JPWO2009147736A1 - 紙葉類処理装置および紙葉類処理装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
巻き取られた紙葉類が巻取りドラム上のほぼ位置に偏って巻き取られてしまうという不具合を回避する。この紙葉類処理装置は、紙葉類を処理するためのものである。この紙葉類処理装置は、所定の受入周期で紙葉類を1枚ずつ受け入れる受入部と、受入部によって受け入れられた紙葉類を搬送する搬送部と、紙葉類をテープとともに巻き取る巻取りドラムを有し、このテープの巻取りおよび巻き戻しによって、搬送部によって搬送された紙葉類の収納および繰出を行う収納繰出部と、受入部、搬送部、および収納繰出部をそれぞれ駆動する駆動部と、駆動部を制御し、巻取りドラムによって巻き取られる紙葉類の収納ピッチが、巻取りドラムによって巻き取られたテープの外周長に対して所定の範囲外となるように、受入周期あたりのテープ巻取り量を維持する制御部と、を備える。
Description
本発明は、紙葉類処理装置および紙葉類処理装置の制御方法に関し、特に、巻取り方式で紙葉類の収納および繰出を行う紙葉類収納繰出装置を備える紙葉類処理装置および紙葉類処理装置の制御方法に関する。
紙幣などの紙葉類の収納および繰出を行う紙葉類収納繰出装置として、テープとともに紙葉類を巻き取る巻取りドラムを備える紙葉類収納繰出装置(以下、「巻取り式紙葉類収納繰出装置」という)が知られている。
従来、巻取り式紙幣収納繰出装置およびこれを備える紙幣処理装置として、たとえば特開平8−67382号公報、特開平2000−123219号公報、および特開平2005−293389号公報が知られている。
これらの従来の巻取り式紙幣収納繰出装置では、1対のテープまたは1本のテープと巻取りドラムとが紙幣を挟持し、巻取りドラムがこれらのテープを巻き取ることによって紙幣が1枚ずつ収納される。また、この紙幣収納繰出装置では、巻取りドラムが巻き取られたテープを巻き戻すことによって紙幣が1枚ずつ繰り出される。また、特開平2005−293389号公報に開示された紙幣収納繰出装置では、テープによる搬送速度と搬送路の搬送速度とが等しくなるように制御されるとともに、収納される紙幣の間隔が一定になるように、ドラムの駆動が制御される。
ここで、近年の巻取り式紙葉類処理装置には、装置の小型化や収容量の増加が求められている。これらの要求に対する有効な方法の1つとして、巻取り式紙幣収納繰出装置の巻取りドラムの小径化がある。
しかし、巻取りドラムの外周長が、巻き取られた紙幣の先端から次に巻き取られる紙幣の先端までの距離(以下、「収納ピッチ」という)よりも小さい場合には、テープが巻き取られるたびにテープの外周長が増加するので、テープの外周長と収納ピッチがほぼ等しくなる状態が生じ、この状態がしばらく続くことになる。この状態のときに多数枚の紙幣が連続して巻き取られると、収納される紙幣が巻取りドラム上のほぼ同じ位置に偏って巻き取られるので、巻取りドラムの中心から見てテープの外径が大きい部分と小さい部分とに分かれる。そして、紙幣やテープは厚みが薄いので、テープの外周長が増加することによってこの状態が解消するまでに相当な枚数の紙幣が巻き取られることになる。たとえば、一定の周期で搬送されてくる紙幣が連続して巻き取られると、100枚以上の紙幣が巻取りドラム上のほぼ同じ位置に偏って巻き取られる場合がある。その結果、ドラムの重心がずれることによってテープ巻取り速度の制御が困難になったり、ドラムがテープを巻き戻すときにドラムの外周に沿って設けられているガイドに引っかかってしまったりする。なお、ここでいう「巻取りドラム上のほぼ同じ位置」とは、巻取りドラムの中心から見てほぼ同じ方向という意味である。
ここで、収納される紙幣が巻取りドラム上のほぼ同じ位置に偏って巻き取られるという上記不具合について図11を参照して説明する。
図11(a)に示されるように、従来の紙幣処理装置では、搬送路上を搬送されてきた紙幣(次に巻き取られる紙幣)がテープとともに巻取りドラムに巻き取られる。以下では、この巻取りドラムの外径をd1、その外周長をl1、巻き取りドラムに巻き取られたテープの最外周の外径(以下、「テープの外径」という)をd2、その外周長(以下、「テープの外周長」という)をl2とする。ここで、テープの外径d2をたとえば49.3mmであるとする。また、所定の回転速度で巻取りドラムに巻き取られる紙幣の収納ピッチyをたとえば155mmとする。また、巻取りドラムに巻き取られた紙幣の後端から搬送路と巻取りドラムに巻き取られたテープとの接点に達した次に巻き取られる紙幣の先端までの距離(以下、「収納間隔」という)zをたとえば79mmとする。このとき、テープの外周長l2は、テープの外径d2および定数πの積であり、その値は約155mmとなる。すなわち、テープの外周長l2と収納ピッチyとの差が限りなく小さくなる。このような場合には、巻き取られた紙幣の先端と次に巻き取られる紙幣の先端とが巻取りドラム上のほぼ同じ位置に来る。
その結果、図11(b)に示されるように、巻き取られた紙幣が巻取りドラム上のほぼ同じ位置に偏ることになる。この状態は、テープが紙幣とともに巻き取られ、テープの外周長l2が増加するにつれて解消される。しかし、テープおよび紙幣は薄いので、ある程度の巻取りを行ってもテープの外周長l2の増加が緩やかである。したがって、上記不具合が長期間にわたって発生することになる。
また、巻取りドラムの外径d1が49.3mmより小さい場合であっても、紙幣とともにテープが巻き取られるにつれて、テープの外周長l2が収納ピッチyに近似することになる。この場合にも、図11(b)に示されるように、巻き取られた紙幣が巻取りドラム上のほぼ同じ位置に偏ることになる。
一方、収納枚数の大部分においてテープの外周長l2に対して収納ピッチyが十分に小さい場合には、このような不具合は発生しない。(一般に、テープの外周長l2が収納ピッチyの整数倍に近づいたときにこのような不具合が発生するが、テープの外周長l2が収納ピッチyのk(kは2以上の整数)倍に近づいたとき(l2≒ky)であっても、テープの外周長l2が収納ピッチyの1倍に近づいたとき(l2≒y)と同様に処理することができる。以下では、l2≒yの場合について説明する。)たとえば、特開2000−123219号公報に開示された紙幣収納繰出装置では、搬送速度とテープ巻取り速度とがほぼ等しく、収納ピッチが搬送ピッチとほぼ等しく、当初より巻取りドラムの外周長l1に対して収納ピッチyが十分に小さくなる程度に巻取りドラムの外径d1が大きいので、このような不具合は発生しない設計要件となっている。一方、この紙幣収納繰出装置では、巻取りドラムを小径化し、巻取りドラムの外周長が搬送ピッチより小さくなった場合には、不具合が発生しない設計要件から外れ、上記不具合が発生する可能性がある。
また、特開平8−67382号公報に開示された紙幣収納繰出装置では、テープの外周長については考慮されていない。また、この紙幣収納繰出装置では、テープ巻取り速度が搬送速度よりも大きい。したがって、収納ピッチが搬送ピッチより大きくなり、且つ、テープの外周長が搬送ピッチより大きくなったときであっても、収納ピッチがテープの外周長より大きいときには、上記不具合が発生する場合がある。
