JP2009053011A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮像装置の温度が変化した際に基線長が変化し正確な測距が難しくなる。この基線長の変化量は、量産した場合、個体の実装状態によって度合がばらつくため、高精度な測距温度補正が困難という課題があった。
【解決手段】複数のレンズを一体化したレンズアレイと、前記レンズアレイの各レンズに1対1に対応する複数の撮像領域と、前記レンズアレイを保持する筐体とを備え、前記レンズアレイは、前記筐体に対し、所定の一点で固定されている。また、前記レンズアレイは、前記筐体に対し、前記所定の一点を中心にして熱膨張による変形可能に保持されている。
【選択図】図2
【解決手段】複数のレンズを一体化したレンズアレイと、前記レンズアレイの各レンズに1対1に対応する複数の撮像領域と、前記レンズアレイを保持する筐体とを備え、前記レンズアレイは、前記筐体に対し、所定の一点で固定されている。また、前記レンズアレイは、前記筐体に対し、前記所定の一点を中心にして熱膨張による変形可能に保持されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、車載、監視、医療、ロボット、ゲーム、CG画像作成、立体画像用入力用途などに用いられる、複数の視点の異なる画像から対象物までの距離または形状を求めることのできる撮像装置に関するものである。
近年、物体の三次元座標の測定及びその物体の映像表示の要求が高まっており、且つその撮像装置の小型化の要求も高まっている。例えば自動車の視界支援において撮像装置が利用され、自動車の周囲の状況を様々な視点(自由視点)から観察できることで、より正確な状況認識が可能となり、安全な運転の実現が可能となる。また、自動車の視界支援において、周囲の物体と自動車との距離情報を表示することにより、周囲の物体との衝突を回避し、安全な運転の実現が可能となる。また、携帯電話やテレビなどの映像を入出力する装置では、映像の臨場感をより忠実に再現するために三次元映像の入出力が望まれている。これらの機能を実現するには、撮像装置から入力される物体の三次元座標およびテクスチャ情報(画像情報)が必要となり、且つ撮像装置の小型化が望まれている。撮像装置の小型化、特に薄型化に有効な技術として、焦点距離が短いレンズを用いる複眼方式の撮像装置が提案されている(たとえば、特許文献1)。複眼方式の撮像装置は、複数のレンズを略同一平面内に並べて一体化した構成にし、それぞれのレンズに対して、撮像素子上に撮像領域を設けるものである。各レンズの焦点距離は略同一に構成し、また各レンズの光軸も略平行にすることにより、複数の撮像領域に被写体像をいずれも鮮明に結像することが可能となる。複数の撮像領域に結像された被写体像の視差から、被写体像までの距離及び三次元形状も求めることができる。また、各レンズの径が小さいため、焦点距離を短くすることが可能となり、撮像装置の厚さを大幅に小さく出来る。
特開2003−143459号公報
従来の複眼方式の撮像装置の課題を以下に説明する。
まず、複眼方式の撮像装置の構成を説明する。図4(a)に従来の複眼方式の撮像装置の概観図を、図4(b)にその分解斜視図を示す。101は絞り部材であり4つの開口部101a、101b、101c、101dが形成されており、これら開口部の周囲部分によって不要な外光入射を遮断している。レンズアレイ102は4つのレンズ102a、102b、102c、102dが一体に構成されている。ガラスまたはプラスチック等により形成される。遮光ブロック103は不透明な材料で形成されておりレンズ102a、102b、102c、102dに対応する4箇所には開口部が形成されている。また絞り部材101、レンズアレイ102を保持する役割も持つ。光学フィルタ104はカラーフィルタや光学ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ等で構成される。撮像部105はCCDやCMOS等の撮像素子からなり、画素がアレイ状に配置されている。図5に示すように、撮像部105上にはレンズ102a、102b、102c、102dのそれぞれに対応する撮像領域105a、105b、105c、105dが構成される。撮像部105は半導体基板107上に形成されており、また、この半導体基板107上には駆動回路や信号処理回路等が含まれる信号処理部106も形成されている。
