JPH11122843A - バッテリ付き電源回路 - Google Patents

バッテリ付き電源回路

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JPH11122843A
JPH11122843A JP9274793A JP27479397A JPH11122843A JP H11122843 A JPH11122843 A JP H11122843A JP 9274793 A JP9274793 A JP 9274793A JP 27479397 A JP27479397 A JP 27479397A JP H11122843 A JPH11122843 A JP H11122843A
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battery
power supply
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voltage
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JP9274793A
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Tomiyasu Sagane
富保 砂金
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、常時一個のDC−DCコンバータ
で動作させ、且つトランスのクランプ捲線を介して平滑
コンデンサに回収していた励磁エネルギーをバッテリへ
の充電に使用するようなバッテリ付き電源回路を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】入力交流電源を整流、及び平滑して第一の
直流電圧を発生する整流平滑手段と、該整流平滑手段に
て発生された第一の直流電圧を変換して負荷装置が必要
とする第二の直流電圧を供給するDC−DCコンバータ
を有するバッテリ付き電源回路において、該DC−DC
コンバータからの出力を整流する整流手段を有し、該D
C−DCコンバータをスイッチング制御することによっ
て主トランスに蓄えられた励磁エネルギーを、該DC−
DCコンバータの主スイッチングトランジスタのOFF
時に、該整流手段を介してバッテリに充電することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力交流電源、及
びバッテリ電源から直流電圧を生成し、その直流電圧を
変換して負荷装置が必要とする直流電圧を供給するバッ
テリ付き電源回路に関する。バッテリ付き電源回路は、
交流電圧、及びバッテリ電圧から絶縁された出力電圧
を、外部の負荷装置に対して供給する電源回路として、
例えば、負荷装置として通信装置に利用されている。
【0002】
【従来の技術】従来のバッテリ付き電源回路を図10に
示す構成図に従って説明する。図10において、従来の
バッテリ付き電源回路は、交流電源を平滑し、直流電圧
を発生させる整流平滑回路101と、整流平滑回路にて
得られたこの電流電圧から絶縁されたバッテリ電圧に降
圧する第一のDC−DCコンバータ102と、このバッ
テリ電圧を入力とし、バッテリ電圧から絶縁された負荷
装置が必要とする電圧に変換する第二のDC−DCコン
バータ103と、二次電源としてのバッテリ104と、
バッテリ104を充電し、蓄えたエネルギーを放電する
充放電回路105で構成される。
【0003】上記、図10のように構成される従来のバ
ッテリ付き電源回路の動作を図11の回路図に従って説
明する。従来のバッテリ付き電源回路は、整流平滑回路
101にて入力交流電源eiを全波整流回路(ダイオー
ドD101、D102、D103、D104)、平滑コ
イルL100を介し、平滑コンデンサC101にて平滑
して直流電圧を得る。
【0004】第一のDC−DCコンバータ102は、第
一の制御回路109がトランジスタTR101をスイッ
チング制御することによって、平滑コンデンサC101
に蓄えられた直流電圧を入力とし、トランスT101の
一次捲線NC101、NP101を介して二次捲線NS
101側に電力を供給し、出力ダイオードD106、D
107、及び平滑コイルL101を介して平滑コンデン
サC102にてバッテリ電圧相当の直流電圧を得る。
