JPWO2011040136A1 - レンズの組立方法、レンズの組立体、及びレンズ組立体を備えた撮像装置 - Google Patents

レンズの組立方法、レンズの組立体、及びレンズ組立体を備えた撮像装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、複数のレンズを組み立てる場合に、複数のレンズ間における傾きを調整して組み立てることが可能なレンズの組立方法を提供する。第1のレンズ10は、第1の面11に第1のマーク12を有し、第2の面13に第2のマーク14を有している。第2のレンズ20は、第1の面21に第3のマーク22を有している。第2の面13と第1の面21とを向かい合わせて、第2のレンズ20の上に第1のレンズ10を設置し、第1のレンズ10を平行方向に動かすことで第2のマーク14の位置と第3のマーク22の位置とを合わせる。この状態で、第1のレンズ10の傾きを変えることで、第1のマーク12の位置と第3のマーク22の位置とを合わせる。

Description

この発明は、光学装置に設置される複数のレンズを組み立てる組立方法、複数のレンズが組み立てられた組立体、及びレンズ組立体を備えた撮像装置に関する。
通常、デジタルカメラやカメラ付携帯電話などの光学機器の光学系は、複数のレンズを組み合わせて構成されている。この光学系を組み立てる場合には、複数のレンズの光軸を精密に合わせ、合わせた状態でレンズ間を固定してレンズ組立体を構成し、その後、当該レンズ組立体に撮像センサを取り付けて撮像装置を構成する。この場合、光軸のずれた光学系では、像が歪んだり、ぼけたりするなどの問題が発生するため、良好な結像性能が得られなくなる。例えば、複数のレンズを含むカメラレンズユニットにおいては、イメージセンサーの高画素化が進むにつれて、複数のレンズを高精度に組み立てることが要求されているが、その組み立ての難易度は高い。例えば複数のレンズの組み立て作業には、各レンズの光軸を合わせる調心作業が含まれており、その調心作業によって各レンズの光軸を高精度に合わせることは、非常に難易度が高い。複数のレンズを組み立てる方法としては、主に以下に示す4種類の組み立て方法がある。4種類の組立方法について図14を参照して説明する。図14は、従来技術に係るレンズの組立方法を示すレンズの断面図である。
第1の方法として鏡枠嵌合組立方法がある。この方法は図14(a)に示すように、第1のレンズ500及び第2のレンズ510の側面を鏡枠520によって挟み込み、鏡枠520の基準位置で物理的に2つのレンズを位置決めして組み立てる方法である。鏡枠520によって位置決めするため、第1のレンズ500及び第2のレンズ510の光軸を合わせる調心作業を行わずに、容易に2つのレンズを組み立てることができる。しかしながら、鏡枠520などの別部品によって2つのレンズの位置決めをするため、位置決めの精度が劣るという問題がある。
第2の方法として基準位置嵌合組立方法がある。この方法においては、図14(b)に示すように、第1のレンズ530において、レンズ有効光学面の外側にある外周領域にフランジ531を設ける。同様に、第2のレンズ540において、レンズ有効光学面の外側にある外周領域にフランジ541を設ける。そして、第1のレンズ530と第2のレンズ540とを嵌合させることで、フランジ531、541が基準位置として機能し、そのことにより2つのレンズの位置決めが物理的になされて、2つのレンズが組み立てられる。この方法によると、フランジ(基準位置)によって物理的に2つのレンズの位置決めがされるため、調心作業を行わずに、高精度な組み立てを容易に行うことができる。しかしながら、フランジは基準位置として機能するため、それらの設置位置を高精度に各レンズに形成する必要があるが、フランジを高精度に形成することは非常に困難である。すなわち、高精度な基準位置を有するレンズを作製することは、非常に難易度が高い。また、レンズに設けられた基準位置(フランジの位置)を測定して、組み立て作業を行うことも非常に困難である。
第3の方法として、レンズの光学性能を測定して調心しながらレンズを組み立てる方法がある。例えば図14(c)に示すように、第2のレンズ560の上に第1のレンズ550を設置してレンズ組立体とし、そのレンズ組立体の光学性能を測定しながら第1のレンズ550を平行方向(矢印の方向)に動かして調心する。そして、レンズ組立体の光学性能が良好になる位置を決定して、第1のレンズ550と第2のレンズ560とを固定する。この組立方法によると高精度に組み立てることができるが、光学性能の測定を含む調心作業に時間を要するという問題がある。また、この組立方法は、光学性能を測定できるようなレンズの組み合わせを組み立てる場合のみ適用することができるため、応用性に欠ける問題がある。例えば、複数のレンズを有するレンズユニットを組み立てる場合、最終のレンズの組み立てのみにこの組立方法を適用することができるため、応用性に欠けてしまう。
第4の方法として、レンズにマークを形成し、そのマークを利用して調心しながら組み立てる方法がある。例えば図14(d)に示すように、第1のレンズ570において第2のレンズ580と対向する面にマーク571を設け、第2のレンズ580において第1のレンズ570と対向する面にマーク581を設ける。そして、各レンズのマークの位置を読み取って、第1のレンズ570を平行方向(矢印の方向)に動かしてマーク571の位置とマーク581の位置とを合わせることで、第1のレンズ570及び第2のレンズ580の調心を行う。このようにマークを利用することで容易に調心できるが、平行方向のみの調整であるため、精度良く光軸を合わせることは困難である。
つまり、平行方向のみの調整であるため、第1のレンズ570と第2のレンズ580との間で傾き(チルト)が発生するが、従来技術に係る方法は平行方向のみの調整を行うため、その傾きを調整することはできない。この傾きについて図15を参照して説明する。図15は、従来技術に係るレンズ組立体の断面図である。上述した第4の方法ではレンズの平行方向のみを調整するため、第1のレンズ570と第2のレンズ580との間で角度φの傾きを有する光軸の傾きが発生してしまい、この角度φの傾きを調整することができない。例えば従来技術に係る方法によると、5分(5′)〜10分(10′)の光軸の傾きが発生してしまい、例えば1200万画素クラスの高画素の光学系に要求されるチルト角度を満たすことができない。
また、レンズの有効光学面の周囲にある外周領域にマークを形成し、そのマークを利用してレンズを組み立てる方法が知られている(例えば特許文献1)。また、レンズの有効光学面内の所定位置にある欠陥を位置決め用のマークとして利用して、レンズを組み立てる方法が知られている(例えば特許文献2)。また、レンズにマークを形成して、レンズの芯出しを行う方法が知られている(例えば特許文献3)。
特開2002−71909号公報 特開2006−268015号公報 特表2007−519020号公報
しかしながら、従来技術に係るレンズの組立方法では、複数のレンズ間における傾き(チルト)を調整することが困難であり、高画素の光学系に要求されているチルト角度を満たすことができない。例えば特許文献1に記載の組立方法では、複数のレンズ間の傾き(チルト)の調整まで含めた調心を行うことは困難である。また、特許文献2及び特許文献3に記載のレンズは、レンズ単体の偏心精度の向上を目的としているため、複数のレンズ間における傾きを調整することは困難である。
この発明は上記の問題点を解決するものであり、複数のレンズを組み立てる場合に、複数のレンズ間における傾きを調整して組み立てることが可能なレンズの組立方法を提供することを目的とする。また、複数のレンズ間における傾きが調整されて組み立てられたレンズの組立体を提供することを目的とする。また、そのレンズの組立体を備えた撮像装置を提供することを目的とする。
この発明の第1の態様は、第1のレンズと第2のレンズとを組み立てるレンズの組立方法であって、前記第1のレンズは一方の面に第1のマークを有し、前記一方の面とは反対側の面に第2のマークを有し、前記第2のレンズは一方の面に第3のマークを有しており、前記第1のレンズの前記第1のマーク及び前記第2のマークのうち一方のマークの位置と、前記第2のレンズの前記第3のマークの位置とを、位置合わせする第1の工程と、前記第1の工程での位置合わせを維持した状態で、前記第1のレンズの前記第1のマーク及び前記第2のマークのうち他方のマークの位置と、前記第2のレンズに設けられている前記第3のマークの位置とを、位置合わせする第2の工程と、を含むことを特徴とするレンズの組立方法である。
