JPWO2010018786A1 - プラズマ制御装置 - Google Patents

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Abstract

Pf電力及び基台に供給するVpp電力のオーバーシュートが抑制される共に、高いエッチングレートでエッチングすることができるプラズマ制御装置を提供する。本発明のプラズマ制御装置10は、基台23にPf電力を供給する電源部11と、Pf電力の供給によって基台23に印加されるVpp電圧を目標電圧と略同じ電圧値にするPf電力の電力値に相当する第1制御信号Pf1を出力する制御部13と、制御部13から出力された第1制御信号Pf1が第1しきい値に相当する第2制御信号Pf2以上の場合は、該第2制御信号Pf2を電源部11に入力し、制御部13から出力された第1制御信号Pf1が第2制御信号Pf2未満の場合は、第1制御信号Pf1を電源部11に入力するリミッター14とを備え、電源部11は、入力された第1制御信号Pf1又は第2制御信号Pf2に対応するPf電力を出力することを特徴とする。

Description

本発明は、プラズマによってエッチングを行うエッチング装置に高周波電力を供給するプラズマ制御装置に関する。
前記のエッチング装置として、エッチングガスが充填されるチャンバと、チャンバに充填されたエッチングガスをプラズマ化するアンテナと、チャンバ内に配置され、シリコン製の被エッチング材が載置される基台とを備えたエッチング装置が知られている(日本国特開2007−12555号)。かかるエッチング装置において、アンテナ及び基台に高周波電力が供給されると、チャンバに充填されたエッチングガスがプラズマ化され、プラズマと基台との間に電位差が生じる。プラズマと基台との間に電位差が生じると、プラズマのラジカルが基台に載置された被エッチング材と化学反応したり、プラズマのイオンが被エッチング材に衝突したりすることにより、被エッチング材がエッチングされる。
このようなエッチング装置における単位時間当たりのエッチング量(以下、「エッチングレート」という)は、プラズマと基台との間の電位差と相関関係がある。上述のように発生したプラズマは略一定の電位を有するため、基台とグランドとの間の電位差(以下、「印加高周波電圧」又は「Vpp電圧」という)を制御することにより、エッチングレートを制御することが可能である。Vpp電圧を制御することによりエッチングレートを制御する制御方法として、下記の2つの制御方法が挙げられる。1つ目の制御方法は、基台に供給する高周波電力(以下、「Pf電力」という場合がある)を一定の電力値に維持することで、目標のエッチングレートに対応する目標電圧と略同じ電圧値にVpp電圧を維持するPf制御である。2つ目の制御方法は、Vpp電圧と目標電圧との差が小さくなるようにPf電力を制御することにより、目標電圧と略同じ電圧値にVpp電圧を維持するVpp制御(日本国特開2006−131954号)である。
Pf電力とVpp電圧との関係は、エッチングを行っている時にエッチング装置(例えば、チャンバ等)に付着する付着物の増加などによって変化する。Pf電力を一定に維持している場合は、このような付着物の増加に伴って、Vpp電圧が低下する。よって、Pf電力を一定の電力値に維持するPf制御においては、エッチング開始時からエッチング装置に付着する付着物が経時的に増加することによって、Vpp電圧が経時的に低下し、エッチングレートが経時的に低下するという問題がある。
また、Pf電力とVpp電圧との関係は、アンテナに供給する高周波電力、プラズマの発生状況、基台にPf電力を供給する電源部とプラズマとのインピーダンスの整合状況、エッチングガスの種類、エッチングガスの圧力などの複数の要因によって変化する。アンテナ及び基台に高周波電力を供給し始めるエッチング開始直後においては、プラズマの発生状況、基台にPf電力を供給する電源部とプラズマとのインピーダンスの整合状況などが安定しないため、Pf電力とVpp電圧との関係は変化し易い状態にある。通常、Pf電力とVpp電圧との関係は、Pf電力が増加するとVpp電圧が増加する関係である。しかし、エッチング開始直後においては、上述のように、プラズマの発生状況等が安定しないため、Pf電力が増加するとVpp電圧が減少する時がある。上述のように、通常、Pf電力が増加するとVpp電圧が増加するため、Vpp制御では、Vpp電圧が目標電圧より大きい状態において、Pf電力を減少させる。しかし、Pf電力を減少させている時に、Pf電力とVpp電圧との関係が、Pf電力が増加するとVpp電圧が減少する関係に変化すると、Vpp電圧が増加して、Vpp電圧がオーバーシュートする恐れがある。また、エッチング開始直後においては、Vpp電圧が目標電圧に対して非常に小さい。Vpp制御では、Vpp電圧が目標電圧に対して非常に小さい場合は、Vpp電圧を目標電圧と略同じ電圧値になるようにPf電力を大幅に増加させる。このため、Pf電力がオーバーシュートする恐れがある。Vpp電圧又はPf電力がオーバーシュートすると、Pf電力を供給する電源部等がダメージを受ける。
このようなオーバーシュートを抑制するため、Vpp電圧がエッチング開始直後において緩慢に増加するように、Vpp電圧と目標電圧との差を緩慢に減少させる制御(以下、「遅延制御」という)をVpp制御に採用することが考えられる。しかし、エッチング開始直後におけるVpp電圧の増加が緩慢になると、エッチング開始直後におけるエッチングレートが低下し、エッチング全体におけるエッチングレートが低下するという問題がある。
