JP3300640B2 - データ記憶装置 - Google Patents

データ記憶装置

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JP3300640B2
JP3300640B2 JP23136897A JP23136897A JP3300640B2 JP 3300640 B2 JP3300640 B2 JP 3300640B2 JP 23136897 A JP23136897 A JP 23136897A JP 23136897 A JP23136897 A JP 23136897A JP 3300640 B2 JP3300640 B2 JP 3300640B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータなど
の接続に使われるシリアルインタフェースに接続して用
いられるデータ記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、シリアルインタフェースから
のデータを記憶するために、ケーブルを使用し、信号源
をコンピュータに接続して、データをコンピュータに備
えられているメモリに蓄積してストアしている。この先
行技術では、コンピュータの電源が必要であり、その電
源を充電可能な構成にした場合には、長期間にわたって
使用することができない。さらにそのデータ自体をラン
ダムアクセスメモリなどの半導体メモリにストアする構
成とした先行技術では、メモリのための電源を必要とす
るので、データの長期間にわたる保存は不可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、外部
電源を不要とし、伝送される入力データを長期間にわた
ってストアして保存することができるデータ記憶装置を
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力信号が与
えられる信号入力ラインに接続されるダイオードD1,
D3と、ダイオードD1,D3を介して流れる電流によ
って充電されるコンデンサC1,C2と、信号入力ライ
ンからの入力信号をストアするメモリと、メモリに入力
信号をストアさせる処理回路と、コンデンサC1,C2
の出力によって処理回路を電力付勢する電源回路とを含
むデータ記憶装置であって、前記入力信号は、基準電位
に関して正極性および負極性にわたって変化する波形を
有し、前記ダイオードD1,D3は、信号入力ラインに
相互に逆極性にそれぞれ接続される一対のダイオードD
1,D3から成り、前記コンデンサC1,C2は、一方
のダイオードD1の出力と基準電位との間に接続される
第1コンデンサC1と、他方のダイオードD3の出力と
基準電位との間に接続される第2コンデンサC2とから
成り、前記電源回路は、第3コンデンサC3と、第2コ
ンデンサC2の出力の極性を反転して第2コンデンサC
2の出力を第3コンデンサC3に与えて充電させる極性
変換回路とを有し、該極性変換回路は、第1コンデンサ
C1の出力と基準電位との間に接続され、直列接続され
る第3および第4ダイオードD5,D6と、第2コンデ
ンサC2の出力に接続される一方端子を有する第1スイ
ッチング素子TR1と、第1スイッチング素子TR1の
第2コンデンサC2とは反対側の他方端子に、一方端子
が接続され、他方端子が基準電位に接続される第2スイ
ッチング素子TR2と、 第1および第2スイッチング素
子TR1,TR2を一方が導通するとき他方が遮断し、
他方が導通するとき一方が遮断するように、オン/オフ
制御する発振回路とを含み、第3コンデンサC3の一方
端子は、第3および第4ダイオードD5,D6の接続点
に接続され、第3コンデンサC3の他方端子は、第1ス
イッチング素子TR1の前記他方端子と第2スイッチン
グ素子TR2の前記一方端子との接続点に、接続され、
前記発振回路は、第1および第3コンデンサC1,C3
の出力によって電力付勢されることを特徴とするデータ
記憶装置である。本発明に従えば、データなどの入力信
号が、ダイオードD1,D3を介して第1および第2コ
ンデンサC1,C2に与えられ、このコンデンサC1,
C2が充電され、このコンデンサに蓄えられた電荷を利
用して、電源回路によってメモリのストア動作を制御す
る処理回路に電力を供給する。したがって信号入力ライ
ンに入力信号が与えられることによって、処理回路およ
びその他の電力を消費する構成要素などに電力が供給さ
れ、したがってメモリへのデータなどの入力信号がスト
アされ、そのストア状態が保たれることになる。信号入
力ライン上の入力信号の波形が変形されてしまうおそれ
がない程度の大きさに、第1および第2コンデンサC
1,C2の容量を選び、たとえば470μFであっても
よい。また、本発明に従えば、入力信号は、たとえば接
地電位である基準電位に関して正および負にわたって変
化する波形を有し、たとえば論理「1」に対応する+1
0Vと、論理「0」に対応する−10Vとの間で変化
し、第1コンデンサには、たとえば正である一方極性の
電荷を蓄積し、第2コンデンサには、たとえば負である
他方極性の電荷を蓄積し、この第2コンデンサC2の電
荷は、極性変換回路によって極性が反転され、第3コン
デンサC3に蓄積される。こうして第1および第3の各
コンデンサC1,C3の出力によって、処理回路に電力
が供給される。したがって入力信号の基準電位に関して
正極性および負極性の両極性の電圧を利用して、処理回
路の駆動のための電力を得ることができる。また、本発
明に従えば、第1および第2スイッチング素子TR1,
TR2のオ ン/オフ制御を発振回路の出力によって行
い、第1スイッチング素子TR1が導通することによっ
て、第2コンデンサC2の電荷を第3コンデンサC3に
移動し、このとき第2スイッチング素子TR2は遮断し
ており、次に第2トランジスタTR2を導通し、第1ス
イッチング素子TR1を遮断することによって、第3コ
ンデンサC3の出力が導出されることになる。こうして
第2コンデンサC2の電荷の極性を反転して第3コンデ
ンサC3から、処理回路などの構成要素の駆動のために
供給することができる。
【0005】
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】また本発明は、第1および第3コンデンサ
C1,C3の出力と処理回路との間に、降圧形チョッパ
方式スイッチングレギュレータが介在され、この降圧形
チョッパ方式スイッチングレギュレータは、(a)スイ
ッチングトランジスタTR3と、(b)スイッチングト
ランジスタTR3に接続されるインダクタンス素子L1
と、(c)インダクタンス素子L1の出力が与えられる
コンデンサC5と、(d)インダクタンス素子L1の出
力電圧に応答し、スイッチングトランジスタTR3の制
御端子に与える制御信号のデューティ比を変化し、前記
出力電圧が予め定める基準電圧よりも低いとき、スイッ
チングトランジスタTR3の導通期間の割合が長くなる
ようにデューティ比を変化し、前記出力電圧が予め定め
る基準電圧よりも高いとき、スイッチングトランジスタ
TR3の導通期間の割合が短くなるようにデューティを
変化する制御回路とを有することを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、いわゆるチョッパ方式の
