JPWO2011039791A1 - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

受信装置が、第1の利得と前記第1の利得より小さい第2の利得との間で利得を変更可能であり、前記受信信号を前記利得で増幅し増幅信号を得る可変利得部と、前記増幅信号の電力を基準値と比較し比較結果を生成する比較器と、待ち受け状態時に前記電力が前記基準値より大きい前記受信信号を受信した場合に、前記利得を前記第1の利得と前記第2の利得との間の第3の利得に設定する制御部と、を有し、前記制御部は、前記第3の利得に設定後、前記電力が前記基準値以下だった場合に、前記利得を第1の利得に設定し、前記制御部は第1の利得に設定後、前記電力が前記基準値以下だった場合に前記待ち受け状態となり、前記電力が前記基準値より大きい場合に、前記利得を前記前記第1の利得と前記第3の利得との間であって、かつ前記受信信号を受信できる第4の利得に設定する。

Description

本発明は、無線信号を受信する受信装置に関する。
無線信号によりTV、エアコン、ノートPC(Personal Computer)などの電子機器を起動でき、無線信号待ち受け時の消費電力が小さい受信装置の技術開発が進められている。
ここで、無線信号(所望波)の受信時に、他の機器(例えば、無線LANの端末やAP(アクセスポイント))からの干渉波が存在すると、所望波の受信精度が低下し、受信誤りが増加する畏れがある。この干渉波の影響を低減するために、受信装置でAGC(Automatic Gain Control、自動利得制御)することで、干渉波を受信しないようにすることが考えられる。なお、コンパレータを用いて利得を制御する技術が公開されている(特許文献1参照)。
特開2005−184688公報
しかしながら、所望波を受信する直前に干渉波が存在する場合、干渉波に対してAGCが開始される可能性がある。この結果、所望波に対するAGCがなされず、受信誤り率が劣化する可能性がある。本発明は、利得制御時における干渉波の影響の低減を図った受信装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る受信装置は、受信信号を整流し直流信号を得る整流器と第1の利得と前記第1の利得より小さい第2の利得との間で利得を変更可能であり、前記受信信号を前記利得で増幅し増幅信号を得る可変利得部と、前記増幅信号の電力を基準値と比較し比較結果を生成する比較器と、待ち受け状態時に前記電力が前記基準値より大きい前記受信信号を受信した場合に、前記利得を前記第1の利得と前記第2の利得との間の第3の利得に設定する制御部と、を有し、前記制御部は、前記第3の利得に設定後、前記電力が前記基準値以下だった場合に、前記利得を第1の利得に設定する。制御部は、第1の利得に設定後、前記電力が前記基準値以下だった場合に前記待ち受け状態となり、前記電力が前記基準値より大きい場合に、前記利得を前記前記第1の利得と前記第3の利得との間であって、かつ前記受信信号を受信可能な第4の利得に設定する。
本発明によれば、利得制御時における干渉波の影響の低減を図った受信装置を提供できる。
第1の実施形態に係る無線通信システムの概略を示すブロック図。 無線通信装置12の構成の一例を表すブロック図。 整流器104の構成の一例を表す回路図。 復調器107の状態遷移を表すフロー図。 待ち受け状態およびAGC処理状態での処理内容を表すフロー図。 利得の時間的変化の一例を表すグラフ。 フレームフォーマットの一例を示す図。 通常のAGC処理時における信号の電力および比較器106の閾値の時間経過の一例を表すグラフ。 通常のAGC処理時における信号の電力および比較器106の閾値の時間経過の他の例を表すグラフ。 本実施形態のAGC処理時における信号の電力および比較器106の閾値の時間経過の他の例を表すグラフ。 エッジ検出用プリアンブルPR0を含むフレームフォーマットの一例を表すグラフ。 第2の実施形態に係る無線通信装置32の内部構成を表すブロック図。 2分探索によるAGC制御の一例を示す図。 変形例1に係る無線通信装置32aの構成を示すブロック図。 変形例1での2分探索によるAGC制御の一例を示す図。 変形例2に係る無線通信装置32aの構成を示すブロック図。 変形例1での2分探索によるAGC制御の一例を示す図。 変形例3に係る無線通信装置32aの構成を示すブロック図。 変形例4に係る無線通信装置32aの構成を示すブロック図。 変形例3、4での2分探索によるAGC制御の一例を示す図。 変形例3、4での2分探索によるAGC制御の他の例を示す図。 変形例3、4での2分探索によるAGC制御の他の例を示す図。
以下、図面を参照しながら本実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る無線通信システム10の概略を示す。無線通信システム10は、無線通信装置11、12を備える。無線通信装置11は、無線通信装置12に対して信号を送信する。無線通信装置11は、第1の通信方式を用いて、例えば、2.4GHz帯の無線信号を無線通信装置12に送信する。
