展開図である。 試験例の比較例2に係る農業用タイヤのトレッドパターンを示す展開図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。図1において、本実施形態に係る農業機械用タイヤ10は、ラグブロック12と、中央リブ14とを有している。
ラグブロック12は、トレッド部16に設けられ、タイヤ幅方向に延在し、タイヤ周方向においてタイヤ赤道面CLの両側に交互に形成されている。このラグブロック12は、タイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ行くに従ってタイヤ回転方向Rと反対側に傾斜している。
中央リブ14は、トレッド部16のタイヤ幅方向中央部においてタイヤ周方向に延在している。トレッド部16のタイヤ幅方向中央部とは、タイヤ赤道面CLを含む領域である。中央リブ14には、ラグブロック12のタイヤ赤道面CL側の端部が一体的に連結されている。
ラグブロック12のタイヤ赤道面CL側の端部と中央リブ14との連結部18からタイヤ赤道面CLまでのタイヤ幅方向長さを第1リブ幅w1とし、該タイヤ赤道面CLを挟んで連結部18のタイヤ幅方向反対側に位置する端縁14Aから該タイヤ赤道面CLまでのタイヤ幅方向の最短距離を第2リブ幅w2とすると、第1リブ幅w1は第2リブ幅w2よりも大きく構成されている(w1>w2)。
図1に示される例では、ラグブロック12は、トレッド踏面においてタイヤ周方向に略一定幅に構成され、中央リブ14の端縁14Aの輪郭は、タイヤ赤道面CL側に向けて凸となる曲線に構成されている。この端縁14Aは、タイヤ赤道面CLの片側においてタイヤ周方向に隣接する一方のラグブロック12の踏込み側の端縁12Aと、他方のラグブロック12の蹴出し側の端縁12Bとに、夫々滑らかに連続している。ここで、連結部18とは、ラグブロック12の略一定幅の部分が終わり、幅が拡大し始める部分である。換言すれば、連結部18の位置が、ラグブロック12のタイヤ赤道面CL側の端部である。
連結部18から、該連結部18に連なるラグブロック12のタイヤ幅方向外側端12Eまでのタイヤ幅方向長さLは、第1リブ幅w1と第2リブ幅w2の和となる連結部リブ幅wよりも大きく構成されている(L>w)。タイヤ幅方向外側端12Eは、トレッド端Tに位置している。なお、タイヤ幅方向長さLと連結部リブ幅wの大小関係はこれに限られない。
中央リブ14は、例えば連結部リブ幅wを外延として、タイヤ周方向に対してタイヤ幅方向に交互に傾斜している。具体的には、中央リブ14は、タイヤ周方向に、例えば正弦波状に延びている。この正弦波の振幅の方向は、タイヤ幅方向である。なお、中央リブ14は、タイヤ周方向に対してタイヤ幅方向に交互に傾斜しない形状であってもよい。
中央リブ14には、溝の一例として、例えばタイヤ幅方向に延びる横溝20や、タイヤ周方向に延びる縦溝(図示せず)を設けることが可能である。図1においては、タイヤ周方向に隣り合うラグブロック12の間において、1つの横溝20が、タイヤ幅方向における中央リブ14の両側の端縁14Aの間に、タイヤ幅方向に沿って延びている。この横溝20には、細溝やサイプが含まれる。トレッド部16が舗装路に接地した際に閉じないものが細溝であり、閉じるものがサイプである。横溝20の溝深さは、ラグ溝22よりも浅くなっている。ラグ溝22とは、トレッド部16において、陸部であるラグブロック12及び中央リブ14を除く部位である。
なお、横溝20の位置や本数、長さ、タイヤ幅方向に対する角度等、該横溝20の構成は上記のものに限られない。
第1リブ幅w1を2倍してなる中央リブ14の最大リブ幅Wは、トレッド部16のトレッド幅TWの10〜30%である。
ここで、トレッド幅TWとは、JATMAが発行する2011年度版YEAR BOOKに定められた「トレッド幅」のことである。使用地又は製造地において、TRA規格、ETRTO規格が適用される場合は、各々の規格に従う。
中央リブ14の最大リブ幅Wをトレッド幅TWの10〜30%としたのは、10%を下回ると中央リブ14がタイヤ振動を低減する効果が不十分となり、30%を上回ると、ラグブロック12のエッジ効果が少なくなって、圃場でのトラクション性能が低下するからである。
図1における最大リブ幅Wは、トレッド幅TWの30%よりも若干大きくなっているが、これは中央リブ14を誇張して描いたものである。上記のように、最大リブ幅Wはトレッド幅TWの10〜30%であることが望ましい。
なお、中央リブ14の幅を設定するに際し、最大リブ幅Wでなく、第1リブ幅w1又は第2リブ幅w2を、トレッド部16のトレッド幅TWの10〜30%としてもよい。ここで、中央リブ14の第1リブ幅w1又は第2リブ幅w2をトレッド幅TWの10〜30%とするのは、10%を下回ると中央リブ14がタイヤ振動を低減する効果が不十分となり、また30%を上回ると、ラグブロック12のエッジ効果が少なくなって圃場でのトラクション性能が低下するからである。
なお、中央リブ14の幅を設定するに際し、上記以外の方法で規定することも可能である。
タイヤ幅方向に対する連結部18でのラグブロック12の傾斜角度Aは、20〜50°であることが望ましい。
