JPWO2009125527A1 - ブラシレスモータ位置検出装置 - Google Patents

ブラシレスモータ位置検出装置 Download PDF

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Abstract

磁極位置検出用マグネット16に対向する面に実装されロータ12の位置を検出する1組の第1のホール素子(磁極位置検出用メインホールIC18)の実装位置における磁束密度の最大値と、第2のホール素子(磁極位置検出用サブホールIC19)の実装位置における磁束密度の最大値との差が所定の範囲内になるようにオフセット調整してそれぞれ実装配置(周方向に所定の機械角度のオフセットを有するように実装配置)することにより、複数組のホール素子の検出精度を一致させる。

Description

この発明は、特に、車載用機器に使用されるスロットルバルブ、EGR(排気ガス再循環システム)バルブの駆動源、もしくはVG(Variable Geometry)ターボシステムの可動ページ等の駆動源に用いて好適な、直流電流によって駆動される、ブラシレスモータ位置検出装置に関するものである。
ブラシレスモータは、例えば、9個のスロットを有するステータと、8極のロータと、極数がロータと同じ8極を有する磁極位置検出用マグネットと、この磁極位置検出用マグネットの磁気を検出することによりロータの回転位置を検出する3個のホールICとを備えている。このように、ロータの極数と磁極位置検出用マグネットの極数が同じであり、かつ3個のホールICを備えたブラシレスモータを、ここでは単精度のブラシレスモータと呼ぶ。
この単精度のブラシレスモータに対し、ロータの回転位置検出の分解能を上げるために、磁極位置検出用マグネットの極数を2倍にした、例えば、極数nのロータの場合、磁極位置検出用マグネットを2n極にしたブラシレスモータが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
このように、磁極位置検出用マグネットの極数はロータ極数の2倍であり、3個のホールICを備えたブラシレスモータをここでは2倍精度のブラシレスモータと呼ぶ。この2倍精度のブラシレスモータによれば、ロータの回転位置検出の分解能を単精度のブラシレスモータ装置の2倍にすることができる。
特開2002−252958号公報
一方、上記した2倍精度のブラシレスモータに対し、さらに回転位置検出の分解能を向上させた4倍精度のブラシレスモータが望まれる。
2倍精度のブラシレスモータの更に2倍の回転位置検出分解能を持つ4倍精度のブラシレスモータは、2倍精度のブラシレスモータが持つ3個のホールICに加え、更に位置検出用の3個のホールICを備えている。ここでは、2倍精度のブラシレスモータが持つ3個のホールICを磁極位置検出用メインホールIC、4倍精度用に追加した3個のホールICを磁極位置検出用サブホールICと呼ぶ。
ところで、上記した磁極位置検出用メインホールICと磁極位置検出用サブホールICは、所定の機械角度のオフセットを持って実装されるが、このとき、4倍精度の高分解能を達成するためには、磁極位置検出用メインホールICと磁極位置検出用サブホールICとの実装位置精度が要求され、検知角度誤差を最小限に抑える必要があった。
この発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、磁極位置検出用メインホールICと磁極位置検出用サブホールICとの検知角度誤差を最小限に抑えて信頼性の向上をはかった、ブラシレスモータ位置検出装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するためにこの発明のブラシレスモータ位置検出装置は、複数のコイルが配設されたステータと、前記ステータが複数の励磁パターンによって順次励磁されることにより回転する所定の極数を有するロータと、前記ロータの回転軸に直交する面に配置された磁極位置検出用マグネットと、前記磁極位置検出用マグネットに対向する面に実装され、前記ロータの位置を検出する1組の第1のホール素子と、前記第1のホール素子の実装位置における磁束密度の最大値と自身の実装位置における磁束密度の最大値との差が所定の範囲内になるようにオフセットが調整された1組の第2のホール素子とを有するのである。
この発明のブラシレスモータ位置検出装置によれば、磁極位置検出用メインホールIC(第1のホール素子)と磁極位置検出用サブホールIC(第2のホール素子)との検知角度誤差を最小限に抑えて信頼性の向上がはかれる。
