JPWO2010146709A1 - 電子部品移載装置及び電子部品の移載方法 - Google Patents

電子部品移載装置及び電子部品の移載方法 Download PDF

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Abstract

電子部品移載装置(30)は、1枚のカスタマトレイ(100)と、複数枚のコンタクトプレート(110)との間で複数の電子部品(DUT)を一括して移し替える。

Description

本発明は、半導体集積回路素子等の電子部品をトレイ間で移し替える電子部品移載装置及び電子部品の移載方法、並びに、その電子部品移載装置を備えた電子部品ハンドリング装置及び電子部品試験装置に関する。
電子部品を試験する電子部品試験装置として、被試験電子部品(以下単にDUT(Device Under Test)と称する。)間のピッチをテストヘッドにおけるソケット間のピッチに対応させるために、DUTをカスタマトレイからテストトレイに移し替えて、そのテストトレイにDUTを収容した状態で当該DUTをテストするものが知られている(例えば特許文献1参照)。
国際公開第2007/135710号
テストトレイではDUT間のピッチが常時広くなっており、上記の電子部品試験装置では、そのテストトレイにDUTを収容した状態でハンドリングするので、電子部品試験装置全体の大型化を招来しているという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、電子部品試験装置の小型化を図ることが可能な電子部品移載装置及び電子部品の移載方法を提供することである。
(1)本発明によれば、少なくとも1つの第1のトレイと、複数の第2のトレイとの間で複数の電子部品を一括して移し替えることを特徴とする電子部品移載装置が提供される(請求項1参照)。
上記発明においては特に限定されないが、少なくとも1つの前記第1のトレイと複数の前記第2のトレイとを重ね合わせて、実質的に反転させる反転手段を備えていることが好ましい(請求項2参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記反転手段は、複数の前記第2のトレイを略同一平面上に並べて保持することが好ましい(請求項3参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記第2のトレイの一方の側面には、凸部が形成され、前記第2のトレイの他方の側面には、前記凸部に対応する凹部が形成されており、前記凸部と前記凹部が嵌合することで、隣接する前記第2のトレイが相互に連結されることが好ましい(請求項4参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記第1のトレイは、前記電子部品を収容可能な複数の第1の収容部を有し、前記第2のトレイは、前記電子部品を収容可能な複数の第2の収容部を有し、前記反転手段は、前記第1の収容部と前記第2の収容部をそれぞれ対向させた状態で、前記第1のトレイと前記第2のトレイを実質的に反転させることが好ましい(請求項5参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記第1のトレイにおける前記第1の収容部の一部の配列と、前記第2のトレイにおける前記第2の収容部の全部の配列とは、実質的に同一であることが好ましい(請求項6参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記第1のトレイにおける第1の方向に沿った前記第1の収容部間のピッチは、前記第2のトレイにおける前記第1の方向に沿った前記第2の収容部間のピッチと実質的に同一であり、前記第1のトレイにおける第2の方向に沿った前記第1の収容部間のピッチは、前記第2のトレイにおける前記第2の方向に沿った前記第2の収容部間のピッチと実質的に同一であることが好ましい(請求項7参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記第1のトレイにおける前記第1の方向に沿った前記第1の収容部の数と、前記第2のトレイにおける前記第1の方向に沿った前記第2の収容部の数と、が実質的に同一であり、前記第1のトレイにおける前記第2の方向に沿った前記第1の収容部の数と、前記第2のトレイにおける前記第2の方向に沿った前記第2の収容部の数と、が相違していることが好ましい(請求項8参照)。
(2)本発明によれば、電子部品をハンドリングする電子部品ハンドリング装置であって、上記の電子部品移載装置と、複数の前記第2のトレイ間の間隔を第1の間隔又は第2の間隔に変更する間隔変更手段と、を備えていることを特徴とする電子部品ハンドリング装置が提供される(請求項9参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記間隔変更手段と前記第2のトレイを受け渡し可能な受渡位置と、前記第2のトレイがテストヘッドのコンタクト部と対向する対向位置と、の間で前記第2のトレイを移動させる移動手段と、前記移動手段から前記第2のトレイを受け取って、前記コンタクト部に前記電子部品を押しつける押圧手段と、を備え、前記移動手段と前記押圧手段は、前記対向位置で前記第2のトレイを受け渡すことが好ましい(請求項10参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記第2の間隔は、複数の前記第2のトレイに収容された複数の前記電子部品の配列と、前記テストヘッドにおける前記コンタクト部の配列と、がそれぞれ対応するような間隔であり、前記押圧手段は、複数の前記第2のトレイ間の間隔が前記第2の間隔となっている状態で前記電子部品を前記コンタクト部に押し付けることが好ましい(請求項