JPWO2012070132A1 - 車体 - Google Patents
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Abstract
この車体は、インナーパネルと、アウターパネルと、これらのインナーパネルおよびアウターパネルの間に配置されるリインフォースとを有するセンターピラーを備えている。また、センターピラーが、インナーパネルとリインフォースとを相互に接合する第一接合部と、アウターパネルとリインフォースとを相互に接合すると共に第一接合部から独立した第二接合部とを有している。
Description
この発明は、車体に関し、さらに詳しくは、センターピラーの構造強度を高め得る車体に関する。
一般的な車体のサイドメンバは、一対のドア開口部と、センターピラーとを備えている。また、センターピラーは、インナーパネルと、アウターパネルと、これらのインナーパネルおよびアウターパネルの間に配置されるリインフォースとを有している。
ここで、従来の車体では、センターピラーのベルトライン部(車体上方の端部近傍における幅狭な部分)における座屈を防止するために、高い構造強度が必要となるという課題がある。このような課題に関する従来の車体として、特許文献1に記載される技術が知られている。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、センターピラーの構造強度を高め得る車体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる車体は、インナーパネルと、アウターパネルと、前記インナーパネルおよび前記アウターパネルの間に配置されるリインフォースとを有するセンターピラーを備える車体であって、前記センターピラーが、前記インナーパネルと前記リインフォースとを相互に接合する第一接合部と、前記アウターパネルと前記リインフォースとを相互に接合すると共に前記第一接合部から独立した第二接合部とを有することを特徴とする。
また、この発明にかかる車体は、前記インナーパネルと前記リインフォースとの接合面における平面視にて、前記第二接合部が前記インナーパネルに対して異なる位置に配置される。
また、この発明にかかる車体は、前記インナーパネルと前記リインフォースとの接合面における平面視にて、前記インナーパネルが切り欠き部を有すると共に、前記第二接合部が前記切り欠き部に配置される。
また、この発明にかかる車体は、前記インナーパネルと前記リインフォースとの接合面における平面視にて、前記インナーパネルが切り欠き部を有すると共に、前記第二接合部が前記切り欠き部に配置される。
また、この発明にかかる車体は、前記アウターパネルと前記リインフォースとの接合面における平面視にて、前記アウターパネルが切り欠き部を有すると共に、前記第一接合部が前記切り欠き部に配置される。
また、この発明にかかる車体は、前記センターピラーが、前記インナーパネルと前記アウターパネルと前記リインフォースとを一組として接合する第三接合部を有する。
この発明にかかる車体では、インナーパネルとアウターパネルとが相互に独立した接合部にてリインフォースに接合されるので、例えば、インナーパネル、アウターパネルおよびリインフォースの3枚を一点で接合する構成と比較して、各接合部の接合強度が向上する。これにより、センターピラーの構造強度を高め得る利点がある。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
[車体のサイドメンバ]
図12は、車体のサイドメンバを示す斜視図である。同図は、乗用車の車体の左側サイドメンバを示している。また、同図において、矢印FRは、車体前方を示し、矢印UPは車体上方を示し、矢印OUTは車幅方向外側を示している。
図12は、車体のサイドメンバを示す斜視図である。同図は、乗用車の車体の左側サイドメンバを示している。また、同図において、矢印FRは、車体前方を示し、矢印UPは車体上方を示し、矢印OUTは車幅方向外側を示している。
