JPWO2009128198A1 - モータ駆動装置、集積回路装置、モータ装置、およびモータ駆動システム - Google Patents

モータ駆動装置、集積回路装置、モータ装置、およびモータ駆動システム Download PDF

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智寛 井上
智寛 井上
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憲一 岸本
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Abstract

本発明のモータ駆動装置は、シリアルデータを伝送するシリアルデータラインとクロック信号を伝送するクロックラインとを含むシリアル通信バスを介して通信を行うシリアル通信部と、モータの動作を駆動制御する駆動制御部を備える。このシリアル通信バスから受け取ったクロック信号を、駆動制御部の基準クロック信号として利用するように構成する。

Description

本発明は、空調機器、給湯機、空気清浄機、複写機、プリンタなどに搭載されるブラシレスDCモータを駆動するのに好適なモータ駆動装置、このモータ駆動装置を備えた集積回路装置、このモータ駆動装置を備えたモータ装置、およびこのモータ装置を複数個備えたモータ駆動システムに関する。特に、本発明は、シリアルデータを用いたシリアル通信により制御されるモータ駆動装置、このモータ駆動装置を備えた集積回路装置、このモータ駆動装置を備えたモータ装置、さらには、このモータ装置を複数個備えたモータ駆動システムに関する。
例えば、複写機やレーザプリンタなどの情報機器では、通常、複数のモータが搭載されている。特に、近年、このようなドキュメントを扱う情報機器は、カラー化、多機能化や高精度化が進み、1台の機器に搭載されるモータの個数も増加傾向にある。このため、各モータの制御方法などが複雑化するとともに、各モータを制御するための信号線も増加している。
また、上述のブラシレスDCモータは、容易に回転制御ができるため近年多く用いられるようになっており、モータ本体とこのモータの駆動制御回路を含むモータ駆動装置とを一体化してモータ装置とし、マイコンなどとモータ駆動装置とを信号線で接続してモータの回転制御を行うような構成が一般的となっている。このとき、マイコンとモータ駆動装置との間では、例えば、起動/停止、ブレーキ動作/解除、正転/逆転、回転数指令、回転数モニタ、回転数位相ロック検知、制御ゲイン切替など多くの信号線が接続される。このため、モータの個数が増加すると、それに伴ってこのような信号線も増加し、配線スペースの増大による機器の小型化の阻害、機器側に設けられるマイコンなどのメインコントローラのポート負担や制御負担の増加、これらに伴うシステムコストの増加などを招くことになる。
ところで、近年、このような信号線の増加を抑制するため、各種の機器においてシリアル通信を利用して制御対象を制御する手法が広く用いられている。機器におけるシリアル通信は、機器内において、マイコンなどと各制御対象とをシリアル通信バスで接続することによって実現される。ここで、シリアル通信バスは、シリアルデータを伝送するシリアルデータラインとこのシリアルデータに同期したクロック信号を伝送するクロックラインとを含んだ数本の信号線で構成されるデータバスが一般に利用されている。このとき、各制御対象は、それぞれが識別されるようにするため、それぞれにアドレスのような識別番号が割り当てられる。そして、マイコンがクロック信号とともに、識別番号を指定しながら必要なシリアルデータを送受信することで、各制御対象と個別にデータ通信することができる。このようにして、信号線の増加を抑制しながら、複数の制御対象と各種データの受け渡しが可能になり、マイコンはこのデータを用いて各制御対象を制御できる。
そこで、上述したような複数のモータを備えた機器においても同様に、このようなシリアル通信を利用した技術が提案されている。
このような技術の1つとして、従来、モータを駆動するモータ駆動装置に対して、シリアル通信バスが縦続接続となるように順次シリアル接続し、これによって配線効率を向上させるような複数モータの駆動システムが提案されている。この内容は、例えば、特許文献1に開示されている。
このような従来の駆動システムは、次のように構成されている。すなわち、シリアル通信バスを介して複数のモータをそれぞれ駆動するためのデータがシリアルデータとして送出される。モータごとに設けたモータ駆動装置は、シリアル通信バスを介して順次シリアル接続されている。また、各モータ駆動装置には、ビットスイッチなどにより、それぞれを特定するためのアドレスが設定されている。そして、まず、複数のモータ駆動装置のうち第1のモータ駆動装置がデータを受信する。このとき、第1のモータ駆動装置は、シリアル通信バスを介して送出されたアドレスを参照して、自己宛に送られた第1のモータ駆動装置のデータのみを抽出し、レジスタに格納する。また、第1のモータ駆動装置は、自己宛ではないデータを、次段のモータ駆動装置に転送する。以降、第1のモータ駆動装置と同様な処理を行っていくことで、複数のモータを駆動制御する。従来の駆動システムは、このような構成とすることにより、少ない配線数で簡素な構成を可能としている。
ところで、この従来の駆動システムのように複数個のモータ装置を対象として制御する場合、それぞれのモータ装置間において回転速度などの基準を決める信号にばらつきがあり、簡易な構成で各モータ装置の速度精度を高めるには限界があった。すなわち、例えば、モータの速度を検出する速度検出器からのパルス期間において内部クロック信号のパルス数を計数し、この計数値を利用して速度検出値とするような構成の場合、モータ装置間に内部クロック信号の周波数のばらつきがあると、モータ装置において速度のばらつきが生じる。
