JP4062949B2 - 可変速制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電動機を可変速駆動する可変速制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来の可変速制御装置の構成を示す図である。図において、30はインバータ主回路、31は交流電源34を直流電力に変換するコンバータ部、32は直流電圧を平滑するコンデンサ、33はトランジスタとダイオードによって構成され、直流電力を可変周波数、可変電圧の交流電力に変換するインバータ部、35は負荷として可変速駆動される誘導電動機などの電動機である。
【0003】
また、40はインバータ部33のトランジスタをオン/オフ制御するインバータ制御回路である。また、41は周波数指令値、加減速時間または出力周波数/出力電圧の関係式等の各種データを保存する記憶手段としてのメモリである。
また、42はメモリ41のデータを読み出し、書き込みするためのメモリ交信手段、43は外部から入力された周波数指令値を検出する周波数指令値入力手段、44は周波数指令値入力手段43で検出した周波数指令値とあらかじめメモリ41に保存されている加減速時間とから出力周波数を計算する出力周波数計算手段、45は出力周波数計算手段44で計算された出力周波数からソフトウエアの処理時間に応じて位相角を計算する出力位相計算手段である。
【0004】
また、46はコンデンサ32の両端電圧を検出する直流母線電圧検出手段である。また、47は出力周波数計算手段44で計算された出力周波数を入力し、あらかじめメモリ41に保存されている出力周波数/出力電圧の関係式に基づき出力電圧を計算する出力電圧計算手段である。出力電圧計算手段47は、出力電圧計算時に直流母線電圧検出手段46で検出された直流母線電圧の値に応じて出力電圧を補正する。
【0005】
また、48は出力位相計算手段45で求められた位相と出力電圧計算手段47で計算した出力電圧とから、可変速制御装置の出力であるU相、V相、W相各々に出力する三相電圧を生成する三相電圧生成手段、49は三相電圧生成手段48で生成した三相電圧からインバータ部33のトランジスタをオン/オフ制御するためのスイッチング信号を作成し、インバータ部33に出力するPWM波形出力手段である。
【0006】
また、50は周波数指令値入力手段43、出力周波数計算手段44、出力位相計算手段45、出力電圧計算手段47および三相電圧生成手段48を有するマイクロコンピュータ(以下、CPUと記す)である。
【0007】
次に、従来の可変速制御装置の動作について説明する。
可変速制御装置に電圧が供給されると、周波数指令値入力手段43はメモリ交信手段42を介してメモリ41から得た周波数指令値等の情報をCPU50内部で取り扱う周波数設定値のデータ形式に変換し、出力周波数計算手段44に出力する。
出力周波数計算手段44は、周波数指令値入力手段43から出力された周波数指令値と、メモリ交信手段42を介してメモリ41から得た加減速時間等の情報とから、加速中、定速中、減速中などの内部状態に応じて現在の出力周波数を計算し、出力位相計算手段45および出力電圧計算手段47に出力する。
出力位相計算手段45は、出力周波数計算手段44から出力された出力周波数を基にCPU50の演算周期に応じて出力位相を進める。
【0008】
また、直流母線電圧検出手段46は、常にインバータ主回路30の直流母線電圧(コンデンサ32の両端電圧)を検出しており、直流母線電圧検出値をCPU50内部で取り扱う電圧データの形式に変換し、出力電圧計算手段47に出力する。
出力電圧計算手段47は、出力周波数計算手段45から出力された出力周波数から、メモリ交信手段42を介してメモリ41から得た出力周波数/出力電圧の関係式を使用して、出力周波数に対応した出力電圧を計算するが、この時に、直流母線電圧検出手段47で検出した直流母線電圧の値と基準電圧とを比較して、直流母線電圧の値が大きければその比率に応じて出力電圧を小さくするという補正、直流母線電圧の値が小さければその比率に応じて出力電圧を大きくするという補正を行う。
