JP3614817B2 - スライドバルブの面圧負荷装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般造塊および連続鋳造設備において用いられる取鍋用およびタンディッシュ用スライドバルブの面圧負荷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
連続鋳造設備においては、取鍋またはタンディッシュ、あるいはその双方の底部にスライドバルブが設けられ、このスライドバルブを開閉させることによりその下部に接続されるノズルを通じてタンディッシュおよび/またはモールド(鋳型)に溶融金属を流出させるようになっている。
【0003】
上記スライドバルブは、図4および図5に2層式のスライドバルブ1の場合を例示するように、取鍋2の底部2aの下面に固設されたハウジング3と、このハウジング3にその長手方向一側においてヒンジにより開閉可能に枢支されたクランプ4と、このクランプ4内に移動可能に収納されたプレート駆動手段である油圧シリンダ5のピストンロッド5aに連結されたスライドケース6とを備えており、前記ハウジング3にボトムプレート煉瓦7が、前記スライドケース6にスライドプレート煉瓦8がそれぞれ組み込まれ、前記油圧シリンダ5の作動によりスライドケース6を摺動させて各プレート煉瓦7,8に開口されたノズル孔7a,8aの開度を変化させて溶融金属の流出を制御するようになっている。
【0004】
なお上記図において符号9は取鍋2の底部2aのノズル受け煉瓦10に下方から挿着され前記ボトムプレート煉瓦7の上面で支持される上ノズル、11はスライドプレート煉瓦8の下部に位置して該スライドプレート煉瓦8と共に移動する下ノズルを示し、その下部に図示しないロングノズル等が接合される。
【0005】
前記プレート煉瓦7,8の組み込み時には、前記クランプ4を解放するトグル機構12のバール13を回動操作してプレート煉瓦7,8間の面圧を解除し、次いでクランプ4を下方へ開動させて開放させたのち使用済みのプレート煉瓦およびノズルを除去し、新たなプレート煉瓦7,8等を組み込み、その後トグル機構12のバール13を締め付け方向に回動操作してクランプ4を閉止し、セットする。
【0006】
このときクランプ4は面圧負荷用の圧縮バネ14を介して締着され、プレート煉瓦7,8の摺接面間に所定の面圧が負荷されて溶融金属の漏出がないように組み込まれる。
【0007】
しかしながら上記従来の構造によると、スライドバルブ1が大型である場合、前記面圧の負荷力を大きく(約7t〜10t)必要とし、そのためトグル方式では1人の作業者ではバール13を回しきれず、2人掛かりの作業が強いられる。
【0008】
またトグル機構12による場合、プレート煉瓦7,8の組み込みの都度面圧負荷用の圧縮バネ14をその自由長から予め数mm縮めた予負荷長さから面圧負荷時のセット長にまで圧縮させる必要があるためバール13の回転角を大きく必要とし、容易な作業ではない。
【0009】
そこでプレート煉瓦7,8間の面圧負荷手段として、スライドケース6を押し引きするプレート駆動手段である油圧シリンダ5を利用し、この油圧シリンダ5の作動により前記圧縮バネ14を撓ませるようにして面圧を付与するようにしたもの(例えば特許第3066710号)が提案されている。
【0010】
上記特許の公報に記載のものは、油圧シリンダの作動をスライドケースに伝達する手段として、平面視門形状をなす面圧リンクをカバーに枢支して上下方向に回動自在に設け、面圧負荷時には油圧シリンダを作動させてスライドケースの位置を調整したうえ面圧リンクを面圧負荷位置へ回動させ、しかるのち油圧シリンダをそのピストンロッドが進出する方向へ作動させて面圧バーをバネケースのリンク内に挿入し、バネケースを下降させる。
【0011】
これにより圧縮バネにより面圧バーをカバー共々上方へ引き上げさせ、次いで油圧シリンダのピストンロッドを引き込んで面圧リンクを使用位置へ戻し、面圧負荷状態にするようになされている。面圧解除時には上記の逆の手順を行なう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに上記従来の技術では、プレート駆動手段である油圧シリンダを利用して面圧負荷および解除を行わせることはできるが、そのための操作手順が前述のように著しく煩雑となる構成であり、熱間作業ともなれば作業に手間どって迅速な面圧負荷および解除操作が難しいという問題点があった。
