JPWO2010070916A1 - メディア再生表示装置 - Google Patents

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Abstract

車両の前部座席からメディアの出し入れや、操作を容易に行うことのできるメディア再生表示装置。この装置(10)は、車両に搭載され、メディアに記録された情報を再生るメディア再生ユニット(20)と、メディア再生ユニット(20)で再生された映像情報を表示する表示ユニット(30)とを有し、メディア再生ユニット(20)の内部にメディア(11)を挿入するためのメディア挿入口(22a)が、車両の前部座席に向かって設けられ、表示ユニット(30)の表示面が、車両の後部座席から視認可能に配置される。

Description

本発明は、メディアに記録された音声や映像情報を再生表示するための、メディア再生ユニットと表示ユニットとを一体化した装置であって、自動車などに搭載される、メディア再生表示装置に関するものである。
従来、自動車などの車両内の天井面に搭載されて、各座席から、メディアの出し入れや操作を容易に行うことのできるメディア再生表示装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
このような従来のメディア再生装置(以下「従来装置」という)は、通常、メディア再生ユニットおよび表示ユニットが、回転支持機構により、Z軸方向(例えば、鉛直方向)回転軸回りに回転可能に支持されている。したがって、従来装置は、車両後部の左右の座席のいずれかに着座している搭乗者に対しても、操作手段に対する操作により、メディア再生ユニットおよび前記表示ユニットを、正面に向けることができる。また、これにより、後席に座っている搭乗者でも、従来装置へのメディアの出し入れや、リモコンあるいはメディア再生表示装置に搭載されているハードキーによる従来装置に対する操作を、容易に行うことができる。
特開2006−205977号公報
しかしながら、従来装置では、操作が煩わしくなるという課題があった。理由は以下の通りである。メディア再生表示装置は、通常、上述の通り車内での搭載位置が高い。このため、車室内の後部座席に子供しか搭乗していない場合、メディアの出し入れや、リモコンあるいはメディア再生表示装置に搭載されているハードキーによる操作が困難となる。したがって、このような場合、前部座席の搭乗者が後部座席の搭乗者に代わって操作を行う必要がある。すると、操作のたびに、メディア挿入口を前部座席に向けるために、前部座席の搭乗者がメディア再生表示装置を回転させる必要がある。
本発明の目的は、車両の前部座席の搭乗者が、メディアの出し入れや操作を容易に行うことのできるメディア再生表示装置を提供することである。
本発明のメディア再生表示装置は、車両に搭載され、メディアに記録された情報を再生するメディア再生ユニットと、前記メディア再生ユニットで再生された映像情報を表示する表示ユニットとを有するメディア再生表示装置であって、前記メディア再生ユニットの内部にメディアを挿入するためのメディア挿入口が、前記車両の前部座席に向かって設けられ、前記表示ユニットの表示面が、前記車両の後部座席から視認可能に配置される構成を有している。
ここで、後部座席から視認可能に配置されるとは、後部座席の搭乗者が表示面に表示された表示内容の全体を見て表示の内容を認識できる状態に表示面が配置されることを意味する。
この構成により、メディア挿入口が車両の前部座席に向くように配置され、なおかつ、表示ユニットの表示面が後部座席に向かうように配置されるので、前部座席の搭乗者がメディアの交換作業を容易に行うことができる。
なお、前部座席とは、車両の前側に位置する座席を意味し、例えば、運転席や助手席の列にある座席を意図している。
また、本発明のメディア再生表示装置において、前記メディア挿入口は、前記メディア再生表示装置の一方の端部に設けられ、前記表示ユニットは、前記メディア再生表示装置の他方の端部に設けられた回動軸に軸支されて回動可能に設けられた構成を有している。
この構成により、本発明のメディア再生表示装置は、メディア交換作業の際に必要なメディア挿入口と、映像情報を表示する表示面とが、それぞれ装置の別の端部に配置されるので、装置自体の大きさを必要最小限にとどめることができ、装置の小型化を実現することができる。
また、本発明にかかるメディア再生表示装置は、前記表示ユニットを収納する表示ユニット収納部をさらに有し、前記表示ユニットは、前記表示面が前記車両の後部座席から視認可能な位置である視認位置と、前記表示ユニットが前記表示ユニット収納部に収納される収納位置との間を回動する構成を有している。
この構成により、本発明のメディア再生表示装置は、表示ユニットに映像情報を表示させない時、つまり、表示ユニットを使用しない時には、自装置に表示ユニットを収納することで車室内のスペースを有効に活用することができる。
さらに、本発明のメディア再生表示装置において、前記表示ユニット収納部は、前記表示ユニットの表示面が前記車両の天井面と平行になるように前記表示ユニットを収納する構成を有している。
この構成により、本発明のメディア再生表示装置は、表示ユニットを使用しないで自装置に表示ユニットを収納した場合に、表示ユニットが運転手の車両後方確認の邪魔にならずに済むので、特に後進時の運転の安全性をより高くすることができる。
本発明によれば、車両の前部座席の搭乗者が、メディアの出し入れや操作を容易に行うことのできるメディア再生表示装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかるメディア再生表示装置を一方の端部側から見た全体斜視図 実施の形態1にかかるメディア再生表示装置を他方の端部側から見た全体斜視図 実施の形態1にかかるメディア再生表示装置の6面図 実施の形態1にかかるメディア再生表示装置の使用時における底面図および断面図 実施の形態1にかかる、車両に搭載した状態におけるメディア再生表示装置を一方の端部側から見た全体斜視図 実施の形態1にかかる、車両に搭載した状態におけるメディア再生表示装置を他方の端部側から見た全体斜視図 本発明の実施の形態2にかかるメディア再生表示装置を上側からみた斜視図 実施の形態2にかかる、シャッタが開いている状態におけるメディア再生表示装置をメディア挿入口に向かう方向で見た正面図 実施の形態2にかかる、シャッタが閉じている状態におけるメディア再生表示装置をメディア挿入口に向かう方向で見た正面図 実施の形態2にかかる、表示ユニットを収納部に収納した状態におけるメディア再生表示装置の正面図および断面図 実施の形態2にかかる図10における領域Bの部分的な拡大図 本発明の実施の形態3にかかるメディア再生表示装置を上側からみた斜視図 実施の形態3にかかるメディア再生表示装置を上側からみた斜視図
以下、本発明の各実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1にかかるメディア再生表示装置について、図面を用いて説明する。
図1および図2は本実施の形態にかかるメディア再生表示装置の全体斜視図であり、それぞれ装置の一方の端部および他方の端部側から装置を見た図である。図3は本実施の形態1にかかるメディア再生表示装置の6面図である。図4は本実施の形態1にかかるメディア再生表示装置の底面図および断面図である。図4Aは、本実施の形態にかかるメディア再生表示装置の使用時における底面図である。図4Bは、図4AにおけるA−A部分の断面図である。
本実施の形態1におけるメディア再生表示装置10は、メディア再生ユニット20と表示ユニット30とが一体化された装置である。メディア再生ユニット20は、メディア再生表示装置10の内部に配置され、メディア11に記録された情報を再生する。表示ユニット30は、メディア再生ユニット20で再生された映像情報を表示する。
メディア再生ユニット20は、ここでは、メディア11として光ディスクであるDVD(digital versatile disc)を1枚ずつ挿入して再生するためのDVD再生ユニットであるものとする。なお、メディア再生ユニット20は、DVD再生ユニット以外であってもよい。例えば、メディア再生ユニット20は、CD(compact disc)再生ユニット、MD(mini disc)再生ユニット、BD(blu-ray disc)再生ユニット、SDメモリカードやメモリスティックなどに記録された情報を再生するためのメディア再生ユニット、着脱可能なHDD(hard disk drive)等でもよい。また、メディア再生ユニット20として、メディア11を複数枚挿入して装置内部でメディア11を選択して再生する多連奏型の装置を用いてもよい。
