JPWO2011013661A1 - アンテナ装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本出願は、日本国において2009年7月28日に出願された日本特許出願番号特願2009−175750を基礎として優先権を主張するものであり、これらの出願を参照することにより、本出願に援用される。
このような非接触通信が適用された通信システムでは、リーダライタと非接触データキャリアとの間で非接触の通信と電力伝送を行うためループアンテナに共振用コンデンサを接続し、ループアンテナと共振用コンデンサの定数LCで決まる共振周波数をシステムの規定周波数に合わせることでリーダライタと非接触データキャリアの安定な通信を行い通信距離を最大にしている。
しかしながらループアンテナと共振用コンデンサのLCの定数はいくつかの変動要因を持っており必ずしも想定した値にはならない。例えば非接触データキャリアでは低コストのためにループアンテナは銅箔パターンで作られておりパターン幅のずれなどによりLの値は変化する。また同じく低コスト化のために共振用コンデンサもアンテナ基板の銅箔を電極として基板の樹脂を誘電体として構成されており、銅箔の幅、長さ、間隔によって容量値が変化する。さらに最終的にICカードとして使用するためにアンテナ基板の上下を保護フィルムによりラミネートするが、この保護フィルムの影響によりコンデンサの容量が変化するためラミネート後の周波数シフトを見越して見込み調整として銅箔パターンのカットにより電極面積を調整し共振用コンデンサの容量値を調整している。
上述したような各種要因により共振周波数がずれて通信が不安定になったり、通信距離が短くなってしまう。このような問題に対して、特許文献1には、リーダライタから出力された磁束を受けるアンテナコイルと、その磁束の変化を効率よく電圧に変換する共振回路を有するアンテナモジュールにおいて、通信の安定性を得るために、可変容量コンデンサの容量を調整することによって、共振周波数を調整する方法が提案されている。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、製造後にアンテナモジュールの回路特性の変動要因による周波数ずれを補正範囲内に調整可能とし、安定して通信を行うことが可能なアンテナ装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、アンテナコイルと磁性シートとの離間距離に応じてアンテナコイルのインダクタンスが変化する特性を利用して、アンテナコイルと磁性シートとを貼着したときの共振回路の共振周波数が、発信器の発振周波数と一致するように調整する。このため、本発明は、製造後にアンテナモジュールの回路特性の変動要因による周波数ずれを補正範囲内に調整することができ、安定して通信を行うことが可能なアンテナ装置を製造することができる。
<全体構成>
本発明が適用されたアンテナモジュールは、電磁波を発信する発信器との間で発生する電磁誘導により通信可能状態となるアンテナ装置であって、例えば図1に示すようなRFID(Radio Frequency Identification)用の無線通信システム100に組み込まれて使用される。
無線通信システム100は、本発明が適用されたアンテナモジュール1と、アンテナモジュール1に対するアクセスを行うリーダライタ2とからなる。
リーダライタ2は、アンテナモジュール1に対して磁界を発信する発信器として機能し、具体的には、アンテナモジュール1に向けて磁界を発信するアンテナ2aと、アンテナ2aを介して誘導結合されたアンテナモジュール1と通信を行う制御基板2bとを備える。
