JPWO2010079803A1 - 圧電振動デバイスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明の圧電振動デバイスの製造方法は以下の工程を有する。つまり、多数個の下蓋部材3が一体成形された厚肉のウエハ30を用意するウエハ成形工程と、ウエハ30の一主面31に水晶振動板2,2,・・・,2を接合材5を介して接合し、該水晶振動板上に上蓋部材4,4,・・・,4を接合材5を介して接合する接合工程と、ウエハ30を該ウエハの他主面37から薄肉化する薄肉化工程と、薄肉化されたウエハの他主面に外部端子を形成する外部端子形成工程と、隣接する水晶振動子間を切断することによって多数個の水晶振動子を得る分割工程とを有している。

Description

本発明は、電子機器等に用いられる圧電振動デバイスの製造方法に関するものである。
近年、電子機器等に用いられる圧電振動デバイスにおいて超小型化および薄型化が進行している。また、圧電振動デバイスの生産効率向上のために、圧電振動デバイスの構成部材を、単個(個片)の圧電振動デバイスの構成部材の状態で取り扱うのではなく、多数個の圧電振動デバイスの構成部材が一体成形されたウエハの状態で取り扱い、ウエハ状態で複数の構成部材を貼り合せた後に分割することによって、多数個の圧電振動デバイスを一括同時に得る製法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−180169号
特許文献1に記載の振動子(圧電振動デバイス)は、励振電極が形成された水晶ウエハの表裏主面の各々に、2つのガラスウエハが接合された構成となっている。このように、水晶ウエハをウエハ状態で取り扱い、蓋部材となるガラスウエハをウエハ状態で取り扱い、2つのガラスウエハにより水晶ウエハの励振電極を気密封止することによって、チッピング等の不具合を防止して取り扱うことができる。そして、水晶ウエハに接合された2つのガラスウエハの非接合面が削られて薄層化されている。しかしながら、このような振動子では2つのガラスウエハの非接合面となる主面が薄層化されるので、製造工程が増えることになる。これに対し、励振電極が形成される圧電振動板をウエハ状態で形成し、このウエハの上下に個片状態の蓋部材となるガラスウエハを接合する構成(製法)であればチッピング等の不具合は防止できる。しかしながら、この構成(製法)によれば、蓋部材となるガラスウエハの外形寸法が非常に小さく、外部機器に接続するための外部端子をガラスウエハに形成することが困難になってくる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、低背化に対応し、生産効率に優れた圧電振動デバイスの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる圧電振動デバイスの製造方法は、励振電極が形成された圧電振動板と、前記励振電極を気密封止する上蓋部材および下蓋部材とが設けられ、前記圧電振動板と前記上蓋部材とが接合材を介して接合され、前記圧電振動板と前記下蓋部材とが接合材を介して接合された圧電振動デバイスの製造方法であり、多数個の前記下蓋部材が一体成形された厚肉のウエハを用意するウエハ成形工程と、前記ウエハ内の下蓋部材の一主面に前記圧電振動板を接合し、前記圧電振動板上に前記上蓋部材を接合する接合工程と、前記ウエハを前記ウエハの他主面側から薄肉化する薄肉化工程と、前記薄肉化工程により薄肉化した前記ウエハの他主面に、前記励振電極と電気的に接続する外部端子を形成する外部端子形成工程と、隣接する前記圧電振動デバイス間を切断することによって多数個の前記圧電振動デバイスを得る分割工程と、を有することを構成とする。
上記製造方法によれば、外部機器と接続される前記外部端子が形成された前記下蓋部材を有する前記圧電振動デバイスを効率的に製造することができる。具体的に、多数個の前記下蓋部材が一体成形された前記ウエハが厚肉で形成されているため、前記ウエハの機械的強度が良好な状態で、前記ウエハへの前記圧電振動板の接合と前記上蓋部材の接合とを行うことができる。また、前記接合工程の後に、前記ウエハの底面(前記他主面側)から薄肉化することで、一括同時に前記下蓋部材の厚さを調節することができる。そして、薄肉化された前記下蓋部材に前記外部端子を一括形成した後、隣接する前記圧電振動デバイス間を切断するので、多数個の前記圧電振動デバイスを効率的に得ることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明にかかる別の圧電振動デバイスの製造方法は、励振電極が形成された圧電振動板と、前記圧電振動板を気密封止する上蓋部材および下蓋部材とが設けられ、前記上蓋部材と前記下蓋部材とが接合材を介して接合された圧電振動デバイスの製造方法であり、多数個の前記下蓋部材が一体成形された厚肉のウエハを用意するウエハ成形工程と、前記ウエハ内の下蓋部材の一主面に前記圧電振動板を接合し、前記下蓋部材上に前記上蓋部材を接合する接合工程と、前記ウエハを前記ウエハの他主面側から薄肉化する薄肉化工程と、前記薄肉化工程により薄肉化した前記ウエハの他主面に、前記励振電極と電気的に接続する外部端子を形成する外部端子形成工程と、隣接する前記圧電振動デバイス間を切断することによって多数個の前記圧電振動デバイスを得る分割工程と、を有することを構成とする。
上記製造方法によれば、外部機器と接続される前記外部端子が形成された前記下蓋部材を有する前記圧電振動デバイスを効率的に製造することができる。具体的に、多数個の前記下蓋部材が一体成形された前記ウエハが厚肉で形成されているため、前記ウエハの機械的強度が良好な状態で、前記ウエハへの前記圧電振動板の接合と前記上蓋部材の接合とを行うことができる。また、前記接合工程の後に、前記ウエハの底面(前記他主面側)から薄肉化することで、一括同時に前記下蓋部材の厚さを調節することができる。そして、薄肉化された前記下蓋部材に前記外部端子を一括形成した後、隣接する前記圧電振動デバイス間を切断するので、多数個の前記圧電振動デバイスを効率的に得ることができる。
また、このような製造方法によれば、前記圧電振動板が前記上蓋部材と前記下蓋部材とにより気密封止された圧電振動デバイスの製造方法であり、前記ウエハ成形工程と前記接合工程と前記薄肉化工程と前記外部端子形成工程と前記分割工程とを有するので、ウエハ成形工程により箱状体に成形した前記ウエハに対して前記薄肉化工程を行うことで、前記ウエハの成形の際に前記ウエハの基板撓みの影響を受けることを抑えることができ、前記ウエハの成形の加工精度を向上させることができる。
