JPWO2009139471A1 - スライディングノズル装置 - Google Patents

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Abstract

面圧の負荷及び解除、並びにスライド金枠の開閉の一連の動作が自動で行え、追加作業を行わなくても面圧が解除されず、溶鋼流量の制御時にフルストローク使用できるスライディングノズル装置を提供する。プレート交換補助手段20は、油圧シリンダ19の作動方向に移動するスライド軸21、22と、スライド軸21に基端部24aが環装されたアーム24とを備え、固定金枠18に固着され、スライド軸21と係合する第一の係合部材23に形成された第一の係合溝25に、アーム24の基端部24aに装着された第一の係合ピン26が挿入されると共に、スライド軸21、22に形成された第二の係合溝27に、軸受29に装着された第二の係合ピン28が挿入されている。スライド軸21、22の移動に伴って、係合ピン26、28がそれぞれ係合溝25、27内を移動することにより、スライド軸21、22及びアーム24が回動する。

Description

本発明は、溶融金属容器内の溶融金属の流出量を制御するスライディングノズル装置に関し、特に、プレート交換作業の負担を軽減するスライディングノズル装置に関する。
スライディングノズル装置は、固定プレート及び摺動プレートと、各プレートを保持する保持手段と、摺動プレートを摺動させる摺動手段と、固定プレートと摺動プレートとの間に面圧を負荷する面圧負荷手段とを備えている。
上記面圧負荷手段に関し、特許文献1では、溶融金属容器の底部に固定される基枠(固定金枠)の側部に突設された突縁及びスライドケース(スライド金枠)の側部下面を包含する断面略コ字状の面圧負荷部材を設け、面圧負荷部材の上辺と基枠の突縁上面との間に圧縮バネを介装すると共に、面圧負荷部材の下辺の上面に敷設したレールで、スライドケースの両側部に軸着されたローラを支持する構成としている。レールの末端は傾斜部とされ、傾斜部にローラを移動させることで面圧が解除される。なお、操業時に誤ってスライドケースが傾斜部へ移動することがないよう、基枠とスライドケースのロッド連結部との間には、ストッパが設けられている。
また、特許文献2では、プレートを覆うカバー(開閉金枠)の開閉作業を容易にして重筋暑熱作業を極力削減するため、下プレート(摺動プレート)をスライド操作する開閉シリンダの動力でカバーを開閉する装置の発明が開示されている。
特開2006−136912号公報 特開2003−275865号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたスライディングノズル装置の場合、面圧が負荷されているときはレールの傾斜部が使用できないため、溶鋼流量の制御時にフルストローク使用できないという難点がある。また、4個のローラが面圧を受けた状態で回転することでプレートが摺動するので、ローラに掛かる負荷が大きいという問題がある。
また、特許文献2に記載されたスライディングノズル装置の場合、プレートの面圧負荷解除動作とカバーの開閉動作を係合ピンの抜き差しで切り替えるため、動作の切り替え作業が必要となる。また、動作毎にスライダー(スライド金枠)を摺動させるため、プレート交換時には、面圧解除動作とカバーを開く動作、カバーを閉じる動作と面圧負荷動作の計4回、スライダーを摺動させなければならない。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、面圧の負荷及び解除、並びにスライド金枠の開閉の一連の動作が自動で行え、追加作業を行わなくても面圧が解除されず、溶鋼流量の制御時にフルストローク使用できるスライディングノズル装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、溶融金属容器の底部に設置され、固定プレートを保持する固定金枠と、前記固定金枠に対して開閉可能とされ、摺動プレートを保持するスライド金枠と、前記スライド金枠を摺動させる摺動手段と、前記固定金枠に回動可能に装着され、前記スライド金枠を前記固定金枠に押圧するバネボックスとを備えるスライディングノズル装置において、前記摺動手段と連動し、前記摺動手段が一方向に作動する間に、前記スライド金枠の押圧を解除して前記バネボックスを回動させ、前記摺動手段が他方向に作動する間に、前記バネボックスを回動させて前記スライド金枠を前記固定金枠に押圧するプレート交換補助手段を具備することを特徴としている。
また、本発明は、溶融金属容器の底部に設置され、固定プレートを保持する固定金枠と、前記固定金枠に対して開閉可能とされ、摺動プレートを保持するスライド金枠と、前記スライド金枠を摺動させる摺動手段と、前記固定金枠に回動可能に装着され、前記スライド金枠を前記固定金枠に押圧するバネボックスとを備えるスライディングノズル装置において、前記摺動手段と連動し、前記摺動手段が一方向に作動する間に、前記スライド金枠の押圧を解除して前記バネボックスを回動させ、前記スライド金枠を開くと共に、前記摺動手段が他方向に作動する間に、前記スライド金枠を閉じ、前記バネボックスを回動させて前記スライド金枠を前記固定金枠に押圧するプレート交換補助手段を具備することを特徴としている。
