JPWO2012014576A1 - ネガ型感放射線性樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
[課題]反射率の高い基板や、単一の基板上に複数の材質が混在することで部分的に露光時の反射率が異なる基板で、基板からの反射によるレジストパターン側壁のガタツキやパターン形状の劣化の少ないネガ型感放射線性樹脂組成物を提供することを目的とする。[解決手段]本発明のネガ型感放射線性樹脂組成物は、(A)アルカリ可溶性樹脂、(B1)下記一般式(0)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の感放射線性酸発生剤、(C)架橋剤を含有することを特徴とするネガ型感放射線性樹脂組成物である。(一般式(0)においてR16〜R20は相互に独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜5の炭化水素基、炭素数1〜5のハロゲン化アルキル基、極性基を示し、M+はオニウムカチオンを表す。)
Description
本発明は、紫外線、遠紫外線、X線あるいは荷電粒子線の如き各種の放射線を用いる超微細加工に好適なレジストとして有用なネガ型感放射線性樹脂組成物に関する。
集積回路素子の製造に代表される微細加工の分野においては、より高い集積度を得るために、リソグラフィにおける加工サイズの微細化が進んでいる。そのため、KrFエキシマレーザー(波長248nm)あるいはArFエキシマレーザー(波長193nm)等に代表される遠紫外線、シンクロトロン放射線等のX線、電子線等の荷電粒子線放射線の利用が鋭意検討されている。これらのうち特にエキシマレーザーを使用するリソグラフィが、その高出力、高効率特性等の理由から、既に実用化され、集積回路素子製造に幅広く適用されている。これらのエキシマレーザー等の遠紫外線に適したレジストとしては、放射線の照射(以下、「露光」という。)により酸を生成する感放射線性酸発生剤を使用し、その酸の触媒作用によりレジストの感度を向上させた「化学増幅型レジスト」が使用されている。
近年、集積回路素子構造の複雑化により、上記の微細化に加えFin−FETに代表される立体構造トランジスタ形成等の際、ポリシリコン等の段差のある基板上にレジストパターンをパターニングするリソグラフィ工程が増えてきている。このような工程では単一の基板上に複数の材質が混在しており、その材質の相違により部分的に露光時の反射率が異なり、均一なレジストパターン形状を得ることが困難となる。とりわけ下層反射防止膜を使用できないイオン注入マスク用のレジストパターン形成リソグラフィ工程では、基板からの反射率が特に高く、基板からの反射により生じるスタンディングウェーブによるレジストパターン側壁のガタツキ、パターン形状の劣化が生じる。フォトレジスト中に染料を添加することで基板からの反射による形状の劣化を低減する技術(特許文献1)が報告されているが、染料を添加することにより露光時にレジスト膜下部に届く光量が不足し、段差のある基板等では段差の下部や、レジストパターンと段差との交点部分など低露光量となる領域などで溶解コントラストが低下し、解像度劣化、スカム発生等の問題を引き起こすことがある。
本発明は上記課題に対処するためになされたもので、反射率の高い基板や、単一の基板上に複数の材質が混在することで部分的に露光時の反射率が異なる基板で、基板からの反射によるレジストパターン側壁のガタツキやパターン形状の劣化の少ないネガ型感放射線性樹脂組成物の提供を目的にする。
1)本発明は、(A)アルカリ可溶性樹脂、(B1)下記一般式(0)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の感放射線性酸発生剤、(C)架橋剤を含有することを特徴とするネガ型感放射線性樹脂組成物であって、前記架橋剤が、ウレア化合物(以下、「ウレア架橋剤」ともいう。)、メラミン化合物(以下、「メラミン架橋剤」ともいう。)、及びグリコールウリル化合物(以下、「グリコールウリル架橋剤」ともいう。)より選ばれる少なくとも1種の化合物(以下、「ウレア架橋剤等」ともいう。)を含み、且つ全架橋剤の総重量を100質量%としたときにウレア架橋剤等が50質量%以上含有することを特徴とするネガ型感放射線性樹脂組成物である。
2)本発明は、前記式(0)で表される感放射線性酸発生剤においてR16〜R20の少なくとも1つがハロゲン原子、炭素数1〜5のハロゲン化アルキル基、極性基であることを特徴とする上記1)記載のネガ型感放射線性樹脂組成物である。
3)本発明は、前記式(0)で表される感放射線性酸発生剤においてR16〜R20の少なくとも1つがハロゲン原子、炭素数1〜5のハロゲン化アルキル基であることを特徴とする上記1)または2)記載のネガ型感放射線性樹脂組成物である。
4)本発明は、前記式(0)で表される感放射線性酸発生剤において、M+が下記式(M−1)、(M−2)の何れかであることを特徴とする上記1)〜3)記載のネガ型感放射線性樹脂組成物である。
3)本発明は、前記式(0)で表される感放射線性酸発生剤においてR16〜R20の少なくとも1つがハロゲン原子、炭素数1〜5のハロゲン化アルキル基であることを特徴とする上記1)または2)記載のネガ型感放射線性樹脂組成物である。
4)本発明は、前記式(0)で表される感放射線性酸発生剤において、M+が下記式(M−1)、(M−2)の何れかであることを特徴とする上記1)〜3)記載のネガ型感放射線性樹脂組成物である。
5)本発明は、前記(A)アルカリ可溶性樹脂がヒドロキシスチレンに由来する構造単位を含むことを特徴とする上記1)〜4)記載のネガ型感放射線性樹脂組成物である。
6)本発明は、前記ネガ型感放射性組成物は、(B2)下記一般式(2)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の感放射線性酸発生剤をさらに含有することを特徴とする上記1)〜5)記載のネガ型感放射線性樹脂組成物である。
6)本発明は、前記ネガ型感放射性組成物は、(B2)下記一般式(2)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の感放射線性酸発生剤をさらに含有することを特徴とする上記1)〜5)記載のネガ型感放射線性樹脂組成物である。
7)本発明は、前記(B2)が上記一般式(2)で表される感放射線性酸発生剤のR21〜R35のうちの少なくとも1つが水酸基であることを特徴とする上記6)記載のネガ型感放射線性樹脂組成物である。
8)本発明は、感放射線性酸発生剤の総重量を100質量%としたとき、前記(B1)感放射線性酸発生剤を5質量%〜50質量%含有することを特徴とする上記1)〜7)記載のネガ型感放射線性樹脂組成物である。
8)本発明は、感放射線性酸発生剤の総重量を100質量%としたとき、前記(B1)感放射線性酸発生剤を5質量%〜50質量%含有することを特徴とする上記1)〜7)記載のネガ型感放射線性樹脂組成物である。
本発明の感放射線性組成物は、芳香族スルホン酸オニウム塩化合物を感放射線性酸発生剤に含むことにより、反射率の高い基板や、単一の基板上に複数の材質が混在することで部分的に露光時の反射率が異なる基板で、基板からの反射によるレジストパターン側壁のガタツキやパターン形状の劣化が少ないため、孤立パターンでも良好な形状のレジストパターンが得られる。
従来のKrFフォトレジストのベース樹脂であるポリヒドロキシスチレン系樹脂または部分保護ポリヒドロキシスチレン系樹脂に、特定の芳香族スルホン酸オニウム塩化合物を感放射線性酸発生剤に含むことによりイオン注入マスク用のレジストパターン形成等の露光時に基板からの反射の影響を受けやすい条件であっても、レジストパターン側壁のガタツキやパターン形状の劣化の少ない、良好な形状のレジストパターンが形成し得る感放射線性組成物用樹脂成分が得られることが分かった。本発明はかかる知見に基づくものである。以下、本発明を詳細に説明する。
(A)アルカリ可溶性樹脂
