JPWO2010137181A1 - ボールジョイント - Google Patents
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Abstract
本発明のボールジョイントは、一端にボール部を有するボールスタッドと、ボール部を受け入れるソケットと、ボール部とソケットとの間に介装されボール部を回転自在に支持する弾性変形可能な減摩シートとを有し、ソケット及び減摩シートはボールスタッドのスタッド部が余裕のある嵌合状態にて挿通される開口部を有するボールジョイント。減摩シートの内面には開口部の周縁を横切る方向に延在し開口部の周縁に沿う周方向に交互に配設された複数の台座部及び複数の凹溝が設けられている。各凹溝はその両側の台座部の間に延在する仕切壁により開口部より仕切られている。台座部はボール部と球面接触し、凹溝には潤滑剤が充填されている。
Description
本発明は、ボールジョイントに係り、更に詳細にはボールスタッドのボール部とソケットとの間に弾性変形可能な減摩シートが介装されたボールジョイントに係る。
ボールジョイントは従来種々の構成のものが知られており、二つの部材を相対枢動可能に連結する継手として広く使用されている。ボールジョイントは、一般に、一端にボール部を有するボールスタッドと、ボール部を回転自在に受けるソケットと、ボール部とソケットとの間に介装された減摩シートとを有している。
例えば特開2000−145755号公報には、減摩シートの内面に周方向に延在し且つ周方向に垂直な方向に互いに隔置された複数のグリース溜りと、周方向に垂直な方向に延在し且つ周方向に互いに隔置された複数のグリース溝とを有するボールジョイントが記載されている。
しかし上記公開公報に記載されている如き従来のボールジョイントに於いては、各グリース溜りは頂角が異なる二つの円錐面により形成され、ボールスタッドのボール部は各円錐面に円状に線接触している。そのためボール部がソケットに対し相対的に移動する荷重が作用すると、ボール部に当接する部分に於ける減摩シートの面圧が局部的に高くなり、その部分に於けるボール部と減摩シートとの間にグリースが侵入し難くなる。従って減摩シートが早期に劣化したり、ボール部の回転摩擦トルクが高くなり易いという問題がある。
またソケット及び減摩シートにはボールスタッドのスタッド部が余裕のある嵌合状態にて挿通される開口部が設けられている。ボールスタッドのボール部がソケットに対し相対的に開口部の方向へ移動する荷重が作用すると、減摩シートの開口部側の端部にフローやクリープの如き過大な変形が発生する。そのためボールジョイントの剛性や耐久性が低下し易く、またボール部と減摩シートとの間のグリースが減摩シートの開口部を経て流出し易いという問題がある。
例えば特開2000−145755号公報には、減摩シートの内面に周方向に延在し且つ周方向に垂直な方向に互いに隔置された複数のグリース溜りと、周方向に垂直な方向に延在し且つ周方向に互いに隔置された複数のグリース溝とを有するボールジョイントが記載されている。
しかし上記公開公報に記載されている如き従来のボールジョイントに於いては、各グリース溜りは頂角が異なる二つの円錐面により形成され、ボールスタッドのボール部は各円錐面に円状に線接触している。そのためボール部がソケットに対し相対的に移動する荷重が作用すると、ボール部に当接する部分に於ける減摩シートの面圧が局部的に高くなり、その部分に於けるボール部と減摩シートとの間にグリースが侵入し難くなる。従って減摩シートが早期に劣化したり、ボール部の回転摩擦トルクが高くなり易いという問題がある。
またソケット及び減摩シートにはボールスタッドのスタッド部が余裕のある嵌合状態にて挿通される開口部が設けられている。ボールスタッドのボール部がソケットに対し相対的に開口部の方向へ移動する荷重が作用すると、減摩シートの開口部側の端部にフローやクリープの如き過大な変形が発生する。そのためボールジョイントの剛性や耐久性が低下し易く、またボール部と減摩シートとの間のグリースが減摩シートの開口部を経て流出し易いという問題がある。
本発明の主要な目的は、従来のボールジョイントに於ける上述の如き問題に鑑み、減摩シートの構造を改善することにより、ボール部の回転摩擦トルクが高くなり難く、剛性及び耐久性に優れたボールジョイントを提供することである。
本発明によれば、一端にボール部を有するボールスタッドと、ボール部を受け入れるソケットと、ボール部とソケットとの間に介装されボール部を回転自在に支持する弾性変形可能な減摩シートとを有し、ソケット及び減摩シートはボールスタッドのスタッド部が余裕のある嵌合状態にて挿通される開口部を有するボールジョイントに於いて、減摩シートの内面には開口部の周縁を横切る方向に延在し開口部の周縁に沿う周方向に交互に配設された複数の台座部及び複数の凹溝が設けられており、各凹溝はその両側の台座部の間に延在する仕切壁により開口部より仕切られており、台座部はボール部と球面接触し、凹溝には潤滑剤が充填されていることを特徴とするボールジョイントが提供される。
この構成によれば、複数の台座部及び複数の凹溝が減摩シートの内面に設けられ、各台座部及び各凹溝は開口部の周縁を横切る方向に延在し開口部の周縁に沿う周方向に交互に配設されている。そして各凹溝はその両側の台座部の間に延在する仕切壁により開口部より仕切られている。よってボール部及び減摩シートが台座部及び凹溝を横切る方向へ相対的に移動し、これにより台座部がボール部の表面に押圧された状態にて相対的に変位する場合にも、凹溝内の潤滑剤が開口部を経てボールジョイント外へ流出することを仕切壁によって抑制することができる。従って仕切壁が設けられていない場合に比して、潤滑剤が凹溝内に留まり易くなると共に台座部とボール部との間に進入し易くなる。
