JPWO2012099098A1 - 温度補償機能を有する自動利得制御回路を用いたディジタル復調回路 - Google Patents
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Abstract
中間周波数の受信信号を可変利得制御増幅器にて増幅するディジタル復調回路において、増幅後の受信信号をベースバンド信号に変換して同相成分および直交成分に分離する。この同相成分および直交成分に対応するディジタル信号に基づいて第1の利得制御電圧を生成する。一方、周囲温度に応じたパルス幅を有するパルス幅変調信号を平滑して所定の利得およびオフセットを付加し、温度補正値を生成する。この温度補正値を第1の利得制御電圧に加えて、第2の利得制御電圧を生成する。可変利得制御増幅器は、第2の利得制御電圧に応じた利得で受信信号を増幅する。これにより、比較的簡易な回路構成でディジタル復調回路における温度補償機能および自動利得制御機能を実現することができる。
Description
本発明は、温度補償機能を有する自動利得制御回路を用いたディジタル復調回路に関する。
本願は、2011年1月17日に日本国に出願された特願2011−6608号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
本願は、2011年1月17日に日本国に出願された特願2011−6608号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
一般に、ディジタル復調回路には可変利得増幅器(VGA:Variable Gain Amplifier)が広く用いられている。このディジタル復調回路は、搬送波をディジタル信号で変調した変調波からディジタル信号を復調するものである。
特許文献1、2にはディジタル復調回路の可変利得増幅器の温度変化を補償するための技術が開示されている。特許文献1は自動利得制御回路(AGC:Automatic Gain Control)の温度補償方法が開示されており、温度センサで検出された温度に補正を施して通信装置のベースバンド処理に適用するものである。特許文献2はディジタル無線端末に適用される温度補償方法を開示しており、アナログ処理部のアンプゲインのパラメータの温度補償をディジタル処理部のパラメータメモリを用いて実現するものである。
特許文献1、2の技術では、温度情報に応じた温度補正データが予めメモリに格納されており、CPU処理によりメモリから温度補正データを読み出すことで、可変利得増幅器に対する制御値の温度補償を実現している。
特許文献1、2に開示されているディジタル復調回路では、温度情報に応じた温度補正データを複数のメモリに予め記憶する必要がある。また、ディジタル復調回路の動作時には、温度情報に応じて温度補正データをメモリから読み出す構成も必要となる。そのため、ディジタル復調回路の回路規模が増大するという問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で自動利得制御回路の温度補償機能を実現したディジタル復調回路を提供することを目的とする。
本発明に係るディジタル復調回路は、中間周波数の受信信号を増幅する可変利得制御増幅器と、可変利得制御増幅器で増幅された受信信号をベースバンド信号に変換し、同相成分および直交成分に分離する直交復調器と、ベースバンド信号の同相成分および直交成分をそれぞれディジタル信号に変換するA/D変換器と、ディジタル信号に基づいて第1の利得制御電圧を生成してする利得制御回路と、周囲温度に応じたパルス幅を有するパルス幅変調信号を生成して平滑するとともに、周囲温度変化を補償するための所定の利得およびオフセットを付加して温度補正値を生成する温度補正回路と、第1の利得制御電圧に温度補正値を加算して第2の利得制御電圧を生成する加算器とを具備する。上記可変利得制御増幅器は、第2の利得制御電圧に応じた利得で受信信号を増幅する。
本発明に係る受信装置は、無線周波数信号を受信して中間周波数の受信信号に変換するものであり、上記のディジタル復調回路により温度補償機能及び自動利得制御機能を有するディジタル復調を実施する。