そこで、本発明は、経時的なエッチングレートの低下及びエッチング開始直後のエッチングレートの低下の抑制により高いエッチングレートでエッチングすることが可能であると共に、Pf電力及びVpp電圧のオーバーシュートを抑制できるプラズマ制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、プラズマによってエッチングを行うエッチング装置に高周波電力を供給するプラズマ制御装置であって、前記エッチング装置は、プラズマとの間に電位差が生じることで、載置された被エッチング材がエッチングされる基台を備え、前記プラズマ制御装置は、前記基台に高周波電力を供給する電源部と、前記高周波電力の供給によって前記基台に印加される印加高周波電圧を目標電圧と略同じ電圧値にする高周波電力の電力値に相当する第1制御信号を出力する制御部と、前記制御部から出力された第1制御信号が第1しきい値に相当する第2制御信号以上の場合は、該第2制御信号を前記電源部に入力し、前記制御部から出力された第1制御信号が前記第2制御信号未満の場合は、前記第1制御信号を前記電源部に入力するリミッターとを備え、前記電源部は、リミッターから入力された第2制御信号又は第1制御信号に対応する前記高周波電力を出力することを特徴とするプラズマ制御装置を提供する。
本発明に係るプラズマ制御装置は、電源部と、制御部と、リミッターとを備える。電源部は、基台にPf電力を供給する。制御部は、Pf電力の供給によって基台に印加されるVpp電圧を目標電圧と略同じ電圧値にするPf電力の電力値に相当する第1制御信号を出力する。尚、略同じ電圧値とは、目標電圧に対して97.5%乃至102.5%の範囲内の電圧値を意味する。リミッターは、制御部から出力された第1制御信号が第1しきい値に相当する第2制御信号以上の場合は、該第2制御信号を電源部に入力し、制御部から出力された第1制御信号が第2制御信号未満の場合は、第1制御信号を電源部に入力する。
電源部は、リミッターから第2制御信号が入力されると、第2制御信号(第1しきい値)に対応するPf電力を出力する。換言すれば、電源部は、第1制御信号(Vpp電圧を目標電圧と略同じ電圧値にするPf電力の電力値)が第1しきい値以上の場合は、Pf電力を第1しきい値に対応する電力値に維持するPf制御を行う。
一方、電源部は、リミッターから第1制御信号が入力されると、第1制御信号に対応するPf電力を出力する。換言すれば、電源部は、第1制御信号が第1しきい値未満の場合は、第1制御信号に対応する電力値になるようにPf電力を制御するVpp制御を行う。
図1(a)は、第1制御信号(Vpp電圧を目標電圧と略同じ電圧値にするPf電力の電力値)と、Vpp電圧から目標電圧を引いた差分との関係を示すグラフである。図1(a)に示すように、該差分が大きくなると、即ち、Vpp電圧が大きくなると、第1制御信号が小さくなる。
エッチング開始直後においては、Vpp電圧が0である。このため、Vpp電圧が0である場合の差分に対応する第1制御信号P0よりも小さい電力値を第1しきい値Th1として設定すると、エッチング開始直後の第1制御信号が第1しきい値Th1以上となる。このため、エッチング開始直後において、Pf制御が行われる。
エッチング開始直後においてPf制御が行われると、Pf制御のみによってエッチングレートを制御する場合と同程度に、Vpp電圧を急峻に増加させることが可能である。このため、エッチング開始直後におけるエッチングレートの低下を抑制することができる。
エッチング開始直後のPf制御により、Pf電力が第1しきい値Th1に維持される。第1しきい値Th1として、Vpp電圧が0である場合の差分に対応する第1制御信号P0と、参考Pf電力との間の範囲に含まれる所定の電力値(以下、「参考Pf電力より若干大きい値」という)を設定したとする。参考Pf電力とは、Vpp電圧が目標電圧と略同じ電圧値で安定しているときに付着物が付着していないエッチング装置の基台に供給されているPf電力をいう。このように、第1しきい値Th1として参考Pf電力より若干大きい値を設定すると、エッチング開始直後のPf制御により、Pf電力が、参考Pf電力より若干大きい値に維持される。図1(b)に示すように、Pf電力とVpp電力との関係は、通常、Pf電力が増加するとVpp電圧が増加する関係である。このため、Pf電力が、参考Pf電力より若干大きい値(第1しきい値Th1)に維持されるとき、Vpp電圧は目標電圧よりも大きくなる(図)1(b)のVpp1参照)。Vpp電圧が目標電圧よりも大きくなると、図1(a)に示すように、Vpp電圧から目標電圧を引いた差分が、Vpp電圧が目標電圧のときの差分(即ち、0)よりも大きくなり(図1(a)のV1参照)、第1制御信号が参考Pf電力よりも小さくなる(図1(a)のP1参照)。このように、第1しきい値Th1として参考Pf電力より若干大きい値を設定すると、第1制御信号が第1しきい値Th1未満となることが可能である。このため、第1しきい値Th1として参考Pf電力より若干大きい値を設定すると、エッチングレートの制御方法がPf制御からVpp制御に切り替わる。
Vpp制御では、Vpp電圧が目標電圧と略同じとなるように制御されるので、Vpp電圧とPf電力との関係が変化しても、Vpp電圧が低下することがない。よって、Pf制御からVpp制御に切り替った後は、Vpp制御のみによってエッチングレートを制御する場合と同様に、エッチング装置に付着する付着物の経時的な増加によって生じるエッチングレートの経時的な低下が抑制される。
ところで、近年、下記のようなエッチング方法が提案されている。即ち、被エッチング材をエッチングするエッチング工程と、エッチング工程によって露出した被エッチング材の表面に保護膜を形成する保護膜形成工程とを短い間隔で交互に繰り返し行うエッチング方法である。しかし、このようなエッチング方法では、エッチング工程と保護膜形成工程とが短い間隔で切り替えられるため、1回のエッチング工程に要する時間が短い。時間の短いエッチング工程においては、エッチング開始直後のエッチングレートの低下により、エッチング工程全体におけるエッチングレートが大幅に低下する。