車体のサイドメンバ1は、一対のドア開口部21、22と、センターピラー3とを有する(図12参照)。一対のドア開口部21、22は、フロントドアおよびリアドア(図示省略)を取り付けるための開口部である。センターピラー3は、サイドメンバ1の剛性を補強する補強部材であり、ドア開口部21、22を車体上下方向に横断してサイドメンバ1の補強リブを構成する。このセンターピラー3により、ドア開口部21、22におけるサイドメンバ1の剛性が確保される。例えば、この実施の形態では、センターピラー3が、一方の端部にて緩やかに湾曲した長尺なリブ状形状を有する。また、センターピラー3が、湾曲側の端部を車体上方に向け、湾曲部の曲率中心側を車幅方向内側に向けて、ドア開口部21、22に配置されている。
[センターピラー]
図1は、この発明の実施の形態にかかるセンターピラーを示す斜視図である。図2〜図4は、図1に記載した車体用補強構造を示すA−A視断面図(図2)、B−B視断面図(図3)および拡大斜視断面図(図4)である。これらの図において、図1は、車体のサイドメンバのセンターピラーの概略構成を示している。また、図2〜図4は、センターピラーの溶接構造を模式的に示している。
図1は、この発明の実施の形態にかかるセンターピラーを示す斜視図である。図2〜図4は、図1に記載した車体用補強構造を示すA−A視断面図(図2)、B−B視断面図(図3)および拡大斜視断面図(図4)である。これらの図において、図1は、車体のサイドメンバのセンターピラーの概略構成を示している。また、図2〜図4は、センターピラーの溶接構造を模式的に示している。
このセンターピラー3は、緩やかに湾曲した長尺かつ中空のリブ状部材であり、インナーパネル31と、アウターパネル32と、リインフォース33とから構成される(図1参照)。
インナーパネル31は、センターピラー3の一方の側面を構成する部材であり、センターピラー3の設置状態にて車幅方向内側に面して配置される。このインナーパネル31は、金属板を曲げ加工して成る長尺なリブ状部材である。また、インナーパネル31は、本体部311と、左右一対のフランジ部312、312とを有する(図2および図3参照)。本体部311は、センターピラー3の長手方向に垂直な断面視にて、略U字型の断面形状を有する。フランジ部312は、本体部311の開口縁部からセンターピラー3の幅方向(車体設置状態における車体前後方向)に突出して本体部311の開口縁部に沿って長手方向に延在する鍔状形状を有する。
アウターパネル32は、センターピラー3の他方の側面を構成する部材であり、センターピラー3の設置状態にて車幅方向外側に面して配置される。このアウターパネル32は、金属板を曲げ加工して成る長尺なリブ状部材である。アウターパネル32は、本体部321と、左右一対のフランジ部322、322とを有する(図2および図3参照)。本体部321は、センターピラー3の長手方向に垂直な断面視にて、略U字型の断面形状を有する。フランジ部322は、本体部321の開口縁部からセンターピラー3の幅方向に突出して本体部321の開口縁部に沿って長手方向に延在する鍔状形状を有する。
リインフォース33は、アウターパネル32とインナーパネル31との間に配置されてセンターピラー3の剛性を補強する部材である。このリインフォース33は、金属板を曲げ加工して成る長尺なリブ状部材である。リインフォース33は、本体部331と、左右一対のフランジ部332、332とを有する(図2および図3参照)。本体部331は、センターピラー3の長手方向に垂直な断面視にて、略U字型の断面形状を有する。フランジ部332は、本体部331の開口縁部からセンターピラー3の幅方向に突出して本体部331の開口縁部に沿って長手方向に延在する鍔状形状を有する。
このセンターピラー3は、以下の組立構造を有する(図1〜図4参照)。すなわち、アウターパネル32と、インナーパネル31と、リインフォース33とが長手方向を揃えて配置される(図1参照)。このとき、インナーパネル31の内周面(U字型断面の凹面)とリインフォース33の内周面とが対向し、また、アウターパネル32の内周面とリインフォース33の外周面(U字型断面の凸面)とが対向した状態で配置される(図2および図3参照)。また、インナーパネル31のフランジ部312と、アウターパネル32のフランジ部322と、リインフォース33のフランジ部332とがセンターピラー3の左右の側部で積層される。そして、各フランジ部312〜332が所定の組み合わせにてスポット溶接されて接合される。これにより、アウターパネル32、インナーパネル31およびリインフォース33が一体化されて、中空かつリブ状の組立体(センターピラー3)が構成される。
