JPWO2012049795A1 - 表示処理装置、表示方法およびプログラム - Google Patents

表示処理装置、表示方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2012049795A1
JPWO2012049795A1 JP2012538552A JP2012538552A JPWO2012049795A1 JP WO2012049795 A1 JPWO2012049795 A1 JP WO2012049795A1 JP 2012538552 A JP2012538552 A JP 2012538552A JP 2012538552 A JP2012538552 A JP 2012538552A JP WO2012049795 A1 JPWO2012049795 A1 JP WO2012049795A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
marker
page
marker image
display processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2012538552A
Other languages
English (en)
Inventor
和俊 柏本
和俊 柏本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JPWO2012049795A1 publication Critical patent/JPWO2012049795A1/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T19/00Manipulating 3D models or images for computer graphics
    • G06T19/006Mixed reality
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30204Marker
    • G06T2207/30208Marker matrix

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

表示処理装置は、本10のページを撮影した画像(撮影画像)内からマーカ画像を抽出する。その後、抽出したマーカ画像に基づいてページの曲がり度合いを示す曲面170を作成する。そして、撮影画像に仮想物体180を曲面170に応じて変形した仮想画像を重畳し、この重畳した画像をHMD20に表示する。

Description

拡張現実技術に関する。
拡張現実(AR:Augmented Reality)技術とは、現実世界の画像に仮想物体を重畳してユーザに見せる技術のことである。
ユーザに与える違和感が少ない拡張現実感を実現するためには、現実世界の画像に応じて、適切な種類の仮想物体を適切な位置に表示する必要がある。
これに関して、非特許文献1では、表示デバイスとしてカメラ搭載のHMD(Head Mounted Display)を用い、このカメラにより撮影されたマーカの位置やマーカ独自のパターンを利用することで、HMDに表示すべき仮想物体の取り扱いを行うとしている。
特許3993423号公報
加藤博一ら著「マーカー追跡に基づく拡張現実感システムとそのキャリブレーション」日本VR学会論文誌Vol4、No4、pp60(1999)
本発明者は、HMDを装着して読書するユーザに対して、本のページに応じた仮想物体を表示することについて検討している。例えば、背景画が印刷された児童書のページに、仮想物体としてのキャラクターの画像を表示すれば、ユーザに躍動感をもたらすことができるであろう。
ところが読書中のユーザが見開いた本のページは湾曲することがあるので、ユーザに違和感をもたらすことがないよう、現実世界におけるこの湾曲を考慮して仮想物体を表示する必要がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、本のページを撮影した撮影画像(現実世界の画像)上に仮想物体を重畳して表示するに際して、ページの曲がり度合いに合わせた適切な形態での仮想物体の表示を図る。
本発明に係る表示処理装置は、現実世界を撮影した撮影画像の上に、仮想物体を重畳して表示する表示処理装置であって、本のページを撮影した撮影画像を取得する取得手段と、取得された撮影画像から、1以上のマーカ画像を抽出する抽出手段と、前記マーカ画像に基づいて、撮影したページの曲がり度合いを示す曲面を作成する作成手段と、仮想物体を前記曲面に応じて変形し、前記撮影画像の上に変形した仮想物体を重畳して表示する表示処理手段と、を備えることを特徴としている。
本発明に係る表示処理装置によれば、ページの曲がり度合いに合わせた適切な形態で仮想物体を表示することに寄与できる。
読書システム1の概要を示す図 見開いた本10の外観を示す図 マーカ2L,2Rに埋め込まれたマーカ内部情報の例 HMD20の機能ブロック図 重畳表示に関する処理を示すフローチャート 曲面算出処理を示すフローチャート 3つの座標系を示す図 曲面算出処理の流れの一例を示す図 曲面算出処理の流れの一例を示す図 重畳表示の例を示す図 マーカ2L,2Rに埋め込まれたマーカ内部情報の例 HMD21の機能ブロック図 重畳表示の例を示す図 重畳表示に関する処理を示すフローチャート 曲面算出処理を示すフローチャート 付近点を設定する例を示す図 HMD20の機能ブロック図 重畳表示に関する処理を示すフローチャート
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
<構成>
図1は、読書システムの概要を示す図である。
図1に示すように、読書システム1は、本10とユーザが装着しているHMD20とを含んで構成される。
HMD20は、見開かれた本10の両ページを撮影した画像(現実世界の画像)を生成し、この画像に各ページに応じた仮想物体を重畳表示することで、本10の内容を充実したり補完したりするものである。
重畳表示に際しては、ユーザに違和感を与えぬよう、仮想物体が紙のページ上にあたかも存在しているかのように表示することが望まれる。
しかしながら、紙製の本10のページは湾曲することがあるので、仮想物体を真っ平らな平面上に貼り付けて表示した場合には、仮想物体がページの天地方向またはページ手前奥方向にずれるような違和感をユーザに与え得る。
そこで、本実施の形態の読書システム1では、ページの実際の曲がり度合いに合わせた曲面を作成し、作成した曲面に応じた適切な形態で仮想物体の重畳表示を図る。
