JP2815610B2 - 点火栓の外側電極 - Google Patents
点火栓の外側電極Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、中心電極との間に、火花間隙を介して配さ
れる点火栓の外側電極に関し、特に外側電極の複合電極
化に関する。
れる点火栓の外側電極に関し、特に外側電極の複合電極
化に関する。
[従来の技術] 点火栓の外側電極は、一般的に棒状を呈し、取付金具
の端部に固着されている。そして、外側電極は、端部が
中心電極との間に火花間隙を介して対向配置されるよ
う、曲折されている。
の端部に固着されている。そして、外側電極は、端部が
中心電極との間に火花間隙を介して対向配置されるよ
う、曲折されている。
また、外側電極は、一般に、90%以上(以下、%は重
量%を示す)のニッケルに、珪素、クロム、アルミニウ
ム、マンガン等を添加したNi合金によって形成されてい
る。このNi合金は、耐腐食性(特に耐火花消耗性)、高
温強度(耐熱強度)、熱引き(熱伝導性)等に比較的優
れた金属として、採用されている。
量%を示す)のニッケルに、珪素、クロム、アルミニウ
ム、マンガン等を添加したNi合金によって形成されてい
る。このNi合金は、耐腐食性(特に耐火花消耗性)、高
温強度(耐熱強度)、熱引き(熱伝導性)等に比較的優
れた金属として、採用されている。
[発明が解決しようとする課題] 外側電極は、内燃機関の燃焼室内で高温、高圧に晒さ
れるとともに、内燃機関の振動、ノッキング等の影響を
直接受ける。このため、外側電極は、疲労等による折損
を防ぐため、耐久性が、より向上するように望まれる。
れるとともに、内燃機関の振動、ノッキング等の影響を
直接受ける。このため、外側電極は、疲労等による折損
を防ぐため、耐久性が、より向上するように望まれる。
なお、外側電極の複合電極として、Ni合金の内側に、
銅や、銀等の熱伝導性に優れた金属を配したものがあ
る。しかるに、この外側電極は、受熱温度を下げる効果
はあるが、高温強度を確保するNi合金の断面積が小さく
なるため、疲労破損に対する耐久性の低下が懸念され
る。
銅や、銀等の熱伝導性に優れた金属を配したものがあ
る。しかるに、この外側電極は、受熱温度を下げる効果
はあるが、高温強度を確保するNi合金の断面積が小さく
なるため、疲労破損に対する耐久性の低下が懸念され
る。
また、耐久性の向上を図って、外側電極をNi−Cr−Fe
合金で形成したものは、Ni−Cr−Fe合金の熱伝導性が悪
いために、外側電極が高温となり、熱により劣化するこ
とが懸念される。
合金で形成したものは、Ni−Cr−Fe合金の熱伝導性が悪
いために、外側電極が高温となり、熱により劣化するこ
とが懸念される。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的は、耐久性に優れた点火栓の外側電極の提供にある。
的は、耐久性に優れた点火栓の外側電極の提供にある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明の点火栓の外側
電極は、次の技術的手段を採用する。
電極は、次の技術的手段を採用する。
(第1発明) 点火栓の外側電極は、芯部の金属と、この芯部の周囲
を覆う中層部の金属と、この中層部の金属を覆う外層部
の金属とからなる。
を覆う中層部の金属と、この中層部の金属を覆う外層部
の金属とからなる。
そして、前記芯部の金属は、純ニッケルまたはニッケ
ルが90%以上のNi合金で、前記中層部の金属は、Crが14
〜25%、Feが6〜57%、残りがNiのNi−Cr−Fe合金で、
前記外層部の金属は、ニッケルが90%以上のNi合金であ
る。
ルが90%以上のNi合金で、前記中層部の金属は、Crが14
〜25%、Feが6〜57%、残りがNiのNi−Cr−Fe合金で、
前記外層部の金属は、ニッケルが90%以上のNi合金であ
る。
(第2発明) 点火栓の外側電極は、芯部の金属と、この芯部の周囲
を覆う中層部の金属と、この中層部の金属を覆う外層部
の金属とからなる。
を覆う中層部の金属と、この中層部の金属を覆う外層部
の金属とからなる。
そして、前記芯部の金属は、Crが14〜25%、Feが6〜
57%、残りがNiのNi−Cr−Fe合金で、前記中層部の金属
は、純ニッケルで、前記外層部の金属は、ニッケルが90
%以上のNi合金である。
57%、残りがNiのNi−Cr−Fe合金で、前記中層部の金属
は、純ニッケルで、前記外層部の金属は、ニッケルが90
%以上のNi合金である。
[作用] (第1発明に対応する作用) 熱伝導性に優れた純ニッケルまたはNi合金を芯部に用
いる。熱伝導性は悪いが高温強度に優れたNi−Cr−Fe合
