JPH05227657A - 半導体装置及びこれを搭載したコードレス電話機 - Google Patents

半導体装置及びこれを搭載したコードレス電話機

Info

Publication number
JPH05227657A
JPH05227657A JP4030754A JP3075492A JPH05227657A JP H05227657 A JPH05227657 A JP H05227657A JP 4030754 A JP4030754 A JP 4030754A JP 3075492 A JP3075492 A JP 3075492A JP H05227657 A JPH05227657 A JP H05227657A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
circuit
semiconductor device
unit
power source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4030754A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Takahashi
克巳 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Power Semiconductor Device Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Haramachi Electronics Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Haramachi Electronics Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4030754A priority Critical patent/JPH05227657A/ja
Publication of JPH05227657A publication Critical patent/JPH05227657A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Devices For Supply Of Signal Current (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電池で駆動される場合に消費電力の低減を図
った半導体装置及びこれを搭載したコードレス電話機を
実現すること。 【構成】 半導体装置を構成する各回路部が電池電源及
び商用交流電源を変換して得られる直流電源を併有する
電源手段により駆動される。検出回路11により電源端
子10における電源電圧が検出され、次いで電源手段の
電源電圧と予め設定された基準電圧とが比較され、この
比較結果に基づいて各回路部を駆動している電源の種別
が判定される。電池電源により各回路部が駆動されてい
ると検出回路11により判定された場合には論理ゲート
21により複数の回路部のうち特定の機能を実現する回
路部の動作が停止させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各回路部を商用交流電
源を変換して作られる直流電源により駆動する場合と、
電池を用いて駆動する場合の二つの使用状態を有する半
導体装置及びその半導体装置を搭載したコードレス電話
機に係り、特に電池により半導体装置を構成する各回路
部が駆動される際における半導体装置の低消費電力化に
関する。
【0002】
【従来の技術】電話機の多機能化に平行してコードレス
電話機の普及が進行しているが、電話機の多機能化に伴
ってコードレス電話機にはシステム制御用の半導体装置
が親機、子機それぞれに1個乃至複数個、搭載されてい
る。この半導体装置は、CPU(Central Pr
ocessing Unit)を中心としてシステムコ
ントロール回路、クロック発生回路、外部インターフェ
ース回路、メモリ回路、シリアル通信制御回路、表示部
制御回路、ダイヤル部制御回路等の機能別回路により構
成されている。この場合にコードレス電話機に組み込ま
れる機能は親機の仕様により決定されてしまうので、子
機に同一の半導体装置が搭載されている場合には不必要
な機能回路が生じてしまうにもかかわらず、ソフトウェ
アの開発日程とコスト及び半導体装置の開発日程や生産
コストを低減するために親機、子機ともに同一の半導体
装置を用いるのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電池を電源として半導
体装置の各回路部が駆動される場合、電池の放電寿命の
観点から特に消費電力の低減が要求され、場合によって
は放電寿命の延長を実現するために半導体装置における
各回路部のうち特定機能を実現する回路部の動作を停止
させることも使用上の利点となることが有るにもかかわ
らず、従来においては、このような場合に消費電力の低
減を図ることが考慮されていなかった。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、電池で駆動される場合に低消費電力化を図
