JPH04125055U - 面圧力保持機構付きスライデイングノズル - Google Patents

面圧力保持機構付きスライデイングノズル

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Publication number
JPH04125055U
JPH04125055U JP3337691U JP3337691U JPH04125055U JP H04125055 U JPH04125055 U JP H04125055U JP 3337691 U JP3337691 U JP 3337691U JP 3337691 U JP3337691 U JP 3337691U JP H04125055 U JPH04125055 U JP H04125055U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
sliding
spring
holding frame
surface pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP3337691U
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English (en)
Inventor
弘美 二木
佳年 安仲
茂法 梅林
Original Assignee
住友金属工業株式会社
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Publication date
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Priority to JP3337691U priority Critical patent/JPH04125055U/ja
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】プレート煉瓦の摺動面からの溶鋼の流出漏洩を
防止する。 【構成】スライディングノズルの下固定盤を支承する摺
動板6は、摺動板保持フレーム7にて支持されている。
摺動板保持フレーム7は該フレームの下に介装したスプ
リング筒10内のスプリング11にて押圧されている。
ベースプレート8に横設したシャフトの両端に垂設した
吊ボルト16にてスプリング支持板15を吊持する。こ
のスプリング支持板15に取付けたストッパーボルト1
8にて摺動板保持フレーム7を支持する構造となしてい
る。 【効果】スプリングが劣化してもプレート煉瓦の摺動面
の面圧力を保持できる。プレート煉瓦の摺動面からの溶
鋼の流出漏洩がない。プレート煉瓦のがた付きがなくな
り、スライディングノズルの自動制御の応答性が良くな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はスプリング方式にてプレート煉瓦(固定盤、摺動板等)を押圧する 機構を備えたスライディングノズルにおける面圧力保持手段に係り、特に溶鋼の 輻射熱および伝熱によりスプリングに劣化が生じてもプレート煉瓦の面圧力を確 保するスライディングノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】
連続鋳造装置におけるスライディングノズルは、プレート煉瓦の面圧力を均一 にして溶鋼の流出事故を防止するため、上固定盤に対し下固定盤と摺動板をスプ リングにて圧着する方式がとられている。図3は従来の圧着用スプリング付きス ライディングノズルの構造例を示す概略図で、1はタンディッシュ底板、2は上 ノズル、3は上固定盤、4は下固定盤、5は浸漬ノズル、6は摺動板、7は摺動 板保持フレーム、8はベースプレート、9は支軸、10はスプリング筒、11は スプリングである。
【0003】 すなわち、上記従来のプレート煉瓦押圧機構は、タンディッシュ底板1に固定 されたベースプレート8に一対の軸受12を複数組突設し、この軸受に貫通させ た1本のシャフト13に各軸受毎に支軸9を摺動板保持フレーム7を貫通して吊 設し、該支軸の下端にナット14にて取付けた支持板15と摺動板保持フレーム 7との間に介装したスプリング筒10内のスプリング11を当該支持板15にて 圧着することにより、摺動板保持フレーム7、摺動板6を介して下固定盤4が上 固定盤3に押圧される機構となしたもので、スプリングとしては一般にコイルバ ネが用いられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
スプリングを採用したプレート煉瓦押圧機構は、作用的には上固定盤3と下固 定盤4との面圧力を均一に保持することができる。しかし、スプリング筒10内 のスプリング11はタンディッシュ底板からの熱影響を受け易く、操業中に次第 に溶鋼の輻射熱および伝熱により押付力が弱まり、溶鋼が上固定盤3と下固定盤 4の摺動面から流出漏洩するという危険を招来する。溶鋼の流出事故が発生する と連続鋳造の操業を中断するだけでなく、事故の復旧に多大な労力と費用を費す 。また、スプリングの押付力が弱まると、プレート煉瓦に“ガタ”が発生しスラ イディングノズルの自動制御の応答性が悪化し、鋳片品質を阻害する。
【0005】 この考案は、このような実情よりみて、スプリングを採用したプレート煉瓦押 圧機構に面圧力保持機構を付設することによって、スプリングの押付力の低下に 起因する前記問題を解決するスライディングノズルを提供しようとするものであ る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は操業中の溶鋼の輻射熱および伝熱によりスプリングの押付力が低下 しても、上固定盤と下固定盤の接触面圧力を保持できるように、スプリング設置 部に面圧力保持機構を設けたもので、その要旨は、タンディッシュ底板にシャフ トにて吊設され摺動板保持フレームに貫通軸支された支軸にスプリング収納筒を 取付け、前記支軸の下端における支持板が収納筒内に収納されたスプリングを圧 着することによりプレート煉瓦を押圧する機構を備えたスライディングノズルに おいて、前記シャフトの両端に摺動板保持フレームを貫通して垂設したボルトに てスプリング圧着支持板の両端部を吊持し、かつ先端が前記摺動板保持フレーム に当接するごとくスプリング圧着支持板に取付けた複数本のストッパーボルトに て面圧力を保持するごとく構成したものである。
【0007】
【作用】
スライディングノズルの下固定盤と浸漬ノズルは摺動板にて支承され、摺動板 はスプリングにて押圧されている摺動板保持フレームにて支持されている。ノズ ル開閉動作は摺動板をシリンダーにて摺動させて下固定盤の抽出孔と上固定盤の 抽出孔とを連通させることによって開き、閉塞動作は下固定盤によって上固定盤 の抽出孔を塞ぐことによって果たされる。さらに、摺動板保持フレームの下に設 置したスプリング筒内のスプリングによって当該保持フレームおよび摺動板を介 して下固定盤が上方に押圧されることにより上固定盤の全面に均等な面圧力がか けられる。
