JPWO2010026940A1 - スパークプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】接地電極の折損をより確実に抑制できるスパークプラグを提供する。【解決手段】本発明のスパークプラグ100は、主体金具1に固定される基端部4Aと、基端部4Aと一体をなして屈曲された屈曲部4Bと、屈曲部4Bと一体をなして中心電極3とともに火花放電ギャップgを形成する先端部4Cとからなる接地電極4を備えている。接地電極4は、基端部4Aから屈曲部4Bを経て先端部4Cに向かって延びる芯部41と、芯部41の外側に位置し、基端部4Aから屈曲部4Bを経て先端部4Cまで延びる外皮部43とを有して構成されている。芯部41は第1金属としてのハステロイCからなり、外皮部43は第2金属としてのインコネル601からなる。ハステロイCはインコネル601より硬度が高い。【選択図】図2

Description

本発明はスパークプラグに関する。
特許文献1に従来のスパークプラグが開示されている。このスパークプラグは、主体金具に固定される基端部と、基端部と一体をなして屈曲された屈曲部と、屈曲部と一体をなして中心電極とともに火花放電ギャップを形成する先端部とからなる接地電極を備えている。
接地電極は、基端部から屈曲部を経て先端部に向かって延びる芯部と、芯部の外側に位置し、基端部から屈曲部を経て先端部に向かって延びる伝熱部と、伝熱部の外側に位置し、基端部から屈曲部を経て先端部まで延びる外皮部とを有して構成されている。
芯部は純ニッケルからなり、伝熱部は銅からなり、外皮部はニッケル基合金からなる。芯部の純ニッケルは、ビッカース硬さHvが96であり、ビッカース硬さHvが46の銅より、硬度が高い。伝熱部の銅は、熱伝導率が0.94cal/cm・秒・°Cであり、ニッケル基合金よりも熱伝導率が大きい。また、伝熱部の銅は、熱膨張率が17.0×10-6/°Cであり、熱膨張率が11.5×10-6/°Cのニッケル基合金や、熱膨張率が13.3×10-6/°Cの純ニッケルより、熱膨張率が大きい。外皮部のニッケル基合金は銅や純ニッケルよりも耐熱性及び耐食性に優れている。
このような構成である従来のスパークプラグは、エンジンに搭載され、高温条件下で、中心電極と接地電極との間で放電を繰り返す。
この際、このスパークプラグでは、伝熱部を構成する銅が熱伝導性に優れるため、先端部側の熱が伝熱部によって基端部側に効果的に伝えられ、主体金具からエンジンに好適に放熱される。すなわち、このスパークプラグは、伝熱部が熱引き性に優れることから、先端部の温度上昇を抑制し、優れた耐久性を発揮できるようになっている。
この一方、このスパークプラグは、伝熱部を構成する銅の熱膨張率が大きいことから、接地電極が高温条件下で起き上がろうとする。接地電極の起き上がりが生じると、接地電極と中心電極との火花放電ギャップが変化し、特性に悪影響を生じてしまう。このため、このスパークプラグは、伝熱部及び外皮部の厚みを調整することにより、そのような接地電極の起き上がりを抑制することとしている。また、芯部を構成する純ニッケルの硬度が伝熱部を構成する銅の硬度より高いことによる芯部の補強効果も、接地電極の起き上がりの抑制に寄与していると考えられる。
特開平11−185928号公報
ところで、スパークプラグにおいては、接地電極に過大な力が作用してしまった場合、接地電極が折損するおそれがある。
この点、上記従来のスパークプラグでは、伝熱部よりもビッカース硬さが高い芯部を採用しているものの、芯部の硬度が外皮部の硬度よりも低く、依然として接地電極の折損の問題が残っている。
このため、接地電極を大型化したり、折損し難い形状にしたりする対策も考えられるが、近年ではスパークプラグの小径化が進み、それに伴って接地電極の小型化が要求されることから、そのような対策も困難になりつつある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、接地電極の折損をより確実に抑制できるスパークプラグを提供することを解決すべき課題としている。