第1の通信方式には、ASK(Amplitude Shift Keying)やPPM(Pulse Position Modulation)などの変調方式を用いることができる。これらの変調方式では、信号の振幅を時間的に変化させることから、無線信号が振幅情報を含む。このため、後述の整流器104によって振幅情報を抽出することで、無線通信装置12を起動することが可能となる。その結果、無線信号待ち受け時での無線通信装置12の消費電力を低減できる。
ここでは、無線通信システム10と異なる無線通信システム20が存在する場合を想定している。第2の無線通信システムは、第2の通信方式を用いて、無線通信システム10と同じ周波数帯域(例えば、2.4GHz帯)の無線信号を送受信する。
第2の通信方式として、例えばIEEE802.11b/g/n規格に準拠した通信方式が考えられる。
ここでは、無線通信システム20は、無線LAN端末(STA(Station))21と無線LAN基地局(AP(Access Point))22を有し、無線LANフレーム信号を送受信する無線LANシステムとする。
ここでは、無線通信装置11が送信した無線信号は、少なくとも無線通信装置12が受信可能とする。また、STA21、AP22が送信した無線信号は、少なくとも無線通信装置12、STA21、AP22の装置が受信可能とする。
STA21とAP22は、IEEE802.11規格に準拠していれば、アクセス方式としてCSMA/CA(carrier sense multiple access with collision avoidance network)を用いている。このため、STA21とAP22は、送信前に無線信号を認識すると、その無線信号を認識しなくなるまで送信しない。しかし、STA21とAP22が、無線通信装置11が送信を開始する直前のタイミングで無線信号を認識せず、送信を開始する可能性がある。
したがって、STA21からの無線信号(干渉波)の送信後に無線通信装置11が無線信号(所望波)を送信すると、無線通信装置12は干渉波によってエッジを検出し(エッジ誤検出(所望波の誤検出))、利得を制御する(AGC)。この結果、その直後に受信する無線通信装置11が送信した無線通信信号(所望波)の正確な復調が困難となる。
そこで、本実施の形態では、後述のように、無線通信装置12がエッジ(無線信号)を検出した場合、利得制御の途中の段階で、受信感度を上げて無線信号の存在を確認する。この結果、干渉波の直後に受信された所望波が正確に復調される。
(無線通信装置12)
図2を用いて無線通信装置12を説明する。無線通信装置12は、第1の通信方式の変調信号を受信し復調する。無線通信装置12は、受信信号を整流し直流信号を得る整流器と第1の利得と第1の利得より小さい第2の利得との間で利得を変更可能であり、受信信号を該利得で増幅し増幅信号を得る可変利得部と、増幅信号の電力を基準値と比較し比較結果を生成する比較器と、該利得を設定する制御部と、を有する。
制御部は、待ち受け状態時に電力が基準値より大きい受信信号を受信した場合に、可変利得部の利得を第1の利得と第2の利得との間の第3の利得に設定する。制御部は、第3の利得に設定後、電力が基準値以下だった場合に、利得を第1の利得に設定する。制御部は、第1の利得に設定後、電力が基準値以下だった場合に待ち受け状態となり、電力が基準値より大きい場合に、利得を第1の利得と第3の利得との間であって、かつ受信信号を受信可能な利得のうち最も小さい第4の利得に設定する。
具体的には無線通信装置12は、アンテナ101、バンドパスフィルタ(BPF)102、整合回路(MC)103、整流器(RECT)104、可変利得部に相当する可変増幅器(VAMP)105、比較器(コンパレータ、CMP)106、制御部に相当する復調器(DMD)107、機器本体(MB)108を有する。
アンテナ101は、無線通信装置12の外部から入力される電磁波を受信信号に変換し、バンドパスフィルタ102に出力する。
バンドパスフィルタ102は、帯域制限用のRFフィルタである。バンドパスフィルタ102は、アンテナ101から入力された受信信号のうち少なくとも無線通信システム10の帯域(例えば、2.4GHz帯)の周波数成分を整合回路103に出力し、それ以外の周波数成分を減衰させる。
整合回路103は、バンドパスフィルタ102から入力された2.4GHz帯の電気信号のマッチングを取り、整流器104に出力する。
整流器104は、整合回路103から入力された2.4GHz帯の受信信号を整流し、BB(ベースバンド)アナログ信号(直流信号)に変換し、可変増幅器105に出力する。
可変増幅器105は、整流器104から入力されたBBアナログ信号の電力を増幅して増幅信号を生成し、比較器106に出力する。可変増幅器105は、復調器107からの制御信号に従い、利得を第1の利得と第1の利得より小さい第2の利得の間で変更する。
