JPWO2011010652A1 - 油中水型乳化化粧料 - Google Patents

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Abstract

要約課題 幅広い温度領域において経時安定性に優れるとともに、使用感(のびの軽さ、フィット感、肌なじみ)に優れる油中水型乳化化粧料を提供する。解決手段 (a)揮発性炭化水素油(例えば、イソデカン、イソドデカン、イソヘキサデカン、軽質イソパラフィン等)と、(b)パルミチン酸デキストリンと、(c)ポリエーテル変性シリコーン(例えば、セチルジメチコンコポリオール、ポリオキシエチレン・ポリメチルシロキサン等)を含有する、油中水型乳化化粧料。選択図 なし

Description

本発明は油中水型(W/O型)乳化粧料に関する。さらに詳しくは、幅広い温度領域において経時安定性に優れるとともに、使用感(のびの軽さ、フィット感、肌なじみ)に優れる油中水型乳化化粧料に関する。
本発明の油中水型乳化化粧料に近い従来技術として、例えば以下の特許文献1〜3に記載の技術が挙げられる。
すなわち、特開平2−258710号公報(特許文献1)には、シリコン油含量が30質量%以上である油性基剤、ジメチルポリシロキサンポリオキシアルキレン共重合体50〜95質量%とテキストリン脂肪酸エステル5〜50質量%からなる混合乳化剤、および水を含有する油中水型乳化化粧料が、乳化安定性、使用感触(のび、べたつきの少なさ、化粧もち)に優れるということが記載されている。
特開2004−346075号公報(特許文献2)には、ジメチコンポリオール、イソドデカン、ポリメチルメタクリレートを含む油中水型エマルジョン形態の流動性化粧料組成物(メイクアップ組成物)が、塗布均一性に優れるということが記載されている。
特開平4−312512号公報(特許文献3)には、シリコーン油を含む油性基剤、水、ポリエーテル・アルキル変性シリコーン、およびデキストリン脂肪酸エステルを含有する油中水型乳化化粧料が、のびがよく、べたつきが少なく、化粧効果の持続性に優れ、経時安定性が良好であるということが記載されている。
しかし上記特許文献1に記載の油中水型乳化化粧料は、シリコーン主体の基剤であるため、肌なじみの悪い使用感となる。また経時での安定性も十分でない。上記特許文献2では経時安定性、使用感(のびの軽さ、フィット感、肌なじみ)等の効果についての検討は行っていない。上記特許文献3に記載の油中水型乳化化粧料は、特許文献1の化粧料と同様に、シリコーン主体の基剤であるため肌なじみの悪い使用感となる。
特開平2−258710号公報 特開2004−346075号公報 特開平4−312512号公報
本発明は上記従来の事情に鑑みてなされたもので、幅広い温度領域において経時安定性に優れるとともに、使用感(のびの軽さ、フィット感、肌なじみ)に優れる油中水型乳化化粧料を提供することを目的とする。
本発明者らは、油中水型乳化化粧料において、外相(油相)の主成分としてシリコーン油ではなく揮発性炭化水素油を用い、これにパルミチン酸デキストリンと、特定のポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤を組み合せて配合することにより、幅広い温度領域において経時安定性に優れるとともに、優れた使用感(のびの軽さ、フィット感、肌なじみ)が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、(a)揮発性炭化水素油と、(b)パルミチン酸デキストリンと、(c)下記式(I)で示されるポリエーテル変性シリコーンを含有する、油中水型乳化化粧料を提供する。
Figure 2011010652
〔式(I)中、R1は炭素原子数6〜26のアルキル基を表し;R2は水素原子または炭素原子数1〜5のアルキル基を表し;aは1〜5の整数を表し;bは0、または1〜90の整数を表し;cは1〜90の整数を表し;mは1〜300の整数を表し;nは0または1〜150の整数を表し;kは1〜50の整数を表す。〕
本発明により、幅広い温度領域において経時安定性に優れるとともに、使用感(のびの軽さ、フィット感、肌なじみ)に優れる油中水型乳化化粧料が提供される。
以下、本発明について詳述する。なお以下においてPOEはポリオキシエチレンを、POPはポリオキシプロピレンを、POBはポリオキシブチレンを、PEGはポリエチレングリコールを、それぞれ示す。
(a)成分としての揮発性炭化水素油は、常圧における沸点が60〜260℃の範囲である炭化水素油を意味する。本発明では(a)成分は外相(油相)の主油分をなす。(a)成分としては、直鎖状、分岐鎖状、いずれのものを用いてもよい。このような揮発性の炭化水素油としては、イソデカン、イソドデカン、イソヘキサデカン、軽質イソパラフィン等のイソパラフィン系炭化水素油が挙げられる。これらの商品例を挙げると、例えば、アイソパー(登録商標)A、同C、同D、同E、同G、同H、同K、同L、同M(以上、いずれもエクソン社製)、シェルゾール(登録商標)71(シェル社製)、ソルトロール(登録商標)100、同130、同220(以上、いずれもフィリップ社製)、アイソゾール(登録商標)400(日本石油化学(株)製)、パールリーム(登録消泡)4(日本油脂(株)製)、IPソルベント(登録商標)1620、同2028(出光石油化学(株)製)、イソヘキサデカン、テトライソブタン90(いずれもバイエル社製)、パーメチル(登録商標)99A、同101A、同102A(プレスパース社製)等である。(a)成分は1種または2種以上を用いることができる。
(a)成分の配合量は、本発明化粧料全量中に10〜60質量%が好ましく、より好ましくは10〜50質量%、特に好ましくは10〜30質量%である。配合量が10質量%未満ではのびが重くなる傾向がみられ、一方、配合量が60質量%超では十分なフィット感が得られ難くなる。