本発明に係るプラズマ制御装置は、エッチング開始直後におけるエッチングレートの低下を抑制することができる。このため、本発明に係るプラズマ制御装置は、上述のようにエッチング工程と保護膜形成工程とを短い間隔で交互に繰り返し行うエッチング方法を実行するエッチング装置に高周波電力を供給するプラズマ制御装置に好適である。即ち、本発明に係るプラズマ制御装置が用いられるエッチング装置としては、前記被エッチング材をエッチングするエッチング工程と、前記エッチング工程によって露出した前記被エッチング材の表面に保護膜を形成する保護膜形成工程とを交互に繰り返し行うことによって、前記被エッチング材をエッチングする装置が好ましい。
尚、エッチング工程が行われる度にエッチング装置に付着物が付着する。よって、エッチング工程が繰り返し行われる場合においては、順序が後のエッチング工程ほど、エッチング装置に大量の付着物が付着した環境下で行われる。前述のように、Pf電力を一定に維持している場合は、エッチング装置に付着する付着物の増加に伴って、Vpp電圧が低下する。このため、順序が後のエッチング工程では、Pf制御時のVpp電圧が小さくなる。図1(a)に示すように、Vpp電圧が大きくなると、第1制御信号が小さくなる。このため、順序が後のエッチング工程ほど、エッチング開始直後のPf制御により、第1制御信号が第1しきい値Th1未満にならない可能性が高くなる。ひいては、エッチングレートの制御方法がPf制御からVpp制御に切り替らない可能性が高くなる。このような問題を改善するために、第1しきい値Th1として、Vpp電圧が0である場合の差分に対応する第1制御信号P0よりも小さい範囲において、できるだけ大きい電力値を採用すればよい。これにより、Vpp電圧があまり大きくならなくても、第1制御信号が第1しきい値Th1未満になる可能性を高めることができる。このように、第1しきい値Th1としてより大きい値を設定することで、順序が後のエッチング工程において、より確実に、エッチングレートの制御方法をPf制御からVpp制御に切り替えることができる。
また、好ましくは、本発明に係るプラズマ制御装置は、前記電源部が出力する前記高周波電力が、前記第1しきい値以下で第2しきい値以上であることが所定時間以上続くと、警報を発する警報部を備える。
Pf制御では、第1しきい値Th1に対応する電力値にPf電力が維持される。このため、Pf制御時のPf電力は、第1しきい値Th1と同じである。一方、Vpp制御は、Vpp電圧を目標電圧と略同じ電圧値にするPf電力(第1制御信号に相当)が第1しきい値Th1未満の場合に行わる。Vpp制御では、Pf電力が第1制御信号になるようにPf電力が制御される。このため、Vpp制御時のPf電力は、第1しきい値Th1未満である。エッチング装置に付着する付着物が増加すると、Vpp電圧を一定に維持するために必要なPf電力が大きくなる。このため、エッチング装置に付着する付着物が増加すると、Vpp制御時におけるPf電力が大きくなる。以上のことから、本発明に係るプラズマ制御装置が上述の警報部を備えると、エッチング装置に大量の付着物が付着した環境下でVpp制御が行われる場合にのみ警報が発せられる。このため、本発明に係るプラズマ制御装置が上述の警報部を備えれば、オペレータにエッチング装置の定期的なメンテナンス(例えば、エッチング装置の洗浄等)をタイミング良く促すことができる。
本発明は、経時的なエッチングレートの低下及びエッチング開始直後のエッチングレートの低下の抑制により高いエッチングレートでエッチングすることが可能であると共に、Pf電力及びVpp電圧のオーバーシュートを抑制できるプラズマ制御装置を提供することができる。
図1は、第1制御信号とVpp電圧との関係を示すグラフと、Pf電力とVpp電圧との関係とを示すグラフを表す図である。 図2は、プラズマ制御装置とエッチング装置とコントローラとを示す模式図である。 図3は、制御部を構成することが可能な制御回路、及び、リミッターを構成することが可能なリミッター回路の具体例を示す。 図4は、エッチング工程及び保護膜形成工程を交互に繰り返し行うことによって、被エッチング材をエッチングするエッチング方法を説明するための図である。 図5は、実施形態に係るプラズマ制御装置でエッチング工程を行った場合の印加高周波電圧の大きさと、Pf制御でエッチング工程を行った場合の印加高周波電圧の大きさと、遅延制御を採用した従来のVpp制御でエッチング工程を行った場合の印加高周波電圧の大きさを示すグラフを表す図である。 図6は、Vpp電圧を一定に維持しているときの、エッチング装置への付着物の付着量とPf電力の大きさを示すグラフである。
図2は、本実施形態に係るプラズマ制御装置10と、本実施形態に係るプラズマ制御装置10からPf電力が供給されるエッチング装置20と、プラズマ制御装置10及びエッチング装置20を制御するコントローラ30等の模式図である。
図2に示すように、エッチング装置20は、チャンバ21と、アンテナ22と、基台23と、排気装置24と、ガス供給装置25とを備えている。
チャンバ21は、ガスが充填される閉塞空間を内側に有している。該閉塞空間は、プラズマ生成室21aと該プラズマ生成室21aの下側に設けられる反応室21bとから構成されている。
アンテナ22は、コイル状に形成され、チャンバ21上部に巻きかけられるように配置されている。アンテナ22は、ソース用の整合部27を介して、該アンテナ22に高周波電力を供給するソース用の電源部26に接続されている。ソース用の整合部27は、アンテナ22とソース用の電源部26とのインピーダンス整合を行う。ソース用の電源部26から高周波電力がアンテナ22に供給されると、チャンバ21の閉塞空間に磁界が形成される。形成された磁界によって誘起される電界によりチャンバ21の閉塞空間に充填されたガスがプラズマ化される。
基台23は、チャンバ21の閉塞空間に配置され、被エッチング材4が載置される。被エッチング材4の材質として、シリコンを挙げることができる。