【0013】
また構造上においても可動部品を多く必要とし、そのためメンテナンスも容易でなく、装置自体も高価になるなどの問題がある。
【0014】
本発明は、プレート煉瓦の面圧負荷および解除のための操作の簡易化を図るとともに構造の簡素化を図り得るスライドバルブの面圧負荷装置を提供することを課題としてなされたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する手段として本発明は、溶融金属容器の底部下面に固設されたハウジングと、このハウジングに開閉可能に支持されたクランプと、このクランプの内部に移動可能に収納されプレート駆動手段に連結されたスライドケースとを備え、前記ハウジングおよびクランプにそれぞれプレート煉瓦を組み込み、そのうちの1枚を前記プレート駆動手段により摺動させて各プレート煉瓦に開口されたノズル孔の開度を変化させて溶融金属の流出を制御するスライドバルブにおいて、前記ハウジングの両側部に前記スライドケースの摺動方行と平行する方向に配設され圧縮バネを内蔵したバネホルダと、このバネホルダの下方位置に該ホルダと一体に上下動可能に設けられ上面に山形状テーパー部を有する凸部が形成された面圧解除プレートと、前記ハウジングと面圧解除プレートとの間に配設され前記面圧解除プレートの上面に当接して転動するローラが軸着された面圧制御バーとを有し、この面圧制御バーを前記プレート駆動手段に連結することにより前記ローラによる面圧解除プレートの上昇または押し下げにより面圧解除または面圧負荷を行なうようにし、前記バネホルダに、面圧負荷時に前記クランプに係合させ、面圧解除時に外す面圧負荷用フックを有していることを特徴とする。
【0016】
こうしたことにより、面圧制御バーとプレート駆動手段とを連結または連結を解除させるだけでプレート間の面圧負荷およびその解除を行なわせることができるので、この連結を連結ピンの挿入によって行なうことが可能となり、連結およびその解除を至って簡単かつ迅速に行なえる構成となる。
【0017】
またプレート駆動手段により作動される面圧制御バーの動きがローラ、面圧解除バーを通じてダイレクトにバネホルダに伝達されるので作動を確実に行わせることができる。なおプレート駆動手段は油圧シリンダのみに限定されるものではない。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照し、図4、図5と共通の部材にはこれと同一符号を用いて説明する。
【0019】
図1は本発明によるスライドバルブの面圧負荷装置の一実施形態の一部を断面とした側面図を示し、図2は図1のA矢視図を、図3は図1のB、C、Dの各矢視断面図を示している。
【0020】
取鍋等の溶融金属容器の底部下面に固着されボトムプレート7を嵌合支持するハウジング20の長手方向両側に通常のようにバネ受け部21,21が張り出して設けられており、このバネ受け部21,21の上方位置に断面下向きコ字状を有するバネホルダ22,22が配置され、このバネホルダ22,22内とバネ受け部21,21との間には複数の面圧負荷用の圧縮バネ23が介装される。
【0021】
このバネホルダ22,22に関連する面圧負荷機構は左右とも同じ構成を有するので片側のみについて説明する。
【0022】
バネホルダ22の長手方向両端近くの頂部22aにはボルト状のロッド24,24の上端のネジ部が螺挿締結され、このロッド24,24の下方部は、前記バネ受け部21、およびスライドプレート煉瓦8を抱持するスライドケース25を支持しているクランプ26の側部をそれぞれ摺動自在に貫通したうえ面圧解除プレート27に挿通され、該ロッド24,24の下端のネジ部に螺合するナット28,28により締着されている。なお面圧解除プレート27の取り付けは本例に限られるものではなく、同位置へ配置可能な手段であればよい。
【0023】