また、前記製造方法において、前記薄肉化工程前に、前記下蓋部材の一主面側から、導体を充填した有底孔を形成し、前記薄肉化工程において、前記ウエハの他主面側から、前記有底孔が露出するまで薄肉化し、前記外部端子形成工程において、前記有底孔を覆うように前記外部端子を形成してもよい。特に、前記圧電振動板を水晶で形成し、前記上蓋部材および前記下蓋部材を水晶またはガラスで形成し、前記薄肉化工程へ移行する前に、前記下蓋部材の一主面側から、導体が充填された有底孔を形成し、前記薄肉化工程において、前記ウエハの他主面側から、前記有底孔が露出するまで薄肉化し、前記外部端子形成工程にて、前記有底孔を覆うように前記外部端子を形成してもよい。
このような製造方法であれば、薄肉化する主な対象材料は水晶またはガラス等の単一の材料となるため、例えばウエットエッチングによる薄肉化を容易に行うことができるとともに、前記薄肉化工程を管理しやすくなる。
また、前記製造方法において、前記ウエハ成形工程において用意する前記ウエハの厚さを予め設定した厚さとし、前記薄肉化工程において薄肉化する前記ウエハの厚さを前記圧電振動板の厚さに応じて可変させてもよい。具体的には、前記ウエハ成形工程で用意する前記ウエハの厚さが一定であり、前記圧電振動板の厚さに応じて、前記薄肉化工程で薄肉化する厚さを可変させてもよい。このような製造方法によれば、例えばATカット水晶板を前記圧電振動板に用いたとき、発振周波数の異なる前記圧電振動デバイスにおいても、前記圧電振動デバイスの全高を同一寸法にすることが容易になる。
具体的には、前記圧電振動板としてATカット水晶板を用いた場合、ATカット水晶板は発振周波数が前記圧電振動板の厚みに反比例するため、発振周波数が低くなるほど前記圧電振動板の厚みは厚くなる。前記圧電振動板を2つの前記上蓋部材と前記下蓋部材とで挟み込む構造の前記圧電振動デバイスの場合、発振周波数に応じて前記圧電振動板の厚みが変化するため、前記上蓋部材および前記下蓋部の前記圧電振動板との距離を同一にした場合、前記圧電振動デバイスの全高が変化してしまう。しかしながら、上記製造方法によれば、前記上蓋部材を一定厚みで、前記下蓋部材(前記ウエハ)を必要最大厚みよりも厚い状態で各々形成し、発振周波数に応じて前記下蓋部材を薄肉化する量を可変させることによって、発振周波数に関わらず前記圧電振動デバイスの全高を一定寸法に統一することができる。つまり、初期状態において前記上蓋部材および前記下蓋部材の厚みを標準化することができるため、製造コストを低減させることができる。
以上のように、本発明によれば、低背化に対応し、生産効率に優れた圧電振動デバイスの製造方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態を示す水晶振動子の断面模式図。 本発明の第1の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第1の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第1の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第1の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第1の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第1の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第1の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第1の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第1の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第1の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第1の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第1の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第2の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第2の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第2の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第2の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第2の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第2の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第2の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第2の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第1の実施形態および第2の実施形態にかかる水晶振動子の低周波帯と中周波帯と高周波帯とを対象とした構成例。 本発明の第3の実施形態を示す水晶振動子の断面模式図。 本発明の第3の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第3の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第3の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第3の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第3の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第3の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第3の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第3の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第3の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。 本発明の第3の実施形態にかかる水晶振動子の製造方法を示す模式図。