次に複眼方式の撮像装置における被写体までの距離の算出方法について説明する。距離の算出は信号処理部106にて演算される。複眼方式の撮像装置においては、レンズ102a、102b、102c、102dの光軸を略平行とし、各レンズを同じ焦点距離としており、各撮像領域105a、105b、105c、105dにはそれぞれ互いに微小な視差を持った被写体像が結像される。各レンズ間で光軸の平行度や焦点距離の違いが大きい場合はキャリブレーション処理等により補正を行うが、ここでは各レンズ間の光軸の平行度や焦点距離の違いは十分小さいとして説明を行う。図4の複眼方式の撮像装置は4つのレンズを持つため、例えばレンズ102aとレンズ102bからの画像を用いて測距演算が可能であるし、また、レンズ102aとレンズ102dからの画像を用いても測距演算が可能であり、4つのレンズの様々な組合せを用いて測距演算が可能である。複数の組合せの測距結果を平均化する等の処理により、測距精度の信頼性を向上することが可能となる。ここでは、一例としてレンズ101aの画像とレンズ102aの画像とを用いた場合の測距方法を説明する。図6に被写体像の決像関係を示す。レンズアレイ102からDだけ離れた被写体上の点201の像は、レンズ102aによって画像領域105a上に結像し、レンズ102bによって105b上に結像する。レンズ102aと102bとの光軸の間隔はBiとする。以下、レンズ間の間隔の方向を基線方向とし、レンズ間の間隔を基線長として説明する。撮像領域105aにおいては、レンズ102aの光軸から基線方向にPaだけ離れた箇所に点201の像が結像し,画像領域105bにおいては、レンズ102bの光軸から基線方向にPbだけ離れた箇所に点201が結像する。従って、画像領域105aにて結像される画像と画像領域105bにて結像される画像において、点201の像は基線方向にPa+Pbだけずれて撮像される。このため、画像領域105aにて結像される画像と、画像領域105bにて結像される画像とを比較し、視差量すなわち点201のずれ量Pa+Pbを求めることができる。そして、点201までの距離Dは、fをレンズ102a及びレンズ102bの焦点距離とすると以下の(数1)から求めることができる。
撮像領域105aと撮像領域105bとで撮影された画像間の点201の視差P(画素単位)は、例えば特許文献1のようにブロックマッチング処理等の相関演算処理により求める。撮像部105の画素ピッチをhとすると、(数1)のPa+Pbは(数2)より求められる。
次に複眼方式の撮像装置において、周囲の温度変化等に起因して撮像装置の温度が変化した場合の、測距結果の変化及び課題について説明する。図7に撮像装置の温度が変化した場合の測距結果の変化の説明図を示す。図7(a)に示すように、撮像装置の温度が上昇するとレンズアレイ102が膨張し、レンズ102a、102b、102c、102dのそれぞれの相対位置が変化する。図7(a)において、点線は膨張前、実線は膨張後のレンズアレイ102を表し、矢印は膨張の方向を表す。図7(b)にそのときの視差を説明する図を示す。撮像装置の温度が上昇すると図7(a)で説明したようにレンズ間隔が増加するため基線長が増加しBi+ΔBとなる。撮像装置の構成によっては焦点距離fの変化も大きい場合もあるが、ここでは焦点距離fの変化は非常に小さいとして無視する。撮像領域105aに結像する点201の像は光軸から基線方向にPa+ΔPa離れた位置となり、撮像領域105bに結像する点201の像は光軸から基線方向にPb+ΔPb離れた位置となる。基線長は膨張前の値Bi、視差は相関演算処理により求められた値を用いると、算出される被写体距離Dは(数1)の関係式を用いて(数3)で表される。
