JP2008058027A - 回転センサ - Google Patents

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誠 森▲崎▼
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Abstract

【課題】回転体の絶対位置を検出することが可能な回転センサを提供すること。
【解決手段】回転センサ10は、回転中心から径方向に突出した磁極歯5a〜5gが形成された磁性材料からなる回転軸5にマグネット11を設け、マグネット11及び各磁極歯5a〜5gの外周に磁性材料からなるリング12を備え、該リング12の内周面上にホール素子13を設けた。そして、マグネット11から出る磁束の流れが回転軸5の中心に関して非点対称となるように回転軸5の中心を避けてマグネット11を設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、磁気センサによって回転体の回転位置を検出する回転センサに関するものである。
従来、回転体の回転を検出する回転センサには、回転体とともに回転するマグネットによる磁束量の変化をホール素子等により検出するものが知られている。例えば特許文献1には、外周に突極を一定ピッチで形成した2枚の歯車板の間にマグネットを介在させて回転するロータと、ロータの突極に対向する突起部が形成された複数のステータのギャップに磁気センサを配設した回転検出装置が開示されている。この回転検出装置では、磁気センサからロータの回転に比例した電気信号が出力される。従って、この電気信号によりロータの回転が検出される。
実開平6−4617号公報
ところが、上記特許文献1では、相対位置でしかロータの回転位置を検出することができない。そのため、ブラシレスモータ等のようにロータの絶対位置を検出する必要がある用途には用いることができないという問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、回転体の絶対位置を検出することが可能な回転センサを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明によれば、磁性材料からなる回転体と、磁性材料からなる固定体と、を備え、前記回転体及び前記固定体のいずれか一方にマグネット及び複数の磁極歯を設けるとともに、前記回転体及び前記固定体のいずれか他方に前記マグネット及び前記磁極歯において発生する磁束を検出する磁気検出手段を設け、前記マグネットを、前記磁極歯において発生する磁束の流れが前記回転体の回転中心に関して非点対称となるように前記回転体の回転中心を避けて配置し、前記複数の磁極歯を、前記回転体及び前記固定体のいずれか他方に向かって突設した。
上記構成によれば、マグネットが回転体の回転中心を避けて配置されていることにより、磁極歯を通過する磁束の流れが前記回転体の回転中心に関して非点対称となるため、各磁極歯おいて発生する磁束の密度が異なってくる。そのため、磁気検出手段によって検出される磁束量が磁気検出手段と対向する位置に来るマグネット及び磁極歯によって異なるので回転体の絶対位置を検出することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の回転センサにおいて、前記マグネット及び前記複数の磁極歯を前記回転体に設け、前記磁気検出手段を前記固定体に設けた。
上記構成によれば、磁気検出手段が回転しないため、磁気検出手段に接続する配線を簡略化することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の回転センサにおいて、前記回転体の回転中心から各磁極歯の先端面までの距離を等距離とした。
上記構成によれば、マグネットから出た磁束が各磁極歯に入るまでに通過する磁路の長さによって各磁極歯で発生する磁束量が決まり、マグネットと各磁極歯との相対位置から各磁極歯で発生する磁束量の相対的な変化が容易に判断できるので、回転センサの設計が簡単になる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転センサにおいて、前記回転体及び前記固定体のいずれか一方を棒状に形成するとともに、前記回転体及び前記固定体のいずれか他方をリング状に形成し、前記棒状に形成された前記回転体及び前記固定体のいずれか一方の対向面側に、リング状に形成した前記回転体及び前記固定体のいずれか他方を配置した。