【0005】尚、第一の制御回路109によるトランジ
スタTR101のスイッチング制御は、抵抗R101と
R102により検出される平滑コンデンサC102に蓄
えられているバッテリ電圧相当の所定の直流電圧値(デ
ューティ値)によって、例えば、図8(a)(b)のよ
うにONとOFFを繰り返す。また、トランジスタTR
101のON時に一次捲線NC101に蓄えられた励磁
エネルギーを、図8(c)のようにトランジスタTR1
01のOFF時に平滑コンデンサC101に回収してい
る。
【0006】第二のDC−DCコンバータ103は、第
一のDC−DCコンバータ102にて生成されるバッテ
リ電圧相当の出力電圧を入力電圧として、第二の制御回
路108がトランジスタTR102をスイッチング制御
することによって、トランスT102の一次捲線NC1
02、NP102を介して二次捲線NS102側に電力
を供給する。更に、第二のDC−DCコンバータ103
は、第一のDC−DCコンバータ102と同様に整流ダ
イオードD109、D110、及び平滑コイルL102
を経由して平滑コンデンサC103にて直流電圧を得て
負荷装置に供給する。
【0007】尚、第二の制御回路108によるトランジ
スタTR102のスイッチング制御は、抵抗R103と
R104との分圧値と、平滑コンデンサC103に蓄え
られている直流電圧の所定の直流電圧値(デューティ
値)を比較することによって行われ、例えば、図8
(a)(b)のようにONとOFFを繰り返す。また、
トランジスタTR102のON時に一次捲線NC102
に蓄えられた励磁エネルギーを、図8(c)のようにト
ランジスタTR102のOFF時に平滑コンデンサC1
02に回収している。
【0008】図12は、図10、及び図11の充放電回
路105の回路を示す。図12において、充放電回路1
04は、第一のDC−DCコンバータ102にて生成さ
れるバッテリ電圧相当の出力電圧を入力電圧として、図
8(d)のように抵抗R106、R107で電流を制限
しながらトランジスタTR3、TR4を介し、バッテリ
104を充電している。更に、充放電回路104は、入
力交流電源eiが停止、または、所定の電圧変動範囲以
下の場合、バッテリ104からのバッテリ電圧をダイオ
ードD11を介して出力して二次電源として動作してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バッテリ付き電源回路は、バッテリに充電するための充
電回路に電流を制限する回路を設ける必要が有り、それ
が回路規模の増大の要因であった。また、2個のDC−
DCコンバータを動作させていることから電源回路内部
での消費電流が増大し、全体の変換効率が低下する要因
であった。
【0010】従って、入力交流電源からの供給電力が増
加し、供給元の電力設備が大型化することがあった。本
発明は、常時一個のDC−DCコンバータで動作させ、
且つトランスのクランプ捲線を介して平滑コンデンサに
回収していた励磁エネルギーをバッテリへの充電に使用
するようなバッテリ付き電源回路を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するため、本発明のバッテリ付き電源回路は、請求項1
に記載のように、入力交流電源を整流、及び平滑して第
一の直流電圧を発生する整流平滑手段(後述する実施例
の整流平滑回路1に相当)と、該整流平滑手段にて発生
された第一の直流電圧を変換して負荷装置が必要とする
第二の直流電圧を供給するDC−DCコンバータ(後述
する実施例のDC−DCコンバータ2に相当)を有する
バッテリ付き電源回路において、該DC−DCコンバー
タからの出力を整流する整流手段(後述する実施例の整
流回路3に相当)を有し、該DC−DCコンバータをス
イッチング制御することによって主トランス(後述する
実施例のトランスT3に相当)に蓄えられた励磁エネル
ギーを、該DC−DCコンバータの主スイッチングトラ
ンジスタのOFF時に、該整流手段を介してバッテリに
充電することを特徴とする。
【0012】上記の構成により、本発明のバッテリ付き
電源回路は、バッテリに充電するための充電回路に電流
を制限する回路を設ける必要がなくなり、回路規模を減
少させることが可能となり、また、常時、1個のDC−
DCコンバータを動作させていることから電源回路内部
での消費電流を減少でき、全体の変換効率を向上させる