本発明は、摺動手段と連動するプレート交換補助手段を備え、摺動手段が一方向に作動する間に、プレート交換補助手段によって、スライド金枠の押圧が解除されてバネボックスが回動し、摺動手段が他方向に作動する間に、プレート交換補助手段によって、バネボックスが回動してスライド金枠が固定金枠に押圧されるので、面圧の負荷及び解除動作を自動で行うことができる。
また、摺動手段が一方向に作動する間に、プレート交換補助手段によって、スライド金枠の押圧が解除され、バネボックスが回動してスライド金枠が開き、摺動手段が他方向に作動する間に、プレート交換補助手段によって、スライド金枠が閉じられた後、バネボックスが回動してスライド金枠が固定金枠に押圧されるようにしてもよく、面圧の負荷及び解除、並びにスライド金枠の開閉の一連の動作を自動で行うことができる。
前記プレート交換補助手段は、前記摺動手段の作動方向に移動するスライド軸と、前記固定金枠に固着され前記スライド軸と係合する係合部材と、前記スライド軸に基端部が環装され、前記スライド金枠又は前記バネボックスに先端部が連結されたアームとを備え、前記係合部材に形成された係合溝に、前記アームの基端部に装着された係合ピンが挿入され、前記スライド軸の移動に伴って、前記係合ピンが前記係合溝内を移動することにより前記アームが前記スライド軸を回動軸として回動し、該アームと連結する前記スライド金枠又は前記バネボックスが開方向又は閉方向に回動するようにしてもよい。
当該構成では、スライド軸の移動に伴って、アームの基端部に装着された係合ピンが、係合部材に形成された係合溝に沿って移動することにより、アームに周方向の力が作用してアームが回動し、スライド金枠の開閉又はバネボックスの回動が行われる。
また、前記プレート交換補助手段は、前記摺動手段の作動方向に移動するスライド軸と、前記固定金枠に固着され前記スライド軸と係合する係合部材と、前記スライド軸に環装され、該スライド軸の回動に伴って回動する、前記バネボックス又は前記スライド金枠が固着された外筒とを備え、前記スライド軸に形成された係合溝に、前記係合部材に装着された係合ピンが挿入され、前記スライド軸の移動に伴って、前記係合ピンが前記係合溝内を移動することにより前記スライド軸が回動し、該スライド軸の回動に伴って、前記外筒が回動し、前記バネボックス又は前記スライド金枠が開方向又は閉方向に回動するようにしてもよい。
当該構成では、スライド軸の移動に伴って、係合部材に装着された係合ピンが、スライド軸に形成された係合溝に沿って移動することにより、スライド軸に周方向の力が作用してスライド軸が回動し、スライド金枠の開閉又はバネボックスの回動が行われる。
また、前記プレート交換補助手段は、前記摺動手段の作動方向に移動するスライド軸と、前記固定金枠に固着され前記スライド軸と係合する係合部材と、前記スライド軸に環装され、該スライド軸の回動に伴って回動する、前記バネボックス又は前記スライド金枠が固着された外筒とを備え、前記係合部材に形成された係合溝に、前記スライド軸に装着された係合ピンが挿入され、前記スライド軸の移動に伴って、前記係合ピンが前記係合溝内を移動することにより前記スライド軸が回動し、該スライド軸の回動に伴って、前記外筒が回動し、前記バネボックス又は前記スライド金枠が開方向又は閉方向に回動するようにしてもよい。
当該構成では、スライド軸の移動に伴って、スライド軸に装着された係合ピンが、係合部材に形成された係合溝に沿って移動することにより、スライド軸に周方向の力が作用してスライド軸が回動し、スライド金枠の開閉又はバネボックスの回動が行われる。
また、前記スライド軸上に該スライド軸に沿ってラックギアが装着されると共に、前記バネボックスに収納されたバネを圧縮又は圧縮解除する押圧ネジに、前記ラックギアと歯合するピニオンギアが装着され、前記スライド軸の移動に伴って前記押圧ネジが回転して前記バネを圧縮又は圧縮解除するようにしてもよい。
当該構成では、スライド軸の移動運動をラックアンドピニオン機構により、バネボックスの押圧ネジの回転運動に変換する。これにより、バネボックスに収納されたバネが圧縮又は圧縮解除され、面圧の負荷及び解除が自動的に行われる。
また、前記プレート交換補助手段は、前記摺動手段が当接する当接部を有し、前記摺動手段が前記他方向に作動して前記当接部に当接し、前記スライド軸が前記他方向に移動すると共に、前記プレート交換補助手段を連結治具で前記摺動手段に連結することで、前記摺動手段が前記一方向に作動して前記スライド軸が前記一方向に移動するようにしてもよい。
本発明では、スライド金枠の押圧を解除してバネボックスを回動させ、スライド金枠を開くためにスライド軸が移動する方向と、スライド金枠を閉じ、バネボックスを回動させてスライド金枠を固定金枠に押圧するためにスライド軸が移動する方向は予め設定されている。本明細書では、便宜上、スライド金枠の押圧を解除してバネボックスを回動させ、スライド金枠を開くためにスライド軸が移動する方向を「一方向」、その逆方向を「他方向」と呼ぶことにする。
本発明では、摺動手段が他方向に作動してプレート交換補助手段の当接部に当接し、スライド軸が他方向に移動して、スライド金枠が閉じ、バネボックスが回動してスライド金枠が固定金枠に押圧される。プレート交換補助手段は摺動手段と連結されていないので、その後、摺動手段が一方向に作動しても、面圧が解除されることはない。そのため、本発明によれば、誤って面圧を解除することがないだけでなく、溶鋼流量の制御時にフルストローク使用することができる。面圧を解除する場合のみ、プレート交換補助手段を連結治具で摺動手段に連結して、摺動手段を一方向に作動させればよい。