なお、サイドメンバ1の組立工程では、センターピラー3が、長手方向を車体上下方向に向けつつアウターパネル32を車幅方向外側(インナーパネル31を車幅方向内側)に向けて、サイドメンバ1のドア開口部21、22に組み付けられる。そして、アウターパネル32、インナーパネル31およびリインフォース33の両端部が、ドア開口部21、22の所定の位置にそれぞれスポット溶接により接合される。これにより、センターピラー3がサイドメンバ1に対して一体化される。
[センターピラーの接合構造]
ここで、インナーパネル31とリインフォース33とが相互に接合される部分を第一接合部Pと呼ぶ。また、アウターパネル32とリインフォース33とが相互に接合される部分を第二接合部Qと呼ぶ。また、インナーパネル31とアウターパネル32とリインフォース33とが相互に接合される部分を第三接合部Rと呼ぶ。
ここで、インナーパネル31とリインフォース33とが相互に接合される部分を第一接合部Pと呼ぶ。また、アウターパネル32とリインフォース33とが相互に接合される部分を第二接合部Qと呼ぶ。また、インナーパネル31とアウターパネル32とリインフォース33とが相互に接合される部分を第三接合部Rと呼ぶ。
また、この実施の形態では、これらの接合部P〜Rの接合構造として、スポット溶接が採用されている。しかし、これに限らず、接合構造として、レーザー溶接が採用されても良い。
センターピラー3は、一方の端部から他方の端部に向かうに連れて幅w1を狭めた形状を有する(図1参照)。具体的には、センターピラー3が、車体に設置された状態にて、車体下方の端部から車体上方の端部に向かうに連れて車体前後方向の幅w1を狭めた形状を有する。この車体上方の端部近傍における幅狭な部分をベルトライン部34という。このベルトライン部34は、車体下方の幅広な部分と比較して、より高い構造強度を必要とする。
そこで、このセンターピラー3は、特に、ベルトライン部34の構造強度を高めるために、以下の接合構造を有する(図1〜図4参照)。すなわち、センターピラー3は、少なくともベルトライン部34を含む領域に、インナーパネル31とリインフォース33とを相互に接合する第一接合部Pと、アウターパネル32とリインフォース33とを相互に接合すると共に第一接合部Pから独立した第二接合部Qとを有する(図1参照)。したがって、ベルトライン部34では、インナーパネル31とアウターパネル32とが相互に独立してリインフォース33に接合される。これにより、インナーパネル31、アウターパネル32およびリインフォース33を一組として接合する構成と比較して、各接合部P、Qが強固に接合されてベルトライン部34の構造強度が向上する。
例えば、この実施の形態では、インナーパネル31、アウターパネル32およびリインフォース33が左右一対のフランジ部312、322、332をそれぞれの開口縁部に有し、これらのフランジ部312、322、332が第一接合部P、第二接合部Qおよび第三接合部Rにより所定の組み合わせで接合されている(図1〜図4参照)。また、接合構造として、スポット溶接が採用されている。また、各フランジ部312、322、332が、センターピラー3の長手方向に垂直な断面視にて、センターピラー3の幅方向に広がる鍔状形状を有し(図2および図3参照)、また、センターピラー3の平面視にて、センターピラー3の長手方向に帯状に延在している(図1および図4参照)。このため、センターピラー3の組立状態では、各フランジ部312、322、332がセンターピラー3の左右の側部に積層されて配置されている。
このとき、インナーパネル31、アウターパネル32およびリインフォース33の各フランジ部312、322、332が、次のように接合されている。
まず、インナーパネル31の車体上方の略2/3の領域(ベルトライン部34を含む領域)では、各フランジ部312、322、332が第一接合部Pおよび第二接合部Qにより所定の2枚の組み合わせで接合されている(図1、図2および図4参照)。