本発明のスパークプラグは、主体金具に固定される基端部と、前記基端部と一体をなして屈曲された屈曲部と、前記屈曲部と一体をなして中心電極とともに火花放電ギャップを形成する先端部とからなる接地電極を備え、
前記接地電極は、前記基端部から前記屈曲部を経て前記先端部に向かって延びる芯部と、前記芯部の外側に位置し、前記基端部から前記屈曲部を経て前記先端部まで延びる外皮部とを有して構成され、
前記芯部は第1金属からなり、前記外皮部は第2金属からなるスパークプラグにおいて、
前記第1金属は前記第2金属より硬度が高いことを特徴とする(請求項1)。
本発明のスパークプラグでは、芯部を構成する第1金属の硬度が外皮部を構成する第2金属よりも高いため、外皮部に過大な力が作用して接地電極が折損してしまいそうになっても、芯部がその力に対して抵抗する。
したがって、本発明のスパークプラグは、接地電極の折損をより確実に抑制できる。この作用効果について、従来の補強効果は伝熱部の金属との比較の下で芯部の硬度を規定しているに過ぎない。本発明のスパークプラグは、芯部を構成する第1金属の硬度が外皮部を構成する第2金属よりも高いことから、従来の補強効果よりも顕著な補強効果を発揮し、接地電極の折損をより確実に抑制できる。
外皮部としては、一般的にNi−Mn−Si合金、Ni−Mn−Si−Cr合金、Ni−Mn−Si−Cr−Al合金等のニッケル基合金、インコネル(「インコネル」は登録商標)600、インコネル601等の第2金属が採用される。この第2金属はビッカース硬さHvが100〜170程度である。なお、本発明の外皮部には、メッキ等の表面処理により形成される薄膜は含まれない。
このため、芯部としては、そのスパークプラグの外皮部より硬度が高いハステロイ(「ハステロイ」は登録商標)A、ハステロイB、ハステロイC等、ビッカース硬さHvが170〜210程度の第1金属が採用される。
接地電極は、外皮部内に存在し、基端部から屈曲部を経て先端部に向かって延びる伝熱部を有して構成され得る。そして、伝熱部は、第1金属及び第2金属より熱伝導性が優れる第3金属からなることが好ましい(請求項2)。この場合、接地電極の先端部側の熱が伝熱部によって基端部側に効果的に伝えられることから、優れた熱引き性を発揮し、優れた耐久性を発揮できる。
伝熱部としては、純銅、銅合金、銀等の第3金属を採用することが可能である。
このように本発明は、伝熱部のない接地電極を有するスパークプラグに具体化してもよく、伝熱部のある接地電極を有するスパークプラグに具体化してもよい。伝熱部のある接地電極を有するスパークプラグでは、芯部は伝熱部内に位置してもよく、芯部内に伝熱部が位置してもよく、芯部の一部が伝熱部からはみ出していてもよく、伝熱部の一部が芯部からはみ出していてもよく、芯部と伝熱部とがそれぞれ独立して存在していてもよい。
本発明のスパークプラグにおいて、伝熱部は、芯部の外側に位置して構成され得る(請求項3)。このように熱伝導性が良い伝熱部を外皮部と接触させることで、芯部の熱伝導性が低い場合でも、接地電極の熱引き性を高くすることができる。
また、本発明のスパークプラグにおいて、芯部は、伝熱部の外側に位置して構成され得る(請求項4)。このように外皮部よりも硬度が高い芯部を外皮部と接触させることで、請求項3のスパークプラグと比較して、接地電極の折損をより確実に抑制できる。
本発明のスパークプラグにおいて、接地電極が延びる方向に直交する断面で接地電極を見た場合、芯部は、少なくとも屈曲部の中間において、中心電極側に偏芯していることが好ましい(請求項5)。この場合、少なくとも屈曲部の中間では、接地電極の断面において、中心電極の反対側における外皮部又は外皮部及び伝熱部の断面積は、中心電極側の断面積よりも大きくなっている。このため、このスパークプラグは、外皮部又は外皮部及び伝熱部の中心と芯部の中心とが一致するスパークプラグと比較すると、外皮部又は外皮部及び伝熱部と芯部とが熱膨張差によりいわゆるバイメタルのように作用する。このため、接地電極が高温条件下で起き上がろうとする傾向を弱める効果も期待できる。
