JP2005204449A - コア付きリニアモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 マグネット部と電機子との相互作用を大きくできる構造を構築し、その構造上から大きな推進力が得られるコア付きリニアモータを実現する。
【解決手段】 本コア付きリニアモータでは、マグネット部1は、永久磁石10が外周面を構成するシャフト状に形成し、電機子2は、並設されたコア付きコイル20をシャフト状のマグネット部1の周囲に複数列に配置する構成とした。これにより、マグネット部1の全周囲にマグネット部1の磁界と電機子2の磁界とが形成され、マグネット部1と電機子2との相互作用(電磁作用)を大きくすることができる。従って、従来の平型リニアモータよりも大きな推進力が発生される。
また、マグネット部1と電機子2との間にインナーコア4を設けることにより、電機子2により形成される磁界をマグネット部1外表面に集中させて効率的にマグネット部1の磁界に作用させることができ、より大きな推進力が発生される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コア付きのコイルからなる電機子を用いたコア付きリニアモータに関し、特にその構造上から推進力を増大させる技術に関する。
従来より、リニアモータとしては、図9に示すようなシャフト型コアレスリニアモータが知られている。このシャフト型コアレスリニアモータは、N極とS極の磁極が交互に現われるように形成した磁石からなるシャフト801と、電機子として該シャフト801の外周囲に配設された筒状のコイル802とを備える。そして、上記コイル802への通電によりフレミングの左手の法則によりコイル802とシャフト801との間で推進力を発生させる。しかしながら、このシャフト型コアレスリニアモータにあっては、コイル802とシャフト801との間の電磁作用効率がよくなく、大きな推進力を確保するのは困難であった。
ところで、電機子にコア付きコイルを採用し、コアレス型のものよりも永久磁石により形成されるマグネット部との間の電磁作用効率を向上させた、いわゆるコア付きリニアモータが知られている(特許文献1)。このコア付きリニアモータは、例えば、図8に示すように、ヨーク702の長手方向に複数の永久磁石703を所定間隔空けて交互に磁極が異なるように配列したマグネット部701(固定子)が設けられ、また、コア705の複数の脚部705Aにそれぞれコイル707を形成した電機子704(可動子)が上記マグネット部701における永久磁石703の列に対して間隙を設けて対向配置されたものである。そして、上記電機子704の各コイル707に順次通電すると、コア705に磁界が形成されてマグネット部701の永久磁石703の磁界との電磁作用により推進力が発生し、可動子となる電機子704が固定子となるマグネット部701の長手方向に移動される。
特開2002−34230号公報
しかしながら、上記コア付きリニアモータは、マグネット部701の一面に永久磁石703が配置され、この永久磁石703に対応して電機子704が一列にしか配置できない、いわゆる平型のリニアモータであるため、より大きな推進力を確保するのは困難であった。
また、この平型のコア付きリニアモータの推進力を大きくするため、電機子704のコイル707の巻き数を多くしたりコイル707に流す電流値を大きくすることなども考えられるが、コイル707を巻回するコア705(あるいはコア705の脚部705A)の大きさやコイル707自体の電流許容値等の関係上限界があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、マグネット部と電機子との相互作用を大きくできる構造を構築し、その構造上から大きな推進力が得られるコア付きリニアモータを実現することを課題とする。
(1)請求項1に係る発明のコア付きリニアモータは、
N極とS極の磁極が交互に現われるように形成した永久磁石からなるマグネット部と、該マグネット部の長手方向に沿って並設された複数のコア付きコイルからなる電機子とを備え、上記電機子のコイルに通電することにより該電機子と上記マグネット部とを相対移動させるコア付きリニアモータにおいて、
上記マグネット部は、永久磁石が外周面を構成するシャフト状に形成され、
上記電機子は、上記並設されたコア付きコイルを上記シャフト状のマグネット部の周囲に配置する構成としたことを特徴とするものである。
