JP4480451B2 - 投写型映像表示装置及び表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、投写型映像表示装置に関し、特に同じスクリーン上に同時に投写された2つの異なる映像の何れか一方だけを視聴者乃至は使用者が選択して視認できる投写型映像表示装置に関する。本発明はまたそのような投写型映像表示装置を備えた表示システムに関する。
光源から発せられる光を、互いに直交する2つの偏光に分離して、各々の偏光を互いに異なる映像で変調して表示させ、視聴者が何れか一方又は両方の映像を選択して視認できるようにした投写型映像表示装置が提案されている。(例えば、特許文献1及び2参照)
特開平10−288958号公報 特開2000−250129公報
従来の投写型映像表示装置では、互いに直交する2つの偏光を映像信号で変調した2つの異なる映像を同じスクリーン上に同時に表示し、視聴者には必要に応じて偏光視認用眼鏡を掛けさせることにより、何れか一方又は両方の映像を視聴させることができたが、いずれの映像を選択する場合にも、同じ付加情報(字幕や機器の操作指示情報)が表示されていた。このため、例えば英語とフランス語が広く使用されるカナダや、北京語と広東語が広く使用される中国のように、複数の言語が広く用いられる国や、複数の言語が用いられる国際会議などで従来の投写型映像表示装置が使用される場合、十分な情報伝達ができなかった。また、異なる言語を使用する乗客が乗り合わせた国際線の旅客機内などでの映画上映においても、従来の投写型映像表示装置では一言語の字幕しか提供できないため、乗客へのサービスが限定的であった。
本発明は、上記のような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、選択された言語の付加情報(字幕や機器の操作指示情報)を表示させ、選択的に視認させることができる投写型映像表示装置を提供することにある。
本発明の投写型映像表示装置は、
映像をスクリーンに投写する投写型映像表示装置において、
光源手段から発せられた光を2つの互いに直交する第1及び第2の偏光に分離する偏光分離手段と、
第1の言語の第1の字幕を表す第1の字幕信号と、第1の映像信号とを合成して第1の合成映像信号を生成するとともに、第2の言語の第2の字幕を表す第2の字幕信号と、第2の映像信号とを合成して第2の合成映像信号を生成する映像信号処理手段と、
前記第1の合成映像信号に従った通過率で前記第1の偏光を通過させることにより前記第1の合成映像信号で変調された、前記第1の偏光の第1の映像光を出力する第1の映像光形成手段と、
前記第2の合成映像信号に従った通過率で前記第2の偏光を通過させることにより前記第2の合成映像信号で変調された、前記第2の偏光の第2の映像光を出力する第2の映像光形成手段と、
前記第1及び第2の映像光を合成し、投写して映像を表示させる合成投写手段と
少なくとも2つの言語で表現された第1及び第2の操作指示文字の画像データを記憶する記憶手段とを備え
前記映像信号処理手段は、前記第1の操作指示文字の画像データを、前記第1の字幕信号とともに、前記第1の映像信号と合成するとともに、前記第2の操作指示文字の画像データを、前記第2の字幕信号とともに、前記第2の映像信号と合成する
ことを特徴とするものである。