前記ハウジング20のバネ受け部21と前記面圧解除プレート27との間には面圧制御バー30が図1において左右方向にスライド自在に介装され、この面圧制御バー30の前記バネホルダ22と対応する範囲内において2個の大径ローラ29,29と2個の小径ローラ42,42が軸着されており、この大径ローラ29,29の下端は前記面圧解除プレート27の上面に、また小径ローラ42,42の上端はバネ受け部21の下面に転接されている。なおこれらローラ29,42の個数は2個に限られることはない。
【0024】
前記面圧解除プレート27は、その上面に前記面圧制御バー30の大径ローラ29,29と対をなして高さ約10mm程度の2つの山形状凸部31,31が形成されており、この凸部31,31は前記大径ローラ29,29の進入側に緩傾斜のスロープ31a,31aを有し、凸部31,31の上面は大径ローラ29,29の進入側から後方にかけてやや登り傾斜に形成されている。
【0025】
したがって前記大径ローラ29,29が前記凸部31,31の上面に乗り上げたとき前記ロッド24,24を介してバネホルダ22が圧縮バネ23の弾力に抗し引き下げられて面圧解除状態となり、前記大径ローラ29,29が凸部31,31から離脱したときは圧縮バネ23の放勢によりクランプ26が相対的に上昇して面圧負荷状態となる。
【0026】
前記バネホルダ22の長手方向両端部外面にはアーム32,32の上端が軸33,33により枢支され、これらアーム32,32の下端間には面圧負荷用フック34が連結されていて、面圧負荷時にはクランプ26側の係止部35に係合させることにより面圧負荷状態を保つようになっている。
【0027】
面圧負荷またはその解除を行なわせるため前記面圧制御バー30をスライドさせる動作は、スライドバルブのスライドケース25をスライドさせて溶融金属の流出を制御するプレート駆動手段によって行なわれる。このプレート駆動手段としては、一般に油圧シリンダ5が用いられるので、これを用いた場合を実施形態として示しているが、他の進退駆動手段であってもよい。
【0028】
すなわち前記面圧制御バー30の外端近くには該面圧制御バー30のスライド方向に長い長孔36が形成され、前記油圧シリンダ5のピストンロッドと共に進退するガイドピース37には連結部材38が固着されており、この連結部材38のピン孔39と前記長孔36とに跨がって連結用ピン40を挿通することによりピストンロッドの動きを面圧制御バー30に伝達するようになされている。なお41は面圧制御バー30を退去位置においてロックしておく際に前記連結用ピン40を差し替えておくためのロック孔を示す。
【0029】
したがって油圧シリンダ5の作動において、そのピストンロッドの進出時にはこれと共に移動する連結用ピン40が面圧制御バー30の長孔36の図において右端に至ったとき面圧制御バー30を図1、図2において右行させ、ピストンロッドの後退時には連結用ピン40が前記長孔36の図において左端に至ったとき面圧制御バー30を引き戻すようになる。
【0030】
次に上記実施形態の作用を説明する。
【0031】
ボトムプレート煉瓦7およびスライドプレート煉瓦8間に所定の面圧を負荷するときは、油圧シリンダ5のピストンロッドと共に移動するガイドピース37に固着された連結部材38のピン孔39から連結用ピン40を挿入し、さらにこの連結用ピン40を面圧制御バー30の長孔36に挿入する。
【0032】
こうして油圧シリンダ5を作動させてそのピストンロッドを伸長させると、その伸長途中で連結用ピン40が長孔36の図において右端内面に当接し、以後面圧制御バー30を伴って伸長する。
【0033】
この面圧制御バー30の進行により該面圧制御バー30に軸着されている大径ローラ29,29が面圧解除プレート27の凸部31,31のスロープ31a,31aに至り、この面圧解除プレート27を除々に下降させ、大径ローラ29,29が凸部31,31の上面に乗り上げたとき面圧解除プレート27が最下降位置になる。
【0034】
この面圧解除プレート27の下降により該面圧解除プレート27とロッド24,24により連結されているバネホルダ22が下方へ引き下げられ、これにより圧縮バネ23を規定位置にまで撓ませる。
