JPWO2010104175A1 - 経口用組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明によれば、機能性消化管障害、特に上部消化管の機能障害、とりわけ機能性胃腸症をより有効に予防又は改善することができ、さらに安全性が高くて長期間の摂取に適する経口用組成物を提供する。本発明の経口用組成物は、グルタミン酸ナトリウムとアルギニン塩酸塩とをモル比1:1で含有してなる。前記組成物は、機能性消化管障害の予防又は改善用経口剤として提供することができ、またこれを含有する飲食品として提供することもできる。

Description

本発明は、機能性消化管障害の予防又は改善効果を有する経口用組成物に関し、特に、機能性胃腸症、胃食道逆流症といった上部消化管の機能障害、とりわけ食後膨満感、早期飽満感等の食後愁訴や、心窩部痛などを呈する機能性胃腸症の予防又は改善用として有効な経口用組成物に関する。
機能性胃腸症(Functional dyspepsia;FD)とは、上部消化管に由来する症状であるが、病的な状態が存在せず、或いははっきりせず、又は、存在したとしても臨床状態を説明するに足る所見が得られない状態をいう。機能性消化管障害に対する診断基準であるRome III基準によると、食後膨満感、早期飽満感といった食後愁訴症候群(Postprandial distress syndrome;PDS)に関連する症状、及び心窩部痛、心窩部灼熱感といった心窩部痛症候群(Epigastric pain syndrome;EPS)に関連する症状のうち、少なくとも一症状が慢性的に(厳密には3ヶ月以上)見られ、且つ器質的疾患が除外された場合にFDと診断される。
また、胃食道逆流症(Gastro-esophageal reflux disease;GERD)とは、胃内容物が食道に逆流することをいい、下部食道括約筋の機能不全を意味する。胃食道接合部の機能にかかわる要因には、本来の括約筋収縮圧、噴門食道接合部の角度、横隔膜の動き、および重力(患者が直立しているとき)がある。なお、GERDは食道炎の原因になることがある。
わが国では、上記の機能性胃腸症や胃食道逆流症といった消化管、特に上部消化管の機能障害(Functional gastrointestinal disorders;FGIDs)の各症例は、これまで器質的な所見に関係なく「慢性胃炎に伴う上腹部消化管愁訴」として、臨床の場では慣例的に「胃炎」又は「慢性胃炎」と診断されてきた。
一方、逆流性食道炎、消化性潰瘍、急性胃炎、消化器がん等の器質的病変を伴う場合においても、腹部痛や不快感、食後の胃もたれ、悪心・嘔吐等が認められており、これらの不快症状の改善は、患者の生活の質(QOL)向上にとって急務とされている。機能性胃腸症と、便秘に伴う排便困難感、残便感、腹痛、腹部膨満感等の下腹部消化管不定愁訴を併せると、日本国内において総人口の約30%〜約50%が何らかの消化管の不定愁訴を経験していると推測されている。かかる消化管の不定愁訴の発症には、性別、加齢、ストレス又は肥満が影響していると考えられているが、その発生機序としては、消化管運動機能の低下が示唆されているにとどまり、完全に解明されているとはいえない。
また、パーキンソン氏病、ハンチントン舞踏病、オリーブ橋小脳萎縮症等の進行性脳変性疾患や脳血管障害患者の多くは、消化管運動機能障害を併発しているが、言語障害、意識障害等により自ら不快症状を訴えることのできない患者が多く存在すると考えられ、器質的な機能障害に対するケアと同時に、腹部の不快症状を取り除くケアを実施することが、患者のQOL向上に重要である。