メディア再生ユニット20は、メディア11である光ディスクの再生を行うための、光ピックアップやターンテーブルなどのメカトロ部品(図示せず)を内蔵したメディア再生デバイス22を搭載している。また、メディア再生ユニット20は、メディア11の挿排を行うメディア挿入口22aを有する。
また、メディア再生ユニット20は、メディア再生デバイス22を電気的に制御するための電子部品などを搭載したメディア再生制御部を含む。メディア再生制御部は、メディア再生表示装置10全体の電子制御を行うための電子部品などを搭載する。メディア再生制御部は、メディア再生デバイス22および表示ユニット30を制御する制御基板(以下「メイン基板」という)に設けられている。
表示ユニット30は、表示ユニット30を開閉可能に支持するための支軸31により、メディア再生表示装置10に取り付けられている。表示ユニット30は、支軸31を回動軸として回動し、視認位置と収納位置との間を移動する。ここで、視認位置とは、後部座席の搭乗者が表示ユニット30の表示面35に表示された映像を見る時の、表示ユニット30の位置である。また、収納位置とは、表示ユニット30に映像を表示しない、つまり、表示ユニット30を使用しない場合に表示ユニット30を表示ユニット収納部40に収納するときの表示ユニット30の位置である。
表示ユニット30は、内部に配置された、表示デバイス32および表示基板と、これらを覆うケース34などから構成されている。表示デバイス32は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、無機ELディスプレイ、FED(field emission display)、SED(surface-conduction electron-emitter display)、VFD(vacuum fluorescent display)、プラズマディスプレイ、ブラウン管などである。表示基板は、表示デバイス32を電子制御する表示デバイス制御部を有する基板である。
メディア再生表示装置10は、さらに、メディア再生ユニット20と表示ユニット30を電気的に接続する接続ケーブル(図示せず)を有する。メディア再生ユニット20と表示ユニット30との間における、映像信号などの電気信号や制御信号などの送受信は、この接続ケーブルを介して行われる。
メディア再生ユニット20は、メイン基板、メディア再生デバイス22およびリモコン受光部などを有する。メイン基板は、メディア再生デバイス22の電子制御や、表示ユニット30の表示基板との通信を行う、メディア再生制御部を有する。メディア再生制御部は、リモコンなどの操作手段からの信号を受けるリモコン受光部などの信号受信部に接続されている。なお、メイン基板は、映像出力部、音声出力部、映像入力部をも有する。
表示ユニット30は、内部に表示基板を有する。この表示基板は、表示デバイス制御部を有し、表示デバイス32の制御を行う。
メディア再生デバイス22にメディア11が挿入(あるいはメディア11が交換)され、リモコンやハードキー等により再生操作が行われると、メディア再生デバイス22から出力される映像信号は、表示基板の表示デバイス制御部に送られる。そして、表示デバイス制御部に送られた映像信号は、表示デバイス32において表示可能な信号に変換さる。この結果、表示デバイス32において映像が表示され、車両の搭乗者は、表示デバイス32の表示面35から表示内容を視認することができる。
また、メディア再生デバイス22から出力される音声信号は、音声出力部で適正な音声レベルに変換され、コネクタを介して出力される。音声出力部のコネクタは、ワイヤードヘッドフォン用のジャックを接続可能となっている。したがって、搭乗者は、ワイヤードヘッドフォンを用いて、再生された音声を聞き取ることができる。
あるいは、音声出力部は、赤外線や無線を用いて、音声信号をワイヤレスヘッドフォンやスピーカユニットに送信してもよい。この場合、ワイヤレスヘッドフォンやスピーカユニットは、音声出力部から出力された音声信号を受信することができる受信手段と、受信した信号を音声に変換する変換手段とを備える必要がある。これにより、搭乗者は、メディア再生デバイス22から出力される音声を、ワイヤレスで聴取することが可能となる。
次に、以上のように構成されたメディア再生表示装置10が車両の天井12に搭載された状態を説明する。
図5および図6は、本実施の形態1にかかる、車両の天井12に搭載した状態におけるメディア再生表示装置10の斜視図である。図5は、車両の天井12に搭載した状態におけるメディア再生表示装置10を、車両の前方から後方に向かう方向で見た図である。図6は、車両の天井12に搭載した状態におけるメディア再生表示装置10を、車両の後方から前方に向かう方向で見た図である。
図5および図6に示すように、メディア再生表示装置10は、メディア挿入口22aが車両の前部座席(すなわち運転席および助手席)に向かって配置されるように、車両の天井12に搭載される。したがって、前部座席の搭乗者は、後ろを振り向いて、メディア11の挿入作業あるいは交換作業を容易に行うことができる。
さらに、メディア再生表示装置10は、天井12に搭載された状態において、メディア挿入口22aとは反対側に表示ユニット30を開閉可能に支持するための支軸31を配置する。そして、表示ユニット30は、この支軸31を中心に回動する。表示ユニット30は、使用されないときは、天井12と表示ユニット30の表示面35とが平行になるように、支軸31を中心に回動して収納される。また、表示ユニット30は、使用されるときは、表示ユニット30の表示面35が後部座席に向かうように、支軸31を中心に回動して、その位置が調整される。したがって、表示ユニット30は、収納時には、表示面35を下に向けた状態で、表示ユニット収納部40に収納される。
以上のとおり、本実施の形態1にかかるメディア再生表示装置10は、映像を表示する表示ユニット30が使用時にその表示面35を後部座席に向けて設けられ、なおかつ、メディア挿入口22aが前部座席に向かって設けられている。
次に、以上のように構成されたメディア再生表示装置10について、その動作を説明する。
メディア再生表示装置10は、天井12に搭載されているものとする。メディア再生表示装置10は、搭乗者によって、そのメディア再生ユニット20のメディア挿入口22aにメディア11が挿入され始めると、メディア再生ユニット20のメディア挿入口22a近傍で、メディア11が挿入されたことを検出する。そして、メディア再生表示装置10は、ローラ(図示せず)を回転させ始め、このローラとメディア再生ユニット20の筐体などとによって、メディア11を挟持しながらメディア再生ユニット20の内部に引き込む動作を行う。この結果、メディア11は、メディア再生ユニット20の再生位置(例えば、上述のターンテーブルの上)に載置される。
その後、搭乗者は、メディア再生表示装置10に対して再生操作を行うことにより、表示デバイス32により再生された画像を見ることができる。また、搭乗者は、車両に搭載されたスピーカーやワイヤレスヘッドフォン、ワイヤードヘッドフォンなどの音声再生装置(図示せず)により、再生された音声を聞くことができる。
また、メディア再生表示装置10は、メディア11の再生が終了したり、他の光ディスクに交換する目的などで、搭乗者によって、イジェクト釦(図示せず)を押すなどの操作が行われると、メディア11をメディア再生ユニット20から排出する排出動作に移行する。この排出動作において、メディア再生表示装置10は、ディスク挿入時とは逆の動作を行う。すなわち、メディア再生表示装置10は、上述したローラを逆回転させることによって、メディア11を、ディスク再生位置からメディア挿入口22aに向けて排出する。
その後、メディア再生表示装置10は、メディア11が所定量排出された時点でローラの回転動作を停止し、メディア11をローラとメディア再生ユニット20の筐体などとで挟持した状態を維持する。
そのため、排出されたメディア11は落下せずにメディア挿入口22aで留まり、搭乗者によって引き抜かれることとなる。また、表示ユニット30は、搭乗者が装置を使用しないときや、運転者の後方視界を妨げる時などには、閉じて収納することができる。
ここで、車両の搭乗者として、後部座席に小さな子供だけが着座しており、自分ではメディア11の挿排やキーの操作ができない場合を想定する。この場合でも、前部座席にメディア挿入口22aが向かっているので、助手席に着座している大人は、メディア11の挿排を容易に行うことができる。あるいは、助手席に大人が着座していない場合は、車両などの駐停車中に運転手がメディア11の挿排や操作を行うことになるが、この場合でも、前部座席にメディア挿入口22aが向かっているので、運転手はスムーズに操作を行うことができる。