1 水晶振動子
2 水晶振動板
20 振動部
201 枠部の一主面
202 枠部の他主面
23 励振電極
24 引出電極
25 第1接合電極
26 突起部
27 薄肉部
28 枠部
3 下蓋部材
33 第2接合電極
4 上蓋部材
5 接合材
50 Auメッキ層
51 第1接合材
52 第2接合材
53 第3接合材
54 第4接合材
−第1の実施形態−
以下、本発明にかかる第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。第1の実施形態においては、圧電振動板として水晶板が使用された水晶振動子を例に挙げて説明する。
図1は、第1の実施形態を示す、水晶振動板2の長辺方向に沿った水晶振動子1の断面図である。第1の実施形態にかかる水晶振動子1は、図1に示すように、水晶振動板2(本発明でいう圧電振動板)と、この水晶振動板2の一主面21に形成された励振電極23を気密封止する下蓋部材3と、この水晶振動板2の他主面22に形成された励振電極23を気密封止する上蓋部材4とによって主要構成部材が構成されてなる。
水晶振動子1では、水晶振動板2と下蓋部材3とが接合材5によって接合され、かつ、水晶振動板2と上蓋部材4とが接合材5によって接合されて、パッケージ11が構成される。水晶振動板2を介して下蓋部材3と上蓋部材4とが接合されることで、パッケージ11の内部空間12が2箇所形成され、このパッケージ11の内部空間12に水晶振動板2の両主面21,22に形成された励振電極23が、それぞれの内部空間12で気密封止されている。
下蓋部材3と上蓋部材4とは、略同一形状および略同一外形寸法となっている。また、下蓋部材3には、その底面(他主面)37に外部端子34が形成され、外部端子34と電気的に繋がった導通路(ビア)35が、その厚さ方向に形成され両主面31,37間を貫通している。
以下、まず水晶振動子1の主要構成部材について図1を用いて説明し、その後に水晶振動子1の製造方法について説明する。
図1に示す水晶振動板2は、所定の角度で切り出されたATカット水晶板である。水晶振動板2は、励振電極23が形成された薄肉領域の振動部20と、振動部20の一主面21外周の一部領域に形成された突起部26と、薄肉部27と、枠部28とを備え、これらは一体的に成形されている。ここでいう枠部28は、振動部20を環状に包囲し、振動部20よりも厚肉に形成されている。突起部26の上面と枠部28の一主面201とは略同一平面上に位置するように成形されている。また、薄肉部27は、振動部20と枠部28との間に形成され、振動部20よりも薄肉に形成されている。
水晶振動板2(振動部20、土手部26、薄肉部27、枠部28)は、ウエットエッチングによって成形され、振動部20の表裏面(一主面21と他主面22)に一対の励振電極23が蒸着法によって対向して形成されている。第1の実施形態では、励振電極23は、振動部20の表裏主面(一主面21と他主面22)に、下から順に、Cr,Auの膜構成で成膜されている。なお、励振電極23の膜構成はこれに限定されるものではなく、その他の膜構成であってもよい。
図1に示すように、水晶振動板2の表裏の励振電極23から引出電極24が各々導出形成されている。他主面22の励振電極23から引き出された引出電極24は、振動部20を厚さ方向に他主面22から一主面21へ貫いて一主面21へ導出されている。そして、引出電極24は、突起部26(図1では左側にある突起部)の表面を覆うように突起部26の外側部分(外側面)まで導出されている。この引出電極24のうち、突起部26の表面に形成された導体部分は、第1接合電極25となっている。また、一主面21の励振電極23から引き出された引出電極24は突起部26(図1では右側にある突起部)の表面を覆うように突起部26の外側部分(外側面)まで導出されている。この引出電極24のうち、突起部26の表面に形成された導体部分は、第1接合電極25となっている。また、第1接合電極25の上部には、Auメッキ層50(図7参照)が形成される。なお、第1の実施形態を示す図面では、励振電極23が引出電極24に対して厚いが、励振電極23と引出電極24との厚さはこれに限定されるものではなく、励振電極23と引出電極24との厚さを同じにしてもよい。
図1に示すように、水晶振動板2の両主面21,22は、鏡面加工仕上げとなっており、平坦平滑面として成形されている。水晶振動板2では、枠部28の両主面201,202が下蓋部材3と上蓋部材4との接合面として構成され、振動部20が振動領域として構成される。枠部28の一主面201には、下蓋部材3と接合するための接合層である第1接合材51(図7参照)が形成されている。また、枠部28の他主面202には、上蓋部材4と接合するための接合層である第2接合材52(図7参照)が形成されている。第1接合材51と第2接合材52との形成幅は略同一となり、第1接合材51と第2接合材52とは同一膜構成からなり、これら第1接合材51と第2接合材52とは、複数の金属膜を枠部28の両主面201,202にそれぞれ積層して構成されている。第1の実施形態では、第1接合材51および第2接合材52は、最下層側からCr層(図示省略)とAu層(図示省略)とが蒸着法によって形成され、その上にAuメッキ層(図示省略)が電解メッキ法によって積層された構成となっている。
下蓋部材3は平面視矩形状の平板であり、Z板水晶が使用されている。下蓋部材3の外形寸法は、平面視で水晶振動板2の外形寸法と略同一となっている。下蓋部材3は、一主面31の外周および外周に沿った外周付近の領域に水晶振動板2との接合領域を有している。下蓋部材3の一主面31は、平坦平滑面(鏡面加工)となっている。また、下蓋部材3の一主面31には第2接合電極33(図7参照)が形成されている。第2接合電極33は、下蓋部材3の一主面31の水晶振動板2との接合領域よりも内側に形成され、第1接合電極25にAuメッキ層50を介して接合される。この第2接合電極33は、複数の金属膜が接合領域に積層形成されてなり、その最下層側からCr層(図示省略)とAu層331とが蒸着形成され、その上にAu−Sn合金層332が積層形成され、さらにその上にAuフラッシュメッキ層(図示省略)が積層形成されている(図7参照)。もしくは、第2接合電極33は、その下面側からCr層とAu層とが蒸着形成され、その上にSnメッキ層とAuメッキ層が順に積層して形成されていてもよい。また、第2接合電極33の最下層のCr層の代わりに、Mo層、W層、Ti層などを用いても良い。また、下蓋部材3にZ板水晶を用いているが、他の水晶を用いてもよく、またガラスを用いてもよい。
