JPWO2011151922A1 - 受信装置、データ識別再生装置、ponシステムおよびデータ識別再生方法 - Google Patents

受信装置、データ識別再生装置、ponシステムおよびデータ識別再生方法 Download PDF

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Abstract

複数の伝送レートの送信信号を時分割多重した信号を受信信号として受信し、前記受信信号に対してオーバーサンプリングを施したオーバーサンプリング信号のうち再生対象とする再生データを選択してデータ再生を行なうOLTであって、データ再生処理対象の受信信号の伝送レートを取得するデータ信号情報取得部と、伝送レートに基づいてオーバーサンプリングに用いるサンプリング周波数を決定するサンプリングクロック制御部と、サンプリング周波数制御部が決定したサンプリング周波数のクロック信号を生成するサンプリングクロック生成部と、を備え、クロック信号に基づいてオーバーサンプリングを実施する。

Description

本発明は、受信装置、データ識別再生装置、PONシステムおよびデータ識別再生方法に関する。
PON(Passive Optical Network)システムでは、異なる伝送速度をもつデータ信号を時分割多重することが可能である。たとえば、下記非特許文献1では、10.3Gbpsの伝送レートを実現する10G−EPON(Ethernet(登録商標)PON)の標準を、1.25Gbpsの伝送レートを持つGE−PONと共存可能なように規定している。
異なる伝送速度をもつデータ信号が時分割多重されている信号に対するデータ識別再生について種々の技術が考えられている。下記特許文献1には、受信信号の複数の伝送レート(以下、マルチレートと呼ぶ)の中で所望の伝送レートに対して、そのm倍以上(m≧2)の周波数のサンプリングクロックを用いたオーバーサンプリングと再生データ選択によりデータ識別再生を行うマルチレート受信装置に関する技術が公開されている。
特開2008−78760号公報
IEEE 802.3av−2009
しかしながら、上記特許文献1に記載のマルチレート受信装置では、マルチレートのうち1つの所望の伝送レートに対してそのm倍以上の周波数のサンプリングクロックを用いてマルチレート受信装置を実現する。そのため、1つのマルチレート受信装置が複数の所望の伝送レートのデータ識別再生を実現するには、これらの複数の所望の伝送レートのうち最速の伝送レートのm倍以上の周波数を用いることが必要である。したがって、最速の伝送レートより小さい伝送レートのデータ信号のデータ識別再生を行う際にも最速の伝送レートのm倍以上の周波数を用いることになり、必要以上に周波数の大きいサンプリングクロックを用いる結果、消費電力を浪費する、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、異なる伝送レートをもつデータ信号を受信する場合に、消費電力を抑えて複数の伝送レートのデータ識別再生を行うことができる受信装置、データ識別再生装置、PONシステムおよびデータ識別再生方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の伝送レートの送信信号を時分割多重した信号を受信信号として受信し、前記受信信号に対してオーバーサンプリングを施したオーバーサンプリング信号のうち再生対象とする再生データを選択してデータ再生を行なう受信装置であって、前記データ再生識別処理対象の前記受信信号の伝送レートを取得する伝送レート取得部と、前記伝送レートに基づいて前記オーバーサンプリングに用いるサンプリング周波数を決定するサンプリング周波数制御部と、前記サンプリング周波数制御部が決定した前記サンプリング周波数のクロック信号を生成するサンプリングクロック生成部と、を備え、前記クロック信号に基づいて前記オーバーサンプリングを実施することを特徴とする。
本発明にかかる受信装置は、異なる伝送レートをもつデータ信号を受信する場合に、消費電力を抑えて複数の伝送レートのデータ識別再生を行うことができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1のPONシステムの構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1のデータ識別再生部の構成例を示す図である。 図3は、オーバーサンプリング点と再生データ選択の概念を示す図である。 図4は、実施の形態1の伝送レートの取得手順の一例を示す図である。 図5は、実施の形態1のデータ識別再生手順の一例を示す図である。 図6は、実施の形態2のデータ識別再生部の構成例を示す図である。 図7は、実施の形態2のデータ識別再生手順の一例を示す図である。 図8は、実施の形態3のデータ識別再生部の構成例を示す図である。 図9は、実施の形態4のデータ識別再生部の構成例を示す図である。