高効率の利点を発揮して、第1および第3コンデンサC
1,C3の出力電圧の変換を行うことができる。
【0013】また本発明は、降圧形チョッパ方式スイッ
チングレギュレータは、前記出力電圧が分圧抵抗R1,
R2から成る分圧回路で分圧して制御回路に入力され、
分圧回路に直列に電源投入用スイッチング素子TR4が
接続され、処理回路の電圧投入時の立上り時間よりも長
い時定数を有し、第1および第3コンデンサC1,C3
の出力を、前記時定数によって遅らせて電源投入用スイ
ッチング素子TR4を遮断状態から導通状態にする時定
数回路とを含むことを特徴とする。
【0014】降圧形チョッパ方式スイッチングレギュレ
ータでは、インダクタンス素子L1を用いることによっ
て、出力電圧は入力電圧よりも必ず低くなる。すなわち
入力電圧は出力電圧未満となることはできない。入力電
圧が出力電圧を超えていても、その余裕がなければ、負
荷電流が増加してその電流増加によって信号入力ライン
を介する信号源の内部抵抗による電圧降下が増加し、悪
循環に陥るので、スイッチングレギュレータを起動する
ことができなくなるおそれが生じる。
【0015】そこで本発明に従えば、起動時の突入電流
を少なくするために、分圧回路38と時定数回路43と
を追加して設ける。起動時には、時定数回路に含まれる
コンデンサC4が充電されていないので、電源投入用ス
イッチング素子TR4が遮断状態となっている。したが
って出力電圧は、そのままスイッチングレギュレータの
デューティ比を変化する前記制御回路に与えられ、基準
電圧と同じ値となって低い値になる。したがって入力電
圧は、低い値であっても、本件スイッチングレギュレー
タを起動することができる。
【0016】時定数回路に備えられているコンデンサC
4が、抵抗R3によって充電されると、電源投入用スイ
ッチング素子TR4が導通される。したがって制御回路
には、出力電圧が分圧回路の働きによって上昇される。
これによってインダクタンス素子L1から、希望する直
流電圧を得ることができる。
【0017】時定数回路の時定数は、処理回路の電源投
入時の立上り時間よりも長く選ばれ、すなわち処理回路
に電源が供給され、処理回路が通常の動作を開始するま
での時間である前記立上り時間よりも、時定数が長く選
ばれる。したがってスイッチングレギュレータを安定に
起動することができる。
【0018】また本発明は、処理回路から出力信号を出
力する信号出力ラインに、信号出力用スイッチング素子
SW1,SW2が設けられ、処理回路から信号出力ライ
ンに出力される出力信号は、基準電圧に関して正極性お
よび負極性にわたって変化する波形を有し、処理回路
は、出力信号の導出時以外には、信号出力用スイッチン
グ素子SW1,SW2を遮断したままにすることを特徴
とする。
【0019】本発明に従えば、処理回路から信号出力ラ
インに出力される出力信号は、たとえば接地電位である
基準電位に関して正極性および負極性にわたって変化す
る波形を有し、前述の入力信号と同様に、たとえば論理
「1」に対応した+10Vと、たとえば論理「0」に対
応した−10Vとの間で変化し、したがって出力信号の
導出を行わないときには、信号出力ラインは、たとえば
+10Vまたは−10Vに保たれる。これによって出力
信号ラインに負荷抵抗が接続されている状態では、電力
が無駄に消費される結果になる。
【0020】この問題を解決するために本発明では、出
力信号ラインに、信号出力用スイッチング素子SW1,
SW2が介在され、出力信号を導出しないときには、こ
れらの信号出力用スイッチング素子SW1,SW2を遮
断したままに保つ。これによって出力信号を導出しない
状態で、電力が無駄に消費されるおそれはない。
【0021】本発明では、信号入力ラインからのデータ
などの信号による電力を、コンデンサC1,C2,C3
によって蓄積して、処理回路を電力付勢する構成を有
し、したがってこのように無駄な消費電力を防ぐこと
は、重要なことである。
【0022】本発明はデータ記憶のためのメモリの動作
を制御するものであり、したがってメモリでは、書込み
および読出しのいずれか一方が行われ、書込みと読出し
との両者が同時に行われることはない。したがって信号
出力ラインが、後述のようにデータ出力TXDおよびデ
ータ要求出力RTSであるとき、これら2つの信号出力
ラインの信号出力用スイッチング素子SW1,SW2が
同時に導通することはなく、これによって大きな消費電
流が流れることを防ぐことができ、これによって処理回
路およびメモリの動作を安定して行わせることができ
る。
【0023】また本発明は、メモリは、フラッシュメモ
リであり、ストア内容の消去のために、メモリ領域の全
てのビットを、各ビットのアドレスを変化させながら、
一方論理値に書込み、その後、フローティングゲートの
電荷を抜く消去動作を、順次的に行い、この消去動作の
ステップは、メモリに内蔵されたシーケンスカウンタに
ストアされ、メモリの消去動作の実行のために必要な消
費電流は、消去動作のステップの経過に応じて変化し、
消去動作の中断が可能であり、再開時には、シーケンス
カウンタのストア内容によって、消去動作のステップを
引続き行い、処理回路は、消費電流が小さい消去動作の
ステップの実行中では、消去時間w1と待機時間w2と
のデューティ比w1/(w1+w2)を大きく選び、消
費電流が大きい消去動作のステップの実行中では、消去
時間w3と待機時間w4とのデューティ比w3/(w3
+w4)を小さく選ぶことを特徴とする。
【0024】本発明に従えば、フラッシュメモリでは、
メモリ領域のストア内容を消去するにあたり、フローテ
ィングゲートの電荷を抜く際に、たとえば数kバイト単
位のブロック単位で行うので、このとき大電流が流れ、
第1〜第3コンデンサC1,C2,C3の出力が足りな
くなるおそれが生じる。この問題を解決するために本発
明では、フラッシュメモリを時分割消去する。
【0025】しかも本発明によれば、フラッシュメモリ
の消去動作時における各動作ステップの時間経過に伴う
消費電流の変化は、予め判っており、したがってその消
去動作のステップの進行状況に応じて、たとえば消去動
作の時間経過に伴い、消費電流を予測し、消費電流が小
さいときには、前記デューティ比を大きくし、消去動作
の進行を早める。消費電流が大きい消去動作のステップ
が行われる期間では、前記デューティ比を小さくし、し
たがって間欠的に行う消去動作のステップの相互の時間
間隔を長くし、これによって第1〜第3コンデンサC1
〜C3に蓄積される電荷を大きくするように、充電時間
を長くする。
【0026】このように信号入力ラインに流れる第1〜
第3コンデンサC1〜C3の充電による平均負荷電流
を、できるだけ一定化することができる。したがって本
発明の電源回路の働きによって、本来の入力信号の負荷
抵抗としての機能をもたせることが可能となる。
【0027】また本発明は、信号入力ラインと信号出力
ラインとに着脱可能なコネクタと、コネクタが固定さ
れ、ダイオードD1,D3と、コンデンサC1,C2
と、メモリと、処理回路と、電源回路とを含む構成要素
を収納したハウジングと、ハウジングに設けられ、処理
回路の処理内容を表示する液晶表示手段と、ハウジング
に設けられ、処理回路の動作を制御する上方を入力する
入力手段とを含むことを特徴とする。
【0028】本発明に従えば、ハウジングにコネクタが