この発明の実施の形態1に係るブラシレスモータ位置検出装置を組み込んだアクチュエータを軸方向に切断して示した断面図である。 この発明の実施の形態1に係るブラシレスモータ位置検出装置における部品配置の一例示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係るブラシレスモータ位置検出装置の磁石断面と径方向の磁束密度の大きさを模擬的に示した図である。 この発明の実施の形態1に係るブラシレスモータ位置検出装置の磁束密度分布を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るブラシレスモータ位置検出装置の磁石断面と径方向磁束密度の変化を模擬的に示した図である。 この発明の実施の形態3に係るブラシレスモータ位置検出装置の磁石断面を示す図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面にしたがって説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るブラシレスモータ位置検出装置を組み込んだアクチュエータ装置1を軸方向に切断して示した断面図である。
図1に示されるように、アクチュエータ装置1は、モータシャフト11に嵌合された円筒状のロータ12がケース13に固着されたステータ14の中空部に挿入され、ベアリング15により回転自在に支持されることにより構成される。またロータ12には、その軸に垂直な面となるように磁極位置検出用マグネット16が固着されている。なお、磁極位置検出用マグネット16の着磁方向は軸方向である。
また、プリント基板17には、3相駆動用に1組の磁極位置検出用メインホールIC18と、同じく1組の磁極位置検出用サブホールIC19が搭載されている。プリント基板17は、磁極位置検出用メインホールIC18、磁極位置検出用サブホールIC19が磁極位置検出用マグネット16に対向するように、ケース13に取り付けられている。
図2は、磁極位置検出用マグネット16、磁極位置検出用メインホールIC18、磁極位置検出用サブホールIC19のそれぞれを、ホールIC側から見た平面図であり、図2(a)はオフセット角度なし、図2(b)はオフセット角度(γ)ありの例がそれぞれ示されている。
図2(a)(b)に示されるように、磁極位置検出用マグネット16は、ロータ12の極数の2倍の極数に着磁されている。例えば、ロータ12が12極の場合、磁極位置検出用マグネット16は周方向に2倍の24極が着磁されている。また、この磁極位置検出用マグネット16は、中心に、外周と同心円の穴が開けられたリング磁石により形成される。
磁極位置検出用メインホールIC18と、磁極位置検出用サブホールIC19とは、3相駆動用にそれぞれ3つのホールIC(18a、18b、18c)、(19a、19b、19c)から構成される。このとき、磁極位置検出用メインホールIC18aと、磁極位置検出用サブホールIC19a、磁極位置検出用メインホールIC18bと磁極位置検出用サブホールIC19b、磁極位置検出用メインホールIC18cと磁極位置検出用サブホールIC19cは、それぞれ対応しており、図2(a)に示す様に、磁極位置検出用メインホールIC18aと、磁極位置検出用サブホールIC19aは放射線上に設置されている。なお、磁極位置検出用メインホールIC18bと磁極位置検出用サブホールIC19b、磁極位置検出用メインホールIC18cと磁極位置検出用サブホールIC19cも同様である。
このことにより、磁極位置検出用メインホールIC18が破損しても、磁極位置検出用サブホールIC19の存在のために、性能に影響を及ぼすことなくブラシレスモータを駆動し、制御することが可能になり、このため、信頼性が向上する。
また、図2(b)は、磁極位置検出用サブホールIC19(19a、19b、19c)のそれぞれを、磁極位置検出用メインホールIC18(18a、18b、18c)のそれぞれに対し径方向に計算された機械オフセット角度(γ)をもって実装している。このオフセット角度(γ)は、磁極位置検出用マグネット16の極数と、ロータ12の位置検出精度(2倍精度や4倍精度)によって値がそれぞれ計算されるものである。
ここでは、磁極位置検出用メインホールIC18、磁極位置検出用サブホールIC19の半径は、それぞれ、ra、rbである。この構造によれば、磁極位置検出用マグネット16の磁束密度の変化を磁極位置検出用メインホールIC18、磁極位置検出用サブホールIC19で検出するため、ロータ12の極数の4倍の精度の位置検出が論理的に可能になる。
このとき、実際に4倍精度の位置検出を可能にするためには、磁極位置検出用メインホールIC18、磁極位置検出用サブホールIC19の径方向のオフセット角度の誤差が小さいことが重要であり、許容される最大誤差はγ°である。
