JPWO2011024968A1 - 光素子 - Google Patents

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Abstract

本発明の目的は、微細に発振波長を調整可能な光素子を提供することにある。本願発明の光素子は、半導体又は導体からなる基板21、一部が除去されている絶縁体層22、絶縁体層の除去された部分の上面に梁31形状を有する半導体層23を順に有するひずみ付与部11と、梁31の上面に形成された半導体導光路光源12と、を備える。基板21と梁31との間に電界を印加することで、梁31にひずみを発生させ、半導体導光路光源12にひずみを生じさせる。半導体導光路光源12は加わるひずみに応じて発振波長が異なるため、ひずみ付与部11の付与するひずみ量によって半導体導光路光源12の発振波長を可変する。

Description

本発明は、波長の可変な半導体導光路光源又は半導体光増幅器を搭載した光素子及び光素子の製造方法に関する。
シリコン集積化回路を用いた光素子が提案されている。この光素子では、光源、変調器、光導波路、フィルタ、受光器などの電気回路及び光回路をシリコン基板上に集積する。光素子の温度は、環境温度によっては−20℃になることがあるとともに、電気回路及び光回路の発熱によって85℃程度まで上昇することがある。光回路の材料のもつ屈折率と禁制帯の温度依存性から、光回路の温度が変化すると光素子の波長が変化する。
特許文献1の光素子は、活性層と、吸収型光変調層と、共振器と、を備え、以下のように動作する。活性層は、レーザ光を励起する。吸収型光変調層は、電圧印加による光吸収係数の変化を利用して変調を行なう。共振器は、活性層及び光変調層を挟む2つの光反射層で光を共振させる。このとき、温度が変化すると反りが生じる片持ち梁を採用し、この反りを用いて2つの光反射層の距離を変化させ、光素子の温度変化による波長変化を抑制する。このように、活性層の禁制帯の制御は行なわない。
特開2006−216722号公報
上述した特許文献1においては、共振器長の変化が大きいため、光素子の波長変化が大きく、光素子の波長の微細な調整が困難であるという問題があった。
本発明の目的は、上述した課題である微細に発振波長を調整可能な光素子及び光素子の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明の光素子は、半導体又は導体からなる基板、一部が除去されている絶縁体層、絶縁体層の除去された部分の上面に梁形状を有する半導体層を順に有するひずみ付与部と、前記梁の上面に形成された半導体導光路光源又は半導体光増幅器と、を備え、前記ひずみ付与部の付与するひずみ量によって前記半導体導光路光源又は半導体光増幅器の発振波長を可変する。
本願発明の光素子では、前記基板と前記半導体層との間に電界を印加して前記ひずみ付与部の付与するひずみ量を可変する電源と、前記電源の印加する電界を可変する可変回路と、をさらに備えることが好ましい。
本願発明の光素子では、前記梁の温度を測定する温度センサをさらに備え、前記可変回路は、前記温度センサの測定する温度に応じて前記電源の印加する電界を可変することが好ましい。
本願発明の光素子では、前記半導体層は、2つの梁を有し、前記2つの梁は、略直交するように形成され、途中で交差していることが好ましい。
本願発明の光素子では、前記梁は、一部を略中心にしてそれぞれ異なる方向に伸びる複数の羽根を備え、前記半導体導光路光源又は半導体光増幅器は、前記一部に形成されていることが好ましい。
本願発明の光素子では、前記梁は、長手方向の少なくとも一部が細くなっており、前記半導体導光路光源又は半導体光増幅器は、前記細くなっている部分に形成されていることが好ましい。
本願発明の光素子では、前記梁は、長手方向の少なくとも一部が薄くなっており、前記半導体導光路光源又は半導体光増幅器は、前記薄くなっている部分に形成されていることが好ましい。
本願発明の光素子の製造方法は、半導体又は導体からなる基板、絶縁体層及び半導体層を順に積層する積層工程と、前記半導体層の一部を除去する半導体層除去工程と、前記絶縁体層のうちの前記半導体層除去工程によって露出した部分及びその周辺部分をウェットエッチングによって除去して凹部を形成する絶縁体層除去工程と、前記半導体層のうちの前記絶縁体層除去工程によって迫り出した前記凹部の縁を、梁形状を残してドライエッチングする梁形状形成工程と、を順に有する。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、微細に発振波長を調整可能な光素子及び光素子の製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る光素子の一例を示す概略構成図である。 