また、第2の態様は、第1の態様に係るレンズの組立方法であって、前記第1のレンズの第2のマークと、前記第2のレンズの第3のマークとは互いに向かい合う面に設けられ、前記第1の工程では、前記第2のマークの位置と前記第3のマークの位置とを位置合わせすることを特徴とする。
また、第3の態様は、第1のレンズと第2のレンズとを組み立てるレンズの組立方法であって、前記第1のレンズは一方の面に第1のマークを有し、前記一方の面とは反対側の面に第2のマークを有し、前記第2のレンズは一方の面に第3のマークを有しており、前記第1のレンズの前記第1のマーク及び前記第2のマークのうち一方のマークと、前記第2のレンズの前記第3のマークとを用いて位置合わせする第1の工程と、前記第1の工程での位置合わせを維持した状態で、前記第1のレンズの前記第1のマーク及び前記第2のマークのうち他方のマークと、前記第2のレンズに設けられている前記第3のマークとを用いて位置合わせする第2の工程と、を含み、前記第1の工程及び前記第2の工程の少なくとも一方は、前記第1のマーク又は前記第2のマークに基づいて仮想の第1のマーク又は第2のマークを推定し、当該仮想マークの位置と前記第3のマークの位置とを位置合わせする工程であることを特徴とするレンズの組立方法である。
また、第4の態様は、第3の態様に係るレンズの組立方法であって、前記第1のマーク及び前記第2のマークのうち少なくとも一方のマークは、前記第1のレンズの有効光学面の周囲にある外周領域に複数設けられており、前記第1の工程又は前記第2の工程では、前記外周領域に複数設けられているマークについては、前記外周領域に設けられている複数のマークに基づいて仮想マークの位置を推定して、当該仮想マークの位置と前記第3のマークの位置とを位置合わせすることを特徴とする。
また、第5の態様は、第4の態様に係るレンズの組立方法であって、前記第1のマーク及び前記第2のマークのうち前記外周領域に複数設けられているマークは、前記第1のレンズの光軸からの距離がそれぞれ等しい位置に設けられており、前記第1の工程又は前記第2の工程では、前記外周領域に設けられているマークについては、前記外周領域に設けられている複数のマークによって囲まれている領域の重心位置を前記仮想マークとして推定して、当該仮想マークの位置と前記第3のマークの位置とを位置合わせすることを特徴とする。
また、第6の態様は、第4又は第5の態様のいずれかに係るレンズの組立方法であって、前記外周領域に設けられている前記複数の第1のマークの位置と、前記外周領域に設けられている前記複数の第2のマークの位置とは、位置をずらして設けられていることを特徴とする。
また、第7の態様は、第3の態様に係るレンズの組立方法であって、前記第1のマーク及び前記第2のマークのうち少なくとも一方のマークは、前記第1のレンズの光軸を中心とした円形状のマークであり、前記第1のレンズの有効光学面の周囲にある外周領域に設けられており、前記第1の工程又は前記第2の工程では、前記外周領域に設けられているマークについては、前記円形状のマークによって囲まれている領域の重心位置を推定し、前記推定された重心位置と、前記第3のマークの位置とを合わせることを特徴とする。
また、第8の態様は、第7の態様に係るレンズの組立方法であって、前記外周領域に設けられている円形状の前記第1のマークと、前記外周領域に設けられている円形状の前記第2のマークとは、径の大きさが異なることを特徴とする。
また、第9の態様は、第1から第5の態様、又は第7の態様のいずれかに係るレンズの組立方法であって、前記第1のマーク及び前記第2のマークのうち、前記第1のレンズの有効光学面内に設けられているマークは、前記第1のレンズの光軸上に設けられていることを特徴とする。
また、第10の態様は、第1から第9の態様のいずれかに係るレンズの組立方法であって、前記第3のマークは、前記第2のレンズの光軸上に設けられていることを特徴とする。
また、第11の態様は、第1から第9の態様のいずれかに係るレンズの組立方法であって、前記第3のマークは、前記第2のレンズの有効光学面の周囲にある外周領域に複数設けられており、前記第1の工程及び前記第2の工程では、前記外周領域に設けられている前記複数の第3のマークに基づいて、前記第3のマークについての仮想マークの位置を推定して、前記位置合わせすることを特徴とする。
また、第12の態様は、第11の態様に係るレンズの組立方法であって前記複数の第3のマークは、前記第2のレンズの光軸からの距離がそれぞれ等しい位置に設けられており、前記第1の工程及び前記第2の工程では、前記外周領域に設けられている前記複数の第3のマークによって囲まれている領域の重心位置を、前記第3のマークについての仮想マークの位置として推定して、前記位置合わせすることを特徴とする。
また、第13の態様は、第1から第9の態様のいずれかに係るレンズの組立方法であって、前記第3のマークは、前記第2のレンズの光軸を中心とした円形状のマークであり、前記第2のレンズの有効光学面の周囲にある外周領域に設けられており、前記第1の工程及び前記第2の工程では、前記外周領域に設けられている前記第3のマークによって囲まれている領域の重心位置を、前記第3のマークについての仮想マークの位置として推定して、前記位置合わせすることを特徴とする。
また、第14の態様は、第1又は第2の態様のいずれかに係るレンズの組立方法であって、前記第1のマーク及び前記第2のマークは、前記第1のレンズの光軸上に夫々設けられ、前記第3のマークは、前記第2のレンズの光軸上に設けられていることを特徴とする。
また、第15の態様は、第1から第14の態様のいずれかに係るレンズの組立方法であって、前記第1のマーク、前記第2のマーク、及び前記第3のマークの大きさが、それぞれ異なることを特徴とする。
また、第16の態様は、一方の面に第1のマークが設けられ、前記一方の面とは反対側の面に第2のマークが設けられた第1のレンズと、第3のマークが設けられた第2のレンズと、を有し、前記第2のマークの位置と前記第3のマークの位置とが合わされ、前記第1のマークの位置と前記第3のマークの位置とが合わされた状態で組み立てられていることを特徴とするレンズの組立体である。
また、第17の態様は、第16の態様に係るレンズの組立体であって、前記第2のレンズは、前記第3のマークが形成された面とは反対側の面に第4のマークが形成されていることを特徴とする。
また、第18の態様は、第16又は第17の態様に係るレンズ組立体と、当該レンズ組立体の前記第2のレンズにおいて、前記第1のレンズが配置された面とは反対の面側に、前記第1及び前記第2のレンズを透過した入射光を受光する撮像センサと、を有することを特徴とする撮像装置である。
この発明によると、第1の工程によって、第1のレンズ及び第2のレンズの平行方向における位置を合わせることができ、さらに、第2の工程によって、第1のレンズと第2のレンズとの間の傾きを調整することが可能となる。このように、第2の工程によってレンズ間の傾きを抑制することが可能となり、その結果、高精度なレンズユニットを作製することが可能となる。
この発明の第1実施形態に係るレンズの上面図と断面図である。 この発明の第1実施形態に係るレンズの組立方法を示すレンズの断面図である。 マークの別の例を示すレンズの上面図である。 変形例1に係るレンズの断面図である。 変形例2に係るレンズの断面図である。 この発明の第2実施形態に係るレンズの上面図と断面図である。 マークの別の例を示すレンズの上面図である。 変形例3に係るレンズの上面図と断面図である。 変形例4に係るレンズの上面図と断面図である。 マークの別の例を示すレンズの上面図と断面図である。 この発明の第3実施形態に係るレンズの断面図である。 変形例5に係るレンズの断面図である。 変形例6に係るレンズの断面図である。 従来技術に係るレンズの組立方法を示すレンズの断面図である。 従来技術に係るレンズ組立体の断面図である。
この発明の実施形態においては、マークが設けられた複数のレンズを対象にして、そのマークに基づいて調心を行って複数のレンズを組み立てる。例えば2つのレンズを組み立てる場合、少なくとも一方のレンズの両面にマークを形成し、他方のレンズの片面にマークを形成する。そして、それらのマークを利用して2つのレンズの調心を行ってレンズを組み立てる。これらのマークを利用して組み立てることで、平行方向におけるレンズの位置合わせが行われ、さらに、レンズ間の傾き(チルト)が調整される。以下、具体的な実施形態を示す。
[第1実施形態]
