JPWO2012176288A1 - ヘッドアップディスプレイ及び制御方法 - Google Patents

ヘッドアップディスプレイ及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2012176288A1
JPWO2012176288A1 JP2011546499A JP2011546499A JPWO2012176288A1 JP WO2012176288 A1 JPWO2012176288 A1 JP WO2012176288A1 JP 2011546499 A JP2011546499 A JP 2011546499A JP 2011546499 A JP2011546499 A JP 2011546499A JP WO2012176288 A1 JPWO2012176288 A1 JP WO2012176288A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
distance
vehicle
obstacle
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011546499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4948684B1 (ja
Inventor
航太 木村
航太 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Pioneer System Technologies Corp
Original Assignee
Pioneer Corp
Pioneer System Technologies Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Corp, Pioneer System Technologies Corp filed Critical Pioneer Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP4948684B1 publication Critical patent/JP4948684B1/ja
Publication of JPWO2012176288A1 publication Critical patent/JPWO2012176288A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K35/00Instruments specially adapted for vehicles; Arrangement of instruments in or on vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K35/00Instruments specially adapted for vehicles; Arrangement of instruments in or on vehicles
    • B60K35/20Output arrangements, i.e. from vehicle to user, associated with vehicle functions or specially adapted therefor
    • B60K35/28Output arrangements, i.e. from vehicle to user, associated with vehicle functions or specially adapted therefor characterised by the type of the output information, e.g. video entertainment or vehicle dynamics information; characterised by the purpose of the output information, e.g. for attracting the attention of the driver
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K2360/00Indexing scheme associated with groups B60K35/00 or B60K37/00 relating to details of instruments or dashboards
    • B60K2360/16Type of output information
    • B60K2360/179Distances to obstacles or vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

ヘッドアップディスプレイは、測定手段と、光源ユニットと、制御手段とを備える。測定手段は、自車の進行方向に存在する障害物との距離を測定する。光源ユニットは、自車に取り付け可能な取り付け部を有し、投影部に表示像を構成する光を出射することで、前記投影部を介して観察者に光を導く。制御手段は、自車が進行方向に向かって所定時間、又は所定距離移動した場合に障害物と自車との間の進行方向に対する右方向又は左方向の距離が所定の基準距離以下となる場合には、情報の少なくとも一部の表示を制限する。

Description

本発明は、情報を表示する技術に関する。
従来から、車両の運転に関する情報の表示画像を運転者の目の位置(アイポイント)から虚像として視認させる技術が存在する。例えば、特許文献1には、表示源を収容したハウジング及びコンバイナを有し、コンバイナを介して所定の情報を虚像として視認させる技術が開示されている。
特開2002−052953号公報
従来では、ヘッドアップディスプレイによる表示を開始した場合、ユーザが意図的に非表示にする操作を行うまではその表示が継続して行われていた。しかしながら、対向車等などの運転上注目すべき障害物が自車の近くに存在する場合には、ヘッドアップディスプレイよりも優先して当該障害物を運転者に注目させる必要がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、障害物が接近している場合に、当該障害物の視認性を確実に確保することが可能なヘッドアップディスプレイを提供することを主な目的とする。
請求項1に記載の発明は、自車の進行方向に存在する障害物との距離を測定する測定手段と、前記自車に取り付け可能な取り付け部を有し、投影部に表示像を構成する光を出射することで、前記投影部を介して観察者に前記光を導く光源ユニットと、前記自車が前記進行方向に向かって所定時間、又は所定距離移動した場合に前記障害物と前記自車との間の前記進行方向に対する右方向又は左方向の距離が所定の基準距離以下となる場合には、前記情報の少なくとも一部の表示を制限する制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、自車の進行方向に存在する障害物との距離を測定する測定手段と、前記自車に取り付け可能な取り付け部を有し、投影部に表示像を構成する光を出射することで、前記投影部を介して観察者に前記光を導く光源ユニットと、を有するヘッドアップディスプレイが実行する制御方法であって、前記自車が前記進行方向に向かって所定時間、又は所定距離移動した場合に前記障害物と前記自車との間の前記進行方向に対する右方向又は左方向の距離が所定の基準距離以下となる場合には、前記情報の少なくとも一部の表示を制限する制御工程を備えることを特徴とする。