以下に、本発明にかかる受信装置、データ識別再生装置、PONシステムおよびデータ識別再生方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかるPONシステムの実施の形態1の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態のPONシステムは、加入者端末に接続される端末側装置(ONU:Optical Network Unit)2−1,2−2と、局側装置(OLT:Optical Line Terminal)1と、で構成される。ONU2−1,2−2とOLT1は、光カップラ4と光ファイバ3とで接続されている。なお、図1では、ONUの台数を2台(ONU2−1,2−2)としているがOLT1に接続するONUの台数はこれに限らず何台としてもよい。
ONU2−1は、1Gbpsの伝送レートでデータ信号をOLT1に送信し、ONU2−2は2Gbpsの伝送レートでデータ信号をOLT1に送信する。ONU2−1が送信するデータ信号とONU2−2が送信するデータ信号とは時分割多重されてOLT1に入力される。
OLT1は、ONU2−1およびONU2−2からのデータ信号、すなわち1Gbpsおよび2Gbpsの2種類の伝送レートのデータ信号に対して、オーバーサンプリングと再生データ選択によるデータ識別再生を行う。OLT1は、光ファイバ3および光カップラ4を介してONU2−1およびONU2−2が送信したデータ信号を電気信号に変換する光受信器11と、光受信器11によって変換された電気信号を識別再生するデータ識別再生部12と、データ識別再生部12によって再生されたシリアルのデータ信号を直並列変換してパラレルのデータを生成するSERDES(SERializer/DESerializer)部13と、SERDES部13によって生成されたパラレルのデータをデータフレームとし、データフレームの識別処理を行い、またONU2−1、ONU2−2の時分割多重アクセスを制御するMAC(Media Access Control)処理部14と、を備えている。
なお、図1では、OLT1の構成部分として、上り方向通信(ONU2−1およびONU2−2からOLT1への通信)にかかる機能のみを記載している。下り方向通信については従来のOLTと同様の処理を行う。
MAC処理部14は、PONシステムにおける送受信のタイミングの制御を行うタイミング制御部としての機能を有する。具体的には、ONU2−1,2−2からデータの送信要求があった場合に、送信要求に基づいて、ONU2−1,2−2のそれぞれに対して送信許可を与える時間を決定し、ONU2−1,2−2に通知する。ONU2−1,2−2は、OLT1からの送信許可に基づいて許可された時間帯にデータ信号を送信する。ONU2−1から送信されるデータ信号と、ONU2−2から送信されるデータ信号とは、時分割多重されるため、MAC処理部14は、ONU2−1とONU2−2に送信許可を与える時間帯は、互いに異なる時間帯となる。MAC処理部14は、上述のような制御を行っているため、自身が送信許可を与えた時間に基づいて、自装置が受信するデータ信号がどのONUから送信されたデータ信号であるかを把握することができる。
図2は、データ識別再生部12の構成例を示す図である。図2に示すように、本実施の形態のデータ識別再生部12は、サンプリングクロック生成部21と、サンプリングクロック制御部22と、データ信号情報取得部(伝送レート取得部)23と、オーバーサンプリング部24と、再生データ選択部25と、を備えている。また、サンプリングクロック生成部21は、サンプリングクロック選択部(クロック選択部)31と、3GHzクロック生成部32と、6GHzクロック生成部33と、を備えている。
ここで、本実施の形態のデータ識別再生部12が実施する、オーバーサンプリングとデータ再生選択によるデータ識別再生について説明する。受信した信号から送信されたデータを再生するためには、ビット同期をとる必要がある。ビット同期の方法としては、例えば信号の立ち上がりと立ち下りの位置を検出し、これらの位置の間の中間に近い点(立ち上がりおよび立下り位置から遠い点)をサンプリング点として決定することにより行われる。この際、信号の立ち上がりと立ち下りを検出するためには、伝送レートより高い周波数でサンプリングされた(オーバーサンプリングされた)信号を用いる必要がある。
図3は、オーバーサンプリングとデータ再生選択によるデータ識別再生における、オーバーサンプリング点と再生データ選択の概念を示す図である。データ識別再生部12に入力される入力信号(受信信号)は、HI(High)またはLOWの値をとる。入力信号の下には、入力信号をオーバーサンプリングした後のサンプリング点を示している。ここでは、3倍のオーバーサンプリングを行なうとし、1つの入力データのサンプリング点(オーバーサンプリング前)に対し、#0,#1,#2の2つのサンプリング点が生成される。図3の例では、#2と#0の間で、データの変化点(LOWからHIへの変化、HIからLOWへの変化)が生じているため、#2と#0の間に信号の立ち上がりおよび立ち下りが存在すると推定できる。このような場合、これら変化点から離れているサンプリング点#1を再生データとして選択すると、正しく送信データを再生することができる。オーバーサンプリング比を何倍とするかについては、想定される入力信号の歪み具合(信号波形の時間軸方向の揺らぎ量)等によって決定する。