これまで機能性胃腸症や胃食道逆流症の治療には、ドーパミンD受容体拮抗薬、5−HT受容体作動薬等が用いられてきた。たとえばシサプリドやメトクロプラミドは、ドーパミンD受容体に拮抗したり、消化管壁内神経叢に存在する5−HT受容体を刺激したりすることにより、アセチルコリンの遊離を増加させ、消化管運動及び胃排出を促進して、腹部膨満感等の腹部不快症状を改善する。しかし、シサプリドには、QT(心室脱分極開始から心室再分極終了までの時間)延長、心室性不整脈、パーキンソン症状(振戦、筋硬直、寡動、小刻歩行)等の重篤な副作用や、中枢のドーパミンD受容体に対する錐体外路症状(運動失調、筋と手足の痙縮、斜頸)といった副作用が知られている。また、メトクロプラミドについても、けいれん、遅発性ジスキネジア等の他、錐体外路症状等の副作用が認められる。これらの他に、クエン酸モサプリド等も用いられるが、効果が十分でない場合があり、また下痢等の副作用が出現することもある。さらに、H受容体拮抗薬、プロトンポンプ阻害薬等も使用されるが、長期間摂取する場合の安全性は不明であり、プロトンポンプ阻害薬の長期摂取により、骨折などの危険性が増大するという報告もある。
一方、グルタミン酸が機能性消化管障害の予防又は改善剤として作用することが報告されている。さらに、グルタミン酸のアルギニン塩についても消化管障害の予防・改善剤として有用であることが開示されている(特許文献1)。また、本出願人は、グルタミン酸又はその塩と、アルギニン又はその塩とを併用することにより、機能性胃腸症等、機能性消化管障害を有効に改善し得ることについて出願している。
WO2006/030980号パンフレット
そこで本発明においては、機能性消化管障害、特に上部消化管の機能障害、とりわけ機能性胃腸症をより有効に予防又は改善することができ、さらに安全性が高くて長期間の摂取に適する経口用組成物を提供することを目的とした。
上記の課題を解決するべく鋭意検討した結果、本発明者らは、グルタミン酸ナトリウムとアルギニン塩酸塩とをモル比1:1で用いることにより、機能性消化管障害の予防又は改善効果が得られること、特に、機能性胃腸症等の上部消化管の機能障害に対して優れた予防又は改善効果が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、以下の[1]〜[16]に関する。
[1]グルタミン酸ナトリウムとアルギニン塩酸塩とを、モル比1:1で含有する、経口用組成物。
[2]グルタミン酸ナトリウムとアルギニン塩酸塩とを、総量で0.05g〜10g含有する、上記[1]に記載の経口用組成物。
[3]グルタミン酸ナトリウムとアルギニン塩酸塩とを、総量で0.1g〜5g含有する、上記[1]に記載の経口用組成物。
[4]グルタミン酸ナトリウムとアルギニン塩酸塩とを、総量で0.3g〜3g含有する、上記[1]に記載の経口用組成物。
[5]成人1日あたりのグルタミン酸ナトリウムとアルギニン塩酸塩の摂取量が、総量で0.3g〜10gである、上記[1]〜[4]のいずれかに記載の経口用組成物。
[6]1日あたりの摂取量を、1回〜3回で摂取する、上記[1]〜[5]のいずれかに記載の経口用組成物。
[7]7日間以上連続して摂取するための、上記[1]〜[6]のいずれかに記載の経口用組成物。
[8]顆粒剤である、上記[1]〜[7]のいずれかに記載の経口用組成物。
[9]機能性消化管障害の予防又は改善用経口剤である、上記[1]〜[8]のいずれかに記載の経口用組成物。
[10]機能性消化管障害が、上部消化管の機能障害である、上記[9]に記載の経口用組成物。
[11]上部消化管の機能障害が、機能性胃腸症である、上記[10]に記載の経口用組成物。
[12]上記[1]〜[11]のいずれかに記載の経口用組成物を含有する、飲食品。
[13]上記[1]に記載の経口用組成物を、機能性消化管障害を呈する患者に対して、機能性消化管障害を予防又は改善するのに十分な量を経口投与することを含む、機能性消化管障害の予防又は改善方法。
[14]上記[1]に記載の経口用組成物を、上部消化管の機能障害を呈する患者に対して、上部消化管の機能障害を予防又は改善するのに十分な量を経口投与することを含む、上部消化管の機能障害の予防又は改善方法。
[15]上記[1]に記載の経口用組成物を、機能性胃腸症患者に対して、機能性胃腸症を予防又は改善するのに十分な量を経口投与することを含む、機能性胃腸症の予防又は改善方法。
[16]上記[1]〜[12]のいずれかに記載の経口用組成物と、当該経口用組成物を、機能性消化管障害の予防もしくは改善のために使用し得るか、又は使用すべきであることを記載した書類とを含む、商業的パッケージ。