【0008】 スプリング支持板はスプリングの支軸と同一シャフトに吊設されているボルト にて吊持されているので、その吊りボルトに緩みが生じない限りその位置が変化 (下がる)することはない。このスプリング支持板に取付けた複数本のストッパ ーボルトは、その先端が摺動板保持フレームに下から当接しているので、スプリ ングのばね性が劣化し弾力性が失われ、設定した面圧力が低下した場合、摺動板 保持フレームが下がろうとするも、ストッパーボルトにて下から支えられている のでそれ以上下がることはなく、したがって面圧力が保持される。
【0009】
【実施例】
図1はこの考案に係るスライディングノズルの要部を示す概略側面図、図2は 図1のAーA線上の一部縦断正面図であり、16は吊ボルト、17は締付ナット 、18はストッパーボルト、19は締付ナットである。
【0010】 吊ボルト16はスプリング取付用シャフト13の両端部にスペーサリング20 を介して嵌入し、ストッパーピン21にて固定するとともに、摺動板保持フレー ム7を貫通して垂設している。一方、スプリング支持板15は上記シャフト13 とほぼ同一長さを有しており、その両端部に前記吊ボルトの下部を貫通するとと もに、締付ナット17にて所定の高さに吊持している。ストッパーボルト18は プレート煉瓦の面圧力を確実に保持するために上下2個の締付ナット19にて締 付けており、かつその先端は摺動板保持フレーム7に適度の接触圧で接触させて いる。
【0011】 上記の面圧力保持機構を備えたスライディングノズルの場合は、スプリング支 持板15が両端部の吊ボルト16にて一定の高さ位置に吊持されており、この支 持板にストッパーボルト18が取付けられているので、溶鋼の輻射熱や伝熱によ りスプリング11が劣化した場合、あるいは何等かの原因で摺動板保持フレーム 7に下向きの力が作用した場合、摺動板保持フレーム7が下がろうとするも、一 定の高さ位置に吊持されているスプリング支持板15に取付けられているストッ パーボルト18にて摺動板保持フレーム7が下から支えられてその位置を保持さ れているため、該保持フレームが下がることはない。したがって、上固定盤3と 下固定盤4との面圧力は均一に保持される。
【0012】
【考案の効果】
この考案は上記のごとく、プレート煉瓦押圧機構のスプリング支持板を、タン ディッシュ底板に固着されたベースプレートと一体的に取付けてその高さ位置を 固定し、このスプリング支持板に取付けた複数本のストッパーボルトにて摺動板 保持プレートを支持する構造となした面圧力保持機構を備えているので、操業中 に溶鋼の輻射熱や伝熱等によりスプリングが劣化してばね性が低下してもスライ ディングノズルの下固定盤と上固定盤の摺動面の面圧力を均等に保持することが できる。したがって、下固定盤と上固定盤の摺動面からの溶鋼の流出漏洩事故を 防止することができ、連続鋳造の安定操業および補修費の低減等がはかられる。 さらに、プレート煉瓦のガタ付きを防止できるので、スライディングノズルの自 動制御の応答性が悪化することもなくなり、鋳込精度が向上することにより鋳片 品質も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るスライディングノズルの要部を
示す概略図である。
【図2】図1のAーA線上の一部縦断正面図である。
【図3】この考案の対象するスライディングノズルの要
部を示す概略縦断正面図である。
【符号の説明】
1 タンディッシュ底板 2 上ノズル 3 上固定盤 4 下固定盤 5 浸漬ノズル 6 摺動板 7 摺動板保持フレーム 8 ベースプレート 9 スプリング支軸 10 スプリング筒 11 スプリング 13 スプリング取付用シャフト 16 吊ボルト 18 ストッパーボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンディッシュ底板にシャフトにて吊設
    され摺動板保持フレームに貫通軸支された支軸にスプリ
    ング収納筒を取付け、前記支軸の下端における支持板が
    収納筒内に収納されたスプリングを圧着することにより
    プレート煉瓦を押圧する機構を備えたスライディングノ
    ズルにおいて、前記シャフトの両端に摺動板保持フレー
    ムを貫通して垂設したボルトにてスプリング圧着支持板
    の両端部を吊持し、かつ先端が前記摺動板保持フレーム
    に当接するごとくスプリング圧着支持板に取付けた複数
    本のストッパーボルトにて面圧力を保持するごとく構成
    したことを特徴とする面圧力保持機構付きスライディン
    グノズル。
JP3337691U 1991-04-12 1991-04-12 面圧力保持機構付きスライデイングノズル Pending JPH04125055U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3337691U JPH04125055U (ja) 1991-04-12 1991-04-12 面圧力保持機構付きスライデイングノズル

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Publications (1)

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JPH04125055U true JPH04125055U (ja) 1992-11-13

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ID=31916062

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JP3337691U Pending JPH04125055U (ja) 1991-04-12 1991-04-12 面圧力保持機構付きスライデイングノズル

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100775502B1 (ko) * 2006-12-19 2007-11-12 주식회사 포스코 래들의 노즐카세트 면압풀림방지구조
EP2295173A4 (en) * 2008-05-16 2016-06-22 Krosaki Harima Corp SLIDING NOZZLE DEVICE

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KR100775502B1 (ko) * 2006-12-19 2007-11-12 주식회사 포스코 래들의 노즐카세트 면압풀림방지구조
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