この発明の第1実施形態に係るレンズ、及びレンズの組立方法について図1及び図2を参照して説明する。図1は、この発明の第1実施形態に係るレンズの上面図と断面図である。図2は、この発明の第1実施形態に係るレンズの組立方法を示すレンズの断面図である。図1(a)は、第1のレンズ10を一方の面(第1の面11)から見た上面図と、第1のレンズ10の中央を通る断面図である。図1(b)は、第2のレンズ20を一方の面(第1の面21)から見た上面図と、第2のレンズ20の中央を通る断面図である。図1(c)は、第1のレンズ10と第2のレンズ20とが組み立てられた状態を示すレンズ組立体の断面図である。
図1(a)〜(c)に示すように、第1実施形態に係るレンズ組立体は、第1のレンズ10と第2のレンズ20とを備えている。第1のレンズ10は、両面にマークを有している。例えば図1(a)に示すように、第1のレンズ10においては、当該レンズの光軸上であって一方の面(第1の面11)に凸状の第1のマーク12が設けられ、反対側の面(第2の面13)に凸状の第2のマーク14が設けられている。また、図1(b)に示すように、第2のレンズ20においては、一方の面(第1の面21)の光軸上に凸状の第3のマーク22が設けられている。この実施形態では、第2のレンズ20において、第1のレンズ10と対向する面(第1の面21)の光軸上に第3のマーク22が設けられている。第1のマーク12、第2のマーク14、及び第3のマーク22は、上方から見た場合、1例として円形状の形状を有している。そして図1(c)に示すように、第1のレンズ10における第2の面13と、第2のレンズ20における第1の面21とを向かい合わせて、第1のレンズ10と第2のレンズ20とを組み合わせることで、レンズ組立体を作製する。
1例として、第1のレンズ10及び第2のレンズ20の直径は3mmであり、第1のマーク12等の直径は50μm以下である。例えば、第1のマーク12等の直径は20μmである。なお、レンズ及びマークの大きさは1例であり、この発明に係るレンズ及びマークがこの大きさに限定されるものではない。
なお、ここでは図示しないが、撮像装置としては、第2のレンズ20の第1の面21とは反対の面側に所望の間隔を取って、第1のレンズ10及び第2のレンズ20を透過した入射光を受光する撮像センサが配置されて構成される。
なお、第1のマーク12、第2のマーク14、及び第3のマーク22の形状は、図1で示されるような断面で見た場合、丸みを帯びた形状であっても良いし、矩形状の形状であっても良い。また、第1のマーク12、第2のマーク14、及び第3のマーク22の形状は、凸状の形状以外に、溝状のマークのように凹んだ形状であっても良い。また、第1のマーク12、第2のマーク14、及び第3のマーク22の大きさは同じ大きさであっても良いし、それぞれ異なる大きさであっても良い。
第1のレンズ10及び第2のレンズ20は、樹脂により構成されていても良いし、ガラスにより構成されていても良い。
(レンズの組立方法)
次に、第1のレンズ10と第2のレンズ20とを組み合わせる方法について図2を参照して説明する。
(第1の工程(シフト調心))
まず図2(a)に示すように、第1のレンズ10における第2の面13と、第2のレンズ20における第1の面21とを向かい合わせて、第2のレンズ20の上に第1のレンズ10を設置する。そして、第2のレンズ20に設けられている第3のマーク22の位置と、第1のレンズ10に設けられている第2のマーク14の位置とを合わせる。例えば、第2のレンズ20上において第1のレンズ10を平行方向(X方向)に動かすことで、第2のマーク14の位置と第3のマーク22の位置とを合わせる。
具体的には、第2のレンズ20の上に第1のレンズ10を設置する前に、顕微鏡によって第2のレンズ20における第3のマーク22を観察し、例えば光学式3次元座標測定装置(以下、「座標測定装置」と称する)を用いて、第2のレンズ20に設けられた第3のマーク22の位置を測定する。3次元座標測定装置には公知の座標測定装置を用いれば良い。座標測定装置は、例えば予め設定された所定位置を原点として、第3のマーク22の座標を測定してその座標情報を保持する。
次に、第2の面13を第2のレンズ20の第1の面21に向かい合わせて、第1のレンズ10を第2のレンズ20の上に設置する。そして、第1のレンズ10に設けられている第2のマーク14の位置を座標測定装置によって測定し、第2のマーク14の座標情報を保持する。そして、保持されている座標情報に基づいて、第3のマーク22の位置と第2のマーク14の位置とが一致するように、第1のレンズ10を平行方向(X方向)に動かす(シフト調心)。そして、第1のレンズ10に設けられている第2のマーク14の位置と、第2のレンズ20に設けられている第3のマーク22の位置とを一致させ、その一致させた状態で第1のレンズ10及び第2のレンズ20の位置を維持する。
(第2の工程(チルト調心))
次に、第1のレンズ10の第1の面11に設けられている第1のマーク12の位置を座標測定装置によって測定し、第1のマーク12の座標情報を保持する。そして、第2のマーク14の位置と第3のマーク22の位置とが合った状態を維持しつつ、第1のマーク12の位置と第3のマーク22の位置とが一致するように、第1のレンズ10の傾きを変える。例えば図2(b)に示すように、第2のマーク14の位置と第3のマーク22の位置とを合わせた状態を維持しつつ、第1のレンズ10の傾きをθ方向に変えることで、第1のマーク12の位置を第3のマーク22の位置に合わせる(チルト調心)。
このように第2のマーク14の位置が第3のマーク22の位置に合った状態で、第1のマーク12の位置と第3のマーク22の位置とを合わせることで、第1のレンズ10と第2のレンズ20との間の傾き(チルト)を調整することができる。すなわち、この第2の工程(チルト調心)によると、第1のレンズ10の光軸と第2のレンズ20の光軸との間の傾きを調整して、その傾きを抑制することが可能となる。
(第1のレンズ10と第2のレンズ20との固定)
第1のマーク12の位置と第3のマーク22の位置とが合った状態で、図2(c)に示すように、接着剤100を第1のレンズ10及び第2のレンズ20の周辺部に設けることで、第1のレンズ10と第2のレンズ20とを接着して固定する。
以上のように、第1の工程(シフト調心)によって、平行方向における第1のレンズ10の位置と第2のレンズ20の位置とを合わせることができる。さらに、第2の工程(チルト調心)によって、第1のレンズ10と第2のレンズ20との間の傾き(チルト)を調整して、光軸の傾きを抑えることができる。
以上のように、この実施形態に係るレンズの組立方法によると、第1のマーク12、第2のマーク14、及び第3のマーク22を測定して調心することで、従来の調心方法では検出できなかったレンズ間の相対的な傾き(相対的なチルト量)を測定して調心することが可能となる。そのことにより、レンズ間の相対的な傾きを抑制して、高精度なレンズユニットを容易に作製することが可能となる。
例えば図15に示す従来技術においては、レンズ間において5分(′)〜10分(′)の傾きが発生してしまう。これに対して、この実施形態に係る組立方法によると、第1のレンズ10と第2のレンズ20との間の傾きを、2分(′)以下に抑えることが可能となる。1200万画素クラスの高画素の光学系においては、レンズ間の傾きとして3分(′)以下が要求されている。この実施形態に係る組立方法によると、レンズ間の傾きを2分(′)以下に抑えることができるため、高画素の光学系に要求される傾きを満たすことが可能となる。
なお、上記説明では、第2のレンズ20に設けられた第3のマーク22が、第1のレンズ10の第2の面13に設けられた第2のマーク14と向かい合うような構成で説明したが、これは、位置合わせは第1のレンズ10ごしにマークを視認して行うため、極力見る側に近いほうがマークの視認性にとって好ましいためであり、本発明は必ずしもこれには限定されない。すなわち、第2のレンズ20に設けられた第3のマーク22は、第1のレンズ10に設けられたマークと対向する面とは反対側の面に設けても良く、シフト調心も、このような互いに向かい合わないマーク同士で行っても良い。
(マークの別の例)
第1のレンズ10及び第2のレンズ20に設けられたマークの別の例を図3に示す。図3は、マークの別の例を示すレンズの上面図である。例えば第1のマーク12Aは、上方から見た場合に、X状の形状を有している。すなわち、第1のマーク12Aは、2つの直線が交差した形状を有している。このように、第1のレンズ10及び第2のレンズ20に設けられるマークの形状を、X状の形状にしても良い。なお、X状の形状を有するマークは、凸状のマークであっても良いし、溝状の凹んだ形状を有するマークであっても良い。