ここでγの値は、例えば、ステータ14が9スロット、ロータ12の極数が12極の場合、4倍精度のブラシレスモータでは、2.5°である。
図3は、磁極位置検出用マグネット16に対して、磁極位置検出用メインホールIC18、磁極位置検出用サブホールIC19の径方向の位置と、検知する磁束密度の大きさを模擬的に示した図である。
図3に示されるように、磁極位置検出用メインホールIC18の径位置raにおける磁束密度α[G]と、磁極位置検出用サブホールIC19の径位置rbにおける磁束密度β[G]がほぼ等しい値となるように磁極位置検出用マグネット16を設置している。
図4は、周方向での磁極位置検出用メインホールIC18、磁極位置検出用サブホールIC19の実装位置における磁束密度の周方向角度に対する変化、すなわち、α、βそれぞれの磁束密度分布を示したものである。ここでは、更に使用するホールIC18、19の感度レベルもあわせて示してある。
図4に示されるように、磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19が同一レベルの磁束密度を検知する周方向角度の誤差は、δ存在することになる。このとき、磁極位置検出用メインホールIC18、磁極位置検出用サブホールIC19が検出する磁束密度が、ほぼ同じ磁束密度になるように磁極位置検出用マグネット16を配置してあるため、同一感度レベルに対しての角度誤差δは最小となる。この結果、角度誤差δは、磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19の周方向のオフセット角度γより十分小さくすることができ、高精度な位置検出が出来る利点がある。
例えば、ステータ14が9スロット、ロータ12の極数が12極の場合、4倍精度のブラシレスモータでは、2.5°より十分小さくなるように磁極位置検出用マグネット16の配置を決めればよい。このように、5°以内になる範囲を第1のホール素子と第2のホール素子の配置位置におけるロータの検出誤差の所定範囲として設定することで、検知誤差を実用上必要な範囲内に抑えることができる。
上記したように、実施の形態1に係るブラシレスモータ位置検出装置によれば、磁極位置検出用マグネット16に対向する面に実装されロータ12の位置を検出する1組の第1のホール素子(磁極位置検出用メインホールIC18)の実装位置における磁束密度の最大値と、第2のホール素子(磁極位置検出用サブホールIC19)の実装位置における磁束密度の最大値との差が所定の範囲内になるようにオフセット調整してそれぞれ実装配置(周方向に所定の機械角度のオフセットを有するように実装配置)することにより、複数組のホール素子の検出精度を一致させることができ、このため、検知誤差を抑えることができる。
すなわち、磁極位置検出用メインホールIC18、あるいは磁極位置検出用サブホールIC19は、磁極位置検出用マグネット16の回転によって検知される磁束密度がある値(閾値)以上、もしくはある値以下になったときにオンもしくはオフ動作を行う。したがって、磁極位置検出用サブホールIC19により検知された磁束密度が、磁極位置検出用メインホールIC18で検知された磁束密度と同じであれば同時にオン(もしくはオフ)動作を行うことになり、このため、磁極位置検出用メインホールIC18が感知する磁束密度の分布と、磁極位置検出用サブホールIC19が感知する磁束密度の分布がほぼ等しくなるように磁極位置検出用マグネット16の位置を設定してある。
磁極位置検出用メインホールIC18が検知する磁束密度の分布と、磁極位置検出用サブホールIC19が検知する磁束密度の分布が等しければ、磁極位置検出用メインホールIC18が検知する磁束密度と磁極位置検出用サブホールIC19が検知する磁束密度が同じ磁束密度になるタイミングを角度換算することで所定の機械角度オフセットに等しくなる。その結果、磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19との検知角度誤差が最小となり、したがって、4倍精度のロータ12の位置検出が可能になる。
上記したこの発明の実施の形態1に係るブラシレスモータ位置検出装置によれば、磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19が検知する磁束密度分布をほぼ同じにすることで、2組のホールIC(磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19)の動作間隔の誤差は最小となり、このため、高い信頼性をもって単精度のブラシレスモータの4倍の分解能が得られる。
実施の形態2.