本発明によれば、温度補正回路により周囲温度を示す温度データに対して可変利得制御増幅器の温度変化を補償するための所定の利得およびオフセットを付加して、アナログの温度補正値を生成する。また、ローパルフィルタを用いて周囲温度に応じたパルス幅を有するパルス幅変調信号を平滑しているので、アナログの温度補正値を比較的簡易な回路構成で生成することができる。このように、本発明は比較的簡易な回路構成でディジタル復調回路内のアナログ回路素子の温度補償を実現することができる。
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明の特徴を明確にするため、図10〜図18を参照して温度補償機能を実施しない自動利得制御回路を用いたディジタル復調回路の構成及び動作について説明する。その後、図1〜図9を参照して本発明の特徴である温度補償機能を有する自動利得制御回路を用いたディジタル復調回路の構成及び動作について詳細に説明する。
図10は、温度補償機能を実施しない自動利得制御回路を用いたディジタル復調回路の構成を示すブロック図である。このディジタル復調回路は、無線周波数(RF:Radio Frequency)から中間周波数(IF:Intermediate Frequency)に変換された受信信号10を入力する。受信信号10は、不要周波数成分を除去するためにBPF(Band Pass Filter)11に入力される。BPF11を通過した受信信号10は、中間周波数パワーアンプ(IFアンプ)12で増幅された後、AVGA(Analog Voltage Variable Gain Control Amplifier:即ち、アナログ電圧制御VGA)13に送られる。AVGA13は、AGC制御回路21(AGC:Analog Voltage Gain Control;Automatic Gain Control)から供給されるAGC制御電圧20に応じて、内蔵アンプのゲインを可変することにより、その入力レベルが変動しても出力レベルを一定に保つ機能を有する。直交復調器14は、局部発振器(LO)15から供給される発振信号を用いてAVGA13から受信したIF信号をベースバンド(BB)信号に変換して、同相成分(Pch)と直交成分(Qch)とに分離する。直交復調器14は、ベースバンド信号の同相成分をLPF(Low Pass Filter)16aを介してA/D(アナログ/ディジタル)変換器17aに供給するとともに、直交成分をLPF16bを介してA/D変換器17bに供給する。A/D変換器17aはベースバンド信号の同相成分をディジタル信号Diに変換して、ディジタルフィルタROF(Root Cosine Roll Off Filter)18aを介してEQL(Equalizer)19に供給する。また、A/D変換器17bはベースバンド信号の直交成分をディジタル信号Dqに変換して、ROF18bを介してEQL19に供給する。EQL19は、ディジタル信号Di、Dqから符号間干渉成分を除去するための線形イコライザである。このディジタル復調回路には、その他の機能として、LO15の発振信号の周波数を受信信号10の周波数に同期させるキャリア同期機能、A/D変換器17a、17bにおいてA/D変換に用いるサンプリングクロック位相を最適位相に同期させるクロック同期機能を有する。これらの機能は、本発明の実施例に直接関連しないので、その詳細な説明を割愛する。
次に、本発明の主要構成部であるAGC制御回路21について説明する。AGC制御回路21は、A/D変換器17a、17bからディジタル信号Di、Dqを受信し、その2乗和を計算して瞬時電力P(=Di2+Dq2)を求める。この瞬時電力Pは予め設定した閾値ACGREF22と比較される。AGC制御回路21は、比較結果を平滑化してAGC制御電圧20を生成してAVGA13に送出する。AVGA13は、AGC制御電圧20に従って内蔵アンプのゲインを可変することにより、受信信号10のレベル変動に伴いパワーアンプ12のレベルが変化した場合にも、その出力レベルを常時一定とする。