(b)成分であるパルミチン酸デキストリンは、デキストリンまたは還元デキストリンとパルミチン酸とのエステルである。本発明ではパルミチン酸以外の高級脂肪酸を用いたエステルは(b)成分に含まない。(b)成分は例えば「レオパールKL」、「レオパールKL2」(いずれも千葉製粉(株)製)等として市販され、これらを好適に用いることができる。
(b)成分の配合量は、本発明化粧料全量中に0.1〜10質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜3質量%である。配合量が0.1質量%未満では粘度低下により分離する傾向がみられ、一方、配合量が10質量%超ではのびが重くなる傾向がみられる。
(c)成分であるポリエーテル変性シリコーンは、下記式(I)で示される直鎖タイプのシリコーン系乳化剤である。
Figure 2011010652
上記式(I)中、R1は炭素原子数6〜26のアルキル基を表し、R2は水素原子または炭素原子数1〜5のアルキル基を表す。aは1〜5の整数を表し、bは0、または1〜90の整数を表し、cは1〜90の整数を表す。mは1〜300の整数を表し、nは0または1〜150の整数を表し、kは1〜50の整数を表す。
(c)成分の好ましい具体例として、例えば以下の共重合体が例示される。ただしこれら例示に限定されるものでない。
一好適例として、上記式(I)中、R1が炭素原子数10〜20のアルキル基、R2が水素原子、aが3、bが40〜80、cが50〜80、mが10〜300、nが1〜150、kが1〜50の共重合体が挙げられる。中でも特にR1の炭素原子数が16のものが好ましい。またポリエーテル変性部分のオキシプロピレン基は、−CH2CH(CH3)O−であることが望ましい。市販品としては、例えばセチルジメチコンコポリオールとして「ABIL EM90」(Degussa 社製)等が挙げられる。
他の好適例として、上記式(I)中、R2が水素原子、aが3、bが0、cが1〜90、mが1〜100、nが0、kが1〜50のものが挙げられる。これらはポリオキシエチレン・ポリメチルシロキサン共重合体として、例えば「KF−6011」、「KF−6015」、「KF−6017」(いずれも信越化学工業(株)製)等として市販されている。
式(I)において、オルガノポリシロキサン主骨格が別のオルガノポリシロキサン鎖を即差に有していないことが好ましい。
(c)成分の配合量は、本発明化粧料全量中に0.1〜10質量%が好ましく、より好ましくは1〜4質量%、特に好ましくは1〜3質量%である。配合量が0.1質量%未満では分離するなど、安定性に問題がみられ、一方、配合量が10質量%超ではのびが重くなる傾向がみられる。
本発明化粧料では、外相(油相)の主成分としてシリコーン油ではなく(a)成分を用い、これに増粘性成分として(b)成分、乳化剤として(c)成分を組み合せて配合することによって、肌なじみ、フィット感、のびの軽さのいずれにも優れた効果を奏し、かつ、幅広い温度領域において長期に亘り十分な経時安定性を得ることが可能となった。本発明では外相(油相)中に揮発性シリコーン油を実質的に配合しないのが望ましいが、本発明の効果を損わない程度の微量のシリコーン油を配合することを完全に排除するものでない。
本発明化粧料は乳液〜クリーム状を呈し、粘度10,000〜40,000mPa・s(30℃。B型粘度計)程度のものが好ましい。より好ましくは15,000〜30,000mPa・sである。
本発明の油中水型乳化化粧料は、常法により調製することができ、乳化の方法は特に限定されるものでない。例えば、水相(内相)と油相(外相)を、それぞれ70℃程度に加温し、加温した水相を油相に徐々に添加して、乳化機で乳化し、その後、室温まで放冷する等の方法が挙げられるが、これに限定されるものでない。本発明では油相(外相)は50〜70質量%が好ましく、水相(内相)は30〜50質量%が好ましい。
本発明の油中水型乳化化粧料は、スキンケア化粧料、メーキャップ化粧料等に好適に適用される。特にメーキャップ化粧料として好ましく用いられる。メーキャップ化粧料としては、特にその種類を問わず広く適用することができ、例えば、化粧下地、ファンデーション類等のベースメーキャップ化粧料、口紅類、頬紅類、アイライナー、マスカラ、アイシャドー、眉墨など、広い形態のメーキャップ化粧料に好適に適用することができる。ただしこれら例示に限定されるものでない。
本発明の油中水型乳化化粧料は、上記必須成分の他に、化粧料に通常配合し得る成分を、本発明の目的、効果を損わない範囲において任意に添加し得る。このような成分として、例えば粉末成分、油脂、ロウ類、炭化水素油((b)成分以外)、高級脂肪酸、高級アルコール、合成エステル油、シリコーン油、保湿剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、親油性非イオン界面活性剤、親水性非イオン界面活性剤、天然の水溶性高分子、半合成水溶性高分子、合成水溶性高分子、無機の水溶性高分子、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、分散剤等が挙げられる。
粉末成分としては、疎水性粉末が好ましく用いられる。疎水性粉末は、粉末自体が疎水性のもののみならず、親水性粉末等であっても粉末表面を疎水化処理した疎水化処理粉末も含む。
疎水性の粉末としては、具体的には、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四フッ化エチレン粉末、セルロース粉末などの有機粉末や、トリメチルシルセスキオキサン粉末などのシリコーン粉末等が例示される。