本実施の形態では、1Gbpsおよび2Gbpsの2種類の伝送レートのデータ信号を受信するため、これら2つの伝送レートそれぞれ対応するオーバーサンプリング周波数のクロック信号を生成するサンプリングクロック生成部(3GHzクロック生成部32,6GHzクロック生成部33と)を備えている。ここでは、仮に受信する信号波形の時間軸方向の揺らぎ量であるジッタ量を0.5(1bitを送信する時間を1としたときのジッタ量)とし、サンプリングクロックの周波数を各伝送レートの3倍とする。このため、3GHzのクロック(クロック信号)を生成する3GHzクロック生成部32と、6GHzのクロックを生成する6GHzクロック生成部33と、を備える。なお、ここではサンプリングクロックの周波数を各伝送レートの3倍としたが、サンプリングクロックの周波数の伝送レートに対する比率はジッタ量等を考慮して設定すればよく、3倍に限らず何倍に設定してもよい。
つぎに、本実施の形態のデータ識別再生方法について説明する。まず、OLT1は、ONU2−1,ONU2−2が送信に用いる伝送レートを取得する。ここでは、これらの伝送レートをONU2−1,ONU2−2からの通知に基づいて取得することとする。
図4は、伝送レートの取得手順の一例を示す図である。PONシステムでは、OLTに新たにONUが接続されると、次のような接続手順を実施することにより通信できる状態となる。ここでは、その接続手順の過程で、OLT1が各ONUの伝送レートを把握する。
まず、OLT1は、所定の間隔でDiscovery GATEとよばれる信号を各ONUに送信している(ステップS1)。このDiscovery GATEには、OLT1が受信可能な伝送レートが含まれている。伝送レートのほかには、次の手順であるRegister REQUEST(登録要求)を受け付ける時間(ONUに対してRegister REQUESTの送信を許可する時間)Treqも含まれている。
Discovery GATEを受信したONU2−1,2−2は、Treqの時間帯内にRegister REQUESTをOLT1へ返送する(ステップS2)。Register REQUESTには自装置(ONU2−1,2−2)が送信可能な伝送レートと登録したい伝送レート(データ信号の送信に用いる伝送レート)とが含まれている。
Register REQUESTを受信したOLT1は、送信元のONU(ONU2−1,2−2)へRegister(登録通知)を返送し(ステップS3)、また次の送信許可時間帯を通知するGATEを送信する(ステップS4)。Registerを受信したONUはRegister ACK(Registerに対する応答)を許可された送信時間帯内で返送する(ステップS5)。以上によりOLT1とONU2−1,2−2との間で通信が可能となる。
なお、ここでは、上述のように接続手順の過程で、各ONUから伝送レートを取得するようにしたが、これに限らず、他の方法により伝送レートを取得してもよい。例えば、別途伝送レートの取得をONUへ要求してONUから取得する、またはONUが送信する伝送レートが変更可能な場合などにONUが伝送レートの変更の前に変更後の伝送レートをOLT1へ通信する、等の方法としてもよい。以上の接続手順は、OLT1のMAC処理部14が実施し、MAC処理部14は、取得した各ONUの伝送レートを保持する。すなわち、MAC処理部14は、データ信号の送信元である各ONUから伝送レートを取得する送信情報取得部として機能する。なお、ここでは、MAC処理部14が送信情報取得部として機能するようにしたが、MAC処理部14とは別に送信情報取得部を備え、送信情報取得部が各ONUから伝送レートを取得してもよい。
図5は、本実施の形態のデータ識別再生手順の一例を示す図である。まず、上述のように、MAC処理部14が伝送レートを取得して保持する。MAC処理部14は、上述のように各ONUの送信時間帯を把握していることから、これから受信する信号について、どのONUから送信されるデータ信号であるかを把握することができる。MAC処理部14は、各受信信号について、許可した送信時間帯から推定した受信時間帯と対応する伝送レートとをデータ信号情報として管理する。
つぎに、サンプリングクロック制御部22では、MAC処理部14からデータ信号情報を取得することにより伝送レートを取得する(ステップS11)。そして、サンプリングクロック制御部22は、データ信号情報に基づいてサンプリング周波数を決定し(ステップS12)、使用可能なサンプリングクロックのうち当該サンプリング周波数に対応するサンプリングクロックを選択する(ステップS13)。具体的には、データ信号情報取得部23がMAC処理部14からデータ信号情報を取得し、サンプリングクロック制御部22へデータ信号情報を渡す。例えば、MAC処理部14が、伝送レートが変更されるごとに、変更される時刻より所定の時間だけ前に、次の伝送レートをデータ信号情報として通知するようする。または、MAC処理部14が、割当て周期ごとに次の割当て周期内の各バースト信号がどの伝送レートで、どの時刻に到着するか(データの送信が行なわれない期間の情報も含む)の情報をデータ信号情報としてサンプリングクロック制御部22に通知する等の方法としてもよい。
