JP5355280B2 - ボールジョイント用ベアリングシートにおける受け部および保持部の配置方法、およびボールジョイント。 - Google Patents
ボールジョイント用ベアリングシートにおける受け部および保持部の配置方法、およびボールジョイント。 Download PDFInfo
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また、本発明の特徴は、上記配置方法を採用したボールジョイントにある。
ボールジョイント100は、主として、ボールスタッド110、ソケット120、ボールシート130およびダストカバー140によって構成されている。これらのうち、ボールスタッド110は、鉄鋼材により構成されており、軸状に形成されたスタッド部111の一方の端部に括れ部112を介して略球状に形成されたボール部113を備えて構成されている。また、ボールスタッド110における図示しない他方の端部には、ボールジョイント100をサスペンション機構またはステアリング機構を構成する前記構成要素に連結するためのネジ部(図示せず)が形成されている。
このように構成されたボールジョイント100の組付けについて説明する。まず、作業者は、ボールシート130を製作する。具体的には、作業者は、図示しない射出成形機を操作することにより、素材となる合成樹脂を射出成形加工により成形してボールシート130を製作する。このボールシート130の製作に際しては、作業者は、設計値通りのボールシート130を成形するために、ボールシート130を成形するための金型(図示せず)や射出成形のための各種条件の調整を予め行なう。この場合、ボールシート130の受け部134は、摺動部132の下側半球部132aにおける最も肉厚の薄い部分に形成されているため、受け部134が形成された周辺部の射出成形後の収縮量を最小限に抑えることができる。これにより、設計値通りのボールシート130が成形され易くなり、ボールシート130を射出成形する金型の成形や修正作業および射出成形の条件設定のための作業負担が軽減される。
このように構成されたボールジョイント100の作動について説明する。本実施形態においては、ボールジョイント100を自動車などの車両のサスペンション機構(懸架装置)に組み込んだ例について説明する。ここで、サスペンション機構(懸架装置)とは、車両において路面からの振動を減衰するとともに車輪を確実に路面に接地させることにより、車両の走行安定性および操縦安定性を維持する装置である。そして、ボールジョイント100は、サスペンション機構においてボールスタッド110を一定の方向に回転または揺動させながら車両からの負荷を支える。
Claims (6)
- 軸状のボールスタッドの先端部に形成されたボール部から同ボールスタッドの軸線方向の荷重を受けつつ摺動可能な状態で接触する受け部と、前記受け部より凹んで形成されて同受け部を潤滑するための潤滑剤を保持する保持部とを備え、前記ボールスタッドと同ボールスタッドを収容するソケットとの間に配置されるボールジョイント用ベアリングシートにおける製品寿命および製造効率を向上させるための前記受け部および前記保持部の配置方法であって、
前記ボールジョイント用ベアリグシートは射出成形加工により成形されたものであり、
前記受け部を、前記ボールジョイント用ベアリングシートにおける前記ボールスタッドの前記軸線方向の荷重を受ける部分のうちで最も肉厚の薄い部分に形成し、
前記保持部を、前記受け部に隣接して形成した
ことを特徴とするボールジョイント用ベアリングシートにおける受け部および保持部の配置方法。 - 請求項1に記載したボールジョイント用ベアリングシートにおける受け部および保持部の配置方法において、
前記ボールジョイント用ベアリングシートは、前記ボールスタッドの前記軸線方向の荷重を前記ソケットに伝達する外周部が錘状に形成されており、
前記受け部は、前記ボールジョイント用ベアリングシートにおける前記錘状に形成された前記外周部に対向する内周面に形成されていることを特徴とするボールジョイント用ベアリングシートにおける受け部および保持部の配置方法。 - 請求項1または請求項2に記載したボールジョイント用ベアリングシートにおける受け部および保持部の配置方法において、
前記受け部は、前記ボールジョイント用ベアリングシートの内周面から突出した凸状に形成されていることを特徴とするボールジョイント用ベアリングシートにおける受け部および保持部の配置方法。 - 請求項3に記載したボールジョイント用ベアリングシートにおける受け部および保持部の配置方法において、
前記受け部は、前記ボールスタッドにおける前記ボール部に接触する部分が平面状に形成されていることを特徴とするボールジョイント用ベアリングシートにおける受け部および保持部の配置方法。 - 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載したボールジョイント用ベアリングシートにおける受け部および保持部の配置方法において、
前記保持部は、前記ボールジョイント用ベアリングシートの内周面から窪んだ凹状に形成されていることを特徴とするボールジョイント用ベアリングシートにおける受け部および保持部の配置方法。 - 軸状のボールスタッドの先端部に形成されたボール部から同ボールスタッドの軸線方向の荷重を受けつつ摺動可能な状態で接触する受け部と、前記受け部より凹んで形成されて同受け部を潤滑するための潤滑剤を保持する保持部とを備えたボールジョイント用ベアリングシートを有するボールジョイントであって、
前記ボールジョイント用ベアリグシートは射出成形加工により成形されたものであり、
前記受け部は、前記ボールジョイント用ベアリングシートにおける前記ボールスタッドの前記軸線方向の荷重を受ける部分のうちで最も肉厚の薄い部分に円周方向に沿って少なくとも1周分に亘って形成されており、
前記保持部は、前記受け部に隣接して形成されている
ことを特徴とするボールジョイント。
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