JPWO2010084803A1 - 立体映像鑑賞システム、表示システム、光シャッタおよび立体映像鑑賞方法 - Google Patents

立体映像鑑賞システム、表示システム、光シャッタおよび立体映像鑑賞方法 Download PDF

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Abstract

立体映像鑑賞システムは、視差の異なる2つ以上の映像と少なくとも一つの字幕映像とを含む3つ以上の映像を時分割多重して表示し、各映像の切り替わりのタイミングを示す制御信号を出力する表示システム(2)と、上記3つ以上の映像のうちから鑑賞対象とされる表示映像を定めた複数の異なる表示モードのうちの任意の表示モードを指定するための入力手段(7)と、光を透過する状態と光を遮断する状態を切り替える2つのシャッタと、入力手段(7)にて指定された表示モードに対応する表示映像の切り替わりのタイミングをそれぞれ上記制御信号に基づいて特定し、該特定した各映像の切り替わりタイミングで上記2つのシャッタの開閉をそれぞれ独立に制御するシャッタ駆動回路を有する。

Description

本発明は、立体映像鑑賞システムに関し、特に、字幕などの付加情報を表示することが可能な立体映像鑑賞システムに関する。
視差を有する右眼用映像と左眼用映像を、立体メガネをかけた観察者の左右の眼にそれぞれ見せることによって、立体感のある映像を提供する立体映像システムがある。特に、大型のスクリーンに映像を投影する立体映画は、臨場感溢れる映像で観客を楽しませることができる。
一般に、外国映画を上映する場合、母国語の字幕を付ける場合がある。さらに、地域によっては2ヶ国語以上の字幕を必要とする場合もある。近年では、聴覚障害者のために、国内映画であっても会話の内容や音声情報を母国語の字幕で表示することも増えてきている。一方、映画を鑑賞する観察者の中には、字幕は不要であると思っている人もいる。このように大勢の人が同時にひとつの映像を鑑賞する場合において、字幕などの付加情報に対する要望が多様化している。
臨場感溢れる立体映画に対しても、同様に字幕などの付加情報を表示することが求められる。ただし、右眼用映像と左眼用映像という2種類の映像を用いる立体映像に字幕を挿入することは、より複雑さが増すという課題がある。
さらに、字幕のようなテキスト情報の立体視は、自然画像を立体視する場合に比べて、視覚疲労が生じやすい。例えば、頭を傾けると、右眼で見る字幕と左眼で見る字幕とが上下にずれる。この場合、右眼用映像の字幕と左眼用映像の字幕を両眼で融合させることが困難になり、その結果、視覚疲労が生じる。この視覚疲労の度合は、単に、右眼用映像と左眼用映像を両眼で融合させる場合における頭の傾きにより生じる視覚疲労の度合い比べて大きい。したがって、字幕表示が必要な人に対してのみ字幕を表示するとともに、字幕表示を見やすくしなければならない。
そこで、字幕表示が必要な人にだけ字幕表示を利用させる字幕表示システムが特許文献1に開示されている。図1は、特許文献1に記載の字幕表示システムの構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、字幕表示システムは、AVコントローラ101、字幕ファイル再生装置102、ディスプレイ・ユニット103、ショー・コントローラ104、デジタル・オーディオ・プレーヤー105、および字幕信号送信手段(赤外線変調装置)106を備える。
AVコントローラ101は、シリアル・インターフェース107を介し、字幕ファイル再生装置102に字幕ファイル再生のための制御信号を供給する。字幕ファイル再生装置102の出力は、赤外線又は電波による字幕信号送信手段106を介し、各利用者のディスプレイ・ユニット103に送信される。
ディスプレイ・ユニット103には、字幕信号送信手段106に対応する字幕信号受信手段(赤外線受信装置)124が装備される。ディスプレイ・ユニット103に、希望言語の字幕を選択可能にするための制御部が組み込まれる。視聴者が希望言語の字幕を選択できるようにするために、複数の異なる言語の字幕信号をそれぞれ異なる周波数によって送信するか、あるいは、多重伝送によって送信する。これにより視聴者は、ディスプレイ・ユニット103に配備される選択スイッチ(図示していない)を操作して、希望の言語の字幕を表示させることが可能となる。ディスプレイ・ユニット103の構成例としては、ゴーグルの如き形態として頭部に装着可能にしたものがある。
このような構成および動作によって、字幕表示を必要としない人に何らの影響を与えることなく、聴覚障害者や外国人等の字幕表示を必要とする人に対してのみ、字幕表示を提供することができる。
また、互いの偏光方向が直交する第1および第2の偏光を用い、2つの言語による字幕の一方を第1の偏光により投影し、他方を第2の偏光により投影し、偏光メガネを用いてどちらか一方の字幕を選択するように構成された表示システムが、特許文献2に開示されている。図2は、特許文献2に記載の表示システムの構成を示すブロック図である。
表示システムは、図2に示すように、映像をスクリーン212に投写するものであって、光源ランプ201、偏光分離手段202、操作入力手段203、選択回路204、映像信号処理回路205、第1及び第2の映像光形成手段6P、6S、偏光合成手段207、投写レンズ208、メモリ211、および偏光視認手段としての視認用眼鏡9P、9Sから構成されている。
光源ランプ1から発せられる光は、偏光分離手段202に入射し、2つの互いに直交する偏光、即ちP波とS波に分離される。P波は映像光形成手段6Pへ入射するように導かれ、S波は映像光形成手段6Sに入射するように導かれる。
使用者が操作入力手段203で字幕の言語を選択すると、選択回路204は、選択された言語に対応した映像信号Pi1、Pi2と、選択された言語で記述された字幕を表す字幕信号SB1、SB2とを映像信号処理回路205に供給する。映像信号処理回路205は、映像信号Pi1に字幕信号SB1を合成した合成映像信号Ps1(英語の字幕)と、映像信号Pi2に字幕信号SB2を合成した合成映像信号Ps2(フランス語の字幕)を生成する。
メモリ211には複数の言語の機能選択メニューが用意され、それぞれの言語に対応したメッセージのグラフィックデータが記録されている。使用者の要求に応じて、グラフィックデータM1、M2は、映像信号処理回路205に入力されて、それぞれ字幕信号SB1、SB2とともに合成映像信号Ps1、Ps2に合成される。
映像光形成手段6Pは、合成映像信号Ps1によりP波の映像光PPを出力する。映像光形成手段6Sは、合成映像信号Ps2によりS波の映像光PSを出力する。P波の映像光PPとS波の映像光PSは、偏光合成手段207で合成されて一つの合成映像光PCになる。この合成映像光PCが、投写レンズ208からスクリーン212に投写される。
英語の字幕で映像を見たい視聴者V1は、P波を透過する偏光フィルムを貼付したP波視認用眼鏡9Pを用いる。一方、フランス語の字幕で映像を見たい視聴者V2は、S波を透過する偏光フィルムを貼付したS波視認用眼鏡9Sを用いる。これにより、視聴者は、各々所望の言語の字幕付き映像を視認することができる。
さらに、投影光の偏光成分を変調した字幕画像を重ねて投影し、観客が偏光メガネをかけたときにだけ、字幕を観察できるように構成された画像投影システムが、特許文献3に開示されている。図3は、特許文献3に記載の画像投影システムの構成を示すブロック図である。
画像投影システムは、図3に示すように、投影画像の信号処理を行なう情報処理装置311と、画像を拡大投影するための画像投影装置312と、投影された画像を観察する偏光眼鏡320とを備えている。
情報処理装置311は、情報処理部314と画像信号処理部315とを備えている。情報処理部314は、メイン投影データ317から生成される画像信号または画像情報と、それに対して偏光変調として投影される変調投影データ318から生成される画像信号または画像情報とから偏光変調するための画像信号の演算処理を行う。
画像投影装置312は、画像を拡大して投影を行うものであって、光源(図示せず)、画像生成部312aおよび拡大投影光学系312bから構成される。偏光眼鏡320は、眼鏡形状のものであって、偏光板を含むレンズ部分を備える。
ここで、偏光に関係のない状態で観察すると観察されないような画像を、2つの直交する偏光成分の比を変化させることによって変調し、重ね合わせる。その画像を見ることを必要としないときには、変調画像の存在が全く気にならず、必要に応じて偏光板を通すと変調画像を観察することができる。例えば、変調画像として字幕を表示させると、偏光眼鏡を掛けた人だけが字幕を読むことが可能である。一方、偏光眼鏡を掛けていない人はその内容を知覚することはない。
特開2004−219472号公報(図4) 特開2005−311833号公報(図7) 特開2003−248195号公報(図10)
特許文献1に記載された字幕表示システムにおいては、ディスプレイ・ユニット(メガネ)に、文字表示機能や、スクリーンの位置に文字が見えるようにするためのレンズなどの光学系を設ける必要があることから、構成が複雑で重く、値段も高いものになってしまう。また、観察者が頭を動かすと映像に対する字幕の位置が変わってしまうという問題もある。
