JPWO2011142015A1 - 演算器異常判定装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、演算器の異常を判定する演算器異常判定装置であって、前記演算器を用いて比較演算を実施し、該比較演算の異常の有無を判定する比較演算異常判定部と、前記演算器を用いて算術演算及び論理演算のうちの少なくとも一方を含む所定の演算式を算術/論理演算し、該算術/論理演算により得られる演算結果と、それに対応する正答値の記憶値とを比較演算することで、該算術/論理演算の異常の有無を判定する算術/論理演算異常判定部とを備えることを特徴とする。
Description
本発明は、演算器の異常を判定する演算器異常判定装置及び演算器異常判定方法に関する。
従来から、演算手段によって演算可能な所定の演算問題を所定の監視周期毎に演算手段に演算させてその演算結果を取得し、演算結果と、演算問題に対して予め設定された答えとを照合することで演算処理が正常に実行されたか否かを判定する演算装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、特許文献1には、1つのマイコンが、メイン制御ルーチン及びランパルス生成ルーチンに加えて、演算監視ルーチンをも実行する構成が開示される。この構成では、マイコンは、メイン制御処理の各制御処理で実行する演算処理が正常に実行されているか否かを演算監視処理によって自己診断し、その診断結果に基づいてメイン制御処理の実行を外部から中止する。
しかしながら、上述の特許文献1に開示されるような構成では、演算結果と、演算問題に対して予め設定された答えとを照合する際には、比較演算を行う必要があるが、この比較演算が正常に行われていない場合には、誤った診断結果が出力される虞がある。
そこで、本発明は、比較演算の異常の有無を判定することで精度良く演算器の異常を判定することができる演算器異常判定装置及び演算器異常判定方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一局面によれば、演算器の異常を判定する演算器異常判定装置であって、
前記演算器を用いて比較演算を実施し、該比較演算の異常の有無を判定する比較演算異常判定部と、
前記演算器を用いて算術演算及び論理演算のうちの少なくとも一方を含む所定の演算式を算術/論理演算し、該算術/論理演算により得られる演算結果と、それに対応する正答値の記憶値とを比較演算することで、該算術/論理演算の異常の有無を判定する算術/論理演算異常判定部とを備えることを特徴とする演算器異常判定装置が提供される。
前記演算器を用いて比較演算を実施し、該比較演算の異常の有無を判定する比較演算異常判定部と、
前記演算器を用いて算術演算及び論理演算のうちの少なくとも一方を含む所定の演算式を算術/論理演算し、該算術/論理演算により得られる演算結果と、それに対応する正答値の記憶値とを比較演算することで、該算術/論理演算の異常の有無を判定する算術/論理演算異常判定部とを備えることを特徴とする演算器異常判定装置が提供される。
また、本発明のその他の一局面によれば、演算器の異常を判定する演算器異常判定方法であって、
前記演算器を用いて比較演算を実施し、該比較演算の異常の有無を判定するステップと、
前記演算器を用いて算術演算及び論理演算のうちの少なくとも一方を含む所定の演算式を算術/論理演算し、該算術/論理演算により得られる演算結果と、それに対応する正答値の記憶値とを比較演算することで、該算術/論理演算の異常の有無を判定するステップとを備えることを特徴とする、演算器異常判定方法が提供される。
前記演算器を用いて比較演算を実施し、該比較演算の異常の有無を判定するステップと、
前記演算器を用いて算術演算及び論理演算のうちの少なくとも一方を含む所定の演算式を算術/論理演算し、該算術/論理演算により得られる演算結果と、それに対応する正答値の記憶値とを比較演算することで、該算術/論理演算の異常の有無を判定するステップとを備えることを特徴とする、演算器異常判定方法が提供される。
本発明によれば、比較演算の異常の有無を判定することで精度良く演算器の異常を判定することができる演算器異常判定装置及び演算器異常判定方法が得られる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明による演算器異常判定装置の一実施例を含む電子演算装置10の要部構成の一例を示す。
