JPWO2009084425A1 - リニアステッピングモータ - Google Patents

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Abstract

構造を単純にすることができ、しかも大きな推力を得ることができるリニアステッピングモータを提供する。リニアステッピングモータは、N極及びS極の磁極が軸線方向に交互に着磁される界磁マグネット1と、少なくとも二相のコイル4を有する電機子2と、二相のコイル4を励磁すると共に、励磁するコイル4を切り替える制御装置と、を備える。少なくとも二相のコイル4は、界磁マグネット1の周囲を取り囲む。少なくとも二相のコイル4の内側には、界磁マグネット1からすきまを空けて磁性材料のインナーコア8が配置される。励磁コイル4の軸線方向の両端部に発生する磁極と界磁マグネット1の磁極との間の吸引力及び/又は反発力を利用して、界磁マグネット1を電機子2に対して所定のステップ量ずつ相対的に直線運動させる。

Description

本発明は、電機子の少なくとも二相のコイルの励磁電流を切り替えることで、界磁マグネットを電機子に対して所定のステップ量ずつ相対的に直線運動させるリニアステッピングモータに関する。
ステッピングモータは、与えられたパルス数に比例して、一定の角度だけ回転する機能をもったモータである。指令パルスのみで位置も速度も決まるので、回転子の位置や速度をフィードバックしないオープンループの制御ができる。
ステッピングモータの駆動回路は、DC電源からの電流をステッピングモータの各コイルに供給すると共に、指令パルスがある度ごとに励磁するコイルを順次切り替える。励磁するコイルを切り替えるごとに、回転子は1ステップずつ、固有の角度で回転する。回転型のステッピングモータが回転子の回転運動をラック・ピニオン機構などの運動変換手段を介して直線運動に変換するのに対し、リニアステッピングモータは移動子をダイレクトに直線運動させる。
リニアステッピングモータとしては、永久磁石を使用しないVR型(Variable Reductance)のリニアモータや、永久磁石と電磁石とを組み合わせたHB型(Hybrid type)のリニアモータが知られている。一般的には、推力を大きくすることができるHB型のリニアステッピングモータが広く用いられている(例えば特許文献1参照)。
特開昭61−173660号公報
HB型のリニアステッピングモータにおいては、固定子及び移動子に多数の櫛歯を加工することで推力を大きくすることができたり、ステップ量を小さくすることができたりするなどの利点がある。しかし、複雑な櫛歯の形状の加工が必要になったり、固定子の櫛歯と移動子の櫛歯との間隔を一定に保つ組立が必要になったりするので、製造が困難であるという欠点がある。
そこで本発明は、構造を単純にすることができ、しかも大きな推力を得ることができるリニアステッピングモータ及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、N極及びS極の磁極が軸線方向に交互に着磁される界磁マグネットと、前記界磁マグネットの周囲を取り囲む少なくとも二相のコイル、及び前記少なくとも二相のコイルの内側に前記界磁マグネットからすきまを空けて配置される磁性材料のインナーコアを有する電機子と、前記少なくとも二相のコイルを励磁すると共に、励磁するコイルを切り替える制御装置と、を備え、励磁コイルの軸線方向の両端部に発生する磁極と前記界磁マグネットの磁極との間の吸引力及び/又は反発力を利用して、前記界磁マグネットを前記電機子に対して所定のステップ量ずつ相対的に直線運動させるリニアステッピングモータである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のリニアステッピングモータにおいて、前記インナーコアは、前記少なくとも二相のコイルの相数に等しい数の分割インナーコアからなり、各分割インナーコアは、前記少なくとも二相のコイルのうちの各コイルの内側に配置されