JP5525416B2 - リニアアクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、リニアアクチュエータに関する。
従来、この種のリニアアクチュエータとしては、たとえば、コイルを保持する筒状のヨークと、ヨーク内に軸方向に相対移動可能に挿入されて軸方向に並べて配置される永久磁石でなる界磁を保持する可動子とを備えたものがある(たとえば、特許文献1参照)。
また、このほかに、コイルを保持する筒状のヨークが内周にコイルが装着されるスロットを備え、コイル間に磁歯を設けたリニアアクチュエータもある(特許文献2参照)。
特開2009−225640号公報 特開2008−5665号公報
上記特許文献1に開示されたリニアアクチュエータでは、ヨークが単なる筒状であって内周でコイルを保持しているのみであるので、ロッドの表面に発生する永久磁石の軸方向における磁束密度の分布は、図3に示す如く、磁歯がないので、滑らに変化するような分布となる。
これに対して、上記特許文献2に開示されたリニアアクチュエータでは、ヨークがコイル間を隙間なく埋めるように磁歯を備えており、つまり、内径がコイル内径と等しくなるように設定されている磁歯を備えているので、永久磁石の軸方向における磁束密度の分布は、図4に示すように、磁歯部分で鋭くピークが立つような分布となる。
したがって、特許文献1のリニアアクチュエータでは、磁束密度が軸方向で滑らかに変化するものの、ヨークと永久磁石との間の隙間が大きく、特許文献2のリニアアクチュエータに比較して、磁束密度を大きくし難いので、リニアアクチュエータの推力を大きくし難い。
反対に、特許文献2のリニアアクチュエータでは、磁束密度を大きくすることができるので、推力を大きくできる点で特許文献1のリニアアクチュエータより有利となるが、磁束密度の軸方向分布が鋭く立ち上がるピークを持っているので、特許文献1のリニアアクチュエータに比較して、推力変動が大きくなる問題がある。
そこで、本発明は上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、推力を向上しつつも推力変動の少ないリニアアクチュエータを提供することである。
上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、筒状であって内周にコイルが装着される複数のスロットを備えたヨークと、ヨーク内に軸方向に相対移動可能に挿入されて軸方向に並べて配置される永久磁石でなる界磁を保持する可動子とを備えたリニアアクチュエータにおいて、ヨークは、各コイルの軸方向の両端に配置される磁歯を備え、当該磁歯の内周径がコイルの内周径より大径であってコイルの外周径より小径に設定されることを特徴とするリニアアクチュエータ。
本発明のアクチュエータによれば、ヨークがコイルの両側に磁歯を備え、当該磁歯の内径がコイルの内径より大径でコイルの外径より小径に設定されているので、推力を向上させることができつつも、磁束密度分布におけるピークの立ち上がりが滑らかとなるので、推力変動を少なくすることができる。
また、本発明のリニアアクチュエータによれば、推力変動を少なくすることができるので、安定した推力を得ることができるとともに、制御性の点でも優れる。
本発明の一実施の形態におけるリニアアクチュエータの横断面図である。 本発明の一実施の形態におけるリニアアクチュエータの永久磁石の磁束密度の軸方向分布を示した図である。 従来のリニアアクチュエータの永久磁石の磁束密度の軸方向分布を示した図である。 他の従来のリニアアクチュエータの永久磁石の磁束密度の軸方向分布を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づき説明する。一実施の形態におけるリニアアクチュエータ1は、図1に示すように、筒状であって内周にコイル5が装着される複数のスロット3を備えたヨーク2と、ヨーク2内に移動自在に軸方向に相対移動可能に挿入されて軸方向に並べて配置される永久磁石8でなる界磁7を保持する可動子としてのロッド6とを備えて構成されており、コイル5へ通電してコイル5を適宜励磁することにより、ヨーク2に対して界磁7を保持するロッド6を軸方向に相対変位させる推力を発生することができるようになっている。