電子演算装置10は、図1に示すように、マイクロコンピューター20と、電源IC30とを含む。
マイクロコンピューター20は、CPU(中央演算処理装置)21を含み、CPU21は、算術・論理演算を行うALU(Arithmetic and Logic Unit)22、プログラム・ステータス・ワードの保持を行うPSU(Program Status Unit)24、シフト演算を行うBSF(バレルシフタ)26等を含む。マイクロコンピューター20は、また、ウォッチドックキャンセル信号(WDC)を電源IC30に出力するポート26を含む。
電源IC30は、マイクロコンピューター20の外部に設けられ、マイクロコンピューター20に接続される。電源IC30は、ウォッチドックタイマー(WDT)32と、マイクロコンピューター20の異常を検知する異常検知部34と、異常検知部34によりマイクロコンピューター20の異常が検知された際にマイクロコンピューター20をリセットさせるリセット信号を出力するリセット部(RST)36とを含む。異常検知部34は、マイクロコンピューター20から送られるWDCのWDT32による監視結果に基づいて、マイクロコンピューター20の異常の有無を判定してもよい。例えば、異常検知部34は、一定時間内にWDCの反転が生じない場合や、WDCの反転周期(パルス幅)に異常(例えば所定基準レベルよりも小さい反転周期)が発生した場合等、リセット部36を介してマイクロコンピューター20をリセットさせる。尚、リセット部36は、電源切断によりマイクロコンピューター20を強制停止させてもよいし、電源を切断した後に再投入してもよい。
図2は、電子演算装置10の異常検出処理のタイミングの一例を示す時系列図である。マイクロコンピューター20の監視処理は、図2に示すように、例えば1ms毎の割り込み発生時に実行される。この割り込み(パルス)は、マイクロコンピューター20における最優先度処理にて出力される。監視処理では、主にALU22、PSU24及びBSF26の演算結果等の異常の有無を監視・判断する。監視処理の内容の詳細は、図3以降を参照して、後述する。尚、制御処理は、監視処理から独立して実行されてもよい。制御処理は、例えば車両制御(例えばハイブリッドシステムの制御)に関する処理であってよい。図示の例では、制御処理は、8ms毎に実行される。ウォッチドックキャンセル信号(WDC)は、監視処理の結果、正常時は反転される。従って、WDCは、正常時は、1ms毎に反転される。他方、監視処理の結果、異常時は、WDCは停止される。例えば、図2に示すように、A点にて例えば演算結果の異常や1msの割り込み未発生があった場合、WDCが停止される。その結果、電源IC30において、電圧がリセット閾値を超えて(図中の矢印B参照)マイクロコンピューター20のリセットが生じる。尚、監視処理におけるALU22、PSU24及びBSF26の演算結果等の異常の監視・判断は、例えば4ms毎といったように、1ms毎の割り込みの整数倍の周期毎に実行されてもよい。この場合、1ms毎の割り込みの整数倍の周期以外では、WDCは、1ms毎の割り込み発生時に反転され、1ms毎の割り込みの整数倍の周期では、WDCは、監視処理におけるALU22、PSU24及びBSF26の演算結果等の異常の監視・判断結果に応じて反転される。
図3は、本発明による演算器異常判定装置40の一実施例の監視処理に係る要部機能を示す図である。演算器異常判定装置40は、図3に示すように、比較演算異常判定部42と、算術/論理演算異常判定部44とを含む。これらの比較演算異常判定部42及び算術/論理演算異常判定部44は、マイクロコンピューター20のCPU21が、マイクロコンピューター20内のROM等のメモリ(図示せず)に記憶された監視処理プログラム(図4参照)を実行することによって実現される。
図4は、監視処理プログラムの一例を示す図である。尚、図4に示すプログラムは、C言語で記述されているが、当然ながら他の言語(JAVA(登録商標)等の高級言語を含む)で記述されてもよい。
図4に示す監視処理プログラムは、主なる特徴として、比較演算のチェック部P,Qと、算術/論理演算のチェック部Rとを含む。