ところで、着磁の仕方、あるいは磁石の形状によっては、2組のホールIC(磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19)が検知する磁束密度を平坦なものとし、磁極位置の磁束密度の径方向の変化率を小さくすることが可能になる。このことにより、2組のホールICの実装位置に多少のずれが生じても磁束密度の大きな変化はない。
すなわち、上記した実施の形態1では、磁極位置検出用マグネット16の厚さは、径方向に一様な厚さとしていたが、図5に、磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19の径方向の位置と、これらが検知する磁束密度の大きさを模擬的に示したように、例えば、磁極位置検出用マグネット16を途中でその厚さを薄く形成してもよい。磁極位置検出用マグネット16の厚さが一様である場合に比較して、途中で厚さを変更することで、磁極位置の磁束密度の径方向の変化率を小さくすることが可能になる。このことより、磁極位置検出用メインホールIC18および磁極位置検出用サブホールIC19の径方向位置に対する磁束密度の変化が小さくなるという利点がある。
但し、図5に示されるように、径方向の磁束密度分布は磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19との中間で最大値を取る分布ではなく、中間に落ち込みが出来る場合がある。しかし、ここで重要なことは、磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19の実装位置で磁束密度が等しいことであるため、磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19との中間で落ち込みがあってもよい。
上記した実施の形態2によれば、位置検出用マグネット16は、ロータ12の回転角度に対する磁束密度の変化を緩和するための緩和部を有することにより、磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19の実装位置における磁束密度の変化率が小さくなるため、磁極位置検出用マグネット16の配置が容易になる。
実施の形態3.
図6に磁極位置検出用マグネット16の断面構造が示されるように、磁極位置検出用マグネット16の角に切り欠き部16a〜16dを設けても良い。
磁極位置検出用マグネット16は高速回転を行うため、保持力が弱いと外周側へ移動することになり、この場合、磁極位置検出用メインホールIC18と、磁極位置検出用サブホールIC19とが検出する磁束密度分布がずれることになり、その結果として、これらホールIC18、19がオン(もしくはオフ)するタイミングがずれることになる。したがって、想定しているロータ12の位置検出精度を達成できない可能性がでてくる。
これに対して、図6に示されるように、磁極位置検出用マグネット16の角に切り欠き16a〜16dを設けることで、磁石をモールドするときにモールド材20が切り欠きに回り込み、モールド材20が磁極位置検出用マグネット16を4角で保持する構造になり、結果として磁石の位置ずれを防止するという利点がある。
上記した実施の形態3によれば、位置検出用マグネット16の任意の角に切り欠き16a〜16dを設けることにより、磁石をモールドした際にモールド材20がその切り欠き16a〜16dに廻り込み、ズレを抑制できるため、4倍の高精度ブラシレスモータであるために必須のズレ抑制手段であるといえる。
なお、上記した実施の形態1〜実施の形態3に係るブラシレスモータ位置検出装置は、あらゆる用途に用いることが可能であるが、特に、小型化、耐久性が要求される車載用機器に用いて顕著な効果が得られ、また、その内の、スロットルバルブやEGRバルブを開閉させるための駆動源として用い、あるいはVGターボの稼動ベージの駆動源として用いてもよい。
この発明に係るブラシレスモータ位置検出装置は、直流電流により動作するブラシレスモータに適用が可能であり、特に、ロータ12の回転位置検出の分解能を上げるために、磁極位置検出用マグネット16と、磁極位置検出用メインホールIC18と、磁極位置検出用サブホールIC19とを用いてロータ12の回転位置検出の分解能を向上させる意味で有効である。
以上のように、この発明に係るブラシレスモータ位置検出装置は、磁極位置検出用メインホールICと磁極位置検出用サブホールICとの検知角度誤差最小限に抑えて信頼性の向上をはかるため、磁極位置検出用マグネットに対向する面に実装され、ロータの位置を検出する1組の第1のホール素子と、第1のホール素子の実装位置における磁束密度の最大値と自身の実装位置における磁束密度の最大値との差が所定の範囲内になるようにオフセットが調整された1組の第2のホール素子とを有するように構成したので、車載用機器に使用されるスロットバルブ、EGRバルブの駆動源、もしくはVGターボシステムの可動ページ等の駆動源に用いるのに適している。