下蓋部材3の水晶振動板2との接合領域には、接合層である第3接合材53(図7参照)が形成されている。具体的に、第3接合材53は複数の金属膜が接合領域に積層形成されてなり、その最下層側からCr層(図示省略)とAu層531(図7参照)とが蒸着形成され、その上にAu−Sn合金層532(図7参照)が積層形成され、さらにその上にAuフラッシュメッキ層(図示省略)が積層形成されている。もしくは、第3接合材53は、その下面側からCr層とAu層とが蒸着形成され、その上にSnメッキ層とAuメッキ層が順に積層して形成されてもよい。なお、第3接合材53と、第2接合電極33とは同時に形成され、第2接合電極33と第3接合材53とは同一の構成となる。また、第3接合材53は、その形成幅が第1接合材51の形成幅と略同一となるように形成されている。また、下蓋部材3には、水晶振動板2の励振電極23を外部と導通させるためのビア35が形成されている。このビア35を介して、電極パターン36が、下蓋部材3の一主面31の第2接合電極33から下蓋部材3の他主面37の外部端子34にかけてパターン形成されている。
図1に示すように、上蓋部材4は平面視矩形状の平板であり、下蓋部材3と同様にZ板水晶が使用されている。上蓋部材4の外形寸法は、平面視において水晶振動板2の外形寸法と略同一となっている。上蓋部材4は、一主面41の外周およびその付近の領域に水晶振動板2との接合領域を有している。上蓋部材4の一主面41は、平坦平滑面(鏡面加工)となっている。
上蓋部材4の水晶振動板2との接合領域には、水晶振動板2と接合するための接合層である第4接合材54(図8参照)が形成されている。具体的には、第4接合材54は、複数の金属膜が接合領域に積層形成されてなり、その最下層側からCr層(図示省略)とAu層541(図8参照)とが蒸着形成され、その上にAu−Sn合金層542(図8参照)が積層形成され、その上にAuフラッシュメッキ層(図示省略)が積層形成されている。もしくは、第4接合材54は、その下面側からCr層とAu層とが蒸着形成され、その上にSnメッキ層とAuメッキ層が順に積層されて形成されていてもよい。第4接合材54は、その形成幅が第2接合材52の形成幅と略同一となるように形成されている。
上記構成の水晶振動子1では、水晶振動板2の接合面(枠部28の一主面201)における第1接合材51の接合領域(シールパス)と、下蓋部材3の接合面における第3接合材53の接合領域(シールパス)とは、同じ幅を有している。また、水晶振動板2の接合面(枠部28の他主面202)における第2接合材52の接合領域(シールパス)と、上蓋部材3の接合面における第4接合材54の接合領域(シールパス)とは、同じ幅を有している。
以上が水晶振動子1を構成する主要構成部材の説明である。
次に、第1の実施形態における水晶振動子1の製造方法について図2乃至13を用いて説明する。
まず、図2に示すように、多数個の下蓋部材3が一体成形された厚肉のウエハ30を用意する(ウエハ成形工程)。なお、図2では、説明の便宜上、上側の主面を一主面31、下側の主面を他主面37とする。ウエハ30はZ板水晶からなり、一主面31は平坦平滑面(鏡面加工)となっている。
次に、図3に示すように、ウエハ30内の各下蓋部材3の形成領域(図3の“1区画”で示す領域)の所定位置に、ウエットエッチングによって複数の貫通孔350を形成する。
そして、図4に示すように、貫通孔350の内部に貫通導体351を充填してビア35を形成する。第1の実施形態では、貫通孔350の内壁面にシード層となるAu層を蒸着法によって被着し、その後にAuメッキ層とSnメッキ層を電解メッキ法によって形成する。その後、これらの金属層を加熱溶融することによって一体化し、Au−Sn合金からなる貫通導体351を貫通孔350の内部に形成する(充填する)。なお、貫通導体351の貫通孔350内部への形成方法は、前述の方法に限定されるものではなく、例えばシード層にAu以外の金属膜を用いてもよい。また、始めからAu−Sn合金を用いてもよい。また、貫通導体351に、Au−Sn合金以外にAu−Ge合金やCuを含む金属材料(具体的には、シード層としてTi−Cuスパッタ膜を形成し、その上にCuメッキ膜を形成した金属材料など)を用いてもよい。
次に、図5に示すように、ウエハ30の一主面31側の、各下蓋部材3の水晶振動板2との接合領域と、水晶振動板2の第1接合電極25と対応する位置とに、まずCr層(図示省略)を形成し、このCr層の上部にAu層331,531を形成する。具体的には、Cr層とAu層331,531とを蒸着法によって形成する。なお、図5では、各下蓋部材3の水晶振動板2との接合領域のAu層を531で表し、水晶振動板2の第1接合電極25と対応する位置のAu層を331(電極パターン)でそれぞれ表している。電極パターン36は、ビア35の上端と繋がって形成されている。
次に、ウエハ30の一主面31に形成されたAu層531と電極パターン36のAu層331の上に、電解メッキ法によって、Au−Sn合金からなる金属層を形成する(図6参照)。具体的に、Au層531上にAu−Sn合金層532を形成し、電極パターン36のAu層331の上にAu−Sn合金層332を形成する。そして、Au−Sn合金層332,532の上層に極薄膜状態のAuフラッシュメッキ層(図示省略)を積層形成し、Au層531とAu−Sn合金層532とAuフラッシュメッキ層とにより第3接合材53を形成し、Au層331とAu−Sn合金層332とAuフラッシュメッキ層とにより第2接合電極33を形成する(図7参照)。なお、Au−Sn合金からなる金属層は、Au−Sn合金以外にSnメッキ層とAuメッキ層を順に積層形成した構成であってもよい。
図6に示す第3接合材53および第2接合電極33の上に、個片状態の多数個の水晶振動板2,2・・・,2を、画像認識手段によって、水晶振動板2の一主面21が下蓋部材3の一主面31と対向するようにして配する(図7参照)。このとき、各下蓋部材3の第3接合材53と、水晶振動板2の枠部28の一主面201に形成された第1接合材51とを平面視で略一致する位置に配する。また、下蓋部材3の一主面31に形成された第2接合電極33と、水晶振動板2の第1接合電極25に形成されたAuメッキ層50とを平面視で略一致する位置に配する。
水晶振動板2を下蓋部材3に配した後、水晶振動板2の枠部28の他主面202上に、画像認識手段により設定した位置に、個片状態の上蓋部材4を、上蓋部材の一主面41が水晶振動板2の他主面22と対向するように配する(図8参照)。このとき、水晶振動板2の枠部28の他主面202に形成された第2接合材52と、上蓋部材4の接合面(一主面41)に形成された第4接合材54とを平面視で略一致するような位置に配する。
下蓋部材3に水晶振動板2と上蓋部材4とを積層した後に、超音波を用いた接合により、これら下蓋部材3と水晶振動板2と上蓋部材4との仮止接合を行う。