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のリニアステッピングモータにおいて、前記分割インナーコアの軸線方向の長さが、前記各コイルの軸線方向の長さと等しいか又はわずかに長いことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のリニアステッピングモータにおいて、前記少なくとも二相のコイルのうちの各コイルの軸線方向の両端部には、非磁性材料が設けられることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のリニアステッピングモータにおいて、前記電機子は、前記少なくとも二相のコイルを覆う磁性材料のヨーク、前記少なくとも二相のコイルの軸線方向の両端部に設けられ、前記電機子に対する前記界磁マグネットの相対的な直線運動を案内する非磁性材料のブッシュ、及び前記各コイル間に設けられ、前記各コイルの位相をずらす非磁性材料のスペーサを有することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載のリニアステッピングモータにおいて、前記界磁マグネットは、軸線方向にN極及びS極が着磁された単一マグネットがN極同士及びS極同士が向かい合うように並べられたユニットマグネットを有し、前記単一マグネットのN極又はS極が着磁される一対の端面が互いに平行であり、かつ軸線方向に直交する面から傾けられることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のリニアステッピングモータにおいて、前記少なくとも二相のコイルは、二相のコイルであり、前記一対の端面は、軸線方向に直交する面から下記の数式から算出される角度θだけ傾けられることを特徴とする。
(数1)
θ=tan-1(P/2R)
ここで、P:N−S間の磁極ピッチ、R:単一マグネットの直径
請求項8に記載の発明は、少なくとも二相のコイルを励磁すると共に、励磁するコイルを切り替えることによって、励磁コイルの軸線方向の両端部に発生する磁極を発生させ、該励磁コイルの磁極と界磁マグネットの磁極との間の吸引力及び/又は反発力を利用して、電機子に対して界磁マグネットを所定のステップ量ずつ相対的に直線運動させるリニアステッピングモータの製造方法において、前記少なくとも二相のコイルの内側に磁性材料の筒状のインナーコアを挿入するインナーコア挿入工程と、前記少なくとも二相のコイルを磁性材料の筒状のヨークに挿入するコイル挿入工程と、前記インナーコアの内側にN極及びS極の磁極が軸線方向に交互に着磁される前記界磁マグネットを挿入するマグネット挿入工程と、を備えるリニアステッピングモータの製造方法である。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のリニアステッピングモータの製造方法において、前記コイル挿入工程では、前記少なくとも二相のコイルの軸線方向の両端部に、前記電機子に対する前記界磁マグネットの相対的な直線運動を案内する非磁性材料のブッシュを配置すると共に、前記少なくとも二相のコイルのうちの各コイル間に、各コイルの位相をずらす非磁性材料のスペーサを配置することを特徴とする。
推力の大きなリニアステッピングモータを得るためには、リニアステッピングモータの作動原理から各コイルの両端部の磁極を強くする必要がある。請求項1に記載の発明によれば、コイルの内側に磁性材料のインナーコアを配置するので、コイルの内側の磁気抵抗が小さくなり、コイルの両端部の磁束密度がより高くなる。よって、推力の大きなリニアステッピングモータが得られる。しかも、インナーコアをコイルの内側に配置することで、リング状のコアをコイルの両端部に配置する場合のように、コイルの両端部に発生する磁極が隣のコイルの両端部に発生する磁極に影響されたり、コアによるコギング力が発生したりするのを防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、各コイルの内側に分離した分割インナーコアを配置するので、各コイルの両端部に発生する磁極が隣のコイルの両端部に発生する磁極によって影響されるのを防止することができる。仮に、複数のコイルに対して一つのインナーコアを配置したとすると、各コイルの両端部に強い磁極が発生しにくくなる。