また台座部はボール部と球面接触している。従ってボール部が減摩シートと線接触している場合に比して、ボール部がソケットに対し相対的に開口部の方向へ移動する荷重が作用する場合に減摩シートの面圧が局部的に高くなることを抑制することができる。
また仕切壁は各凹溝と開口部とを仕切る位置に設けられている。従って仕切壁が設けられていない場合や仕切壁が他の位置に設けられている場合に比して、ボール部がソケットに対し相対的に開口部の方向へ移動する荷重が作用する場合に於ける減摩シートの開口部側の端部の変形を低減することができる。よってこのことによっても凹溝内の潤滑剤が開口部を経てボールジョイント外へ流出することを抑制することができる。
上記構成に於いて、仕切壁はボール部と接触していてよい。
この構成によれば、仕切壁はボール部と接触しているので、仕切壁がボール部と接触していない場合に比して、凹溝内の潤滑剤が開口部を経てボールジョイント外へ流出することを効果的に抑制することができる。
また上記構成に於いて、ボール部と接触する仕切壁の表面は少なくとも仕切壁の両端の間の主要部に於いて一定の幅を有するようになっていてよい。
この構成によれば、ボール部と仕切壁の表面との間の接触面圧を少なくとも仕切壁の両端の間の主要部に於いて一定にすることができ、従ってボール部と接触する仕切壁の表面の幅が仕切壁の主要部に於いて一定ではない場合に比して、仕切壁の耐久性を向上させることができる。
また上記構成に於いて、仕切壁の表面の幅は凹溝の深さの1倍以上で2倍以下であってよい。
仕切壁の表面の幅が凹溝の深さの1倍未満である場合には、凹溝内の潤滑剤が開口部を経てボールジョイント外へ流出することを効果的に抑制し難くなる。逆に仕切壁の表面の幅が凹溝の深さの2倍を越えると、仕切壁がボール部より圧縮応力を受ける場合の弾性変形量が小さくなり、仕切壁の表面とボール部との間の面圧が高くなって、それらの間に潤滑剤が進入し難くなる。
上記構成によれば、仕切壁の表面の幅は凹溝の深さの1倍以上で2倍以下であるので、仕切壁の表面とボール部との間の面圧が高くなって、それらの間に潤滑剤が進入し難くなることを防止しつつ、凹溝内の潤滑剤が開口部を経てボールジョイント外へ流出することを効果的に抑制することができる。
上記構成に於いて、仕切壁には切欠きが設けられており、切欠きは少なくともボール部がソケット及び減摩シートに対し標準の位置に位置決めされている状況に於いて凹溝と開口部との間に潤滑剤が流動することを許すようになっていてよい。
この構成によれば、少なくともボール部がソケット及び減摩シートに対し標準の位置に位置決めされている状況に於いて、仕切壁に設けられた切欠きを経て凹溝と開口部との間に潤滑剤が流動することができる。従って凹溝と開口部との間に潤滑剤が流動することが阻止される構造の場合に比して、各凹溝内の潤滑剤を適宜に凹溝外へ流出させ、各凹溝内に新しい潤滑剤を適宜に供給することができる。
また上記構成に於いて、切欠きは台座部より隔置された位置に設けられていてよい。
この構成によれば、切欠きが台座部に近接した位置に設けられている場合に比して、各凹溝内にて台座部に近接した領域に位置する潤滑剤が開口部を経てボールジョイント外へ流出する際の移動距離が大きくなる。よってボール部及び減摩シートが台座部及び凹溝を横切る方向へ相対的に移動し、これにより台座部がボール部の表面に押圧された状態にて相対的に変位する場合にも、凹溝内の潤滑剤が開口部を経てボールジョイント外へ流出することを効果的に抑制することができる。
また上記構成に於いて、減摩シートは仕切壁と開口部との間に延長部を有し、延長部は少なくともボール部がソケット及び減摩シートに対し標準の位置に位置決めされている状況に於いてはボール部と接触しないようになっていてよい。
この構成によれば、仕切壁と開口部との間に延長部が設けられていない場合に比して、減摩シートの強度や耐久性を向上させることができる。また延長部は少なくともボール部がソケット及び減摩シートに対し標準の位置に位置決めされている状況に於いてはボール部と接触しない。従ってボール部がソケットに対し相対的に開口部の方向へ移動する荷重が作用する場合にも、減摩シートの開口部側の端部が過大に変形することを防止することができる。
また上記構成に於いて、延長部は開口部の周縁に沿う周方向に環状に延在していてよい。
この構成によれば、延長部が開口部の周縁に沿う周方向に断続的に延在している場合に比して、減摩シートの開口部側の端部の強度を高くし、これにより減摩シートの強度や耐久性を向上させることができる。
また上記構成に於いて、延長部は開口部を郭定していてよい。
この構成によれば、延長部は開口部を郭定しているので、ボール部がソケットに対し相対的に開口部の方向へ移動する荷重が作用する場合にも、減摩シートの開口部が過大に変形することを防止することができる。
また上記構成に於いて、ソケット及び減摩シートは共通の軸線を有し、台座部及び凹溝は軸線を通る平面に沿って延在するよう設けられていてよい。
また上記構成に於いて、複数の台座部及び複数の凹溝は共通の軸線の周りに等間隔に配設されていてよい。
また上記構成に於いて、共通の軸線に沿う同一の位置で見て、凹溝の幅は台座部の幅以下であってよい。
また上記構成に於いて、各仕切壁は凹溝の両側の台座部の開口部側の端部の間に延在していてよい。
また上記構成に於いて、切欠きはボール部と接触する仕切壁の表面に設けられていてよい。
また上記構成に於いて、ソケット及び減摩シートは共通の軸線を有し、台座部及び凹溝は軸線を通る平面に沿って延在するよう設けられていてよい。
本発明によれば、一端にボール部を有するボールスタッドと、ボール部を受け入れるソケットと、ボール部とソケットとの間に介装されボール部を回転自在に支持する弾性変形可能な減摩シートとを有し、ソケット及び減摩シートはボールスタッドのスタッド部が余裕のある嵌合状態にて挿通される開口部を有するボールジョイントに於いて、減摩シートの内面には開口部の周縁を横切る方向に延在し開口部の周縁に沿う周方向に交互に配設された複数の台座部及び複数の凹溝が設けられており、各凹溝はその両側の台座部の間に延在する仕切壁により開口部より仕切られており、台座部はボール部と球面接触し、凹溝には潤滑剤が充填されていることを特徴とするボールジョイントが提供される。