上記構成より、上記マグネット部は、永久磁石が外周面を構成するシャフト状に形成されるので、このマグネット部の全周囲に磁界が形成される。また、上記電機子は、コア付きコイルを上記マグネット部の周囲に配置する構成としたので、コイルへの通電によりその電機子により形成される磁界もマグネット部の周囲に広く形成される。従って、上記マグネット部と上記電機子との相互作用(電磁作用)を大きくすることができる。
なお、上記コア付きコイルとしては磁性材料からなるコアにコイルを巻回させたものとし、このコア付きコイルをマグネット部の長手方向に沿って複数並設させると共にマグネット部の周囲に複数例に配置させて上記電機子を構成してもよい(図1を参照)。
また、上記コア付きコイルとしてはマグネット部を貫通させた磁性材料からなる2つの板状コア間にマグネット部に外装可能な大きさのリング状コイルを配置して、これを上記電機子として構成してもよい(図5を参照)。
(2)請求項2に係る発明のコア付きリニアモータは、上記コア付きリニアモータ(請求項1)において、
上記電機子の内側には、磁性材料からなり、上記マグネット部に外装された筒状のインナーコアが設けられているものである。
これにより、上記電機子により形成される磁界がマグネット部に外装されたインナーコア内を通る磁気ループを形成するようになり、この電機子により形成される磁界をマグネット部外表面に集中させて効率的にマグネット部の磁界に作用させることができる。
(3)請求項3に係る発明のコア付きリニアモータは、上記コア付きリニアモータ(請求項1または2)において、
上記電機子の内側には、上記マグネット部と摺動可能に接触し、該電機子と該マグネット部との間隙を一定に保持させるスリーブが設けられているものである。
これにより、上記スリーブによって電機子とマグネット部との間隙を一定に保持させるので、電機子のコアあるいはインナーコアがマグネット部に接触して吸着されるのを防止することができ、マグネット部の全周囲においてマグネット部の磁力と電機子の電磁力とによる電磁作用のバランスを均一に保つことができる。従って、電機子とマグネット部とが相対移動しているときでも両者の相互作用(電磁作用)をムラ無く安定して効かせることができる。
以上のように、本発明によれば、マグネット部と電機子との相互作用(電磁作用)を大きくすることができるので、従来のリニアモータよりも大きな推進力を発生させることができる。また、上記インナーコアを設けることにより、より大きな推進力を発生させることができる。さらに、上記スリーブを設けることにより、電機子とマグネット部とが相対移動しているときでも大きな推進力を安定的に発生させることができる。
以下に、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1、図2は、本発明の実施の形態1によるコア付きリニアモータの構成を示す図であり、これら図1、図2に示すように、このコア付きリニアモータは、永久磁石10を備えたマグネット部1と、コア付きコイル20からなる電機子2とを備える。なお、このコア付きリニアモータは、上記マグネット部1が支持部材(図示せず)に固定された固定子となり、上記電機子2がレール等に取り付けたスライダ(図示せず)に連結された可動子となるものとする。
上記固定子となるマグネット部1は、N極とS極の磁極が交互に現われるように複数の永久磁石10を互いに反対の磁極が対向するように直列に組み合わされたものである。このマグネット部1は、円柱状または円筒状の上記永久磁石10が外周面を構成する円形のシャフト状に形成されており、マグネット部1の全周囲には磁界が形成される。上記永久磁石10の材料としては、磁束密度の大きい希土類またはフェライト系の金属材料が好ましく用いられるが他の磁石材料を用いてもよく、例えば、Nd−Fe−B系、Fe−Cr−Co系、MnAl系などが挙げられる。
上記可動子となる電機子2は、矩形状のケース3の内側面に保持されて上記マグネット部1の長手方向に沿って並設された複数のコア付きコイル20からなるものである。なお、ケース3には、上記スライダ(図示せず)が取り付けられ、また、ケース3の両側にはマグネット部1の貫通孔を設けた蓋体31が取り付けられる。そして、上記電機子2は、マグネット部1のN極とS極の1つの磁極間に配置される大きさに形成された上記コア付きコイル20をマグネット部1の長手方向に3つ並設すると共にこの並設した3つのコア付きコイル20をマグネット部1の外周囲の四方にそれぞれ配置して構成される。この4列の各コア付きコイル20は、隣りの列との間隔が等間隔となるように配置され、これにより、マグネット部1の外周囲に均一な磁界が形成される。
