JPWO2009093380A1 - 回転子の積層巻きコア、回転子コア、これを備えた永久磁石形同期回転電機用回転子、永久磁石形同期回転電機、およびこれを用いた車両、昇降機、加工機 - Google Patents
回転子の積層巻きコア、回転子コア、これを備えた永久磁石形同期回転電機用回転子、永久磁石形同期回転電機、およびこれを用いた車両、昇降機、加工機 Download PDFInfo
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Abstract
Description
図10は従来技術を示す回転子の積層巻きコアを構成するユニットコアであって、フープ材より打ち抜き製造された円弧状のユニットコアを折り曲げて当接した状態を示す正面図、図11は図10の円弧状のユニットコアを折り曲げる前の状態を示す正面図である。
図10、図11において、10は積層巻きコア、11はユニットコア、12は磁石取付孔、13は貫通孔、14aは凸部、14bは凹部、15は切欠凹部、16は半抜き突き出しである。
積層巻きコア10は、円弧状のユニットコア11が各ユニットコア11a、11b、・・・、11gで構成されると共に、回転電機としての回転子の全周に形成された極数がn極(n:2の倍数)を形成するように設定されている。
図10は極数が20極の事例である。
また、図11において、円弧状のユニットコア11は一般に珪素鋼板等の鋼板帯から打ち抜きで連続形成されると共に帯状に連結されており、磁極数をm極(m:nの約数以外の自然数)としたものである。図11は磁極数が3極の事例である。
また、円弧状のユニットコア11の端部は、一端が半円形の凸部14a、対応する他端が同じく半円形の凹部14bを形成しており、磁極数m極に対応して永久磁石を取り付けるためのm個の磁石取付孔12を形成する。さらに、円弧状のユニットコア11には、図示しないスリーブを取付けるための貫通孔13を形成する。
このような構成における積層巻きコアの製造工程を説明する。
まず、帯状に連結された各ユニットコア11a、11b、・・・、11g相互間を密着させ、各ユニットコア相互間を密着させる図示しないエンドプレートで挟む前に、積層しながら貫通孔13に図示しないスリーブを挿入し、ユニットコアの端部を全周に設けた半抜き突き出し16にてカシメ処理し、回転電機の回転子コアとして一体化され、コア積層後の磁石取付孔12には図示しない永久磁石が挿入される。
なお、円弧状のユニットコア11には、コア巻取りのための切欠凹部15が形成されている。この切欠凹部15は、円弧状のユニットコア11を積層巻きするときに、帯状になっているユニットコア列を引き込み、順次組み付けるのに使用されるもので、円弧状のユニットコア11に作用する回転に伴う遠心力を受ける貫通孔13まわりの強度に影響しないような位置に設けられている。
上記の回転電機の積層巻きコア構造は、円弧状のユニットコア11を巻き上げていくだけで、コア分割部位置(当接面位置)が巻上げ毎に周方向にずれ、チドリ積層が実現し、短時間で製造できるため、生産性が良いモータを実現できるものとなっている。
そのため、ユニットコアにはモータの磁気特性に問題の生じない位置に、必要な半抜き突き出しのカシメ、または貫通穴を最適な位置に配置することが重要である。
ところが、特許文献1は、ユニットコアの永久磁石取付部に対するカシメの配置については、モータの磁気特性を考慮した具体的な位置、配列関係については一切、記載も示唆もされていない。とりもなおさず、モータ設計上の観点からも、該かしめの位置をユニットコア上で最適に配置する点を怠れば、貫通穴、切り欠き凹部などの配置関係についても影響を与えることになり、モータの磁気特性上、積層コア材料の不要なコア面積が生じたり、あるいは生産性が低下したり、モータ製造コストが上昇するという問題があった。
請求項1の発明は、永久磁石を配置する永久磁石取付部を有した回転子コアを形成するための円弧状のユニットコアと、前記ユニットコアをスパイラル状に所定枚数積層巻きしたときに、互いにかしめ結合により連結するように前記ユニットコアに形成された複数のかしめ部と、を備えた回転子の積層巻きコアにおいて、前記複数のかしめ部は、前記永久磁石取付部に対向するように、前記ユニットコア内に該回転子の磁束磁路に影響を受ける部位を回避して波状に並べて設けられたことを特徴としている。