請求項3に記載の発明によれば、機械的な加工部品であるインナーコアの両端部に磁極を形成することができるので、コイル側の磁極の位置と界磁マグネット側の磁極の位置とを正確に位置決めすることができる。コイルの軸線方向の長さを高精度に管理する必要がないので、コイルの巻線作業が容易になる。
請求項4に記載の発明によれば、コイルの両端部に発生する磁極が隣のコイルの両端部に発生する磁極に影響されるのを防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、コイルの両端部の非磁性材料をブッシュやスペーサに兼用することができる。また、コイルを磁性材料からなるヨークで覆うので、コイルの外側の磁気抵抗が小さくなり、コイルの両端部の磁束密度がより高くなる。
請求項6に記載の発明によれば、単一マグネットの端面を傾けることで、インナーコアと界磁マグネットとの間に発生するコギング力を低減することができる。コイルが界磁マグネットを取り囲んでいる構造のため、単一マグネットの端面を傾けることによる発生推力の低下は少ない。
請求項7に記載の発明によれば、インナーコアと界磁マグネットとの間に発生するコギング力を最小にすることができる。
請求項8に記載の発明によれば、コイルの内側に磁性材料のインナーコアを配置するので、コイルの内側の磁気抵抗が小さくなり、コイルの両端部の磁束密度がより高くなる。よって、推力の大きなリニアステッピングモータが得られる。しかも、インナーコアをコイルの内側に配置することで、リング状のコアをコイルの両端部に配置する場合のように、コイルの両端部に発生する磁極が隣のコイルの両端部に発生する磁極に影響されたり、コアによるコギング力が発生したりするのを防止することができる。
請求項9に記載の発明によれば、コイルの両端部に発生する磁極が隣のコイルの両端部に発生する磁極に影響されるのを防止することができる。また、コイルの両端部の非磁性材料をブッシュやスペーサに兼用することができる。
本発明の第一の実施形態におけるリニアステッピングモータの斜視図 リニアステッピングモータの軸線に沿った断面図 ロッドの詳細図 単一マグネットの側面図 フォーサの平面図 フォーサの軸線に沿った断面図 ヨークを示す図(図中(a)が平面図を示し、図中(b)が側面図を示す) コイルの断面図 コイルの結線図 分割インナーコアを示す図(図中(a)が平面図を示し、図中(b)が側面図を示す) ブッシュを示す図(図中(a)が平面図を示し、図中(b)が側面図を示す) スペーサを示す図(図中(a)が平面図を示し、図中(b)が側面図を示す) コイルの励磁方式の一例を示す図 リニアステッピングモータの移動原理を示す図 コギング力の解析結果を示すグラフ コイルに誘起される誘起電圧を示すグラフ コギング力が低減する原理を示すグラフ 分割インナーコアにポールを設けた場合と、ポールを設けない場合を示す図(図中(a)がポール付きの例であり、図中(b)がポールなしの例) ポール付きの場合とポールなしの場合とで、コイルに発生する逆起電圧定数の比較結果を示すグラフ(図中(a)がポール付きのグラフであり、図中(b)がポールなしのグラフ) 本発明の第二の実施形態のリニアステッピングモータを示す断面図
符号の説明
1…ロッド(界磁マグネット)
2…フォーサ(電機子)
4…二相のコイル
4a,4b…各相のコイル
5…単一マグネット
5a,5b…マグネットの端面
8…インナーコア
8a,8b…各分割インナーコア
9…ヨーク
11…ブッシュ
12…スペーサ