排気装置24は、チャンバ21の閉塞空間からガスを排気し、該排気によりチャンバ21の閉塞空間を減圧する。排気装置24は、チャンバ21の反応室21bの側壁に接続された排気管24aと、排気管24aに接続された真空ポンプ24bと、排気管24aを流通するガスの流量を調整する流量調整機構24cとを備える。チャンバ21の閉塞空間からのガスの排気量は、流量調整機構24cによって調整される。
ガス供給装置25は、エッチングガス及び保護膜形成ガスをチャンバ21の閉塞空間に供給する。ガス供給装置25は、チャンバ21のプラズマ生成室21aの天井部に接続される供給管25aと、流量調整機構25b、25cと、流量調整機構25bを介して供給管25aに接続されるガスボンベ25dと、流量調整機構25cを介して供給管25aに接続されるガスボンベ25eとを備える。ガスボンベ25d、25eからチャンバ21の閉塞空間に供給されるガス供給量は、流量調整機構25b、25cによって調整される。ガスボンベ25dには、エッチングガスが充填され、ガスボンベ25eには、保護膜形成ガスが充填されている。エッチングガスとしては、例えば、SFガスを用いることができ、保護膜形成ガスとしては、例えば、Cガスを用いることができる。
プラズマ制御装置10は、電源部11と、整合部12と、制御部13と、リミッター部14とを備える。電源部11は、エッチング装置20の基台23にPf電力を供給する。整合部12は、電源部11と基台23とを接続し、電源部11と、チャンバ21の閉塞空間に生成されたプラズマとのインピーダンス整合を行う。
制御部13は、電源部11から基台23へのPf電力の供給によって基台23に印加されるVpp電圧を目標電圧と略同じ電圧値にするPf電力の電力値に相当する第1制御信号Pf1を出力する。Vpp電圧は、基台23とグランドとの間の電位であり、整合部12によって測定される。制御部13には、Vpp電圧に相当する実測電圧信号Vppが整合部12から入力される。更に、制御部13には、目標電圧に相当する目標電圧信号Vppsetptがコントローラ30から入力される。制御部13は、整合部12から入力された実測電圧信号Vppと、コントローラ30から入力された目標電圧信号Vppsetptとに基づいて、第1制御信号Pf1を得る。
リミッター14は、制御部13から出力された第1制御信号Pf1が第1しきい値に相当する第2制御信号Pf2以上の場合は、該第2制御信号Pf2を電源部11に入力する。また、リミッター14は、制御部13から出力された第1制御信号Pf1が第2制御信号Pf2未満の場合は、第1制御信号Pf1を電源部11に入力する。本実施形態においては、第1しきい値は、エッチング装置20の洗浄によりエッチング装置20に付着した付着物を取り除いた直後において、Vpp電圧が目標電圧と略同じ電圧値で安定しているときに、基台に供給されているPf電力の測定値より若干大きい値とされている。このような第1しきい値に相当する第2制御信号Pf2は、コントローラ30からリミッター14に入力される。
図3に示すように、制御部13は差分アンプ13bを有する制御回路13aで構成することができ、リミッター14はリミッター回路14aで構成することができる。制御回路13aを構成する差分アンプ13bには、整合部12が測定したVpp電圧に相当する実測電圧信号Vppと、目標電圧に相当する目標電圧信号Vppsetptとが入力される。差分アンプ13bからは、Vpp電圧を目標電圧と略同じ電圧値にするPf電力の電力値に相当する第1制御信号Pf1が出力される。
一方、リミッター回路14aには、差分アンプ13bから出力された第1制御信号Pf1と、第1しきい値に相当する第2制御信号Pf2とが入力される。リミッター回路14aは、第1制御信号Pf1が第2制御信号Pf2以上の場合は、第2制御信号Pf2を電源部11へ出力し、第1制御信号Pf1が第2制御信号Pf2未満の場合は、第1制御信号Pf1を電源部11へ出力する。
コントローラ30は、供給流量制御部31と、排気流量制御部32と、基台電力制御部33と、コイル電力制御部34と、しきい値設定部35とを備える。供給流量制御部31は、ガス供給装置25の流量調整機構25b、25cを制御して、ガスボンベ25d、25eからチャンバ21の閉塞空間に供給されるガスの供給量を制御する。排気流量制御部32は、排気装置24の流量調整機構24cを制御して、真空ポンプ24bによってチャンバ21の閉塞空間から排気されるガスの排気量を制御する。基台電力制御部33は、Pf電力の供給をプラズマ制御装置10の電源部11に指示すると共に、Pf電力の電力値のモニターを行う。コイル電力制御部34は、ソース用の電源部26にアンテナ22への高周波電力の供給を指示する共に、Pf電力の電力値のモニターを行う。しきい値設定部35は、第1しきい値に相当する第2制御信号Pf2をリミッター14に、目標電圧に相当する目標電圧信号Vppsetptを制御部13に入力する。しきい値設定部35は、第1しきい値と第2制御信号Pf2との関係を示す関数を記憶している。また、しきい値設定部35は、例えば、オペレータがキーボート等を使用して入力した第1しきい値を第2制御信号Pf2に変換して、リミッター14に入力することができる。同様に、しきい値設定部35は、目標電圧と目標電圧信号Vppsetptとの関係を示す関数を記憶している。また、しきい値設定部35は、例えば、オペレータがキーボート等を使用して入力した目標電圧を目標電圧信号Vppsetptに変換して、制御部13に入力することができる。
次に、エッチング装置20の基台23に載置された被エッチング材4のエッチングについて説明する。ここで説明するエッチング方法は、エッチング工程と保護膜形成工程とを交互に繰り返し行うことによって被エッチング材4をエッチングする方法である。
まず、エッチング方法の全体について説明する。図4(a)に示すように、基台23に載置された被エッチング材4には、エッチングされる部分以外の部分にマスク41が形成されている。このようにマスク41が形成された被エッチング材4に対して、最初に、保護膜形成工程が行なわれる。