サンプリングクロック制御部22は、データ信号情報に基づいて、これから受信する受信信号の伝送レートを把握し、伝送レートに基づいてバースト信号毎にオーバーサンプリングのためのサンプリング周波数を決定し、使用可能なサンプリングクロックのうち当該サンプリング周波数に対応するサンプリングクロックを選択する。この場合は、伝送レートの3倍でオーバーサンプリングを行なうこととし、伝送レートが1Gbpsのときはサンプリングクロックとして3GHzを選択し、伝送レートが2Gbpsのときは6GHzを選択する。
サンプリングクロック制御部22は、サンプリングクロックとして3GHzを選択した場合(伝送レートが1Gbpsである場合)は、3GHzクロック生成部32に起動を指示し、6GHzクロック生成部33に停止を指示し、サンプリングクロック選択部31に対して3GHzクロック生成部32から入力されるサンプリングクロックを出力するよう指示する。また、サンプリングクロック制御部22は、サンプリングクロックとして6GHzを選択した場合(伝送レートが2Gbpsである場合)は、6GHzクロック生成部33に起動を指示し、3GHzクロック生成部32に停止を指示し、サンプリングクロック選択部31に対して6GHzクロック生成部33から入力されるサンプリングクロックを出力するよう指示する。また、サンプリングクロック制御部22は、伝送レートが0pbsであるとき(受信する信号が無い場合)、3GHzクロック生成部32および6GHzクロック生成部33に停止を指示し、サンプリングクロック選択部31に対して出力停止を指示する。
そして、受信信号に対してオーバーサンプリング部24および再生データ選択部25は、データ再生選択処理を行う(ステップS13)。具体的には、オーバーサンプリング部24は、光受信器11から入力される受信信号を、サンプリングクロック選択部31から出力されるサンプリングクロックを用いてオーバーサンプリングし、オーバーサンプリング後の信号(サンプリング結果)を再生データ選択部25へ出力する。再生データ選択部25は、入力されたサンプリング結果から再生データを選択し、サンプリングクロック選択部21から入力されたサンプリングクロックを用いて再生データをSERDES部13に出力する。
なお、ここでは、OLT1が対応する伝送レートを2種類とし、2種類のクロック生成部を備えるようにしたが、OLT1が対応する伝送レートがm(mは3以上の整数)種類の場合はm種類のクロック生成部を備えるようにすればよい。また、ここでは、1Gbpsの伝送レートの場合も3Gbpsの伝送レートの場合も、3倍のオーバーサンプリングを行うようにしたが、伝送レートによってオーバーサンプリング比を異なる値としてもよい。
このように、本実施の形態では、伝送レートに応じた複数のクロック生成部(3GHzクロック生成部32,6GHzクロック生成部33)を備え、受信信号の伝送レートをMAC処理部14から取得し、伝送レートに基づいて、再生データ選択に用いるサンプリングに対応するクロック生成部を動作させ、再生データ選択に用いないクロック生成部を停止させるようにした。そのため、必要な周波数を上回る周波数のサンプリングクロックを生成する回路を停止することができ、消費電力を抑制することができる。また、伝送レートが0Gbpsの場合(受信信号が無い場合)は、クロック生成部およびサンプリングクロック選択部31に停止させるようにすると、さらに消費電力を削減することができる。
実施の形態2.
図6は、本発明にかかるOLTのデータ識別再生部12aの実施の形態2の構成例を示す図である。本実施の形態のOLTの構成は、実施の形態1のOLT1のデータ識別再生部12をデータ識別再生部12aに代える以外は実施の形態1のOLT1と同様である。また、本実施の形態のPONシステムの構成は、実施の形態1のOLT1を本実施の形態のOLTに代える以外は実施の形態1のPONシステムと同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して説明を省略する。
実施の形態1では、想定される複数のサンプリングクロック(オーバーサンプリングのサンプリングクロック)について、サンプリングクロックごとに当該サンプリングクロックを生成するサンプリングクロック源を備え、伝送レートに応じてサンプリングクロック源を選択するようにした。これに対し本実施の形態では、想定される伝送レートのうちの最低の伝送レートに対応するサンプリング周波数(以下、最低サンプリング周波数という)サンプリングクロック源を1つだけ備え、伝送レートに応じてサンプリングクロック源が生成するサンプリングクロックを逓倍して用いる。
図6に示すように、本実施の形態のデータ識別再生部12aは、サンプリングクロック生成部21の代わりにサンプリングクロック21aを備える以外は、実施の形態1のデータ識別再生部12と同様である。サンプリングクロック生成部21aは、実施の形態1と同様の3GHzクロック生成部32と、クロック逓倍部34と、を備える。
ここでは、実施の形態1と同様に、仮にジッタ量を0.5とし、サンプリングクロックの周波数は各伝送レートの3倍とする。また、ONU2−1,2−2が送信する伝送レートは、実施の形態1と同様に、それぞれ1Gbps,2Gbpsとする。この場合、最低の伝送レートは1Gbpsであり、3倍のオーバーサンプリングを行なうためには3GHzのサンプリングクロックが必要である。このため、図6の構成例では、最低サンプリング周波数として3GHzのサンプリングクロックを生成する3GHzクロック生成部32を備えている。