つまり、被写体距離Dを算出する際に基線長Biを固定値とすると、撮像装置の温度によって被写体距離Dが変動してしまうことになる。そこで、図8(a)にレンズアレイ単体(実装前)で測定したときの温度と基線長Biの関係の例を示す。例えば、レンズアレイの材料が線膨張率7.0e−5[1/℃]の特性を持つ樹脂であれば、20度の温度変化により1.0014倍に膨張するため、基線長Biが撮像素子温度20℃で2.6mmだった時、撮像素子温度40℃では基線長Biが3.64μm増加する。この図8(a)の関係を用いて温度に応じて(数3)の基線長Biを変化させることにより、撮像装置の温度による被写体距離Dの変動を減少することができるように思える。図9にレンズアレイ102、遮光ブロック103、光学フィルタ104の実装状態を示す。図9(a)は被写体側から見た図、図9(b)は図9(a)の点線部の断面構造を示す。特許文献1には明記されていないが、一般的には、図9(b)の点線部、つまりレンズアレイ102の周辺部と遮光ブロック103のレンズアレイ保持部との接点108は、接着剤等により固定されている。図8(b)に実装状態での撮像装置の温度と基線長Biとの関係を示す。実装状態では、レンズアレイ102の膨張の変化は、接着剤や接している遮光ブロック103の保持部等の応力の影響により、図8(a)のレンズアレイ単体での膨張の変化と異なる。且つ、量産時には個体によって接着剤の接着状態や、レンズアレイ102と遮光ブロック103の保持部との位置関係が異なるため、図8(b)の実装状態での撮像装置の温度と基線長Biとの関係が個体によって異なることになる。つまり、従来の複眼方式の撮像装置においては、撮像装置の温度が変化した場合に、基線長の補正による測距精度の高精度化が難しいという課題があった。
上記の課題を解決するために、本発明の撮像装置は、複数のレンズを一体化したレンズアレイと、前記レンズアレイの各レンズに1対1に対応する複数の撮像領域と、前記レンズアレイを保持する筐体と、を備え、前記レンズアレイは、前記筐体に対し、所定の一点で固定されている。これにより、量産時にレンズアレイの実装状態での熱膨張特性の個体ばらつきを大幅に低減することができるため、測距演算時の高精度な温度特性補償を実現することが可能となる。
本発明の撮像装置は、従来の複眼方式の撮像装置の特徴である小型かつ薄型の特徴を有すると共に、従来困難であった撮像装置の温度変化時の測距精度低下の補償を、レンズアレイの実装構成を改良することにより、高精度で実現することが可能になる。したがって、量産時も、個体によらず幅広い温度範囲での高精度な測距が可能となる。
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1(a)に本実施の形態の複眼方式の撮像装置の概観図を、図1(b)にその分解斜視図を示す。1は絞り部材であり4つの開口部1a、1b、1c、1dが形成されており、これら開口部の周囲部分によって不要な外光入射を遮断している。レンズアレイ2は4つのレンズ2a、2b、2c、2dが一体に構成されている。レンズアレイ2はガラスまたはプラスチック等により形成される。遮光ブロック3は不透明な材料で形成されておりレンズ2a、2b、2c、2dに対応する4箇所に筒状の開口部が形成されている。また絞り部材1、レンズアレイ2を保持する保持部も持つ。光学フィルタ4はカラーフィルタや光学ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ等で構成される。撮像部5はCCDやCMOS等の撮像素子からなり、画素がアレイ状に設けられている。従来の複眼方式の撮像装置と同様に撮像部5上にはレンズ2a、2b、2c、2dのそれぞれに対応する撮像領域5a、5b、5c、5dが構成される。撮像部5は半導体基板7上に形成されており、また、この半導体基板7上には駆動回路や信号処理回路等が含まれる信号処理部6も形成されている。
図1(a)に本実施の形態の複眼方式の撮像装置の概観図を、図1(b)にその分解斜視図を示す。1は絞り部材であり4つの開口部1a、1b、1c、1dが形成されており、これら開口部の周囲部分によって不要な外光入射を遮断している。レンズアレイ2は4つのレンズ2a、2b、2c、2dが一体に構成されている。レンズアレイ2はガラスまたはプラスチック等により形成される。遮光ブロック3は不透明な材料で形成されておりレンズ2a、2b、2c、2dに対応する4箇所に筒状の開口部が形成されている。また絞り部材1、レンズアレイ2を保持する保持部も持つ。光学フィルタ4はカラーフィルタや光学ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ等で構成される。撮像部5はCCDやCMOS等の撮像素子からなり、画素がアレイ状に設けられている。従来の複眼方式の撮像装置と同様に撮像部5上にはレンズ2a、2b、2c、2dのそれぞれに対応する撮像領域5a、5b、5c、5dが構成される。撮像部5は半導体基板7上に形成されており、また、この半導体基板7上には駆動回路や信号処理回路等が含まれる信号処理部6も形成されている。
