JP7240569B2 - 筒型リニアモータ - Google Patents

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Description

本発明は、筒型リニアモータに関する。
筒型リニアモータは、たとえば、筒状のヨークとヨークの外周に軸方向に並べて配置される複数のティースを備えたコアとティース間のスロットに装着されるU相、V相およびW相の巻線を有する電機子と、電機子の外周に設けられた円筒形のベースと軸方向にS極とN極とが交互に並ぶようにベースの内周に取付けられた複数の永久磁石とでなる可動子とを備えるものがある(たとえば、特許文献1参照)。
このように構成された筒型リニアモータでは、電機子のU相、V相およびW相の巻線へ適宜通電すると、可動子の永久磁石が吸引されて可動子が電機子に対して軸方向へ駆動される。
特開2008-253130号公報
前記筒型リニアモータの電機子では、ティースがヨークの外周に設けられており、ティースの軸方向幅が内周から外周まで等しい。そして、コアが円筒形状となっているため、ティースTをコアの軸線を中心とする円筒で切断した断面を考えると、ティースTの断面積は、図10に示すように、ティースTの内周端(ティースとヨークとの境をヨークの外周縁で切断した面)tiで最小の面積Siとなる。ティースTの軸方向幅が一定であるので、前記断面積は、直径の大きさに比例するから外周端toにおいて最大の面積Soとなり、外周端toから内周側へ行くと徐々に面積が小さくなり、内周端tiで最小の面積Siとなる。
よって、ティースTの磁路断面積もティースTの外周端toで最大となり、ティースTの内周端tiで最小となる。このような従来の筒型リニアモータでは、巻線に通電しても、ティースTの内周端tiにおける磁路断面積が小さいために、この内周端tiで磁束が飽和してしまい、大きな推力を得るのが難しかった。
そこで、本発明は、磁気飽和を抑制して推力を向上できる筒型リニアモータの提供を目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明の筒型リニアモータは、筒状のヨークと、環状であってヨークの外周に軸方向に間隔を空けて設けられる複数のティースとを有するコアと、ティース間のスロットに装着される巻線と、筒状であって内方にコアが軸方向へ移動自在に挿入されて軸方向にN極とS極とが交互に配置される界磁とを備え、ティースの外周端の軸方向幅よりティースのヨーク側の内周端の軸方向幅が大きくなっている。このように構成された筒型リニアモータでは従来の筒型リニアモータと比較して大きな磁路断面積を確保でき、巻線を通電した際の磁気飽和を抑制できる。
また、本発明の他の筒型リニアモータは、筒状のヨークと、環状であってヨークの外周に軸方向に間隔を空けて設けられる複数のティースとを有するコアと、ティース間のスロットに装着される巻線と、筒状であって内方にコアが軸方向へ移動自在に挿入されて軸方向にN極とS極とが交互に配置される界磁とを備え、ティースの内周端の面積がティースの外周端の軸方向幅にティースの内周端の周長を乗じた面積よりも大きくなっていてもよい。このように筒型リニアモータが構成されても、磁路断面積が従来の筒型リニアモータよりも大きく確保できるので、巻線を通電した際の磁気飽和を抑制できる。
さらに、ティースの内周端の面積をティースの外周端の面積以上にしてもよい。このように構成された筒型リニアモータによれば、ティースの内周端の磁路断面積が一番狭くなってボトルネックとなり磁気飽和を生じさせてしまうのを防止できるので、より効果的に推力を向上させ得る。
そして、ティースをコアの軸線を中心とする任意の直径の円筒で切った際にできる断面積をティースの外周端の面積以上にする場合には、ティースの途中において磁路断面積がボトルネックとなるのを阻止できる。よって、このように構成された筒型リニアモータによれば、磁路断面積がティースの途中で小さくならないので、効果的に推力を向上させ得る。
また、ティースの形状を外周端から内周端に向かう途中の範囲では軸方向幅が一定で、途中から最深部の内周端の範囲では軸方向幅が内周端へ向かうほど大きくなる形状としてもよい。このように構成された筒型リニアモータによれば、磁路断面積を確保しつつ界磁の近傍に配置される巻線の電線数を増やせるので、筒型リニアモータの質量推力密度を向上でき、ティースの加工も容易である。