つぎに、本実施の形態のデータ識別再生方法について説明する。図7は、本実施の形態のデータ識別再生手順の一例を示す図である。まず、実施の形態1と同様に、サンプリングクロック制御部22は、MAC処理部14からデータ信号情報を取得することにより、伝送レートを取得する(ステップS21)。
サンプリングクロック制御部22は、取得した伝送レートに基づいてオーバーサンプリングのサンプリング周波数(オーバーサンプリング周波数とする)を決定する(ステップS22)。ここでは、オーバーサンプリング比を3倍とするため、伝送レートの3倍の周波数をオーバーサンプリング周波数とする。
そして、サンプリングクロック制御部22は、決定したオーバーサンプリング周波数と、最低サンプリング周波数と、の比を逓倍率として決定し(ステップS23)、決定した逓倍率をクロック逓倍部34に通知する。伝送レートが1Gbpsのときは、オーバーサンプリング周波数は3GHzであり、3GHzクロック生成部32が生成するクロックと同一であるため逓倍率は1となる。また、伝送レートが2Gbpsのときは、オーバーサンプリング周波数は6GHzであり、3GHzクロック生成部32が生成するクロックと同一であるため逓倍率は2となる。また、伝送レートが0Gbpsのときは、逓倍率は0となる。サンプリングクロック制御部22は、伝送レートが0Gbpsのときは、逓倍率をクロック逓倍部34に通知するとともに、3GHzクロック生成部32に動作停止を指示する。
クロック逓倍部34は、サンプリングクロック制御部22から指示された逓倍率に基づいて、3GHzクロック生成部32から入力されるクロックを逓倍してオーバーサンプリング部24および再送データ選択部25へ出力する。そして、受信信号に対してオーバーサンプリング部24および再生データ選択部25は、実施の形態1と同様にデータ再生選択処理を行う(ステップS24)。以上述べた以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
なお、本実施の形態では、1Gbpsと2Gbpsのデータ信号の両方のオーバーサンプリング比を同一としたが、伝送レートごとにオーバーサンプリング比を変えてもよい。また、本実施の形態では、伝送レートが2種類の場合について説明したが、3種類以上の場合も同様に伝送レートとオーバーサンプリング比に基づいて逓倍率を決定すればよい。
このように、本実施の形態では、想定される伝送レートのうちの最低の伝送レートに対応するサンプリング周波数を生成するサンプリングクロック源を1つ備え、受信信号の伝送レートに基づいて最低サンプリング周波数を逓倍したサンプリングクロックを生成するようにした。そのため、必要な周波数を上回る周波数でサンプリングを行なうことがなく、消費電力を抑制することができる。また、伝送レートが0Gbpsの場合(受信信号が無い場合)は、クロック生成部およびサンプリングクロック選択部31に停止させるようにすると、さらに消費電力を削減することができる。
実施の形態3.
図8は、本発明にかかるOLTのデータ識別再生部12aの実施の形態3の構成例を示す図である。本実施の形態のOLTの構成は、実施の形態1のOLT1のデータ識別再生部12をデータ識別再生部12bに代える以外は実施の形態1のOLT1と同様である。また、本実施の形態のPONシステムの構成は、実施の形態1のOLT1を本実施の形態のOLTに代える以外は実施の形態1のPONシステムと同様である。図8に示すように、本実施の形態のデータ識別再生部12bは、伝送レート判定部26を追加する以外は、実施の形態1のデータ識別再生部12と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して説明を省略する。
実施の形態1では、データ信号情報をMAC処理部14から取得することにより、伝送レートを取得していた。本実施の形態では、伝送レートを外部から取得するのではなく、受信信号に基づいて伝送レート判定部26が推定することにより伝送レートを取得する。本実施の形態では、MAC処理部14からデータ信号情報を取得するが、このデータ信号情報には1回の送信許可時間帯で送信されるデータ信号(バースト信号)の開始タイミングが含まれるとし、伝送レートはデータ信号情報に含まれなくてよい。すなわち、本実施の形態では、各ONUから送信される伝送レートをOLT1が把握していない場合でも、データ再生識別を行うことができる。データ信号の開始タイミングは、MAC処理部14が、各ONUの送信タイミングと、各ONUからOLT1までの伝送時間に基づいて求める。
本実施の形態では、データ信号情報取得部23がデータ信号情報として、データ信号の開始タイミング(ONUへ送信を許可した時間帯の開始時刻)を取得する。データ信号情報取得部23は、データ信号情報をサンプリングクロック制御部22へ通知する。サンプリングクロック制御部22は、データの開始タイミング時には、想定される伝送レートのうちの最大の伝送レートである2Gbpsを初期伝送レートとして設定し、初期伝送レートに対応するオーバーサンプリング周波数を生成する6GHzクロック生成部33を選択する。そして、サンプリングクロック制御部22は、6GHzクロック生成部33に起動を指示し、3GHzクロック生成部32に停止を指示し、サンプリングクロック選択部31に対して6GHzクロック生成部33から入力されるサンプリングクロックを出力するよう指示する。