ことが可能となる。
【0013】従って、本発明のバッテリ付き電源回路
は、DC−DCコンバータ内に蓄えられた励磁エネルギ
ーの有効利用が可能となる。また、本発明のバッテリ付
き電源回路は、請求項2に記載のように、請求項1記載
のバッテリ付き電源回路において、バッテリ交換の際、
前記トランスに蓄えられた励磁エネルギーを一時的に吸
収するためのシャントレギュレータ(後述する実施例の
シャントレギュレータ5に相当)をバッテリに並列に接
続することを特徴とする。
【0014】従って、本発明のバッテリ付き電源回路
は、バッテリの交換を無瞬断で実行できる。また、本発
明のバッテリ付き電源回路は、請求項3に記載のよう
に、請求項1または2記載のバッテリ付き電源回路にお
いて、入力交流電源が停止、または所定の電圧変動範囲
以下の場合、前記整流平滑手段は、バッテリからの出力
電圧を昇圧した第三の直流電圧を供給され、前記DC−
DCコンバータは、第三の直流電圧を変換して負荷装置
が必要とする第二の直流電圧を供給することを特徴とす
る。
【0015】従って、入力交流電源からの供給電力を減
少して供給元の電力設備を小型化することが可能とな
る。また、本発明のバッテリ付き電源回路は、請求項4
に記載のように、請求項1乃至3いずれか一項記載のバ
ッテリ付き電源回路において、バッテリからの出力電圧
を昇圧して前記第三の直流電圧を生成する昇圧手段(後
述する実施例の昇圧回路6に相当)を有し、該昇圧手段
は、昇圧手段を複数個カスケード接続する構成(後述す
る実施例の図3に相当)とし、複数の昇圧手段を制御す
るための昇圧制御回路(後述する実施例の昇圧制御回路
11に相当)のスイッチング制御により第三の直流電圧
を生成することを特徴とする。
【0016】上記のように構成されるバッテリ付き電源
回路の昇圧手段は、例えば、バッテリの出力電圧と整流
平滑手段の出力電圧との差に応じて設定可能となる。従
って、本発明のバッテリ付き電源回路は、バッテリの出
力電圧が低い場合でも昇圧比の高い出力電圧を得ること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、常時一個のDC−DCコン
バータで動作させ、且つトランスのクランプ捲線に蓄え
られている励磁エネルギーをバッテリへの充電に使用す
るバッテリ付き電源回路の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、バッテリ付き電源回路の構成図を示す。
【0018】図1において、バッテリ付き電源回路は、
整流平滑回路1とDC−DCコンバータ2と整流回路3
とバッテリ4とシャントレギュレータ5と昇圧回路6で
構成される。図1のバッテリ付き電源回路は、整流平滑
回路1が入力交流電源を整流、及び平滑して第一の直流
電圧を生成し、DC−DCコンバータ2が、例えば、整
流平滑回路1にて生成した第一の直流電圧から絶縁され
た6Vと12Vの第二の直流電圧を生成し、6Vで動作
可能な負荷装置7と12Vで動作可能な負荷装置8を動
作させている。
【0019】また、バッテリ付き電源回路は、入力交流
電源が停止、または所定の電圧変動範囲以下の場合、バ
ッテリ4を電源として、DC−DCコンバータ2は、例
えば、昇圧回路6にて昇圧した第三の直流電圧から絶縁
された6Vと12Vの第二の直流電圧を生成し、6Vで
動作可能な負荷装置7と12Vで動作可能な負荷装置8
を動作させている。尚、バッテリ付き電源回路のバッテ
リ4は、DC−DCコンバータ2内に蓄えられた励磁エ
ネルギーを整流回路3を介して充電している。また、本
発明のバッテリ付き電源回路は、バッテリ4を交換する
とき、DC−DCコンバータ2内に蓄えられた励磁エネ
ルギーを放出するシャントレギュレータ5を有すること
によって無瞬断でバッテリを交換できる。
【0020】上記、図1のように構成されるバッテリ付
き電源回路の動作を、図2の回路図に従って説明する。
図2のバッテリ付き電源回路において、整流平滑回路1
は、整流平滑手段として、全波整流回路(ダイオードD
1、D2、D3、D4)と平滑コイルL0と平滑コンデ
ンサC1で構成され、入力交流電源から第一の直流電圧
を生成する。
【0021】DC−DCコンバータ2は、スイッチング
トランジスタTR2とトランスT3と整流ダイオードD
9、D10と平滑コイルL2と平滑コンデンサC3と抵