【0035】
この状態に至ったら面圧負荷用フック34をクランプ26の係合部35に係合させ、次いで面圧制御バー30を引き戻す。これによりバネホルダ22が上昇し、フック34により面圧負荷状態に拘束され、ボトムプレート煉瓦7とスライドプレート煉瓦8との摺接面間に所定の面圧が負荷された状態に維持される。
【0036】
面圧解除時には、面圧制御バー30を前進させてその大径ローラ29,29を面圧解除プレート27の凸部31,31の上面に置き、バネホルダ22およびこれに枢支されているアーム32,32を下降させた状態としたのち面圧負荷用フック34をクランプ26の係合部35から外して図3(B)の左側に鎖線で示すように回動させる。これによりクランプ26の拘束が解かれるのでこのクランプ26はハウジング20に一側が枢支されるヒンジでのみ支持された状態となり、この状態においてクランプ26を開放させて上ノズル9、ボトムプレート煉瓦7、スライドプレート煉瓦8、下ノズル11の交換を行なうことができる。
【0037】
上記各耐火物を交換したのち再びクランプ26を閉じ、面圧負荷用フック34をクランプ26の係止部35へ係止させ、次いで油圧シリンダ5のピストンロッドを引込める方向に作動させる。これにより面圧制御バー30が共に引き出され、その大径ローラ29,29を面圧解除プレート27の凸部31,31から離脱させることによりバネホルダ22が所定の位置まで上昇する。このバネホルダ22の上昇により圧縮バネ23の復元力が面圧負荷用フック34を通じてクランプ26に作用し、クランプ26を上方へ向け付勢して面圧負荷状態となる。
【0038】
前記のようにして引き戻された面圧制御バー30を連結していた連結用ピン40を抜き、このピン40をロック孔41に差し替えて面圧制御バー30をロックしておく。
【0039】
以後の操業においては、油圧シリンダ5の作動によりスライドケース25のみが進退して各プレート煉瓦7,8のノズル孔7a,8aの開閉を行なうことになる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、プレート駆動手段を用いてプレート煉瓦間の面圧負荷を行なうことができるので、従来のようにトグル機構を人的操作して面圧を負荷する難作業が全廃でき、作業能率の向上をはじめ作業の安全性を図ることができる。
【0041】
特にプレート駆動機構と面圧制御バーとの連結に連結用ピンを用いれば足りるので、構造を頗る簡素に構成することができ、その操作も簡易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスライドバルブの面圧負荷装置の一実施形態を示す一部を断面とした側面図。
【図2】図1のA矢視図。
【図3】(A)の右半部は図1のB矢視、左半部は同C矢視断面図、(B)の右半部は図1のD矢視、左半部は同C矢視のフック開放時の状態を示す断面図。
【図4】従来の2層式スライドバルブを示す断面図。
【図5】同、横断面図。
【符号の説明】
3,20 ハウジング
4,26 クランプ
5 油圧シリンダ(プレート駆動手段)
6,25 スライドケース
7 ボトムプレート煉瓦
8 スライドプレート煉瓦
12 トグル機構
21 バネ受け部
22 バネホルダ
23 圧縮バネ
27 面圧解除バー
29 大径ローラ
30 面圧制御バー
31 凸部
34 面圧負荷用フック
40 連結用ピン
41 ロック孔
42 小径ローラ
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般造塊および連続鋳造設備において用いられる取鍋用およびタンディッシュ用スライドバルブの面圧負荷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
連続鋳造設備においては、取鍋またはタンディッシュ、あるいはその双方の底部にスライドバルブが設けられ、このスライドバルブを開閉させることによりその下部に接続されるノズルを通じてタンディッシュおよび/またはモールド(鋳型)に溶融金属を流出させるようになっている。
【0003】