疎水化処理粉末の粉末成分としては、例えばタルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウムなど)、窒化ホウ素等の無機粉末;二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機白色顔料;酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料;γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;黒酸化鉄、カーボンブラック、低次二酸化チタン等の無機黒色系顔料;マンゴバイオレット、バルトバイオレット等の無機紫色系顔料;酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料;群青、紺青等の無機青色系顔料;二酸化チタンコーテッドマイカ、二酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、二酸化チタンコーテッドタルク、着色二酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料;アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉末顔料等が挙げられる。本発明ではこれら粉末成分を疎水化処理したものが用いられる。
疎水化処理方法としては、撥水性を付与できる方法であればいかなるものでもよく、その方法は問わないが、例えば気相法、液相法、オートクレーブ法、メカノケミカル法等、通常の表面処理方法を用いることができる。疎水化処理として、具体的には、例えばメチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン・ジメチルポリシロキサンコポリマー、ジメチルポリシロキサン等のシリコーン類を用いた処理;オクチルトリエトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン等のシラン化合物を用いた処理;パルミチン酸、ステアリン酸等の脂肪酸を用いた処理;前記脂肪酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩等を用いた金属セッケン処理;パーフルオロアルキルリン酸ジエタノールアミン塩、パーフルオロアルキルトリメトキシシラン等を用いたフッ素処理等が挙げられる。ただしこれら例示に限定されるものでない。
本発明化粧料を特にメーキャップ化粧料として用いる場合、メーキャップ化粧料の種類にもよるが、安定性等の点から、粉末成分を本発明化粧料中に1〜50質量%の範囲で配合するのが望ましく、より好ましくは5〜30質量%である。粉末成分配合量が多すぎると十分な安定性を得るのが難しく、なることがある。
油脂としては、アボガド油、ツバキ油、月見草油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等の液体油脂;カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等の固体油脂などが例示される。
ロウ類としては、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテルなどが例示される。
炭化水素油としては、流動パラフィン、オゾケライト、スクワレン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の油分が例示される。
高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン(ベヘニン)酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)などが例示される。
高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖アルコール;モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の分枝鎖アルコールなどが例示される。
合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタンエリスリトール、トリー2−エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−クチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバチン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル、クロタミトン(C1317NO)などが例示される。
シリコーン油としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルポリシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロキサン等の環状ポリシロキサン;3次元網目構造を形成しているシリコ−ン樹脂、シリコーンゴムなどが例示される。
保湿剤としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イサイヨバラ抽出物、セイヨウノキギリソウ抽出物、メリロート抽出物などが例示される。
アニオン界面活性剤としては、セッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩;POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステル塩;ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン酸;N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩;POEオレイルエーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸等のリン酸エステル塩;ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩;リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等のアルキルベンゼンスルホン酸塩;N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩;硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩;ロート油等の硫酸化油のほか、POEアルキルエーテルカルボン酸、POEアルキルアリルエーテルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、カゼインナトリウム、ドデカン−1,2−ジオール酢酸エーテルナトリウム、マルチトールヒドロキシアルキル(C12、C14)エーテルなどが例示される。