このような具体的な一例として、次のようにして速度のばらつきが生じることになる。まず、標準のモータ装置があったとして、内部クロック信号が1MHzであり、指令値1000が与えられると、速度検出器からのパルス期間に、1MHzの内部クロック信号のクロック数が1000個となるように速度制御されるものとする。すなわち、指令値とこのクロック数とが一致するような速度制御されるものとする。これに対し、標準からずれたモータ装置の内部クロック信号が1.1MHzであったとする。そして、標準からずれたモータ装置にも指令値1000が与えられると、速度検出器からのパルス期間に、1.1MHzの内部クロック信号のクロック数が1000個となるように速度制御される。すなわち、標準からずれたモータ装置の場合、速度検出器からのパルス期間は標準のモータ装置よりも短くなる。言い換えれば、同じ指令値1000が与えられたとしても、標準からずれたモータ装置は、標準のモータ装置よりも高速で回転するように速度制御されることになる。従来のシリアル通信を使ったモータの駆動システムでは、以上のような課題があった。
特開2001−161095号公報
本発明のモータ駆動装置は、次の構成を有する。シリアルデータを伝送するシリアルデータラインとクロック信号を伝送するクロックラインとを含むシリアル通信バスを介して通信を行うシリアル通信部と、このモータの動作を駆動制御する駆動制御部を備える。このシリアル通信バスから受け取ったクロック信号を、駆動制御部の基準クロック信号として利用するように構成する。
本発明は、さらにこのモータ駆動装置を備えた集積回路装置を含む。本発明は、さらにこのモータ駆動装置とモータと、モータの速度を検出する速度検出器とを備えたモータ装置を含む。本発明は、さらに、このモータ装置を複数個備え、さらにこのモータ装置を制御するホスト装置を備え、このホスト装置と複数個のモータ装置とをシリアル通信バスで接続したモータ駆動システムを含む。
この構成により、本発明は、シリアル通信バスを利用して、モータ装置を搭載した機器内の省線化を図るとともに、高精度な速度制御が可能なモータ駆動装置、集積回路装置、モータ装置、およびモータ駆動システムを提供することができる。
図1は本発明の実施の形態1におけるモータ駆動システムの構成図である。 図2は同モータ駆動システムのモータ装置の詳細な構成を示すブロック図である。 図3は同モータ装置の速度制御部のブロック図である。 図4はモータ装置の速度制御部の他の構成例を示すブロック図である。 図5は本発明の実施の形態2におけるモータ装置のブロック図である。 図6は同モータ装置の内部クロック発生部のブロック図である。
符号の説明
10 ホスト装置
11 シリアル通信バス
19 クロック発振器
20 モータ装置
21 モータ駆動装置
22 集積回路装置
23 シリアル通信部(通信部)
24 パラメータ設定部
25 制御部
26 駆動部
27 内部クロック発生部
29 モータ
31 入力処理部
32 出力処理部
51 速度制御部
52 全体制御部
61 正弦波駆動部
62 インバータ
91 速度検出器
92 位置検出器
272 発振部
273 分周器
511,271 位相比較部
512 ゲイン設定部
513 波形整形部
514 クロック検出部
515 クロックパルス抜取部
516 クロック周期計測部
517 FG周期計測部
518 減算器
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるモータ駆動システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本モータ駆動システムは、モータ29とモータ29を駆動制御するモータ駆動装置21とを含むモータ装置20を複数個配置するとともに、各モータ装置20を制御するホスト装置10を備えている。そして、ホスト装置10と複数個のモータ装置20のモータ駆動装置21とは、シリアル通信バス11を介してバス接続されている。図1では、ホスト装置10が、3個のモータ装置20を制御するような一例を示している。
ホスト装置10は、例えば、モータ装置20が搭載される機器に備えられ、マイコン(マイクロコンピュータ)あるいはDSP(Digital Signal Processor)などで構成される。このようなホスト装置10から、シリアル通信バス11を介して、モータ装置20を制御するための各種データが各モータ装置20に通知される。また、逆に、モータ29の回転数に関するデータなどが各モータ装置20から、シリアル通信バス11を介して、ホスト装置10に通知される。
本実施の形態では、シリアル通信バス11が、シリアルデータを伝送するシリアルデータラインとしてのデータ出力ラインSOおよびデータ入力ラインSIと、クロック信号Clkを伝送するクロックラインCLKとの3つの信号線で構成されるような一例を挙げている。データ出力ラインSOには、ホスト装置10から各モータ装置20へのシリアルデータが伝送される。データ入力ラインSIには、モータ装置20からホスト装置10へのシリアルデータが伝送される。そして、クロックラインCLKには、ホスト装置10からシリアルデータに同期したクロック信号Clkが伝送される。
また、図1に示すように、ホスト装置10には、クロック発振器19が接続されている。クロック発振器19は、クロック信号Clkやシリアルデータのタイミングを生成するための基となる原クロック信号Oscを生成しホスト装置10に供給する。ホスト装置10は、供給された原クロック信号Oscを用いてクロック信号Clkやシリアルデータを生成し、このようにして生成したクロック信号Clkやシリアルデータをシリアル通信バス11に伝送する。また、クロック発振器19は、ホスト装置10の制御に従った周波数の原クロック信号Oscを生成する。このような周波数制御を行うため、ホスト装置10からクロック発振器19に対して、周波数制御のための原クロック制御信号Vfが供給される。