本発明により、消化管の機能低下を呈する消化管機能障害を有効に改善し得る経口用組成物を提供することができる。また、本発明に係る経口用組成物は、安全性が高く、長期間の摂取に適するため、消化管機能障害の発現の予防にも有効である。本発明に係る経口用組成物は、特に上部消化管の機能障害、なかでも機能性胃腸症の諸症状の予防又は改善に有効である。さらに、本発明に係る経口用組成物は、機能性胃腸症等の消化管機能障害の諸症状を呈する患者の不快感を長期間軽減することができ、それら患者のQOLを高めることができる。
本発明に係る経口用組成物は、グルタミン酸ナトリウムとアルギニン塩酸塩とを、モル比1:1で含有することを特徴とし、患者のQOLを低下させる再現性のある機能性消化管障害を予防又は改善するものであり、機能性消化管障害の予防又は改善用経口剤として有効に用いることができる。
本発明における「機能性消化管障害」とは、明らかな器質的変化がないにもかかわらず、消化管機能が低下している状態をいい、消化管すなわち咽頭、食道、胃、小腸(十二指腸、空腸、回腸)、大腸のあらゆる機能の低下をいう。Rome IIIにおいては、本定義についてA〜Hに区分されており、機能性食道障害、機能性十二指腸障害、機能性腸障害、機能性腹痛症候群、機能性胆嚢・オッディ括約筋障害、機能性直腸肛門障害、新生児及び乳幼児の機能性障害、小児及び青年期の機能性障害が挙げられている。
本発明に係る経口用組成物は、特に上部消化管の機能障害の予防又は改善に有効である。ここで、「上部消化管」とは、咽頭、食道、胃、十二指腸をいい、「上部消化管の機能障害」としては、上述した機能性胃腸症及び胃食道逆流症が挙げられる。本発明に係る経口用組成物は、とりわけ機能性胃腸症の予防又は改善に有効である。
本発明に係る経口用組成物により予防又は改善され得る機能性消化管障害の具体的な症状としては、悪心、嘔吐、吐き気、胸焼け、膨満感、胃もたれ、ゲップ、胸中苦悶感、胸痛、胃部不快感、食欲不振等の代表的な上部消化管不定愁訴、腹痛、便秘、下痢等の下部消化管不定愁訴及び関連した愁訴、たとえば息切れ、息苦しさ、意欲低下、咽頭閉塞・異物感(漢方でいう「梅核気」)、易疲労感、肩こり、緊張、口渇・口乾、呼吸促迫、四肢熱感・冷感、集中困難、焦燥感、睡眠障害、頭痛、全身倦怠感、動悸、寝汗、不安感、ふらつき感、めまい感、熱感、のぼせ、発汗、腹痛、便秘、抑うつ感等が挙げられる。本発明に係る経口用組成物は、これらの中でも上部消化管不定愁訴の予防又は改善に有効であり、特に、食後膨満感、早期飽満感といった食後愁訴や、心窩部痛、心窩部灼熱感といった心窩部痛の予防又は改善に有効である。
本発明に係る経口用組成物においては、グルタミン酸ナトリウム及びアルギニン塩酸塩としては、L体、D体及びDL体のいずれを使用してもよいが、L体が最も好適に使用できる。また、グルタミン酸ナトリウム及びアルギニン塩酸塩は、これらを含有する動植物等から抽出し精製したものや、化学合成法、発酵法、遺伝子組み換え法によって得られるもののいずれを使用してもよく、味の素株式会社、シグマ−アルドリッチ社等より市販品を購入することもできる。
本発明に係る経口用組成物は、グルタミン酸ナトリウムとアルギニン塩酸塩とをモル比1:1で含有してなる。モル比を1:1とするのは、酸性アミノ酸であるグルタミン酸と、塩基性アミノ酸であるアルギニンとをそれぞれ塩の形で配合する際、pHの影響を少なくして、胃粘膜に対する刺激性を軽減するためである。組成物中のグルタミン酸ナトリウム及びアルギニン塩酸塩の含有量としては、これらの総量で0.05g〜10gとするのが好ましく、0.1g〜5gとするのがより好ましく、0.3g〜3gとするのが特に好ましい。これは、本発明においてグルタミン酸ナトリウム及びアルギニン塩酸塩が用量依存的に効果を示し、その一方で、グルタミン酸ナトリウム及びアルギニン塩酸塩の含有量が多くなると、コンプライアンス上経口による摂取が困難となることによる。
また本発明に係る経口用組成物において、グルタミン酸ナトリウム及びアルギニン塩酸塩の摂取量は、摂取者の年齢、体重、性別、食餌、機能性消化管障害の症状及び程度、消化管機能障害を誘発する危険性、消化管の器質性障害の有無及び程度等により異なるが、成人について1日あたり0.3g〜10gとするのが適切であり、これを1回で摂取してもよいが、数回に分けて摂取してもよい。本発明に係る経口用組成物は、特に長期間摂取する場合等には、1日あたり1回〜3回の摂取とするのが飲み忘れを防止する上で好ましい。
