JP7094709B2 - インバータ装置、ロール・ツー・ロール搬送システム、モータ制御システム - Google Patents

Description

本発明は、インバータ装置に関する。

グラビア印刷機、コーター機、ラミネータをはじめとする様々な印刷システムに、ロール・ツー・ロール搬送システムが利用される。ロール・ツー・ロール搬送システムは、紙・フィルムなどの長尺物（ウェブ）を搬送するものであり、ウェブに接触しながら回転する回転体と、回転体を駆動するモータやインバータ装置を備える。

特開２０１３－１３２８７７号公報

本発明はかかる状況においてされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、アプリケーションブロックに、周波数の異なるパルス信号を提供可能なモータ制御システム、およびそれに使用可能なインバータ装置の提供にある。

本発明のある態様は、モータ制御システムに関する。モータ制御システムは、第１モータと、第２モータと、第１モータを監視する第１エンコーダと、第２モータを監視する第２エンコーダと、第１モータを駆動する第１インバータ装置と、第２モータを駆動する第２インバータ装置と、第１インバータ装置と第２インバータ装置を接続するネットワークと、を備える。第１インバータ装置は、第１エンコーダからの第１出力パルスに応じて、第１モータを駆動するとともに、第２インバータ装置に第１出力パルスにもとづく第１回転情報を送信し、第１出力パルスより周波数の低い第１分周パルスを出力可能に構成される。第２インバータ装置は、第２エンコーダからの第２出力パルスに応じて、第２モータを駆動するとともに、第１インバータ装置から第１回転情報を受信し、第１回転情報が示す第１出力パルスより周波数の低い第２分周パルスを出力可能に構成される。

インバータ装置に、他のインバータ装置との間で、回転情報を送受信するためのインタフェースを実装し、他のインバータ装置に実装される分周機能を利用することで、外付けの信号分配器や分周器を追加せずに、分周比の異なる複数の分周パルスを生成できる。

モータ制御システムは、第１分周パルスおよび第２分周パルスの少なくとも一方にもとづき、第１モータの回転情報を表示する表示装置をさらに備えてもよい。

本発明のある態様は、モータ制御システムに使用されるインバータ装置に関する。モータ制御システムは、複数のモータと、複数のモータに対応する複数のエンコーダと、複数のモータに対応する複数のインバータ装置と、複数のインバータ装置を接続するネットワークと、を備える。インバータ装置は、対応するエンコーダからの出力パルスに応じて、対応するモータを駆動する駆動部と、（i）第１モードにおいて他のインバータ装置に出力パルスにもとづく回転情報を送信し、（ii）第２モードにおいて他のインバータ装置から回転情報を受信するインタフェースと、（i）第１モードにおいて、出力パルスにもとづき分周パルスを生成し、（ii）第２モードにおいて、インタフェースが受信した回転情報にもとづき分周パルスを生成する分周ユニットと、を備える。

インバータ装置に、他のインバータ装置との間で、回転情報を送受信するためのインタフェースを実装し、他のインバータ装置に実装される分周機能を利用することで、外付けの信号分配器や分周器を追加せずに、複数系統のパルス信号を生成できる。

分周ユニットの分周比は可変であってもよい。これによりさまざまな周辺装置に対応可能となる。

本発明の別の態様は、ロール・ルー・ロール搬送システムに関する。ロール・ルー・ロール搬送システムは、上述のインバータ装置を複数、備える。

なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。

本発明のある態様によれば、アプリケーションブロックに、周波数の異なるパルス信号を提供できる。

モータ制御システムのブロック図である。 実施の形態に係るモータ制御システムの基本構成を示すブロック図である。 図２のインバータ装置の構成例を示すブロック図である。 第１インバータ装置、第２インバータ装置として使用可能なインバータ装置の第１構成例を示すブロック図である。 第１インバータ装置、第２インバータ装置として使用可能なインバータ装置の第２構成例を示すブロック図である。 モータ制御システムを備えるロール・ツー・ロールの搬送システムを示す図である。