さらに、メディア挿入口22aが前部座席側にあることが一目でわかるので、後部座席の子供が無理にメディア挿入口22aに対して操作することを抑止することができ、走行中の安全性をより高めることができる。
以上、説明したように、メディア再生表示装置10は、メディア11の再生を行うメディア再生ユニット20のメディア挿入口22aを、車両の前部座席に向けて配置し、なおかつ、映像情報を表示する表示ユニット30の表示面35を、後部座席に向けて配置することができるように、構成されている。したがって、メディア再生表示装置10は、車両の後部座席に背の低い子供だけが着座している場合でも、前部座席に着座している大人がメディア11の交換作業を容易に行うことを可能にし、操作性を向上することができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2にかかるメディア再生表示装置について、図面を用いて説明する。
本実施の形態にかかるメディア再生表示装置は、なんらかの影響でメディア再生表示装置内に挿入されていたメディアがメディア再生表示装置外へ飛び出してしまうことを防止するために、メディア再生ユニットのメディア挿入口に対して開閉可能にシャッタを有する点で実施の形態1と異なる。メディアがメディア再生表示装置の外へ飛び出す事態は、例えば、メディア再生表示装置を搭載した車両が走行中にブレーキをかけたときに発生し得る。
本実施の形態にかかるメディア再生表示装置の構成は、シャッタを有すること以外は実施の形態1にかかるメディア再生表示装置と同じである。かかる同じ構成部分には同じ符号を用いて、以下の説明を行う。
図7は、本実施の形態にかかるメディア再生表示装置10を上側からみた斜視図である。図8は、シャッタ23が開いている状態におけるメディア再生表示装置10を、メディア挿入口22aに向かう方向で見た正面図である。図9は、シャッタ23が閉じていている状態におけるメディア再生表示装置10を、メディア挿入口22aに向かう方向で見た正面図である。
図7は、ディスク形状のメディア11が、シャッタ23が開いているメディア再生表示装置10の、メディア再生ユニット20内部に搬入される途中の状態を示している。すなわち、図7は、メディア11の一部がメディア挿入口22aからメディア再生ユニット20に挿入されている状態を示している。また、図7は、メディア再生表示装置10の車両の天井12に取付ける側の面(メディア再生表示装置10の天面)10aを示している。
この状態において、シャッタ23は、メディア再生表示装置10を車両の天井12に取付けた場合における下方向に、スライドされている。シャッタ23が下方向にスライドされるとメディア再生ユニット20に設けられたメディア挿入口22aがメディア再生表示装置10の外部からも視認可能な状態に、つまり、メディア11をメディア再生ユニット20の内部へ挿入可能となるように、メディア挿入口22aが現れるように構成されている。
シャッタ23がメディア挿入口22aに対して上下にスライドすることにより、メディア挿入口22aがクローズ、オープンされる。図8に示すとおり、シャッタ23が下方向にスライドすることで、メディア挿入口22aが搭乗者に対してオープン状態となり、図9に示すとおりシャッタ23が、上方向にスライドすることでメディア挿入口22aがシャッタ23の裏に隠れることとなり、搭乗者に対してクローズ状態となる。
図10は、メディア再生表示装置10の表示ユニット30を表示ユニット収納部40に収納した状態における正面図および断面図である。図10Aは、メディア再生表示装置10の表示ユニット30を表示ユニット収納部40に収納した状態において表示面35を正面に見た図である。図10Bは、図10AにおけるA−A部分の断面図である。図11は、図10における領域Bの部分的な拡大図である。
メディア11は、メディア再生表示装置10が何らかの衝撃を受けたことによって、メディア挿入口22a側の方向に移動し得る。図10および図11に示すように、本実施の形態におけるメディア再生表示装置10は、シャッタ23が閉じたクローズ状態とすることができる構成となっている。したがって、メディア再生表示装置10は、メディア11がメディア挿入口22a側の方向に移動しても、クローズ状態においては、メディア11をシャッタ23に当接させ、メディア再生表示装置10の外部に飛び出させない。
以上のように構成された本実施の形態にかかるメディア再生表示装置10の動作のうち、特にそのシャッタ23の動作について、以下に説明する。
まず、メディア11がメディア再生表示装置10の内部に挿入されていない状態において、シャッタ23は上方向にスライドされた状態(クローズ状態)であるものとする。この状態において、メディア再生表示装置10は、ボタン(シャッタオープンボタン、図示せず)が操作されると、マイコンなどの制御手段(図示せず)によってこのボタン操作を検出し、モータ(図示せず)を回転させる。この結果、このモータの動力が、図示しないギヤ列を介してシャッタへ伝わり、シャッタ23は、スライドして下方向へ移動してオープン状態となる。
これにより、メディア挿入口22aが出現し、搭乗者はこのメディア挿入口22aへメディア11を挿入することができる。なお、ここでは、最初にメディア11が挿入されていない場合について説明したが、最初にメディア11が挿入されており、このメディア11を他のメディア11に交換する場合も同様である。
この状態において、搭乗者がメディア11をメディア挿入口22aに挿入したとする。すると、メディア再生表示装置10は、図7に示すようにメディア11がある程度メディア再生ユニット20の内部に入り込んだとき、メディア再生ユニット20の内部に設けられた検出手段によってメディア11の挿入を検出し、メディア挿入口22aの近傍に設けられたローラを回転させる。これにより、メディア再生表示装置10は、メディア11を、このローラとメディア再生ユニット20の筐体などとで挟持しながら、メディア再生ユニット20の内部に引き込む動作を行い、メディア11をメディア再生ユニット20の再生位置に載置する。
メディア再生表示装置10は、メディア11が、再生位置に載置されたとき、あるいは、メディア再生ユニット20内の奥側まで搬入されてシャッタ23が上下動作してもメディア11とシャッタ23とが接触しない程度の位置まで到達したとき、その旨をメディア挿入完了検出手段(図示せず)によって検出する。そして、メディア再生表示装置10は、メディア11が上述の位置に到達したことを検出すると、上述の制御手段がモータを上述とは逆方向に回転させる。これにより、このモータの動力が、図示しないギヤ列を介してシャッタへ伝わり、シャッタ23は、スライドして上方向へ移動してクローズ状態となる。
さらに、メディア再生表示装置10は、シャッタ23がクローズ状態になったことを検出すると、制御手段によって、メディア再生ユニット20を制御し、メディア11の再生動作を開始する、あるいは、イニシャル動作を実行して待機状態へ移行する。
その後、メディア再生表示装置10は、搭乗者によってリモコンやハードキー等により再生操作されると、表示ユニット30より映像を表示する。この結果、車両の搭乗者は、表示デバイス32の表示面35から表示内容を視認することができる。
以上説明したとおり、本実施の形態にかかるメディア再生表示装置10によれば、メディア再生ユニット20の内部にメディア11が存在している状態においては、シャッタ23がスライドすることによって、メディア挿入口22aをシャッタ23が覆う。すなわち、本実施の形態にかかるメディア再生表示装置10は、メディア挿入口22aを覆うシャッタ23を備えた構成を有している。
この構成により、メディア再生表示装置10は、何らかの衝撃が加えられた場合でも、内部に挿入されたメディア11が装置の外部へ飛び出すことを防止することができ、車両の搭乗者に対する安全性をよりいっそう高めることが可能となる。
また、本実施の形態にかかるメディア再生表示装置10は、メディア挿入口22aに対して上下にスライド可能にシャッタ23を設けた構成を有している。
この構成により、メディア再生表示装置10は、簡素な構造でシャッタ23の開閉動作を行うことができる。
また、本実施の形態にかかるメディア再生表示装置10は、メディア11の挿入完了を検出するメディア挿入完了検出手段を備え、メディア挿入完了検出手段の検出結果に応じて、シャッタ23のスライド動作を行う構成を有している。