抗R3、R4、R5で構成され、整流平滑回路1にて生
成した第一の直流電圧から絶縁された負荷装置が必要と
する第二の直流電圧を生成する。整流回路3は、整流ダ
イオードD15で構成され、DC−DCコンバータ2に
て蓄えられる励磁エネルギーを整流して充電電流を生成
するバッテリ4は、整流手段として、整流回路4にて生
成される充電電流によって充電される。
【0022】シャントレギュレータ5は、バッテリ4の
交換時に充電電流を放出する。昇圧回路6は、昇圧手段
として、昇圧制御回路10とスイッチングトランジスタ
TR21とコンデンサC21とコイルL21とダイオー
ドD21と抵抗R21、R22で構成され、バッテリ4
の出力電圧を昇圧して第三の直流電圧を生成する。
【0023】図2において、バッテリ付き電源回路は、
入力交流電源eiを全波整流回路(ダイオードD1、D
2、D3、D4)で整流し、平滑コンデンサC1で第一
の直流電圧を得る。DC−DCコンバータ2は、出力制
御回路9がトランジスタTR2をスイッチング制御する
ことによって、平滑コンデンサC1に蓄えられた第一の
直流電圧をを入力とし、トランスT3の一次捲線NP3
を介して二次捲線NS3側に電力を供給し、出力ダイオ
ードD9、D10、及び平滑コイルL2を介して平滑コ
ンデンサC3にて第二の直流電圧を得て負荷装置に供給
する。
【0024】尚、出力制御回路9によるトランジスタT
R2のスイッチング制御は、抵抗R3とR4との分圧値
と、平滑コンデンサC3に蓄えられている第二の直流電
圧の所定の直流電圧値(デューティ値)を比較すること
によって行われ、例えば、図9(a)(b)のようにO
NとOFFを繰り返す。また、本発明のバッテリ付き電
源回路は、トランジスタTR2のON時にトランスT3
の三次捲線NS4に蓄えられた励磁エネルギーを、トラ
ンジスタTR2のOFF時に整流回路3のダイオードD
15にて整流し、図9(c)のようなタイミングでバッ
テリ4を充電している。
【0025】ここで、本発明のバッテリ付き電源回路の
バッテリ4を充電する充電電流のピーク電流Ipは次の
式のようになる。 Ip≒(Vns4/Lns4)*t1 但し、Vns4は、トランス3の捲線NS4に発生する
電圧を示し、Lns4は、トランス3の捲線NS4のイ
ンダクタンスを示し、t1は、図9(c)で示すように
バッテリに充電電流が流入する時間を示す。
【0026】また、本発明のバッテリ付き電源回路のバ
ッテリ4を充電する充電電流の平均電流Iaveは次の
式のようになる。 Iave=(Ip*t1)/(2*T) 但し、Tは、図9(c)で示すようにトランジスタTR
2のスイッチング周期を示す。
【0027】また、本発明のバッテリ付き充電回路は、
入力交流電源eiが停止、または所定の電圧変動範囲以
下の場合、バッテリ4を二次電源として使用している。
昇圧回路6は、入力交流電源eiの停止状態、または所
定の電圧変動範囲以下である状態を検出するため、整流
平滑回路1の平滑コンデンサC1に供給されている第一
の直流電圧が所定の基準電圧値を超えているかどうかを
検出する。尚、所定の基準電圧値は、昇圧制御回路10
内に予め設定されているものとし、基準電圧値以上の場
合は、通常通り入力交流電源eiを使用する。
【0028】昇圧制御回路10は、スイッチングレギュ
レータとして動作し、抵抗R21とR22の分圧値と昇
圧制御回路10内の基準電圧値を比較し、その基準電圧
値を超えていない場合にトランジスタTR21をONと
する。トランジスタTR21がONになると昇圧回路6
は、バッテリ4の出力電圧を昇圧して第三の直流電圧を
生成して平滑コンデンサC1に供給する。
【0029】平滑コンデンサC1に蓄えられた第三の直
流電圧を入力としてDC−DCコンバータ2は、出力制
御回路9がトランジスタTR2をスイッチング制御する
ことによって、トランスT3の一次捲線NP3を介して
二次捲線NS3側に電力を供給し、出力ダイオードD
9、D10、及び平滑コイルL2を介して平滑コンデン
サC3にて第二の直流電圧を得て負荷装置に供給する。
【0030】また、本発明のバッテリ付き電源回路は、
バッテリ4の出力電圧と比較して第一の直流電圧が高
く、且つその差が大きい場合、例えば、図3のように昇
圧回路6を2段直列に接続するような構成として使用す
る。図3に示す昇圧回路は、ダイオードD32とコイル
L32とトランジスタTR32を有する第一の昇圧回路