第2金属は、第1金属よりも、1000°C以上の高温域における耐酸化性能が良いものであることが好ましい(請求項6)。また、第2金属は、第1金属よりも、耐火花消耗性能が良いものであることが好ましい(請求項7)。例えば、第2金属をインコネル601とし、第1金属をハステロイCとすれば、本発明の作用効果を奏しつつ、優れた耐久性を発揮可能である。
実施例1のスパークプラグの正面図(部分断面図)である。 実施例1のスパークプラグの要部拡大断面図である。 実施例1のスパークプラグに係り、図2のIII−III断面を示す断面図である。 実施例2のスパークプラグに係り、図3と同様の断面図である。 実施例3のスパークプラグに係り、図3と同様の断面図である。 実施例4のスパークプラグの要部拡大断面図である。 実施例4のスパークプラグに係り、図6のVII−VII断面を示す断面図である。 実施例5のスパークプラグに係り、図7と同様の断面図である。 実施例6のスパークプラグに係り、図7と同様の断面図である。 試験1に係り、接地電極の断面積と振動折損試験の合格率との関係を示すグラフである。 試験3に係り、A/Sと振動折損試験の合格率との関係を示すグラフである。 試験4に係り、B/Sと接地電極の温度との関係を示すグラフである。
以下、本発明を具体化した実施例1〜6を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1及び図2に示すように、実施例1のスパークプラグ100は、主体金具1、絶縁体2、中心電極3及び接地電極4等を備えている。なお、図1及び図2において、紙面下方が先端側であり、紙面上方が後端側である。
主体金具1は、低炭素鋼等の金属により円筒状に形成されており、スパークプラグ100のハウジングを構成するとともに、その外周面には、ねじ部7と工具係合部1eとが形成されている。ねじ部7は、プラグ100を図示しないエンジンに取り付けるためのものである。工具係合部1eは、六角状の軸断面形状を有しており、主体金具1を取り付ける際に、スパナやレンチ等の工具が係合される。
絶縁体2は、アルミナ等を主体とする絶縁材料により構成されるものであり、先端が突出するように主体金具1の内側に嵌め込まれている。絶縁体2には、中心電極3及び端子電極13を挿入するための貫通孔6が軸線方向に形成されている。貫通孔6の先端側には、中心電極3が挿入・固定され、貫通孔6の後端側には、端子電極13が挿入・固定されている。また、貫通孔6内において、端子電極13と中心電極3との間には、抵抗体15が配置されている。この抵抗体15の両端部は、導電性ガラスシール層16、17を介して中心電極3と端子電極13とにそれぞれ電気的に接続されている。なお、抵抗体15は、ガラス粉末と導電材料粉末(及び必要に応じてガラス以外のセラミック粉末)とを混合して、ホットプレス等により焼結して得られる抵抗体組成物により形成される。
中心電極3は、ニッケル基合金等で構成された円柱軸体である。中心電極3の先端は、略円錐形状とされ、貫通孔6の先端から突出した状態とされている。
図2に拡大して示すように、接地電極4aは、主体金具1の先端側の開口縁に溶接等により固定される基端部4Aと、基端部4Aと一体をなし、円弧を描きつつ略直角に屈曲された屈曲部4Bと、屈曲部4Bと一体をなして中心電極3と対向する先端部4Cとからなっている。接地電極4aの先端部4Cと中心電極3との間には火花放電ギャップgが形成されている。このスパークプラグ100において、接地電極4aは一辺を1.1mmで構成し、他の一辺を2.2mmで構成している。すなわち、断面積Sは2.42mm2である。接地電極4aの断面積Sをどの程度にすべきかは後述の試験によって説明する。
