JPWO2011092750A1 - メモリ性液晶の駆動回路 - Google Patents

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Abstract

本発明は、メモリ性液晶の駆動回路において、液晶表示素子への電力供給の終了後に、昇圧回路後段の電源平滑コンデンサに蓄積された電荷を有効に回収することを目的とする。本発明のメモリ性液晶の駆動回路は、液晶表示素子(109)のリセット時又は描画時に第1のスイッチ回路(105)がオンとなって、昇圧電圧(VDDH)をドライバ回路(107,108)に供給し、前記電源平滑コンデンサ(104)に蓄積された電荷を放電すべき期間に第2のスイッチ回路(110)がオンとなって、前記電源平滑コンデンサ(104)に蓄積された電荷を放電により前記第2のバッテリ(112)に回収させる。

Description

本発明は、メモリ性を有する液晶表示素子の駆動技術に関する。
電源を切ってもそのまま画面に表示させた内容が維持される、いわゆるメモリ性液晶ディスプレイと呼ばれる液晶表示素子は、ディスプレイに表示させる画像を書き込む瞬間以外の時間は電力を必要としない。そのため、表示中は常に電力を必要とする一般的な液晶ディスプレイに比べて、必要電力が非常に少なくて済むという特徴がある。
この特徴を生かして、メモリ性液晶ディスプレイは、電子ペーパーや電子ブック、省電力が要求される携帯電話やモバイル機器への応用が期待されている。
メモリ性液晶ディスプレイとしては、コレステリック液晶、カイラルネマティック液晶等の液晶表示素子が知られている。
メモリ性液晶ディスプレイを駆動するためには、高電圧が必要である。携帯端末機器等への利用を可能とするためにバッテリー駆動を想定した場合、バッテリー電圧を例えばプラス38ボルト又は40ボルト程度に昇圧させて供給する必要がある。このため、昇圧後の電力消費を考慮する必要がある。メモリ性液晶ディスプレイでは、液晶画面の書換え時以外は電力は不要なので、電源を投入して画面の書換えが終了したら電源を切断するという制御が行われる。
しかし、液晶画面の部分的な書替えが多く発生するような場合には、1回あたりの画面の書換え時間即ち液晶ディスプレイへの電圧印加時間が短くなるため、画面書換え毎の電圧の昇圧にかかる時間の割合が相対的に高くなり、電力消費が多くなる。
従って、メモリ液晶ディスプレイの省電力性を生かすためには、昇圧後の電力消費をいかに抑えるかが課題となる。
現在の液晶ディスプレイの例として、バッテリ電圧(例えば約プラス4.2ボルト)が、リセット時には例えばプラス38ボルトに昇圧され、描画時には例えばプラス24ボルトに昇圧される。リセットに必要な時間は例えば200〜300ミリ秒、描画に必要な時間は例えば1〜10秒程度である。そして従来は、上記リセット時間又は描画時間中に昇圧回路の後段に電源安定化等の目的で実装される大容量の電源平滑コンデンサ等に蓄積された電荷は、液晶表示素子への電圧印加終了後に、自然放電又は強制放電させられていた。
また、下記特許文献1には、メモリ性を有する液晶表示素子に蓄積された電荷を回収する技術が開示されている。
しかし、液晶表示素子への電力供給の終了後に昇圧回路後段の電源平滑コンデンサ等に蓄積された電荷が自然放電又は強制放電させられる場合には、その蓄積された電荷は捨てられてしまうため、電力の有効活用、省電力化へつながっていないという問題点を有していた。
また、特許文献1に記載の従来技術は、液晶表示素子から電荷を回収する方式であるが、電力供給の終了後は、液晶表示素子のメモリ性を生かすために、駆動出力電圧を切断して液晶表示素子の電荷をこの時点でゼロに落とす必要があると考えられる。このため、液晶表示素子間に蓄積された電力を十分に回収することは困難と考えられるという問題点を有していた。
特開2002−72976号公報
本発明の課題は、液晶表示素子へ供給される電力を有効利用することにある。
態様の一例では、装置内部の第1のバッテリ又は装置外部から入力される外部電源から駆動電源を生成し、その駆動電源の電圧を昇圧して昇圧電圧を生成し、その昇圧電圧を電源平滑コンデンサを介してメモリ性を有する液晶表示素子のドライバ回路に供給することにより、その液晶表示素子を駆動する駆動回路として実現され、以下の構成を有する。