った半導体装置及びこれを搭載したコードレス電話機を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の半導体
装置は、電池電源及び商用交流電源を変換して得られる
直流電源を併有する電源手段により駆動される複数の回
路手段と、電源手段の電源電圧と予め設定された基準電
圧とを比較し、この比較結果に基づいて各回路部を駆動
している電源の種別を判定する判定手段と、電池電源に
より各回路部が駆動されていると判定手段により判定さ
れた場合には複数の回路手段のうち特定の機能を実現す
る回路手段の動作を停止させる制御手段とを有すること
を特徴とする。
【0006】請求項2に記載の半導体装置は、電池電源
により駆動される複数の回路手段と、電池電源の電源電
圧と予め設定された基準電圧とを比較し、この比較結果
に基づいて各回路部を駆動している電池電源の電源電圧
レベルを判定する判定手段と、電池電源の電源電圧レベ
ルが基準電圧以下であると判定手段により判定された場
合には複数の回路手段のうち特定の機能を実現する回路
手段の動作を停止させる制御手段とを有することを特徴
とする。
【0007】請求項3に記載の半導体装置は、請求項1
または請求項2のいずれかにおいて、判定手段は、基準
電圧の設定部がMOSトランジスタを含んで構成され、
基準電圧をMOSトランジスタの閾値電圧を利用して設
定することを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の半導体装置は、請求項1
または請求項2のいずれかにおいて、複数の回路手段の
うち動作を停止させるべき特定の機能を実現する回路手
段を示す指示データが書換可能に格納される記憶手段を
有し、制御手段は、該記憶手段に格納されている指示デ
ータに基づいて該当する回路手段の動作を停止させるこ
とを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の半導体装置は、請求項1
乃至請求項4のいずれかにおいて、複数の回路手段がC
MOSトランジスタ回路により構成されている場合に
おいて制御手段は、特定の機能を実現する回路手段に供
給されるクロック信号の供給を停止することにより該特
定の機能を実現する回路手段の動作を停止させることを
特徴とする。
【0010】請求項6に記載の半導体装置は、請求項1
乃至請求項4のいずれかにおいて、制御手段は、特定の
機能を実現する回路手段に供給される電源の供給を停止
することによりこの特定の機能を実現する回路手段の動
作を停止させることを特徴とする。
【0011】請求項7に記載の半導体装置は、請求項1
乃至請求項5のいずれかにおいて、判定手段の判定出力
が外部に出力可能に構成されたことを特徴とする。
【0012】請求項8に記載のLSIチップは、電池電
源及び商用交流電源を変換して得られる直流電源を併有
する電源手段により駆動される複数の回路手段と、電源
手段の電源電圧と予め設定された基準電圧とを比較し、
この比較結果に基づいて各回路部を駆動している電源の
種別を判定する判定手段と、電池電源により各回路部が
駆動されていると判定手段により判定された場合には複
数の回路手段のうち特定の機能を実現する回路手段の動
作を停止させる制御手段とが同一チップ上に実装されて
なるLSIチップであって、製造工程で配線用のレイア
ウトパターンマスクを変更することにより複数の回路手
段のうち動作を停止させるべき特定の機能を実現する回
路手段を設定することを特徴とする。
【0013】請求項9に記載のコードレス電話機は、電
池電源を電源とする子機と、商用交流電源を変換して得
られる直流電源を電源とする親機とからなるコードレス
電話機において、前記子機及び親機に請求項1に記載の
半導体装置を用いて構成されると共に、前記電池電源の
電源電圧が商用交流電源を変換して得られる直流電源の
電源電圧より低く設定されることを特徴とする。
【0014】請求項10に記載の電子装置は、請求項1
に記載の半導体装置を用いて構成されることを特徴とす
る。
【0015】請求項11に記載の電子装置は、請求項2
に記載の半導体装置を用いて構成されることを特徴とす
る。
【0016】
【作用】請求項1の構成の半導体装置においては、半導
体装置を構成する複数の回路手段が電池電源及び商用交
流電源を変換して得られる直流電源を併有する電源手段
により駆動される。判定手段により電源手段の電源電圧
と予め設定された基準電圧とが比較され、この比較結果
に基づいて各回路部を駆動している電源の種別が判定さ
れる。電池電源により各回路部が駆動されていると判定
手段により判定された場合には制御手段により複数の回
路手段のうち特定の機能を実現する回路手段の動作が停
止させられる。したがって、電池電源及び商用交流電源
を変換して得られる直流電源を併有する電源手段により
駆動される半導体装置において、半導体装置を構成する
複数の回路手段が電池で駆動される際に、必要な機能数
に応じて消費電力の低減が図れる。
【0017】請求項2の構成の半導体装置においては、
半導体装置を構成する複数の回路手段が電池電源により
駆動される。判定手段により電池電源の電源電圧と予め
設定された基準電圧とが比較され、この比較結果に基づ
いて各回路部を駆動している電池電源の電源電圧レベル