図2は、見開いた本10の外観を示す図である。
図2(a)に示すように、本10の左ページの左下および右下部分には、マーカ2L,2Rが印刷されている。右ページも同様に4L,4Rが印刷されている。このように左右のページの構成は同様なため、以下では左ぺージの重畳表示に関係する部分を中心に説明する。
また、本10の左ページにおいて、ページが背(spine)に接する部分を喉部(gutter)15と呼び、この喉部15を除いた三方の辺は小口16a〜16c(図2中、仮想の二点鎖線で示す。)と呼ぶ。特に、上の辺である小口16aは「天辺」、下の辺である小口16cは「地辺」という。
図2(b)を参照してマーカ2Lについて説明する。なお、他のマーカ2R,4L,4Rもマーカ2Lと同様の構成である。
マーカ2Lは、四隅には切り出しシンボル2a〜2dを有し、残余の部分は白黒のパターンとなっている。切り出しシンボル2a〜2dは、黒と白の長さの比が黒:白:黒:白:黒=1:1:3:1:1であり、この比は、マーカ2Lの位置や大きさの検出に利用される。
このように、マーカ2Lは二次元コードの一種であるQR(Quick Response)コードに類似したものであるが、QRコードは三隅に切り出しシンボルを有するのに対して、マーカ2Lは四隅に切り出しシンボルを有する点はQRコードと異なっている。
また、QRコード同様に、マーカ2Lには白黒のパターンを利用して最大で数KB程度の情報を埋め込むことができる。以下では、マーカ2L,2Rに埋め込まれた情報を「マーカ内部情報」と呼ぶ。
図3にマーカ内部情報の例を示す。
図3(a)に示すように、マーカ内部情報は、マーカが印刷された本のページを示す「ページ」20a、ページの「紙面サイズ」20b、「マーカ座標」20c、「マーカサイズ」20dの4項目を含む。上記「マーカ座標」20cはマーカの4つの頂点の中で、ページ中央から遠い側かつ天地方向において「地」方向側の点の座標を示す。
図3(b)は、図3(a)のマーカ内部情報から得られる情報のイメージ図である。特に、両マーカ2L,2Rの座標(50,750),(450,750)からマーカ間の距離は400となる。
図4は、HMD20の機能ブロック図である。
HMD20は、カメラ22、取得部23、マーカ抽出部24、座標情報格納部26、マーカ読取部28、内部情報格納部30、仮想物体取得部32、曲線算出部38、曲面作成部40、曲面情報格納部42、表示エンジン44、ディスプレイ46を備える。
カメラ22は、撮影により画像を生成する機能を有する。例えば画素数が数百万画素のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラであり、HMD20を装着するユーザの視線と一致するような方向に向けてHMD20の筐体に取り付けられている。
取得部23は、カメラにより撮影された画像を取得する。
マーカ抽出部24は、取得部23により取得された画像から、四隅の切り出しシンボル2a〜2dを検出することによりマーカ画像の領域を抽出する。
本明細書では、現実にページに印刷されたマーカを単に「マーカ」と呼び、撮影画像から抽出したマーカは「マーカ画像」と呼んで両者を区別する。
そして、抽出したマーカ画像の領域の座標を示す座標情報を座標情報格納部26に格納する。
マーカ読取部28は、マーカ抽出部24により抽出されたマーカ画像の領域内からマーカ内部情報を読み取り、読み取った内部情報を内部情報格納部30に格納する。この読み取りのやり方は、QRコードで利用されている手法を用いることができる。
仮想物体取得部32は、仮想物体特定部34と仮想物体格納部36とを有する。
仮想物体格納部36は、複数の仮想物体をページ番号に紐付けて格納している。
仮想物体特定部34は、内部情報格納部30に格納された内部情報のページ番号を基に、仮想物体格納部36に格納された複数の仮想物体の中からそのページ番号に対応する仮想物体を特定する。
一例を挙げると、仮想物体特定部34は、図3(a)のように「ページ」13aの項目が35ページならば、仮想物体格納部36に格納された複数の仮想物体の中からこの35ページに対応する仮想物体を特定する。
曲線算出部38は、座標情報格納部26の座標情報および内部情報格納部30の内部情報を基に、カメラ22が撮影した見開き本10のページの湾曲の程度を示す曲線を算出する。
曲面作成部40は、曲線算出部38が算出した曲線を基に、曲面を算出して、曲面情報格納部42に格納する。
表示エンジン44は、仮想物体特定部34により特定された仮想物体を、曲面情報格納部42に格納された曲面に応じて変形(加工)し、変形後の仮想物体をディスプレイ46に重畳表示する。
<動作>
続いて、HMD20における重畳表示に関する処理を図5〜図10を用いて説明する。
まず、取得部23は、見開かれた本10の両ページが写り込んだ撮影画像をカメラ22から取得する(図5:S51)。
そして、この撮影画像からマーカ抽出部24はマーカ2L,2Rに対応する領域をマーカ画像として抽出し(切り出し)、抽出したマーカ画像の座標情報を座標情報格納部26に格納する(S52)。
マーカ読取部28は、マーカ抽出部24により抽出されたマーカ画像12L,12Rそれぞれの領域を対象としてマーカ内部情報を読み取り、読み取ったマーカ内部情報を内部情報格納部30に格納する(S53)。
そして、仮想物体特定部34、仮想物体格納部36の仮想物体の中から、重畳表示の対象となる仮想物体を特定する(S54)。
続いて、図6の曲面を算出する処理に移る(S55)。
さて、図6の処理の説明に入る前に、本実施の形態で取り扱う3つの座標系について説明する。もっとも、この3つの座標系は、AR技術の分野ではよく知られたものであるので簡単な紹介に留める。
(1)現実世界座標系・・・現実世界の空間の中で物体の位置を示すための座標系である。AR技術の分野では「ワールド座標系」や「グローバル座標系」と呼ばれることもある。
(2)カメラ座標系・・・カメラを中心とする座標系である。
(3)スクリーン座標系・・・現実世界の画像を写した(投影した)座標系である。
図7に、現実世界座標系511、カメラ座標系512、スクリーン座標系521のイメージを示す。
カメラ22が撮影した画像から抽出した座標情報は、この(3)スクリーン座標系で表されるが、実際の現実世界におけるページの湾曲度合いを求めるには、(1)現実世界座標系で表される座標への変換を要する。
このために本実施の形態では、(3)スクリーン座標系を、(3)スクリーン座標系→(2)カメラ座標系と変換し、さらに、(2)カメラ座標系→(1)現実世界座標系と変換する。
前者の(3)スクリーン座標系から(2)カメラ座標系への変換のやり方は、例えば、非特許文献1に記載されている手法を用いることができる。