具体的には、インナーパネル31が、その内周面(U字型断面の凹面)をリインフォース33の内周面側に向けつつ、そのフランジ部312をリインフォース33の内周面側からフランジ部332に当接させて、第一接合部Pにより接合されている(図2参照)。また、アウターパネル32が、その内周面をリインフォース33の外周面側に向けつつ、そのフランジ部322をリインフォース33の外周面側からフランジ部332に当接させて、第二接合部Qにより接合されている。したがって、インナーパネル31とアウターパネル32とが、リインフォース33を挟み込んで配置され、また、各フランジ部312、322にて相互に独立してリインフォース33のフランジ部332に接合されている。
また、リインフォース33が、インナーパネル31のフランジ部312およびアウターパネル32のフランジ部322よりも幅広なフランジ部332を有している(図1および図2参照)。そして、インナーパネル31のフランジ部312が、リインフォース33のフランジ部332の幅方向内側領域(本体部331寄りの領域)に当接して第一接合部Pにより接合されている。また、アウターパネル32のフランジ部322が、リインフォース33のフランジ部332の幅方向外側領域に当接して第二接合部Qにより接合されている。したがって、センターピラー3の長手方向に垂直な断面視にて、インナーパネル31の第一接合部Pとアウターパネル32の第二接合部Qとが、リインフォース33のフランジ部332上にて幅方向にズレて配置されている。言い換えると、第二接合部Qが、インナーパネル31のフランジ部312とリインフォース33のフランジ部332との積層部から外れた位置に配置されている。
また、センターピラー3の平面視にて、インナーパネル31の第一接合部Pとアウターパネル32の第二接合部Qとが、センターピラー3の長手方向に所定間隔をあけて配列されている(図1および図4参照)。具体的には、複数の第一接合部Pが間隔d1にてセンターピラー3の長手方向に配列され、また、複数の第二接合部Qが間隔d2にてセンターピラー3の長手方向に配列されている。このとき、第一接合部Pの間隔d1と第二接合部Qの間隔d2とがd1×2≦d2の関係を有している。これにより、第二接合部Qの接合打点数を少なくして、製品コストを低減している。
一方、センターピラー3の車体下方の略1/3の領域では、各フランジ部312、322、332が3枚を一組として第三接合部Rにより接合されている(図1および図3参照)。かかる構成では、センターピラー3の全域を第一接合部Pおよび第二接合部Qにより接合する構成と比較して、接合打点数を少なくできる。
また、この実施の形態では、リインフォース33のフランジ部332が、インナーパネル31の車体上方の略2/3の領域に肉厚部3321を有している(図2参照)。この肉厚部3321は、車体下方の略1/3の領域の肉厚よりも厚い。かかる肉厚部3321の成形は、例えば、テーラードウェルドブランク溶接、テーラーロールドブランク溶接などにより容易に実現できる。上記のように、リインフォース33の車体上方略2/3と車体下方1/3とが異なる肉厚を有することにより、リインフォースの上下に強度差が形成される。そして、この強度差を適宜設定することにより、センターピラー3の変形モードを調整できる。
また、一般的な板材の接合工程では、接合可能な板材の厚さに上限がある。このため、3枚の板材を一組として接合するよりは、2枚を一組として接合する方が各板材の厚さを大きく設定できる。
この点において、この実施の形態では、第一接合部Pおよび第二接合部Qにて、各フランジ部312、322、332が所定の2枚を一組としてスポット溶接されるため、3枚を一組としてスポット溶接する構成と比較して、各フランジ部312、322、332の厚さを大きく設定できる(図2参照)。これにより、上記のようなリインフォース33の肉厚部3321を成形して、ベルトライン部34の構造強度を向上させ得る。
また、この実施の形態では、センターピラー3が以下の組立工程により製造される(図1〜図4参照)。まず、センターピラー3の車体上方の略2/3の領域において、インナーパネル31のフランジ部312とリインフォース33のフランジ部332の幅方向内側領域とを、第一接合部Pにて接合する。次に、アウターパネル32のフランジ部322とリインフォース33のフランジ部332の幅方向外側領域とを、第二接合部Qにて接合する。その後に、車体下方の略1/3の領域と車体上方の端部において、インナーパネル31、アウターパネル32およびリインフォース33の各フランジ部312、322、332を、第三接合部Rにより接合する。これにより、インナーパネル31、アウターパネル32およびリインフォース33の組立体(センターピラー3)が構成される。