第1のスイッチ回路は、液晶表示素子のリセット時又は描画時にオン、電源平滑コンデンサに蓄積された電荷を放電すべき期間でオフとなって、昇圧電圧をドライバ回路に供給する。
第2のバッテリは、装置内部に搭載される。
第2のスイッチ回路は、電源平滑コンデンサに蓄積された電荷を放電すべき期間でオン、液晶表示素子のリセット時又は描画時にオフとなる。
充放電制御回路は、第2のスイッチ回路がオンの期間で、電源平滑コンデンサに蓄積された電荷を放電させながら、第2のバッテリに回収する。
以上の構成により、液晶表示素子に供給される電力を有効に回収することが可能となる。また、液晶表示素子を含むシステムの描画性能を向上させることが可能となる。
第1の実施形態の構成図である。 第2の実施形態の構成図である。 第2の実施形態の処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態の処理を示すタイミングチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、第1の実施形態の構成図であり、例えば電子ペーパー用途で使用されるメモリ性液晶表示素子の駆動回路の基本的な実施形態の構成を示す。この構成は、充電制御回路101、第1のバッテリ102、昇圧回路103、電源平滑コンデンサ104、スイッチ105、分圧・電圧設定回路106、コモンドライバ集積回路(COM−DV)107、セグメントドライバ集積回路(SEG−DV)108、電子ペーパーパネル(EPパネル)109、スイッチ110、充放電制御回路111、及び第2のバッテリ112を備える。
充電制御回路101は、ACアダプタ電源113等を引き込んで、メインバッテリである第1のバッテリ102への充電と昇圧回路103等への駆動電源の供給を行う。外部電源113がある場合、第1のバッテリ102へ充電が行われると同時に昇圧回路103等への電力供給も行われる。外部電源113がない場合、第1のバッテリ102から昇圧回路103等への電力供給が行われる。
ソフトウェア等からEP(電子ペーパー)パネル109への画面書換要求信号が発生すると、制御信号114に含まれる昇圧制御信号によって、昇圧回路103がオンされる。昇圧回路103は、ACアダプタ電源113又は第1のバッテリ102から充電制御回路101を介して供給される例えばプラス4.2ボルトの駆動電源を、例えばプラス40ボルト程度の昇圧電圧VDDHに昇圧する。そして、その昇圧電圧VDDHが、電源平滑コンデンサ104及びスイッチ105を介して分圧・電圧設定回路106に供給される。
電源平滑コンデンサ104は、昇圧電圧VDDHと接地(グランド)間に接続され、昇圧電圧VDDHの安定化を行う。
スイッチ105は、EP(電子ペーパー)パネル109への画面描画時にオンとなって、駆動電源である昇圧電圧VDDHを、分圧・電圧設定回路106に供給する。
分圧・電圧設定回路106は、昇圧電圧VDDHに基づいて、EPパネル109を駆動するための各種電圧を生成し、EPパネル109を駆動するCOM−DV(コモンドライバ)107及びSEG−DV(セグメントドライバ)108に供給する。COM−DV107は、EPパネル109において、横線(走査線)側のある面のバスラインを駆動するための集積回路である。SEG−DV108は、EPパネル109において、セグメント側バスラインを駆動するための集積回路である。
EPパネル109は、例えばコレステリック液晶等のメモリ性液晶表示素子である。描画時には、COM−DV107とSEG−DV108に描画信号が供給される。COM−DV107とSEG−DV108は、分圧・電圧設定回路106から供給される駆動電圧に従ってEPパネル109を駆動して描画を行う。具体的には、昇圧回路103がオンして昇圧電圧VDDHの供給が開始された後、EPパネル109に対してリセット動作が実行されてからインターバル期間を経て描画動作が実行され、描画終了後に昇圧回路103がオフして昇圧電圧VDDHの供給が停止される。
EPパネル109は、COM−DV107とSEG−DV108とによる描画動作が終了した後も、EPパネル109の液晶素子自身が有するメモリ性により、描画画面の表示内容を維持する。