保護膜形成工程を行う場合、コントローラ30の供給流量制御部31は、保護膜形成ガスが充填されたガスボンベ25eからチャンバ21の閉塞空間に保護膜形成ガスが供給されるように、流量調整機構25b、25cを制御する。
保護膜形成工程を行う場合、コントローラ30の排気流量制御部32は、チャンバ21の閉塞空間を所定の圧力に保つために、排気装置24の流量調整機構24cを制御する。
保護膜形成工程を行う場合、コントローラ30のコイル電力制御部34は、ソース用の電源部26に対して高周波電力をアンテナ22に供給することを指示する。ソース用の電源部26から高周波電力がアンテナ22に供給されると、チャンバ21の閉塞空間に充填された保護膜形成ガスがプラズマ化される。図4(b)に示すように、保護膜形成ガスをプラズマ化することで、保護膜形成ガスのラジカルから重合物が生成されて、該重合物が被エッチング材4の表面に堆積し、該重合物の堆積により被エッチング材4の表面に保護膜42が形成される。
保護膜42が形成されると、エッチング工程が行われる。エッチング工程を行う場合、コントローラ30の供給流量制御部31は、エッチングガスが充填されたガスボンベ25dからチャンバ21の閉塞空間にエッチングガスが供給されるように、流量調整機構25b、25cを制御する。
エッチング工程を行う場合、コントローラ30の排気流量制御部32は、チャンバ21の閉塞空間から保護膜形成ガスを排気すると共に、チャンバ21の閉塞空間におけるエッチングガスの圧力を所定の圧力値に保つために、排気装置24の流量調整機構24cを制御する。
エッチング工程を行う場合、コントローラ30のコイル電力制御部34は、ソース用の電源部26に対して高周波電力をアンテナ22に供給することを指示する。高周波電力がアンテナ22に供給されると、上述のようにチャンバ21の閉塞空間に充填されたエッチングガスがプラズマ化される。
エッチング工程を行う場合、コントローラ30の基台電力制御部33は、プラズマ制御部10の電源部11にPf電力を基台23に供給するように指示する。Pf電力が基台23に供給されると、プラズマと基台23との間に電位差が生じる。該電位差が生じると、プラズマのラジカルが被エッチング材4と化学反応したり、プラズマのイオンが保護膜42及び被エッチング材4と衝突したりする。図4(c)に示すように、ラジカルが被エッチング材4と化学反応したり、イオンが保護膜42及び被エッチング材4と衝突したりすることにより、被エッチング材4のマスクされていない部分において、保護膜42が除去されると共に、被エッチング材4がエッチングされる。
被エッチング材4がエッチングされると、再び保護膜形成工程が行われ、図4(d)に示すように、エッチング工程によって露出した被エッチング材4の表面に保護膜42が形成される。保護膜42が形成されると、再びエッチング工程が行われ、図4(e)に示すように、エッチングされた部分が更にエッチングされる。
以上に説明した、エッチング工程においては、イオン照射量の多い穴の底部43において保護膜42の除去とエッチングが行われる。一方、イオン照射量の少ない穴の側面部44においては、保護膜42の除去のみが行われる。このように穴の底部43においてのみエッチングが行われるため、エッチング工程と保護膜形成工程とを交互に繰り返し行うエッチング方法では、掘り下げる方向に対して直交する方向(図4(f)においては左右方向)に穴を広げずに、エッチング材を深く掘り下げることができる。
次に、以上において説明したエッチング工程を、本実施形態に係るプラズマ制御装置10で行った場合のVpp電圧と、従来のPf制御によって行った場合のVpp電圧と、遅延制御を採用した従来のVpp制御によって行った場合のVpp電圧とを比較しながら、本実施形態に係るプラズマ制御装置10が行うエッチング工程について説明する。図5(a)及び(d)は、従来のPf制御によってエッチング工程を行った場合のVpp電圧を示す。図5(b)及び(e)は、遅延制御を採用した従来のVpp制御によって行ったエッチング工程を行った場合のVpp電圧を示す。図5(c)及び(f)は、本実施形態に係るプラズマ制御装置10によってエッチング工程を行った場合のVpp電圧を示す。また、図5(a)、(b)及び(c)は、エッチング装置20の洗浄直後に行われるエッチング工程(図4(b)に対応する)時のVpp電圧を示す。図5(d)、(e)及び(f)は、エッチング装置20に付着物が付着した状態で行われるエッチング工程時のVpp電圧を示す。
図1(a)は、第1制御信号(Vpp電圧を目標電圧と略同じ電圧値にするPf電力の電力値)と、Vpp電圧から目標電圧を引いた差分との関係を示すグラフである。図1(a)に示すように、該差分が大きくなると、即ち、Vpp電圧が大きくなると、第1制御信号が小さくなる。本実施形態では、第1しきい値Th1として、参考Pf電力より若干大きい値、即ち、Vpp電圧が0である場合の前記差分に対応する第1制御信号P0と、参考Pf電力との間の範囲に含まれる所定の電力値を設定している。エッチング開始直後においては、Vpp電圧が0である。このため、エッチング開始直後における第1制御信号Pf1は、第1しきい値Th1に相当する第2制御信号Pf2以上となる。このため、エッチング開始直後においては、リミッター14から電源部11に第2制御信号Pf2が入力される。
電源部11は、第2制御信号Pf2が入力されると、第2制御信号Pf2に対応するPf電力を出力する。換言すれば、電源部11は、第1制御信号Pf1が第1しきい値以上の場合は、Pf電力を第1しきい値に対応する電力値に維持するPf制御を行う。
このようにエッチング開始直後においてはPf制御が行われるので、図5(a)及び(d)に示すように、Pf制御のみによってエッチングレートを制御する場合と同程度に、Vpp電圧を急峻に増加させることが可能である。このため、エッチング開始直後におけるエッチングレートの低下を抑制することができる。よって、本実施形態にかかるプラズマ制御装置10は、エッチング開始直後におけるエッチングレートの低下が抑制されている。