この構成により、メディア再生表示装置10は、メディア11の挿入が未完了の状態でシャッタ23の開閉動作を行うことが無いので、シャッタ23の開閉動作によってメディア11を傷つけてしまうのを防止することができる。
なお、上述した本実施の形態においては、メディア11の挿入排出時以外はシャッタ23が閉じているようにしていたが、これは、塵埃がメディア再生表示装置10の内部へ侵入することを防止するのに役立つ。
また、上述した本実施の形態においては、メディア再生表示装置10は、シャッタ23の動作を電子制御するように構成されていたが、例えばシャッタ23にツマミを設けた構成としてもよい。これにより、シャッタ23を搭乗者が手動にて開閉することができる。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3にかかるメディア再生表示装置について、図面を用いて説明する。
本実施の形態にかかるメディア再生表示装置は、表示ユニットの表示面を擦り傷などから保護するための保護カバーが、表示ユニットの表示面を覆って設けられる点において実施の形態1および実施の形態2と異なる。
本実施の形態にかかるメディア再生表示装置の構成は、保護カバーを有すること以外は、実施の形態1および実施の形態2にかかるメディア再生表示装置と同じである。かかる同じ構成部分には同じ符号を用いて、以下の説明を行う。
図12および図13は、本実施の形態にかかるメディア再生表示装置10を上側からみた斜視図である。図12および図13は、表示ユニット30が回動して表示ユニット収納部40から離れている状態、つまり、搭乗者がメディア再生表示装置10を使用する位置における状態における、メディア再生表示装置10を示している。
図12は、保護カバー50が表示ユニット30に取付けられる直前の状態におけるメディア再生表示装置10を示す。そして、図13は、保護カバー50が表示ユニット30に取り付けられて固定された状態におけるメディア再生表示装置10を示す。
このように、本実施の形態にかかるメディア再生表示装置10は、表示ユニット30の表示面35を覆った状態で固定される保護カバー50を有する。このため、搭乗者が誤って表示ユニット30の表示面35にぶつかってしまうなど、何らかの影響によって表示面35に何かが接触したとしても、その接触物は表示面35に直接接触することがないため、表示面35に傷が付かずに済む。
本実施の形態において、保護カバー50は、例えば、次のような光透過性の素材によって構成されている。
すなわち、保護カバー50は、PC(ポリカーボネート)、PMMA(メタクリル樹脂)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂、又は、それらのアロイ、石英ガラス、水晶等が用いられてよい。また、保護カバー50は、この場合、例えば、少なくとも外側の面に対する表面処理が行われており、外側の面が鏡面として作用している。
ここで、保護カバー50が鏡面として作用しているということは、保護カバー50がミラーとして使用可能な程度に反射機能を有していることであり、ミラーとしての反射機能が確保されていれば、若干の着色又は文字もしくは図形の表示等がされていても構わない。そして、保護カバー50が作用する鏡面を、拡大鏡面、縮小鏡面等とすることは、任意である。
また、鏡面反射する鏡面反射層を形成する部位は、保護カバー50の外側の面に限らず、両面に設けても構わない。
以上のように構成されたメディア再生表示装置10において、表示ユニット30の表示面35を覆う保護カバー50は、鏡面として作用する。このため、表示ユニット30の表示面35は、メディア再生表示装置10の電源がオフの時であって、静止画や動画を映し出さず、表示ユニット30が表示ユニット収納部40に収納されているときに、光の反射により、搭乗者から認識され難くなる。
一方で、メディア再生表示装置10の使用時には、メディア再生表示装置10は、電源がオンされて、表示ユニット30に表示した文字情報、写真や図形等の画像情報の静止画像又は動画像を、保護カバー50を透過して、搭乗者に向けて視認可能に表示することができる。
したがって、例えば、車外から車内を覗いてメディア再生表示装置10を見た人にとっては、表示ユニット30が搭載されていることが認識し難くなる。すなわち、メディア再生表示装置10の盗難を抑止する効果を得ることができる。
さらに、本実施の形態における保護カバー50は、スモークシートによって構成されていてもよい。
ここでスモークシートとは、明度の低い色の透過率が20%程度の樹脂材料を指す。したがって、この場合、保護カバー50の裏面側から透過する光は、20%程度に減光される。
本実施の形態における保護カバー50にスモークシートを適用すると、表示ユニット30が表示した映像は、搭乗者に対する本来の直接光として、保護カバー50の裏面に入射する。
このため、このように保護カバー50の裏面に入射した映像は、保護カバー50により減光されて、保護カバー50の表面側から出射する。
以上のとおり保護カバー50としてスモークシートを用いても、保護カバー50は、透明樹脂材に鏡面処理したものを用いた場合と同様に作用する。すなわち、例えば、車外から車内を覗いてメディア再生表示装置10を見た人にとっては、表示ユニット30が搭載されていることが認識し難くなる。すなわち、メディア再生表示装置10の盗難を抑止する効果を得ることができる。
なお、保護カバー50は、表示ユニット30の表示面35のみならず、表示ユニット30が表示ユニット収納部40に収納された状態において、表示ユニット30の全体を覆うように構成されていてもよい。さらに、保護カバー50は、表示ユニット30が表示ユニット収納部40に収納された状態において、メディア挿入口22aを有する面の全体をも覆うように構成されていてもよい。これにより、不使用時におけるメディア再生表示装置10そのものの装着が認識し難くなるため、メディア再生表示装置10の盗難を抑止する効果がさらに向上する。
保護カバー50の表示ユニット30に対する固定方法は、特に限定されず、一般的には、貼付又は挟持等の方法を採用すればよい。但し、保護カバー50が表示ユニット30に確実に固定され、画像等の投影による視認性が確保され、かつその反射面がミラーとしての品質あるいはスモークシートとしての品質が保持される必要がある。
また、例えば、保護カバー50の貼付が接着剤等を用いて行われる場合、接着剤層の厚みのばらつき発生や異物混入に伴う影の発生により、保護カバー50の存在が視認性に悪影響を及ぼすことがある。このため、保護カバー50の貼付および挟持は、表示ユニット30の表示面35全面ではなく、ケース34のような表示面35の枠の外などのように、外部から目につかない部位(視認性に悪影響を及ぼし難い部位)のみでスポット的に行われることが望ましい。
2008年12月18日出願の特願2008−322161の日本出願および2009年8月4日出願の特願2009−181418の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
以上のように、本発明に係るメディア再生表示装置は、メディア挿入口が車両の前部座席に向くように配置され、なおかつ、表示ユニットの表示面が後部座席に向かうように配置される。これにより、本発明に係るメディア再生表示装置は、前部座席の搭乗者がメディアの交換作業を容易に行うことができ、操作性を向上することができるという効果を有する。したがって、本発明に係るメディア再生表示装置は、メディアに記録された音声や映像情報を再生表示するためのメディア再生ユニットと表示ユニットを一体化した装置であって、車両に搭載されるメディア再生表示装置等として有用である。
10 メディア再生表示装置
11 メディア
12 天井
20 メディア再生ユニット
22 メディア再生デバイス
22a メディア挿入口
30 表示ユニット
31 支軸
34 ケース
35 表示面
40 表示ユニット収納部
50 保護カバー
本発明は、メディアに記録された音声や映像情報を再生表示するための、メディア再生ユニットと表示ユニットとを一体化した装置であって、自動車などに搭載される、メディア再生表示装置に関するものである。
従来、自動車などの車両内の天井面に搭載されて、各座席から、メディアの出し入れや操作を容易に行うことのできるメディア再生表示装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