11参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記電子部品移載装置は、少なくとも1つの前記第1のトレイから複数の前記第2のトレイへ複数の前記電子部品を一括して移し替える第1の電子部品移載装置と、複数の前記第2のトレイから少なくとも1つの前記第1のトレイへ複数の前記電子部品を一括して移し替える第2の電子部品移載装置と、を含み、前記間隔変更手段は、前記第1の電子部品移動載装置から前記第2のトレイを受け取って、複数の前記第2のトレイ間の間隔を前記第1の間隔から前記第2の間隔へ変更する第1の間隔変更手段と、複数の前記第2のトレイ間の間隔を前記第2の間隔から前記第1の間隔へ変更して、前記第2の電子部品移載装置へ前記第2のトレイを引き渡す第2の間隔変更手段と、を含み、前記移動手段は、前記第1の間隔変更手段から前記第2のトレイを受け取って、前記対向位置へ前記第2のトレイを移動させて、前記押圧手段へ前記第2のトレイを引き渡す第1の移動手段と、前記対向位置で前記押圧手段から前記第2のトレイを受け取って、前記受渡位置へ前記第2のトレイを移動させて、前記第2の間隔変更手段に前記第2のトレイを引き渡す第2の移動手段と、を含んでいることが好ましい(請求項12参照)。
(3)本発明によれば、上記の電子部品ハンドリング装置と、テストヘッドと、を備えた電子部品試験装置が提供される(請求項13参照)。
(4)本発明によれば、少なくとも1つの第1トレイと、複数の第2のトレイとの間で、複数の電子部品を一括して移し替えることを特徴とする電子部品移載方法が提供される(請求項14参照)。
上記発明においては特に限定されないが、少なくとも1つの前記第1のトレイと、複数の前記第2のトレイと、を重ね合わせる工程と、少なくとも1つの前記第1のトレイと複数の前記第2のトレイを反転させる工程と、を有していることが好ましい(請求項15参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記第1のトレイは、前記電子部品を収容可能な複数の第1の収容部を有し、前記第2のトレイは、前記電子部品を収容可能な複数の第2の収容部を有し、前記第1の収容部と前記第2の収容部をそれぞれ対向させた状態で、前記第1のトレイと前記第2のトレイを反転させることが好ましい(請求項16参照)。
本発明では、少なくとも1つの第1のトレイと、複数の第2のトレイとの間で複数の電子部品を一括して移し替えるので、電子部品試験装置の小型化を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態における電子部品試験装置の全体構成を示す概略平面図である。 図2は、本発明の実施形態におけるカスタマトレイを示す平面図である。 図3は、図2の側面図である。 図4は、図2のIV-IV線に沿った断面図である。 図5は、本発明の実施形態におけるコンタクトプレートを示す平面図である。 図6は、図5に示すコンタクトプレートを連結した状態を示す平面図である。 図7は、図5の側面図である。 図8は、図5のVIII-VIII線に沿った断面図である。 図9は、本発明の実施形態における第1のデバイス移載装置の側面図である。 図10は、図9の平面図である。 図11は、図9に示す第1のデバイス移載装置の保持機構の斜視図である。 図12は、本発明の実施形態における補強プレートの平面図である。 図13は、図12の側面図である。 図14は、図12に示す補強プレートにコンタクトプレートを搭載した状態を示す平面図である。 図15は、図14の側面図である。 図16は、本発明の実施形態における第1のデバイス移載装置の動作を示す側面図(その1)である。 図17は、本発明の実施形態における第1のデバイス移載装置の動作を示す側面図(その2)である。 図18は、本発明の実施形態における第1のデバイス移載装置の動作を示す側面図(その3)である。 図19は、本発明の実施形態においてコンタクトプレートをカスタマトレイに被せる動作を示す断面図である。 図20は、本発明の実施形態においてコンタクトプレートをカスタマトレイに被せた状態を示す断面図である。 図21は、本発明の実施形態における第1のデバイス移載装置の動作を示す側面図(その4)である。 図22は、本発明の実施形態においてコンタクトプレートとカスタマトレイを反転させる動作を示す断面図である。 図23は、本発明の実施形態における第1のデバイス移載装置の動作を示す側面図(その5)である。 図24は、本発明の実施形態において反転後のコンタクトプレートからカスタマトレイを取り外す動作を示す断面図である。 図25は、本発明の実施形態における第1の間隔変更装置を示す平面図である。 図26は、図25の側面図である。 図27は、本発明の実施形態における第1の間隔変更装置の可動ヘッドを示す側面図である。 図28は、図27のA視から見た可動ヘッドの平面図である。 図29は、本発明の実施形態における第1の間隔変更装置によるコンタクトプレートの搬送動作を示す平面図(その1)である。 図30は、本発明の実施形態における第1の間隔変更装置によるコンタクトプレートの搬送動作を示す平面図(その2)である。 図31は、本発明の実施形態における第1の間隔変更装置によるコンタクトプレートのセッティング動作を示す平面図である。 図32は、本発明の実施形態におけるプレート移動装置及び押圧装置を示す側面図である。 図33は、本発明の実施形態におけるプレート移動装置及び押圧装置を示す平面図である。 図34は、本発明の実施形態におけるプレート移動装置及び押圧装置の動作を示す側面図(その1)である。 図35は、本発明の実施形態におけるプレート移動装置及び押圧装置の動作を示す側面図(その2)である。 図36は、本発明の実施形態におけるプレート移動装置及び押圧装置の動作を示す側面図(その3)である。 