光素子の縦断面図である。 ひずみ量に対する半導体の禁制帯変化の一例である。 本実施形態に係るひずみ付与部の別形態を示す概略構成図である。 本実施形態に係るひずみ付与部の製造方法の一例を示す説明図である。 実施例に係るひずみ付与部を示す。 ひずみの第1の測定例を示し、(a)は最大主ひずみを示し、(b)は梁の幅方向のひずみを示し、(c)は梁の長さ方向のひずみを示す。 ひずみの第2の測定例を示し、(a)は最大主ひずみを示し、(b)は梁の幅方向のひずみを示し、(c)は梁の長さ方向のひずみを示す。 本実施例に係るひずみ付与部のシミュレーション結果であり、(a)は梁の上面における長さ方向のひずみを示し、(b)は梁の上面における幅方向のひずみを示し、(c)は梁の下面における長さ方向のひずみを示し、(d)は梁の下面における幅方向のひずみを示す。 本実施例に係るひずみ量の分布の測定結果であり、(a)は梁の長さ方向に発生するひずみの梁の長さ方向における分布を示し、(b)は梁の幅方向に発生するひずみの梁の長さ方向における分布を示す。 梁31の第1の変形例を示す。 梁31の第2の変形例を示す。 梁31の第3の変形例を示す。 梁31の第4の変形例を示す。 梁31の第5の変形例を示す。 ひずみ量に対する半導体の禁制帯と光通信用帯域の関係の一例を示す。 半導体層にGeを用いた場合のひずみ付与部の断面構造の一例を示す。 実施形態6に係る製造工程におけるひずみ付与部の上面図の一例であり、(a)は半導体層除去工程後の状態を示し、(b)は絶縁体層除去工程後の状態を示し、(c)は梁形状形成工程後の状態を示す。 実施形態6に係る製造工程におけるひずみ付与部のB−B’断面図の一例であり、(a)は半導体層除去工程後の状態を示し、(b)は絶縁体層除去工程後の状態を示し、(c)は梁形状形成工程後の状態を示す。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図1は、本実施形態に係る光素子の一例を示す概略構成図である。本発明の実施形態に係る光素子は、ひずみ付与部11と、半導体導光路光源12と、を備える。
ひずみ付与部11は、半導体又は導体からなる基板21と、一部が除去されている絶縁体層22と、絶縁体層の除去された部分の上面に梁31形状を有する半導体層23と、を順に有する。基板21と半導体層23との間で電界を印加すれば、半導体層23に形成されている梁31と基板21との距離を変化させることができる。
例えば、ひずみ付与部11は、Siからなる基板21と、SiOからなる絶縁体層22と、Siからなる半導体層23と、を備える。ここで、基板21は、SOI(Silicon On Insulator)基板であってもよい。
また、ひずみ付与部11は、GaAsからなる基板21と、Alからなる絶縁体層22と、GaAsからなる半導体層23と、を備えてもよい。この場合、基板21の上面にAlGaAsを積層し、AlGaAsを酸化させれば、Alからなる絶縁体層22を形成することができる。また、AlGaAsを選択的に科学エッチングすることで、梁31形状を形成することができる。本構成を採用することで、光源に適したGaAsを用いて半導体層23を形成することができる。
ここで、梁31は、例えば、一方の端部が固定されている片持ち梁である。片持ち梁の場合、開放されている他端は基板21に接触していることが好ましい。これにより、梁31の固有振動を抑制することができる。また、梁31は、両端固定の両端固定梁であってもよい。両端固定梁を採用することで、梁31の固有振動を抑制することができる。
図2は、光素子の縦断面図である。図1に示すA−A’断面を示す。基板21と梁31が対向している。基板21と梁31との間に電界を印加することで、梁31にひずみを発生させることができる。これにより、半導体導光路光源12の発光波長を可変する。
そのため、本実施形態に係る光素子は、基板21と半導体層23との間に電界を印加してひずみ付与部11の付与するひずみ量を可変する電源51と、電源の印加する電界を可変する可変回路52と、を備えることが好ましい。可変回路52を用いて梁31のひずみ量を可変することができる。これにより、所望の発振波長の光を半導体導光路光源12に発生させることができる。
本実施形態に係る光素子は、梁31の温度を測定する温度センサ53をさらに備えていてもよい。この場合、可変回路52は、温度センサ53の測定する温度に応じて電源51の印加する電界を可変する。梁31の温度が変化すると、半導体導光路光源12の波長が変化する。このとき、温度センサ53は温度変化を測定し、可変回路52は半導体導光路光源12の波長変化を戻すように電源51の印加する電界を可変する。そのため、梁31の温度に応じて梁31のひずみ量を可変することで、半導体導光路光源12の波長を一定に保つことができる。半導体導光路光源12の温度を正確に測るため、温度センサ53は、半導体導光路光源12の近傍に配置されることが好ましい。