が判定される。電池電源の電源電圧レベルが基準電圧以
下であると判定手段により判定された場合には制御手段
により複数の回路手段のうち特定の機能を実現する回路
手段の動作が停止させられる。したがって、電池により
駆動される半導体装置において、電池の電源電圧が一定
レベル以下になった場合に最低限、必要な機能を実現す
る回路部のみを動作させるようにすることにより消費電
力の低減が図れる。
【0018】請求項3の構成の半導体装置においては、
判定手段の基準電圧の設定部を構成するMOSトランジ
スタの閾値電圧が基準電圧になるように設定される。し
たがって、判定手段の判定信号をMOSトランジスタの
オン、オフ信号として確実に発生させることができる。
【0019】請求項4の構成の半導体装置においては、
半導体装置を使用する際に複数の回路手段のうち動作を
停止させるべき特定の機能を実現する回路手段を示す指
示データが書換可能な記憶手段に格納され、制御手段に
より記憶手段に格納されている指示データに基づいて該
当する回路手段の動作が停止させられる。したがって、
動作を停止すべき回路手段を自由に設定することが可能
になる。
【0020】請求項5の構成の半導体装置は、制御手段
により特定の機能を実現する回路手段に供給されるクロ
ック信号の供給が停止され、この特定の機能を実現する
回路手段の動作が停止させられる。したがって、半導体
装置を構成するMOSトランジスタのゲート電位が固定
され、ゲートの出力端に接続される負荷容量を充放電す
る電流が流れなくなり、その分だけ消費電力が低減され
る。
【0021】請求項6の構成の半導体装置は、制御手段
により特定の機能を実現する回路手段に供給される電源
の供給が停止され、この特定の機能を実現する回路手段
の動作が停止させられる。したがって、電源供給を停止
された回路手段にこれまで供給されていた分だけ、消費
電力の低減が図れる。
【0022】請求項7の構成の半導体装置は、判定手段
の判定出力を外部に出力することにより、これらの半導
体装置の外部の他の回路部品の動作を停止させることが
でき、その分だけ消費電力の低減が図れる。
【0023】請求項8の構成のLSIチップは、請求項
1に記載の半導体装置が1チップ上に実装される場合に
その製造工程で回路動作を停止すべき回路手段を自由に
変更することができる。
【0024】請求項9の構成のコードレス電話機は、子
機使用時に不要な機能を実現する回路手段の動作を停止
することにより電池の消費電力の低減が図れる。
【0025】請求項10、11の構成の電子装置は、請
求項1、2の半導体装置を用いることにより、消費電力
の低減が図れる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本発明をコードレス電話機を例にとり、説明す
る。図1には本発明が適用される多機能コードレス電話
機の親機及び子機に搭載された半導体装置としてのマイ
クロコンピュータシステムLSIの構成が示されてい
る。
【0027】同図においてマイクロコンピュータシステ
ムLSIは、電源端子10における電源電圧レベルを検
出する検出回路11と、CPU回路12と、メモリ回路
13と、LCD(Liquid Crystal Disply)ドライバ回
路14と、DTMF(Dual Tone Multi Frequency)ジ
ェネレータ回路15と、シリアル通信制御回路A16
と、シリアル通信制御回路B17と、外部インターフェ
ース回路18と、システムコントロール回路19と、ク
ロック発生回路20と、各回路部へのクロック信号の供
給を制御する論理ゲート21とを有している。
【0028】また検出回路11は、NMOSトランジス
タ111と、抵抗113と、インバータ114とを有し
ている。
【0029】図2には図1に示されるマイクロコンピュ
ータシステムLSI1を搭載した多機能コードレス電話
機の構成が示されている。同図において、多機能コード
レス電話機は、親機30と子機40とにより構成されて
いる。親機30は商用交流電源31を直流電圧5Vに変
換して直流電源として使用している。他方子機40はN
iCd電池電源41を直流電源として使用している。
【0030】子機40の電源電圧は、最大、NiCd電
池が1本で1.2V,2本で2.4V,3本で3.6V
である。
【0031】上記構成において表示部制御回路15及び
シリアル通信制御回路16が子機に不要な回路であるも
のとする。また親機の電源は商用交流電源を変換して得
られる直流電源であり、その電源電圧は、5.0Vであ
り、子機の電源はNiCd電池であり、その電源電圧は
最大、NiCd電池が1本で1.2V,2本で2.4
V,3本で3.6Vである。
【0032】親機30に搭載されているマイクロコンピ
ュータシステムLSI1は、LCDドライバ回路14に
よりLCD表示部32を駆動し、DTMFジェネレータ
回路15によりスピーチネットワーク33にDTMF信
号を伝送し、シリアル通信制御回路A16により無線通
信回路34を制御し、シリアル通信制御回路B17によ
り留守録機能部35を制御する。
【0033】一方、子機40に搭載されているマイクロ
コンピュータシステムLSI1は、シリアル通信制御回
路A16により無線通信回路42を制御するのみであ
り、LCDドライバ回路14、DTMFジェネレータ回