この構成によれば、複数の台座部及び複数の凹溝が減摩シートの内面に設けられ、各台座部及び各凹溝は開口部の周縁を横切る方向に延在し開口部の周縁に沿う周方向に交互に配設されている。そして各凹溝はその両側の台座部の間に延在する仕切壁により開口部より仕切られている。よってボール部及び減摩シートが台座部及び凹溝を横切る方向へ相対的に移動し、これにより台座部がボール部の表面に押圧された状態にて相対的に変位する場合にも、凹溝内の潤滑剤が開口部を経てボールジョイント外へ流出することを仕切壁によって抑制することができる。従って仕切壁が設けられていない場合に比して、潤滑剤が凹溝内に留まり易くなると共に台座部とボール部との間に進入し易くなる。
また台座部はボール部と球面接触している。従ってボール部が減摩シートと線接触している場合に比して、ボール部がソケットに対し相対的に開口部の方向へ移動する荷重が作用する場合に減摩シートの面圧が局部的に高くなることを抑制することができる。
また仕切壁は各凹溝と開口部とを仕切る位置に設けられている。従って仕切壁が設けられていない場合や仕切壁が他の位置に設けられている場合に比して、ボール部がソケットに対し相対的に開口部の方向へ移動する荷重が作用する場合に於ける減摩シートの開口部側の端部の変形を低減することができる。よってこのことによっても凹溝内の潤滑剤が開口部を経てボールジョイント外へ流出することを抑制することができる。
上記構成に於いて、仕切壁はボール部と接触していてよい。
この構成によれば、仕切壁はボール部と接触しているので、仕切壁がボール部と接触していない場合に比して、凹溝内の潤滑剤が開口部を経てボールジョイント外へ流出することを効果的に抑制することができる。
また上記構成に於いて、ボール部と接触する仕切壁の表面は少なくとも仕切壁の両端の間の主要部に於いて一定の幅を有するようになっていてよい。
この構成によれば、ボール部と仕切壁の表面との間の接触面圧を少なくとも仕切壁の両端の間の主要部に於いて一定にすることができ、従ってボール部と接触する仕切壁の表面の幅が仕切壁の主要部に於いて一定ではない場合に比して、仕切壁の耐久性を向上させることができる。
また上記構成に於いて、仕切壁の表面の幅は凹溝の深さの1倍以上で2倍以下であってよい。
仕切壁の表面の幅が凹溝の深さの1倍未満である場合には、凹溝内の潤滑剤が開口部を経てボールジョイント外へ流出することを効果的に抑制し難くなる。逆に仕切壁の表面の幅が凹溝の深さの2倍を越えると、仕切壁がボール部より圧縮応力を受ける場合の弾性変形量が小さくなり、仕切壁の表面とボール部との間の面圧が高くなって、それらの間に潤滑剤が進入し難くなる。
上記構成によれば、仕切壁の表面の幅は凹溝の深さの1倍以上で2倍以下であるので、仕切壁の表面とボール部との間の面圧が高くなって、それらの間に潤滑剤が進入し難くなることを防止しつつ、凹溝内の潤滑剤が開口部を経てボールジョイント外へ流出することを効果的に抑制することができる。
上記構成に於いて、仕切壁には切欠きが設けられており、切欠きは少なくともボール部がソケット及び減摩シートに対し標準の位置に位置決めされている状況に於いて凹溝と開口部との間に潤滑剤が流動することを許すようになっていてよい。
この構成によれば、少なくともボール部がソケット及び減摩シートに対し標準の位置に位置決めされている状況に於いて、仕切壁に設けられた切欠きを経て凹溝と開口部との間に潤滑剤が流動することができる。従って凹溝と開口部との間に潤滑剤が流動することが阻止される構造の場合に比して、各凹溝内の潤滑剤を適宜に凹溝外へ流出させ、各凹溝内に新しい潤滑剤を適宜に供給することができる。
また上記構成に於いて、切欠きは台座部より隔置された位置に設けられていてよい。
この構成によれば、切欠きが台座部に近接した位置に設けられている場合に比して、各凹溝内にて台座部に近接した領域に位置する潤滑剤が開口部を経てボールジョイント外へ流出する際の移動距離が大きくなる。よってボール部及び減摩シートが台座部及び凹溝を横切る方向へ相対的に移動し、これにより台座部がボール部の表面に押圧された状態にて相対的に変位する場合にも、凹溝内の潤滑剤が開口部を経てボールジョイント外へ流出することを効果的に抑制することができる。
また上記構成に於いて、減摩シートは仕切壁と開口部との間に延長部を有し、延長部は少なくともボール部がソケット及び減摩シートに対し標準の位置に位置決めされている状況に於いてはボール部と接触しないようになっていてよい。
この構成によれば、仕切壁と開口部との間に延長部が設けられていない場合に比して、減摩シートの強度や耐久性を向上させることができる。また延長部は少なくともボール部がソケット及び減摩シートに対し標準の位置に位置決めされている状況に於いてはボール部と接触しない。従ってボール部がソケットに対し相対的に開口部の方向へ移動する荷重が作用する場合にも、減摩シートの開口部側の端部が過大に変形することを防止することができる。
また上記構成に於いて、延長部は開口部の周縁に沿う周方向に環状に延在していてよい。
この構成によれば、延長部が開口部の周縁に沿う周方向に断続的に延在している場合に比して、減摩シートの開口部側の端部の強度を高くし、これにより減摩シートの強度や耐久性を向上させることができる。
また上記構成に於いて、延長部は開口部を郭定していてよい。
この構成によれば、延長部は開口部を郭定しているので、ボール部がソケットに対し相対的に開口部の方向へ移動する荷重が作用する場合にも、減摩シートの開口部が過大に変形することを防止することができる。