上記構成によれば、回転体及び固定体のいずれか一方をリング状に形成して、棒状に形成した回転体及び固定体のいずれか他方を覆っており、回転体と固定体はともに磁性材料であることから、棒状の部材とリング状の部材によって磁気回路が構成されるため、マグネットから出る磁束が外部へ漏洩することを防ぐことができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転センサにおいて、前記マグネットは1つである。
上記構成によれば、回転センサに備えられるマグネットは1つであるため回転センサの部品点数を削減することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5のいずれか一項に記載の回転センサにおいて、前記複数の磁極歯を前記回転体及び前記固定体のいずれか一方の一部を加工して形成した。
上記構成によれば、複数の磁極歯を回転体及び固定体のいずれか一方を加工して一体形成するため、磁極歯を別途製作して取り付けずに済むので、回転センサの部品点数を削減することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6のいずれか一項に記載の回転センサにおいて、前記回転体及び前記固定体のいずれか一方に前記マグネットを設ける位置を決定するための溝を形成した。
上記構成によれば、回転体又は固定体にマグネットを設けるための溝が形成されているため、マグネットの取り付け作業が容易になり、回転センサの製作時間を短縮できる。
本発明によれば、回転体の絶対位置を検出することが可能な回転センサを提供することができる。
以下、本発明を具体化した実施の形態を図面に従って説明する。
図1に示すようにブラシレスモータ1は中空略円柱状に形成されたハウジング2を備え、該ハウジング2の内周面にはステータ3が固着されている。又、ハウジング2にはロータ4が回転可能に支持されている。ロータ4は回転体としての回転軸5と該回転軸5と一体回転するように設けられたロータマグネット6とから構成されている。回転軸5は軸受け7を介してハウジング2の中心部に回転可能に支持されている。ステータ3はティース8と該ティース8に巻回されたコイル9とから構成されている。又、ブラシレスモータ1には、ロータ4の回転位置を検出する回転センサ10がロータマグネット6から離れた位置に設けられているため、ロータマグネット6から出る磁束が回転センサ10を通過することを低減できる。
図2に示すように、回転センサ10は、回転軸5に形成された磁極歯5a〜5g、マグネット11、固定体としてのリング12及び磁気検出手段としてのホール素子13によって構成される。マグネット11は、回転軸5の外周に設けられたキー溝14に回転軸5からその一部が径方向外側に向かって突出するように埋め込まれている。各磁極歯5a〜5gは、回転軸5から径方向外側に向かって突出するように該回転軸5と一体形成されている。そして、各磁極歯5a〜5gはマグネット11と同じ幅及び突出高さを有している。更に、マグネット11及び各磁極歯5a〜5gは、一定ピッチに配列されている。更に、マグネット11及び各磁極歯5a〜5gは、それらの先端面が同一円周上となるように形成されている。そして、マグネット11及び各磁極歯5a〜5gの先端面を結ぶ円の中心は、回転軸5の外周の中心と一致している。つまり、マグネット11及び各磁極歯5a〜5gの先端面を結ぶ円と回転軸5の外周は、同心円状となるように形成されている。リング12は回転軸5の外周と同心円状になるようにハウジング2に固着されている。そして、該リング12の内周面にはホール素子13が固着されている。ホール素子13は、マグネット11及び各磁極歯5a〜5gと所定のギャップを形成するように配置固定されている。
回転軸5及びリング12は磁性材料で構成されている。又、マグネット11の回転軸5の径方向における基端面側がS極に着磁され、径方向における先端面側がN極に着磁されている。つまり、マグネット11における磁束は、マグネット11の基端面側に存在するS極から先端面側に存在するN極に向かって流れ、マグネット11の先端面から外部へ出る。マグネット11のN極は回転軸5から突出しているため、マグネット11において磁束は回転軸5の径方向外側に向かって発生する。又、マグネット11のS極は回転軸5に埋め込まれているため、回転軸5内ではマグネット11のS極に向かって磁束が流れ、各磁極歯5a〜5gでは回転軸5の径方向内側に向かって磁束が発生する。従って、磁束の流れは、マグネット11から出て磁性材料であるリング12に入り、各磁極歯5a〜5gを介して回転軸5内に入りマグネット11に戻る。尚、リング12及び各磁極歯5a〜5gが磁性材料であることから、リング12と各磁極歯5a〜5gとのギャップにおける磁束の流れは、リング12の内周面及び各磁極歯5a〜5gの先端面に対して垂直な方向に流れる。そのため、リング12の内周面上に設けられたホール素子13を通過する磁束も、ホール素子13に対して垂直に通過するため、ホール素子13の検出精度を向上することができる。