本実施の形態のモータ駆動システムは、このようにホスト装置10がクロック発振器19の周波数を制御し、ホスト装置10が制御した原クロック信号Oscに基づく周波数のクロック信号Clkがシリアル通信バス11に伝送される。ホスト装置10は、このような構成により、クロック信号Clkをシリアルデータ伝送のために利用するのに加えて、速度制御における基準クロック信号として、モータ29に対して指令する速度に応じた周波数のクロック信号ClkをクロックラインCLKに伝送する。また、シリアルデータもこのようなクロック信号Clkの周波数に同期したタイミングのシリアルデータとして伝送される。
各モータ装置20において、モータ駆動装置21は、シリアル通信バス11に接続されたシリアル通信部23、モータ装置20を動作させるための各種パラメータが設定されたパラメータ設定部24、モータ29の回転を制御するなどの制御部25、およびモータ29を駆動する駆動部26を備えている。このシリアル通信部23は、以下、単に、通信部23と称する。
通信部23は、ホスト装置10から、それぞれがシリアル通信バス11を介して順次直列接続となるように接続されている。通信部23は、このようなシリアル通信バス11でバス接続された構成によって、ホスト装置10とのシリアル通信を行う。
パラメータ設定部24は、シリアル通信バス11を介して通信部23に伝送されるシリアルデータから取得した各種データを、制御パラメータや駆動パラメータなどに区分してメモリなどの記憶部に記憶する。このようにして、パラメータ設定部24には、各種パラメータなどのデータが設定される。
制御部25は、モータ装置20内における各種制御や処理などを行う。例えば、制御部25は、パラメータ設定部24からの制御ゲインなどのパラメータが設定され、回転を制御するための制御信号を生成し、この制御信号によりモータ29の回転動作を制御する。そして、駆動部26は、制御部25からの制御信号に基づきモータ29を駆動する。また、制御部25と駆動部26とにより、モータ29の動作を駆動制御する駆動制御部が構成される。
さらに、モータ駆動装置21において、クロックラインCLKに伝送されるクロック信号Clkが制御部25に供給される。上述したように、ホスト装置10から伝送されるクロック信号Clkは、モータ29に対して指令する速度に応じた周波数で伝送される。このため、ホスト装置10からシリアル通信バス11を介し、モータ駆動装置21に対して速度を変更するような指令がなされると、モータ駆動装置21は、クロック信号Clkを利用してモータ29の速度制御を実行する。本実施の形態では、このように、クロック信号Clkが制御部25に供給されることを特徴としている。すなわち、本実施の形態では、クロック信号Clkをモータ29の速度制御のための基準クロック信号にも活用している。
このようなシリアル通信バス11の構成において、ホスト装置10がクロック信号Clkとともにシリアルデータを送出すると、ホスト装置10と直接にシリアル通信バス11で接続された最上流側となるモータ装置20の通信部23にクロック信号Clkとシリアルデータとが伝送される。この最上流側の通信部23は、受け取ったクロック信号Clkとシリアルデータとを中継して、次段の通信部23へ転送する。このようにして、ホスト装置10から、一方端となる最上流側の通信部23、その後段の通信部23へと、他方端となる最下流側の通信部23に向けて順番に、各通信部23を介しながら、データ出力ラインSOを通してシリアルデータが伝送される。また、逆に、例えば、最下流側の通信部23からホスト装置10に通知するようなデータは、最下流側の通信部23から、その前段の通信部23へと、ホスト装置10まで順番に、各通信部23を介しながら、データ入力ラインSIを通してシリアルデータが伝送される。
そして、クロックラインCLKには、ホスト装置10から、モータ装置20に対して指令する速度に応じた周波数のクロック信号Clkが伝送される。
図2は、本発明の実施の形態1におけるモータ駆動装置21を備えたモータ装置20の詳細な構成を示すブロック図である。
図2に示すような構成により、モータ駆動装置21がモータ29を駆動制御する。本実施の形態では、モータ29がモータ駆動装置21により正弦波駆動や矩形波駆動されるブラシレスDCモータである一例を挙げて説明する。また、モータ駆動装置21の機能の一部あるいは全部は、1つまたは複数の集積回路装置により実現される。図2では、モータ駆動装置21の機能全部が1つの集積回路装置22により実現された一例を示している。また、モータ駆動装置21の機能を実現する回路素子がプリント基板上に形成される。そして、モータ装置20は、このようなプリント基板が、モータ29に内蔵または一体化されている。
モータ29は、可動子と、U相、V相およびW相とする3相の駆動巻線(図示しない)とを有している。各駆動巻線には、モータ駆動装置21から、それぞれ駆動電圧U、VおよびWが供給される。また、モータ29の近辺には、モータ29の速度を検出する速度検出器91、およびモータ29の可動子の位置を検出する位置検出器92が配置されている。速度検出器91は、検出した速度を示す速度検出信号FGをモータ駆動装置21に通知する。位置検出器92は、検出した位置を示す位置検出信号CSをモータ駆動装置21に通知する。
ところで、このように正弦波駆動されるブラシレスDCモータは、回転速度むらの低減や、低騒音・高効率駆動などの高い性能が、広い回転速度範囲で要求されることが多くなってきており、これらの要求を実現するためには、各回転速度ごとにきめ細かく多くの制御パラメータや駆動パラメータを設定する必要がある。このため、シリアル通信バスを利用してブラシレスDCモータを制御することにより、速度制御、正弦波駆動の際の各種制御パラメータや駆動パラメータをきめ細かに設定でき、より一層の制御性能、低騒音・高効率駆動性能を高めることが可能になる。
一方、図2に示すように、モータ駆動装置21のクロック入力端子CIには、ホスト装置10あるいは前段のモータ装置20である上流側から、クロックラインCLKを通して、クロック信号Clkが供給される。また、データ入力端子SIHには、データ出力ラインSOを通して、シリアルデータが供給される。そして、データ出力端子SOHは、データ入力ラインSIを通して、上流側に対してのシリアルデータを出力する。