以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。

図１は、モータ制御システム（Motor Controlled System）１００Ｒのブロック図である。モータ制御システム１００Ｒは、複数のモータ１０２、複数のエンコーダ１０４、ネットワーク１０６、コントローラ１０８、複数のインバータ装置１３０を備える。

エンコーダ１０４は、対応するモータ１０２の回転状態、具体的には位置情報を示すパルス信号Ｓ_１を生成する。パルス信号Ｓ_１は、位相が１／４周期ずれたＡ相パルスとＢ相パルスを含む。

インバータ装置１３０の駆動部１３２は、パルス信号Ｓ_１にもとづいてモータ１０２の位置情報を取得し、モータ１０２の駆動制御に反映させる。

モータ制御システム１００Ｒには、アプリケーションに固有の制御ブロック（以下、アプリケーションブロックという）３００が接続される。アプリケーションブロック３００においても、モータ１０２の回転状態を取得し、制御や表示に利用したい場合がある。アプリケーションブロック３００は、ひとつあるいは複数の複数の周辺装置３０２を備える。周辺装置（たとえばマイコン）３００のインタフェースの動作速度の制約により、エンコーダ１０４が生成するパルス信号Ｓ_１を直接受けてデコードできない場合がある。

この問題を解決するために、インバータ装置１３０には分周器１３４が設けられる。分周器１３４は、エンコーダ１０４からの第１周波数ｆ_１を有するパルス信号Ｓ_１を適切な分周比Ｎで分周し、第２周波数ｆ_２（ｆ_２＝ｆ_１／Ｎ）を有するパルス信号Ｓ_２を生成する。インバータ装置１３０に、分周器１３４の機能を実装することで、モータ制御システム１００Ｒに追加可能な周辺装置３０２の制約を緩和できる。

複数の周辺装置３０２が、モータ１０２の回転情報を要求する場合に、複数の周辺装置３０２が受信可能なパルス信号の周波数が同一であるとは限らない。たとえば周辺装置３０２Ａは、第２周波数のパルス信号Ｓ_２を受信可能であり、周辺装置３０２Ｂは、第３周波数ｆ_３（ｆ_３＜ｆ_２）のパルス信号を受信可能であるとする。この場合、信号分配器１５０によってパルス信号Ｓ_２を２系統に分岐し、一方を周辺装置３０２Ａに供給し、他方を分周器１５２に供給する。分周器１５２は、パルス信号Ｓ_２を分周比Ｍで分周し、第３周波数ｆ_３（＝ｆ_２／Ｍ）のパルス信号Ｓ_３を生成し、周辺装置３０２Ｂに供給する。

なお、図１のモータ制御システム１００Ｒでは、周辺装置３０２の数が増えると、信号分配器１５０および分周器１５２の個数が増加し、モータ制御システム１００Ｒのコストが高くなる。この問題は、以下に説明する技術により解決される。

図２は、実施の形態に係るモータ制御システム１００の基本構成を示すブロック図である。モータ制御システム１００は、複数のモータ１０２、複数のエンコーダ１０４、ネットワーク１０６、コントローラ１０８、複数のインバータ装置２００を備える。図２では、理解の容易化のため、２個のモータ１０２Ａ，１０２Ｂに対応する２系統のみを示すが、本発明において、モータの個数（システムの規模）はそれに限定されず、３以上の任意の数に拡張することができる。本明細書において、添え字のＡ，Ｂ・・・は、系統の番号を示し、＃あるいは＊として一般化される。

ネットワーク１０６は、第１インバータ装置２００Ａおよび第２インバータ装置２００Ｂを接続する。ネットワーク１０６には、モータ制御システム１００を統括的に制御するコントローラ１０８が接続される。インバータ装置２００Ａ，２００Ｂは、コントローラ１０８からの制御指令にもとづいて、モータ１０２Ａ，１０２Ｂを駆動する。