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の第一の実施形態のリニアステッピングモータを示す。リニアステッピングモータは、細長く伸びるロッド1と、ロッド1の周囲を覆う筒状のフォーサ2からなる。ロッド1はリニアステッピングモータの界磁マグネットとして機能し、フォーサ2が電機子として機能する。ロッド1はフォーサ2に対して軸線方向に相対的に直線運動する。ロッド1又はフォーサ2のいずれか一方が固定され、他方が移動する。
図2は、リニアステッピングモータの断面図を示す。ロッド1には、N極及びS極の磁極が軸線方向に交互に着磁される。フォーサ2には、ロッド1の周囲にすきまを空けて巻かれた二相のコイル4が収容される。二相のコイル4は軸線方向に並べて配置される一対の各相のコイル4a,4bからなる。各相のコイル4a,4bを励磁することによって、各相のコイル4a,4bの両端部にN極及びS極の磁極が発生する。各相のコイル4a,4bの両端部の磁極とロッド1の磁極との吸引力及び/又は反発力が推力となって、ロッド1がフォーサ2に対して直線運動する。そして、各相のコイル4a,4bの励磁電流を切り替えることによって、ロッド1がフォーサ2に対して所定のステップ量ずつ直線運動する。
図3はロッド1の詳細図を示す。ロッド1は、円筒状のパイプ3に複数のマグネット5を封入させてなる。円筒状のパイプ3は、ステンレスなどの金属製であるか、又は樹脂製である。単一マグネット5は、保磁力の高いネオジウム磁石などの希土類磁石である。単一マグネット5の形状は、正面が円形状であり、側面が平行四辺形である。単一マグネット5はボンド磁石(例えば、プラスチックマグネット)からなり、磁石粉末と樹脂との複合材を射出成型することで製造される。単一マグネット5には、軸線方向にN極及びS極が着磁される。すなわち、単一マグネット5の軸線方向の一方の端面5aがN極に、他方の端面5bがS極になる。単一マグネット5をN極同士及びS極同士が向かい合うように並べることで、ユニットマグネットが構成される。ユニットマグネットによって、ロッド1にはN極及びS極の磁極が軸線方向に所定のピッチで交互に形成される。
図4は単一マグネット5の側面図を示す。単一マグネット5は、N極又はS極が着磁される一対の端面5a,5bが平行であり、かつこの一対の端面5a,5bが軸線方向に直交する面6から傾けられる。この実施形態では、一対の端面5a,5bの傾き角θは、θ=tan-1(P/2R)に実質的に設定される。ここで、P:N−S間の磁極ピッチ、R:単一マグネットの直径である。単一マグネット5の端面5a,5bを傾けるのは、インナーコア8(図2参照)と単一マグネット5との間に発生するコギング力を低減するためである。端面5a,5bの傾き角θとコギング力との関係については後述する。単一マグネット5がボンド磁石からなり、射出成型で製作されるため、今回のような端面5a,5bの傾き加工などを容易に行うことができる。
図3に示されるように、パイプ3に複数のマグネット5を挿入した後、パイプ3の両端はエンドプラグ7で塞がれる。エンドプラグ7の露出面7aは、ロッド1の軸線方向と直交する。エンドプラグ7の奥側の端面7bは、単一マグネット5の端面5aに合わせて傾斜する。エンドプラグ7は例えば接着、ねじ結合などの結合手段によってパイプ3に固定される。エンドプラグ7には、直線運動させる可動体を取り付けるためのねじ7cが加工される。ロッド1の断面形状は、円形でなくても、扁平な楕円形であってもよく、四角形などの多角形であってもよい。
図5はフォーサ2の平面図を示し、図6はフォーサ2の断面図を示す。磁性材料からなる筒状のヨーク9には、二相のコイル4が軸線方向に一列に収容される。各コイル4a,4bの内側には、磁性材料からなる円筒形状の分割インナーコア8a,8bが配置される。二相のコイル4の軸線方向の両端部には、フォーサ2に対するロッド1の相対的な直線運動を案内する樹脂製(非磁性材料)のブッシュ11が設けられる。各コイル間には、非磁性体として、各コイルの位相をずらすためのスペーサ12が設けられる。