さらに、ティースの軸方向の両側の側面に傾斜面を設けて、傾斜面とコアの軸線に直交する直交面とでなす内角を6度から12度の範囲の角度としてもよい。この構成された筒型リニアモータによれば、質量当たりの推力が大きくなるので小型で大きな推力が得られる。よって、このように構成された筒型リニアモータは、搭載スペースに余裕がなく、軽量な筒型リニアモータが要望される航空機や車両に好適となる。
また、ティースの形状は、軸方向両側の側面の途中から内周端の範囲に傾斜面を有し、傾斜面とコアの軸線に直交する直交面とでなす内角が前記途中から内周端へ向かうと段階的に大きくなるような形状であってもよい。このように構成された筒型リニアモータによれば、ティースにおける磁路断面積を確保しつつも一スロット当たりの巻線の電線数を増やせるので、質量推力密度をより一層向上できる。
なお、ティースの外周端から途中までの範囲における径方向長さは、ティースの途中から内周端までの範囲における径方向長さよりも短くすれば、磁路断面積を大きく確保しつつも界磁の近傍に配置される巻線の電線数を増やせるので、筒型リニアモータの質量推力密度をより一層向上できる。
また、ティースをコアの軸線を含む面で切った断面を、コアの軸線に直交する線を対称軸として線対称の形状としてもよい。このように構成された筒型リニアモータによれば、筒型リニアモータの駆動方向によって巻線への通電量に極性差が生じないので、駆動制御が容易となる。
本発明の筒型リニアモータによれば、磁気飽和を抑制して推力を向上できるのである。
第一の実施の形態における筒型リニアモータの縦断面図である。 第一の実施の形態の筒型リニアモータのティース部分の縦断面図である。 第一の実施の形態の筒型リニアモータのティースの内周端の面積と従来の筒型リニアモータのティースと内周端の面積との差を説明する図である。 第一の実施の形態の筒型リニアモータの質量推力密度とティースにおける傾斜面とコアの軸線に直交する直交面とがなす内角との関係を示した図である。 第一の実施の形態の変形例における筒型リニアモータのティース部分の縦断面図である。 第二の実施の形態における筒型リニアモータの縦断面図である。 第二の実施の形態の筒型リニアモータのティース部分の縦断面図である。 第二の実施の形態の変形例における筒型リニアモータのティース部分の縦断面図である。 第二の実施の形態の変形例における筒型リニアモータのスロットの容積を説明する図である。 従来の筒型リニアモータのティースの内周端と外周端の面積について説明する図である。
以下、図に示した実施の形態に基づき、本発明を説明する。なお、以下に説明する各実施の形態の筒型リニアモータM1,M2において共通する構成については同じ符号を付し、説明の重複を避けるために、一の実施の形態の筒型リニアモータM1の説明において説明した構成については他の実施の形態の筒型リニアモータM2における説明では詳細な説明を省略する。
<第一の実施の形態>
第一の実施の形態における筒型リニアモータM1は、図1に示すように、筒状のヨーク3とヨーク3の外周に設けられる複数の環状のティース4とを有するコア2と、ティース4,4間に装着される巻線5と、筒状であって内方にコア2が軸方向へ移動自在に挿入される界磁7とを備えて構成されている。
以下、筒型リニアモータM1の各部について詳細に説明する。コア2は、円筒状のヨーク3と、環状であってヨーク3の外周に軸方向に間隔を空けて設けられる複数のティース4とを備えて構成されて、本実施の形態では、可動子とされている。
ヨーク3は、前述の通り円筒状であって、その横断面積は、コア2の軸線A(図2参照)を中心として円筒でティース4の内周から外周までのどこを切っても、ティース4を前記円筒で切断した際にできる断面の面積以上となるように肉厚が確保されている。
本実施の形態では、図1および図2に示すように、ヨーク3の外周に10個のティース4が、軸方向に等間隔に並べて設けられており、ティース4,4間に巻線5が装着される空隙でなるスロット6が形成されている。また、各ティース4は、環状であって、ティース4における外周端4aの軸方向幅Woよりも大きな軸方向幅Wiを持つ内周端4bを備えている。つまり、ティース4の外周端4aの軸方向幅Woよりティース4の内周端4bの軸方向幅Wiの方が大きくなっている。
また、本実施の形態では、図2に示すように、ティース4の軸方向両側の側面4c,4dには、外周端4aに接続する傾斜面Iが設けられている。そして、ティース4をコア2の軸線Aを含む面で切断した断面においては、傾斜面Iがコア2の軸線Aに直交する直交面Oとでなす内角θは、6度から12度の範囲となる角度に設定されている。