第１エンコーダ１０４Ａ、第２エンコーダ１０４Ｂは、対応する第１モータ１０２Ａ、１０２Ｂの回転状態を示す出力パルスＰ_ＯＵＴＡ，Ｐ_ＯＵＴＢを生成する。各出力パルスＰ_ＯＵＴは、位相が１／４周期ずれたＡ相パルスとＢ相パルスを含む。たとえば出力パルスのカウント数がロータの位置を表し、Ａ相パルスとＢ相パルスの位相の関係が、回転方向を表す。

第１インバータ装置２００Ａと第２インバータ装置２００Ｂは、ネットワーク１０６を介して接続される。

第１インバータ装置２００Ａは、第１エンコーダ１０４Ａからの第１出力パルスＰ_ＯＵＴＡに応じて、第１モータ１０２Ａを駆動するとともに、第１出力パルスＰ_ＯＵＴＡより周波数の低い第１分周パルスＰ_ＤＩＶＡを出力可能に構成される。

さらに第１インバータ装置２００Ａは、ネットワーク１０６を介して、第２インバータ装置２００Ｂに第１出力パルスＰ_ＯＵＴＡにもとづく第１回転情報ＤＡを送信可能となっている。

一方、第２インバータ装置２００Ｂは、第２エンコーダ１０４Ｂからの第２出力パルスＰ_ＯＵＴＢに応じて、第２モータ１０２Ｂを駆動する。またインバータ装置２００Ｂは、ネットワーク１０６を介して、インバータ装置２００Ａから、第１回転情報ＤＡを受信可能であり、さらに第１回転情報ＤＡが示す第１出力パルスＰ_ＯＵＴＡより周波数の低い第２分周パルスＰ_ＤＩＶＢを出力可能に構成される。

この例において、第１分周パルスＰ_ＤＩＶＡの周波数は第１出力パルスＰ_ＯＵＴＡの周波数の１／２、第２分周パルスＰ_ＤＩＶＢの周波数は第１出力パルスＰ_ＯＵＴＡの周波数の１／４であるが、各分周比は、それぞれの供給先の周辺装置３０２Ａ，３０２Ｂのインタフェースに応じて任意に設定可能である。

周辺装置３０２Ａは、第１分周パルスＰ_ＤＩＶＡにもとづいて、第１モータ１０２Ａの回転情報を取得する。周辺装置３０２Ｂは、第２分周パルスＰ_ＤＩＶＢにもとづいて、第１モータ１０２Ａの回転情報を取得する。周辺装置３０２Ａ、３０２Ｂは、第１モータ１０２Ａの回転情報にもとづいて、さまざまな処理を実行することができる。たとえば周辺装置３０２Ａ，３０２Ｂは、ディスプレイ３０４に、第１モータ１０２Ａの回転情報を表示してもよい。

以上がモータ制御システム１００の基本構成である。このモータ制御システム１００によれば、図１のように、信号分配器１５０や分周器１５２を追加することなく、周波数が異なる複数の分周パルスを生成できる。これによりシステム全体のコストを下げることができる。

続いて、インバータ装置２００Ａ，２００Ｂの構成例を説明する。
図３は、図２のインバータ装置２００Ａ，２００Ｂの構成例を示すブロック図である。

はじめに第１インバータ装置２００Ａについて説明する。第１インバータ装置２００Ａは、駆動部２０２Ａ、分周ユニット２０４Ａ、インタフェース２０６Ａを備える。駆動部２０２Ａは、対応する第１エンコーダ１０４Ａからの第１出力パルスＰ_ＯＵＴＡにもとづいて、対応する第１モータ１０２Ａを駆動する。

分周ユニット２０４Ａは、第１出力パルスＰ_ＯＵＴＡの１／Ｎ_Ａ倍の周波数を有する第１分周パルスＰ_ＤＩＶＡを生成する。分周比Ｎ_Ａは可変としてもよい。

インタフェース２０６Ａは、コントローラ１０８からの制御指令を受信するとともに、第２インバータ装置２００Ｂに対して、第１出力パルスＰ_ＯＵＴＡにもとづく第１回転情報ＤＡを送信可能である。第１出力パルスＰ_ＯＵＴ＃を、パルス列の形態でネットワーク１０６を介して他のインバータ装置２００Ｂに伝送することは容易ではない。そこで、第１出力パルスＰ_ＯＵＴＡを、インタフェース２０６が送信可能なデータ形式を有する第１回転情報ＤＡに変換して送信するとよい。第１回転情報ＤＡは、たとえば第１出力パルスＰ_ＯＵＴＡの周波数情報と、それに含まれるＡ相、Ｂ相パルスの位相情報を含むことができる。