この発明は、特に、車載用機器に使用されるスロットルバルブ、EGR(排気ガス再循環システム)バルブの駆動源、もしくはVG(Variable Geometry)ターボシステムの可動ページ等の駆動源に用いて好適な、直流電流によって駆動される、ブラシレスモータ位置検出装置に関するものである。
ブラシレスモータは、例えば、9個のスロットを有するステータと、8極のロータと、極数がロータと同じ8極を有する磁極位置検出用マグネットと、この磁極位置検出用マグネットの磁気を検出することによりロータの回転位置を検出する3個のホールICとを備えている。このように、ロータの極数と磁極位置検出用マグネットの極数が同じであり、かつ3個のホールICを備えたブラシレスモータを、ここでは単精度のブラシレスモータと呼ぶ。
この単精度のブラシレスモータに対し、ロータの回転位置検出の分解能を上げるために、磁極位置検出用マグネットの極数を2倍にした、例えば、極数nのロータの場合、磁極位置検出用マグネットを2n極にしたブラシレスモータが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
このように、磁極位置検出用マグネットの極数はロータ極数の2倍であり、3個のホールICを備えたブラシレスモータをここでは2倍精度のブラシレスモータと呼ぶ。この2倍精度のブラシレスモータによれば、ロータの回転位置検出の分解能を単精度のブラシレスモータ装置の2倍にすることができる。
特開2002−252958号公報
一方、上記した2倍精度のブラシレスモータに対し、さらに回転位置検出の分解能を向上させた4倍精度のブラシレスモータが望まれる。
2倍精度のブラシレスモータの更に2倍の回転位置検出分解能を持つ4倍精度のブラシレスモータは、2倍精度のブラシレスモータが持つ3個のホールICに加え、更に位置検出用の3個のホールICを備えている。ここでは、2倍精度のブラシレスモータが持つ3個のホールICを磁極位置検出用メインホールIC、4倍精度用に追加した3個のホールICを磁極位置検出用サブホールICと呼ぶ。
ところで、上記した磁極位置検出用メインホールICと磁極位置検出用サブホールICは、所定の機械角度のオフセットを持って実装されるが、このとき、4倍精度の高分解能を達成するためには、磁極位置検出用メインホールICと磁極位置検出用サブホールICとの実装位置精度が要求され、検知角度誤差を最小限に抑える必要があった。
この発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、磁極位置検出用メインホールICと磁極位置検出用サブホールICとの検知角度誤差を最小限に抑えて信頼性の向上をはかった、ブラシレスモータ位置検出装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するためにこの発明のブラシレスモータ位置検出装置は、複数のコイルが配設されたステータと、前記ステータが複数の励磁パターンによって順次励磁されることにより回転する所定の極数を有するロータと、前記ロータの回転軸に直交する面に配置された磁極位置検出用マグネットと、前記磁極位置検出用マグネットに対向する面に実装され、前記ロータの位置を検出する1組の第1のホール素子と、前記第1のホール素子の実装位置における磁束密度の最大値と自身の実装位置における磁束密度の最大値との差が所定の範囲内になるようにオフセットが調整された1組の第2のホール素子とを有するのである。
この発明のブラシレスモータ位置検出装置によれば、磁極位置検出用メインホールIC(第1のホール素子)と磁極位置検出用サブホールIC(第2のホール素子)との検知角度誤差を最小限に抑えて信頼性の向上がはかれる。
この発明の実施の形態1に係るブラシレスモータ位置検出装置を組み込んだアクチュエータを軸方向に切断して示した断面図である。 この発明の実施の形態1に係るブラシレスモータ位置検出装置における部品配置の一例示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係るブラシレスモータ位置検出装置の磁石断面と径方向の磁束密度の大きさを模擬的に示した図である。 この発明の実施の形態1に係るブラシレスモータ位置検出装置の磁束密度分布を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るブラシレスモータ位置検出装置の磁石断面と径方向磁束密度の変化を模擬的に示した図である。 この発明の実施の形態3に係るブラシレスモータ位置検出装置の磁石断面を示す図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面にしたがって説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るブラシレスモータ位置検出装置を組み込んだアクチュエータ装置1を軸方向に切断して示した断面図である。
図1に示されるように、アクチュエータ装置1は、モータシャフト11に嵌合された円筒状のロータ12がケース13に固着されたステータ14の中空部に挿入され、ベアリング15により回転自在に支持されることにより構成される。またロータ12には、その軸に垂直な面となるように磁極位置検出用マグネット16が固着されている。なお、磁極位置検出用マグネット16の着磁方向は軸方向である。