また、特開平2005−293389号公報に開示された紙幣処理装置では、テープが偏って巻き取られたときの外径と収納ピッチとの間の関係が考慮されていない。したがって、この紙幣処理装置でも、上記不具合が発生する場合がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、本発明によれば、巻取りドラムに巻き取られる紙葉類の収納ピッチを制御することによって、収納される紙葉類が巻取りドラム上の偏った位置に巻き取られてしまうという不具合を回避することができる。
本発明の第1態様によれば、
紙葉類を処理する紙葉類処理装置であって、
所定の受入周期で紙葉類を1枚ずつ受け入れる受入部と、
前記受入部によって受け入れられた紙葉類を搬送する搬送部と、
紙葉類をテープとともに巻き取る巻取りドラムを有し、このテープの巻取りおよび巻き戻しによって、前記搬送部によって搬送された紙葉類の収納および繰出を行う収納繰出部と、
前記受入部、前記搬送部、および前記収納繰出部をそれぞれ駆動する駆動部と、
前記駆動部を制御し、前記巻取りドラムによって巻き取られる紙葉類の収納ピッチが、前記巻取りドラムによって巻き取られたテープの外周長に対して所定の範囲外となるように、前記受入周期あたりのテープ巻取り量を維持する制御部と、を備えることを特徴とする紙葉類処理装置が提供される。
紙葉類を処理する紙葉類処理装置であって、
所定の受入周期で紙葉類を1枚ずつ受け入れる受入部と、
前記受入部によって受け入れられた紙葉類を搬送する搬送部と、
紙葉類をテープとともに巻き取る巻取りドラムを有し、このテープの巻取りおよび巻き戻しによって、前記搬送部によって搬送された紙葉類の収納および繰出を行う収納繰出部と、
前記受入部、前記搬送部、および前記収納繰出部をそれぞれ駆動する駆動部と、
前記駆動部を制御し、前記巻取りドラムによって巻き取られる紙葉類の収納ピッチが、前記巻取りドラムによって巻き取られたテープの外周長に対して所定の範囲外となるように、前記受入周期あたりのテープ巻取り量を維持する制御部と、を備えることを特徴とする紙葉類処理装置が提供される。
本発明において、
前記巻取りドラムの外周長は、前記受入周期と前記搬送部の搬送速度によって定められる紙葉類の搬送ピッチよりも小さいことが好ましい。
前記巻取りドラムの外周長は、前記受入周期と前記搬送部の搬送速度によって定められる紙葉類の搬送ピッチよりも小さいことが好ましい。
本発明において、
前記収納ピッチは、前記巻取りドラムの外周長よりも小さいことが好ましい。
前記収納ピッチは、前記巻取りドラムの外周長よりも小さいことが好ましい。
本発明において、
前記受入周期あたりのテープ巻取り量は、前記受入周期あたりの前記搬送部の搬送距離より小さいことが好ましい。
前記受入周期あたりのテープ巻取り量は、前記受入周期あたりの前記搬送部の搬送距離より小さいことが好ましい。
本発明の第2態様によれば、
紙葉類を処理する紙葉類処理装置であって、
所定の受入周期で紙葉類を1枚ずつ受け入れる受入部と、
前記受入部によって受け入れられた紙葉類を搬送する搬送部と、
紙葉類をテープとともに巻き取る巻取りドラムを有し、このテープの巻取りおよび巻き戻しによって、前記搬送部によって搬送された紙葉類の収納および繰出を行う収納繰出部と、
前記受入部、前記搬送部、および前記収納繰出部をそれぞれ駆動する駆動部と、
前記駆動部を制御し、前記巻取りドラムによって巻き取られる紙葉類の収納ピッチが、前記巻取りドラムによって巻き取られたテープの外周長に対して所定の範囲外となるように、前記収納ピッチを変更する制御部と、を備えることを特徴とする紙葉類処理装置が提供される。
紙葉類を処理する紙葉類処理装置であって、
所定の受入周期で紙葉類を1枚ずつ受け入れる受入部と、
前記受入部によって受け入れられた紙葉類を搬送する搬送部と、
紙葉類をテープとともに巻き取る巻取りドラムを有し、このテープの巻取りおよび巻き戻しによって、前記搬送部によって搬送された紙葉類の収納および繰出を行う収納繰出部と、
前記受入部、前記搬送部、および前記収納繰出部をそれぞれ駆動する駆動部と、
前記駆動部を制御し、前記巻取りドラムによって巻き取られる紙葉類の収納ピッチが、前記巻取りドラムによって巻き取られたテープの外周長に対して所定の範囲外となるように、前記収納ピッチを変更する制御部と、を備えることを特徴とする紙葉類処理装置が提供される。
本発明において、
前記制御部は、前記受入周期を変更して、前記収納ピッチを変更することが好ましい。
前記制御部は、前記受入周期を変更して、前記収納ピッチを変更することが好ましい。
本発明において、
前記制御部は、前記受入周期あたりの前記巻取りドラムの回転量を変更して、前記収納ピッチを変更することが好ましい。
前記制御部は、前記受入周期あたりの前記巻取りドラムの回転量を変更して、前記収納ピッチを変更することが好ましい。
本発明の第3態様によれば、
所定の受入周期で紙葉類を1枚ずつ受け入れる受入部と、
前記受入部によって受け入れられた紙葉類を搬送する搬送部と、
紙葉類をテープとともに巻き取る巻取りドラムを有し、このテープの巻取りおよび巻戻しによって、前記搬送部によって搬送された紙葉類の収納および繰出を行う収納繰出部と、を備える紙葉類処理装置の制御方法であって、
テープとともに巻き取られる前記紙葉類の収納ピッチが、前記巻取りドラムによって巻き取られたテープの外周長に対して所定の範囲外となるように、前記各部を制御する紙葉類処理装置の制御方法が提供される。
所定の受入周期で紙葉類を1枚ずつ受け入れる受入部と、
前記受入部によって受け入れられた紙葉類を搬送する搬送部と、
紙葉類をテープとともに巻き取る巻取りドラムを有し、このテープの巻取りおよび巻戻しによって、前記搬送部によって搬送された紙葉類の収納および繰出を行う収納繰出部と、を備える紙葉類処理装置の制御方法であって、
テープとともに巻き取られる前記紙葉類の収納ピッチが、前記巻取りドラムによって巻き取られたテープの外周長に対して所定の範囲外となるように、前記各部を制御する紙葉類処理装置の制御方法が提供される。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。まず、本発明の実施例に係る紙葉類処理装置について説明し、次に、本発明の実施例に係る紙葉類収納繰出装置について説明し、次に、本発明の実施例に係る基本概念について説明し、最後に、本発明の実施例に係る処理内容について説明する。なお、以下の実施例は、本発明の実施の一形態であって、本発明の範囲を限定するものではない。
<紙葉類処理装置>
はじめに、本発明の実施例に係る紙葉類処理装置としての紙幣処理装置の構成について図1を参照して説明する。なお、本発明の実施例では、紙葉類は、紙幣に限らず、小切手や伝票などの紙や樹脂から作られたシート類を含んでも良い。すなわち、紙葉類処理装置は、紙幣処理装置に限られず、シート類を含む紙葉類を処理する装置であっても良い。
はじめに、本発明の実施例に係る紙葉類処理装置としての紙幣処理装置の構成について図1を参照して説明する。なお、本発明の実施例では、紙葉類は、紙幣に限らず、小切手や伝票などの紙や樹脂から作られたシート類を含んでも良い。すなわち、紙葉類処理装置は、紙幣処理装置に限られず、シート類を含む紙葉類を処理する装置であっても良い。
図1は、本発明の実施例に係る紙葉類処理装置としての紙幣処理装置11の構成を示す平面図である。
この紙幣処理装置11は、紙葉類としての紙幣を入出金する紙幣入出金機である。この紙幣入出金機は、機体12の前面から引出可能な上部ユニット13および下部ユニット14を備えている。
上部ユニット13の前面上部に紙幣を入金する入金口15および紙幣を出金する出金口16が配設されている。入金口15は、所定の受入周期で紙幣を1枚ずつ受け入れる受入部である。入金口15は、所定の受入周期で紙幣を1枚ずつ搬送路17に繰り出す紙幣繰出機構を備えている。