上記コア付きコイル20は、U字形に形成された磁性体のコア21と、このコア21の二股の脚部211のそれぞれに導線を巻回させた2つのコイル22とを有する。従って、この電機子2では、各列のコア付きコイル20がマグネット部1の長手方向に3つずつ並設されているので、コイル22は、各列にマグネット部1の長手方向に6つずつ配列される。これらコイル22には、正弦波状の励磁電流を順次流し、コイル22内にその軸線方向の磁束が形成されてU字形のコア21に導かれた電磁界が形成され、可動子の推進力となる。このように、コイル22に通電すると、コア付きコイル20におけるU字形のコア21には閉ループの磁界が形成される。なお、上記コイル22には、アナログ式の正弦波状電流そのものを流すものでもよいが、デジタル式の正弦波状電流そのものを流すものでもよく、例えば、PWMやPAM等のパルス制御方式による制御装置を接続してコイル22に正弦波状相当の励磁電流を順次流すようにしてもよい。なお、上記コア21の材料としては、ケイ素鋼鈑、純鉄等の強磁性体が適しており、積層構造であれば、ケイ素鋼鈑が好適である。
また、上記コア付きコイル20の内側には、マグネット部1と所定の間隙を空けてマグネット部1に外装された円筒状のインナーコア4が配設される。このインナーコア4は、ケイ素鋼鈑、純鉄等の強磁性体からなる磁性材料により形成される。従って、このインナーコア4により磁気が引き寄せられるので、上記コア付きコイル20による磁界がインナーコア4内を通る磁気ループを形成するようになる。
また、上記電機子2の両端において上記インナーコア4の内側面には、マグネット部1に摺動可能に接触されて電機子2とマグネット部1との間隙を一定に保持させる円筒状のスリーブ5が設けられている。従って、このスリーブ5によりインナーコア4がマグネット部1に接触して吸着されるのを防止することができ、マグネット部1の全周囲においてマグネット部1の磁力と電機子2の電磁力とのバランスを一定に保つことができる。
以上の構成の上記実施の形態1によるコア付きリニアモータの動作は、PWM制御方式やPAM制御方式等による所定の制御装置(図示せず)を使用することにより、マグネット部1の長手方向に沿って電機子2の各コイル22に順次に励磁電流が流され、電機子2のコア21に磁界が形成されてマグネット部1の永久磁石10の磁界との電磁作用により推進力が発生し、可動子となる電機子2が固定子となるマグネット部1の長手方向に移動される。
そして、このものでは、上記マグネット部1を永久磁石10が外周面を構成するシャフト状に形成するので、このマグネット部1の全周囲に磁界が形成されている。また、上記電機子2を構成するコア付きコイル20が上記マグネット部1の外周囲に配置されるので、通電によりこの電機子2に形成される磁界もマグネット部1の全周囲に形成される。従って、上記マグネット部1と上記電機子2との相互作用(電磁作用)を大きくすることができ、従来の平型リニアモータ(図8に示すもの)よりも大きな推進力を発生させることができる。
また、このものでは、上記電機子2のコア付きコイル20の内側にはインナーコア4が設けられるので、コア付きコイル20により形成される磁界が上記インナーコア4内を通る磁気ループを形成するようになる。従って、電機子2により形成される磁界がインナーコア4に集中されてマグネット部1の外表面に電機子2による磁界を集中させて効率的にマグネット部1の磁界に作用させることができ、より大きな推進力を発生させることができる。
さらに、このものでは、電機子2の両端部においてインナーコア4の内側面213にスリーブ5が設けられているので、電機子2とマグネット部1との間隙を一定に保持させ、インナーコア4がマグネット部1に接触して吸着されるのを防止することができ、マグネット部1の全周囲でマグネット部1の磁力と電機子2の電磁力とによる電磁作用のバランスを均一に保つことができる。従って、電機子2とマグネット部1とが相対移動しているときでも両者の相互作用(電磁作用)をムラ無く安定して効かせることができ、駆動中においても大きな推進力を安定的に発生させることができる。
(実施の形態2)