機能性消化管障害は慢性的に見られる場合が多いことから、これを予防又は改善するためには、本発明に係る経口用組成物は長期間連続して摂取することが好ましく、明らかな予防又は改善効果を得るためには、7日間以上連続して摂取することが好ましい。
本発明に係る経口用組成物は、ヒト以外の動物にも摂取させることができる。ヒト以外の動物としては、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、トリ等の家畜や家禽、イヌ、ネコ、ウサギ等の愛玩動物、マウスやラット等の実験動物などが挙げられる。
本発明に係る経口用組成物として、有効量のグルタミン酸ナトリウム及びアルギニン塩酸塩をそのまま摂取させることもできるが、薬学的に許容される医薬品担体とともに製剤化し、機能性消化管障害の予防又は改善用経口剤として提供することもできる。本発明においては、経口による摂取に適する剤形であればいずれの剤形でも選択でき、たとえば、エリキシル剤、懸濁剤、シロップ剤、乳剤、アンプル剤等の液状製剤;ゲル剤、ガム剤、ドロップス剤、散剤、顆粒剤、丸剤、錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング錠を含む)、カプセル剤、分包剤等の固形状製剤などとすることができる。また、ゲル被覆製剤、多重被覆製剤等の徐放製剤、幽門部破壊製剤などの定位放出製剤などとすることもできる。なお本発明においては、製剤化の容易性、コスト、製剤安定性、摂取の容易性等の観点から、顆粒剤とすることが好ましい。
本発明において用い得る薬学的に許容される医薬品担体としては、水、アルコール、エマルション等の液状担体;ゲル、粉体等の固形担体;マイクロカプセル、リポソーム等の小胞体などが挙げられ、薬学的に許容される各種添加剤を添加することができる。各種添加剤としては、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース及びその誘導体、コムギデンプン、トウモロコシデンプン、カルボキシメチルスターチナトリウム、デキストリン等のデンプン及びその誘導体、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム等の天然高分子化合物、ブドウ糖、マルトース、ソルビトール、マルチトール、マンニトール等の糖及びその誘導体、塩化ナトリウム、炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム等の無機塩類などの賦形剤;グアーガム、合成ケイ酸アルミニウム、ステアリン酸、高分子ポリビニルピロリドン、乳糖などの結合剤;タルク、ステアリン酸マグネシウム、ポリエチレングリコール6000などの滑沢剤;アジピン酸、ステアリン酸カルシウム、白糖などの崩壊剤;ショ糖脂肪酸エステル、大豆レシチン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンモノステアリン酸エステルなどの界面活性剤;カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ゼラチンなどの増粘剤;アクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマー分散液、カラメル、カルナウバロウ、セラック、白糖、プルラン等のコーティング剤;クエン酸、クエン酸ナトリウム、酢酸、酢酸ナトリウム、水酸化ナトリウムなどのpH調整剤;アスコルビン酸、酢酸トコフェロール、天然ビタミンE、没食子酸プロピル等の抗酸化剤;アスパルテーム、カンゾウエキス、サッカリン等の嬌味剤;安息香酸ナトリウム、エデト酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸ブチル等の防腐剤;ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、カルミン、食用青色1号、食用黄色4号、食用黄色4号アルミニウムレーキ、食用赤色2号、銅クロロフィリンナトリウム等の着色剤などが挙げられる。