さらに、本実施の形態では、図1中最左方と最右方に配置されたティース4を除き、ティース4をコア2の軸線Aを含む面で切断した断面形状は、図2に示すように、コア2の軸線Aに直交する線Lを対称軸とした線対称の形状となっている。つまり、幾何学的に、ティース4の外周端4aの軸方向における中央とティース4の内周端4bの軸方向における中央とを結ぶ線がコア2の軸線Aに直交する線Lに一致し、外周端4a、内周端4bおよび側面4c,4dが線Lを対称軸として線対称な形状となっている。
また、本実施の形態では、図1中で隣り合うティース4,4同士の間には、空隙でなるスロット6が合計で9個設けられている。そして、このスロット6には、巻線5が巻き回されて装着されている。巻線5は、W相、W相、W相およびV相、V相、V相、V相およびU相、U相、U相、U相およびW相の巻線5が装着されている。
そして、このように構成されたコア2は、出力軸である非磁性体で形成されたロッド11の外周に装着されている。具体的には、コア2は、その図1中で右端と左端とがロッド11に固定される環状のストッパ12,13によって保持されて、ロッド11に固定されている。
他方、界磁7は、本実施の形態では、円筒状の非磁性体で形成されるアウターチューブ8と、アウターチューブ8内に挿入される円筒状の非磁性体で形成されるインナーチューブ9と、アウターチューブ8とインナーチューブ9との間の環状隙間の全体に軸方向に積層されて挿入される複数の永久磁石10とを備えて構成されている。界磁7内にはコア2が軸方向移動自在に挿入されている。永久磁石10は、内周側に挿入されるコア2に対して軸方向にS極とN極が交互に現れるように着磁されている。よって、界磁7にあっては、内周側で軸方向にS極とN極が交互に配置されていて、コア2に磁界を作用させている。なお、界磁7は、コア2の可動範囲に対して磁界を作用させればよいので、コア2の可動範囲に応じて永久磁石10の設置範囲を決定すればよい。したがって、アウターチューブ8とインナーチューブ9との環状隙間のうち、コア2に対向し得ない範囲には、永久磁石10を設置しなくともよい。
また、アウターチューブ8とインナーチューブ9の図1中左端はキャップ14によって閉塞されており、アウターチューブ8とインナーチューブ9の図1中右端は内周に挿入されるロッド11の軸方向の移動を案内する環状のロッドガイド15によって閉塞されている。また、インナーチューブ9の内周には、ストッパ12,13が摺接しており、ストッパ12,13によってコア2はロッド11とともに界磁7に対して軸ズレせずに軸方向へスムーズに移動できるようになっている。そして、インナーチューブ9は、コア2の外周と永久磁石10の外周との間のギャップを形成するとともに、ストッパ12,13と協働してコア2の軸方向移動を案内する役割を果たしている。
なお、キャップ14には、巻線5に接続されるケーブルCを外部の図示しない電源に接続するコネクタ14aを備えており、外部電源から巻線5へ通電できるようになっている。また、アウターチューブ8とインナーチューブ9の軸方向長さは、コア2の軸方向長さよりも長く、コア2は、界磁7内の軸方向長さの範囲で図1中左右へストロークできる。
そして、たとえば、巻線5の界磁7に対する電気角をセンシングし、前記電気角に基づいて通電位相切換を行うとともにPWM制御により、各巻線5の電流量を制御すれば、筒型リニアモータM1における推力とコア2の移動方向とを制御できる。なお、前述の制御方法は、一例でありこれに限られない。このように、本実施の形態の筒型リニアモータM1では、コア2が電機子であり可動子であり、界磁7は固定子として振る舞う。また、コア2と界磁7とを軸方向に相対変位させる外力が作用する場合、巻線5への通電、あるいは、巻線5に発生する誘導起電力によって、前記相対変位を抑制する推力を発生させて筒型リニアモータM1に前記外力による機器の振動や運動をダンピングさせ得るし、外力から電力を生むエネルギ回生も可能である。
以上のように、本発明の筒型リニアモータM1は、筒状のヨーク3と、環状であってヨーク3の外周に軸方向に間隔を空けて設けられる複数のティース4とを有するコア2と、ティース4,4間のスロット6に装着される巻線5と、筒状であって内方にコア2が軸方向へ移動自在に挿入されてN極とS極とが軸方向に交互に配置される界磁7とを備え、ティース4の外周端4aの軸方向幅Woよりティース4のヨーク側の内周端4bの軸方向幅Wiが大きくなっている。