固定されて一体化されるので、ケーブルを廃止すること
ができる。これによって本発明のデータ記憶装置の設置
場所を考慮する必要がなくなり、設置場所の取合いの問
題が生じなくなる。しかも電源が不要であるという本発
明の効果を、さらに一層有効に発揮することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
全体の構成を示す電気回路図である。本発明のデータ記
憶装置1は、コンピュータなどの演算処理装置2に、着
脱可能なコネクタ3によって接続される。コネクタ3
は、データ処理装置1のハウジング4に一体的に固定さ
れたコネクタ部5と、演算処理装置2のハウジング6に
一体的に固定されたコネクタ部7とから成り、データ記
憶装置1と演算処理装置2とは、たとえばEIA/TI
A−232−E規格シリアルインタフェースRS232
Cによって接続される。
【0030】データ記憶装置1において、信号入力線8
は、データ入力端RXDのためのものであり、信号入力
ライン9は、データ要求入力端CTSのためのものであ
る。さらに信号出力ライン10は、データ出力端TXD
のためのものであり、信号出力ライン11は、データ要
求出力端RTSのためのものである。データ要求は、デ
ータ記憶装置1と演算処理装置2とのいずれかの受信側
が現在データを受付けてくれるかどうかの同期をとる働
きを含む。
【0031】コネクタ3によって、データ記憶装置1に
おけるデータ入力端RXDのための信号入力ライン8に
は、演算処理装置2の信号出力ライン12からデータ出
力端TXDが導出される。またデータ記憶装置1のデー
タ要求入力端CTSの信号入力ライン9には、演算処理
装置2からデータ要求出力端RTSが信号出力ライン1
3を経て導出される。データ記憶装置1のデータ出力端
TXDは信号出力ライン10から、演算処理装置2のデ
ータ入力端RXDとして信号入力ライン14に与えられ
る。データ記憶装置1からのデータ要求出力端RTS
は、信号出力ライン11から、演算処理装置2のデータ
要求入力端CTSとして信号入力ライン15に与えられ
る。
【0032】図2は、図1に示されるライン8〜15上
の端子RXD,CTS,TXD,RTSの信号のレベル
を説明するための波形図である。これらの端子RXD,
CTS,TXD,RTSは、接地レベルである基準電位
に関して正極性である論理「1」に対応する+10V
と、負極性である論理「0」に対応する−10Vにわた
って変化し、これらの電圧+10V,−10Vのみの値
をとる。
【0033】演算処理装置2では、信号源からの信号
は、バッファ16,17および内部抵抗18,19を経
て、信号出力ライン12,13から、データ記憶装置1
の信号入力ライン8,9にデータ入力端RXDおよびデ
ータ要求入力端CTSを経て与えられる。この信号入力
ライン8は、ダイオードD1,D3を介して第1および
第2コンデンサC1,C2の一方端子に接続される。こ
れらの第1および第2コンデンサC1,C2の他方端子
は、基準電位である接地電位とされる。もう1つの信号
入力ライン9もまた同様にしてダイオードD2,D4を
介して第1および第2コンデンサC1,C2の前記一方
端子に接続される。ダイオードD1,D2とダイオード
D3,D4とは、逆方向性に接続され、したがって第1
コンデンサC1の前記一方端子のライン21は正極性で
あり、第2コンデンサC2の前記一方端子のライン22
は負極性である。
【0034】電源回路23は、第3コンデンサC3と電
圧極性変換回路24とを含む。電圧極性変換回路24
は、第2コンデンサC2の充電された電荷の極性を反転
して第3コンデンサC3に蓄積する働きをする。
【0035】電圧極性変換回路24において、第2コン
デンサC2の前記一方端子と第3コンデンサC3のライ
ン25との間に、第1スイッチング素子であるトランジ
スタTR1が介在される。ライン25と接地電位との間
に、第2スイッチング素子であるトランジスタTR2が
介在される。第3コンデンサC3の他方端子は、接続点
26において、ダイオードD5のアノードとダイオード
D6のカソードとに接続される。ダイオードD5のカソ
ードは、ライン21に接続される。ダイオードD6のア
ノードは、接地される。
【0036】トランジスタTR1,TR2の導電形式は
相互に異なっており、たとえばトランジスタTR1はN
形FET(電界効果トランジスタ)であり、トランジス
タTR2はP形FETであってもよい。トランジスタT
R1はNPNバイポーラトランジタであり、トランジス
タTR2はPNPバイポーラトランジスタであってもよ
い。トランジスタTR1,TR2のゲートまたはベース
である制御端子には、発振回路27から、制御信号が共
通に与えられる。これによって一方のトランジスタTR
1は、図3(1)に示されるようにしてオン/オフ動作
を繰返し、もう1つのトランジスタTR2は、図3
(2)に示されるようにオン/オフ動作をし、一方のト
ランジスタTR1が導通しているとき他方のトランジス
タTR2は遮断しており、一方のトランジスタTR1が
遮断しているとき他方のトランジスタTR2は導通して
いる。発振回路27の出力の周波数は、たとえば100
kHzであって、ライン8,9のたとえば9600ボー
レートの入力信号のパルス幅よりも短い周期を有する。
【0037】動作中、第2コンデンサC2のライン22
の電圧は、負の値を有している。トランジスタTR1が
図3(1)の時刻t1〜t2において導通することによ
って、第2コンデンサC2の電荷が第3コンデンサC3
に移動し、ライン25は負極性となる。次の時刻t2〜
t3では、図3(2)に示されるようにトランジスタT
R2が導通し、ライン25が接地電位となる。したがっ
て接続点26は、接地電位に対して正極性となる。こう
して第1コンデンサC1と第3コンデンサC3の出力
は、ライン28から、降圧形チョッパ式スイッチングレ
ギュレータ29に与えられ、ライン30からは接地電位
に対して予め定める電圧+3Vの電圧を有する電力が、
処理回路31に与えられる。処理回路31は、マイクロ
コンピュータなどによって実現される。ライン30から
の電力はまた、発振回路27に供給される。さらにこの
ライン30からの電力は、データ記憶装置1に含まれて
いるその他の構成要素にも供給される。
【0038】コンデンサC1,C2,C3は、たとえば
470μFであって、比較的大きな静電容量を有する。
したがって信号入力ライン8,9からの各入力信号が歪
むことはなく、バッファQ5,Q6を経て、送受信イン
タフェース回路UART(Universal Ansynchronous Re
ceive Transmit)32に与えられる。送受信インタフェ
ース回路UART32の出力は、処理回路31にライン
33を介して接続される。送受信インタフェース回路U
ART32は、非同期で送受信を行うインタフェースで
ある。
【0039】処理回路31には、液晶表示手段34が接
続され、これによって処理回路31による演算処理内容
が表示され、また受信および送信されるデータなどの内
容が表示される。操作者がキー入力などによって操作す
る入力手段35が、処理回路31に接続され、処理回路
31の動作を制御することができる。さらに不揮発性メ
モリであるフラッシュメモリ36が処理回路31に接続
され、信号入力ライン8を介するデータ入力信号RXD