(a)ヘッドアップディスプレイの概略構成の一例である。(b)制御部に接続する各種センサの一例である。 自車と対向車との位置関係を示す図である。 自車と走行道路の路肩に設けられた壁との位置関係を示す図である。 自車と前方車との位置関係を示す図である。 (a)は、第1パターンの表示制御を実行する前のヘッドアップディスプレイの表示例を示す。(b)は、第1パターンに係るヘッドアップディスプレイの表示例を示す。 第2パターンに係るヘッドアップディスプレイの表示例を示す。 (a)は、自車と障害物との右方距離と非表示範囲との対応表の一例である。(b)は、自車と障害物との左方距離と非表示範囲との対応表の一例である。 第3パターンに係るヘッドアップディスプレイの表示例を示す。 第4パターンに係るヘッドアップディスプレイの表示例を示す。 自車と前方車との前方距離と虚像の濃淡との対応表の一例である。 第1パターンの処理手順を示すフローチャートの一例である。 第2パターンの処理手順を示すフローチャートの一例である。 第3パターンの処理手順を示すフローチャートの一例である。 第4パターンの処理手順を示すフローチャートの一例である。 ヘッドアップディスプレイの他の構成例を示す。
本発明の1つの好適な実施形態では、自車の進行方向に存在する障害物との距離を測定する測定手段と、前記自車に取り付け可能な取り付け部を有し、投影部に表示像を構成する光を出射することで、前記投影部を介して観察者に前記光を導く光源ユニットと、前記自車が前記進行方向に向かって所定時間、又は所定距離移動した場合に前記障害物と前記自車との間の前記進行方向に対する右方向又は左方向の距離が所定の基準距離以下となる場合には、前記情報の少なくとも一部の表示を制限する制御手段と、を備える。
上記のヘッドアップディスプレイは、測定手段と、光源ユニットと、制御手段とを備える。測定手段は、自車の進行方向に存在する障害物との距離を測定する。「障害物」とは、運転上注意すべき有形物を指す。「自車」とは、ヘッドアップディスプレイが搭載される車両を指す。光源ユニットは、自車に取り付け可能な取り付け部を有し、投影部に表示像を構成する光を出射することで、前記投影部を介して観察者に光を導く。制御手段は、自車が進行方向に向かって所定時間、又は所定距離移動した場合に障害物と自車との間の進行方向に対する右方向又は左方向の距離が所定の基準距離以下となる場合には、情報の少なくとも一部の表示を制限する。このようにすることで、ヘッドアップディスプレイは、通常時には運転に必要な補助情報等を表示しつつ、障害物と接近した場合には、ヘッドアップディスプレイによる表示よりも障害物の視認性を優先させることができる。従って、ヘッドアップディスプレイは、安全性を確実に保つことができる。
上記ヘッドアップディスプレイの他の一態様では、自車が走行する道路の形状又は自車の走行するルートを認識する手段を有し、前記制御手段は、前記道路の形状又は前記ルートに基づいて、前記自車が移動した場合に、前記障害物と前記自車との間の左右方向の距離が所定距離以下となる場合には、前記光源ユニットによる情報の表示を制限する。
上記ヘッドアップディスプレイの一態様では、前記自車に関する属性情報を入力させる入力手段を有し、前記制御手段は、前記入力された前記属性情報に基づいて、前記基準距離の大きさを設定する。
上記ヘッドアップディスプレイの他の一態様では、前記属性情報は、自車のハンドルの位置に関する情報であって、前記制御手段は、前記入力された前記属性情報に基づいて、前記自車に対する左方向の前記基準距離と右方向に対する前記基準距離の大きさを変化させる。
上記ヘッドアップディスプレイの他の一態様では、自車が走行する道路の形状又は自車の走行するルートを認識する手段を有し、前記制御手段は、前記道路の形状又は前記ルートに基づいて、前記自車が移動した場合に、前記障害物と前記自車との間の左右方向の距離が所定距離以下となる場合には、前記光源ユニットによる情報の表示を制限する。
上記ヘッドアップディスプレイの他の一態様では、前記制御手段は、前記自車と前記障害物との位置関係に基づき、前記表示の範囲を制限する。これにより、ヘッドアップディスプレイは、障害物と近接した場合に、障害物の位置に基づき表示範囲を制限し、障害物に対する視認性を確実に保つことができる。
上記ヘッドアップディスプレイの他の一態様では、前記制御手段は、前記自車と前記障害物との距離が短いほど、前記表示を制限する範囲を拡大する。このようにすることで、ヘッドアップディスプレイは、障害物と自車との距離に応じて、表示を制限する範囲を適切に定めることができる。
上記ヘッドアップディスプレイの他の一態様では、前記制御手段は、前記自車と前記障害物との位置関係に基づき、前記表示の範囲を制限し、かつ、前記表示を行わない範囲に対応する表示を、前記表示を行う範囲へ移動させる。このようにすることで、ヘッドアップディスプレイは、障害物と近接した場合に、障害物の位置に基づき表示範囲を制限して障害物に対する視認性を確保しつつ、表示内容を削減することなく必要な表示を継続して行うことができる。
上記ヘッドアップディスプレイの他の一態様では、前記制御手段は、前記自車と前記障害物との距離が短いほど、前記表示の少なくとも一部の表示を薄くする。ここで、「表示を薄くする」とは、非表示にすることも含む。この態様によっても、ヘッドアップディスプレイは、障害物との距離に応じて、障害物の視認性を確保することができる。
上記ヘッドアップディスプレイの一態様では、前記制御手段は、前記表示のうち、塗りつぶした部分のみを薄くする。これにより、ヘッドアップディスプレイは、障害物と接近している場合であっても、運転に必要な情報を継続して表示しつつ、障害物の視認性を確保することができる。
上記ヘッドアップディスプレイの好適な例では、前記障害物は、前記自車に対する対向車、または前方車である。また、上記ヘッドアップディスプレイの他の好適な例では、前記障害物は、前記自車に隣接する壁である。
上記ヘッドアップディスプレイの一態様では、前記投影部は、前記自車のフロントガラスまたは前記フロントガラス近傍に配置したコンバイナであり、前記光源ユニットは、前記フロントガラスまたは前記コンバイナに光を照射することで、虚像によって前記情報を表示させる。これにより、ヘッドアップディスプレイは、好適に運転に必要な補助情報などを表示させることができる。
本発明の他の好適な実施形態では、自車の進行方向に存在する障害物との距離を測定する測定手段と、前記自車に取り付け可能な取り付け部を有し、投影部に表示像を構成する光を出射することで、前記投影部を介して観察者に前記光を導く光源ユニットと、を有するヘッドアップディスプレイが実行する制御方法であって、前記自車が前記進行方向に向かって所定時間、又は所定距離移動した場合に前記障害物と前記自車との間の前記進行方向に対する右方向又は左方向の距離が所定の基準距離以下となる場合には、前記情報の少なくとも一部の表示を制限する制御工程を備える。ヘッドアップディスプレイは、この制御方法を実行することで、通常時には運転に必要な補助情報等を表示しつつ、障害物と接近した場合には、ヘッドアップディスプレイによる表示よりも障害物の視認性を優先させて安全性を確保することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[概略構成]
図1(a)は、本実施例に係るヘッドアップディスプレイの概略構成図である。図1に示すように、本実施例に係るヘッドアップディスプレイは、光源ユニット1を備え、フロントウィンドウ20と、天井部22と、ボンネット23と、ダッシュボード24とを備える車両に取り付けられる。
光源ユニット1は、支持部材11a、11bを介して車室内の天井部22に付設され、現在地を含む地図情報や経路案内情報、走行速度、その他運転を補助する情報(以後、「運転補助情報」とも呼ぶ。)を示す表示像を構成する光を、フロントウィンドウ20に向けて出射する。具体的には、光源ユニット1は、制御部10の制御に基づき、光源ユニット1内に表示像の元画像(実像)を生成し、その画像を構成する光をフロントウィンドウ20へ出射することで、運転者に虚像「Iv」を視認させる。そして、フロントウィンドウ20は、光源ユニット1から出射される表示像が投影されると共に、表示像を運転者の目の位置(「アイポイントPe」とも呼ぶ。)へ反射することで当該表示像を虚像Ivとして表示させる。支持部材11a、11bは、本発明における「取り付け部」の一例であり、フロントウィンドウ20は、本発明における「投影部」の一例である。