後者の(2)カメラ座標系→(1)現実世界座標系への変換は、まずHMD20側において大きさが既知なマーカからマーカの3次元座標を推定する(推定方法の詳細は非特許文献1参照)。続いて、推定された3次元座標を基に座標変換のための行列を算出して行うことができる。
図6の処理を、処理の流れの一例を示す図8〜図9を用いて説明する。
曲線算出部38は、座標情報格納部26に格納された座標情報と、内部情報格納部30のマーカ内部情報とに基づいて、両マーカ画像12L,12R(マーカ2L,2R)の現実世界座標系における座標を算出する(S61)。具体的には、図8(a)に示すように、曲線算出部38は、マーカ画像12Lの頂点121L〜124Lおよびマーカ画像12Rの頂点121R〜124Rの座標を算出する。
続いて、曲線算出部38は、両マーカ画像12L,12Rの辺からベクトルを算出する(S62)。図8(b)に示すように、曲線算出部38は、マーカ12Lの下辺を通るベクトル125Lおよびページの左辺を通るベクトル126Lを算出する。同様に、マーカ画像12Rの下辺を通るベクトル125R、マーカ画像12Rの右辺を通る126Rを算出する。
そして、曲線算出部38は、マーカ画像12Lの下辺のベクトルと、マーカ画像12Rの下辺のベクトルをそれぞれ延長した直線の交点を算出する(S63)。図8(c)に示すように、曲線算出部38は、ベクトル125Lおよびベクトル125Rを延長した直線の交点130を求める。ここで、実際に印刷されたマーカ画像12L,12Rは同一紙面上にあるので、ベクトル125Lおよびベクトル125Rも同一平面上((Xb、Yb)平面)に存在すると仮定している。
なお、両ベクトルの位置関係がねじれの位置にあり、上の手法で交点が求まらないときには、交点130の(Xb、Yb)成分は両ベクトル125L,125Rの(Xb、Yb)成分のベクトルの交点Aとする。また、交点130のZb成分については、
(1)この交点Aを通るZb軸に平行なベクトルと、ベクトル125Lとの交点B、
(2)この交点Aを通るZb軸に平行なベクトルと、ベクトル125Rとの交点C、
を求め、両交点B,Cその中間点((B+C)/2)を求めて算出してもよい。
続いて、曲線算出部38は、交点130の前後に第1付近点131、第2付近点132を設定する(S64,図8(d))。第1付近点131および第2付近点132は、交点130からベクトル126L,126Rのベクトル和方向(ぺージの「天」方向に対応)に一定距離だけ移動させた点である。
そして、曲線算出部38は、
(1)左のマーカ画像12Lの下辺から、交点130を通って、右のマーカ画像12Rの下辺に至る曲線140
(2)左のマーカ画像12Lの下辺から、第1付近点131を通って、右のマーカ画像12Rの下辺に至る曲線141
(3)左のマーカ画像12Lの下辺から、第2付近点132を通って、右のマーカ画像12Rの下辺に至る曲線142
この3本の曲線140〜142を算出する(S65,図9(e))。
この曲線の算出は、左の下辺の頂点121L,頂点122Lの2点、中央の交点130の1点および右の下辺の頂点122R,頂点121Rの2点の合計5点結ぶスプライン曲線を算出して曲線140を求めることができる。同様に、中央の点を、第1付近点131または第2付近132とそれぞれ変更することで、曲線141,曲線142がそれぞれ求められる。
3本の曲線を算出した後、曲線算出部38は、マーカ内部情報から計算されるマーカ間の距離に最も近い曲線を、最終的な曲線と確定する(S66)。
図3を用いて説明したように、曲線算出部38は、両マーカ画像12L,12Rの座標(50,750),(450,750)からマーカ間の距離を400と求める。そして、曲線140〜142の中からこの距離400に最も近い曲線(図9(f)の例では曲線141が最も近いとする。)を求める。
続いて、曲面作成部40は、確定した曲線141を交点130からベクトル126L,126Rのベクトル和方向(ぺージの「天」方向に対応)に平行移動した曲線151を求める(S67,図9(f))。
そして、曲面作成部40は、平行移動前の曲線141と、平行移動後の曲線151とを囲む曲面を作成する(S68)。
具体的には、曲面作成部40は、図9(g)に示すように、曲線141上の点121L,122Lと、この点121L,122Lを「天」方向に平行移動した点161L、162Lの合わせて4点を囲んで小さな曲面141を作成する。
そして、曲面作成部40は、同様に、点122L、点143、点162L、点163の4点を囲む小さな曲面172を作成し、さらに、小さな曲面173〜175を作成し、作成した小さな曲面171〜175をつないで曲面170を作成する(図9(h))。この曲面170は見開きの本10の左ページの湾曲度合いを示す曲面である。
なお、図9(g)の例では、曲線141上に6点を設定するとしたが、これに限らず任意の個数とすることができる。細かく点を設定すれば、より精緻な曲面を作成することが可能となるが処理負荷は大きくなる。
曲面算出処理(図5:S55)を終えると、仮想物体を曲面に合わせて変形し、ディスプレイ46に重畳表示する(S56)。
図10に重畳表示の例を示す。
図10では、撮影した画像(撮影画像)上に、仮想物体180を曲面170に合わせて変形した画像(仮想画像)を重畳した画像(重畳画像)をHMD20に表示している。
なお、この仮想物体180の変形は、曲面170に仮想物体180を貼り付けるテクスチャマッピングの手法を用いる。
HMD20に表示されている太陽と星を示す仮想物体180は、曲面170に合わせて変形されているので、ユーザが手で見開いている本10の左ページ上に太陽と星があたかも描かれているかのように見せることができる。
また、仮想物体180がページの天地方向にずれて見えることを防ぐことができるし、さらに、仮想物体180がページの手前奥方向にずれることでページから浮き上がったりページに埋没したりするような不自然な見え方をも防ぐことができる。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、ページ上に印刷した2つのマーカにより、ページの湾曲度合いに応じた曲面を算出することができる。曲面の算出のために、大量のマーカを準備する必要もなく、処理も比較的軽い処理で行うことができるので、特にHMDに適用することが好適である。
(実施の形態2)
実施の形態2では、地図が描かれた本の画像上に、仮想物体として現在地を示すマークを重畳表示するものである。基本的な構成は実施の形態1と同様であるので、異なる部分を中心に説明する。
図11にマーカ2L,2Rに埋め込まれたマーカ内部情報の例を示す。
