JP2009025931A - 無線icデバイス及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない工程でモジュールを基材に実装でき、安価に製作可能な無線ICデバイス及びその製造方法を得る。
【解決手段】送受信信号を処理する無線ICチップ5と、インダクタンス素子を有する共振回路を含む給電回路基板10とからなる電磁結合モジュール1と、基材50の表面に設けた放射板21a,21bを備えた無線ICデバイス。電磁結合モジュール1は少なくとも一部分が放射板21a,21bに埋設されている。放射板21a,21bは、粘性を有する導電性材料を塗布したものであり、電磁結合モジュール1を埋設した後に硬化される。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線ICデバイス、特に、RFID(Radio Frequency Identification)システムに用いられる無線ICチップを有する無線ICデバイス及びその製造方法に関する。
近年、物品の管理システムとして、誘導電磁界を発生するリーダライタと物品や容器などに付された所定の情報を記憶したICチップ(ICタグ、無線ICチップとも称する)とを非接触方式で通信し、情報を伝達するRFIDシステムが開発されている。
特許文献1には、ICとアンテナとを備えたICカードが記載されている。このICカードでは、プラスチックフィルム上に導電性インクをスクリーン印刷することによりアンテナを形成し、該アンテナ上に異方導電性フィルムを用いてICを実装している。
しかしながら、このICカードでは、アンテナを形成する導体と該導体を囲むように形成したいま一つの導体とに導通するようにICを実装する必要があり、高い実装精度が要求されていた。また、アンテナとなる導電性インクを乾燥・硬化させた後、ICを異方導電性フィルムで接着するため、製造に時間を要し、ICカードがコストアップしてしまう。さらに、ICはアンテナ上に搭載されているだけであり、カードに衝撃が加わると、ICの脱落・破損が生じるという問題点も有していた。
特開平8−216571号公報
そこで、本発明の目的は、少ない工程でモジュールを基材に実装でき、安価に作製可能な無線ICデバイス及びその製造方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、第1の発明に係る無線ICデバイスは、
送受信信号を処理する無線ICチップと、
インダクタンス素子を含み、該インダクタンス素子が前記無線ICチップと電気的に導通状態で接続されている給電回路基板と、
前記インダクタンス素子と結合するように配置された放射板と、
前記放射板を設けた基材と、
を備え、
前記無線ICチップを前記給電回路基板上に搭載して電磁結合モジュールを構成し、
前記電磁結合モジュールの少なくとも一部分が前記放射板に埋設されていること、
を特徴とする。
第1の発明に係る無線ICデバイスにおいては、放射板で受信された信号によって共振回路及び/又は整合回路を介して無線ICチップが動作され、該無線ICチップからの応答信号が共振回路及び/又は整合回路を介して放射板から外部に放射される。そして、電磁結合モジュールは少なくとも一部分が放射板に埋設されているため、給電回路基板と放射板との結合が密になり、放射特性が向上するとともに機械的な固定強度、耐衝撃性が向上する。また、放射板が硬化する前の粘性を保った状態で電磁結合モジュールを実装することができ、放射板の形成工程と電磁結合モジュールの実装工程を同時に行うことができ、製造工程が削減され、低コスト化での製造が可能になる。しかも、放射板と電磁結合モジュールとの距離公差がそれほど問題にはならず、放射板とインダクタンス素子との結合をほぼ一定とすることができる。
また、第1の発明に係る無線ICデバイスにおいては、無線ICチップを給電回路基板上に搭載して電磁結合モジュールを構成しているため、微小な無線ICデバイスを小型の給電回路基板上に容易に実装することができる。RFIDシステムの使用周波数に応じて無線ICチップを変更した場合、給電回路基板の共振回路及び/又は整合回路の設計を変更するだけでよく、放射板の形状やサイズ、配置、あるいは、放射板と給電回路基板との結合状態まで変更する必要はない。
第1の発明に係る無線ICデバイスにおいて、放射板と共振回路及び/又は整合回路との結合度を向上させるためには、給電回路基板の裏面と少なくとも一つの側面とが放射板に接触していることが好ましく、給電回路基板の上面にも放射板が接触していることがより好ましい。