このように構成された筒型リニアモータM1では、ティース4の外周端4aの軸方向幅Woよりもティース4の内周端4bの軸方向幅Wiが大きい。よって、図3に示すように、外周端の軸方向幅を従来のティースTと等しくする場合(Wo=to)、軸方向幅が一定の従来のティースTに比較して、ティース4の内周端4bの面積(実線でハッチングした部分)Aiは、従来の筒型リニアモータにおけるティースTの内周端の面積(破線でハッチングした部分)Siよりも大きくなる。つまり、本発明の筒型リニアモータM1は、従来の筒型リニアモータと比較して大きな磁路断面積を確保でき、巻線5を通電した際の磁気飽和を抑制できるので、より、大きな磁場を発生できるから推力が向上する。以上より、本発明の筒型リニアモータM1によれば、磁気飽和を抑制して推力を向上できるのである。
なお、前述した例では、ティース4をコア2の軸線Aを含む面で切断した断面における側面4c,4dが外周端4aの端部と内周端4bの端部同士を直線で接続する形状であった。しかしながら、ティース4の外周端4aの軸方向幅Woよりもティース4の内周端4bの軸方向幅Wiを大きくすれば、磁気飽和を抑制して筒型リニアモータM1の推力を向上できるので、ティース4をコア2の軸線Aを含む面で切断した断面における側面4c,4dの形状を円弧形状や放物線形状としてもよい。また、ティース4の軸方向幅が途中で段階的に大きくなるような形状であってもよい。
また、前述したように、ティース4の内周端4bの面積Aiが従来の筒型リニアモータにおけるティースTの内周端の面積Siよりも大きければ、磁路断面積を従来の筒型リニアモータよりも確保できる。従来の筒型リニアモータにおけるティースTでは径方向で軸方向幅が一定であるから、ティースTの内周端の面積Siは、本実施の形態の筒型リニアモータM1におけるティース4の外周端4aの軸方向幅Woにティース4の内周端4bの周長π×φiを乗じた面積に等しい。つまり、ティース4の内周端4bの面積Aiがティース4の外周端4aの軸方向幅Woにティース4の内周端4bの周長π×φiを乗じた面積よりも大きければ磁路断面積を確保できる。よって、筒型リニアモータM1は、筒状のヨーク3と、環状であってヨーク3の外周に軸方向に間隔を空けて設けられる複数のティース4とを有するコア2と、ティース4,4間のスロット6に装着される巻線5と、筒状であって内方にコア2が軸方向へ移動自在に挿入されて軸方向にN極とS極とが交互に配置される界磁7とを備え、ティース4の内周端4bの面積Aiがティース4の外周端4aの軸方向幅Woにティース4の内周端4bの周長π×φiを乗じた面積よりも大きくなっていてもよい。このように筒型リニアモータM1が構成されても、磁路断面積を従来の筒型リニアモータよりも大きく確保できるので、巻線5を通電した際の磁気飽和を抑制でき、大きな磁場を発生できるから推力が向上する。よって、このように構成された筒型リニアモータM1によれば、磁気飽和を抑制して推力を向上できるのである。なお、ティース4の内周端4bの面積Aiがティース4の外周端4aの軸方向幅Woにティース4の内周端4bの周長π×φiを乗じた面積よりも大きければよいので、ティース4の形状も任意に変更可能である。
また、本実施の形態の筒型リニアモータM1では、ティース4の軸方向の両側の側面4c,4dに傾斜面Iを備えており、傾斜面Iとコア2の軸線Aに直交する直交面Oとでなす内角θが6度から12度の範囲の角度となっている。前述の筒型リニアモータM1の構造を前提として、本実施の形態の筒型リニアモータM1におけるアウターチューブ8の外径を60mmから100mmの間の径とし、コア2の外径を50mmから83mmまでの間の径とすると、ティース4の断面における側面4c,4dにおける傾斜面Iと直交面Oとでなす内角θを変化させた場合の質量推力密度は図4に示す通りとなる。ここで、質量推力密度とは、前述の構成の筒型リニアモータM1の最大推力を質量で割った数値である。すると、ティース4の断面における側面4c,4dにおける傾斜面Iと直交面Oとでなす内角θが6度から12度の範囲にあると、良好な質量推力密度が得られることが分かった。以上より、ティース4の軸方向の両側の側面4c,4dに設けた傾斜面Iとコア2の軸線Aに直交する直交面Oとでなす内角θを6度から12度の範囲の角度とすると、筒型リニアモータM1の質量当たりの推力が大きくなるので小型で大きな推力が得られる筒型リニアモータM1を実現できる。換言すれば、搭載スペースに余裕がなく、軽量な筒型リニアモータが要望される航空機や車両に好適な筒型リニアモータM1を実現できる。なお、本実施の形態では、ティース4の軸方向両側の側面4c,4dの全体が傾斜面Iとされているが、図5に示すように、側面4c,4dのうちティース4の内周端4bの近傍の一部については傾斜面Iとしない場合にも筒型リニアモータM1の小型と大推力の発揮が可能という効果は失われない。一部のスロット6には、異なる相の巻線5を巻き回す必要があり、このようなスロット6には、同じ列には偶数本の巻線5を巻き回す必要がある。このため、ティース4の軸方向両側の側面4c,4dに傾斜面Iを設ける場合でも、スロット6の最深部、つまり、ティース4のコア2に接続する根元部分において側面4c,4dを傾斜面Iとできない場合がある。