マーカ内部情報は、基本的には図3と同様であるが、「位置情報」13eの項目が異なる。この「位置情報」13eは、マーカ2L,2Rが印刷されたページの地図がカバーする緯度・経度の範囲を示すものである。
図12は、HMD21の機能ブロック図である。図4と同じ機能ブロックには同じ符号を付して説明を省略する。
位置情報受信部50は、一般的なGPS(Global Positioning System)ユニットから構成されており、GPSアンテナ51を介して位置情報を受信する。
表示エンジン44は、仮想物体格納部36に格納された現在地を示すマークを曲面情報格納部42に格納された曲面に沿って変形する。
また、内部情報格納部30に格納されたマーカ内部情報の位置情報から、上記曲面に座標系を設定し、位置情報受信部50に示される位置に現在地を示すマークを重畳表示する。
図13に重畳表示の例を示す。
図13の仮想画像に示すように、表示エンジン44は、マーカ内部情報の「位置情報」13e(図11参照)の(34.7,135.5)をページ左上の点Aとし、(34.8, 135.6)をページ右下の点Bと設定する。
そして、表示エンジン44は、曲面190に沿って現在地を示すマーク200を変形し、変形したマークを位置情報受信部50に示される位置(34.74,135.55)に配置する。
図13の重畳画像では、ページに印刷された地図上に現在地を示すマークが表示されており、HMD21を装備するユーザは現在地を確認することができる。
本実施の形態2によれば、ユーザーが地図が印刷された紙の本を閲覧する際に、現在地を示す情報を重畳することで利便性の向上に寄与できる。また、この重畳表示は、ネットワーク通信手段を用いず行うことができる。
また、マーク200は曲面190に応じて変形され、曲面190に応じた位置に重畳表示されているので、マークがページ上で、特に天地方向にずれることを防止できる。特に、地図が細い通りが入り組んだようなものである場合には、上下のずれを防ぐことで、現在地をより正確に表すことができる。
(実施の形態3)
上に述べた重畳表示は、リアルタイムに行う必要がある上、HMDは汎用PCなどと比べると処理能力に長けていないことが多い。
そこで、実施の形態3では、マーカ内部情報の読み取りの処理(図14)や、曲面算出の処理(図15)の軽減を図る。
図14に示すように、マーカ抽出部24は、撮影画像からマーカ画像を抽出後(S52)、前回のマーカ画像と今回のマーカ画像のマーカ座標を比較する。同じであれば、マーカ内部情報の読み取りなどの処理(S53,S54)をスキップし(S141:同じ)、前回読み取ったマーカ内部情報を再度利用する。
リアルタイムな重畳表示においては、カメラ22は例えば60fpsで画像をキャプチャしており、マーカ座標がマーカ画像間でほとんど変わらないことがある。このような処理を行うことで、マーカ内部情報の読み取りに要する処理を軽減できる。
また、図15に示すように、曲面算出処理においては、今回の画像のマーカ座標が前回から変化していなければ(S151:No)、曲線算出部38は、前回の最終的な曲線の中央点(交点または付近点)を、今回の交点と設定する(S152)。こうすることで、ステップS61〜S63をスキップでき処理の軽減をもたらすことができる。
<補足1>
以上、本実施の形態について説明したが、本発明は上記の内容に限定されず、本発明の目的とそれに関連又は付随する目的を達成するための各種形態においても実施可能であり、例えば、以下であっても構わない。
(1)付近点の作り方
実施の形態では、図8(d)に示すように、交点130をぺージの「天」方向に移動させて付近点131,132を作成するとしたが、これに限らず、図16に示すように、Zb軸方向(ページの手前奥方向に対応する方向である。)に延ばした直線上に付近点133,134を設定しても良い。
また、図8(d)では、付近点を2個作成したが、処理負荷に余裕がある場合などには、この個数を増やしてもよい。
(2)曲線の作り方
実施の形態では、図9(e)に示すようなスプライン曲線を作成するとしたが、曲線を作成する手法はこれに限られない。
ベジェ曲線や、ベジェ・スプライン曲線(例えば、区分ごとにベジェ曲線を生成して、生成したベジェ曲線をつなぎあわせてスプライン曲線を得る。)などの手法を用いることができる。
また、曲線の距離を計算する計算時間の短縮を図りたい場合は、スプライン曲線算出に使用した5点(例えば、点121L,122L,点130,点122R,点121R)を隣同士結んだ線分よりなる折れ線の距離を、曲線の距離として代用してもよい。
(3)ページの材質
実施の形態では、本10のページは紙製としたが、紙に限らずフレキシブルディスプレイなど湾曲が生じる材質でも構わない。
(4)仮想物体
実施の形態では、HMD20の仮想物体格納部36内に表示対象となる仮想物体を格納するとしたが、格納しなくとも外部から取得するようにしてもよい。
例えば、マーカのマーカ内部情報として、仮想物体を識別する情報としてURL(Uniform Resource Locator)を含ませておき、HMD20においてこのURLに示される場所(Locator)からネットワークを介して仮想物体を取得するとしてもよい。
また、仮想物体は平面画像(2D画像)に限らず、立体画像(3D画像)であっても構わない。
例えば、立体画像として曲面上を動き回るキャラクターを表示する場合には、曲面作成部40が作成した曲面をキャラクターとの衝突判定に用いたり、この曲面に摩擦係数を設定することが考えられる。
(5)カメラ
実施の形態では、HMD20はカメラ22を備えるとしたが、カメラは必須ではなくカメラを備えないHMDの構成もあり得る。その場合は、例えば、HMDと外部装置としてのカメラとを通信ケーブルで接続しておき、HMDの取得部においてカメラからその撮影画像を取得するとしても構わない。
(6)曲面の作り方
実施の形態では、曲線を算出した後で、算出した曲線を基に曲面を作成するとしたが、これに限られず、曲線を介さず直接曲面を作成する手法も採用できる。
この(5)(6)を踏まえて、HMD20の要部20aを図17に示す。
(7)プログラム
上述の実施の形態で示した動作などを各種情報処理装置のプロセッサ、及びそのプロセッサに接続された各種回路に実行させるためのプログラムコードからなる制御プログラムを、記録媒体に記録すること、又は各種通信路を介して流通させ頒布することもできる。
このような記録媒体には、ICカード、ハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM等の非一時的な(not-transitory)記録媒体がある。