特許文献2、3に記載のシステムにおいては、立体メガネに字幕観察用の機能を付け加えたものと、そのような機能を付加していないものの複数種類のメガネを用意しなければならない。
本発明の目的は、上記問題を解決し、表示モードを切り替えることで字幕有りの映像や字幕無しの映像を簡単に観察することができ、かつ、字幕の見易さを向上することができる、立体映像鑑賞システム、表示システム、光シャッタおよび立体映像鑑賞方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の立体映像鑑賞システムは、
立体映像を構成する視差の異なる2つ以上の映像と少なくとも一つの字幕映像とを含む3つ以上の映像を時分割多重して表示するとともに、各映像の切り替わりのタイミングを示す制御信号を出力する表示システムと、
前記3つ以上の映像のうちから鑑賞対象とされる表示映像を定めた複数の異なる表示モードのうちから任意の表示モードを指定するための入力手段と、
光を透過する状態と光を遮断する状態を切り替える2つのシャッタと、
前記入力手段にて指定された表示モードに対応する表示映像の切り替わりのタイミングをそれぞれ前記制御信号に基づいて特定し、該特定した各映像の切り替わりタイミングで前記2つのシャッタの開閉をそれぞれ独立に制御するシャッタ駆動回路を有することを特徴とする。
本発明の表示システムは、
立体映像を構成する視差の異なる2つ以上の映像と少なくとも一つの字幕映像とを含む3つ以上の映像を時分割多重した立体映像信号を出力するとともに、該立体映像信号のフレームの切り替わりを示す制御信号を出力する制御手段と、
前記制御手段からの立体映像信号に基づく映像を表示する表示手段を有し、
前記制御信号に基づき、前記3つ以上の映像のうちから鑑賞対象とされる表示映像のみを観察するための外部装置へ前記制御信号が提供されることを特徴とする。
本発明の光シャッタは、立体映像を構成する視差の異なる2つ以上の映像と少なくとも一つの字幕映像とを含む3つ以上の映像を時分割多重して表示するとともに、各映像の切り替わりのタイミングを示す制御信号を出力する表示システムと通信可能な光シャッタであって、
前記3つ以上の映像のうちから鑑賞対象とされる表示映像を定めた複数の異なる表示モードのうちから任意の表示モードを指定するための入力手段と、
光を透過する状態と光を遮断する状態を切り替える2つのシャッタと、
前記入力手段にて指定された表示モードに対応する表示映像の切り替わりのタイミングをそれぞれ前記制御信号に基づいて特定し、該特定した各映像の切り替わりタイミングで前記2つのシャッタの開閉をそれぞれ独立に制御するシャッタ駆動回路を有することを特徴とする。
本発明の立体映像鑑賞方法は、表示システムにて、立体映像を構成する視差の異なる2つ以上の映像と少なくとも一つの字幕映像とを含む3つ以上の映像を時分割多重して表示し、該表示映像を、光を透過する状態と光を遮断する状態を切り替える2つのシャッタを介して観察する立体映像鑑賞方法であって、
前記3つ以上の映像の切り替わりのタイミングを示す制御信号を前記表示システムから受信し、
前記3つ以上の映像のうちから鑑賞対象とされる表示映像を定めた複数の異なる表示モードのうちから任意の表示モードが指定されると、該指定された表示モードに対応する表示映像の切り替わりのタイミングをそれぞれ前記制御信号に基づいて特定し、該特定した各映像の切り替わりタイミングで前記2つのシャッタの開閉をそれぞれ独立に制御することを特徴とする。
特許文献1に記載の字幕表示システムの構成を示すブロック図である。 特許文献2に記載の表示システムの構成を示すブロック図である。 特許文献3に記載の画像投影システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態である立体映像鑑賞システムの構成を示すブロック図である。 図4に示す立体映像鑑賞システムの制御手段の具体的な構成を示すブロック図である。 図4に示す立体映像鑑賞システムの表示手段および光シャッタの具体的な構成を示す模式図である。 図4に示す立体映像鑑賞システムの光シャッタの状態と表示モードの関係を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態である立体映像鑑賞システムの構成を示すブロック図である。 図8に示す立体映像鑑賞システムの光シャッタの状態と表示モードの関係を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第3の実施形態である立体映像鑑賞システムの構成を示すブロック図である。 図10に示す立体映像鑑賞システムの制御手段の具体的な構成を示すブロック図である。 図10に示す立体映像鑑賞システムの表示手段と光シャッタの具体的な構成を示す模式図である。 図10に示す立体映像鑑賞システムの光シャッタの状態と表示モードの関係を説明するためのタイミングチャートである。 図10に示す立体映像鑑賞システムの光シャッタの状態の別の表示モードの関係を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第4の実施形態である立体映像鑑賞システムの構成を示すブロック図である。 図15に示す立体映像鑑賞システムの制御手段の具体的な構成を示すブロック図である。 図15に示す立体映像鑑賞システムの表示手段および光シャッタの具体的な構成を示す模式図である。 図15に示す立体映像鑑賞システムの光シャッタの状態と表示モードの関係を説明するためのタイミングチャートである。 図15に示す立体映像鑑賞システムの光シャッタの状態と別の表示モードの関係を説明するためのタイミングチャートである。
1 立体映像鑑賞システム
2 表示システム
3 光シャッタ
4 制御手段
5 表示手段
6 シャッタ手段
7 入力手段
以下、本発明における一実施形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図4は、本発明の第1の実施形態である立体映像鑑賞システムの構成を示すブロック図である。本実施形態において、観察者は、字幕の無い立体表示(字幕無)と、字幕のある立体表示(字幕有)の2つの表示モードの中から、自分に適した表示モードを選択して立体映像を鑑賞する。
図4に示すように、立体映像鑑賞システム1は、表示システム2および光シャッタ3を有する。表示システム2は、制御手段4および表示手段5からなる。光シャッタ3は、シャッタ手段6および入力手段7からなる。
制御手段4は、立体映像を構成する右眼用映像Rおよび左眼用映像Lと字幕Sの各映像信号を時分割多重して立体映像信号を生成し、その立体映像信号を表示手段5に送る。同時に、制御手段4は、映像のフレームの切り替わりを示す制御信号をシャッタ手段6に送る。
表示手段5は、入力された立体映像信号から、右眼用映像Rと、字幕Sと、左眼用映像Lを時系列に切り替えて表示する。シャッタ手段6は、例えば液晶光シャッタであり、立体メガネを構成する右眼用の液晶光シャッタおよび左眼用の液晶光シャッタからなる。右眼用および左眼用の各液晶光シャッタは、それぞれ独立に開閉を制御することができる。
入力手段7は、表示モードの選択が可能であり、観察者が選択した表示モードを示す信号をシャッタ手段6に供給する。シャッタ手段6は、観察者が入力手段7にて選択した表示モードに従って、制御手段4からの制御信号を基準に右眼用および左眼用の各液晶光シャッタの開閉タイミングを決定し、各液晶光シャッタの開閉を制御する。
図5は、制御手段4の具体的な構成を示すブロック図である。図5に示すように、制御手段4は、3台の映像再生装置221、222、223と、制御回路225と、メモリ226と、合成回路227とから構成される。
映像再生装置221は、右眼用映像Rが記録された媒体を再生する。映像再生装置222は、字幕Sが記録された媒体を再生する。映像再生装置223は、左眼用映像Lが記録された媒体を再生する。映像再生装置221、222、223のそれぞれには、同期信号が制御回路225から供給されている。映像再生装置221、222、223では、制御回路225からの同期信号に基づいて、各媒体の各フレームが同期して再生される。映像再生装置221、222、223のそれぞれで同期して再生された映像信号はメモリ226に出力される。
ここで、右眼用映像Rおよび左眼用映像Lをそれぞれ記録した媒体の作成手順を簡単に説明する。右眼用映像Rおよび左眼用映像Lを取得するために、人間の両眼の間隔に配置した第1および第2のカメラが用いられる。第1および第2のカメラでそれぞれ右眼用映像Rと左眼用映像Lを撮影する。第1および第2のカメラからの映像をそのまま、あるいは編集、加工して媒体、例えば磁気テープに記録する。こうして右眼用映像Rおよび左眼用映像Lがそれぞれ記録された媒体を得る。記録媒体として、磁気テープの他、DVDやハードディスクなどを用いることができる。
なお、映像再生装置221、222、223はそれぞれ異なる場所に設置されてもよい。この場合は、映像再生装置221、222、223からネットワークを経由してメモリ226に右眼用映像R、字幕Sおよび左眼用映像Lがそれぞれ供給される。