図37は、コンタクトプレートに収容されたDUTをテストヘッドのソケットに接近させる動作を示す断面図である。 図38は、コンタクトプレートに収容されたDUTをテストヘッドのソケットに接触させた状態を示す断面図である。 図39は、本発明の実施形態におけるプレート移動装置及び押圧装置の動作を示す側面図(その4)である。 図40は、本発明の実施形態におけるプレート移動装置及び押圧装置の動作を示す側面図(その5)である。 図41は、本発明の実施形態におけるプレート移動装置及び押圧装置の動作を示す側面図(その6)である。 図42は、本発明の実施形態における第2の間隔変更装置を示す平面図である。 図43は、本発明の実施形態における第2のデバイス移載装置を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態における電子部品試験装置の全体構成を示す概略平面図である。
本実施形態における電子部品試験装置1は、半導体集積回路素子等の被試験電子部品(DUT)を試験する装置であり、図1に示すように、DUTをハンドリングするハンドラ20と、試験の際にDUTに電気的に接触するテストヘッド10と、DUTの試験を実行するテスタ本体5(図32参照)と、を備えている。
本実施形態におけるハンドラ20は、図1に示すように、第1のデバイス移載装置30、第1の間隔変更装置40、プレート移動装置50、押圧装置60、第2の間隔変更装置70、第2のデバイス移載装置80、プレート返送装置90、及びトレイ回送装置95を備えており、1枚のカスタマトレイ100(第1のトレイ)から複数(本例では4枚)のコンタクトプレート110(第2のトレイ)に複数のDUTを一括して移し替え、コンタクトプレート110にDUTを収容した状態で当該DUTをハンドラ20内でハンドリングする。
図1を参照しながら、ハンドラ20でのコンタクトプレート110の取り廻しについて概説すると、先ず、第1のデバイス移載装置30が、1枚のカスタマトレイ100から4枚のコンタクトプレート110に複数のDUTを一括して移載する。
次いで、第1の間隔変更装置40が、コンタクトプレート110間の間隔を広げながら、第1のデバイス移載装置30からプレート移動装置50にコンタクトプレート110に移載する。なお、コンタクトプレート110間の間隔を広げるのは、テストヘッド10上のソケット12(図33参照)の間に、配線等に必要な領域を確保するためである。
次いで、プレート移動装置50は、コンタクトプレート110を押圧装置60に供給し、押圧装置60が、コンタクトプレート110に収容されているDUTをテストヘッド10のソケット12に押し付けて、テスタ本体5がテストヘッド10を介してDUTの試験を実行する。
試験後のコンタクトプレート110を、プレート移動装置50が押圧装置60から払い出し、第2の間隔変更装置70が、コンタクトプレート110間の間隔を狭めながら、プレート移動装置50から第2のデバイス移載装置80にコンタクトプレート110を移載する。次いで、第2のデバイス移載装置80が、コンタクトプレート110からカスタマトレイ100にDUTを移載する。
なお、使用済みのコンタクトプレート110は、プレート返送装置90によって、第2のデバイス移載装置80から第1のデバイス移載装置30に返送される。一方、DUTが空となったカスタマトレイ100は、トレイ回送装置95によって、第1のデバイス移載装置30から第2のデバイス移載装置80に回送される。
ハンドラ20の各部の詳細な構成について説明する前に、先ず、カスタマトレイ100及びコンタクトプレート110の構成について説明する。
図2及び図3は本実施形態におけるカスタマトレイを示す平面図及び側面図、図4は図2のIV-IV線に沿った断面図、図5〜図7は本実施形態におけるコンタクトプレートを示す平面図及び側面図、図8は図5のVIII-VIII線に沿った断面図である。
図2〜図4に示すように、本実施形態におけるカスタマトレイ100は、平板状のトレイ本体101を備えている。このトレイ本体101の主面には、多数(本例では136個)の貫通孔102が形成されている。
多数の貫通孔102は、X方向のピッチがP、Y方向のピッチがPでマトリクス状(本例では8行17列)に配列されている。貫通孔102は、略矩形状の開口102aをそれぞれ有している。
開口102aの四隅の近傍には、略十字形状のリブ103がそれぞれ立設されている。開口102aを包囲する4つのリブ103によって、第1の収容部104が区画されており、この第1の収容部104内にDUTを収容することが可能となっている。また、トレイ本体101の両側面には、デバイス移載装置30,80の第1のアームが係合する係合穴105がそれぞれ形成されている。
一方、本実施形態におけるコンタクトプレート110は、図5〜図8に示すように、短冊状のプレート本体111を備えている。図5に示すように、プレート本体111の一方の側面に凸部116が形成されていると共に、他方の側面に凹部117が形成されている。コンタクトプレート110の凸部116を、他のコンタクトプレート110の凹部117に嵌合させることで、図6に示すように、コンタクトプレート110同士を連結させることが可能となっている。
このプレート本体111の主面には、多数(本例では34個)の貫通孔112が形成されている。これらの貫通孔112は、X方向のピッチがP、Y方向のピッチがPでマトリクス状(本例では2行17列)に配列されている。また、本実施形態では、図6に示すように、コンタクトプレート110同士を連結した場合でも、隣接するコンタクトプレート110の貫通孔112間のピッチがPとなっている。
貫通孔112は、略矩形状の開口112aをそれぞれ有している。この開口112aの四方にはリブ113がそれぞれ立設されている。開口112aを包囲する4つのリブ113によって、第2の収容部114が区画されており、この第2の収容部114内にDUTを収容することが可能となっている。