図1に示す半導体導光路光源12は、梁31の上面に形成されている。半導体導光路光源12は、例えば、半導体リブ型導光路光源である。半導体リブ型導光路光源は、リブ導光路を光が伝搬する方向と直交する方向にpn接合を有し、順方向電流を流すことにより導光路を発光させる発光ダイオードである。半導体導光路光源12は、発光させた光を共振器で増幅し、リブ導光路から光を取り出す。
リブ導光路は、光を発光するリブ光源導光路を備える。リブ光源導光路は、光学利得を有する半導体からなる。これにより、リブ光源導光路に順方向電流が流れると、リブ光源導光路が発光する。光学利得を有する半導体は、例えば、GaAsなどのIII−V族半導体、Geである。n−Geなどの間接遷移半導体であってもよい。
リブ導光路のうちリブ光源導光路を除く部分は、光学利得を有しない半導体で形成され、リブ光源導光路の発光する光を導く。これにより、リブ光源導光路の発光する光を取り出すことができる。光学利得を有しない半導体は、例えば、Si、Ge、SiON、SiNである。
リブ導光路は、2層構造を有する積層リブ導光路であってもよい。この場合、一方の層は光学利得を有する半導体で形成され、他方の層は光学利得を有しない半導体で形成される。このような積層リブ導光路を採用することで、一方の層を発光させ、他方の層から光を取り出すことができる。
共振器は、ファブリペロ共振器であってもよいし、リング共振器であってもよいし、フォトニック結晶であってもよい。ファブリペロ共振器の場合、例えば、リブ導光路の伝搬光の伝搬方向の2箇所に対向して配置される1対のミラーを形成し、1対のミラー間で光の反射を繰り返すことで光を共振させる。リング共振器の場合、リブ導光路と結合する位置にリング共振器を形成し、リブ導光路の伝搬光をリング共振器に伝搬させることで光を共振させる。フォトニック結晶の場合、リブ導光路にフォトニック結晶を形成することで光を共振させる。
リブ光源導光路は、量子井戸構造を有していることが好ましい。量子井戸構造は、単一量子井戸構造であってもよいし、多重量子井戸構造であってもよい。これにより、半導体リブ型導光路光源の閾値を低くすることができる。
梁31にひずみを与えると、半導体導光路光源12に備わるリブ導光路にひずみが発生する。リブ導光路を構成する光学利得を有する半導体は、リブ導光路のひずみ量に応じて禁制帯が変化する。このため、ひずみ付与部11の付与するひずみ量によって半導体導光路光源12の発振波長を可変することができる。したがって、微細に発振波長を調整可能な光素子を提供することができる。
なお、本実施形態では半導体導光路光源12の一例として半導体リブ型導光路光源について説明したが、リブ型でない任意の半導体構造の半導体導光路光源も採用することができる。また、梁31の上面に形成する半導体導光路光源12の位置や数は限定しない。後述するように、梁31を同一の材料で形成した場合であっても、梁31の位置によってひずみ量は異なる。このため、梁31の上面に形成する半導体導光路光源12の位置が異なることで、異なる波長で発光する光源を提供することができる。
本実施形態では半導体導光路光源12が梁31の上面に形成されている例を示したが、半導体導光路光源12に代えて半導体光増幅器を梁31の上面に形成してもよい。この場合、半導体導光路光源12に流す電流を、半導体導光路光源12がレーザ発振するしきい値電流以下とする。これにより、半導体導光路光源12を半導体光増幅器として用いることができる。
図3は、ひずみ量に対する半導体の禁制帯の一例である。光学利得を有する半導体のひとつであるGaAsに2次元的なひずみを導入したときの禁制帯変化を示す。伝導帯Ecは、GaAsが縮むに従ってエネルギーは高くなり、GaAsが伸びるに従ってエネルギーは低くなる。価電子帯Elhは、GaAsが縮んでもエネルギー変化はあまりなく、GaAsが伸びるに従ってエネルギーは高くなる。
リブ導光路を構成する半導体がGaAsであって、図2に示す梁31に対して、基板21と梁31が近づく方向にひずみを付与する場合を考える。この場合、半導体導光路光源12は梁31の上面に形成されているため、半導体導光路光源12のリブ導光路は伸びる方向にひずみが付与される。このとき、リブ導光路の伝導帯Ecと価電子帯Elhのエネルギーギャップは、梁31にひずみを与えない場合に比べて狭くなり、リブ導光路での発光波長は長くなる。したがって、図2に示す基板21と梁31が近づく方向に梁31にひずみを付与することで、半導体導光路光源12の波長を長波長側にシフトさせることができる。