[変形例1]
図5は、図1に記載したセンターピラーの変形例1を示す斜視図である。図6は、図5に記載したセンターピラーを示すC−C視断面図である。これらの図において、図1に記載したセンターピラー3と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5は、図1に記載したセンターピラーの変形例1を示す斜視図である。図6は、図5に記載したセンターピラーを示すC−C視断面図である。これらの図において、図1に記載したセンターピラー3と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図1のセンターピラー3では、ベルトライン部34を含む車体上方の略2/3の領域にて、第一接合部Pおよび第二接合部Qが用いられ、車体下方の略1/3の領域にて、第三接合部Rが用いられて、各部材が接合されている(図1〜図3参照)。かかる構成では、特に、車体下方の略1/3の領域にて、接合打点数を減少させて接合工程を容易化できるので、好ましい。
しかし、これに限らず、センターピラー3の全域(ベルトライン部34を含む車体上方の略2/3の領域および車体下方の略1/3の領域の双方)にて、第一接合部Pおよび第二接合部Qによる接合が行われても良い(図5および図6参照)。かかる構成では、第一接合部Pおよび第二接合部Qにより、センターピラー3の全域の構造強度、特に、車体下方の略1/3の領域の構造強度を向上できるので、好ましい。また、第一接合部Pおよび第二接合部Qでは、上記のように、2枚を一組とした接合が行われるので、リインフォース33の板厚を大きく設定できる。したがって、センターピラー3の構造強度、特に、ベルトライン部34を含む領域の構造強度を容易に補強できるので、好ましい。なお、ベルトライン部34以外の領域にてリインフォース33の板厚を増加させても良い。
なお、この変形例1では、センターピラー3が以下の組立工程により製造される(図5および図6参照)。まず、センターピラー3の全域において、インナーパネル31のフランジ部312とリインフォース33のフランジ部332の幅方向内側領域とを、第一接合部Pにて接合する。その後に、アウターパネル32のフランジ部322とリインフォース33のフランジ部332の幅方向外側領域とを、第二接合部Qにて接合する。これにより、インナーパネル31、アウターパネル32およびリインフォース33の組立体(センターピラー3)が構成される。
[変形例2]
図7は、図5に記載したセンターピラーの変形例2を示す斜視図である。図8は、図7に記載したセンターピラーを示すD−D視断面図である。図9は、図7に記載したセンターピラーを示す拡大斜視断面図である。これらの図において、図5に記載したセンターピラー3と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7は、図5に記載したセンターピラーの変形例2を示す斜視図である。図8は、図7に記載したセンターピラーを示すD−D視断面図である。図9は、図7に記載したセンターピラーを示す拡大斜視断面図である。これらの図において、図5に記載したセンターピラー3と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5に記載したセンターピラー3では、第一接合部Pがリインフォース33のフランジ部332の幅方向内側領域に位置し、第二接合部Qがリインフォース33のフランジ部332の幅方向外側領域に位置している(図5および図6参照)。このため、アウターパネル32側の第二接合部Qが、インナーパネル31のフランジ部312の縁部よりもリインフォース33のフランジ部332の幅方向外側に配置されている。また、インナーパネル31のフランジ部312の縁部が、緩やかな円弧形状を有している(図5参照)。このため、第一接合部Pおよび第二接合部Qの配置スペースを確保するために、リインフォース33のフランジ部332が大きな幅を有している。
これに対して、この変形例2では、インナーパネル31が切り欠き部313を有している(図7〜図9参照)。そして、この切り欠き部313に第二接合部Qが配置されることにより、第二接合部Qがインナーパネル31のフランジ部312の幅方向内側に寄せられて配置されている。これにより、第二接合部Qを配置するために必要な領域が縮小されて、リインフォース33のフランジ部332の幅w2が狭められている。