上記スライドバルブは、図4および図5に2層式のスライドバルブ1の場合を例示するように、取鍋2の底部2aの下面に固設されたハウジング3と、このハウジング3にその長手方向一側においてヒンジにより開閉可能に枢支されたクランプ4と、このクランプ4内に移動可能に収納されたプレート駆動手段である油圧シリンダ5のピストンロッド5aに連結されたスライドケース6とを備えており、前記ハウジング3にボトムプレート煉瓦7が、前記スライドケース6にスライドプレート煉瓦8がそれぞれ組み込まれ、前記油圧シリンダ5の作動によりスライドケース6を摺動させて各プレート煉瓦7,8に開口されたノズル孔7a,8aの開度を変化させて溶融金属の流出を制御するようになっている。
【0004】
なお上記図において符号9は取鍋2の底部2aのノズル受け煉瓦10に下方から挿着され前記ボトムプレート煉瓦7の上面で支持される上ノズル、11はスライドプレート煉瓦8の下部に位置して該スライドプレート煉瓦8と共に移動する下ノズルを示し、その下部に図示しないロングノズル等が接合される。
【0005】
前記プレート煉瓦7,8の組み込み時には、前記クランプ4を解放するトグル機構12のバール13を回動操作してプレート煉瓦7,8間の面圧を解除し、次いでクランプ4を下方へ開動させて開放させたのち使用済みのプレート煉瓦およびノズルを除去し、新たなプレート煉瓦7,8等を組み込み、その後トグル機構12のバール13を締め付け方向に回動操作してクランプ4を閉止し、セットする。
【0006】
このときクランプ4は面圧負荷用の圧縮バネ14を介して締着され、プレート煉瓦7,8の摺接面間に所定の面圧が負荷されて溶融金属の漏出がないように組み込まれる。
【0007】
しかしながら上記従来の構造によると、スライドバルブ1が大型である場合、前記面圧の負荷力を大きく(約7t〜10t)必要とし、そのためトグル方式では1人の作業者ではバール13を回しきれず、2人掛かりの作業が強いられる。
【0008】
またトグル機構12による場合、プレート煉瓦7,8の組み込みの都度面圧負荷用の圧縮バネ14をその自由長から予め数mm縮めた予負荷長さから面圧負荷時のセット長にまで圧縮させる必要があるためバール13の回転角を大きく必要とし、容易な作業ではない。
【0009】
そこでプレート煉瓦7,8間の面圧負荷手段として、スライドケース6を押し引きするプレート駆動手段である油圧シリンダ5を利用し、この油圧シリンダ5の作動により前記圧縮バネ14を撓ませるようにして面圧を付与するようにしたもの(例えば特許第3066710号)が提案されている。
【0010】
上記特許の公報に記載のものは、油圧シリンダの作動をスライドケースに伝達する手段として、平面視門形状をなす面圧リンクをカバーに枢支して上下方向に回動自在に設け、面圧負荷時には油圧シリンダを作動させてスライドケースの位置を調整したうえ面圧リンクを面圧負荷位置へ回動させ、しかるのち油圧シリンダをそのピストンロッドが進出する方向へ作動させて面圧バーをバネケースのリンク内に挿入し、バネケースを下降させる。
【0011】
これにより圧縮バネにより面圧バーをカバー共々上方へ引き上げさせ、次いで油圧シリンダのピストンロッドを引き込んで面圧リンクを使用位置へ戻し、面圧負荷状態にするようになされている。面圧解除時には上記の逆の手順を行なう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに上記従来の技術では、プレート駆動手段である油圧シリンダを利用して面圧負荷および解除を行わせることはできるが、そのための操作手順が前述のように著しく煩雑となる構成であり、熱間作業ともなれば作業に手間どって迅速な面圧負荷および解除操作が難しいという問題点があった。
【0013】
また構造上においても可動部品を多く必要とし、そのためメンテナンスも容易でなく、装置自体も高価になるなどの問題がある。
【0014】