本発明におけるアルカリ可溶性樹脂(A)は、2−ヒドロキシスチレン、3−ヒドロキシスチレン、もしくは4−ヒドロキシスチレンに由来する単位をアルカリ可溶性樹脂(A)中に60〜90モル%、好ましくは70〜90モル%、更に好ましくは70〜85%含有する。これらのヒドロキシスチレンに由来する単位の含有率が60モル%未満では、アルカリ現像液に対する溶解速度が低下し、レジストとしての現像性、解像度等が損なわれ、一方90モル%を越えると、パターン形状の矩形性劣化をきたす傾向がある。
本発明におけるアルカリ可溶性樹脂(A)は、2−ヒドロキシスチレン、3−ヒドロキシスチレン、もしくは4−ヒドロキシスチレンに由来する単位をアルカリ可溶性樹脂(A)中に60〜90モル%、好ましくは70〜90モル%、更に好ましくは70〜85%含有する。これらのヒドロキシスチレンに由来する単位の含有率が60モル%未満では、アルカリ現像液に対する溶解速度が低下し、レジストとしての現像性、解像度等が損なわれ、一方90モル%を越えると、パターン形状の矩形性劣化をきたす傾向がある。
本発明におけるアルカリ可溶性樹脂(A)は、更に、スチレンに由来する単位とα−メチルスチレンに由来する単位のうちいずれか一方、または両方の繰り返し単位を含有することができ、両繰り返し単位を合わせて、アルカリ可溶性樹脂(A)中に好ましくは10〜30モル%、更に好ましくは15〜30モル%含有することができる。
またアルカリ可溶性樹脂(A)は、さらに、下記一般式(3)で表わされる繰り返し単位を含有することができる。下記一般式(3)において、R37は水素原子またはメチル基を表し、R38は、炭素数1〜12の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、または、アルコキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜12の直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基を表す。炭素数が1〜12の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、2−メチルプロピル基、1−メチルプロピル基、t−ブチル基等が挙げられる。また、アルコキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜12の直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、2−メチルプロポキシ基、1−メチルプロポキシ基、t−ブトキシ基、1−メトキシエトキシ基、1−エトキシエトキシ基、1−メトキシ−n−プロポキシ基、1−メトキシ−n−ブトキシ基等が挙げられる。これらの中で、R38としてはメチル基、エチル基、メトキシ基、t−ブトキシ基、1−メトキシエトキシ基、1−エトキシエトキシ基が好ましい。また、R38が複数存在する場合には、その複数のR38は、相互に同一であっても異なっていてもよく、iは1〜3の整数であり、好ましくは1または2である。
他の繰り返し単位としては、例えば、(メタ)アクリル酸エステル類、不飽和カルボン酸のカルボキシアルキルエステル類、不飽和アミド化合物、不飽和イミド化合物、含窒素ビニル化合物等の重合性不飽和結合が開裂した単位を挙げることができる。
アルカリ可溶性樹脂(A)において、他の繰り返し単位は、単独でまたは2種以上が存在することができる。
本発明における特に好ましいアルカリ可溶性樹脂(A)としては、例えば、4−ヒドロキシスチレン/スチレン共重合体、4−ヒドロキシスチレン/α−メチルスチレン共重合体が挙げられる。また、アルカリ可溶性樹脂(A)は1種のみが含有されていてもよいし、2種以上が含有されていてもよい。
本発明における特に好ましいアルカリ可溶性樹脂(A)としては、例えば、4−ヒドロキシスチレン/スチレン共重合体、4−ヒドロキシスチレン/α−メチルスチレン共重合体が挙げられる。また、アルカリ可溶性樹脂(A)は1種のみが含有されていてもよいし、2種以上が含有されていてもよい。
本発明においてアルカリ可溶性樹脂(A)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによるポリスチレン換算重量平均分子量(以下、「Mw」ともいう)が2,000〜8,000、好ましくは3,000〜7,000であり、かつMwとゲルパーミエーションクロマトグラフィーによるポリスチレン換算数平均分子量(以下、「Mn」という)との比(Mw/Mn)で定義される分散度が1.8以下、好ましくは1.6以下であることが望ましい。この場合、特定ヒドロキシスチレン共重合体のMwが2,000未満では、組成物の製膜性、レジストとしての感度等が低下する傾向があり、また分散度が1.8を超えると、レジストとしての解像度等が低下する傾向がある。
アルカリ可溶性樹脂(A)の製造法としては、例えば、(i)ヒドロキシスチレンの水酸基を保護したモノマー、例えば、ブトキシカルボニルオキシスチレン、ブトキシスチレン、アセトキスチレン、テトラヒドロピラニルオキシスチレン等をスチレンおよび/またはα−メチルスチレン等のモノマーとともに付加重合させたのち、酸又は塩基性触媒を作用させることにより、該保護基を加水分解により脱離させる方法、
(ii)ヒドロキシスチレンを、スチレンおよび/またはα−メチルスチレン等のモノマーとともに付加重合させる方法、
等を挙げることができるが、(i)の方法が好ましい。
(ii)ヒドロキシスチレンを、スチレンおよび/またはα−メチルスチレン等のモノマーとともに付加重合させる方法、
等を挙げることができるが、(i)の方法が好ましい。
前記付加重合は、例えば、ラジカル重合、アニオン重合、カチオン重合、熱重合等の適宜の方法により実施することが出来るが、アニオン重合またはカチオン重合による方法が、得られる共重合体の分散度を小さく出来る点で好ましい。また、(i)の方法に使用される酸触媒としては、例えば塩酸、硫酸等の無機酸を挙げることができる。また塩基性触媒としてはトリアルキルアミン等の有機塩基、水酸化ナトリウム等の無機塩基を挙げることができる。
感放射線性酸発生剤(B1):
本発明における(B1)成分は、上記一般式(0)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種を含有する感放射線性酸発生剤(以下、「酸発生剤(B1)」ともいう。)である。
本発明における(B1)成分は、上記一般式(0)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種を含有する感放射線性酸発生剤(以下、「酸発生剤(B1)」ともいう。)である。
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子をあげることができ、フッ素原子が好ましい。
炭素数1〜5のハロゲン化アルキル基としては、炭素数1〜5の炭化水素基の水素原子がハロゲン原子に置換されたものを挙げることができ、具体的にはトリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、1,1−ジフルオロエチル基、1,1,2−トリフルオロエチル基を挙げることができる。これらの中でもトリフルオロメチル基が好ましい。
極性基としては、シアノ基、ニトロ基、−OR基、または−OC(O)Rx基(Rxは炭素数1〜3のアルキル基または炭素数1〜3のハロゲン化アルキル基)などを挙げることができる。
M+のオニウムカチオンとしては、(M−1)、(M−2)で表されるカチオンを挙げることができる。
前記R1〜R15の炭素数1〜10の直鎖状、もしくは分岐状のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、2−メチル−1−ブチル基、2−メチル−2−ブチル基、n−ヘキシル基、n−へプチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシル基、シクロアルキル基としては、例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ノルボルニル基等が挙げられる。