例えば、この変形例2では、インナーパネル31のフランジ部312が幅方向外側縁部に円弧状の切り欠き部313を有し、この切り欠き部313により、インナーパネル31のフランジ部312の幅が部分的に狭められている(図7および図9参照)。また、複数の切り欠き部313が、第二接合部Qの配置位置に対応して、センターピラー3の長手方向に所定間隔で配置されている。
なお、上記に限らず、インナーパネル31のフランジ部312が波状の縁部形状を有し、その波状形状の谷間部により、複数の切り欠き部313がフランジ部312に沿って連続的に配置される構成としても良い(図示省略)。
また、この変形例2では、センターピラー3の全域が第一接合部Pおよび第二接合部Qにより接合されている(図7参照)。しかし、これに限らず、センターピラー3の車体上方の略2/3の領域(ベルトライン部34を含む領域)が第一接合部Pおよび第二接合部Qを用いて接合され、車体下方の略1/3の領域が第三接合部R(図3参照)を用いて溶接されても良い(図示省略。図1参照。)。これにより、すべての領域を第一接合部Pおよび第二接合部Qにより接合する構成(図7参照)と比較して、接合打点数を少なくできる。
[変形例3]
図10は、図7に記載したセンターピラーの変形例3を示す斜視図である。図11は、図7に記載したセンターピラーを示すE−E視断面図である。これらの図において、図7に記載したセンターピラー3と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図10は、図7に記載したセンターピラーの変形例3を示す斜視図である。図11は、図7に記載したセンターピラーを示すE−E視断面図である。これらの図において、図7に記載したセンターピラー3と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7に記載したセンターピラー3では、第一接合部Pがリインフォース33のフランジ部332の幅方向内側領域に位置し、第二接合部Qがリインフォース33のフランジ部332の幅方向外側領域に位置している(図7〜図9参照)。このため、アウターパネル32側の第二接合部Qが、インナーパネル31のフランジ部312の縁部よりもリインフォース33のフランジ部332の幅方向外側に配置されている。
これに対して、この変形例3では、第一接合部Pがリインフォース33のフランジ部332の幅方向外側領域に位置し、第二接合部Qがリインフォース33のフランジ部332の幅方向内側領域に位置している(図10および図11参照)。このため、インナーパネル31側の第一接合部Pが、アウターパネル32のフランジ部322の縁部よりもリインフォース33のフランジ部332の幅方向外側に配置されている。具体的には、インナーパネル31がアウターパネル32よりも幅広な構造を有することにより、かかる構成が実現されている。かかる構成としても、インナーパネル31とアウターパネル32とがリインフォース33に対して相互に独立した接合部P、Qにより接合されるので、各接合部P、Qの接合強度が向上する。
また、図7に記載したセンターピラー3では、第二接合部Qが、リインフォース33のフランジ部332上にてインナーパネル31のフランジ部312から幅方向外側に外れた位置(平面的に相互に異なる位置)に配置されている(図7〜図9参照)。これにより、アウターパネル32とリインフォース33との接合工程を容易化している。
これに対して、この変形例3では、第一接合部Pが、リインフォース33のフランジ部332上にてインナーパネル31のフランジ部312から幅方向外側に外れた位置に配置されている(図10および図11参照)。これにより、インナーパネル31とリインフォース33との接合工程を容易化している。
また、図7に記載したセンターピラー3では、インナーパネル31のフランジ部312が切り欠き部313を有し、この切り欠き部313に第二接合部Qが配置されて、アウターパネル32のフランジ部322とリインフォース33のフランジ部332とが接合されている(図7および図8参照)。これにより、第二接合部Qをリインフォース33の幅方向内側寄りに配置して、リインフォース33のフランジ部332の幅を縮小している。