図7はヨークを示す。ヨーク9は、珪素鋼などの磁性材料からなり、円筒状に形成される。ヨーク9の軸線方向の両端には、折り曲げ変形できる爪部9aが形成される。爪部9aは周方向に複数個設けられる。ヨーク9内にブッシュ11、二相のコイル4及びスペーサ12を装入した後、爪部9aをかしめてブッシュ11と係合させることで、ブッシュ11がヨーク9に固定される。二相のコイル4及びスペーサ12は、ブッシュ11間に挟まれることで、その位置が固定される。
図8は各コイル4a,4bを示す。各コイル4a,4bは絶縁被覆された導線を螺旋状に巻いたものである。各コイル4a,4bの端部には、銅線の巻き始めと巻き終わりとなるリード線13が引き出される。この実施形態では、二つのコイル4a,4bで二相のコイル4を構成しているが、四つ又は六つのコイルで二相のコイル4を構成してもよい。
図9は二相のコイル4の結線図を示す。A相のコイル4aとB相のコイル4bとで二相のコイル4が構成される。A相のコイル4aに流れる電流を反転させると−A相になり、B相のコイル4bに流れる電流を反転させると−B相になる。
図10は、分割インナーコア8a,8bを示す。分割インナーコア8a,8bは、珪素鋼などの磁性材料からなり、円筒形状に形成される。分割インナーコア8a,8bの軸線方向の長さは、各コイル4a,4bの軸線方向の長さと等しいか又はわずかに長い。分割インナーコア8a,8bの内径はロッド1の外径よりも大きく、分割インナーコア8a,8bとロッド1との間にはすきまが空く。
図2に示されるように、分割インナーコア8a,8bの軸線方向の長さL1(各コイル4a,4bの両端部の磁極ピッチ)は、ロッド1のN−S間の磁極ピッチL2の実質的に2N+1倍(N:正の整数)に設定される。すなわち、各コイル4a,4bの一方の端部がロッド1のN極上にあるときは、他方の端部はロッド1のS極上にある。
図11はブッシュ11を示す。ブッシュ11はリング状に形成される。ブッシュ11の内周面をロッド1がスライドするので、ブッシュ11は摩擦抵抗の小さい樹脂を射出成型して製造される。ブッシュ11は、ロッド1に付着した鉄粉がフォーサ2の内部に入るのを防止するシールの役割も持つ。ブッシュ11には、ヨーク9の爪部9aに係合する凹み11aが形成される。
図12は、スペーサ12を示す。スペーサ12もリング状に形成される。スペーサ12は、各コイル4a,4b間の間隔を一定に保つために設けられる。スペーサ12の軸線方向の長さL3は、二相のコイル4の位相を電気角で90度ずらすように設定される。図2に示されるように、この実施形態では、ロッド1のN−N間の磁極ピッチL4の3/4倍に設定される。軸線方向に移動するロッド1に接触しないように、スペーサ12の内径はブッシュ11の内径よりも大きく設定される。
フォーサ2は以下の工程を経て製造される。まず、各コイル4a,4bに各分割インナーコア8a,8bを挿入する。次に、ヨーク9内にブッシュ11、コイル4a、スペーサ12、コイル4b及びブッシュ11を順番に挿入する。次に、ヨーク9の爪部9aを折り曲げてヨーク9にブッシュ11を固定する。以上によりフォーサ2が組み立てられる。次に、ロッド1をフォーサ2に挿入する。ロッド1の挿入はブッシュ11に案内される。
図13は、制御装置による二相のコイル4の励磁方式の一例を示す。この図13には、1相だけに電流を流していく1相励磁方式が示される。まず、最初のステップでA相のコイル4aを励磁し、次のステップでB相のコイル4bを励磁する。次のステップでA相のコイル4aに反対方向の電流を流し(−A相)、次のステップでB相のコイル4bに反対方向に電流を流す(−B相)。制御装置は、指令パルスを受けるたびに上記のステップを繰り返す。1〜4までのステップが1周期となり、この間にロッド1はN−N間の磁極ピッチだけ移動する。1相励磁方式の他に、A相とB相の二つの相に渡って電流を流す2相励磁方式を採用してもよい。また、二相のコイル4はユニポーラ方式によって励磁されてもよいし、バイポーラ方式によって励磁されてもよい。