金を中層部に用いる。熱伝導性、耐腐食性(特に耐火花
消耗性)に優れたNi合金を外層部に用いる。
いる。熱伝導性は悪いが高温強度に優れたNi−Cr−Fe合
金を中層部に用いる。熱伝導性、耐腐食性(特に耐火花
消耗性)に優れたNi合金を外層部に用いる。
熱伝導性に優れた芯部および外層部によって、外側電
極の温度は、低く抑えられる。
極の温度は、低く抑えられる。
高温強度に優れる中層部は、外側電極の温度が低く抑
えられることも加わって、外側電極の折損に対する耐久
性は、向上する。
えられることも加わって、外側電極の折損に対する耐久
性は、向上する。
対腐食性(特に耐火花消耗性)に優れた外層部は、外
側電極の温度が低く抑えられることも加わって、表面の
酸化による腐食を抑える。
側電極の温度が低く抑えられることも加わって、表面の
酸化による腐食を抑える。
(第2発明に対応する作用) 熱伝導性は悪いが高温強度に優れたNi−Cr−Fe合金を
芯部に用いる。熱伝導性に優れた純ニッケルを中層部に
用いる。熱伝導性、耐腐食性(特に耐火花消耗性)に優
れたNi合金を外層部に用いる。
芯部に用いる。熱伝導性に優れた純ニッケルを中層部に
用いる。熱伝導性、耐腐食性(特に耐火花消耗性)に優
れたNi合金を外層部に用いる。
高温強度に優れる芯部によって、外側電極の折損に対
する耐久性が向上する。なお、芯部の温度は、中層部お
よび外層部によって低く抑えられる。
する耐久性が向上する。なお、芯部の温度は、中層部お
よび外層部によって低く抑えられる。
熱伝導性に優れた中層部は、外側電極の温度を低く抑
える。
える。
耐腐食性(特に耐火花消耗性)に優れた外層部は、中
層部とともに外側電極の温度が低く抑えられることも加
わって、表面の酸化による腐食を抑える。
層部とともに外側電極の温度が低く抑えられることも加
わって、表面の酸化による腐食を抑える。
[発明の効果] (第1発明および第2発明に対応する発明の効果) 第1発明および第2発明は、上記作用で説明したよう
に、耐腐食性に優れるとともに、特に折損に対する耐久
性を向上させることができる。
に、耐腐食性に優れるとともに、特に折損に対する耐久
性を向上させることができる。
[実施例] 次に、本発明の点火栓の外側電極を、図に示す一実施
例に基づき説明する。
例に基づき説明する。
(第1発明に対応する第1実施例の構成) 第1図は、内燃機関の燃焼室内に配される、点火栓1
の要部断面図である。
の要部断面図である。
点火栓1は、大別して、中心電極2、絶縁体3、およ
び取付金具4から構成される。
び取付金具4から構成される。
中心電極2は、図示しない点火装置から高電圧が印加
される導電性金属体である。絶縁体3は、アルミナなど
の絶縁材料よりなり、中心電極2の周囲を覆って、中心
電極2を絶縁保持する筒状体である。取付金具4は、絶
縁体3を保持した状態で、内燃機関(図示しない)に螺
合される導電性の金具で、端部に、外側電極5が、溶接
などによって固着されている。
される導電性金属体である。絶縁体3は、アルミナなど
の絶縁材料よりなり、中心電極2の周囲を覆って、中心
電極2を絶縁保持する筒状体である。取付金具4は、絶
縁体3を保持した状態で、内燃機関(図示しない)に螺
合される導電性の金具で、端部に、外側電極5が、溶接
などによって固着されている。
外側電極5は、棒状を呈し、端部が中心電極2との間
に火花間隙lを介して対向配置されるよう、略L字型に
曲折されている。
に火花間隙lを介して対向配置されるよう、略L字型に
曲折されている。
この外側電極5は、内側の芯部の金属6と、この芯部
の金属6を覆う中層部の金属7と、この中層部の金属7
を覆う外層部の金属8とからなる3層構造の複合電極で
ある。
の金属6を覆う中層部の金属7と、この中層部の金属7
を覆う外層部の金属8とからなる3層構造の複合電極で
ある。
そして、芯部の金属6は、純ニッケル(ニッケル100
%)を使用している。
%)を使用している。
中層部の金属7は、Ni−Cr−Fe合金の一例として、Ni
が72%以上、Crが14〜17%、Feが6〜10%のインコネル
600(商標)を使用している。
が72%以上、Crが14〜17%、Feが6〜10%のインコネル
600(商標)を使用している。
外層部の金属8は、添加物として、アルミニウム、珪
素、クロム、マンガン等を含み、90%以上がニッケルの
Ni合金を使用している。
素、クロム、マンガン等を含み、90%以上がニッケルの
Ni合金を使用している。
本実施例の外側電極5は、第2図に示すように、断面
が略矩形を呈する。そして、矩形の長辺側が中心電極2
の端部に対向する。一方、外側電極5は、外層部が腐食