続いて第２インバータ装置２００Ｂについて説明する。第２インバータ装置２００Ｂは、駆動部２０２Ｂ、分周ユニット２０４Ｂ、インタフェース２０６Ｂを備える。駆動部２０２Ｂの機能は、駆動部２０２Ａと同様であり、対応するエンコーダ１０４Ｂからの第２出力パルスＰ_ＯＵＴＢにもとづいて、対応する第２モータ１０２Ｂを駆動する。

インタフェース２０６Ｂは、コントローラ１０８からの制御指令を受信するとともに、第１インバータ装置２００Ａから、第１回転情報ＤＡを受信可能である。

分周ユニット２０４Ｂは、第１回転情報ＤＡにもとづいて、第１出力パルスＰ_ＯＵＴＡの１／Ｎ_Ｂ倍の周波数を有する第２分周パルスＰ_ＤＩＶＢを生成する。分周比Ｎ_Ｂは可変としてもよい。

第１インバータ装置２００Ａと、第２インバータ装置２００Ｂを、完全に同一のハードウェア構成とし、モードを切り替えることで、機能を切り替えるようにしてもよい。

（第１構成例）
図４は、第１インバータ装置、第２インバータ装置として使用可能なインバータ装置４００の第１構成例を示すブロック図である。インバータ装置４００は、第１モード（マスターモード）にセットされると、第１インバータ装置２００Ａとして動作し、第２モード（スレーブモード）にセットされると、第２インバータ装置２００Ｂとして動作する。

インバータ装置４００は、駆動部４１０、分周ユニット４２０、インタフェース４３０、変換部４４０を備える。インバータ装置４００の主要部は、ＦＰＧＡ（Field Programmable Gate Array）で実装してもよいし、汎用マイコン（あるいはＣＰＵ）およびソフトウェアプログラムの組み合わせで実装してもよいし、専用設計されたハードウェアであるＩＣ（Integrated Circuit）で構成してもよい。

駆動部４１０の動作は、図３の駆動部２０２Ａ，２０２Ｂに対応する。駆動部４１０の機能は第１モード、第２モードを問わずに同じであり、対応するエンコーダ１０４＃からの出力パルスＰ_ＯＵＴ＃を受け、対応するモータ１０２＃を駆動する。

インタフェース４３０は、第１モードにおいて図３のインタフェース２０６Ａの機能を発揮し、第２モードにおいて図３のインタフェース２０６Ｂの機能を発揮する。すなわちインタフェース４３０は、第１モードにおいて、対応するエンコーダ１０４＃からの出力パルスＰ_ＯＵＴ＃を示す回転情報Ｄ_ＴＸを、別のインバータ装置４００に送信する。また第２モードにおいてインタフェース４３０は、別のインバータ装置４００から回転情報Ｄ_ＲＸを受信する。

たとえばインタフェース４３０は、トランスミッタ４３２およびレシーバ４３４を含む。トランスミッタ４３２は第１モードにおいてアクティブとなり、回転情報Ｄ_ＴＸを送信する。またレシーバ４３４は第２モードにおいてアクティブとなり、回転情報Ｄ_ＲＸを受信する。

分周ユニット４２０は、第１モードにおいて図３の分周ユニット２０４Ａの機能を発揮し、第２モードにおいて図３の分周ユニット２０４Ｂの機能を発揮する。具体的には分周ユニット４２０は、第１モードにおいて、対応するエンコーダ１０４＃の出力パルスより周波数の低い分周パルスＰ_ＤＩＶ＃を生成する。また分周ユニット４２０は、第２モードにおいて、インタフェース４３０が受信した回転情報Ｄ_ＲＸが示す出力パルスより周波数の低い分周パルスＰ_ＤＩＶ＃を生成する。