本発明は、プレート煉瓦の面圧負荷および解除のための操作の簡易化を図るとともに構造の簡素化を図り得るスライドバルブの面圧負荷装置を提供することを課題としてなされたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する手段として本発明は、溶融金属容器の底部下面に固設されたハウジングと、このハウジングに開閉可能に支持されたクランプと、このクランプの内部に移動可能に収納されプレート駆動手段に連結されたスライドケースとを備え、前記ハウジングおよびクランプにそれぞれプレート煉瓦を組み込み、そのうちの1枚を前記プレート駆動手段により摺動させて各プレート煉瓦に開口されたノズル孔の開度を変化させて溶融金属の流出を制御するスライドバルブにおいて、前記ハウジングの両側部に前記スライドケースの摺動方行と平行する方向に配設され圧縮バネを内蔵したバネホルダと、このバネホルダの下方位置に該ホルダと一体に上下動可能に設けられ上面に山形状テーパー部を有する凸部が形成された面圧解除プレートと、前記ハウジングと面圧解除プレートとの間に配設され前記面圧解除プレートの上面に当接して転動するローラが軸着された面圧制御バーとを有し、この面圧制御バーを前記プレート駆動手段に連結することにより前記ローラによる面圧解除プレートの上昇または押し下げにより面圧解除または面圧負荷を行なうようにし、前記バネホルダに、面圧負荷時に前記クランプに係合させ、面圧解除時に外す面圧負荷用フックを有していることを特徴とする。
【0016】
こうしたことにより、面圧制御バーとプレート駆動手段とを連結または連結を解除させるだけでプレート間の面圧負荷およびその解除を行なわせることができるので、この連結を連結ピンの挿入によって行なうことが可能となり、連結およびその解除を至って簡単かつ迅速に行なえる構成となる。
【0017】
またプレート駆動手段により作動される面圧制御バーの動きがローラ、面圧解除バーを通じてダイレクトにバネホルダに伝達されるので作動を確実に行わせることができる。なおプレート駆動手段は油圧シリンダのみに限定されるものではない。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照し、図4、図5と共通の部材にはこれと同一符号を用いて説明する。
【0019】
図1は本発明によるスライドバルブの面圧負荷装置の一実施形態の一部を断面とした側面図を示し、図2は図1のA矢視図を、図3は図1のB、C、Dの各矢視断面図を示している。
【0020】
取鍋等の溶融金属容器の底部下面に固着されボトムプレート7を嵌合支持するハウジング20の長手方向両側に通常のようにバネ受け部21,21が張り出して設けられており、このバネ受け部21,21の上方位置に断面下向きコ字状を有するバネホルダ22,22が配置され、このバネホルダ22,22内とバネ受け部21,21との間には複数の面圧負荷用の圧縮バネ23が介装される。
【0021】
このバネホルダ22,22に関連する面圧負荷機構は左右とも同じ構成を有するので片側のみについて説明する。
【0022】
バネホルダ22の長手方向両端近くの頂部22aにはボルト状のロッド24,24の上端のネジ部が螺挿締結され、このロッド24,24の下方部は、前記バネ受け部21、およびスライドプレート煉瓦8を抱持するスライドケース25を支持しているクランプ26の側部をそれぞれ摺動自在に貫通したうえ面圧解除プレート27に挿通され、該ロッド24,24の下端のネジ部に螺合するナット28,28により締着されている。なお面圧解除プレート27の取り付けは本例に限られるものではなく、同位置へ配置可能な手段であればよい。
【0023】
前記ハウジング20のバネ受け部21と前記面圧解除プレート27との間には面圧制御バー30が図1において左右方向にスライド自在に介装され、この面圧制御バー30の前記バネホルダ22と対応する範囲内において2個の大径ローラ29,29と2個の小径ローラ42,42が軸着されており、この大径ローラ29,29の下端は前記面圧解除プレート27の上面に、また小径ローラ42,42の上端はバネ受け部21の下面に転接されている。なおこれらローラ29,42の個数は2個に限られることはない。
【0024】
前記面圧解除プレート27は、その上面に前記面圧制御バー30の大径ローラ29,29と対をなして高さ約10mm程度の2つの山形状凸部31,31が形成されており、この凸部31,31は前記大径ローラ29,29の進入側に緩傾斜のスロープ31a,31aを有し、凸部31,31の上面は大径ローラ29,29の進入側から後方にかけてやや登り傾斜に形成されている。