流通、頒布された制御プログラムは、プロセッサに読み出され得るメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのプロセッサがその制御プログラムを実行することにより実施の形態で示したような各種機能が実現されるようになる。
(8)LSI
図面に示した各機能ブロックは、集積回路であるLSIとしてもよい。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されても良い。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。
<補足2>
本実施の形態は、以下の態様を含むものである。
(1)実施の形態に係る表示処理装置は、現実世界を撮影した撮影画像の上に、仮想物体を重畳して表示する表示処理装置であって、本のページを撮影した撮影画像を取得する取得手段と、取得された撮影画像から、1以上のマーカ画像を抽出する抽出手段と、前記マーカ画像に基づいて、撮影したページの曲がり度合いを示す曲面を作成する作成手段と、仮想物体を前記曲面に応じて変形し、前記撮影画像の上に変形した仮想物体を重畳して表示する表示処理手段と、を備える。
(2)また、前記抽出手段は、第1マーカ画像および第2マーカ画像を抽出し、前記作成手段は、前記第1マーカ画像および前記第2マーカ画像に基づいて、撮影したページの曲がり度合いを示す曲線を算出し、この曲線に基づいて前記曲面を作成するとしても構わない。
(3)また、前記ページの天地方向において、前記第1マーカ画像および第2マーカ画像に相当する印画部分の一方はページ左側に、他方はページ右側に印刷され、両者ともページの左右方向に延びる辺を有し、前記作成手段が算出する前記曲線は、前記第1マーカ画像の辺および前記第2マーカ画像の辺を通る曲線であり、前記作成手段は、前記曲線を前記撮影画像内のページの天地方向に平行移動させることにより前記曲面を作成するとしても構わない。
(4)抽出された前記第1マーカ画像および前記第2マーカ画像のそれぞれから前記ページにおける各マーカに相当する印画部分の座標を示す情報を読み取る読取手段と、読み取られた座標間の距離を計算する計算手段とを備え、前記作成手段は、計算された前記距離に基づいて、前記曲線を算出するとしても構わない。
(5)前記作成手段は、前記第1マーカ画像の辺を延長した直線と、前記第2マーカ画像の辺を延長した直線の両直線の交点を求め、(a)前記第1マーカ画像の辺から、前記交点を通って、前記第2マーカ画像の辺に至る1本の曲線と、(b)前記第1マーカ画像の辺から、前記交点の近隣に位置する付近点を通って、前記第2マーカ画像の辺を通る1本以上の曲線と、を作成し、作成したすべての曲線の中から、その距離が前記計算された距離に最も近い曲線を最終的な曲線として算出するとしても構わない。
(6)前記付近点は、前記交点を前記撮影画像内のページの天地方向または奥行き方向に移動させた点であるとしても構わない。
(7)前記読取手段は、抽出された前記第1マーカ画像および前記第2マーカ画像の少なくとも一方から仮想物体を識別する情報を読み取り、前記表示処理手段は、前記読み取りにより識別された仮想物体を前記重畳表示の対象とするとしても構わない。
(8)前記ページ上には地図が印刷されており、前記読取手段は、抽出された前記第1マーカ画像および前記第2マーカ画像の少なくとも一方から当該ページの地図が範囲に含む座標の範囲を示す座標情報を読み取り、現在地を示す位置情報を受信する受信手段を備え、前記表示処理手段は、前記仮想物体として現在地を示すマークを前記曲面に応じて変形し、前記撮影画像内のページ上における、前記座標情報に示される座標の範囲の前記位置情報に基づいた位置に、変形したマークを重畳して表示するとしても構わない。
(9)前記第1マーカ画像および第2マーカ画像に相当する印画部分は、前記ページの左右方向に延びる辺と、ページの天地方向に延びる辺とを有する矩形状の形状をしており、前記作成手段は、前記抽出された前記第1マーカ画像または第2マーカ画像の前記天地方向に延びる辺に基づいて、前記天地方向への平行移動を行うとしても構わない。
(10)前記取得手段は、撮影画像の取得を定期的に繰り返すものであり、前記抽出手段は、前記抽出に先立って、前回取得された撮影画像と今回取得された撮影画像との同一性を比較し、同一と判定すると前記抽出を行わずに、前回取得された撮影画像から抽出した第1マーカ画像および第2マーカ画像を今回の抽出結果として出力するとしても構わない。
(11)前記第1マーカ画像および第2マーカ画像は、二次元コードの画像であるとしても構わない。
(12)前記撮影画像は、本の見開きページを撮影した画像であるとしても構わない。
(13)実施の形態に係る表示方法は、現実世界の画像に仮想物体を重畳表示する方法であって、本のページを撮影した撮影画像を取得する取得ステップと、取得された撮影画像から、1以上のマーカ画像を抽出する抽出ステップと、前記マーカ画像に基づいて、撮影したページの曲がり度合いを示す曲面を作成する作成ステップと、仮想物体を前記曲面に応じて変形し、前記撮影画像の上に変形した仮想物体を重畳して表示する表示処理ステップと、を含む。
この取得ステップ、抽出ステップ、作成ステップおよび表示処理ステップを、それぞれ図18のステップS181〜S184として例示する。
(14)実施の形態に係るプログラムは、現実世界の画像に仮想物体を重畳表示する表示処理を表示処理装置にて実行させるためのプログラムであって、前記表示処理は、本のページを撮影した撮影画像を取得する取得ステップと、取得された撮影画像から、1以上のマーカ画像を抽出する抽出ステップと、前記マーカ画像に基づいて、撮影したページの曲がり度合いを示す曲面を作成する作成ステップと、仮想物体を前記曲面に応じて変形し、前記撮影画像の上に変形した仮想物体を重畳して表示する表示処理ステップと、の各ステップを含む。
本発明にかかる表示処理装置によれば、ユーザに与える違和感が少ない拡張現実感の実現に貢献でき有用である。
1 読書システム
2L,2R,4L,4R マーカ(マーカ画像に相当する印画部分)
10 本
12L,12R,14L,14R マーカ画像
20,21 HMD(表示処理装置の一例)
20a HMDの要部
22 カメラ
23 取得部
24 マーカ抽出部
26 座標情報格納部
28 マーカ読取部
30 内部情報格納部
32 仮想物体取得部
34 仮想物体特定部
36 仮想物体格納部
38 曲線算出部
40 曲面作成部
42 曲面情報格納部
44 表示エンジン(表示処理手段の一例)
46 ディスプレイ
50 位置情報受信部
51 GPSアンテナ
140,141,142 曲線
170 曲面
180 仮想物体
190 曲面
200 マーク(仮想物体の一例)