また、前記プレート交換補助手段を前記摺動手段に連結する連結治具に当接して一方向に回動する安全レバーを備えるようにしてもよい。当該構成とすることにより、連結治具の抜き忘れによって発生する人為的ミス(操業中の面圧解除)を防止することができる。
本発明に係るスライディングノズル装置では、摺動手段と連動するプレート交換補助手段を備え、摺動手段が一方向に作動する間に、プレート交換補助手段によって、スライド金枠の押圧が解除されてバネボックスが回動し、摺動手段が他方向に作動する間に、プレート交換補助手段によって、バネボックスが回動してスライド金枠が固定金枠に押圧されるので、面圧の負荷及び解除動作を自動で行うことができる。さらに、プレート交換補助手段によって、面圧の負荷及び解除動作、並びにスライド金枠の開閉の一連の動作を自動で行うこともできる。その結果、作業性が向上するだけでなく、高温下での作業者の重筋労働が軽減される。
また、本発明に係るスライディングノズル装置では、摺動手段が他方向に作動してプレート交換補助手段の当接部に当接し、スライド軸が他方向に移動して面圧が負荷され、その後、摺動手段が一方向に作動しても、面圧が解除されることはない。そのため、誤って面圧を解除することがないだけでなく、溶鋼流量の制御時にフルストローク使用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るスライディングノズル装置の底面図である。 同スライディングノズル装置を摺動方向から見た断面図である。 同スライディングノズル装置のプレート交換補助手段の機構を示す説明図である。 (A)は一方のスライド軸がわの第一の係合溝、(B)は一方のスライド軸がわの第二の係合溝の各平面図である。 バネボックス回動開始時における同スライディングノズル装置の底面図である。 バネボックス回動開始時における同スライディングノズル装置の側面図である。 バネボックス回動開始時における同スライディングノズル装置を摺動方向から見た断面図である。 バネボックス回動完了時における同スライディングノズル装置の底面図である。 バネボックス回動完了時における同スライディングノズル装置を摺動方向から見た断面図である。 スライド金枠の開動作完了時における同スライディングノズル装置を摺動方向から見た断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスライディングノズル装置の底面図である。 同スライディングノズル装置の側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るスライディングノズル装置の底面図である。 同スライディングノズル装置の側断面図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
なお、以下の実施の形態では、スライド軸に係合する係合部材に係合溝が形成されると共に、アームの基端部に係合ピンが装着され、スライド金枠の開閉を行う機構における係合部材、係合溝、及び係合ピン(請求項6に対応する係合部材、係合溝、及び係合ピン)を第一の係合部材、第一の係合溝、及び第一の係合ピンと呼び、スライド軸に係合溝が形成されると共に、スライド軸に係合する係合部材に係合ピンが装着され、バネボックスの回動を行う機構における係合部材、係合溝、及び係合ピン(請求項3、7に対応する係合部材、係合溝、及び係合ピン)を第二の係合部材、第二の係合溝、及び第二の係合ピンと呼ぶ。また、スライド軸に係合する係合部材に係合溝が形成されると共に、スライド軸に係合ピンが装着され、バネボックスの回動を行う機構における係合部材、係合溝、及び係合ピン(請求項4、8に対応する係合部材、係合溝、及び係合ピン)を第三の係合部材、第三の係合溝、及び第三の係合ピンと呼ぶ。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態に係るスライディングノズル装置10を底面から見た図を図1に、同スライディングノズル装置10を摺動方向から見た断面図を図2に示す。また、プレート交換補助手段20の機構を説明するための説明図を図3に示す。なお、以下の説明では、油圧シリンダ19が設置されているがわを「前」がわ、その反対がわを「後」がわと便宜上、呼ぶ。また、バネボックス12及びスライド金枠17が開く方向並びにコイルバネ32の圧縮が解除される方向を「正」方向、その逆方向を「負」方向とする。
スライディングノズル装置10は、上プレート13u(固定プレート)及び下プレート13d(摺動プレート)と、上プレート13uを保持する固定金枠18と、下プレート13dを保持するスライド金枠17と、スライド金枠17を摺動させる油圧シリンダ19(摺動手段)と、上プレート13uと下プレート13dとの間に面圧を負荷するバネボックス12に加えて、油圧シリンダ19と連動して面圧の負荷及び解除、並びにスライド金枠17の開閉の一連の動作を自動で行うプレート交換補助手段20を備えている。
上プレート13uは、固定金枠18を介して溶融金属容器11の底面に固定され、溶鋼の通り道となるノズル孔14uには上ノズル15が接続されている。一方、下プレート13dは、固定金枠18に対して開閉可能に設けられたスライド金枠17内に固定され、溶鋼の通り道となるノズル孔14dには下ノズル16が接続されている。そして、下プレート13dは、上プレート13uの下面に沿って摺動する。