また、プリント基板17には、3相駆動用に1組の磁極位置検出用メインホールIC18と、同じく1組の磁極位置検出用サブホールIC19が搭載されている。プリント基板17は、磁極位置検出用メインホールIC18、磁極位置検出用サブホールIC19が磁極位置検出用マグネット16に対向するように、ケース13に取り付けられている。
図2は、磁極位置検出用マグネット16、磁極位置検出用メインホールIC18、磁極位置検出用サブホールIC19のそれぞれを、ホールIC側から見た平面図であり、図2(a)はオフセット角度なし、図2(b)はオフセット角度(γ)ありの例がそれぞれ示されている。
図2(a)(b)に示されるように、磁極位置検出用マグネット16は、ロータ12の極数の2倍の極数に着磁されている。例えば、ロータ12が12極の場合、磁極位置検出用マグネット16は周方向に2倍の24極が着磁されている。また、この磁極位置検出用マグネット16は、中心に、外周と同心円の穴が開けられたリング磁石により形成される。
磁極位置検出用メインホールIC18と、磁極位置検出用サブホールIC19とは、3相駆動用にそれぞれ3つのホールIC(18a、18b、18c)、(19a、19b、19c)から構成される。このとき、磁極位置検出用メインホールIC18aと、磁極位置検出用サブホールIC19a、磁極位置検出用メインホールIC18bと磁極位置検出用サブホールIC19b、磁極位置検出用メインホールIC18cと磁極位置検出用サブホールIC19cは、それぞれ対応しており、図2(a)に示す様に、磁極位置検出用メインホールIC18aと、磁極位置検出用サブホールIC19aは放射線上に設置されている。なお、磁極位置検出用メインホールIC18bと磁極位置検出用サブホールIC19b、磁極位置検出用メインホールIC18cと磁極位置検出用サブホールIC19cも同様である。
このことにより、磁極位置検出用メインホールIC18が破損しても、磁極位置検出用サブホールIC19の存在のために、性能に影響を及ぼすことなくブラシレスモータを駆動し、制御することが可能になり、このため、信頼性が向上する。
また、図2(b)は、磁極位置検出用サブホールIC19(19a、19b、19c)のそれぞれを、磁極位置検出用メインホールIC18(18a、18b、18c)のそれぞれに対し径方向に計算された機械オフセット角度(γ)をもって実装している。このオフセット角度(γ)は、磁極位置検出用マグネット16の極数と、ロータ12の位置検出精度(2倍精度や4倍精度)によって値がそれぞれ計算されるものである。
ここでは、磁極位置検出用メインホールIC18、磁極位置検出用サブホールIC19の半径は、それぞれ、ra、rbである。この構造によれば、磁極位置検出用マグネット16の磁束密度の変化を磁極位置検出用メインホールIC18、磁極位置検出用サブホールIC19で検出するため、ロータ12の極数の4倍の精度の位置検出が論理的に可能になる。
このとき、実際に4倍精度の位置検出を可能にするためには、磁極位置検出用メインホールIC18、磁極位置検出用サブホールIC19の径方向のオフセット角度の誤差が小さいことが重要であり、許容される最大誤差はγ°である。
ここでγの値は、例えば、ステータ14が9スロット、ロータ12の極数が12極の場合、4倍精度のブラシレスモータでは、2.5°である。
図3は、磁極位置検出用マグネット16に対して、磁極位置検出用メインホールIC18、磁極位置検出用サブホールIC19の径方向の位置と、検知する磁束密度の大きさを模擬的に示した図である。
図3に示されるように、磁極位置検出用メインホールIC18の径位置raにおける磁束密度α[G]と、磁極位置検出用サブホールIC19の径位置rbにおける磁束密度β[G]がほぼ等しい値となるように磁極位置検出用マグネット16を設置している。
図4は、周方向での磁極位置検出用メインホールIC18、磁極位置検出用サブホールIC19の実装位置における磁束密度の周方向角度に対する変化、すなわち、α、βそれぞれの磁束密度分布を示したものである。ここでは、更に使用するホールIC18、19の感度レベルもあわせて示してある。
図4に示されるように、磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19が同一レベルの磁束密度を検知する周方向角度の誤差は、δ存在することになる。このとき、磁極位置検出用メインホールIC18、磁極位置検出用サブホールIC19が検出する磁束密度が、ほぼ同じ磁束密度になるように磁極位置検出用マグネット16を配置してあるため、同一感度レベルに対しての角度誤差δは最小となる。この結果、角度誤差δは、磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19の周方向のオフセット角度γより十分小さくすることができ、高精度な位置検出が出来る利点がある。