スイッチ110は、EPパネル109でのリセット終了時(描画動作がない場合)又は描画動作終了時に昇圧回路103がオフになるのに同期してオンとなり、このとき同時に、スイッチ105がオフとなる。この結果、電源平滑コンデンサ104に蓄積された電荷が、充放電制御回路111によって、放電されながら、サブバッテリである第2のバッテリ112に充電される。この動作は、EPパネル109へのリセット終了毎(描画動作がない場合)及び描画終了毎に実行され、第2のバッテリ112への充電が繰り返される。
第2のバッテリ112の充電量は、制御信号114に含まれる充電監視信号として監視される。この結果、第2のバッテリ112の充電量が電力供給に充分な量になっているときに、充電制御回路101から昇圧回路103に供給される電力が、ACアダプタ電源113又は第1のバッテリ102の電力から第2のバッテリ112の電力に切り替えられる。この切替えは、制御信号114に含まれる入力電源切替え信号が充電制御回路101と充放電制御回路111を制御することにより行われる。
上述の第1の実施形態は、メモリ性液晶素子であるEPパネル109の駆動時に、電源平滑コンデンサ104に蓄積された電荷をスイッチ110を通じて電荷回収用の第2のバッテリ112に蓄積し、蓄積された電荷をチャージポンプ式等の昇圧回路103に帰還して液晶駆動に再利用するが特徴である。
EPパネル109の駆動用として昇圧された昇圧電圧VDDHに基づいて電源平滑コンデンサ104に蓄積されている電力は、従来は、EPパネル109のリセット終了後(描画動作がない場合)又は描画終了後に自然放電されていた。
これに対して、第1の実施形態では、この電力放出が、スイッチ110を介して充放電制御回路111によって速やかに実行され、第2のバッテリ112への充電が実施される。
この結果、電源平滑コンデンサ104からの放電動作が従来よりも短時間に行われ、設定電圧への到達を早めることができる。
また、第2のバッテリ112に蓄積された電力は、次回のEPパネル109のリセット動作時又は描画動作時に、補助的に昇圧回路103に供給されることにより、システム電源の高効率化の助けとすることができ、同時に、昇圧に必要な時間を短縮することができる。
EPパネル109の部分的な書替えが多く発生するような場合には、描画動作の終了毎に電源平滑コンデンサ104から第2のバッテリ112への充電回数が増加する。この結果、電力の回収率が高くなってより多くの電力を第2のバッテリ112から昇圧回路103へ補助的に供給することができる。
図2は、第2の実施形態の構成図であり、例えば電子ペーパー用途で使用されるメモリ性液晶表示素子の駆動回路の詳細な実施形態の構成を示す。図2に示される充電制御回路101、第1のバッテリ102、昇圧回路103、電源平滑コンデンサ104、スイッチ105、分圧・電圧設定回路106、コモンドライバ集積回路(COM−DV)107、セグメントドライバ集積回路(SEG−DV)108、電子ペーパーパネル(EPパネル)109、スイッチ110、充放電制御回路111、及び第2のバッテリ112の構成と基本動作は、図1に示される第1の実施形態の場合と同様である。第2の実施形態では更に、EPコントローラ201、CPU202、キーボード203、タッチパネル204、USBコントローラ205、206〜215の各信号、第1バッテリ電力供給ライン216、第2バッテリ電力供給ライン217、ダイオード218、219、駆動電源220、ロジック電源IC221、ACアダプタ電源222、及びUSB電源223が示されている。また、図1のスイッチ105及び110はそれぞれ、図2では、電界効果トランジスタを使ったFETスイッチ105及び110として実現されている。206〜215の各信号は、図1の制御信号114に対応する。また、ACアダプタ電源222とUSB電源223は、図1の外部電源113に対応する。
図2に示される第2の実施形態の具体的な動作について、図3に示されるフローチャートと、図4に示されるタイミングチャートを用いて以下に説明する。
まず、キーボード203、タッチパネル204、又はUSBコントローラ205に接続されている特には図示しないUSB機器からの指示として、画面書換要求信号206が発生する。この結果、CPU202は、特には図示しないメモリに記憶された制御プログラムの実行を開始する。この制御プログラムの動作は、図3のフローチャートによって示される。