固定金枠18は、スライド金枠17の摺動方向に延在し、延在方向の一端には油圧シリンダ19が設置されている。そして、スライド金枠17の一端に形成されたT字状の切欠部17aに、油圧シリンダ19のロッド19aの先端部が嵌合している。油圧シリンダ19のロッド19aとスライド金枠17との連結部が、T字状の切欠部17aとされているので、ロッド19aと干渉することなく、スライド金枠17を開閉することができる。
プレート交換補助手段20は、スライド金枠17の両側部に並設されスライド金枠17の摺動方向に延在する断面円形の一対のスライド軸21、22と、一対のスライド軸21、22の前がわの端部間に当該スライド軸21、22が回動可能に架設された横架材33とを備えて構成されている。そして、一対のスライド軸21、22は、固定金枠18に固定された3個の軸受29によってそれぞれ支持されており、プレート交換補助手段20は、スライド金枠17の摺動方向に一体として移動する。
横架材33には、油圧シリンダ19の摺動力をプレート交換補助手段20に伝達するための摺動力伝達部34が設けられている。摺動力伝達部34には、油圧シリンダ19のロッド19aに設けられた突設部36が当接する当接部35が形成されており、突設部36が当接部35に当接して押すことで、一対のスライド軸21、22が他方向(本実施の形態では、ノズル孔14uを閉止する方向である。)に移動する。
また、当接部35には、ピン孔35aが形成されており、ピン孔35aに連結ピン39(連結治具)を挿入することで(図5、図6参照)、油圧シリンダ19のロッド19aとプレート交換補助手段20が連結され、プレート交換補助手段20が一方向(本実施の形態では、ノズル孔14uを開口する方向である。)に移動する。
一方のスライド軸21には、先端部がスライド金枠17に連結されたアーム24の基端部24aが環装され、スライド軸21の移動に伴ってアーム24がスライド軸の移動方向に移動し、スライド軸21を回動軸としてアーム24が回動してスライド金枠17が開閉する。ここで、スライド金枠17とアーム24の連結は、アーム24の先端部に形成された連結孔55(図10参照)に、スライド金枠17に装着された連結ピン51が横架材33側から挿入されることで行われる。そして、スライド金枠17を摺動させて流量制御する際には、連結孔55から連結ピン51が抜け、連結が外れた状態であることから、流量制御時のスライド金枠17の摺動によってアーム24やスライド軸21が移動することはない。なお、連結治具は、ピン孔35aにピン先を挿入する連結ピン39に限られるものではなく、例えば、スライド金枠17及びアーム24の凹凸と嵌合し、両者を連結させる治具など、スライド金枠17とアーム24を連結させる構成を備えた任意の治具を用いることができる。
アーム24の基端部24aには第一の係合ピン26が装着されており、第一の係合ピン26は、前がわの軸受29に固着された、スライド軸21を一部覆う第一の係合部材23に形成された第一の係合溝25に挿入されている。
各スライド軸21、22の中間部には、スライド軸21、22の方向に延在するラックギア30が装着されている。また、各スライド軸21、22の中間部には、後述する第二の係合溝27が形成されている。
各スライド軸21、22は、断面C形の外筒37に挿入されており、外筒37の側面に設けられた開口部37aからラックギア30が露出している。このため、スライド軸21、22が回動する際に、ラックギア30が開口部37aに引っ掛かり、外筒37を回動させる。各スライド軸21、22は、外筒37を介して、固定金枠18に固定された3つの軸受29によって支持されている。真ん中の軸受29は、スライド軸21、22と係合する第二の係合部材とされ、軸受29に装着された第二の係合ピン28が外筒37を貫通し、スライド軸21、22の第二の係合溝27に挿入されている。
また、外筒37には、スライド金枠17を固定金枠18に押圧する板状の押圧部12aを有するバネボックス12が装着されており、スライド軸21、22の回動に伴って外筒37が回動することによって、当該外筒37に固定されているバネボックス12が開方向又は閉方向に回動する。バネボックス12には、コイルバネ32(バネ)が収納されており、押圧ネジ31の一方の端部には、スライド軸21、22に装着されたラックギア30と歯合するピニオンギア31aが装着されている。そして、スライド軸21、22の移動に伴ってラックアンドピニオン機構により押圧ネジ31が回転してネジ軸方向に移動することで、コイルバネ32を圧縮又は圧縮解除する。
ここで、図4(A)に、一方のスライド軸21がわの第一の係合溝25、図4(B)に、一方のスライド軸21がわの第二の係合溝27の各平面図を示す。なお、他方のスライド軸22がわの第二の係合溝27の形状は、スライド軸21、22の移動方向に対して、一方のスライド軸21がわの第二の係合溝27と対称である。また、第一の係合溝25を他方のスライド軸22がわに形成することも可能であり、この際、第一の係合溝25の形状は、スライド軸21、22の移動方向に対して、一方のスライド軸21の第一の係合溝25と対称となる。
