JPWO2011132255A1 - ボタン - Google Patents

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Abstract

生地に対し効率的に取り付けることができ、ボタンの滑り回動を防ぎ、薄手の生地厚を補うことができるボタンを提供する。ボタン取付部材(30)によって生地(1)に取り付けられるボタン(10)を、ボタン本体(11)と、ボタン本体(11)の底面(14)に事前に固着した紫外線硬化樹脂製のパッキン部材(20)とから構成する。ボタン(10)を生地(1)に取り付ける場合、ボタン取付部材(30)のピン(32)が生地(1)を貫通し、次いで、ボタン本体(11)のシェル部材(15)の底部(15c)を突き抜けた後、コア部材(16)の凹部(16d)に入り込んで、塑性変形させられる。これにより、ボタン(10)が生地(1)に固定される。この際、ボタン本体(11)の底面(14)と生地(1)との間に存在するパッキン部材(20)が、生地1の厚さを補う。

Description

本発明はボタンに関し、更に詳しくは、ボタン取付部材を用いて生地に取り付けられるタイプのボタンに関する。
ボタンの一タイプとして、生地の裏側からボタン取付部材を適用して生地の表側に取り付けられるものが周知である。ボタン取付部材は、ベースと、ベースから突出する一つ又は複数のピン、ポスト等のボタン係合部を有し、ボタンは、生地を貫通したボタン係合部と係合(例えば塑性変形等)して生地に固定される。
上記のようなボタンを生地に取り付けた場合、ボタンが生地上を滑って、ボタン取付部材のポスト等を中心に回動(自回転)し、例えばポスト等が貫通している生地穴が拡大する場合がある。また、生地が比較的薄い場合、生地を挟んでボタンとボタン取付部材が互いに連結する力が不足し、取り付け不良が生じるおそれがある。これらを防ぐ技術として、実開昭60−20713号公報及び登録実用新案第3037755号公報には、ボタンの取り付け時に、生地とボタン及び/又はボタン取付部材との間にシート状のパッキンを介在させて、ボタンの廻り止めを防止したり、不足する生地厚を補うことが提案されている。しかしながら、このようなパッキンをボタンの取り付け作業時に別途付加することは、作業者の負担が増え、作業効率が低下するという問題がある。
また、製造した金属製のボタンを小箱等に多数収容して輸送する時、ボタン同士が擦れて傷が付く場合があり、そのような傷はボタンの商品価値を下げる。
実開昭60−20713号公報 登録実用新案第3037755号公報
本発明は、上記の問題点に着目してなされたもので、その目的は、生地に対し効率的に取り付けることができ、ボタンの滑り回動を防ぎ、薄手の生地厚を補うことができ、更に、輸送時に生じ得る傷を低減することができるボタンを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、ボタン取付部材の、生地に貫通させたボタン係合部と係合して生地に取り付けられるボタンであって、前記ボタン係合部と係合する取付部材係合部を有するボタン本体と、生地に取り付けられる際に生地に向けられるボタン本体の生地対向面に固着した合成樹脂製のパッキン部材とを備えるボタンが提供される。なお、本発明において、「生地」には、織物、布、不織布、フェルト、皮、樹脂シート等が含まれる。
本発明では、ボタン取付部材を生地の裏側から適用してボタンを生地の表側に取り付ける際、ボタン本体の生地対向面に事前に固着した合成樹脂製のパッキン部材が、生地とボタン本体との間に介在される。そのため、ボタンの取り付け時にパッキンを別途付加する必要はない。合成樹脂としては、シェア硬度20以上の、紫外線硬化樹脂、ウレタン樹脂等を好ましく用いることができる。また、パッキン部材としては、透明な樹脂と着色された樹脂のいずれをも用いることができ、着色された樹脂の場合、パッキン部材を有するボタンの装飾効果を高める。
ボタン取付部材のボタン係合部とボタン本体の取付部材係合部との間の係合の態様としては、ボタン係合部を取付部材係合部で塑性変形させたり、ボタン係合部を取付部材係合部に連結するような態様等を具体的に挙げることができる。
本発明の一実施形態において、前記パッキン部材は紫外線硬化樹脂から成る。この場合、ボタン本体の生地対向面に液状の紫外線硬化樹脂を浸漬もしくは塗布した後、該紫外線硬化樹脂に紫外線を照射して硬化させることにより、ボタン本体の生地対向面にパッキン部材を固着することができる。