路15、シリアル通信制御回路B17は子機40にとっ
て不要な回路として存在している。
【0034】ここで図1に示される検出回路11のNM
OSトランジスタ111の閾値電圧は4.0Vに設定さ
れている。この場合の検出回路11の出力信号112は
表1に示すように上記電源電圧の関係から親機では
「H」,子機では「L」となる。
【0035】
【表1】
【0036】上記構成において、親機30では検出回路
11で電源端子10から供給される電源の種別が商用交
流電源を変換して得られる直流電源であると判定され、
出力信号112は「H」となるから、クロック発生回路
20からCPU回路12、メモリ回路13、シリアル通
信制御回路A16,外部インターフェース回路18及び
システムコントロール回路19には直接、LCDドライ
バ回路14、DTMFジェネレータ回路15及びシリア
ル通信制御回路B17には論理ゲート21を介してクロ
ック信号115が供給され、各回路部はそれぞれ、固有
の機能を実現すべく動作する。
【0037】他方、子機40では検出回路11に入力さ
れる電源端子10から供給される電源電圧がNMOSト
ランジスタ111の閾値電圧の4.0Vより低いので、
その電源の種別が電池電源であると判定され、検出信号
112は「L」となる。この結果、クロック発生回路2
0からCPU回路12、メモリ回路13、シリアル通信
制御回路A16,外部インターフェース回路18及びシ
ステムコントロール回路19にはクロック信号115が
供給されるが、子機40に不要な回路部であるLCDド
ライバ回路14、DTMFジェネレータ回路15及びシ
リアル通信制御回路B17にはクロック信号115が供
給されず、これらの動作は停止される。したがって、必
要な機能数に応じて消費電力の低減が図れる。表2に親
機30、子機40におけるアンドゲート20の出力信号
の状態を示す。
【0038】
【表2】
【0039】LCDドライバ回路14、DTMFジェネ
レータ回路15及びシリアル通信制御回路B17がCM
OSトランジスタ回路で構成されている場合にこれらの
各回路部内においてクロック信号に同期して動作するゲ
ートのゲート容量を中心としたクロック信号の総負荷容
量をそれぞれ、CL1、CL2、CL3、クロック周波
数をf,電源電圧をVとする。この場合に子機40にお
いて、LCDドライバ回路14、DTMFジェネレータ
回路15及びシリアル通信制御回路B17に対してクロ
ック信号115の供給を停止した場合に電力P(=f・
(CL1+CL2+CL3)・V)だけ消費電力の低減
が図れる。
【0040】また検出回路11を構成するNMOSトラ
ンジスタ111の閾値電圧Vthは次式で表すことがで
きる。
【0041】 Vth=Vfb+2φf+{(2εs・q・NA・2φf)の1/2乗}/ Cox (1) ここでVfbはフラットバンド電圧、Coxはゲート酸
化膜容量、εsは半導体基板の誘電率、qは電子の電荷
量、NAは半導体基板の不純物濃度、φfは半導体基板
のフェルミポテンシャルである。したがって、イオン打
ち込み技術を利用して半導体基板の不純物濃度NAを制
御することにより、またはゲート酸化膜厚を変化させて
Coxを制御することによりNMOSトランジスタ11
1の閾値電圧Vthを容易に0〜5Vの任意の電圧に設
定することが可能である。
【0042】次に本発明の他の実施例を図3に示す。本
実施例が上記実施例と異なる点は、半導体装置内の各回
路部12〜19に対応させて論理ゲート21A〜21H
を設けておき、半導体チップの製造工程における配線マ
スクを変更して論理ゲート21A〜21Hの入力結線部
200を変更することにより動作を停止すべき回路部を
自由に設定することができることである。すなわち、検
出回路11の検出信号112を用いてLCDドライバ回
路14、DTMFジェネレータ回路15及びシリアル通
信制御回路B17に対するクロック信号115の供給を
停止させる場合には検出信号112を論理ゲート21
C,21D,21Fのそれぞれの一方の入力端子に入力
するように検出回路11の出力端子と論理ゲート21
C,21D,21Fとを接続し、他方、常時動作させる
べき回路部であるCPU回路12、メモリ回路13、シ
リアル通信制御回路A16,外部インターフェース回路
18及びシステムコントロール回路19には常にクロッ
ク信号115のみが供給されるように対応する論理ゲー
ト21A,21B,21E,21G,21Hを、それぞ
れ入力端子を共通接続してクロック発生回路20の出力
端子と接続することにより図1に示す実施例と同様の動
作を実現することができる。
【0043】次に本発明の更に他の実施例を図4に示
す。本実施例が図3に示した実施例と構成上、異なる点
は各回路部12〜19に対応して記憶回路301〜30
8を設け、これらの記憶回路301〜308にそれぞ
れ、対応する回路部の動作を停止させるか否かを示す情
報を書き込んでおき、これらの記憶回路301〜308
の出力信号と検出信号112を論理ゲート22A〜22
Hを介して論理ゲート21A〜21Hの一方の入力端子
に入力するように構成したことにある。
【0044】このように構成することにより動作を停止
すべき回路部の選定は記憶回路301〜308に記憶さ
れた情報により自由に設定することが可能である。尚、
記憶回路301〜308にプログラマブルレジスタを用