に対する最低厚みを確保し、かつ中層部の強度が確保で
き、さらに芯部による熱引きが十分に行えるように設け
られている。具体的には、断面矩形の短辺方向におけ
る、芯部の金属6の外寸法をT、外層部の金属8の厚み
をt1、中層部の金属7の厚みをt2とすると、T=1.5m
m、t1=0.3〜0.4mm、t2=0.1〜0.4mmを満足するように
設けられる。
が略矩形を呈する。そして、矩形の長辺側が中心電極2
の端部に対向する。一方、外側電極5は、外層部が腐食
に対する最低厚みを確保し、かつ中層部の強度が確保で
き、さらに芯部による熱引きが十分に行えるように設け
られている。具体的には、断面矩形の短辺方向におけ
る、芯部の金属6の外寸法をT、外層部の金属8の厚み
をt1、中層部の金属7の厚みをt2とすると、T=1.5m
m、t1=0.3〜0.4mm、t2=0.1〜0.4mmを満足するように
設けられる。
本実施例の外側電極5の製造例を簡単に説明する。
まず、中心が純ニッケル、その周囲がNi−Cr−Fe合
金、外周がNi合金(Al2%、Si2%、Cr2%、残りNi)
で、断面が矩形を呈するクラッドワイヤーを作る。
金、外周がNi合金(Al2%、Si2%、Cr2%、残りNi)
で、断面が矩形を呈するクラッドワイヤーを作る。
このクラッドワイヤーを適切な長さで切断する。
切断されたクラッドワイヤーの一端を、取付金具4の
端部に溶接などによって固着する。
端部に溶接などによって固着する。
最後に、クラッドワイヤーの端部が、中心電極2に所
定の火花間隙lを介して対向するように、略L字形に曲
折する。
定の火花間隙lを介して対向するように、略L字形に曲
折する。
この第1実施例の外側電極5の折損に対する実験デー
タを、後述の表1に示すとともに、外側電極5の腐食に
よる火花間隙lに関する実験データを、後述の表2に示
す。
タを、後述の表1に示すとともに、外側電極5の腐食に
よる火花間隙lに関する実験データを、後述の表2に示
す。
(第1発明に対応する第2実施例の構成) 本実施例は、第3図に示すように、芯部の金属6に純
ニッケル(ニッケル 100%)を使用し、中層部の金属7
にNi−Cr−Fe合金の一例として、Niが19〜22%、Crが24
〜25%、残りがFeのステンレス310を使用し、外層部の
金属8に第1実施例と同じNi合金を使用したものであ
る。
ニッケル(ニッケル 100%)を使用し、中層部の金属7
にNi−Cr−Fe合金の一例として、Niが19〜22%、Crが24
〜25%、残りがFeのステンレス310を使用し、外層部の
金属8に第1実施例と同じNi合金を使用したものであ
る。
この第2実施例の外側電極5の折損に対する実験デー
タを、後述の表1に示すとともに、外側電極5の腐食に
よる火花間隙lに関する実験データを、後述の表2に示
す。
タを、後述の表1に示すとともに、外側電極5の腐食に
よる火花間隙lに関する実験データを、後述の表2に示
す。
(第2発明に対応する第3実施例の構成) 本実施例は、第4図に示すように、芯部の金属6にNi
−Cr−Fe合金の一例として、インコネル600(商標)を
使用し、中層部の金属7に純ニッケル(ニッケル 100
%)を使用し、外層部の金属8に第1実施例と同じNi合
金を使用したものである。
−Cr−Fe合金の一例として、インコネル600(商標)を
使用し、中層部の金属7に純ニッケル(ニッケル 100
%)を使用し、外層部の金属8に第1実施例と同じNi合
金を使用したものである。
この第2実施例の外側電極5の折損に対する実験デー
タを、表1に示すとともに、外側電極5の腐食による火
花間隙lに関する実験データを、表2に示す。
タを、表1に示すとともに、外側電極5の腐食による火
花間隙lに関する実験データを、表2に示す。
次の表1に、上記第1〜第3実施例の外側電極5の折
損に対する実験データを示す。
損に対する実験データを示す。
次の表2に、上記第1〜第3実施例の外側電極5の腐
食による火花間隙lの増加に関する実験データを示す。
食による火花間隙lの増加に関する実験データを示す。
なお、表1および表2に示す比較品(1)とは、外側
電極5を無垢のNi合金で形成したものである。また、表
2に示す比較品(2)とは、外側電極5を無垢のNi−Cr
−Fe合金で形成したものである。
電極5を無垢のNi合金で形成したものである。また、表
2に示す比較品(2)とは、外側電極5を無垢のNi−Cr
−Fe合金で形成したものである。
表1の実験データは、750ccの4サイクル4バルブエ
ンジンを使用したデータである。また、表1に示す1サ
イクルとは、10500rpm(フルスロットル)を25分、アイ
ドリングを5分行うものである。
ンジンを使用したデータである。また、表1に示す1サ