このような従来のメディア再生装置(以下「従来装置」という)は、通常、メディア再生ユニットおよび表示ユニットが、回転支持機構により、Z軸方向(例えば、鉛直方向)回転軸回りに回転可能に支持されている。したがって、従来装置は、車両後部の左右の座席のいずれかに着座している搭乗者に対しても、操作手段に対する操作により、メディア再生ユニットおよび前記表示ユニットを、正面に向けることができる。また、これにより、後席に座っている搭乗者でも、従来装置へのメディアの出し入れや、リモコンあるいはメディア再生表示装置に搭載されているハードキーによる従来装置に対する操作を、容易に行うことができる。
特開2006−205977号公報
しかしながら、従来装置では、操作が煩わしくなるという課題があった。理由は以下の通りである。メディア再生表示装置は、通常、上述の通り車内での搭載位置が高い。このため、車室内の後部座席に子供しか搭乗していない場合、メディアの出し入れや、リモコンあるいはメディア再生表示装置に搭載されているハードキーによる操作が困難となる。したがって、このような場合、前部座席の搭乗者が後部座席の搭乗者に代わって操作を行う必要がある。すると、操作のたびに、メディア挿入口を前部座席に向けるために、前部座席の搭乗者がメディア再生表示装置を回転させる必要がある。
本発明の目的は、車両の前部座席の搭乗者が、メディアの出し入れや操作を容易に行うことのできるメディア再生表示装置を提供することである。
本発明のメディア再生表示装置は、車両に搭載され、メディアに記録された情報を再生するメディア再生ユニットと、前記メディア再生ユニットで再生された映像情報を表示する表示ユニットとを有するメディア再生表示装置であって、前記メディア再生ユニットの内部にメディアを挿入するためのメディア挿入口が、前記車両の前部座席に向かって設けられ、前記表示ユニットの表示面が、前記車両の後部座席から視認可能に配置される構成を有している。
ここで、後部座席から視認可能に配置されるとは、後部座席の搭乗者が表示面に表示された表示内容の全体を見て表示の内容を認識できる状態に表示面が配置されることを意味する。
この構成により、メディア挿入口が車両の前部座席に向くように配置され、なおかつ、表示ユニットの表示面が後部座席に向かうように配置されるので、前部座席の搭乗者がメディアの交換作業を容易に行うことができる。
なお、前部座席とは、車両の前側に位置する座席を意味し、例えば、運転席や助手席の列にある座席を意図している。
また、本発明のメディア再生表示装置において、前記メディア挿入口は、前記メディア再生表示装置の一方の端部に設けられ、前記表示ユニットは、前記メディア再生表示装置の他方の端部に設けられた回動軸に軸支されて回動可能に設けられた構成を有している。
この構成により、本発明のメディア再生表示装置は、メディア交換作業の際に必要なメディア挿入口と、映像情報を表示する表示面とが、それぞれ装置の別の端部に配置されるので、装置自体の大きさを必要最小限にとどめることができ、装置の小型化を実現することができる。
また、本発明にかかるメディア再生表示装置は、前記表示ユニットを収納する表示ユニット収納部をさらに有し、前記表示ユニットは、前記表示面が前記車両の後部座席から視認可能な位置である視認位置と、前記表示ユニットが前記表示ユニット収納部に収納される収納位置との間を回動する構成を有している。
この構成により、本発明のメディア再生表示装置は、表示ユニットに映像情報を表示させない時、つまり、表示ユニットを使用しない時には、自装置に表示ユニットを収納することで車室内のスペースを有効に活用することができる。
さらに、本発明のメディア再生表示装置において、前記表示ユニット収納部は、前記表示ユニットの表示面が前記車両の天井面と平行になるように前記表示ユニットを収納する構成を有している。
この構成により、本発明のメディア再生表示装置は、表示ユニットを使用しないで自装置に表示ユニットを収納した場合に、表示ユニットが運転手の車両後方確認の邪魔にならずに済むので、特に後進時の運転の安全性をより高くすることができる。
本発明によれば、車両の前部座席の搭乗者が、メディアの出し入れや操作を容易に行うことのできるメディア再生表示装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかるメディア再生表示装置を一方の端部側から見た全体斜視図 実施の形態1にかかるメディア再生表示装置を他方の端部側から見た全体斜視図 実施の形態1にかかるメディア再生表示装置の6面図 実施の形態1にかかるメディア再生表示装置の使用時における底面図および断面図 実施の形態1にかかる、車両に搭載した状態におけるメディア再生表示装置を一方の端部側から見た全体斜視図 実施の形態1にかかる、車両に搭載した状態におけるメディア再生表示装置を他方の端部側から見た全体斜視図 本発明の実施の形態2にかかるメディア再生表示装置を上側からみた斜視図 実施の形態2にかかる、シャッタが開いている状態におけるメディア再生表示装置をメディア挿入口に向かう方向で見た正面図 実施の形態2にかかる、シャッタが閉じている状態におけるメディア再生表示装置をメディア挿入口に向かう方向で見た正面図 実施の形態2にかかる、表示ユニットを収納部に収納した状態におけるメディア再生表示装置の正面図および断面図 実施の形態2にかかる図10における領域Bの部分的な拡大図 本発明の実施の形態3にかかるメディア再生表示装置を上側からみた斜視図 実施の形態3にかかるメディア再生表示装置を上側からみた斜視図
以下、本発明の各実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1にかかるメディア再生表示装置について、図面を用いて説明する。
図1および図2は本実施の形態にかかるメディア再生表示装置の全体斜視図であり、それぞれ装置の一方の端部および他方の端部側から装置を見た図である。図3は本実施の形態1にかかるメディア再生表示装置の6面図である。図4は本実施の形態1にかかるメディア再生表示装置の底面図および断面図である。図4Aは、本実施の形態にかかるメディア再生表示装置の使用時における底面図である。図4Bは、図4AにおけるA−A部分の断面図である。
本実施の形態1におけるメディア再生表示装置10は、メディア再生ユニット20と表示ユニット30とが一体化された装置である。メディア再生ユニット20は、メディア再生表示装置10の内部に配置され、メディア11に記録された情報を再生する。表示ユニット30は、メディア再生ユニット20で再生された映像情報を表示する。
メディア再生ユニット20は、ここでは、メディア11として光ディスクであるDVD(digital versatile disc)を1枚ずつ挿入して再生するためのDVD再生ユニットであるものとする。なお、メディア再生ユニット20は、DVD再生ユニット以外であってもよい。例えば、メディア再生ユニット20は、CD(compact disc)再生ユニット、MD(mini disc)再生ユニット、BD(blu-ray disc)再生ユニット、SDメモリカードやメモリスティックなどに記録された情報を再生するためのメディア再生ユニット、着脱可能なHDD(hard disk drive)等でもよい。また、メディア再生ユニット20として、メディア11を複数枚挿入して装置内部でメディア11を選択して再生する多連奏型の装置を用いてもよい。
メディア再生ユニット20は、メディア11である光ディスクの再生を行うための、光ピックアップやターンテーブルなどのメカトロ部品(図示せず)を内蔵したメディア再生デバイス22を搭載している。また、メディア再生ユニット20は、メディア11の挿排を行うメディア挿入口22aを有する。
また、メディア再生ユニット20は、メディア再生デバイス22を電気的に制御するための電子部品などを搭載したメディア再生制御部を含む。メディア再生制御部は、メディア再生表示装置10全体の電子制御を行うための電子部品などを搭載する。メディア再生制御部は、メディア再生デバイス22および表示ユニット30を制御する制御基板(以下「メイン基板」という)に設けられている。
表示ユニット30は、表示ユニット30を開閉可能に支持するための支軸31により、メディア再生表示装置10に取り付けられている。表示ユニット30は、支軸31を回動軸として回動し、視認位置と収納位置との間を移動する。ここで、視認位置とは、後部座席の搭乗者が表示ユニット30の表示面35に表示された映像を見る時の、表示ユニット30の位置である。また、収納位置とは、表示ユニット30に映像を表示しない、つまり、表示ユニット30を使用しない場合に表示ユニット30を表示ユニット収納部40に収納するときの表示ユニット30の位置である。