図11はAGC電圧20対AVGA13ゲインの特性を示し、図12は受信信号10レベル対AGC制御電圧20の特性を示す。説明の便宜上、AVGA13のゲインはAGC制御電圧20の増加に伴って線形に増大すると過程する。図11及び図12を用いてAGC制御回路21の動作を説明する。例えば、受信信号10のレベルが低下した場合、これに応じてA/D変換器17a、17bの入力レベルも低下するため、A/D変換後のディジタル信号Di、Dqから算出された瞬時電力Pは閾値AGCREF22を下回る。このとき、AGC制御回路21はAGC制御電圧20を増大してAVGA13の内蔵アンプのゲインを増加させることで、AVGA13の出力レベル並びにA/D変換器17a、17bの入力レベルの低下を抑制する。一方、受信信号10のレベルが増大してA/D変換器17a、17bの入力レベルが増加し、瞬時電力Pが閾値AVGREF22を上回った場合、AGC制御回路21はAGC制御電圧20を低減し、AVGA13の内蔵アンプのゲインを減少させることで、AVGA13の出力レベル並びにA/D変換器17a、17bの入力レベルの増大を抑制する。即ち、図10に示すディジタル復調回路は、A/D変換器17a、17bのディジタル信号Di、Dqより算出した瞬時電力P(=Di2+Dq2)と閾値AGCREF22との比較結果に基づいてAGC制御電圧20を導出し、A/D変換器17a、17bの入力レベルが一定になるようにAVGA13の内蔵アンプのゲインを制御する。これにより、受信信号10がレベル変動する条件下においても、A/D変換器17a、17bの入力レベルが閾値AGCREF22と同等になるように一定に保つことが可能となる。
しかし、AVGA13の内蔵アンプのゲイン特性にもデバイスとしての限界があり、AGC制御可能な入力レベルの範囲は限られている。図13及び図14は、図11及び図12に示した特性に加えて、受信信号10レベル対AVGA13ゲイン特性、受信信号10レベル対AVGA13出力レベル特性を示す。ここで、受信信号10はディジタル復調回路のIF入力信号(即ち、BPF11の入力信号)を意味する。図13及び図14に示したように、AGC制御電圧20の変化に対してAVGA13のゲインが線形に変化している領域はAGC制御が有効な領域である。受信信号10のレベル変動範囲がAGC制御有効領域内にある場合には、AVGA13の内蔵アンプのゲインを可変制御し、AVGA13の出力レベルを一定に保つことが可能である。一方、AGC制御が無効な領域ではAGC制御電圧20の変化によらずAVGA13のゲインが一定である。このため、受信信号10のレベル変動範囲がAGC制御無効領域にある場合には、AVGA13の出力レベルが一定になるようにAVGA13の内蔵アンプのゲイン制御を実施できない。従って、受信信号10のレベルが低下した場合、AVGA13の出力レベルもそのまま低下し、ディジタル復調回路においてS/N比(信号電力対雑音電力比)の劣化を引き起こす。一方、受信信号10のレベルが増加した場合、AVGA13の出力レベルも増加し、ディジタル復調回路において波形歪による伝送特性の劣化を引き起こす。このため、受信信号10のレベル変動範囲をAGC制御有効領域に収めないと無線伝送特性が劣化する。
上記のAGC制御有効領域は、周囲温度に依存して変化する。ディジタル復調回路において、パワーアンプ12、AGVA13、直交復調器14などのアクティブデバイスは、一般的に温度上昇時にゲインが低下し、温度低下時にゲインが増加する性質を有する。図15〜図17は、周囲温度変化が生じたときの受信信号10のレベルに対するAGC制御電圧20、AVGA13のゲイン、AVGA13の出力レベルの特性を示す。図15〜図17では、実線が常温(例えば、27℃)、破線が低温(動作範囲の下限温度)、鎖線が高温(動作範囲の上限温度)の特性を示している。図15〜図17に示す特性から、ディジタル復調回路は温度変化によるアクティブデバイスのゲイン変動を吸収すべく、温度上昇時はAGC制御電圧20を下げてAVGA13の内蔵アンプのゲインを増加させ、温度減少時はAGC制御電圧20を上げてAVGA13の内蔵アンプのゲインを減少させる。このように、ディジタル復調回路においてAGC制御有効領域(即ち、受信信号10のレベル変化に対してAVGA13のゲインが線形に変化する領域)が温度変化に応じてシフトしていることが分かる。