前記R1〜R15の炭素数1〜10の直鎖状、もしくは分岐状のアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、t−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、2−メチル−1−ブトキシ基、2−メチル−2−ブトキシ基、n−ヘキシルオキシ基、n−へプチルオキシ基、n−オクチルオキシ基、2−エチルヘキシルオキシ基、n−ノニルオキシ基、n−デシルオキシ基、シクロアルコキシ基としては、例えば、シクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基等が挙げられる。
前記R39、R40の、置換されていてもよい炭素数1〜10の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、2−メチル−1−ブチル基、2−メチル−2−ブチル基、n−ヘキシル基、n−へプチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシル基、シクロアルキル基としては、シクロペンチル基、シクロへキシル基、ノルボルニル基等が挙げられる。
前記R39、R40の、置換されていてもよい炭素数6〜18のアリール基の骨格としては、ベンゼン骨格、ナフタレン骨格等が挙げられ、ベンゼン骨格が好ましい。アリール基上の置換基としては、式(M−1)のR1〜R15と同義のもの、もしくはハロゲン原子が挙げられる。ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられ、フッ素原子が好ましい。
これらの中でも(M−1)で表されるカチオンであることが好ましい。(M−1)で表されるカチオンを有する酸発生剤(B1)の具体例としては、トリフェニルスルホニウムベンゼンスルホネート、2,4−ジメチルフェニルジフェニルスルホニウム−2,3,4,5,6−ペンタキス(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホネート、2,4,6−トリメチルフェニルジフェニルスルホニウム−2,4−ジフルオロベンゼンスルホネート、2,4,6−トリメチルフェニルジフェニルスルホニウム−4−トリフルオロメチルベンゼンスルホネート、2,4,6−トリメチルフェニルジフェニルスルホニウム−2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンゼンスルホネート、2,4,6−トリエチルフェニルジフェニルスルホニウム−4−トリフルオロメチルベンゼンスルホネート、2,4,6−トリ−i−プロピルフェニルジフェニルスルホニウム−2,4−ジフルオロベンゼンスルホネート、4−t−ブトキシ−2,6−ジメチルフェニルジフェニルスルホニウム−2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンゼンスルホネート等が挙げられる。
特に好ましい酸発生剤(B1)としては、2,4,6−トリメチルフェニルジフェニルスルホニウム−2,4−ジフルオロベンゼンスルホネート、2,4,6−トリメチルフェニルジフェニルスルホニウム−4−トリフルオロメチルベンゼンスルホネート、2,4,6−トリメチルフェニルジフェニルスルホニウム−2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンゼンスルホネートが挙げられる。また、酸発生剤(B1)は1種のみが含有されていてもよいし、2種以上が含有されていてもよい。
感放射線性酸発生剤(B2):
本発明における(B2)成分は、下記一般式(2)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種を含有する感放射線性酸発生剤(以下、「酸発生剤(B2)」ともいう。)である。一般式(2)においてR21〜R35は相互に独立に、水素原子、水酸基、炭素数1〜10の直鎖状、もしくは分岐状のアルキル基、シクロアルキル基、炭素数1〜10の直鎖状、もしくは分岐状のアルコキシ基、シクロアルコキシ基を示す。また、R36はフッ素原子、水酸基、アルコキシ基、カルボキシ基で置換されてもよいアルキル基を表す。
本発明における(B2)成分は、下記一般式(2)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種を含有する感放射線性酸発生剤(以下、「酸発生剤(B2)」ともいう。)である。一般式(2)においてR21〜R35は相互に独立に、水素原子、水酸基、炭素数1〜10の直鎖状、もしくは分岐状のアルキル基、シクロアルキル基、炭素数1〜10の直鎖状、もしくは分岐状のアルコキシ基、シクロアルコキシ基を示す。また、R36はフッ素原子、水酸基、アルコキシ基、カルボキシ基で置換されてもよいアルキル基を表す。
R21〜R35の炭素数1〜10の直鎖状、もしくは分岐状のアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、t−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、2−メチル−1−ブトキシ基、2−メチル−2−ブトキシ基、n−ヘキシルオキシ基、n−へプチルオキシ基、n−オクチルオキシ基、2−エチルヘキシルオキシ基、n−ノニルオキシ基、n−デシルオキシ基、シクロアルコキシ基としては、例えば、シクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基等が挙げられる。
さらに、この一般式(2)で表わされる化合物において、R36はフッ素原子、水酸基、アルコキシ基、カルボキシ基で置換されてもよいアルキル基を表す。好ましいR36−SO3 -としては、トリフルオロメタンスルホネート、ノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、1, 1, 2, 2−テトラフルオロ−2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)エタンスルホネート、1, 1−ジフルオロ−2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)エタンスルホネート、10−カンファースルホネート、2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)エタンスルホネート、ピレンスルホネート、n−オクタンスルホネート、を挙げることができる。
好ましい酸発生剤(2)の具体例としては、ジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、ジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムトルエンスルホネート、ジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウム−10−カンファースルホネート、ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−フェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリス(4−ヒドロキシフェニル)スルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、トリフェニルスルホニウム1, 1, 2, 2−テトラフルオロ−2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)エタンスルホネート、トリフェニルスルホニウム1, 1−ジフルオロ−2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)エタンスルホネート、トリフェニルスルホニウム10−カンファ−スルホネート、トリフェニルスルホニウム2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)エタンスルホネート等が挙げられる。