次に、仮止接合を行った下蓋部材3と水晶振動板2と上蓋部材4とを、所定温度に昇温された環境下に置き、図9に示すように、各部材に形成された接合材(第1接合材51,第2接合材52,第3接合材53,第4接合材54)を溶融させることで本接合を行う(接合工程)。具体的には、第1接合材51と第3接合材53とを接合することで接合材5を構成し、この接合材5によって水晶振動板2と下蓋部材3とを接合する。この接合材5による水晶振動板2と下蓋部材3との接合によって、水晶振動板2の一主面21に形成された励振電極23を気密封止する。また、この水晶振動板2と下蓋部材3との接合と同時に、第2接合電極33と、水晶振動板2の第1接合電極25とをAuメッキ層50を介して電気機械的に接合する。また、第1接合材51と第3接合材53との接合と同時に、第2接合材52と第4接合材54とを加熱溶融接合することで接合材5を構成し、この接合材5によって水晶振動板2と上蓋部材4とを接合する。この接合材5による水晶振動板2と上蓋部材4との接合によって、水晶振動板2の他主面22に形成した励振電極23を気密封止する。また、接合材5の生成と同時に、水晶振動板2のAuメッキ層50と下蓋部材3の第2接合電極33とが接合されて、図9に示すように合金が生成される。この図9では、下蓋部材3の第2接合電極33全てが合金化されているが、これに限定されるものではなく、第2接合電極33の一部が合金化されてもよい。なお、第1の実施形態では、真空雰囲気下において下蓋部材3と水晶振動板2と上蓋部材4との仮止接合および本接合を行っている。しかしながら、これに限定されるものではなく、窒素などの不活性ガス雰囲気下で下蓋部材3と水晶振動板2と上蓋部材4との仮止接合および本接合を行ってもよい。
上記の本接合によって、ウエハ30の一主面31に多数の上蓋部材4および水晶振動板2を接合した状態となる。この状態において、隣接する一組の上蓋部材3と水晶振動板2の隙間を埋めるようにワックスを充填する(図示省略)。その後、多数個の上蓋部材3の上面に、ウエハ状のガラス板(図示省略)を保護材として貼り付ける。このとき、ガラス板の大きさはウエハ30の大きさと略同一となっている。
次に、ウエハ状のガラス板とワックスとで保護されたウエハ30を、図10に示すように、他主面37側から薄肉化する(薄肉化工程)。このとき、薄肉化する厚さは、図9で示す点線のラインまでとなっている。第1の実施形態ではウエハ30の薄肉化を機械研削によって行なう。しかしながら、これに限定されるものではなく、化学機械的研磨によってウエハ30の薄肉化を行ってもよい。
そして、薄肉化した状態のウエハ30の他主面37側に、図11に示すように、外部端子34を蒸着法によって形成する(外部端子形成工程)。外部端子34の膜構成は、水晶上にCr層、Au層が順に積層された状態となっている。外部端子34は、図11に示すように、ビア35の下端部分(ウエハ30の他主面37)において接続するように形成している。
外部端子形成工程の後に、前述のガラス板とワックスとを除去する。その後、図12に示すように、隣接する水晶振動子1の間の略中央の位置(図12の点線で示すライン)でウエハ30を切断する。具体的には、図12の点線で示すラインを基準として、ダイシングによってウエハ30を縦横に切断することで、図13に示すように、多数個の水晶振動子1,1,・・・,1を一括同時に得ることができる(分割工程)。
上記製造方法によれば、外部機器と接続される外部端子34が形成された下蓋部材3を有する水晶振動子1を効率的に製造することができる。具体的に、多数個の下蓋部材3が一体成形されたウエハ30が厚肉で形成されているため、接合工程の後に、ウエハ30の底面(他主面37側)から薄肉化することで、一括同時に下蓋部材3の厚さを調節することができる。そして、薄肉化された下蓋部材3に外部端子34を一括形成した後、隣接する水晶振動子1間を切断するので、多数個の水晶振動子1を効率的に得ることができる。
なお、第1の実施形態では、水晶振動板2は、振動部20の外周に突起部26が形成された逆メサ形状であり、振動部20と突起部26との外側に薄肉部27が形成された構造となっている。しかしながら、本発明はこの構造に限定されるものではない。例えば、薄肉部27を形成せず、枠部28の内側を平板とし、部分的に貫通孔を設けた形状であってもよい。
また、第1の実施形態では、接合材5として、CrとAuとSnを用いているが、これに限定されるものではなく、接合材5を例えばCrとAuとGeとから構成してもよい。また、水晶振動板2にAuとSnなどのメッキ積層膜やAu−Snなどのメッキ合金層を形成し、下蓋部材3や上蓋部材4にAuメッキ層(単一金属元素のメッキ層)を形成してもよい。さらに、第1の実施形態では、2つのパッケージ基材の材料として水晶が使用されているが、水晶以外にホウケイ酸ガラス等のガラスやサファイアを使用してもよい。
−第2の実施形態−
本発明にかかる第2の実施形態を以下に示す。第2の実施形態では、上記の第1の実施形態と同様に、圧電振動板として水晶振動板を用いた水晶振動子を例に挙げて説明する。そのため、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様の構成部材については同番号を付し、その説明の一部を割愛する。また、第2の実施形態の構成のうち、第1の実施形態と同様の構成については同様の効果を有する。以下、第1の実施形態との相違点を中心に、第2の実施形態を説明する。
まず、多数個の下蓋部材3が一体成形される厚肉のウエハ30を用意する(ウエハ成形工程)。ウエハ30はZ板水晶からなり、一主面31は平坦平滑面(鏡面加工)となっている(図2参照)。
そして、この図2に示すウエハに対して、図14に示すように、ウエハ30内の各下蓋部材3の形成領域(図14の“1区画”で示す領域)の所定位置に、ウエットエッチングによって複数の有底孔352を形成する。有底孔352はウエットエッチングによって形成する。
有底孔352を形成した後に、図15に示すように、有底孔352の内部に導体353を形成する。ここでいう導体353は、第1の実施形態で述べた貫通導体351と同一の材料からなっている。
次に、図16に示すように、ウエハ30の一主面31側の、各下蓋部材3の水晶振動板2との接合領域と、水晶振動板2の第1接合電極25と対応する位置とに、下からCr層、Au層の順に金属膜を形成する(図示省略)。具体的には、Cr層(図示省略)とAu層331,531を蒸着法によって形成する。