図15〜図17に示す特性によれば、常温時に受信信号10のレベル可変範囲(IFmin〜IFmax)をAGC制御有効領域内に設定しても、高温時にAGC制御可能領域がシフトし、受信信号10のレベルがIFmin〜IFmax(高温)の範囲内にあるときにAGC制御無効となってしまう。この場合、受信信号10のレベル低下に伴いAVGA13の出力レベルも低下するため、信号レベル低下に起因するS/N比劣化の影響を受け、無線伝送特性が劣化する。即ち、図10に示す従来型の自動利得制御回路を用いたディジタル復調回路では、周囲温度変化が生じた場合、受信信号10のレベル可変範囲をAGC制御有効領域に収めることができなくなり、無線伝送特性の劣化を引き起こす。
図18は、周囲温度に対する(温度補正前の)AGC制御電圧20の特性を示す。但し、受信信号10のレベルは一定であるものとする。図18に示すように、温度上昇に伴ってディジタル復調回路を構成するアクティブデバイスのゲインが減少するため、AGC制御回路21はこのゲイン減少を吸収すべく、A/D変換器17a、17bのディジタル信号Di、Dqの2乗和による瞬時電圧P(=Di2+Dq2)と閾値AGCREF22との比較結果を平滑化してAGC制御電圧20を生成する。
そこで、本発明の実施例に係るディジタル復調回路では、自動利得制御回路において温度センサにより取得した温度情報に基づいて周囲温度変化に応じて連続的に滑らかに変化する制御値を生成し、その制御値の温度変化率を調整することで、AGC制御電圧20に対する温度変化の影響を打ち消すための温度補正値を生成することを特徴とする。これにより、周囲温度変化が生じた場合でも、AGC制御電圧およびAVGA13のゲインを一定に保持することができるため、AGC制御可能範囲の温度変動に起因する無線伝送特性の劣化を未然に防止することができる。
図1は、本発明の実施例に係るディジタル復調回路を示すブロック図である。図1において、図10と同一構成要素には同一の符号を付すものとする。図1のディジタル復調回路は自動利得制御補償方式を採用しており、図10に示す温度補償機能を有さないディジタル復調回路の構成要素に比べて一点鎖線で囲んだブロック100の構成を新たに具備したものである。このブロック100は、温度センサ30、PWM(Pulse Width Modulation)変調回路31、LPF(Low Pass Filter)32、オフセット・ゲイン付加回路33、及び加算回路35を含む。温度センサ30は、例えば、パワーアンプ12、AVGA13、直交復調器14の周辺温度を検知するものであり、周囲温度を示すディジタル値(即ち、温度情報)を出力する。PWM変調回路31は、温度センサ30の温度情報に基づいて、パルス波のデューティ比を変化させてPWM変調波形を出力する。LPF32は、PWM変調波形を平滑化して直流成分を抽出する。オフセット・ゲイン付加回路33は、LPF32から受信した直流成分に適切なゲイン(又は、所定の乗数)を乗じるとともに、適切なオフセット(又は、所定の定数)を加えて温度補正値34を出力する。加算回路35は、AGC制御回路21のAGC制御電圧20に温度補正値34を加えてAGC制御電圧36とし、AVGA13に送出する。また、ブロック101は温度補正値生成回路を示す。
図1において、BPF11、パワーアンプ12、AVGA13、直交復調器14、LO15、LPF16a、LPF16b、A/D変換器17aの入力部、A/D変換器17bの入力部、LPF32、オフセット・ゲイン付加回路33、及び加算回路35がアナログ部を構成している。また、A/D変換器17aの出力部、A/D変換器17bの出力部、ROF18a、ROF18b、EQL19、AGC制御回路21、温度センサ30の出力部、及びPWM変調回路31がディジタル部を構成している。