エッチング開始直後におけるPf制御により、Pf電力が第1しきい値Th1として設定された参考Pf電力より若干大きい値に維持される。図1(b)に示すように、Pf電力とVpp電力との関係は、通常、Pf電力が増加するとVpp電圧が増加する関係である。Pf電力が、参考Pf電力より若干大きい値に維持されるとき、Vpp電圧は目標電圧よりも大きくなる。Vpp電圧が目標電圧よりも大きくなると、図1(a)に示すように、Vpp電圧から目標電圧を引いた差分が、Vpp電圧が目標電圧の場合の時の差分(即ち、0)よりも大きくなり(図1(a)のV1参照)、第1制御信号Pf1が参考Pf電力よりも小さくなる(図1(a)のP1参照)。第1制御信号Pf1が第2しきい値Pf2未満になると、リミッター14から電源部11に第1制御信号Pf1が入力される。
電源部11は、第1制御信号Pf1が入力されると、第1制御信号Pf1に対応するPf電力を出力する。換言すれば、電源部11は、第1制御信号Pf1が第1しきい値未満の場合は、第1制御信号にPf電力がなるようにPf電力を制御するVpp制御を行う。
Vpp制御では、Vpp電圧が目標電圧と略同じとなるように制御されるので、Vpp電圧とPf電力との関係が変化しても、Vpp電圧が低下することがない。よって、図5(d)に示すように、本実施形態に係るプラズマ制御装置10は、エッチング装置20に付着する付着物の経時的な増加によって、エッチングレートが経時的に低下することを抑制できる。
以上のように、本実施形態に係るプラズマ制御装置10は、経時的なエッチングレートの低下及びエッチング開始直後のエッチングレートの低下の抑制により高いエッチングレートでエッチングすることが可能であると共に、Pf電力及びVpp電圧のオーバーシュートを抑制できる。
尚、エッチング工程が行われる度にエッチング装置20に付着物が付着する。よって、エッチング工程が繰り返し行われる場合においては、順序が後のエッチング工程ほど、エッチング装置20に大量の付着物が付着した環境下で行われる。前述のように、Pf電力を一定に維持している場合は、エッチング装置20に付着する付着物の増加に伴って、Vpp電圧が低下する。このため、順序が後のエッチング工程では、Pf制御時のVpp電圧が小さくなる。図1(a)に示すように、Vpp電圧から目標電圧を引いた差分が大きくなる(Vpp電圧が大きくなる)と、第1制御信号が小さくなる。このため、順序が後のエッチング工程ほど、エッチング開始直後のPf制御により、第1制御信号が第1しきい値Th1未満にならない可能性が高くなる。ひいては、エッチングレートの制御方法がPf制御からVpp制御に切り替らない可能性が高くなる。このような問題を改善するために、第1しきい値Th1として、Vpp電圧が0である場合の第1制御信号よりも小さい範囲において、できるだけ大きい電力値を採用すればよい。これにより、Vpp電圧があまり大きくならなくても、第1制御信号が第1しきい値Th1未満になる可能性を高めることができる。このように、第1しきい値Th1としてより大きい値を設定することで、順序が後のエッチング工程において、より確実に、エッチングレートの制御方法をPf制御からVpp制御に切り替えることができる。
尚、本実施形態に係るプラズマ制御装置10は、電源部11が出力するPf電力が、第1しきい値以下で第2しきい値以上であることが所定時間以上続くと、警報を発する警報部15を備えてもよい。この警報部15は、電源部11から出力されるPf電力値をモニターしている。また、警報部15は、コントローラ30を介して、第2しきい値に相当する第3制御信号Pf3が入力される。
Pf制御では、第1しきい値Th1に対応する電力値にPf電力が維持される。このため、Pf制御時のPf電力は、第1しきい値Th1と同じである。一方、Vpp制御は、Vpp電圧を目標電圧と略同じ電圧値にするPf電力(第1制御信号に相当)が第1しきい値Th1未満の場合に行わる。Vpp制御では、Pf電力が第1制御信号になるようにPf電力が制御される。このため、Vpp制御時のPf電力は、第1しきい値Th1未満である。エッチング装置20に付着する付着物が増加すると、Vpp電圧を一定に維持するために必要なPf電力が大きくなる。このため、エッチング装置20に付着する付着物が増加すると、Vpp制御時におけるPf電力が大きくなる。以上のことから、プラズマ制御装置10が警報部15を備えると、エッチング装置20に大量の付着物が付着した環境下でVpp制御が行われる場合にのみ警報が発せられる。このため、プラズマ制御装置が警報部15を備えれば、オペレータにエッチング装置20の定期的なメンテナンス(例えば、エッチング装置20の洗浄等)をタイミング良く促すことができる。
また、警報を発する機能は、例えば、コントローラ30の基台電力制御部33が具備してもよい。例えば、基台電力制御部33に、Pf電力が第1しきい値以下で第2しきい値Th2以上であることが所定時間以上続くと警報を発するソフトウエアを導入し、しきい値設定部35が第1しきい値と第2しきい値Th2とを基台電力供給部33に入力する構成とする。これにより、基台電力制御部33が警報を発する機能を具備することができる。
【0003】
ようにPf電力を大幅に増加させる。このため、Pf電力がオーバーシュートする恐れがある。Vpp電圧又はPf電力がオーバーシュートすると、Pf電力を供給する電源部等がダメージを受ける。
[0006]
このようなオーバーシュートを抑制するため、Vpp電圧がエッチング開始直後において緩慢に増加するように、Vpp電圧と目標電圧との差を緩慢に減少させる制御(以下、「遅延制御」という)をVpp制御に採用することが考えられる。しかし、エッチング開始直後におけるVpp電圧の増加が緩慢になると、エッチング開始直後におけるエッチングレートが低下し、エッチング全体におけるエッチングレートが低下するという問題がある。
[0007]