図14は、リニアステッピングモータの移動原理を説明する。各コイル4a,4bの両端部10間のピッチは、ロッド1のN−S間の磁極ピッチの2N+1倍(N:正の整数)になっていて、一対の両端部10は必ずロッド1のN極及びS極に対向する。まず、(1)においては、A相のコイル4aが励磁されているために、ロッド1はA相のコイル4aの両端部10に異極同士で対向する。この状態で外力が加わり、ロッド1を移動させようとすると、ロッド1を(1)の位置に戻そうとする力が働くので、位置決めが可能になる。このとき、B相のコイル4bの両端部10の中心は、ロッド1の磁極NSの境目に位置している。A相のコイル4aとB相のコイル4bとは、電気角で90度位相がずれている。
次に(2)に移り、A相のコイル4aの電流がオフになり、B相のコイル4bの電流がオンになると、ロッド1はN−N間の磁極ピッチの1/4(すなわち1ステップ分)右方向に移動して、B相のコイル4bに吸引されて停止する。
次に(3)に移り、今度はA相のコイル4aに(1)とは逆向きの電流を流す。ロッド1はさらに、1ステップ分右方向に移動して、A相のコイル4aに吸引されて停止する。
次に(4)に移り、同様にB相のコイル4bに(2)とは逆向きの電流を流す。B相の両端部10の極性も(2)とは逆になり、ロッド1はさらに1ステップ分右方向に移動して静止する。
次に(1)に戻り、(2)〜(4)を繰り返す。(1)〜(4)の次のステップに移る度に、ロッド1は1ステップずつ歩進する。以上がリニアステッピングモータの移動原理である。
推力の大きなリニアステッピングモータを得るためには、リニアステッピングモータの作動原理から各コイル4a,4bの両端部10の磁極を強くする必要がある。各コイル4a,4bの内側に磁性材料の分割インナーコア8a,8bを配置することで、各コイル4a,4bの内側の磁気抵抗が小さくなり、各コイル4a,4bの両端部10の磁束密度がより高くなる。よって、推力の大きなリニアステッピングモータが得られる。しかも、分割インナーコア8a,8bを各コイル4a,4bの内側に配置することで、リング状のコアを各コイル4a,4bの両端部に配置する場合のように、各コイル4a,4bの両端部に発生する磁極が隣のコイルの両端部に発生する磁極に影響されたり、リング状のコアによるコギング力が発生したりするのを防止することができる。
コイル4の内側にインナーコア8を配置したときと、コイル4の両端部にリング状のコアを配置したときとでは、減少するコイル4の量はほとんど変わらない。インナーコア8によって減少するコイル4の内側のスペースと、リング状のコアによって減少するコイル4の両端部のスペースが略等しいからである。コイル4の量が殆ど変わらないにも関わらず、実験したところ、インナーコア8を配置したときのモータの推力は、リング状のコアを配置したときの推力の3倍まで大きくなった。
コイル4の内側にインナーコア8を挿入すると、インナーコア8とロッド1との間にコギング力が発生する。このコギング力はロッド1の単一マグネット5の端面5a,5bを傾ける(スキューする)ことで抑えることができる。
図15は、フォーサ2に対してロッド1を直線運動させたときに発生するコギング力の解析結果を示す。ロッド1を直線運動させると、フォーサ2の二相のコイル4に電流を流さなくても、ロッド1にコギング力が発生する。図15には、ロッド1を一定の速度で直線運動させたときに、ロッド1に発生するコギング力が示される。横軸はロッド1の位置であり、縦軸がコギング力である。コギング力はモータの推力を妨げる力になるので、コギング力を抑える必要がある。図15に示されるように、単一モータの端面を傾けないとき(normal)よりも、12度、20度と傾けるにつれてコギング力のばらつきを抑えることができる。
図16は、コイル4に誘起される誘起電圧を示す。フォーサ2に対してロッド1を直線運動させたときに、コイル4には誘起電圧が発生する。モータを発電機と考えたとき、誘起電圧がモータの強さを表す。この図16から、単一マグネット5の端面5a,5bを12度、20度と傾けてもモータの推力が殆ど落ちないのがわかる。板状の界磁マグネットにコイルが対向するフラットタイプのリニアモータと異なり、ロッド状の界磁マグネットをコイル4が覆う構造であることが推力が落ちない原因だと思われる。