本発明の投写型映像表示装置によれば、選択された2つの言語による付加情報(字幕)を同時に表示させ、その一方を選択的に視認することができるので、複数の言語が広く用いられている国での会議や国際会議などで使用された場合、より効果的な情報伝達が可能になる。また、使用言語の異なる乗客が乗り合わせた旅客機内での映画上映においても、乗客へのサービスを向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る投写型映像表示装置の構成を示す概略図である。図示のように、この投写型映像表示装置は、映像をスクリーン12に投写するものであり、光源手段、例えば光源ランプ1と、偏光ビームスプリッタで構成された偏光分離手段2と、操作入力手段3と、選択回路4と、映像信号処理回路5と、第1及び第2の映像光形成手段6P、6Sと、例えば偏光ビームスプリッタで構成された偏光合成手段7と、映像投写手段としての投写レンズ8とを有するものであり、偏光視認手段としての視認用眼鏡9P、9Sと組合せられて、表示システムを構成する。
操作入力手段3は、投写型映像表示装置で表示させたい字幕の言語を選択するため、操作者乃至使用者が操作して操作入力を与えるためのものであり、キー入力手段又はビジュアルインターフェース或いはこれらの組合せで構成される。
選択回路4は、例えばDVDプレイヤーで構成される映像信号出力機器10から出力される信号のうち、操作入力手段3で指定された言語に対応する信号を選択して出力する。
なお、選択回路4としては、上記のように、映像信号出力機器10から出力された信号のうちの一部を選択して出力するものの代わりに、映像信号出力機器10が出力可能な信号のうち、操作入力手段3で指定された言語に対応する信号のみを選択的に読み出すように映像信号出力機器10を制御する機能を持つものを用いても良い。
図1に示されるように、光源ランプ1から発せられる光を偏光分離手段2に入射し、2つの互いに直交する偏光、即ちP波とS波に分離する。P波は映像光形成手段6Pへ入射するように導かれ、S波は映像光形成手段6Sに入射するように導かれる。
映像光形成手段6P及び6Sの各々は例えば単版式のカラー液晶表示パネルで構成されている。単板式のカラー液晶表示パネルは、例えば光の三原色である赤、緑、青の色フィルタが互いに隣接した画素を覆うように配置されているもので、視覚の積分効果によってカラー表示を実現する。
使用者が操作入力手段3で字幕の言語を選択すると、選択した言語を表す言語番号信号Lg1、Lg2が映像信号処理回路5に供給されるとともに、選択回路4にも供給され、映像信号出力機器10の出力信号(又は出力可能な信号)のうちの、選択された言語に対応した映像信号Pi1、Pi2と、選択された言語で記述された字幕を表す字幕信号SB1、SB2とが映像信号処理回路5に供給される。
一例として、映像信号Pi1、Pi2は同一映像のものであるとする。字幕信号SB1、SB2は、映像信号Pi1、Pi2に付随したものである。
なお、映像信号出力機器10の出力信号(または出力可能な信号)が、操作入力手段3により指定された言語に対応するものを含まないときは、操作入力手段3に付随の表示手段(図示しない)でその旨の表示をすることとしてもよく、また予め定められた言語の信号を選択することとしても良い。
映像信号処理回路5は、映像信号Pi1に字幕信号SB1を合成し、合成映像信号Ps1を生成する。合成映像信号Ps1は、映像信号Pi1で表される映像の、指定された位置に字幕信号SB1で表される字幕が重ねられたものであり、字幕が重ね合わされる映像上の位置は、字幕信号SB1に付随した位置情報によって指定される。
映像信号処理回路5はまた、映像信号Pi2に字幕信号SB2を合成し、合成映像信号Ps2を生成する。合成映像信号Ps2は、映像信号Pi2で表される映像の、指定された位置に字幕信号SB2で表される字幕が重ねられたものであり、字幕が重ね合わされる映像上の位置は、字幕信号SB2に付随した位置情報によって指定される。
例えば、言語番号Lg1、Lg2がそれぞれ英語とフランス語を示す場合、図2(a)に示すように、映像信号Ps1で表される映像は、英語の字幕が付されたものとなり、図2(b)に示すように、映像信号Ps2で表される映像は、フランス語の字幕が付されたものとなる。