表示ユニット30は、内部に配置された、表示デバイス32および表示基板と、これらを覆うケース34などから構成されている。表示デバイス32は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、無機ELディスプレイ、FED(field emission display)、SED(surface-conduction electron-emitter display)、VFD(vacuum fluorescent display)、プラズマディスプレイ、ブラウン管などである。表示基板は、表示デバイス32を電子制御する表示デバイス制御部を有する基板である。
メディア再生表示装置10は、さらに、メディア再生ユニット20と表示ユニット30を電気的に接続する接続ケーブル(図示せず)を有する。メディア再生ユニット20と表示ユニット30との間における、映像信号などの電気信号や制御信号などの送受信は、この接続ケーブルを介して行われる。
メディア再生ユニット20は、メイン基板、メディア再生デバイス22およびリモコン受光部などを有する。メイン基板は、メディア再生デバイス22の電子制御や、表示ユニット30の表示基板との通信を行う、メディア再生制御部を有する。メディア再生制御部は、リモコンなどの操作手段からの信号を受けるリモコン受光部などの信号受信部に接続されている。なお、メイン基板は、映像出力部、音声出力部、映像入力部をも有する。
表示ユニット30は、内部に表示基板を有する。この表示基板は、表示デバイス制御部を有し、表示デバイス32の制御を行う。
メディア再生デバイス22にメディア11が挿入(あるいはメディア11が交換)され、リモコンやハードキー等により再生操作が行われると、メディア再生デバイス22から出力される映像信号は、表示基板の表示デバイス制御部に送られる。そして、表示デバイス制御部に送られた映像信号は、表示デバイス32において表示可能な信号に変換さる。この結果、表示デバイス32において映像が表示され、車両の搭乗者は、表示デバイス32の表示面35から表示内容を視認することができる。
また、メディア再生デバイス22から出力される音声信号は、音声出力部で適正な音声レベルに変換され、コネクタを介して出力される。音声出力部のコネクタは、ワイヤードヘッドフォン用のジャックを接続可能となっている。したがって、搭乗者は、ワイヤードヘッドフォンを用いて、再生された音声を聞き取ることができる。
あるいは、音声出力部は、赤外線や無線を用いて、音声信号をワイヤレスヘッドフォンやスピーカユニットに送信してもよい。この場合、ワイヤレスヘッドフォンやスピーカユニットは、音声出力部から出力された音声信号を受信することができる受信手段と、受信した信号を音声に変換する変換手段とを備える必要がある。これにより、搭乗者は、メディア再生デバイス22から出力される音声を、ワイヤレスで聴取することが可能となる。
次に、以上のように構成されたメディア再生表示装置10が車両の天井12に搭載された状態を説明する。
図5および図6は、本実施の形態1にかかる、車両の天井12に搭載した状態におけるメディア再生表示装置10の斜視図である。図5は、車両の天井12に搭載した状態におけるメディア再生表示装置10を、車両の前方から後方に向かう方向で見た図である。図6は、車両の天井12に搭載した状態におけるメディア再生表示装置10を、車両の後方から前方に向かう方向で見た図である。
図5および図6に示すように、メディア再生表示装置10は、メディア挿入口22aが車両の前部座席(すなわち運転席および助手席)に向かって配置されるように、車両の天井12に搭載される。したがって、前部座席の搭乗者は、後ろを振り向いて、メディア11の挿入作業あるいは交換作業を容易に行うことができる。
さらに、メディア再生表示装置10は、天井12に搭載された状態において、メディア挿入口22aとは反対側に表示ユニット30を開閉可能に支持するための支軸31を配置する。そして、表示ユニット30は、この支軸31を中心に回動する。表示ユニット30は、使用されないときは、天井12と表示ユニット30の表示面35とが平行になるように、支軸31を中心に回動して収納される。また、表示ユニット30は、使用されるときは、表示ユニット30の表示面35が後部座席に向かうように、支軸31を中心に回動して、その位置が調整される。したがって、表示ユニット30は、収納時には、表示面35を下に向けた状態で、表示ユニット収納部40に収納される。
以上のとおり、本実施の形態1にかかるメディア再生表示装置10は、映像を表示する表示ユニット30が使用時にその表示面35を後部座席に向けて設けられ、なおかつ、メディア挿入口22aが前部座席に向かって設けられている。
次に、以上のように構成されたメディア再生表示装置10について、その動作を説明
する。
メディア再生表示装置10は、天井12に搭載されているものとする。メディア再生表示装置10は、搭乗者によって、そのメディア再生ユニット20のメディア挿入口22aにメディア11が挿入され始めると、メディア再生ユニット20のメディア挿入口22a近傍で、メディア11が挿入されたことを検出する。そして、メディア再生表示装置10は、ローラ(図示せず)を回転させ始め、このローラとメディア再生ユニット20の筐体などとによって、メディア11を挟持しながらメディア再生ユニット20の内部に引き込む動作を行う。この結果、メディア11は、メディア再生ユニット20の再生位置(例えば、上述のターンテーブルの上)に載置される。
その後、搭乗者は、メディア再生表示装置10に対して再生操作を行うことにより、表示デバイス32により再生された画像を見ることができる。また、搭乗者は、車両に搭載されたスピーカーやワイヤレスヘッドフォン、ワイヤードヘッドフォンなどの音声再生装置(図示せず)により、再生された音声を聞くことができる。
また、メディア再生表示装置10は、メディア11の再生が終了したり、他の光ディスクに交換する目的などで、搭乗者によって、イジェクト釦(図示せず)を押すなどの操作が行われると、メディア11をメディア再生ユニット20から排出する排出動作に移行する。この排出動作において、メディア再生表示装置10は、ディスク挿入時とは逆の動作を行う。すなわち、メディア再生表示装置10は、上述したローラを逆回転させることによって、メディア11を、ディスク再生位置からメディア挿入口22aに向けて排出する。
その後、メディア再生表示装置10は、メディア11が所定量排出された時点でローラの回転動作を停止し、メディア11をローラとメディア再生ユニット20の筐体などとで挟持した状態を維持する。
そのため、排出されたメディア11は落下せずにメディア挿入口22aで留まり、搭乗者によって引き抜かれることとなる。また、表示ユニット30は、搭乗者が装置を使用しないときや、運転者の後方視界を妨げる時などには、閉じて収納することができる。
ここで、車両の搭乗者として、後部座席に小さな子供だけが着座しており、自分ではメディア11の挿排やキーの操作ができない場合を想定する。この場合でも、前部座席にメディア挿入口22aが向かっているので、助手席に着座している大人は、メディア11の挿排を容易に行うことができる。あるいは、助手席に大人が着座していない場合は、車両などの駐停車中に運転手がメディア11の挿排や操作を行うことになるが、この場合でも、前部座席にメディア挿入口22aが向かっているので、運転手はスムーズに操作を行うことができる。
さらに、メディア挿入口22aが前部座席側にあることが一目でわかるので、後部座席の子供が無理にメディア挿入口22aに対して操作することを抑止することができ、走行中の安全性をより高めることができる。
以上、説明したように、メディア再生表示装置10は、メディア11の再生を行うメディア再生ユニット20のメディア挿入口22aを、車両の前部座席に向けて配置し、なおかつ、映像情報を表示する表示ユニット30の表示面35を、後部座席に向けて配置することができるように、構成されている。したがって、メディア再生表示装置10は、車両の後部座席に背の低い子供だけが着座している場合でも、前部座席に着座している大人がメディア11の交換作業を容易に行うことを可能にし、操作性を向上することができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2にかかるメディア再生表示装置について、図面を用いて説明する。
本実施の形態にかかるメディア再生表示装置は、なんらかの影響でメディア再生表示装置内に挿入されていたメディアがメディア再生表示装置外へ飛び出してしまうことを防止するために、メディア再生ユニットのメディア挿入口に対して開閉可能にシャッタを有する点で実施の形態1と異なる。メディアがメディア再生表示装置の外へ飛び出す事態は、例えば、メディア再生表示装置を搭載した車両が走行中にブレーキをかけたときに発生し得る。