ここで、傾斜角度Aの範囲を20〜50°としたのは、50°を上回ると、ラグブロック12におけるエッジ効果が少なくなり、圃場でのトラクション性能が大幅に低下し、また20°を下回ると、圃場でのトラクション性能は十分に発揮されるが、転がり抵抗係数(RRC)が大幅に大きくなり、実用に耐えないからである。
なお、傾斜角度Aは、必ずしも上記数値範囲に限定されるものではない。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1において、本実施形態に係る農業機械用タイヤ10では、トレッド部16にラグブロック12と中央リブ14とが一体的に連結されており、陸部が連続的に設けられているので、ラグブロック12が独立しトレッド部16の中央部に多くのエッジが存在する場合と比較して、該エッジの数が少なくなり、また加硫後の熱収縮に伴う各ラグブロック12間のトレッドゲージのばらつきが少なくなっている。このため、舗装路での高速走行時のタイヤ振動を大幅に低減することができる。
また中央リブ14とラグブロック12のタイヤ赤道面CL側の端部との連結部18から該タイヤ赤道面CLまでのタイヤ幅方向長さ(第1リブ幅w1)が、タイヤ赤道面CLを挟んで連結部18のタイヤ幅方向反対側に位置する端縁から該タイヤ赤道面CLまでのタイヤ幅方向長さ(第2リブ幅w2)よりも大きく構成されているので(w1>w2)、中央リブ14とラグブロック12との連結部18での該中央リブ14の陸部剛性を確保することができる。更に第2リブ幅w2を比較的小さくすることにより、ラグブロック12から中央リブ14にかけてのエッジが長くなるので、そのエッジ効果によって、圃場でのトラクション性能を確保することができる。
また中央リブ14とラグブロック12との連結部18における該ラグブロック12のタイヤ幅方向長さLが、連結部リブ幅wよりも大きく構成されているので(L>w)、ラグブロック12から中央リブ14にかけてのエッジが長くなり、エッジ効果が高まっている。このため、圃場でのトラクション性能をより向上させることができる。
更に、中央リブ14が、連結部リブ幅wを外延として、タイヤ周方向に対してタイヤ幅方向に交互に傾斜しているので、中央リブ14の端縁におけるエッジ効果を高めることができる。
中央リブ14に横溝20を設けた場合には、必要に応じて中央リブ14の陸部剛性をコントロールすることができる。これによって、中央リブ14のタイヤ赤道面CL付近の接地性能や、操縦安定性能の制御が可能となる。
また中央リブ14に横溝20を設けた場合、該中央リブ14におけるエッジが増加するので、中央リブ14のエッジ効果がより一層高まる。このため、ラグブロック12だけでなく、中央リブ14においてもトラクションを生じさせて、圃場でのトラクション性能をより一層向上させることができる。
更にトレッド幅TWに対する最大リブ幅Wの割合を適切に設定しているので、圃場でのトラクション性能の確保とタイヤ振動の低減とを両立させることができる。中央リブ14の幅を設定するに際し、最大リブ幅Wではなく、第1リブ幅w1又は第2リブ幅w2を、トレッド幅TWに対して適切に設定した場合にも、同様の効果が得られる。
またラグブロック12は、タイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ行くに従ってタイヤ回転方向Rと反対側に傾斜しているので、該ラグブロック12の陸部剛性が最適となる。このため、圃場でのトラクション性能を大幅に向上させることができる。
更にラグブロック12の傾斜角度Aが適切に設定されているので、圃場でのトラクション性能の確保と、転がり抵抗の抑制とを両立させることができる。
このように、本実施形態に係る農業機械用タイヤ10では、圃場でのトラクション性能を低下させることなく、舗装路での高速走行時のタイヤ振動を低減することができる。
(変形例)
中央リブ14の形状は、図1に示されるものに限られず、例えば図2に示される形状とすることも可能である。図2Aに示される例では、中央リブ14がタイヤ周方向にジグザグ状に延びている。図2Bに示される例では、中央リブ14がタイヤ周方向に正弦波状に延び、該中央リブ14の幅が図1のものより大きくなっている。そして図2Cに示される例では、中央リブ14が、タイヤ周方向に正弦波状に延びているが、図2Bの場合よりもタイヤ幅方向の正弦波の振幅が大きく異なっている。
図2A〜図2Cの何れにおいても、中央リブ14に横溝20(図1)が設けられていないが、該横溝20が設けられていてもよい。
(試験例)
従来例、比較例1、実施例1、実施例2及び比較例2に係るタイヤについて、振動試験とトラクション試験を行った。
図3Aに示される従来例では、トレッド部16に夫々独立したラグブロック12が設けられている。
図3Bに示される比較例1では、タイヤ周方向に真直に延びる中央リブ14に、ラグブロック12が一体的に連結されている。中央リブ14の幅Wは、トレッド幅TWの5%となっている。
図3Cに示される実施例1は、図1に示される実施形態と同様の構成であり、中央リブ14の最大リブ幅Wが、トレッド幅TWの10%となっている。