特に好ましい酸発生剤(B2)としては、ジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、ジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムトルエンスルホネート、ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−フェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリス(4−ヒドロキシフェニル)スルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネートが挙げられる。また、酸発生剤(B2)は1種のみが含有されていてもよいし、2種以上が含有されていてもよい。
本発明においては、上記の酸発生剤(B1)及び酸発生剤(B2)以外の酸発生剤(以下、「他の酸発生剤」ともいう。)をさらに含有することができ、他の酸発生剤は、1種のみが含有されていてもよいし、2種以上が含有されていてもよい。
他の酸発生剤として、下記一般式(21)で表される化合物が挙げられる。
下記一般式(21)において、R65〜R69は独立に、水素または炭素数1〜5の炭化水素基を示し、R65〜R69の少なくとも一つは炭素数1〜5の炭化水素基を示し、M+はオニウムカチオンを表す。
下記一般式(21)において、R65〜R69は独立に、水素または炭素数1〜5の炭化水素基を示し、R65〜R69の少なくとも一つは炭素数1〜5の炭化水素基を示し、M+はオニウムカチオンを表す。
炭素数1〜5の炭化水素基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基などの直鎖アルキル基;i−プロピル基、i−ブチル基、t−ブチル基、ネオペンチル基などの分岐アルキル基等を挙げることができる。
また、オニウムカチオンとしては、酸発生剤(B1)で示した式(M−1)および(M−2)で表されるカチオンを挙げることができる。
式(21)で表される化合物の具体例としては、トリフェニルスルホニウム‐p‐トルエンスルホネート、トリフェニルスルホニウム‐2, 4‐ジメチルベンゼンスルホネート、4‐t‐ブトキシフェニルジフェニルスルホニウム‐4‐n‐ブチルベンゼンスルホネート、2, 4, 6‐トリメチルフェニルジフェニルスルホニウム‐p‐トルエンスルホネート、ビス(4−フルオロフェニル)ヨードニウム‐p‐トルエンスルホネート、ビス(4−フルオロフェニル)ヨードニウム‐2, 4‐ジメチルベンゼンスルホネート、ビス(4−t‐ブチルフェニル)ヨードニウム‐p‐トルエンスルホネート等が挙げられる。
他の酸発生剤として、さらに、下記一般式(5)で表される化合物が挙げられる。
下記一般式(5)において、R39およびR40は、式(M−2)のR39およびR40と同義であり、R36は式(2)のR36と同義である。
下記一般式(5)において、R39およびR40は、式(M−2)のR39およびR40と同義であり、R36は式(2)のR36と同義である。
本発明においては、他の酸発生剤として、さらに、非イオン性酸発生剤を含むことができる。非イオン性酸発生剤としては、例えば、下記式(6)で表されるスルホニルオキシイミド化合物を挙げることができる。下記式(6)において、R41はアルキレン基、アリーレン基、アルコキシレン基、シクロアルキレン基、不飽和結合を有する環状骨格を含むシクロアルキレン基等の2価の基を表し、R42はハロゲン原子、シクロアルキル基で置換されていてもよいアルキル基、アルキル基、エステル結合を有する基で置換されていてもよいシクロアルキル基、ハロゲン原子またはアルキル基で置換されていてもよいアリール基を表す。本発明において、スルホニルオキシイミド化合物は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
上記以外の非イオン性酸発生剤としては、例えば、スルホニルジアゾメタン化合物、ジスルホニルメタン化合物、オキシムスルホネート化合物、ヒドラジンスルホネート化合物等を挙げることができる。
スルホニルジアゾメタン化合物としては、例えば、下記式(7)で表される化合物を挙げることができる。
スルホニルジアゾメタン化合物の具体例としては、ビス(トリフルオロメタンスルホニル)ジアゾメタン、ビス(シクロヘキサンスルホニル)ジアゾメタン、ビス(フェニルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(4−トルエンスルホニル)ジアゾメタン、ビス(2,4―ジメチルベンゼンスルホニル)ジアゾメタン、ビス(4−t−ブチルフェニルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(4−クロロベンゼンスルホニル)ジアゾメタン、メチルスルホニル・4−トルエンスルホニルジアゾメタン、シクロヘキサンスルホニル・4−トルエンスルホニルジアゾメタン、シクロヘキサンスルホニル・1,1−ジメチルエタンスルホニルジアゾメタン、ビス(1,1−ジメチルエタンスルホニル)ジアゾメタン、ビス(1−メチルエタンスルホニル)ジアゾメタン、ビス(3,3−ジメチル−1,5−ジオキサスピロ[5.5]ドデカン−8―スルホニル)ジアゾメタン、ビス(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−7−スルホニル)ジアゾメタン等を挙げることができる。
ジスルホニルメタン化合物としては、例えば、下記式(8)で表される化合物を挙げることができる。
上記オキシムスルホネート化合物としては、例えば、下記式(9−1)または式(9−2)で表される化合物を挙げることができる。
上記ヒドラジンスルホネート化合物としては、例えば、下記式(20−1)または式(20−2)で表される化合物を挙げることができる。
これらの他の酸発生剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
本発明において、上記式(0)で表される化合物である酸発生剤(B1)の使用量はアルカリ可溶性樹脂(A)100質量部あたり通常0.05〜16質量部、好ましくは0.1〜10質量部、特に好ましくは0.1〜6質量部である。上記式(0)で表される化合物である酸発生剤(B1)の使用量が上記範囲にあると、上記式(0)で表される化合物のアニオン部と、アルカリ可溶性樹脂(A)の相互作用の結果、酸拡散長が長くなるためコントラストを下がり、部分的に露光時の反射率が異なる基板や高い反射率の基板でも良好なパターン形状が得られると考えられる。また、本発明のネガ型感放射線性樹脂組成物に上記式(0)で表される化合物である酸発生剤(B1)以外の化合物を酸発生剤として用いる場合、酸発生剤の総使用量は、アルカリ可溶性樹脂(A)100質量部当り、好ましくは0.1〜20質量部、更に好ましくは0.5〜15質量部であって、上記式(0)で表される化合物である酸発生剤(B1)の割合は、酸発生剤の総使用量の通常5〜50質量%であり、好ましくは10〜50質量%、特に好ましくは20〜50質量%である。酸発生剤の総使用量が0.1質量部未満では、感度および現像性が低下する傾向があり、一方20質量部をこえると、放射線に対する透明性、パターン形状、耐熱性等が低下する傾向がある。
本発明において、上記式(0)で表される化合物である酸発生剤(B1)の使用量はアルカリ可溶性樹脂(A)100質量部あたり通常0.05〜16質量部、好ましくは0.1〜10質量部、特に好ましくは0.1〜6質量部である。上記式(0)で表される化合物である酸発生剤(B1)の使用量が上記範囲にあると、上記式(0)で表される化合物のアニオン部と、アルカリ可溶性樹脂(A)の相互作用の結果、酸拡散長が長くなるためコントラストを下がり、部分的に露光時の反射率が異なる基板や高い反射率の基板でも良好なパターン形状が得られると考えられる。また、本発明のネガ型感放射線性樹脂組成物に上記式(0)で表される化合物である酸発生剤(B1)以外の化合物を酸発生剤として用いる場合、酸発生剤の総使用量は、アルカリ可溶性樹脂(A)100質量部当り、好ましくは0.1〜20質量部、更に好ましくは0.5〜15質量部であって、上記式(0)で表される化合物である酸発生剤(B1)の割合は、酸発生剤の総使用量の通常5〜50質量%であり、好ましくは10〜50質量%、特に好ましくは20〜50質量%である。酸発生剤の総使用量が0.1質量部未満では、感度および現像性が低下する傾向があり、一方20質量部をこえると、放射線に対する透明性、パターン形状、耐熱性等が低下する傾向がある。