また、モータ駆動装置21のクロック出力端子COは、クロックラインCLKを通して、下流側となる後段のモータ装置20へと、ホスト装置10からのクロック信号Clkを出力する。また、データ出力端子SOLは、データ出力ラインSOを通して、ホスト装置10からのシリアルデータを出力する。そして、データ入力端子SILには、下流側から、データ入力ラインSIを通して、後段のモータ装置20からのシリアルデータが供給される。
次に、通信部23は、データ入力端子SIHに供給されたシリアルデータの処理を行う入力処理部31、およびホスト装置10にシリアルデータを通知する処理を行う出力処理部32を備えている。
入力処理部31は、クロック入力端子CIに供給されたクロック信号Clkに従って、データ入力端子SIHに供給されるシリアルデータを取り込む。入力処理部31は、取り込んだシリアルデータをパラレル変換し、パラレル変換したデータを入力データとしてまず取り込む。さらに、入力処理部31は、入力データに含まれるアドレス情報を参照し、自己宛に送られたデータであるかどうかを判定する。入力処理部31は、自己宛に送られたデータであると判定するとそのデータをパラメータ設定部24に転送する。
また、出力処理部32には、ホスト装置10に通知するためのデータが制御部25から供給される。出力処理部32は、自己のアドレスデータとともにホスト装置10に通知するためのデータをシリアルデータに変換し、変換したシリアルデータをクロック入力端子CIに供給されたクロック信号Clkに従ってホスト装置10に伝送する。また、出力処理部32は、データ入力端子SILに供給されたシリアルデータを中継してデータ出力端子SOHから出力する。このように、出力処理部32は、下流側から伝送されたシリアルデータをホスト装置10へと転送する処理も行う。
次に、パラメータ設定部24は、例えば、ホスト装置10から設定されるパラメータなどを記憶する設定メモリを備えている。設定メモリには、入力処理部31により格納される各種動作を設定するためのデータが記憶される。設定メモリが記憶するデータとしては、制御動作を設定するための制御動作設定データ、駆動動作を設定するための駆動動作設定データ、インバータなどのパワー部の動作を設定するためのパワー部動作設定データ、起動時の遅延時間を設定するための起動遅延設定データ、保護動作を設定するための保護動作設定データ、一連の動作を設定するための一連動作設定データ、および省エネルギーに関する動作を設定するための省エネ設定データなどが含まれる。さらに、制御動作設定データとしては、回転速度に対応した制御ゲインなどの制御パラメータに関するデータ、指令した回転速度に達したこと示す回転情報に対してのその検出範囲を示すデータなどが含まれる。駆動動作設定データとしては、回転速度に対応した進角値、モータ29を駆動する波形やパルス幅変調の方式を示すデータなどが含まれる。パワー部動作設定データとしては、デッドタイム、パルス幅変調の周波数、パワートランジスタのスイッチ速度を示すデータなどが含まれる。保護動作設定データは、保護機能の有効/無効、動作閾値などのパラメータ設定を示すデータなどが含まれる。一連動作設定データとしては、例えば「起動→所望速度での回転→ブレーキ減速→停止→再起動」のような一連動作を指令するデータなどが含まれる。
次に、制御部25は、モータ29の回転速度に関する制御を行う速度制御部51、およびモータ装置20の各部の制御や処理などを行う全体制御部52を備えている。全体制御部52は、モータ装置20の基本動作に関する処理、出力処理部32を介しホスト装置10に対してデータの送出を要求するようなフィードバック要求の処理などを行う。
速度制御部51は、パラメータ設定部24に記憶された駆動動作設定データから、制御パラメータとしての各データを取り込む。これにより、速度制御部51には、速度制御信号VSPを生成するために必要となる制御ゲインなどの回転制御のための制御パラメータが設定される。速度制御部51は、このようにして制御パラメータが設定された状態で、速度制御信号VSPを生成し、生成した速度制御信号VSPによりモータ29の回転速度を制御する。
次に、駆動部26は、速度制御部51からの速度制御信号VSPに従ってモータ29を正弦波駆動するための正弦波駆動信号を生成する正弦波駆動部61、正弦波駆動信号に基づきモータ29の各駆動巻線に駆動電圧U、VおよびWを供給するインバータ62を備えている。正弦波駆動部61は、正弦波駆動信号を生成するためのパルス幅変調(PWM)回路を有している。そして、インバータ62は、正弦波駆動部61からの駆動信号により、直流電力を交流の駆動電力に変換し、モータ29を駆動する。
正弦波駆動部61は、速度制御部51からの速度制御信号VSPに応じた振幅、および位置検出器92からの位置検出信号CSに応じた位相の正弦波状の波形信号を生成する。さらに、正弦波駆動部61は、生成した波形信号によりパルス幅変調した駆動パルス信号を生成する。生成された駆動パルス信号は正弦波駆動信号としてインバータ62に供給される。
インバータ62は、直流電力を交流の駆動電力に変換し、モータ29を駆動する駆動電圧U、VおよびWを生成する。これにより、インバータ62から、正弦波駆動信号に応じたパルス状の駆動電圧U、VおよびWが出力される。正弦波駆動信号は、正弦波状の波形信号によりパルス幅変調した信号である。このため、パルス幅変調の原理から、平均値的には、この波形信号に応じた正弦波状の電圧となる駆動電圧U、VおよびWが、それぞれの駆動巻線に供給されることになる。
また、内部クロック発生部27は、モータ駆動装置21内部におけるデジタル処理の内部クロック信号Ckを発生し、モータ駆動装置21内の各部に供給する。例えば、内部クロック信号Ckは、正弦波駆動部61におけるパルス幅変調の基準クロックパルスなどに利用される。
そして、本実施の形態では、クロックラインCLKから制御部25の速度制御部51にクロック信号Clkが供給される。すなわち、本実施の形態のモータ駆動装置21は、ホスト装置10から伝送されるクロック信号Clkを、モータ29に対して指令する速度に応じた周波数の速度指令信号として取り込み、モータ29の速度制御を行っている。