いればコードレス電話機使用時に動作を停止すべき回路
部の選定を自由に設定することが可能である。
【0045】以上に説明した実施例は不要な回路部への
クロック信号の供給を停止することにより消費電力の低
減を図ったものであるが、図5に示す実施例は、不要な
回路部への電源供給を停止することにより消費電力の低
減を図ったものである。本実施例では図1に示す実施例
と同様に子機に使用された場合にLCDドライバ回路1
4、DTMFジェネレータ回路15、シリアル通信制御
回路B17の動作を停止させるように構成されている。
すなわち、同図において、PMOSトランジスタ23を
スイッチとして用いることにより上記各回路部14、1
5、17への電源の供給、あるいは電源の供給の停止を
行なう。この場合に同図に示すように上記各回路部1
4、15、17に流れる電流をi1,i2,i3,電源電
圧をVとすると、これらの各回路部への電源の供給を停
止した場合に電力P(=V・(i1+i2+i3))だけ
消費電力の低減が図れる。
【0046】尚、本実施例においても、半導体チップの
製造工程における配線マスクを変更して動作を停止すべ
き回路部を自由に設定すること、及び各回路部に対応し
て記憶回路を設け、動作を停止すべき回路部を自由に設
定することは図3、図4に示した実施例と同様にして可
能である。
【0047】また図1に示すように検出回路11の出力
信号112は他の信号と同様に外部インターフェース回
路18を介して外部に他の回路部の動作を制御するため
の制御信号として出力することができるのは勿論であ
る。この検出回路11の検出信号を利用すれば、マイク
ロコンピュータシステムLSIチップ以外の半導体装置
の動作を停止させることも可能であり、装置全体の消費
電力の低減が図れる。
【0048】尚、以上の説明ではコードレス電話機を例
にとって説明したが、各種の電子装置に適用することが
可能である。例えば、携帯用無線機を電池により携帯運
用する場合と固定電源(商用電源を変換して得られる直
流電源)により動作させる場合、あるいは携帯用パーソ
ナルコンピュータを電池により携帯操作する場合と固定
電源により固定操作する場合に電池使用時には最小必要
限度の機能を働かして消費電力の低減を図る一方で、固
定電源使用時には他機能動作を実現させるような場合に
も適用可能である。この場合には電源の種別を判定する
検出回路11の検出部(例えば、NMOSトランジスタ
111)の設定電圧は、例えば商用交流電源の電源電圧
と電池電源の電源電圧の中間の電圧値に選択される。
【0049】また上記実施例では電池電源及び商用交流
電源を変換して得られる直流電源を併有する電源手段に
より駆動される半導体装置が搭載されたコードレス電話
機が電池で駆動される際に消費電力の低減を図るように
しているが、電池電源により駆動される半導体装置にお
いて、電池電源の電源電圧が一定レベル以下になった場
合に最低限、必要な機能を実現する回路部のみを動作さ
せるようにする場合にも本発明を適用できる。この場合
にも同様に消費電力の低減を図ることができる。
【0050】
【発明の効果】以上に説明したように本発明では電池電
源により各回路部が駆動されている際に半導体装置を構
成する複数の回路手段のうち特定の機能を実現する回路
手段の動作を停止させることができるように構成したの
で、電池で駆動される場合に消費電力の低減を図った半
導体装置及びこれを搭載したコードレス電話機を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置の一実施例の構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明に係る半導体装置が搭載された多機能コ
ードレス電話機の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る半導体装置の他の実施例の構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明に係る半導体装置の更に他の実施例の構
成を示すブロック図である。
【図5】本発明に係る半導体装置の更に他の実施例の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータシステムLSI 10 電源端子 11 検出回路 12 CPU回路 13 メモリ回路 14 LCDドライバ回路 15 DTMFジェネレータ回路 16 シリアル通信制御回路A 17 シリアル通信制御回路B 18 外部インターフェース回路 19 システムコントロール回路 20 クロック発生回路 21 論理ゲート 22 論理ゲート 23 PMOSトランジスタ 30 コードレス電話親機 31 商用交流電源 32 LCD表示部 33 スピーチネットワーク 34 無線通信回路 35 留守録機能部 40 コードレス電話子機 41 NiCd電池電源 42 無線通信回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 19/08 8627−5K

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池電源及び商用交流電源を変換して得
    られる直流電源を併有する電源手段により駆動される複