比較器106は、可変増幅器105からBBアナログ信号を入力し、入力したBBアナログ信号の電力(正確には、電圧)と、予め設定されたしきい値電力(正確には、基準電圧Vref)とを比較する。その結果が2値のデジタル信号(HかL)に変換され、電力比較結果として復調器107に出力される。BBアナログ信号の電力がしきい値電力より大きければHigh信号を復調器107に出力する。一方、BBアナログ信号の電力が画しきい値電力より小さければLow信号を復調器107に出力する。
復調器107は、比較器106からデジタル信号を入力し、復調し、この結果に基づいて機器本体108の起動等を制御する。復調器107は、後述する条件を満たした場合、可変増幅器105に制御信号を出力し、利得を制御する。
機器本体108は、TV、エアコン、ノートPC(Personal Computer)などの電子機器である。
(整流器104の詳細)
図3は、整流器104の内部構成の一例を表す回路図である。この図において、整流器104はトランジスタ(FET:Field Effect Transistor)M1、M2、キャパシタC1、CA、C3、スイッチSW11、SW12、電圧源VTを有する。トランジスタM1、M2それぞれのゲート、ソース間にキャパシタCAが接続される。電圧VTがスイッチSW11、SW12を介して、キャパシタCAに接続される。
スイッチSW11、SW12は、復調器107によって制御される。信号を受信しないときには、信号を受信しない間に、スイッチSW11、SW12が閉じられ、電圧VTがキャパシタCAに印加され、キャパシタCAが充電される。信号を受信するときには、スイッチSW11、SW12が開かれ、キャパシタCAの電圧がトランジスタM1、M2それぞれのゲート、ソース間に印加される。
キャパシタC1がRF入力端子INRFとトランジスタM2のソース間に接続される。RF入力端子INRFは整合回路103に接続される。キャパシタC1を介して、RF入力端子INRFからトランジスタM2にRF信号(受信信号)が入力される。キャパシタC3はトランジスタM2から出力された電荷を蓄積する。
トランジスタM1、M2は受信信号を整流する(ダイオードとして動作)。トランジスタM1、M2の閾値の大きさが大きくなると、トランジスタM1、M2での整流の際の損失が大きくなる。閾値を見かけ上小さくすることで、損失を小さくすることができる。キャパシタCAに電荷をチャージし、閾値電圧分の電圧を発生させることにより、閾値電圧をキャンセルすることで、損失を低減できる(利得の向上)。
ここで、電圧源VTの電圧を可変とすることで、整流器104の利得の制御が可能である。即ち、可変増幅器105に代えて、あるいは可変増幅器105と共に、整流器104による利得の変更が可能である。この場合、整流器104は、復調器107から制御信号を入力し、この制御信号に従い、電圧源VTの電圧を変化させることで、利得を変更する。
(復調器107の詳細)
図4を用いて復調器107の状態遷移に関して説明する。復調器107は、待ち受け状態と、AGC処理状態と、タイミング同期処理状態と、復調状態と、を遷移し、各状態に応じて異なる処理を行う。各状態で一定の条件を満たすと異なる状態へと遷移する。
待ち受け状態は、所望波の到来を待つ状態である。復調器107がエッジを検出すると(所望波の検出)、待ち受け状態からAGC処理状態へと遷移する。例えば、比較器106の入力が1回、または複数回連続でHigh信号であった場合にエッジを検出したと判断される。
AGC処理状態では、AGC処理が実行される。即ち、後述のように、比較器106のしきい値が所望波の電力と干渉波の電力の間になるように、可変増幅器105の利得が調節される。即ち、所望波を受信できる利得のうち最も小さい利得に調整される。干渉波の電力を比較器106のしきい値より小さくすることで、干渉波の影響を低減できる。ただし、ここでは干渉波の電力が所望波の電力に比べて小さいと仮定している。
AGC処理が終了したらタイミング同期処理状態に遷移する。但し、AGC処理の途中でエッジ誤検出と判断した場合、AGC処理状態から待ち受け状態に遷移する。エッジ誤検出は後述する。
タイミング同期処理状態では、プリアンブルを検出し、タイミング同期処理を行う。タイミング同期処理終了した場合は復調状態に遷移する。但し、プリアンブル未検出の場合は、タイミング同期処理状態から待ち受け状態に遷移する。
復調状態では、復調処理を行う。復調結果に応じて処理を行い、復調処理が終了したら待ち受け状態に遷移する。
(AGC処理状態の詳細)
以下、AGC処理状態の詳細を説明する。AGC処理状態では、所望波レベルを適正レベルに制御する。即ち、所望波よりも十分小さい電力の干渉波が比較器106のしきい値を上回ることを避けるため可変増幅器105(場合により整流器104も)の利得(ゲイン)が制御される。AGCのターゲットゲインは、所望波の電力が比較器106のしきい値を上回り、かつ干渉波の電力が比較器106のしきい値をできるだけ下回るゲインとする。