Claims (14)

  1. 現実世界を撮影した撮影画像の上に、仮想物体を重畳して表示する表示処理装置であって、
    本のページを撮影した撮影画像を取得する取得手段と、
    取得された撮影画像から、1以上のマーカ画像を抽出する抽出手段と、
    前記マーカ画像に基づいて、撮影したページの曲がり度合いを示す曲面を作成する作成手段と、
    仮想物体を前記曲面に応じて変形し、前記撮影画像の上に変形した仮想物体を重畳して表示する表示処理手段と、
    を備えることを特徴とする表示処理装置。
  2. 前記抽出手段は、第1マーカ画像および第2マーカ画像を抽出し、
    前記作成手段は、前記第1マーカ画像および前記第2マーカ画像に基づいて、撮影したページの曲がり度合いを示す曲線を算出し、この曲線に基づいて前記曲面を作成することを特徴とする請求項1に記載の表示処理装置。
  3. 前記ページの天地方向において、前記第1マーカ画像および第2マーカ画像に相当する印画部分の一方はページ左側に、他方はページ右側に印刷され、両者ともページの左右方向に延びる辺を有し、
    前記作成手段が算出する前記曲線は、前記第1マーカ画像の辺および前記第2マーカ画像の辺を通る曲線であり、
    前記作成手段は、前記曲線を前記撮影画像内のページの天地方向に平行移動させることにより前記曲面を作成すること
    を特徴とする請求項2に記載の表示処理装置。
  4. 抽出された前記第1マーカ画像および前記第2マーカ画像のそれぞれから前記ページにおける各マーカに相当する印画部分の座標を示す情報を読み取る読取手段と、
    読み取られた座標間の距離を計算する計算手段とを備え、
    前記作成手段は、計算された前記距離に基づいて、前記曲線を算出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の表示処理装置。
  5. 前記作成手段は、前記第1マーカ画像の辺を延長した直線と、前記第2マーカ画像の辺を延長した直線の両直線の交点を求め、
    (a)前記第1マーカ画像の辺から、前記交点を通って、前記第2マーカ画像の辺に至る1本の曲線と、
    (b)前記第1マーカ画像の辺から、前記交点の近隣に位置する付近点を通って、前記第2マーカ画像の辺を通る1本以上の曲線と、
    を作成し、作成したすべての曲線の中から、その距離が前記計算された距離に最も近い曲線を最終的な曲線として算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の表示処理装置。
  6. 前記付近点は、前記交点を前記撮影画像内のページの天地方向または奥行き方向に移動させた点である
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示処理装置。
  7. 前記読取手段は、抽出された前記第1マーカ画像および前記第2マーカ画像の少なくとも一方から仮想物体を識別する情報を読み取り、
    前記表示処理手段は、前記読み取りにより識別された仮想物体を前記重畳表示の対象とすることを特徴とする請求項4に記載の表示処理装置。
  8. 前記ページ上には地図が印刷されており、
    前記読取手段は、抽出された前記第1マーカ画像および前記第2マーカ画像の少なくとも一方から当該ページの地図が範囲に含む座標の範囲を示す座標情報を読み取り、
    現在地を示す位置情報を受信する受信手段を備え、
    前記表示処理手段は、前記仮想物体として現在地を示すマークを前記曲面に応じて変形し、前記撮影画像内のページ上における、前記座標情報に示される座標の範囲の前記位置情報に基づいた位置に、変形したマークを重畳して表示する
    ことを特徴とする請求項4に記載の表示処理装置。
  9. 前記第1マーカ画像および第2マーカ画像に相当する印画部分は、前記ページの左右方向に延びる辺と、ページの天地方向に延びる辺とを有する矩形状の形状をしており、
    前記作成手段は、前記抽出された前記第1マーカ画像または第2マーカ画像の前記天地方向に延びる辺に基づいて、前記天地方向への平行移動を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の表示処理装置。
  10. 前記取得手段は、撮影画像の取得を定期的に繰り返すものであり、
    前記抽出手段は、前記抽出に先立って、前回取得された撮影画像と今回取得された撮影画像との同一性を比較し、同一と判定すると前記抽出を行わずに、前回取得された撮影画像から抽出した第1マーカ画像および第2マーカ画像を今回の抽出結果として出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示処理装置。
  11. 前記第1マーカ画像および第2マーカ画像は、二次元コードの画像である
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示処理装置。
  12. 前記撮影画像は、本の見開きページを撮影した画像である
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示処理装置。
  13. 現実世界の画像に仮想物体を重畳表示する方法であって、
    本のページを撮影した撮影画像を取得する取得ステップと、
    取得された撮影画像から、1以上のマーカ画像を抽出する抽出ステップと、
    前記マーカ画像に基づいて、撮影したページの曲がり度合いを示す曲面を作成する作成ステップと、
    仮想物体を前記曲面に応じて変形し、前記撮影画像の上に変形した仮想物体を重畳して表示する表示処理ステップと、
    を含む表示方法。
  14. 現実世界の画像に仮想物体を重畳表示する表示処理を表示処理装置にて実行させるためのプログラムであって、
    前記表示処理は、
    本のページを撮影した撮影画像を取得する取得ステップと、
    取得された撮影画像から、1以上のマーカ画像を抽出する抽出ステップと、
    前記マーカ画像に基づいて、撮影したページの曲がり度合いを示す曲面を作成する作成ステップと、
    仮想物体を前記曲面に応じて変形し、前記撮影画像の上に変形した仮想物体を重畳して表示する表示処理ステップと、
    の各ステップを含むプログラム。
JP2012538552A 2010-10-12 2011-08-02 表示処理装置、表示方法およびプログラム Ceased JPWO2012049795A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010229669 2010-10-12
JP2010229669 2010-10-12
PCT/JP2011/004368 WO2012049795A1 (ja) 2010-10-12 2011-08-02 表示処理装置、表示方法およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2012049795A1 true JPWO2012049795A1 (ja) 2014-02-24