右眼用映像R、字幕Sおよび左眼用映像Lの各画像データはフレーム単位でメモリ226に蓄積される。制御回路225により、メモリ226からの画像データの読み出しが制御される。メモリ226では、蓄積された各画像データが、同期信号の3倍の周波数で順次読み出される。メモリ226から読み出された各画像データは、合成回路227に供給される。
合成回路227の動作は、制御回路225により制御される。合成回路227は、メモリ226から同期信号の3倍の周波数で順に読み出された各画像データを時間多重する。すなわち、合成回路227は、同期信号の3倍の周波数で、右眼用映像R、字幕Sおよび左眼用映像Lの各信号が時系列的に合成された立体映像信号を生成する。この立体映像信号の1フレームは、右眼用映像R、字幕Sおよび左眼用映像Lの3つのサブフレームで構成される。この合成回路227による立体映像信号の生成時に、制御回路225は、生成される立体映像信号に同期した制御信号を生成する。
なお、合成回路227にて生成された立体映像信号を記録媒体に記録し、必要なときにその記録媒体を再生するように、表示システム2を構成してもよい。この場合、制御信号は、記録媒体の再生により得られる立体映像信号に同期した同期信号から生成される。
図6は、表示手段5および光シャッタ3の具体的構成を示す図である。
図6に示す表示手段5は、プロジェクタ31とスクリーン32とから構成される。プロジェクタ31は、制御手段4から送られてきた立体映像信号を入力とし、右眼用映像Rと、字幕Sと、左眼用映像Lを時系列的にスクリーン32へ投射する。
観察者は、図6に示す光シャッタ3を通して立体映像を鑑賞する。光シャッタ3は、右眼光シャッタ42と左眼光シャッタ43と光シャッタ駆動回路44からなるシャッタ手段6と、表示モードを選択するための入力手段7とから構成される。この例では、光シャッタ3はメガネの形状をした立体メガネ41とした。
右眼光シャッタ42および左眼光シャッタ43は液晶光シャッタであり、透明電極が形成された2枚のガラス基板でセルを形成し、間隙に液晶を注入した液晶セルに、その光の入出射面に偏光板を貼り付けて構成されている。右眼光シャッタ42および左眼光シャッタ43のそれぞれは、透明電極に電圧が印加されていないときは光を透過し、透明電極に電圧を印加すると、光を遮蔽する状態になるように動作する。
光シャッタ駆動回路44は、入力手段7により観察者が選択した表示モードに従って、制御手段4から送られてきた制御信号を基準に開閉タイミングを決定し、右眼光シャッタ42および左眼光シャッタ43の開閉を独立に制御する。
なお、図6において、光シャッタ駆動回路44への制御信号の供給は、有線通信により行われてもよく、また、赤外線通信や無線通信により行われてもよい。
入力手段7や光シャッタ駆動回路44は、立体メガネ41に内蔵せず、別ユニットとして設けても良い。例えば、映画館であれば、入力手段7や光シャッタ駆動回路44を前の座席の背もたれの部分に取り付け、液晶光シャッタを駆動する信号が光シャッタ駆動回路44から立体メガネ41に供給されても構わない。
図7は、表示手段5で表示している表示映像と、制御信号と、各表示モードにおける立体メガネ41の光シャッタの状態の関係を示すタイミングチャートである。
表示映像は、右眼用映像Rと、字幕Sと、左眼用映像Lを1フレームとして60Hzの繰り返し周波数で表示する。すなわち、各サブフレームの映像は180Hzの周波数で切り替わって表示される。
制御信号は、例えば右眼用映像Rが表示されているときだけハイレベルになるように設定された信号であり、この信号を基準に字幕Sと左眼用映像Lの各表示タイミングを特定できる。制御信号は、図7に示した信号に限定されるものではなく、各映像のフレームの切り替わりタイミングを特定できるのであれば、どのような信号であってもよい。
字幕が不要な人は、表示モードとして、立体表示(字幕無)を選択する。立体表示(字幕無)が選択されると、光シャッタは、制御信号を基準に右眼用映像Rが表示されているときに右眼光シャッタ42を開け、左眼用映像Lが表示されているときに左眼光シャッタ43を開けるように制御される。観察者は、右眼用映像Rと左眼用映像Lをそれぞれ左右の眼で見ることになるので、通常の立体感のある映像を鑑賞できる。
一方、字幕が必要な人は、表示モードとして、立体表示(字幕有)を選択する。立体表示(字幕有)が選択されると、光シャッタは、制御信号を基準に右眼用映像Rと字幕Sが表示されているときに右眼光シャッタ42を開け、字幕Sと左眼用映像Lが表示されているときに左眼光シャッタ43を開けるように制御される。観察者は、右眼用映像Rと左眼用映像Lをそれぞれ左右の眼で見ることになるので、立体感のある映像を鑑賞できるとともに、字幕Sも読むことができる。
上述の実施形態では、1フレーム期間に右眼用映像Rと、字幕Sと、左眼用映像Lの3つのサブフレームがあり、その中から右眼および左眼に対する映像を選択する。これに対して、単純に字幕無しの右眼用映像Rと、字幕有りの右眼用映像Rと、字幕無しの左眼用映像Lと、字幕有りの左眼用映像Lの4つのサブフレームで1フレームを構成し、その中から右眼、および左眼用の映像を選択する場合は、フレーム期間が上述の実施形態と同じであれば、サブフレーム期間は上述の実施形態の場合よりも短くなる。サブフレーム期間が短くなると、観察する画像が暗くなる。本実施形態では、サブフレームの数を少なくできるので、単位時間当たりの光シャッタが開いている期間が長くなり、観察者は明るい映像を鑑賞できる。
また、両眼ともスクリーン上の同じ位置、同じタイミングで表示された同じサブフレームの字幕を見ることになるので、頭を傾けても右眼で見る字幕と左眼で見る字幕とがずれることはない。すなわち、通常の2次元画像を見るのと等しい見やすい字幕表示が得られる。
上述の説明において、表示手段5として、プロジェクタ31とスクリーン32を用いる投射型の表示装置を例示したが、液晶テレビやプラズマテレビなどの直視型の表示装置を用いてもよい。
また、制御手段4からシャッタ手段6に送られる制御信号は、表示手段5を経由してシャッタ手段6に送られても良い。
さらに、表示手段5は、1台のプロジェクタで構成されるものに限定されない。表示手段5は、立体映像と字幕映像をそれぞれ表示する2台のプロジェクタで構成されてもよい。ただし、この場合も、2台のプロジェクタは同期しており、右眼用映像Rと、字幕Sと、左眼用映像Lの映像が時系列的に表示される関係は、上述の説明と同様である。さらに、この場合、字幕Sのサブフレーム期間は、各立体映像のサブフレーム期間と等しくする必要はなく、字幕Sの表示期間のみを短くして、明るいプロジェクタで投影しても構わない。
(第2の実施の形態)
視差を有する右眼用映像と左眼用映像をそれぞれ左右の眼に見せる立体表示は、観察者に視覚疲労を生じさせることが知られている。立体視が得意な人や慣れている人は、視覚疲労が生じ難い。一方、立体視が苦手な人や不慣れの人は、著しく視覚疲労が発生する。すなわち、視覚疲労の度合いは観察者の立体視能力によって異なる。このように、視覚疲労の度合いには個人差がある。
そこで、立体映画のように大勢の観客が同時に同じ立体映像を鑑賞する場合には、観察者が、それぞれの立体視の能力に応じて、個々に立体映像か2次元映像かを選択でき、しかも、字幕の有無も選択できる立体映像鑑賞システムが有用である。
図8は、本発明の第2の実施形態である立体映像鑑賞システムの構成を示すブロック図である。
本実施形態では、立体視が苦手な人、あるいは視覚疲労を自覚した人は、2次元画像を選択でき、しかも字幕の有無も選択できる。
図8に示すように、立体映像鑑賞システム21は、表示システム22および光シャッタ23を有する。表示システム22は、制御手段24および表示手段25からなる。光シャッタ23は、シャッタ手段26および入力手段27からなる。
本実施形態において、制御手段24の構成および動作は、図5に示した制御手段4と同じであり、表示手段25の構成および動作は、図6に示した表示手段5と同じである。また、シャッタ手段26の構成は、第1の実施形態で説明したシャッタ手段6と同じである。
観察者は、入力手段27により、字幕の無い立体表示(字幕無)と、字幕のある立体表示(字幕有)と、字幕の無い2次元画像表示(字幕無)と、字幕のある2次元画像表示(字幕有)の4つの表示モードの中から、自分に適した表示モードを選択して立体映像を鑑賞することができる。
シャッタ手段26は、入力手段27により観察者が選択した表示モードに従って、制御信号を基準に開閉タイミングと開閉期間を決定し、右眼用および左眼用の各液晶光シャッタの開閉を制御する。
図9は、表示手段25で表示している表示映像と、制御信号と、各表示モードにおける立体メガネ41の光シャッタの状態の関係を示すタイミングチャートである。
表示映像は、第1の実施形態と同様に、右眼用映像Rと、字幕Sと、左眼用映像Lを1フレームとして60Hzの繰り返し周波数で表示する。すなわち、各サブフレームの映像は180Hzの周波数で切り替わって表示される。