図2は、オフセット・ゲイン付加回路33の回路図である。オフセット・ゲイン付加回路33は、演算増幅器44を用いた反転増幅回路で構成される。LPF32で平滑化された直流成分が入力端子40に供給される。抵抗41a、41bはゲイン付加用の抵抗である。抵抗43a、43bはオフセット付加用の抵抗であり、端子42に印加される電源電圧(或いは、一定電圧)を分圧してオフセット値を生成する。抵抗41a、41b、43a、43bの設定方法については下記の動作説明で述べる。オフセット・ゲイン付加回路33により所望のゲイン及びオフセットを付加された直流成分は温度補正値34として出力端子45から出力される。
図3は、PWM変調回路31のブロック図であり、各機能ブロックは全て同一クロックで動作するものとする。図3において、入力端子50には温度センサ30で検出した温度情報(即ち、温度データ)が入力される。温度データは、例えば、8ビットのディジタル値とする。ラッチ回路53は、Enable回路52の制御信号(パルス信号)がハイレベル「H(Enable)」のときに限り温度データを読み込む。Enable回路52の制御信号がローレベル「L」のときには、制御信号が「H(Enable)」のときに読み込んだ温度データをラッチする。Enable回路52は、8ビットカウンタ51の計数値に基づいてラッチ回路53への制御信号を生成する。比較器54は、ラッチ回路53の温度データの値Aと8ビットカウンタ51の計数値Bとを比較してPWM波形を生成し、出力端子55へ出力する。
次に、図1のディジタル復調回路の動作について説明する。説明の便宜上、常温時(27℃)のAGC制御範囲を受信信号10のレベル可変範囲(IFmin〜IFmax)に対して最適な無線伝送特性が実現できるように調整されているものとする。
図18に示すように、温度補正前のAGC制御電圧20は温度上昇によるディジタル復調回路を構成するアクティブデバイスのゲインの減少を吸収すべく、AGC制御回路21によって増加される。AGC制御電圧20の増加により、AVGA13のゲインが増大する。最適な温度補償を行うためには、AGC制御電圧20に対して適切な温度補正を施すことにより、AGC制御電圧20およびAVGA13のゲインの温度変動を抑制し、受信信号10のレベル(IFmin〜IFmax)に対するAGC制御範囲を常に最適な範囲(即ち、常温時(27℃)のAGC動作範囲)に保つ必要がある。以上を鑑みて、AGC制御回路21の温度補償について説明する。
図1において、温度センサ30は周囲温度を検出して8ビットディジタル値である温度データをPWM変調回路31へ送出する。PWM変調回路31は、温度データに対してPWM変調を施して変調信号(或いは、PWM変調波形)を生成する。図4は周囲温度とPWM変調波形との関係を示し、図5はPWM変調回路31の各部の動作波形を示す。図5に示すように、8ビットカウンタ51は「00000000(10進数表現で「0」)」から「11111111(10進数表現で「255」)」の8ビット2進数を繰り返しカウントするものである。Enable回路52は、8ビットカウンタ51の計数値が「11111111」のときに限り、ハイレベルの制御信号「H(Enable)」をラッチ回路53に送出する。ラッチ回路53は、制御信号「H(Enable)」のときに限り、温度データを読み込む。一方、Enable回路52の制御信号「L」のときには、ラッチ回路53は制御信号「H(Enable)」のときに読み込んだ温度データをラッチする。比較器54は、8ビットカウンタ51の計数値Bがラッチ回路53の温度データ値A以下の場合(B≦A)にはハイレベル「H」を出力し、計数値Bが温度データ値Aよりも大きい場合(B>A)にはローレベル「L」を出力する。このようにして、比較器54よりPWM波形が出力される。PWM波形の周期は、8ビットカウンタ51のクロックパルス周期の256倍であり、そのデューティ比は周囲温度上昇に伴い増加する。
図4は、周囲温度、温度センサ30の出力値(温度データ)、ラッチ回路53の出力値(PWM波形)、及びPWM波形のデューティ比(即ち、1周期におけるハイレベル「H」期間の割合)を例示したものである。ここでは、「0℃」を最低動作温度としている。図5は、8ビットカウンタ51の出力値(計数値B)、Enable回路52の出力(制御信号)、温度データ(端子50入力)、温度データ(ラッチ回路53出力A)、及びPWM波形(比較器54出力)の経時変化を示したタイムチャートである。