放射板は給電回路基板の表面に直接的に接合されていてもよいが、給電回路基板の表面に共振回路及び/又は整合回路と電磁界結合する外部電極を形成し、該外部電極を放射板と電気的に接続することが好ましい。外部電極と放射板とは金属間の接続であるため、接合強度が向上する。無線ICチップ及び/又は給電回路基板が保護膜により覆われていることが好ましい。耐環境性が向上する。
また、複数の放射板が所定の間隔を保持して配置され、給電回路基板の共振回路及び/又は整合回路が複数の放射板と電磁界結合するように配置されていてもよい。複数の放射板を設けて共振回路及び/又は整合回路と電磁界結合させることにより、放射特性及び指向性が向上する。
給電回路基板はセラミックや液晶ポリマなど樹脂からなる多層基板で構成されていてもよい。多層基板で構成すれば、インダクタンス素子やキャパシタンス素子を高精度に内蔵可能であり、電極の形成の自由度が向上する。
なお、無線ICチップは、本無線ICデバイスが取り付けられる物品に関する各種情報がメモリされている以外に、情報が書き換え可能であってもよく、RFIDシステム以外の情報処理機能を有していてもよい。
第2の発明に係る無線ICデバイスの製造方法は、
放射板を形成するための基材を用意する工程と、
インダクタンス素子を含む給電回路基板上に、送受信信号を処理する無線ICチップを該インダクタンス素子と電気的に導通状態で搭載し、電磁結合モジュールを構成する工程と、
前記基材上に粘性を有する導電性材料により放射板を形成する工程と、
前記電磁結合モジュールをその少なくとも一部分が前記放射板に埋設されるように実装する工程と、
前記導電性材料を硬化させる工程と、
を備えていることを特徴とする。
第2の発明に係る製造方法によれば、粘性を有する導電性材料によって基材上に形成された放射板に電磁結合モジュールを埋設することで電磁結合モジュールを実装することができ、製造工程が簡略化され、コストダウンを図ることができる。また、給電回路基板と放射板との結合が密になり、放射特性や固定強度が向上し、結合度のばらつきが小さくなる。
本発明によれば、製造工程を簡略化でき、コストダウンを図ることができるとともに、給電回路基板と放射板との結合を密にすることができ、結合度のばらつきも小さくなり、電磁結合モジュールと放射板との接合強度も向上する。また、給電回路基板は小型に構成されており、微小な無線ICチップであっても従来の実装機を用いて給電回路基板上に容易に実装することができ、実装コストが低減する。しかも、使用周波数帯を変更する場合には、共振回路及び/又は整合回路の設計を変更するだけでよい。
以下、本発明に係る無線ICデバイス及びその製造方法の実施例について添付図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部品、部分は同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
(電磁結合モジュール、図1及び図2参照)
まず、本発明に係る無線ICデバイスを構成する電磁結合モジュールについて図1及び図2を参照して説明する。この電磁結合モジュール1は図1(A),(B),(C)に示すように、所定周波数の送受信信号を処理する無線ICチップ5と、該無線ICチップ5を搭載した給電回路基板10とからなる。
無線ICチップ5は、クロック回路、ロジック回路、メモリ回路などを含み、必要な情報がメモリされており、図2に示すように、裏面に入出力端子電極6,6及び実装用端子電極7,7が設けられている。入出力端子電極6,6が給電回路基板10の表面に設けた電極12a,12b(図8参照)に金属バンプ8を介して電気的に接続されている。また、実装用端子電極7,7が電極12c,12dに金属バンプ8を介して電気的に接続されている。なお、金属バンプ8の材料としては、Au、半田などを用いることができる。
また、給電回路基板10の表面と無線ICチップ5の裏面との間には保護膜9が設けられている。
給電回路基板10は、インダクタンス素子を有する共振回路(図1では省略)を内蔵したもので、表面には接続用電極12a〜12d(図8)が形成されている。図1(A)に示すモジュール1では、共振回路が給電回路基板10の表面に配置された放射板21a,21b(図3参照)と電磁界結合する。
図1(B)に示すモジュール1では、給電回路基板10の裏面に設けた外部電極19a,19bが共振回路と電磁界結合する。このモジュール1においては、放射板21a,21b(図3参照)が導電性接着剤、半田などを介して外部電極19a,19bに電気的に導通状態で接続される。なお、外部電極19a,19bは基板10の裏面から両側部、さらには上面にわたって形成されていてもよい。