AGCの動作に関して説明する。図5は、待ち受け状態およびAGC処理状態での処理内容を表すフロー図である。
(1)待ち受け状態(ステップS11、S12)
AGC処理状態前(待ち受け状態)では、利得をダイナミックレンジでの最大(0dB)とする(最大受信感度、即ち、受信可能な信号強度が最小。第1の利得)。エッジを検出することで、AGC処理状態に移行する(ステップS13)。
(2)利得の調節(ステップS13、S14)
AGC処理状態において次のように利得が段階的に変化する(ステップS13)。
ダイナミックレンジを例えば、2個(n:整数)の区間に分割し(境界の個数では(2+1)個)、この区間に対応する分解能で、ゲインを制御する。例えば、48dB(0〜−48dB)のダイナミックレンジを8つに分割し、6dBの分解能でゲインを制御する。ダイナミックレンジを2個の区間に分割すると、2分探索によるゲインの決定が容易になる。
信号に含まれるAGC用プリアンブルを用いて利得が調整される。AGC用プリアンブルはHigh信号で構成される。
比較器106からの入力信号のうち、例えば、5クロック分のデータを取り込み、可変増幅器105の利得を調節する。例えば、High信号が4以上となった場合(High信号の検出)、可変増幅器105のゲインを減少させる。一方、High信号が4未満(Low信号が2以上)の場合(High信号の未検出)、可変増幅器105のゲインを増加させる。このようにして、分解能の範囲で比較器106からの入力信号をHigh信号とする限界のゲインを探索する(ステップS14)。
基本的には、ダイナミックレンジを順に2つに分割し、その何れにゲインを設定するかを決定してゆく(2分探索)。2分探索では、1回目の利得(利得の初期値、第3の利得)を例えばダイナミックレンジの中央(ここでは、−24dB)に設定する。そして、2回目、3回目には、High信号の検出の有無に応じて、前回の利得の±12dB、±6dBに利得を設定する。最終的には、可変増幅器105の利得をHigh信号が検出される最小の利得(第5の利得)に設定する(ステップS14)。第5の利得は、第1の利得と第2の利得の間の値となる。
(3)所望信号の再確認(ステップS21〜23)
本実施形態では、利得を変更してもHigh信号が検出されないときに(ステップS21)、利得の調節を一旦中止し、所望信号の存在を再確認する(ステップS22、S23)。
まず、1回目〜N回目の利得の設定の結果、連続してHigh信号が検出されないか否かが判断される(ステップS21)。Nは1以上の適宜の数とすることができる。N=1の場合、1回目の利得の設定の結果、High信号が検出されないことを意味する。このように、復調器107は、High信号が検出されなかった回数を計数する計数部としても動作する。この判断が“Yes”であれば、利得が再び最大(第1の利得)に設定され、High信号が検出されるか否かが判断される(ステップS22、S23)。
(4)待ち状態への移行(ステップS23、S12)
ステップS23での判断が“No”であれば、エッジ誤検出として、待ち状態へ移行する(ステップS12).
(5)利得の調節(ステップS31、S32)
ステップS23での判断が“Yes”であれば、N回目の利得制御の続きからステップS13、S14と同様に、2分探索によって、利得が調節される。すなわち、可変増幅器105の利得をHigh信号が検出される最小の利得(第4の利得)に設定する。第4の利得は、第1の利得と第3の利得との間の値となる。
また、図6は利得の時間的変化の一例を表すグラフである。例としてAGCによって利得が−12dBに設定されるまでの利得推移を示している。最小受信感度である0dBでエッジ検出後、AGC処理を開始する。−24dB、0dB、−12dB、−18dB、−12dBの利得で、High信号の検出の有無が確認される。即ち、比較器106のしきい値を上回ること、すなわち5クロック分のデータのうちHigh信号が4回以上であることが確認される。
ここでは、1回目の利得制御により(−24dB)、High信号が検出されなかったことから、2回目の利得制御において利得を最大(0dB)としている。即ち、この図は図4のフロー図でN=1とした場合に該当する。この例では、利得を最大(0dB)としたことで、High信号が検出され、2分探索が再開されている。
2分探索の再開は1回目の利得制御の続きから行う。即ち、復調器107は、可変増幅器105の利得を第1の利得と第3の利得の間に設定する。1回目の利得制御でHigh信号が検出されなかったことから、3回目の利得制御により(−12dB)に制御している。以下、2分探索の結果、利得を−18dB、−12dBと制御している。利得−18dBではHigh信号が検出されないことを確認し、最終的に利得を−12dBに制御する。その後、利得−12dBでHigh信号が検出されること(5クロック分のデータのうちHigh信号が4回以上であること)を確認し、利得をロックしてAGC処理を終える。