のデータをストアすることができ、さらにその他の情報
をストアすることができ、ストア内容を読出すことがで
きる。
【0040】第1〜第3コンデンサC1〜C3によっ
て、信号入力ライン8,9からの入力信号の電荷を蓄積
し、データ記憶装置1における消費電力をほぼ一定に保
つように制御することによって、信号入力ライン8,9
と接地電位との間に予め定める一定の抵抗値を有する負
荷抵抗が接続された構成と等価となる。これによって信
号入力ライン8,9の入力信号を、歪みなく受信するこ
とができる。もしも仮に、信号入力ライン8,9に、こ
のような負荷抵抗を接続した構成とすれば、入力信号の
エネルギが熱に変換されて消費されてしまうけれども、
本発明では、その入力信号のエネルギを、データ記憶装
置1の動作のための電力として利用する。
【0041】図4は、降圧形チョッパ方式スイッチング
レギュレータ29の具体的な構成を示す電気回路図であ
る。ライン28にはPNP形バイポーラトランジスタT
R3が接続され、さらにライン37を介してコイルであ
るインダクタンス素子L1が直列に接続され、その出力
はライン30に出力される。ライン37と接地電位との
間にはダイオードD6が接続される。ライン30には、
接地電位との間に平滑用コンデンサC5が接続される。
ライン30はまた、分圧抵抗R1,R2から成る分圧回
路38を介して、さらにNPNトランジスタTR4を介
して接地される。分圧抵抗R1,R2の接続点39の電
圧V1は、比較回路40の一方の入力に与えられ、比較
回路40の他方の入力には、基準電圧源41からの基準
電圧Vrが与えられる。比較回路40は、接続点39と
基準電圧との差(=V1−Vr)を表す電圧を、制御回
路42に与える。
【0042】制御回路42は、トランジスタTR3の制
御端子であるベースに、デューティ比が変化するPWM
(パルス幅変調)された制御信号を与える。これによっ
て接続点39の電圧V1が、基準電圧Vrに等しくなる
ように、トランジスタTR3がスイッチング制御され
る。たとえば接続点39の電圧V1が高くなると、トラ
ンジスタTR3が導通する期間の割合が小さくなるよう
に制御回路42からの制御信号が変化し、また接続点3
9の電圧V1が基準電圧Vrよりも低くなると、トラン
ジスタTR3の導通する期間の割合が大きくなるよう
に、トランジスタTR3がスイッチング制御される。
【0043】降圧形チョッパ方式スイッチングレギュレ
ータ29のライン28からの入力電圧は、ライン30か
らの出力電圧を下まわることはできない。ライン30か
ら導出される電流は、起動時において大きな突入電流と
なり、したがって信号源となる演算処理装置2における
内部抵抗12,13で電圧降下が発生し、スイッチング
レギュレータ29のライン28における入力電圧が、動
作電圧未満になってしまうおそれがある。したがってそ
のままでは、スイッチングレギュレータ29を起動させ
ることができない。すなわちライン28の入力電圧が、
ライン30の出力電圧を超えていても、その余裕がなけ
れば、負荷電流が増加して電流増加によって信号源側の
内部抵抗12,13での電圧降下が増加し、悪循環に陥
るので、起動することができなくなるおそれがある。
【0044】この問題を解決するために本発明では、起
動時の突入電流を少なくするために、スイッチング素子
TR4と時定数回路43が備えられる。ライン28に
は、時定数回路43が接続される。この時定数回路43
のライン44からの出力は、スイッチング素子であるト
ランジスタTR4の制御端子であるベースに与えられ
る。時定数回路43は、ライン28に接続される抵抗R
3と接地電位との間に接続されるコンデンサC4とを含
み、さらにコンデンサC4に並列に抵抗R4が接続され
る。
【0045】ライン28の電圧は図5(1)に示されて
おり、電源投入時t11では、時定数回路43のコンデ
ンサC4が充電されておらず、このコンデンサC4の出
力電圧は図5(2)に示されているとおりである。トラ
ンジスタTR4のオン/オフ状態は、図5(3)に示さ
れるとおりである。トランジスタTR4が導通する弁別
レベル未満である時刻t11〜t12では、トランジス
タTR4が遮断している。したがってライン30の出力
電圧は、接続点39と同一の値であり、この出力電圧
は、制御回路42の働きによって基準電圧と同一値にな
る。したがってライン28の入力電圧が低い値であって
も、本件スイッチングレギュレータ29を起動すること
ができる。
【0046】時定数回路43のコンデンサC4が、抵抗
R3を介して流れる電流によって充電されると、時刻t
12においてトランジスタTR4が導通し、分圧抵抗R
2の接続点39とは反対側の端部は、接地される。これ
によってライン30の出力電圧V2は、式1で示される
とおりとなる。 V2 = Vr(R1+R2)/R2 …(1) ここでVrは、基準電圧である。
【0047】抵抗R3とコンデンサC4とから構成され
る時定数ΔT1=R3・C4は、ライン30からの電力
が供給される構成要素、たとえば処理回路31などを含
む回路の立上り時間を超える値に選ぶ。これによってス
イッチングレギュレータ29を安定に起動することが可
能になる。電源遮断時の時刻t13では、コンデンサC
4の電荷は、抵抗R4によって放電され、時刻t14以
降では、トランジスタTR4が遮断する。
【0048】データ記憶装置1における出力信号を導出
しない期間における消費電力を削減するための構成を述
べる。処理回路31からデータバス33を介して送受信
インタフェース回路UART32のデータ出力端TXD
およびデータ要求出力端RTSからの各出力信号は、バ
ッファQ3,Q4から信号出力ライン10,11を経て
導出され、演算処理装置2における信号入力ライン1
4,15を経て与えられる。演算処理装置2では、信号
入力ライン14,15には、負荷抵抗46,47がそれ
ぞれ接続される。この負荷抵抗46,47は、入力され
た信号を歪みなく受信するために設けられており、ライ
ン10,11,14,15を含む通信ケーブルのインピ
ーダンスおよび信号源であるデータ記憶装置1側の内部
抵抗を考慮してその抵抗値が設定される。データ出力端
TXDからはデータ出力信号が導出される。データ要求
出力端RTSからの出力信号は、データ記憶装置1と演
算処理装置2とが相互に通信を行う場合、受信側である
演算処理装置2が、現在データを受付けてくれるか、同
期をとるためのデータ要求出力信号を導出するためのも
のである。
【0049】データ記憶装置1では、内部の電力を得る
ために、前述のようにデータ入力端RXDからおよびデ
ータ要求入力端CTSから、ライン8,9を介して入力
信号を受信し、電力を得ている。このデータ記憶装置1
において、信号出力ライン10,11から出力信号を導
出して駆動するには、入力時と同様にエネルギが必要に
なり、したがってこの出力のために内部の回路構成要素
を駆動するエネルギを割当てることができなくなる。と
ころが好都合なことに、データ記憶装置1では、メモリ
36へのデータの蓄積および読出しを行うものであるの
で、入力信号の受信と出力信号の送信とを同時に行う必
要がない。そこで本発明ではこのことを利用して、信号
出力ライン10,11に、信号出力用スイッチング素子
SW1,SW2を介在する。これらのスイッチング素子
SW1,SW2が同時にオンの状態にならないように、