まず、EP用ロジック電源オン処理(図3のステップS301)と、EP駆動電源オン処理(図3のステップS302)が実行される。
ステップS301及びS302において、EPコントローラ201は、充放電制御回路111からの充電監視信号214によって、第2のバッテリ112の充電量が充分であるか否かを判定する。
第2のバッテリ112の充電量が充分でない場合には、EPコントローラ201は、入力電源切替え信号207によって、充電制御回路101に以下の制御を行わせる。即ち、充電制御回路101は、ACアダプタ電源222又はUSB電源223の入力がある場合、第1のバッテリ102へ充電を実行すると同時に、ダイオード218を介して、ロジック電源IC221及び昇圧回路103への駆動電源220の電力供給を行う。また、充電制御回路101は、ACアダプタ電源222及びUSB電源223の入力が共にない場合、第1のバッテリ102から第1バッテリ電力供給ライン216を介して電力供給を受け、ダイオード218を介して、ロジック電源IC221及び昇圧回路103へ駆動電源220の電力供給を行う。
ACアダプタ電源222及びUSB電源223の電圧はプラス5ボルトである。第1のバッテリ102から第1バッテリ電力供給ライン216に供給される電圧は、プラス3.6から4.2ボルトである。駆動電源220の電圧はプラス3.6から4.2ボルトである。
第2のバッテリ112の充電量が充分である場合には、EPコントローラ201は、入力電源切替え信号207によって、充電制御回路101に以下の制御を行わせる。即ち、充電制御回路101は、充放電制御回路111及び第2バッテリ電力供給ライン217を介して第2のバッテリ112からの電力供給を受け、ダイオード219を介して、ロジック電源IC221及び昇圧回路103へ駆動電源220の電力供給を行う。
なお、ダイオード219は、第1のバッテリ102側から駆動電源220が供給されているときに、その電力が第2のバッテリ112側に逆流することを防止し、ダイオード218は、第2のバッテリ112側から駆動電源220が供給されているときに、その電力が第1のバッテリ102側に逆流することを防止するために接続されている。
ステップS301では、充電制御回路101からの駆動電源220の供給を受けてロジック電源IC221がオンする。ロジック電源IC221は、駆動電源220から、プラス1.8から3.3ボルト等のロジック電源電圧VCCを生成し、システム内の各制御回路部への出力を開始する(図4(a)のタイミングt1)。この結果、各制御回路部の動作が可能な状態になる。
ステップS302では、EPコントローラ201からの昇圧制御信号208によって、昇圧回路103がオンする。この結果、昇圧回路103が、充電制御回路101から供給されるプラス3.6から4.2ボルトの駆動電源220を、例えばプラス40ボルト程度の昇圧電圧VDDHに昇圧して出力する動作を開始する(図4(b)のタイミングt2)。
その後、昇圧電圧VDDHが設定した高電圧で安定するまでのタイミングが待機される(図3のステップS303の判定処理の繰返し)(図4(b)の期間T1)。これは、EPコントローラ201が予め設定された期間T1をカウントする構成でもよいし、EPコントローラ201が昇圧電圧VDDHの電圧値を監視する構成でもよい。
昇圧電圧VDDHが安定した後、パネルリセットスタート処理が実行される(図3のステップS304)。
ステップS304ではまず、EPコントローラ201からゲート端子に印加されるスイッチ制御信号212によってFETスイッチ105がオンとなり、一方、EPコントローラ201からゲート端子に印加されるスイッチ制御信号213によってFETスイッチ110がオフとなる。更に、EPコントローラ201からの電圧制御信号209によって、分圧・電圧設定回路106が、昇圧電圧VDDHを始めとしてCOM−DV107及びSEG−DV108を駆動するために必要な各種電圧信号(図2中のVDDH、V21C、V34C、V5として示される信号)の出力を開始する。