ここでは、2回目の利得制御で利得を最大の0dBにすることで、AGCプリアンブルの有無を判定している。すなわち、エッジを誤検出した場合、2回目の利得制御でエッジを誤検出したことを判定できる。無線通信装置12は、その後のAGC処理を中止し、最小受信感度のまま待ち受け状態に遷移することができる。すなわち、誤検出直後に受信する無線通信装置11が送信する無線信号を受信し復調することが可能になる。
(無線通信装置11が送信するフレームフォーマット)
図7は、無線通信装置11が送信するフレームフォーマットを示す。フレームフォーマットは、AGC用プリアンブルPR1、タイミング同期用プリアンブルPR2、IDビットID、命令ビットCOD、パリティビットPRYを含み、例えば、ASK変調方式の信号である。
lAGCプリアンブルPR1は全てHigh信号で構成される。
lタイミング同期用プリアンブルPR2は、IDビットや命令ビットのフィールドに存在しないユニークワードで構成される。
無線通信装置12は、受信したAGC用プリアンブルで上述したようにエッジ検出とAGC処理を行う。
(効果の説明)
図8、図9は、通常のAGC処理時における信号の電力および比較器106の閾値の時間経過を表すグラフである。これらの図は、図6と異なり、可変増幅器105により増幅される前の信号の電力を基準として、比較器106の閾値を表している。この結果、このグラフでは信号の電力には利得の変更の影響は現れない。一方、比較器106の閾値に利得の変更の影響が見かけ上現れる。ここでは、相対電力−48dB〜0dBが図4での利得0dB〜−48dBに対応するものとする。即ち、これらの図での相対電力−48dBが図6での最大の利得0dBに相当する。
図8では、無線通信装置11からの所望波DWの送信開始直前には、無線通信システム20から干渉波IWが送信されない。このため、AGC処理に成功し、AGC用プリアンブルPR1で所望の利得に制御できる。即ち、所望波DWよりも十分小さな干渉波IWがタイミング同期用プリアンブルPR2、IDビットID、命令ビットCOD、パリティビットPRYに存在しても干渉波の影響なく復調可能である。
図9では、無線通信装置11からの所望波DWの送信開始直前に、無線通信システム20から干渉波IW1が送信されている。このため、AGC処理に失敗している。無線通信システム20からの送信信号(干渉波)により、エッジ検出を誤判定し、AGC処理が開始される。その後、AGC処理の最中に、無線通信装置11が送信する無線信号を受信すると、2分検索による利得の設定に誤りが生じる。この例では、AGC処理の結果、利得が0dB(相対電力−48dB)に設定される。この結果、比較器106からの出力に干渉波IW2が影響を及ぼし、無線通信装置11からの所望波の正確な復調が困難となる。
次に本実施形態でのAGC処理を説明する。図8のように、無線通信装置11からの所望波DWの送信開始後に、無線通信システム20から干渉波IWが送信されたとする。この場合、図5のステップS21の判断が“No”となり、通常のAGCと利得の変化状況は同様である。AGC処理に成功し、AGC用プリアンブルPR1で所望の利得に制御できる。
図10は、図9と対応し、本実施形態のAGC処理時における信号の電力および比較器106の閾値の時間経過を表すグラフである。
図10では、無線通信装置11からの所望波DWの送信開始直前に、無線通信システム20から干渉波IW1が送信されている。図9と異なりAGC処理に成功している。図9と同様に、無線通信システム20からの送信信号(干渉波)により、エッジ検出を誤判定し、AGC処理が開始される。
しかし、図5のステップS21での判断が“Yes”となり、AGC処理の途中でゲインを最大に設定される。この例では、利得−24dB、−12dB(相対電力でのしきい値で−24dB、−36dB)の2回に亘って、High信号が検出されないことで、利得が最大の0dBに設定され、High信号が検出されないことで、待ち受け状態に移行している。即ち、この例は、図5のステップ21においてN=2とした場合に相当する。
待ち受け状態に、無線通信装置11が送信する無線信号を受信することで、AGCプリアンブルPR1のタイミングでAGC処理を行っている。この結果、所望波DWの送信開始直前に、干渉波が送信された場合でも、干渉波の影響を受けることなく、所望波を正確に復調できる。
以上では、AGCプリアンブルPR1を用いて、エッジを検出していた。これに対して、AGCプリアンブルPR1とは別に、エッジ検出用プリアンブルPR0を用いることも可能である。
図11は、エッジ検出用プリアンブルPR0を含むフレームフォーマットの一例を表すグラフである。AGCプリアンブルPR1に先だって、エッジ検出用プリアンブルPR0が配置される。この例のエッジ検出用プリアンブルPR0は「HLH」と2つのHigh信号、1つのLow信号の組み合わせで構成される。エッジ検出用プリアンブルPR0は「HLH」以外に、「HLHLH」、「HHLH」等種々のパターンを用いることができる。