第1のレンズ10及び第2のレンズ20に設けられている各マークは、それぞれ同じ形状を有していても良いし、それぞれ異なる形状を有していても良い。また、各マークは、それぞれ同じ大きさを有していても良いし、それぞれ異なる大きさを有していても良い。
また、各マークの大きさや形状を変えることが好ましい。そのことにより、各マークを識別して検出しやすくなるため、レンズの組み立てをより容易に行うことが可能となる。
また、第1のレンズ10及び第2のレンズ20を成形するための金型を回転させながら加工製作する観点から、各マークの形状は丸みを有する形状であることが好ましい。
(変形例1)
次に、変形例1に係るレンズについて図4を参照して説明する。図4(a)、(b)は、変形例1に係るレンズの断面図である。上述した第1実施形態では、第1のレンズ10の両面にマークを設け、第2のレンズ20の一方の面にマークを設けているが、各レンズの両面にマークを設けても良い。例えば図4(a)に示すように、第2のレンズ20において、当該レンズの光軸上であって一方の面(第1の面21)に第3のマーク22を設け、当該レンズの光軸上であって反対側の面(第2の面23)に第4のマーク24を設ける。このように、第1のレンズ10の両面にマーク(第1のマーク12、第2のマーク14)を設け、第2のレンズ20の両面にマーク(第3のマーク22、第4のマーク24)を設ける。そのことにより、より高精度に調心することが可能となる。変形例1に係るレンズについても、上述した第1実施形態と同じ組立方法によって組み立てることができる。すなわち、第1の工程(シフト調心)によって、第1のレンズ10と第2のレンズ20との間の平行方向の位置を合わせ、第2の工程(チルト調心)によって、第1のレンズ10と第2のレンズ20との間の傾き(チルト)を調整する。この組立方法によって、レンズ間の相対的な傾きを抑制して、高精度なレンズユニットを容易に作製することが可能となる。
すなわち、第1のレンズ10のように両面にマークを設け、また、第2のレンズ20の両面にマークを設けることで、第2のレンズ20の光軸を正確に測定することができ、第1のレンズ10と第2のレンズ20との光軸を平行にそろえることが可能となる。そのことにより、第2のレンズ20の一方の面にマークを設けるよりも、高精度なレンズユニットを作製することが可能となる。
また、図4(b)に示すように、第2のレンズ20において、第2の面23の光軸上に第4のマーク24を設けて、第1の面21にはマークを設けなくても良い。この場合も、上述した第1実施形態と同じ組立方法によって組み立てることができる。すなわち、第1の工程(シフト調心)によって、第2のレンズ20に設けられている第4のマーク24の位置と、第1のレンズ10に設けられている第2のマーク14の位置とを合わせる。そのことにより、第1のレンズ10と第2のレンズ20との間の平行方向の位置が合わされる。また、第2の工程(チルト調心)によって、第2のマーク14の位置と第4のマーク24の位置とが合った状態を維持しつつ、第1のマーク12の位置と第4のマーク24の位置とを合わせる。そのことにより、第1のレンズ10と第2のレンズ20との間の傾き(チルト)が調整される。この組立方法によって、レンズ間の相対的な傾きを抑制して、高精度なレンズユニットを容易に作成することが可能となる。
以上のように、この実施形態においては、2つのレンズのうち少なくとも一方のレンズの両面にマークを形成し、他方のレンズの片面にマークを形成することで、レンズ間の傾きを抑制して、高精度なレンズユニットを容易に作製することが可能となる。
(変形例2)
次に、変形例2に係るレンズについて図5を参照して説明する。図5(a)、(b)は、変形例2に係るレンズの断面図である。複数のレンズを組み立てる場合に、鏡枠を用いて組み立てても良い。例えば図5(a)に示すように、第1のレンズ10及び第2のレンズ30の側面を鏡枠520によって挟み込むことで、第1のレンズ10及び第2のレンズ30の位置決めをして組み立てても良い。変形例2においては、第2のレンズ30の両面にマークが設けられている。第1のマーク31は、第2のレンズ30において、当該レンズの光軸上であって第1のレンズ10と対向する面に設けられている。第2のマーク32は、第2のレンズ30において、当該レンズの光軸上であって第1の面とは反対側の面に設けられている。このように鏡枠520を用いてレンズを組み立てる場合であっても、上述した第1実施形態と同様に、第1のレンズ10と第2のレンズ30との間の傾き(チルト)を調整して組み立てることが可能となり、その結果、レンズ間の相対的な傾きを抑制することが可能となる。なお、両面にマークが設けられている第1のレンズ10と、片面にマークが設けられている第2のレンズ20とを組み立てる場合にも、鏡枠520を用いて組み立てても良い。
また、図5(b)に示すように、レンズユニットとしぼり600とを組み立てる場合においても、第1のレンズ10に設けられた2つのマーク(第1のマーク12と第2のマーク14)を用いることで、シフト調心とチルト調心とを行うことができる。すなわち、しぼり600に設けられた開口部610(しぼり径D)の中心に対して、第1のマーク12の位置と第2のマーク14の位置とを合わせることで、シフト調心とチルト調心とを行うことができ、その結果、高精度なレンズユニットを容易に作製することが可能となる。また、レンズユニットを組み立てた後においても、しぼり600とレンズユニットの光軸との位置測定も容易に行うことができる。
[第2実施形態]
次に、この発明の第2実施形態に係るレンズ、及びレンズの組立方法について図6を参照して説明する。図6は、この発明の第2実施形態に係るレンズの上面図と断面図である。図6(a)は、第1のレンズ40を一方の面(有効光学面41aを含む面)から見た上面図と、第1のレンズ40の中央を通る断面図である。図6(b)は、第2のレンズ20を一方の面(第1の面21)から見た上面図と、第2のレンズ20の中央を通る断面図である。図6(c)は、第1のレンズ40と第2のレンズ20とが組み立てられた状態を示すレンズ組立体の断面図である。
上述した第1実施形態においては、レンズの光軸上にマークが設けられているが、第2実施形態においては、レンズの光軸以外の位置にマークが設けられている。例えば、レンズの有効光学面の周囲にある外周領域に、マークが設けられている。
具体的には図6(a)に示すように、第1のレンズ40は、両面にマークを有している。第1のレンズ40の第1の面は、光軸を含む有効光学面41aと、有効光学面41aの周囲にある外周領域41bとによって構成されている。また、第1の面とは反対側の第2の面は、光軸を含む有効光学面44aと、有効光学面44aの周囲にある外周領域44bとによって構成されている。第1の面における外周領域41bには、3つのマーク(第1のマーク42a、42b、42c)が、光軸を中心にして、それぞれ等間隔の角度をおいて設けられている。例えば、光軸を中心にして、それぞれ120度の間隔をおいて、第1のマーク42a、42b、42cが外周領域41bに設けられている。また、第1のマーク42a、42b、42cは、光軸からの距離がそれぞれ等しい位置に設けられている。すなわち、光軸を中心とした同一の円上に、第1のマーク42a、42b、42c(以下、第1のマーク42a等と称する場合がある)がそれぞれ設けられている。また、第2の面においては、有効光学面44a内にある光軸上に第2のマーク45が設けられている。また、図6(b)に示すように、第2のレンズ20においては、一方の面(第1の面21)の光軸上に第3のマーク22が設けられている。
なお、第1のマーク42等、第2のマーク45、及び第3のマーク22は、第1実施形態と同様に、円形状の形状を有していても良いし、矩形状の形状を有していても良い。また、これらのマークは、凸状の形状を有していても良いし、溝状の形状を有していても良い。また、これらのマークは、同じ大きさであっても良いし、それぞれ異なる大きさであっても良い。
そして図6(c)に示すように、第1のレンズ40における第2の面(有効光学面44aを含む面)と、第2のレンズ20における第1の面21とを向かい合わせて、第1のレンズ40と第2のレンズ20とを組み合わせることで、レンズ組立体を作製する。
(レンズの組立方法)