液晶パネル6Pは、映像信号処理回路5から供給される映像信号Ps1で表される各画素の彩度に応じた透過率で、P波を透過させることにより、映像信号Ps1で変調されたP波の映像光PPを出力する。
液晶パネル6Sは、映像信号処理回路5から供給される映像信号Ps2で表される各画素の彩度に応じた透過率で、S波を透過させることにより、映像信号Ps2で変調されたS波の映像光PSを出力する。
この結果、同じ映像光でありながら液晶パネル6Pでは英語の字幕付きの映像を生じさせる映像光PP(P波の映像光)が形成され、液晶パネル6Sではフランス語の字幕付きの映像を生じさせる映像光PS(S波の映像光)が形成されることになる。
液晶パネル6P、6Sからの、P波とS波の映像光PP、PSは、偏光合成手段7で合成されて一つの合成映像光PCになり、投写レンズ8からスクリーン12に投写されて投写映像となる。この合成の様子が図3に示されている。
英語の字幕で映像を見たい視聴者V1は、P波を透過する偏光フィルムを貼付したP波視認用眼鏡9Pを用い、一方、フランス語の字幕で映像を見たい視聴者V2は、S波を透過する偏光フィルムを貼付したS波視認用眼鏡9Sを用いることにより、各々所望の言語の字幕付き映像を視認することができる。
なお、上記実施の形態1では、映像信号Pi1と映像信号Pi2が同一内容の映像であるとして、説明したが、異なる内容の映像であってもよい。
また、上記実施の形態1では、映像光形成手段6P、6Sが各々単板式のカラー液晶表示パネルで構成されているものとして説明した。代わりに、映像光形成手段6P、6Sとしては、入力された光を赤、緑、青の三原色光に分離して、各原色光を3個の液晶パネルに入射し、各原色光に対応した3つの映像を得た後、再び合成する3板式であってもよい。
さらに、映像光形成手段6P、6Sが、モノクロ映像光を生成する液晶パネルで構成されたものであっても良い。この場合、映像光形成手段6Pを構成する液晶パネルは、映像信号処理回路5から供給される映像信号Ps1で表される各画素の輝度に応じた透過率で、P波を透過させることにより、映像信号で変調されたP波の映像光PPを出力し、映像光形成手段6Sを構成する液晶パネルは、映像信号処理回路5から供給される映像信号Ps2で表される各画素の輝度に応じた透過率で、S波を透過させることにより、映像信号で変調されたS波の映像光PSを出力する。
なお、上記の例では、透過型の映像光形成手段6P、6Sを用いているが、代わりに、例えばマイクロミラーデバイス(DMD)で構成された反射型の映像光形成手段を用いても良い。この場合、映像信号で表される各画素の彩度や輝度に応じた反射率で、偏光を反射することになる。本願では、透過型の映像光形成手段における光の透過と、反射型の映像光形成手段における光の反射は、スクリーンに至る光路に沿う進行であるので、これらを総称して光の「通過」と言う。
また、上記の例では、例えば偏光ビームスプリッタで構成された偏光合成手段7で2つの映像光を合成し、合成された映像光を投写レンズ8でスクリーン12に投写しているが、映像光形成手段6Pからの映像光をスクリーン12に投写する投写レンズと、映像光形成手段6Sからの映像光をスクリーン12に投写する投写レンズとを別個に設けても良い。この場合には、投写レンズが合成手段の役割をも兼ねることになる。逆に言えば、図1に示した例では、偏光合成手段7と投写レンズ8とで、2つの映像光を合成し、投写して映像を表示させる合成投写手段が構成されている。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る投写型映像表示装置の構成を示すブロック図である。図4において、図1と同一符号はそれぞれ同一又は相当部分を示しているが、映像信号処理回路5における信号処理が異なり、また、記憶手段としてのメモリ11を備えている点で異なる。