上部ユニット13内には、紙幣を搬送する搬送路17、および紙幣を1枚ずつ分離状態で収納することによって一時保留する収納繰出部19が配設されている。搬送路17は、入金口15によって受け入れられた紙幣を所定の搬送速度で搬送する搬送部である。下部ユニット14内には、金種別に紙幣を収納するスタッカ20が前後方向に並んで配設されているとともに、これらスタッカ20の前側に紙幣を収納するカセット21が配設されている。カセット21には、紙幣を収納する収納部21aおよびリジェクト紙幣を収納するリジェクト収納部21bが設けられている。また、スタッカ20およびカセット21の収納部21aは、搬送されてきた紙幣を集積する集積機構および所定の受入周期で紙幣を1枚ずつ搬送路17に繰り出す紙幣繰出機構を備えており、入金口15とは別の受入部である。
搬送路17は、紙幣を搬送するベルト機構やローラ機構によって構成され、紙幣を双方向に搬送可能とするループ状搬送路を有している。このループ状搬送路において、図1中で時計回り方向への紙幣の搬送を順方向、反時計回り方向への紙幣の搬送を反順方向と呼ぶ。そして、このループ状搬送路には、入金口15からの入金搬送路、出金口16への出金搬送路、収納繰出部19との収納繰出搬送路、リジェクト部へのリジェクト搬送路、各スタッカ20とのスタッカ搬送路、カセット21とのカセット搬送路がそれぞれ接続されている。また、ループ状搬送路には、入金搬送路と最後部のスタッカ搬送路との間に搬送する紙幣を識別する識別部18が配設されている。
図7は、図1の紙幣処理装置11の制御ブロックを示すブロック図である。
この紙幣処理装置11は、メモリ101、制御部102、および駆動部103を備えている。
メモリ101は、ROMやRAMから構成され、制御プログラム101Aや各種データを記憶するとともに、制御部102のワーキングメモリとしても機能する。
制御部102は、受入部としての入金口15、出金部としての出金口16、搬送部としての搬送路17、識別部18、収納繰出部19、スタッカ部としてのスタッカ20、カセット部としてのカセット21、メモリ101、および駆動部103に接続されており、これらの各部を制御する。
駆動部103は、紙幣処理装置11に設けられる駆動手段の総称である。駆動部103は、制御部102の制御命令に従って、入金口15、出金口16、搬送路17、識別部18、収納繰出部19、スタッカ20、およびカセット21などを駆動する。
なお、本発明の実施例では、メモリ101、制御部102、および駆動部103は、前述の各部にそれぞれ設けられても良い。この場合には、紙幣処理装置11の制御部102を上位の制御部として前述の各部が動作することになる。また、制御部102は、図示しない紙幣処理装置11の上位装置の制御部と通信可能である。
次に、図1の紙幣処理装置11の入金処理について図2(a)ないし図2(c)を参照して説明する。図2(a)ないし図2(c)は、図1の紙幣処理装置11の入金処理における紙幣の搬送経路を示す平面図である。なお、図2(a)ないし図2(c)の太線は、紙幣の主な搬送経路を示す。
入金口15に投入された紙幣を1枚ずつ入金搬送路からループ状搬送路に順方向に送り込み、ループ状搬送路を順方向に搬送し、識別部18で識別する。
識別部18で正常と識別された紙幣は、分岐位置の分岐機構でループ状搬送路から収納繰出搬送路に分岐し、収納繰出部19に1枚ずつ分離状態で収納することによって一時保留する。
また、例えば搬送される紙幣が重なっていたりして識別部18で所定の識別動作ができないリジェクト紙幣や、識別部18で正常でなく再識別不可なリジェクト紙幣と識別された場合には、それらリジェクト紙幣を出金口16に送り込んで返却する。
そして、入金口15に投入された紙幣の一時保留までの処理が完了した後、入金収納が指令されると、図2(b)に示すように、収納繰出部19に収納していた紙幣を1枚ずつ収納繰出搬送路に繰り出してループ状搬送路に順方向に送り出し、このループ状搬送路を順方向に搬送して識別部18で識別する。なお、この識別(以下、「再識別」という)を行わず、入金時の識別結果を用いて入金収納を実行しても良い。
識別の結果、正常と識別された紙幣は、金種別のスタッカ20に収納する。
スタッカ20が満杯となった金種のオーバーフロー紙幣は、カセット21の収納部21aに収納する。
識別部18で所定の識別動作ができないリジェクト紙幣や、識別部18で正常でなく再識別不可なリジェクト紙幣と識別された場合には、それらリジェクト紙幣をカセット21のリジェクト収納部21bに送り込んで収納する。
また、入金返却が指令されると、図2(c)に示すように、収納繰出部19に収納していた紙幣を1枚ずつ収納繰出搬送路に繰り出してループ状搬送路に順方向に送り出し、このループ状搬送路を順方向に搬送し、出金口16に送り込んで返却する。
次に、図1の紙幣処理装置11の出金処理について図3を参照して説明する。図3は、図1の紙幣処理装置11の出金処理における紙幣の搬送経路を示す平面図である。なお、図3の太線は、紙幣の主な搬送経路を示す。
出金処理では、出金該当金種のスタッカ20に収納している紙幣を、スタッカ搬送路に1枚ずつ繰り出してループ状搬送路に反順方向に送り出し、このループ状搬送路内を反順方向に搬送して識別部18で識別する。
識別の結果、正常と識別された紙幣は、ループ状搬送路から出金口16に送り込んで出金する。
また、例えば搬送される紙幣が重なっていたりして識別部18で所定の識別動作ができないリジェクト紙幣や、識別部18で正常でなく再識別不可なリジェクト紙幣と識別された場合には、それらリジェクト紙幣をカセット21のリジェクト収納部21bに送り込んで収納する。
また、リジェクト紙幣の発生により不足する金種の紙幣は、該当するスタッカ20から再繰出される。
次に、図1の紙幣処理装置11の補充処理について図4を参照して説明する。図4は、図1の紙幣処理装置11の補充処理における紙幣の搬送経路を示す平面図である。なお、図4の太線は、紙幣の主な搬送経路を示す。
カセット21に収納している紙幣をループ状搬送路に順方向に送り出し、このループ状搬送路内を順方向に搬送して識別部18で識別する。
識別の結果、正常と識別された紙幣は、金種別のスタッカ20に収納する。
例えば搬送される紙幣が重なっていたりして識別部18で所定の識別動作ができないリジェクト紙幣や、識別部18で正常でなく再識別不可なリジェクト紙幣と識別された場合には、それらリジェクト紙幣をカセット21のリジェクト収納部21bに送り込んで収納する。なお、紙幣カセット21ではなく、入金口15より補充を行うことも可能である。
次に、図1の紙幣処理装置11の回収処理について図5を参照して説明する。図5は、図1の紙幣処理装置11の回収処理における紙幣の搬送経路を示す平面図である。なお、図5の太線は、紙幣の主な搬送経路を示す。
この回収処理は、スタッカ20に収納されている紙幣を識別後にカセット21に回収するものである。
スタッカ20に収納している紙幣を、1金種ずつ順番に、スタッカ搬送路に1枚ずつ繰出してループ状搬送路に反順方向に送り出し、このループ状搬送路内を反順方向に搬送して識別部18で識別する。
識別の結果、正常と識別された紙幣は、カセット21に送り込んで収納する。
また、例えば搬送される紙幣が重なっていたりして識別部18で所定の識別動作ができないリジェクト紙幣や、識別部18で正常でなく再識別不可なリジェクト紙幣と識別された場合には、それらリジェクト紙幣をカセット21のリジェクト部に送り込んで収納する。