ここで、比較演算のチェック部P,Qは、比較演算子(==)に基づく比較演算をアセンブラ展開したレベルでチェックするための構成である。即ち、比較演算子(==)は、アセンブラ展開するとcmp,bne*の2つの命令に展開されるため、命令毎に確認が実行される。尚、比較演算子(!=)は、アセンブラ展開すると、cmp,be*の2つの命令に展開される。cmpは、2つの値の差を取り、ゼロ(一致)ならば、ゼロフラグ(ZF)を立てる(ZF=1)。bneは、ZF=0のとき、if文の外に分岐させる。beは、ZF=1のとき、if文の外に分岐させる。
具体的には、チェック部Pでは、比較演算子(==)に基づく同一の値同士の比較演算が実行される。本例では、チェック部Pでは、1と1の差を取り、ゼロならば、ゼロフラグを立て(ZF=1)、ZF=0のとき、if文の外に分岐させる、という処理が実行される。ここで、比較演算子(==)に基づく比較演算に係る部分に異常が無い場合は、1と1の差を取ると、ゼロとなり、ゼロフラグが立ち、ZF=1であるので、if文の外に分岐されることはない。
チェック部Pにおいて、if文の外に分岐されることは、比較演算子(==)に基づく同一の値同士の比較演算に異常があることを表す。従って、この場合は、WDCは停止される。
チェック部Qでは、比較演算子(!=)に基づく異なる値同士の比較演算が実行される。本例では、チェック部Qでは、異なる値s_buf1とs_buf2(共にROM値)の差を取り、ゼロならば、ゼロフラグを立て(ZF=1)、ZF=1のとき、if文の外に分岐させる、という処理が実行される。ここで、比較演算子(!=)に基づく比較演算に係る部分に異常が無い場合は、異なる値s_buf1とs_buf2の差を取ると、ゼロとならず、ゼロフラグが立たず、ZF=0であるので、if文の外に分岐されることはない。
チェック部Qにおいて、if文の外に分岐されることは、比較演算子(!=)に基づく異なる値同士の比較演算に異常があることを表す。従って、この場合は、WDCは停止される。
ここで、例えばcmpに係る回路部分に異常があり、常にゼロを出力するような異常が発生した場合、チェック部Pでは、ゼロフラグが立ち、ZF=1であるので、if文の外に分岐されることはない。他方、チェック部Qでは、ゼロフラグが立ち、ZF=1であるので、if文の外に分岐される。このようにして、チェック部Pに加えて、チェック部Qを設けることにより、比較演算子(==)に基づく比較演算をアセンブラ展開したレベルで正確にチェックすることができ、比較演算における異常の有無を高い信頼性をもって判断することができる。
算術/論理演算のチェック部Rでは、所定の演算式に従った演算結果と、それに対応する正答値の記憶値とを比較演算により比較することで、算術/論理演算の異常の有無が判定される。本例では、好ましい一例として、以下の演算式が使用される。
ここで、所定の演算式は、好ましくは、算術演算の全ての種類と論理演算の全ての種類が含まれるように設定される。これにより、各種演算の異常の有無を漏れなくチェックすることができる。数1の式では、図5に示すように、Y1部にてシフト演算が組み込まれ、Y2部にて論理演算のANDが組み込まれ、Y3部にて四則演算の積が組み込まれ、Y4部にて四則演算の商が組み込まれ、Y5部にて四則演算の和が組み込まれ、Y6部に論理演算のORが組み込まれ、Y7部に論理演算のNOTが組み込まれ、Y8部にて四則演算の差が組み込まれている。
また、論理演算のAND(Y2部)における数値(0x6Aと0x9E)は、好ましくは、0&0、0&1、1&0、1&1の全てを含むような値が選択される。また、四則演算の和(Y5部)における数値(Y3部の結果の数値とY4部の結果の数値)は、好ましくは、0,1の組み合わせで4パターンの和算が網羅されるように、設定され、更に好ましくは、繰り上がりの有無で計8パターンの和算が網羅されるように、設定される。また、論理演算のOR(Y6部)における数値(Y3部とY4部の和算で得られる数値と、0x0D)は、0|0、0|1、1|0、1|1の全てを含むような値が選択される。これにより、各種演算における各種パターンの全てを漏れなくチェックすることができる。
チェック部Rにおいて、所定の演算式に従った演算結果と、それに対応する正答値の記憶値とが一致しない場合は、ゼロフラグが立たず、ZF=0であるので、if文の外に分岐される。if文の外に分岐されることは、所定の演算式の演算に異常があることを表す。従って、この場合は、WDCは停止される。