制御信号は、例えば右眼用映像Rが表示されているときだけハイレベルになるように設定された信号であり、この信号を基準に字幕Sと、左眼用映像Lの表示タイミングを特定できる。
観察者が、字幕の無い立体表示(字幕無)と、字幕のある立体表示(字幕有)を選択した場合は、図7に示したタイミングチャートと同じように、右眼用および左眼用の各液晶光シャッタの開閉が制御される。
立体視が苦手な人、あるいは視覚疲労を自覚した人で、字幕が不要な人は、表示モードとして、2次元画像表示(字幕無)を選択する。2次元画像表示(字幕無)が選択されると、光シャッタ23は、制御信号を基準に右眼用映像Rが表示されているときに右眼光シャッタ42と左眼光シャッタ43を開け、それ以外のときは、右眼光シャッタ42と左眼光シャッタ43を閉じるように制御される。この場合、観察者は、右眼用映像Rのみを同時に左右の眼で見ることになるので、通常の2次元画像を鑑賞できる。
一方、立体視が苦手な人、あるいは視覚疲労を自覚した人で、字幕が必要な人は、2次元画像表示(字幕有)を選択する。2次元画像表示(字幕有)が選択されると、光シャッタ23は、制御信号を基準に右眼用映像Rと字幕Sが表示されているときに右眼光シャッタ42と左眼光シャッタ43を開け、それ以外のときには、右眼光シャッタ42と左眼光シャッタ43を閉じるように制御される。この場合、観察者は、右眼用映像Rと字幕Sを同時に左右の眼で見ることになるので、通常の2次元画像を字幕付きで鑑賞できる。
図9には示していないが、2次元画像表示を選択する場合に、右眼光シャッタ42と左眼光シャッタ43のどちらか一方を常に閉じておき、もう一方の光シャッタを、右眼用映像Rが表示されているときに開ける(字幕無)、あるいは右眼用映像Rと字幕Sが表示されているときに開ける(字幕有)という擬似立体表示モードを設けても良い。片目で映像を観察すると、スクリーンが平面であることを知覚しにくくなり、両眼視差以外の奥行き手がかり(例えば映像の動き、パースペクティブ、陰影など)によって奥行き感を得ることができるので、両眼視差による立体視が困難な人でも立体感のある映像を鑑賞できる。擬似立体表示モードは、特に、映画のような大画面映像のときには効果的に作用する。
本実施形態によれば、立体映画のように大勢の観客が同時に同じ立体映像を鑑賞する場合に、観察者が、自身の立体視の能力に応じて、その場で個々に立体映像か2次元映像かを選択でき、しかも字幕の有無も選択できる。よって、より多くの人が見やすい立体映画を鑑賞できるというユニバーサルデザインに配慮した立体映像鑑賞システムが得られる。
(第3の実施の形態)
第2の実施形態の表示選択に加えて、立体映画のような大勢の観客が同時に同じ立体映像を鑑賞する場合には、立体視が得意な人や慣れている人は、通常の立体感の映像を見ることができ、一方、立体視が苦手な人や不慣れな人は、立体感を抑制した映像、あるいは2次元映像を見ることができ、しかも字幕の有無も選択できるようにした立体映像鑑賞システムは、さらに有用である。
図10は、本発明の第3実施形態である立体映像鑑賞システムの構成を示すブロック図である。
本実施形態では、観察者は、字幕の無い立体表示と、字幕のある立体表示と、立体度を抑制した字幕の無い立体表示と、立体度を抑制した字幕のある立体表示と、字幕の無い2次元画像表示と、字幕のある2次元画像表示の6つの表示モードの中から、自分に適した表示モードを選択して立体映像を鑑賞する。立体度を抑制した字幕の無い立体表示および立体度を抑制した字幕のある立体表示は、立体視が苦手な人や視覚疲労を自覚した人のための表示である。
図10に示すように、立体映像鑑賞システム31は、表示システム32および光シャッタ33を有する。表示システム32は、制御手段34と表示手段35とからなる。光シャッタ33は、シャッタ手段36と入力手段37とからなる。
制御手段34は、立体映像を構成する右眼用映像Rおよび左眼用映像L1と、字幕Sと、立体度を抑制した左眼用映像L2との各映像信号を時分割多重して立体映像信号を生成し、その立体映像信号を表示手段35に送る。同時に、制御手段34は、映像のフレームの切り替わりを示す制御信号をシャッタ手段36に送る。
表示手段35は、入力された立体映像信号から、右眼用映像Rと、字幕Sと、左眼用映像L1と、立体度を抑制した左眼用映像L2を時系列に切り替えて表示する。シャッタ手段36は、第1の実施形態と同様の液晶光シャッタであって、立体メガネを構成する右眼用および左眼用の液晶光シャッタを有する。右眼用および左眼用の液晶光シャッタは、それぞれ独立に開閉を制御することができる。シャッタ手段36は、入力手段37により観察者が選択した表示モードに従って、制御信号を基準に開閉タイミングと開閉期間を決定し、右眼用および左眼用の液晶光シャッタの開閉を制御する。
図11は、制御手段34の具体的構成を示すブロック図である。
図11に示す制御手段34は、4台の映像再生装置321、322、323、324と、制御回路325と、メモリ326と、合成回路327とから構成される。
映像再生装置321は、右眼用映像Rが記録された媒体を再生する。映像再生装置322は、字幕Sが記録された媒体を再生する。映像再生装置323は、左眼用映像L1が記録された媒体を再生する。映像再生装置324は、左眼用映像L2が記録された媒体を再生する。映像再生装置321、322、323、324のそれぞれには、同期信号が制御回路325から供給されている。映像再生装置321、322、323、324では、制御回路325からの同期信号に基づいて、各媒体の各フレームが同期して再生される。映像再生装置321、322、323、324のそれぞれで同期して再生された映像信号はメモリ326に出力される。
ここで、右眼用映像R、左眼用映像L1および左眼用映像L2をそれぞれ記録した媒体の作成手順を簡単に説明する。右眼用映像R、左眼用映像L1および左眼用映像L2を取得するために、人間の両眼の間隔に配置した第1および第2のカメラと、これらカメラ間の中間位置に配置した第3のカメラが用いられる。第1および第2のカメラでそれぞれ右眼用映像Rと左眼用映像L1を撮影すると同時に、第3のカメラで立体度を抑制した左眼用映像L2を撮影する。第1乃至第3のカメラからの映像をそのまま、あるいは編集、加工して媒体、例えば磁気テープに記録する。こうして右眼用映像R、左眼用映像L1および左眼用映像L2がそれぞれ記録された媒体を得る。記録媒体として、磁気テープの他、DVDやハードディスクなどを用いることができる。
右眼用映像R、字幕S、左眼用映像L1、および立体度を抑制した左眼用映像L2の各画像データは、フレーム単位でメモリ326に蓄積される。制御回路325により、メモリ326からの画像データの読み出しが制御される。メモリ326では、蓄積された各画像データが、同期信号の4倍の周波数で順次読み出される。メモリ326から読み出された各画像データは、合成回路327に供給される。
合成回路327の動作は、制御回路325により制御される。合成回路327は、メモリ326から同期信号の4倍の周波数で順に読み出された各画像データを時間多重する。すなわち、合成回路327は、4倍の周波数で、右眼用映像Rと、左眼用映像L1と、字幕Sと、立体度を抑制した左眼用映像L2の各信号が時系列的に合成され立体映像信号を生成する。この合成回路327による立体映像信号の生成時に、制御回路325は、生成される立体映像信号に同期した制御信号を生成する。
なお、合成回路327にて生成された立体映像信号を記録媒体に記録し、必要なときにその記録媒体を再生するように、表示システム32を構成してもよい。この場合、制御信号は、記録媒体の再生により得られる立体映像信号に同期した同期信号から生成される。
図12は、表示手段35および光シャッタ33の具体的な構成を示す図である。
図12に示すように、表示手段35は、プロジェクタ331とスクリーン332とから構成される。プロジェクタ331は、制御手段34から送られてきた立体映像信号を入力とし、右眼用映像Rと、字幕Sと、左眼用映像L1と、立体度を抑制した左眼用映像L2を時系列的にスクリーン332へ投射する。
観察者は、図12に示す光シャッタ33を通して立体映像を鑑賞する。この光シャッタ33は、右眼光シャッタ342と左眼光シャッタ343と光シャッタ駆動回路344とからなるシャッタ手段36と、表示モードを選択するための入力手段37とから構成される。この例では、光シャッタ33は、メガネの形状をした立体メガネ341とした。
右眼光シャッタ342および左眼光シャッタ343は液晶光シャッタであり、透明電極が形成された2枚のガラス基板でセルを形成し、間隙に液晶を注入した液晶セルに、その光の入出射面に偏光板を貼り付けて構成されている。右眼光シャッタ342および左眼光シャッタ343のそれぞれは、透明電極に電圧が印加されていないときは光を透過し、透明電極に電圧を印加すると、光を遮蔽する状態になるように動作する。
光シャッタ駆動回路344は、入力手段37により観察者が選択した表示モードに従って、制御手段34から送られてきた制御信号を基準に開閉タイミングと開閉期間を決定し、右眼光シャッタ342および左眼光シャッタ343の開閉を独立に制御する。
図13および図14は、表示手段35で表示している表示映像と、制御信号と、各表示モードにおける立体メガネ341の光シャッタの状態との関係を示すタイミングチャートである。