上述の直流母線電圧の値による出力電圧の補正は、単相電圧電源で使用した場合などに発生する周期的な直流母線電圧の電圧リップルに同期して出力電流が乱れる現象の回避のために、直流母線電圧の増減に合わせて出力電圧の補正を行うことで、実際に出力される三相電圧を常に一定に保つようにするものである。
【0009】
三相電圧生成手段48で、出力電圧計算手段47で計算した出力電圧と出力位相計算手段45で計算した現在の出力位相とから、U相、V相、W相の三相電圧を生成する。
PWM波形出力手段49で、三相電圧生成手段48で生成した三相電圧を各々搬送波である三角波と比較し、インバータ部33のトランジスタをオン/オフ制御するための三相のスイッチング信号をインバータ部33に出力する。
【0010】
上記の処理で、インバータ部33で変換した可変周波数、可変電圧の交流電力により、負荷である電動機を可変速駆動する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の可変速制御装置では、出力周波数計算手段44で計算された出力周波数から、出力周波数/出力電圧の関係式により、出力周波数に対応した出力電圧を計算した後、直流母線電圧検出手段46で検出した直流母線電圧の値により、出力電圧を補正していたが、S/WおよびH/W上の制約から、直流母線電圧を検出してから実際にインバータ部33における出力に反映されるまでに時間を要し、実際の直流母線電圧の変化を補正に効率よく反映できないという問題点があった。
【0012】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、可変速制御装置における直流母線電圧の増減のタイミングに合わせて出力電圧を補正することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る可変速制御装置においては、交流電源を直流電力に変換するコンバータ部と、直流電圧を平滑するコンデンサと、トランジスタとダイオードによって構成され、直流電力を可変周波数、可変電圧の交流電力に変換するインバータ部と、前記コンデンサの両端電圧を検出する直流母線電圧検出手段と、出力周波数を基に出力電圧を計算するとともに、前記直流母線電圧検出手段が検出した直流母線電圧検出値によりこの出力電圧を補正する出力電圧計算手段と、この出力電圧を基に前記インバータ部のトランジスタをオン/オフ制御するPWM波形出力手段と、を有し、電動機を可変速駆動する可変速制御装置において、
前記直流母線電圧検出手段が検出した直流母線電圧検出値を基に、直流母線電圧リップル変動の周期性を利用して、前記インバータ部のトランジスタをオン/オフ制御する時点における直流母線電圧を推定する電圧リップル推定手段を備え、前記出力電圧計算手段は、出力周波数を基に出力電圧を計算するとともに、前記電圧リップル推定手段が出力する直流母線電圧推定値によりこの出力電圧を補正するようにしたものである。
【0014】
また、前記電圧リップル推定手段2は、前記直流母線電圧検出手段が検出した直流母線電圧検出値のリップル変動において直流母線電圧検出値が最大となった時点、または直流母線電圧検出値が最小となった時点を、周期性のある波形の基準点として、前記インバータ部のトランジスタをオン/オフ制御する時点における直流母線電圧を推定するようにしたものである。
【0015】
さらに、前記電圧リップル推定手段2は、前記直流母線電圧検出手段が検出した直流母線電圧検出値を保存する直流母線電圧検出値保存用メモリの全領域にデータが保存されていない場合、
この直流母線電圧検出値保存用メモリの全領域にデータが保存されているが、直流母線電圧リップル変動の2周期分経過していない場合、
直流母線電圧リップル変動の2周期分経過しているが、前回値直流母線電圧最大値と前回値直流母線電圧最小値との差分が第1の所定値以下の場合、
および前回値直流母線電圧最大値と前回値直流母線電圧最小値との差分が第1の所定値以上であるが、今回直流母線電圧最大値と前回直流母線電圧最大値との差分が第2の所定値以上の場合には、