本実施形態では、カスタマトレイ100における第1の収容部104のX方向のピッチPと、コンタクトプレート110における第2の収容部114のX方向のピッチPとが実質的に同一となっている(P=P)。同様に、カスタマトレイ100における第1の収容部104のY方向のピッチPと、コンタクトプレート110における第2の収容部114のY方向のピッチPとは実質的に同一となっている(P=P)。
従って、本実施形態では、図6に示すように、4枚のコンタクトプレート110を連結することで、第2の収容部114の数が1枚のカスタマトレイ100における第1の収容部104の数と同一になると共に、第1の収容部104と第2の収容部114とが同一の配列となる。そのため、1枚のカスタマトレイ100に4枚のコンタクトプレート110を重ね合わせて反転させることで、カスタマトレイ100とコンタクトプレート110との間で多数(本例では136個)のDUTを同時に移載することが可能となっている。
なお、1枚のカスタマトレイに対応するコンタクトプレートの枚数は特に限定されない。また、M枚のカスタマトレイからN枚のコンタクトプレートにDUTを一括して移し替えてもよい(但し、M及びNは自然数であり、M<Nである)。さらに、カスタマトレイに形成される第1の収容部の数や、コンタクトプレートに形成される第2の収容部の数も特に限定されない。
図7に示すように、プレート本体111の裏面には、後述する補強プレート120のシャフト123が挿入される溝119が形成されている。また。同図に示すように、プレート本体111の両側面には、デバイス移載装置30,80の第2のアームが係合する係合穴115が形成されている。さらに、図5に示すように、プレート本体111の両端近傍には、プレート移動装置50の保持ピンが挿入される挿入孔118が形成されている。
以下に、本実施形態におけるハンドラ20の各部の詳細な構成について説明する。
図9及び図10は本実施形態における第1のデバイス移載装置の側面図及び平面図、図11は図9に示す第1のデバイス移載装置の保持機構を示す斜視図、図12及び図13は本実施形態における補強プレートの平面図及び側面図、図14及び図15は補強プレートにコンタクトプレートを搭載した状態を示す平面図及び側面図である。
ハンドラ20の第1のデバイス移載装置30は、図9及び図10に示すように、カスタマトレイ100とコンタクトプレート110を重ねて保持する保持機構31と、保持機構31を反転させる反転機構36と、反転機構36を昇降させる昇降機構37と、を備えている。なお、本実施形態における保持機構31及び反転機構36が、本発明における反転手段の一例に相当する。
なお、この第1のデバイス移載装置30は、図12〜図15に示す補強プレート120にコンタクトプレート110を搭載した状態で、コンタクトプレート110とカスタマトレイ100を重ね合わせて反転させる。この補強プレート120は、4枚のコンタクトプレート110を搭載することが可能となっており、上下両端にブロック122が設けられ、このブロック122の間にはシャフト123がそれぞれ架け渡されている。このシャフト123は、コンタクトプレート110の裏面に形成された溝119に挿入可能となっている。また、この補強プレート120の両側面には、第1のデバイス移載装置30の第2のアーム33が係合可能な係合穴124が形成されている。なお、後述する第2のデバイス移載装置80でも、この補強プレート120と同様のものが使用される。
第1のデバイス移載装置30の保持機構31は、カスタマトレイ100を把持する第1のアーム32と、この第1のアーム32に実質的に平行に配置され、4枚のコンタクトプレート110と補強プレート120を把持する第2のアーム33と、を備えている。
図9〜図11に示すように、第1のアーム32は、所定間隔を介して対向するように配置された一対のアーム部材321,322を有している。それぞれのアーム部材321,322の内側面からは、カスタマトレイ100の係合穴105に係合可能な把持爪323が突出している。この一対のアーム部材321,322は、2つの第1の開閉用シリンダ34によって、相互に接近/離反することが可能となっており、一対のアーム部材321,322がカスタマトレイ100を間に挟むことで、第1のアーム32によってカスタマトレイ100が把持される。
なお、図9に示すように、カスタマトレイ100が積層された状態で第1のデバイス移載装置30にセットされており、エレベータ39によって最上段のカスタマトレイ100が所定高さに位置するようになっている。第1のアーム32は、この最上段に位置するカスタマトレイ100を把持する。
一方、第2のアーム33も、所定間隔を介して対向するように配置された一対のアーム部材331,332を有している。それぞれのアーム331,332の内側面からは、コンタクトプレート110及び補強プレート120の係合穴115,124に係合可能な把持爪333,334が突出している。この第2のアーム33が有する一対のアーム部材331,332は、2つの第2の開閉用シリンダ35によって、相互に接近/離反することが可能となっている。この第2のアーム33は、支持台38に支持されているコンタクトプレート110及び補強プレート120を、一対のアーム部材331,332で挟み込むことで、4枚のコンタクトアーム110及び補強プレート120を把持する。
第1のデバイス移載装置30の反転機構36は、保持機構31をモータ等によって180度回転させることが可能となっている。また、昇降機構37は、保持機構31及び反転機構36をエアシリンダ等によって昇降させることが可能となっている。
次に、以上に説明した第1のデバイス移載装置30の動作について説明する。図16〜図24は本実施形態における第1のデバイス移載装置の動作を説明するための図である。