図3Dに示される実施例2は、図1に示される実施形態と同様の構成であり、中央リブ14の最大リブ幅Wが、トレッド幅TWの30%となっている。
図3Eに示される比較例2では、中央リブ14の最大リブ幅Wが、トレッド幅TWの50%となっている。
タイヤ幅方向に対するラグブロック12の傾斜角度は、何れも40°である。この傾斜角度Aは、従来例においては、ラグブロック12のタイヤ赤道面CL側の端部での傾斜角度であり、比較例1,2及び実施例1,2においては、連結部18での傾斜角度である。
タイヤサイズは、前輪が420/70R28、後輪が520/70R38である。内圧は160kPa、前輪リム巾はW13、後輪リム巾はW16である。車両はJD6910トラクターである。
振動試験は、操縦席後部のリアキャビン上の位置に加速度計を設置し、舗装路を速度60km/hで走行したときの上下方向の加速度を測定した。測定時間は、1回につき100秒間であり、3回の測定を行い、その平均値で振動性能を評価した。
トラクション試験は、荷重32830N(3350kgf)を負荷し、一般の圃場で使用するときの領域であるスリップ率5〜10%の間での最大牽引力を8回測定し、その平均値でトラクション性能を評価した。
結果は表1に示されるとおりである。数値は、何れも従来例を100とした指数により示されている。振動については、数値が小さいほど評価が良好であり、トラクション性能については、数値が大きいほど評価が良好である。
表1より、比較例1では、従来例に対し、トラクション性能の低下はないものの、振動の減少が3%に留まる。比較例2では、従来例に対し、振動の減少は27%と良好であるが、トラクション性能が11%低下している。
これに対し、適切な形状の中央リブ14を有する実施例1,2では、従来例と比較して、圃場でのトラクション性能を低下させることなく、舗装路での高速走行時の振動を20%以上低減できることが確認できた。
Figure 2013031706
(符号の説明)
10 農業機械用タイヤ
12 ラグブロック
12E タイヤ幅方向外側端
14 中央リブ
14A 端縁
16 トレッド部
18 連結部
20 横溝(溝)
A 傾斜角度
CL タイヤ赤道面
R タイヤ回転方向
TW トレッド幅
W 最大リブ幅
w 連結部リブ幅
w1 第1リブ幅
w2 第2リブ幅

Claims (9)

  1. トレッド部に設けられ、タイヤ周方向においてタイヤ赤道面の両側に交互に形成されたラグブロックと、
    前記トレッド部のタイヤ幅方向中央部においてタイヤ周方向に延在し、前記ラグブロックのタイヤ赤道面側の端部が一体的に連結され、該端部との連結部から前記タイヤ赤道面までのタイヤ幅方向長さを第1リブ幅とし、該タイヤ赤道面を挟んで前記連結部のタイヤ幅方向反対側に位置する端縁から該タイヤ赤道面までのタイヤ幅方向長さを第2リブ幅とすると、第1リブ幅が第2リブ幅よりも大きく構成された中央リブと、
    を有する農業機械用タイヤ。
  2. 前記連結部から該連結部に連なる前記ラグブロックのタイヤ幅方向外側端までのタイヤ幅方向長さが、前記第1リブ幅と前記第2リブ幅の和となる連結部リブ幅よりも大きく構成されている請求項1に記載の農業機械用タイヤ。
  3. 前記中央リブは、前記連結部リブ幅を外延として、タイヤ周方向に対してタイヤ幅方向に交互に傾斜している請求項2に記載の農業機械用タイヤ。
  4. 前記中央リブに、溝が設けられている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の農業機械用タイヤ。
  5. 前記第1リブ幅を2倍してなる最大リブ幅が、前記トレッド部のトレッド幅の10〜30%である請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の農業機械用タイヤ。
  6. 前記第1リブ幅が、前記トレッド部のトレッド幅の10〜30%である請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の農業機械用タイヤ。
  7. 前記第2リブ幅が、前記トレッド部のトレッド幅の10〜30%である請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の農業機械用タイヤ。
  8. 前記ラグブロックは、タイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ行くに従ってタイヤ回転方向と反対側に傾斜している請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の農業機械用タイヤ。
  9. タイヤ幅方向に対する前記連結部での前記ラグブロックの傾斜角度は、20〜50°である請求項8に記載の農業機械用タイヤ。
JP2013531293A 2011-08-29 2012-08-24 農業機械用タイヤ Active JP6061855B2 (ja)

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