<紙葉類収納繰出装置>
次に、図1の紙幣処理装置11の巻取り式紙葉類収納繰出装置である収納繰出部19について、図6を参照して説明する。巻取り式紙葉類収納繰出装置には、1対のテープに紙葉類を挟持する方式または1本のテープと巻取りドラムによって挟持する方式が採用されるが、本発明の範囲はこれに限られるものではなく、何れの方式に対しても適用できるものである。
次に、図1の紙幣処理装置11の巻取り式紙葉類収納繰出装置である収納繰出部19について、図6を参照して説明する。巻取り式紙葉類収納繰出装置には、1対のテープに紙葉類を挟持する方式または1本のテープと巻取りドラムによって挟持する方式が採用されるが、本発明の範囲はこれに限られるものではなく、何れの方式に対しても適用できるものである。
図6は、図1の紙幣処理装置11の収納繰出部19の断面図である。
この収納繰出部19は、両側の側板31およびこれらの側板31を連結する図示しない連結部材を含むフレーム33を備えている。
このフレーム33の両側板31間には、搬送路17に対向する紙幣入出口35、第1テープ36および第2テープ37の一端側がそれぞれ取り付けられて巻き取る第1巻取りリール38および第2巻取りリール39、各テープ36,37の他端側が取り付けられて巻き取る巻取りドラム40、紙幣入出口35に対向する位置で各テープ36,37を案内する第1案内ローラ41および第2案内ローラ42、各巻取りリール38,39と各案内ローラ41,42との間で各テープ36,37をガイドする第1ガイドローラ43および第2ガイドローラ44などが配設されている。
そして、紙幣入出口35は、搬送路17から搬送されてくる紙幣45の受け入れ、搬送路17への紙幣45の繰出を可能としている。また、紙幣45の収納時には、巻取りドラム40への両テープ36,37の巻取りにより、紙幣入出口35から受け入れる紙幣45を両テープ36,37間に挟みこんで巻取り収納し、また、紙幣45の繰出時には、巻取りドラム40からの両テープ36,37の巻き戻しにより、紙幣45を紙幣入出口35へ向けて繰り出すように構成されている。
各テープ36,37は、その幅が紙幣45の幅より狭く紙幣45の図6に対して奥行き方向の長さの1/6〜1/3程度であり、長さ方向の端部には、端部を示す目印が形成されている。例えば、テープは透明材料で形成され、端部に近い部分が透明であり、それ以外の部分は着色されて不透明となっている。なお、その幅方向一側には各テープ36,37の巻取り量および巻き戻し量を検知可能とするための目印を一定間隔毎に形成しても良い。
そして、各案内ローラ41,42と各ガイドローラ43,44との間には、各テープ36,37の目印を検知する巻取り量検知手段としての第1巻取り量検知センサ47および第2巻取り量検知センサ48が配設されている。これらによって、テープの端部を検知することができる。なお、一定間隔毎の目印が形成されている場合には、テープ36,37の位置、巻取り量、および別途設けられた計時手段を用いて、時間から速度や加速度を検知することもできる。
また、巻取り量やテープの速度は、モータに命令した回転量や回転速度とテープの外径d2から求めても良い。テープの外径d2は、実際に計測しても良いし、例えば収納枚数などのテープの外径d2と相間のある値とテープの外径d2との関係を計算式やテーブルで持ち、これらから求めても良い。
各巻取りリール38,39は、両側に鍔を有する鍔付きリールで、両側の側板31間に回転可能に架設された各巻取りリール軸50,51の軸方向中央位置に各トルクリミッタ52,53を介して取り付けられている。
第1案内ローラ41および第2案内ローラ42は、両側に鍔を有する鍔付きローラで、両側の側板31間に支持された第1ローラ軸55および第2ローラ軸56に、それぞれ回転可能に取り付けられている。これら案内ローラ41,42では、各巻取りリール38,39から巻取りドラム40に向かう各テープ36,37を互いに向かい合わせて間隔をあけて掛け回し、これら両テープ36,37の掛け回し位置に略三角形状の空間58を形成する。そして、空間58は、紙幣収納時において、紙幣45を空間58に受け入れて両テープ36,37を挟持(挟んで保持することを意味する)しながら巻取りドラム40に巻き取らせるように機能する。
各ガイドローラ43,44は、両側の側板31間に架設された各ガイドローラ軸60,61の軸方向中央位置に回転自在に取り付けられている。
巻取りドラム40は、両側の側板31に回転自在に架設された巻取りドラム軸63と、巻取りドラム軸63の外周側に位置して両テープ36,37を巻き取るテープ巻取りドラム部64を備えている。
一側の側板31の外側において、各巻取りリール軸50,51には図示しないワンウェイクラッチを介して図示しない小径のプーリがそれぞれ取り付けられ、巻取りドラム軸63には図示しない大径のプーリが取り付けられ、さらに、一側の側板31の外側に図示しない駆動プーリおよび複数のガイドプーリが回転可能に設けられ、これらプーリ67〜69にわたって図示しない無端状の駆動ベルトが掛け回されている。また、一側の側板31の外側には、駆動プーリを正逆回転駆動する後述の駆動部103としての図示しないモータが取り付けられている。そして、各巻取りリール軸50,51のプーリと巻取りドラム軸63のプーリとの径差により、各巻取りリール軸50,51は巻取りドラム軸63より常に速い回転速度で回転する。
各巻取りリール軸50,51は、ワンウェイクラッチにより、紙幣繰出時における各巻取りリール38,39のテープ巻取り方向(図6の時計回り方向)に対応した方向のみに回転駆動力が伝達されて同方向に回転し、紙幣収納時における各巻取りリール38,39のテープ巻き戻し方向(図6の反時計回り方向)に対応した方向へは回転駆動力が遮断される。この紙幣収納時には、ワンウェイクラッチにより、各巻取りリール軸50,51のテープ巻き戻し方向(図6の反時計回り方向)に対応した方向への回転が阻止される。
また、搬送路17に臨む紙幣入出口35の位置に、紙幣収納時には搬送路17の一対の搬送ローラ76に挟持されて搬送されてくる紙幣45を挟持して両テープ36,37間に送り込むとともに、紙幣繰出時には巻取りドラム40からの巻き戻しにより両テープ36,37間から繰り出される紙幣45を挟持して搬送路17へ向けて繰り出す搬送部としての一対の搬送ローラ75が配設されている。これら搬送ローラ75は、各案内ローラ41,42の両側で各ローラ軸55,56に取り付けられ、それぞれローラ軸55,56と一体に回転する。
また、第1ローラ軸55には、巻取りドラム40に巻き取られて収納される紙幣45および巻き戻されて繰り出される紙幣45の一面をガイドする第1ガイドレバー78が揺動可能に支持されている。この第1ガイドレバー78は、巻取りドラム40に巻き取られる紙幣45の増減に応じて追従移動可能としている。第1ガイドレバー78には、両テープ36,37の両側位置で紙幣45を巻取りドラム40に押圧する紙幣押圧ローラ79が回転可能に支持されている。