本発明の一実施形態において、前記ボタン本体は、前記生地対向面を有する円柱状の胴部と、胴部より半径方向外側に拡張する頭部とを含む。本発明では、胴部が有する生地対向面に事前にパッキン部材を固着することにより、輸送時にボタン同士が擦れてボタンの頭部の表面に生じ得る傷を低減することができる。また、前記ボタン本体は、前記頭部を覆うキャップ(上方シェル部材)を含み得る。この場合、頭部を覆うキャップの表面に生じ得る傷が低減される。
本発明では、ボタン取付部材を用いてボタンを生地に取り付ける際、ボタン本体の生地対向面に固着された合成樹脂製のパッキン部材が、生地とボタン本体との間に介在される。従って、パッキン部材がボタンの回動を防ぎ、また、不足する生地の厚さを補うことができる。そのため、ボタンの取り付け作業時に別個のパッキンを用意することなく、取り付け作業を効率的に行うことができる。更に、ボタン本体の生地対向面を覆うパッキン部材は、ボタンの輸送時にボタン同士が擦れて生じ得る傷を低減する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るボタンの斜視図である。 図2は、図1のボタンの縦断面図である。 図3は、ボタンを生地に取り付ける際の、ボタン、生地、及びボタン取付部材の配置状態を略示する縦断面説明図である。 図4は、ボタンを生地に取り付けた状態を示す縦断面説明図である。 図5は、本発明の第2実施形態に係るボタンの縦断面図である。 図6は、図5のボタンを生地に取り付けた状態を示す縦断面説明図である。 図7は、本発明の第3実施形態に係るボタンの縦断面図である。 図8は、図7のボタンを生地に取り付けた状態を示す縦断面説明図である。 図9は、本発明の第4実施形態に係るボタンの縦断面図である。 図10は、図9のボタンを生地に取り付けた状態を示す縦断面説明図である。 図11は、本発明の第5実施形態に係るボタンの縦断面図である。 図12は、図11のボタンを生地に取り付けた状態を示す縦断面説明図である。 図13は、本発明の第6実施形態に係るボタンの縦断面図である。 図14は、図13のボタンを生地に取り付けた状態を示す縦断面説明図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1及び2は、本発明の第1実施形態に係るボタン10の斜視図及び縦断面図である。ボタン10は、ボタン本体11と、ボタン本体11の生地対向面としての底面14(上下方向は図2、3等に基づく)に対し事前に固着した紫外線硬化樹脂製のシート状のパッキン部材20とを備える。なお、パッキン部材20はウレタン樹脂等から形成され得る。ボタン本体11は、円柱状の胴部12と、胴部12の上方で半径方向外側に拡張する円板状の頭部13とを有する。ボタン本体11は、胴部12及び頭部13の外殻となる金属製のシェル部材15と、シェル部材15内に収容される金属製又は合成樹脂製のコア部材16とから構成される。シェル部材15は、胴部12の底面14及び外周面と頭部13の下面とを規定する下方シェル部材15aと、頭部13の上面及び周側部を規定する上方シェル部材(キャップ)15bとから成り、これら上方及び下方シェル部材15a、15bは頭部13の周側部で組み合わされて一体化される。コア部材16は、胴部12に対応する円柱部16aと、頭部13に対応する円板部16bとを含み、円柱部16aの底面16cから上方に縦断面台形状に窪む取付部材係合部としての凹部16dが形成される。
図3は、ボタン10を、ボタン取付部材30を用いて生地1に取り付ける際の、ボタン10、生地1、及びボタン取付部材30の上下方向における配置状態を略示する説明図であり、水平に配した生地1の上方(表側)にボタン10が、生地1の下方(裏側)にボタン取付部材30が配置される。ボタン取付部材30は、金属製又は合成樹脂製の部材であり、円板状のベース31と、ベース31から突出するボタン係合部としての一例として二本のピン32とを有する。ボタン10のコア部材16の凹部16dは、詳しくは後述するが、生地1を貫通したボタン取付部材30のピン32を受け入れて変形させるための空隙である。下方シェル部材15aの底部15cには、生地1を貫通したボタン取付部材30のピン32が突き当たる部分に上方に窪む環状の窪み15dが形成される。窪み15dは、生地1を貫通したピン32の先端を受け入れ、引き続きピン32が下方シェル部材15aの底部15cを突き抜けてコア部材16の凹部16dに入り込むことを助長する。
パッキン部材20は、ボタン本体11に対し、胴部12の底面14における半径方向外側端部を環状に覆うように付着され、凹部16dにはパッキン部材20はかかっていない。パッキン部材20は、例えば、ボタン本体11の製造時に、胴部12の底面14に液状の紫外線硬化樹脂を浸漬あるいは塗布し、次いで、底面14の半径方向外側端部の紫外硬化樹脂部分に紫外線を照射し硬化させることによって形成され得る。本実施形態では、紫外線硬化樹脂として透明なものを用いる。