リブ導光路を構成する半導体がGaAsであって、図2に示す梁31に対して、基板21と梁31が遠ざかる方向にひずみを付与する場合を考える。この場合、半導体導光路光源12は梁31の上面に形成されているため、半導体導光路光源12のリブ導光路は縮む方向にひずみが付与される。このとき、リブ導光路の伝導帯Ecと価電子帯Elhのエネルギーギャップは、梁31にひずみを与えない場合に比べて広くなり、リブ導光路での発光波長は短くなる。したがって、図2に示す基板21と梁31が遠ざかる方向に梁31にひずみを付与することで、半導体導光路光源12の波長を短波長側にシフトさせることができる。
半導体導光路光源12は、例えば、梁31の支点の上面や、梁31の先端の上面に形成される。梁31で発生するひずみは、梁31の支点、先端、その他の部分、の順に大きい。このため、半導体導光路光源12が支点の上面に形成されていれば、多くのひずみ量を半導体導光路光源12に加えることができる。
図4は、本実施形態に係るひずみ付与部の別形態を示す概略構成図である。ひずみ付与部の別形態では、半導体層23は、2つの梁31a及び31bを有する。2つの梁31aと梁31bは、略直交するように形成され、途中で交差している。半導体導光路光源12は、梁31aと梁31bが交差する部分に配置される。このため、半導体導光路光源12に2次元のひずみを発生させることができる。2次元のひずみが発生することで、半導体導光路光源12におけるリブ導光路の禁制帯のエネルギーを変化させる際に、梁31aと梁31bそれぞれのひずみ量を小さくすることができる。
図5は、本実施形態に係るひずみ付与部の作製方法の一例を示す説明図であり、(a)は第1工程を示し、(b)は第2工程を示し、(c)は第3工程を示す。図5(a)に示す第1工程では、基板21、絶縁体層22、半導体層23を順に積層する。そして、半導体層23上に、梁の形状に合わせてレジスト層41を形成する。
このとき、絶縁体層22の形成は、高温にしたSiを酸化性雰囲気に晒し、Siと酸素又はSiと水分を化学反応させることで、シリコン酸化膜(SiO)を形成する熱酸化を用いることができる。また、梁の形状だけでなく、リブ導光路も形成することが好ましい。
図5(b)に示す第2工程では、半導体層23のエッチングを行なう。
図5(c)に示す第3工程では、絶縁体層22のエッチングを行なう。これにより、図1に示すひずみ付与部11を作製することができる。このとき、アンダーカットとなるよう、ウェットエッチングで行なうことが好ましい。これにより、梁の下に積層されていた絶縁体層22を除去することができる。
第3工程の後に、梁の上面に半導体導光路光源(図1に示す符号12)を形成する。例えば、梁に発光材料を薄膜成長する。このとき、梁の上面と下面に発光材料を薄膜成長することが好ましい。これにより、梁の断面方向に梁が対称となり、ひずみを上下方向に導入する際に破断などに対し強度が増す。
なお、本実施形態では、基板21と半導体層23との間に電界を印加して梁31に付与するひずみ量を可変したが、これに限定されない。例えば、梁31の少なくとも一部を押圧する機械式の方式を用いてもよい。押圧は、例えば、ピエゾ素子などの圧電素子を用いる。この場合、梁31の片面又は両面に圧電素子を密着させ、圧電素子を伸縮させることで梁31を曲げる。
(実施形態2)
実施形態1においては、梁31が直方体である例について説明したが、任意の形状とすることができる。例えば、図1に示す梁31の幅や高さは不均一であってもよい。
図11に、梁31の第1の変形例を示す。図11に示す梁301は、長手方向の少なくとも一部71が細くなっている。例えば、梁301の先端部分の幅W1に比べて一部71の幅Wが狭い。このような形状にすることによって、梁301をたわませたときのひずみを一部71に集中させることができる。さらに、梁301の付け根部分に一部71を配置することで、ひずみを一部71に効率よく集中させることができる。
そして、一部71に、図1に示す半導体導光路光源12又は図示しない半導体光増幅器を形成する。これにより、梁301のたわみ量が少ない場合であっても、図1に示す半導体導光路光源12又は図示しない半導体光増幅器の波長を、効率よく可変することができる。図1に示す半導体導光路光源12又は図示しない半導体光増幅器は、一部71の範囲に収まることが好ましい。以下の形態においても同様である。
ここで、梁301の形状は、半導体層(図1に示す符号23)のエッチングの際に、梁301の形状に合わせてマスキングすることによって形成することができる。特に後述する、絶縁体層除去工程の後に梁形状形成工程を実行する製造方法を用いることによって、梁301の形状を精度よく形成することができる。