処理回路31は、バッファQ1,Q2を介してスイッチ
ング制御信号を与えて制御するとともに、出力信号TX
D,RTSを導出しないときには、これらのスイッチン
グ素子SW1,SW2を同時に遮断したままに保つ。
【0050】図6は、データ記憶装置1に演算処理装置
2からデータ入力信号を入力してメモリ36にストアす
る際に、データ要求出力端RTSから出力信号を導出す
るときにおける処理回路31の動作を説明するためのフ
ローチャートである。操作者がキー入力手段35に備え
られているデータ入力指示キー48を押圧操作すること
によって、そのデータ入力すべきことを処理回路31が
判断し、図6のステップa1において、それまで遮断状
態となっていたスイッチSW2を導通するための信号
を、バッファQ2を介して導出する。ステップa2で
は、処理回路31は、送受信インタフェースUART回
路32のデータ要求出力端RTSからの論理「1」であ
るデータ要求出力信号が、バッファQ4およびスイッチ
ング素子SW2を経て信号出力ライン11に導出され、
演算処理装置2では、その信号は信号入力ライン15に
与えられ、負荷抵抗47に後続するたとえばマイクロコ
ンピュータなどの処理回路において受信される。これに
よって演算処理装置2では、データ記憶装置1からの前
述のデータ要求出力信号を受信し、それに応答して、デ
ータ出力信号を、ライン12からデータ処理装置1のラ
イン8に導出する。ステップa3では、データ受信をチ
ェックする。
【0051】処理回路31では、ライン8からの入力信
号をチェックして、ステップa4においてデータが検出
されたかどうかを判断する。データを受信して検出され
たときには、ステップa3からステップa5に移り、前
述のステップa2においてデータ要求出力端を論理
「1」にしている状態から、論理「0」として、データ
要求を停止する。ステップa6では、受信したデータ入
力信号の演算を行って内部処理する。
【0052】ステップa7においてライン8からのデー
タ入力端RXDからのデータ入力信号の最後のデータで
あるかどうかを判断し、最後のデータであることが判断
されると、ステップa8においてスイッチング素子SW
2を、バッファQ2を介する制御信号によって遮断す
る。ステップa6における最後のデータであるかどうか
の判断は、キー入力手段35に備えられているキーを操
作者が操作することによって行ってもよく、または前述
のステップa3においてデータ入力信号を受信した時点
から、タイマで定めた一連のデータ入力信号の予め定め
る受信時間が経過した時点を検出するようにしてもよ
く、さらにまたデータ入力信号の受信バイト数が、予め
定める値になって一連のデータ入力信号が受信し終わっ
た時点を検出することによって、達成してもよい。
【0053】図7は、処理回路31からデータ出力信号
を信号出力ライン10およびデータ出力端TXDから導
出して演算処理回路2に与えるときにおける処理回路3
1の動作を説明するためのフローチャートである。この
データ記憶装置1からのデータ出力信号は、メモリ36
から読出され、演算処理装置2におけるデータ入力端R
XDから信号入力ライン14を経て、前述のマイクロコ
ンピュータなどによって実現される処理回路に与えられ
る。この信号入力ライン14には、前述のように負荷抵
抗46が接地電位とに間に接続される。
【0054】このデータ記憶装置1のデータ出力端TX
Dからのデータ出力信号の導出にあたっては、操作者は
キー入力手段35に備えられているデータ出力キー49
を操作する。これによって処理回路31はバッファQ1
を介してスイッチング素子SW1を、遮断状態から、導
通状態に、ステップb1において行う。処理回路31
は、ステップb2において送受信インタフェース回路U
ART32のデータ要求入力端CTSにおいて信号入力
ライン9およびバッファQ6を経て演算処理装置2から
データ要求入力信号が与えられているかどうかを判断す
る。ステップb3において処理装置31で、演算処理装
置2からのデータ要求入力信号CTSがライン9および
バッファQ6を介して送受信インタフェース回路UAR
T32で受信されていることが判断されると、すなわち
データ要求入力端CTSが論理「1」であるものと判断
されると、次のステップb4に移り、処理回路31は、
送受信インタフェース回路UART32のデータ出力端
TXDからバッファQ3を介して、さらにスイッチング
素子SW1を経て信号出力ライン10から、データ出力
信号を送信する。
【0055】ステップb5において送信すべき最後のデ
ータであることが判断されると、ステップb6において
処理装置31は、バッファQ1を介する制御信号によっ
てスイッチング素子SW1を遮断する。このようにして
図6のステップa8においてスイッチング素子SW2を
遮断し、また図7のステップb6においてスイッチング
素子SW1を遮断することによって、出力信号を導出し
ない期間、すなわち送受信インタフェース回路UART
32の出力端RTS,TXDが、いずれか一方の論理値
に対応した+10Vまたは−10Vに保たれているけれ
ども、演算処理装置2における負荷抵抗46,47によ
るエネルギの熱消費が防がれる。こうしてデータ記憶装
置1における消費電力を削減することができる。
【0056】図7のステップb5における最後のデータ
かどうかの判断は、前述の図6のステップa7と同様に
して行われてもよい。
【0057】さらに本発明によれば、不揮発性メモリで
あるフラッシュメモリ36におけるメモリ内容の消去の
ための消費電力を削減する構成が、提供される。このフ
ラッシュメモリ36では、消去のためにメモリ領域であ
るフローティングゲート52の全てのビットを、各ビッ
トのアドレスを変化させながら、一方論理値、たとえば
論理「0」に書込む。
【0058】図8は、フラッシュメモリ36に、連続的
に電力を供給して消去動作のステップを行ったときにお
ける消去動作に消費された電流の時間経過を示す。この
最初の消去動作のステップは、図8に示される消去動作
の開始から約0.4secの期間において行われる。こ
のときのフラッシュメモリ36で消費される消去動作の
ための電流は、図8に示されるように約15mAであっ
て、比較的小さい。
【0059】フラッシュメモリ36では、その後、フロ
ーティングゲート52の電荷を抜く消去動作のステップ
を行い、この消去動作のステップは、図8における消去
動作の開始後、約0.4〜0.7secの期間において
行われる。このフローティングゲート52の電荷を抜く
消去動作ステップは、構造上、ブロック単位数kバイト
単位で行われるので、比較的大電流が消費され、図8で
は、たとえばその最大値は約35mAに達する。このよ
うな消去動作の順次的なステップは、フラッシュメモリ
36に内蔵されたシーケンスカウンタ53にストアされ
る。
【0060】フラッシュメモリ36における半導体チッ
プの内部に設けられたシーケンスカウンタ53では、消
去動作のステップのシーケンス動作を制御する。したが
って、その消去動作を途中で一時中断しても、シーケン
スカウンタ53のストア値は保持され、再開時には、そ
こから引続き消去動作のステップが行われる。すなわち
処理回路31からフラッシュメモリ36に、サスペンド
コマンド信号を与えることによって、フラッシュメモリ
36の消去動作のステップを中断させることができ、そ