すなわち、リーダライタ2は、アンテナ2aと電気的に接続された制御基板2bが配設されている。この制御基板2bには、一又は複数の集積回路チップ等の電子部品からなる制御回路が実装されている。この制御回路は、アンテナモジュール1から受信されたデータに基づいて、各種の処理を実行する。例えば、制御回路は、アンテナモジュール1にデータを書き込む場合、データを符号化し、符号化したデータに基づいて、所定の周波数(例えば、13.56MHz)の搬送波を変調し、変調した変調信号を増幅し、増幅した変調信号でアンテナ2aを駆動する。また、制御回路は、アンテナモジュール1からデータを読み出す場合、アンテナ2aで受信されたデータの変調信号を増幅し、増幅したデータの変調信号を復調し、復調したデータを復号する。なお、制御回路では、一般的なリーダライタで用いられる符号化方式及び変調方式が用いられ、例えば、マンチェスタ符号化方式やASK(Amplitude Shift Keying)変調方式が用いられている。
電子機器の筐体3内部に組み込まれるアンテナモジュール1は、誘導結合されたリーダライタ2との間で通信可能となるアンテナコイル11aが実装されたアンテナ回路11と、磁界をアンテナコイル11aに引き込むためアンテナコイル11aと重畳する位置に形成された磁性シート12と、アンテナ回路11に流れる電流により駆動してリーダライタ2との間で通信を行う通信処理部13とを備える。
アンテナ回路11は、本発明に係る共振回路に相当する回路であって、アンテナコイル11aと、アンテナコイル11aと電気的に接続されたコンデンサ11bとを備える。
アンテナ回路11は、リーダライタ2から発信される磁界をアンテナコイル11aで受けると、リーダライタ2と誘導結合によって磁気的に結合され、変調された電磁波を受信して、受信信号を通信処理部13に供給する。
磁性シート12は、リーダライタ2から発信される磁界をアンテナコイル11aに引き込むため、アンテナコイル11aと重畳する位置に形成され、当該磁性シート12がない場合に比べて、アンテナコイル11aのインダクタンスが増加するように変化させる。具体的に、磁性シート12は、携帯型電子機器の筐体3内部に設けられた金属部品がリーダライタ2から発信される磁界を跳ね返したり、渦電流が発生するのを抑制するために、磁界が放射されてくる方向の反対側に貼り付けた構造をとる。
通信処理部13は、電気的に接続されたアンテナ回路11に流れる電流により駆動し、リーダライタ2との間で通信を行う。具体的に、通信処理部13は、受信された変調信号を復調し、復調したデータを復号して、復号したデータを、後述するメモリ133に書き込む。また、通信処理部13は、リーダライタ2に送信するデータをメモリ133から読み出し、読み出したデータを符号化し、符号化したデータに基づいて搬送波を変調し、誘導結合によって磁気的に結合されたアンテナ回路11を介して変調された電波をリーダライタ2に送信する。
以上のような構成からなる無線通信システム100において、アンテナモジュール1のアンテナ回路11の具体的な回路構成について、図2を参照して説明する。
上述したように、アンテナ回路11は、アンテナコイル11aと、コンデンサ11bとを備える。
アンテナコイル11aは、例えば矩形状に形成されており、リーダライタ2のアンテナ2aより放射された磁束のうち、アンテナコイル11aと鎖交する磁束の変化に応じて逆起電力を発生させる。
コンデンサ11bは、通信処理部13から出力される制御電圧によって容量を調整可能なコンデンサであって、例えば、バリキャップと呼ばれる可変容量ダイオードや、耐圧特性に優れた強誘電材料からなる可変容量のコンデンサである。
アンテナ回路11は、アンテナコイル11aとコンデンサ11bとが電気的に接続され、共振回路を構成しており、コンデンサ11bの容量が可変されることで、アンテナコイル11a及びコンデンサ11bを含む共振回路の共振周波数が調整される。
通信処理部13は、変復調回路131と、CPU132と、メモリ133とを備えたマイクロコンピュータにより構成されている。
変復調回路131は、アンテナ回路11からリーダライタ2へ送出するデータをキャリアに重畳させた変調波を生成する変調処理を行う。また、変復調回路131は、リーダライタ2から出力された変調波からデータを抽出する復調処理を行う。
CPU132は、メモリ133に記憶された制御電圧情報を読み出して、制御電圧Vをコンデンサ11bに印加してコンデンサ11bの容量を調整することで、製造時の素子の誤差やバラツキに起因した共振周波数のズレを補正する。