また、両側の側板31間には巻取りドラム40に対向する側方位置に支軸81が回転可能に架設され、この支軸81の中央に揺動レバー82の基端が取り付けられ、この揺動レバー82の先端に巻取りドラム40に巻き取られたテープ36,37の外径d2を検知する外径検知部85に対して、両テープ36,37を巻き取る部分の外周面に接触する接触ローラ83が接触ローラ軸84によって回転可能に取り付けられている。揺動レバー82は、接触ローラ83が巻取りドラム40に巻き取られたテープ36,37の外周面に常に接触するようにばねなどの付勢手段で付勢されている。支軸81は、巻取りドラム40にテープ36,37の外径d2が最大枚数分の紙幣45を巻き取ることによって最大値となったときでも干渉しない位置に配置されている。そして、これら揺動レバー82、接触ローラ83および付勢手段などにより、巻取りドラム40に巻き取られたテープ36,37の外径d2を検知するものであって、紙幣45の巻取り枚数が0枚から最大枚数の間、巻取りドラム40に巻き取られたテープ36,37の外径d2を検知する外径検知部85が構成されている。
また、第2ローラ軸56には、各巻取りリール38,39と巻取りドラム40との間であって、各案内ローラ41,42および搬送ローラ75と巻取りドラム40との間で、両テープ36,37が接触するように第2テープ37側から第1テープ36に押圧するテープ押圧体87が揺動可能に支持されている。このテープ押圧体87は、略U字形に形成されていてその両端が第2ローラ軸56に回転可能に支持された揺動部材88を備え、この揺動部材88の先端に第2テープ37に接触して押圧するテープ押圧ローラ89がテープ押圧ローラ軸90によって回転可能に支持されている。テープ押圧ローラ89は、両テープ36,37と同程度の幅に形成されている。
巻取りドラム40に巻き取られたテープ36,37の外径d2に応じてテープ押圧体87を移動させる移動手段92を備えている。この移動手段92は、接触ローラ83の接触ローラ軸84とテープ押圧ローラ89のテープ押圧ローラ軸90とをリンク93によって連結した連動機構94によって構成され、巻取りドラム40に巻き取られたテープ36,37の外径d2に応じた接触ローラ83の移動に連動してテープ押圧体87を移動させる。
また、支軸81には、揺動レバー82の両側に紙幣をガイドする第2ガイドレバー96が取り付けられている。これら第2ガイドレバー96は、支軸81に固定され、揺動レバー82と一体に揺動可能としている。
また、巻取りドラム40と両案内ローラ41,42との間には、収納、繰出のために通過する紙幣45を検知する紙幣検知センサ98が配設されている。また、搬送路17には、通過する紙幣45を検知する紙幣検知センサ77が配設されている。
次に、収納繰出部19の収納時の動作について説明する。
搬送路17から紙幣収納繰出装置19に紙幣45を搬送してくると、その搬送路17に設けられたセンサで紙幣45を検知することにより、図示しないモータを紙幣収納方向に対応した方向へ回転駆動する。これにより、巻取りドラム40がテープ巻取り方向に回転し、この巻取りドラム40で両テープ36,37を巻取り始める。
一方、ワンウェイクラッチにより各巻取りリール軸50,51には回転駆動力が伝達されず、各巻取りリール軸50,51は各巻取りリール38,39からのテープ巻き戻し方向に対応する方向には回転しない。さらに、その巻取りリール軸50,51はワンウェイクラッチにより各巻取りリール38,39からのテープ巻き戻し方向に対応する方向への回転が阻止されているため、各巻取りリール軸50,51にトルクリミッタ52,53を介して取り付けられた巻取りリール38,39はテープ巻き戻し方向に回転せず、巻取りドラム40に巻き取られる各テープ36,37にテンションがかかる。
各テープ36,37にかかるテンションがトルクリミッタ52,53の設定トルク値より大きくなると、トルクリミッタ52,53に滑りが生じて巻取りリール38,39がテープ巻き戻し方向に回転する。したがって、巻取りリール38,39からは、一定のテンションがかかった状態で各テープを巻き戻すことになる。
そして、紙幣45が搬送路17から紙幣入出口35に搬送されてくると、その紙幣45の長手方向中央域を一対の搬送ローラ75間に挟持する。一対の搬送ローラ75は、各テープ36,37の移動で回転する各案内ローラ41,42と一体に回転しており、挟持した紙幣45を両テープ36,37間に送り込む。
両テープ36,37間に送り込まれた紙幣45は、両テープ36,37を接するように押圧しているテープ押圧ローラ89の箇所で両テープ36,37に挟み込まれた後、両テープ36,37と一緒に巻取りドラム40に巻き取られて収納される。
このとき、紙幣45の一面を、第1ガイドレバー78で巻取りドラム40にガイドして押圧し、さらに、紙幣45の他面を、第2ガイドレバー96で巻取りドラム40に向けてガイドするため、紙幣45を巻き取る際に紙幣45の図6に対して奥行き方向の両側域に折れ癖やカールが生じにくく、紙幣45の巻取り収納をスムーズにできる。
さらに、巻取りドラム40に巻き取られた両テープ36,37を接触ローラ83で押圧し、両テープ36,37に締付力を付与する。これにより、紙幣45を適切な締付力で巻取り収納でき、しかも、紙幣45の収納量により増加する巻取りドラム40に巻き取られたテープ36,37の外径d2の増加の割合も少なくできる。
そして、巻取りドラム40に巻取り収納されていく紙幣45の通過を検知する紙幣検知センサ98の検知後に、テープ36,37が所定量巻き取られるかまたは所定時間経過するタイミングで図示しないモータを停止し、巻取りドラム40による両テープ36,37の巻取りを停止し、1枚の紙幣45の収納を完了する。
また、所定枚数の紙幣45の収納時はこのような収納動作を所定回繰り返す。また、紙幣45が連続して搬送されてくるときは、巻取りを停止せずに連続して巻き取っても良い。
次に、紙幣繰出時の動作について説明する。
図示しないモータを紙幣繰出方向に対応した方向へ回転駆動する。これにより、巻取りドラム40がテープ巻き戻し方向に回転し、この巻取りドラム40から両テープ36,37を巻き戻し始める。
一方、各巻取りリール軸50,51が巻取りリール38,39によるテープ巻取り方向に対応する方向に回転する。各巻取りリール軸50,51の回転によりトルクリミッタ52,53を介して各巻取りリール38,39がテープ巻取り方向に回転し、巻取りリール38,39で各テープ36,37を巻き取る。
各巻取りリール軸50,51のプーリ67と巻取りドラム軸63のプーリ68との径比の関係から、各巻取りリール軸50,51の各巻取りリール38,39が巻取りドラム軸63の巻取りドラム40より早く回転し、各巻取りリール38,39と巻取りドラム40とのテープ巻取り量の比にかかわらず、各巻取りリール38,39によるテープ巻取り速度が巻取りドラム40からのテープ巻き戻し速度より速くなるようになっているため、各巻取りリール38,39で巻き取る各テープ36,37にテンションがかかる。
各テープ36,37にかかるテンションがトルクリミッタ52,53の設定トルク値より大きくなると、トルクリミッタ52,53に滑りが生じ、一定のトルクがかかった状態で各巻取りリール38,39が各巻取りリール軸50,51よりも遅い速度で同じテープ巻取り方向に回転する。したがって、各巻取りリール38,39には、一定のテンションがかかった状態で各テープ36,37を巻き取ることになる。
そして、巻取りドラム40からの両テープ36,37の巻き戻しにより、両テープ36,37と一緒に紙幣45を巻き戻す。巻取りドラム40から巻き戻される紙幣45は、両テープ36,37を接するように押圧しているテープ押圧ローラ89の箇所を通過した後に、一対の搬送ローラ75間に挟持し、一対の搬送ローラ75間から紙幣入出口35を通じて搬送路17へ向けて繰り出す。
このとき、巻取りドラム40から紙幣入出口35に繰り出す紙幣45を、第1ガイドレバー78と第2ガイドレバー96とでガイドするため、紙幣45が引っ掛かりにくく、紙幣45の繰出をスムーズにできる。