イクルとは、10500rpm(フルスロットル)を25分、アイ
ドリングを5分行うものである。
また、表2の実験データは、2000ccの4気筒エンジン
を使用し、6000rpm(フルスロットル)で行ったデータ
である。
を使用し、6000rpm(フルスロットル)で行ったデータ
である。
さらに、表2に示す無鉛とは、無鉛ガソリンで、腐食
性の強くない燃料の一例として用いたものである。同様
に、有鉛とは、有鉛ガソリンで、腐食性の強い燃料の一
例として用いたものである。
性の強くない燃料の一例として用いたものである。同様
に、有鉛とは、有鉛ガソリンで、腐食性の強い燃料の一
例として用いたものである。
(第1〜第3実施例共通の効果) 第1実施例ないし第3実施例は次の効果を奏する。
イ)表1に示されるように、外側電極5は、従来より用
いられる比較品(1)と比較して耐折損が飛躍的に向上
した。
いられる比較品(1)と比較して耐折損が飛躍的に向上
した。
ロ)表2に示されるように、外側電極5は、無鉛ガソリ
ンを使用する内燃機関に使用される場合、高温強度の強
い比較品(2)と比較して火花間隙lの増加を抑えるこ
とができる。つまり、比較品(2)より耐腐食性に優れ
る。
ンを使用する内燃機関に使用される場合、高温強度の強
い比較品(2)と比較して火花間隙lの増加を抑えるこ
とができる。つまり、比較品(2)より耐腐食性に優れ
る。
ハ)芯部の金属6および中層部の金属7は、耐腐食性に
優れるため、外側電極5の端部より芯部の金属6および
中層部の金属7が露出しても、耐久性の劣化を招かな
い。このため、外側電極5の母材をクラッドワイヤーで
供給することが可能となり、生産性に優れるとともに、
製造コストを低く抑えることができる。
優れるため、外側電極5の端部より芯部の金属6および
中層部の金属7が露出しても、耐久性の劣化を招かな
い。このため、外側電極5の母材をクラッドワイヤーで
供給することが可能となり、生産性に優れるとともに、
製造コストを低く抑えることができる。
(第1、第2実施例共通の効果) ニ)芯部の金属6に純ニッケルを用いたことにより、熱
引きが特に優れるため、電極部分が燃焼室内部深くに突
入するタイプの点火栓に用いて有利である。
引きが特に優れるため、電極部分が燃焼室内部深くに突
入するタイプの点火栓に用いて有利である。
(第3実施例の効果) ホ)芯部の金属6にNi−Cr−Fe合金を用いたことによ
り、高温強度が特に優れるため、振動の多い内燃機関
や、ノッキングの発生しやすい内燃機関など、外側電極
5の折損事故の発生しやすい内燃機関に用いて、特に有
利である。
り、高温強度が特に優れるため、振動の多い内燃機関
や、ノッキングの発生しやすい内燃機関など、外側電極
5の折損事故の発生しやすい内燃機関に用いて、特に有
利である。
(変形例) 本発明は、上記実施例以外に、次の実施態様を含む。
第1実施例および第2実施例は、芯部の金属6に純ニ
ッケルを用いた例を示したが、外層部の金属8と同じく
Niが90%以上のNi合金を用いても良い。
ッケルを用いた例を示したが、外層部の金属8と同じく
Niが90%以上のNi合金を用いても良い。
第1実施例および第2実施例の中層部の金属7、およ
び第3実施例の芯部の金属6に、インコネル600、ステ
ンレス310を用いた例を示したが、インコネル601(Niが
28〜63%、Crが21〜25%、残りがFe)、ハステロイF
(Crが22%、Feが16%、残りNi)など、他のNi−Cr−Fe
合金を用いても良い。
び第3実施例の芯部の金属6に、インコネル600、ステ
ンレス310を用いた例を示したが、インコネル601(Niが
28〜63%、Crが21〜25%、残りがFe)、ハステロイF
(Crが22%、Feが16%、残りNi)など、他のNi−Cr−Fe
合金を用いても良い。
第1〜第3実施例は、芯部の金属6および中層部の金
属7を、外側電極5の端部より露出させたが、第5図に
示すように、芯部の金属6および中層部の金属7を外層
部の金属8によって覆っても良い。
属7を、外側電極5の端部より露出させたが、第5図に
示すように、芯部の金属6および中層部の金属7を外層
部の金属8によって覆っても良い。
本実施例では、1本の外側電極5を備えた点火栓1を
例示したが、複数本用いても良い。
例示したが、複数本用いても良い。
略L字形に曲折した外側電極5に本発明を適用した
が、C字形など他の形状の外側電極5に適用したり、中
心電極の先端周縁に対向する斜方型で直線状の外側電極
5に適用しても良い。
が、C字形など他の形状の外側電極5に適用したり、中
心電極の先端周縁に対向する斜方型で直線状の外側電極
5に適用しても良い。
第1図および第2図は第1実施例を示すもので、第1図