このように、図4に示す監視処理では、WDCを反転させるための条件(WDC出力条件)として3つのチェック部P,Q,Rのチェック結果がアンド条件で結合されている。従って、3つのチェック部P,Q,Rの全てにおいて正常であると判断された場合にのみ、WDCが反転される。即ち、3つのチェック部P,Q,Rのいずれか1つにおいて異常であると判断されると、WDCが停止され、その結果、マイクロコンピューター20がリセットされる。
ところで、数1の左辺の演算に異常が無い場合は、チェック部Rにおいて、ゼロフラグが立ち、ZF=1であるので、if文の外に分岐されることはない。しかしながら、例えばcmpに係る回路部分に異常があり、常にゼロを出力するような異常(即ち、異なるものを比較した場合に、同一であると判定する態様の異常)が発生した場合、チェック部Rにおいて、数1の左辺の演算に異常がある場合でも、ゼロフラグが立ち、ZF=1であるので、if文の外に分岐されることはない。しかしながら、図4に示す監視処理では、かかる場合には、チェック部Qにおいて、ゼロフラグが立ち、ZF=1であるので、if文の外に分岐される。これにより、数1の左辺の演算に異常があるにも拘わらず、かかる異常を検知できずにマイクロコンピューター20がリセットされないことを防止することができる。このようにして、WDC出力条件に、「異なる定数同士を比較し、同一でないならば」という条件を付加することで、比較演算の異常に起因して算術/論理演算の異常が隠れてしまうことを効果的に防止することができる。
図6は、演算器異常判定装置40により実行される監視処理の一例の流れを示すフローチャートである。
ステップ600では、算術/論理演算異常判定部44において、所定の演算式の算術/論理演算が実施される。即ち、数1で示した演算式の左辺が演算される。尚、所定の演算式は、その回答値と共にROM等に予め記憶される。また、所定の演算式は、複数種類用意されてもよく、この場合、複数種類の演算式のうちから1つずつ所定の順序で使用されるように読み出されてもよい。
ステップ602では、比較演算異常判定部42において、比較演算が正常であるか否かがチェックされる。このチェックは、上述した方法で実行されてもよい(図4の比較演算のチェック部P,Q参照)。即ち、同一の値同士の比較演算を実施すると共に、異なる値同士の比較演算を実施し、いずれか一方に異常がある場合に、比較演算に異常があると判定する。比較演算が正常である場合は、ステップ604に進む。他方、比較演算が異常である場合は、何も実行せず、そのまま終了する。この場合、WDCが停止されることになり、マイクロコンピューター20がリセットされる。
ステップ604では、算術/論理演算異常判定部44において、上記ステップ600で実施された算術/論理演算の演算結果と、それに対応する正答値(数1で示した演算式の右辺)の記憶値(ROM値)とを比較することにより、上記ステップ600で実施された算術/論理演算が正常であるか否かがチェックされる(図4の算術/論理演算のチェック部R参照)。上記ステップ600で実施された算術/論理演算の演算結果が正答値と一致する場合は、算術/論理演算が正常であると判断して、ステップ606に進む。他方、上記ステップ600で実施された算術/論理演算の演算結果が正答値と一致しない場合は、算術/論理演算が異常であると判断して、何も実行せず、そのまま終了する。この場合、WDCが停止されることになり、マイクロコンピューター20がリセットされる。
ステップ606では、WDC出力(反転)が実施される。従って、マイクロコンピューター20がリセットされない。
以上説明した本実施例の演算器異常判定装置40によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。