    数の回路手段と、 前記電源手段の電源電圧と予め設定された基準電圧とを
    比較し、該比較結果に基づいて各回路部を駆動している
    電源の種別を判定する判定手段と、 電池電源により各回路部が駆動されていると前記判定手
    段により判定された場合には前記複数の回路手段のうち
    特定の機能を実現する回路手段の動作を停止させる制御
    手段とを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 電池電源により駆動される複数の回路手
    段と、 前記電池電源の電源電圧と予め設定された基準電圧とを
    比較し、該比較結果に基づいて各回路部を駆動している
    電池電源の電源電圧レベルを判定する判定手段と、 電池電源の電源電圧レベルが前記基準電圧以下であると
    前記判定手段により判定された場合には前記複数の回路
    手段のうち特定の機能を実現する回路手段の動作を停止
    させる制御手段とを有することを特徴とする半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、基準電圧の設定部がM
    OSトランジスタを含んで構成され、前記基準電圧を該
    MOSトランジスタの閾値電圧を利用して設定すること
    を特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載
    の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の回路手段のうち動作を停止さ
    せるべき特定の機能を実現する回路手段を示す指示デー
    タが書換可能に格納される記憶手段を有し、 前記制御手段は、該記憶手段に格納されている指示デー
    タに基づいて該当する回路手段の動作を停止させること
    を特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載
    の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の回路手段がC MOSトラン
    ジスタ回路により構成されている場合において前記制御
    手段は、前記特定の機能を実現する回路手段に供給され
    るクロック信号の供給を停止することにより該特定の機
    能を実現する回路手段の動作を停止させることを特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の半導体装
    置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記特定の機能を実現
    する回路手段に供給される電源の供給を停止することに
    より該特定の機能を実現する回路手段の動作を停止させ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに
    記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段の判定出力が外部に出力可
    能に構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項5
    のいずれかに記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 電池電源及び商用交流電源を変換して得
    られる直流電源を併有する電源手段により駆動される複
    数の回路手段と、 前記電源手段の電源電圧と予め設定された基準電圧とを
    比較し、該比較結果に基づいて各回路部を駆動している
    電源の種別を判定する判定手段と、 電池電源により各回路部が駆動されていると前記判定手
    段により判定された場合には前記複数の回路手段のうち
    特定の機能を実現する回路手段の動作を停止させる制御
    手段とが同一チップ上に実装されてなるLSIチップで
    あって、製造工程で配線用のレイアウトパターンマスク
    を変更することにより前記複数の回路手段のうち動作を
    停止させるべき特定の機能を実現する回路手段を設定す
    ることを特徴とするLSIチップ。
  9. 【請求項9】 電池電源を電源とする子機と、商用交流
    電源を変換して得られる直流電源を電源とする親機とか
    らなるコードレス電話機において、前記子機及び親機に
    請求項1に記載の半導体装置を用いて構成されると共
    に、前記電池電源の電源電圧が商用交流電源を変換して
    得られる直流電源の電源電圧より低く設定されることを
    特徴とするコードレス電話機。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の半導体装置を用いて
    構成されることを特徴とする電子装置。
  11. 【請求項11】 請求項2に記載の半導体装置を用いて
    構成されることを特徴とする電子装置。