表示映像は、右眼用映像Rと、字幕Sと、左眼用映像L1と、立体度を抑制した左眼用映像L2とを1フレームとして60Hzの繰り返し周波数で表示する。すなわち、各サブフレームの映像は240Hzの周波数で切り替わって表示される。
制御信号は、例えば右眼用映像Rが表示されているときだけハイレベルになるように設定された信号であり、この信号を基準に字幕Sと、左眼用映像L1と、立体度を抑制した左眼用映像L2の表示タイミングが特定できる。
まず、観察者が選択できる6つの表示モードのうち、立体表示に係わる4つのモードについて、図13を用いて説明する。
立体視が得意な人や慣れている人で、字幕が不要な人は、表示モードとして、立体表示(字幕無)を選択する。立体表示(字幕無)が選択されると、光シャッタ33は、制御信号を基準に右眼用映像Rが表示されているときに右眼光シャッタ342を開け、左眼用映像L1が表示されているときに左眼光シャッタ343を開けるように制御される。この場合、観察者は、右眼用映像Rと左眼用映像L1をそれぞれ左右の眼で見ることになるので、通常の立体感のある映像を鑑賞できる。
一方、立体視が得意な人や慣れている人で、字幕が必要な人は、立体表示(字幕有)を選択する。立体表示(字幕有)が選択されると、光シャッタ33は、制御信号を基準に右眼用映像Rと字幕Sが表示されているときに右眼光シャッタ342を開け、字幕Sと左眼用映像L1が表示されているときに左眼光シャッタ343を開けるように制御される。この場合、観察者は、右眼用映像Rと左眼用映像L1をそれぞれ左右の眼で見ることになるので、通常の立体感のある映像を鑑賞できるとともに、字幕Sも読むことができる。
また、立体視が苦手な人や慣れていない人は、立体度を抑制した立体表示(字幕無)を選択する。立体度を抑制した立体表示が選択されると、光シャッタ33は、制御信号を基準に右眼用映像Rが表示されているときに右眼光シャッタ342を開け、立体度が抑制された左眼用映像L2が表示されているときに左眼光シャッタ343を開けるように制御される。この場合、観察者は、右眼用映像Rと立体度が抑制された左眼用映像L2をそれぞれ左右の眼で見ることになるので、立体度が抑制された映像を鑑賞できる。
さらに、立体視が苦手な人や慣れていない人で、字幕が必要な人は、立体度を抑制した立体表示(字幕有)を選択する。立体度を抑制した立体表示(字幕有)が選択されると、光シャッタ33は、制御信号を基準に右眼用映像Rと字幕Sが表示されているときに右眼光シャッタ342を開け、立体度が抑制された左眼用映像L2と字幕Sが表示されているときに左眼光シャッタ343を開けるように制御される。この場合、観察者は、右眼用映像Rと立体度が抑制された左眼用映像L2をそれぞれ左右の眼で見ることになるので、立体度が抑制された映像を鑑賞できるとともに、字幕Sも読むことができる。
次に、観察者が選択できる6つの表示モードのうち、2次元画像表示に係わる2つのモードについて、図14を用いて説明する。
立体視が困難な人あるいは視覚疲労を自覚した人で、字幕が不要な人は、表示モードとして、2次元画像表示(字幕無)を選択する。2次元画像表示(字幕無)が選択されると、光シャッタ33は、制御信号を基準に右眼用映像Rが表示されているときに右眼光シャッタ342と左眼光シャッタ343を開け、それ以外のときには、右眼光シャッタ342と左眼光シャッタ343を閉じるように制御される。この場合、観察者は、右眼用映像Rのみを同時に左右の眼で見ることになるので、通常の2次元画像を鑑賞できる。
一方、立体視が困難な人あるいは視覚疲労を自覚した人で、日本語の字幕が必要な人は、2次元画像表示(字幕有)を選択する。2次元画像表示(字幕有)が選択されると、光シャッタ33は、制御信号を基準に右眼用映像Rと字幕Sが表示されているときに右眼光シャッタ342と左眼光シャッタ343を開け、それ以外のときには、右眼光シャッタ342と左眼光シャッタ343を閉じるように制御される。この場合、観察者は、右眼用映像Rと字幕Sを同時に左右の眼で見ることになるので、通常の2次元画像を字幕付きで鑑賞できる。
上述した実施形態では、1フレーム期間に右眼用映像Rと、字幕Sと、左眼用映像L1と立体度が抑制された左眼用映像L2の4つのサブフレームがあり、その中から右眼および左眼に対する映像を選択する。これに対して、単純に字幕無しの右眼用映像Rと、字幕有りの右眼用映像Rと、字幕無しの左眼用映像L1と、字幕有りの左眼用映像L1と、字幕無しの立体度が抑制された左眼用映像L2と、字幕有りの立体度が抑制された左眼用映像L2の6つのサブフレームで1フレームを構成し、その中から右眼、および左眼用の映像を選択する場合、フレーム期間が上述の実施形態と同じであれば、サブフレーム期間は上述の実施形態よりも短くなる。サブフレーム期間が短くなると、観察する画像が暗くなる。本実施形態では、サブフレームの数を少なくできるので、単位時間当たりの光シャッタが開いている期間が長くなり、観察者は明るい映像を鑑賞できる。
また、両眼ともスクリーン上の同じ位置、同じタイミングで表示された同じサブフレームの字幕を見ることになるので、頭を傾けても、右眼で見る字幕と左眼で見る字幕とがずれることはない。すなわち、通常の2次元画像を見るのと等しい見やすい字幕表示が得られる。
本実施形態によれば、立体映画のように大勢の観客が同時に同じ立体映像を鑑賞する場合に、観察者が、自身の立体視の能力に応じて、その場で個々に通常の立体映像か、立体感を抑制した立体映像か、あるいは2次元映像かを選択でき、しかも字幕の有無も選択できる。よって、より多くの人が見やすい立体映画を鑑賞できるというユニバーサルデザインに配慮した立体映像鑑賞システムが得られる。
本実施形態において、上述した第1乃至第3のカメラで撮影した映像を用いるのではなく、立体映像生成装置を用いて、より少ない映像から複数の立体映像を生成しても良い。例えば、動きのある2次元の映像から立体度の異なる複数の立体映像を生成する技術や、2次元画像データとデプスマップから立体度の異なる複数の立体映像を生成する技術や、1組の立体画像からその中間の画像を補間したり、外挿したりして立体度の異なる複数の立体映像を生成する技術などの既存の技術を用いて、右眼用映像Rと、左眼用映像L1と、立体度を抑制した左眼用映像L2をリアルタイムで生成してもよい。このようにして生成した映像を制御手段34に用いる映像源として用いても、同様の立体映像鑑賞システムが得られる。この構成によれば、立体度を抑制した左眼用映像L2が存在しないコンテンツ、あるいは立体映像が存在しない2次元映像のみのコンテンツも利用して、第3の実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態において、右眼用映像Rと、左眼用映像L1と、立体度を抑制した左眼用映像L2を用いた場合について説明したが、人間の眼の間隔に配置した2台のカメラのさらに外側に配置したカメラで立体度を強調した左眼用映像L3を撮影したものを用いても良い。この場合、表示映像は、右眼用映像Rと、字幕Sと、左眼用映像L1と、立体度を抑制した左眼用映像L2と、立体度を強調した左眼用映像L3の5つの映像を60Hzの繰り返し周波数で表示したものとなり、各フレームの映像は300Hzの周波数で切り替わって表示される。表示モードは、通常の立体表示と、立体度を抑制した立体表示と、立体度を強調した立体表示と、2次元画像表示の4つの表示モードのそれぞれについて、字幕の有無が設定された、計8つの表示モードになる。この場合、立体メガネ341の動作制御は、その表示モードにあわせて開閉を制御すればよい。6つ以上の映像を用いる場合も同様である。
(第4の実施形態)
外国映画に字幕を付けて上映する場合、通常は母国語の字幕を付けるが、地域によっては2ヶ国語以上の字幕を必要とする場合もある。本実施形態では、観察者は、字幕の無い立体表示と、日本語の字幕のある立体表示と、英語の字幕のある立体表示と、さらに、立体視が苦手な人、あるいは視覚疲労を自覚した人のために2次元画像表示と、日本語の字幕のある2次元画像表示と、英語の字幕のある2次元画像表示の6つの表示モードの中から、自分に適した表示モードを選択して立体映像を鑑賞する。
図15は、本発明の第4の実施形態である立体映像鑑賞システムの構成を示すブロック図である。
図15に示すように、立体映像鑑賞システム41は、表示システム42および光シャッタ43を有する。表示システム42は、制御手段44と表示手段45とからなる。光シャッタ43は、シャッタ手段46と入力手段47とからなる。制御手段44は、立体映像を構成する右眼用映像Rと左眼用映像Lと、さらに日本語字幕JSと、英語字幕ESとの各映像信号を時分割多重して立体映像信号を生成し、その立体映像信号を表示手段45に送る。同時に、制御手段44は、映像のフレームの切り替わりを示す制御信号をシャッタ手段46に送る。