本実施の形態にかかるメディア再生表示装置の構成は、シャッタを有すること以外は実施の形態1にかかるメディア再生表示装置と同じである。かかる同じ構成部分には同じ符号を用いて、以下の説明を行う。
図7は、本実施の形態にかかるメディア再生表示装置10を上側からみた斜視図である。図8は、シャッタ23が開いている状態におけるメディア再生表示装置10を、メディア挿入口22aに向かう方向で見た正面図である。図9は、シャッタ23が閉じていている状態におけるメディア再生表示装置10を、メディア挿入口22aに向かう方向で見た正面図である。
図7は、ディスク形状のメディア11が、シャッタ23が開いているメディア再生表示装置10の、メディア再生ユニット20内部に搬入される途中の状態を示している。すなわち、図7は、メディア11の一部がメディア挿入口22aからメディア再生ユニット20に挿入されている状態を示している。また、図7は、メディア再生表示装置10の車両の天井12に取付ける側の面(メディア再生表示装置10の天面)10aを示している。
この状態において、シャッタ23は、メディア再生表示装置10を車両の天井12に取付けた場合における下方向に、スライドされている。シャッタ23が下方向にスライドされるとメディア再生ユニット20に設けられたメディア挿入口22aがメディア再生表示装置10の外部からも視認可能な状態に、つまり、メディア11をメディア再生ユニット20の内部へ挿入可能となるように、メディア挿入口22aが現れるように構成されている。
シャッタ23がメディア挿入口22aに対して上下にスライドすることにより、メディア挿入口22aがクローズ、オープンされる。図8に示すとおり、シャッタ23が下方向にスライドすることで、メディア挿入口22aが搭乗者に対してオープン状態となり、図9に示すとおりシャッタ23が、上方向にスライドすることでメディア挿入口22aがシャッタ23の裏に隠れることとなり、搭乗者に対してクローズ状態となる。
図10は、メディア再生表示装置10の表示ユニット30を表示ユニット収納部40に収納した状態における正面図および断面図である。図10Aは、メディア再生表示装置10の表示ユニット30を表示ユニット収納部40に収納した状態において表示面35を正面に見た図である。図10Bは、図10AにおけるA−A部分の断面図である。図11は、図10における領域Bの部分的な拡大図である。
メディア11は、メディア再生表示装置10が何らかの衝撃を受けたことによって、メディア挿入口22a側の方向に移動し得る。図10および図11に示すように、本実施の形態におけるメディア再生表示装置10は、シャッタ23が閉じたクローズ状態とすることができる構成となっている。したがって、メディア再生表示装置10は、メディア11がメディア挿入口22a側の方向に移動しても、クローズ状態においては、メディア11をシャッタ23に当接させ、メディア再生表示装置10の外部に飛び出させない。
以上のように構成された本実施の形態にかかるメディア再生表示装置10の動作のうち、特にそのシャッタ23の動作について、以下に説明する。
まず、メディア11がメディア再生表示装置10の内部に挿入されていない状態において、シャッタ23は上方向にスライドされた状態(クローズ状態)であるものとする。この状態において、メディア再生表示装置10は、ボタン(シャッタオープンボタン、図示せず)が操作されると、マイコンなどの制御手段(図示せず)によってこのボタン操作を検出し、モータ(図示せず)を回転させる。この結果、このモータの動力が、図示しないギヤ列を介してシャッタへ伝わり、シャッタ23は、スライドして下方向へ移動してオープン状態となる。
これにより、メディア挿入口22aが出現し、搭乗者はこのメディア挿入口22aへメディア11を挿入することができる。なお、ここでは、最初にメディア11が挿入されていない場合について説明したが、最初にメディア11が挿入されており、このメディア11を他のメディア11に交換する場合も同様である。
この状態において、搭乗者がメディア11をメディア挿入口22aに挿入したとする。すると、メディア再生表示装置10は、図7に示すようにメディア11がある程度メディア再生ユニット20の内部に入り込んだとき、メディア再生ユニット20の内部に設けられた検出手段によってメディア11の挿入を検出し、メディア挿入口22aの近傍に設けられたローラを回転させる。これにより、メディア再生表示装置10は、メディア11を、このローラとメディア再生ユニット20の筐体などとで挟持しながら、メディア再生ユニット20の内部に引き込む動作を行い、メディア11をメディア再生ユニット20の再生位置に載置する。
メディア再生表示装置10は、メディア11が、再生位置に載置されたとき、あるいは、メディア再生ユニット20内の奥側まで搬入されてシャッタ23が上下動作してもメディア11とシャッタ23とが接触しない程度の位置まで到達したとき、その旨をメディア挿入完了検出手段(図示せず)によって検出する。そして、メディア再生表示装置10は、メディア11が上述の位置に到達したことを検出すると、上述の制御手段がモータを上述とは逆方向に回転させる。これにより、このモータの動力が、図示しないギヤ列を介してシャッタへ伝わり、シャッタ23は、スライドして上方向へ移動してクローズ状態となる。
さらに、メディア再生表示装置10は、シャッタ23がクローズ状態になったことを検出すると、制御手段によって、メディア再生ユニット20を制御し、メディア11の再生動作を開始する、あるいは、イニシャル動作を実行して待機状態へ移行する。
その後、メディア再生表示装置10は、搭乗者によってリモコンやハードキー等により再生操作されると、表示ユニット30より映像を表示する。この結果、車両の搭乗者は、表示デバイス32の表示面35から表示内容を視認することができる。
以上説明したとおり、本実施の形態にかかるメディア再生表示装置10によれば、メディア再生ユニット20の内部にメディア11が存在している状態においては、シャッタ23がスライドすることによって、メディア挿入口22aをシャッタ23が覆う。すなわち、本実施の形態にかかるメディア再生表示装置10は、メディア挿入口22aを覆うシャッタ23を備えた構成を有している。
この構成により、メディア再生表示装置10は、何らかの衝撃が加えられた場合でも、内部に挿入されたメディア11が装置の外部へ飛び出すことを防止することができ、車両の搭乗者に対する安全性をよりいっそう高めることが可能となる。
また、本実施の形態にかかるメディア再生表示装置10は、メディア挿入口22aに対して上下にスライド可能にシャッタ23を設けた構成を有している。
この構成により、メディア再生表示装置10は、簡素な構造でシャッタ23の開閉動作を行うことができる。
また、本実施の形態にかかるメディア再生表示装置10は、メディア11の挿入完了を検出するメディア挿入完了検出手段を備え、メディア挿入完了検出手段の検出結果に応じて、シャッタ23のスライド動作を行う構成を有している。
この構成により、メディア再生表示装置10は、メディア11の挿入が未完了の状態でシャッタ23の開閉動作を行うことが無いので、シャッタ23の開閉動作によってメディア11を傷つけてしまうのを防止することができる。
なお、上述した本実施の形態においては、メディア11の挿入排出時以外はシャッタ23が閉じているようにしていたが、これは、塵埃がメディア再生表示装置10の内部へ侵入することを防止するのに役立つ。
また、上述した本実施の形態においては、メディア再生表示装置10は、シャッタ23の動作を電子制御するように構成されていたが、例えばシャッタ23にツマミを設けた構成としてもよい。これにより、シャッタ23を搭乗者が手動にて開閉することができる。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3にかかるメディア再生表示装置について、図面を用いて説明する。
本実施の形態にかかるメディア再生表示装置は、表示ユニットの表示面を擦り傷などから保護するための保護カバーが、表示ユニットの表示面を覆って設けられる点において実施の形態1および実施の形態2と異なる。
本実施の形態にかかるメディア再生表示装置の構成は、保護カバーを有すること以外は、実施の形態1および実施の形態2にかかるメディア再生表示装置と同じである。かかる同じ構成部分には同じ符号を用いて、以下の説明を行う。
図12および図13は、本実施の形態にかかるメディア再生表示装置10を上側からみた斜視図である。図12および図13は、表示ユニット30が回動して表示ユニット収納部40から離れている状態、つまり、搭乗者がメディア再生表示装置10を使用する位置における状態における、メディア再生表示装置10を示している。