このように、エッジ検出用プリアンブルPR0を用い、無線通信装置12がエッジ検出用プリアンブルPR0のパターンを確認することでも、エッジの誤検出を防止することが可能である。
上述のように、無線通信システム10では、無線通信装置12のAGC処理において利得を最大に設定するステップを入れている。この結果、所望波の送信直前(無線通信装置11が無線信号を送信する直前)に干渉波(無線システム20が送信した無線LANフレーム信号)が送信された場合においても、無線通信装置12が所望波を受信し正常に復調可能となる。
(第2の実施形態)
AGC処理をする期間内に所望波、干渉波を判別することで、干渉波の発生後所定時間後に所望波が発生した場合においてAGC処理が失敗する確率が低減される。
ここで、AGC処理が失敗する確率を下げるには、AGC処理時間を短縮してもよい。この技術を併用することで、さらにAGC処理が失敗する確率を下げることが可能である。以下、AGC処理時間を短縮する手法に焦点を当てて説明する。
図12は、第2の実施形態に係る無線通信システム30の無線通信装置32の内部構成を表す。無線通信システム30の全体的構成は図1の無線通信システム10と実質的に同様なので記載を省略する。
無線通信装置32は、アンテナ101、バンドパスフィルタ(BPF)102、整合回路(MC)103、可変減衰器(VATT)109、整流器(RECT)104、可変増幅器(VAMP)105、比較器(コンパレータ、CMP)106、復調器(DMD)107、機器本体(MB)108を有する。
無線通信装置32は、無線通信装置12に対して、可変減衰器109が追加されている。即ち、バンドパスフィルタ102を通過した信号は整合回路103を介して高周波で動作する可変減衰器109を介して整流器104に入力される。
ここでは可変減衰器109および可変増幅器105を用いて、無線通信装置32の利得が調節される。また、既述のように、整流器104も利得の変更に利用可能である。
また、可変減衰器109および可変増幅器105は連続的に利得を変化するものではなく、デジタル的に利得を切り替えるものとする。可変減衰器109、可変増幅器105はそれぞれ、復調器107からの所定ビット列の制御信号VCNT1、VCNT2により、ステップ幅はS[dB]で利得が制御されるものとする。
また、第1実施例で述べた利得(第1乃至第4の利得)は、可変減衰器109の減衰量及び可変増幅器105の増幅量を合わせた量になる。即ち、第1実施例で述べた可変増幅器105の利得は受信信号に対する増幅信号によって決まるので、第1実施例の利得は本実施例の可変減衰器109の減衰量及び可変増幅器105の増幅量の両方をあわせたものに相当する。可変減衰器109の減衰量及び可変増幅器105の増幅量の両方を調整することで、復調器107は、第1実施例と同様に利得(第1乃至第4の利得)を設定する。
所望の利得(第1乃至第4の利得)を実現するために、復調器107は、可変減衰器109の減衰量及び可変増幅器105の増幅量のいずれか一方のみを調整してもよい。復調器107は、先に可変減衰器109の減衰量を調整し、さらに可変増幅器105の増幅量を調整してもよい。また、利得と可変減衰器109の減衰量及び可変増幅器105の増幅量との関係を示す表や関数を予め用意しておき、復調器107がこの表や関数に従って可変減衰器109の減衰量及び可変増幅器105の増幅量を調整するようにしてもよい。
図13は2分探索(バイナリ検索)によるAGC制御の一例を示す図である。電力−L(dBm)、−H(dBm)はそれぞれ、受信できる最小電力、最大電力を表す。即ち、電力−L(dBm)、−H(dBm)はそれぞれ、利得の最大および最小に対応する。電力−M(dBm)はdB表示した最大電力と感度電力の中心電力であり、M=(L+H)/2とする。受信ダイナミックレンジC=L−H[dB]である。
入力された信号の電力が−M(dBm)以上で−M+S(dBm)以下の場合を考える。エッジの検出後、利得の変更および比較器106によるH/Lの判定が繰り返される。この例では、電力が−M(dBm)、−M+2S(dBm)、−M+S(dBm)、−M(dBm)と順に変更される。即ち、この例では、エッジ検出してから、利得が4回変更される。
このように、2分検索では判断すべき領域がW=2(w+q)(q=0もしくは1、wは整数)としたならば(w+1)ステップが必要となる。
(変形例1)
ここでは、利得設定の誤り率を小さくするために、利得設定のステップ数を2分検索に必要なステップ数以下とする。図14は変形例1に係る無線通信装置32aの構成を示す。
無線通信装置32aは、無線通信装置32と異なり、2つの比較器(CMP1、CMP2)111、112を有する。比較器111、112はそれぞれ、可変増幅器105、整流器104の出力を検出する。比較器111の基準電圧Vref1に比べて、比較器112の基準電圧Vref2は比較器111の基準電圧Vrefの10(S/20)倍とする。10(S/20)倍はdB換算するとS[dB]を意味する。