前記インバータ部のトランジスタをオン/オフ制御する時点における直流母線電圧として直流母線電圧の平均値を使用するようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る可変速制御装置の構成を示すブロック図である。図において、30〜35、41、42〜49は、図7と同様であり、その説明を省略する。また、1はインバータ制御回路、2は直流母線電圧検出手段46で検出した直流母線電圧データを入力して、直流母線電圧の変動を予測する電圧リップル推定手段である。また、3は電圧リップル推定手段2、周波数指令値入力手段43、出力周波数計算手段44、出力位相計算手段45、出力電圧計算手段47および三相電圧生成手段48を有するマイクロコンピュータ(以下、CPUと記す)である。
【0017】
次に、実施の形態1に係る可変速制御装置の動作について説明する。
可変速制御装置に電圧が供給されると、周波数指令値入力手段43はメモリ交信手段42を介してメモリ41から得た周波数指令値等の情報をCPU3内部で取り扱う周波数設定値のデータ形式に変換し、出力周波数計算手段44に出力する。
出力周波数計算手段44は、周波数指令値入力手段43から出力された周波数指令値と、メモリ交信手段42を介してメモリ41から得た加減速時間等の情報とから、加速中、定速中、減速中などの内部状態に応じて現在の出力周波数を計算し、出力位相計算手段45および出力電圧計算手段47に出力する。
出力位相計算手段45は、出力周波数計算手段44から出力された出力周波数を基にCPU3の演算周期に応じて出力位相を進める。
【0018】
また、直流母線電圧検出手段46は、常にインバータ主回路30の直流母線電圧(コンデンサ32の両端電圧)を検出しており、直流母線電圧検出値をCPU3内部で取り扱う電圧データの形式に変換し、電圧リップル推定手段2に出力する。
電圧リップル推定手段2は、可変速制御装置における直流母線電圧リップル変動の周期性を利用して、実際に電圧が出力される時点の直流母線電圧を推定するもので、直流母線電圧検出手段46で検出した直流母線電圧検出値を基に推定した直流母線電圧推定値を、直流母線電圧の値として出力電圧計算手段47に出力する。
【0019】
出力電圧計算手段47は、出力周波数計算手段45から出力された出力周波数から、メモリ交信手段42を介してメモリ41から得た出力周波数/出力電圧の関係式を使用して、出力周波数に対応した出力電圧を計算する。出力電圧を計算する時に、電圧リップル推定手段2から出力される直流母線電圧の値と基準電圧とを比較して、直流母線電圧の値が大きければその比率に応じてモータへの出力電圧を小さくするという補正、直流母線電圧の値が小さければその比率に応じて出力電圧を大きくするという補正を行う。
【0020】
三相電圧生成手段48で、出力電圧計算手段47で計算した出力電圧と出力位相計算手段45で計算した現在の出力位相とから、U相、V相、W相の三相電圧を生成する。
PWM波形出力手段49で、三相電圧生成手段48で生成した三相電圧を各々搬送波である三角波と比較し、インバータ部33のトランジスタをオン/オフ制御するための三相のスイッチング信号をインバータ部33に出力する。
【0021】
上記の処理で、インバータ部33で変換した可変周波数、可変電圧の交流電力により、負荷である電動機を可変速駆動する。
【0022】
図2、図3は実施の形態1に係る可変速制御装置の電圧リップル推定手段2において直流母線電圧リップル変動の周期性を利用して、実際に電圧が出力される時点の直流母線電圧を推定するフローチャートである。図2はリップル1周期内の直流母線電圧が最大となるメモリアドレス(直流母線電圧推定の基準点)を求める処理、図3は図2で求めたメモリアドレスを使用して直流母線電圧の推定を行う処理である。