また上記構成に於いて、ソケット及び減摩シートは共通の軸線を有し、台座部及び凹溝は軸線を通る平面に沿って延在するよう設けられていてよい。
また上記構成に於いて、複数の台座部及び複数の凹溝は共通の軸線の周りに等間隔に配設されていてよい。
また上記構成に於いて、共通の軸線に沿う同一の位置で見て、凹溝の幅は台座部の幅以下であってよい。
また上記構成に於いて、各仕切壁は凹溝の両側の台座部の開口部側の端部の間に延在していてよい。
また上記構成に於いて、切欠きはボール部と接触する仕切壁の表面に設けられていてよい。
また上記構成に於いて、ソケット及び減摩シートは共通の軸線を有し、台座部及び凹溝は軸線を通る平面に沿って延在するよう設けられていてよい。
図1は本発明によるボールジョイントの一つの実施形態をソケットの軸線を通る切断面にて切断して示す部分縦断面図である。
図2は図1に示された減摩シートを示す平面図である。
図3は減摩シートの一部を拡大して示す拡大部分平面図である。
図4は図3の線IV−IVに沿う拡大部分断面図である。
図5は図3の線V−Vに沿う拡大部分断面図である。
図6は図3の線VI−VIに沿う拡大部分断面図である。
図2は図1に示された減摩シートを示す平面図である。
図3は減摩シートの一部を拡大して示す拡大部分平面図である。
図4は図3の線IV−IVに沿う拡大部分断面図である。
図5は図3の線V−Vに沿う拡大部分断面図である。
図6は図3の線VI−VIに沿う拡大部分断面図である。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は本発明によるボールジョイントの一つの実施形態をソケットの軸線を通る切断面にて切断して示す部分縦断面図である。
図1に於いて、符号10はボールジョイントを全体的に示している。ボールジョイント10は一端に球状のボール部12を有するボールスタッド14と、ボール部12を回転自在に受ける筒状のソケット16と、ボール部12とソケット16との間に圧縮状態にて介装された弾性変形可能な筒状の減摩シート18とを有している。減摩シート18はソケット16に嵌合し、減摩シート18の外面はソケット16の内面に密に当接している。ボールスタッド14及びソケット16は当技術分野に於いて公知の種々の金属にて形成されていてよく、減摩シート18は好ましくは耐摩耗性や耐圧性に優れた任意の樹脂にて形成されていてよい。
ボールスタッド14は軸線20を有し、ボール部12の中心Oは軸線20上に位置している。ソケット16及び減摩シート18は共通の軸線22を有し、ボール部12がソケット16及び減摩シート18に対し標準の位置に位置決めされている状況に於いて、ボール部12の中心Oは軸線22上に位置する。換言すれば、ボール部12の中心Oは軸線20及び22が交差する状況にあるときのそれらの交点である。ボール部12はボールスタッド14が中心Oの周りにソケット16に対し相対的に枢動し得るよう減摩シート18を介してソケット16により回転自在に支持されている。
ソケット16及び減摩シート18はそれぞれ一端に開口部16X及び18Xを有している。ボールスタッド14の棒状部分14Aは余裕のある嵌合状態にてソケット16及び減摩シート18に挿通され、開口部16X及び18Xを貫通してソケット16及び減摩シート18の外部へ延在している。開口部16X及び18Xの周縁は軸線22を中心とする円形をなし、開口部16X及び18Xの周縁は軸線22に垂直な平面に沿って延在している。開口部18Xの周縁は開口部16Xの周縁よりもボール部12の中心Oの側に位置し、開口部16Xの周縁よりも大きい直径を有している。
図には示されていないがソケット16の他端、即ち開口部16Xとは軸線22に沿う反対側の端部にはキャップが固定されている。キャップはソケット16の他端を塞いでおり、キャップとボール部12との間には減摩シート18とは別の減摩部材が介装されている。尚ソケット16の他端側のボールジョイント10の構造は本発明の要旨をなすものではなく、従って当技術分野に於いて公知の任意の構造であってよい。また図には示されていないがソケット16内にてキャップとボール部12との間にはグリース溜りが形成され、該グリース溜りには潤滑剤としてのグリースが封入されている。
減摩シート18は軸線22に沿って延在する円筒部18Aと、円筒部18Aの一端と一体をなす球殻部18Bとを有している。図2に示されている如く、減摩シート18の内面には複数の凹溝24が設けられている。各凹溝24はグリース溜りと連通しており、各凹溝24にはグリース溜りよりグリースが供給されるようになっている。また各凹溝24は減摩シート18の軸線22を通る複数の仮想の平面に沿って延在し、軸線22の周りの周方向に互いに均等に隔置されている。更に各凹溝24は軸線22へ向けて、即ち径方向内方へ向けて開いたU形又はコの字形の横断面形状を有し、互いに実質的に同一の大きさを有している。
尚各凹溝24は減摩シート18の全長に亘り延在していてもよいが、図示の実施形態に於いては球殻部18B及び円筒部18Aの球殻部18Bに隣接する部分に一定の断面形状及び大きさにて設けられている。また図示の実施形態に於いては減摩シート18の球殼部18Bの厚さは円筒部18Aより離れるにつれて漸次僅かに大きくなるよう設定されているが、球殻部18Bの厚さは全体に亘り一定であってもよい。
各凹溝24の間の部分は台座部26を郭定しており、台座部26の内面は球面状をなしている。ボール部12がソケット16及び減摩シート18に対し標準の位置に位置決めされているときには、即ちボール部12の中心Oがソケット16及び球殻部18Bの中心に位置しているときには、台座部26の内面はボール部12に球面接触するようになっている。
各凹溝24はその両側の台座部26を接続する仕切壁28により開口部18Xより仕切られている。各仕切壁28は二つの台座部26の開口部18X側の端部の間に延在し、これにより各凹溝24の開口部18X側の端部を郭定している。また各仕切壁28はその両端の間の主要部に於いて実質的に一定の幅を有し、各仕切壁28の内面はボール部12と接触している。この場合の接触は台座部26と同様球面接触であることが好ましい。