可変増幅器105の最大利得をE[dB]とすると、比較器111に比べ、比較器112は(E+S)[dB]高い値を基準として、H/Lを判定する。したがって、整流器104等が線形で動作する場合、利得の可変範囲の半分C/2[dB]がE+S[dB]に等しければ、比較器112は2分検索の最初のステップの判定をしていることになる。
しかしながら、整流器104は「y=x」の伝達関数をもつので、整流器以降のダイナミックレンジは2C[dB]となる。結果として、2C/2=C=(E+S)[dB]と設定することにより2分検索の最初のステップでの判別を比較器112で行なうことができる。なお、この設定誤差は最小レンジのS[dB]以下にする必要がある。
次のようにして、比較器112で、2分検索の最初のステップでの判別をすることも原理的には可能である。即ち、比較器112の判定基準Vref2を比較器111の判定基準Vref1の10(C/20)倍とし、比較器112を比較器111と同一の端子に接続する。しかしながら、この場合、−M(dBm)以下の入力でも可変増幅器105の出力が飽和するため、比較器112では判定できない。
これを避けるため、本実施例では、整流器104の出力を比較器112に入力している。
図15に初回の1ステップが短縮される様子を示す。実線は本実施例、破線は、従来例を表す。比較器111でのエッジ検出と同時に比較器112では入力信号レベルが−M(dBm)より大きいか小さいかを判断している。このため、ステップ数が1低減している。
(変形例2)
次にもう一つのステップ削減手法について述べる。図16は変形例2に係る無線通信装置32bの構成を示す。無線通信装置32bは、無線通信装置32aと異なり、比較器111、112共に可変増幅器105に接続されている。2分検索の最終ステップはその前のステップに対して、隣り合う領域でのH/Lを判定する。図16の構成を用いることで、最終ステップの1つ前のステップで隣り合う領域を両方検出することができる。これにより2分検索の最終ステップを削除することができる。比較器111、112はそれぞれ、可変増幅器105、整流器104の出力を検出する。比較器111の基準電圧Vref1に比べて、比較器112の基準電圧Vref2は比較器111の基準電圧Vrefの10(S/20)倍とする。
図17に本手法による判定手順を示す。実線、破線はそれぞれ、本実施例および従来例に対応する。比較器112は比較器111と隣り合う領域でのH/Lを判別するものであり、比較器111と同時に判別することにより1ステップ短縮できる。
(変形例3)
以上のように、無線通信装置32a、32bは、比較器111、112を用いることで、2分検索の初期ステップ、または最終ステップを削減している。ここで、比較器112の入力先を切り替えることで、初期ステップ、または最終ステップの双方に、比較器112を利用可能である。
図18は変形例3に係る無線通信装置32cの構成を示す。無線通信装置32cは、無線通信装置32a、32bと異なり、比較器112の入力に経路切り替え用のスイッチSWが設けられている。比較器112の入力は、スイッチSWを介して、整流器104の出力と可変増幅器105の出力の一方に接続される。
スイッチSWは、利得調整における初期ステップの判定に備えて、通常比較器112の入力を整流器の出力に接続する。比較器111によって信号到来は判別できるので(エッジ検出)、最終ステップまでにスイッチSW1を制御して比較器112の入力を可変増幅器105の出力に接続する。これにより最終ステップは比較器111と比較器112の両方で入力範囲を設定する。これにより2ステップ削減できる。
(変形例4)
図19は変形例4に係わる無線通信装置32dの構成を示す。無線通信装置32dは、無線通信装置32cと異なり、比較器(CMP3)113が付加されている。既述のように変形例3では比較器112を共用している。これに対して、変形例4では、比較器112、113はそれぞれ、整流器104の出力および可変増幅器105の出力を検出する。また、比較器112と比較器113の判定基準は比較器111の10(S/20)とする。
図20は、無線通信装置32c、32dでの利得設定手順を示す。実線、破線はそれぞれ、本実施例および従来例に対応する。通常の2分検索に比べて初期ステップと最終ステップの2ステップが削減できている。
無線通信装置32dでは、比較器111、112を有する。比較器111、112を常時動作すると、比較器112の消費電力分、消費電力が大きくなる。ここで、次のようにすることで、比較器112の消費電力を軽減することができる。即ち、比較器111で信号の有無を検出し、信号有りと判断したときに比較器112を動作させる。これにより比較器112は常時動作することはなく、信号が来たときのみ動作をすることになる。これにより比較器112の消費電力を低減できる。なお、無線通信装置32cに対しても、この構成を適用できる。