21と、ダイオードD31とコイルL31とトランジス
タTR31を有する第二の昇圧回路22と、第一の昇圧
回路21にて昇圧された出力電圧を蓄えたコンデンサC
32と、第二の昇圧回路22にて昇圧された出力電圧を
蓄えたコンデンサC31と、第一の直流電圧を分圧する
抵抗R21、R22と、昇圧制御回路10と同様の機能
を有する昇圧制御回路11で構成される。
【0031】図3の2段構成の昇圧回路は、昇圧回路6
と同様に入力交流電源eiの停止状態、または所定の電
圧変動範囲以下である状態を検出するため、整流平滑回
路1の平滑コンデンサC1に供給されている第一の直流
電圧が所定の基準電圧値を超えているかどうかを検出す
る。尚、所定の基準電圧値は、昇圧制御回路10内に予
め設定されているものとし、基準電圧値以上の場合は、
通常通り入力交流電源eiを使用する。
【0032】昇圧制御回路11は、スイッチングレギュ
レータとして動作し、抵抗R31とR32の分圧値と昇
圧制御回路11内の基準電圧値を比較し、その基準電圧
値を超えていない場合にトランジスタTR31、TR3
2をONとする。トランジスタTR31、TR32がO
Nになると第一の昇圧回路31は、バッテリ4の出力電
圧を昇圧し、更に、第二の昇圧回路32は、第一の昇圧
回路31の出力電圧を昇圧し、第三の直流電圧を生成し
て平滑コンデンサC1に供給する。尚、昇圧回路の段数
は、バッテリ4の出力電圧と第一の直流電圧との差に応
じたものであり、2段構成に限らない。
【0033】また、本発明のバッテリ付き電源回路は、
バッテリ4の交換時に無瞬断でバッテリを交換するため
に、DC−DCコンバータ2内に蓄えられた励磁エネル
ギーを吸収するシャントレギュレータ5を備える。シャ
ントレギュレータ5は、ダイオードD41と抵抗R4
1、R42で構成され、バッテリ交換の際にバッテリ4
を取り外すと、図7に示すように電圧値V1が上昇し、
それと同時に電圧値V2も上昇し、ある一定の電圧値を
超えるとダイオードD41に電流I1が流れる。従っ
て、電圧値V1は一定の電圧値を保持することができ、
且つトランスT3に蓄えられたエネルギーはシャントレ
ギュレータ5に放出できる。
【0034】次に図1に示すバッテリ付き電源回路にバ
ッテリの劣化を判定する回路を付加した実施例を図4に
従って説明する。尚、図1で説明した構成、及び機能
は、同一の符号を付して説明を省略する。図4は、バッ
テリ付き電源回路の構成図を示す。図4において、バッ
テリ付き電源回路は、整流平滑回路1とDC−DCコン
バータ2と整流回路3とバッテリ4とシャントレギュレ
ータ5と昇圧回路6とバッテリ劣化判定回路12で構成
される。
【0035】バッテリ劣化判定回路12は、バッテリ4
の出力電圧を入力として接続され、図6に示すような鋸
歯状の充電電流を利用してバッテリ4の劣化を判定す
る。バッテリ4に劣化がある場合、バッテリ劣化判定回
路12は、例えば、遮断信号を送出し、バッテリ4に異
常があることを通知することによって昇圧回路6、及び
DC−DCコンバータ2を停止させることができ、更
に、アラーム信号を送出し、バッテリ付き電源回路の表
示ランプやLED等に表示することができる。
【0036】図5は、バッテリ劣化判定回路の回路例を
示す。図5において、バッテリ劣化判定回路12は、バ
ッテリ4の出力電圧を分圧する抵抗R51、R52と、
バッテリ4が劣化していることを判定する基準となる電
圧値を有する基準電圧Vrefと、抵抗R51、R52
にて分圧された電圧値と基準電圧Vrefを比較する比
較器23で構成され、バッテリ4が劣化しているかどう
かを判定している。
【0037】バッテリ劣化判定回路12は、例えば、バ
ッテリ4に図6(a)(b)のような充電電流が入力さ
れているとき、バッテリ4の出力電圧の分圧値と基準電
圧Vrefを比較する。バッテリ4の出力電圧が図6
(a)のような場合、バッテリ4の出力電圧の分圧値と
基準電圧Vrefが比較結果が等しくなるため、バッテ
リ劣化判定回路12は、バッテリ4が正常であると判定
する。ところが、バッテリ4の出力電圧が図6(b)の
ような場合、バッテリ4の出力電圧の分圧値と基準電圧
Vrefが等しくならないため、バッテリ劣化判定回路
12は、バッテリ4に劣化があると判定する。
【0038】上記、図1、及び図4に示すような本発明
のバッテリ付き電源回路は、従来のバッテリ付き電源回