図4は、ボタン取付部材30によりボタン10を生地1に取り付けた状態を示す縦断面説明図である。ボタン10は、ボタン10が固定された生地1と共に衣服等の合わせ目を成す図示しない別の生地のボタンホールからボタン本体11の頭部13を出し入れして、該合わせ目を開閉するタイプのものである。ボタン10を生地1に取り付ける場合、生地1の上方にて図示しないボタン取付装置の昇降部にボタン10を保持させ、生地1の下方にて下方ダイにボタン取付部材30を載置した後、ボタン10を降下させる。これにより、ボタン取付部材30のピン32が、図4に示すように、生地1を下方から上方に貫通し、次いでシェル部材15の底部15cを突き抜けた後、コア部材16の凹部16dに入り込み、凹部16d内で湾曲状に塑性変形させられ、これにより、ボタン10が生地1に固定される。この際、ボタン本体11の底面14と生地1との間に存在するパッキン部材20が不足する生地1の厚さを補うことができるため、生地1が比較的薄い場合でもボタン10を有効に適用することができる。また、ボタン10のバルク輸送時において、パッキン部材20はボタン10間の接触によってボタン10に傷が付くことを防ぐ役割を果たす。なお、本実施例では、ボタン取付部材30が二本のピン32をボタン10に係合させるタイプのものであるため、生地1に取り付けられたボタン10は生地1に対し回動することはない。
図5は、本発明の第2実施形態に係るボタン40の縦断面図である。ボタン40は、胴部42及び頭部43を含むボタン本体41と、ボタン本体41の生地対向面としての底面44に対し事前に固着した紫外線硬化樹脂製のパッキン部材50とを備える。ボタン40は、ボタン10と同様にボタンホール(図示せず)に頭部43を出し入れするタイプのものである。ボタン本体41は、ボタン10とほぼ同様に、下方シェル部材45a及び上方シェル部材(キャップ)45bから成る金属製のシェル部材45と、シェル部材45内の金属製又は合成樹脂製のコア部材46とから構成される。コア部材46には、軸線に沿って貫通する取付部材係合部としての円柱状の空洞47が形成され、シェル部材45の底部には、空洞47の下方開放端に対応する円形の開口48が設けられる。パッキン部材50は、開口48に対応する開口部分51を避けてボタン本体41の底面44を覆うと共に、ボタン本体41の外周面の下方部分にかかっている。なお、パッキン部材50として着色した紫外線硬化樹脂を用いることにより、ボタン40を生地1に取り付けた後、ボタン本体41の外周面の下方部分にかかる着色されたパッキン部材50が装飾効果を高める。
図6は、ボタン40をボタン取付部材60を用いて生地1(図3等の生地1と実施的に同じものであるため、同じ参照番号を付す。以下、同じ。)に取り付けた状態の縦断面説明図である。ボタン取付部材60は、金属製又は合成樹脂製の部材であり、円板状のベース61と、ベース61からベース61と同心状に突出するボタン係合部としてのポスト62とを有する。ポスト62は、外径がほぼ一定のポスト胴部62aと、外径がポスト胴部62aの上端から段状に拡大した後、ポスト62の先端へと次第に縮小する縦断面三角形状のポスト上端部62bとを含む。ポスト胴部62aの外径は、ボタン40の空洞47の径とほぼ同じである。ポスト上端部62bはその下端62cで外径が最大となり、この最大外径は空洞47の径を若干上回る。ボタン40の生地1への取り付け時において、生地1を貫通したボタン取付部材60のポスト62は、ボタン40の開口部分51及び開口48を通って空洞47に入り、ポスト上端部62bの下端が縮径されながら空洞47内を上方に押し込まれる。これにより、ポスト62が空洞47に連結し、ポスト上端部62bの下端62cはポスト62の抜け止めとして機能する。また、ボタン本体41の底面44と生地1との間に存在するパッキン部材50は、生地1に取り付けられたボタン40が生地1上を滑って、ボタン取付部材60のポスト62を中心に回動することを防止したり、生地1の厚さを補うことができる。