投写型映像表示装置には一般に、ブライトネス、コントラスト、色合いなどの映像調整機能、拡大、左右反転、上下反転、入力信号切替など様々な機能が備わっており、投写型映像表示装置の使用者がこれら複数の機能から任意の機能を容易に選択して実行できるように、投写映像に機能選択メニューを合成して表示するものが多く存在する。例えば図5に示すような機能選択メニューが投写映像に合成される。機能選択メニューには多くの場合、操作指示文字が含まれており、表示される文字は設定されている言語によって異なる。機能選択メニューの言語設定は、一般に機能選択メニューの機能の一部として用意され、投写型映像表示装置の使用者が、任意の言語を機能選択メニューから選択するように構成されている。
図4において、メモリ11には複数の、例えば図6に示す5つの言語の機能選択メニューが用意され、それぞれの言語に対応したメッセージのグラフィックデータが記録されている。
各言語の機能選択メニューを選択して読み出すには、当該言語の機能選択メニューのメニュー言語番号をメモリ11に入力する。例えば英語の機能選択メニューを読み出すには、メニュー言語番号として「2」をメモリ11に入力する。
映像信号処理回路5は、字幕の言語として選択されている言語の言語番号Lg1、Lg2に対応するメニュー言語番号L1、L2を出力する。これに応じて、メモリ11から、メニュー言語番号L1、L2によって示される言語の機能選択メニューのグラフィックデータM1、M2が出力される。
例えば、字幕言語番号Lg1が英語を示す場合は、映像信号処理回路5から、メニュー言語番号L1として、「2」を表す信号が出力され、字幕言語番号Lg2がフランス語を示す場合は、映像信号処理回路5から、メニュー言語番号L2として、「3」を表す信号が出力される。
メモリ11は、メニュー言語番号L1=2を受けて、英語の機能選択メニューのグラフィックデータをデータM1として出力し、メニュー言語番号L2=3を受けて、フランス語の機能選択メニューのグラフィックデータをデータM2として出力する。
メモリ11から読み出されたグラフィックデータM1、M2は、映像信号処理回路5に入力されて、それぞれ字幕信号SB1、SB2とともに映像信号Ps1、Ps2と合成される。
投写型映像表示装置の使用者が機能選択メニューを使って任意の機能を選択、実行するには、P波視認識用眼鏡9P又はS波視認識用眼鏡9Sをかけてスクリーンを見ることで、所望の言語の機能選択メニューのみを視認する。
例えば上記のように言語が選択されている場合には、英語の機能選択メニューを使う場合には、P波視認用眼鏡9Pをかけ、フランス語の機能選択メニューを使う場合には、S波視認用眼鏡9Sをかければ良い。
本実施の形態により、投写型映像表示装置の使用者が機能選択メニューの言語を自ら切り替えなくても、投写映像の字幕の言語に対応した言語の機能選択メニューを自動的に表示させることが可能となる。
そのため、例えば、異なる言語を用いる参加者が集まる国際会議などで、一続きの映像を表示しながら、複数の講演者乃至参加者が交互に講演乃至発言を行う場合には、表示される映像自体を切り替えなくても、異なる偏光視認用眼鏡をかけた講演者が自分に見えている言語の機能選択メニューを使用して、機能を利用することができる。
なお、上記の実施の形態では、選択されている字幕言語に対応した言語番号により、機能選択メニューの言語が選択されているが、このようにする代わりに、例えば、国際会議などで、投写型映像表示装置を用いて、講演者が用意した映像データを表示させて説明を行う場合、映像データに2つの言語番号を付加しておき、この付加された言語番号により自動的に2つの機能選択メニューの言語を選択させることとしても良い。
なお、上記の例では、機能選択メニューが操作指示文字を含むが、本発明は、機能選択メニューに含まれない操作指示文字の選択的表示及び選択的視認の場合にも適用可能である。
実施の形態3.