ここで、マグネット11により発生する磁束の流れについて詳しく説明する。
先ず、マグネット11から出た磁束はリング12に入り、図3において左右に分岐し、リング12内を通過する。磁束はS極からN極へと流れる。そして、磁束は磁気抵抗が小さい磁路を通過する。従って、リング12内を通過した磁束は、各磁極歯5a〜5gに入りマグネット11に戻る。
磁性材料は、図4に示すように、外部から加えられる磁界を強くしても磁束密度(単位面積あたりの磁束量)が変化し難い、つまり磁束が通過し難い状態(磁気飽和状態)となる。このため、各磁極歯5a〜5gの先端面の面積を決定する磁極歯幅L(図2参照)を調整することで、マグネット11から近い磁極歯5a,5g等を磁気飽和状態にして、磁束が他の磁極歯に入るようにしている。そのため、マグネット11から遠い磁極歯5dにおいてもホール素子13の検出可能な最低レベル以上の磁束量が磁極歯5dに入るので、磁極歯5dを確実に検出することができる。又、磁気飽和状態であっても、磁界の強さに応じて磁束密度が変化する。各磁極歯5a〜5gにおける磁界の強さは、マグネット11からの距離に対応し、マグネット11に近い程磁界が強くなる。従って、マグネット11に近い磁極歯5a,5gには多くの磁束が通過し、遠くの磁極歯5dには少量の磁束が通過する。
図3において、図面左側に分岐した磁束の一部が磁極歯5aに入り、リング12内に残った磁束の一部が磁極歯5bに入り、更にリング12内に残った磁束の一部が磁極歯5cに入り、最終的にリング12内に残った磁束が磁極歯5dに入りマグネット11に戻る。同様に、図面右側に分岐した磁束は、リング12内を通過し、磁極歯5d〜5gに入りマグネット11に戻る。このように、本実施形態の回転センサ10には、マグネット11及び各磁極歯5a〜5gに対して、マグネット11からリング12に向かう磁束と、リング12から各磁極歯5a〜5gに向かう磁束が発生する。更に、各磁極歯5a〜5gにおいて、マグネット11からの距離に応じた量の磁束が通過する。図3に示すマグネット11中の白抜きの矢印はマグネット11の着磁方向を表し、曲線で示された矢印が磁束の流れる方向を表すとともに、線の太さが磁束密度の高さを表す。又、マグネット11がホール素子13と向かい合った場合における回転軸5の中心からマグネット11又は各磁極歯5a〜5gの先端面の一端を結ぶ点線A〜Pによって回転軸の回転位置を示す。
尚、上記のようにマグネット11と各磁極歯5a〜5gの先端面とリング12とは同心円状にある。従って、ロータ4が回転してもマグネット11と各磁極歯5a〜5gの先端面とリング12の内周面との距離が変化しないので、マグネット11及び各磁極歯5a〜5gとリング12とがどのような位置関係にあってもロータ4を回転させるために必要な力が変化しないので、ロータ4を円滑に回転させることができる。
ここで、ホール素子13を通過する磁束量について説明する。回転軸5が回転することによって、マグネット11と各磁極歯5a〜5gとがホール素子13と順次対向し、マグネット11が点線P,A間に位置するときは、ホール素子13とマグネット11とが対向して回転軸5の径方向外側に磁束が流れ、ホール素子13がマグネット11とリング12との間に発生する磁束量を検出する。次に回転軸5が回転してマグネット11が点線B,C間に位置したときは、ホール素子13と磁極歯5aとが対向してリング12から回転軸5の径方向内側に磁束が流れ、ホール素子13が磁極歯5aとリング12との間に発生する磁束量を検出する。更に回転軸5が回転してマグネット11が点線D,E間に位置したときは、ホール素子13と磁極歯5bが対向して回転軸5の径方向内側に磁束が流れ、ホール素子13が磁極歯5cとリング12との間に発生する磁束量を検出する。この場合、上記のように磁極歯によって発生する磁束量は異なるため、磁極歯5cとリング12との間に発生する磁束量は磁極歯5aとリング12との間に発生する磁束量よりも少ない。従って、マグネット11が点線A〜Pの各位置に来た時にホール素子13を通過する磁束量は回転軸5の径方向外側に磁束が流れる場合を正とすると図5に示すように変化する。