仕切壁28の表面の幅が凹溝24の深さの1倍未満である場合には、凹溝内のグリースが開口部を経てボールジョイント10外へ流出することを効果的に抑制し難くなる。逆に仕切壁28の表面の幅が凹溝24の深さの2倍を越えると、仕切壁がボール部12より圧縮応力を受ける場合の弾性変形量が小さくなり、仕切壁の表面とボール部との間の面圧が高くなって、それらの間にグリースが進入し難くなる。よって各仕切壁28の内面の幅は凹溝24の深さの1倍以上で2倍以下であることが好ましい。
各仕切壁28の内面には切欠き30が設けられており、各切欠き30は凹溝24と開口部18X側の空間とを接続している。切欠き30は各仕切壁28の中央部に位置し、これにより両側の台座部26より等距離の位置に位置している。図示の実施形態に於いては、切欠き30は各仕切壁28の幅以下の幅を有し、各仕切壁28の高さ、換言すれば凹溝24の深さと同一の深さを有している。
各仕切壁28と開口部18Xとの間には延長部32が設けられており、延長部32は軸線22の周りに環状に延在している。延長部32は凹溝24及び切欠き30の部分と実質的に同一の厚さを有している。従ってボール部12がソケット16に対し相対的に応力を受けても、ボール部12が延長部32に当接することがないようになっている。
上述の如く構成された実施形態によれば、各凹溝24はその両側の台座部26を接続する仕切壁28により開口部18Xより仕切られているので、各凹溝24が仕切壁28によって開口部18Xより仕切られていない場合に比して、グリースが凹溝24に滞留し易い。
従ってボール部12の表面が凹溝24及び台座部26に対し相対的にそれらを横切る方向へ移動し、これにより台座部26がボール部12の表面に押圧された状態にて相対的に変位する場合にも、凹溝24内のグリースが開口部18Xを経てボールジョイント10外へ流出することを効果的に抑制することができる。よって仕切壁28が設けられていない場合に比して、凹溝24内のグリースが台座部26とボール部12との間に進入し易くなり、ボール部12と減摩シート18との間を長期間に亘り良好に潤滑させ、ボール部12の回転摩擦トルクが高くなることを抑制することができる。
また台座部26はボール部12と球面接触し、仕切壁28もボール部12と接触している。従ってボール部12が減摩シート18と線接触している場合に比して、ボール部12がソケット16に対し相対的に開口部16X、18Xの方向へ移動する荷重が作用する場合に減摩シート18の面圧が局部的に高くなることを抑制することができる。
また仕切壁28は各凹溝24の開口部18Xの側の端部を郭定する位置に設けられ、ボール部12と接触している。従って仕切壁28が設けられていない場合に比して、ボール部12がソケット16に対し相対的に開口部16X、18Xの方向へ移動する荷重が作用する場合に於ける減摩シート18の開口部側の端部の変形を低減することができる。よってこのことによっても凹溝内の潤滑剤が開口部を経てボールジョイント外へ流出することを抑制することができる。
またボール部12と接触する仕切壁28の表面は仕切壁の両端の間の主要部に於いて一定の幅を有している。従ってボール部12と仕切壁28の表面との間の接触面圧を仕切壁の主要部に於いて一定にすることができ、よってボール部12と接触する仕切壁28の表面の幅が一定ではない場合に比して、仕切壁の耐久性を向上させることができる。
また仕切壁28の表面の幅は凹溝24の深さの1倍以上で2倍以下である。よって仕切壁28の表面とボール部12との間の面圧が高くなって、それらの間にグリースが進入し難くなることを防止しつつ、凹溝内のグリースが開口部16X、18Xを経てボールジョイント10外へ流出することを効果的に抑制することができる。
また仕切壁28には切欠き30が設けられており、切欠き30は凹溝24と開口部18Xの側の空間とを接続している。従ってグリースが切欠き30を経て凹溝24と開口部18Xの側の空間との間に流動することができる。よってグリースが凹溝24と開口部18Xの側の空間との間に流動することが阻止される構造の場合に比して、各凹溝内のグリースを適宜に凹溝外へ流出させ、各凹溝内に新しいグリースを適宜に供給することができる。
特に切欠き30は仕切壁28の中央部に位置し、両側の台座部26より等距離隔置されている。従って切欠き30が台座部26に近接した位置に設けられている場合に比して、各凹溝24内にて台座部26に近接した領域に位置するグリースが切欠き30を経て開口部18Xへ流出する際の移動距離が大きくなる。よってボール部12及び減摩シート18が台座部26及び凹溝24を横切る方向へ相対的に移動し、これにより台座部がボール部の表面に押圧された状態にて相対的に変位する場合にも、凹溝内の潤滑剤が開口部を経てボールジョイント外へ流出することを効果的に抑制することができる。
また減摩シート18は仕切壁28と開口部18Xとの間に延長部32を有し、延長部はボール部と接触しないようになっている。従って仕切壁28と開口部18Xとの間に延長部32が設けられていない場合に比して、減摩シート18の強度や耐久性を向上させることができる。また延長部32はボール部12と接触しないので、ボール部12がソケット16に対し相対的に開口部の方向へ移動する荷重が作用する場合にも、減摩シートの開口部側の端部が過大に変形することを防止することができる。
また延長部32は開口部18Xの周縁に沿う周方向に環状に延在している。従って延長部が開口部の周縁に沿う周方向に断続的にしか延在していない場合に比して、減摩シート18の開口部18Xの側の端部の強度を高くし、これにより減摩シートの強度や耐久性を向上させることができる。