の後、処理回路31からレジュームコマンド信号をフラ
ッシュメモリ36に与えることによって、シーケンスカ
ウンタ53のストア内容によって消去動作のステップの
再開をすることができ、消去動作のステップを引続き行
うことができる。
【0061】フラッシュメモリ36ではさらに、フロー
ティングゲートの電荷を抜いた後、図8から明らかなよ
うに約0.7〜1.0secの期間において、約15m
Aの消去のための電流が流れて、消去動作のステップが
行われる。
【0062】データ記憶装置1において、第1〜第3コ
ンデンサC1〜C3を用いてスイッチングレギュレータ
29から供給可能な負荷電流は、せいぜい5mAであ
る。したがってそのままでは、フラッシュメモリ36の
ストア内容を消去することは不可能である。そこで本発
明では、たとえば1sec間にわたって連続的に電流を
供給することなしに、消去することができるようにす
る。
【0063】消去のためには、コンデンサC1〜C3
に、比較的長時間で電荷を蓄積し、一度に放電する構成
が容易に考えられるであろう。しかしながらこのような
構成では、コンデンサC1〜C3に大きな電荷を充電し
ておき、一度に全ての電荷を放電して大電流を供給する
には、それらのコンデンサC1〜C3の静電容量を大き
くする必要がある。そのようにすると小形化は不可能に
なる。しかもこのような大容量のコンデンサでは、図9
にそのコンデンサの等価回路が示されるように、静電容
量Cが大きい分、等価直列抵抗54の抵抗値R54が高
い。この図9の負荷55は、フラッシュメモリ36を含
む電力消費する回路を示す。したがって放電時に大きな
電圧降下を発生し、効率が大幅に低下するという問題が
ある。内部抵抗54によるコンデンサの電圧降下Eは、
式2で示される。 E = I・R54 …(2)
【0064】ここで式2のIは、図9の静電容量Cを有
するコンデンサの放電電流であり、R54は、等価直列
抵抗54の抵抗値である。放電時は、大電流が流れるの
で、大きな電圧降下Eが発生する。たとえばコンデンサ
が、電気2重層コンデンサであるとき、等価直列抵抗5
4の抵抗値R54は、たとえば20Ωであり、したがっ
てフラッシュメモリ36に、消去動作のステップにおい
てたとえば35mA流れたとき、約0.7V(=35m
A×20Ω)もの大きな電圧降下Eが生じる。したがっ
てスイッチングレギュレータ29からライン30に導出
されるコンピュータ回路の電源電圧が、たとえば3.0
Vであるとき、効率が約23%も低下することになる。
【0065】本発明では、上述の問題を解決するため
に、フラッシュメモリ36を時分割で消去し、ストア内
容の消去動作の細切れの各時間w1,w3を短くし、コ
ンデンサC1〜C3の容量が小さくても、フラッシュメ
モリ36のストア内容を消去することができるように
し、小形化を可能する。フラッシュメモリ36では、消
去動作およびメモリの書込み動作、読出し動作などは、
制御回路55によって制御される。制御回路55は、ス
トア内容の消去のために、メモリ領域51のブロック単
位のアドレス指定、フローティングゲート52の電荷を
抜く動作の制御およびシーケンスカウンタ53の計数動
作などを行い、上述の消去動作のステップを達成する。
【0066】処理回路31は、タイマ56からの時間を
カウンタ57で計数し、図10に示される動作を行い、
これによって図11に示されるように、フラッシュメモ
リ36のストア内容の消去動作と、消去動作を行わない
待機動作とを繰返し、そのデューティ比を、図8に示さ
れるフラッシュメモリ36の消去動作ステップの時間経
過に伴う消去動作に必要な電流に対応して、デューティ
比に対応する時間をカウンタ57に設定する。
【0067】図11(1)は、フラッシュメモリ36の
消去動作における消費電流の時間経過を示し、この時間
は、図8に比べて時間軸を拡大している。図11(2)
は、処理回路31によるフラッシュメモリ36の消去動
作のための電流の供給状態を示す図である。図11に示
されるようにフラッシュメモリ36のストア内容の消去
動作を行う時間w1を比較的短時間行い、待機時間w2
を設定することによって、コンデンサC1〜C3の静電
容量を小さくしても、フラッシュメモリ36の消去動作
を行わせることができる。しかもこのような静電容量の
小さいコンデンサC1〜C3は、その等価直列抵抗54
(前述の図9参照)が低く、したがって電圧降下が小さ
く、効率が向上される。
【0068】本発明の実施の一形態では、フラッシュメ
モリ36の消去動作は、予め定める一定の時間w1,w
3において行い、これらの時間w1,w3は、たとえば
約10msecであり、待機時間w2,w4は、消去動
作のために必要な電流に依存し、たとえば100〜20
0msec未満の値の範囲でフラッシュメモリ36の消
去動作のために必要な電流値に対応して設定され、カウ
ンタ57で計数される。こうしてフラッシュメモリ36
の消去に要する電流が小さい消去動作のステップの実行
中では、消去時間w1と待機時間w2とのデューティ比
w1/(w1+w2)を大きく選び、たとえば10/
(10+100)とし、消費電流が大きい消去動作のス
テップの実行中では、デューティ比を小さく選び、たと
えば10/(10+200)とする。
【0069】再び図10を参照して、フラッシュメモリ
36のストア内容の消去動作を、ステップc1において
開始するにあたり、図8における時間経過に伴うフラッ
シュメモリ36の消去に要する消費電流は、処理回路3
1に備えられるメモリに予めストアしてある。消去時間
w1,w3は、前述のようにたとえば10msecであ
って一定に定めておく。待機時間w2,w4では、フラ
ッシュメモリ36の消去動作は行われず、このとき信号
入力ライン8,9を介する入力信号によって、コンデン
サC1〜C3の充電が行われる。
【0070】ステップc2では、フラッシュメモリ36
の消費電流に対応する待機時間w2を、カウンタ57に
設定する。ステップc3では、消去動作の開始後の経時
動作を行うタイマ56の出力によって、一定時間毎に1
ずつ、デクリメントしてゆく。ステップc4においてカ
ウンタ57の計数値が零となったとき、ステップc5に
おいて消去動作を中止する。ステップc6においてフラ
ッシュメモリ36のストア内容の全てについて、消去動
作が完了していなければ、さらにステップc7に移り、
カウンタ57に、待機時間w2を設定する。次のステッ
プc8では、カウンタ57は、一定時間ずつ、デクリメ
ントされてゆく。ステップc9においてカウンタ57の
ストア内容が零となり、予め設定した待機時間w2が経
過したときに、ステップc10では、フラッシュメモリ
36の消去動作を再開する。
【0071】図10は、消去時間w1と待機時間w2に
関連して説明したけれども、このことは図11における
消去時間w3および待機時間w4などに関しても同様で
ある。こうしてデューティ比を変化することによって、
信号入力ライン8,9における負荷電流を、入力信号の
歪みをなくして受信するために適切な予め定める値に一
定化することができる。したがって信号入力ライン8,
9に、負荷抵抗を接続することなく、その負荷抵抗によ
る受信される入力信号の歪みをなくする機能を、達成す
ることが可能になる。
【0072】図12は、データ記憶装置1の簡略化した
平面図である。たとえばD−SUB25ピンのコネクタ
部5が、偏平なほぼ直方体状のハウジング4の一側部に