図3は、速度制御部51の詳細な構成を示すブロック図である。図3に示すように、速度制御部51は、速度検出器91からの速度検出信号FGの波形整形を行い、波形整形した速度検出信号FG’として出力する波形整形部513を備えている。さらに速度制御部51は、速度指令信号としてのクロック信号Clkと波形整形部513からの速度検出信号FG’との位相比較を行い、位相比較信号を出力する位相比較部511を備えている。さらに速度制御部51は、パラメータ設定部24からの制御パラメータPrvが設定され、位相比較部511からの位相比較信号に対して、制御ゲイン処理などを行うゲイン設定部512を備えている。
速度制御部51は、このような構成により、まず、位相比較部511がホスト装置10から伝送されるクロック信号Clkの位相と速度検出信号FG’の位相との位相差に相当する位相比較信号を出力する。この位相比較信号は、ゲイン設定部512により適切なゲイン処理が行われ、ゲイン設定部512から速度制御信号VSPが出力される。モータ29は、この速度制御信号VSPに応じた速度で回転するように、駆動部26により駆動される。また、この回転速度は、速度検出器91により検出され、波形整形部513を介し、速度検出信号FG’として位相比較部511にフィードバックされる。なお、位相比較部511によるクロック信号Clkと速度検出信号FG’との位相比較に代えて周波数比較をするような構成であってもよい。速度制御部51は、このようなフィードバックループにより、ホスト装置10から伝送されるクロック信号Clkの周波数に応じた速度でモータ29が回転するように制御する。
このように、本実施の形態では、クロック信号Clkをシリアルデータ伝送のために利用するのに加えて、速度制御における基準クロック信号として利用している。このため、本モータ駆動システムのように複数のモータ装置20を駆動する場合、各モータ装置20の速度精度が安定し、各モータ装置20間の速度差を抑制できる。
なお、例えば、クロック信号Clkの通常の周波数が1MHz、最大回転数のときの速度検出信号FGの周波数が10KHzというように、それぞれの周波数が大きく異なるような構成とする場合がある。このように、クロック信号Clkが速度検出信号FGの周波数よりも高い場合にはクロック信号Clkを分周したり、また逆に、クロック信号Clkが速度検出信号FGの周波数よりも低い場合にはクロック信号Clkを逓倍したりしてもよい。すなわち、クロックラインCLKからのクロック信号Clkを分周器や逓倍器に供給し、クロック信号Clkを分周や逓倍した信号を速度指令信号として、図3の位相比較部511に供給するような構成とすればよい。
また、クロック信号Clkを分周する分周比や逓倍する逓倍率がシリアル通信バス11を介して設定されるような構成をさらに加えてもよい。特に、本モータ駆動システムのように複数のモータ装置20を制御する場合、このような構成とすることにより、モータ装置20ごとに個別に回転速度範囲を設定できる。さらに、クロック信号Clkを分周する構成とした場合、クロック信号Clkの周波数を速度検出信号FGの周波数よりも比較的高く設定することになるため、モータ29の速度設定に縛られることなく、シリアル通信の通信レートを高くできる。また、クロック信号Clkを逓倍する構成とした場合、クロック信号Clkの周波数を速度検出信号FGの周波数よりも比較的低く設定することになるため、モータ29の速度設定に縛られることなく、シリアル通信の通信エラーのリスクを低減できる。
また、シリアル通信バス11は、シリアルデータの伝送にあわせてその期間のみクロック信号Clkも伝送するような手法が広く利用されている。すなわち、このような構成では、クロック信号Clkは連続して送出されておらず、シリアルデータの伝送時のみ同一周期のクロックパルスが例えば数十パルスだけ送出され、他の期間は送出を休止している。このように、クロック信号Clkが断続的に送出されることになる。
図4は、このような断続的にクロック信号Clkを伝送するようなシリアル通信バス11にも好適な、速度制御部51の他の構成例を示すブロック図である。
図4において、クロック検出部514は、ホスト装置10からクロック信号Clkが送出されたことを検出する。クロック検出部514がクロック信号Clkの送出を検出すると、それに応答して、クロックパルス抜取部515は、クロック信号Clkからそのパルスを抜き取り、抜取パルスの期間を検出する。すなわち、例えば、クロック信号Clkのパルスに対し、その立ち上がりから次の立ち上がりまでの期間となる抜取パルスPrefを出力する。
クロック周期計測部516には、クロックパルス抜取部515からの抜取パルスPrefと、内部クロック発生部27からの内部クロック信号Ckが供給される。クロック周期計測部516は、抜取パルスPrefのパルス期間における内部クロック信号Ckのパルス数を計測する。クロック周期計測部516は、計測したパルス数を速度指令信号に相当する速度指令値Nrefとして出力する。また、クロック周期計測部516は、計測した結果を周期計測値として記憶しておく。
一方、FG周期計測部517は、速度検出信号FG’のパルスに対し、例えば、その立ち上がりから次の立ち上がりまでの期間を検出し、そのパルス期間における内部クロック信号Ckのパルス数を計測する。FG周期計測部517は、計測したパルス数を速度検出信号に相当する速度検出値Nfgとして出力する。
減算器518は、速度指令値Nrefと速度検出値Nfgとの差分演算を行い、その演算結果を速度偏差値として出力する。ゲイン設定部512は速度偏差値に対して適切なゲインを設定し、速度制御信号VSPとして出力する。
このように、クロック信号Clkのパルス周期と内部クロック信号Ckとを用いて速度指令信号とすることができる。また、このような構成とすることにより、クロック信号Clkの最低1つのパルスに基づき速度指令信号を生成できるため、クロック信号Clkがホスト装置10から断続的に送出される場合にも適用できる。なお、クロック信号Clkの複数のパルスから複数の抜取パルスPrefを生成し、それぞれ検出した速度指令値Nrefの平均値を速度指令信号とするような構成であってもよい。