また延長部32は開口部18Xを郭定しているので、ボール部12がソケット16に対し相対的に開口部の方向へ移動する荷重が作用する場合にも、減摩シートの開口部が過大に変形することを防止することができる。
以上に於いては本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
例えば上述の実施形態に於いては、凹溝24及び台座部26はそれぞれ12設けられているが、凹溝24及び台座部26の数は12に限定されるものではなく、他の数であってもよい。また凹溝24及び台座部26はそれぞれ軸線22の周りの15°の範囲にあるが、凹溝24及び台座部26の範囲も15°に限定されるものではなく、互いに異なる範囲に設けられていてもよい。その場合例えば凹溝24は10°の範囲、台座部26は20°の範囲の如く、凹溝24の範囲は台座部26の範囲以下であることが好ましい。
また上述の実施形態に於いては、凹溝24及び台座部26は軸線22に沿って設けられ、凹溝24の開口部18Xの周方向に対し垂直に延在している。しかし凹溝24及び台座部26は凹溝24の開口部18Xの周方向を横切る方向に延在している限り、軸線22に対し傾斜して延在していてもよい。
また上述の実施形態に於いては、仕切壁28の表面は仕切壁の両端の間の主要部に於いて一定の幅を有しているが、仕切壁28の表面の幅は一定でなくてもよく、例えば台座部26に近付くにつれて漸次大きくなっていてよい。また仕切壁28の表面はその全長に亘りボール部12と接触しているが、仕切壁28の表面の少なくとも一部がボール部12と接触していなくてもよい。また仕切壁28の表面の幅も凹溝24の深さの1倍以上で2倍以下の範囲外の寸法に設定されてもよい。
また上述の実施形態に於いては、切欠き30が仕切壁28の中央部に設けられているが、切欠き30は省略されてもよく、仕切壁28の中央部以外の位置に設けられてもよい。また切欠き30は仕切壁28の幅以下の幅を有し、各仕切壁28の高さ、換言すれば凹溝24の深さと同一の深さを有しているが、切欠き30の幅や深さもこれに限定されるものではない。
更に上述の実施形態に於いては、減摩シート18は仕切壁28と開口部18Xとの間に延長部32を有し、延長部は開口部18Xの周縁に沿う周方向に環状に延在し、ボール部と接触しないようになっている。しかし延長部32は省略されてもよく、開口部18Xの周縁に沿う周方向に断続的に延在していてもよく、部分的にボール部と接触するようになっていてもよい。
図1は本発明によるボールジョイントの一つの実施形態をソケットの軸線を通る切断面にて切断して示す部分縦断面図である。
図1に於いて、符号10はボールジョイントを全体的に示している。ボールジョイント10は一端に球状のボール部12を有するボールスタッド14と、ボール部12を回転自在に受ける筒状のソケット16と、ボール部12とソケット16との間に圧縮状態にて介装された弾性変形可能な筒状の減摩シート18とを有している。減摩シート18はソケット16に嵌合し、減摩シート18の外面はソケット16の内面に密に当接している。ボールスタッド14及びソケット16は当技術分野に於いて公知の種々の金属にて形成されていてよく、減摩シート18は好ましくは耐摩耗性や耐圧性に優れた任意の樹脂にて形成されていてよい。
ボールスタッド14は軸線20を有し、ボール部12の中心Oは軸線20上に位置している。ソケット16及び減摩シート18は共通の軸線22を有し、ボール部12がソケット16及び減摩シート18に対し標準の位置に位置決めされている状況に於いて、ボール部12の中心Oは軸線22上に位置する。換言すれば、ボール部12の中心Oは軸線20及び22が交差する状況にあるときのそれらの交点である。ボール部12はボールスタッド14が中心Oの周りにソケット16に対し相対的に枢動し得るよう減摩シート18を介してソケット16により回転自在に支持されている。
ソケット16及び減摩シート18はそれぞれ一端に開口部16X及び18Xを有している。ボールスタッド14の棒状部分14Aは余裕のある嵌合状態にてソケット16及び減摩シート18に挿通され、開口部16X及び18Xを貫通してソケット16及び減摩シート18の外部へ延在している。開口部16X及び18Xの周縁は軸線22を中心とする円形をなし、開口部16X及び18Xの周縁は軸線22に垂直な平面に沿って延在している。開口部18Xの周縁は開口部16Xの周縁よりもボール部12の中心Oの側に位置し、開口部16Xの周縁よりも大きい直径を有している。
図には示されていないがソケット16の他端、即ち開口部16Xとは軸線22に沿う反対側の端部にはキャップが固定されている。キャップはソケット16の他端を塞いでおり、キャップとボール部12との間には減摩シート18とは別の減摩部材が介装されている。尚ソケット16の他端側のボールジョイント10の構造は本発明の要旨をなすものではなく、従って当技術分野に於いて公知の任意の構造であってよい。また図には示されていないがソケット16内にてキャップとボール部12との間にはグリース溜りが形成され、該グリース溜りには潤滑剤としてのグリースが封入されている。
減摩シート18は軸線22に沿って延在する円筒部18Aと、円筒部18Aの一端と一体をなす球殻部18Bとを有している。図2に示されている如く、減摩シート18の内面には複数の凹溝24が設けられている。各凹溝24はグリース溜りと連通しており、各凹溝24にはグリース溜りよりグリースが供給されるようになっている。また各凹溝24は減摩シート18の軸線22を通る複数の仮想の平面に沿って延在し、軸線22の周りの周方向に互いに均等に隔置されている。更に各凹溝24は軸線22へ向けて、即ち径方向内方へ向けて開いたU形又はコの字形の横断面形状を有し、互いに実質的に同一の大きさを有している。