次に、ステップS304で、EPコントローラ201からのDV制御信号210、211によって、EPパネル109上の書換対象となる描画領域の全域において、COM−DV107で複数ラインが選択され、SEG−DV108から選択電圧が印加される。この状態が、図4(b)の期間T2(数ミリ秒から数百ミリ秒)の間継続されることにより、EPパネル109の書換対象となる描画領域の全域が、透過状態になる。
図4の期間T2の終了後、パネルリセットストップ処理として、上述の電圧印加動作終了する(図3のステップS305)。
次に、インターバル期間制御処理が実行される(図3のステップS306)(図4(b)の期間T3)。ステップS306では、EPパネル109への印可電圧が除去されることによりEPパネル109がプレーナ状態とされる。また、EPコントローラ201からの昇圧制御信号208によって、昇圧回路103が生成する昇圧電圧VDDHの電圧値が、リセット電圧(プラス38から40ボルト程度)から描画電圧(プラス24ボルト程度)に移行される(図4(b)の期間T3′)。
上述のインターバル期間(図4(b)の期間T3)の後、描画スタート処理が実行される(図3のステップS307)。ステップS307では、COM−DV107にてEPパネル109上の書換対象となる描画領域の最初の水平ラインが選択され、SEG−DV108にてEPパネル109で選択された垂直ラインへ選択又は非選択電圧が印可される。これにより、EPパネル109の該当するピクセルの状態が決定されそのピクセルの描画が行われる。
その後、書換対象となる描画領域の全ての水平ラインの選択が終了したか否かが判定される(図3のステップS308)。
全ての水平ラインの選択が終了していなければ、COM−DV107にてEPパネル109上の書換対象となる描画領域の次の水平ラインが選択され(図3のステップS308の判定がNO→ステップS309)、上述のステップS307の描画処理が繰り返される(図3のステップS309→S307)。
全ての水平ラインの選択が終了したならば、描画ストップ処理として書換対象となる描画領域の描画処理が終了する(図3のステップS308→S310)。
以上の図3のステップS307からS310までの処理は、EPコントローラ201からCOM−DV107及びSEG−DV108に出力されるDV制御信号210及び211によって制御される。この期間の動作は、図4の期間T4で実行される。
上述の描画処理の終了後、EP駆動電源オフ処理が実行される(図3のステップS311)(図4(b)のタイミングt3)。
ステップS311では、EPコントローラ201からの昇圧制御信号208及び電圧制御信号209によって昇圧回路103及び分圧・電圧設定回路106がオフされる。
また、ステップS311では、EPコントローラ201からゲート端子に印加されるスイッチ制御信号212によってFETスイッチ105がオフとなり、一方、EPコントローラ201からゲート端子に印加されるスイッチ制御信号213によってFETスイッチ110がオンとなる。
この結果、ステップS311では、電源平滑コンデンサ104に蓄積された電荷が、FETスイッチ110を介して充放電制御回路111に入力される。充放電制御回路111は、電源平滑コンデンサ104の電荷を放電させながら、第2のバッテリ112に充電する。この動作は、図4の期間T5で実行される。
最後に、EP用ロジック電源オフ処理が実行される(図3のステップS312)。ステップS312では、充電制御回路101からの駆動電源220の出力がストップされることにより、ロジック電源IC221によるロジック電源電圧VCCのシステム内各制御回路部への出力がストップされる(図4(a)のタイミングt4)。
以上の動作により、再度の画面書換要求信号206が発生するまで、システムは電力消費が最小の待機状態となる。
以上の第2の実施形態の動作において、電源平滑コンデンサ104から第2のバッテリ112への電力回収動作は、リセット動作に続く描画動作後に実行される。ここで、描画動作がなくリセット動作だけが実行される場合には、リセット動作の後に、電源平滑コンデンサ104から第2のバッテリ112への電力回収動作が実行されるように制御される。
以上の第1又は第2の実施形態の具体的な電力回収効果について以下に説明する。
まず、EPパネル109のリセット時の回収電力は、以下の例のように計算できる。