先ず、図16に示すように、支持台38に支持されている補強プレート120及びコンタクトプレート110の上方に位置する保持機構31を、昇降装置37が下降させる。
次いで、保持機構31が第2のアーム33によって4枚のコンタクトプレート110と補強プレート120を把持した後、図17に示すように、昇降機構37が保持機構31を上昇させ、反転機構36が保持機構31を180度回転させる。
次いで、図18に示すように、昇降機構37が保持機構31を下降させて、図19及び図20に示すように、カスタマトレイ100の上にコンタクトプレート110を重ね合わせる。
次いで、保持機構31が第1のアーム32によってカスタマトレイ100を把持した後、図21に示すように、昇降機構37が保持機構31を上昇させ、反転機構36が保持機構31を再び180度回転させる。この回転により、図22に示すように、1枚のカスタマトレイ100の第1の収容部104に収容されていた全てのDUTが、4枚のコンタクトプレート110の第2の収容部114に一括して移載される。
次いで、昇降機構37が保持機構31を下降させて支持台38に補強プレート120を載置し、第2のアーム33が補強プレート120とコンタクトプレート110を解放する。
次いで、図23に示すように、昇降機構37が保持機構31を上昇させ、反転機構36が保持機構31を再度180度回転させる。これにより、図24に示すように、コンタクトプレート110の上からカスタマトレイ100が取り外される。
なお、DUTが空となったカスタマトレイ100は、図1に示すように、ピックアンドプレース装置等から構成されるトレイ回送装置95によって、第1のデバイス移載装置30から第2のデバイス移載装置80に回送される。
図25及び図26は本実施形態における第1の間隔変更装置を示す平面図及び側面図、図27及び図28はその第1の間隔変更装置の可動ヘッドを示す側面図及び平面図である。
ハンドラ20の第1の間隔変更装置40は、図25及び図26に示すように、一対のY方向レール41と、可動アーム42と、昇降アクチュエータ43と、可動ヘッド45と、を備えている。
Y方向レール41は、第1のデバイス移載装置30とプレート移動装置50との間にY方向に沿って架け渡されている。このY方向レール41は可動アーム42を支持しており、可動アーム42は、Y方向に移動することが可能となっている。また、可動アーム42には、エアシリンダ等から構成される昇降アクチュエータ43が設けられており、この昇降アクチュエータ43はX方向に移動することが可能となっている。この昇降アクチュエータ43の先端には可動ヘッド45が取り付けられており、可動ヘッド45は、昇降アクチュエータ43によって上下動することが可能となっている。
可動ヘッド45は、図27及び図28に示すように、ベース部材46と、コンタクトプレート110を保持する保持部材47と、保持部材47間の間隔を変更する間隔変更機構48と、ベース部材46と保持部材47とを連結する連結機構49と、を備えている。
ベース部材46は、昇降アクチュエータ43の駆動軸の先端に固定されている。そして、このベース部材46には、間隔変更機構48及び連結機構49を介して4つの保持部材47が取り付けられている。
それぞれの保持部材47は、個々のコンタクトプレート110に対応した短冊形状を有しており、コンタクトプレート110を把持するための把持爪471がその両端に開閉可能に設けられている。
なお、可動ヘッド45が有する保持部材47の数は、上記の数に特に限定されず、例えば、1枚のカスタマトレイ100に対応するコンタクトプレート110の枚数に応じて設定される。
間隔変更機構48は、ベース部材46に設けられたエアシリンダ481と、このエアシリンダ481の駆動軸の先端に固定されたカム板482と、各コンタクトプレート110の上面にそれぞれ設けられたカムフォロア472と、から構成されている。
図28に示すように、カム板482には、4本のカム溝482aが形成されている。これらのカム溝482aのピッチは、相対的に狭い第1のピッチSと、相対的に広い第2のピッチSとの間で連続的に変化している。4本のカム溝482aには、各コンタクトプレート110の上面から突出するカムフォロア472がスライド可能にそれぞれ挿入されている。
従って、エアシリンダ481が駆動軸を伸長させると、図28中においてカムフォロア472がカム溝482a内を相対的に右側にスライドして、カムフォロア472間のピッチが第1のピッチSに狭まる。カムフォロア472間のピッチが第1のピッチSとなっている状態では、保持部材47に保持されているコンタクトプレート110同士が密着している。
一方、エアシリンダ481が駆動軸を短縮させると、図28中においてカムフォロア472が、カム溝482a内を相対的に左側にスライドして、カムフォロア472間のピッチが第2のピッチSに広がる。カムフォロア472間のピッチが第2のピッチSになると、コンタクトプレート110に収容されているDUTの配列がテストヘッド10のソケット12の配列に対応する。
連結機構49は、図27に示すように、ベース部材46から下方に延びる連結部材491と、連結部材491の先端に設けられたリニアガイド492と、から構成されている。リニアガイド492は、連結部材491の先端に固定されたガイドレール493と、それぞれの保持部材47の上面に設けられ、ガイドレール493にX方向に沿ってスライド可能に係合しているスライドブロック473と、から構成されている。この連結機構49によって、間隔変更機構48による保持部材47間の間隔の変更を許容しつつ、保持部材47をベース部材46に連結している。
次に、以上に説明した第1の間隔変更装置40の動作について説明する。図29及び図30は本実施形態における第1の間隔変更装置によるコンタクトプレートの搬送動作を示す平面図、図31は本実施形態における第1の間隔変更装置によるコンタクトプレートのセッティング動作を示す平面図である。