路のようにバッテリへの充電電流を制限する充電回路を
設ける必要がなくなり、回路規模を減少させることが可
能となる。また、本発明のバッテリ付き電源回路は、常
時、1個のDC−DCコンバータを動作させていること
から電源回路内部での消費電流を減少させることが可能
となる。
【0039】
【発明の効果】上述の如く、本発明のバッテリ付き電源
回路によれば、バッテリへの充電電流を制限する充電回
路を設ける必要がなくなり、回路規模を減少させること
が可能となる。また、本発明のバッテリ付き電源回路
は、常時、1個のDC−DCコンバータを動作させてい
ることから電源回路内部での消費電流を減少でき、更に
全体の変換効率を向上させることが可能となる。
【0040】また、入力交流電源からの供給電力を減少
して供給元の電力設備を小型化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】本発明の一実施例の回路図である。
【図3】昇圧回路の例である。
【図4】本発明の一実施例の構成図である。
【図5】バッテリ劣化判定回路の例である。
【図6】バッテリ電圧波形である。
【図7】シャントレギュレータの例である。
【図8】従来回路の動作波形である。
【図9】本発明のバッテリ付き電源回路の動作波形であ
る。
【図10】従来の構成図である。
【図11】従来の回路図である。
【図12】充放電回路の例である。
【符号の説明】
1 整流平滑回路 2 DC−DCコンバータ 3 整流回路 4 バッテリ 5 シャントレギュレータ 6 昇圧回路 7 負荷装置 8 負荷装置 9 出力制御回路 10 昇圧制御回路 11 昇圧制御回路 12 バッテリ劣化判定回路 21 第一の昇圧回路 22 第二の昇圧回路 23 比較器 101 整流平滑回路 102 第一のDC−DCコンバータ 103 第二のDC−DCコンバータ 104 バッテリ 105 充放電回路 106 負荷装置 107 負荷装置 108 第二の制御回路 109 第一の制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力交流電源を整流、及び平滑して第一の
    直流電圧を発生する整流平滑手段と、該整流平滑手段に
    て発生された第一の直流電圧を変換して負荷装置が必要
    とする第二の直流電圧を供給するDC−DCコンバータ
    を有するバッテリ付き電源回路において、 該DC−DCコンバータからの出力を整流する整流手段
    を有し、 該DC−DCコンバータをスイッチング制御することに
    よって主トランスに蓄えられた励磁エネルギーを、該D
    C−DCコンバータの主スイッチングトランジスタのO
    FF時に、該整流手段を介してバッテリに充電すること
    を特徴とするバッテリ付き電源回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載のバッテリ付き電源回路にお
    いて、 バッテリ交換の際、前記トランスに蓄えられた励磁エネ
    ルギーを一時的に吸収するためのシャントレギュレータ
    をバッテリに並列に接続することを特徴とするバッテリ
    付き電源回路。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のバッテリ付き電源
    回路において、 入力交流電源が停止、または所定の電圧変動範囲以下の
    場合、 前記整流平滑手段は、バッテリからの出力電圧を昇圧し
    た第三の直流電圧を供給され、 前記DC−DCコンバータは、第三の直流電圧を変換し
    て負荷装置が必要とする第二の直流電圧を供給すること
    を特徴とするバッテリ付き電源回路。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3いずれか一項記載のバッテ
    リ付き電源回路において、 バッテリからの出力電圧を昇圧して前記第三の直流電圧
    を生成する昇圧手段を有し、 該昇圧手段は、昇圧手段を複数個カスケード接続する構
    成とし、 複数の昇圧手段を制御するための昇圧制御回路のスイッ
    チング制御により第三の直流電圧を生成することを特徴
    とするバッテリ付き電源回路。
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