制御部10は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを有し、ヘッドアップディスプレイの全般的な制御を行う。制御部10は、本発明における「制御手段」の一例である。
また、制御部10は、各種センサからの検出信号を受信する。これについて、図1(b)を参照して説明する。図1(b)は、制御部10に検出信号を送信する各種センサの概要図を示す。図1(b)に示すように、制御部10は、前方距離感知センサ30と、右方距離感知センサ31と、左方距離感知センサ32と、速度センサ33とから各種検出信号を受信する。前方距離感知センサ30は、ヘッドアップディスプレイが搭載される車両(単に「自車」とも呼ぶ。)と、当該自車の前方にある車両、壁、人などの障害物との距離(「前方距離FL」とも呼ぶ。)を検出する。右方距離感知センサ31は、自車の進行方向を基準として右方向、即ち自車の右側面方向における自車と障害物との距離(「右方距離RL」とも呼ぶ。)を検出する。左方距離感知センサ32は、自車の進行方向を基準として左方向、即ち自車の左側面方向における自車と障害物との距離(「左方距離LL」とも呼ぶ。)を検出する。速度センサ33は、自車の走行速度を検出する。前方距離感知センサ30、右方距離感知センサ31、左方距離感知センサ32、及び速度センサ33は、本発明における「測定手段」の一例である。
[制御方法]
次に、制御部10が実行する処理について具体的に説明する。概略的には、制御部10は、自車と、障害物との距離が所定距離以下の場合には、虚像Ivによる情報表示を制限する。これにより、制御部10は、運転中に注目すべき障害物がある場合に、当該障害物の視認性を確保し、安全性を向上させる。
これについて、虚像Ivによる情報表示を制限するタイミングと、虚像Ivによる情報表示の制限方法とについてそれぞれ具体的に説明する。
1.表示制限のタイミング
制御部10は、前方距離FL、右方距離RL、又は左方距離LLが所定距離以下の場合には、虚像Ivによる情報表示を制限する。ここで、「所定距離」は、例えば、前方距離FL、右方距離RL、及び左方距離LLごとにそれぞれ設定され、かつ、実験等に基づき予め適切な値に設定される。これについて、図2〜図4を参照して具体的に説明する。
図2(a)、(b)は、自車3と対向車4との位置関係を示す図である。具体的には、図2(a)は、自車3と対向車4とがすれ違う際の右方距離RLが所定距離より大きい場合を示し、図2(b)は、自車3と対向車4とがすれ違う際の右方距離RLが所定距離以下の場合を示す。すなわち、走行中の自車3が進行方向に向かって、所定の時間または所定の距離走行した場合に、対向車4との左右方向の距離がどの程度であるかを示している。この所定の時間または所定の距離とは、現在の自車3及び対向車4の位置関係が変化して、すれ違いが生じるまでの時間または距離を指す。
図2(a)の場合では、制御部10は、自車3と対向車4とがすれ違う際の距離が十分にあると判断し、虚像Ivによる情報表示を制限しない。この場合、制御部10は、運転補助情報を虚像Ivにより制限なく表示し、運転者が見やすい態様で運転補助情報を視認させることができる。一方、図2(b)の場合では、制御部10は、自車3と対向車4とがすれ違う際の距離が不十分であると判断し、自車3と対向車4との位置関係に応じて虚像Ivの表示を制限する。例えば自車3と対向車4とがすれ違う際、またはすれ違う少し前のタイミングで虚像Ivの表示を制限する。これにより、制御部10は、対向車4の視認性を確保し、運転者に対向車4へ注意を向けさせる。
図3(a)、(b)は、自車3と走行道路の路肩に設けられた壁5A、5Bとの位置関係を示す図である。具体的には、図3(a)は、自車3と壁5Aとの左方距離LLが所定距離より大きく、かつ、自車3と壁5Bとの右方距離RLが所定距離より大きい場合を示し、図3(b)は、自車3と壁5Aとの左方距離LLが所定距離以下、又は/及び、自車3と壁5Bとの右方距離RLが所定距離以下の場合を示す。
図3(a)の場合では、制御部10は、道幅が広く、壁5A、5Bと自車3との距離が十分にあると判断し、虚像Ivによる情報表示を制限しない。一方、図3(b)の場合では、制御部10は、道幅が狭く、壁5A、5Bと自車3との距離が不十分であると判断し、自車3と壁5A、5Bとの位置関係に応じて虚像Ivの表示を制限する。自車3と壁5A、5Bとの距離RL又はLLが実際に不十分となる以前のタイミングであっても、虚像Ivの表示を制限してもよい。例えば、進行方向に壁等の障害物を認識した際に、自車3と壁との左右方向の距離が所定距離以下になると予測される場合には、予め虚像Ivの表示を制限することで、より安全に運転者の視認性を確保することができる。これにより、制御部10は、壁5A、5Bの視認性を確保し、運転者に壁5A、5Bに注意を向けさせる。
図4(a)、(b)は、自車3と前方車6との位置関係を示す図である。具体的には、図4(a)は、自車3と前方車6との前方距離FLが所定距離より大きい場合を示し、図4(b)は、自車3と前方車6との前方距離FLが所定距離以下の場合を示す。
図4(a)の場合では、制御部10は、自車3と前方車6との距離が十分になると判断し、虚像Ivの表示範囲を制限しない。この場合、制御部10は、運転補助情報を虚像Ivにより表示し、運転者が見やすい態様で運転補助情報を視認させることができる。一方、図4(b)の場合では、制御部10は、自車3と前方車6との距離が不十分であると判断し、自車3と前方車6との位置関係に応じて虚像Ivの表示を制限する。これにより、制御部10は、前方車6の視認性を確保し、運転者に前方車6へ注意を向けさせる。
2.虚像Ivの表示制限方法
制御部10は、上述したタイミングにおいて、虚像Ivの表示範囲を制限したり、虚像Ivの表示態様を制限したりする。ここで、制御部10による虚像Ivの表示制限方法の具体的態様について、第1パターン乃至第4パターンに分けて具体的に説明する。これらの第1パターン乃至第4パターンは、後述するように任意に組み合わせて実行されてもよい。
(1)第1パターン
第1パターンでは、制御部10は、自車と障害物との位置関係に基づき、虚像Ivの表示範囲のうち一部の範囲を非表示にする。これにより、制御部10は、障害物に対する視認性を十分に確保する。
図5(a)は、虚像Ivの情報表示を制限する前の通常時でのヘッドアップディスプレイの表示例を示す。なお、図5(a)以降において、「表示範囲VB」は、光源ユニット1から出射した光がフロントウィンドウ20に照射される範囲、即ち虚像Ivによる情報表示が可能な範囲を指す。図5(a)では、表示範囲VBは、フロントウィンドウ20と重なる範囲に、仮想的に破線枠により示されている。そして、表示範囲VBには、自車と前方車との車間距離を示す第1情報表示41と、所定のロゴを示す第2情報表示42と、次の進行方向を矢印により示す第3情報表示43と、自車の走行速度を示す第4情報表示44とが存在する。図5(a)に示すように、虚像Ivの表示制限を行う前の通常表示時では、制御部10は、表示範囲VBの略全面を有効に利用して各種の運転補助情報を虚像Ivにより表示する。
図5(b)は、自車と障害物との左方距離LLが所定距離以下になった場合の、第1パターンに係るヘッドアップディスプレイの表示例を示す。図5(b)に示すように、この場合、制御部10は、表示範囲VBのうち、左端の所定範囲(ここでは、左端から1/4の範囲)に、破線枠により仮想的に示される非表示範囲「NVB」を設け、非表示範囲NVB内では虚像Ivによる情報表示を行わない。これにより、図5(a)に示す第1情報表示41と、第2情報表示42の左端の一部とが非表示となっている。即ち、この場合、制御部10は、運転者が注意すべき障害物の位置に応じて、表示範囲VBのうち、障害物が存在する側に存在する虚像Ivを非表示としている。このようにすることで、制御部10は、自車の左方向に存在する障害物を運転者に明確に視認させることができる。特に、予め定めた所定の大きさの非表示範囲「NVB」での虚像Ivによる情報表示を行わないことにより、後述する第2パターンに比べてヘッドアップディスプレイにより表示される虚像の大きさが変化しないため、運転者を混乱させないという効果がある。