そこで、本発明は、経時的なエッチングレートの低下及びエッチング開始直後のエッチングレートの低下の抑制により高いエッチングレートでエッチングすることが可能であると共に、Pf電力及びVpp電圧のオーバーシュートを抑制できるプラズマ制御装置を提供することを目的とする。
[0008]
本発明は、プラズマによってエッチングを行うエッチング装置に高周波電力を供給するプラズマ制御装置であって、前記エッチング装置は、プラズマとの間に電位差が生じることで、載置された被エッチング材がエッチングされる基台を備え、前記プラズマ制御装置は、前記基台に高周波電力を供給する電源部と、前記高周波電力の供給によって前記基台に印加される印加高周波電圧を目標電圧と略同じ電圧値にする高周波電力の電力値に相当する第1制御信号を出力する制御部と、エッチング開始直後から、前記制御部から出力された第1制御信号が第1しきい値に相当する第2制御信号以上であるか否かを判定し、前記制御部から出力された第1制御信号が前記第2制御信号以上の場合は、該第2制御信号を前記電源部に入力し、前記制御部から出力された第1制御信号が前記第2制御信号未満の場合は、前記第1制御信号を前記電源部に入力するリミッターとを備え、前記電源部は、リミッターから入力された第2制御信号又は第1制御信号に対応する前記高周波電力を出力することを特徴とするプラズマ制御装置を提供する。
[0009]
本発明に係るプラズマ制御装置は、電源部と、制御部と、リミッターとを備える。電源部は、基台にPf電力を供給する。制御部は、Pf電力の供給
【0004】
によって基台に印加されるVpp電圧を目標電圧と略同じ電圧値にするPf電力の電力値に相当する第1制御信号を出力する。尚、略同じ電圧値とは、目標電圧に対して97.5%乃至102.5%の範囲内の電圧値を意味する。リミッターは、エッチング開始直後から、前記制御部から出力された第1制御信号が第1しきい値に相当する第2制御信号以上であるか否かを判定し、制御部から出力された第1制御信号が前記第2制御信号以上の場合は、該第2制御信号を電源部に入力し、制御部から出力された第1制御信号が第2制御信号未満の場合は、第1制御信号を電源部に入力する。
[0010]
電源部は、リミッターから第2制御信号が入力されると、第2制御信号(第1しきい値)に対応するPf電力を出力する。換言すれば、電源部は、第1制御信号(Vpp電圧を目標電圧と略同じ電圧値にするPf電力の電力値)が第1しきい値以上の場合は、Pf電力を第1しきい値に対応する電力値に維持するPf制御を行う。
[0011]
一方、電源部は、リミッターから第1制御信号が入力されると、第1制御信号に対応するPf電力を出力する。換言すれば、電源部は、第1制御信号が第1しきい値未満の場合は、第1制御信号に対応する電力値になるようにPf電力を制御するVpp制御を行う。
[0012]
図1(a)は、第1制御信号(Vpp電圧を目標電圧と略同じ電圧値にするPf電力の電力値)と、Vpp電圧から目標電圧を引いた差分との関係を示すグラフである。図1(a)に示すように、該差分が大きくなると、即ち、Vpp電圧が大きくなると、第1制御信号が小さくなる。
[0013]
エッチング開始直後においては、Vpp電圧が0である。このため、Vpp電圧が0である場合の差分に対応する第1制御信号P0よりも小さい電力値を第1しきい値Th1として設定すると、エッチング開始直後の第1制御信号が第1しきい値Th1以上となる。このため、エッチング開始直後において、Pf制御が行われる。
[0014]
エッチング開始直後においてPf制御が行われると、Pf制御のみによってエッチングレートを制御する場合と同程度に、Vpp電圧を急峻に増加させることが可能である。このため、エッチング開始直後におけるエッチング
【0010】
リミッター部14とを備える。電源部11は、エッチング装置20の基台23にPf電力を供給する。整合部12は、電源部11と基台23とを接続し、電源部11と、チャンバ21の閉塞空間に生成されたプラズマとのインピーダンス整合を行う。
[0032]
制御部13は、電源部11から基台23へのPf電力の供給によって基台23に印加されるVpp電圧を目標電圧と略同じ電圧値にするPf電力の電力値に相当する第1制御信号Pf1を出力する。Vpp電圧は、基台23とグランドとの間の電位であり、整合部12によって測定される。制御部13には、Vpp電圧に相当する実測電圧信号Vppが整合部12から入力される。更に、制御部13には、目標電圧に相当する目標電圧信号Vppsetptがコントローラ30から入力される。制御部13は、整合部12から入力された実測電圧信号Vppと、コントローラ30から入力された目標電圧信号Vppsetptとに基づいて、第1制御信号Pf1を得る。
[0033]
リミッター14は、エッチング開始直後から、制御部13から出力された第1制御信号Pf1が第1しきい値に相当する第2制御信号Pf2以上であるか否かを判定し、制御部13から出力された第1制御信号Pf1が第2制御信号Pf2以上の場合は、該第2制御信号Pf2を電源部11に入力する。また、リミッター14は、制御部13から出力された第1制御信号Pf1が第2制御信号Pf2未満の場合は、第1制御信号Pf1を電源部11に入力する。本実施形態においては、第1しきい値は、エッチング装置20の洗浄によりエッチング装置20に付着した付着物を取り除いた直後において、Vpp電圧が目標電圧と略同じ電圧値で安定しているときに、基台に供給されているPf電力の測定値より若干大きい値とされている。このような第1しきい値に相当する第2制御信号Pf2は、コントローラ30からリミッター14に入力される。
[0034]
図3に示すように、制御部13は差分アンプ13bを有する制御回路13aで構成することができ、リミッター14はリミッター回路14aで構成することができる。制御回路13aを構成する差分アンプ13bには、整合部12が測定したVpp電圧に相当する実測電圧信号Vppと、目標電圧に相当する目標電圧信号Vppsetptとが入力される。差分アンプ13bか