また、かしめの最適配置は、磁気特性の影響を考慮することで、モータ出力性能への影響を最小限に留めることができる積層巻きコアを実現できる。
また、請求項3〜6に記載の発明によれば、回転子の積層巻きコアにおいて、パイロット孔をユニットコアにおける永久磁石取付部相互間の略中心軸上に形成し、あるいは、パイロット孔を、ユニットコアにおける前記永久磁石取付部の略中心軸上に形成したり、もしくはパイロット孔とロータキー溝を、互いに周方向にずらして配置したものであるから、請求項1、2の効果に加えて、磁路に影響することなく、電動機のコアとして磁気特性を低下させることがない。
また、請求項7〜9に記載の発明によれば、回転子の積層巻きコアにおいて、磁石取付部をユニットコアの周方向の表面に形成したり(表面磁石形同期電動機)、あるいはユニットコアの周方向の内部に形成することで(埋め込み磁石形同期電動機)、請求項1、2の効果に加えて、それぞれ表面磁石形同期電動機に用いられる回転子の積層巻きコアを得ることができる。
また、請求項10に記載の発明によれば、請求項1〜9に記載の効果を加えた、回転子コアを得ることができる。
また、請求項11に記載の発明によれば、請求項10に記載の効果を加えた、永久磁石形同期回転電機用回転子を得ることができる。
また、請求項12、13に記載の発明によれば、請求項11に記載の効果を加えた永久磁石形同期回転電機を得ることができる。
2 ユニットコア、
3a 永久磁石取付部、
3b 永久磁石挿入孔、
3c 永久磁石挿入孔、
3d 永久磁石位置決め用突起、
3e コア磁極部、
4 パイロット孔、
5 スリット、
6 ロータキー溝、
7 かしめ部、
8 橋絡部、
9 永久磁石、
10 積層巻きコア、
11 ユニットコア、
11a、11b、11c、11d、11e、11f、11g ユニットコア、
12 磁石取付孔、
13 貫通孔、
14a 凸部、
14b 凹部、
15 切欠凹部、
16 半抜き突き出し、
20 フープ材、
21 電動機、
22 固定子、
23 固定子コア、
24 固定子コイル、
25 回転子、
26 回転子コア、
27 モータハウジング、
28 シャフト、
29 軸受
図1(a)、(b)において、1は積層巻きコア、2はユニットコア、3aは永久磁石取付部、3dは永久磁石位置決め用突起、4はパイロット孔、5はスリット、6はロータキー溝、7はかしめ部、8は橋絡部、20はフープ材である。
本発明の特徴は以下のとおりである。
本実施例に係るユニットコア2は、該コアの周方向における外周表面に永久磁石を配設する永久磁石取付部3aが等ピッチで形成された構成であり、いわゆる表面磁石形モータ(SPM)用の回転子コアに適用される場合を示している。
すなわち、永久磁石を配置する永久磁石取付部3aを有した回転子コアを形成するための円弧状のユニットコア2と、ユニットコア2をスパイラル状に所定枚数積層巻きしたときに、互いにかしめ結合により連結するようにユニットコア2に形成された複数のかしめ部7と、を備えた回転子の積層巻きコア1において、複数のかしめ部7は、永久磁石取付部3aに対向するように、ユニットコア2内に回転子の磁束磁路に影響を受ける部位を回避して波状に並べて設けられた点である。ここで、ユニットコア2は電磁鋼板より構成されるフープ材20より形成される。
具体的には、ユニットコア2に配置された複数のかしめ部7のうち、該ユニットコア2の円弧状の中心から該永久磁石取付部3aの放射方向における略中心軸上に配置されるかしめ部(円弧中心Oから半径R1の位置)が、該ユニットコア2の円弧状の中心から該永久磁石取付部3aの放射方向における略両端位置に配置されるかしめ部(円弧中心Oから半径R2の位置)に比べて、該永久磁石取付部3aの内周側に接近して設けられたものとなっている(R1>R2)。
また、ユニットコア2は、該スパイラル状に巻回積層されたユニットコア2の位置決めを行うためのパイロット孔4を有しており、ユニットコア2の放射方向における永久磁石取付部3aと反対側の面には、回転子コアを図示しないシャフトに嵌合する際に位置決めを行うためのロータキー溝6を有している。
ここで、パイロット孔4は、ユニットコア2における永久磁石取付部3a相互間の略中心軸上(永久磁石位置決め用突起3d)に形成したものとなっている。それから、パイロット孔4とロータキー溝6は、互いに周方向にずらして配置してある。