図17は、コギング力が低減する原理を示すグラフである。横軸がロッド1の位置を表し、縦軸がコギング力を表す。分割インナーコア8aにより発生するコギング力C1と分割インナーコア8bにより発生するコギング力C2とでは、コギング力のピークがずれる。そして、分割インナーコア8aと分割インナーコア8bとを合算した全体のコギング力C3は、コギング力C1及びコギング力C2が互いに打ち消し合うように作用するので、合計四つのピークを持つようになる。単一マグネット5の端面5a,5bを傾けると、分割インナーコア8aにより発生するコギング力C1のピークが左側にシフトし、分割インナーコア8bにより発生するコギング力C2のピークが右側にシフトするようになる。互いのコギング力C1,C2をより打ち消しあうようにシフトするので、全体のコギング力C3をより低減できる。
解析の結果、下記の数式を満足するように単一マグネット5の端面5a,5bを傾けると、最も全体のコギング力を低減できるのがわかった。
(数1)
θ=tan-1(P/2R)
ここで、P:N−S間の磁極ピッチ、R:単一マグネットの直径
単一マグネット5を傾ける替わりにコイル4を傾けてもよいが、コイル4を傾けるのは製造的に困難である。
なお、永久磁石同期モータの場合、界磁マグネットのN極及びS極がラジアル方向に着磁されていて、界磁マグネットの磁束密度の分布がきれいな正弦波にならずに台形形状になる。磁束密度の分布が正弦波から遠ざかると、推力リップルが生じてしまう。このため、推力リップルが発生しないように、各マグネットの端面を傾け、界磁マグネットの磁束密度の分布を正弦波に近づけることが行われることがある。これに対して、本発明のようなリニアステッピングモータの場合、各コイル4a,4bの励磁電流がステップ状であり、界磁マグネットの磁束密度の分布も正弦波にする必要がない。永久磁石同期モータのように磁束密度の分布を正弦波にするためではなく、コアを挿入することにより発生するコギング力を低減するために、単一マグネット5の端面5a,5bが傾けられている。
図18は、分割インナーコア8a,8bの軸線方向の両端部に磁性材料からなるポールを設けた場合と、ポールを設けない場合の分割インナーコア8a,8bの形状の比較を示す。図中(a)がポール付きの例であり、図中(b)がポールなしの例である。図19は、ポール付きの場合とポールなしの場合とで、コイル4に発生する逆起電圧定数の比較結果を示す。図中(a)がポール付きのグラフであり、図中(b)がポールなしのグラフである。ポール付きの場合、4%程度、電流あたりの推力が向上した。しかし、ポールを付けることで、コイル4の巻き数が減ったり、隣の分割インナーコア8a,8bの磁極の影響を受けたりする(90°の位相差をもつ二相のコイル4の電圧が同位相に近づいたりする)などの問題も発生した。このため、ポールを設けないのが望ましい。
図20は、本発明の第二の実施形態のリニアステッピングモータを示す。フォーサ2の構造は上記第一の実施形態と同一である。この実施形態には、ロッド1内に収容される単一マグネット5の端面を傾けない例が示される。モータを作動させるにあたり、分割インナーコア8a,8bとロッド1との間に働くコギング力が問題にならないときは、単一マグネット5の端面を傾けなくてもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限られることなく、本発明の要旨を変更しない範囲で様々な実施形態に具現化できる。例えば、コイルは三相のコイルでも五相のコイルでもよい。コイルの励磁方式には、フルステップ量をn分割できるマイクロステップ駆動を用いてもよい。さらにロッドが移動する替わりにフォーサが移動してもよい。
本明細書は、2007年12月28日出願の特願2007-340465に基づく。この内容はすべてここに含めておく。

Claims (9)

  1. N極及びS極の磁極が軸線方向に交互に着磁される界磁マグネットと、