図12に、梁31の第2の変形例を示す。図12はA−A’断面図である。図12に示す梁302は、長手方向の少なくとも一部71が薄くなっている。例えば、梁302の先端部分の高さHに比べて一部71の高さHが低い。このような形状にすることによって、梁302をたわませたときのひずみを一部71に集中させることができる。さらに、梁302の付け根部分に一部71を配置することで、ひずみを一部71に効率よく集中させることができる。
そして、一部71に、図1に示す半導体導光路光源12又は図示しない半導体光増幅器を形成する。これにより、梁302のたわみ量が少ない場合であっても、図1に示す半導体導光路光源12又は図示しない半導体光増幅器の波長を、効率よく可変することができる。
ここで、梁302の形状は、半導体層(図1に示す符号23)の積層の際に、一部71の成長時間を短くすることによって形成することができる。
なお、梁301と梁302を組み合わせたような形状とすることもできる。例えば、図1に示す梁31は、一部71が細くかつ薄くなっていてもよい。
(実施形態3)
実施形態1においては、梁31が1枚の羽根からなる構造について説明したが、これに限定されない。例えば、図1に示す梁31は、複数の羽根を備える構造を有していてもよい。
図13に、梁31の第3の変形例を示す。図13に示す梁303は、羽根61−1、羽根61−2及び羽根61−3を備える。羽根61−1、羽根61−2及び羽根61−3は、一部72を略中心にしてそれぞれ異なる方向に伸びる。一部72には、図1に示す半導体導光路光源12又は図示しない半導体光増幅器が形成される。羽根61−1単体をたわませたときに一部72に発生するひずみよりも、羽根61−1、羽根61−2及び羽根61−3を同時にたわませたときのひずみの方が、一部72におけるひずみ量は多くなる。このため、梁303は、一部72に発生させるひずみ量の可変域を大きくすることができる。
実施形態2の梁301と同様に、羽根61−1、羽根61−2及び羽根61−3は、長手方向の少なくとも一部72が細くなっている。これにより、図1に示す半導体導光路光源12又は図示しない半導体光増幅器を一部72の波長を、効率よく可変することができる。
図14に、梁31の第4の変形例を示す。図14に示す梁304は、羽根62−1、羽根62−2及び羽根62−3を備える。羽根62−1、羽根62−2及び羽根62−3は、一部72を略中心にしてそれぞれ異なる方向に伸びる。羽根62−1、羽根62−2及び羽根62−3は、長手方向の少なくとも一部72が薄くなっている。これにより、一部72に発生させるひずみ量の可変域を大きくすることができる。
特に、梁304では、羽根62−1、羽根62−2及び羽根62−3の幅方向の略中心部分を一様に薄くしている。例えば、羽根62−1の幅方向の略中心部分63−1は、図12に示す高さHのように、他の部分の高さHよりも薄くなっている。羽根62−2及び羽根62−3についても高さHとなっている。このような構成を採用しても、一部72が薄くなるため、図1に示す半導体導光路光源12又は図示しない半導体光増幅器の波長を、効率よく可変することができる。
なお、梁303及び梁304では、複数の羽根が3枚の場合について説明したが、羽根の数は2枚であってもよいし、4枚以上であってもよい。枚数によって一部72に発生するひずみ応力の分布が異なるため、図1に示す半導体導光路光源12又は図示しない半導体光増幅器の特性に応じて羽根の枚数を選択するとよい。
(実施形態4)
実施形態3においては、図1に示す梁31が一部を略中心にしてそれぞれ異なる方向に伸びる複数の羽根を備える構造を有していたが、当該一部は、梁31の任意の位置にすることができる。特に当該一部は、梁31の付け根部分であることが好ましい。
図15に、梁31の第5の変形例を示す。図15に示す梁305は、羽根64−1及び羽根64−2を備える。梁305は、方形に切り出した半導体層(図1に示す符号23)の4隅の一角76に形成されており、羽根64−1と羽根64−2と当該一角で囲まれる部分75の半導体層(図1に示す符号23)は、エッチングされることなく残存している。この結果、羽根64−1及び羽根64−2は、梁305の付け根部分73を略中心にしてそれぞれ異なる方向に伸びている。このような形状にすることによって、梁305をたわませたときのひずみを付け根部分73に集中させることができる。部分75の下に配置されている絶縁体層(図1に示す符号22)は、除去されていてもよいし、残っていてもよい。
また、梁305は、図14に示す梁304と同様に、羽根64−1及び羽根64−2の幅方向の略中心部分65−1及び65−2を一様に薄くなっている。これに加えて、部分75の外縁も薄くなっており、略中心部分65−1及び略中心部分65−2が延長されたような形となっている。このような形状にすることによって、梁305をたわませたときのひずみを付け根部分73に集中させることができる。