そして、第1の実施形態と同様の手順で、Au層531および電極パターン36(Au層331)の上部に電解メッキ法によってAu−Sn合金層(図6の符号332,532参照)を一括形成し、さらにAu−Sn合金層332,532の上部に極薄膜状態のAuフラッシュメッキ層(図示省略)を積層形成する。下蓋部材3に、Au層531とAu−Sn合金層532とAuフラッシュメッキ層とにより第3接合材53を形成し、さらに、Au層331とAu−Sn合金層332とAuフラッシュメッキ層とにより第2接合電極33を形成する。
以上のような製造方法により形成したウエハ30の一主面31の多数個の各下蓋部材3の形成領域に、第1の実施形態と同様の手順により、個片状態の多数個の水晶振動板2を画像認識手段によって位置決め載置する。そして、位置決め載置した多数個の水晶振動板2をウエハ30に仮止め接合する。仮止接合した水晶振動板2の枠部28の他主面202に、個片状態の多数個の上蓋部材4を画像認識手段によって位置決め載置し、水晶振動板2と上蓋部材4とを仮止め接合する。仮止接合したウエハ30と水晶振動板2と上蓋部材4とを、所定温度に昇温された環境下に置き、図17に示すように、ウエハ30と水晶振動板2と上蓋部材4とに形成した第1接合材51,第2接合材52,第3接合材53,および第4接合材54を溶融させて本接合を行う(接合工程)。接合工程では、図17に示すように、第1接合材51と第3接合材53とを接合することで接合材5を構成し、この接合材5によって水晶振動板2と下蓋部材3とを接合する。この水晶振動板2と下蓋部材3との接合と同時に、第2接合電極33と、水晶振動板2の第1接合電極25とをAuメッキ層50を介して電気機械的に接合する。また、第2接合材52と第4接合材54とを加熱溶融接合することで接合材5を構成し、この接合材5によって水晶振動板2と上蓋部材4とを接合する。
接合工程の本接合によって、ウエハ30の一主面31に多数の上蓋部材4と水晶振動板2とを接合した状態となる。この状態において、第1の実施形態と同様に、隣接する一組の上蓋部材3と水晶振動板2の隙間を埋めるようにワックスを充填する(図示省略)。その後、多数個の上蓋部材3の上面に、ウエハ状のガラス板を保護材として貼り付ける。
次に、ウエハ状のガラス板とワックスとで保護されたウエハ30を、図18に示すように、他主面37側から図17で示す点線のラインまで薄肉化する(ビア35が露出するまで薄肉化する)。この薄肉化工程の後の工程は、第1の実施形態と同様である。具体的には、薄肉化した他主面37側に、図19に示すように、蒸着法によってCrとAuで構成する外部端子34を形成する(外部端子形成工程)。そして、外部端子形成工程の後に、前述のガラス板とワックスとを除去する。その後、図20に示すように、隣接する水晶振動子1の間の略中央の位置(点線で示すライン)でウエハ30をダイシングによって切断する。このように切断することで、図21に示すように、多数個の水晶振動子1,1,・・・,1を一括同時に得ることができる(分割工程)。
上記のように、第2の実施形態にかかる製造方法であれば、薄肉化する主な対象材料は水晶からなる単一の材料であるため、例えばウエットエッチングによる薄肉化を容易に行うことができるとともに、薄肉化工程を管理しやすくなる。
また、上記の第1の実施形態と第2の実施形態とにおいては、平面視矩形状で平板状の2つの蓋部材(下蓋部材3、上蓋部材4)が用いられているが、これに限定されるものではなく、2つの蓋部材によって水晶振動板2に形成された励振電極23を気密封止できれば、蓋部材の形状は任意に設定してもよい。例えば、断面視で凹状に形成された2つの蓋部材の凹部分が、水晶振動板2に対向するようにして気密接合された形態であってもよい。
また、上記の第1の実施形態と第2の実施形態とにおいては、ウエハ状の下蓋部材3(ウエハ30)に個片化された水晶振動板2および上蓋部材4を配しているが、これに限定されるものではなく、ウエハ状の水晶振動板2および上蓋部材4を用いてもよい。
なお、第1の実施形態および第2の実施形態によれば、図22に示すように、ウエハ成形工程で用意するウエハ(下蓋部材3)の厚さを予め設定した一定の厚さとし、水晶振動板2の厚さに応じて、薄肉化工程で薄肉化するウエハの厚さを可変させてもよい。このような製造方法によれば、例えばATカット水晶板を水晶振動板2に用いたとき、発振周波数の異なる水晶振動子1においても、水晶振動子1の全高を同一寸法にすることが容易になる。
具体的には、ATカット水晶板は、発振周波数が水晶振動板2(特に振動部20)の厚みに反比例するため、発振周波数が低くなるほど水晶振動板2(特に振動部20)の厚みは厚くなる。水晶振動板2を2つの下蓋部材3と上蓋部材4とで挟み込む構造の水晶振動子1の場合、発振周波数に応じて水晶振動板2の厚みが変化する。このため、上蓋部材4および下蓋部材3の水晶振動板2との距離を同一にした場合、水晶振動子1の全高が変化してしまう。しかしながら上記の第1の実施形態、第2の実施形態にかかる製造方法によれば、上蓋部材4を一定厚みで、下蓋部材3(ウエハ)を必要最大厚みよりも厚い状態で各々形成し、発振周波数に応じて下蓋部材3を薄肉化する量を可変させることによって水晶振動子1の全高を同一寸法にすることができる。
例えば、図22に示す3つの水晶振動子1において、左側の図は低周波帯を表し、真中の図は中周波帯を表し、右側の図は高周波帯の水晶振動子を表している。図22に示す水晶振動子1では、水晶振動板2としてATカット水晶振動板を使用し、その厚みは発振周波数に反比例するため、左側から右側へ順に薄くなっている。なお、上蓋部材4の厚みは周波数帯に関係なく一定となっている。水晶振動板2の厚みに応じて、下蓋部材3の厚みは左側から右側へ順に厚くなっている。このように、発振周波数に関わらず、発振周波数に応じて下蓋部材3を薄肉化する量を可変させることによって、水晶振動子1の全高を同一寸法にすることができる。したがって、水晶振動子1の構成部材の厚みを標準化することができ、製造コストを低減させることができる。
また、上記の第1の実施形態、第2の実施形態においては、平面視矩形状で平板状の2つの蓋部材(下蓋部材3、上蓋部材4)が用いられているが、これに限定されるものではなく、一枚板の上蓋部材4と、箱状体の下蓋部材3とからパッケージ11が構成され、パッケージ11内の下蓋部材3上に水晶振動板2が気密封止された状態で配されてもよい。具体的には、図23に示す水晶振動子1であってもよい。この図23に示す水晶振動子1を、第3の実施形態として以下に示す。
−第3の実施形態−