    前記界磁マグネットの周囲を取り囲む少なくとも二相のコイル、及び前記少なくとも二相のコイルの内側に前記界磁マグネットからすきまを空けて配置される磁性材料のインナーコアを有する電機子と、
    前記少なくとも二相のコイルを励磁すると共に、励磁するコイルを切り替える制御装置と、を備え、
    励磁コイルの軸線方向の両端部に発生する磁極と前記界磁マグネットの磁極との間の吸引力及び/又は反発力を利用して、前記界磁マグネットを前記電機子に対して所定のステップ量ずつ相対的に直線運動させるリニアステッピングモータ。
  2. 前記インナーコアは、前記少なくとも二相のコイルの相数に等しい数の分割インナーコアからなり、
    各分割インナーコアは、前記少なくとも二相のコイルのうちの各コイルの内側に配置されることを特徴とする請求項1に記載のリニアステッピングモータ。
  3. 前記分割インナーコアの軸線方向の長さが、前記各コイルの軸線方向の長さと等しいか又はわずかに長いことを特徴とする請求項2に記載のリニアステッピングモータ。
  4. 前記少なくとも二相のコイルのうちの各コイルの軸線方向の両端部には、非磁性材料が設けられることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のリニアステッピングモータ。
  5. 前記電機子は、
    前記少なくとも二相のコイルを覆う磁性材料のヨーク、前記少なくとも二相のコイルの軸線方向の両端部に設けられ、前記電機子に対する前記界磁マグネットの相対的な直線運動を案内する非磁性材料のブッシュ、及び前記各コイル間に設けられ、前記各コイルの位相をずらす非磁性材料のスペーサを有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のリニアステッピングモータ。
  6. 前記界磁マグネットは、軸線方向にN極及びS極が着磁された単一マグネットがN極同士及びS極同士が向かい合うように並べられたユニットマグネットを有し、
    前記単一マグネットのN極又はS極が着磁される一対の端面が互いに平行であり、かつ軸線方向に直交する面から傾けられることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のリニアステッピングモータ。
  7. 前記少なくとも二相のコイルは、二相のコイルであり、
    前記一対の端面は、軸線方向に直交する面から下記の数式から算出される角度θだけ傾けられることを特徴とする請求項6に記載のリニアステッピングモータ。
    (数1)
    θ=tan-1(P/2R)
    ここで、P:N−S間の磁極ピッチ、R:単一マグネットの直径
  8. 少なくとも二相のコイルを励磁すると共に、励磁するコイルを切り替えることによって、励磁コイルの軸線方向の両端部に発生する磁極を発生させ、該励磁コイルの磁極と界磁マグネットの磁極との間の吸引力及び/又は反発力を利用して、電機子に対して界磁マグネットを所定のステップ量ずつ相対的に直線運動させるリニアステッピングモータの製造方法において、
    前記少なくとも二相のコイルの内側に磁性材料の筒状のインナーコアを挿入するインナーコア挿入工程と、
    前記少なくとも二相のコイルを磁性材料の筒状のヨークに挿入するコイル挿入工程と、
    前記インナーコアの内側にN極及びS極の磁極が軸線方向に交互に着磁される前記界磁マグネットを挿入するマグネット挿入工程と、
    を備えるリニアステッピングモータの製造方法。
  9. 前記コイル挿入工程では、
    前記少なくとも二相のコイルの軸線方向の両端部に、前記電機子に対する前記界磁マグネットの相対的な直線運動を案内する非磁性材料のブッシュを配置すると共に、
    前記少なくとも二相のコイルのうちの各コイル間に、各コイルの位相をずらす非磁性材料のスペーサを配置することを特徴とする請求項8に記載のリニアステッピングモータの製造方法。
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