なお、ユニットコア2をスパイラル状に所定枚数積層巻きしたとき、該ユニットコア2同士が連続して当接するように、該ユニットコア2の端部の一側から他側にかけて先すぼまりのスリット5を設けてあり、該スリット5と該ユニットコア2の該他側との間に橋絡部8を設けてある。
次に、積層巻きコアの製作について説明する。
こうして、積層巻きコアより積層体として一体化されたものが回転子コアとして構成され、永久磁石取付部3aに、永久磁石が挿入され、後述の回転子として完成する。ここで、回転子は、ユニットコアに設けたロータキー溝を利用して、シャフトに嵌合される。なお、かしめについては、各円弧状のユニットコア2相互間を折り曲げながら、スリット部を当接すると共に、スパイラル状に所定枚数積層巻回した後で、最後に、かしめ結合しても構わない。
ここで、従来技術(特許文献1)は、貫通孔にスリーブを取付け、その両端をカシメにより円弧状のユニットコア相互間で位置保持して積層巻きコアを構成するもので、基本的に、従来技術の貫通孔と、本実施例のパイロット孔の目的、機能が異なる。
したがって、第1実施例は、積層巻きコアのカシメ位置を、磁束密度、磁束の流れを考慮して配置する事により、必要なモータの磁気特性を確保できると共に、回転子コアを提供する積層巻きコアに対して、必要最小限のコア材料とすることができ、しかも生産性が良く、安価な積層巻きコアも得ることができる。また、かしめの最適配置は、磁気特性の影響を考慮することで、モータ出力性能への影響を最小限に留めることができる積層巻きコアを実現できる。
図2(a)、(b)において、3bは永久磁石挿入孔、3eはコア磁極部である。
第2実施例が第1実施例と異なる点は以下のとおりである。
すなわち、本実施例に係るユニットコア2は、該コア2の周方向における内部に永久磁石を挿入する永久磁石挿入孔3bが等ピッチで形成されると共に、該永久磁石挿入孔3bが配置されるユニットコア2の磁極部分(コア磁極部3e)のみが、該ユニットコア2の径方向に突出するように形成された構成となっている。本例はいわゆる埋め込み磁石形モータ(IPM)の回転子用コアに適用される場合を示している。
第2実施例は埋め込み磁石形モータの回転子用途の場合であるが、第1実施例同様に、積層巻きコアのカシメ位置を、磁束密度、磁束の流れを考慮して配置する事で、必要なモータの磁気特性を確保できると共に、積層巻きコアに対して必要最小限のコア材料とすることができ、しかも生産性が良く、安価な積層巻きコアも得ることができる。また、かしめの最適配置により、モータ出力性能への影響を最小限に留めることができる積層巻きコアを実現できる。
図3(a)、(b)において、3cは永久磁石挿入孔である。
第3実施例が第2実施例と異なる点は、ユニットコア2の径方向に突出したコア磁極部3e内部に永久磁石挿入孔3bを備えた第2実施例の構成に替えて、ユニットコア2を、コア磁極部3eが設けられていないユニットコア2の周方向の内部に永久磁石挿入孔3cを形成した構成としたものである。本実施例も同様に、埋め込み磁石形モータ(IPM)の回転子用コアに適用される場合を示している。
したがって、第3実施例は第2実施例と同じく埋め込み磁石形モータの回転子用途の場合であるが、第2実施例同様に、積層巻きコアのカシメ位置を、磁束密度、磁束の流れを考慮して配置する事で、必要なモータの磁気特性を確保できると共に、積層巻きコアに対して必要最小限のコア材料とすることができ、しかも生産性が良く、安価な積層巻きコアも得ることができる。また、かしめの最適配置により、モータ出力性能への影響を最小限に留めることができる積層巻きコアを実現できる。
第4実施例が第1実施例と異なる点は、パイロット孔4がユニットコア2における永久磁石取付部3aの略中心軸上に形成されると共に、パイロット孔4とロータキー溝6は、互いに周方向にずらして配置してある点である。
具体的には、本実施例は、第1実施例の磁石取付部の略中心軸上に接近した位置に存在するかしめ部に替わり、パイロット孔4が設けられた構成であるが、ユニットコア2に配置されたパイロット孔4、複数のかしめ部7のうち、該ユニットコア2の円弧状の中心から該永久磁石取付部3aの放射方向における略中心軸上に配置されるパイロット孔(円弧中心Oから半径R0の位置)が、該ユニットコア2の円弧状の中心から該永久磁石取付部3aの放射方向における略両端位置に配置されるかしめ部(円弧中心Oから半径R2の位置)に比べて、該永久磁石取付部3aの内周側に接近して設けられたものとなっている(R0>R2)。