表示手段45は、入力された立体映像信号から、右眼用映像Rと、日本語字幕JSと、左眼用映像Lと、英語字幕ESとを時系列に切り替えて表示する。シャッタ手段46は、第1の実施形態で用いた液晶光シャッタと同様のものであり、立体メガネを構成する右眼用および左眼用の各液晶光シャッタは、それぞれ独立に開閉を制御することができる。シャッタ手段46は、入力手段47により観察者が選択した表示モードに従って、制御信号を基準に開閉タイミングと開閉期間を決定し、右眼用および左眼用の各液晶光シャッタの開閉を制御する。
図16は、制御手段44の具体的な構成を示すブロック図である。
図16に示す制御手段44は、4台の映像再生装置421、422、423、424と、制御回路425と、メモリ426と、合成回路427とから構成される。
映像再生装置421は、右眼用映像Rが記録された媒体を再生する。映像再生装置422は、日本語字幕JSが記録された媒体を再生する。映像再生装置423は、左眼用映像Lが記録された媒体を再生する。映像再生装置424は、英語字幕ESが記録された媒体を再生する。記録媒体として、磁気テープの他、DVDやハードディスクなどを用いることができる。
映像再生装置421、422、423、424のそれぞれには、同期信号が制御回路425から供給されている。映像再生装置421、422、423、424では、制御回路425からの同期信号に基づいて、各媒体の各フレームが同期して再生される。映像再生装置421、422、423、424のそれぞれで同期して再生された映像信号はメモリ426に出力される。
右眼用映像Rと、日本語字幕JSと、左眼用映像Lと、英語字幕ESとの各画像データは、フレーム単位でメモリ426に蓄積される。制御回路425により、メモリ426からの画像データの読み出しが制御される。メモリ426では、蓄積された各画像データが、同期信号の4倍の周波数で順次読み出される。メモリ426から読み出された各画像データは、合成回路427に供給される。
合成回路427の動作は、制御回路425により制御される。合成回路427は、メモリ426から同期信号の4倍の周波数で順に読み出された各画像データを時間多重する。すなわち、合成回路427は、4倍の周波数で右眼用映像Rと、日本語字幕JSと、左眼用映像Lと、英語字幕ESの信号が時系列的に合成された立体映像信号を生成する。この合成回路427による立体映像信号の生成時に、制御回路425は、生成される立体映像信号に同期した制御信号を生成する。
なお、合成回路427にて生成された立体映像信号を記録媒体に記録し、必要なときにその記録媒体を再生するように、表示システム42を構成してもよい。この場合、制御信号は、記録媒体の再生により得られる立体映像信号に同期した同期信号から生成される。
図17は、表示手段45および光シャッタ43の具体的な構成を示す図である。
図17に示す表示手段45は、プロジェクタ431とスクリーン432とから構成される。プロジェクタ431は、制御手段44から送られてきた立体映像信号を入力とし、右眼用映像Rと、日本語字幕JSと、左眼用映像Lと、英語字幕ESとを時系列的にスクリーン432へ投射する。
観察者は、図17に示す光シャッタ43を通して立体映像を鑑賞する。光シャッタ43は、右眼光シャッタ442と左眼光シャッタ443と光シャッタ駆動回路444からなるシャッタ手段46と、表示モードを選択するための入力手段47とから構成される。この例では、光シャッタ43はメガネの形状をした立体メガネ441とした。
右眼光シャッタ442および左眼光シャッタ443は液晶光シャッタであり、透明電極が形成された2枚のガラス基板でセルを形成し、間隙に液晶を注入した液晶セルに、その光の入出射面に偏光板を貼り付けて構成されている。右眼光シャッタ442および左眼光シャッタ443は、透明電極に電圧が印加されていないときには光を透過し、透明電極に電圧を印加すると光を遮蔽する状態になるように動作する。
光シャッタ駆動回路444は、入力手段47により観察者が選択した表示モードに従って、制御手段44から送られてきた制御信号を基準に開閉タイミングと開閉期間を決定し、右眼光シャッタ442および左眼光シャッタ443の開閉を独立に制御する。
図18および図19は、表示手段45で表示している表示映像と、制御信号と、各表示モードにおける立体メガネ441の光シャッタの状態の関係を示すタイミングチャートである。
表示映像は、右眼用映像Rと、日本語字幕JSと、左眼用映像Lと、英語字幕ESを1フレームとして60Hzの繰り返し周波数で表示する。すなわち、各サブフレームの映像は240Hzの周波数で切り替わって表示される。
制御信号は、例えば右眼用映像Rが表示されているときだけハイレベルになるように設定された信号であり、この信号を基準に日本語字幕JSと、左眼用映像Lと、英語字幕ESの表示タイミングを特定できる。
まず、観察者が選択できる6つの表示モードのうち、立体表示に係わる3つのモードについて、図18を用いて説明する。
立体表示のうち、字幕が不要な人は、表示モードとして、立体表示(字幕無)を選択する。立体表示(字幕無)が選択されると、光シャッタ43は、制御信号を基準に右眼用映像Rが表示されているときに右眼光シャッタ442を開け、左眼用映像Lが表示されているときに左眼光シャッタ443を開けるように制御される。この場合、観察者は、右眼用映像Rと左眼用映像Lをそれぞれ左右の眼で見ることになるので、通常の立体感のある映像を鑑賞できる。
一方、日本語の字幕が必要な人は、立体表示(日本語字幕有)を選択する。立体表示(日本語字幕有)が選択されると、光シャッタ43は、制御信号を基準に右眼用映像Rと日本語字幕JSが表示されているときに右眼光シャッタ442を開け、日本語字幕JSと左眼用映像Lが表示されているときに左眼光シャッタ443を開けるように制御される。この場合は、観察者は、右眼用映像Rと左眼用映像Lをそれぞれ左右の眼で見ることになるので、立体感のある映像を鑑賞できるとともに、日本語字幕JSも読むことができる。
また、英語の字幕が必要な人は、立体表示(英語字幕有)を選択する。立体表示(英語字幕有)が選択されると、光シャッタ43は、制御信号を基準に右眼用映像Rと英語字幕ESが表示されているときに右眼光シャッタ442を開け、英語字幕ESと左眼用映像Lが表示されているときに左眼光シャッタ443を開けるように制御される。この場合、観察者は、右眼用映像Rと左眼用映像Lをそれぞれ左右の眼で見ることになるので、立体感のある映像を鑑賞できるとともに、英語字幕ESも読むことができる。
次に、観察者が選択できる6つの表示モードのうち、2次元画像表示に係わる3つのモードについて、図19を用いて説明する。
立体視が苦手な人あるいは視覚疲労を自覚した人で、字幕が不要な人は、表示モードとして、2次元画像表示(字幕無)を選択する。2次元画像表示(字幕無)が選択されると、光シャッタ43は、制御信号を基準に右眼用映像Rが表示されているときに右眼光シャッタ442と左眼光シャッタ443を開け、それ以外のときには、右眼光シャッタ442と左眼光シャッタ443を閉じるように制御される。この場合、観察者は、右眼用映像Rのみを同時に左右の眼で見ることになるので、通常の2次元画像を鑑賞できる。
一方、立体視が苦手な人あるいは視覚疲労を自覚した人で、日本語の字幕が必要な人は、2次元画像表示(日本語字幕有)を選択する。2次元画像表示(日本語字幕有)が選択されると、光シャッタ43は、制御信号を基準に右眼用映像Rと日本語字幕JSが表示されているときに右眼光シャッタ442と左眼光シャッタ443を開け、それ以外のときには、右眼光シャッタ442と左眼光シャッタ443を閉じるように制御される。この場合、観察者は、右眼用映像Rと日本語字幕JSを同時に左右の眼で見ることになるので、通常の2次元画像を日本語字幕付きで鑑賞できる。
また、立体視が苦手な人あるいは視覚疲労を自覚した人で、英語の字幕が必要な人は、2次元画像表示(英語字幕有)を選択する。2次元画像表示(英語字幕有)が選択されると、光シャッタ43は、制御信号を基準に右眼用映像Rと英語字幕ESが表示されているときに右眼光シャッタ442と左眼光シャッタ443を開け、それ以外のときには、右眼光シャッタ442と左眼光シャッタ443を閉じるように制御される。この場合、観察者は、右眼用映像Rと英語字幕ESを同時に左右の眼で見ることになるので、通常の2次元画像を英語字幕付きで鑑賞できる。
上述した実施形態では、1フレーム期間に右眼用映像Rと、日本語字幕JSと、左眼用映像Lと、英語字幕ESとの4つのサブフレームがあり、その中から右眼および左眼に対する映像を選択する。これに対して、単純に字幕無しの右眼用映像Rと、日本語字幕有りの右眼用映像Rと、英語字幕有りの右眼用映像Rと、字幕無しの左眼用映像Lと、日本語字幕有りの左眼用映像Lと、英語字幕有りの左眼用映像Lの6つのサブフレームで1フレームを構成し、その中から右眼用および左眼用の映像を選択する場合は、フレーム期間が上述の実施形態と同じであれば、サブフレーム期間は上述の実施形態よりも短くなる。サブフレーム期間が短くなると、観察する画像が暗くなる。本実施形態では、サブフレームの数を少なくできるので、単位時間当たりの光シャッタが開いている期間が長くなり、観察者は明るい映像を鑑賞できる。
また、両眼ともスクリーン上の同じ位置、同じタイミングで表示された同じサブフレームの字幕を見ることになるので、頭を傾けても、右眼で見る字幕と左眼で見る字幕とがずれることはない。すなわち、通常の2次元画像を見るのと等しい見やすい字幕表示が得られる。