図7は、本発明の第3実施形態に係るボタン70の縦断面図であり、図8は、ボタン70をボタン取付部材30(図3等のボタン取付部材30と実質的に同じものであるため、同じ参照番号を付す)を用いて生地1に取り付けた状態を示す縦断面説明図である。ボタン70は、一枚の金属板を絞り加工して成るボタン本体71と、ボタン本体71の生地対向面としての底面74に対し事前に固着した紫外線硬化樹脂製のパッキン部材80とを備える。本実施形態では、パッキン部材80は底面74の全域を覆う。ボタン本体71は、円筒状の胴部72と、胴部72の上端部において半径方向外側に拡張する環状の頭部73とを有する中空のシェル部材であり、頭部73が図示しないボタンホールに出し入れされる。胴部72は上方に開放し、胴部72の下方は底面74を規定する底部75によって閉じられる。底部75には、ボタン10の環状の窪み15dと同様の窪みが設けられる。ボタン70の生地1への取り付け時において、ボタン取付部材30のピン32は、生地1を貫通し、次いでパッキン部材50及びボタン本体71の底部75を突き抜け、胴部72内に入り込んだ後、図示しない上方ダイによって湾曲状に塑性変形させられる。これにより、ボタン70が生地1に固定される。ボタン70では、ボタン本体71の底部75(及び胴部72の内部空間の下方部分)がボタン取付部材30のピン32と係合する取付部材係合部として機能する。また、ボタン本体71の底面74と生地1との間に存在するパッキン部材80が生地1の厚さを補う。
図9は、本発明の第4実施形態に係るボタン90の縦断面図であり、図8は、ボタン90をボタン取付部材110を用いて生地1に取り付けた状態を示す縦断面説明図である。ボタン90は、図示しない雄スナップと着脱される雌スナップであり、一枚の金属板を絞り加工して成るボタン本体91と、ボタン本体91の生地対向面としての底面94に対し事前に固着した紫外線硬化樹脂製のパッキン部材100とを備える。ボタン本体91は、雄スナップの突起(図示せず)を着脱可能に受け入れる突起受入部92’を規定する円筒状の胴部92と、胴部92の上端部において半径方向外側に拡張する環状のフランジ部93とを有する。参照番号97は、突起受入部92’に受け入れた雄スナップの突起(図示せず)の安易な離脱を防ぐためのスプリングである。ボタン取付部材110は、略円板状のベース111と、ベース111からベース111と同心状に突出するボタン係合部としてのポスト112とを有する。ボタン90には、胴部92の底部95に、ボタン取付部材110のポスト112を通すための円形の開口96が設けられる。パッキン部材100は、開口96に対応する開口部分101を避けてボタン本体91の底面94に設けられる。ボタン90の生地1への取り付け時において、ボタン取付部材110のポスト112は、生地1を貫通し、次いで開口部分101及び開口96を通って胴部92内に入り込んだ後、図示しない上方ダイにより、図10に示すように加締められる。この加締め時においてポスト112は、胴部92内で半径方向外側に拡張しつつ下方に湾曲して底部95の上面に接する。これにより、ボタン90が生地1に固定される。ボタン90では、開口96(及び突起受入部92’の内部空間の下方部分)がボタン取付部材110のポスト112と係合する取付部材係合部として機能する。ボタン本体91の底面94と生地1との間に存在するパッキン部材100は、ボタン90の生地1に対する廻り止めとなり、また、生地1の厚さを補う。
図11、本発明の第5実施形態に係るボタン120の縦断面図であり、図12は、ボタン120をボタン取付部材140を用いて生地1に取り付けた状態を示す縦断面説明図である。ボタン120は、例えばジーンズのポケットの偶部等に多用される飾りボタンであり、一枚の金属板を絞り加工して成るボタン本体121と、ボタン本体121の生地対向面としての底面124に対し事前に固着した紫外線硬化樹脂製のパッキン部材130とを備える。ボタン本体121は、略半球状に上方に膨出しかつ下方に開放する膨出部122と、膨出部122の下端部から半径方向外側に延びるフランジ部123とを有し、フランジ部123の底面が上記底面124となる。ボタン取付部材140は、円板状のベース141と、ベース141から突出するポスト142とを有する。パッキン部材130は、膨出部122の下端開口を避けて底面124に設けられる。ボタン120の生地1への取り付け時において、ボタン取付部材140のポスト142は、生地1を貫通し、次いでボタン本体121の膨出部122内に入り込んだ後、膨出部122の内側面に沿って変形させられて係止される。これにより、ボタン120が生地1に固定される。ボタン120では、膨出部122がボタン取付部材140のポスト142と係合する取付部材係合部として機能する。ボタン本体121の底面124と生地1との間に存在するパッキン部材130は、ボタン120の生地1に対する廻り止めとなり、また、生地1の厚さを補う。