固定される。ハウジング4内には、図1に示される全て
の構成要素が収納される。ハウジング4には、液晶表示
手段34とキーなどによる入力手段35とが、設けられ
る。キー入力手段35は、処理回路31の動作を制御す
る情報を入力するものであって、前述のキースイッチ4
8,49を含む。表示手段34は、処理回路31の処理
内容などを表示し、たとえば入力信号および出力信号な
どの内容を表示する。
【0073】本発明の他の考え方によれば、フラッシュ
メモリ36の消去動作を、小容量の電源によって行うた
めに、デューティ比を変化する構成は、データ記憶装置
1に関連して実施されるだけでなく、その他の構成にお
いて実施することができ、たとえば入力信号の電力をコ
ンデンサC1〜C3に充電する構成だけでなく、その他
の小容量の電源に関連して、広範囲に実施することがで
きる。
【0074】
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、メモリのス
トア動作を制御する処理回路に供給する電力を、信号入
力ラインに伝送される入力信号から得ることができるよ
うになり、これによって外部電源を設ける必要がなくな
る。したがって信号入力ラインに入力信号が与えられる
ことによって、メモリのストア内容を長期間にわたって
保存することができるようになる。
【0075】請求項2の本発明によれば、入力信号は、
たとえば接地電位である基準電位の上下に両極性にわた
って変化する波形を有し、一方極性の電荷を一方のダイ
オードD1を介して第1コンデンサC1に蓄積し、他方
極性の電荷を他方のダイオードD3を介して第2コンデ
ンサC2に蓄積し、この第2コンデンサC2の電荷を、
極性変換回路によって反転して第3コンデンサC3に蓄
積して充電することができ、これによって入力信号の正
負両極性の電圧変化に応じて、電力を得ることができる
ようになる。
【0076】請求項3の本発明によれば、第1および第
2スイッチング素子TR1,TR2を発振回路の出力に
よって交互にオン/オフ制御し、第2コンデンサC2の
電荷を反転して第3コンデンサC3に蓄積することがで
きる。この極性変換回路の具体的な構成は、比較的簡単
な構成を有し、高効率であり、本発明の実施のために有
利である。
【0077】請求項4の本発明によれば、高効率であっ
て構成が簡単な降圧形チョッパ方式スイッチイングレギ
ュレータを用い、したがって微弱な入力信号による処理
回路のための電力を確実に得ることができる。
【0078】請求項5の本発明によれば、降圧形チョッ
パ方式スイッチングレギュレータを、電源投入用スイッ
チング素子TR4と時定数回路との働きによって、その
処理回路および発振回路などによる起動時の突入電流を
できるだけ少なくし、スイッチングレギュレータの起動
を確実に安定して行わせることが可能になる。
【0079】請求項6の本発明によれば、信号出力用ス
イッチング素子SW1,SW2を、信号出力ラインに介
在し、処理回路からの出力信号の導出時以外には、遮断
したままにすることによって、消費電力を削減すること
が可能になる。
【0080】しかも本発明では、メモリの書込みおよび
読出しの各動作を同時に行うことはなく、したがって前
述のようにデータ出力およびデータ要求出力のための信
号出力ラインがそれぞれ設けられている構成において
も、各信号出力ライン毎の信号出力用スイッチング素子
SW1,SW2のいずれか1つだけが導通されることに
なり、同時に大きな消費電流が流れることが防がれる。
こうして処理回路およびメモリの動作を安定して行うこ
とが可能になる。
【0081】請求項7の本発明によれば、フラッシュメ
モリのストア内容の消去動作を行う際における消費電力
が、短時間に必要になることを防ぎ、この消去動作を時
分割で行い、こうして第1〜第3コンデンサC1〜C3
の充電を行いながら、消去動作を行うことができる。こ
うしてフラッシュメモリである不揮発性メモリの消去動
作を一時中断して待機期間をあけて再び消去動作を再開
する。このことによって消去時間を、連続して全てのス
トア内容を消去するときに比べて、見かけ上短くするこ
とができる。このことによって単位時間当りのコンデン
サの充放電時間を短くすることができる。したがってコ
ンデンサの容量を小さくすることができ、等価直列抵抗
が低いコンデンサを使用することができる。
【0082】さらに本発明ではフラッシュメモリの消去
動作を行うデューティ比を変化し、したがって信号入力
ラインに流れる平均電流を一定化することができるよう
になる。これによって本来の入力信号の負荷抵抗を用い
て入力信号の歪みを無くするという機能を、電源回路に
よって達成することは可能なる。
【0083】請求項8の本発明によれば、コネクタをハ
ウジングに固定して一体化することによって、ケーブル
を廃止することができる。これによって本件データ記憶
装置の設置場所を考慮する必要がなくなり、設置場所の
取合いの問題が解決される。さらに本発明の重要な特徴
である外部電源を不要とするという効果を、有効に活か
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の全体の構成を示す電気
回路図である。
【図2】図1に示されるライン8〜15上の端子RX
D,CTS,TXD,RTSの信号のレベルを説明する
ための波形図である。
【図3】トランジスタTR1,TR2のスイッチング状
態を示す図である。
【図4】降圧形チョッパ方式スイッチングレギュレータ
29の具体的な構成を示す電気回路図である。
【図5】図4に示されるスイッチングレギュレータ29
の動作を説明するための図である。
【図6】データ記憶装置1における消費電力を削減する
ための処理回路31の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図7】処理回路31からデータ出力信号を信号出力ラ
イン10およびデータ出力端TXDから導出して演算処
理回路2に与えるときにおける処理回路31の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図8】フラッシュメモリ36に、連続的に電力を供給
して消去動作のステップを行ったときにおける消去動作
に消費された電流の時間経過を示す図である。
【図9】負荷55によってコンデンサCの電力を消費す
る際に、内部抵抗54によって電圧降下が生じることを
示す等価回路図である。
【図10】フラッシュメモリ36の消去動作時にそのフ
ラッシュメモリ36に供給する電流の供給/遮断を行う
動作を示す処理回路31の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図11】図11(1)はフラッシュメモリ36の消去
動作における消費電流の時間経過を示し、図11(2)
は、処理回路31によるフラッシュメモリ36の消去動
作のための電流の供給状態を示す図である。
【図12】データ記憶装置1の簡略化した平面図であ
る。
【符号の説明】