次に、第1のレンズ40と第2のレンズ20とを組み合わせる方法について説明する。まず、第1実施形態と同様に、第1のレンズ40における第2の面(有効光学面44aを含む面)と、第2のレンズ20における第1の面21とを向かい合わせて、第2のレンズ20の上に第1のレンズ40を設置する。そして、第2のレンズ20に設けられている第3のマーク22の位置と、第1のレンズ40に設けられている第2のマーク45の位置とを合わせる。具体的には第1実施形態と同様に、座標測定装置によって第2のマーク45の位置と第3のマーク22の位置とを測定し、各マークの座標情報に基づいて、第3のマーク22の位置と第2のマーク45の位置とが一致するように、第1のレンズ40を平行方向に動かす(シフト調心)。そして、第2のマーク45の位置と第3のマーク22の位置とが一致している状態で、第1のレンズ40及び第2のレンズ20の位置を維持する。
次に、第1のレンズ40の外周領域41bに設けられている第1のマーク42a、42b、42cの位置を座標測定装置によって測定し、第1のマーク42a、42b、42cの座標情報を保持する。次に、第1のマーク42a、42b、42cのそれぞれの座標情報に基づいて、第1のマーク42a、42b、42cによって囲まれる領域の重心位置を推定する。例えば、第1のマーク42a、42b、42cによって形成される三角形の重心位置を推定する。第1のマーク42a等は、光軸からの距離がそれぞれ等しい位置に設けられているため、推定される重心位置は、第1のレンズ40の光軸上に位置することになる。換言すると、第2のレンズ20において第3のマーク22が光軸上に設けられているため、第1のマーク42a等によって推定される重心位置が第1のレンズ40の光軸上に位置するように、第1のマーク42a等を第1のレンズ40の外周領域41bに設ける。例えば図6(a)に示すように、第1のマーク42a等によって重心位置を特定し、その重心位置を仮想マーク43の位置と定義する。第1のマーク42a等によって推定される重心位置が第1のレンズ40の光軸上に位置しているため、仮想マーク43も第1のレンズ40の光軸上に位置している。なお、この第2実施形態においては、3つのマークを外周領域41bに設けているが、4つ以上のマークを外周領域41bに設けて、仮想マークの位置を推定するようにしても良い。
なお、この重心位置は平面図形における中心位置と同位置である。
そして、第2のマーク45の位置と第3のマーク22の位置とが合った状態を維持しつつ、第1のレンズ40における仮想マーク43の位置と、第3のマーク22の位置とが一致するように、第1のレンズ40の傾きを変える(チルト調心)。このように第2のマーク45の位置が第3のマーク22の位置に合った状態で、仮想マーク43の位置と第3のマーク22の位置とを合わせることで、第1のレンズ40と第2のレンズ20との間の傾き(チルト)を調整することができる。その結果、第1のレンズ40の光軸と第2のレンズ20の光軸との間の傾きを調整して、その傾きを抑制することが可能となる。
以上のように、光軸以外の位置にマークを形成した場合であっても、一方のレンズの両面にマークを形成することで、レンズ間の相対的な傾きを抑制して、高精度なレンズユニットを容易に作製することが可能となる。
また、第1のレンズ40において、一方の面(有効光学面44aを含む面)には光軸上に第2のマーク45を設け、反対側の面(有効光学面41aを含む面)には光軸以外の外周領域41bに第1のマーク42a等を設けている。このように、それぞれの面においてずらした位置にマークを設けることで、位置合わせの際にマークの位置が両面で重ならないため、各マークの位置を高精度に測定することが可能となる。
(マークの別の例)
第1のレンズ40に設けられたマークの別の例を図7に示す。図7は、マークの別の例を示すレンズの上面図である。例えば第1のマーク46a、46b、46cは、上方から見た場合に、X状の形状を有している。すなわち、第1のマーク46a等は、2つの直線が交差した形状を有している。このように、第1のレンズ40において外周領域41bに設けられているマークの形状を、X状の形状としても良い。また、第1のレンズ40に設けられている第2のマーク45をX状の形状としても良く、第2のレンズ20に設けられている第3のマーク22をX状の形状としても良い。
(変形例3)
次に、変形例3に係るレンズについて図8を参照して説明する。図8は、変形例3に係るレンズの上面図と断面図である。上述した第2実施形態に係る第1のレンズ40においては、当該レンズの光軸上であって第2のレンズ20と対向する第2の面に第2のマーク45を設け、第2の面の反対側の第1の面(有効光学面41aを含む面)の外周領域41bに第1のマーク42a等を設けている。この変形例として、当該レンズの光軸上であって第1の面に第1のマークを設け、第2の面の外周領域に複数の第2のマークを設けても良い。
例えば図8(a)に示すように、第1のレンズ60の第1の面は、光軸を含む有効光学面61aと、有効光学面61aの周囲にある外周領域61bとによって構成されている。また、第1の面とは反対側の第2の面は、光軸を含む有効光学面63aと、有効光学面63aの周囲にある外周領域63bとによって構成されている。第1の面においては、有効光学面61a内にある中心に第1のマーク62が設けられている。第2の面における外周領域63bには、3つのマーク(第2のマーク64a、64b、64c)が、光軸を中心にして、それぞれ等間隔の角度をおいて設けられている。例えば光軸を中心にして、それぞれ120度の間隔をおいて、第2のマーク64a、64b、64cが外周領域63bに設けられている。また、第2のマーク64a、64b、64cは、光軸からの距離がそれぞれ等しい位置に設けられている。すなわち、光軸を中心とした円上に、第2のマーク64a、64b、64c(以下、第2のマーク64a等と称する場合がある)がそれぞれ設けられている。また、図8(b)に示すように、第2のレンズ20においては、一方の面(第1の面21)の光軸上に第3のマーク22が設けられている。
そして図8(c)に示すように、第1のレンズ60における第2の面(有効光学面63aを含む面)と、第2のレンズ20における第1の面21とを向かい合わせて、第1のレンズ60と第2のレンズ20とを組み合わせることで、レンズ組立体を作製する。
(レンズの組立方法)
変形例3に係るレンズについても、第2実施形態に係るレンズと同じ方法によって組み立てることができる。まず、座標測定装置によって第2のレンズ20に設けられた第3のマーク22の位置を測定し、第3のマークの座標情報を保持する。そして、第2のレンズ20の上に第1のレンズ60を設置し、第1のレンズ60の外周領域63bに設けられている第2のマーク64a、64b、64cの位置を座標測定装置によって測定し、第2のマーク64a、64b、64cの座標情報を保持する。次に、第2のマーク64a、64b、64cのそれぞれの座標情報に基づいて、第2のマーク64a、64b、64cによって囲まれる領域の重心位置を推定する。例えば、第2のマーク64a、64b、64cによって形成される三角形の重心位置を推定する。第2のマーク64a、64b、64cは、光軸からの距離がそれぞれ等しい位置に設けられているため、推定される重心位置は、第1のレンズ60の光軸上に位置することになる。その重心位置を仮想マークの位置と定義する。
そして、第2のレンズ20に設けられている第3のマーク22の位置と、第1のレンズ60において推定された仮想マークの位置とを合わせる。具体的には、第3のマーク22の位置と仮想マークの位置とが一致するように、第1のレンズ60を平行方向に動かす(シフト調心)。そして、第3のマーク22の位置と仮想マークの位置とが一致している状態で、第1のレンズ60及び第2のレンズ20の位置を維持する。
次に、第1のレンズ60の第1の面(有効光学面61aを含む面)に設けられている第1のマーク62の位置を座標測定装置によって測定し、第1のマーク62の座標情報を保持する。そして、仮想マークの位置と第3のマーク22の位置とが合った状態を維持しつつ、第1のマーク62の位置と第3のマーク22の位置とが一致するように、第1のレンズ60の傾きを変える(チルト調心)。このように仮想マークの位置が第3のマーク22の位置に合った状態で、第1のマーク62の位置と第3のマーク22の位置とを合わせることで、第1のレンズ60と第2のレンズ20との間の傾き(チルト)を調整することができる。その結果、第1のレンズ60の光軸と第2のレンズ20の光軸との間の傾きを調整して、その傾きを抑制することが可能となる。
(変形例4)
次に、変形例4に係るレンズについて図9を参照して説明する。図9は、変形例4に係るレンズの上面図と断面図である。上述した第2実施形態及び変形例3においては、一方のレンズの外周領域にマークを設けている。これらの変形例として、2つのレンズの外周領域にマークを設けても良い。