図3、図4は、本発明の実施の形態2によるコア付きリニアモータの構成を示す図であり、これら図3、図4に示すように、この実施の形態2のコア付きリニアモータは、上記実施の形態1と異なり上記インナーコア4を設けていない。また、このものは、電機子2を構成する各コア付きコイル20のコア21において、マグネット部1と対向する脚部211は、その先端部212が末広がり状に形成されると共にマグネット部1と対向する内側面213が円形のマグネット部1の円形曲面と相似形の円形曲面に形成されている。そして、電機子2の両端部に配置されるスリーブ5は、コア付きコイル20の内側面213に取り付けられている。その他の実施の形態2における構成は、上記実施の形態1のものと同様である。
この実施の形態2のものは、上記実施の形態1と異なりインナーコア4を設けていないが、上記電機子2により形成される磁界が末広がり状のコア21の脚部先端部212を通る磁気ループを形成するようになるので、この電機子2により形成される磁界を効率的にマグネット部1の磁界に作用させることができ、より大きな推進力を発生させることができる。その他の実施の形態2における効果は、上記実施の形態1のものと同様の効果を奏する。
(実施の形態3)
図5、図6は、本発明の実施の形態3によるコア付きリニアモータの構成を示す図であり、これら図5、図6に示すように、この実施の形態3によるコア付きリニアモータは、上記実施の形態1,2とは異なる形態の電機子2aを用いたものである。
すなわち、その電機子2aとしては、四角形状とし中心にマグネット部1を貫通させる円孔を設けた板状のコア23と、マグネット部1に外装可能な大きさのリング状に導線を巻回させたコイル24とを有し、この2つのコア23の間に1つのコイル24を設けるコア付きコイル20aをマグネット部1に外装させてその長手方向に複数配置させた構成とするものである。
そして、この電機子2aは、マグネット部1のN極とS極の1つの磁極間に3つのコイル24が並ぶ大きさに形成され、その隣りの3つのコイル24とは導線の巻き方向を逆にしている(図6中のまるばつ印やまるてん印は導線の巻き方向を示す。)。なお、導線の巻き方向を異にしたコイル24の配置は、図6に示すものに限らず、適宜に組合せて配置することができる。図5、図6に示すものでは、マグネット部1の長手方向に9つのコイル24を配置させている。
これらの各コイル24には、正弦波状の励磁電流を順次流し、コイル24内にその軸線方向の磁束が形成され、この磁束がコイル24の両側のコア23を通る電磁界が形成されてその両側のコア23がN極とS極に磁極化されて可動子の推進力となる(図7参照)。そして、上記コイル24には、アナログ式の正弦波状電流そのものを流すものでもよいが、デジタル式の正弦波状電流そのものを流すものでもよく、例えば、PWMやPAM等のパルス制御方式による制御装置を接続してコイル24に正弦波状相当の励磁電流を順次流すようにしてもよい。
また、このものは、上記実施の形態1の場合と同様に、コイル24の内側には円筒状のインナーコア4が設けられ、電機子2aの両端にはインナーコア4の内側面に取り付けた円筒状のスリーブ5が設けられている。そして、電機子2aの両端には保護板32が取り付けられている。なお、この実施の形態3のものは、可動子におけるケース3を省略しているが、実施の形態1,2のように、ケース(図1、図3等に示すケース3等)を電機子2aの外側に設けるようにしてもよい。その他の実施の形態3の構成は、上記実施の形態1と同様である。
以上の構成の実施の形態3によるコア付きリニアモータでは、コイル24に対し、図示しないPWMやPAM等の制御装置により正弦波状相当の電流を流すことにより、コイル24の両側のコア23とインナーコア4とを通る磁気ループが形成され、その両側のコア23がN極とS極とに磁極化される。すると、図7に示すように、正弦波状相当の励磁電流における位相の60度ごとに所定場所の隣接するコア23の磁極がマグネット部1の長手方向に沿って順次に変化する(図7中、(a)→(b)→(c)→(d)→(e)→(f))。これにより、マグネット部1の永久磁石10との相互作用(電磁作用)により推進力が発生し、可動子となる電機子2aが固定子となるマグネット部1の長手方向に移動される。なお、コイル24に流す電流の位相は上述の60度ごとに限らず、適宜に設定することができる。また、図7中のまるばつ印やまるてん印は、コイル24に流される電流の方向を示しており、図6に示す導線の巻き方向ではない。