電圧リップル推定手段2は、直流母線電圧リップル変動において直流母線電圧が最大となった時点を、周期性のある波形の基準点として使用する。このため、直流母線電圧検出値を保存するCPU内部のメモリ(図示せず)(以後、直流母線電圧検出値保存用メモリと記す)は、可変速制御装置における各直流母線電圧リップル変動周期の直流母線電圧最大値を3個以上含んで格納できるメモリサイズとする。
【0023】
また、図4は今回の直流母線電圧検出値Vnowと直流母線電圧検出最小値Vminとの関係を示す図で、(a)はVnow<Vminの場合、(b)はVnow>Vminの場合である。
また、図5は今回の直流母線電圧検出値Vnowと直流母線電圧検出最大値Vmaxとの関係を示す図で、(a)はVnow>Vmaxの場合、(b)はVnow<Vmaxの場合である。
【0024】
図6はこの発明の実施の形態1に係る可変速制御装置において、直流母線電圧推定における直流母線電圧検出値、直流母線電圧検出値保存用メモリおよび直流母線電圧推定値の関係を説明する図である。
出力電圧計算時点において推定する直流母線電圧推定値Vnextは、メモリアドレスN+T(直流母線電圧検出時のメモリアドレスNからメモリアドレスTだけ進んだメモリアドレス)における直流母線電圧値であり、図6では、先読み回数T(直流母線電圧検出時点から出力電圧計算時点までの期間)をT=3とした例を示した。
【0025】
実施の形態1に係る可変速制御装置の電圧リップル推定手段2は、今回の直流母線電圧検出値Vnowを保存するメモリアドレスNと、今回の周期における直流母線電圧最大値Vmax_tmpが保存されている今回最大値アドレスNmaxとの相対アドレス位置M(M=N_Nmax)を算出し、前回の周期における直流母線電圧最大値Vmax_preが保存されている前回仮最大値アドレスNmax_preを使用して、メモリアドレス Nmax_pre + M + T に保存されている直流母線電圧検出値を、メモリアドレスN+Tにおける直流母線電圧推定値Vnextとする。
【0026】
実施の形態1に係る可変速制御装置の電圧リップル推定手段2は、可変速制御装置における直流母線電圧リップル変動の周期性を利用して、実際に電圧が出力される時点の直流母線電圧を推定するもので、直流母線電圧リップル変動において直流母線電圧が最大となった時点を、周期性のある波形の基準点として使用する。このため、直流母線電圧推定に今回最大値アドレスNmaxと前回仮最大値アドレスNmax_preとが必要となるので、直流母線電圧検出値を保存する直流母線電圧検出値保存用メモリとしては、可変速制御装置における直流母線電圧リップル変動において最大値を3個以上格納できるサイズが必要となる。
最大値の確定は最大値を保存したメモリアドレスA1の次のメモリアドレスA2となるため、今回最大値アドレスNmaxと前回仮最大値アドレスNmax_preとを確保するためには、第6図に示すように、最大値を3個格納できるサイズが必要となる。従って、今回の周期における直流母線電圧最大値Vmax_tmpと前回の周期における直流母線電圧最大値Vmax_preとの過去2回分の最大値を含む電圧リップルの2周期分の直流母線電圧検出値を保存するために必要なメモリ数+2個分のメモリが保存できるだけの個数が必要となる。
また、直流母線電圧検出値保存用メモリとしては、新しいデータを1つ格納すると最も古いデータが1つ消去するリングバッファ形式のメモリを使用する。
【0027】
電圧リップル推定手段2の直流母線電圧を推定する処理について、図2〜図6により説明する。
まず、図2、図4、図5によりリップル1周期内の直流母線電圧が最大となるメモリアドレスを求める手順について説明する。ただし、電源投入時のイニシャル処理により、直流母線電圧状態フラグを上昇中にセットし、直流母線電圧検出最大値Vmax=0、直流母線電圧検出最小値Vmin=0とする。
【0028】
ステップS1で、直流母線電圧検出手段46でサンプリング毎に検出した直流母線電圧検出値を、カウンタNが示す直流母線電圧検出値保存用メモリのメモリアドレスに、今回検出値Vnowとして保存する。