例えば図9(a)に示すように、第1のレンズ70の第1の面は、光軸を含む有効光学面71aと、有効光学面71aの周囲にある外周領域71bとによって構成されている。また、第1の面とは反対側の第2の面は、光軸を含む有効光学面74aと、有効光学面74aの周囲にある外周領域74bとによって構成されている。第1の面における外周領域71bには、3つのマーク(第1のマーク72a、72b、72c)が、光軸を中心にして、それぞれ等間隔の角度をおいて設けられている。例えば光軸を中心にして、それぞれ120度の間隔をおいて、第1のマーク72a、72b、72cが外周領域71bに設けられている。また、第1のマーク72a、72b、72cは、光軸からの距離がそれぞれ等しい位置に設けられている。すなわち、光軸を中心とした円上に、第1のマーク72a、72b、72c(以下、第1のマーク72a等と称する場合がある)がそれぞれ設けられている。
また、第2の面における外周領域74bにも、3つのマーク(第2のマーク75a、75b、75c)が、光軸を中心にして、それぞれ等間隔の角度をおいて設けられている。例えば光軸を中心にして、それぞれ120度の間隔をおいて、第2のマーク75a、75b、75cが外周領域74bに設けられている。また、第2のマーク75a、75b、75cは、光軸からの距離がそれぞれ等しい位置に設けられている。すなわち、光軸を中心とした円上に、第2のマーク75a、75b、75c(以下、第2のマーク75a等と称する場合がある)がそれぞれ設けられている。
なお、第1のマーク72a等と第2のマーク75a等とを、相対的に角度をずらして第1のレンズ70に設けることが好ましい。すなわち、第1のマーク72a等と第2のマーク75a等は、それぞれ120度の間隔をおいて第1のレンズ70に設けられているが、第1のマーク72a等と第2のマーク75a等とを、位相をずらして第1のレンズ70に設けることが好ましい。このように、第1のマーク72a等と第2のマーク75a等とを、位相をずらして第1のレンズ70に設けることで、各マークの位置が両面で重ならないため、各マークの位置を高精度に測定することが可能となる。また、第1のマーク72a等を通る円の径と、第2のマーク75a等を通る円の径とを変えて、各マークを第1のレンズ70に設けても良い。例えば、第2のマーク75a等を、第1のマーク72a等よりも外側又は内側に設けることで、第1のマーク72a等の位置と第2のマーク75a等の位置とがずれるため、各マークの位置を高精度に測定することが可能となる。
また、図9(b)に示すように、第2のレンズ80の第1の面(第1のレンズ70と対向する面)は、光軸を含む有効光学面81aと、有効光学面81aの周囲にある外周領域81bとによって構成されている。第1の面における外周領域81bには、3つのマーク(第3のマーク82a、82b、82c)が、光軸を中心にして、それぞれ等間隔の角度をおいて設けられている。例えば光軸を中心にして、それぞれ120度の間隔をおいて、第3のマーク82a、82b、82cが外周領域81bに設けられている。また、第3のマーク82a、82b、82cは、光軸からの距離がそれぞれ等しい位置に設けられている。すなわち、光軸を中心とした円上に、第3のマーク82a、82b、82c(以下、第3のマーク82a等と称する場合がある)が設けられている。
そして図9(c)に示すように、第1のレンズ70における第2の面(有効光学面74aを含む面)と、第2のレンズ80における第1の面(有効光学面81aを含む面)とを向かい合わせて、第1のレンズ70と第2のレンズ80とを組み合わせることで、レンズ組立体を作製する。
(レンズの組立方法)
変形例4に係るレンズについても、第2実施形態に係るレンズと同じ方法によって組み立てることができる。まず、座標測定装置によって、第2のレンズ80の外周領域81bに設けられている第3のマーク82a、82b、82cの位置を測定し、第3のマーク82a、82b、82cの座標情報を保持する。次に、第3のマーク82a、82b、82cのそれぞれの座標情報に基づいて、第3のマーク82a、82b、82cによって囲まれる領域の重心位置を推定する。例えば、第3のマーク82a、82b、82cによって形成される三角形の重心位置を推定する。第3のマーク82a、82b、82cは、光軸からの距離がそれぞれ等しい位置に設けられているため、推定される重心位置は、第2のレンズ80の光軸上に位置することになる。例えば図9(b)に示すように、第3のマーク82a等によって重心位置を特定し、その重心位置を第3の仮想マーク83の位置と定義する。
そして、第2のレンズ80の上に第1のレンズ70を設置し、第1のレンズ70の外周領域74bに設けられている第2のマーク75a、75b、75cの位置を座標測定装置によって測定し、第2のマーク75a、75b、75cの座標情報を保持する。次に、第2のマーク75a、75b、75cのそれぞれの座標情報に基づいて、第2のマーク75a、75b、75cによって囲まれる領域の重心位置を推定する。例えば、第2のマーク75a、75b、75cによって形成される三角形の重心位置を推定する。第2のマーク75a、75b、75cは、光軸からの距離がそれぞれ等しい位置に設けられているため、推定される重心位置は、第1のレンズ70の光軸上に位置することになる。その重心位置を第2の仮想マークの位置と定義する。
そして、第2のレンズ80において推定された第3の仮想マーク83の位置と、第1のレンズ70において推定された第2の仮想マークの位置とを合わせる。具体的には、第2の仮想マークの位置と第3の仮想マーク83の位置とが一致するように、第1のレンズ70を平行方向に動かす(シフト調心)。そして、第2の仮想マークの位置と第3の仮想マーク83の位置とが一致している状態で、第1のレンズ70及び第2のレンズ80の位置を維持する。
次に、第1のレンズ70の第1の面(有効光学面71aを含む面)に設けられている第1のマーク72a、72b、72cの位置を座標測定装置によって測定し、第1のマーク72a、72b、72cの座標情報を保持する。次に、第1のマーク72a、72b、72cのそれぞれの座標情報に基づいて、第1のマーク72a、72b、72cによって囲まれる領域の重心位置を推定する。例えば、第1のマーク72a、72b、72cによって形成される三角形の重心位置を推定する。第1のマーク72a、72b、72cは、光軸からの距離がそれぞれ等しい位置に設けられているため、推定される重心位置は、第1のレンズ70の光軸上に位置することになる。例えば図9(a)に示すように、第1のマーク72a等によって重心位置を特定し、その重心位置を第1の仮想マーク73の位置と定義する。
そして、第2の仮想マークの位置と第3の仮想マーク83の位置とが合った状態を維持しつつ、第1のレンズ70における第1の仮想マーク73の位置と、第3の仮想マーク83の位置とが一致するように、第1のレンズ70の傾きを変える(チルト調心)。このように第2の仮想マークの位置が第3の仮想マーク83の位置に合った状態で、第1の仮想マーク73の位置と第3の仮想マーク83の位置とを合わせることで、第1のレンズ70と第2のレンズ80との間の傾き(チルト)を調整することができる。その結果、第1のレンズ70の光軸と第2のレンズ80の光軸との間の傾きを調整して、その傾きを抑制することが可能となる。
(マークの別の例)
レンズの外周領域に設けられたマークの別の例を図10に示す。図10は、マークの別の例を示すレンズの上面図と断面図である。例えば、第1のレンズ90の第1の面は、光軸を含む有効光学面91aと、有効光学面91aの周囲にある外周領域91bとによって構成されている。この第1の面の外周領域91bには、光軸を中心とした同心円状の凸状の第1のマーク92が設けられている。また、第1の面とは反対側の第2の面93には、光軸上に第2のマーク94が設けられている。外周領域91bに同心円状の第1のマーク92を設けた場合においても、上述した第2実施形態と同様に、第1のマーク92の位置を測定する。そして、第1のマーク92の位置に基づいて、第1のマーク92によって囲まれている領域内の重心位置を推定し、推定された重心位置を仮想マークの位置と定義する。図10に示す例においては、第1のマーク92は光軸を中心とした円状のマークであるため、重心位置は光軸の位置と一致する。そして、第1のレンズ90と、図示しない第2のレンズとを組み立てるときに、推定された重心位置を基準にしてマークの位置合わせをする。このように、外周領域に設けるマークの形状を同心円状にした場合であっても、上述した第2実施形態と同様に、レンズ間の相対的な傾きを抑制して、高精度なレンズユニットを容易に作製することが可能となる。