また、スルホニルオキシイミド化合物、スルホニルジアゾメタン化合物、およびオニウム塩化合物以外の酸発生剤の使用割合は、酸発生剤の総重量に対して、通常、30質量%以下、好ましくは10質量%以下である。この場合、他の酸発生剤の使用割合が30質量%をこえると、本発明の所期の効果が損なわれるおそれがある。
(C)架橋剤
本発明の感放射線性組成物は、少なくとも1種類の架橋剤を含有し、前記架橋剤は、ウレア化合物であるウレア架橋剤、メラミン化合物であるメラミン架橋剤、及びグリコールウリル化合物であるグリコールウリル架橋剤より選ばれる少なくとも1種の化合物であるウレア架橋剤等を含み、且つ架橋剤の総重量を100質量%としたときにウレア架橋剤等が50質量%以上含有する。
本発明の感放射線性組成物は、少なくとも1種類の架橋剤を含有し、前記架橋剤は、ウレア化合物であるウレア架橋剤、メラミン化合物であるメラミン架橋剤、及びグリコールウリル化合物であるグリコールウリル架橋剤より選ばれる少なくとも1種の化合物であるウレア架橋剤等を含み、且つ架橋剤の総重量を100質量%としたときにウレア架橋剤等が50質量%以上含有する。
架橋剤としては、酸(例えば露光により生じた酸)の存在下で、アルカリ可溶性樹脂(A)を架橋して、該樹脂のアルカリ現像液に対する溶解性を低下させる作用を有するものであれば特に限定されるものでなく、その例としては、下記式(10)〜(14)で表される基(以下、「架橋性官能基」ともいう。)を有する化合物等を挙げることができる。
Q2 は−O−または−S−を示し、i は0〜3の整数、j は1〜3の整数で、i + j=1〜4を満たす。〕
このような架橋性官能基の具体例としては、グリシジルエーテル基、グリシジルエステル基、グリシジルアミノ基、メトキシメチル基、エトキシメチル基、ベンジルオキシメチル基、アセトキシメチル基、ベンゾイロキシメチル基、ホルミル基、アセチル基、ビニル基、イソプロペニル基、ジメチルアミノメチル基、ジエチルアミノメチル基、ジメチロールアミノメチル基、ジエチロールアミノメチル基、モルホリノメチル基等を挙げることができる。
前記架橋性官能基を有する化合物としては、例えば、ビスフェノールA系エポキシ樹脂、ビスフェノールF系エポキシ樹脂、ビスフェノールS系エポキシ化合物、ノボラック樹脂系エポキシ樹脂、レゾール樹脂系エポキシ樹脂、ポリ(ヒドロキシスチレン)系エポキシ樹脂、メチロール基含有メラミン化合物、メチロール基含有ベンゾグアナミン化合物、メチロール基含有尿素化合物、メチロール基含有フェノール化合物、アルコキシアルキル基含有メラミン化合物、アルコキシアルキル基含有ベンゾグアナミン化合物、アルコキシアルキル基含有尿素化合物、アルコキシアルキル基含有フェノール化合物、カルボキシメチル基含有メラミン樹脂、カルボキシメチル基含有ベンゾグアナミン樹脂、カルボキシメチル基含有尿素樹脂、カルボキシメチル基含有フェノール樹脂、カルボキシメチル基含有メラミン化合物、カルボキシメチル基含有ベンゾグアナミン化合物、カルボキシメチル基含有尿素化合物、カルボキシメチル基含有フェノール化合物等を挙げることができる。
これらの架橋性官能基を有する化合物のうち、メチロール基含有フェノール化合物、メトキシメチル基含有メラミン化合物、メトキシメチル基含有フェノール化合物、メトキシメチル基含有グリコールウリル化合物、メトキシメチル基含有ウレア化合物およびアセトキシメチル基含有フェノール化合物が好ましく、さらに好ましくはメトキシメチル基含有メラミン化合物(例えばヘキサメトキシメチルメラミン等)、メトキシメチル基含有グリコールウリル化合物、メトキシメチル基含有ウレア化合物等である。メトキシメチル基含有メラミン化合物は、CYMEL300、CYMEL301、CYMEL303、CYMEL305(三井サイアナミッド(株)製)等の商品名で、メトキシメチル基含有グリコールウリル化合物はCYMEL1174(三井サイアナミッド(株)製)等の商品名で、またメトキシメチル基含有ウレア化合物は、MX290(三和ケミカル(株)製)等の商品名で、それぞれ市販されている。
架橋剤としては、さらに、アルカリ可溶性樹脂中の酸性官能基の水素原子を前記架橋性官能基で置換して、架橋剤としての性質を付与した化合物も好適に使用することができる。その場合の架橋性官能基の導入率は、架橋性官能基や該基が導入されるアルカリ可溶性樹脂の種類により一概には規定できないが、アルカリ可溶性樹脂中の全酸性官能基に対して、通常、5〜60モル%、好ましくは10〜50モル%、さらに好ましくは15〜40モル%である。この場合、架橋性官能基の導入率が5モル%未満では、残膜率の低下、パターンの蛇行や膨潤等を来しやすくなる傾向があり、また60モル%を超えると、露光部の現像性が低下する傾向がある。
これらの架橋性官能基を有する架橋剤のうち、ウレア架橋剤としては、ジメトキシメチルウレア等のメトキシメチル基含有ウレア化合物が好ましく、メラミン架橋剤としては、ヘキサメトキシメチルメラミン等のメトキシメチル基含有メラミン化合物が好ましく、グリコールウリル架橋剤としては、テトラメトキシメチルグリコールウリル等のメトキシメチル基含有グリコールウリル化合物が好ましい。
本発明においては、全架橋剤の総重量を100質量%としたときにウレア架橋剤等が50質量%以上含有する。ウレア架橋剤等の含有量が全架橋剤中50質量%未満であると残膜率の低下やパターンの蛇行を招きやすくなるため好ましくない。
本発明において、架橋剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
また、架橋剤の配合量は、アルカリ可溶性樹脂100重量部当たり、好ましくは5〜95重量部、さらに好ましくは5〜80重量部、特に好ましくは5〜65重量部である。この場合、架橋剤の配合量が5重量部未満では、残膜率の低下、パターンの蛇行や膨潤等を来しやすくなる傾向があり、一方95重量部を超えると、露光部の現像性が低下する傾向がある。
また、架橋剤の配合量は、アルカリ可溶性樹脂100重量部当たり、好ましくは5〜95重量部、さらに好ましくは5〜80重量部、特に好ましくは5〜65重量部である。この場合、架橋剤の配合量が5重量部未満では、残膜率の低下、パターンの蛇行や膨潤等を来しやすくなる傾向があり、一方95重量部を超えると、露光部の現像性が低下する傾向がある。
本発明の感放射線性組成物には、酸拡散制御剤、界面活性剤を含むことができる。
酸拡散制御剤は、露光により酸発生剤から生じる酸の、レジスト被膜中における拡散現象を制御し、非露光領域における好ましくない化学反応を抑制する作用を有する成分である。
酸拡散制御剤は、露光により酸発生剤から生じる酸の、レジスト被膜中における拡散現象を制御し、非露光領域における好ましくない化学反応を抑制する作用を有する成分である。
このような酸拡散制御剤を含有させることにより、得られる感放射線性組成物の貯蔵安定性が向上する。また、形成したレジスト被膜の解像度が更に向上するとともに、露光後、加熱処理を行なうまでの引き置き時間(PED)の変動に起因するレジストパターンの線幅変化を抑えることができ、プロセス安定性に極めて優れた感放射線性組成物が得られる。
酸拡散制御剤としては、例えば、含窒素有機化合物を挙げることができる。
含窒素有機化合物としては、例えば、下記式(15)で表される化合物(以下、「含窒素化合物(i)」という)、下記式(16)で表される同一分子内に窒素原子を2個有する化合物(以下、「含窒素化合物(ii)」という)、窒素原子を3個以上有する重合体(以下、「含窒素化合物(iii)」ともいう)、下記式(17)で表される窒素原子上にエステル基を有するアミノ化合物(以下、「含窒素化合物(iv)」という)、含窒素複素環化合物等を挙げることができる。