先ず、図25に示すように、可動ヘッド45が第1のデバイス移載装置30の補強プレート120から4枚のコンタクトプレート110を把持すると、昇降アクチュエータ43によって可動ヘッド45が上昇する。
次いで、図29に示すように、可動アーム42がY方向レール41上を移動する。この移動の間、可動ヘッド45の間隔変更機構48は、カムフォロア472間のピッチを第1のピッチSから第2のピッチSに広げることで、保持部材47間の間隔を広げる。図30に示すように、可動ヘッド45がプレート移動装置50の上方に位置したら可動アーム42が停止し、昇降アクチュエータ43が可動ヘッド45を下降させて、4枚のコンタクトアーム110をプレート移動装置50に載置する。この際、間隔変更機構48によってカムフォロア472間のピッチが第2のピッチSに変えられ、保持部材47間の間隔が広がっているので、コンタクトプレート110に収容されているDUTの配列がテストヘッド10のソケット12の配列に対応している。
因みに、図31に示すように、本実施形態の第1の間隔変更装置40は、プレート返送装置90の一部も動作可能範囲に包含している。そのため、この第1の間隔変更装置40は、例えば回転ベルト等から構成されるプレート返送装置90によって、第2のデバイス移載装置80から返送されてきた4枚のコンタクトプレート110を、第1のデバイス移載装置30の補強プレート120の上に移動させることも可能となっている。
図32及び図33は本実施形態におけるプレート移動装置と押圧装置を示す側面図及び平面図である。
ハンドラ20のプレート移動装置50は、図32及び図33に示すように、一対のX方向レール51と、2組の移動体52,55と、を備えている。
一対のX方向レール51は、第1の間隔変更装置40からコンタクトプレート110を受け取る第1の位置L(受渡位置)と、第2の間隔変更装置70へコンタクトプレート110を引き渡す第2の位置L(受渡位置)との間に、所定間隔を空けて実質的に平行に設けられている。このX方向レール51の略中央部分(第2の位置L(対向位置))には押圧装置60が設けられており、この押圧装置60に対向するようにテストヘッド10がハンドラ20内に上方から臨んでいる。
第1の移動体52(第1の移動手段)は、X方向レール51上にX方向に沿ってスライド可能にそれぞれ設けられた一対の保持部材53,54から構成されている。保持部材53,54には、コンタクトプレート110の挿入孔118に挿入可能な保持ピン531,541がそれぞれ4本ずつ立設されている。従って、第1の移動体52は、4枚のコンタクトプレート110を同時に保持することが可能となっている。
第2の移動体55(第2の移動手段)も同様に、X方向レール51上にX方向に沿ってスライド可能にそれぞれ設けられた一対の保持部材56,57から構成されており、保持部材56,57には、コンタクトプレート110の挿入孔118に挿入可能な保持ピン561,571がそれぞれ4本ずつ立設されている。従って、第2の移動体55も、4枚のコンタクトプレート110を同時に保持することが可能となっている。
なお、第1及び第2の移動体52,55が同時に保持可能なコンタクトプレート110の枚数は、上記の数に特に限定されず、例えば、1枚のカスタマトレイ100に対応するコンタクトプレート110の枚数に応じて設定される。
第1の移動体52は、第1の位置Lと第2の位置Lとの間でコンタクトプレート110を移動させる。一方、第2の移動体55は、第2の位置Lと第3の位置Lとの間でコンタクトプレート110を移動させる。また、第1の移動体52と第2の移動体55は、X方向レール51上を相互に独立して移動することが可能となっている。
押圧装置60は、コンタクトプレート110をテストヘッド10に押し付ける押圧プレート61と、押圧プレート61を昇降させるZ方向アクチュエータ62と、を備えている。この押圧装置60は、平面視において一対のX方向レール61の間に配置されており、Z方向アクチュエータ62によって押圧プレート61を上下動させても、押圧プレート61とX方向レール51とが干渉することはない。
テストヘッド10の上部(図32では下部)には、多数(本例では136個)のソケット12が実装されたハイフィックス11(インタフェース装置)が設けられており、多数のソケット12は、4枚のコンタクトプレート110に保持されたDUTに対応するように配列されている。押圧装置60によってコンタクトプレート110がテストヘッド10のハイフィックス11に向かって押し付けられると、DUTの端子HBとソケット12のコンタクトピン13とが電気的に接触する(図37及び図38参照)。
次に、以上に説明したプレート移動装置50及び押圧装置60の動作について説明する。図34〜図41は本実施形態におけるプレート移動装置及び押圧装置の動作を説明するための図である。
先ず、図34に示すように、第1の間隔変更装置40が、X方向レール51上の第1の位置Lに位置する第1の移動体52に、4枚のコンタクトプレート110を載置する。次いで、図35に示すように、第1の移動体52が、第1の位置Lから第2の位置LまでX方向レール51上を移動する。
次いで、図36に示すように、押圧装置60がZ方向アクチュエータ62によって押圧プレート61を上昇させて、押圧プレート61が第1の移動体52から4枚のコンタクトプレート110を受け取り、Z方向アクチュエータ62は押圧プレート61をさらに上昇させる。これにより、図37及び図38に示すように、コンタクトプレート110に収容されているDUTがハイフィックス11のソケット12に押し付けられ、DUTの端子HBとソケット12のコンタクトピン13とが電気的に接触する。この状態で、テスタ本体5(図32参照)がテストヘッド10を介してDUTに対して試験信号を入出力することで、当該DUTの試験が実行させる。