図1(C)に示すモジュール1は給電回路基板10の表面に無線ICチップ5を覆うエポキシ系、ポリイミド系などの樹脂製の保護膜23を設けたものである。保護膜を設けることで、耐環境性が向上する。
給電回路基板10には所定の共振周波数を有する共振回路が内蔵されており、無線ICチップ5から発信された所定の周波数を有する送信信号を外部電極19a,19bを介して、あるいは直接的に、放射板21a,21b(図3参照)に伝達し、かつ、放射板21a,21bで受けた信号から所定の周波数を有する受信信号を選択し、無線ICチップ5に供給する。それゆえ、この無線ICデバイスは、放射板21a,21bで受信された信号によって無線ICチップ5が動作され、該無線ICチップ5からの応答信号が放射板21a,21bから外部に放射される。
また、外部電極19a,19bを設けた場合には、外部電極19a,19bと放射板21a,21bとは金属間の接続であるため、接合強度が向上する。
(第1実施例、図3及び図4参照)
図3に本発明に係る無線ICデバイスの第1実施例を示す。この無線ICデバイスは、樹脂フィルムなどの基材50の表面に放射板21a,21bが粘性を有する導電性ペーストの塗布などによって設けられており、前記電磁結合モジュール1は、導電性ペーストが粘性を保持している状態で、給電回路基板10の裏面から側面が導電性ペーストに埋設されている。
第1実施例である無線ICデバイスは図4に示す以下の工程によって製造される。
(1)基材50を用意する工程(図4(A)参照)。
(2)給電回路基板10上に、無線ICチップ5を基板10に内蔵されている共振回路と電気的に導通状態で搭載し、電磁結合モジュール1を構成する工程。
(3)基材50上に粘性を有する導電性材料により放射板21a,21bを形成(塗布)する工程(図4(B)参照)。
(4)電磁結合モジュール1をその給電回路基板10のほぼ2/3が放射板21a,21bに埋設されるように実装する工程(図4(C)参照)。
(5)導電性材料を硬化させる工程。
以上の製造方法において、放射板21a,21bの形成と電磁結合モジュール1の実装は同時に行われる。それゆえ、製造工程が簡略化され、低コストでの製造が可能になる。電磁結合モジュール1を埋設する精度をそれほど高くしなくても放射板と共振回路とを所定の値で電磁界結合させることができ、放射特性が良好である。また、給電回路基板10と放射板21a,21bの接合強度も高く、電磁結合モジュール1の耐衝撃性が向上する。
(第2実施例、図5参照)
図5に本発明に係る無線ICデバイスの第2実施例を示す。この無線ICデバイスは、給電回路基板10の裏面から側面及び上面にわたって、換言すれば、無線ICチップ5以外を放射板21a,21bに接触させて放射板21a,21bに埋設した状態で電磁結合モジュール1を基材50上に実装したものである。放射板21a,21bと共振回路との結合がより大きくなり、機械的な接合強度も向上する。
(第3実施例、図6参照)
図6に本発明に係る無線ICデバイスの第3実施例を示す。この無線ICデバイスは、図1(C)に示したように、保護膜23で無線ICチップ5や給電回路基板10を覆った電磁結合モジュール1を用いたものである。本第3実施例では、放射板21a,21bが電磁結合モジュール1の上面にも接触している。
(第4実施例、図7参照)
図7に本発明に係る無線ICデバイスの第4実施例を示す。この無線ICデバイスは、前記第3実施例と同様に、保護膜23を備えた電磁結合モジュール1を用いており、放射板21a,21bが電磁結合モジュール1の全上面に接触している。
(共振回路の一例、図8参照)
給電回路基板10に内蔵された共振回路の一例を図8に示す。この給電回路基板10は、誘電体からなるセラミックシート11A〜11Hを積層、圧着、焼成したもので、シート11Aには接続用電極12a,12bと電極12c,12dとビアホール導体13a,13bが形成され、シート11Bにはキャパシタ電極18aと導体パターン15a,15bとビアホール導体13c〜13eが形成され、シート11Cにはキャパシタ電極18bとビアホール導体13d〜13fが形成されている。さらに、シート11Dには導体パターン16a,16bとビアホール導体13e,13f,14a,14b,14dが形成され、シート11Eには導体パターン16a,16bとビアホール導体13e,13f,14a,14c,14eが形成され、シート11Fにはキャパシタ電極17と導体パターン16a,16bとビアホール導体13e,13f,14f,14gが形成され、シート11Gには導体パターン16a,16bとビアホール導体13e,13f,14f,14gが形成され、シート11Hには導体パターン16a,16bとビアホール導体13fが形成されている。