カチオン界面活性剤としては、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩;塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリ(N,N’−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウム)、塩化セチルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩のほか、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなどが例示される。
両性界面活性剤としては、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミタゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界面活性剤;2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤などが例示される。
親油性非イオン界面活性剤としては、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類;モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α, α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類;モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類のほか、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体などが例示される。
親水性非イオン界面活性剤としては、POEソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステアレート、POE−ソルビタンモノオレート、POE−ソルビタンテトラオレエート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類;POE−ソルビットモノラウレート、POE−ソルビットモノオレエート、POE−ソルビットペンタオレエート、POE−ソルビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類;POE−グリセリンモノステアレート、POE−グリセリンモノイソステアレート、POE−グリセリントリイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類;POEモノオレエート、POEジステアレート、POEモノジオレエート、システアリン酸エチレングリコール等のPOE脂肪酸エステル類;POEラウリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POE2−オクチルドデシルエーテル、POEコレスタノールエーテル等のPOEアルキルエーテル類;POEオクチルフェニルエーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEジノニルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル類;ブルロニック等のプルアロニック型類;POE・POPセチルエーテル、POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POPモノブチルエーテル、POE・POP水添ラノリン、POE・POPグリセリンエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル類;テトロニック等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類;POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体;POEソルビットミツロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体;ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミドのほか、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸などが例示される。
天然の水溶性高分子としては、アラアビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアーガム、ローカストビーンガム、タマリントガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸等の植物系水溶性高分子;キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等の微生物系水溶性高分子;コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系水溶性高分子などが例示される。