図1や図4には、P波の映像を選択して視聴するための偏光視認用眼鏡9Pと、S波の映像を選択して視聴するための偏光視認用眼鏡9Sとが別個のものとして示されている。
代わりに、一つの偏光視認用眼鏡9を、P波の映像を選択して視聴する第1の状態と、S波の映像を選択して視聴する第2の状態の間で切り替え可能に構成しておき、視認したい字幕や機能選択メニューに応じて、状態を選択することとしても良い。図7に示す眼鏡はそのような切り替えを可能に構成したものである。
図7に示す眼鏡は、人間の左右の目に対応するように配置され、それぞれ一方向の偏光を透過する偏光フィルムが貼られた透明板13a、13bと、透明板13a、13bを保持するリム14a、14bと、リム14a、14bの互いに近接した部分を互いに連結するブリッジ14cと、リム14a、14bの外側部分に回動可能に連結されたテンプル16a、16bとを有する。
偏光フィルムが貼られた透明板13a、13bは、一方向の偏光を透過させる光学手段として用いられているものであり、図7に示す視認用眼鏡の特徴は、偏光フィルムが貼られた透明板13a、13bを、光軸を中心として90度回転させることができるように構成されており、P波の映像を選択して視認する第1の状態(図7(a))と、S波の映像を選択して視認する第2の状態(図7(b))のいずれかを選択することができるように構成されている。
透明板13a、13bを回転させる機構としては、リム14a、14bのうちの上側の辺及び外側の辺の部分を開放することで、透明板13a、13bが突出可能にしておき、下側の辺と内側の辺の部分に設けた溝(図示しない)に沿って透明板13a、13bの縁を保持し摺動させるようにしても良い。この場合、透明板13a、13bが図示のように四角いものである場合、回転の途中においては二つの角の部分のみがリム14a、14bの溝に保持されることになる。
また、透明板13a、13bに摘まみ15a、15bを設けておくことで透明板13a、13bの把持が容易となる。
透明板13a、13bが四角であり、リム14a、14bが下側の辺と内側の辺の部分に設けた溝によって透明板13a、13bを保持する構造であるので、90度の回転を容易に確認することができる。
また、透明板13a、13bが第1及び第2の状態にあるとき、透明板13a、13bの縁部近傍に設けた突起(図示しない)と、リム14a、14bの溝に設けた凹部(図示しない)との着脱自在の弾性的係合により、透明板13a、13bが第1及び第2の状態にあるとき、透明板13a、13bを弾性的に固定することができるようになっている。
なお、上記のように透明板13a、13bをリム14a、14b内に保持したままで90度回転させる構成の代わりに、リム14a、14bに対して透明板13a、13bを上方からのみ着脱可能にし、透明板13a、13bの状態を変えるには、透明板13a、13bを一旦、上方から抜き出して、90度回転させた後、上方から挿入するような構成としても良い。
上記の実施の形態の眼鏡を用い、透明板13a、13bの状態を選択することにより、投写型映像表示装置の使用者又は視聴者は、P波の映像とS波の映像の何れか一方を任意に選択して視認することができる。
実施の形態4.
図7に示す眼鏡9の代わりに図8に示す眼鏡組立て体19を用いることもできる。
図8に示す眼鏡組立て体19は、図7に示す眼鏡9と同様であるが、音声信号切替スイッチ20とヘッドフォンスピーカ21を付加したものであり、その機能ブロック図は図9に示す。
この眼鏡組立て体19とともに用いられる投写型映像表示装置の一例は図10に示すように構成されている。図10に示す投写型映像表示装置は、図1に示すものと同様であるが、映像信号出力機器10からの音声信号Aiのうち、選択された言語の音声信号AP、ASが選択回路4で選択され、出力されている。
なお、図1を参照して説明した実施の形態1や図4を参照して説明した実施の形態2でも、同様の音声信号の選択的出力が行われるのが一般的であるが、この点は実施の形態1や実施の形態2の特徴ではないので、詳細な説明を省略した。