また、ティース4の内周端4bの面積をティース4の外周端4aの面積以上にしてもよい。図3に示すように、ティース4の内周端4bの軸方向幅をWiとし、ティース4の外周端4aの軸方向幅をWoとし、ティース4の外径をφoとし、ティース4の内径をφiとする。すると、ティース4の内周端4bの面積Aiは、Ai=π×φi×Wiとなり、ティース4の外周端4aの面積Aoは、Ao=π×φo×Woとなる。以上より、φo×Wo≦φi×Wiを満足するように、ティース4の内外径φi,φoと内周端4bと外周端4aの軸方向幅Wi,Woの寸法を設定すれば、ティース4の内周端4bの面積をティース4の外周端4aの面積以上とできる。このように構成された筒型リニアモータM1では、ティース4の内周端4bの磁路断面積が一番狭くなってボトルネックとなり磁気飽和を生じさせてしまうのを防止できるので、より効果的に推力を向上させ得る。
また、ティース4をコア2の軸線Aを中心とする任意の直径の円筒で切った際にできる断面積をティース4の外周端4aの面積Ao以上にすると、ティース4の途中において磁路断面積がボトルネックとなるのを阻止できる。つまり、ティース4の外周端4aから内周端4bまでの任意の位置をコア2の軸線Aを中心とする任意の直径の円筒で切った断面積が外周端4aの面積Ao以上となっていれば、ティース4の途中において磁路断面積が最小となるのを阻止できる。よって、このように構成された筒型リニアモータM1によれば、磁路断面積がティース4の途中で小さくならないので、効果的に推力を向上させ得る。
なお、磁路断面積のみに着目すれば、ティース4の外周端4aから内周端4bまでの任意の位置をコア2の軸線Aを中心とする任意の直径の円筒で切った断面積を全て等しくすれば磁路断面積にボトルネックができず、かつ、無駄がなくなるのでコア2の質量も軽量化できる。なお、ヨーク3をコア2の軸線Aに直交する直交面Oで切った断面の面積もティース4の外周端4aの面積以上にしておくと、ヨーク3によって磁路断面積のボトルネックが生じない。
さらに、本実施の形態の筒型リニアモータM1では、コア2の末端におけるティース4以外のティース4をコア2の軸線Aを含む面で切った断面は、コア2の軸線Aに直交するとともにティース4の軸方向の中央を通る線Lを対称軸として線対称の形状とされている。このように構成された筒型リニアモータM1では、ティース4が軸方向の中央を中心として軸方向に対称な形状となるため、コア2を界磁7に対して図1中左右いずれの方向へ推力を発揮させるにしても、推力が同じであれば巻線5の電流量は等しくなる。よって、このように構成された筒型リニアモータM1によれば、筒型リニアモータM1の駆動方向によって巻線5への通電量に極性差が生じないので、駆動制御が容易となる。ただし、筒型リニアモータM1の推力発生方向が一方向であるような場合など、巻線5への通電量に駆動方向によって極性差が生じても構わないのであれば、ティース4の形状を軸方向の中央を中心として軸方向に対称な形状としなくともよい。
なお、ティース4をコア2の軸線Aを含む面で切った断面をコア2の軸線Aに直交する線Lを対称軸として線対称の形状とし、かつ、ティース4の軸方向両側の側面4c,4dに傾斜面Iを設ける場合、ティース4の外周端4aの軸方向幅Wo、傾斜面Iと直交面Oとでなす内角θ、コア2の外径とスロット6の深さを適切に設定すれば、ティース4をコア2の軸線Aを中心とする任意の直径の円筒で切った際にできる断面積をティース4の外周端4aの面積Ao以上にできる。つまり、ティース4の軸方向両側の側面4c,4dに傾斜面Iを設ける場合、ティース4の外周端4aの軸方向幅Wo、傾斜面Iと直交面Oとでなす内角θ、コア2の外径とスロット6の深さを適切に設定すれば、簡単な加工でコア2を形成できる。特に、切削加工によってコア2を製造する場合には、加工が容易となる。
<第二の実施の形態>
第二の実施の形態における筒型リニアモータM2は、図6に示すように、第一の実施の形態の筒型リニアモータ1と同様に、筒状のヨーク3とヨーク3の外周に設けられる複数の環状のティース41とを有するコア21と、ティース41,41間に装着される巻線5と、筒状であって内方にコア21が軸方向へ移動自在に挿入される界磁7とを備えて構成されている。