半合成水溶性高分子としては、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系水溶性高分子;メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系水溶性高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系水溶性高分子などが例示される。
合成水溶性高分子としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー(カーボポール)等のビニル系水溶性高分子;ポリエチレングリコール20,000、同4,000,000、同600,000等のポリオキシエチレン系水溶性高分子;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等の共重合系水溶性高分子;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系水溶性高分子のほか、ポリエチレンイミン、カチオンポリマーなどが例示される。
無機の水溶性高分子としては、ベントナイト、ケイ酸AlMg(ビーガム)、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸などが例示される。
紫外線吸収剤としては、例えば、メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、メトキシケイ皮酸イソプロピル、メトキシケイ皮酸イソアミルなどの桂皮酸誘導体;パラ−アミノ安息香酸(以下、「PABA」と略記)、エチルPABA、エチル−ジヒドロキシプロピルPABA、エチルヘキシル−ジメチルPABA、グリセリルPABA等のPABA誘導体;ホモサラート(homosalate)、エチルヘキシルサリチラート、ジプロピレングリコールサリチラート、TEAサリチラート等のサリチル酸誘導体;ベンゾフェノン−1、ベンゾフェノン−2、ベンゾフェノン−3またはオキシベンゾン、ベンゾフェノン−4、ベンゾフェノン−5、ベンゾフェノン−6、ベンゾフェノン−8、ベンゾフェノン−9、ベンゾフェノン−12等のベンゾフェノン誘導体;3−ベンジリデンショウノウ、4−メチルベンジリデンショウノウ、ベンジリデンショウノウスルホン酸、メト硫酸ショウノウベンザルコニウム、テレフタリリデンジショウノウスルホン酸、ポリアクリルアミドメチルベンジリデンショウノウ等のベンジリデンショウノウ誘導体;アニソトリアジン、エチルヘキシルトリアゾン、ジエチヘキシルブタミドトリアゾン、2,4,6−トリス(ジイソブチル−4’−アミノベンザルマロナート)−s−トリアジン等のトリアジン誘導体;フェニルジベンゾイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム等のフェニルベンゾイミダゾール誘導体;ドロメトリゾール(Drometrizole)トリシロキサン、メチレンビス(ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール)等のフェニルベンゾトリアゾール誘導体;アントラニル酸メンチル等のアントラニル誘導体;エチルヘキシルジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリンプロピオナート等のイミダゾリン誘導体;ベンザルマロナート官能基を有するポリオルガノシロキサン等のベンザルマロナート誘導体;1,1−ジカルボキシ(2,2’−ジメチルプロピル)−4,4−ジフェニルブタジエン等の4,4−ジアリールブタジエン誘導体;オクトクリレンなどが例示される。
金属イオン封鎖剤としては、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸などが例示される。
分散剤としては、ジステアリン酸ポリグリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリステアリン酸ポリグリセリル、トリオレイン酸ポリグリセリル、ペンタステアリン酸ポリグリセリル、ペンタイソステアリン酸ポリグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル類などが例示される。
本発明では安定性のより一層の向上のために、上記任意添加成分の中から親油性非イオン界面活性剤(特にはソルビタン脂肪酸エステル類等)、分散剤等が好適に配合される。特にジイソステアリン酸ジグリセリル、セスキイソステアリン酸ソルビタンが好ましく用いられる。配合量は特に限定されるものでないが、各0.1〜2質量%程度が好ましい。
その他、香料、水、アルコールのほか、チタンイエロー、カーサミン、紅花赤等の色剤などを必要に応じて適宜配合することができる。
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)等が挙げられる。ただしこれら例示に限定されるものでない。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれによってなんら限定されるものではない。配合量は特記しない限りすべて質量%である。
[安定性]
各試料を調製後、50℃、室温(25℃)、−5℃、および温度サイクル(5〜45℃で変化させ、5℃と45℃において2時間滞留を1日2サイクル)の各温度にて1ヵ月間静置した後、分離または離しょう(油浮き)、粘度の低下、色縞の発生の有無を目視により観察し、下記評価基準により評価した。
(評価基準)
◎:分離または離しょう(油浮き)がなく、粘度も安定で、色縞も発生しなかった
○:分離または離しょう(油浮き)がほとんどなく、粘度の低下や色縞もほとんど生じなかった
×:分離または離しょう(油浮き)が発生し、粘度の低下が見られ、色縞も発生した
[のびの軽さ]
女性専門パネル(10名)により、各試料を肌へ塗布したときののびの軽さを、下記評価基準に基づき評価した。