(2)第2パターン
第2パターンでは、第1パターンに加え、制御部10は、自車と障害物との距離が短いほど、非表示範囲NVBを拡大させる。これにより、制御部10は、自車と障害物との距離に応じて非表示範囲NVBを柔軟に設定する。
図6(a)は、自車の左側面に近接する障害物との左方距離LLが「1m」の場合におけるヘッドアップディスプレイの表示例を示す。図6(a)に示すように、自車と障害物との左方距離LLが「1m」であることから、当該距離に応じて表示範囲VBのうち左端の所定範囲に非表示範囲NVBを設けている。
図6(b)は、自車の左側面に近接する障害物との左方距離LLが「50cm」の場合におけるヘッドアップディスプレイの表示例を示す。図6(b)の場合では、図6(a)の場合と比較して、自車と障害物との左方距離LLが短くなったことに対応して、非表示範囲NVBが拡大している。このように、制御部10は、自車と障害物との距離に応じて、非表示範囲NVBを変化させることで、非表示範囲NVBを適切に定めることが可能となる。
ここで、第2パターンで制御部10が設定する非表示範囲NVBの具体的な範囲を、図7(a)、(b)を参照して説明する。図7(a)は、右方距離RLと非表示範囲NVBとの対応表の一例である。図7(b)は、左方距離LLと非表示範囲NVBとの対応表の一例である。制御部10は、実験等に基づき作成された図7(a)、(b)に示すようなテーブル又はマップを、メモリ等に予め記憶しておく。
図7(a)、(b)に示すように、制御部10は、自車と障害物との距離が「100cm」以上の場合には、虚像Ivの表示を制限する必要はないと判断し、非表示範囲NVBを設定しない。一方、制御部10は、自車と障害物との距離が「50cm」未満の場合には、当該障害物の視認性を最優先すべきと判断し、表示範囲VB又はフロントウィンドウ20の右端から1/4の範囲を非表示範囲NVBに設定する。そして、制御部10は、自車と障害物との距離が「50cm」以上「100cm」未満の場合には、自車と障害物の距離が短いほど、段階的に、設定する非表示範囲NVBを大きくする。
これによって、運転者に対しては無駄なく十分な虚像を認識させることができるという効果がある。
(3)第3パターン
第3パターンでは、第1パターン及び第2パターンに代えて、又は第2パターンに加えて、制御部10は、自車と障害物との位置関係に応じて、非表示範囲NVBを設定すると共に、非表示範囲NVBに対応する表示を、非表示範囲NVB以外の表示範囲VBに移動させる。これにより、制御部10は、必要な運転補助情報を削減することなく表示しつつ、障害物への視認性を確保する。
図8は、第3パターンにおいて、自車と障害物との左方距離LLが所定距離以下(ここでは1mとする。)の場合のヘッドアップディスプレイの表示例を示す。図8に示すように、左方距離LLが所定距離以下の場合には、制御部10は、表示範囲VBのうち、左端から所定範囲(ここでは1/2)を非表示範囲NVBに設定し、かつ非表示範囲NVBと重複する第1情報表示41及び第2情報表示42を、右側に存在する非表示範囲NVB以外の表示範囲VBに移動させている。このとき、制御部10は、図8に示すように、第1情報表示41〜第4情報表示44の全てが非表示範囲NVB以外の表示範囲VBに収まるように、第1情報表示41〜第4情報表示44の位置及び大きさを適宜変更するとよい。
なお、制御部10は、第3パターンの場合であっても、第2パターンの場合と同様に、自車と障害物との距離が短いほど、非表示範囲NVBを拡大してもよい。この場合であっても、制御部10は、非表示範囲NVBと重複することになった表示を、非表示範囲NVB以外の表示範囲VBに全て収まるように移動させる。これによって、障害物と自車とが接近しても、運転者への情報の提供を確保できるという効果がある。
(4)第4パターン
第1乃至第3パターンに代えて、又はこれに加えて、第4パターンでは、制御部10は、自車と障害物との距離が短いほど、虚像Ivによる表示の濃さを制限する。これにより、制御部10は、障害物と接近するほど、障害物への視認性を向上させる。
図9(a)は、自車と前方車との車間距離が「20m」の場合における第4パターンに係るヘッドアップディスプレイの表示例を示す。図9(a)に示すように、制御部10は、自車と前方車との距離がある程度近いことから、第1情報表示41〜第4情報表示44内の表示を通常時よりも薄く表示している。
図9(b)は、自車と前方車との車間距離が「15m」の場合における第4パターンに係るヘッドアップディスプレイの表示例を示す。図9(b)に示すように、この場合、制御部10は、第1情報表示41〜第4情報表示44内の表示を行わない。なお、図9(b)では、説明の便宜上、第1情報表示41〜第4情報表示44が本来表示されるべき範囲を破線枠により示している。
このように、制御部10は、第4パターンに基づき、自車と前方車との距離が近いほど、第1情報表示41〜第4情報表示44内の表示を薄くし、自車と前方車との距離がさらに所定距離以内となった場合には、これらの表示を消去する。これにより、制御部10は、自車と前方車とが接近した場合に、前方車の視認性を確保し、前方車に注意を向けさせることができる。
ここで、第4パターンにおいて制御部10が設定する虚像Ivの表示の濃淡の具体的な設定例について、図10を参照して説明する。図10は、前方距離FLと虚像Ivの濃淡との対応表の一例である。制御部10は、実験等に基づき作成された図10に示すようなテーブル又はマップを、メモリ等に予め記憶しておく。なお、図10において、「薄さレベル1」〜「薄さレベル4」は、虚像Ivの表示の濃淡の度合いを示し、これらのうち「薄さレベル1」が最も濃く、「薄さレベル4」が最も薄いものとする。
図10に示すように、制御部10は、自車と前方車との前方距離FLが「20m」以上の場合には、虚像Ivの濃さを通常の濃さに設定する。そして、制御部10は、自車と前方車との前方距離FLが「20m」から「15m」の場合には、自車と前方車との前方距離FLが近くなるほど、虚像Ivの表示を段階的に薄くする。そして、制御部10は、自車と前方車との前方距離FLが「15m」未満の場合には、虚像Ivを非表示にする。これにより、制御部10は、前方距離FLに応じて適切に虚像Ivの表示の濃淡を設定し、前方車の視認性を確保することができる。
また、第1パターン又は第2パターンと第4パターンとを組み合わせる場合には、例えば、制御部10は、非表示範囲NVB内を非表示にする代わりに虚像Ivの表示を薄くしてもよい。他の例では、制御部10は、非表示範囲NVB内を非表示にした上で、他の表示範囲VBの表示を、自車と障害物との距離に応じて薄くしてもよい。第3パターンと第4パターンとを組み合わせる場合でも同様に、制御部10は、非表示範囲NVBを非表示にした上で、他の表示範囲VBの表示を自車と障害物との距離に応じて薄くしてもよい。
[処理フロー]
次に、第1パターン乃至第4パターンを実行する場合の制御部10の処理手順について図11〜図14を参照して具体的に説明する。
1.第1パターン
図11は、第1パターンに係る制御部10が実行する処理手順を示すフローチャートの一例である。制御部10は、図11に示すフローチャートの処理を、例えば所定の周期に従い繰り返し実行する。
まず、制御部10は、自車が走行中であるか否か判定する(ステップS101)。例えば、制御部10は、速度センサ33から送信される検出信号に基づき、自車が走行中であるか否か判定する。そして、制御部10は、自車が走行中であると判断した場合(ステップS101;Yes)、ヘッドアップディスプレイによる表示中であるか否か判定する(ステップS102)。そして、制御部10は、ヘッドアップディスプレイによる表示中であると判断した場合(ステップS102;Yes)、ステップS103へ処理を進める。
一方、自車が走行中ではないと判断した場合(ステップS101;No)、又は、ヘッドアップディスプレイによる表示中ではないと判断した場合(ステップS102;No)、制御部10は、フローチャートの処理を終了する。