図1において、LPF32はPWM変調回路31のPWM変調波形を平滑化して直流成分を抽出する。図6は、周囲温度変化とLPF32の出力信号との関係を示す。周囲温度の上昇に伴いPWM変調波形のデューティ比が増加するため、LPF32で平滑化された直流成分も増大する。
図2に示すように、オフセット・ゲイン付加回路33は演算増幅器44からなる反転増幅回路で構成され、端子40に入力されるLPF32の直流成分に対して所望のゲインおよびオフセットを付加して温度補正値34に変換して、端子45を介して加算回路35へ送出する。オフセット・ゲイン付加回路53において、ゲイン付加抵抗41a、41bの抵抗値をR1、R2とすると、ゲインα(即ち、入力信号に適用される所定の乗数)はα=−R2/R1(反転増幅のため符号はマイナスとなる)で与えられる。この抵抗値R1、R2はゲイン付加後の信号値の温度変化率(即ち、「信号値の変化量」/「温度変化量」)がAGC制御電圧20の温度変化率に対して、絶対値が同一で符号がマイナスとなるように予め調整されている。一方、オフセットβ(或いは、所定の定数)は端子42に印加される電源電圧を「1V」、オフセット付加抵抗43a、43bの抵抗値をR3、R4とした場合、β=R4/(R3+R4)で与えられる。尚、抵抗値R3、R4はゲインおよびオフセット付加後の信号値が常温時(27℃)に「0」となるように予め調整されている。加算回路35は、温度補正前のAGC制御電圧20に温度補正値34を加算することにより、温度補正後のAGC制御電圧36を生成して、AVGA13へ送出する。
図7は、温度補正前のAGC制御電圧20、温度補正後のAGC制御電圧36、及び温度補正値34の温度特性を示す。但し、受信信号10のレベルは一定としている。図7に示すように、温度補正値34の特性の傾きはAGC制御電圧20(温度補正前)の特性に対して、絶対値が同一で極性が正反対になっている。また、温度補正値34は常温時(27℃)に「0」となっている。AGC制御電圧20(温度補正前)に温度補正値34を加算して得られるAGC制御電圧36(温度補正後)は、周囲温度変化によらず、常温時のAGC制御電圧20と同等の値を保持している。従って、受信信号10のレベル(IFimin〜IFmax)に対するAGC制御範囲を常に常温時に設定した最適な範囲に保つことができる。
本実施例は、温度センサの温度データに対してPWM変調を施して生成したPWM変調波形を平滑化することにより、周囲温度変化に応じた電圧値を生成し、その電圧値が所望の温度でゼロとなるように設定し、かつ、その電圧値の温度変化率が温度補正前のAGC制御電圧の温度変化率に対して絶対値が同一で逆極性となるように調整することにより、温度補正値を生成するようにしている。即ち、周囲温度が変化した場合においても、AGC制御電圧に温度補正値を加算することにより、AVGAゲインを所望の温度の設定値に常時維持することができる。これにより、AGC制御範囲の温度シフトを防止することができるため、周囲温度変化時に無線伝送特性の劣化しない最適な自動利得制御を実現することができる。また、本実施例ではPWM波形をアナログ回路で平滑化して得られた電圧値に基づいて温度補正値を導出しているため、周囲温度変化に応じてAVGAゲインを滑らかに所望の値に収束させることができる。
図8は、本実施例の変形例に係るディジタル復調回路のブロック図である。図1のディジタル復調回路に比べて、図8のディジタル復調回路ではオフセット・ゲイン付加回路33が除外され、PWM変調回路31に代えてPWM変調回路60を具備している。図10のディジタル復調回路に比べて、図8のディジタル復調回路は一転鎖線で囲んだブロック110を具備している。尚、ブロック111は温度補正値生成回路を示す。この変形例では、オフセット・ゲイン付加回路33の機能をPWM変調回路60に取り込んでディジタル信号処理により実現するものである。図9は、PWM変調回路60のブロック図である。PWM変調回路60は、PWM変調回路31(図3参照)に対してゲイン付加用の乗算器70とオフセット付加用の加算器71を追加した構成となっている。