本発明に係る経口用組成物には、他の薬物を併用してもよい。かかる薬物としては、シメチジン、ラニチジン、ファモチジン、ニザチジン等のH受容体拮抗薬;オメプラゾール、ランソプラゾール、ラベプラゾール等のプロトンポンプ阻害薬;クエン酸モサプリド等の5−HT4受容体作用薬;メトクロプラミド、ドンペリドン等のドーパミンD拮抗薬;臭化チキジウム、塩酸ピレンゼピン等のムスカリン受容体拮抗薬;プログルミド、ウロガストロン等の抗ガストリン薬;塩酸ピペリドレート、臭化プロバンテリン、臭化ブチルスコポラミン等の抗コリン薬;ロートエキス、硫酸アトロピン等のベラドンナアルカロイド;オルノプロスチル、エンプロスチル、ミソプロストール等のプロスタグランディン製剤;テプレノン、プラウノトール、レバミピド、メチルメチオニンスルホニウムクロライド、スクラルファート、ポラプレジンク、アズレンスルホン酸ナトリウム、エグアレンナトリウム、アルジオキサ、アセグルタミドアルミニウム、塩酸セトラキサート、甘草抽出物、ソファルコン、ゲファルナート、アルギン酸ナトリウム、トロキシピド、塩酸ベネキサートベータデクス、マレイン酸イルソグラジン、エカベトナトリウム等の防御因子増強薬;メサラジン、リン酸ベタメタゾンナトリウム、リン酸プレドニゾロンナトリウムといったステロイド類;インフリキシマブ等の炎症性大腸炎治療薬などを挙げることができ、これらより1種又は2種以上を選択して用いることができる。
さらに、本発明に係る経口用組成物は、そのまま、又は一般に飲食品に用いられる添加剤を加えて、たとえば液状、乳状、ゼリー状、ガム状、粉末状、顆粒状、シート状、カプセル状、タブレット状等の形態として、特定保健用食品、栄養機能食品といった保健機能食品、栄養補助食品、その他の健康食品などの飲食品として提供することもできる。上記添加剤としては、たとえば甘味料、着色料、保存料、増粘安定剤、酸化防止剤、発色剤、漂白剤、防かび剤、ガムベース、苦味料、酵素、光沢剤、酸味料、調味料、乳化剤、強化剤、製造用剤、香料、香辛料抽出物等が挙げられる。また、本発明に係る経口用組成物は、ドリンク、清涼飲料水、ヨーグルト、ゼリー、乳飲料等の既存の食品に添加して、食事を摂取する際に食事とともに摂取することもできる。
本発明に係る経口用組成物を含有する飲食品を提供する場合においても、飲食品組成物あたりのグルタミン酸ナトリウム及びアルギニン塩酸塩の含有量は、これらの総量で0.05g〜10gが適切で、より好ましくは0.1g〜5g、特に好ましくは0.3g〜3gである。また、成人1日あたりの摂取量としても、グルタミン酸ナトリウム及びアルギニン塩酸塩の総量で0.3g〜10gであり、これを1日に1回で、又は数回に分けて摂取することができる。
本発明に係る経口用組成物を含有させて飲食品とする場合、上記の1回あたりの摂取量のグルタミン酸ナトリウム及びアルギニン塩酸塩を含有する1食摂取量単位の包装形態とすることができる。「1食摂取量単位の包装形態」とは、1食あたりに摂取する飲食品の量があらかじめ定められた形態であり、たとえば、飲料、キャンディー、チューイングガム、ゼリー、プリン、ヨーグルト等の場合にはパック、瓶、箱等の容器により一定量を包装する形態が挙げられ、顆粒、粉末、スラリー状等の食品の場合には、パックや袋等により一定量を個別包装する形態が挙げられる。特に、飲食品が特定保健用食品、栄養機能食品等の保健機能食品、栄養補助食品、その他の健康食品等である場合には、グルタミン酸ナトリウム及びアルギニン塩酸塩が1食あたりの摂取単位量の形態で包装された形態や、グルタミン酸ナトリウム及びアルギニン塩酸塩が懸濁あるいは溶解した飲料が1食あたりの飲み切りの形態で瓶等に充填された形態などが挙げられる。グルタミン酸ナトリウム及びアルギニン塩酸塩の1回あたりの摂取単位量としては、上記の成人1日あたりの摂取量より、これらの総量として、0.1g〜10gとするのが適切である。