信号処理部6で実施される被写体までの距離の算出方法については、従来の複眼方式の撮像装置と同様のため説明を省略する。
次に本発明の複眼方式の撮像装置において、周囲の温度変化等に起因して撮像装置の温度が変化した場合の、測距精度の温度特性補償について説明する。従来の複眼方式の撮像装置での説明と同様に、撮像装置の温度が変化した場合、図7における被写体距離Dは(数3)で表され、基線長Biが温度変化する前の値の場合は、実際の基線長の値(Bi+ΔBi)と異なるため、被写体距離Dの算出結果に誤差が生じる。
本実施の形態におけるレンズアレイ2、遮光ブロック3、光学フィルタ4の実装状態を図2に示す。図2(a)は被写体側から見た図、図2(b)は図2(a)の点線部の断面構造を示す。レンズアレイ2と遮光ブロック3とは、所定の1点、即ちレンズアレイ2の中心部と遮光ブロック3の中心付近の保持部との接点10のみで接着により固定されている。そして、従来の複眼方式の撮像装置で接着していたレンズアレイ2の周辺部とそれに接する遮光ブロック3の保持部との間は接着を行わない。
また、図2(b)に示すように、レンズアレイ2の外側面とそれに対向する遮光ブロック3の内側面との間には隙間をあけているため、レンズアレイ2が温度変化で膨張した場合でも、レンズアレイ2の側面は遮光ブロック3の内側面に当たらない構造になっている。
さらに、レンズアレイ2の周辺部と遮光ブロック3との当接部11では、レンズアレイ2および遮光ブロック3の各部材のエッジ部分を鈍角または丸みを持たせた形状にしている。これにより、成形時のケバ等に起因したレンズアレイ2と遮光ブロック3との当接部11でのひっかかりや摩擦を低減できる。
このように、図2(b)の構造により、レンズアレイ2と遮光ブロック3とが所定の1点で固定され、レンズアレイ2が温度変化で膨張した場合でも、レンズアレイ2の側面は遮光ブロック3の内側面に当たらない構造になっている点により、温度が変化したときの実装状態での、撮像装置の温度と基線長Biとの関係は図8(a)のレンズ単体での温度と基線長Biとの関係とほぼ等しくなり、且つ、量産時にも個体により撮像装置の温度と基線長Biとの関係が大きくばらつかない。したがって、図8(a)もしくはそれに近い関係を用いて温度に応じて(数3)の基線長Biを変化させて測距演算を実施する。
以上により、本発明の複眼方式の撮像装置は、従来の複眼方式の撮像装置の特徴である小型かつ薄型の特徴を有すると共に、従来困難であった撮像装置の温度変化時の測距精度低下の補償を、レンズアレイの実装構造を改良することにより高精度で実現することが可能になる。また、量産時も、個体によらず幅広い温度範囲での高精度な測距が可能となる。
なお、本実施の形態では、レンズアレイ2の中心部と遮光ブロック3の中心付近の保持部との接点を接着して固定したが、レンズアレイ2と遮光ブロック3の任意の1点において固定しても同様の効果が得られる。例えば、図2(b)の当接部11のいずれか1点で固定した場合でも、レンズアレイ2と遮光ブロック3との接着点が1点である点と、レンズアレイ2が温度変化で膨張した場合でも、レンズアレイ2の側面は遮光ブロック3に当たらない構造になっていることにより、温度が変化したときの実装状態での、撮像装置の温度と基線長Biとの関係は図8(a)のレンズ単体での温度と基線長Biとの関係とほぼ等しく、前述の接点10のみを接着した場合とほぼ同様の効果が得られる。但し、レンズアレイ2の中心付近の保持部との接点を固定する方が、温度によりレンズアレイ2が膨張した場合に、中心付近以外での接点でのレンズアレイ2と遮光ブロック3との最大相対変位量を小さくできる為、中心付近以外での接点での摩擦の影響を低減でき、撮像装置の温度と基線長Biとの関係が図8(a)のレンズ単体での温度と基線長Biとの関係により近い関係になるため、望ましい。
なお、図3に示すように接点10の部分にレンズアレイ2には凹、遮光ブロック3には凸を作ることにより、実装時にレンズアレイ2と遮光ブロック3の位置あわせ精度が向上し、かつ接着部の表面積が増加するため接着力が増加する。レンズアレイ2に凸、遮光ブロック3に凹を構成しても同様の効果が得られることは言うまでもない。また、この凸凹を形成する領域は、中心のみの円形である必要は無く、例えば図1(b)の遮光ブロック3の中心付近の形状に合わせて、十字型の形状でもよい。