以上のシート11A〜11Hを積層することにより、ビアホール導体14c,14d,14gにて螺旋状に接続された導体パターン16aにてインダクタンス素子L1が構成され、ビアホール導体14b,14e,14fにて螺旋状に接続された導体パターン16bにてインダクタンス素子L2が構成され、キャパシタ電極18a,18bにてキャパシタンス素子C1が構成され、キャパシタ電極18b,17にてキャパシタンス素子C2が構成される。
インダクタンス素子L1の一端はビアホール導体14c,13d、導体パターン15a、ビアホール導体13cを介してキャパシタ電極18bに接続され、インダクタンス素子L2の一端はビアホール導体14aを介してキャパシタ電極17に接続される。また、インダクタンス素子L1,L2の他端は、シート11H上で一つにまとめられ、ビアホール導体13e、導体パターン15b、ビアホール導体13aを介して接続用電極12aに接続されている。さらに、キャパシタ電極18aはビアホール導体13bを介して接続用電極12bに電気的に接続されている。
そして、接続用電極12a,12bが金属バンプ8(図1参照)を介して無線ICチップ5の端子電極6,6(図2参照)と電気的に接続される。電極12c,12dは無線ICチップ5の端子電極7,7に接続される。
また、給電回路基板10の裏面には外部電極19a,19bが導体ペーストの塗布などで設けられ、外部電極19aはインダクタンス素子L(L1,L2)と電磁界により結合し、外部電極19bはビアホール導体13fを介してキャパシタ電極18bに電気的に接続される。
なお、この共振回路において、インダクタンス素子L1,L2は2本の導体パターン16a,16bを並列に配置した構造としている。2本の導体パターン16a,16bはそれぞれ線路長が異なっており、異なる共振周波数とすることができ、無線ICデバイスを広帯域化できる。
なお、各セラミックシート11A〜11Hは磁性体のセラミック材料からなるシートであってもよく、給電回路基板10は従来から用いられているシート積層法、厚膜印刷法などの多層基板の製作工程により容易に得ることができる。
また、前記シート11A〜11Hを、例えば、ポリイミドや液晶ポリマなどの誘電体からなるフレキシブルなシートとして形成し、該シート上に厚膜形成法などで電極や導体を形成し、それらのシートを積層して熱圧着などで積層体とし、インダクタンス素子L1,L2やキャパシタンス素子C1,C2を内蔵させてもよい。
前記給電回路基板10において、インダクタンス素子L1,L2とキャパシタンス素子C1,C2とは平面透視で異なる位置に設けられ、インダクタンス素子L1,L2は外部電極19a(放射板21a)と磁界的に結合し、キャパシタンス素子C1,C2は外部電極19b(放射板29b)と電気的に接続している。
従って、給電回路基板10上に前記無線ICチップ5を搭載した電磁結合モジュール1は、図示しないリーダライタから放射される高周波信号(例えば、UHF周波数帯)を放射板21a,21bで受信し、外部電極19a,19bと磁界結合及び電界結合している共振回路を共振させ、所定の周波数帯の受信信号のみを無線ICチップ5に供給する。一方、この受信信号から所定のエネルギーを取り出し、このエネルギーを駆動源として無線ICチップ5にメモリされている情報を、共振回路にて所定の周波数に整合させた後、外部電極19a,19bを介して放射板21a,21bに伝え、該放射板21a,21bからリーダライタに送信、転送する。
給電回路基板10においては、インダクタンス素子L1,L2とキャパシタンス素子C1,C2で構成された共振回路にて共振周波数特性が決定される。放射板21a,21bから放射される信号の共振周波数は、共振回路の自己共振周波数によって実質的に決まる。
ところで、共振回路は無線ICチップ5のインピーダンスと放射板21a,21bのインピーダンスを整合させるためのマッチング回路を兼ねている。給電回路基板10は、インダクタンス素子やキャパシタンス素子で構成された共振回路とは別に設けられたマッチング回路を備えていてもよい(この意味で、共振回路を整合回路とも称する)。共振回路にマッチング回路の機能をも付加しようとすると、共振回路の設計が複雑になる傾向がある。共振回路とは別にマッチング回路を設ければ、共振回路、マッチング回路をそれぞれ独立して設計できる。
また、マッチング回路のみを備えた構成でも構わない。さらに、インダクタンス素子のみで給電回路基板内の回路を構成しても構わない。その場合、インダクタンス素子はアンテナである放射板21a,21bと無線ICチップ5とのインピーダンス整合をとる機能を有している。
なお、図8に示した給電回路基板10において、外部電極19a,19bは必ずしも必要ではなく、放射板21a,21bを外部電極19a,19bに代えて給電回路基板10の裏面に直接接合されていてもよい。