次に、制御部10は、左方距離LLが所定距離以下であるか否か判定する(ステップS103)。ここで、「所定距離」は、運転者が障害物に特に注意を向ける必要があるか判断するための自車と障害物との左方距離LLの閾値であって、例えば実験等に基づき予め定められ、制御部10のメモリに記憶される。そして、制御部10は、左方距離LLが所定距離以下である場合(ステップS103;Yes)、表示範囲VBのうち左端の1/4を非表示範囲NVBに設定する(ステップS104)。これにより、制御部10は、左方向に存在する障害物の視認性を確保する。一方、制御部10は、左方距離LLが所定距離より大きいと判断した場合(ステップS103;No)、ステップS105へ処理を進める。
次に、制御部10は、右方距離RLが所定距離以下であるか否か判定する(ステップS105)。ここで、「所定距離」は、運転者が障害物に特に注意を向ける必要があるか判断するための自車と障害物との右方距離RLの閾値であって、例えば実験等に基づき予め定められ、制御部10のメモリに記憶される。そして、制御部10は、右方距離RLが所定距離以下である場合(ステップS105;Yes)、表示範囲VBのうち右端の1/4を非表示範囲NVBに設定する(ステップS106)。これにより、制御部10は、右方向に存在する障害物の視認性を確保する。一方、右方距離RLが所定距離より大きいと判断した場合(ステップS105;No)、制御部10は、フローチャートの処理を終了する。
なお、左方距離LLと右方距離RLの判断は、判定を行っているタイミングでの自車の左方距離、右方距離でなくとも良く、所定時間、又は所定距離走行することで、前方の障害物との左方距離LL又は右方距離RLが所定距離となると予測できる場合であってもよい。具体的には、自車の前方左方向、又は前方右方向に存在する障害物との左右方向の距離を基準にしてもよい。また、この際、制御部10は、自車の走行する道路の形状、ルートの向きを、メモリに記憶された地図情報及びユーザが入力した目的地又は立寄地の設定や、現在の交通規制の情報などに基づき認識し、当該道路の形状、ルートの向きを、前方の障害物とすれ違う際の左方距離、右方距離の推定値を算出するための判断材料とすることもできる。具体的には、他の障害物や走行予定のルート、通行規制などの理由によって自車の走行方向が変化すると予測される場合には、前方に存在する障害物との左右方向の距離関係は将来変化することが予測できるため、当該障害物との左右方向の距離をその進行方向に合わせて大きく、もしくは小さくなるものと予測することが可能となる。
2.第2パターン
図12は、制御部10が実行する第2パターンの処理手順を示すフローチャートの一例である。図12に示すフローチャートは、図7(a)、(b)に示す対応表を参照して制御部10が実行する処理例を示す。制御部10は、図12に示すフローチャートの処理を、例えば所定の周期に従い繰り返し実行する。
まず、制御部10は、自車が走行中であるか否か判定する(ステップS201)。そして、自車が走行中の場合(ステップS201;Yes)、制御部10は、ヘッドアップディスプレイによる表示中であるか否か判定する(ステップS202)。そして、自車が走行中でない場合(ステップS201;No)、又は、ヘッドアップディスプレイによる表示中でない場合(ステップS202;No)、制御部10は、フローチャートの処理を終了する。
一方、制御部10は、ヘッドアップディスプレイによる表示中であると判断した場合(ステップS202;Yes)、左方距離LLが「50cm」未満であるか否か判定する(ステップS203)。ここで、「50cm」は、虚像Ivによる情報表示を最大限に制限する必要があるか否かを判断するための左方距離LLの閾値の一例である。そして、制御部10は、左方距離LLが「50cm」未満の場合(ステップS203)、左方にある障害物を注目させる必要があると判断し、表示範囲VBのうち左端の1/4を非表示範囲NVBに設定する(ステップS204)。これにより、制御部10は、左方にある障害物の視認性を十分に確保し、安全性を向上させることができる。
一方、左方距離LLが50cmより大きいと判断した場合(ステップS203;No)、制御部10は、左方距離LLが「100cm」以上であるか否か判定する(ステップS205)。ここで、「100cm」は、虚像Ivによる情報表示の制限を行うか否かを判断するための左方距離LLの閾値の一例である。そして、左方距離LLが「100cm」以上である場合、制御部10は、左方にある障害物との距離は十分に確保されていると判断し、虚像Ivによる情報表示を制限することなくステップS207へ処理を進める。一方、制御部10は、左方距離LLが「100cm」未満であると判断した場合(ステップS205;No)、左方距離LLに応じて表示範囲VBの左端に設定する非表示範囲NVBの大きさを決定する(ステップS206)。具体的には、制御部10は、図7(b)に示す対応表を参照し、左方距離LLに応じて非表示範囲NVBの大きさを決定する。
次に、制御部10は、右方距離RLが「50cm」未満であるか否か判定する(ステップS207)。ここで、「50cm」は、虚像Ivによる情報表示を最大限に制限する必要があるか否かを判断するための右方距離RLの閾値の一例である。そして、右方距離RLが「50cm」未満であると判断した場合(ステップS207;Yes)、制御部10は、表示範囲VBのうち右端の1/4を非表示範囲NVBに設定する(ステップS208)。
一方、右方距離RLが「50cm」以上の場合(ステップS207;No)、制御部10は、次に右方距離RLが「100cm」以上であるか否か判定する(ステップS209)。ここで、「100cm」は、虚像Ivによる情報表示の制限を行うか否かを判断するための右方距離RLの閾値の一例である。そして、右方距離RLが「100cm」以上である場合(ステップS209;Yes)、制御部10は、右方距離RLが十分に大きいと判断し、表示範囲VBの右端に非表示範囲NVBを設けることなくフローチャートの処理を終了する。一方、右方距離RLが「100cm」未満である場合(ステップS209;No)、制御部10は、右方距離RLに応じて表示範囲VBの右端に設定する非表示範囲NVBの大きさを設定する(ステップS210)。具体的には、制御部10は、図7(a)に示すテーブルを参照し、右方距離RLに応じて非表示範囲NVBの大きさを決定する。
(3)第3パターン
図13は、第3パターンに係る処理手順を示すフローチャートの一例である。制御部10は、図13に示すフローチャートの処理を、例えば所定の周期に従い繰り返し実行する。
まず、制御部10は、自車が走行中であるか否か判定する(ステップS301)。そして、自車が走行中の場合(ステップS301;Yes)、制御部10は、ヘッドアップディスプレイによる表示中であるか否か判定する(ステップS302)。そして、自車が走行中でない場合(ステップS301;No)、又は、ヘッドアップディスプレイによる表示中でない場合(ステップS302;No)、制御部10は、フローチャートの処理を終了する。
一方、ヘッドアップディスプレイによる表示中であると判断した場合(ステップS302;Yes)、制御部10は、左方距離LLが所定距離以下であるか否か判定する(ステップS303)。所定距離は、運転者が障害物に特に注意を向ける必要があるか判断するための自車と障害物との左方距離LLの閾値であって、例えば実験等に基づき予め定められ、制御部10のメモリに記憶される。そして、制御部10は、左方距離LLが所定距離より大きいと判断した場合(ステップS303;No)、左方には運転者が特に注目すべき障害物はないと判断し、ステップS307へ処理を進める。
一方、制御部10は、左方距離LLが所定距離以下である場合(ステップS303;Yes)、次に右方距離RLが所定距離以下であるか否か判定する(ステップS304)。所定距離は、運転者が障害物に特に注意を向ける必要があるか判断するための右方距離RLの閾値であって、例えば実験等に基づき予め定められ、制御部10のメモリに記憶される。