ステップS2で、直流母線電圧状態フラグにより、直流母線電圧の変動が上昇中か下降中かを判定し、直流母線電圧の変動が下降中の場合にはステップS3へ進み、直流母線電圧の変動が上昇中の場合にはステップS6へ進む。直流母線電圧状態フラグが下降中の場合は、直流母線電圧が最小に達したかどうかの判断を行ない、直流母線電圧状態フラグが上昇中の場合は、直流母線電圧が最大に達したかどうかの判断を行う。
【0029】
直流母線電圧状態フラグが下降中となっている場合、ステップS3で今回検出値Vnowと最小値Vminとを比較し、今回検出値Vnowが最小値Vminを下回った場合には(図4(a))、ステップS4で今回検出値Vnowを最小値Vminとして保存する(比較データとしての最小値Vminを更新する)。ステップS3の比較で、今回検出値Vnowが最小値Vmin以上の場合には(図4(b))、現在の最小値Vminを直流母線電圧リップルの最小であると判断して、ステップS5で、直流母線電圧状態フラグを上昇中に切り替え、次回検出時からの最大値検出に備えて、最大値Vmaxを0クリアするとともに、現在の最小値Vminを前回最小値Vmin_preとして保存する。
【0030】
ステップS2で直流母線電圧状態フラグが上昇中となっている場合には、続いてステップS6で今回検出値Vnowと最大値Vmaxとを比較する。
ステップS6で今回検出値Vnowと最大値Vmaxとを比較し、今回検出値Vnowが最大値Vmaxを上回った場合には(図5(a))、ステップS7で今回検出値Vnowを最大値Vmaxとして保存する(比較データとしての最大値Vmaxを更新する)とともに、そのメモリアドレスNを仮最大値アドレスNmax_tmpとして保存する。
ステップS6の比較で、今回検出値Vnowが最大値Vmax以下の場合には(図5(b))、現在の最大値Vmaxが直流母線電圧リップルの最大であると判断して、ステップS8で、これまでの直流母線電圧最大値が保存されているメモリアドレスNmaxを前回仮最大値アドレスNmax_preとして保存するとともに、最大値が保存されているメモリアドレス(1回前に作成した仮最大値アドレス)Nmax_tmpを今回最大値アドレスNmaxとして保存する。さらに、直流母線電圧状態フラグを下降中とし、次回検出時からの最小値検出に備え、最小値Vminに最大値Vmaxを設定する。
【0031】
次に、図3、図6により、最大値アドレスNmaxおよび前回仮最大値アドレスNmax_preを使用して、直流母線電圧リップル推定を行う手順について説明する。直流母線電圧の検出時点から実際に電圧が出力されるまでの期間に直流母線電圧の検出がT回行われるとすると、直流母線電圧の推定にあたっては、今回の直流母線電圧の検出時点からT回後に検出される直流母線電圧を推定する必要がある。
また、電圧リップル推定手段2における、直流母線電圧の推定は、可変速制御装置における直流母線電圧リップル変動の周期性を利用するもので、図6では直流母線電圧が最大となった点(最大値アドレスNmax、前回最大値アドレスNmax_pre)を直流母線電圧リップル周期の基準点として、実際に電圧が出力される時点の直流母線電圧を推定する例を示した。
【0032】
ステップS11で、直流母線電圧検出値保存用メモリの全領域にデータが保存されたか、および直流母線電圧検出値保存用メモリの全領域にデータが保存された後、直流母線電圧リップル変動の2周期分経過したかを確認する。
直流母線電圧検出値保存用メモリの全領域にデータが保存されていないと判定した場合、または直流母線電圧リップル変動の2周期分経過していないと判定した場合には、ステップS12へ進み、検出した直流母線電圧の平均値Vdc_aveを計算し、出力電圧計算手段47に出力する直流母線電圧Vdcとして、直流母線電圧の平均値Vdc_aveを設定し、ステップS18へ飛ぶ。
【0033】
また、ステップS11で、直流母線電圧検出値保存用メモリの全領域にデータが保存され、かつ直流母線電圧リップル変動の2周期分経過したと判定した場合には、続いてステップS13で、前回最大値アドレスNmax_preに保存されている前回値直流母線電圧最大値Vmax_preと前回値直流母線電圧最小値Vmin_preとの差分が、第1の所定値αを越えているか判定する。