接地電極4aは、2層構造の略矩形断面軸体であり、基端部4Aから屈曲部4Bを経て先端部4Cに向かって延びる芯部41と、芯部41の外側に位置し、基端部4Aから屈曲部4Bを経て先端部4Cまで延びる外皮部43とを有している。外皮部43は、先端部4Cの末端まで延在している。一方、芯部41は、先端部4Cにおいて、中心電極3の軸線の近傍まで延びている。芯部41の先端位置を先端部4Cのどこまで延ばすか(中心電極3の軸線よりも根元側か先端側か)は、熱引き性等の要求性能により適宜調整される。
芯部41には第1金属として高強度ニッケル基合金のハステロイCが採用されている。ハステロイCは、ビッカース硬さHvが210であり、熱膨張率が11.3×10-6/°Cである。
外皮部43には第2金属としてニッケル基合金のインコネル601が採用されている。インコネル601は、ビッカース硬さHvが170であり、熱膨張率が11.5×10-6/°Cである。インコネル601は、ハステロイCよりも、1000°C以上の高温域における耐酸化性能及び耐火花消耗性能が良い。
接地電極4aが延びる方向に直交し、かつ屈曲部4Bの中間に位置する断面(図2のIII−III断面)で接地電極4aを見た場合、図3に示すように、芯部41は、外皮部43の中央に位置している。言い換えれば、芯部41の図形中心(重心に相当する。)C1が外皮部43の図形中心C3と同位置に存在している。図2に示すように、芯部41と外皮部43との相対位置関係は、芯部41が延びる方向の全域にわたって、図3の断面に示す相対位置関係と同様となっている。すなわち、芯部41は、屈曲部4Bの全域において、外皮部43の中心に位置している。なお、この場合において、接地電極4aの先端部4Cに向かうにつれて、芯部41の先端が細くなる形状としても良い。
このような構成である実施例1のスパークプラグ100は、図示しないエンジンに搭載され、高温条件下で、中心電極3と接地電極4aとの間で放電を繰り返す。実施例1のスパークプラグ100では、芯部41を構成するハステロイAが外皮部43を構成するインコネル600よりも硬度が高いため、外皮部43に過大な力が作用して接地電極4aが折損してしまいそうになっても、芯部41がその力に対して抵抗する。
したがって、実施例1のスパークプラグ100は、接地電極4aの折損をより確実に抑制できる。
また、実施例1のスパークプラグ100のように、外皮部42内に芯部41を設ける場合、接地電極4aの断面積における芯部41の断面積の割合を40%〜50%の範囲で構成することで、接地電極4aの熱引き性を向上させることができる。
(実施例2)
図4に示すように、実施例2のスパークプラグ200では、実施例1のスパークプラグ100よりも、接地電極4bの芯部41を太くしている。他の構成は実施例1と同様である。
このスパークプラグ200は、芯部41が太いことから、スパークプラグ100に比べて接地電極4bの折損抑制効果が顕著である。芯部41をどの程度太くすべきかは後述の試験によって説明する。
(実施例3)
図5に示すように、実施例3のスパークプラグ300では、接地電極4cの芯部41が外皮部43に対して中心電極3側に偏芯している。言い換えれば、芯部41の図形中心C1が外皮部43の図形中心C3に対して、距離D1分だけ中心電極3側に偏芯している。芯部41は、屈曲部4Bの全域において、中心電極3側に偏芯している。すなわち、接地電極4cの断面において、中心電極3の反対側における外皮部43の断面積は、中心電極3側の断面積よりも大きくなっている。他の構成は実施例1と同様である。
このスパークプラグ300においても、芯部41によって接地電極4cの折損を抑制できる。また、このスパークプラグ300は、外皮部43の図形中心C3と芯部41の図形中心C1とが一致する実施例1のスパークプラグ100と比較すると、外皮部43と芯部41とが熱膨張差によりいわゆるバイメタルのように作用する。このため、このスパークプラグ300では、接地電極4cが高温条件下で起き上がろうとする傾向を弱める効果も期待できる。
(実施例4)