たとえば分周ユニット４２０は、セレクタ４２２、分周器４２４を含む。分周器４２４は、入力パルスを設定された分周比で分周し、出力パルスを生成可能に構成される。セレクタ４２２は、第１モードにおいて、対応するエンコーダ１０４＃からの出力パルスＰ_ＯＵＴ＃を選択し、分周器４２４に供給する。またセレクタ４２２は、第２モードにおいて、変換部４４０から供給される内部パルスＰ_ＩＮＴを選択する。内部パルスＰ_ＩＮＴは、回転情報Ｄ_ＲＸが示す出力パルスある。

変換部４４０は、パルス／データ変換部４４２、データ／パルス変換部４４４を含む。パルス／データ変換部４４２は、第１モードにおいてアクティブとなり、パルス形式の出力パルスＰ_ＯＵＴ＃を、インタフェース４３０が送信可能なデータ形式を有する回転情報に変換する。データ／パルス変換部４４４は、第２モードにおいてアクティブとなり、インタフェース４３０が受信した回転情報Ｄ_ＲＸを、内部パルスＰ_ＩＮＴに変換する。以上がインバータ装置４００の第１構成例である。

（第２構成例）
図５は、第１インバータ装置、第２インバータ装置として使用可能なインバータ装置５００の第２構成例を示すブロック図である。このインバータ装置５００は、第１モード（マスターモード）と第２モード（スレーブモード）が選択可能である。

インバータ装置５００は、駆動部５１０、分周ユニット５２０、インタフェース５３０、変換部５４０を備える。インバータ装置５００の主要部は、ＦＰＧＡ（Field Programmable Gate Array）で実装してもよいし、汎用マイコン（あるいはＣＰＵ）およびソフトウェアプログラムの組み合わせで実装してもよいし、専用設計されたハードウェアであるＩＣ（Integrated Circuit）で構成してもよい。

駆動部５１０の動作は、図３の駆動部２０２Ａ，２０２Ｂに対応する。駆動部５１０の機能は第１モード、第２モードを問わずに同じであり、対応するエンコーダ１０４＃からの出力パルスＰ_ＯＵＴ＃を受け、対応するモータ１０２＃を駆動する。

インタフェース５３０は、第１モードにおいて図３のインタフェース２０６Ａの機能を発揮し、第２モードにおいて図３のインタフェース２０６Ｂの機能を発揮する。すなわちインタフェース４３０は、第１モードにおいて、対応するエンコーダ１０４＃からの出力パルスＰ_ＯＵＴ＃を示す回転情報Ｄ_ＴＸを、別のインバータ装置４００に送信する。また第２モードにおいてインタフェース４３０は、別のインバータ装置４００から回転情報Ｄ_ＲＸを受信する。

図４と同様に、インタフェース５３０は、トランスミッタ５３２およびレシーバ５３４を含む。トランスミッタ５３２は第１モードにおいてアクティブとなり、回転情報Ｄ_ＴＸを送信する。またレシーバ５３４は第２モードにおいてアクティブとなり、回転情報Ｄ_ＲＸを受信する。

分周ユニット５２０は、第１モードにおいて図３の分周ユニット２０４Ａの機能を発揮し、第２モードにおいて図３の分周ユニット２０４Ｂの機能を発揮する。

変換部５４０は、第１モードにおいてアクティブとなり、パルス形式の出力パルスＰ_ＯＵＴ＃を、インタフェース４３０が送信可能なデータ形式を有する回転情報に変換する。この回転情報は、分周ユニット５２０にも供給される。

分周ユニット５２０は、セレクタ５２２、分周器５２４を含む。図４の分周器４２４が、パルス入力、パルス出力であったのに対して、図５の分周器４２４は、データ入力、パルス出力である。セレクタ５２２は、第１モードにおいて、変換部５４０が生成する回転情報のデータを選択し、分周器５２４に供給する。またセレクタ５２２は、第２モードにおいて、インタフェース５３０が受信した回転情報Ｄ_ＲＸのデータを選択する。