データ信号の開始タイミングが到来して、実際にデータ信号の受信が開始されると、オーバーサンプリング部24は、サンプリングクロック選択部31から入力されたサンプリングクロックを用いて、受信したデータ信号をオーバーサンプリングし、サンプリング結果を再生データ選択部25および伝送レート判定部26に出力する。
伝送レート判定部26は、入力されるサンプリング結果に基づいてデータ信号の変化点を求め、求めた変化点の情報に基づいて伝送レートを判定し、判定した伝送レートをデータ信号情報取得部23に出力する。受信信号(サンプリング結果)に基づく伝送レートの判定方法としては、どのような方法を用いてもよいが、例えば次のような方法を用いる。
1Gbpsと2Gbpsのいずれかの信号が入力される可能性がある場合に、6GHzのサンプリングクロックを用いてオーバーサンプリングを行なっているとする。この場合、受信信号の2Gbpsの伝送レートであった場合、図3に示したように、変化点(HIからLOWまたはLOWからHI)を検出すると変化点と変化点の間には、3つのサンプリング点が存在する。一方、受信信号の1Gbpsの伝送レートであった場合、変化点と変化点の間には6つのサンプリング点が存在する。したがって、変化点と変化点の間隔に基づいて伝送レートを推定(判定)することができる。変化点と変化点の間隔の間隔は、たとえば、サンプリング点が何点存在するかを数える方法や、変化点間の時間間隔を測定する方法などによって実現可能である。
データ信号情報取得部23は、伝送レート判定部26から入力された伝送レートをサンプリングクロック制御部22へ出力する。以降、実施の形態1のステップS12,13,S14と同様に、伝送レートに基づいてクロック生成部の選択、データ識別再生処理を実施する。以上述べた以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
なお、データ信号情報取得部23が、データ信号情報として、さらにデータ信号の終了タイミングを含めて取得することとし、サンプリングクロック制御部22は、データ信号の終了タイミングと次のデータ信号の開始タイミングまでの間を伝送レート0Gbpsとして、実施の形態1と同様に、3GHzクロック生成部32および6GHzクロック生成部33に停止を指示し、サンプリングクロック選択部31に対して出力停止を指示するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、データ信号の開始タイミングをMAC処理部14から取得するようにしたが、MAC処理部14から取得せずに、受信信号に基づいて開始タイミングを推定するようにしてもよい。開始タイミングの推定は、例えば、次のような方法で実施する。
想定される伝送レートのうち、最速の伝送レート以外の伝送レートが、最速の伝送レートのほぼ整数分の1になっていることを前提とする。ひとかたまりのデータ信号の受信が終了すると、サンプリングクロック制御部22は、最速の伝送レートに対応するクロック生成部(図8の例では、6GHzクロック生成部33)を選択する。データ信号がデータ識別再生部12bに入力されている間は、ある程度の時間にわたってサンプリング結果の変化点を検出し続けても、図3の例の#1のように変化点の近くにならないサンプリング系列が存在する。すなわち、ある程度の時間にわたって変化点を検出し続けても、変化点となることのないサンプリング系列が存在する。
一方、データ信号が入力されていない間は、データ識別再生部12bに入力される信号はノイズであるため、そのような規則的な傾向はみられない。すなわち、ある程度の時間にわたって変化点を検出し続けると、全てのサンプリング系列について、非変化点(変化点でない)となり続けることはない。したがって、ある程度の時間にわたって変化点を検出い続けて、変化点とならないサンプリング系列が現れた場合に、データ信号の開始と判断し、逆に変化点となっていなかったサンプリング系列が変化点となった場合にデータ信号の終了と判断することができる。PONシステムにおいては、データ信号の先頭は同期をとるためのパターンであり送信する情報である送信データではないので、送信データの送信が開始されるまでの間に上記判断を行なえばよい。
このように、本実施の形態では、実施の形態1のデータ識別再生部12に加えて伝送レート判定部26を備え、伝送レート判定部26がサンプリング結果に基づいて伝送レートを判定し、伝送レートを判定するまでは想定されるうちの最高の周波数のサンプリングクロックを用いるようにした。そのため、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、実施の形態1に比べMAC処理部14からの入力信号を少なくすることができる。また、なんらかの理由によりMAC処理部14から伝送レートを取得できない場合にも、伝送レート判定部26が伝送レートを判定することにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