メモリ133には、アンテナ回路11の共振周波数と、リーダライタ2が磁界を発振する発振周波数とのズレを考慮して、アンテナ回路11の共振周波数が、リーダライタ2の発振周波数と一致するようにコンデンサ11bの容量を制御する制御電圧情報が記憶されている。
上記の構成を有するアンテナモジュール1と通信を行うリーダライタ2では、アンテナ2aが、アンテナコイル21とコンデンサ22とを備え、制御基板2bが、変復調回路23とCPU24とメモリ25とを備える。
アンテナコイル21は、例えば矩形状に形成されており、アンテナモジュール1側のアンテナコイル11aと磁気的に結合することで、コマンドや書込みデータなどの各種データを送受信し、さらにアンテナモジュール1で使用する電力を供給する。
コンデンサ22は、アンテナコイル21と接続されて共振回路を構成している。変復調回路23は、リーダライタ2からアンテナモジュール1へ送出するデータをキャリアに重畳させた変調波を生成するための変調処理を行う。また、変復調回路23は、アンテナモジュール1から送出された変調波からデータを抽出する復調処理を行う。
CPU24は、メモリ25から読み出したデータをアンテナモジュール1に送出するように変復調回路23を制御し、また、変復調回路23で復調されたデータをメモリ25に書き込む処理を行う。
以上のようにして、アンテナモジュール1のアンテナ回路11は、通信処理部13によって制御される制御電圧により、アンテナ回路11のコンデンサ11bの容量を調節することによって、アンテナ回路11の共振周波数を、リーダライタ2の発振周波数と一致させて、安定した通信を実現できるようにしている。
<共振周波数の調整>
アンテナ回路11は、制御電圧を印加してコンデンサ11bの容量を調整したとしても、製造されたアンテナモジュールの回路特性の変動要因による周波数ずれにより、適正範囲内に調整することが困難な場合がある。
例えば、強誘電体からなる可変容量コンデンサは、図3に示すように、制御電圧としてDCバイアス電圧を印加すると、電圧値の上昇に伴って単調に容量が減少する。すなわち、強誘電体からなる可変容量コンデンサを有する共振回路では、共振周波数が高くなるように調節することはできるが、共振周波数が低くなるように調整することはできない。このため、もともと製造時の変動要因により、共振周波数が高周波側にずれていたときは、適正範囲内に調整することが困難な場合がある。多くの場合は制御電圧の半分を印加したときにリーダライタの発振周波数に一致することが望ましく、その分制御電圧が0Vでは周波数は低めに調整される。
ここで、アンテナコイルのインダクタンスは、コイルの外形、巻き数、線間ピッチ等で決定されるが、比透磁率の高い材料をアンテナコイルに貼り付けた場合はその材料の比透磁率、形状、厚み、アンテナコイルと磁性シートとの離間距離等でも変化する。比透磁率、形状、厚みは設計的に決定されるパラメータであるので後から変更することができないが、アンテナコイルと磁性シートとの離間距離に関しては、貼り付け時の調整で変化させることが可能である。
そこで、上記のようなアンテナコイルと磁性シートとの離間距離に応じてアンテナコイルのインダクタンスが変化する特性を利用して、本実施形態に係る製造方法では、アンテナコイル11aに磁性シート12を貼着したときのアンテナ回路11の共振周波数が、リーダライタ2の発振周波数と一致するように調整可能なアンテナモジュール1を製造する。アンテナモジュール1の具体的な製造方法に先立ち、アンテナコイル11aと磁性シート12との離間距離に応じてアンテナコイルのインダクタンスが変化する特性について説明する。
図4A及び図4Bは、それぞれ、絶縁材料として接着剤14を介して磁性シート12を貼り付けたアンテナコイル11aの斜視図と断面図である。
図4Aに示すように、アンテナコイル11aは、例えばプリント基板上に次のようにして実装されるものである。すなわち、アンテナコイル11aは、ポリイミド、液晶ポリマー、テフロン(登録商標)等の可撓性を有する材料からなる誘電層113の両面を導電層111、112で被覆したフレキシブルプリント基板の導電体111にパターンニング処理を施すとともに導電体112をグランドとしたものが用いられる。なお、アンテナコイル11aが実装されるプリント基板としては、上述したフレキシブルプリント基板以外にも、例えば、エポキシ樹脂などの可塑性を有する材料を用いたリジット基板を用いるようにしてもよいが、相対的に誘電率を抑えることができるという観点から、フレキシブルプリント基板を用いることが好ましい。