図8及び図9の眼鏡組立て体19とともに用いられる投写型映像表示装置の他の例は図11に示すように構成されている。図10に示す投写型映像表示装置は、図1に示すものと同様であるが、映像信号出力機器10とは異なる音源、例えばマイクロフォン23a、23b、23cからの音声信号が音声選択回路24に入力されている。マイクロフォン23a、23b、23cは例えば異なる言語で話す講演者、或いは通訳が用いるものであり、異なる言語の音声が入力され、マイクロフォン23a、23b、23cからそれぞれ音声信号A1、A2、A3が音声選択回路24に入力されている。音声選択回路24は、操作入力手段3から出力される言語番号Lg1、Lg2に応じて、入力されている音声信号A1、A2、A3のうちの、言語番号Lg1、Lg2の言語の音声信号を選択して、それぞれ音声信号AP、ASとして出力する。この場合、それぞれのマイクロフォンをどの言語での入力に用いるかを予め指定しておいても良く、またどのマイクロフォンがどの言語の音声に使用されているか別途検出して、操作入力手段3により、又は別個の入力手段(図示しない)を用いて、音声選択回路24に入力しておくこととしても良い。
図8及び図9に示すように、音声信号切替スイッチ20は、2つの音声信号AP、ASが入力されている。音声信号APは、第1の言語番号Lg1に対応したものであり、従ってP波の映像光で形成される映像に含まれる字幕の言語に対応したものであり、音声信号ASは、第2の言語番号Lg2に対応したものであり、従って、S波の映像光で形成される映像に含まれる字幕の言語に対応したものである。
音声信号切替スイッチ20は、2つの音声信号AP、ASを受け、透明板13bの状態に応じていずれか一方を選択し、選択された音声信号AOとして出力するものである。即ち、透明板13bが第1の状態(P波を透過させる状態)のときは、音声信号APを選択し、透明板13bが第2の状態(S波を透過させる状態)のときは、音声信号ASを選択する。透明板13bが第1の状態にあるか第2の状態にあるかの検出のため、例えば図12に示すように(図12では透明板13cを保持するリムは図示されていない)、透明板13bの特定の部分13c、例えば一つの角の近傍の部分に磁石13dを取り付けておき、この磁石13cをホール素子を含むセンサ25で検出する。上記特定の部分13cは、例えば透明板13bが第1の状態にあるときにホール素子に対向し、透明板13bが第2の状態にあるときにホール素子に対向しない位置にある。センサー25による検出結果に基づき切替スイッチ20が制御される。
切替スイッチ20で選択された音声信号AOはヘッドフォンスピーカー21に入力されて、音声として視聴者に供される。
この結果、図9に示すように、偏光視認用眼鏡の透明板13bを第1の状態にしてP波の映像を見ると、その映像に対応した音声信号APが自動的に選択され、視聴者はヘッドフォンからその音声を聞くことができる。S波の映像を見る場合も同様で、偏光視認用眼鏡の透明板13bを第2の状態にしてS波の映像を見ると、その映像に対応した音声信号ASが自動的に選択され、視聴者はヘッドフォンからその音声を聞くことができる。
本発明により、例えば国際線の旅客機内で2種類の映画を同時に上映し、視聴者に好みの映画を選択させることや、同じ映画であっても2種類の言語による字幕及び音声(吹替)の何れか一方を選択させることが可能となる。
この発明の実施の形態1に係る投写型映像表示装置の構成を示す概略図である。 この発明の実施の形態1において、2つの映像信号と2つの字幕信号をそれぞれ合成して、2つの合成映像信号を生成する過程を示した図である。 この発明の実施の形態1において、P波の映像光PPとS波の映像光PSを光学的に合成することにより得られる映像PCを、P波又はS波偏光視認用眼鏡を用いて、何れか一方の映像を視認した場合の視聴者に見える映像を示した図である。 この発明の実施の形態2に係る投写型映像表示装置の構成を示す概略図である。 この発明の実施の形態2において、機能選択メニューが映像に合成されて投写されている状態を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る投写型映像表示装置のメモリに記憶されている異なる言語の機能選択メニューとそれぞれの言語番号を示す表である。 この発明の実施の形態3に係る投写型映像表示装置のP波の映像光とS波の映像光を任意に選択して視認するための眼鏡を示す図である。 この発明の実施の形態4で用いられる視認用眼鏡組立て体を示す概略斜視図である。 この発明の実施の形態4で用いられる視認用眼鏡組立て体を示す機能ブロック図である。 この発明の実施の形態4の視認用眼鏡組立て体とともに用いうる投写型映像表示装置の一例を示す概略図である。 この発明の実施の形態4の視認用眼鏡組立て体とともに用いうる投写型映像表示装置の他の例を示す概略図である。 この発明の実施の形態4の視認用眼鏡組立て体の状態を検出するセンサを示す概略図である。