なお、図2(b)において、レンズアレイ2の熱膨張による変形に影響を与えない程度の接着強度で当接部11を接着しても、本実施の形態と同様の効果が得られることは言うまでも無い。この場合でも、温度が変化したときの実装状態での、撮像装置の温度と基線長Biとの関係は、図8(a)のレンズ単体での温度と基線長Biとの関係とほぼ等しくなり、本実施の形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施の形態では4つのレンズを持つレンズアレイを採用した複眼方式の撮像装置での実装構造を説明したが、例えば9つなど他の数のレンズを持つレンズアレイを採用した複眼方式の撮像装置でも、レンズアレイの所定の1点で遮光ブロックと固定した実装構成により、本実施の形態と同様に温度による基線長変化の個体ばらつきを低減できることは言うまでも無い。
なお、固定する1点の範囲は、十分に固定強度を確保できる程度の狭い範囲を指し、円形である必要は無く、例えば図1(b)の遮光ブロック3の中心付近の形状に合わせて、十字型の形状でもよい。また、所定の一点の固定方法としては接着に限らず、例えば、レンズアレイ2に形成した凸部を、筐体に形成した凹部に圧入して固定しても良い。
なお、本実施の形態は、本発明を具現化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本発明は、車載、監視、医療、ロボット、ゲーム、CG画像作成、立体表示用入力用途など、対象物の距離もしくは形状の推定が必要な用途に幅広く利用することができる。
1 絞り部材
1a,1b,1c,1d 開口部
2 レンズアレイ
2a,2b,2c,2d レンズ
3 遮光ブロック
4 光学フィルタ
5 撮像部
5a,5b,5c,5d 撮像領域
6 信号処理部
7 半導体基板
10 接点
11 当接部
101 絞り部材
101a,101b,101c,101d 開口部
102 レンズアレイ
102a,102b,102c,102d レンズ
103 遮光ブロック
104 光学フィルタ
105 撮像部
105a,105b,105c,105d 撮像領域
106 信号処理部
107 半導体基板
108 当接部
201 被写体上の点
1a,1b,1c,1d 開口部
2 レンズアレイ
2a,2b,2c,2d レンズ
3 遮光ブロック
4 光学フィルタ
5 撮像部
5a,5b,5c,5d 撮像領域
6 信号処理部
7 半導体基板
10 接点
11 当接部
101 絞り部材
101a,101b,101c,101d 開口部
102 レンズアレイ
102a,102b,102c,102d レンズ
103 遮光ブロック
104 光学フィルタ
105 撮像部
105a,105b,105c,105d 撮像領域
106 信号処理部
107 半導体基板
108 当接部
201 被写体上の点
Claims (7)
- 複数のレンズを一体化したレンズアレイと、
前記レンズアレイの各レンズに1対1に対応する複数の撮像領域と、
前記レンズアレイを保持する筐体と、を備え、
前記レンズアレイは、前記筐体に対し、所定の一点で固定されている、撮像装置。 - 前記レンズアレイは、前記筐体に対し、前記所定の一点を中心にして熱膨張による変形可能に保持されている、請求項1に記載の撮像装置。
- 前記レンズアレイの外側面と、前記外側面に対向する前記筐体の内側面とが離間している、請求項1に記載の撮像装置。
- 前記レンズアレイと前記筐体とが当接する当接部のうち、前記所定の一点での接着強度が他の当接部の接着強度よりも大きい、請求項1に記載の撮像装置。
- 前記所定の一点が前記レンズアレイの略中心に位置する、請求項1に記載の撮像装置。
- 前記レンズアレイと前記筐体とは、前記所定の一点おいてそれぞれに形成された凹凸部を接合させることにより固定されている、請求項1に記載の撮像装置。
- 前記レンズアレイと前記筐体との当接部に位置する前記レンズアレイおよび前記筐体のエッジ部は、鈍角または丸みを持たせた形状である、請求項1に記載の撮像装置。
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