また、磁性シート12は、接着剤14を介して、アンテナコイル11aのグランドとして機能する導電体112と貼着される。
ここで、磁性シート12として、具体的に次のような組成からなるフェライトシートを用いたときの、アンテナコイルと磁性シートとの離間距離dをμm単位で変化させたときのアンテナコイルのインダクタンスの変化を図5に示す。
ここで、フェライトシートは、主成分として、Fe2O3を49.3mol%、ZnOを12.5mol%、NiOを28.9mol%、及び、CuOを9.2mol%とし、添加元素として、Sb2O3を1.10mol%、CoOを0.1mol%としたものを用いた。
図5に示すように、アンテナコイル11aのインダクタンスは、アンテナコイル11aと磁性シート12との離間距離dに応じて単調減少する。なお、図5では、13.56[MHz]でのインダクタンスの変化を示しているが、他の周波数帯域においてもアンテナコイルと磁性シートとの離間距離が大きくなるのに伴って、アンテナコイルのインダクタンスが単調減少する傾向にあることは明らかである。
次に、アンテナコイル11aと磁性シート12との離間距離に応じてアンテナコイル11aのインダクタンスが変化する特性を利用したアンテナモジュール1の製造方法について、図6A及び図6Bを参照して説明する。
まず、第1の製造方法を図6Aを参照して説明する。
ステップS11において、アンテナ回路11の共振周波数が、リーダライタ2の発振周波数、例えば13.56[MHz]よりも低くなるように、アンテナコイル11aとコンデンサ11bとの特性を設定して作成する。
ステップS12において、定められた制御電圧を可変容量に印加しながら、ステップS11により作成したアンテナ回路11の共振周波数の実測値を測定する。
ステップS13において、ステップS12により測定した共振周波数の実測値と、リーダライタ2の発振周波数のずれに基づいて、アンテナ回路11の共振周波数が発振周波数と一致するような膜厚の絶縁性の接着剤を介して、アンテナコイル11aに磁性シート12を貼着する。
このようにして、第1の製造方法では、ステップS13により所定の膜厚の絶縁材料を介してアンテナコイルと磁性シートとを貼着したときの共振回路の共振周波数が、リーダライタ2の発振周波数と一致するように調整されたアンテナモジュール1を製造することができる。特に、第1の製造方法では、後述する第2の製造方法に比べて、共振周波数の測定工程が一度で済むため、製造工程の短縮化を実現することができる。
次に、第2の製造方法を図6Bを参照して説明する。
ステップS21において、アンテナ回路11の共振周波数が発振周波数、例えば13.56[MHz]よりも低くなるように、アンテナコイル11aとコンデンサ11bとの特性を設定して作成する。
ステップS22において、定められた制御電圧を可変容量に印加しながら、ステップS21により作成したアンテナ回路11の共振周波数の実測値を測定する。
ステップS23において、ステップS22により測定されたアンテナ回路11の共振周波数の実測値が、リーダライタ2の発振周波数と一致するか否かを判断して、一致しているときステップS25に進み、一致していないときステップS24に進む。
ステップS24において、アンテナコイル11aと磁性シート12との離間距離が所定の単位距離間隔で大きくなるように、熱硬化又はUV硬化の接着剤を、アンテナコイル11a又は磁性シート12に塗布して張り合わせて、ステップS23に戻る。なお、接着剤は、後段のステップS25による硬化処理で硬化する接着剤であれば、上記のものに限定されない。
ステップS25において、ステップS24によりアンテナコイル11aと磁性シート12との間に形成された接着剤の層を硬化させるため、加熱処理又はUV照射を行う。