【0025】
したがって前記大径ローラ29,29が前記凸部31,31の上面に乗り上げたとき前記ロッド24,24を介してバネホルダ22が圧縮バネ23の弾力に抗し引き下げられて面圧解除状態となり、前記大径ローラ29,29が凸部31,31から離脱したときは圧縮バネ23の放勢によりクランプ26が相対的に上昇して面圧負荷状態となる。
【0026】
前記バネホルダ22の長手方向両端部外面にはアーム32,32の上端が軸33,33により枢支され、これらアーム32,32の下端間には面圧負荷用フック34が連結されていて、面圧負荷時にはクランプ26側の係止部35に係合させることにより面圧負荷状態を保つようになっている。
【0027】
面圧負荷またはその解除を行なわせるため前記面圧制御バー30をスライドさせる動作は、スライドバルブのスライドケース25をスライドさせて溶融金属の流出を制御するプレート駆動手段によって行なわれる。このプレート駆動手段としては、一般に油圧シリンダ5が用いられるので、これを用いた場合を実施形態として示しているが、他の進退駆動手段であってもよい。
【0028】
すなわち前記面圧制御バー30の外端近くには該面圧制御バー30のスライド方向に長い長孔36が形成され、前記油圧シリンダ5のピストンロッドと共に進退するガイドピース37には連結部材38が固着されており、この連結部材38のピン孔39と前記長孔36とに跨がって連結用ピン40を挿通することによりピストンロッドの動きを面圧制御バー30に伝達するようになされている。なお41は面圧制御バー30を退去位置においてロックしておく際に前記連結用ピン40を差し替えておくためのロック孔を示す。
【0029】
したがって油圧シリンダ5の作動において、そのピストンロッドの進出時にはこれと共に移動する連結用ピン40が面圧制御バー30の長孔36の図において右端に至ったとき面圧制御バー30を図1、図2において右行させ、ピストンロッドの後退時には連結用ピン40が前記長孔36の図において左端に至ったとき面圧制御バー30を引き戻すようになる。
【0030】
次に上記実施形態の作用を説明する。
【0031】
ボトムプレート煉瓦7およびスライドプレート煉瓦8間に所定の面圧を負荷するときは、油圧シリンダ5のピストンロッドと共に移動するガイドピース37に固着された連結部材38のピン孔39から連結用ピン40を挿入し、さらにこの連結用ピン40を面圧制御バー30の長孔36に挿入する。
【0032】
こうして油圧シリンダ5を作動させてそのピストンロッドを伸長させると、その伸長途中で連結用ピン40が長孔36の図において右端内面に当接し、以後面圧制御バー30を伴って伸長する。
【0033】
この面圧制御バー30の進行により該面圧制御バー30に軸着されている大径ローラ29,29が面圧解除プレート27の凸部31,31のスロープ31a,31aに至り、この面圧解除プレート27を除々に下降させ、大径ローラ29,29が凸部31,31の上面に乗り上げたとき面圧解除プレート27が最下降位置になる。
【0034】
この面圧解除プレート27の下降により該面圧解除プレート27とロッド24,24により連結されているバネホルダ22が下方へ引き下げられ、これにより圧縮バネ23を規定位置にまで撓ませる。
【0035】
この状態に至ったら面圧負荷用フック34をクランプ26の係合部35に係合させ、次いで面圧制御バー30を引き戻す。これによりバネホルダ22が上昇し、フック34により面圧負荷状態に拘束され、ボトムプレート煉瓦7とスライドプレート煉瓦8との摺接面間に所定の面圧が負荷された状態に維持される。
【0036】
面圧解除時には、面圧制御バー30を前進させてその大径ローラ29,29を面圧解除プレート27の凸部31,31の上面に置き、バネホルダ22およびこれに枢支されているアーム32,32を下降させた状態としたのち面圧負荷用フック34をクランプ26の係合部35から外して図3(B)の左側に鎖線で示すように回動させる。これによりクランプ26の拘束が解かれるのでこのクランプ26はハウジング20に一側が枢支されるヒンジでのみ支持された状態となり、この状態においてクランプ26を開放させて上ノズル9、ボトムプレート煉瓦7、スライドプレート煉瓦8、下ノズル11の交換を行なうことができる。