テスタ本体5がDUTの試験を実行している間に、図39に示すように、第1の移動体52が第2の位置Lから第1の位置Lに退避すると共に、第2の移動体55が第3の位置Lから第2の位置Lに移動する。そして、DUTの試験が終了したら、図40に示すように、押圧装置60のZ方向アクチュエータ62が押圧プレート61を下降させ、第2の移動体55が押圧プレート61から試験済みのコンタクトプレート110を受け取る。
次いで、図41に示すように、第2の移動体55は第2の位置Lから第3の位置Lに移動して、第2の間隔変更装置70が第2の移動体55から4枚のコンタクトプレート110を第2のデバイス移載装置80に移載する。
図42は本実施形態における第2の間隔変更装置を示す平面図、図43は本実施形態における第2のデバイス移載装置を示す平面図である。
ハンドラ20の第2の間隔変更装置70は、図42に示すように、上述の第1の間隔変更装置40と同様に、一対のY方向レール71と、Y方向レール71にY方向に沿って移動可能に支持された可動アーム72と、可動アーム72にX方向に沿って移動可能に支持された昇降アクチュエータと、昇降アクチュエータによって昇降可能な可動ヘッド75と、を備えている。
また、可動ヘッド75は、第1の間隔変更装置40の可動ヘッド45と同様に、コンタクトプレート110を保持する保持部材の間隔を変更する間隔変更機構を有しており、コンタクトプレート110をプレート移動装置50から第2のデバイス移載装置80に移動させる間に、コンタクトプレート110間の間隔を狭めることが可能となっている。
因みに、この第2の間隔変更装置70は、プレート返送装置90の一部を動作可能範囲に包含しているため、DUTが空となったコンタクトプレート110を、第2のデバイス移載装置80の補強プレートからプレート返送装置90上に移動させることも可能となっている。
ハンドラ20の第2のデバイス移載装置80は、図43に示すように、上述の第1のデバイス移載装置30と同様に、コンタクトプレート110とカスタマトレイ100とを重ね合わせて反転させる保持機構81と、保持機構81を反転させる反転機構86と、反転機構86を昇降させる昇降機構と、を備えている。
第2の間隔変更装置70は、4枚のコンタクトプレート110間の間隔を狭めながら、プレート移動装置50から第2のデバイス移載装置80にコンタクトプレート110を移載する。そして、第2のデバイス移載装置80は、4枚のコンタクトプレート110にカスタマトレイ100を重ね合わせて反転させることで、4枚のコンタクトプレート110の第2の収容部114に収容されていた全てのDUTを、カスタマトレイ100の第1の収容部104に一括して移し替える。
なお、DUTが空となったカスタマトレイ100は、図1に示すように、トレイ回送装置95によって第1のデバイス移載装置30から第2のデバイス移載装置80に回送される。一方、使用済みのコンタクトプレート110は、プレート返送装置90によって第2のデバイス移載装置80から第1のデバイス移載装置30に返送される。
試験済みのDUTが収容されたカスタマトレイ100は、第2のデバイス移載装置80に積層された状態で格納される。そして、所定数のカスタマトレイ100が格納されたら、ハンドラ20からカスタマトレイ100が取り出されて、例えば分類専用機に投入される。この分類専用機では、電子部品試験装置1のテスタ本体5による試験の結果に応じたカテゴリにDUTが分類される。
以上のように、本実施形態では、少なくとも1枚のカスタマトレイ100と、複数のコンタクトプレート110との間で、複数のDUTを一括して移し替え、そのコンタクトプレート110をハンドラ20内で取り廻す。この短冊状のコンタクトプレート110は、テストヘッド10の近くに搬送するまで間隔を狭めておくことができるので、上述のテストトレイを用いた場合と比較して、電子部品試験装置1の小型化を図ることができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、第1及び第2の間隔変更装置40,70によってコンタクトプレート110間の間隔を変更することに代えて、コンタクトプレート110を第1の位置Lから第2の位置Lに移動させる間に、プレート移動装置50がコンタクトプレート110間の間隔を広げ、コンタクトプレート110を第2の位置Lから第3の位置Lに移動させる間に、プレート移動装置50がコンタクトプレート110間の間隔を狭めてもよい。
20…ハンドラ
30…第1のデバイス移載装置
31…保持機構
36…反転機構
37…昇降機構
40…第1の間隔変更装置
45…可動ヘッド
46…ベース部材
47…保持部材
48…間隔変更機構
49…連結機構
50…プレート移動装置
60…押圧装置
70…第2の間隔変更装置
80…第2のデバイス移載装置
100…カスタマトレイ
101…トレイ本体
104…第1の収容部
110…コンタクトプレート
114…第2の収容部
116…凸部
117…凹部
120…補強プレート

Claims (16)

  1. 少なくとも1つの第1のトレイと、複数の第2のトレイとの間で複数の電子部品を一括して移し替えることを特徴とする電子部品移載装置。
  2. 請求項1記載の電子部品移載装置であって、
    少なくとも1つの前記第1のトレイと複数の前記第2のトレイとを重ね合わせて、実質的に反転させる反転手段を備えていることを特徴とする電子部品移載装置。
  3. 請求項2記載の電子部品移載装置であって、
    前記反転手段は、複数の前記第2のトレイを略同一平面上に並べて保持することを特徴とする電子部品移載装置。
  4. 請求項3記載の電子部品移載装置であって、
    前記第2のトレイの一方の側面には、凸部が形成され、