図6に示すように、実施例4のスパークプラグ400は接地電極4dを備えている。この接地電極4dは、3層構造の略矩形断面軸体であり、基端部4Aから屈曲部4Bを経て先端部4Cに向かって延びる芯部41と、芯部41の外側に位置し、基端部4Aから屈曲部4Bを経て先端部4Cに向かって延びる伝熱部42と、伝熱部42の外側に位置し、基端部4Aから屈曲部4Bを経て先端部4Cまで延びる外皮部43とを有している。つまり、接地電極4dは外皮部43内に伝熱部42を有している。外皮部43内において伝熱部42は芯部41の外側に位置し、芯部41の全体を覆っている。芯部41及び伝熱部42の先端位置を先端部4Cのどこまで延ばすか(中心電極3の軸線よりも根元側か先端側か)は、熱引き性等の要求性能により適宜調整される。
伝熱部42には第3金属として銅が採用されている。銅は、熱伝導率が0.94cal/cm・秒・°Cであり、ハステロイCやインコネル601よりも熱伝導率が優れている。また、銅は、ビッカース硬さHvが46であり、接地電極4dを構成する金属の中で最も硬度が低い。さらに、銅は、熱膨張率が17.0×10-6/°Cであり、接地電極4dを構成する金属の中で最も熱膨張率が大きい。
接地電極4dが延びる方向に直交し、かつ屈曲部4Bの中間に位置する断面(図6のVII−VII断面)で接地電極4dを見た場合、図7に示すように、芯部41及び伝熱部42は、外皮部43の中央に位置している。言い換えれば、芯部41の図形中心C1及び伝熱部42の図形中心C2が外皮部43の図形中心C3と同位置に存在している。芯部41及び伝熱部42と外皮部43との相対位置関係は、芯部41及び伝熱部42が延びる方向の全域にわたって、図7の断面に示す相対位置関係と同様となっている。すなわち、芯部41及び伝熱部42は、屈曲部4Bの全域において、外皮部43の中心に位置している。他の構成は実施例1と同様であり、同一の構成については同一符号を付して構成の詳細な説明は省略する。
このスパークプラグ400では、接地電極4dの先端部4C側の熱が伝熱部42によって基端部4A側に効果的に伝えられることから、優れた熱引き性を発揮することができる。この際に、熱伝導性が良い伝熱部42を外皮部43と接触させることで、芯部41の熱伝導性が低い場合でも、接地電極4dの熱引き性を高くすることができる。このため、先端部4Cの温度上昇を抑制し、優れた耐久性を発揮できる。他の作用効果は実施例1と同様である。
また、実施例4のスパークプラグ4のように、外皮部41内に芯部41及び伝熱部42を設ける場合、接地電極4dの断面積における芯部41の断面積の割合を10%〜15%の範囲で構成することで、接地電極4dの熱引き性を向上させることができる。
(実施例5)
図8に示すように、実施例5のスパークプラグ500では、接地電極4eの外皮部43内において、芯部41は伝熱部42の外側に位置し、伝熱部42の全体を覆っている。他の構成は実施例4と同様である。このスパークプラグ500においても、実施例4と同様、伝熱部42によって、優れた熱引き性を発揮することができる。また、この際に、外皮部43よりも硬度が高い芯部41を外皮部43と接触させることで、実施例4のスパークプラグ400と比較して、接地電極4eの折損抑制効果を高くすることができる。
(実施例6)
図9に示すように、実施例6のスパークプラグ600では、接地電極4fの芯部41が伝熱部42及び外皮部43に対して中心電極3側に偏芯している。言い換えれば、芯部41の図形中心C1が伝熱部42の図形中心C2及び外皮部43の図形中心C3に対して、距離D1分だけ中心電極3側に偏芯している。芯部41は、屈曲部4Bの全域において、中心電極3側に偏芯している。すなわち、接地電極4fの断面において、伝熱部42及び外皮部43の中心電極3の反対側の断面積は、中心電極3側の断面積よりも大きくなっている。他の構成は実施例4と同様である。
このスパークプラグ600においても、芯部41によって接地電極4fの折損を抑制できる。また、このスパークプラグ600は、芯部41、伝熱部42及び外皮部43の各中心が一致する実施例4のスパークプラグ400と比較すると、外皮部43及び伝熱部42と芯部41とが熱膨張差によりいわゆるバイメタルのように作用する。このため、このスパークプラグ600では、接地電極4fが高温条件下で起き上がろうとする傾向を弱めること効果も期待できる。他の作用効果は実施例4と同様である。