このようにして、第2の製造方法では、アンテナ回路の共振周波数を測定しながら、アンテナコイル11aと磁性シート12との離間距離を変化させ、最適な離間距離の位置で接着剤を硬化させ形状を保持する。この結果、第2の製造方法では、リーダライタ2の発振周波数と一致するように調整されたアンテナモジュール1を製造することができる。
特に、第2の製造方法では、前述した第1の製造方法に比べて、共振周波数の測定をしながら離間距離を変化させるので、より精度良くリーダライタ2の発振周波数と一致するように調整されたアンテナモジュール1を製造することができる。
以上のようにして、本実施形態に係る製造方法では、アンテナコイル11aと磁性シート12との離間距離に応じてアンテナコイル11aのインダクタンスが変化する特性を利用して、アンテナコイル11aに磁性シート12を貼着したときのアンテナ回路11の共振周波数が、リーダライタ2の発振周波数と一致するように調整する。このため、本実施形態に係る製造方法では、製造後にアンテナ回路11の回路特性の変動要因による周波数ずれを補正範囲内に調整することができ、安定して通信を行うことが可能なアンテナモジュール1を製造することができる。
具体的には、本実施形態に係る製造方法では、アンテナコイル11aと磁性シート12との離間距離を制御することによって共振周波数を適正値に制御可能となるとともに、コンデンサ11bが可変容量である場合は可変容量による調整範囲を適正にするため、初期の共振周波数を一定量オフセットさせることが可能となり、設計自由度を維持しつつ、高性能のアンテナモジュールを製造することができる。
なお、上述した実施形態では、印加電圧によって容量が調整される強誘電体からなるコンデンサを用いて説明したが、比較的小容量のコンデンサの接続をスイッチング動作により切り換えて合成容量で調整するような可変容量コンデンサを用いても、製造後にアンテナモジュールの回路特性の変動要因による周波数ずれを補正範囲内に調整することができ、安定して通信を行うことが可能なアンテナモジュールを製造することができる。
Claims (4)
- 発信器から所定の発振周波数で発信される磁界を受けて、該発信器と誘導結合されて通信可能となるアンテナ装置の製造方法において、
上記発信器から発信される磁界を受けるアンテナコイルと、該アンテナコイルと電気的に接続された可変容量コンデンサとを有する共振回路を、該共振回路の共振周波数が上記発振周波数よりも低くなるようにして、作成する第1のステップと、
上記アンテナコイルに、該アンテナコイルと重畳する位置に形成され該アンテナコイルのインダクタンスを変化させる磁性シートを、該アンテナコイルと該磁性シートとの離間距離に応じて、上記共振回路の共振周波数が上記発振周波数と一致するようにインダクタンスを変化させる膜厚の絶縁材料を介して、貼着する第2のステップとを有するアンテナ装置の製造方法。 - 上記第2のステップでは、
上記第1のステップにより作成された共振回路の共振周波数を測定し、上記計測結果に基づいて、該共振回路の共振周波数を発振周波数に一致させる膜厚の絶縁材料を介して、上記アンテナコイルに上記磁性シートを貼着することを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置の製造方法。 - 上記第2のステップでは、
上記絶縁材料として、所定の硬化処理により硬化する接着剤を介して、上記アンテナコイルと上記磁性シートとを張り合わせて、上記共振回路の共振周波数を測定しながら上記離間距離を変化させ、該共振回路の共振周波数が上記発振周波数となったときに該接着剤を硬化させて、該アンテナコイルと該磁性シートとを貼着させることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置の製造方法。 - 上記第1のステップでは、温度上昇に伴って、容量が単調減少する強誘電材料からなるコンデンサを用いて、上記共振回路を作成する請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のアンテナ装置の製造方法。
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