符号の説明
1 光源ランプ、 2 偏光分離手段、 3 操作入力手段、 4 選択回路、 5 映像信号処理回路、 6P 映像形成手段、 6S 映像形成手段、 7 偏光合成手段、 8 投写レンズ、 9 偏光視認識用眼鏡、 9P P波視認用眼鏡、 9S S波視認用眼鏡、 10 映像信号出力機器、 11 メモリ、 12 スクリーン、 13a、13b 透明板、 14a、14b リム、 14c ブリッジ、 15a、15b 摘まみ、 16a、16b テンプル、 19 眼鏡組立て体、 20 音声信号切替スイッチ、 21 ヘッドフォンスピーカ、 23a、23b、23c マイク、 24 音声選択回路、 25 センサ。

Claims (6)

  1. 映像をスクリーンに投写する投写型映像表示装置において、
    光源手段から発せられた光を2つの互いに直交する第1及び第2の偏光に分離する偏光分離手段と、
    第1の言語の第1の字幕を表す第1の字幕信号と、第1の映像信号とを合成して第1の合成映像信号を生成するとともに、第2の言語の第2の字幕を表す第2の字幕信号と、第2の映像信号とを合成して第2の合成映像信号を生成する映像信号処理手段と、
    前記第1の合成映像信号に従った通過率で前記第1の偏光を通過させることにより前記第1の合成映像信号で変調された、前記第1の偏光の第1の映像光を出力する第1の映像光形成手段と、
    前記第2の合成映像信号に従った通過率で前記第2の偏光を通過させることにより前記第2の合成映像信号で変調された、前記第2の偏光の第2の映像光を出力する第2の映像光形成手段と、
    前記第1及び第2の映像光を合成し、投写して映像を表示させる合成投写手段と
    少なくとも2つの言語で表現された第1及び第2の操作指示文字の画像データを記憶する記憶手段とを備え
    前記映像信号処理手段は、前記第1の操作指示文字の画像データを、前記第1の字幕信号とともに、前記第1の映像信号と合成するとともに、前記第2の操作指示文字の画像データを、前記第2の字幕信号とともに、前記第2の映像信号と合成する
    ことを特徴とする投写型映像表示装置。
  2. 前記記憶手段が互いに異なる3以上の言語で表現された3以上の操作指示文字の画像データを記憶し、
    前記映像信号処理手段は、前記第1の字幕の言語に応じて、前記3以上の操作指示文字の画像データのうちの一つを選択して前記第1の操作文字の画像データとして用い、前記第2の字幕の言語に応じて、前記3以上の操作指示文字の画像データのうちの他の一つを選択して前記第2の操作文字の画像データとして用いる
    ことを特徴とする請求項に記載の投写型映像表示装置。
  3. 請求項1又は2に記載の投写型映像表示装置と、
    投写される合成映像のうちの一方の偏光映像光を透過させる偏光視認手段と
    を含む表示システム。
  4. 前記偏光視認手段は、
    一方向の偏光を透過させる光学手段を有し、
    前記光学手段が第1の状態と第2の状態の間で切り換え可能であり、
    前記光学手段は、
    前記第1の状態にあるとき前記第1の偏光の第1の映像光を透過させ、
    前記第2の状態にあるとき前記第2の偏光の第2の映像光を透過させる
    ことを特徴とする請求項に記載の表示システム。
  5. 前記光学手段を、光軸を中心として90度回転させることにより、前記第1の状態と前記第2の状態の間の切り替えが行われることを特徴とする請求項に記載の表示システム。
  6. 前記光学手段が前記第1の状態にあるか第2の状態にあるかに応じて第1及び第2の音声信号の何れか一方の音声信号を選択する音声信号切替手段と、
    前記選択された音声信号を音声として出力する音声出力手段と
    を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の表示システム。
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