含窒素有機化合物としては、例えば、下記式(15)で表される化合物(以下、「含窒素化合物(i)」という)、下記式(16)で表される同一分子内に窒素原子を2個有する化合物(以下、「含窒素化合物(ii)」という)、窒素原子を3個以上有する重合体(以下、「含窒素化合物(iii)」ともいう)、下記式(17)で表される窒素原子上にエステル基を有するアミノ化合物(以下、「含窒素化合物(iv)」という)、含窒素複素環化合物等を挙げることができる。
含窒素化合物(i)としては、ジ(シクロ)アルキルアミン類、トリ(シクロ)アルキルアミン類、トリアルコールアミン等の置換アルキルアミン類、アニリン類等の芳香族アミン類を挙げることができる。
含窒素化合物(iii)としては、例えば、ポリエチレンイミン、ポリアリルアミン、2−ジメチルアミノエチルアクリルアミドの重合体等を挙げることができる。
含窒素化合物(iv)としては、例えば、下記式(17)で表される化合物を挙げることができる。
上記式(17)で表される化合物としては、N−t−ブトキシカルボニルジ−n−オクチルアミン、1−(t−ブトキシカルボニル)−2−ピロリジンメタノール、N−t−ブトキシカルボニルピロリジン、N−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン、N−t−ブトキシカルボニル−2−フェニルベンズイミダゾール、N−t−アミロキシカルボニルジ−n−オクチルアミン、1−(t−アミロキシカルボニル)−2−ピロリジンメタノール、N−t−アミロキシカルボニルピロリジン、N−t−アミロキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン、N−t−アミロキシカルボニル−2−フェニルベンズイミダゾール等を挙げることができる。
含窒素複素環化合物としては、例えば、イミダゾール類、ピリジン類、ピペラジン類、ピペリジン類、トリアジン類、モルホリン類のほか、ピラジン、ピラゾール、ピリダジン、キノザリン、プリン、ピロリジン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン等を好適例として挙げることができる。
また酸拡散制御剤として下記式(18)または(19)で示されるオニウム塩化合物を挙げることができる。
式(19)中、R62、R63、およびR64は、相互に独立に、置換されていてもよい炭素数1〜10の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、または置換されていてもよい炭素数6〜18のアリール基であるか、あるいは、R62、R63、およびR64のいずれか2つが相互に結合して式中のイオウ原子とともに環状構造を形成しており、残りの1つが置換されていてもよい炭素数1〜10の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、または置換されていてもよい炭素数6〜18のアリール基である。
式(18)および(19)中、X-はR−COO-を表し、R−COO-としては、下記式(X−1)〜式(X−8)で表される基が挙げられる。
これらの酸拡散制御剤のうち、含窒素化合物(i)、含窒素化合物(iv)、含窒素複素環化合物が特に好ましく、具体的には、3‐ピペリジノ‐1,2‐プロパンジオール、1−(t−ブトキシカルボニル)−2−ピロリジンメタノール、N−t−ブトキシカルボニルピロリジン、N−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン、N−t−ブトキシカルボニル−2−フェニルベンズイミダゾール、2−フェニルベンズイミダゾール等が挙げられる。
本発明において、酸拡散制御剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
本発明において、酸拡散制御剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
酸拡散制御剤の配合量は、アルカリ可溶性樹脂(A)100質量部当り、通常、15質量部以下、好ましくは0.001〜10質量部、更に好ましくは0.005〜5質量部である。この場合、酸拡散制御剤の配合量が15質量部をこえると、レジストとしての感度や露光部の現像性が低下する傾向がある。なお、酸拡散制御剤の配合量が0.001質量部未満では、プロセス条件によっては、レジストとしてのパターン形状や寸法忠実度が低下するおそれがある。
本発明の感放射線性組成物には、組成物の塗布性やストリエーション、レジストとしての現像性等を改良する作用を示す界面活性剤を配合することができる。
このような界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンn−オクチルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンn−ノニルフェノールエーテル、ポリエチレングリコールジラウレート、ポリエチレングリコールジステアレート等を挙げることができ、また市販品としては、商品名で、例えば、エフトップEF301、同EF303、同EF352(トーケムプロダクツ社製)、メガファックス F171、同 F173(大日本インキ化学工業(株)製)、フロラードFC430、同FC431(住友スリーエム(株)製)、アサヒガードAG710、サーフロンS−382、同SC101、同SC102、同SC103、同SC104、同SC105、同SC106(旭硝子(株)製)、KP341(信越化学工業(株)製)、ポリフローNo.75、同No.95(共栄社化学(株)製)等を挙げることができる。
このような界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンn−オクチルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンn−ノニルフェノールエーテル、ポリエチレングリコールジラウレート、ポリエチレングリコールジステアレート等を挙げることができ、また市販品としては、商品名で、例えば、エフトップEF301、同EF303、同EF352(トーケムプロダクツ社製)、メガファックス F171、同 F173(大日本インキ化学工業(株)製)、フロラードFC430、同FC431(住友スリーエム(株)製)、アサヒガードAG710、サーフロンS−382、同SC101、同SC102、同SC103、同SC104、同SC105、同SC106(旭硝子(株)製)、KP341(信越化学工業(株)製)、ポリフローNo.75、同No.95(共栄社化学(株)製)等を挙げることができる。
前記界面活性剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
界面活性剤の配合量は、アルカリ可溶性樹脂(A)100質量部当り、通常、2質量部以下である。
界面活性剤の配合量は、アルカリ可溶性樹脂(A)100質量部当り、通常、2質量部以下である。
本発明の感放射線性組成物は、通常、その使用に際して、全固形分の濃度が、通常、0.1〜50質量%、好ましくは1〜40質量%になるように、溶剤に均一に溶解したのち、例えば孔径0.2μm程度のフィルターでろ過することにより、組成物溶液として調製される。