次に、回転軸5の回転位置の検出について説明する。ホール素子13がマグネット11とリング12との間に発生する正の磁束量を検出したときは、マグネット11が点線P,A間に位置する回転位置に回転軸5があることが判別できる。回転軸5が回転してマグネット11が点線P,A間から点線B,C間に移ったときは、ホール素子13が磁極歯5aとリング12との間に発生する負の磁束量を検出する。回転軸5の回転によってホール素子13を通過する磁束量の変化と、ホール素子13を通過する磁束量の絶対値(磁極歯5aとリング12との間に発生した磁束量)をみることにより、マグネット11が点線B,C間に位置する回転位置に回転軸5があることが判別できる。更に、回転軸5が回転してマグネット11が点線B,C間から点線D,E間に移ったときは、ホール素子13が磁極歯5bとリング12との間に発生した負の磁束量を検出する。回転軸5の回転によってホール素子13を通過する磁束量の変化と、ホール素子13を通過する磁束量の絶対値(磁極歯5bとリング12との間に発生した磁束量)をみることにより、マグネット11が点線D,E間に位置する回転位置に回転軸5があることが判別できる。このように、ホール素子13を通過する磁束量の変化を調べることによって回転軸5の絶対位置をマグネット11又は各磁極歯5a〜5g毎に特定することができる。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)回転中心から径方向に突出した磁極歯5aが形成された磁性材料からなる回転軸5にマグネット11を設け、マグネット11及び磁極歯5aの外周に磁性材料からなるリング12を備え、該リング12の内周面上にホール素子13を設けた。そして、マグネット11から出る磁束の流れが回転軸5の中心に関して非点対称となるように回転軸5の中心を避けてマグネット11を設けた。そのため、各磁極歯5a〜5gによって発生する磁束量が異なるのでロータ4の回転の絶対位置を把握することができる。
(2)回転軸5の外周に磁性材料からなるリング12を配置したためマグネット11から出た磁束はリング12を介して回転軸5に戻る磁気回路を構成するので、マグネット11から出る磁束が拡散するのを防ぐことができる。
(3)ホール素子13を磁性材料であるリング12の内周面上に備えたため、磁束がホール素子13を垂直に通過しやすくなり、ホール素子13の検出精度が向上する。
(4)リング12と回転軸5とは同心円状にあるため、ロータ4が回転してもマグネット11と各磁極歯5a〜5gの先端面とリング12の内周面との距離が変化しない。そのため、マグネット11及び各磁極歯5a〜5gとリング12とがどのような位置関係にあってもロータ4を回転させるために必要な力が変化しないので、ロータ4を円滑に回転させることができる。
(5)マグネット11とホール素子13を1つずつ用いるのみでロータ4の絶対位置を検出できるので、回転センサ10の部品点数を減らすことができ低コスト化を図ることができる。
(6)マグネット11を取り付けるためのキー溝14が回転軸5の外周に設けられているため、マグネット11を回転軸5に取り付ける作業が容易になる。
(7)回転センサ10は、ロータマグネット6から離れた位置に設けられているため、ロータマグネット6から出る磁束が回転センサ10を通過することを低減できる。
(8)各磁極歯5a〜5gを回転軸5と一体で形成しているため、各磁極歯5a〜5gを別途製作する必要が無いので、回転センサ10の部品点数を削減できる。
(9)各磁極歯5a〜5gの磁極歯幅Lを変えることにより各磁極歯5a〜5gに発生する磁束量を変化させることができるので、マグネット11から離れた位置の磁極歯5dにおいてもホール素子13が検出できる十分な磁束量を発生させることができる。
(10)磁力の強いマグネット11や大きいマグネット11を用いなくとも、各磁極歯5a〜5gの磁極歯幅Lを変えることによって、マグネット11から離れた位置の磁極歯5dにおいてホール素子13が検出できる十分な磁束量を発生させることが可能であるため、回転センサ10の低コスト化及び省スペース化を図ることができる。
尚、上記実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態では、各磁極歯5a〜5gを径方向外側に突出させ、ホール素子13を各磁極歯5a〜5gの外側に配置したが、リング12の径方向内側に磁極歯を突出させ、ホール素子13を磁極歯の内側に配置してもよい。