そして、紙幣45を繰り出す枚数が1枚であれば、紙幣検知センサ98で繰り出す紙幣45の通過を検知した後、所定のタイミングで図示しないモータを停止し、両テープ36,37の巻取りドラム40による巻き戻しおよび各巻取りリール38,39による巻取りを停止する。
また、複数枚の紙幣45を繰り出す場合には、紙幣検知センサ98で紙幣45の通過を検知した後も、図示しないモータは連続して駆動し、紙幣検知センサ98で所定の繰出枚数の紙幣45の通過を検知した後に、所定のタイミングで図示しないモータを停止し、複数枚の紙幣45の繰出を完了する。
駆動部103は、制御部102の制御命令に従って、入金口15、搬送路17および収納繰出部19をそれぞれ駆動する。
<基本概念>
次に、本発明の実施例に係る基本概念について説明する。
次に、本発明の実施例に係る基本概念について説明する。
前述のとおり、収納繰出部19において、紙幣45とともに巻き取られたテープ36,37の外周長l2と、巻取りドラム40に巻き取られた紙幣45の収納ピッチyとがほぼ等しくなると、巻き取られた紙幣45が巻取りドラム40上のほぼ同じ位置に偏るという不具合が発生する。これに対して、テープ36,37の外周長l2と収納ピッチyとの差が一定以上である場合には、巻き取られた紙幣45毎にその先端がずれるので、巻き取られた紙幣45が巻取りドラム40上のほぼ同じ位置に偏ることはない。したがって、この不具合を回避するためには、テープ36,37の外周長l2と収納ピッチyとの差が一定以上となるようにすれば良い。すなわち、テープ36,37の外周長l2に基づいて所定の範囲を定め、収納ピッチyがその範囲外となるようにすれば良い。たとえば、この所定の範囲を0.95×l2<y<1.05×l2とし、この範囲外となるy=0.9×l2またはy=1.1×l2が成立するように制御を行った場合には、収納ピッチyの0.1倍ずつ紙幣45がずれて巻き取られる(すなわち、10枚の紙幣45が巻き取られると紙幣45の巻取り開始位置が元に戻る)ので、不具合を回避することができる。
なお、テープ36,37の外周長l2と収納ピッチyの大小関係は問わない。なぜならば、両者の差が一定以上であれば、両者の大小関係によらず前述の不具合を回避することができるからである。ただし、テープ36,37の単位長さあたりの巻取り枚数を増やすためには、テープ36,37の外周長l2より収納ピッチyが小さい方が好ましい。
巻取りドラム40に巻き取られたテープ36,37の外周長l2はテープ36,37が巻き取られるにつれて大きくなるので、この外周長l2の制御は不可能であるが、収納ピッチyの制御は可能である。収納ピッチyは、紙幣45が搬送されてくる周期(以下、「搬送周期」という)とこの搬送周期あたりのテープ36,37の巻取り量との積であるので、この搬送周期と巻取り量を制御することによって制御することができる。したがって、本発明の実施例では、巻取りドラム40に巻き取られたテープ36,37の外周長l2と収納ピッチyとが所定の長さ以上の差を持つように、収納ピッチyを制御する。
ここで、収納ピッチyの制御は、搬送周期およびこの搬送周期あたりのテープ36,37の巻取り量の少なくとも一方を制御することによって行われる。なお、以下の実施例では、いずれか一方のみを制御する場合について説明するが、本発明の範囲はこれに限られるものではない。
また、搬送周期の制御は、受入部の受入周期を制御することによって行われる。たとえば、テープ巻取り速度が一定である場合には、受入部である入金口15の紙幣繰出機構の動作速度を速くして受入周期を短くすることによって収納ピッチが短くなり、入金口15の紙幣繰出機構の動作速度を遅くして受入周期を長くすることによって収納ピッチが長くなる。
搬送周期あたりの巻取りドラム40に巻き取られるテープ36,37の巻取り量の制御は、巻取りドラム40の回転速度を制御することによって行われる。入金口15の受入周期が一定である場合には、受入周期あたりの巻取り量を小さくすることによって収納ピッチが短くなり、受入周期あたりの巻取り量を大きくすることによって収納ピッチが長くなる。
なお、このときのテープ巻取り速度は、一定であっても良いし、所定の条件下で変化させても良い。また、巻取り時の巻取りドラム40の角速度を一定とし、所定の長さのテープ36,37を巻き取る度に巻取りドラム40の角速度を変化させても良い。テープ36,37および紙幣は薄いので、ある程度の巻取りを行ってもテープ36,37の外周長l2の増加が緩やかである。そのため、巻取りドラム40の角速度が一定であってもテープ巻取り速度の変動幅は小さい。したがって、適当な間隔で巻取りドラム40の角速度を変化させることによってテープ巻取り速度をほぼ一定に保つことができる。
なお、一般的には、特開2000−123219号公報および特開平8−67382号公報に開示されているように、受入周期あたりのテープ巻取り量は、受入周期あたりの搬送距離以上であることが望ましい。これに対して、本発明の実施例に係る紙幣処理装置では、受入周期あたりのテープ巻取り量は、受入周期あたりの搬送距離より小さくても良い。ただし、テープ巻取り速度が搬送路17の搬送速度よりも遅い場合には、搬送路17から収納繰出部19への受渡し時に下流側が遅くなって紙幣を弛ませることになるので注意が必要である。たとえば、短手搬送の場合には、紙幣を弛ませる時間が短いので弛み量が小さいが、長手搬送の場合には、短手搬送に比べて紙幣を弛ませる時間が長いので弛み量が大きくなる。弛み量が大きくなると、たとえば紙幣にしわができた状態で巻き取られるような異常や、ジャムなどの異常が発生する可能性がある。したがって、特に、長手搬送の場合には、搬送路17から収納繰出部19への受渡し時に、テープ巻取り速度を搬送路17の搬送速度以上とすることが好ましい。
以上のように行われる収納ピッチyの制御は、収納繰出部19の収納枚数が0枚から最大枚数に至るまでの処理過程の全域において、前述の不具合が発生しないような一定の収納ピッチyを維持しても良いし、収納ピッチyとテープ36,37の外周長l2との関係に基づいて、前述の不具合が発生しないように収納ピッチyを変化させても良い。
<実施例1>
次に、本発明の実施例1に係る紙幣処理装置11の処理内容について図8〜図10を参照して説明する。本発明の実施例1では、所定の受入周期と所定の搬送速度によって定められる搬送ピッチよりも小さい外周長を有する巻取りドラムを備える紙幣収納繰出装置の収納ピッチに対して、テープ巻取り速度を遅くすることによって収納枚数0枚のときから巻取りドラムの外周長よりも所定の長さ以上に小さくなるような制御を行う例について説明する。
次に、本発明の実施例1に係る紙幣処理装置11の処理内容について図8〜図10を参照して説明する。本発明の実施例1では、所定の受入周期と所定の搬送速度によって定められる搬送ピッチよりも小さい外周長を有する巻取りドラムを備える紙幣収納繰出装置の収納ピッチに対して、テープ巻取り速度を遅くすることによって収納枚数0枚のときから巻取りドラムの外周長よりも所定の長さ以上に小さくなるような制御を行う例について説明する。
図8は、本発明の実施例に係る紙幣処理装置11の収納繰出部19への収納処理における制御部102の処理手順を示すフローチャートである。この収納処理は、入金処理において、図2(a)に示されるような一時保留を行う際に行われる。また、出金処理において、紙幣45を出金口16へ送る前に一時保留を行うようにした場合も同様である。なお、この場合には、スタッカ20が受入部となる。
はじめに、受入工程(S801)では、制御部102は、入金口15が所定の周期tで載置された紙幣45を1枚ずつ受け入れるように、駆動部103を制御する。