第一の係合溝25は、スライド軸21の移動方向に延在する直線状の溝25bの一方の端部に、スライド軸21の方向を軸とする部分螺旋状の溝25aが形成されている。一方、第二の係合溝27は、両端部が、スライド軸21、22の移動方向に延在する直線状の溝27bとされ、中間部が、スライド軸21、22の方向を軸とする部分螺旋状の溝27aとされている。第一の係合溝25の全長Aと第二の係合溝27の全長Cは同じ長さとされ、さらに第一の係合溝25の直線状の溝25bの長さBと第二の係合溝27の一方の直線状の溝27bの始端から部分螺旋状の溝27aの終端までの長さDは同じ長さとされている。
上記構成を有する本実施の形態に係るスライディングノズル装置10では、連結ピン39が摺動力伝達部34のピン孔35aに挿された状態で、油圧シリンダ19が収縮し、スライド軸21、22が前がわに移動にすると、まず、スライド軸21、22に装着されているラックギア30がバネボックス12の押圧ネジ31を回転させて、バネボックス12による面圧を解除する。次に、スライド軸21、22が正方向に回動し、バネボックス12が開く。続いて、アーム24が正方向に回動し、スライド金枠17が開くことによって、プレート13の交換が可能となる。
一方、油圧シリンダ19が伸長し、突設部36が摺動力伝達部34の当接部35を押すと、まず、アーム24が負方向に回動し、スライド金枠17が閉じる。次に、スライド軸21、22が負方向に回動し、バネボックス12が閉じる。続いて、スライド軸21、22に装着されているラックギア30がバネボックス12の押圧ネジ31を回転させて、バネボックス12による面圧を負荷する。
なお、スライド金枠17の開閉を行う第一の係合部材23、第一の係合溝25、及び第一の係合ピン26を設けない構成とすることもでき、その場合は、スライド金枠17の開閉を手動で行うことになる。
以下、スライディングノズル装置10のプレート交換補助手段20の動作について、図5〜図10を用いて詳細に説明する。
先ず、スライド金枠17の押圧を解除してバネボックス12を回動させ、スライド金枠17を開く動作について説明する。
(1)油圧シリンダ19のロッド19aを伸縮させて、摺動力伝達部34の当接部35に形成されたピン孔35aと、ロッド19aに設けられたピン孔(図示省略)とを合致させた後、ピン孔35aに連結ピン39を挿入して、油圧シリンダ19のロッド19aとプレート交換補助手段20とを連結する(図5、図6参照)。
(2)油圧シリンダ19のロッド19aを収縮させることによりスライド軸21、22が前方向(ノズル孔14uの開方向)に移動する。これに伴い、ラックギア30が移動し、ラックギア30と噛合するピニオンギア31a及びピニオンギア31aと一体となった押圧ネジ31が正方向に回転し、雌ネジがきられた圧縮板54を開放するため、コイルバネ32の圧縮が解除される(図5〜図7参照)。この間、第一の係合ピン26及び第二の係合ピン28はそれぞれ第一の係合溝25及び第二の係合溝27の直線状の溝25b、27bを移動するので、スライド軸21、22及びアーム24が回動することはない。
(3)引き続き、スライド軸21、22が前方向に移動すると、第二の係合ピン28の位置が第二の係合溝27の部分螺旋状の溝27aに規制され、当該規制に伴ってスライド軸21、22が正方向に回動する。各スライド軸21、22は、断面C形の外筒37に挿入されており、外筒37の側面に設けられた開口部37aからラックギア30が露出している。このため、スライド軸21、22が回動する際に、ラックギア30が開口部37aに引っ掛かり、スライド軸21、22の回動に伴って外筒37が回動する。このため、外筒37に装着されたバネボックス12が正方向に回動し、押圧部12aがスライド金枠17から離れる(図8、図9参照)。この間、第一の係合ピン26は第一の係合溝25の直線状の溝25bを移動するので、アーム24が回動することはない。
(4)さらに、スライド軸21、22が前方向に移動すると、第一の係合ピン26の位置が第一の係合溝25の部分螺旋状の溝25aに規制されながら、アーム24が前方向に移動することによって、アーム24がスライド軸21を回動軸として正方向に回動する。アーム24の先端部に形成された連結孔55に、スライド金枠17に装着された連結ピン51が挿入されており、アーム24の回動に伴って、スライド金枠17がスライド金枠軸52を中心に正方向に回動して開く(図10参照)。この間、第二の係合ピン28は第二の係合溝27の直線状の溝27bを移動するので、スライド軸21、22が回動することはない。
一方、スライド金枠17を閉じ、バネボックス12を負方向に回動させてスライド金枠17を固定金枠18に押圧する場合は、油圧シリンダ19のロッド19aを伸長させればよい。この時、連結ピン39をピン孔35aに挿す必要はなく、ロッド19aに設けた突設部36が摺動力伝達部34の当接部35に当接して押すことで、スライド軸21、22が後方向(ノズル孔14uの閉方向)に移動し、以下の動作が連続的に行われる。
(1)まず、油圧シリンダ19のロッド19aを伸長させることによって、スライド軸21、22が後方向(ノズル孔14uの閉方向)に移動すると、第一の係合ピン26の位置が第一の係合溝25の部分螺旋状の溝25aに規制されながら、アーム24が後方向に移動する。これに伴い、アーム24がスライド軸21を回動軸として負方向に回動し、アーム24の先端部で支持されたスライド金枠17がスライド金枠軸52を中心に負方向に回動して閉じる。この間、第二の係合ピン28は第二の係合溝27の直線状の溝27bを移動するので、スライド軸21、22が回動することはない。