| Vmax_pre − Vmin_pre | ≦αの場合には、推定補正をするほどの電圧リップルはないと判断し、ステップS12へ飛ぶ。
【0034】
また、| Vmax_pre − Vmin_pre | >αの場合には、直流母線の変動があり、推定補正が必要と判断し、続いてステップS14で、今回最大値アドレスNmaxに保存されている直流母線電圧検出値(以下、今回直流母線電圧最大値Vmax_tmpと記す)と前回最大値アドレスNmax−preに保存されている直流母線電圧検出値(以下、前回直流母線電圧最大値Vmax_preと記す)との差分が第2の所定値β以下であるか判定する。
| Vmax_tmp − Vmax_pre | >βの場合には、推定補正をするほどの電圧リップルがなく、周期性はないものと判断し、ステップS12へ飛ぶ。
【0035】
また、| Vmax_tmp − Vmax_pre | ≦βの場合には、ステップS15〜ステップS17の直流母線電圧推定処理を実行する。
【0036】
ステップS15で、直流母線電圧の今回検出値を保存するメモリアドレスNの、直流母線電圧の今回最大値アドレスNmaxからの相対アドレス位置Mを、下式により算出する。
M=N−Nmax
【0037】
ステップS16で、直流母線電圧の今回検出時点から先読み回数T後における直流母線電圧推定値Vnextを、直流母線電圧リップルの周期性を利用して、前回最大値アドレスNmax−pre+相対位置M+先読み回数Tのメモリアドレスに保存されている直流母線電圧検出値とほぼ同じ値になるものとして、直流母線電圧値を推定する。
ステップS17で、出力電圧計算手段47に出力する直流母線電圧Vdcとして、直流母線電圧推定値Vnextを設定し、ステップS18へ進む。
【0038】
ステップS18で、メモリアドレスNをカウントアップする。
N←N+1
【0039】
実施の形態1に係る可変速制御装置の電圧リップル推定手段2において直流母線電圧リップル変動の周期性を利用して、実際に電圧が出力される時点の直流母線電圧を推定するもので、下記条件のときは直流母線電圧を推定する前提となる直流母線電圧リップル変動の周期性が満たされていないものとして、ステップS15〜ステップS17の直流母線電圧推定処理を実行せず、直流母線電圧の平均値を使用して出力電圧を補正する。
a.電源投入時におけるコンデンサ充電中である直流母線電圧上昇期間経過後および直流母線電圧推定に使用する直流母線電圧リップル変動の周期性データの格納を確認し、直流母線電圧検出値保存用メモリの全領域にデータが保存されていないと判定した場合、または直流母線電圧リップル変動の2周期分経過していないと判定した場合には、直流母線電圧推定のためのデータが不十分であると判断する。
b.直流母線電圧の最大値と最小値との差が小さい場合には、推定補正を必要とするほどの電圧リップルではないと判断する。
c.今回直流母線電圧最大値と前回直流母線電圧最大値との差が大きい場合には、周期性はないものと判断する。
【0040】
ところで、上記説明では、電圧リップル推定手段2は、直流母線電圧リップル変動において直流母線電圧が最大となった時点を、周期性のある波形の基準点として使用する例を示したが、直流母線電圧が最小となった時点を、周期性のある波形の基準点として使用してもよい。
【0041】
また、先読み回数T(直流母線電圧検出時点から出力電圧計算時点までの期間)をT=3とした例を示したが、S/WおよびH/Wに対応して適宜設定するものとする。
【0042】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0043】
この発明に係る可変速制御装置においては、交流電源を直流電力に変換するコンバータ部と、直流電圧を平滑するコンデンサと、トランジスタとダイオードによって構成され、直流電力を可変周波数、可変電圧の交流電力に変換するインバータ部と、前記コンデンサの両端電圧を検出する直流母線電圧検出手段と、出力周波数を基に出力電圧を計算するとともに、前記直流母線電圧検出手段が検出した直流母線電圧検出値によりこの出力電圧を補正する出力電圧計算手段と、この出力電圧を基に前記インバータ部のトランジスタをオン/オフ制御するPWM波形出力手段と、を有し、電動機を可変速駆動する可変速制御装置において、