次に、搬送工程(S802)では、制御部102は、搬送部(搬送路17)が受入工程(S801)において受け入れられた紙幣45を所定の搬送速度vで搬送するように、駆動部103を制御する。ここで、図9に示されるように、受入工程(S801)において所定の受入周期tで受け入れられた紙幣45が所定の搬送速度vで搬送されるので、搬送ピッチxは、受入周期tと搬送速度vの積である。また、巻取りドラム40の外周長l1は、巻取りドラム40の外径d1によって定められる値である。
次に、識別工程(S803)では、制御部102は、搬送工程(S802)において搬送路17上を搬送されている紙幣45の金種、真偽および正損を識別するように識別部18を制御する。このとき、識別部18の識別結果は、制御部102に送信される。
次に、収納工程(S804)では、識別部18から収納繰出部19へ搬送された紙幣45をテープ36,37によって挟持し、巻取りドラム40に巻き取る。ここで、図9に示されるように、巻き取られた紙幣45の収納ピッチyは、紙幣45が巻き取られ始めてから所定の受入周期tの間に巻取りドラム40に巻き取られたテープ36,37の長さである。また、収納間隔zは、収納ピッチyから巻き取られた紙幣45の長さを引いた値である。また、巻取りドラム40に巻き取られたテープ36,37の外周長l2は、巻取りドラム40に巻き取られたテープ36,37の外径d2によって定められる値である。
なお、この収納処理は、入金口15に載置された全ての紙幣45に対して、受入工程(S801)〜収納工程(S804)が終了するまで繰り返し行われる。
図10は、図8の収納工程(S804)における制御部102の処理手順を示すフローチャートである。
はじめに、速度制御決定工程(S1001)では、制御部102は、所定の一定速度でテープ36,37を巻き取るように、巻取りドラム40のテープ巻取り速度を決定する。このテープ巻取り速度は、受入周期tおよびテープ巻取り速度によって定められる収納ピッチyが巻取りドラムの外径d1より所定量だけ小さくなるように決定される。
たとえば、巻取りドラム40にテープ36,37が巻き取られていない状態から巻取りを開始したとする。このとき、この所定量を巻取りドラムの外径d1の10%とすれば、紙幣45が1枚毎に巻き取られる位置がずれていき、11枚収納した時点でほぼ最初の位置に戻る。一方、この所定量を巻取りドラムの外径d1の5%とすれば、21枚収納した時点でほぼ最初の位置に戻る。紙幣45が巻き取られるほどテープ36,37の外径d2は大きくなるので、収納ピッチyがテープ36,37の外周長l2とほぼ同じ値になることなく、紙幣45を収納することができる。
次に、駆動部制御工程(S1002)では、制御部102は、速度制御決定工程(S1001)において決定されたテープ巻取り速度でテープ36,37が巻き取られるように駆動部103を制御することによって、紙幣45の巻取りを行う。このとき、制御部102は、第1および第2巻取り量検知センサ47,48によってテープ36,37に形成された目印が検知されたタイミングおよび計時手段によって計測された時間に基づいてテープ36,37の速度を算出し、このテープ36,37の速度が速度制御決定工程(S1001)において決定されたテープ巻取り速度となるように、巻取りドラム40の回転を制御する。
なお、本発明の実施例1では、収納枚数が0枚のときから収納ピッチyがテープ36,37の外周長l2よりも所定の長さ以上に小さくなるような制御を維持する例について説明したが、逆に、テープ巻取り速度を速くすることによって、収納枚数0枚のときから収納枚数が最大枚数になるときまでの収納ピッチyがテープ36,37の外周長l2よりも所定の長さ以上に大きくなるような制御を行っても良い。
また、本発明の実施例1の速度制御決定工程(S1001)では、テープ巻取り速度を一定としたが、紙幣45を1枚巻き取る間にテープ巻取り速度を変動させても良い。たとえば、紙幣45が搬送路17から収納繰出部19へ受け渡されるときには、搬送速度vとテープ巻取り速度とがほぼ等しくなる制御を行い、紙幣45が搬送路17から収納繰出部19へ受け渡された後には、搬送速度vがテープ巻取り速度より遅くなるまたは速くなる制御を行うように、テープ巻取り速度を決定しても良い。
また、本発明の実施例1の駆動制御工程(S1002)では、他の方法でもテープ巻取り速度を制御することができる。たとえば、外径検知部85によって検知されたテープ36,37の外径d2に基づいてテープ36,37の外周長l2を算出し、このテープ36,37の外周長l2と巻取りドラム40の回転速度wからテープ巻取り速度を算出し、このテープ巻取り速度が速度制御決定工程(S1001)において決定されたテープ巻取り速度となるように、巻取りドラム40を制御しても良い。さらに、他の方法として、テープ36,37の巻取り量または巻き取られた紙幣45の枚数と巻取りドラム40の回転速度wとの関係を関係式やテーブルを用いて定め、これらに従って巻取りドラム40の回転を制御しても良い。
また、本発明の実施例1では、収納枚数が0枚のときから最大枚数になるときまで収納ピッチyに同様の制御を維持する例について説明したが、本発明の範囲はこれに限られるものではない。外径検知部85によって検知されたテープ36,37の外径d2に基づいて算出されたテープ36,37の外周長l2、テープ36,37の巻取り量、または紙幣45の収納枚数に基づいて、テープ巻取り速度を必要に応じて制御しても良い。たとえば、収納枚数が0枚のときには、収納ピッチyが搬送ピッチxとほぼ等しくなるようにテープ巻取り速度の制御を行い、収納ピッチyがテープ36,37の外周長l2に対して所定の範囲内となったときには、収納ピッチyがテープ36,37の外周長l2より所定の長さ以上長く(または短く)なるようにテープ巻取り速度を変更する制御を行って、巻き取りを続けても良い。このとき、収納ピッチyがテープ36,37の外周長l2に対して所定の範囲外に戻ったときには、収納ピッチyが搬送ピッチxとほぼ等しくなる制御に戻しても良い。
本発明の実施例1によれば、収納ピッチyが、テープ36,37の外周長l2に対して所定の範囲外となるように紙幣45を収納するので、巻取りドラム40を含む収納繰出部19に収納される紙幣45が巻取りドラム40上の偏った位置に巻き取られてしまうという不具合を回避することができる。これによって、たとえば巻取りドラム40の小径化が実現でき、収納繰出部19の収納量を向上させることができる。
<実施例2>
次に、本発明の実施例2に係る紙幣処理装置11の処理内容について図10を参照して説明する。本発明の実施例2では、所定の受入周期と所定の搬送速度によって定められる搬送ピッチよりも小さい外周長を有する巻取りドラムを備える紙幣収納繰出装置の収納ピッチに対して、所定の区間で受入周期を長くすることによって収納ピッチがテープの外周長に対して所定の範囲外となるような制御が行われ、テープ巻取り速度に対しては、搬送速度と同様に収納枚数が0枚のときから最大枚数のときまで一定となるような制御が行われる例について説明する。なお、本発明の実施例1と同様の説明は省略する。
次に、本発明の実施例2に係る紙幣処理装置11の処理内容について図10を参照して説明する。本発明の実施例2では、所定の受入周期と所定の搬送速度によって定められる搬送ピッチよりも小さい外周長を有する巻取りドラムを備える紙幣収納繰出装置の収納ピッチに対して、所定の区間で受入周期を長くすることによって収納ピッチがテープの外周長に対して所定の範囲外となるような制御が行われ、テープ巻取り速度に対しては、搬送速度と同様に収納枚数が0枚のときから最大枚数のときまで一定となるような制御が行われる例について説明する。なお、本発明の実施例1と同様の説明は省略する。