以下、リニアアクチュエータ1の各部について詳しく説明する。ロッド6は、この実施の形態の場合、筒状とされており、内部に軸方向に並べた複数の永久磁石8を収容保持しており、これら永久磁石8で界磁7が形成されている。なお、ロッド6は、強磁性体材料で形成されると磁束が集中して永久磁石8の外周周りにおける磁束に影響を与えるので、非磁性体材料によって形成されるとよい。また、図示するところでは、永久磁石8は、ロッド6に七個設けられているが、リニアアクチュエータ1の駆動ができる限りにおいて、設置数は複数であればよく、これに限られない。この場合、永久磁石8は、軸方向にN極とS極が現れるように着磁されており、隣り合う永久磁石8は同極同士を対向させてロッド6に軸方向に並べて保持されているが、内周と外周で極が異なるように着磁されていてもよく、いずれにしても、ロッド6の軸方向に沿ってS極とN極が交互に現れるようになっていればよい。なお、この実施の形態では、永久磁石8間にそれぞれ円盤状のヨーク9を介装するようにしており、これによって、ロッド6の外周に効率よく磁界を生じさせることができるようになっている。さらに、この実施の形態にあっては、ロッド6は、筒状とされて内部が中空とされて、当該内部に永久磁石8を収容する構造となっているが、ロッド6を単なる円柱として外周に永久磁石8を装着するようにしてもよい。
つづいて、ヨーク2は、筒状であって、内周には、コイル5を保持する環状凹部でなるスロット3をコイル5の設置数と同数を軸方向に並べて設けてある。そして、スロット3の軸方向両側には、環状の磁歯4が設けてあって、環状のコイル5をスロット3に装着すると、コイル5の軸方向の両端に磁歯4が配置される。より詳しくは、磁歯4は、コイル5,5間のそれぞれと図1中最上方のコイル5の上側と最下方のコイル5の下側の合計7個設けられており、また、その内周がコイル5の内周面より外方側へ位置するようになっている。つまり、磁歯4の内周径は、コイル5の内周径より大径に設定され、また、コイル5の外周径よりも小径に設定されている。したがって、磁歯4の内周面は、軸方向視でコイル5の内径と外径とで囲われる範囲内に位置することになる。
コイル5は、ロッド6の外周を取り巻くようにヨーク2に保持されていて、ロッド6に設けた複数の永久磁石8でなる界磁7に対向しており、図示するところでは、U相、V相、W相を二つずつの合計6個設けられて、U相、V相、W相の順に配置されている。そして、たとえば、コイル5の界磁7に対する電気角をセンシングし、上記電気角に基づいて通電位相切換を行うとともに、PWM制御により、各コイル5の電流量を制御してリニアアクチュエータ1の推力と推力の発生方向を制御することができるようになっている。また、ヨーク2とロッド6とを軸方向に相対変位させる外力が作用する場合、コイル5への通電、あるいは、コイル5に発生する誘導起電力によって、上記相対変位を抑制する推力を発生させてリニアアクチュエータ1に上記外力による機器の振動や運動をダンピングさせることもできる。
なお、ヨーク2の両端には、ロッド6の外周を摺動自在に軸支する軸受10,11が設けられており、ロッド6はこれら軸受10,11に案内されており、コイル5へ通電することにより、ロッド6がヨーク2に対して軸方向へ相対移動することができる。
上記した所から理解できるように、本実施の形態のヨーク2は、コイル5の両側に磁歯4を備え、当該磁歯4の内径がコイル5の内径より大径でコイル5の外径より小径に設定されているので、可動子としてのロッド6の表面に発生する永久磁石8のロッド6の軸方向における磁束密度の分布は、図2の実線で示したような分布となる。なお、図2のグラフは、ヨーク2の形状のみを変更してあり、ヨーク2の形状の差が図2、図3および図4のグラフに現れる。
ここで、図2を参照すると、本実施の形態における磁束密度の分布(図2中実線)は、図3に示した磁歯を持っていないヨークを用いたリニアアクチュエータの磁束密度分布(図2中破線)に対して、磁歯4を設けた分、ピーク値を大きくすることができ、また、図4に示した磁歯の内周がコイルの内周にまで達するヨークを用いたリニアアクチュエータの磁束密度分布(図2中一点鎖線)に対して、ピーク値は小さくなるもののピークの立ち上がりが滑らかであることが分かる。
よって、本実施の形態のリニアアクチュエータ1によれば、推力を向上させることができつつも、磁束密度分布におけるピークの立ち上がりが滑らかとなるので、推力変動を少なくすることができる。
このように、本実施の形態のリニアアクチュエータ1によれば、推力変動を少なくすることができるので、安定した推力を得ることができるとともに、制御性の点でも優れる。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
本発明は、リニアアクチュエータに利用可能である。
1 アクチュエータ
2 ヨーク
3 スロット
4 磁歯
5 コイル
6 ロッド
7 界磁
8 永久磁石
9 ヨーク
10,11 軸受

Claims (1)

  1. 筒状であって内周にコイルが装着される複数のスロットを備えたヨークと、ヨーク内に軸方向に相対移動可能に挿入されて軸方向に並べて配置される永久磁石でなる界磁を保持する可動子とを備えたリニアアクチュエータにおいて、ヨークは、各コイルの軸方向の両端に配置される磁歯を備え、当該磁歯の内周径がコイルの内周径より大径であってコイルの外周径より小径に設定されることを特徴とするリニアアクチュエータ。
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