(2)引き続き、スライド軸21、22が後方向に移動すると、第二の係合ピン28の位置が第二の係合溝27の部分螺旋状の溝27aに規制され、当該規制に伴ってスライド軸21、22が負方向に回動する。これに伴い、各スライド軸21、22が挿入された外筒37が回動し、当該外筒37に装着されたバネボックス12の押圧部12aがスライド金枠17に接近する。この間、第一の係合ピン26は第一の係合溝25の直線状の溝25bを移動するので、アーム24が回動することはない。
(3)さらに、スライド軸21、22が後方向に移動すると、ラックギア30の移動に伴って、ラックギア30と噛合するピニオンギア31a及びピニオンギア31aと一体となった押圧ネジ31が負方向に回転し、雌ネジがきられた圧縮板54が引き付けられ、コイルバネ32が圧縮される。この間、第一の係合ピン26及び第二の係合ピン28はそれぞれ第一の係合溝25及び第二の係合溝27の直線状の溝25b、27bを移動するので、スライド軸21、22及びアーム24が回動することはない。
なお、連結ピン39が抜き取られているので、その後、油圧シリンダ19のロッド19aが収縮してもスライド軸21、22は移動せず、面圧が解除されることはない。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態に係るスライディングノズル装置40の底面図を図11に、同スライディングノズル装置40の側面図を図12に示す。なお、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態では、スライド金枠17を2つのアーム44、46で回動支持する。一方のスライド軸41の後端部には、スライド金枠17に先端部が連結されたアーム44の基端部が環装されており、アーム44はスライド軸41を回動軸として回動する。また、アーム46は、スライド軸41に環装され、プレート交換のためにスライディングノズル装置40を立てた時、スライド金枠17から延びる延設部53と接し、当該スライド金枠17を支持するように構成されている。延設部53とスライド金枠17は、平滑面で接しており、スライド金枠17の開閉動作を遮ることはない。そして、スライド軸41を覆う円筒状の第三の係合部材45が前がわの軸受29に固着され、第三の係合部材45には、スライド金枠17に先端部が連結されたアーム46の基端部が環装されている。アーム46は、第三の係合部材45上を、周方向に回動自在、且つスライド軸41の移動方向に移動自在とされている。なお、第三の係合部材45は、スライド軸42がわにも設置されているが、アームは装着されていない。
後がわの軸受29には、スライド軸41を一部覆う第一の係合部材43が固着されており、第一の係合部材43には、スライド軸41の移動方向を軸とする部分螺旋状の溝を有する第一の係合溝47が形成されている。一方、アーム44の基端部には第一の係合ピン48が装着されており、第一の係合ピン48は、第一の係合部材43に形成された第一の係合溝47に挿入されている。
また、前がわの軸受29に固着された第三の係合部材45には、スライド軸41、42の移動方向を軸とする部分螺旋状の溝を有する第三の係合溝49が形成されており、第三の係合溝49には、スライド軸41、42に装着された第三の係合ピン50が挿入されている。
なお、第三の係合溝49の形状は、第1の実施の形態における第二の係合溝27とスライド軸の移動方向に関して対称である。
本実施の形態では、アーム44の基端部に装着された第一の係合ピン48が第一の係合部材43に形成された第一の係合溝47の部分螺旋状の溝に沿って移動することで、アーム44がスライド軸41を回動軸として回動し、スライド金枠17が開閉する。また、スライド軸41、42に装着された第三の係合ピン50が第三の係合部材45に形成された第三の係合溝49の部分螺旋状の溝に沿って移動することで、スライド軸41、42と共にバネボックス12が回動する。
なお、第1の実施の形態と同様、スライド金枠17の開閉を行う第一の係合部材43、第一の係合溝47、及び第一の係合ピン48を設けない構成とすることもでき、その場合は、スライド金枠17の開閉を手動で行うことになる。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態に係るスライディングノズル装置60の底面図を図13に、同スライディングノズル装置60の側断面図を図14に示す。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態では、スライド軸41、42間に架設される横架材61が、油圧シリンダ19のロッド19aと固定金枠18との間に配置され、横架材61の後がわには、ロッド19aに設けられた突設部62が当接する当接部61aが形成されている。一方、ロッド19aの中間部に設けられた突設部62の底面には、横架材61と突設部62とを連結する連結ピン63(連結治具)を挿入するための一対のピン孔(図示省略)が形成されている。
連結ピン63は、角柱状の本体63bの一方の面に取っ手63aを備え、本体63bの他方の面に、一対のピン孔に挿入されるピン63cが形成されている。