また、特に、速度制御部51を図4に示すような構成とすることにより、本モータ駆動システムのように複数のモータ装置20を制御する場合に次のような効果を発揮する。
すなわち、モータ装置20が備える内部クロック発生部27は、通常、簡易な発振器であるため、内部クロック信号Ckの周波数精度は低い。このため、複数のモータ装置20間の内部クロック信号Ckの周波数にばらつきが生じる。これに対し、モータ装置20の速度制御部51を図4に示すような構成とすることにより、各モータ装置20は、モータ装置20間で共通となるクロック信号Clkのパルス周期で速度制御されることになる。そのため、モータ装置20間の内部クロック信号Ckにおいて周波数にばらつきがあっても、そのばらつきを吸収できるため、モータ装置20間の速度のばらつきも抑制することができる。また、内部クロック発生部27は、例えばCR発振器のような簡易な発振器でよいため、高価な水晶発振器などを設ける必要もない。
モータ装置20間でのばらつきを吸収する具体的な一例として、モータ装置20の一方の内部クロック信号が1MHzであり、他方のクロック信号が1.1MHzとした場合を挙げる。また、モータが1000回転/秒の場合、内部クロック信号のばらつきにより、一方のモータ装置20の速度検出値Nfgは1000であるのに対し、他方の速度検出値Nfgは1100とする。また、クロック信号Clkのパルス周期に基づく抜取パルスPrefの周期が、1000回転を指令する1m秒とした場合、一方のモータ装置20の速度指令値Nrefは1000であり、他方のモータ装置20の速度指令値Nrefは1100となる。その結果、モータ装置20内部において、速度検出値Nfgや速度指令値Nrefの値としてはモータ装置20間で異なるものの、それぞれのモータ装置20は、1000回転とする指令に対応した回転数、すなわち回転速度で回転する。このように、クロック周期計測部516がクロック信号Clkの周期に対して内部クロック信号Ckを用いて計測し、計測した結果を速度指令信号とすることにより、内部クロック発生部27が簡易な発振器であっても、モータ装置20間での速度差を抑制することが可能となる。さらに、クロック信号Clkを休止させることができるため、ホスト装置10の制御負荷を軽減できる。また、ホスト装置10の指令によりクロック信号Clkの周期の取り込みや記憶を制御できるように構成することで、断続的に送出されるクロック信号Clkにも柔軟に対応できるとともに、ホスト装置10は、クロック信号Clkをシリアル通信用に特化できるため、通信速度の自由度を向上できる。
以上説明したように、本モータ駆動装置21は、シリアルデータを伝送するシリアルデータラインとクロック信号Clkを伝送するクロックラインCLKとを含むシリアル通信バス11を介して通信を行う通信部23を備え、モータ29を駆動する。さらに、モータ29の動作を駆動制御する制御部25および駆動部26を備え、シリアル通信バス11から受け取ったクロック信号Clkを、速度基準としての基準クロック信号として利用している。
さらに、速度指令信号と速度検出信号FGとに基づき速度制御信号VSPを生成する速度制御部51は、シリアル通信バス11から受け取ったクロック信号Clkを利用して速度指令信号を生成している。
さらに、速度指令信号はクロック信号Clkであり、速度制御部51は、クロック信号Clkである速度指令信号と速度検出信号FGとの位相比較に基づき、速度制御信号VSPを生成している。
このため、本実施の形態におけるモータ駆動装置、集積回路装置、モータ装置、およびモータ駆動システムによれば、シリアル通信バスのクロック信号の周波数や周期に基づき、モータの速度制御を行うことができる。すなわち、シリアル通信バスのクロック信号を速度制御のための基準クロック信号とすることができ、モータ装置を複数制御するような場合、高精度な速度制御ができるとともに、簡易な回路で速度制御が実現できる。
さらに、図4に示すクロック周期計測部516が計測した周期計測値を次のように利用することもできる。すなわち、周期計測値は、クロック信号Clkを基準とした内部クロック信号Ckのばらつき度合いを示す値である。このため、周期計測値を利用して、駆動部26における内部クロック信号Ckのばらつきに起因する標準からのずれを補正することも可能である。例えば、パラメータ設定にて指定される起動時間の遅延時間、保護動作の設定時間、パルス幅変調の周波数の設定、デッドタイム時間など、内部クロック信号Ckを利用した時間に関する設定に対して、周期計測値を用いて補正することで駆動制御部における駆動部26の各駆動動作の精度も高めることができる。
なお、以上の説明では、速度制御部が速度指令信号と速度検出信号とに基づき速度制御信号を生成するような構成例を挙げて説明したが、単に、速度制御部が速度指令信号に基づき速度制御信号を生成するような構成であってもよい。すなわち、速度制御信号をクロック信号、クロック信号を分周した信号、あるいはクロック信号を逓倍した信号とするような構成としてもよい。また、クロック信号Clkの周期に対して内部クロック信号Ckを用いて計測し、計測した結果を速度制御信号とするような構成としてもよい。空調機器用のファンモータ駆動や燃焼用ファンモータを搭載した給湯機、空気清浄機などでは、このような直接モータを駆動する制御方式が利用されており、これらの機器において複数のモータを使用する場合などにも、本発明を適用することができる。
以上のように、本発明は、シリアル通信バスから受け取ったクロック信号を、モータ駆動装置の基準クロック信号として利用するような構成としている。従って、シリアル通信バスを利用して、モータ装置を搭載した機器内の省線化を図るとともに、高精度な速度制御が可能なモータ駆動装置、集積回路装置、モータ装置、およびモータ駆動システムを提供することができる。