図21は、このときの利得設定手順を示す。実線、破線はそれぞれ、本実施例および従来例に対応する。本図に示すように、比較器112の動作はエッジ検出後になるため、判定もその分遅延することになる。しかし、利得を新たに設定する必要がない。このため、利得の設定後に判定する場合に比べて、比較器112の判定する時間は短くなる。
ここで、比較器112の判定基準Vref2を可変することが考えられる。すなわち、判定基準Vref2=10mV*10(n*S/20)とし、nをステップ対応して変化させる。
図22は、このときの利得設定手順を示す。実線、破線はそれぞれ、本実施例および従来例に対応する。検出したいレベルが−MdBmから(−M+S)(dBm)以下の場合、2ステップで検出できる。初回ステップでは比較器112の入力は整流器104の出力へ接続され、n=1とする。2ステップ目には比較器112の入力は可変増幅器105の出力へ接続され、n=3とする。この場合、比較器111の判定でLが出力されるので、入力範囲が限定される。
上記に示したように、本実施形態では信号の有無の検出、および比較器の追加によるAGC設定時間の短縮により、AGC設定の誤り確率を低減できる。
特に、本実施形態では2分探索を用いる場合のAGC設定について述べており、第1の実施形態の第4の利得、第5の利得設定時に上述した2分探索を用いたAGC設定を行うことで、AGC設定時間の短縮、AGC設定の誤り確率を低減できる。
ここで、速度の異なる複数の利得変更手段を利用して、利得を変更する場合がある。例えば、比較的高速の可変減衰器109、比較的低速の可変増幅器105を併用することが考えられる。この場合、高速の利得変更手段をできるだけ用いることで、全体として、利得制御の高速化を図ることが考えられる。
例えば、利得制御の初期および前半の段階に高速の利得変更手段のみを用い、利得制御の後半の段階に低速の利得変更手段で利得を制御する。具体的には、図5において、ステップS13の初期段階(ステップS21での回数Nより小さい段階)、S22での利得の変更に高速の利得変更手段のみを用いる。このようにすると、エッジ誤検出の場合、高速の利得変更手段のみを用いられる。エッジ誤検出でない場合、最初は高速の利得変更手段のみが用いられ、途中から低速の利得変更手段もが用いられる。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張、変更可能であり、拡張、変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
10…無線通信システム、11、12…無線通信装置、102…バンドパスフィルタ、103…整合回路、104…整流器、105…可変増幅器、106…比較器、107…復調器、108…機器本体

Claims (5)

  1. 受信信号を整流し直流信号を得る整流器と
    第1の利得と前記第1の利得より小さい第2の利得との間で利得を変更可能であり、前記受信信号を前記利得で増幅し増幅信号を得る可変利得部と、
    前記増幅信号の電力を基準値と比較し比較結果を生成する比較器と、
    待ち受け状態時に前記電力が前記基準値より大きい前記受信信号を受信した場合に、前記利得を前記第1の利得と前記第2の利得との間の第3の利得に設定する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記第3の利得に設定後、前記電力が前記基準値以下だった場合に、前記利得を第1の利得に設定し、前記制御部は第1の利得に設定後、前記電力が前記基準値以下だった場合に前記待ち受け状態となり、前記電力が前記基準値より大きい場合に、前記利得を前記前記第1の利得と前記第3の利得との間であって、かつ前記受信信号を受信できる第4の利得に設定する
    ことを特徴とする受信装置。
  2. 前記制御部が前記第3の利得を設定している場合に、前記電力が前記基準値より連続して小さかった回数を計数する計数部、をさらに有し、
    前記制御部は、前記計数部での計数結果が2以上の場合に、前記待ち受け時となることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 可変利得部は、前記受信信号を減衰し、減衰信号を前記整流器に入力する可変減衰器と、前記直流信号を増幅し前記増幅信号を得る可変増幅器とを有することを特徴とする請求項2記載の受信装置。
  4. 前記直流信号と第2の基準値とを比較し、第2の比較結果を生成する第2の比較器をさらに有し、
    前記制御部は、前記比較結果及び第2の比較結果に基づき、前記第4の利得を設定することを特徴とする請求項3記載の受信装置。
  5. 前記増幅信号と第3の基準値とを比較し、第3の比較結果を生成する第3の比較器をさらに有し、
    前記制御部は、前記比較結果及び第3の比較結果に基づき前記第4の利得を設定することを特徴とする請求項4記載の受信装置。
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