本実施形態によれば、立体映画のように大勢の観客が同時に同じ立体映像を鑑賞する場合に、観察者が、自身の立体視の能力に応じて、その場で個々に立体映像か2次元映像かを選択でき、しかも複数の言語の字幕の有無も選択できる。よって、より多くの人が見やすい立体映画を鑑賞できるというユニバーサルデザインに配慮した立体映像鑑賞システムが得られる。
表示手段5は、プロジェクタ31とスクリーン32を用いる投射型の表示装置により構成されているが、これに代えて、液晶テレビやプラズマテレビなどの直視型の表示装置を用いてもよい。
制御手段4から光シャッタ4に送られる制御信号は、表示手段5を経由してシャッタ手段6に送られても良い。
以上説明した本発明の立体映像鑑賞システムによれば、表示システムが、立体映像を構成する視差の異なる2つ以上の映像と少なくとも一つの字幕映像とを含む3つ以上の映像を時分割多重して表示するとともに、各映像の切り替わりのタイミングを示す制御信号を出力する。観察者が、入力手段にて、上記3つ以上の映像のうちから鑑賞対象とされる表示映像を定めた複数の異なる表示モードのうちから任意の表示モードを指定すると、シャッタ駆動回路が、その指定された表示モードに対応する表示映像の切り替わりのタイミングをそれぞれ上記制御信号に基づいて特定し、該特定した各映像の切り替わりタイミングで、光を透過する状態と光を遮断する状態を切り替える2つのシャッタの開閉をそれぞれ独立に制御する。
上記の構成によれば、観察者は、表示モードを指定するだけ、字幕有りの映像や字幕無しの映像を自由に選択して観察することができる。よって、観察者にとって使い勝手の良い立体映像鑑賞システムを提供することができる。
また、スクリーン上の同じ位置に表示された同じサブフレームの字幕映像を両眼で見ることになるので、観察者に対してより見やすい字幕表示を提供することができる。
さらに、以下のような効果もある。
本発明の関連技術として、右眼用映像と左眼用映像それぞれに対して、字幕が有る映像と無い映像を用意し、さらには異なる言語の字幕を挿入した映像を用意し、それら映像を時分割で多重表示して、シャッタメガネで映像を選択するという構成が考えられる。しかし、この場合は、それぞれの映像に字幕を挿入する複雑さが増加することや、選択する映像の表示期間が短くなるために映像が暗くなるという問題がある。さらに、表示装置やシャッタメガネを高速に切り替えなければならないという技術的な課題もある。
上記の本発明によれば、例えば、右眼用映像、左眼用映像、字幕映像の3つのサブフレームを時分割多重により表示する構成とすることができるので、上記の関連技術に比べてサブフレームの数を少なくできる。よって、単位時間当たりの光シャッタが開いている期間を長くすることができ、観察者は明るい映像を鑑賞できる。
また、上記の本発明において、上記表示システムは、上記3つ以上の映像を時分割多重した立体映像信号を出力する制御手段と、上記立体映像信号に基づく映像を表示する表示手段を有していてもよい。
さらに、上記制御手段は、上記3つ以上の映像をそれぞれ再生する3つ以上の映像再生装置を有し、これら映像再生装置を同期制御して上記立体映像信号を生成してもよい。
さらに、上記制御手段は、上記3つ以上の映像を、これら映像の数より少ない映像データから生成してもよい。
以上説明した本発明によれば、観察者は、表示モードを指定するだけ、字幕有りの映像や字幕無しの映像を自由に選択して観察することができる。よって、観察者にとって使い勝手の良い立体映像鑑賞システムを提供することができる。
また、スクリーン上の同じ位置に表示された同じサブフレームの字幕映像を両眼で見ることになるので、観察者に対してより見やすい字幕表示を提供することができる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。本発明の構成および動作については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、当業者が理解し得る様々な変更を行うことができる。
この出願は、2009年1月22日に出願された日本出願特願2009−012142を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (13)

  1. 立体映像を構成する視差の異なる2つ以上の映像と少なくとも一つの字幕映像とを含む3つ以上の映像を時分割多重して表示するとともに、各映像の切り替わりのタイミングを示す制御信号を出力する表示システムと、
    前記3つ以上の映像のうちから鑑賞対象とされる表示映像を定めた複数の異なる表示モードのうちから任意の表示モードを指定するための入力手段と、
    光を透過する状態と光を遮断する状態を切り替える2つのシャッタと、
    前記入力手段にて指定された表示モードに対応する表示映像の切り替わりのタイミングをそれぞれ前記制御信号に基づいて特定し、該特定した各映像の切り替わりタイミングで前記2つのシャッタの開閉をそれぞれ独立に制御するシャッタ駆動回路を有する、立体映像鑑賞システム。
  2. 前記表示システムは、
    前記3つ以上の映像を時分割多重した立体映像信号を出力する制御手段と、
    前記立体映像信号に基づく映像を表示する表示手段を有する、請求の範囲第1項に記載の立体映像鑑賞システム。
  3. 前記制御手段は、前記3つ以上の映像をそれぞれ再生する3つ以上の映像再生装置を有し、これら映像再生装置を同期制御して前記立体映像信号を生成する、請求の範囲第2項に記載の立体映像鑑賞システム。
  4. 前記制御手段は、前記3つ以上の映像を、これら映像の数より少ない映像データから生成する、請求の範囲第2項に記載の立体映像鑑賞システム。
  5. 前記視差の異なる2つ以上の映像は右目用映像と左目用映像を含み、
    前記複数の異なる表示モードは、前記右目用映像および左目用映像により字幕無しの立体表示がなされる第1の表示モードと、前記右目用映像および左目用映像と前記字幕映像により字幕有りの立体表示がなされる第2の表示モードを含み、
    前記シャッタ駆動回路は、
    前記入力手段にて前記第1の表示モードが指定された場合は、前記右目用映像が表示されている期間において、前記2つのシャッタの一方のシャッタを開け、他方のシャッタを閉じ、前記字幕映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに閉じ、前記左目用映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタを閉じ、前記他方のシャッタを開けるように制御し、
    前記入力手段にて前記第2の表示モードが指定された場合には、前記右目用映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタを開け、前記他方のシャッタを閉じ、前記字幕映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに開け、前記左目用映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタを閉じ、前記他方のシャッタを開けるように制御する、請求の範囲第1項から第4項のいずれか1項に記載の立体映像鑑賞システム。
  6. 前記複数の異なる表示モードは、前記右目用映像および左目用映像の一方の映像により字幕無しの2次元画像表示がなされる第3の表示モードと、前記一方の映像および字幕映像により字幕有りの2次元画像表示がなされる第4の表示モードをさらに含み、
    前記シャッタ駆動回路は、
    前記入力手段にて前記第3の表示モードが指定された場合は、前記一方の映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに開け、それ以外の期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに閉じるように制御し、
    前記入力手段にて前記第4の表示モードが指定された場合には、前記一方の映像および字幕映像が表示されている各期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに開け、それ以外の期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに閉じるように制御する、請求の範囲第5項に記載の立体映像鑑賞システム。
  7. 前記複数の異なる表示モードは、立体度が異なる複数の字幕無し立体映像をそれぞれ前記視差の異なる3つ以上の映像のうちの2つの映像の組み合わせにより規定した複数の字幕無し立体表示モードと、立体度が異なる複数の字幕有り立体映像をそれぞれ前記3つ以上の映像のうちの2つの映像と前記字幕映像の組み合わせにより規定した複数の字幕有り立体表示モードを含み、
    前記シャッタ駆動回路は、