また、上述したドキュメント機器に使用されるモータは、近年、回転速度むらの低減や、低騒音・高効率駆動など、より高い性能が広い回転速度範囲で要求される。本発明によれば、シリアル通信を利用して、回転速度ごとにきめ細かく多くの制御パラメータや駆動パラメータを設定できるため、このような要求に応えることが可能となる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2におけるモータ駆動装置の構成を示すブロック図である。
本モータ駆動装置21は、実施の形態1との比較において、図5に示すようにクロックラインCLKに伝送されるクロック信号Clkが内部クロック発生部27に供給される構成であることが異なる。また、内部クロック発生部27にもパラメータ設定部24から内部クロック発生に関するパラメータPrcが通知される。なお、実施の形態1と同一の構成要素については同一の符号を付しており詳細な説明は省略する。
また、図6は、本発明の実施の形態2における内部クロック発生部27の詳細な構成を示すブロック図である。以下、図5および図6を参照しながら本実施の形態のモータ駆動装置21の構成について説明する。
図6に示すように、内部クロック発生部27は、内部クロック信号Ckを分周する分周器273と、クロックラインCLKに伝送されるクロック信号Clkと分周器273の出力信号との位相比較を行う位相比較部271を備えている。また、分周器273の分周比は、パラメータ設定部24からのパラメータPrcとして通知され、分周器273に設定される。内部クロック発生部27は、さらに、この位相比較部271の出力信号に応じた周波数となるような位相制御により、位相制御に応じた周波数の内部クロック信号Ckを生成する発振部272を備えている。このように、内部クロック発生部27は、内部クロック信号Ckをクロック信号Clkにロックさせるようなフェーズロックループ(PLL)を構成している。このようなPLLを構成することにより、内部クロック発生部27は、逓倍器として機能し、クロック信号Clkの周波数に対して、分周器273の分周比に応じた高い周波数となる内部クロック信号Ckを出力する。また、このときの逓倍率は、次のようにして設定される。シリアル通信バス11やパラメータ設定部24を介して分周器273の分周比が設定され、これにより、逓倍率の設定が適宜行われる。
すなわち、本モータ駆動装置21は、制御部25や駆動部26である駆動制御部に供給する内部クロック信号Ckを、シリアル通信バス11から受け取ったクロック信号Clkに基づき生成している。このように、本実施の形態のモータ駆動装置21は、クロック信号Clkに基づき内部クロック信号Ckをクロック再生し、モータ駆動装置21内部の基準クロック信号としている。
本モータ駆動装置21は、このような構成であるため、ホスト装置10が備えたクロック発振器19と同等の精度の内部クロック信号Ckを得ることができる。また、例えば、図1に示したように複数のモータ装置20を駆動する場合、各モータ装置20内部の内部クロック発生部27は、それぞれホスト装置10からのクロック信号Clkに同期するため、それぞれのモータ装置20間の内部クロック信号Ckの精度を同等にできる。このため、モータ装置20間で速度がばらつくなどの不具合を抑制できる。
例えば、モータ駆動システムを構成するモータ装置20において、モータ装置20の一方の内部クロック発生部27の自走周波数が1MHzであり、他方の自走周波数が1.1MHzであるようなばらつきがあっても、クロック信号Clkの周波数にロックさせることにより、それぞれの内部クロック発生部27から出力される内部クロック信号Ckの周波数が一致する。このため、モータ装置20間の速度のばらつきも抑制することができる。
さらに、内部クロック信号Ckの周波数精度を高めることができるため、例えば、パラメータ設定にて指定される起動時間の遅延時間、保護動作の設定時間、パルス幅変調の周波数の設定、デッドタイム時間など、内部クロック信号Ckを利用した時間に関する設定の精度も高めることができる。
なお、本実施の形態では、クロック信号Clkから内部クロック信号Ckをクロック再生するような逓倍機能を有した構成例を挙げたが、クロック信号Clk自身を内部クロック信号Ckとするような構成であってもよく、またクロック信号Clkを分周した信号を内部クロック信号Ckとするような構成であってもよい。クロック信号Clkを分周する場合、クロック信号Clkを分周器273に供給し、分周した出力を内部クロック信号Ckとする構成にすればよい。また、クロック信号Clkをバッファや増幅器を介して内部クロック信号Ckとして出力するような構成であってもよいのは言うまでもない。
また、クロック信号Clkを利用して内部クロック信号Ckを生成する手法として、図4で説明したクロック周期計測部516を利用するような構成とすることもできる。すなわち、クロック信号Clkの周期を計測し、計測した結果を周期計測値として記憶するクロック周期計測部を備え、内部クロック発生部27が周期計測値に応じた周期の内部クロック信号Ckを発生するような構成とすることもできる。また、ホスト装置10の指令によりクロック信号Clkの周期の取り込みや記憶を制御できるようにさらに構成してもよい。以上のように、クロック信号Clkを利用して内部クロック信号Ckを生成するような構成であればよい。
本発明のモータ駆動装置、モータ装置やモータ駆動システムは、モータ装置を搭載した機器内の省線化を図るとともに、高精度な速度制御が可能あり、さらに、このようなシリアル通信を利用して、回転速度ごとにきめ細かく多くの制御パラメータや駆動パラメータを設定できる。このため、より高い性能が広い回転速度範囲で要求されるプリンタ、複写機、さらには、ハードディスク、光メディア機器などの情報機器などに使用されるモータ駆動システムやモータ装置に好適である。また、空調機器用のファンモータ駆動や燃焼用ファンモータを搭載した給湯機、空気清浄機などにも好適である。

Claims (21)

  1. シリアルデータを伝送するシリアルデータラインとクロック信号を伝送するクロックラインとを含むシリアル通信バスを介して通信を行うシリアル通信部を備え、モータを駆動するモータ駆動装置であって、