また、永久磁石取付部3aの放射方向における略両端位置に配置されるかしめ部(円弧中心Oから半径R2の位置)と、該半径R2の位置のかしめ部よりも永久磁石取付部3aの略中心軸側に接近した位置のかしめ部(円弧中心Oから半径R1の位置)との位置係は、R1>R2としたものである。
したがって、第4実施例はパイロット孔4がユニットコア2における永久磁石取付部3aの略中心軸上に形成してあるため、積層巻きコアにおけるパイロット孔の位置とカシメ位置を、磁束密度、磁束の流れを考慮して配置する事で、必要なモータの磁気特性を確保できると共に、積層巻きコアに対して必要最小限のコア材料とすることができ、しかも生産性が良く、安価な積層巻きコアも得ることができる。また、かしめの最適配置により、モータ出力性能への影響を最小限に留めることができる積層巻きコアを実現できる。
第5実施例が第2実施例と異なる点は、パイロット孔4がユニットコア2における永久磁石挿入孔3bの略中心軸上に形成されると共に、パイロット孔4とロータキー溝6は、互いに周方向にずらして配置してある点である。
したがって、第5実施例はパイロット孔4がユニットコア2における永久磁石挿入孔3bの略中心軸上に形成してあるため、積層巻きコアにおけるパイロット孔の位置とカシメ位置を、磁束密度、磁束の流れを考慮して配置する事で、必要なモータの磁気特性を確保できると共に、積層巻きコアに対して必要最小限のコア材料とすることができ、しかも生産性が良く、安価な積層巻きコアも得ることができる。また、かしめの最適配置により、モータ出力性能への影響を最小限に留めることができる積層巻きコアを実現できる。
第6実施例が第3実施例と異なる点は、パイロット孔4がユニットコア2における永久磁石挿入孔3cの略中心軸上に形成されると共に、パイロット孔4とロータキー溝6は、互いに周方向にずらして配置してある点である。
したがって、第6実施例はパイロット孔4がユニットコア2における永久磁石挿入孔3cの略中心軸上に形成してあるため、積層巻きコアにおけるパイロット孔の位置とカシメ位置を、磁束密度、磁束の流れを考慮して配置する事で、必要なモータの磁気特性を確保できると共に、積層巻きコアに対して必要最小限のコア材料とすることができ、しかも生産性が良く、安価な積層巻きコアも得ることができる。また、かしめの最適配置により、モータ出力性能への影響を最小限に留めることができる積層巻きコアを実現できる。
図7、図8において、9は永久磁石、21は電動機、22は固定子、23は固定子コア、24は固定子コイル、25は回転子、26は回転子コア、27はモータハウジング、28はシャフト、29は軸受である。
図7、図8は第1実施例〜第6実施例で示したユニットコアを回転子コアとして適用した永久磁石形同期電動機の事例である。回転子25(永久磁石形同期電動機用回転子)は、積層巻きコアよりなる各ユニットコアを所定枚数連結して、かしめ結合により積層体として製作した回転子コア26と、回転子コア26の永久磁石取付部(図示せず)に配設された界磁となる永久磁石9と、より構成される。ここで、回転子コア26は、かしめ結合して形成された円筒状の積層体を嵌合固定によりシャフト28に取り付けるようになっている。
また、固定子22は、固定子コア23と、固定子コア23に巻装された固定子コイル24と、より構成される。回転子25は、固定子22にギャップを介して対向配置される。ここで、固定子は、回転子同様にスパイラル状に積層巻回してなる積層巻きコアを、かしめ結合することで円筒状の積層体を形成してなる固定子コアを用いたものとなっている。固定子に回転子同様に積層巻きコアを用いることで、生産性が良く、安価な積層巻きコアが得られることは言うまでもなく、モータ全体としてのコストダウンにつながる。
図9における本実施例で適用した電動機の磁界の解析図によると、かしめ部の取付位置は、磁束磁路が他の部分に比べて粗になっているため、磁束の影響を受けない箇所に最適配置されていることがわかる。
第7実施例は、かしめを最適配置した回転子コアを永久磁石形同期電動機用回転子に適用したので、モータ出力性能への影響を最小限に留めることができる。
また、複数のかしめ部は、永久磁石取付部に対向するように、ユニットコア内に回転子の磁束磁路に影響を受ける部位を回避して波状に並べて設けた例を示したが、磁石形状あるいは配置が変化すると、波状に替えてV字状もしくはW字状に配列しても構わない。