図13は、本発明の第6実施形態に係るボタン150の縦断面図であり、図14は、ボタン150をボタン取付部材170を用いて生地1に取り付けた状態を示す縦断面説明図である。ボタン150は、胴部152及び頭部153を含むボタン本体151と、ボタン本体151の生地対向面としての底面154に対し事前に固着した紫外線硬化樹脂製のパッキン部材160とを備える。ボタン150は、ボタンホールに頭部153を出し入れするタイプのものである。ボタン本体151は、金属製のシェル部材155を備え、シェル部材155は、胴部152の底面154及び外周面と頭部153の下面とを規定する下方シェル部材155aと、頭部153の上面及び周側部を規定する上方シェル部材155b(キャップ)とから成り、これら上方及び下方シェル部材155a、155bは頭部153の周側部で組み合わされて一体化される。シェル部材155内における頭部153に対応する部分には、金属製又は樹脂製の円板部材156が収容される。ボタン取付部材170は、金属製又は合成樹脂製の部材であり、円板状のベース171と、ベース171からベース171と同心状に突出するボタン係合部としてのポスト172とを有する。ボタン150の円板部材156は、ボタン150を生地1に取り付ける際、ボタン取付部材170のポスト172を変形させる役割を果たす。下方シェル部材155aは、ボタン150の生地1への取り付け時にボタン取付部材170のポスト172を通すための、取付部材係合部としての円筒状のポスト通し部157を有する。ポスト通し部157は、下方シェル部材155aの底部から下方シェル部材155aの内部へと延びるように形成される。パッキン部材160は、ポスト通し部157の下端開口に対応する開口部分161を避けて下方シェル部材155aの底面154を覆っている。ボタン150の生地1への取り付け時において、ボタン取付部材170のポスト172は、生地1を貫通し、次いでボタン本体151のポスト通し部157を通った後、ポスト172の先端部がボタン本体151内の円板部材156に突き当たって軸方向に潰れかつ半径方向に拡張するように塑性変形させられる。これにより、ポスト172はポスト通し部157を抜けることができず、ボタン150が生地1に固定される。ボタン本体151の底面154と生地1との間に存在するパッキン部材160は、ボタン150の生地1に対する廻り止めとなり、また、生地1の厚さを補う。
1 生地
10、40、70、90、120、150 ボタン
11、41、71、91、121、151 ボタン本体
12、42、72、152 胴部
13、43、73、153 頭部
14、44、74、94、124、154 底面(生地対向面)
15b、45b、155b キャップ(上方シェル部材)
16d 凹部(取付部材係合部)
20、50、80、100、130、160 パッキン部材
30、60、110、140、170 ボタン取付部材
32 ピン(ボタン係合部)
47 空洞(取付部材係合部)
62、112、142、172 ポスト(ボタン係合部)
75、95 底部(取付部材係合部)
96 開口(取付部材係合部)
122 膨出部(取付部材係合部)
157 ポスト通し部(取付部材係合部)

Claims (4)

  1. ボタン取付部材(30、60、110、140、170)の、生地(1)に貫通させたボタン係合部(32、62、112、142、172)と係合して生地(1)に取り付けられるボタン(10、40、70、90、120、150)であって、
    前記ボタン係合部(32、62、112、142、172)と係合する取付部材係合部(16d、47、73、96、122、157)を有するボタン本体(11、41、71、91、121、151)と、
    生地(1)に取り付けられる際に生地(1)に向けられるボタン本体(11、41、71、91、121、151)の生地対向面(14、44、74、94、124、154)に固着した合成樹脂製のパッキン部材(20、50、80、100、130、160)とを備えるボタン。
  2. 前記パッキン部材(20、50、80、100、130、160)は紫外線硬化樹脂から成る請求項1のボタン。
  3. 前記ボタン本体(11、41、71、91、121、151)は、前記生地対向面(14、44、74、94、124、154)を有する円柱状の胴部(12、42、72、152)と、胴部(12、42、72、152)より半径方向外側に拡張する頭部(13、43、73、153)とを含む請求項1又は2のボタン。
  4. 前記ボタン本体(11、41、71、91、121、151)は、前記頭部(13、43、73、153)を覆うキャップ(15b、45b、155b)を含む請求項3のボタン。
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