また、梁305は、羽根64−1及び羽根64−2は梁305の付け根部分73を超えて、部分75の外縁部分にまで伸びており、その一部74に切り欠きが設けられている。このような形状にすることによって、梁305のうちの羽根64−1若しくは羽根64−2又はこれらの両方をたわませたときのひずみを、付け根部分73にさらに集中させることができる。
そして、付け根部分73に、図1に示す半導体導光路光源12又は図示しない半導体光増幅器を形成する。これにより、梁305のたわみ量が少ない場合であっても、図1に示す半導体導光路光源12又は図示しない半導体光増幅器の波長を、効率よく可変することができる。
(実施形態5)
本実施形態に係る光素子は、ひずみ量を可変することによって半導体導光路光源又は半導体光増幅器の発振波長を可変することを可能とする。図16に、ひずみ量に対する半導体の禁制帯と光通信用帯域の関係の一例を示す。図16は、光学利得を有する半導体のひとつであるGaAsに2次元的なひずみを導入したときの禁制帯変化を示す。
半導体層(図1に示す符号23)を用いることで、半導体導光路光源(図1に示す符号12)に、1.3μm帯のOバンドから1.6μm帯のUバンドまでの任意の波長の光を発光させることができる。このため、半導体導光路光源又は半導体光増幅器を用いた種々の光素子を組み立てた後に、梁31のひずみ量を可変することによって、任意の波長特性を有する光素子を製造することが可能になる。例えば、チップ上に半導体導光路光源又は半導体光増幅器を搭載した時点では波長1.56μmであった光素子であっても、半導体層(図1に示す符号23)の歪み量を適切に選ぶことで、波長1.55μmの光素子を製造することができる。
また、半導体層(図1に示す符号23)にGaAsを用いた場合、歪み量を可変することで、禁制帯や屈折率の温度依存をひずみにより補償することができる。これにより、WDM(Wavelength Division Multiplexer)の安定動作を保証することもできる。
上記のように、任意の波長を適切な歪み量により実現することにより素子の動作波長を動的に制御することができる。これにより、光源のみならず、光フィルタや光変調器といった、波長選択性のある種々のアクティブ光素子を、容易に製造することが可能となる。
(実施形態6)
実施形態1においては、半導体層23にSi又はGaAsを用いる例を示したが、これに限定されない。例えば、好適な例として、Geを用いることができる。Geは直接遷移するため、設計どおりの発振波長で発振させることが可能であり、波長制御の精度を要求される光源や光増幅器への適用に適している。また、Geを用いることによって、融点を下げずに、中赤外の波長を出力することもできる。
図17に、半導体層23にGeを用いた場合のひずみ付与部の断面構造の一例を示す。本実施形態のひずみ付与部11は、Siからなる基板21と、SiOからなる絶縁体層22と、GeがSiで挟まれた半導体層23と、を順に有する。Geの両側のSiは障壁層として機能する。半導体層23のSiは、SOI上に積層される。SOI上のSi層はなくてもよい。
半導体層23が、量子井戸構造を有していることが好ましい。この場合、図17に示す半導体層23のGe層およびSi層あるいはどちらか一方に、量子井戸構造が挿入する。量子井戸構造は、細線構造であってもよいし、箱構造であってもよい。但し、量子井戸構造をなす各層の層厚は量子効果の生じる厚さでなければ、ならない。図17ではGeがSiで挟まれた半導体層23の例を示したが、これに限定されない。例えば、AlGaAsとGaAsとAlGaAsからなる量子井戸構造が、Ge及びSOI上に順に積層されている構造が一例である。ここで、Ge層はなくてもよい。量子井戸構造がGaAsとInGaAsとGaAsからなるものもその一例である。ここで、Ge層はなくてもよい。
また、実施形態1においては、半導体層23のエッチングで梁31を形成し、その後に絶縁体層22のエッチングを行なったが、これに限定されない。例えば、絶縁体層22のエッチングの後に、梁31を形成してもよい。以下、この場合の製造方法について説明する。
図18は、本実施形態に係る製造方法におけるひずみ付与部の上面図の一例であり、(a)は半導体層除去工程後の状態を示し、(b)は絶縁体層除去工程後の状態を示し、(c)は梁形状形成工程後の状態を示す。図19は、本実施形態に係る製造工程におけるひずみ付与部のB−B’断面図の一例であり、(a)は半導体層除去工程後の状態を示し、(b)は絶縁体層除去工程後の状態を示し、(c)は梁形状形成工程後の状態を示す。
まず、基板21、絶縁体層22及び半導体層23を順に積層する積層工程を行う。
次に、半導体層除去工程を行う。半導体層除去工程では、半導体層23の一部を除去する。このとき、梁31の先端部分が残るように、半導体層23の一部を除去する。これにより、図18(a)及び図19(a)に示すように、絶縁体層22が露出する。