PWM変調回路60において、入力端子50で受信した温度データに対して乗算器70によりゲインα(所定の乗数)を乗じ、加算器71によりオフセットβ(所定の定数)を付与する。PWM変調回路60は、所望のゲインおよびオフセットを付加した温度データに対してPWM変調を施して、出力端子55からPWM変調波形を出力する。ゲインαは、周囲温度変化に対するPWM変調波形のデューティ比の変化量、即ち、LPF32の出力信号の温度特性の傾きを決定する。オフセットβは、LPF32の出力信号の温度特性のオフセットを決定する。即ち、LPF32の出力信号の温度特性の傾きがAGC制御電圧20(温度補正前)の温度特性に対して絶対値が同一で極性が同一となるようにゲインαを事前調整するとともに、LPF32の出力信号の値が所望の温度(例えば、動作下限温度)でゼロとなるようにオフセットβを事前調整する。このようにして、LPF32の出力信号を温度補正値34に調整することができる。
本発明の実施例及び変形例によれば、オフセット・ゲイン付加回路33又はPWM変調回路60により温度センサ30により検出された温度データ(周囲温度)に対してAVGA13のゲインの温度変化を補償するための乗数αが乗じられるとともに、定数βが加算されることにより、アナログの温度補正値34が生成される。即ち、ディジタル復調回路において予め保持しておくデータは乗数αと定数βのみとなる。また、乗数αや定数βはオフセット・ゲイン付加回路33(図2参照)の端子42に印加されるアナログ電圧値と抵抗値R1〜R4として設定可能であり、PWM変調回路60(図9参照)の乗算器70や加算器71へ入力するディジタル値として保持可能である。また、周囲温度を示す温度データに応じたパルス幅を有するPWM変調信号をLPF32を用いて平滑しているので、アナログの温度補正値34を比較的簡易な回路構成で生成することができる。このように、本実施例及び変形例はCPU処理で予めメモリに記憶したデータを読み出して処理する従来技術に比べて簡易な回路構成で実現できる。また、本実施例及び変形例に係るディジタル復調回路を備える受信装置は、比較的簡易な回路構成で受信信号に対して温度補償機能を有するディジタル復調処理を実現することができる。
本発明は、上記の実施例及び変形例に限定されるものではない。また、本実施例の構成を更に変更することも可能である。例えば、オフセット・ゲイン付加回路を反転演算増幅回路から非反転演算増幅回路として、加算回路を減算回路に変更するようにしてもよい。
本発明は、温度補償機能を有する自動利得制御回路を簡易な回路構成で実現するものであり、ディジタル復調回路や受信装置に適用することができる。
11 BPF
12 パワーアンプ
13 AVGA
14 直交復調器
15 局部発振器
16a、16b LPF
17a、17b A/D変換器
18a、18b ディジタルフィルタ(ROF)
19 イコライザ(EQL)
21 AGC制御回路
30 温度センサ
31、60 PWM変調回路
32 LPF
33 オフセット・ゲイン付加回路
35 加算回路
51 8ビットカウンタ
52 Enable回路
53 ラッチ回路
54 比較器
70 乗算器
71 加算器
12 パワーアンプ
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14 直交復調器
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19 イコライザ(EQL)
21 AGC制御回路
30 温度センサ
31、60 PWM変調回路
32 LPF
33 オフセット・ゲイン付加回路
35 加算回路
51 8ビットカウンタ
52 Enable回路
53 ラッチ回路
54 比較器
70 乗算器
71 加算器
本発明に係るディジタル復調回路は、中間周波数の受信信号を増幅する可変利得制御増幅器と、可変利得制御増幅器で増幅された受信信号をベースバンド信号に変換し、同相成分および直交成分に分離する直交復調器と、ベースバンド信号の同相成分および直交成分をそれぞれディジタル信号に変換するA/D変換器と、当該ディジタル信号に基づいて第1の利得制御電圧を生成する利得制御回路と、周囲温度に応じたパルス幅を有するパルス幅変調信号を生成して平滑するとともに、周囲温度変化を補償するための所定の利得およびオフセットを上記平滑したパルス幅変調信号に付加して温度補正値を生成する温度補正回路と、第1の利得制御電圧に温度補正値を加算して第2の利得制御電圧を生成する加算器とを具備する。上記可変利得制御増幅器は、第2の利得制御電圧に応じた利得で受信信号を増幅する。