また、本発明においては、本発明に係る経口用組成物を、機能性消化管障害を呈する患者に対して、機能性消化管障害を予防又は改善するのに十分な量を経口投与することを含む、機能性消化管障害の予防又は改善方法を提供する。「機能性消化管障害を予防又は改善するのに十分な量」としては、患者の年齢、性別、体重、機能性消化管障害の症状及び程度等により異なるが、グルタミン酸ナトリウム及びアルギニン塩酸塩の総量として、通常は、成人について1日あたり0.3g〜10gである。前記の量を、1日1〜3回で経口投与することが好ましい。機能性消化管障害が慢性的に見られる場合には、7日間以上連続して投与することが好ましい。
なお、本発明に係る上記機能性消化管障害の予防又は改善方法は、特に上部消化管の機能障害の予防又は改善方法として有用である。上部消化管の機能障害としては、特に機能性胃腸症が適応症として挙げられる。
さらに本発明においては、本発明に係る経口用組成物と、当該経口用組成物を、機能性消化管障害の予防もしくは改善のために使用し得るか、又は使用すべきであることを記載した書類とを含む、商業的パッケージを提供することができる。本発明に係る商業的パッケージとしては、機能性消化管障害の予防又は改善用経口剤である本発明の経口用組成物と、前記書類とを含む医薬品パッケージ、本発明の経口用組成物を含有する飲食品と前記書類とを含む飲食品パッケージなどが挙げられる。前記書類には、本発明の経口用組成物が機能性消化管障害の予防又は改善に有効であることをはじめ、適応となる機能性消化管障害の具体的な症例、投与又は摂取の対象者、1回あたりの服用又は摂取量、1日あたりの服用又は摂取回数、服用又は摂取の方法などの説明が記載される。
次に、本発明について実施例により詳細に説明する。
[実施例1]
1回の摂取分あたり、L−グルタミン酸ナトリウム0.057g、L−アルギニン塩酸塩0.067g及び部分α化デンプン1.116gをそれぞれ粉砕機にて粉砕し、混合した後、エタノールを添加して練合機にて練合し、押し出し造粒機により造粒して、顆粒剤を得た。1回あたりのL−グルタミン酸ナトリウム及びL−アルギニン塩酸塩の摂取量は、それぞれ0.3mmol(合計摂取量は0.124g)である。
[実施例2]
1回の摂取分あたり、L−グルタミン酸ナトリウム0.57g及びL−アルギニン塩酸塩0.67gをそれぞれ粉砕機にて粉砕し、混合した後、エタノールを添加して練合機にて練合し、押し出し造粒機により造粒して、顆粒剤を得た。1回あたりのL−グルタミン酸ナトリウム及びL−アルギニン塩酸塩の摂取量は、それぞれ3.4mmol及び3.2mmol(合計摂取量は1.24g)である。
[比較例]
1回の摂取分あたり、コーンスターチ1.24gを粉砕機にて粉砕した後、エタノールを添加して練合機にて練合し、押し出し造粒機により造粒して、顆粒剤を得た。
[試験例]
本発明の実施例1及び2ならびに比較例の顆粒剤について、機能性胃腸症患者による臨床試験を行った。臨床試験は、内視鏡検査において器質的変化がないにもかかわらず、食後膨満感、早期飽満感、中等度以上の心窩部痛又は心窩部灼熱感といった上部消化管の症状が6ヶ月以上前に始まり、且つ最近3ヶ月間続いており、機能性胃腸症の診断基準を満たす20歳〜65歳の患者を被験者として行った。被験者は3群に分け、それぞれに実施例1、実施例2及び比較例の各顆粒剤をダブルブラインドにて摂取させた。実施例及び比較例の各顆粒剤は、1日3回、14日間食直前に摂取させ、上部消化管の症状について、毎日患者日誌にて評価させた。各群の被験者数は、実施例1の顆粒剤摂取群10名、実施例2の顆粒剤摂取群9名、比較例の顆粒剤摂取群10名であった。
上部消化管の症状としては下記に示す8項目を挙げ、それぞれ10点満点の整数により、「0点:症状なし」、「10点:症状が重い」として評価させ、スコア化した。なお、下記の上部消化管の症状のうち、1〜3の項目は、Rome III基準で食後愁訴症候群(Postprandial distress syndrome;PDS)に関連する項目であり、4〜6の項目は、心窩部痛症候群(Epigastric pain syndrome;EPS)に関連する項目とされる。
[上部消化管の症状]
1.食後胃が膨らんで感じる
2.お腹がいっぱいで食べ残す
3.胃が重く感じる
4.みぞおちあたりが苦しく感じる
5.みぞおちあたりが痛い
6.みぞおちあたりが焼けるように感じる
7.気持ち悪く吐きそうに感じる
8.胸の後ろが焼けるように感じる