図9は、本発明にかかるOLTのデータ識別再生部12cの実施の形態4の構成例を示す図である。本実施の形態のOLTの構成は、実施の形態2のOLTのデータ識別再生部12aをデータ識別再生部12cに代える以外は実施の形態2のOLTと同様である。また、本実施の形態のPONシステムの構成は、実施の形態1のOLT1を本実施の形態のOLTに代える以外は実施の形態1のPONシステムと同様である。図8に示すように、本実施の形態のデータ識別再生部12cは、実施の形態3と同様の伝送レート判定部26を追加する以外は、実施の形態2のデータ識別再生部12aと同様である。実施の形態2または実施の形態3と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態では、実施の形態2と同様にサンプリングクロック源を1つとし、サンプリングクロックを伝送レートに基づいて逓倍して用いる場合に、実施の形態3と同様に伝送レート判定部26が伝送レートをサンプリング結果に基づいて求める。
本実施の形態では、実施の形態3と同様に、データ信号情報取得部23がデータ信号情報として、データ信号の開始タイミングを取得する。データ信号情報取得部23は、データ信号情報をサンプリングクロック制御部22へ通知する。サンプリングクロック制御部22は、データの開始タイミング時には、想定される伝送レートのうちの最大の伝送レートである2Gbpsを初期伝送レートとして設定し、初期伝送レートに対応するオーバーサンプリング周波数6GHzと最低サンプリング周波数との比を逓倍率(この場合は2)として求める。そして、サンプリングクロック制御部22は、逓倍率をクロック逓倍部34へ通知する。
データ信号の開始タイミングが到来して、実際にデータ信号の受信が開始されると、オーバーサンプリング部24は、サンプリングクロック選択部31から入力されたサンプリングクロックを用いて、受信したデータ信号をオーバーサンプリングし、サンプリング結果を再生データ選択部25および伝送レート判定部26に出力する。伝送レート判定部26は、実施の形態3と同様にサンプリング結果に基づいて伝送レートを判定し、データ信号情報取得部23へ通知する。以降、実施の形態2のステップS22,S23,S24と同様に、伝送レートに基づいてオーバーサンプリング周波数の決定、逓倍率の決定およびデータ識別再生処理を実施する。以上述べた以外の本実施の形態の動作は、実施の形態2または実施の形態3と同様である。
なお、本実施の形態では、データ信号の開始タイミングをMAC処理部14から取得するようにしたが、実施の形態3と同様にサンプリング結果に基づいて開始タイミングを推定してもよい。
このように、本実施の形態では、実施の形態2のデータ識別再生部12に加えて伝送レート判定部26を備え、伝送レート判定部26がサンプリング結果に基づいて伝送レートを判定し、伝送レートを判定するまでは想定されるうちの最高の周波数のサンプリングクロックを用いるようにした。そのため、実施の形態2と同様の効果が得られるとともに、実施の形態2に比べMAC処理部14からの入力信号を少なくすることができる。また、なんらかの理由によりMAC処理部14から伝送レートを取得できない場合にも、伝送レート判定部26が伝送レートを判定することにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる受信装置、データ識別再生装置、PONシステムおよびデータ識別再生方法は、複数の伝送レートが混在するPONシステムに有用であり、特に、消費電力の低減を図るPONシステムに適している。
1 OLT
2−1,2−2 ONU
3 光ファイバ
4 光カップラ
11 光受信器
12 データ識別再生器
13 SERDES部
14 MAC処理部
21 サンプリングクロック生成部
22 サンプリングクロック制御部
23 データ信号情報取得部
24 オーバーサンプリング部
25 再生データ選択部
26 伝送レート判定部
31 サンプリングクロック選択部
32 3GHzクロック生成部
33 6GHzクロック生成部
34 クロック逓倍部

Claims (11)

  1. 時分割多重された複数の伝送レートの送信信号を、受信信号として受信し、前記受信信号に対してオーバーサンプリングを施したオーバーサンプリング信号のうち再生対象とする再生データを選択してデータ識別再生を行う受信装置であって、
    前記データ再生識別処理対象の前記受信信号の伝送レートを取得する伝送レート取得部と、
    前記伝送レートに基づいて前記オーバーサンプリングに用いるサンプリング周波数を決定するサンプリング周波数制御部と、
    前記サンプリング周波数制御部が決定した前記サンプリング周波数のクロック信号を生成するサンプリングクロック生成部と、
    を備え、
    前記クロック信号に基づいて前記オーバーサンプリングを実施する、
    ことを特徴とする受信装置。
  2. 前記伝送レート取得部は、前記複数の伝送レートのバースト信号が時分割多重された受信信号における割当て周期毎の伝送レートを取得し、
    前記サンプリング周波数制御部は、前記割当て周期毎に各バースト信号のサンプリング周波数を決定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 前記送信信号の送信元装置における前記送信信号の送信タイミングを決定し、また前記送信元装置から前記送信信号の伝送レートを取得するタイミング制御部、