第二の実施の形態の筒型リニアモータM2が第一の実施の形態の筒型リニアモータ1と異なるのは、コア21におけるティース41の形状である。以下、このティース41について詳細に説明する。第二の実施の形態における筒型リニアモータM2におけるティース41は、図6および図7に示すように、環状であって、外周端41aの軸方向幅Wo1よりも大きな軸方向幅Wi1を持つ内周端41bを備えている。また、ティース41は、外周端41aから内周端41bに向かう途中の深さの範囲Dでは軸方向幅が一定で、途中の前記深さから最深部の内周端41bの範囲Eでは軸方向幅が内周端41bへ向かうほど大きくなる形状となっている。
また、本実施の形態では、図7に示すように、ティース41の軸方向両側の側面41c,41dにおける範囲Dは、コア21の軸線A1に直交する面とされており、ティース41の軸方向両側の側面41c,41dにおける範囲Eは、コア21の軸線に直交する面に対して傾斜する傾斜面I1とされている。そして、ティース41をコア21の軸線A1を含む面で切断した断面においては、傾斜面I1がコア21の軸線A1に直交する直交面O1とでなす内角θ1は、6度から12度の範囲となる角度に設定されている。また、本実施の形態では、ティース41の範囲Dにおける径方向長さは、ティース41の範囲Eにおける径方向長さよりも短くなっており、ティース41の内周端41bにおける磁路断面積が大きく確保されるように配慮されている。
さらに、本実施の形態では、図6中最左方と最右方に配置されたティース41を除き、ティース41をコア21の軸線A1を含む面で切断した断面形状は、図7に示すように、コア21の軸線A1に直交する線L1を対称軸とした線対称の形状となっている。つまり、幾何学的に、ティース41の外周端41aの軸方向における中央とティース41の内周端41bの軸方向における中央とを結ぶ線がコア21の軸線A1に直交する線L1に一致し、外周端41a、内周端41bおよび側面41c,41dが線L1を対称軸として線対称な形状となっている。
また、第二の実施の形態の筒型リニアモータM2も第一の実施の形態の筒型リニアモータM1と同様に、図6中で隣り合うティース41,41同士の間には、空隙でなるスロット61が合計で9個設けられていて、スロット61には巻線5が巻き回されて装着されている。第二の実施の形態の筒型リニアモータM2も第一の実施の形態の筒型リニアモータM1と同様に、9個のスロット61に図6中左側から順に、W相、W相、W相およびV相、V相、V相、V相よびU相、U相、U相、U相およびW相の巻線5が装着されている。
以上のように、本発明の筒型リニアモータM2は、筒状のヨーク3と、環状であってヨーク3の外周に軸方向に間隔を空けて設けられる複数のティース41とを有するコア21と、ティース41,41間のスロット61に装着される巻線5と、筒状であって内方にコア2が軸方向へ移動自在に挿入されてN極とS極とが軸方向に交互に配置される界磁7とを備え、ティース41の外周端41aの軸方向幅Wo1よりティース4のヨーク側の内周端41bの軸方向幅Wi1が大きくなっている。よって、本実施の形態の筒型リニアモータM2は、第一の実施の形態の筒型リニアモータ1と同様に、従来の筒型リニアモータと比較して大きな磁路断面積を確保でき、巻線5を通電した際の磁気飽和を抑制できるので、より、大きな磁場を発生できるから推力が向上する。以上より、本発明の筒型リニアモータM2によれば、磁気飽和を抑制して推力を向上できるのである。
さらに、本実施の形態のティース41は、外周端41aから内周端41bに向かう途中の深さの範囲Dでは軸方向幅が一定で、途中の前記深さから最深部の内周端41bの範囲Eでは軸方向幅が内周端41bへ向かうほど大きくなる形状となっている。このようにティース41を構成すると、ティース41の外周端41a側におけるティース41,41間の間隔が広くなる。つまり、ティース41の外周端41a側のスロット61の幅が広くなり、ティース41の範囲Dと隣のティース41の範囲Dまでの間の巻線5の電線数が多くなる。ティース41,41間の外周端41a側の部分に配置される巻線5は、界磁7に最も近い位置で界磁7に対向しており、この部分の巻線5の電線数は、筒型リニアモータM2が発生する推力に大きな影響を与え、巻線5の電線数が増えれば前記推力が大きくなる傾向を示す。したがって、本実施の形態のように、ティース41の形状を外周端41aから内周端41bに向かう途中の深さの範囲Dでは軸方向幅が一定で、途中の前記深さから最深部の内周端41bの範囲Eでは軸方向幅が内周端41bへ向かうほど大きくなる形状とすると、磁路断面積を確保しつつ界磁7の近傍に配置される巻線5の電線数を増やせる。よって、本実施の形態の筒型リニアモータM2によれば、磁路断面積を確保しつつ界磁7の近傍に配置される巻線5の電線数を増やせるので、筒型リニアモータM2の質量推力密度を向上できる。また、前述のような形状であれば、ティース41の加工も容易である。