はじめに、初期状態では、速度制御決定工程(S1001)において、収納ピッチyが巻取りドラム40の外周長l1より大きく、所定の範囲外となる第1受入周期t1とテープ巻取り速度が決定される。その後、駆動部制御工程(S1002)では、入金口15が第1受入周期t1で載置された紙幣45を1枚ずつ受け入れる。このとき、テープ36,37は、速度制御決定工程(S1001)において決定されたテープ巻取り速度で巻取りドラム40に巻き取られていく。その結果、テープ36,37の外周長l2が増加し、収納ピッチyがテープ36,37の外周長l2に対して所定の範囲内となる。
駆動部制御工程(S1002)では、収納ピッチyがテープ36,37の外周長l1に対して所定の範囲外にあるか否かが監視されており、所定の範囲内となったときに、制御部102は、入金口15の受入周期tを第1受入周期t1から収納ピッチyが所定の範囲外となる第2受入周期t2(t2>t1)に変更し、紙幣45の巻取りを続ける。その結果、テープ36,37の外周長l2が増加し、収納ピッチyがテープ36,37の外周長l2に対して所定の範囲外となる。
次に、制御部102は、入金口15の受入周期tを第2受入周期t2から第1受入周期t1に変更し、紙幣45の巻取りを終了要件が発生するまで続ける。
なお、本発明の実施例2では、受入周期tが第1受入周期t1から第2受入周期t2へ変化し、再び第1受入周期t1に戻る例を説明したが、第1受入周期t1に戻ることに限られるものではない。また、受入周期tは、第2受入周期t2から始まって第1受入周期t1で終わっても良い。また、受入周期tは、2種類に限定されるものではなく、3種類以上であっても良い。
また、本発明の実施例2では、収納ピッチyがテープ36,37の外周長l2に対して所定の範囲内となるような区間において、入金口15の受入周期tを長くすることによって、収納ピッチyがテープ36,37の外周長l2に対して所定の範囲外となるような制御を行う例について説明したが、逆に、入金口15の受入周期tを短くすることによって、収納ピッチyがテープ36,37の外周長l2に対して所定の範囲外となるような制御を行っても良い。
また、本発明の実施例2では、収納ピッチyがテープ36,37の外周長l2に対して所定の範囲内となるか否かに基づいて入金口15の受入周期tを変更するような制御を行う例について説明したが、テープ36,37の巻取り量、紙幣45の収納枚数、または外径検知部85によって検知されたテープ36,37の外径d2などのテープの外周長l2と相関のある値が所定の範囲内となった場合にこのような制御を行っても良い。この場合には、テープ36,37の外周長l2に対する所定の範囲に相当する範囲を、テープ36,37の巻取り量、紙幣45の収納枚数、またはテープ36,37の外径d2などについて定めておけば良い。
本発明の実施例2では、少なくとも2つの受入周期t(第1受入周期t1および第2受入周期t2)を用いて、一方の受入周期t(第1受入周期t1)で不具合が発生するときに不具合が発生しない他方の受入周期t(第2受入周期t2)で紙幣45を受け入れるように入金口15を制御するので、巻取りドラム40を含む収納繰出部19に収納される紙幣45が巻取りドラム40上の偏った位置に巻き取られてしまうという不具合を回避することができる。これによって、たとえば、巻取りドラム40の小径化ができ、収納繰出部19の収納量を向上させることができる。
なお、本発明の実施例1および実施例2では、受入部としての入金口15から紙幣を受け入れる例を説明したが、受入部は、所定の受入周期tで1枚ずつ紙幣45を繰り出す機能を有するものであれば、どのようなものであっても良い。たとえば、受入部としてのスタッカ20が紙幣45を受け入れても良い。また、受入部は、入金口15および出金口16を兼ねた入出金兼用口であっても良い。
また、本発明の実施例1および実施例2では、入金口15に載置された全ての紙幣45に対する1回の収納処理中に、受入周期tあたりのテープ巻取り量または受入周期tを変更して、収納ピッチyを変更する例を述べたが、収納ピッチyの変更は、収納処理中にのみ行われるものではない。たとえば、前回の処理が終了した後であって、その後に行われる次回の処理が始まるまでの間に、受入周期tあたりのテープ巻取り量または受入周期tの設定を変更して、次回の処理における収納ピッチyを前回の処理における収納ピッチyから変更しても良い。
Claims (8)
- 紙葉類を処理する紙葉類処理装置であって、
所定の受入周期で紙葉類を1枚ずつ受け入れる受入部と、
前記受入部によって受け入れられた紙葉類を搬送する搬送部と、
紙葉類をテープとともに巻き取る巻取りドラムを有し、このテープの巻取りおよび巻き戻しによって、前記搬送部によって搬送された紙葉類の収納および繰出を行う収納繰出部と、
前記受入部、前記搬送部、および前記収納繰出部をそれぞれ駆動する駆動部と、
前記駆動部を制御し、前記巻取りドラムによって巻き取られる紙葉類の収納ピッチが、前記巻取りドラムによって巻き取られたテープの外周長に対して所定の範囲外となるように、前記受入周期あたりのテープ巻取り量を維持する制御部と、を備えることを特徴とする紙葉類処理装置。 - 前記巻取りドラムの外周長は、前記受入周期と前記搬送部の搬送速度によって定められる紙葉類の搬送ピッチよりも小さい請求項1に記載の紙葉類処理装置。
- 前記収納ピッチは、前記巻取りドラムの外周長よりも小さい請求項1に記載の紙葉類処理装置。
- 前記受入周期あたりのテープ巻取り量は、前記受入周期あたりの前記搬送部の搬送距離より小さい請求項1に記載の紙葉類処理装置。
- 紙葉類を処理する紙葉類処理装置であって、
所定の受入周期で紙葉類を1枚ずつ受け入れる受入部と、
前記受入部によって受け入れられた紙葉類を搬送する搬送部と、
紙葉類をテープとともに巻き取る巻取りドラムを有し、このテープの巻取りおよび巻き戻しによって、前記搬送部によって搬送された紙葉類の収納および繰出を行う収納繰出部と、
前記受入部、前記搬送部、および前記収納繰出部をそれぞれ駆動する駆動部と、
前記駆動部を制御し、前記巻取りドラムによって巻き取られる紙葉類の収納ピッチが、前記巻取りドラムによって巻き取られたテープの外周長に対して所定の範囲外となるように、前記収納ピッチを変更する制御部と、を備えることを特徴とする紙葉類処理装置。 - 前記制御部は、前記受入周期を変更して、前記収納ピッチを変更する請求項5に記載の紙葉類処理装置。
- 前記制御部は、前記受入周期あたりの前記巻取りドラムの回転量を変更して、前記収納ピッチを変更する請求項5に記載の紙葉類処理装置。
- 所定の受入周期で紙葉類を1枚ずつ受け入れる受入部と、
前記受入部によって受け入れられた紙葉類を搬送する搬送部と、
紙葉類をテープとともに巻き取る巻取りドラムを有し、このテープの巻取りおよび巻戻しによって、前記搬送部によって搬送された紙葉類の収納および繰出を行う収納繰出部と、を備える紙葉類処理装置の制御方法であって、
テープとともに巻き取られる前記紙葉類の収納ピッチが、前記巻取りドラムによって巻き取られたテープの外周長に対して所定の範囲外となるように、前記各部を制御する紙葉類処理装置の制御方法。
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