次に、絶縁体層除去工程を行う。絶縁体層除去工程では、絶縁体層22のうちの半導体層除去工程によって露出した部分及びその周辺部分をウェットエッチングによって除去して凹部を形成する。例えばフッ酸でエッチングする。このとき、梁31の長さ分だけ、半導体層除去工程で半導体層23を除去した範囲よりも広い範囲で絶縁体層22を除去する。これにより、図18(b)及び図19(b)に示すように、凹部の縁60が、梁31の長さ分だけ迫り出す。
次に、梁形状形成工程を行う。梁形状形成工程では、図5に示すように絶縁体層22の除去工程を行い半導体23の梁構造を製作する。この場合、図18に示すように半導体層23の下に存在する絶縁体層22が縁から外部に向かって除去される場合がある。これを防ぐためには、図18および図19に示すように半導体層23のうちの絶縁体層22の除去工程によって迫り出した凹部の縁60を、梁31の形状を残してドライエッチングすることが有効である。これにより、図18(c)及び図19(c)に示すように、梁31が形成される。本工程では既に絶縁体層22が除去されているため、梁31の形状を設計どおりに形成することができる。このため、本実施形態に係る製造方法を採用することで、設計どおりの特性をもつひずみ付与部を容易に製造することができる。
図6は、実施例に係るひずみ付与部を示す。図1に示す基板21がSiからなり、図1に示す絶縁体層22がSiOからなり、図1に示す半導体層23がSiからなる。絶縁体層22の厚さは3μmであり、半導体層23の厚さは250nmである。梁31の支点の両脇の開きスペースは、10μm設けた。このひずみ付与部の梁31の幅a及び長さbが異なる場合の比較を行なった。
第1例では、梁31の幅aが3μmであり、梁31の長さbが5μmである。このとき、梁31の最大許容荷重は1.2×10−5(N)である。第2例では、梁31の幅aが3μmであり、梁31の長さbが7μmである。このとき、梁31の最大許容荷重は6.0×10−6(N)である。第3例では、梁31の幅aが5μmであり、梁31の長さbが7μmである。このとき、梁31の最大許容荷重は9.0×10−6(N)である。
ここで、上記最大許容荷重の算出に際してSiとSiOの次のパラメータを用いた。Siについては、−Eが130GPaであり、−vが0.28であり、C11が166GPaであり、C12が64GPaであり、C44が79.6GPaである。SiOについては、−Eが73GPaであり、−vが0.17であり、C11が87.5GPaであり、C44が31.2GPaである。
第1例、第2例、第3例の梁31の先端を図1に示す基板21に近づく方向に押し、そのときに発生するひずみを測定した。その結果、梁31の開放された先端よりも支点におけるひずみの方が大きいことが分かった。また、梁31の支点においても、梁31の幅aの方向に分布していることがわかった。
図7は、ひずみの第1の測定例を示し、(a)は最大主ひずみを示し、(b)は梁の幅方向のひずみを示し、(c)は梁の長さ方向のひずみを示す。図7(a)、図7(b)及び図7(c)において、横軸は、図6に示す梁31の幅a方向における中心点からの距離を示す。ひずみの第1の測定例では、梁の先端に最大許容荷重を加えた場合のひずみを測定した。すなわち、第1例では1.2×10−5(N)の力を加え、第2例では6.0×10−6(N)の力を加え、第3例では9.0×10−6(N)の力を加えた。
図8は、ひずみの第2の測定例を示し、(a)は最大主ひずみを示し、(b)は梁の幅方向のひずみを示し、(c)は梁の長さ方向のひずみを示す。図8(a)、図8(b)及び図8(c)において、横軸は、図6に示す梁31の幅a方向における中心点からの距離を示す。ひずみの第2の測定例では、梁の先端に6.0×10−6(N)の力を加えた。
上記図7及び図8に示す結果から、第1例、第2例、第3例のいずれも、中心からの距離が−0.5μm以上0.5μm以下のときにひずみ量が最も小さく、梁の端に近づくほどひずみ量が大きくなっているのが分かった。
図8の測定結果において、第3例が最もひずみ量が小さいことから、梁の長さbが長くなると、ひずみ量が小さくなり、梁が曲がりやすくなることが分かった。
図8(a)の測定結果において、第1例よりも第2例の方がひずみ量が大きいことから、梁の幅aが太くなると、ひずみ量が大きくなり、梁が曲がりにくくなることが分かった。
図1に示す梁31の幅方向と梁31の長さ方向における、ひずみ量の分布を測定した。本実施例では、前述の実施例1において、梁31の幅aが5μmであり、梁31の長さbが6μmであるひずみ付与部を用いた。そして、梁31の先端を図1に示す基板21に近づく方向に押し、そのときに発生するひずみを測定した。