本発明にかかる第3の実施形態を、上記の第1の実施形態や第2の実施形態と異なり、図23に示すように、水晶振動板2自体が上蓋部材4と下蓋部材3とによって気密封止された実施形態である。そこで、第3の実施形態では、第1の実施形態や第2の実施形態と同一名称の構成部材については同番号を付し、第1の実施形態や第2の実施形態と同様の構成部材や製造方法については説明の一部を割愛する。また、第3の実施形態の構成のうち、第1の実施形態や第2の実施形態と同様の構成や製造方法については同様の効果を有する。以下、第1の実施形態や第2の実施形態との相違点を中心に、第3の実施形態を説明する。
第3の実施形態にかかる水晶振動子1には、図23に示すように、ATカット水晶からなる水晶振動板2と、この水晶振動板2を保持し、水晶振動板2を気密封止するための下蓋部材3と、下蓋部材3に保持した水晶振動板2を気密封止するための上蓋部材4とが設けられている。なお、水晶振動板2は、音叉型水晶振動板等の他の圧電振動板を用いてもよい。
この水晶振動子1では、下蓋部材3と上蓋部材4とからパッケージ11が構成され、下蓋部材3と上蓋部材4とが、接合材5により接合されて、気密封止された1つの内部空間12が形成される。この内部空間12では、水晶振動板2が、下蓋部材3に導電性バンプ6を用いてFCB法(Flip Chip Bonding)により電気機械的に超音波接合されている。
次に、この水晶振動子1の各構成について図23を用いて説明する。
下蓋部材3は、透過性材料のSiと添加剤とを含むホウケイ酸ガラスからなり、底部381と、下蓋部材3の一主面31の主面外周に沿って底部381から上方に延出した壁部382と、から構成された箱状体に成形されている。下蓋部材3は、平面視矩形状の直方体の一枚板をフォトリソグラフィ法によりエッチングして成形される。
下蓋部材3の壁部382の天面は、上蓋部材4との接合面であり、この接合面には、上蓋部材4と接合するための第3接合材53(図28参照)が設けられている。第3接合材53は複数の金属膜が接合領域に積層形成されてなり、その最下層側からCr層(図示省略)とAu層(図示省略)とが蒸着形成され、その上にAuフラッシュメッキ層(図示省略)が積層形成されている。
下蓋部材3には、底部381と壁部382とによって囲まれたキャビティ383が形成され、このキャビティ383は、平面視略矩形状に形成されている。また、下蓋部材3の筐体裏面(他主面37)の四隅にキャスタレーション384が形成されている。これらキャスタレーション384は、筐体側面に形成され、下蓋部材3の他主面37の四隅に沿って形成されている。キャスタレーション384の壁面は曲面に成形されている。
また、下蓋部材3には、水晶振動板2の励振電極23それぞれと電気機械的に接合する第2接合電極33(図28参照)と、外部機器と電気的に接続する外部端子34と、第2接合電極33と外部端子34とを繋げる電極パターン36と、が形成されている。これら第2接合電極33と外部端子34と電極パターン36とにより下蓋部材3の電極が構成される。ここでいう第2接合電極33は、第3接合材53と同時に形成され、同一材料からなる。
また、下蓋部材3には、水晶振動板2の励振電極23をキャビティ383内からキャビティ383外へ導通させるためのビア35が形成されている。このビア35を介して、電極パターン36が、下蓋部材3の一主面31の第2接合電極33から他主面37の外部端子34にかけてパターン形成されている。
上蓋部材4は、透過性材料のSiと添加剤とを含むホウケイ酸ガラスからなり、平面視矩形状の直方体の一枚板に成形されている。この上蓋部材4には、下面に蓋と接合する第4接合材54(図30参照)が設けられている。第4接合材54は複数の金属膜が接合領域に積層形成されてなり、その最下層側からCr層(図示省略)とAu層541とが蒸着形成され、その上にAu−Sn合金層542(図30参照)が積層形成され、さらにその上にAuフラッシュメッキ層(図示省略)が積層形成されている。
水晶振動板2は、ATカット水晶片の基板からなり、その外形は、平面視略矩形状の(表裏主面21,22が略矩形状に形成された)一枚板の直方体となっている。
この水晶振動板2には、励振電極23と引出電極24とが形成されている。励振電極23は引出電極24により引き出され、引出電極23の第1接合電極25上に導電性バンプ6となるAuメッキ層とAu−Sn合金層とが形成されている。
上記した構成からなる水晶振動子1では、下蓋部材3と水晶振動板2とは、導電性バンプ6を介してFCB法により電気機械的に超音波接合される。この接合により、水晶振動板2の励振電極23が、引出電極24の第1接合電極25、導電性バンプ6を介して下蓋部材3の第2接合電極33に電気機械的に接合され、下蓋部材3に水晶振動板2が搭載される。そして、水晶振動板2が搭載された下蓋部材3に、上蓋部材4が第3接合材53と第4接合材54を介して加熱溶融により接合され、水晶振動板2を気密封止した水晶振動子1が製造される。
以上が水晶振動子1を構成する主要構成部材の説明である。
次に、第3の実施形態における水晶振動子1の製造方法について図24乃至33を用いて説明する。
まず、図24に示すように、多数個の下蓋部材3が一体成形された厚肉のウエハ30を用意する(ウエハ成形工程)。
次に、図25に示すように、フォトリソグラフィ法により、ウエハ30の一主面31に各下蓋部材3のキャビティ383の外形を形成し、ウエハ30の他主面37に各下蓋部材3のキャスタレーション384の外形を形成する。
次に、図26に示すように、ウエハ30内の各下蓋部材3の形成領域(図26の“1区画”で示す領域)の所定位置に、ウエットエッチングによって複数の貫通孔350を形成する。
そして、図27に示すように、貫通孔350の内部に貫通導体351を充填してビア35を形成する。
次に、図28に示すように、ウエハ30の一主面31側の、各下蓋部材3の水晶振動板2との接合領域と、水晶振動板2の第1接合電極25と対応する位置とに、Cr層(図示省略)を形成し、このCr層の上部にAu層を形成し、Au層上に極薄膜状態のAuフラッシュメッキ層(図示省略)を積層形成し、Cr層とAu層とAuフラッシュメッキ層とにより第3接合材53を形成する。Auフラッシュメッキ層は、Au層上への形成時に第2接合電極33上にも同時形成する。
図28に示す第2接合電極33の上に、個片状態の多数個の水晶振動板2,2・・・,2を、画像認識手段によって、水晶振動板2の一主面21が下蓋部材3の一主面31と対向するようにして配する(図29参照)。なお、水晶振動板2には導電性バンプ6が形成されているので、下蓋部材3の一主面31に形成された第2接合電極33と、水晶振動板2の第1接合電極25上に形成された導電性バンプ6とを平面視で略一致する位置に配する。この位置決めの後、超音波ホーンを水晶振動板2に接触させた状態で加圧しながら超音波を印加する。これにより、水晶振動板2の第1接合電極25を下蓋部材3の第2接合電極33に接合する(接合工程の一つ)。