・電源平滑コンデンサ104の容量C:47μF(マイクロファラッド)
・コンデンサ電圧Vc :例えば38ボルト(=昇圧電圧VDDH)
・コンデンサ電荷Q=コンデンサ容量C×コンデンサ電圧Vc
=47μF×38ボルト=1786μC
・第2のバッテリ112の電圧V=4.2ボルト
・1回のリセットでの第2のバッテリ112の充電量W
=(1/2)×Q×V2
=0.5×1786×(4.2×4.2)
=15752.52μWs=15.752mWs(ミリワット秒)
一方、EPパネル109のリセット時の必要電力は、以下の例のように計算できる。

500mA×4.2ボルト×0.2秒=420mWs

従って、

420mWs/15.752mWs=26.66回

即ち、27回のリセットで、1回分のリセットに必要な電荷を蓄えることができる。これは言い換えれば、

15.752/420×100=3.75%

即ち、描画動作のうち3.75%は、新たな電力供給なしで実行が可能となる。
このようにして、第1又は第2の実施形態によれば、EPパネル109等の液晶表示素子に供給される電力を有効に回収することが可能となる。そして、第2のバッテリ112の充電量が電力供給に充分な量になっているときには、充電制御回路101から昇圧回路103に供給される電力が、ACアダプタ電源113又は第1のバッテリ102の電力から第2のバッテリ112の電力に切り替えられる。この結果、回収電力の再利用が可能となる。この効果は、例えば手持ち型の携帯情報端末など、バッテリ駆動をメインとして使用する装置では特に有効である。
また、図2の200として示される充放電回路構成により、電源平滑コンデンサ104について、自然放電よりも短時間で設定電圧に到達させることが可能となる。また,補助的に昇圧を行うことにより昇圧にかかる時間を短縮することもできる。これらにより、メモリ性を有する液晶表示システムの描画性能を向上させることが可能となる。
上述の第1又は第2の実施形態では、昇圧回路103の直後に接続される電源平滑コンデンサ104に蓄積された電荷が第2のバッテリ112に回収される。これに対して、分圧・電圧設定回路106から出力される各種電圧信号(図2のVDDH、V21C、V34C、V5等)についても、平滑コンデンサを各々接続してリセット終了時(描画動作がない場合)又は描画動作終了時に各々に蓄積された電荷を第2のバッテリ112に回収する構成が実現されてもよい。この構成により、更に省電力化を実現することができる。

Claims (3)

  1. 装置内部の第1のバッテリ又は装置外部から入力される外部電源から駆動電源を生成し、該駆動電源の電圧を昇圧して昇圧電圧を生成し、該昇圧電圧を電源平滑コンデンサを介してメモリ性を有する液晶表示素子のドライバ回路に供給することにより、該液晶表示素子を駆動する駆動回路において、
    前記液晶表示素子のリセット時又は描画時にオン、前記電源平滑コンデンサに蓄積された電荷を放電すべき期間でオフとなって、前記昇圧電圧を前記ドライバ回路に供給する第1のスイッチ回路と、
    装置内部に搭載される第2のバッテリと、
    前記電源平滑コンデンサに蓄積された電荷を放電すべき期間でオン、前記液晶表示素子のリセット時又は描画時にオフとなる第2のスイッチ回路と、
    前記第2のスイッチ回路がオンの期間で、前記電源平滑コンデンサに蓄積された電荷を放電させながら、前記第2のバッテリに回収する充放電制御回路と、
    を備えることを特徴とするメモリ性液晶の駆動回路。
  2. 前記充放電制御回路は、前記第2のスイッチ回路がオフの期間で、前記第2のバッテリの充電量が所定量以上である場合に、前記第2のバッテリに充電されている電力を前記駆動電源に供給する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメモリ性液晶の駆動回路。
  3. 前記液晶表示素子は、電子ペーパー表示装置に使用される液晶表示パネルである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメモリ性液晶の駆動回路。
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