これに対して、この変形例3では、アウターパネル32のフランジ部322が切り欠き部323を有し、この切り欠き部323に第一接合部Pが配置されて、インナーパネル31のフランジ部312とリインフォース33のフランジ部332とが接合されている(図10および図11参照)。これにより、第一接合部Pをリインフォース33の幅方向内側寄りに配置して、リインフォース33のフランジ部332の幅を縮小している。
なお、この変形例3では、センターピラー3が以下の組立工程により製造される(図10および図11参照)。まず、センターピラー3の全域において、アウターパネル32のフランジ部322とリインフォース33のフランジ部332の幅方向外側領域とを、第二接合部Qにて接合する。その後に、インナーパネル31のフランジ部312とリインフォース33のフランジ部332の幅方向内側領域とを、第一接合部Pにて接合する。これにより、インナーパネル31、アウターパネル32およびリインフォース33の組立体(センターピラー3)が構成される。
[効果]
以上説明したように、この車体は、インナーパネル31と、アウターパネル32と、これらのインナーパネル31およびアウターパネル32の間に配置されるリインフォース33とを有するセンターピラー3を備える(図1〜図4参照)。また、センターピラー3が、インナーパネル31とリインフォース33とを相互に接合する第一接合部Pと、アウターパネル32とリインフォース33とを相互に接合すると共に第一接合部Pから独立した第二接合部Qとを有する。
以上説明したように、この車体は、インナーパネル31と、アウターパネル32と、これらのインナーパネル31およびアウターパネル32の間に配置されるリインフォース33とを有するセンターピラー3を備える(図1〜図4参照)。また、センターピラー3が、インナーパネル31とリインフォース33とを相互に接合する第一接合部Pと、アウターパネル32とリインフォース33とを相互に接合すると共に第一接合部Pから独立した第二接合部Qとを有する。
かかる構成では、インナーパネル31とアウターパネル32とが相互に独立した接合部P、Qにてリインフォース33に接合されるので(図2参照)、例えば、インナーパネル31、アウターパネル32およびリインフォース33の3枚を一点で接合する構成(図3参照)と比較して、各接合部P、Qの接合強度が向上する。これにより、センターピラー3の構造強度を高め得る利点がある。特に、かかる構成では、アウターパネル32とリインフォース33とが接合されるので、例えば、アウターパネルとインナーパネルとが接合されると共にインナーパネルとリインフォースとが接合される構成(特許文献1参照)と比較して、アウターパネル32を適正に補強できる点で、好ましい。
また、かかる構成では、アウターパネル32をリインフォース33に対してのみ接合する構造なので、一般に他の部材(インナーパネル31およびリインフォース33)よりも薄肉構造を有するアウターパネル32の接合にあたり、接合品質にかかる制約を低減できる利点がある。
また、かかる構成では、インナーパネル31、アウターパネル32およびリインフォース33の3枚を一組として接合する構成と比較して、溶接可能な板厚に余裕があるので、インナーパネル31あるいはリインフォース33の板厚を大きく設定できる。これにより、センターピラー3の構造強度をさらに高め得るので、例えば、センターピラーの座屈(ベルトライン部の車幅方向内側への倒れ込み)を抑制できる利点がある。
また、この車体では、インナーパネル31とリインフォース33との接合面(インナーパネル31のフランジ部312とリインフォース33のフランジ部332との積層面)における平面視にて、アウターパネル32とリインフォース33との第二接合部Qがインナーパネル31に対して異なる位置に配置される(図1〜図4参照)。かかる構成では、アウターパネル32とリインフォース33とをインナーパネル31から外れた位置で接合できる。これにより、第二接合部Qがインナーパネル31上にある構成(図示省略)と比較して、アウターパネル32とリインフォース33との接合工程が容易となる利点がある。