上述の如く、本実施例の演算器異常判定装置40によれば、比較演算の異常の有無を、比較演算子をアセンブラ展開したレベルでチェックすることで、比較演算の異常の有無を高い信頼性をもって判断することができる。これにより、同比較演算を伴う算術/論理演算の異常判定を精度良く実行することができる。また、これにより、単一のマイクロコンピューター20内で自身の異常の有無を精度良く判定することができ、単一のマイクロコンピューター20と単一の電源IC30にて低コストで高信頼性の監視機能を実現することができる。即ち、本実施例の演算器異常判定装置40によれば、複数のマイクロコンピューター間で監視し合うようなシステムに比べて、信頼性を維持しつつ、低コスト化を図ることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述した実施例において、他の演算機能を追加してチェックすることも可能である。例えば、上述した実施例では、浮動小数点の演算の異常の有無はチェックしていないが、浮動小数点の演算を数1の式に組み込んでチェックすることも可能である。
また、上述した実施例では、好ましい実施例として、WDC出力条件に、ALUチェック条件(図6参照)を導入することで、WDC監視と並列でALU22等を監視している。かかる構成は、ハードウェア資源を効率的に利用するので、低コストで監視システムを実現できる点で有利である。しかしながら、WDCのパルス幅をALUチェック結果(図6のステップ602,604参照)と連動させて変化させることで、ALU22等を監視してもよい。但し、この場合は、ALUチェック用に監視マイコンが必要となり、又は、高性能な監視ICが必要となる。また、WDC出力とは別に、専用パルスを、ALUチェック結果が正常であるときのみ(図6のステップ604のYES参照)出力することとしてもよい。但し、この場合は、マイクロコンピューター20と電源IC30との間に、専用パルスの監視用の接続線が別途必要となる。
10 電子演算装置
20 マイクロコンピューター
21 CPU
22 ALU
24 PSU
26 BSF
28 ポート
30 電源IC
32 ウォッチドックタイマー
34 異常検知部
36 リセット部
40 演算器異常判定装置
42 比較演算異常判定部
44 算術/論理演算異常判定部
20 マイクロコンピューター
21 CPU
22 ALU
24 PSU
26 BSF
28 ポート
30 電源IC
32 ウォッチドックタイマー
34 異常検知部
36 リセット部
40 演算器異常判定装置
42 比較演算異常判定部
44 算術/論理演算異常判定部
Claims (8)
- 演算器の異常を判定する演算器異常判定装置であって、
前記演算器を用いて比較演算を実施し、該比較演算の異常の有無を判定する比較演算異常判定部と、
前記演算器を用いて算術演算及び論理演算のうちの少なくとも一方を含む所定の演算式を算術/論理演算し、該算術/論理演算により得られる演算結果と、それに対応する正答値の記憶値とを比較演算することで、該算術/論理演算の異常の有無を判定する算術/論理演算異常判定部とを備えることを特徴とする、演算器異常判定装置。 - 前記比較演算異常判定部は、比較演算子をアセンブラ展開したレベルで前記比較演算の異常の有無を判定する、請求項1に記載の演算器異常判定装置。
- 前記比較演算異常判定部は、同一の値同士の比較演算を実施すると共に、異なる値同士の比較演算を実施し、いずれか一方に異常がある場合に、前記比較演算に異常があると判定する、請求項1に記載の演算器異常判定装置。
- 前記算術/論理演算異常判定部は、前記比較演算異常判定部により前記比較演算に異常がないと判定された場合に、前記判定を行う、請求項1に記載の演算器異常判定装置。
- 当該演算器異常判定装置は、前記演算器を含むコンピューターにより実現される、請求項1に記載の演算器異常判定装置。
- 前記コンピューターは、前記比較演算異常判定部及び前記算術/論理演算異常判定部のいずれかにより演算に異常があると判定された場合に、外部回路からリセットされるように構成される、請求項5に記載の演算器異常判定装置。
- 前記外部回路は、前記コンピューターの電源ICである、請求項6に記載の演算器異常判定装置。
- 演算器の異常を判定する演算器異常判定方法であって、
前記演算器を用いて比較演算を実施し、該比較演算の異常の有無を判定するステップと、
前記演算器を用いて算術演算及び論理演算のうちの少なくとも一方を含む所定の演算式を算術/論理演算し、該算術/論理演算により得られる演算結果と、それに対応する正答値の記憶値とを比較演算することで、該算術/論理演算の異常の有無を判定するステップとを備えることを特徴とする、演算器異常判定方法。
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