前記直流母線電圧検出手段が検出した直流母線電圧検出値を基に、直流母線電圧リップル変動の周期性を利用して、前記インバータ部のトランジスタをオン/オフ制御する時点における直流母線電圧を推定する電圧リップル推定手段を備え、前記出力電圧計算手段は、出力周波数を基に出力
電圧を計算するとともに、前記電圧リップル推定手段が出力する直流母線電圧推定値によりこの出力電圧を補正するようにしたので、直流母線電圧の増減のタイミングに合わせて出力電圧を補正する可変速制御装置を得ることができる。
【0044】
また、前記電圧リップル推定手段2は、前記直流母線電圧検出手段が検出した直流母線電圧検出値のリップル変動において直流母線電圧検出値が最大となった時点、または直流母線電圧検出値が最小となった時点を、周期性のある波形の基準点として、前記インバータ部のトランジスタをオン/オフ制御する時点における直流母線電圧を推定するようにしたので、
前記インバータ部のトランジスタをオン/オフ制御する時点における直流母線電圧の推定処理が容易にできる。
【0045】
さらに、前記電圧リップル推定手段2は、前記直流母線電圧検出手段が検出した直流母線電圧検出値を保存する直流母線電圧検出値保存用メモリの全領域にデータが保存されていない場合、
この直流母線電圧検出値保存用メモリの全領域にデータが保存されているが、直流母線電圧リップル変動の2周期分経過していない場合、
直流母線電圧リップル変動の2周期分経過しているが、前回値直流母線電圧最大値と前回値直流母線電圧最小値との差分が第1の所定値以下の場合、
および前回値直流母線電圧最大値と前回値直流母線電圧最小値との差分が第1の所定値以上であるが、今回直流母線電圧最大値と前回直流母線電圧最大値との差分が第2の所定値以上の場合には、
前記インバータ部のトランジスタをオン/オフ制御する時点における直流母線電圧として直流母線電圧の平均値を使用するようにしたので、
前記インバータ部のトランジスタをオン/オフ制御する時点における直流母線電圧の推定処理が安定してできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る可変速制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る可変速制御装置において直流母線電圧を推定する手順を示すフローチャートで、リップル1周期内の直流母線電圧が最大となるメモリアドレス(直流母線電圧推定の基準点)を求めるまでの手順を示したものである。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る可変速制御装置において直流母線電圧を推定する手順を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る可変速制御装置において直流母線電圧推定における直流母線電圧下降時の今回最小値Vminの更新状態を説明する図である。
【図5】 はこの発明の実施の形態1に係る可変速制御装置において直流母線電圧推定における直流母線電圧上昇時の今回最大値Vmaxの更新状態を説明する図である。
【図6】 この発明の実施の形態1に係る可変速制御装置において直流母線電圧推定における直流母線電圧検出値、直流母線電圧検出値保存用メモリおよび直流母線電圧推定値の関係を説明する図である。