図４あるいは図５に示すように、共通のインバータ装置を、モード切替可能に構成することで、システムの拡張が容易となる。

当業者によれば、インバータ装置の構成は図４や図５のそれに限定されず、その他の構成を取りうること、またその他の構成も本発明の範囲に含まれることが理解される。

（用途）
続いてモータ制御システム１００の用途を説明する。図６は、モータ制御システム１００を備えるロール・ツー・ロールの搬送システム６００を示す図である。搬送システム６００は、送出ロール６０２、巻取ロール６０４、上述のモータ制御システム１００を備える。モータ制御システム１００は、送出ロール６０２および巻取ロール６０４を回転制御する複数のモータ１０２を備える。ウェブ７００の移動経路には、ウェブの張力を調節し、あるいはウェブ７００の移動方向を変化させるローラ６１０，６１２が設けられてもよい。

実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用の一側面を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。

１００ モータ制御システム
１０２ モータ
１０２Ａ 第１モータ
１０２Ｂ 第２モータ
１０４ エンコーダ
１０４Ａ 第１エンコーダ
１０４Ｂ 第２エンコーダ
１０６ ネットワーク
１０８ コントローラ
２００ インバータ装置
２００Ａ 第１インバータ装置
２００Ｂ 第２インバータ装置
２０２ 駆動部
２０４ 分周ユニット
２０６ インタフェース
３００ アプリケーションブロック
３０２ 周辺装置
３０４ ディスプレイ装置
４００ インバータ装置
４１０ 駆動部
４２０ 分周ユニット
４２２ セレクタ
４２４ 分周器
４３０ インタフェース
４３２ トランスミッタ
４３４ レシーバ
４４０ 変換部
４４２ パルス／データ変換部
４４４ データ／パルス変換部
５００ インバータ装置
５１０ 駆動部
５２０ 分周ユニット
５２２ セレクタ
５２４ 分周器
５３０ インタフェース
５３２ トランスミッタ
５３４ レシーバ
５４０ 変換部
６００ 搬送システム
６０２ 送出ロール
６０４ 巻取ロール

Claims (6)