【0037】
上記各耐火物を交換したのち再びクランプ26を閉じ、面圧負荷用フック34をクランプ26の係止部35へ係止させ、次いで油圧シリンダ5のピストンロッドを引込める方向に作動させる。これにより面圧制御バー30が共に引き出され、その大径ローラ29,29を面圧解除プレート27の凸部31,31から離脱させることによりバネホルダ22が所定の位置まで上昇する。このバネホルダ22の上昇により圧縮バネ23の復元力が面圧負荷用フック34を通じてクランプ26に作用し、クランプ26を上方へ向け付勢して面圧負荷状態となる。
【0038】
前記のようにして引き戻された面圧制御バー30を連結していた連結用ピン40を抜き、このピン40をロック孔41に差し替えて面圧制御バー30をロックしておく。
【0039】
以後の操業においては、油圧シリンダ5の作動によりスライドケース25のみが進退して各プレート煉瓦7,8のノズル孔7a,8aの開閉を行なうことになる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、プレート駆動手段を用いてプレート煉瓦間の面圧負荷を行なうことができるので、従来のようにトグル機構を人的操作して面圧を負荷する難作業が全廃でき、作業能率の向上をはじめ作業の安全性を図ることができる。
【0041】
特にプレート駆動機構と面圧制御バーとの連結に連結用ピンを用いれば足りるので、構造を頗る簡素に構成することができ、その操作も簡易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスライドバルブの面圧負荷装置の一実施形態を示す一部を断面とした側面図。
【図2】図1のA矢視図。
【図3】(A)の右半部は図1のB矢視、左半部は同C矢視断面図、(B)の右半部は図1のD矢視、左半部は同C矢視のフック開放時の状態を示す断面図。
【図4】従来の2層式スライドバルブを示す断面図。
【図5】同、横断面図。
【符号の説明】
3,20 ハウジング
4,26 クランプ
5 油圧シリンダ(プレート駆動手段)
6,25 スライドケース
7 ボトムプレート煉瓦
8 スライドプレート煉瓦
12 トグル機構
21 バネ受け部
22 バネホルダ
23 圧縮バネ
27 面圧解除バー
29 大径ローラ
30 面圧制御バー
31 凸部
34 面圧負荷用フック
40 連結用ピン
41 ロック孔
42 小径ローラ
Claims (2)
- 溶融金属容器の底部下面に固設されたハウジングと、このハウジングに開閉可能に支持されたクランプと、このクランプの内部に移動可能に収納されプレート駆動手段に連結されたスライドケースとを備え、前記ハウジングおよびクランプにそれぞれプレート煉瓦を組み込み、そのうちの1枚を前記プレート駆動手段により摺動させて各プレート煉瓦に開口されたノズル孔の開度を変化させて溶融金属の流出を制御するスライドバルブにおいて、前記ハウジングの両側部に前記スライドケースの摺動方行と平行する方向に配設され圧縮バネを内蔵したバネホルダと、このバネホルダの下方位置に該ホルダと一体に上下動可能に設けられ上面に山形状テーパー部を有する凸部が形成された面圧解除プレートと、前記ハウジングと面圧解除プレートとの間に配設され前記面圧解除プレートの上面に当接して転動するローラが軸着された面圧制御バーとを有し、この面圧制御バーを前記プレート駆動手段に連結することにより前記ローラによる面圧解除プレートの上昇または押し下げにより面圧解除または面圧負荷を行なうようにし、前記バネホルダに、面圧負荷時に前記クランプに係合させ、面圧解除時に外す面圧負荷用フックを有していることを特徴とするスライドバルブの面圧負荷装置。
- 前記プレート駆動手段と面圧制御バーとの連結を連結用ピンの挿入により行なうようになされている請求項1記載のスライドバルブの面圧負荷装置。
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