尚各凹溝24は減摩シート18の全長に亘り延在していてもよいが、図示の実施形態に於いては球殻部18B及び円筒部18Aの球殻部18Bに隣接する部分に一定の断面形状及び大きさにて設けられている。また図示の実施形態に於いては減摩シート18の球殼部18Bの厚さは円筒部18Aより離れるにつれて漸次僅かに大きくなるよう設定されているが、球殻部18Bの厚さは全体に亘り一定であってもよい。
各凹溝24の間の部分は台座部26を郭定しており、台座部26の内面は球面状をなしている。ボール部12がソケット16及び減摩シート18に対し標準の位置に位置決めされているときには、即ちボール部12の中心Oがソケット16及び球殻部18Bの中心に位置しているときには、台座部26の内面はボール部12に球面接触するようになっている。
各凹溝24はその両側の台座部26を接続する仕切壁28により開口部18Xより仕切られている。各仕切壁28は二つの台座部26の開口部18X側の端部の間に延在し、これにより各凹溝24の開口部18X側の端部を郭定している。また各仕切壁28はその両端の間の主要部に於いて実質的に一定の幅を有し、各仕切壁28の内面はボール部12と接触している。この場合の接触は台座部26と同様球面接触であることが好ましい。
仕切壁28の表面の幅が凹溝24の深さの1倍未満である場合には、凹溝内のグリースが開口部を経てボールジョイント10外へ流出することを効果的に抑制し難くなる。逆に仕切壁28の表面の幅が凹溝24の深さの2倍を越えると、仕切壁がボール部12より圧縮応力を受ける場合の弾性変形量が小さくなり、仕切壁の表面とボール部との間の面圧が高くなって、それらの間にグリースが進入し難くなる。よって各仕切壁28の内面の幅は凹溝24の深さの1倍以上で2倍以下であることが好ましい。
各仕切壁28の内面には切欠き30が設けられており、各切欠き30は凹溝24と開口部18X側の空間とを接続している。切欠き30は各仕切壁28の中央部に位置し、これにより両側の台座部26より等距離の位置に位置している。図示の実施形態に於いては、切欠き30は各仕切壁28の幅以下の幅を有し、各仕切壁28の高さ、換言すれば凹溝24の深さと同一の深さを有している。
各仕切壁28と開口部18Xとの間には延長部32が設けられており、延長部32は軸線22の周りに環状に延在している。延長部32は凹溝24及び切欠き30の部分と実質的に同一の厚さを有している。従ってボール部12がソケット16に対し相対的に応力を受けても、ボール部12が延長部32に当接することがないようになっている。
上述の如く構成された実施形態によれば、各凹溝24はその両側の台座部26を接続する仕切壁28により開口部18Xより仕切られているので、各凹溝24が仕切壁28によって開口部18Xより仕切られていない場合に比して、グリースが凹溝24に滞留し易い。
従ってボール部12の表面が凹溝24及び台座部26に対し相対的にそれらを横切る方向へ移動し、これにより台座部26がボール部12の表面に押圧された状態にて相対的に変位する場合にも、凹溝24内のグリースが開口部18Xを経てボールジョイント10外へ流出することを効果的に抑制することができる。よって仕切壁28が設けられていない場合に比して、凹溝24内のグリースが台座部26とボール部12との間に進入し易くなり、ボール部12と減摩シート18との間を長期間に亘り良好に潤滑させ、ボール部12の回転摩擦トルクが高くなることを抑制することができる。
また台座部26はボール部12と球面接触し、仕切壁28もボール部12と接触している。従ってボール部12が減摩シート18と線接触している場合に比して、ボール部12がソケット16に対し相対的に開口部16X、18Xの方向へ移動する荷重が作用する場合に減摩シート18の面圧が局部的に高くなることを抑制することができる。
また仕切壁28は各凹溝24の開口部18Xの側の端部を郭定する位置に設けられ、ボール部12と接触している。従って仕切壁28が設けられていない場合に比して、ボール部12がソケット16に対し相対的に開口部16X、18Xの方向へ移動する荷重が作用する場合に於ける減摩シート18の開口部側の端部の変形を低減することができる。よってこのことによっても凹溝内の潤滑剤が開口部を経てボールジョイント外へ流出することを抑制することができる。
またボール部12と接触する仕切壁28の表面は仕切壁の両端の間の主要部に於いて一定の幅を有している。従ってボール部12と仕切壁28の表面との間の接触面圧を仕切壁の主要部に於いて一定にすることができ、よってボール部12と接触する仕切壁28の表面の幅が一定ではない場合に比して、仕切壁の耐久性を向上させることができる。
また仕切壁28の表面の幅は凹溝24の深さの1倍以上で2倍以下である。よって仕切壁28の表面とボール部12との間の面圧が高くなって、それらの間にグリースが進入し難くなることを防止しつつ、凹溝内のグリースが開口部16X、18Xを経てボールジョイント10外へ流出することを効果的に抑制することができる。
また仕切壁28には切欠き30が設けられており、切欠き30は凹溝24と開口部18Xの側の空間とを接続している。従ってグリースが切欠き30を経て凹溝24と開口部18Xの側の空間との間に流動することができる。よってグリースが凹溝24と開口部18Xの側の空間との間に流動することが阻止される構造の場合に比して、各凹溝内のグリースを適宜に凹溝外へ流出させ、各凹溝内に新しいグリースを適宜に供給することができる。
特に切欠き30は仕切壁28の中央部に位置し、両側の台座部26より等距離隔置されている。従って切欠き30が台座部26に近接した位置に設けられている場合に比して、各凹溝24内にて台座部26に近接した領域に位置するグリースが切欠き30を経て開口部18Xへ流出する際の移動距離が大きくなる。よってボール部12及び減摩シート18が台座部26及び凹溝24を横切る方向へ相対的に移動し、これにより台座部がボール部の表面に押圧された状態にて相対的に変位する場合にも、凹溝内の潤滑剤が開口部を経てボールジョイント外へ流出することを効果的に抑制することができる。