臨床試験結果は、各被験者について、上記上部消化管の各症状についてのスコアを、PDS(1〜3)、EPS(4〜6)、PDS+EPS(1〜6)、全症状(1〜8)ごとに毎日合計し、各摂取群における平均値にて表1に示した。
Figure 2010104175
表1において、実施例1の顆粒剤摂取群では、PDS症状については摂取開始2日目以降、EPS症状については摂取開始6日目以降において、上部消化管の各症状の改善傾向が認められた。実施例2の顆粒剤摂取群ではより顕著な改善が認められ、PDS症状及びEPS症状の合計スコアにおいて、摂取開始3日目以降14日目まで、比較例の顆粒剤摂取群に比べて明らかに低くなっていた。PDS症状については、14日目のスコアが、比較例の顆粒剤摂取群の8.5点に対し実施例2の顆粒剤摂取群では3.5点と、平均点で5点も低くなっていた。またEPS症状については、14日目のスコアが、比較例の顆粒剤摂取群の5.0点に対し実施例2の顆粒剤摂取群では2.1点と、平均点で2.9点低くなっていた。このように、L−グルタミン酸ナトリウム及びL−アルギニン塩酸塩については、用量依存的に上部消化管症状の改善傾向が認められた。
上記より明らかなように、本発明の実施例の顆粒剤摂取群では、比較例の顆粒剤摂取群に比べて上部消化管の症状の軽減傾向が観察された。なお、上部消化管症状のうち、食後愁訴症候群(PDS)に関連する項目で特に改善傾向が認められた。
本発明によれば、消化管の機能低下を呈する消化管機能障害を有効に予防又は改善し得る経口用組成物を提供することができる。本発明に係る経口用組成物は、消化管機能障害の予防剤もしくは改善剤として提供することができ、また、飲食品に含有させて提供することができるものである。
本出願は日本で出願された特願2009−062016を基礎としており、その内容は本明細書に全て包含されるものである。

Claims (16)

  1. グルタミン酸ナトリウムとアルギニン塩酸塩とを、モル比1:1で含有する、経口用組成物。
  2. グルタミン酸ナトリウムとアルギニン塩酸塩とを、総量で0.05g〜10g含有する、請求項1に記載の経口用組成物。
  3. グルタミン酸ナトリウムとアルギニン塩酸塩とを、総量で0.1g〜5g含有する、請求項1に記載の経口用組成物。
  4. グルタミン酸ナトリウムとアルギニン塩酸塩とを、総量で0.3g〜3g含有する、請求項1に記載の経口用組成物。
  5. 成人1日あたりのグルタミン酸ナトリウムとアルギニン塩酸塩の摂取量が、総量で0.3g〜10gである、請求項1に記載の経口用組成物。
  6. 1日あたりの摂取量を1回〜3回で摂取する、請求項1に記載の経口用組成物。
  7. 7日間以上連続して摂取するための、請求項1に記載の経口用組成物。
  8. 顆粒剤である、請求項1に記載の経口用組成物。
  9. 機能性消化管障害の予防又は改善用経口剤である、請求項1に記載の経口用組成物。
  10. 機能性消化管障害が上部消化管の機能障害である、請求項9に記載の経口用組成物。
  11. 上部消化管の機能障害が機能性胃腸症である、請求項10に記載の経口用組成物。
  12. 請求項1に記載の経口用組成物を含有する、飲食品。
  13. 請求項1に記載の経口用組成物を、機能性消化管障害を呈する患者に対して、機能性消化管障害を予防又は改善するのに十分な量を経口投与することを含む、機能性消化管障害の予防又は改善方法。
  14. 請求項1に記載の経口用組成物を、上部消化管の機能障害を呈する患者に対して、上部消化管の機能障害を予防又は改善するのに十分な量を経口投与することを含む、上部消化管の機能障害の予防又は改善方法。
  15. 請求項1に記載の経口用組成物を、機能性胃腸症患者に対して、機能性胃腸症を予防又は改善するのに十分な量を経口投与することを含む、機能性胃腸症の予防又は改善方法。
  16. 請求項9〜請求項12のいずれか1項に記載の経口用組成物と、当該経口用組成物を、機能性消化管障害の予防もしくは改善のために使用し得るか、又は使用すべきであることを記載した書類とを含む、商業的パッケージ。
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