1 データ記憶装置 2 演算処理装置 3 コネクタ 4 ハウジング 5,7 コネクタ部 8,9,14,15 信号入力ライン 10,11,12,13 信号出力ライン 16,17 バッファ 18,19 内部抵抗 23 電源回路 24 電圧極性変換回路 27 発振回路 29 降圧形チョッパ方式スイッチングレギュレータ 31 処理回路 32 UART 33 データバス 34 液晶表示手段 35 キー入力手段 36 フラッシュメモリ 38 分圧回路 40 比較回路 41 基準電圧源 42 制御回路 43 時定数回路 52 フローティングゲート 53 シーケンスカウンタ 56 タイマ 57 カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−161090(JP,A) 特開 平3−288219(JP,A) 実開 昭63−164381(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 19/07 G06F 1/26 G06F 3/00 H02M 3/155

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号が与えられる信号入力ラインに接
    続されるダイオードD1,D3と、 ダイオードD1,D3を介して流れる電流によって充電
    されるコンデンサC1,C2と、 信号入力ラインからの入力信号をストアするメモリと、 メモリに入力信号をストアさせる処理回路と、 コンデンサC1,C2の出力によって処理回路を電力付
    勢する電源回路とを含むデータ記憶装置であって、 前記入力信号は、基準電位に関して正極性および負極性
    にわたって変化する波形を有し、 前記ダイオードD1,D3は、信号入力ラインに相互に
    逆極性にそれぞれ接続される一対のダイオードD1,D
    3から成り、 前記コンデンサC1,C2は、一方のダイオードD1の
    出力と基準電位との間に接続される第1コンデンサC1
    と、他方のダイオードD3の出力と基準電位との間に接
    続される第2コンデンサC2とから成り、 前記電源回路は、 第3コンデンサC3と、 第2コンデンサC2の出力の極性を反転して第2コンデ
    ンサC2の出力を第3コンデンサC3に与えて充電させ
    る極性変換回路とを有し、 該極性変換回路は、 第1コンデンサC1の出力と基準電位との間に接続さ
    れ、直列接続される第3および第4ダイオードD5,D
    6と、 第2コンデンサC2の出力に接続される一方端子を有す
    る第1スイッチング素子TR1と、 第1スイッチング素子TR1の第2コンデンサC2とは
    反対側の他方端子に、一方端子が接続され、他方端子が
    基準電位に接続される第2スイッチング素子TR2と、 第1および第2スイッチング素子TR1,TR2を一方
    が導通するとき他方が 遮断し、他方が導通するとき一方
    が遮断するように、オン/オフ制御する発振回路とを含
    み、 第3コンデンサC3の一方端子は、第3および第4ダイ
    オードD5,D6の接続点に接続され、 第3コンデンサC3の他方端子は、第1スイッチング素
    子TR1の前記他方端子と第2スイッチング素子TR2
    の前記一方端子との接続点に、接続され、 前記発振回路は、第1および第3コンデンサC1,C3
    の出力によって電力付勢される ことを特徴とするデータ
    記憶装置。
  2. 【請求項2】第1および第3コンデンサC1,C3の出
    力と前記処理回路との間に、降圧形チョッパ方式スイッ
    チングレギュレータが介在され、 この降圧形チョッパ方式スイッチングレギュレータは、 (a)スイッチングトランジスタTR3と、 (b)スイッチングトランジスタTR3に接続されるイ
    ンダクタンス素子L1と、 (c)インダクタンス素子L1の出力が与えられるコン
    デンサC5と、 (d)インダクタンス素子L1の出力電圧に応答し、ス
    イッチングトランジスタTR3の制御端子に与える制御
    信号のデューティ比を変化し、 前記出力電圧が予め定める基準電圧よりも低いとき、ス
    イッチングトランジスタTR3の導通期間の割合が長く
    なるようにデューティ比を変化し、 前記出力電圧が予め定める基準電圧よりも高いとき、ス
    イッチングトランジスタTR3の導通期間の割合が短く
    なるようにデューティを変化する制御回路とを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ記憶装置。
  3. 【請求項3】前記降圧形チョッパ方式スイッチングレギ
    ュレータは、 前記出力電圧が分圧抵抗R1,R2から成る分圧回路で
    分圧して制御回路に入力され、 前記分圧回路に直列に電源投入用スイッチング素子TR
    4が接続され、 前記処理回路の電圧投入時の立上り時間よりも長い時定
    数を有し、第1および 第3コンデンサC1,C3の出力
    を、前記時定数によって遅らせて電源投入用スイッチン
    グ素子TR4を遮断状態から導通状態にする時定数回路
    とを含むことを特徴とする請求項2記載のデータ記憶装
    置。
  4. 【請求項4】前記処理回路から出力信号を出力する信号
    出力ラインに、信号出力用スイッチング素子SW1,S
    W2が設けられ、 前記処理回路から信号出力ラインに出力される出力信号
    は、基準電圧に関して正極性および負極性にわたって変
    化する波形を有し、 前記処理回路は、出力信号の導出時以外には、信号出力
    用スイッチング素子SW1,SW2を遮断したままにす
    ることを特徴とする請求項1〜3のうちの1つに記載の
    データ記憶装置。
  5. 【請求項5】前記メモリは、フラッシュメモリであり、 ストア内容の消去のために、メモリ領域の全てのビット
    を、各ビットのアドレスを変化させながら、一方論理値
    に書込み、その後、フローティングゲートの電荷を抜く
    消去動作を、順次的に行い、 この消去動作のステップは、前記メモリに内蔵されたシ
    ーケンスカウンタにストアされ、 前記メモリの消去動作の実行のために必要な消費電流
    は、消去動作のステップの経過に応じて変化し、 消去動作の中断が可能であり、再開時には、シーケンス
    カウンタのストア内容によって、消去動作のステップを
    引続き行い、 前記処理回路は、 消費電流が小さい消去動作のステップの実行中では、消
    去時間w1と待機時間w2とのデューティ比w1/(w
    1+w2)を大きく選び、 消費電流が大きい消去動作のステップの実行中では、消
    去時間w3と待機時間w4とのデューティ比w3/(w
    3+w4)を小さく選ぶことを特徴とする請求項1〜4
    のうちの1つに記載のデータ記憶装置。
  6. 【請求項6】信号入力ラインと信号出力ラインとに着脱
    可能なコネクタと、該コネクタが固定され、前記ダイオ
    ードD1,D3と、前記コンデンサC1,C2と、前記
    メモリと、前記処理回路と、前記電源回路とを含む構成
    要素を収納したハウジングと、 該ハウジングに設けられ、前記処理回路の処理内容を表
    示する液晶表示手段と、 前記ハウジングに設けられ、前記処理回路の動作を制御
    する上方を入力する入力手段とを含むことを特徴とする
    請求項1〜5のうちの1つに記載のデータ記憶装置。
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