(他の実施例)
なお、本発明に係る無線ICデバイス及びその製造方法は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
例えば、共振回路は様々な構成のものを採用でき、放射板21a,21bは1本に連続しているものであってもよい。また、前記実施例に示した外部電極や給電回路基板の材料はあくまで例示であり、必要な特性を有する材料であれば、任意のものを使用することができる。さらに、無線ICチップを給電回路基板に実装するのに、金属バンプ以外の処理を用いてもよい。
本発明に係る無線ICデバイスを構成する各種の電磁結合モジュールを示す断面図である。 無線ICチップを示す斜視図である。 本発明に係る無線ICデバイスの第1実施例を示し、(A)は平面図、(B)は断面図である。 無線ICデバイスの製造工程を示す説明図である。 本発明に係る無線ICデバイスの第2実施例を示す断面図である。 本発明に係る無線ICデバイスの第3実施例の要部を示す断面図である。 本発明に係る無線ICデバイスの第4実施例の要部を示す断面図である。 共振回路の一例を内蔵した給電回路基板を示す分解斜視図である。
符号の説明
1…電磁結合モジュール
5…無線ICチップ
10…給電回路基板
19a,19b…外部電極
21a,21b…放射板
23…保護膜
50…基材
L1,L2…インダクタンス素子
C1,C2…キャパシタンス素子

Claims (11)

  1. 送受信信号を処理する無線ICチップと、
    インダクタンス素子を含み、該インダクタンス素子が前記無線ICチップと電気的に導通状態で接続されている給電回路基板と、
    前記インダクタンス素子と結合するように配置された放射板と、
    前記放射板を設けた基材と、
    を備え、
    前記無線ICチップを前記給電回路基板上に搭載して電磁結合モジュールを構成し、
    前記電磁結合モジュールの少なくとも一部分が前記放射板に埋設されていること、
    を特徴とする無線ICデバイス。
  2. 前記給電回路基板に共振回路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の無線ICデバイス。
  3. 前記給電回路基板に整合回路が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線ICデバイス。
  4. 前記整合回路は前記放射板と前記無線ICチップとのインピーダンス整合をとる機能を有することを特徴とする請求項3に記載の無線ICデバイス。
  5. 前記給電回路基板の裏面と少なくとも一つの側面とが前記放射板に接触していることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の無線ICデバイス。
  6. 前記給電回路基板の上面も前記放射板に接触していることを特徴とする請求項5に記載の無線ICデバイス。
  7. 前記給電回路基板の表面に前記共振回路及び/又は前記整合回路と電磁界結合する外部電極が形成され、該外部電極は前記放射板と電気的に接続されていることを特徴とする請求項2ないし請求項6のいずれかに記載の無線ICデバイス。
  8. 前記無線ICチップ及び/又は前記給電回路基板が保護膜により覆われていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の無線ICデバイス。
  9. 複数の前記放射板が所定の間隔を保持して配置され、
    前記給電回路基板の前記共振回路及び/又は前記整合回路が複数の前記放射板と電磁界結合するように配置されていること、
    を特徴とする請求項2ないし請求項8のいずれかに記載の無線ICデバイス。
  10. 前記給電回路基板は多層基板で構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の無線ICデバイス。
  11. 放射板を形成するための基材を用意する工程と、
    インダクタンス素子を含む給電回路基板上に、送受信信号を処理する無線ICチップを該インダクタンス素子と電気的に導通状態で搭載し、電磁結合モジュールを構成する工程と、
    前記基材上に粘性を有する導電性材料により放射板を形成する工程と、
    前記電磁結合モジュールをその少なくとも一部分が前記放射板に埋設されるように実装する工程と、
    前記導電性材料を硬化させる工程と、
    を備えたことを特徴とする無線ICデバイスの製造方法。
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