前述の筒型リニアモータM2の構造を前提として、本実施の形態の筒型リニアモータM2におけるアウターチューブ8の外径を60mmから100mmの間の径とし、コア21の外径を50mmから83mmまでの間の径とすると、ティース41の傾斜面I1と直交面Oとでなす内角θ1を10度程度に設定すると、ティース41における磁路断面積の確保と界磁7の近傍に配置される巻線5の電線数の確保とをバランスよく両立でき、質量推力密度の向上の観点から有利となる。
なお、ティース41の内周端41bの面積が従来の筒型リニアモータにおけるティースTの内周端の面積Siよりも大きければ、磁路断面積を従来の筒型リニアモータよりも確保できるので、ティース41の内周端41bの面積がティース41の外周端41aの軸方向幅Wo1にティース41の内周端41bの周長π×φiを乗じた面積よりも大きければ磁路断面積を確保できる。よって、ティース41の内周端41bの面積がティース41の外周端41aの軸方向幅Wo1にティース41の内周端41bの周長π×φiを乗じた面積よりも大きくなっていてもよい。なお、ティース41の内周端41bの面積がティース41の外周端41aの軸方向幅Wo1にティース41の内周端41bの周長π×φiを乗じた面積よりも大きければよいので、ティース41の形状は、外周端41aから内周端41bに向かう途中の深さの範囲Dでは軸方向幅が一定で、途中の前記深さから最深部の内周端41bの範囲Eでは軸方向幅が内周端41bへ向かうほど大きくなる形状という条件を満たせば、任意に変更可能である。
また、本実施の形態では、ティース41の範囲Dにおける径方向長さは、ティース41の範囲Eにおける径方向長さよりも短くなっており、ティース41の範囲Dにおける軸方向幅を一定としてもティース41の内周端41bにおける磁路断面積を大きく確保できる。よって、本実施の形態の筒型リニアモータM2によれば、磁路断面積を大きく確保しつつも界磁7の近傍に配置される巻線5の電線数を増やせるので、筒型リニアモータM2の質量推力密度をより一層向上できる。
なお、ティース41の形状は、図8に示した変形例のように、軸方向両側の側面41c,41dの途中から内周端41bの範囲Eに傾斜面I1を有し、傾斜面I1とコア21の軸線A1に直交する直交面O1とでなす内角θ2、θ3は途中から内周端41bへ向かうと段階的に大きくなる形状としてもよい。
本実施の形態では、傾斜面I1は、途中で傾斜角度が変化する形状とされており、傾斜面I1の外周側の内角θ2よりも傾斜面I1の内周側の内角θ3の方が大きくなっている。
本実施の形態では、内角θ2は、10度に設定してあり、内角θ3は、30度に設定してある。このように、傾斜面I1の直交面O1とがなす内角が外周端41a側から内周端41b側へ向かうほど段階的に大きくなる形状となっていると、図9に示すように、スロット61の最深部の幅を同じにした場合、図中で破線で示した傾斜面I1の角度が一定のティース41と比較して、図中での網掛け部分の断面積が増えるのでスロット61の容積が大きくなり、一スロット当たりの巻線5の電線数を増やせる。
よって、この変形例におけるティース41のように、ティース形状が軸方向両側の側面41c,41dの途中から内周端41bの範囲Eに傾斜面I1を有し、傾斜面I1とコア21の軸線A1に直交する直交面O1とでなす内角θ2,θ3は前記途中から内周端41bへ向かうと段階的に大きくなるような形状とされる場合、ティース41における磁路断面積を確保しつつも一スロット6当たりの巻線5の電線数を増やせるので、筒型リニアモータM2の質量推力密度をより一層向上できる。
なお、前述したところでは、傾斜面I1とコア21の軸線A1に直交する直交面O1とでなす内角は、二段階に変化しているが、三段階以上に変化してもよい。