    前記第2のトレイの他方の側面には、前記凸部に対応する凹部が形成されており、
    前記凸部と前記凹部が嵌合することで、隣接する前記第2のトレイが相互に連結されることを特徴とする電子部品試験装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の電子部品移載装置であって、
    前記第1のトレイは、前記電子部品を収容可能な複数の第1の収容部を有し、
    前記第2のトレイは、前記電子部品を収容可能な複数の第2の収容部を有し、
    前記反転手段は、前記第1の収容部と前記第2の収容部をそれぞれ対向させた状態で、前記第1のトレイと前記第2のトレイを実質的に反転させることを特徴とする電子部品移載装置。
  6. 請求項5記載の電子部品移載装置であって、
    前記第1のトレイにおける前記第1の収容部の一部の配列と、前記第2のトレイにおける前記第2の収容部の全部の配列とは、実質的に同一であることを特徴とする電子部品移載装置。
  7. 請求項5又は6に記載の電子部品移載装置であって、
    前記第1のトレイにおける第1の方向に沿った前記第1の収容部間のピッチは、前記第2のトレイにおける前記第1の方向に沿った前記第2の収容部間のピッチと実質的に同一であり、
    前記第1のトレイにおける第2の方向に沿った前記第1の収容部間のピッチは、前記第2のトレイにおける前記第2の方向に沿った前記第2の収容部間のピッチと実質的に同一であることを特徴とする電子部品移載装置。
  8. 請求項7記載の電子部品移載装置であって、
    前記第1のトレイにおける前記第1の方向に沿った前記第1の収容部の数と、前記第2のトレイにおける前記第1の方向に沿った前記第2の収容部の数と、が実質的に同一であり、
    前記第1のトレイにおける前記第2の方向に沿った前記第1の収容部の数と、前記第2のトレイにおける前記第2の方向に沿った前記第2の収容部の数と、が相違していることを特徴とする電子部品移載装置。
  9. 電子部品をハンドリングする電子部品ハンドリング装置であって、
    請求項1〜8の何れかに記載の電子部品移載装置と、
    複数の前記第2のトレイ間の間隔を第1の間隔又は第2の間隔に変更する間隔変更手段と、を備えていることを特徴とする電子部品ハンドリング装置。
  10. 請求項9記載の電子部品ハンドリング装置であって、
    前記間隔変更手段と前記第2のトレイを受け渡し可能な受渡位置と、前記第2のトレイがテストヘッドのコンタクト部と対向する対向位置と、の間で前記第2のトレイを移動させる移動手段と、
    前記移動手段から前記第2のトレイを受け取って、前記コンタクト部に前記電子部品を押しつける押圧手段と、を備え、
    前記移動手段と前記押圧手段は、前記対向位置で前記第2のトレイを受け渡すことを特徴とする電子部品ハンドリング装置。
  11. 請求項10記載の電子部品ハンドリング装置であって、
    前記第2の間隔は、複数の前記第2のトレイに収容された複数の前記電子部品の配列と、前記テストヘッドにおける前記コンタクト部の配列と、がそれぞれ対応するような間隔であり、
    前記押圧手段は、複数の前記第2のトレイ間の間隔が前記第2の間隔となっている状態で前記電子部品を前記コンタクト部に押し付けることを特徴とする電子部品ハンドリング装置。
  12. 請求項10又は11に記載の電子部品ハンドリング装置であって、
    前記電子部品移載装置は、
    少なくとも1つの前記第1のトレイから複数の前記第2のトレイへ複数の前記電子部品を一括して移し替える第1の電子部品移載装置と、
    複数の前記第2のトレイから少なくとも1つの前記第1のトレイへ複数の前記電子部品を一括して移し替える第2の電子部品移載装置と、を含み、
    前記間隔変更手段は、
    前記第1の電子部品移動載装置から前記第2のトレイを受け取って、複数の前記第2のトレイ間の間隔を前記第1の間隔から前記第2の間隔へ変更する第1の間隔変更手段と、
    複数の前記第2のトレイ間の間隔を前記第2の間隔から前記第1の間隔へ変更して、前記第2の電子部品移載装置へ前記第2のトレイを引き渡す第2の間隔変更手段と、を含み、
    前記移動手段は、
    前記第1の間隔変更手段から前記第2のトレイを受け取って、前記対向位置へ前記第2のトレイを移動させて、前記押圧手段へ前記第2のトレイを引き渡す第1の移動手段と、
    前記対向位置で前記押圧手段から前記第2のトレイを受け取って、前記受渡位置へ前記第2のトレイを移動させて、前記第2の間隔変更手段に前記第2のトレイを引き渡す第2の移動手段と、を含んでいることを特徴とする電子部品ハンドリング装置。
  13. 請求項9〜12の何れかに記載の電子部品ハンドリング装置と、
    テストヘッドと、を備えた電子部品試験装置。
  14. 少なくとも1つの第1トレイと、複数の第2のトレイとの間で、複数の電子部品を一括して移し替えることを特徴とする電子部品移載方法。
  15. 請求項14記載の電子部品移載方法であって、
    少なくとも1つの前記第1のトレイと、複数の前記第2のトレイと、を重ね合わせる工程と、
    少なくとも1つの前記第1のトレイと複数の前記第2のトレイを反転させる工程と、を有していることを特徴とする電子部品移載方法。
  16. 請求項15記載の電子部品移載方法であって、
    前記第1のトレイは、前記電子部品を収容可能な複数の第1の収容部を有し、
    前記第2のトレイは、前記電子部品を収容可能な複数の第2の収容部を有し、
    前記第1の収容部と前記第2の収容部をそれぞれ対向させた状態で、前記第1のトレイと前記第2のトレイを反転させることを特徴とする電子部品移載方法。
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