【図7】 従来の可変速制御装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 インバータ制御回路、 2 電圧リップル推定手段、 3 CPU、 30 インバータ主回路、 31 コンバータ部、 32 コンデンサ、 33 インバータ部、 35 電動機、 40 インバータ制御回路、 41 メモリ、 42 メモリ交信手段、 43 周波数指令値入力手段、 44 出力周波数計算手段、 45 出力位相計算手段、 46 直流母線電圧検出手段、 47 出力電圧計算手段、 48 三相電圧生成手段、 49 PWM波形出力手段、 50 CPU、 α 第1の所定値、 β 第2の所定値、 Vnow 今回の直流母線電圧検出値、 Vmin 直流母線電圧検出最小値、 Vmax直流母線電圧検出最大値、 Vnext 出力電圧計算時点において推定する直流母線電圧推定値、 Vmax_tmp 今回の周期における直流母線電圧最大値、 Vmax_pre 前回の周期における直流母線電圧最大値、 Vnext メモリアドレスN+Tにおける直流母線電圧推定値、 Vmin_pre前回最小値、 Vdc_ave 検出した直流母線電圧の平均値、 N 今回の直流母線電圧検出値Vnowを保存するメモリアドレス、 T メモリアドレス、 Nmax 今回の周期における直流母線電圧最大値Vmax_tmpが保存されている今回最大値、 M(M=N_Nmax) 今回の直流母線電圧検出値Vnowを保存するメモリアドレスNと今回の周期における直流母線電圧最大値Vmax_tmpが保存されている今回最大値アドレスNmaxとの相対アドレス位置、 Nmax_pre 前回の周期における直流母線電圧最大値Vmax_preが保存されている前回仮最大値アドレス、 Nmax_tmp 仮最大値アドレス。

Claims (3)

  1. 交流電源を直流電力に変換するコンバータ部と、直流電圧を平滑するコンデンサと、トランジスタとダイオードによって構成され、直流電力を可変周波数、可変電圧の交流電力に変換するインバータ部と、前記コンデンサの両端電圧を検出する直流母線電圧検出手段と、出力周波数を基に出力電圧を計算するとともに、前記直流母線電圧検出手段が検出した直流母線電圧検出値によりこの出力電圧を補正する出力電圧計算手段と、この出力電圧を基に前記インバータ部のトランジスタをオン/オフ制御するPWM波形出力手段と、を有し、電動機を可変速駆動する可変速制御装置において、
    前記直流母線電圧検出手段が検出した直流母線電圧検出値を基に、直流母線電圧リップル変動の周期性を利用して、前記インバータ部のトランジスタをオン/オフ制御する時点における直流母線電圧を推定する電圧リップル推定手段を備え、前記出力電圧計算手段は、出力周波数を基に出力電圧を計算するとともに、前記電圧リップル推定手段が出力する直流母線電圧推定値によりこの出力電圧を補正するようにしたことを特徴とする可変速制御装置。
  2. 前記電圧リップル推定手段は、前記直流母線電圧検出手段が検出した直流母線電圧検出値のリップル変動において直流母線電圧検出値が最大となった時点、または直流母線電圧検出値が最小となった時点を、周期性のある波形の基準点として、前記インバータ部のトランジスタをオン/オフ制御する時点における直流母線電圧を推定するようにしたことを特徴とする請求項1記載の可変速制御装置。
  3. 前記電圧リップル推定手段は、
    前記直流母線電圧検出手段が検出した直流母線電圧検出値を保存する直流母線電圧検出値保存用メモリの全領域にデータが保存されていない場合、
    この直流母線電圧検出値保存用メモリの全領域にデータが保存されているが、直流母線電圧リップル変動の2周期分経過していない場合、
    直流母線電圧リップル変動の2周期分経過しているが、前回値直流母線電圧最大値と前回値直流母線電圧最小値との差分が第1の所定値以下の場合、
    および前回値直流母線電圧最大値と前回値直流母線電圧最小値との差分が第1の所定値以上であるが、今回直流母線電圧最大値と前回直流母線電圧最大値との差分が第2の所定値以上の場合には、
    前記インバータ部のトランジスタをオン/オフ制御する時点における直流母線電圧として直流母線電圧の平均値を使用するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の可変速制御装置。
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