Family

ID=45938038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012538552A Ceased JPWO2012049795A1 (ja) 2010-10-12 2011-08-02 表示処理装置、表示方法およびプログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20120223968A1 (ja)
JP (1) JPWO2012049795A1 (ja)
CN (1) CN102652322A (ja)
WO (1) WO2012049795A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9423619B2 (en) * 2012-07-16 2016-08-23 Microsoft Technology Licensing, Llc Head mounted display and method of outputting a content using the same in which the same identical content is displayed

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104245067B (zh) * 2012-02-06 2017-05-10 索尼电脑娱乐欧洲有限公司 用于增强现实的书对象
GB2499249B (en) 2012-02-13 2016-09-21 Sony Computer Entertainment Europe Ltd System and method of image augmentation
GB2501924B (en) * 2012-05-11 2015-06-24 Sony Comp Entertainment Europe System and method of book leaf tracking
GB2502622B (en) * 2012-06-01 2015-04-29 Sony Comp Entertainment Europe Apparatus and method of augmenting video
CN103679164A (zh) 2012-09-21 2014-03-26 阿里巴巴集团控股有限公司 一种基于移动终端的标志识别处理方法和系统
JP5841033B2 (ja) * 2012-09-27 2016-01-06 京セラ株式会社 表示装置、制御システムおよび制御プログラム
US20140173471A1 (en) * 2012-12-19 2014-06-19 Nokia Corporation Method, apparatus, and computer program product for a curved user interface
US20140192182A1 (en) * 2013-01-10 2014-07-10 General Electric Company Method for viewing virtual objects within an appliance
US9709806B2 (en) 2013-02-22 2017-07-18 Sony Corporation Head-mounted display and image display apparatus
CN104057719A (zh) * 2013-03-23 2014-09-24 杨筑平 条码印制的方法、标签、设备和系统
TWI649675B (zh) * 2013-03-28 2019-02-01 新力股份有限公司 Display device
US9990004B2 (en) 2013-04-02 2018-06-05 Samsung Dispaly Co., Ltd. Optical detection of bending motions of a flexible display
JP6213949B2 (ja) * 2013-05-27 2017-10-18 国立大学法人 千葉大学 マーカー、マーカーが付された物体、マーカー解析方法、及び画像作成方法。
JP6167691B2 (ja) * 2013-06-26 2017-07-26 カシオ計算機株式会社 Arマーカ及びarマーカ表示媒体
US9424808B2 (en) * 2013-08-22 2016-08-23 Htc Corporation Image cropping manipulation method and portable electronic device
JP6194711B2 (ja) * 2013-09-11 2017-09-13 株式会社リコー 画像形成装置、印刷方法及びプログラム
JP5884811B2 (ja) 2013-11-18 2016-03-15 コニカミノルタ株式会社 Ar表示装置、ar表示制御装置、印刷条件設定システム、印刷システム、印刷設定表示方法およびプログラム
JP6393986B2 (ja) * 2013-12-26 2018-09-26 セイコーエプソン株式会社 頭部装着型表示装置、画像表示システム、および、頭部装着型表示装置の制御方法
US20150228123A1 (en) * 2014-02-07 2015-08-13 Datangle, Inc. Hybrid Method to Identify AR Target Images in Augmented Reality Applications
BR112016021856A2 (pt) * 2014-03-25 2017-08-15 6115187 Canada Inc D/B/A Immervision Inc Definição automática de comportamento do sistema ou experiência do usuário por registro, compartilhamento e processamento de informação associada com imagem de ângulo amplo
US10388068B2 (en) * 2014-07-14 2019-08-20 Ademco Inc. System and method of augmented reality alarm system installation
JP6581203B2 (ja) * 2015-03-04 2019-09-25 フェイスブック・テクノロジーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーFacebook Technologies, Llc 仮想現実システムにおけるスパース投影
JP6323682B2 (ja) * 2015-04-25 2018-05-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成システム
JP6635679B2 (ja) * 2015-05-26 2020-01-29 国立大学法人千葉大学 マーカーの解析方法
CN104899808A (zh) * 2015-06-25 2015-09-09 盐城金意光电科技有限公司 一种适用于儿童启蒙教育的系统及方法
CN105095818B (zh) * 2015-07-03 2018-08-21 海信集团有限公司 一种基于曲面屏幕显示、识别图像的方法和设备
CN105353878B (zh) * 2015-11-10 2019-02-01 华勤通讯技术有限公司 现实增强信息处理方法、装置及系统
EP3422696A4 (en) * 2016-02-24 2019-03-13 Ricoh Company, Ltd. IMAGE PROCESSING DEVICE, IMAGE PROCESSING SYSTEM AND PROGRAM
JP2018005091A (ja) * 2016-07-06 2018-01-11 富士通株式会社 表示制御プログラム、表示制御方法および表示制御装置
WO2018098638A1 (zh) 2016-11-29 2018-06-07 华为技术有限公司 一种电子设备拍摄方法和装置
US11380140B2 (en) 2017-02-28 2022-07-05 Nec Corporation Inspection assistance device, inspection assistance method, and recording medium
IT201700089270A1 (it) * 2017-08-02 2019-02-02 Ft System Srl Metodo e apparecchio per rilevare la posizione angolare di un tappo su una bottiglia
EP3692520A4 (en) * 2017-10-06 2021-07-28 Rad, Steve AUGMENTED REALITY SYSTEM AND KIT
KR102199686B1 (ko) * 2018-10-24 2021-01-07 디에스글로벌(주) 위치정보 및 시간정보 기반의 ar 컨텐츠 제공 방법 및 시스템
JP7135414B2 (ja) * 2018-05-08 2022-09-13 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報提供装置、情報提供システムおよびプログラム
US11508130B2 (en) * 2020-06-13 2022-11-22 Snap Inc. Augmented reality environment enhancement
WO2024043665A1 (ko) * 2022-08-22 2024-02-29 (주)클로버추얼패션 3차원 시뮬레이션에서 마커를 생성 방법 및 장치