1. 第１モータと、
   第２モータと、
   前記第１モータを監視する第１エンコーダと、
   前記第２モータを監視する第２エンコーダと、
   前記第１モータを駆動する第１インバータ装置と、
   前記第２モータを駆動する第２インバータ装置と、
   前記第１インバータ装置と前記第２インバータ装置を接続するネットワークと、
   を備え、
   前記第１インバータ装置は、前記第１エンコーダからの第１出力パルスに応じて、前記第１モータを駆動するとともに、前記第１出力パルスを、インタフェースによって送信可能なデータ形式を有し、前記第１モータの回転状態を示す第１回転情報に変換し、前記第２インバータ装置に前記第１回転情報を送信し、Ｎ_Ａを分周比として、前記第１出力パルスの１／Ｎ_Ａ倍の周波数を有する第１分周パルスを出力可能に構成され、
   前記第２インバータ装置は、前記第２エンコーダからの第２出力パルスに応じて、前記第２モータを駆動するとともに、前記第１インバータ装置から前記第１回転情報を受信し、Ｎ_Ｂを分周比として、前記第１回転情報が示す前記第１出力パルスの１／Ｎ_Ｂ倍の周波数を有する第２分周パルスを出力可能に構成されることを特徴とするモータ制御システム。
2. 前記第１分周パルスおよび前記第２分周パルスの少なくとも一方にもとづき、前記第１モータの回転情報を表示する表示装置をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載のモータ制御システム。
3. 請求項１または２に記載のモータ制御システムを備えることを特徴とするロール・ツー・ロール搬送システム。
4. モータ制御システムに使用されるインバータ装置であって、
   前記モータ制御システムは、
   複数のモータと、
   前記複数のモータに対応する複数のエンコーダであって、各エンコーダは、対応するモータの回転情報を示す出力パルスを生成する、複数のエンコーダと、
   前記複数のモータに対応する複数の前記インバータ装置と、
   複数の前記インバータ装置を接続するネットワークと、
   を備え、
   前記複数の前記インバータ装置はそれぞれ、第１モードと第２モードが切りかえ可能であって同じ構成を有し、
   各インバータ装置は、
   対応するエンコーダからの前記出力パルスに応じて、対応するモータを駆動する駆動部と、
   （i）当該インバータ装置が前記第１モードにセットされたとき、前記第２モードにセットされた他のインバータ装置に第１回転情報を送信し、（ii）当該インバータ装置が前記第２モードにセットされたとき、前記第１モードにセットされた他のインバータ装置から第１回転情報として送信された情報を、第２回転情報として受信するインタフェースと、
   （i）当該インバータ装置が前記第１モードにセットされたとき、前記第１モードにセットされた当該インバータ装置に対応するエンコーダが生成する前記出力パルスを、前記ネットワークを経由して送信可能なデータ形式を有し、前記第１モードにセットされた当該インバータ装置に対応するモータの回転状態を示す前記第１回転情報に変換し、（ii）当該インバータ装置が前記第２モードにセットされたとき、前記インタフェースが受信した前記第２回転情報を、内部パルスに逆変換する変換部と、
   パルス入力、パルス出力の分周ユニットであって、（i）当該インバータ装置が前記第１モードにセットされたとき、前記第１モードにセットされた当該インバータ装置に対応するエンコーダが生成する前記出力パルスを設定された分周比で分周して分周パルスを生成し、（ii）当該インバータ装置が前記第２モードにセットされたとき、前記内部パルスを設定された分周比で分周して、分周パルスを生成する分周ユニットと、
   を備えることを特徴とするインバータ装置。
5. モータ制御システムに使用されるインバータ装置であって、
   前記モータ制御システムは、
   複数のモータと、
   前記複数のモータに対応する複数のエンコーダであって、各エンコーダは、対応するモータの回転情報を示す出力パルスを生成する、複数のエンコーダと、
   前記複数のモータに対応する複数の前記インバータ装置と、
   複数の前記インバータ装置を接続するネットワークと、
   を備え、
   前記複数の前記インバータ装置はそれぞれ、第１モードと第２モードが切りかえ可能であって同じ構成を有し、
   各インバータ装置は、
   対応するエンコーダからの前記出力パルスに応じて、対応するモータを駆動する駆動部と、
   （i）当該インバータ装置が前記第１モードにセットされたとき、前記第２モードにセットされた他のインバータ装置に第１回転情報を送信し、（ii）当該インバータ装置が前記第２モードにセットされたとき、前記第１モードにセットされた他のインバータ装置から第１回転情報として送信された情報を、第２回転情報として受信するインタフェースと、
   （i）当該インバータ装置が前記第１モードにセットされたとき、前記第１モードにセットされた当該インバータ装置に対応するエンコーダが生成する前記出力パルスを、前記ネットワークを経由して送信可能なデータ形式を有し、前記第１モードにセットされた当該インバータ装置に対応するモータの回転状態を示す前記第１回転情報に変換する変換部と、
   （i）データ入力、パルス出力の分周器であって、当該インバータ装置が前記第１モードにセットされたとき、Ｎ _Ａ を分周比として、前記第１回転情報が示す前記第１モードにセットされた当該インバータ装置に対応するエンコーダが生成する前記出力パルスの１／Ｎ_Ａ倍の周波数を有する分周パルスを生成し、（ii）当該インバータ装置が前記第２モードにセットされたとき、Ｎ _Ｂ を分周比として、前記第２回転情報が示す前記第２モードにセットされた前記他のインバータ装置に対応するエンコーダが生成する前記出力パルスの周波数の１／Ｎ_Ｂ倍の周波数を有する分周パルスを生成する分周器と、
   を備えることを特徴とするインバータ装置。
6. 請求項４または５に記載のインバータ装置を複数、備えることを特徴とするロール・ツー・ロール搬送システム。

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