組成物溶液の調製に使用される溶剤としては、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノ−n−プロピルエーテルアセテート、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテルアセテート等のエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテルアセテート等のプロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル等のプロピレングリコールモノアルキルエーテル類;プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールジ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールジ−n−ブチルエーテル等のプロピレングリコールジアルキルエーテル類;プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテルアセテート等のプロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸n−プロピル、乳酸i−プロピル等の乳酸エステル類;ぎ酸n−アミル、ぎ酸i−アミル、酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸i−プロピル、酢酸n−ブチル、酢酸i−ブチル、酢酸n−アミル、酢酸i−アミル、プロピオン酸i−プロピル、プロピオン酸n−ブチル、プロピオン酸i−ブチル等の脂肪族カルボン酸エステル類;ヒドロキシ酢酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ−3−メチル酪酸メチル、メトキシ酢酸エチル、エトキシ酢酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルプロピオネート、3−メチル−3−メトキシブチルブチレート、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル等の他のエステル類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、2−ペンタノン、2−ヘキサノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、シクロヘキサノン等のケトン類;N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類;γ−ブチロラクトン等のラクトン類等を挙げることができる。
これらの溶剤のうち、プロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類、ケトン類、乳酸エステル類が好ましい。また、これらの溶剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
また必要に応じて、前記溶剤と共に、他の溶剤、例えば、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレンカーボネート等の高沸点溶剤等を使用することができる。これらの他の溶剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。他の溶剤の使用割合は、全溶剤に対して、通常、50重量%以下、好ましくは30重量%以下である。
本発明のネガ型感放射線性樹脂組成物からレジストパターンを形成する際には、前記のようにして調製された組成物溶液を、回転塗布、流延塗布、ロール塗布等の適宜の塗布手段によって、例えば、シリコンウエハー、二酸化シリコンで被覆されたウエハー等の基板上に塗布することにより、レジスト膜を形成する。レジスト膜の厚みは特に限定されないが、0.1〜5μmであることが好ましく、0.1〜2μmであることが更に好ましい。
その後、場合により予め加熱による乾燥処理(以下、「PB」という。)を行ったのち、所定のマスクパターンを介して、該レジスト膜に露光する。露光の際に使用することができる放射線としては、使用される酸発生剤の種類に応じて、可視光線、紫外線、遠紫外線、X線、荷電粒子線等から適宜選択して照射する。KrFエキシマレーザー(波長248nm)、ArFエキシマレーザー(波長193nm)に代表される遠紫外線が好ましく、中でも、KrFエキシマレーザーが好ましい。また、放射線量等の露光条件は、ネガ型感放射線性樹脂組成物の配合組成、添加剤の種類等に応じて適宜選定される。また、レジストパターンの形成に際しては、露光後に加熱処理(以下、「PEB」という。)を行うことが好ましい。PEBにより、樹脂成分中の酸解離性基の解離反応が円滑に進行する。
PEBの加熱条件は、感放射線性樹脂組成物の配合組成、添加剤の種類等により変わるが、通常、30〜200℃、好ましくは50〜150℃である。
PEBの加熱条件は、感放射線性樹脂組成物の配合組成、添加剤の種類等により変わるが、通常、30〜200℃、好ましくは50〜150℃である。
さらに、露光されたレジスト膜をアルカリ現像液で現像することにより、所定のネガ型のレジストパターンを形成する。前記アルカリ現像液としては、例えば、アルカリ金属水酸化物、アンモニア水、アルキルアミン類、アルカノールアミン類、複素環式アミン類、テトラアルキルアンモニウムヒドロキシド類、コリン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネン等のアルカリ性化合物の1種以上を溶解したアルカリ性水溶液が使用され、特に好ましいアルカリ現像液は、テトラメチルアンモニウムヒドロキシドの水溶液である。前記アルカリ性水溶液の濃度は、好ましくは10重量%以下、さらに好ましくは1〜10重量%、特に好ましくは2〜5重量%である。この場合、アルカリ性水溶液の濃度を10重量%以下とすることにより、非露光部の現像液への溶解を抑制することができる。また、前記アルカリ性水溶液からなる現像液には、界面活性剤等を適量添加することができ、それによりレジスト被膜に対する現像液の濡れ性を高めることができる。なお、前記アルカリ性水溶液からなる現像液で現像した後は、一般に、水で洗浄して乾燥する。
以下、実施例を挙げて、本発明の実施の形態をさらに具体的に説明する。但し、本発明は、これらの実施例に何ら制約されるものではない。
ここで、各レジストの評価は、下記の要領で実施した。
ここで、各レジストの評価は、下記の要領で実施した。
感度
設計寸法0.15μmのライン・アンド・スペースパターン(1L1S)を1対1の線幅に形成する露光量を最適露光量とし、この最適露光量で評価した。なお、測長には日立ハイテクノロジーズ社製 走査型電子顕微鏡 S−9380を用いた。
設計寸法0.15μmのライン・アンド・スペースパターン(1L1S)を1対1の線幅に形成する露光量を最適露光量とし、この最適露光量で評価した。なお、測長には日立ハイテクノロジーズ社製 走査型電子顕微鏡 S−9380を用いた。
パターン形状
最適露光量における、設計寸法0.15μmのライン・アンド・スペースパターン(1L1S)の断面形状を日立ハイテクノロジーズ社製 超高分解能電界放出形走査電子顕微鏡 S−4800を用いて観察し、図1に示すラインのaとbに該当する線幅を測長した。
(a:最も張り出している部分の線幅(μm)、b:最もくびれている部分の線幅(μm))そして、b/aで導かれる計算値が0.8以上の場合を「特に良好」、0.6以上0.8未満の場合を「良好」、0.6未満の場合を「不良」と評価した。
各実施例および比較例で用いた各成分は、下記の通りである。
最適露光量における、設計寸法0.15μmのライン・アンド・スペースパターン(1L1S)の断面形状を日立ハイテクノロジーズ社製 超高分解能電界放出形走査電子顕微鏡 S−4800を用いて観察し、図1に示すラインのaとbに該当する線幅を測長した。
(a:最も張り出している部分の線幅(μm)、b:最もくびれている部分の線幅(μm))そして、b/aで導かれる計算値が0.8以上の場合を「特に良好」、0.6以上0.8未満の場合を「良好」、0.6未満の場合を「不良」と評価した。
各実施例および比較例で用いた各成分は、下記の通りである。
孤立ライン焦点深度
最適露光量において、0.18μmL/1.98μmPのマスクパターンで解像される0.15μmL/1.98μmPのパターン寸法が、0.135〜0.165μmL/1.98μmPの範囲内となる場合のフォーカスの振れ幅を孤立ライン焦点深度とした。そして、孤立ライン焦点深度が0.40μm以上の場合「特に良好」、0.20μm以上、0.40μm未満の場合「良好」、0.20μm未満の場合「不良」と評価した。なお、測長には前記走査型電子顕微鏡を用いた。