そして、右方距離RLが所定距離以下の場合(ステップS304;Yes)、制御部10は、右方と左方の両方に注目すべき障害物があると判断し、表示範囲VBの中央部分(例えば1/2の大きさ)に表示を移動させる(ステップS305)。具体的には、制御部10は、表示範囲VBのうち、右端と左端の1/4を非表示範囲NVBに設定し、残りの中央部分の表示範囲VBに、非表示範囲NVBに属することとなった表示を移動させる。これにより、制御部10は、右方と左方の両方の障害物の視認性を確保し、安全性を確保する。
一方、右方距離RLが所定距離より大きいと判断した場合(ステップS304;No)、制御部10は、表示範囲VBの左端1/2の表示を右端1/2へ移動させる(ステップS306)。これにより、制御部10は、左方にある近距離の障害物の視認性を確保することが可能となる。
次に、制御部10は、右方距離RLが所定距離以下であるか否か判定する(ステップS307)。この所定距離は、ステップS304の所定距離と一致する。そして、制御部10は、右方距離RLが所定距離より大きいと判断した場合(ステップS307;No)、右方に注目すべき障害物はないと判断し、フローチャートの処理を終了する。
一方、右方距離RLが所定距離以下の場合(ステップS307;Yes)、制御部10は、さらに左方距離LLが所定距離以下であるか否か判定する(ステップS308)。この所定距離は、ステップS303の所定距離と一致する。そして、左方距離LLが所定距離以下である場合(ステップS308;Yes)、制御部10は、ステップS305と同様、表示範囲VBの中央部分に表示を移動させる(ステップS309)。一方、制御部10は、左方距離LLが所定距離より大きいと判断した場合(ステップS308;No)、表示範囲VBの右端1/2の表示を左端1/2に移動させる(ステップS310)。これにより、制御部10は、右方にある近距離の障害物の視認性を確保することが可能となる。
(4)第4パターン
図14は、第4パターンに係る制御部10の処理手順を示すフローチャートの一例である。図14に示すフローチャートは、図10に示す対応表を参照して制御部10が実行する処理例を示す。制御部10は、図14に示すフローチャートの処理を、所定の周期に従い繰り返し実行する。
まず、制御部10は、自車が走行中であるか否か判定する(ステップS401)。そして、自車が走行中の場合(ステップS401;Yes)、制御部10は、ヘッドアップディスプレイによる表示中であるか否か判定する(ステップS402)。そして、自車が走行中でない場合(ステップS401;No)、又は、ヘッドアップディスプレイによる表示中でない場合(ステップS402;No)、制御部10は、フローチャートの処理を終了する。
次に、ヘッドアップディスプレイによる表示中の場合(ステップS402;Yes)、制御部10は、前方距離FLが「15m」未満であるか否か判定する(ステップS403)。そして、前方距離FLが「15m」未満である場合(ステップS403:Yes)、制御部10は、前方車との車間距離が十分に近く、運転者が前方車に注意をする必要があると判断し、ヘッドアップディスプレイを非表示に設定する(ステップS404)。
一方、前方距離FLが「15m」以上の場合(ステップS403;No)、制御部10は、前方距離FLが「20m」以上であるか否か判定する(ステップS405)。そして、前方距離FLが「20m」以上である場合(ステップS405;Yes)、制御部10は、前方車との車間距離は十分にあると判断し、ヘッドアップディスプレイの表示の濃さを変更することなく、フローチャートの処理を終了する。一方、前方距離FLが「20m」未満である場合(ステップS405;No)、制御部10は、前方距離FLに基づき、ヘッドアップディスプレイの表示の濃淡を決定する(ステップS406)。具体的には、制御部10は、図10に示すテーブルを参照し、前方距離FLが短いほど、ヘッドアップディスプレイの表示を薄くする。これにより、制御部10は、前方距離FLが近くなるほど前方車への視認性を向上させ、運転者に前方車を注目させることができる。
[変形例]
以下、上述の実施例に好適な変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の実施例に適用してもよい。
(変形例1)
本発明に適用可能なヘッドアップディスプレイの構成は、図1に示す構成に限定されない。図15は、本発明に係るヘッドアップディスプレイの他の構成例を示す。図15に示すヘッドアップディスプレイは、コンバイナ9を介して虚像Ivを運転者に視認させる点において、図1に示す構成と異なる。
図15に示す構成では、光源ユニット1は、制御部10の制御に基づき、表示像をコンバイナ9へ投影する。コンバイナ9は、光源ユニット1から出射される表示像が投影されると共に、表示像を運転者のアイポイントPeへ反射することで当該表示像を虚像Ivとして表示させる。そして、コンバイナ9は、天井部22に設置された支持軸部8を有し、支持軸部8を支軸として回動する。支持軸部8は、例えば、フロントウィンドウ20の上端近傍の天井部22、言い換えると運転者用の図示しないサンバイザが設置される位置の近傍に設置される。なお、支持軸部8は、上述のサンバイザに代えて設置されてもよい。
このように、ヘッドアップディスプレイは、フロントウィンドウ20に代えて、コンバイナ9に光を投影することで、運転者に虚像Ivを視認させてもよい。ここで、コンバイナ9は、本発明における「投影部」の一例である。
また、光源ユニット1の位置は、天井部22に設置される場合に限らず、ダッシュボード24の内部に設置されてもよい。この場合、ダッシュボード24には、コンバイナ又はフロントウィンドウ20に光を通過させるための開口部が設けられる。
(変形例2)
図11、図12等の説明では、第1パターン及び第2パターンにおいて、制御部10は、右方距離RL又は左方距離LLが所定距離以下の場合に、表示範囲VBの右端又は左端の所定範囲を非表示範囲NVBに設定した。しかし、本発明が適用可能な方法は、これに限定されない。
これに加え、制御部10は、第1パターン又は第2パターンにおいて、前方距離FLが所定距離以下の場合に、表示範囲VBの中央部分の所定範囲を非表示範囲NVBに設定してもよい。この場合、パターン2では、図7に示す対応表と同様に、制御部10は、自車と障害物との前方距離FLが短いほど、段階的に、設定する非表示範囲NVBを大きくする。
この態様によっても、制御部10は、前方車両等との車間距離が近い場合などに、前方車両等への視認性を確実に保つことができる。
(変形例3)
図9(a)に示すように、第4パターンでは、制御部10は、障害物と自車との距離が近いほど、ヘッドアップディスプレイ全体の表示を薄く変化させた。これに代えて、制御部10は、虚像Ivによる情報表示のうち、背景などの塗りつぶし部分のみを薄くし、他のエッジ部分の濃淡を不変に保ってもよい。これにより、制御部10は、自車と前方車との距離が近い場合であっても、前方車等への視認性を向上させつつ、必要な運転補助情報を継続して表示することができる。
また、この場合、第3パターンと組み合わせると好適である。具体的には、制御部10は、第3パターンに基づき、自車と障害物との距離が近い場合、障害物の位置に基づき右側、左側、又は中央部分のみに表示面積を縮小させ、かつ、第4パターンに基づき、塗りつぶし部分のみを薄くする。これにより、制御部10は、表示面積の縮小化により表示密度が濃くなることに起因して虚像Ivの視認性が低下するのを抑制することができる。
(変形例4)
第4パターンでは、自車と障害物との前方距離FLが近い場合に加えて、又はこれに代えて、制御部10は、自車と障害物との右方距離RL又は/及び左方距離LLが近い場合においても、当該距離が近いほど段階的に虚像Ivを薄くしてもよい。この場合、好適には、制御部10は、図10に示す前方距離FLの対応表とは別の対応表を、右方距離RL又は/及び左方距離LLについても同様に用意し、メモリに予め記憶しておく。
(変形例5)