図12は、保護カバー50が表示ユニット30に取付けられる直前の状態におけるメディア再生表示装置10を示す。そして、図13は、保護カバー50が表示ユニット30に取り付けられて固定された状態におけるメディア再生表示装置10を示す。
このように、本実施の形態にかかるメディア再生表示装置10は、表示ユニット30の表示面35を覆った状態で固定される保護カバー50を有する。このため、搭乗者が誤って表示ユニット30の表示面35にぶつかってしまうなど、何らかの影響によって表示面35に何かが接触したとしても、その接触物は表示面35に直接接触することがないため、表示面35に傷が付かずに済む。
本実施の形態において、保護カバー50は、例えば、次のような光透過性の素材によって構成されている。
すなわち、保護カバー50は、PC(ポリカーボネート)、PMMA(メタクリル樹脂)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂、又は、それらのアロイ、石英ガラス、水晶等が用いられてよい。また、保護カバー50は、この場合、例えば、少なくとも外側の面に対する表面処理が行われており、外側の面が鏡面として作用している。
ここで、保護カバー50が鏡面として作用しているということは、保護カバー50がミラーとして使用可能な程度に反射機能を有していることであり、ミラーとしての反射機能が確保されていれば、若干の着色又は文字もしくは図形の表示等がされていても構わない。そして、保護カバー50が作用する鏡面を、拡大鏡面、縮小鏡面等とすることは、任意である。
また、鏡面反射する鏡面反射層を形成する部位は、保護カバー50の外側の面に限らず、両面に設けても構わない。
以上のように構成されたメディア再生表示装置10において、表示ユニット30の表示面35を覆う保護カバー50は、鏡面として作用する。このため、表示ユニット30の表示面35は、メディア再生表示装置10の電源がオフの時であって、静止画や動画を映し出さず、表示ユニット30が表示ユニット収納部40に収納されているときに、光の反射により、搭乗者から認識され難くなる。
一方で、メディア再生表示装置10の使用時には、メディア再生表示装置10は、電源がオンされて、表示ユニット30に表示した文字情報、写真や図形等の画像情報の静止画像又は動画像を、保護カバー50を透過して、搭乗者に向けて視認可能に表示することができる。
したがって、例えば、車外から車内を覗いてメディア再生表示装置10を見た人にとっては、表示ユニット30が搭載されていることが認識し難くなる。すなわち、メディア再生表示装置10の盗難を抑止する効果を得ることができる。
さらに、本実施の形態における保護カバー50は、スモークシートによって構成されていてもよい。
ここでスモークシートとは、明度の低い色の透過率が20%程度の樹脂材料を指す。したがって、この場合、保護カバー50の裏面側から透過する光は、20%程度に減光される。
本実施の形態における保護カバー50にスモークシートを適用すると、表示ユニット30が表示した映像は、搭乗者に対する本来の直接光として、保護カバー50の裏面に入射する。
このため、このように保護カバー50の裏面に入射した映像は、保護カバー50により減光されて、保護カバー50の表面側から出射する。
以上のとおり保護カバー50としてスモークシートを用いても、保護カバー50は、透明樹脂材に鏡面処理したものを用いた場合と同様に作用する。すなわち、例えば、車外から車内を覗いてメディア再生表示装置10を見た人にとっては、表示ユニット30が搭載されていることが認識し難くなる。すなわち、メディア再生表示装置10の盗難を抑止する効果を得ることができる。
なお、保護カバー50は、表示ユニット30の表示面35のみならず、表示ユニット30が表示ユニット収納部40に収納された状態において、表示ユニット30の全体を覆うように構成されていてもよい。さらに、保護カバー50は、表示ユニット30が表示ユニット収納部40に収納された状態において、メディア挿入口22aを有する面の全体をも覆うように構成されていてもよい。これにより、不使用時におけるメディア再生表示装置10そのものの装着が認識し難くなるため、メディア再生表示装置10の盗難を抑止する効果がさらに向上する。
保護カバー50の表示ユニット30に対する固定方法は、特に限定されず、一般的には、貼付又は挟持等の方法を採用すればよい。但し、保護カバー50が表示ユニット30に確実に固定され、画像等の投影による視認性が確保され、かつその反射面がミラーとしての品質あるいはスモークシートとしての品質が保持される必要がある。
また、例えば、保護カバー50の貼付が接着剤等を用いて行われる場合、接着剤層の厚みのばらつき発生や異物混入に伴う影の発生により、保護カバー50の存在が視認性に悪影響を及ぼすことがある。このため、保護カバー50の貼付および挟持は、表示ユニット30の表示面35全面ではなく、ケース34のような表示面35の枠の外などのように、外部から目につかない部位(視認性に悪影響を及ぼし難い部位)のみでスポット的に行われることが望ましい。
2008年12月18日出願の特願2008−322161の日本出願および2009年8月4日出願の特願2009−181418の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
以上のように、本発明に係るメディア再生表示装置は、メディア挿入口が車両の前部座席に向くように配置され、なおかつ、表示ユニットの表示面が後部座席に向かうように配置される。これにより、本発明に係るメディア再生表示装置は、前部座席の搭乗者がメディアの交換作業を容易に行うことができ、操作性を向上することができるという効果を有する。したがって、本発明に係るメディア再生表示装置は、メディアに記録された音声や映像情報を再生表示するためのメディア再生ユニットと表示ユニットを一体化した装置であって、車両に搭載されるメディア再生表示装置等として有用である。
10 メディア再生表示装置
11 メディア
12 天井
20 メディア再生ユニット
22 メディア再生デバイス
22a メディア挿入口
30 表示ユニット
31 支軸
34 ケース
35 表示面
40 表示ユニット収納部
50 保護カバー

Claims (10)

  1. 車両に搭載され、メディアに記録された情報を再生するメディア再生ユニットと、前記メディア再生ユニットで再生された映像情報を表示する表示ユニットとを有するメディア再生表示装置であって、
    前記メディア再生ユニットの内部にメディアを挿入するためのメディア挿入口が、前記車両の前部座席に向かって設けられ、前記表示ユニットの表示面が、前記車両の後部座席から視認可能に配置される、
    メディア再生表示装置。
  2. 前記メディア挿入口は、前記メディア再生表示装置の一方の端部に設けられ、前記表示ユニットは、前記メディア再生表示装置の他方の端部に設けられた回動軸に軸支されて回動可能に設けられた、
    請求項1に記載のメディア再生表示装置。
  3. 前記表示ユニットを収納する表示ユニット収納部をさらに有し、
    前記表示ユニットは、
    前記表示面が前記車両の後部座席から視認可能な位置である視認位置と、前記表示ユニットが前記表示ユニット収納部に収納される収納位置との間を回動する、
    請求項2に記載のメディア再生表示装置。
  4. 前記表示ユニット収納部は、
    前記表示ユニットの表示面が前記車両の天井面と平行になるように前記表示ユニットを収納する、
    請求項3に記載のメディア再生表示装置。
  5. 前記メディア挿入口を覆うシャッタをさらに有する、
    請求項1に記載のメディア再生表示装置。
  6. 前記シャッタは、
    前記メディア挿入口に対して上下にスライド可能に設けられる、
    請求項5に記載のメディア再生表示装置。
  7. メディアの挿入完了を検出するメディア挿入完了検出手段をさらに有し、
    前記シャッタは、
    前記メディア挿入完了検出手段の検出結果に応じてスライド動作を行う、
    請求項6に記載のメディア再生表示装置。
  8. 前記表示ユニットの表示部を覆う保護カバーをさらに有する、
    請求項1に記載のメディア再生表示装置。
  9. 前記保護カバーは、
    表面が鏡面処理されている、
    請求項8に記載のメディア再生表示装置。
  10. 前記保護カバーは、
    スモークシートにより構成される、
    請求項8に記載のメディア再生表示装置。
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