また、積層巻きコアを構成するユニットコアは、回転子が固定子の内側に配置されて回転するインナーロータを想定した事例を用いて説明したが、回転子が固定子の外側に配置されて回転するアウターロータ形にしても何ら差し支えない。アウターロータ形の場合は、磁石取付部が、ユニットコアの内周側に配置され、かしめ部は磁石取付部の外周側に取り付けられることになる。
また、固定子コアについて、積層巻きコアを用いた点を述べたが、これに限定されず、円環状一体コア、セグメントコアでの固定子の組合せでも構わない。
Claims (16)
- 永久磁石を配置する永久磁石取付部を有した回転子コアを形成するための円弧状のユニットコアと、
前記ユニットコアをスパイラル状に所定枚数積層巻きしたときに、互いにかしめ結合により連結するように前記ユニットコアに形成された複数のかしめ部と、を備えた回転子の積層巻きコアにおいて、
前記複数のかしめ部は、前記永久磁石取付部に対向するように、前記ユニットコア内に該回転子の磁束磁路に影響を受ける部位を回避して波状に並べて設けられたことを特徴とする回転子の積層巻きコア。 - 前記ユニットコアに配置された複数のかしめ部のうち、該ユニットコアの円弧状の中心から該永久磁石取付部の放射方向における略中心軸上に配置されるかしめ部が、該ユニットコアの円弧状の中心から該永久磁石取付部の放射方向における略両端位置に配置されるかしめ部に比べて、該永久磁石取付部の内周側に接近して設けられたことを特徴とする請求項1記載の回転子の積層巻きコア。
- 前記ユニットコアは、該スパイラル状に巻回積層されたユニットコアの位置決めを行うためのパイロット孔を有しており、
前記ユニットコアの放射方向における永久磁石取付部と反対側の面には、該回転子コアをシャフトに嵌合する際に位置決めを行うためのロータキー溝を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の回転子の積層巻きコア。 - 前記パイロット孔は、前記ユニットコアにおける前記永久磁石取付部相互間の略中心軸上に形成したことを特徴とする請求項3に記載の回転子の積層巻きコア。
- 前記パイロット孔は、前記ユニットコアにおける前記永久磁石取付部の略中心軸上に形成したことを特徴とする請求項3に記載の回転子の積層巻きコア。
- 前記パイロット孔と前記ロータキー溝は、互いに周方向にずらして配置してあることを特徴とする請求項3に記載の回転子の積層巻きコア。
- 前記永久磁石取付部は、前記ユニットコアの周方向の表面に形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の回転子の積層巻きコア。
- 前記永久磁石取付部は、前記ユニットコアの周方向の内部に形成した永久磁石挿入孔で構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の回転子の積層巻きコア。
- 前記永久磁石挿入孔が配置される前記ユニットコアの磁極部分のみが、該ユニットコアの周方向に突出するように形成されたことを特徴とする請求項8に記載の回転子の積層巻きコア。
- 請求項1〜9までの何れか1項に記載の積層巻きコアを積層巻回し、かしめ結合することで円筒状の積層体を形成してなることを特徴とする回転子コア。
- 請求項10記載の回転子コアと、
前記回転子コアの永久磁石取付部に配設された界磁となる永久磁石と、
を有することを特徴とする永久磁石形同期回転電機用回転子。 - 請求項11に記載の回転子と、
前記回転子にギャップを介して対向配置された固定子と、
を有することを特徴とする永久磁石形同期回転電機。 - 前記固定子は、スパイラル状に積層巻回してなる積層巻きコアを、かしめ結合することで円筒状の積層体を形成してなる固定子コアを用いてあることを特徴とする請求項12記載の永久磁石形同期回転電機。
- 請求項12に記載の永久磁石形同期回転電機を、車輪を駆動するモータとして用いる、もしくは発電機として動作させることを特徴とする車両。
- 請求項12に記載の永久磁石形同期回転電機を、綱車を駆動するモータとして用いることを特徴とする昇降機。
- 請求項12に記載の永久磁石形同期回転電機を、駆動源として用いることを特徴とする加工機。
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