    前記入力手段にて前記複数の字幕無し立体表示モードのいずれかが指定された場合は、該指定された字幕無し表示モードに対応する視差の異なる2つの映像の一方の映像が表示されている期間において、前記2つのシャッタの一方のシャッタを開け、他方のシャッタを閉じ、該2つの映像の他方の映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタを閉じ、前記他方のシャッタを開け、前記字幕映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに閉じるように制御し、
    前記入力手段にて前記複数の字幕無有り立体表示モードのいずれかが指定された場合には、該指定された字幕無有り表示モードに対応する視差の異なる2つの映像の一方の映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタを開け、前記他方のシャッタを閉じ、該2つの映像の他方の映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタを閉じ、前記他方のシャッタを開け、前記字幕映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに開けるように制御する、請求の範囲第1項から第4項のいずれか1項に記載の立体映像鑑賞システム。
  8. 前記複数の異なる表示モードは、前記視差の異なる3つ以上の映像のうちの一つの映像により字幕無しの2次元画像表示がなされる字幕無し2次元画像表示モードと、前記一つの映像および字幕映像により字幕無有りの2次元画像表示がなされる字幕有り2次元画像表示モードをさらに含み、
    前記シャッタ駆動回路は、
    前記入力手段にて前記字幕無し2次元画像表示モードが指定された場合は、前記一つの映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに開け、それ以外の期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに閉じるように制御し、
    前記入力手段にて前記字幕有り2次元画像表示モードが指定された場合には、前記一つの映像および字幕映像が表示されている各期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに開け、それ以外の期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに閉じるように制御する、請求の範囲第7項に記載の立体映像鑑賞システム。
  9. 前記視差の異なる2つ以上の映像は右目用映像と左目用映像を含み、
    前記字幕映像は、異なる言語による映像が表示される第1および第2の字幕映像を含み、
    前記複数の異なる表示モードは、前記右目用映像および左目用映像により字幕無しの立体表示がなされる第1の表示モードと、前記右目用映像および左目用映像と前記第1の字幕映像により字幕有りの立体表示がなされる第2の表示モードと、前記右目用映像および左目用映像と前記第2の字幕映像により字幕有りの立体表示がなされる第3の表示モードを含み、
    前記シャッタ駆動回路は、
    前記入力手段にて前記第1の表示モードが指定された場合は、前記右目用映像が表示されている期間において、前記2つのシャッタの一方のシャッタを開け、他方のシャッタを閉じ、前記第1および第2の字幕映像が表示されている各期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに閉じ、前記左目用映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタを閉じ、前記他方のシャッタを開けるように制御し、
    前記入力手段にて前記第2の表示モードが指定された場合は、前記右目用映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタを開け、前記他方のシャッタを閉じ、前記第1の字幕映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに開け、前記左目用映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタを閉じ、前記他方のシャッタを開け、前記第2の字幕映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに閉じるように制御し、
    前記入力手段にて前記第3の表示モードが指定された場合は、前記右目用映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタを開け、前記他方のシャッタを閉じ、前記第2の字幕映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに開け、前記左目用映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタを閉じ、前記他方のシャッタを開け、前記第1の字幕映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに閉じるように制御する、請求の範囲第1項から第4項のいずれか1項に記載の立体映像鑑賞システム。
  10. 前記複数の異なる表示モードは、前記右目用映像および左目用映像の一方の映像により字幕無しの2次元画像表示がなされる第4の表示モードと、前記一方の映像および第1の字幕映像により字幕有りの2次元画像表示がなされる第5の表示モードと、前記一方の映像および第2の字幕映像により字幕有りの2次元画像表示がなされる第6の表示モードをさらに含み、
    前記シャッタ駆動回路は、
    前記入力手段にて前記第4の表示モードが指定された場合は、前記一方の映像が表示されている期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに開け、それ以外の期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに閉じるように制御し、
    前記入力手段にて前記第5の表示モードが指定された場合は、前記一方の映像および第1の字幕映像が表示されている各期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに開け、それ以外の期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに閉じるように制御し、
    前記入力手段にて前記第6の表示モードが指定された場合には、前記一方の映像および第2の字幕映像が表示されている各期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに開け、それ以外の期間において、前記一方のシャッタおよび他方のシャッタをともに閉じるように制御する、請求の範囲第9項に記載の立体映像鑑賞システム。
  11. 立体映像を構成する視差の異なる2つ以上の映像と少なくとも一つの字幕映像とを含む3つ以上の映像を時分割多重した立体映像信号を出力するとともに、該立体映像信号のフレームの切り替わりを示す制御信号を出力する制御手段と、
    前記制御手段からの立体映像信号に基づく映像を表示する表示手段を有し、
    前記制御信号に基づき、前記3つ以上の映像のうちから鑑賞対象とされる表示映像のみを観察するための外部装置へ前記制御信号が提供される、表示システム。
  12. 立体映像を構成する視差の異なる2つ以上の映像と少なくとも一つの字幕映像とを含む3つ以上の映像を時分割多重して表示するとともに、各映像の切り替わりのタイミングを示す制御信号を出力する表示システムと通信可能な光シャッタであって、
    前記3つ以上の映像のうちから鑑賞対象とされる表示映像を定めた複数の異なる表示モードのうちから任意の表示モードを指定するための入力手段と、
    光を透過する状態と光を遮断する状態を切り替える2つのシャッタと、
    前記入力手段にて指定された表示モードに対応する表示映像の切り替わりのタイミングをそれぞれ前記制御信号に基づいて特定し、該特定した各映像の切り替わりタイミングで前記2つのシャッタの開閉をそれぞれ独立に制御するシャッタ駆動回路を有する、光シャッタ。
  13. 表示システムにて、立体映像を構成する視差の異なる2つ以上の映像と少なくとも一つの字幕映像とを含む3つ以上の映像を時分割多重して表示し、該表示映像を、光を透過する状態と光を遮断する状態を切り替える2つのシャッタを介して観察する立体映像鑑賞方法であって、
    前記3つ以上の映像の切り替わりのタイミングを示す制御信号を前記表示システムから受信し、
    前記3つ以上の映像のうちから鑑賞対象とされる表示映像を定めた複数の異なる表示モードのうちから任意の表示モードが指定されると、該指定された表示モードに対応する表示映像の切り替わりのタイミングをそれぞれ前記制御信号に基づいて特定し、該特定した各映像の切り替わりタイミングで前記2つのシャッタの開閉をそれぞれ独立に制御する、立体映像鑑賞方法。
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