以上において、本発明を実施例1〜6に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜6に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、芯部41の断面形状は、矩形に限定されず、円、楕円、三角形、多角形等でもよい。
(試験1)
接地電極4の断面積Sをどの程度にすべきかについて、下記に示す試験品A〜Dによる接地電極4を備えたスパークプラグを用意して、各接地電極4についての振動折損試験を行った。この試験では、接地電極4をバーナーで1000°Cに熱した状態において、JIS規格のB8031−1995に基づく耐衝撃性試験を実施した。これにより、屈曲部4Bでの折損の発生状況を調査し、n=5の場合の合格率(%)を求めた。なお、温度は放射温度計にて測温した。図10は、接地電極4の断面積Sと振動折損試験における合格率との関係を示している。
試験品A:インコネル601のみで構成された接地電極4。
試験品B:インコネル601及びハステロイCで構成された接地電極4(実施例1の接地電極4aに相当)。
試験品C:インコネル601、ハステロイC及び銅で構成された接地電極4(実施例5の接地電極4eに相当)。
試験品D:インコネル601、ハステロイC及び銅で構成された接地電極4(実施例4の接地電極4dに相当)。
図10に示すように、試験品Aで構成された接地電極4は、接地電極4の断面積Sが4.2mm以上となるように構成すると合格率が100%となっている。一方、試験品Aで構成された接地電極4は、接地電極4の断面積Sが4.2mm未満となるように構成すると合格率が低下し、接地電極4の断面積Sが2.42mm以下では合格率が0%となっている。これに対して、試験品B〜Dで構成された接地電極4a、4d、4eでは、接地電極4a、4d、4eの断面積Sを2.42mmとしても、合格率が100%であることが示されている。さらに、試験品B、Dで構成された接地電極4a、4dは、接地電極4a、4dの断面積Sが1.4mmとなるように構成しても合格率を100%に維持できることが確認されている。なお、試験品Cで構成された接地電極4eでは、接地電極4eの断面積Sが2.5mm未満となるように構成すると、合格率が低下し、接地電極4eの断面積Sを1.4mmとした場合の合格率が80%となることが確認されている。この試験により、外皮部43内に外皮部43よりも硬度が高い金属で構成された芯部41を設けたことによる接地電極4の補強効果が確認できる。
接地電極4の断面積Sを2.5mm2以下とした場合、スパークプラグ100〜600は、接地電極4を大型化したり、折損し難い形状にしたりする対策が不能な程、小径化されることとなる。このようなスパークプラグ100〜600において、外皮部43内に芯部41を設けることによる接地電極4の補強効果がより顕著となる。
(試験2)
試験1で用いた各試験品A〜Dの接地電極4について、各接地電極4毎の熱引き性に関する試験を行った。この試験では、インコネル601の耐酸化性能の上限である1050°Cまで接地電極4の全体をバーナーで加熱し、n=5の場合における各接地電極4の平均温度を求めた。この試験では、エンジンのヘッド部分を模したステンレス製のブロックに、試験品A〜Dの接地電極4を備えるスパークプラグを取り付けて試験を行っている。また、このブロックの内部には、冷却水の水路が形成されており、スパークプラグの実際の使用状況に近づけている。なお、温度は放射温度計にて測温した。
この試験では、試験品Aの接地電極4では、平均温度が1050°Cであり、熱引き性が確認されなかった。試験品Bの接地電極4aでは、平均温度が1031°Cであり、試料1で構成された接地電極4に比べて若干の熱引き性が確認されている。試験品Cの接地電極4eでは、平均温度が874°Cであり、試験品A、Bの接地電極4、4aに比べて非常に優れた熱引き性が確認されている。試験品Dの接地電極4dでは、平均温度が959°Cであり、試験品Cの接地電極4eには劣るものの、試験品A、Bの接地電極4、4aに比べて優れた熱引き性が確認されている。この試験により、外皮部43内に伝熱部43を設けたことによる接地電極4の熱引き性の向上が確認できる。