水晶振動板2をウエハ30(下蓋部材3)に電気機械的に接合した後、ウエハ30上に、画像認識手段により設定した位置に、個片状態の上蓋部材4を、上蓋部材の一主面41がウエハ30の一主面31と対向するように配する(図30参照)。このとき、ウエハ30の一主面に形成された第3接合材53と、上蓋部材4の接合面(一主面41)に形成された第4接合材54とを平面視で略一致するような位置に配する。
下蓋部材3に上蓋部材4を積層した後に、超音波を用いた接合により、下蓋部材3と上蓋部材4との仮止接合を行う(接合工程の一つ)。
次に、仮止接合を行った下蓋部材3と上蓋部材4とを、所定温度に昇温された環境下に置き、各部材に形成された接合材(第3接合材53,第4接合材54)を溶融させることで本接合を行う(接合工程の一つ)。具体的には、第3接合材53と第4接合材54とを接合することで接合材5を構成し、この接合材5によって水晶振動板2と下蓋部材3とを接合する。この接合材5による水晶振動板2と下蓋部材3との接合によって、励振電極23が形成された水晶振動板2自体を気密封止する。
上記の本接合によって、ウエハ30の一主面31に多数の上蓋部材4を接合した状態となる。この状態において、隣接する一組の上蓋部材3と水晶振動板2の隙間を埋めるようにワックスを充填する(図示省略)。その後、多数個の上蓋部材3の上面に、ウエハ状のガラス板(図示省略)を保護材として貼り付ける。このとき、ガラス板の大きさはウエハ30の大きさと略同一となっている。
次に、ウエハ状のガラス板とワックスとで保護されたウエハ30を、図31に示すように、他主面37側から薄肉化する(薄肉化工程)。このとき、薄肉化する厚さは、図30で示す点線のラインまでとなっている。第3の実施形態ではウエハ30の薄肉化を機械研削によって行なう。しかしながら、これに限定されるものではなく、化学機械的研磨によってウエハ30の薄肉化を行ってもよい。
そして、薄肉化した状態のウエハ30の他主面37側に、図32に示すように、外部端子34を蒸着法によって形成する(外部端子形成工程)。外部端子34の膜構成は、水晶上にCr層、Au層を順に積層した状態となっている。外部端子34は、図32に示すように、ビア35の下端部分(ウエハ30の他主面37)に接続するように形成し、キャスタレーション384まで引出形成している。
外部端子形成工程の後に、前述のガラス板とワックスとを除去する。その後、図32に示すように、隣接する水晶振動子1の間の略中央の位置(図32の点線で示すライン)でウエハ30を切断する。具体的には、図32の点線で示すラインを基準として、ダイシングによってウエハ30を縦横に切断することで、図33に示すように、多数個の水晶振動子1,1,・・・,1を一括同時に得ることができる(分割工程)。
本第3の実施形態によれば、ウエハ成形工程と接合工程と薄肉化工程と外部端子形成工程と分割工程とを有するので、上記の第1の実施形態や第2の実施形態と同様の効果を有し、さらに、ウエハ成形工程により箱状体に成形したウエハ30に対して薄肉化工程を行うことで、ウエハ30の成形の際にウエハ30の基板撓みの影響を受けることを抑えることができ、ウエハ30の成形の加工精度を向上させることができる。
上記の第1の実施形態、第2の実施形態、および第3の実施形態では、表面実装型水晶振動子を例にしているが、水晶フィルタ、集積回路等の電子部品に水晶振動子を組み込んだ水晶発振器など、電子機器等に用いられる他の表面実装型の圧電振動デバイスの製造方法にも適用可能である。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
また、この出願は、2009年1月7日に日本で出願された特願2009−001796号に基づく優先権を請求する。これに言及することにより、その全ての内容は本出願に組み込まれるものである。
圧電振動デバイスの量産に好適である。

Claims (4)

  1. 圧電振動デバイスの製造方法において、
    励振電極が形成された圧電振動板と、前記励振電極を気密封止する上蓋部材および下蓋部材とが設けられ、前記圧電振動板と前記上蓋部材とが接合材を介して接合され、前記圧電振動板と前記下蓋部材とが接合材を介して接合された圧電振動デバイスの製造方法であり、
    多数個の前記下蓋部材が一体成形された厚肉のウエハを用意するウエハ成形工程と、
    前記ウエハ内の下蓋部材の一主面に前記圧電振動板を接合し、前記圧電振動板上に前記上蓋部材を接合する接合工程と、
    前記ウエハを前記ウエハの他主面側から薄肉化する薄肉化工程と、
    前記薄肉化工程により薄肉化した前記ウエハの他主面に、前記励振電極と電気的に接続する外部端子を形成する外部端子形成工程と、
    隣接する前記圧電振動デバイス間を切断することによって多数個の前記圧電振動デバイスを得る分割工程と、を有する圧電振動デバイスの製造方法。
  2. 圧電振動デバイスの製造方法において、
    励振電極が形成された圧電振動板と、前記圧電振動板を気密封止する上蓋部材および下蓋部材とが設けられ、前記上蓋部材と前記下蓋部材とが接合材を介して接合された圧電振動デバイスの製造方法であり、
    多数個の前記下蓋部材が一体成形された厚肉のウエハを用意するウエハ成形工程と、
    前記ウエハ内の下蓋部材の一主面に前記圧電振動板を接合し、前記下蓋部材上に前記上蓋部材を接合する接合工程と、
    前記ウエハを前記ウエハの他主面側から薄肉化する薄肉化工程と、
    前記薄肉化工程により薄肉化した前記ウエハの他主面に、前記励振電極と電気的に接続する外部端子を形成する外部端子形成工程と、
    隣接する前記圧電振動デバイス間を切断することによって多数個の前記圧電振動デバイスを得る分割工程と、を有する圧電振動デバイスの製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の圧電振動デバイスの製造方法において、
    前記薄肉化工程前に、前記下蓋部材の一主面側から、導体を充填した有底孔を形成し、
    前記薄肉化工程において、前記ウエハの他主面側から、前記有底孔が露出するまで薄肉化し、
    前記外部端子形成工程において、前記有底孔を覆うように前記外部端子を形成する圧電振動デバイスの製造方法。
  4. 請求項1または2に記載の圧電振動デバイスの製造方法において、
    前記ウエハ成形工程において用意する前記ウエハの厚さを予め設定した厚さとし、
    前記薄肉化工程において薄肉化する前記ウエハの厚さを前記圧電振動板の厚さに応じて可変させる圧電振動デバイスの製造方法。
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