例えば、ステータ14が9スロット、ロータ12の極数が12極の場合、4倍精度のブラシレスモータでは、2.5°より十分小さくなるように磁極位置検出用マグネット16の配置を決めればよい。このように、5°以内になる範囲を第1のホール素子と第2のホール素子の配置位置におけるロータの検出誤差の所定範囲として設定することで、検知誤差を実用上必要な範囲内に抑えることができる。
上記したように、実施の形態1に係るブラシレスモータ位置検出装置によれば、磁極位置検出用マグネット16に対向する面に実装されロータ12の位置を検出する1組の第1のホール素子(磁極位置検出用メインホールIC18)の実装位置における磁束密度の最大値と、第2のホール素子(磁極位置検出用サブホールIC19)の実装位置における磁束密度の最大値との差が所定の範囲内になるようにオフセット調整してそれぞれ実装配置(周方向に所定の機械角度のオフセットを有するように実装配置)することにより、複数組のホール素子の検出精度を一致させることができ、このため、検知誤差を抑えることができる。
すなわち、磁極位置検出用メインホールIC18、あるいは磁極位置検出用サブホールIC19は、磁極位置検出用マグネット16の回転によって検知される磁束密度がある値(閾値)以上、もしくはある値以下になったときにオンもしくはオフ動作を行う。したがって、磁極位置検出用サブホールIC19により検知された磁束密度が、磁極位置検出用メインホールIC18で検知された磁束密度と同じであれば同時にオン(もしくはオフ)動作を行うことになり、このため、磁極位置検出用メインホールIC18が感知する磁束密度の分布と、磁極位置検出用サブホールIC19が感知する磁束密度の分布がほぼ等しくなるように磁極位置検出用マグネット16の位置を設定してある。
磁極位置検出用メインホールIC18が検知する磁束密度の分布と、磁極位置検出用サブホールIC19が検知する磁束密度の分布が等しければ、磁極位置検出用メインホールIC18が検知する磁束密度と磁極位置検出用サブホールIC19が検知する磁束密度が同じ磁束密度になるタイミングを角度換算することで所定の機械角度オフセットに等しくなる。その結果、磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19との検知角度誤差が最小となり、したがって、4倍精度のロータ12の位置検出が可能になる。
上記したこの発明の実施の形態1に係るブラシレスモータ位置検出装置によれば、磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19が検知する磁束密度分布をほぼ同じにすることで、2組のホールIC(磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19)の動作間隔の誤差は最小となり、このため、高い信頼性をもって単精度のブラシレスモータの4倍の分解能が得られる。
実施の形態2.
ところで、着磁の仕方、あるいは磁石の形状によっては、2組のホールIC(磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19)が検知する磁束密度を平坦なものとし、磁極位置の磁束密度の径方向の変化率を小さくすることが可能になる。このことにより、2組のホールICの実装位置に多少のずれが生じても磁束密度の大きな変化はない。
すなわち、上記した実施の形態1では、磁極位置検出用マグネット16の厚さは、径方向に一様な厚さとしていたが、図5に、磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19の径方向の位置と、これらが検知する磁束密度の大きさを模擬的に示したように、例えば、磁極位置検出用マグネット16を途中でその厚さを薄く形成してもよい。磁極位置検出用マグネット16の厚さが一様である場合に比較して、途中で厚さを変更することで、磁極位置の磁束密度の径方向の変化率を小さくすることが可能になる。このことより、磁極位置検出用メインホールIC18および磁極位置検出用サブホールIC19の径方向位置に対する磁束密度の変化が小さくなるという利点がある。
但し、図5に示されるように、径方向の磁束密度分布は磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19との中間で最大値を取る分布ではなく、中間に落ち込みが出来る場合がある。しかし、ここで重要なことは、磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19の実装位置で磁束密度が等しいことであるため、磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19との中間で落ち込みがあってもよい。
上記した実施の形態2によれば、位置検出用マグネット16は、ロータ12の回転角度に対する磁束密度の変化を緩和するための緩和部を有することにより、磁極位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19の実装位置における磁束密度の変化率が小さくなるため、磁極位置検出用マグネット16の配置が容易になる。
実施の形態3.