そして、この実施の形態3のものでも、マグネット部1の全周囲に磁界が形成されて電機子2aの通電により形成される磁界もマグネット部1の全周囲に形成されるので、上記マグネット部1と上記電機子2aとの相互作用(電磁作用)を大きくすることができ、従って、従来の平型リニアモータ(図8)よりも大きな推進力を発生させることができる。その他の実施の形態3における効果は、上記実施の形態1のものと同様の効果を奏する。
なお、本発明は、上記実施の形態1〜3のものに限定されず、適宜設計変更を施すことが可能である。
例えば、上記マグネット部1は、円形のシャフト状とするが、多角形のシャフト状としてもよい。この場合、図1、図3に示すU字形のコア21を用いたコア付きコイル20は、多角形シャフト状のマグネット部1の各平面部に沿って並設させるとよく、また、図5に示す筒型のコア付きコイル20aは、コア23の孔形状やコイル24のリング形状をマグネット部1の多角形と相似形にさせるとよい。また、インナーコア4を設ける場合は、インナーコア4は、多角形シャフト状のマグネット部1と相似形の多角形筒状に形成させる。
また、図1、図3に示すものでは、コア付きコイル20をマグネット部1の外周囲に4列配置するが、2列以上の複数列に配置させるものでもよい。ただし、各列のコア付きコイル20は、マグネット部1の外周囲に均一な磁界が形成されるように、好ましくは隣りの列との間隔が等間隔となるように配置される。
また、マグネット部1の長手方向に並設するコイル22,24も複数個であればよくその数は特に限定されない。
また、上記実施の形態1〜3では、マグネット部1を固定子とし、電機子2,2aを可動子とするが、電機子2,2aを固定するようにして固定子と可動子の両者の関係を逆にしてもよい。
また、上記コア付きリニアモータは、成形機に敷設される成形品の取出機におけるアーム軸の駆動源として利用することができ、この場合、アーム軸の駆動に際して大きな推進力が得られるので、アーム軸の移動速度を速くすることができ、その結果、成形品の取出サイクルの短縮化を図ることが可能である。その他には、コピー機・プリンタ・スキャナ等のOA機器、工作機械・XYテーブル・搬送機械等のFA機器、カメラ等の光学機器、リニアモータカー等の駆動源にも適用可能である。
実施の形態1によるコア付きリニアモータの構成を示す一部切欠斜視図である。 実施の形態1によるコア付きリニアモータの構成を示す断面図である。 実施の形態2によるコア付きリニアモータの構成を示す一部切欠斜視図である。 実施の形態2によるコア付きリニアモータの構成を示す断面図である。 実施の形態3によるコア付きリニアモータの構成を示す斜視図である。 実施の形態3によるコア付きリニアモータの構成を示す断面図である。 実施の形態3によるコア付きリニアモータの動作を示す模式図である。 従来のコア付きリニアモータの構成を示す断面図である。 従来のシャフト型コアレスリニアモータの構成を示す模式図である。
符号の説明
1 マグネット部、
2 電機子、
2a 電機子、
4 インナーコア、
5 スリーブ、
10 永久磁石、
20 コア付きコイル、
20a コア付きコイル、
21 コア、
22 コイル、
23 コア、
24 コイル、
211 コア21の脚部、
212 コア21の先端部、
213 コア21の内側面

Claims (3)

  1. N極とS極の磁極が交互に現われるように形成した永久磁石からなるマグネット部と、該マグネット部の長手方向に沿って並設された複数のコア付きコイルからなる電機子とを備え、上記電機子のコイルに通電することにより該電機子と上記マグネット部とを相対移動させるコア付きリニアモータにおいて、
    上記マグネット部は、永久磁石が外周面を構成するシャフト状に形成され、
    上記電機子は、上記並設されたコア付きコイルを上記シャフト状のマグネット部の周囲に配置する構成としたことを特徴とするコア付きリニアモータ。
  2. 請求項1に記載のコア付きリニアモータにおいて、
    上記電機子の内側には、磁性材料からなり、上記マグネット部に外装された筒状のインナーコアが設けられていることを特徴とするコア付きリニアモータ。
  3. 請求項1または2に記載のコア付きリニアモータにおいて、
    上記電機子の内側には、上記マグネット部と摺動可能に接触し、該電機子と該マグネット部との間隙を一定に保持させるスリーブが設けられていることを特徴とするコア付きリニアモータ。
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