虚像Ivの一部を非表示とさせたり、薄くさせたりする際の基準とすべき右方距離RL及び左方距離LLの閾値(所定距離)は、ヘッドアップディスプレイが搭載されている車両の大きさや形状によっても異なっていることが好ましい場合がある。以上を勘案し、ヘッドアップディスプレイは、さらに入力手段を備え、例えば、ヘッドアップディスプレイの使用を開始する際に予め自車の車種情報やサイズ、形状の情報をユーザに入力させる。そして、制御部10は、閾値(所定距離)の値をこの入力された情報にもとづいて最適とされる値に設定する。これにより、より運転者への視認性向上に貢献できる。例えば、制御部10は、自車の車種情報、サイズ、形状の情報と、閾値(所定距離)とのマップを予めメモリに記憶しておき、当該マップを参照して、ユーザの入力に基づき閾値(所定距離)を定めてもよい。また、自車が右ハンドルであるか左ハンドルであるか等によって、右方距離RLと左方距離LLの大きさを変えることもできる。例えば、この場合、制御部10は、上述のマップを、右方距離RLと左方距離LLに対してそれぞれ設定する閾値(所定距離)ごとに備える。
本発明は、経路案内や車両の情報を運転者に視認させるヘッドアップディスプレイに好適に適用することができる。
1 光源ユニット
8 支持軸部
9 コンバイナ
10 制御部
20 フロントウィンドウ
23 ボンネット
24 ダッシュボード
30 前方距離感知センサ
31 右方距離感知センサ
32 左方距離感知センサ
33 速度センサ
請求項1に記載の発明は、自車の進行方向に存在する障害物との距離を測定する測定手段と、前記自車に取り付け可能な取り付け部を有し、投影部に表示像を構成する光を出射することで、前記投影部を介して観察者に前記光を導く光源ユニットと、前記自車が前記進行方向に向かって所定時間、又は所定距離移動した場合にすれ違う前記障害物と前記自車との間の前記進行方向に対する右方向又は左方向の距離が所定の基準距離以下となる場合には、前記情報の一部の表示を制限する制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、自車の進行方向に存在する障害物との距離を測定する測定手段と、前記自車に取り付け可能な取り付け部を有し、投影部に表示像を構成する光を出射することで、前記投影部を介して観察者に前記光を導く光源ユニットと、を有するヘッドアップディスプレイが実行する制御方法であって、前記自車が前記進行方向に向かって所定時間、又は所定距離移動した場合にすれ違う前記障害物と前記自車との間の前記進行方向に対する右方向又は左方向の距離が所定の基準距離以下となる場合には、前記情報の一部の表示を制限する制御工程を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、自車の進行方向に存在する障害物との距離を測定する測定手段と、前記自車に取り付け可能な取り付け部を有し、投影部に表示像を構成する光を出射することで、前記投影部を介して観察者に前記光を導く光源ユニットと、前記自車が前記進行方向に向かって移動することで前記障害物とすれ違う際に、前記自車と前記障害物との間の前記進行方向に対する右方向又は左方向の距離が所定の基準距離以下となる場合には、前記自車と前記障害物とがすれ違う際、又はその所定時間前に、前記情報の一部の表示を制限する制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、自車の進行方向に存在する障害物との距離を測定する測定手段と、前記自車に取り付け可能な取り付け部を有し、投影部に表示像を構成する光を出射することで、前記投影部を介して観察者に前記光を導く光源ユニットと、を有するヘッドアップディスプレイが実行する制御方法であって、前記自車が前記進行方向に向かって移動することで前記障害物とすれ違う際に、前記自車と前記障害物との間の前記進行方向に対する右方向又は左方向の距離が所定の基準距離以下となる場合には、前記自車と前記障害物とがすれ違う際、又はその所定時間前に、前記情報の一部の表示を制限する制御工程を備えることを特徴とする。

Claims (13)

  1. 自車の進行方向に存在する障害物との距離を測定する測定手段と、
    前記自車に取り付け可能な取り付け部を有し、投影部に表示像を構成する光を出射することで、前記投影部を介して観察者に前記光を導く光源ユニットと、
    前記自車が前記進行方向に向かって所定時間、又は所定距離移動した場合に前記障害物と前記自車との間の前記進行方向に対する右方向又は左方向の距離が所定の基準距離以下となる場合には、前記情報の少なくとも一部の表示を制限する制御手段と、
    を備えることを特徴とするヘッドアップディスプレイ。
  2. 自車が走行する道路の形状又は自車の走行するルートを認識する手段を有し、
    前記制御手段は、前記道路の形状又は前記ルートに基づいて、前記自車が移動した場合に、前記障害物と前記自車との間の左右方向の距離が所定距離以下となる場合には、前記光源ユニットによる情報の表示を制限することを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。
  3. 前記自車に関する属性情報を入力させる入力手段を有し、
    前記制御手段は、前記入力された前記属性情報に基づいて、前記基準距離の大きさを設定することを特徴とする請求項1または2に記載のヘッドアップディスプレイ。
  4. 前記属性情報は、自車のハンドルの位置に関する情報であって、前記制御手段は、前記入力された前記属性情報に基づいて、前記自車に対する左方向の前記基準距離と右方向に対する前記基準距離の大きさを変化させることを特徴とする請求項3に記載のヘッドアップディスプレイ。
  5. 前記制御手段は、前記自車と前記障害物との位置関係に基づき、前記表示の範囲を制限することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のヘッドアップディスプレイ。
  6. 前記制御手段は、前記自車と前記障害物との距離が短いほど、前記表示を制限する範囲を拡大することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のヘッドアップディスプレイ。
  7. 前記制御手段は、前記自車と前記障害物との位置関係に基づき、前記表示の範囲を制限し、かつ、前記表示を行わない範囲に対応する表示を、前記表示を行う範囲へ移動させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のヘッドアップディスプレイ。
  8. 前記制御手段は、前記自車と前記障害物との距離が短いほど、前記表示の少なくとも一部の表示を薄くすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のヘッドアップディスプレイ。
  9. 前記制御手段は、前記表示のうち、塗りつぶした部分のみを薄くすることを特徴とする請求項8に記載のヘッドアップディスプレイ。
  10. 前記障害物は、前記自車に対する対向車、または前方車であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のヘッドアップディスプレイ。
  11. 前記障害物は、前記自車に隣接する壁であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のヘッドアップディスプレイ。
  12. 前記投影部は、前記自車のフロントガラスまたは前記フロントガラス近傍に配置したコンバイナであり、
    前記光源ユニットは、前記フロントガラスまたは前記コンバイナに光を照射することで、虚像によって前記情報を表示させることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載のヘッドアップディスプレイ。
  13. 自車の進行方向に存在する障害物との距離を測定する測定手段と、
    前記自車に取り付け可能な取り付け部を有し、投影部に表示像を構成する光を出射することで、前記投影部を介して観察者に前記光を導く光源ユニットと、
    を有するヘッドアップディスプレイが実行する制御方法であって、