Claims (7)
- 中間周波数の受信信号を増幅する可変利得制御増幅器と、
前記可変利得制御増幅器で増幅された受信信号をベースバンド信号に変換し、同相成分および直交成分に分離する直交復調器と、
ベースバンド信号の同相成分および直交成分をそれぞれディジタル信号に変換するA/D変換器と、
ディジタル信号に基づいて第1の利得制御電圧を生成してする利得制御回路と、
周囲温度に応じたパルス幅を有するパルス幅変調信号を生成して平滑するとともに、周囲温度変化を補償するための所定の利得およびオフセットを付加して温度補正値を生成する温度補正回路と、
第1の利得制御電圧に温度補正値を加算して第2の利得制御電圧を生成する加算器とを具備し、
前記可変利得制御増幅器により第2の利得制御電圧に応じた利得で受信信号を増幅することを特徴とするディジタル復調回路。 - 前記利得制御回路はディジタル信号の同相成分および直交成分の2乗和により計算した瞬時電力と所定の閾値との比較結果に基づいて第1の利得制御電圧を生成するようにした請求項1記載のディジタル復調回路。
- 前記温度補正回路は、周囲温度に応じたパルス幅を有するパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調回路と、
パルス幅変調信号を平滑するローパスフィルタと、
平滑後のパルス幅変調信号に対して所定の利得およびオフセットを付加して温度補正値を生成する付加回路よりなる請求項1記載のディジタル復調回路。 - 前記温度補正回路は、周囲温度を示す温度データに対して所定のディジタル処理を施してパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調回路と、
前記パルス幅変調信号を平滑して温度補正値を生成するローパスフィルタよりなる請求項1記載のディジタル復調回路。 - 前記パルス幅変調回路は、周囲温度を示す温度データをラッチするラッチ回路と、
計数値を算出するカウンタと、
計数値に応じて前記ラッチ回路の動作タイミングを制御するイネーブル回路と、
前記ラッチ回路の温度データと前記カウンタの計数値とを比較してパルス幅変調信号を生成する比較器とよりなる請求項3記載のディジタル復調回路。 - 前記パルス幅変調回路は、周囲温度を示す温度データに対して所定の乗数を乗じるとともに所定の定数を加えるディジタル処理部と、
前記ディジタル処理部を経た温度データをラッチするラッチ回路と、
計数値を算出するカウンタと、
計数値に応じて前記ラッチ回路の動作タイミングを制御するイネーブル回路と、
前記ラッチ回路の温度データと前記カウンタの計数値とを比較してパルス幅変調信号を生成する比較器とよりなる請求項4記載のディジタル復調回路。 - 無線周波数信号を受信して中間周波数の受信信号に変換してディジタル復調を行なう受信装置において、
中間周波数の受信信号を増幅する可変利得制御増幅器と、
前記可変利得制御増幅器で増幅された受信信号をベースバンド信号に変換し、同相成分および直交成分に分離する直交復調器と、
ベースバンド信号の同相成分および直交成分をそれぞれディジタル信号に変換するA/D変換器と、
ディジタル信号に基づいて第1の利得制御電圧を生成してする利得制御回路と、
周囲温度に応じたパルス幅を有するパルス幅変調信号を生成して平滑するとともに、周囲温度変化を補償するための所定の利得およびオフセットを付加して温度補正値を生成する温度補正回路と、
第1の利得制御電圧に温度補正値を加算して第2の利得制御電圧を生成する加算器を含み、前記可変利得制御増幅器により第2の利得制御電圧に応じた利得で受信信号を増幅するディジタル復調回路を具備することを特徴とする受信装置。
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