最適露光量において、0.18μmL/1.98μmPのマスクパターンで解像される0.15μmL/1.98μmPのパターン寸法が、0.135〜0.165μmL/1.98μmPの範囲内となる場合のフォーカスの振れ幅を孤立ライン焦点深度とした。そして、孤立ライン焦点深度が0.40μm以上の場合「特に良好」、0.20μm以上、0.40μm未満の場合「良好」、0.20μm未満の場合「不良」と評価した。なお、測長には前記走査型電子顕微鏡を用いた。
アルカリ可溶性樹脂(A)
A−1:4−ヒドロキシスチレン/スチレン共重合体(共重合モル比=8:2、Mw=4,000、分散度=1.5)
A−2:4−ヒドロキシスチレン/スチレン共重合体(共重合モル比=7:3、Mw=4,000、分散度=1.5)
A−1:4−ヒドロキシスチレン/スチレン共重合体(共重合モル比=8:2、Mw=4,000、分散度=1.5)
A−2:4−ヒドロキシスチレン/スチレン共重合体(共重合モル比=7:3、Mw=4,000、分散度=1.5)
酸発生剤(B1)
B1−1:2,4,6−トリメチルフェニルジフェニルスルホニウム−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンネート
B1−2:2,4,6−トリメチルフェニルジフェニルスルホニウム−4−トリフルオロメチルベンゼンスルホネート
B1−3:2,4,6−トリメチルフェニルジフェニルスルホニウム−2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンゼンスルホネート
B1−1:2,4,6−トリメチルフェニルジフェニルスルホニウム−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンネート
B1−2:2,4,6−トリメチルフェニルジフェニルスルホニウム−4−トリフルオロメチルベンゼンスルホネート
B1−3:2,4,6−トリメチルフェニルジフェニルスルホニウム−2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンゼンスルホネート
酸発生剤(B2)
B2−1:ジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート
B2−2:ジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート
B2−3:ビス(4−ヒドロキシフェニル)−フェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート
B2−4:トリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート
B2−1:ジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート
B2−2:ジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート
B2−3:ビス(4−ヒドロキシフェニル)−フェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート
B2−4:トリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート
他の酸発生剤
b−1:トリフェニルスルホニウム−p-トルエンスルホネート
b−1:トリフェニルスルホニウム−p-トルエンスルホネート
架橋剤(C)
C−1:テトラメトキシメチルグリコールウリル
C−2:ヘキサメトキシメチルメラミン
C−3:ジメトキシメチルウレア
C−4:2, 6‐ビス(ヒドロキシメチル)‐4‐メチルフェノール
C−1:テトラメトキシメチルグリコールウリル
C−2:ヘキサメトキシメチルメラミン
C−3:ジメトキシメチルウレア
C−4:2, 6‐ビス(ヒドロキシメチル)‐4‐メチルフェノール
酸拡散制御剤
D−1:3‐ピペリジノ‐1,2‐プロパンジオール
溶剤
S−1:乳酸エチル
S−2:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
D−1:3‐ピペリジノ‐1,2‐プロパンジオール
溶剤
S−1:乳酸エチル
S−2:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
実施例1〜12および比較例1、比較例2
表1(但し、部は重量に基づく。)に示す各成分を混合して均一溶液としたのち、孔径0.2μmのメンブレンフィルターでろ過して、組成物溶液を調製した。その後、各組成物溶液をシリコンウエハー上に回転塗布したのち、ホットプレート上にて90℃で60秒間、加熱を行って、膜厚0.2μmのレジスト被膜を形成した。
表1(但し、部は重量に基づく。)に示す各成分を混合して均一溶液としたのち、孔径0.2μmのメンブレンフィルターでろ過して、組成物溶液を調製した。その後、各組成物溶液をシリコンウエハー上に回転塗布したのち、ホットプレート上にて90℃で60秒間、加熱を行って、膜厚0.2μmのレジスト被膜を形成した。
次いで、各レジスト被膜に、(株)ニコン製KrFエキシマレーザー照射装置(商品名NSR−S203B、開口数0.68)を用いて、波長248nmのエキシマレーザーをマスクパターンを介し露光量を変えて露光したのち、ホットプレート上にて120℃で60秒間、加熱した。その後、2.38重量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液を用い、23℃で60秒間、パドル法により現像したのち、純水で30秒間洗浄し、乾燥して、レジストパターンを形成した。評価結果を、表2に示す。
Claims (8)
- (A)アルカリ可溶性樹脂、(B1)下記一般式(0)で表される感放射線性酸発生剤、および(C)架橋剤を含有することを特徴とするネガ型感放射線性樹脂組成物であって、前記架橋剤が、ウレア化合物、メラミン化合物、及びグリコールウリル化合物より選ばれる少なくとも1種の化合物を含み、且つ前記ウレア化合物、前記メラミン化合物、および前記グリコールウリル化合物より選ばれる少なくとも1種の化合物が全架橋剤成分の総重量を100質量%としたときに50質量%以上含有することを特徴とするネガ型感放射線性樹脂組成物。
- 前記式(0)で表される感放射線性酸発生剤においてR16〜R20の少なくとも1つがハロゲン原子、炭素数1〜5のハロゲン化アルキル基、極性基であることを特徴とする請求項1に記載のネガ型感放射線性樹脂組成物。
- 前記式(0)で表される感放射線性酸発生剤においてR16〜R20の少なくとも1つがハロゲン原子、炭素数1〜5のハロゲン化アルキル基であることを特徴とする請求項1または2に記載のネガ型感放射線性樹脂組成物。
- 前記式(0)で表される感放射線性酸発生剤において、M+が下記式(M−1)、(M−2)のいずれかであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のネガ型感放射線性樹脂組成物。
- 前記(A)アルカリ可溶性樹脂がヒドロキシスチレンに由来する構造単位を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のネガ型感放射性樹脂組成物。
- 前記(B2)が上記一般式(2)で表される感放射線性酸発生剤のR21〜R35のうちの少なくとも1つが水酸基であることを特徴とする請求項6に記載のネガ型感放射性樹脂組成物。
- 感放射線性酸発生剤の総質量を100質量%としたとき、前記(B1)感放射線性酸発生剤を5質量%〜50質量%含有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のネガ型感放射性樹脂組成物。
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