は点火栓の要部断面図、第2図は外側電極の断面図であ
る。 第3図は第2実施例を示す点火栓の要部断面図である。 第4図は第3実施例を示す点火栓の要部断面図である。 第5図は変形例を示す点火栓の要部断面図である。 図中 1……点火栓、5……外側電極 6……芯部の金属、7……中層部の金属 8……外層部の金属
は点火栓の要部断面図、第2図は外側電極の断面図であ
る。 第3図は第2実施例を示す点火栓の要部断面図である。 第4図は第3実施例を示す点火栓の要部断面図である。 第5図は変形例を示す点火栓の要部断面図である。 図中 1……点火栓、5……外側電極 6……芯部の金属、7……中層部の金属 8……外層部の金属
Claims (2)
- 【請求項1】芯部の金属と、この芯部の周囲を覆う中層
部の金属と、この中層部の金属を覆う外層部の金属とか
らなり、 前記芯部の金属は、純ニッケルまたはニッケルが90重量
%以上のNi合金で、 前記中層部の金属は、Crが14〜25重量%、Feが6〜57重
量%、残りがNiのNi−Cr−Fe合金で、 前記外層部の金属は、ニッケルが90重量%以上のNi合金
であることを特徴とする点火栓の外側電極。 - 【請求項2】芯部の金属と、この芯部の周囲を覆う中層
部の金属と、この中層部の金属を覆う外層部の金属とか
らなり、 前記芯部の金属は、Crが14〜25重量%、Feが6〜57重量
%、残りがNiのNi−Cr−Fe合金で、 前記中層部の金属は、純ニッケルで、 前記外層部の金属は、ニッケルが90重量%以上のNi合金
であることを特徴とする点火栓の外側電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11554389A JP2815610B2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 点火栓の外側電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11554389A JP2815610B2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 点火栓の外側電極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02295085A JPH02295085A (ja) | 1990-12-05 |
JP2815610B2 true JP2815610B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14665137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11554389A Expired - Fee Related JP2815610B2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 点火栓の外側電極 |
Country Status (1)
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---|---|
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KR101215215B1 (ko) * | 2008-09-02 | 2012-12-24 | 니혼도꾸슈도교 가부시키가이샤 | 스파크 플러그 |
US8853928B2 (en) | 2010-09-24 | 2014-10-07 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Spark plug electrode, method for producing same, spark plug, and method for producing spark plug |
EP2634871B1 (en) | 2010-10-26 | 2019-09-04 | NGK Spark Plug Co., Ltd. | Spark plug |
JP7157000B2 (ja) * | 2019-05-14 | 2022-10-19 | 日本特殊陶業株式会社 | スパークプラグ |
-
1989
- 1989-05-09 JP JP11554389A patent/JP2815610B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH02295085A (ja) | 1990-12-05 |
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