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000132329A (ja) * 1998-10-27 2000-05-12 Sony Corp 面認識装置、面認識方法及び仮想画像立体合成装置
JP2001223891A (ja) * 2000-02-09 2001-08-17 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理方法
JP2004054890A (ja) * 2002-05-29 2004-02-19 Sony Corp 画像表示装置および方法、送信装置および方法、画像表示システム、記録媒体、並びにプログラム
JP2004086747A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Chinon Ind Inc 歪曲収差測定方法及び画像処理装置
JP3993423B2 (ja) * 2001-11-16 2007-10-17 日本電信電話株式会社 電子出版物閲覧装置、電子出版物閲覧プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2010049690A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Sony Computer Entertainment Europe Ltd エンタテイメント装置、システム、及び方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040001074A1 (en) * 2002-05-29 2004-01-01 Hideki Oyaizu Image display apparatus and method, transmitting apparatus and method, image display system, recording medium, and program
US7292269B2 (en) * 2003-04-11 2007-11-06 Mitsubishi Electric Research Laboratories Context aware projector
JP4522140B2 (ja) * 2004-05-14 2010-08-11 キヤノン株式会社 指標配置情報推定方法および情報処理装置
JP2011095797A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Sony Corp 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000132329A (ja) * 1998-10-27 2000-05-12 Sony Corp 面認識装置、面認識方法及び仮想画像立体合成装置
JP2001223891A (ja) * 2000-02-09 2001-08-17 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理方法
JP3993423B2 (ja) * 2001-11-16 2007-10-17 日本電信電話株式会社 電子出版物閲覧装置、電子出版物閲覧プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2004054890A (ja) * 2002-05-29 2004-02-19 Sony Corp 画像表示装置および方法、送信装置および方法、画像表示システム、記録媒体、並びにプログラム
JP2004086747A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Chinon Ind Inc 歪曲収差測定方法及び画像処理装置
JP2010049690A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Sony Computer Entertainment Europe Ltd エンタテイメント装置、システム、及び方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9423619B2 (en) * 2012-07-16 2016-08-23 Microsoft Technology Licensing, Llc Head mounted display and method of outputting a content using the same in which the same identical content is displayed

Also Published As

Publication number Publication date
US20120223968A1 (en) 2012-09-06
WO2012049795A1 (ja) 2012-04-19
CN102652322A (zh) 2012-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012049795A1 (ja) 表示処理装置、表示方法およびプログラム
CN109561296B (zh) 图像处理装置、图像处理方法、图像处理系统和存储介质
JP4401727B2 (ja) 画像表示装置及び方法
JP3991020B2 (ja) 画像表示方法及び画像表示システム
WO2017041731A1 (en) Markerless multi-user multi-object augmented reality on mobile devices
JP6587421B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
CN107251101B (zh) 针对使用具有参数的标记的增强现实的场景修改
US9451236B2 (en) Apparatus for synthesizing three-dimensional images to visualize surroundings of vehicle and method thereof
KR101396346B1 (ko) 다수의 2차원 실사 영상들을 이용하여 3차원 영상을생성하는 방법 및 장치
EP1883052B1 (en) Generating images combining real and virtual images
KR101506610B1 (ko) 증강현실 제공 장치 및 그 방법
JP5110138B2 (ja) Ar処理装置、ar処理方法及びプログラム
US20140118335A1 (en) Depth mapping with enhanced resolution
TW201709718A (zh) 在使用者裝置上顯示光場為基影像之方法及裝置,及對應之電腦程式產品
CN101702233B (zh) 视频帧中基于三点共线标记点的三维定位方法
JPWO2019082797A1 (ja) 再構成方法および再構成装置
JP2010287174A (ja) 家具シミュレーション方法、装置、プログラム、記録媒体
US20030225513A1 (en) Method and apparatus for providing multi-level blended display of arbitrary shaped textures in a geo-spatial context
JP2017027520A (ja) 3dデータ生成装置及び方法、プログラム、記憶媒体
JP2010160785A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP6017343B2 (ja) データベース生成装置、カメラ姿勢推定装置、データベース生成方法、カメラ姿勢推定方法、およびプログラム
JP4099776B2 (ja) 3次元モデル作成装置、3次元モデル作成方法および3次元モデル作成プログラム
JP2010033397A (ja) 画像合成装置および方法
KR20210147647A (ko) 얼굴 이미지 색상 합성 장치 및 방법
TWI564841B (zh) 即時影像合成裝置、方法與電腦程式產品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140508

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20140606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150928

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151020

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20160223