なお、第1のマーク92の断面の形状は矩形状になっているが、側面が曲線状になっていても良い。例えば、第1のマーク92の断面は、先端に向かって徐々に狭くなる形状であっても良い。また、第1のマーク92は凸状のマークであるが、同心円状の溝状のマークを外周領域91bに設けても良い。
また、第1のレンズ90の両面の外周領域に、同心円状のマークを設けても良い。この場合、第1の面に設けられている同心円状のマークの径と、第2の面に設けられている同心円状のマークの径とを変えることが好ましい。このように各面に設けられた同心円状のマークの径を変えることで、マークの位置が両面で重ならないため、各マークの位置を高精度に測定することが可能となる。また、第1のレンズ90と組み立てられる第2のレンズにおいても、有効光学面の外周領域に同心円状のマークを設けても良い。
また、レンズを成形するために用いられる金型を作製する観点から、レンズの外周領域に設けるマークの形状は、同心円状であることが好ましい。すなわち、金型の外周領域に複数のマークを同一の円上に位置するように形成するよりも、同心円状の形状を有するマークを形成する方が、金型加工の観点から容易だからである。
なお、樹脂成形によってレンズを作製する場合、レンズの中央部よりも周辺部の方が収縮が大きい。従って、レンズの外周領域にマークを形成するよりも、第1実施形態に係るレンズのように、レンズの光軸上にマークを形成することが好ましい。
[第3実施形態]
次に、この発明の第3実施形態に係るレンズについて図11を参照して説明する。図11は、この発明の第3実施形態に係るレンズの断面図である。上述した実施形態では、2つのレンズを組み合わせているが、3つ以上のレンズを組み合わせても良い。例えば図11に示すように、第1のレンズ10と、第2のレンズ20と、第3のレンズ110とを組み合わせる場合であっても、上述した実施形態に係る組立方法を繰り返すことで、レンズ間の傾き(チルト)を抑制して、高精度なレンズユニットを作製することができる。
第1のレンズ10及び第2のレンズ20は、図4に示すレンズ組立体と同様に、両面にマークを有している。第3のレンズ110においては、第2のレンズ20と対向する第1の面111の光軸上に、凸状の第5のマーク112が設けられている。
(レンズの組立方法)
3つのレンズの組立方法について説明する。まず、座標測定装置によって、第3のレンズ110に設けられている第5のマーク112の位置を測定し、第5のマーク112の座標情報を保持する。次に、第2の面23を第3のレンズ110の第1の面111に向かい合わせて、第2のレンズ20を第3のレンズ110の上に設置する。そして、第2のレンズ20の第2の面23に設けられている第4のマーク24の位置を座標測定装置によって測定し、第4のマーク24の座標情報を保持する。そして、保持されている座標情報に基づいて、第5のマーク112の位置と第4のマーク24の位置とが一致するように、第2のレンズ20を平行方向に動かす(シフト調心)。そして、第2のレンズ20に設けられている第4のマーク24の位置と、第3のレンズ110に設けられている第5のマーク112の位置とを一致させ、その一致させた状態で第2のレンズ20及び第3のレンズ110の位置を維持する。
次に、第2のレンズ20の第1の面21に設けられている第3のマーク22の位置を座標測定装置によって測定し、第3のマーク22の座標情報を保持する。そして、第4のマーク24の位置と第5のマーク112の位置とが合った状態を維持しつつ、第3のマーク22の位置と第5のマーク112の位置とが一致するように、第2のレンズ20の傾きを変える(チルト調心)。これにより、第2のレンズ20と第3のレンズ110との間の傾き(チルト)を調整して、その傾きを抑制することが可能となる。
次に、第2の面13を第2のレンズ20の第1の面21に向かい合わせて、第1のレンズ10を第2のレンズ20の上に設置する。そして、第1のレンズ10の第2の面13に設けられている第2のマーク14の位置を座標測定装置によって測定し、第2のマーク14の座標情報を保持する。そして、保持されている座標情報に基づいて、第3のマーク22の位置と第2のマーク14の位置とが一致するように、第1のレンズ10を平行方向に動かす(シフト調心)。そして、第1のレンズ10に設けられている第2のマーク14の位置と、第2のレンズ20に設けられている第3のマーク22の位置とを一致させ、その一致させられた状態で第1のレンズ10及び第2のレンズ20の位置を維持する。
次に、第1のレンズ10の第1の面11に設けられている第1のマーク12の位置を座標測定装置によって測定し、第1のマーク12の座標情報を保持する。そして、第2のマーク14の位置と第3のマーク22の位置とが合った状態を維持しつつ、第1のマーク12の位置と第3のマーク22の位置とが一致するように、第1のレンズ10の傾きを変える(チルト調心)。これにより、第1のレンズ10と第2のレンズ20との間の傾き(チルト)を調心して、その傾きを抑制することが可能となる。
以上のように、3つ以上のレンズを組み合わせる場合であっても、シフト調心とチルト調心とを繰り返すことで、レンズ間の傾き(チルト)を抑制して、高精度なレンズユニットを作製することが可能となる。
なお、第3実施形態においては、各レンズの光軸上にマークを設けているが、有効光学面の周囲にある外周領域に、複数のマーク又は同心円状のマークを設けて調心を行っても良い。
(変形例5)
次に、変形例5に係るレンズについて図12を参照して説明する。図12は、変形例5に係るレンズの断面図である。上述した第3実施形態に係るレンズ組立体においては、第1のレンズ10と第3のレンズ110との間に設置される第2のレンズ20の両面に、マークが設けられている。この変形例として、第2のレンズ20にマークを設けなくても良い。
例えば図12に示すように、第1のレンズ10は両面にマークを有し、第3のレンズ110は一方の面にマークを有している。一方、第2のレンズ20はマークを有していない。この場合、第2のレンズ20はあまり位置合わせの精度が要求されないため、第3のレンズ110の上に第2のレンズ20を設置した後、第1のレンズ10と第3のレンズ110とを対象にして、シフト調心とチルト調心とを行う。すなわち、第3のレンズ110に設けられている第5のマーク112の位置と、第1のレンズ10の第2の面13に設けられている第2のマーク14の位置とが一致するように、第1のレンズ10を平行方向に動かす(シフト調心)。次に、第2のマーク14の位置と第5のマーク112の位置とが一致した状態を維持しつつ、第1のレンズ10の第1の面11に設けられている第1のマーク12の位置と、第5のマーク112の位置とが一致するように、第1のレンズ10の傾きを調整する(チルト調心)。このように第1のレンズ10と第3のレンズ110とを対象にして、シフト調心とチルト調心とを行うことで、第1のレンズ10と第3のレンズ110との間の傾き(チルト)を抑制することが可能となる。
(変形例6)
次に、変形例6に係るレンズについて図13を参照して説明する。図13は、変形例6に係るレンズの断面図である。第3実施形態に係るレンズ組立体の変形例として、第2のレンズ20の第1の面21のみに第3のマーク22を設けても良い。
例えば図13に示すように、第1のレンズ10は両面にマークを有し、第2のレンズ20は第1の面21にマークを有し、第3のレンズ110は第1の面111に第5のマーク112を有している。この場合、第3のレンズ110の上に第2のレンズ20を設置し、第3のレンズ110に設けられている第5のマーク112の位置と、第2のレンズ20に設けられている第3のマーク22の位置とが一致するように、第2のレンズ20を平行方向に動かす(シフト調心)。次に、第3のレンズ110に設けられている第5のマーク112の位置と、第1のレンズ10の第2の面13に設けられている第2のマーク14の位置とが一致するように、第1のレンズを平行方向に動かす(シフト調心)。次に、第2のマーク14の位置と第5のマーク112の位置とが一致した状態を維持しつつ、第1のレンズ10の第1の面11に設けられている第1のマーク12の位置と、第5のマーク112の位置とが一致するように、第1のレンズ10の傾きを調整する(チルト調心)。これにより、第1のレンズ10と第3のレンズ110との間の傾き(チルト)を抑制することが可能となる。