また、第二の実施の形態の筒型リニアモータM2では、コア21の末端におけるティース41以外のティース41をコア21の軸線A1を含む面で切った断面は、コア21の軸線A1に直交するとともにティース41の軸方向の中央を通る線L1を対称軸として線対称の形状とされている。このように構成された筒型リニアモータM2では、ティース41が軸方向の中央を中心として軸方向に対称な形状となるため、コア21を界磁7に対して左右いずれの方向へ推力を発揮させるにしても、推力が同じであれば巻線5の電流量は等しくなる。よって、このように構成された筒型リニアモータM2によれば、筒型リニアモータM2の駆動方向によって巻線5への通電量に極性差が生じないので、駆動制御が容易となる。ただし、筒型リニアモータM2の推力発生方向が一方向であるような場合など、巻線5への通電量に駆動方向によって極性差が生じても構わないのであれば、ティース41の形状を軸方向の中央を中心として軸方向に対称な形状としなくともよい。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
M1,M2・・・筒型リニアモータ、2,21・・・コア、3,31・・・ヨーク、4,41・・・ティース、4a,41a・・・ティースの外周端、4b,41b・・・ティースの内周端、4c,41c,4d,41d・・・ティースの側面、5・・・巻線、6,61・・・スロット、7・・・界磁、A・・・軸線、D・・・ティースの外周端から途中までの範囲、E・・・ティースの途中から内周端までの範囲、I,I1・・・傾斜面、L,L1・・・線、O,O1・・・直交面、θ,θ1,θ2,θ3・・・内角

Claims (9)

  1. 筒状のヨークと、環状であって前記ヨークの外周に軸方向に間隔を空けて設けられる複数のティースとを有するコアと、
    前記ティース間のスロットに装着される巻線と、
    筒状であって内方に前記コアが軸方向へ移動自在に挿入されて軸方向にN極とS極とが交互に配置される界磁とを備え、
    前記ティースの外周端の軸方向幅より前記ティースのヨーク側の内周端の軸方向幅が大きい
    ことを特徴とする筒型リニアモータ。
  2. 筒状のヨークと、環状であって前記ヨークの外周に軸方向に間隔を空けて設けられる複数のティースとを有するコアと、
    前記ティース間のスロットに装着される巻線と、
    筒状であって内方に前記コアが軸方向へ移動自在に挿入されて、軸方向にN極とS極とが交互に配置される界磁とを備え、
    前記ティースの内周端の面積は、前記ティースの外周端の軸方向幅と前記ティースの内周端の周長とを乗じた面積よりも大きい
    ことを特徴とする筒型リニアモータ。
  3. 前記ティースの前記内周端の面積は、前記ティースの前記外周端の面積以上である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の筒型リニアモータ。
  4. 前記ティースを前記コアの軸線を中心とする円筒で切った際にできる断面積は、前記ティースの前記外周端の面積以上である
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の筒型リニアモータ。
  5. 前記ティースは、前記外周端から前記内周端に向かう途中までの範囲では軸方向幅が一定で、前記途中から前記内周端の範囲では軸方向幅が前記内周端へ向かうほど大きくなる形状である
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の筒型リニアモータ。
  6. 前記ティースは、軸方向両側の側面に傾斜面を有し、前記傾斜面と前記コアの軸線に直交する直交面とでなす内角は、6度から12度の範囲の角度である
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の筒型リニアモータ。
  7. 前記ティースは、軸方向両側の側面の前記途中から前記内周端の範囲に傾斜面を有し、前記傾斜面と前記コアの軸線に直交する直交面とでなす角度は前記途中から前記内周端へ向かうと段階的に大きくなる
    ことを特徴とする請求項5に記載の筒型リニアモータ。
  8. 前記ティースの前記外周端から前記途中までの範囲における径方向長さは、前記ティースの前記内周端から前記途中までの範囲における径方向長さよりも短い
    ことを特徴とする請求項5または7に記載の筒型リニアモータ。
  9. 前記ティースを前記コアの軸線を含む面で切った断面は、前記コアの軸線に直交する線を対称軸として線対称の形状である
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の筒型リニアモータ。
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