    前記自車が前記進行方向に向かって所定時間、又は所定距離移動した場合に前記障害物と前記自車との間の右方向又は左方向の距離が所定の基準距離以下となる場合には、前記情報の少なくとも一部の表示を制限する制御工程を備えることを特徴とする制御方法。
JP2011546499A 2011-06-22 2011-06-22 ヘッドアップディスプレイ及び制御方法 Active JP4948684B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2011/064235 WO2012176288A1 (ja) 2011-06-22 2011-06-22 ヘッドアップディスプレイ及び制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4948684B1 JP4948684B1 (ja) 2012-06-06
JPWO2012176288A1 true JPWO2012176288A1 (ja) 2015-02-23

Family

ID=46498735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011546499A Active JP4948684B1 (ja) 2011-06-22 2011-06-22 ヘッドアップディスプレイ及び制御方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP2724751B1 (ja)
JP (1) JP4948684B1 (ja)
WO (1) WO2012176288A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9639990B2 (en) * 2013-10-03 2017-05-02 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Display control apparatus, computer-implemented method, storage medium, and projection apparatus
JP6335718B2 (ja) * 2014-08-21 2018-05-30 三菱電機株式会社 表示制御装置
KR101601256B1 (ko) * 2014-11-27 2016-03-08 현대자동차주식회사 헤드업 디스플레이 장치 및 이를 이용한 조향 안내 방법
US20180356641A1 (en) * 2015-12-01 2018-12-13 Nippon Seiki Co., Ltd. Head-up display
WO2017134861A1 (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 日立マクセル株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
WO2018003650A1 (ja) * 2016-06-29 2018-01-04 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ
WO2018167844A1 (ja) * 2017-03-14 2018-09-20 マクセル株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置とその画像表示方法
CN108225734B (zh) * 2018-01-05 2021-07-02 宁波均胜科技有限公司 一种基于hud系统的误差标定系统及其误差标定方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002052953A (ja) 2000-08-10 2002-02-19 Yazaki Corp 車両用表示装置及びその表示位置調整方法
JP2003200755A (ja) * 2001-12-28 2003-07-15 Yazaki Corp 車両用表示装置
JP3931343B2 (ja) * 2003-09-30 2007-06-13 マツダ株式会社 経路誘導装置
JP3890599B2 (ja) * 2003-09-30 2007-03-07 マツダ株式会社 車両用情報提供装置、車両用情報提供方法及び車両用情報提供プログラム
US7561966B2 (en) * 2003-12-17 2009-07-14 Denso Corporation Vehicle information display system
JP2006162442A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd ナビゲーション装置及びナビゲーション方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2724751A4 (en) 2017-01-18
EP2724751A1 (en) 2014-04-30
JP4948684B1 (ja) 2012-06-06
EP2724751B1 (en) 2019-05-15
WO2012176288A1 (ja) 2012-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4948684B1 (ja) ヘッドアップディスプレイ及び制御方法
JP6547836B2 (ja) 駐車支援方法及び駐車支援装置
EP2605231B1 (en) Display system, display method, and display program supporting a lane change in a vehicle
JP6272375B2 (ja) 車両用表示制御装置
JP4614005B2 (ja) 移動軌跡生成装置
JP4534922B2 (ja) 仮想先行車画像表示システム
JP5786899B2 (ja) 操舵補助表示装置
WO2016098614A1 (ja) 車両情報投影システム及び車両情報投影方法
JP2009298360A (ja) 車両の運転支援装置
WO2016067545A1 (ja) 注視誘導装置
CN103786632A (zh) 车辆照明系统及其控制方法
WO2013080283A1 (ja) 表示装置及び制御方法
JP6624016B2 (ja) 車両用自動運転制御装置
JP2016193723A (ja) 表示装置、プログラム、及び記憶媒体
JP2008126804A (ja) 車両用遮光装置
JP2013072778A (ja) 車両用画像表示装置
JP2007323178A (ja) 合流支援装置及び合流支援方法
JP2016022919A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置及び車両
KR101484242B1 (ko) 자동차의 디스플레이 제어장치 및 제어방법
JPWO2014097403A1 (ja) 表示装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2006267064A (ja) ナビゲーション装置及び操作支援方法
JP2023017641A (ja) 車両用表示制御装置、車両用表示装置、車両用表示制御方法及び車両用表示制御プログラム
JP2018149884A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置及び表示制御方法
JP2009298270A (ja) フロントピラー及びその設計方法
KR101817539B1 (ko) 내비게이션 및 그 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120306

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4948684

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150