(試験3)
接地電極4が延びる方向に直交する断面で接地電極4を見た場合、接地電極4の断面積Sと芯部41の断面積Aとの割合をどの程度にすべきか、試験を行った。振動折損試験の条件を試験1と同じとし、n=5の場合の合格率(%)を求めた。芯部41はハステロイCであり、外皮部43はインコネル601である。A/Sと振動折損試験の合格率との関係を図11に示す。
図11に示すように、A/Sが0.04以下では合格率が0%となっている。芯部41が細すぎると、接地電極4の折損抑制効果がないことを示している。一方、A/Sが0.04を超えていると、合格率が上昇している。A/Sが0.04を超える太さの芯部41を採用すれば、接地電極4の折損抑制効果が実用的となることを示している。また、A/Sが0.1以上であれば、合格率が100%となっている。この試験により、A/Sが0.1以上であれば、折損抑制効果を有するスパークプラグ100を安定的に量産することが可能であることが確認できる。
(試験4)
接地電極4が延びる方向に直交する断面で接地電極4を見た場合、接地電極4の断面積Sと伝熱部42の断面積Bとの割合をどの程度にすべきか、試験を行った。条件を試験2と同じとし、n=5の場合の接地電極4の温度(°C)を求めた。B/Sと接地電極の温度との関係を図12に示す。
図12に示すように、B/Sが0.2未満では、温度変化が少なく、伝熱部42による熱引き効果が少ない。伝熱部42が細いからである。一方、伝熱部42を太くして、B/Sが0.2以上とすれば、温度変化が大きくなり熱引き効果が実用的であることが確認できる。
本発明はスパークプラグに利用可能である。
1…主体金具
4A…基端部
4B…屈曲部
3…中心電極
4、4a、4b、4c、4d、4e、4f…接地電極
g…火花放電ギャップ
4C…先端部
41…芯部
43…外皮部
100、200、300、400、500、600…スパークプラグ
42…伝熱部

Claims (7)

  1. 主体金具に固定される基端部と、前記基端部と一体をなして屈曲された屈曲部と、前記屈曲部と一体をなして中心電極とともに火花放電ギャップを形成する先端部とからなる接地電極を備え、
    前記接地電極は、前記基端部から前記屈曲部を経て前記先端部に向かって延びる芯部と、前記芯部の外側に位置し、前記基端部から前記屈曲部を経て前記先端部まで延びる外皮部とを有して構成され、
    前記芯部は第1金属からなり、前記外皮部は第2金属からなるスパークプラグにおいて、
    前記第1金属は前記第2金属より硬度が高いことを特徴とするスパークプラグ。
  2. 前記接地電極は、前記外皮部内に存在し、前記基端部から前記屈曲部を経て前記先端部に向かって延びる伝熱部を有して構成され、
    前記伝熱部は、前記第1金属及び前記第2金属より熱伝導性が優れる第3金属からなる請求項1記載のスパークプラグ。
  3. 前記伝熱部は、前記芯部の外側に位置している請求項2記載のスパークプラグ
  4. 前記芯部は、前記伝熱部の外側に位置している請求項2記載のスパークプラグ
  5. 前記接地電極が延びる方向に直交する断面で該接地電極を見た場合、前記芯部は、少なくとも前記屈曲部の中間において、前記中心電極側に偏芯している請求項1乃至4のいずれか1項記載のスパークプラグ。
  6. 前記第2金属は、前記第1金属よりも、1000°C以上の高温域における耐酸化性能が良いものである請求項1乃至5のいずれか1項記載のスパークプラグ。
  7. 前記第2金属は、前記第1金属よりも、耐火花消耗性能が良いものである請求項1乃至6のいずれか1項記載のスパークプラグ。
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