本発明は、プラズマによってエッチングを行うエッチング装置に高周波電力を供給するプラズマ制御装置であって、前記エッチング装置は、プラズマとの間に電位差が生じることで、載置された被エッチング材がエッチングされる基台を備え、前記プラズマ制御装置は、前記基台に高周波電力を供給する電源部と、前記高周波電力の供給によって前記基台に印加される印加高周波電圧の実測値を目標電圧と略同じ電圧値にする高周波電力の電力値に相当する第1制御信号を出力する制御部と、エッチング開始直後から、前記制御部から出力された第1制御信号が第1しきい値に相当する第2制御信号以上であるか否かを判定し、前記制御部から出力された第1制御信号が前記第2制御信号以上の場合は、該第2制御信号を前記電源部に入力し、前記制御部から出力された第1制御信号が前記第2制御信号未満の場合は、前記第1制御信号を前記電源部に入力するリミッターとを備え、前記電源部は、リミッターから入力された第2制御信号又は第1制御信号に対応する前記高周波電力を出力することを特徴とするプラズマ制御装置を提供する。
本発明に係るプラズマ制御装置は、電源部と、制御部と、リミッターとを備える。電源部は、基台にPf電力を供給する。制御部は、Pf電力の供給によって基台に印加されるVpp電圧を目標電圧と略同じ電圧値にするPf電力の電力値に相当する第1制御信号を出力する。尚、略同じ電圧値とは、目標電圧に対して97.5%乃至102.5%の範囲内の電圧値を意味する。リミッターは、エッチング開始直後から、前記制御部から出力された第1制御信号が第1しきい値に相当する第2制御信号以上であるか否かを判定し、制御部から出力された第1制御信号が前記第2制御信号以上の場合は、該第2制御信号を電源部に入力し、制御部から出力された第1制御信号が第2制御信号未満の場合は、第1制御信号を電源部に入力する。
リミッター14は、エッチング開始直後から、制御部13から出力された第1制御信号Pf1が第1しきい値に相当する第2制御信号Pf2以上であるか否かを判定し、制御部13から出力された第1制御信号Pf1が2制御信号Pf2以上の場合は、該第2制御信号Pf2を電源部11に入力する。また、リミッター14は、制御部13から出力された第1制御信号Pf1が第2制御信号Pf2未満の場合は、第1制御信号Pf1を電源部11に入力する。本実施形態においては、第1しきい値は、エッチング装置20の洗浄によりエッチング装置20に付着した付着物を取り除いた直後において、Vpp電圧が目標電圧と略同じ電圧値で安定しているときに、基台に供給されているPf電力の測定値より若干大きい値とされている。このような第1しきい値に相当する第2制御信号Pf2は、コントローラ30からリミッター14に入力される。
本発明は、プラズマによってエッチングを行うエッチング装置に高周波電力を供給するプラズマ制御装置であって、前記エッチング装置は、プラズマとの間に電位差が生じることで、載置された被エッチング材がエッチングされる基台を備え、前記プラズマ制御装置は、前記基台に高周波電力を供給する電源部と、前記電源部と前記基台とを接続して、前記電源部と前記プラズマとのインピーダンス整合を行い、前記高周波電力の供給によって前記基台に印加される印加高周波電圧を測定する整合部と、前記整合部による印加高周波電圧の実測値を目標電圧と略同じ電圧値にする高周波電力の電力値に相当する第1制御信号を出力する制御部と、エッチング開始直後から、前記制御部から出力された第1制御信号が第1しきい値に相当する第2制御信号以上であるか否かを判定し、前記制御部から出力された第1制御信号が前記第2制御信号以上の場合は、該第2制御信号を前記電源部に入力し、前記制御部から出力された第1制御信号が前記第2制御信号未満の場合は、前記第1制御信号を前記電源部に入力するリミッターとを備え、前記電源部は、リミッターから入力された第1制御信号又は第2制御信号に対応する前記高周波電力を出力することを特徴とするプラズマ制御装置を提供する。

Claims (3)

  1. プラズマによってエッチングを行うエッチング装置に高周波電力を供給するプラズマ制御装置であって、
    前記エッチング装置は、
    プラズマとの間に電位差が生じることで、載置された被エッチング材がエッチングされる基台を備え、
    前記プラズマ制御装置は、
    前記基台に高周波電力を供給する電源部と、
    前記高周波電力の供給によって前記基台に印加される印加高周波電圧を目標電圧と略同じ電圧値にする高周波電力の電力値に相当する第1制御信号を出力する制御部と、
    前記制御部から出力された第1制御信号が第1しきい値に相当する第2制御信号以上の場合は、該第2制御信号を前記電源部に入力し、前記制御部から出力された第1制御信号が前記第2制御信号未満の場合は、前記第1制御信号を前記電源部に入力するリミッターとを備え、
    前記電源部は、リミッターから入力された第1制御信号又は第2制御信号に対応する前記高周波電力を出力することを特徴とするプラズマ制御装置。
  2. 前記エッチング装置は、前記被エッチング材をエッチングするエッチング工程と、前記エッチング工程によって露出した前記被エッチング材の表面に保護膜を形成する保護膜形成工程とを交互に繰り返し行うことによって、前記被エッチング材をエッチングすることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ制御装置。
  3. 前記電源部が出力する前記高周波電力が、前記第1しきい値以下で第2しきい値以上であることが所定時間以上続くと、警報を発する警報部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のプラズマ制御装置。
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