また減摩シート18は仕切壁28と開口部18Xとの間に延長部32を有し、延長部はボール部と接触しないようになっている。従って仕切壁28と開口部18Xとの間に延長部32が設けられていない場合に比して、減摩シート18の強度や耐久性を向上させることができる。また延長部32はボール部12と接触しないので、ボール部12がソケット16に対し相対的に開口部の方向へ移動する荷重が作用する場合にも、減摩シートの開口部側の端部が過大に変形することを防止することができる。
また延長部32は開口部18Xの周縁に沿う周方向に環状に延在している。従って延長部が開口部の周縁に沿う周方向に断続的にしか延在していない場合に比して、減摩シート18の開口部18Xの側の端部の強度を高くし、これにより減摩シートの強度や耐久性を向上させることができる。
また延長部32は開口部18Xを郭定しているので、ボール部12がソケット16に対し相対的に開口部の方向へ移動する荷重が作用する場合にも、減摩シートの開口部が過大に変形することを防止することができる。
以上に於いては本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
例えば上述の実施形態に於いては、凹溝24及び台座部26はそれぞれ12設けられているが、凹溝24及び台座部26の数は12に限定されるものではなく、他の数であってもよい。また凹溝24及び台座部26はそれぞれ軸線22の周りの15°の範囲にあるが、凹溝24及び台座部26の範囲も15°に限定されるものではなく、互いに異なる範囲に設けられていてもよい。その場合例えば凹溝24は10°の範囲、台座部26は20°の範囲の如く、凹溝24の範囲は台座部26の範囲以下であることが好ましい。
また上述の実施形態に於いては、凹溝24及び台座部26は軸線22に沿って設けられ、凹溝24の開口部18Xの周方向に対し垂直に延在している。しかし凹溝24及び台座部26は凹溝24の開口部18Xの周方向を横切る方向に延在している限り、軸線22に対し傾斜して延在していてもよい。
また上述の実施形態に於いては、仕切壁28の表面は仕切壁の両端の間の主要部に於いて一定の幅を有しているが、仕切壁28の表面の幅は一定でなくてもよく、例えば台座部26に近付くにつれて漸次大きくなっていてよい。また仕切壁28の表面はその全長に亘りボール部12と接触しているが、仕切壁28の表面の少なくとも一部がボール部12と接触していなくてもよい。また仕切壁28の表面の幅も凹溝24の深さの1倍以上で2倍以下の範囲外の寸法に設定されてもよい。
また上述の実施形態に於いては、切欠き30が仕切壁28の中央部に設けられているが、切欠き30は省略されてもよく、仕切壁28の中央部以外の位置に設けられてもよい。また切欠き30は仕切壁28の幅以下の幅を有し、各仕切壁28の高さ、換言すれば凹溝24の深さと同一の深さを有しているが、切欠き30の幅や深さもこれに限定されるものではない。
更に上述の実施形態に於いては、減摩シート18は仕切壁28と開口部18Xとの間に延長部32を有し、延長部は開口部18Xの周縁に沿う周方向に環状に延在し、ボール部と接触しないようになっている。しかし延長部32は省略されてもよく、開口部18Xの周縁に沿う周方向に断続的に延在していてもよく、部分的にボール部と接触するようになっていてもよい。
Claims (9)
- 一端にボール部を有するボールスタッドと、前記ボール部を受け入れるソケットと、前記ボール部と前記ソケットとの間に介装され前記ボール部を回転自在に支持する弾性変形可能な減摩シートとを有し、前記ソケット及び前記減摩シートは前記ボールスタッドのスタッド部が余裕のある嵌合状態にて挿通される開口部を有するボールジョイントに於いて、前記減摩シートの内面には前記開口部の周縁を横切る方向に延在し前記開口部の周縁に沿う周方向に交互に配設された複数の台座部及び複数の凹溝が設けられており、各凹溝はその両側の前記台座部の間に延在する仕切壁により前記開口部より仕切られており、前記台座部は前記ボール部と球面接触し、前記凹溝には潤滑剤が充填されていることを特徴とするボールジョイント。
- 前記仕切壁は前記ボール部と接触していることを特徴とする請求項1に記載のボールジョイント。
- 前記ボール部と接触する前記仕切壁の表面は少なくとも前記仕切壁の両端の間の主要部に於いて一定の幅を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のボールジョイント。
- 前記仕切壁の表面の幅は前記凹溝の深さの1倍以上で2倍以下であることを特徴とする請求項3に記載のボールジョイント。
- 前記仕切壁には切欠きが設けられており、前記切欠きは少なくとも前記ボール部が前記ソケット及び前記減摩シートに対し標準の位置に位置決めされている状況に於いて前記凹溝と前記開口部との間に潤滑剤が流動することを許すことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載のボールジョイント。
- 前記切欠きは前記台座部より隔置された位置に設けられていることを特徴とする請求項5に記載のボールジョイント。
- 前記減摩シートは前記仕切壁と前記開口部との間に延長部を有し、前記延長部は少なくとも前記ボール部が前記ソケット及び前記減摩シートに対し標準の位置に位置決めされている状況に於いては前記ボール部と接触しないことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一つに記載のボールジョイント。
- 前記延長部は前記開口部の周縁に沿う周方向に環状に延在していることを特徴とする請求項7に記載のボールジョイント。
- 前記延長部は前記開口部を郭定していることを特徴とする請求項8に記載のボールジョイント。
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