また、固定金枠18の前がわ両サイドには、基端部64bが固定金枠18に軸支され、先端部64aが連結ピン63の本体63bに当接して回動する一対の安全レバー64が設けられている。各安全レバー64の後方には、ストッパ65が近接して設置されており、安全レバー64の先端部64aが後方向へ回動しようとすると、ストッパ65に当接して回動できないようになっている。即ち、一対の安全レバー64の先端部64aは、前方向に向けてのみ回動する。
連結ピン63を突設部62に装着した状態で、スライド軸41、42を後方向に移動して面圧を負荷しようとすると、連結ピン63の本体63bが一対の安全レバー64に当接してスライド軸41、42の後方向への移動を阻止する。このため、面圧を負荷する際には、予め連結ピン63を外さなければならない。従って、面圧負荷後に連結ピン63を抜き忘れることによって発生する人為的ミス(操業中の面圧解除)を防止することができる。
なお、突設部62の底面周縁部は、安全レバー64よりも固定金枠18がわに位置しているため、スライド軸41、42の移動時に、突設部62が安全レバー64と接触することはない。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
例えば、上記の実施の形態では、第一の係合部材に第一の係合溝を形成してスライド金枠を開閉し、スライド軸に第二の係合溝を形成してバネボックスを回動しているが、第一の係合部材に第一の係合溝を形成してバネボックスを回動し、スライド軸に第二の係合溝を形成してスライド金枠を開閉してもよい。同様に、上記の実施の形態では、第三の係合部材に第三の係合溝を形成してバネボックスを回動しているが、第三の係合部材に第三の係合溝を形成してスライド金枠を開閉してもよい。また、上記の実施の形態では、油圧シリンダを直動式としているが、アームを介してリンク式としてもよい。なお、係合溝における部分螺旋状の溝の位置は、回動させる対象物に応じて変化する点に留意する必要がある。
本発明は、取鍋からタンディッシュへ注入される溶鋼流量の制御を行うスライディングノズル装置に利用することができる。その際、本発明によれば、面圧の負荷及び解除、並びにスライド金枠の開閉の一連の動作を自動で行うことができる。
10:スライディングノズル装置、11:溶融金属容器、12:バネボックス、12a:押圧部、13:プレート、13u:上プレート(固定プレート)、13d:下プレート(摺動プレート)、14u、14d:ノズル孔、15:上ノズル、16:下ノズル、17:スライド金枠、17a:切欠部、18:固定金枠、19:油圧シリンダ(摺動手段)、19a:ロッド、20:プレート交換補助手段、21、22:スライド軸、23:第一の係合部材、24:アーム、24a:基端部、25:第一の係合溝、25a:部分螺旋状の溝、25b:直線状の溝、26:第一の係合ピン、27:第二の係合溝、27a:部分螺旋状の溝、27b:直線状の溝、28:第二の係合ピン、29:軸受(第二の係合部材)、30:ラックギア、31:押圧ネジ、31a:ピニオンギア、32:コイルバネ(バネ)、33:横架材、34:摺動力伝達部、35:当接部、35a:ピン孔、36:突設部、37:外筒、37a:開口部、39:連結ピン(連結治具)、40:スライディングノズル装置、41、42:スライド軸、43:第一の係合部材、44:アーム、45:第三の係合部材、46:アーム、47:第一の係合溝、48:第一の係合ピン、49:第三の係合溝、50:第三の係合ピン、51:連結ピン、52:スライド金枠軸、53:延設部、54:圧縮板、55:連結孔、60:スライディングノズル装置、61:横架材、61a:当接部、62:突設部、63:連結ピン(連結治具)、63a:取っ手、63b:本体、63c:ピン、64:安全レバー、64a:先端部、64b:基端部、65:ストッパ

Claims (11)

  1. 溶融金属容器の底部に設置され、固定プレートを保持する固定金枠と、前記固定金枠に対して開閉可能とされ、摺動プレートを保持するスライド金枠と、前記スライド金枠を摺動させる摺動手段と、前記固定金枠に回動可能に装着され、前記スライド金枠を前記固定金枠に押圧するバネボックスとを備えるスライディングノズル装置において、
    前記摺動手段と連動し、前記摺動手段が一方向に作動する間に、前記スライド金枠の押圧を解除して前記バネボックスを回動させ、前記摺動手段が他方向に作動する間に、前記バネボックスを回動させて前記スライド金枠を前記固定金枠に押圧するプレート交換補助手段を具備することを特徴とするスライディングノズル装置。
  2. 請求項1記載のスライディングノズル装置において、前記プレート交換補助手段は、前記摺動手段の作動方向に移動するスライド軸と、前記固定金枠に固着され前記スライド軸と係合する係合部材と、前記スライド軸に基端部が環装され、前記バネボックスに先端部が連結されたアームとを備え、
    前記係合部材に形成された係合溝に、前記アームの基端部に装着された係合ピンが挿入され、前記スライド軸の移動に伴って、前記係合ピンが前記係合溝内を移動することにより前記アームが前記スライド軸を回動軸として回動し、該アームと連結する前記バネボックスが開方向又は閉方向に回動するスライディングノズル装置。
  3. 請求項1記載のスライディングノズル装置において、前記プレート交換補助手段は、前記摺動手段の作動方向に移動するスライド軸と、前記固定金枠に固着され前記スライド軸と係合する係合部材と、前記スライド軸に環装され、該スライド軸の回動に伴って回動する、前記バネボックスが固着された外筒とを備え、