図6に磁極位置検出用マグネット16の断面構造が示されるように、磁極位置検出用マグネット16の角に切り欠き部16a〜16dを設けても良い。
磁極位置検出用マグネット16は高速回転を行うため、保持力が弱いと外周側へ移動することになり、この場合、磁極位置検出用メインホールIC18と、磁極位置検出用サブホールIC19とが検出する磁束密度分布がずれることになり、その結果として、これらホールIC18、19がオン(もしくはオフ)するタイミングがずれることになる。したがって、想定しているロータ12の位置検出精度を達成できない可能性がでてくる。
これに対して、図6に示されるように、磁極位置検出用マグネット16の角に切り欠き16a〜16dを設けることで、磁石をモールドするときにモールド材20が切り欠きに回り込み、モールド材20が磁極位置検出用マグネット16を4角で保持する構造になり、結果として磁石の位置ずれを防止するという利点がある。
上記した実施の形態3によれば、位置検出用マグネット16の任意の角に切り欠き16a〜16dを設けることにより、磁石をモールドした際にモールド材20がその切り欠き16a〜16dに廻り込み、ズレを抑制できるため、4倍の高精度ブラシレスモータであるために必須のズレ抑制手段であるといえる。
なお、上記した実施の形態1〜実施の形態3に係るブラシレスモータ位置検出装置は、あらゆる用途に用いることが可能であるが、特に、小型化、耐久性が要求される車載用機器に用いて顕著な効果が得られ、また、その内の、スロットルバルブやEGRバルブを開閉させるための駆動源として用い、あるいはVGターボの稼動ベージの駆動源として用いてもよい。
この発明に係るブラシレスモータ位置検出装置は、直流電流により動作するブラシレスモータに適用が可能であり、特に、ロータ12の回転位置検出の分解能を上げるために、磁極位置検出用マグネット16と、磁極位置検出用メインホールIC18と、磁極位置検出用サブホールIC19とを用いてロータ12の回転位置検出の分解能を向上させる意味で有効である。

Claims (6)

  1. 複数のコイルが配設されたステータと、
    前記ステータが複数の励磁パターンによって順次励磁されることにより回転する所定の極数を有するロータと、
    前記ロータの回転軸に直交する面に配置された磁極位置検出用マグネットと、
    前記磁極位置検出用マグネットに対向する面に実装され、前記ロータの位置を検出する1組の第1のホール素子と、前記第1のホール素子の実装位置における磁束密度の最大値と自身の実装位置における磁束密度の最大値との差が所定の範囲内になるようにオフセットが調整された1組の第2のホール素子と、
    を有することを特徴とするブラシレスモータ位置検出装置。
  2. 前記第1のホール素子と第2のホール素子の実装位置におけるロータの回転角度の検出誤差を5度以内とするオフセット調整により前記所定の範囲とすることを特徴とする請求項1記載のブラシレスモータ位置検出装置。
  3. 前記磁極位置検出用マグネットは、
    前記ロータの回転角度に対する磁束密度の分布に変化を緩和する緩和部を有することを特徴とする請求項1記載のブラシレスモータ位置検出装置。
  4. 前記磁極位置検出用マグネットは、
    リング磁石で形成されることを特徴とする請求項1記載のブラシレスモータ位置検出装置。
  5. 前記1組の第2のホール素子は、
    前記ロータの2倍の極数を有する位置検出用マグネットに対向する面に実装された前記1組の第1のホール素子に対して周方向に所定のオフセットを有することを特徴とする請求項1記載のブラシレスモータ位置検出装置。
  6. 前記磁極位置検出用マグネットは、
    角に切り欠き部を有することを特徴とする請求項5記載のブラシレスモータ位置検出装置。
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