    前記モータの動作を駆動制御する駆動制御部を備え、
    前記シリアル通信バスから受け取った前記クロック信号を、前記駆動制御部の基準クロック信号として利用したことを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 前記駆動制御部は、前記モータの速度を指令する速度指令信号と、前記モータの速度を検出する速度検出器からの速度検出信号とに基づき、前記モータの速度を制御するための速度制御信号を生成する速度制御部を備え、
    前記シリアル通信バスから受け取った前記クロック信号を利用して、速度指令の基準となる前記速度指令信号を生成することを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記速度制御部は、前記速度指令信号と前記速度検出信号との位相比較および周波数比較のいずれかに基づき、前記速度制御信号を生成することを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記駆動制御部は、前記モータの速度を指令する速度指令信号に基づき、前記モータの速度を制御するための速度制御信号を生成する速度制御部を備え、
    前記シリアル通信バスから受け取った前記クロック信号を利用して、速度指令の基準となる前記速度指令信号を生成することを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  5. 前記速度指令信号を前記クロック信号としたことを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動装置。
  6. 前記速度指令信号を、前記クロック信号を分周した信号としたことを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動装置。
  7. 前記クロック信号を分周する分周比は、シリアル通信バスを介して設定されることを特徴とする請求項6に記載のモータ駆動装置。
  8. 前記速度指令信号を、前記クロック信号を逓倍した信号としたことを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動装置。
  9. 前記クロック信号を逓倍する逓倍率は、前記シリアル通信バスを介して設定されることを特徴とする請求項8に記載のモータ駆動装置。
  10. 内部クロック信号を発生する内部クロック発生部と、
    前記クロック信号の周期を計測し、計測した結果を周期計測値として記憶するクロック周期計測部とをさらに備え、
    前記クロック周期計測部は、前記内部クロック信号を用いて前記クロック信号の周期を計測し、計測した結果を前記駆動制御部に供給することを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動装置。
  11. 前記クロック周期計測部が計測した前記結果は、速度指令信号として前記速度制御部に供給されることを特徴とする請求項10に記載のモータ駆動装置。
  12. 前記クロック信号の周期の計測および記憶は、前記シリアル通信バスを介して指令されることを特徴とする請求項10に記載のモータ駆動装置。
  13. 前記シリアル通信バスから受け取った前記クロック信号または前記クロック信号からクロック再生した信号を、前記駆動制御部の基準クロック信号である内部クロック信号としたことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  14. 前記シリアル通信バスから受け取った前記クロック信号を逓倍し、前記クロック信号を逓倍した信号を、前記駆動制御部の基準クロック信号である内部クロック信号としたことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  15. 前記クロック信号を逓倍する逓倍率は、前記シリアル通信バスを介して設定されることを特徴とする請求項14に記載のモータ駆動装置。
  16. 内部クロック信号を発生する内部クロック発生部と、
    前記クロック信号の周期を計測し、計測した結果を周期計測値として記憶するクロック周期計測部とをさらに備え、
    前記内部クロック発生部は、前記周期計測値に応じた周期の内部クロック信号を発生し、発生した前記内部クロック信号を前記駆動制御部の基準クロック信号としたことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  17. 前記クロック信号の周期の計測および記憶は、前記シリアル通信バスを介して指令されることを特徴とする請求項16に記載のモータ駆動装置。
  18. 位相制御に応じた位相の内部クロック信号を発生する内部クロック発生部と、
    前記クロック信号と前記内部クロック信号との位相比較を行い、位相比較信号を出力する位相比較部とをさらに備え、
    前記内部クロック発生部は、前記位相比較信号に基づき前記クロック信号と前記内部クロック信号との位相が一致するように制御され、
    前記内部クロック信号を前記駆動制御部の基準クロック信号としたことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  19. 請求項1から18までのいずれか1項に記載のモータ駆動装置を含むことを特徴とする集積回路装置。
  20. モータと、
    前記モータの速度を検出する速度検出器と、
    請求項1から18までのいずれか1項に記載のモータ駆動装置を備えたことを特徴とするモータ装置。
  21. 請求項20に記載のモータ装置を複数個備え、さらに前記モータ装置を制御するホスト装置を備え、前記ホスト装置と複数個の前記モータ装置とを前記シリアル通信バスで接続したことを特徴とするモータ駆動システム。
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