図9は、本実施例に係るひずみ付与部のシミュレーション結果であり、(a)は梁の上面における長さ方向のひずみを示し、(b)は梁の上面における幅方向のひずみを示し、(c)は梁の下面における長さ方向のひずみを示し、(d)は梁の下面における幅方向のひずみを示す。このシミュレーション結果から、上面に伸び方向のひずみが生じるとき、下面には上面のひずみに対応する縮み方向のひずみが生じることがわかった。これにより、梁31の先端を図1に示す基板21から遠ざかる方向に押すことで、上面に縮み方向のひずみが生じることがわかる。
図10は、本実施例に係るひずみ量の分布の測定結果であり、(a)は梁の長さ方向に発生するひずみの梁の長さ方向における分布を示し、(b)は梁の幅方向に発生するひずみの梁の長さ方向における分布を示す。図10(a)及び図10(b)の横軸は、図6に示す梁31の支点からの距離を示す。
図10(a)、図10(b)に示すように、梁の長さ方向には伸びる方向にひずみが生じ、梁の幅方向には縮む方向にひずみが生じている。そして、梁の位置によってひずみが異なる。
特に、図10(a)に示すように、梁の長さ方向におけるひずみの分布はほぼ線形性を有している。このため、梁の長さ方向における位置によって、可変するひずみ量の分解能を変えることができる。したがって、梁の長さ方向のいずれの位置に半導体導光路光源を形成するかによって、半導体導光路光源の発振波長の可変する際の分解能を可変することができる。
また、図10(a)に示すように、距離が6μmのときもひずみ量はゼロではない。すなわち、梁の開放された先端においても、ひずみ量はゼロではない。このため、梁の開放された先端にも半導体導光路光源を配置することができる。
本発明の光素子は光送信装置に用いることができるため、本発明は情報通信産業に適用することができる。
11:ひずみ付与部
12:半導体導光路光源
21:基板
22:絶縁体層
23:半導体層
31、31a、31b:梁
41:レジスト層
51:電源
52:可変回路
53:温度センサ
61−1、61−2、61−3、62−1、62−2、62−3、:羽根
71、73:梁の一部
72:羽根の一部
301、302、303:梁

Claims (8)

  1. 半導体又は導体からなる基板、一部が除去されている絶縁体層、絶縁体層の除去された部分の上面に梁形状を有する半導体層を順に有するひずみ付与部と、
    前記梁の上面に形成された半導体導光路光源又は半導体光増幅器と、を備え、
    前記ひずみ付与部の付与するひずみ量によって前記半導体導光路光源又は半導体光増幅器の発振波長を可変する光素子。
  2. 前記基板と前記半導体層との間に電界を印加して前記ひずみ付与部の付与するひずみ量を可変する電源と、
    前記電源の印加する電界を可変する可変回路と、をさらに備える請求項1に記載の光素子。
  3. 前記梁の温度を測定する温度センサをさらに備え、
    前記可変回路は、前記温度センサの測定する温度に応じて前記電源の印加する電界を可変する請求項2に記載の光素子。
  4. 前記半導体層は、2つの梁を有し、
    前記2つの梁は、略直交するように形成され、途中で交差している請求項1から3のいずれかに記載の光素子。
  5. 前記梁は、一部を略中心にしてそれぞれ異なる方向に伸びる複数の羽根を備え、
    前記半導体導光路光源又は半導体光増幅器は、前記一部に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光素子。
  6. 前記梁は、長手方向の少なくとも一部が細くなっており、
    前記半導体導光路光源又は半導体光増幅器は、前記細くなっている部分に形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の光素子。
  7. 前記梁は、長手方向の少なくとも一部が薄くなっており、
    前記半導体導光路光源又は半導体光増幅器は、前記薄くなっている部分に形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の光素子。
  8. 半導体又は導体からなる基板、絶縁体層及び半導体層を順に積層する積層工程と、
    前記半導体層の一部を除去する半導体層除去工程と、
    前記絶縁体層のうちの前記半導体層除去工程によって露出した部分及びその周辺部分をウェットエッチングによって除去して凹部を形成する絶縁体層除去工程と、
    前記半導体層のうちの前記絶縁体層除去工程によって迫り出した前記凹部の縁を、梁形状を残してドライエッチングする梁形状形成工程と、
    を順に有する光素子の製造方法。
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