    前記スライド軸に形成された係合溝に、前記係合部材に装着された係合ピンが挿入され、前記スライド軸の移動に伴って、前記係合ピンが前記係合溝内を移動することにより前記スライド軸が回動し、該スライド軸の回動に伴って、前記外筒が回動し、前記バネボックスが開方向又は閉方向に回動するスライディングノズル装置。
  4. 請求項1記載のスライディングノズル装置において、前記プレート交換補助手段は、前記摺動手段の作動方向に移動するスライド軸と、前記固定金枠に固着され前記スライド軸と係合する係合部材と、前記スライド軸に環装され、該スライド軸の回動に伴って回動する、前記バネボックスが固着された外筒とを備え、
    前記係合部材に形成された係合溝に、前記スライド軸に装着された係合ピンが挿入され、前記スライド軸の移動に伴って、前記係合ピンが前記係合溝内を移動することにより前記スライド軸が回動し、該スライド軸の回動に伴って、前記外筒が回動し、前記バネボックスが開方向又は閉方向に回動するスライディングノズル装置。
  5. 溶融金属容器の底部に設置され、固定プレートを保持する固定金枠と、前記固定金枠に対して開閉可能とされ、摺動プレートを保持するスライド金枠と、前記スライド金枠を摺動させる摺動手段と、前記固定金枠に回動可能に装着され、前記スライド金枠を前記固定金枠に押圧するバネボックスとを備えるスライディングノズル装置において、
    前記摺動手段と連動し、前記摺動手段が一方向に作動する間に、前記スライド金枠の押圧を解除して前記バネボックスを回動させ、前記スライド金枠を開くと共に、前記摺動手段が他方向に作動する間に、前記スライド金枠を閉じ、前記バネボックスを回動させて前記スライド金枠を前記固定金枠に押圧するプレート交換補助手段を具備することを特徴とするスライディングノズル装置。
  6. 請求項5記載のスライディングノズル装置において、前記プレート交換補助手段は、前記摺動手段の作動方向に移動するスライド軸と、前記固定金枠に固着され前記スライド軸と係合する係合部材と、前記スライド軸に基端部が環装され、前記スライド金枠又は前記バネボックスに先端部が連結されたアームとを備え、
    前記係合部材に形成された係合溝に、前記アームの基端部に装着された係合ピンが挿入され、前記スライド軸の移動に伴って、前記係合ピンが前記係合溝内を移動することにより前記アームが前記スライド軸を回動軸として回動し、該アームと連結する前記スライド金枠又は前記バネボックスが開方向又は閉方向に回動するスライディングノズル装置。
  7. 請求項5記載のスライディングノズル装置において、前記プレート交換補助手段は、前記摺動手段の作動方向に移動するスライド軸と、前記固定金枠に固着され前記スライド軸と係合する係合部材と、前記スライド軸に環装され、該スライド軸の回動に伴って回動する、前記バネボックス又は前記スライド金枠が固着された外筒とを備え、
    前記スライド軸に形成された係合溝に、前記係合部材に装着された係合ピンが挿入され、前記スライド軸の移動に伴って、前記係合ピンが前記係合溝内を移動することにより前記スライド軸が回動し、該スライド軸の回動に伴って、前記外筒が回動し、前記バネボックス又は前記スライド金枠が開方向又は閉方向に回動するスライディングノズル装置。
  8. 請求項5記載のスライディングノズル装置において、前記プレート交換補助手段は、前記摺動手段の作動方向に移動するスライド軸と、前記固定金枠に固着され前記スライド軸と係合する係合部材と、前記スライド軸に環装され、該スライド軸の回動に伴って回動する、前記バネボックス又は前記スライド金枠が固着された外筒とを備え、
    前記係合部材に形成された係合溝に、前記スライド軸に装着された係合ピンが挿入され、前記スライド軸の移動に伴って、前記係合ピンが前記係合溝内を移動することにより前記スライド軸が回動し、該スライド軸の回動に伴って、前記外筒が回動し、前記バネボックス又は前記スライド金枠が開方向又は閉方向に回動するスライディングノズル装置。
  9. 請求項2〜4、6〜8のいずれか1項に記載のスライディングノズル装置において、前記スライド軸上に該スライド軸に沿ってラックギアが装着されると共に、前記バネボックスに収納されたバネを圧縮又は圧縮解除する押圧ネジに、前記ラックギアと歯合するピニオンギアが装着され、前記スライド軸の移動に伴って前記押圧ネジが回転して前記バネを圧縮又は圧縮解除するスライディングノズル装置。
  10. 請求項2〜4、6〜8のいずれか1項に記載のスライディングノズル装置において、前記プレート交換補助手段は、前記摺動手段が当接する当接部を有し、前記摺動手段が前記他方向に作動して前記当接部に当接し、前記スライド軸が前記他方向に移動すると共に、前記プレート交換補助手段を連結治具で前記摺動手段に連結することで、前記摺動手段が前記一方向に作動して前記スライド軸が前記一方向に移動するスライディングノズル装置。
  11. 請求項2〜4、6〜8記載のスライディングノズル装置において、前記プレート交換補助手段を前記摺動手段に連結する連結治具に当接して一方向に回動する安全レバーを備えるスライディングノズル装置。
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