以上のように、3つ以上のレンズを組み合わせる場合であっても、いずれか1つのレンズの両面にマークを設けて調心することで、レンズ間の傾き(チルト)を抑制して、高精度なレンズユニットを作製することが可能となる。
10、40、60、70 第1のレンズ
12、42a、42b、42c、62、72a、72b、72c 第1のマーク
14、45、64a、64b、64c、75a、75b、75c 第2のマーク
20、30、80 第2のレンズ
22、82a、82b、82c 第3のマーク
24 第4のマーク
41a、44a、61a、63a、71a、74a、81a 有効光学面
41b、44b、61b、63b、71b、74b、81b 外周領域
43 仮想マーク
110 第3のレンズ
112 第5のマーク

Claims (18)

  1. 第1のレンズと第2のレンズとを組み立てるレンズの組立方法であって、
    前記第1のレンズは一方の面に第1のマークを有し、前記一方の面とは反対側の面に第2のマークを有し、
    前記第2のレンズは一方の面に第3のマークを有しており、
    前記第1のレンズの前記第1のマーク及び前記第2のマークのうち一方のマークの位置と、前記第2のレンズの前記第3のマークの位置とを、位置合わせする第1の工程と、
    前記第1の工程での位置合わせを維持した状態で、前記第1のレンズの前記第1のマーク及び前記第2のマークのうち他方のマークの位置と、前記第2のレンズに設けられている前記第3のマークの位置とを、位置合わせする第2の工程と、
    を含むことを特徴とするレンズの組立方法。
  2. 前記第1のレンズの第2のマークと、前記第2のレンズの第3のマークとは互いに向かい合う面に設けられ、前記第1の工程では、前記第2のマークの位置と前記第3のマークの位置とを位置合わせすることを特徴とする請求項1に記載のレンズの組立方法。
  3. 第1のレンズと第2のレンズとを組み立てるレンズの組立方法であって、
    前記第1のレンズは一方の面に第1のマークを有し、前記一方の面とは反対側の面に第2のマークを有し、
    前記第2のレンズは一方の面に第3のマークを有しており、
    前記第1のレンズの前記第1のマーク及び前記第2のマークのうち一方のマークと、前記第2のレンズの前記第3のマークとを用いて位置合わせする第1の工程と、
    前記第1の工程での位置合わせを維持した状態で、前記第1のレンズの前記第1のマーク及び前記第2のマークのうち他方のマークと、前記第2のレンズに設けられている前記第3のマークとを用いて位置合わせする第2の工程と、を含み、
    前記第1の工程及び前記第2の工程の少なくとも一方は、前記第1のマーク又は前記第2のマークに基づいて仮想の第1のマーク又は第2のマークを推定し、当該仮想マークの位置と前記第3のマークの位置とを位置合わせする工程であることを特徴とするレンズの組立方法。
  4. 前記第1のマーク及び前記第2のマークのうち少なくとも一方のマークは、前記第1のレンズの有効光学面の周囲にある外周領域に複数設けられており、
    前記第1の工程又は前記第2の工程では、前記外周領域に複数設けられているマークについては、前記外周領域に設けられている複数のマークに基づいて仮想マークの位置を推定して、当該仮想マークの位置と前記第3のマークの位置とを位置合わせすることを特徴とする請求項3に記載のレンズの組立方法。
  5. 前記第1のマーク及び前記第2のマークのうち前記外周領域に複数設けられているマークは、前記第1のレンズの光軸からの距離がそれぞれ等しい位置に設けられており、
    前記第1の工程又は前記第2の工程では、前記外周領域に設けられているマークについては、前記外周領域に設けられている複数のマークによって囲まれている領域の重心位置を前記仮想マークとして推定して、当該仮想マークの位置と前記第3のマークの位置とを位置合わせすることを特徴とする請求項4に記載のレンズの組立方法。
  6. 前記外周領域に設けられている前記複数の第1のマークの位置と、前記外周領域に設けられている前記複数の第2のマークの位置とは、位置をずらして設けられていることを特徴とする請求項4又は請求項5のいずれかに記載のレンズの組立方法。
  7. 前記第1のマーク及び前記第2のマークのうち少なくとも一方のマークは、前記第1のレンズの光軸を中心とした円形状のマークであり、前記第1のレンズの有効光学面の周囲にある外周領域に設けられており、
    前記第1の工程又は前記第2の工程では、前記外周領域に設けられているマークについては、前記円形状のマークによって囲まれている領域の重心位置を推定し、前記推定された重心位置と、前記第3のマークの位置とを合わせることを特徴とする請求項3に記載のレンズの組立方法。
  8. 前記外周領域に設けられている円形状の前記第1のマークと、前記外周領域に設けられている円形状の前記第2のマークとは、径の大きさが異なることを特徴とする請求項7に記載のレンズの組立方法。
  9. 前記第1のマーク及び前記第2のマークのうち、前記第1のレンズの有効光学面内に設けられているマークは、前記第1のレンズの光軸上に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5、又は請求項7のいずれかに記載のレンズの組立方法。
  10. 前記第3のマークは、前記第2のレンズの光軸上に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載のレンズの組立方法。
  11. 前記第3のマークは、前記第2のレンズの有効光学面の周囲にある外周領域に複数設けられており、
    前記第1の工程及び前記第2の工程では、前記外周領域に設けられている前記複数の第3のマークに基づいて、前記第3のマークについての仮想マークの位置を推定して、前記位置合わせすることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載のレンズの組立方法。
  12. 前記複数の第3のマークは、前記第2のレンズの光軸からの距離がそれぞれ等しい位置に設けられており、
    前記第1の工程及び前記第2の工程では、前記外周領域に設けられている前記複数の第3のマークによって囲まれている領域の重心位置を、前記第3のマークについての仮想マークの位置として推定して、前記位置合わせすることを特徴とする請求項11に記載のレンズの組立方法。
  13. 前記第3のマークは、前記第2のレンズの光軸を中心とした円形状のマークであり、前記第2のレンズの有効光学面の周囲にある外周領域に設けられており、
    前記第1の工程及び前記第2の工程では、前記外周領域に設けられている前記第3のマークによって囲まれている領域の重心位置を、前記第3のマークについての仮想マークの位置として推定して、前記位置合わせすることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載のレンズの組立方法。
  14. 前記第1のマーク及び前記第2のマークは、前記第1のレンズの光軸上に夫々設けられ、前記第3のマークは、前記第2のレンズの光軸上に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のレンズの組立方法。
  15. 前記第1のマーク、前記第2のマーク、及び前記第3のマークの大きさが、それぞれ異なることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれかに記載のレンズの組立方法。
  16. 一方の面に第1のマークが設けられ、前記一方の面とは反対側の面に第2のマークが設けられた第1のレンズと、
    第3のマークが設けられた第2のレンズと、を有し、
    前記第2のマークの位置と前記第3のマークの位置とが合わされ、前記第1のマークの位置と前記第3のマークの位置とが合わされた状態で組み立てられていることを特徴とするレンズの組立体。
  17. 前記第2のレンズは、前記第3のマークが形成された面とは反対側の面に第4のマークが形成されていることを特徴とする請求項16に記載のレンズの組立体。
  18. 請求項16又は請求項17のいずれかに記載のレンズ組立体と、
    当該レンズ組立体の前記第2のレンズの前記第1のレンズが配置された面とは反対の面側に、前記第1及び前記第2のレンズを透過した入射光を受光する撮像センサと、
    を有することを特徴とする撮像装置。
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