JP4030754A 1992-02-18 1992-02-18 半導体装置及びこれを搭載したコードレス電話機 Pending JPH05227657A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4030754A JPH05227657A (ja) 1992-02-18 1992-02-18 半導体装置及びこれを搭載したコードレス電話機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4030754A JPH05227657A (ja) 1992-02-18 1992-02-18 半導体装置及びこれを搭載したコードレス電話機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05227657A true JPH05227657A (ja) 1993-09-03

Family

ID=12312476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4030754A Pending JPH05227657A (ja) 1992-02-18 1992-02-18 半導体装置及びこれを搭載したコードレス電話機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05227657A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09186981A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Canon Inc 携帯端末装置
JP2021035102A (ja) * 2019-08-21 2021-03-01 池上通信機株式会社 電子機器の電源制御回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09186981A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Canon Inc 携帯端末装置
JP2021035102A (ja) * 2019-08-21 2021-03-01 池上通信機株式会社 電子機器の電源制御回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5117572B2 (ja) 携帯機器の電力管理装置
US7765414B2 (en) Circuit and operating method for integrated interface of PDA and wireless communication system
JPH05268763A (ja) Dc/dcコンバータ回路およびそれを用いたrs−232インタフェース回路
EP1491988A1 (en) Multiple power source semiconductor integrated circuit
CN102650904B (zh) 低功耗电路以及降低功率消耗的方法
US8046088B2 (en) Dependent power supplying apparatus and electronic instrument
JP4221665B2 (ja) 携帯端末装置
US10019022B2 (en) Level shifting module and power circuit and method of operating level shifting module
JPH05227657A (ja) 半導体装置及びこれを搭載したコードレス電話機
US11750011B2 (en) Charge and discharge control apparatus and electronic device
US6502196B1 (en) Voltage converter for applying suspension voltage to a RAM when resume signal is low while suspension-to-RAM signal is high, and applying source voltage in a reverse condition
JP2005045873A (ja) 電源装置
CN108509372B (zh) 一种片上系统芯片
JPH07105174A (ja) 1チップマイクロコンピュータ
JP2001084054A (ja) 電子機器
KR0162440B1 (ko) 노트북컴퓨터와 셀룰라폰의 전원 공유장치
JP2527998Y2 (ja) 携帯型電子機器
JP3300640B2 (ja) データ記憶装置
JPH06232349A (ja) 半導体集積回路
EP2189874A1 (en) Circuit and operating method for integrated interface of PDA and wireless communication system
JPS6188652A (ja) 電話端末機の電源供給方式
KR20010074405A (ko) 내장된 충전 회로를 갖는 스마트 배터리 장치 및 그 제어방법
JPH10125863A (ja) イネーブル端子を持つ入力パッド及びこれを利用した低電流消費形集積回路
JP2021057102A (ja) 表示装置
JPH0314262B2 (ja)