また、この車体では、インナーパネル31とリインフォース33との接合面における平面視にて、インナーパネル31(のフランジ部312)が切り欠き部313を有すると共に、この切り欠き部313に第二接合部Qが配置される(図7〜図9参照)。かかる構成では、アウターパネル32とリインフォース33との第二接合部Qをリインフォース33の幅方向内側寄りに配置できるので、リインフォース33の幅(フランジ部332の幅w2)を縮小できる。これにより、センターピラー3を軽量化できる利点がある。
また、この車体では、アウターパネル32とリインフォース33との接合面(アウターパネル32のフランジ部322とリインフォース33のフランジ部332との積層面)における平面視にて、インナーパネル31とリインフォース33との第一接合部Pがリインフォース33上にてアウターパネル32に対して異なる位置に配置される(図10および図11参照)。かかる構成では、インナーパネル31とリインフォース33とをアウターパネル32から外れた位置で接合できる。これにより、第一接合部Pがアウターパネル32上にある構成(図示省略)と比較して、インナーパネル31とリインフォース33との接合工程が容易となる利点がある。
また、この車体では、アウターパネル32とリインフォース33との接合面における平面視にて、アウターパネル32(のフランジ部322)が切り欠き部323を有すると共に、この切り欠き部323に第一接合部Pが配置される(図10および図11参照)。かかる構成では、インナーパネル31とリインフォース33との第一接合部Pをリインフォース33の内側寄りに配置できるので、リインフォース33の幅(フランジ部332の幅w2)を縮小できる。これにより、センターピラー3を軽量化できる利点がある。
また、この車体は、センターピラー3が、インナーパネル31とアウターパネル32とリインフォース33を一組として接合する第三接合部Rを有する(図1および図3参照)。すなわち、センターピラー3が、第一接合部Pおよび第二接合部Qと、第三接合部Rとの双方を有する。かかる構成では、例えば、ベルトライン部34を含む領域にて、第一接合部Pおよび第二接合部Qを用いることにより高い構造強度を確保でき、一方で、構造強度に対する要求が低い領域にて、第三接合部Rを用いることにより接合打点数を減少させて接合工程を容易化できる。これにより、必要な構造強度を確保しつつセンターピラー3の製造工程を簡素化できる利点がある。
以上のように、この発明にかかる車体は、センターピラーの構造強度を高め得る点で有用である。
1 サイドメンバ、21、22 ドア開口部、3 センターピラー、31 インナーパネル、311 本体部、312 フランジ部、313 切り欠き部、32 アウターパネル、321 本体部、322 フランジ部、323 切り欠き部、33 リインフォース、34 ベルトライン部、331 本体部、332 フランジ部、3321 肉厚部
Claims (6)
- インナーパネルと、アウターパネルと、前記インナーパネルおよび前記アウターパネルの間に配置されるリインフォースとを有するセンターピラーを備える車体であって、
前記センターピラーが、前記インナーパネルと前記リインフォースとを相互に接合する第一接合部と、前記アウターパネルと前記リインフォースとを相互に接合すると共に前記第一接合部から独立した第二接合部とを有することを特徴とする車体。 - 前記インナーパネルと前記リインフォースとの接合面における平面視にて、前記第二接合部が前記インナーパネルに対して異なる位置に配置される請求項1に記載の車体。
- 前記インナーパネルと前記リインフォースとの接合面における平面視にて、前記インナーパネルが切り欠き部を有すると共に、前記第二接合部が前記切り欠き部に配置される請求項2に記載の車体。
- 前記アウターパネルと前記リインフォースとの接合面における平面視にて、前記第一接合部が前記リインフォース上にて前記アウターパネルに対して異なる位置に配置される請求項1に記載の車体。
- 前記アウターパネルと前記リインフォースとの接合面における平面視にて、前記アウターパネルが切り欠き部を有すると共に、前記第一接合部が前記切り欠き部に配置される請求項4に記載の車体。
- 前記センターピラーが、前記インナーパネルと前記アウターパネルと前記リインフォースとを一組として接合する第三接合部を有する請求項1〜5のいずれか一つに記載の車体。
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