(評価基準)
◎:7名以上が、のびの軽さに優れると回答
○:5〜6名が、のびの軽さに優れると回答
△:3〜4名が、のびの軽さに優れると回答
×:2名以下が、のびの軽さに優れると回答
−:安定性が非常に悪く使用性(のびの軽さ)評価不可
[フィット感]
女性専門パネル(10名)により、各試料を肌へ塗布したときの肌へのフィット感を、下記評価基準に基づき評価した。
(評価基準)
◎:7名以上が、フィット感に優れると回答
○:5〜6名が、フィット感に優れると回答
△:3〜4名が、フィット感に優れると回答
×:2名以下が、フィット感に優れると回答
−:安定性が非常に悪く使用性(フィット感)評価不可
[肌なじみ]
女性専門パネル(10名)により、各試料を肌へ塗布したときの肌なじみを、下記評価基準に基づき評価した。
(評価基準)
◎:7名以上が、肌なじみに優れると回答
○:5〜6名が、肌なじみに優れると回答
△:3〜4名が、肌なじみに優れると回答
×:2名以下が、肌なじみに優れると回答
−:安定性が非常に悪く使用性(肌なじみ)評価不可
(実施例1〜7、比較例1〜15)
下記表1、2に示す各成分、配合量の処方の試料を常法により調製した。調製した試料を用いて、上記評価方法に従い、安定性、のびの軽さ、フィット感、肌なじみについて評価した。結果を表1、2に示す。
なお表1、2中、以下の化合物は下記製品を用いた。
ポリオキシエチレン・ポリメチルシロキサン(*):「KF−6017」(信越化学工業(株)製)
セチルジメチコンポリオール(**):「ABIL EM90」(Degussa 社製)
パルミチン酸デキストリン(***):「レオパールKL」(千葉製粉(株)製)。
Figure 2011010652
Figure 2011010652
表1、2の結果から明らかなように、本発明構成要件を満足する実施例1〜7は安定性、使用性のすべてにおいて優れた効果が得られた。またいずれも粘度15,000〜30,000mPa・s(30℃)の範囲内であった。なお安定性については0℃、37℃についても評価試験を行ったが、いずれも表1に示す評価結果と同様の結果が得られ安定であった。一方、本発明構成要件を満たさない比較例1〜15では本発明効果をすべて併せもつことはできなかった。
以下、さらに本発明の油中水型乳化化粧料の処方例を示す。
処方例1(乳化ファンデーション)
(配 合 成 分) (配合量)
イソドデカン 19.5
ポリオキシエチレン・ポリメチルシロキサン 2
パルミチン酸デキストリン 1
疎水化処理粉末 6.25
微粒子酸化チタン 5
ポリメチルシルセスキオキサン 6
メトキシケイヒ酸メチル 2
1,3−ブチレングリコール 5
防腐剤 適量
EDTA−3Na・2H2O 0.2
イオン交換水 残余
処方例2(化粧下地)
(配 合 成 分) (配合量)
イソドデカン 25
イソヘキサデカン 5
セチルジメチコンコポリオール 3
セスキイソステアリン酸ソルビタン 1
パルミチン酸デキストリン 1
疎水化処理粉末 1
架橋型シリコーン末 3
ポリメチルシルセスキオキサン 15
1,3−ブチレングリコール 5
グリセリン 5
防腐剤 適量
EDTA−3Na・2H2O 0.2
イオン交換水 残余
処方例3(コンシーラー)
(配 合 成 分) (配合量)
イソドデカン 15
ポリオキシエチレン・ポリメチルシロキサン 2
パルミチン酸デキストリン 2
疎水化処理粉末 25
微粒子酸化チタン 5
グリセリン 5
1,3−ブチレングリコール 5
防腐剤 適量
L−グルタミン酸ナトリウム 2
イオン交換水 残余
処方例4(マスカラ)
(配 合 成 分) (配合量)
軽質イソパラフィン 20
ポリオキシエチレン・ポリメチルシロキサン 2
ジイソステアリン酸ジグリセリル 2
パルミチン酸デキストリン 1
(パルミチン酸/エチルヘキサン酸)デキストリン 0.5
トリメチルシロキシケイ酸 10
黒酸化鉄 5
ポリ酢酸ビニルエマルション 30
ポリメチルシルセスキオキサン 6
1,3−ブチレングリコール 4
ジオレイン酸ポリエチレングリコール 2
防腐剤 適量
イオン交換水 残余
処方例5(液状口紅)
(配 合 成 分) (配合量)
イソドデカン 25
重質流動イソパラフィン 10
ポリオキシエチレン・ポリメチルシロキサン 4
パルミチン酸デキストリン 2
顔料 5
グリセリン 3
1,3−ブチレングリコール 5
防腐剤 適量
塩化カルシウム 0.1
イオン交換水 残余
処方例6(アイシャドー)
(配 合 成 分) (配合量)
イソドデカン 20
ポリオキシエチレン・ポリメチルシロキサン 2
セスキイソステアリン酸ソルビタン 1
トリメチルシロキシケイ酸 2.5
パルミチン酸デキストリン 2
ポリアクリル酸アルキル 10
マイカ 15
雲母チタン 5
球状ナイロン末 5
1,3−ブチレングリコール 5
防腐剤 適量
EDTA−3Na・2H2O 0.1
イオン交換水 残余
本発明により、幅広い温度領域において経時安定性に優れるとともに、使用感(のびの軽さ、フィット感、肌なじみ)に優れる油中水型乳化化粧料が提供される。

Claims (2)

  1. (a)揮発性炭化水素油と、(b)パルミチン酸デキストリンと、(c)下記式(I)で示されるポリエーテル変性シリコーンを含有する、油中水型乳化化粧料。
    Figure 2011010652
    〔式(I)中、R1は炭素原子数6〜26のアルキル基を表し;R2は水素原子または炭素原子数1〜5のアルキル基を表し;aは1〜5の整数を表し;bは0、または1〜90の整数を表し;cは1〜90の整数を表し;mは1〜300の整数を表し;nは0または1〜150の整数を表し;kは1〜50の整数を表す。〕
  2. (a)成分を10〜60質量%、(b)成分を0.1〜10質量%、(c)成分を0.1〜10質量%含有する、請求項1記載の油中水型乳化化粧料。
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