    をさらに備え、
    前記伝送レート取得部は、前記タイミング制御部から前記伝送レートを取得する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の受信装置。
  4. 前記伝送レート取得部は、前記データ再生識別処理対象の前記受信信号に対応する前記オーバーサンプリング信号に基づいて当該受信信号の伝送レートを取得する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の受信装置。
  5. 前記サンプリング周波数制御部は、前記受信信号の受信開始時には、予め定められた前記サンプリング周波数に決定し、前記伝送レート取得部において伝送レートを取得した場合は、前記取得した伝送レートに基づいて前記サンプリング周波数を決定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の受信装置。
  6. 前記サンプリングクロック生成部は、
    前記伝送レートに対応するサンプリング周波数のクロック信号を生成する複数のクロック生成部と、
    前記サンプリング周波数制御部が決定した前記サンプリング周波数に基づいて、前記複数のクロック生成部から出力される前記クロック信号のうち出力するクロック信号を選択するサンプリングクロック選択部と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の受信装置。
  7. 前記サンプリング周波数制御部は、決定した前記サンプリング周波数の前記複数の伝送レートのうち最小の伝送レートに対応するサンプリング周波数に対する比を逓倍率として求め、
    前記サンプリングクロック生成部は、
    前記複数の伝送レートのうち最小の伝送レートに対応するサンプリング周波数のクロック信号を生成するクロック生成部と、
    前記サンプリング周波数制御部が決定した前記逓倍率に基づいて、前記クロック生成部から出力される前記クロック信号を逓倍するクロック逓倍部と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の受信装置。
  8. 前記サンプリング周波数制御部は、前記サンプリング周波数をさらに前記受信信号のジッタ量に基づいて決定する、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の受信装置。
  9. 時分割多重された複数の伝送レートの送信信号を受信信号として受信し、前記受信信号に対してオーバーサンプリングを施したオーバーサンプリング信号のうち再生対象とする再生データを選択してデータ識別再生を行なうデータ再生識別装置であって、
    前記データ再生識別処理対象の前記受信信号の伝送レートを取得する伝送レート取得部と、
    前記伝送レートに基づいて前記オーバーサンプリングに用いるサンプリング周波数を決定するサンプリング周波数制御部と、
    前記サンプリング周波数制御部が決定した前記サンプリング周波数のクロック信号を生成するサンプリングクロック生成部と、
    を備え、
    前記クロック信号に基づいて前記オーバーサンプリングを実施する、
    ことを特徴とするデータ識別再生装置。
  10. 加入者側装置と、前記加入者側装置から送信され、時分割多重された複数の伝送レートの送信信号を、受信信号として受信し、前記受信信号に対してオーバーサンプリングを施したオーバーサンプリング信号のうち再生対象とする再生データを選択してデータ識別再生を行なう局側装置と、を備えるPONシステムであって、
    前記局側装置は、
    前記データ再生識別処理対象の前記受信信号の伝送レートを取得する伝送レート取得部と、
    前記伝送レートに基づいて前記オーバーサンプリングに用いるサンプリング周波数を決定するサンプリング周波数制御部と、
    前記サンプリング周波数制御部が決定した前記サンプリング周波数のクロック信号を生成するサンプリングクロック生成部と、
    を備え、
    前記クロック信号に基づいて前記オーバーサンプリングを実施する、
    ことを特徴とするPONシステム。
  11. 時分割多重された複数の伝送レートの送信信号を受信信号として受信し、前記受信信号に対してオーバーサンプリングを施したオーバーサンプリング信号のうち再生対象とする再生データを選択してデータ識別再生を行なう受信装置におけるデータ識別再生方法であって、
    前記データ識別再生処理対象の前記受信信号の伝送レートを取得する伝送レート取得ステップと、
    前記伝送レートに基づいて前記オーバーサンプリングに用いるサンプリング周波数を決定するサンプリング周波数制御ステップと、
    前記サンプリング周波数制御部が決定した前記サンプリング周波数のクロック信号を生成するサンプリングクロック生成ステップと、
    前記クロック信号に基づいて前記オーバーサンプリングを実施するオーバーサンプリングステップと、
    含むことを特徴とするデータ識別再生方法。
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