・上記実施形態では、回転軸5を回転体として回転させたが、リング12を回転体として回転させてもよい。
・上記実施形態では、マグネット11が回転軸5から一部突出して回転軸5に設けられたが、回転軸5の中に完全に埋め込まれてもよい。
・上記実施形態では、マグネット11と各磁極歯5a〜5gが一定ピッチで配置されたが、一定ピッチで配置されなくともよい。
・上記実施形態では、回転軸5の外周にリング12を配置しリング12の内側にホール素子13を設けたが、リング12を配置せずハウジング2の内側にホール素子13を設けてもよい。
・上記実施形態では、回転軸5の回転中心からマグネット11及び各磁極歯5a〜5gの先端面までの距離を同じ、即ち同じ円周上となるように形成したが、中心から先端面までの距離が異なるように形成してもよい。
・上記実施形態では、磁極歯5a〜5gの数が7つであったがこれに限らず、1つ以上6つ以下、又は8つ以上であってもよい。このように磁極歯の数を増やすことによって、ロータ4の回転位置を検出する精度が向上する。
・上記実施形態では、マグネット11が1つであったがこれに限らず、回転体としての回転軸5においてマグネット11により発生する磁束が回転軸5の中心に関して非点対称となれば幾つ用いてもよい。
・上記実施形態では、マグネット11及び各磁極歯5a〜5gは回転軸5に対して垂直な同一面上にあったが、同一平面上から軸方向にずれてもよい。
・上記実施形態では、ブラシレスモータ1の回転位置を検出するために回転センサ10を用いたが、その他の回転体の回転位置の検出に用いてもよい。
・上記実施の形態では、磁気検出素子としてホール素子13を用いたが、これ以外の磁気検出素子、例えば磁気抵抗素子を用いてもよい。
ブラシレスモータの一部断面図。 図1のA‐A線断面図。 回転軸の断面における磁束の流れを示す説明図。 磁界と磁束密度の関係を示すグラフ図。 ホール素子が検出する磁束量の回転角による変化を示すグラフ図。
符号の説明
5…回転軸、5a〜5g…磁極歯、10…回転センサ、11…マグネット、12…リング、13…ホール素子、14…キー溝。

Claims (7)

  1. 磁性材料からなる回転体と、
    磁性材料からなる固定体と、を備え、
    前記回転体及び前記固定体のいずれか一方にマグネット及び複数の磁極歯を設けるとともに、前記回転体及び前記固定体のいずれか他方に前記マグネット及び前記磁極歯において発生する磁束を検出する磁気検出手段を設け、
    前記マグネットを、前記磁極歯において発生する磁束の流れが前記回転体の回転中心に関して非点対称となるように前記回転体の回転中心を避けて配置し、
    前記複数の磁極歯を、前記回転体及び前記固定体のいずれか他方に向かって突設したことを特徴とする回転センサ。
  2. 請求項1に記載の回転センサにおいて、
    前記マグネット及び前記複数の磁極歯を前記回転体に設け、前記磁気検出手段を前記固定体に設けたことを特徴とする回転センサ。
  3. 請求項1又は2に記載の回転センサにおいて、
    前記回転体の回転中心から各磁極歯の先端面までの距離を等距離としたことを特徴とする回転センサ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転センサにおいて、
    前記回転体及び前記固定体のいずれか一方を棒状に形成するとともに、前記回転体及び前記固定体のいずれか他方をリング状に形成し、
    前記棒状に形成された前記回転体及び前記固定体のいずれか一方の対向面側に、リング状に形成した前記回転体及び前記固定体のいずれか他方を配置したことを特徴とする回転センサ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転センサにおいて、
    前記マグネットは1つであることを特徴とする回転センサ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の回転センサにおいて、
    前記複数の磁極歯を前記回転体及び前記固定体のいずれか一方の一部を加工して形成したことを特徴とする回転センサ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の回転センサにおいて、
    前記回転体及び前記固定体のいずれか一方に前記マグネットを設ける位置を決定するための溝を形成したことを特徴とする回転センサ。
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